JP2017522824A - 通信システムにおける巡回冗長検査(crc)誤検出低減 - Google Patents

通信システムにおける巡回冗長検査(crc)誤検出低減 Download PDF

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Abstract

本開示は、ユーザ機器(UE)における巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するための方法および装置を提示する。たとえば、方法は、UEにおいてデータパケットを受信するステップと、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が第1のしきい値以下であるかどうかを決定するステップと、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするステップと、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するステップと、データパケットに対するCRC合格が決定されてカウンタが第2のしきい値より小さいときにデータパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するステップとを含んでよい。このようにして、UEにおいて低減されたCRC誤検出を達成することができる。

Description

優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれた、2015年7月27日に出願された「Cyclic Redundancy Check (CRC) False Detection Reduction in Communication Systems」と題する非仮特許出願第14/810,120号、および2014年7月28日に出願された「Cyclic Redundancy Check False Detection Reduction in Communication Systems」と題する仮特許出願第62/029,950号の優先権を主張する。
本開示の態様は一般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、通信システムにおける巡回冗長検査(CRC)誤検出低減に関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。通常、多元接続ネットワークであるそのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザのための通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部として定義された無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)技術の後継であり、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送速度および容量を向上させる、高速パケットアクセス(HSPA)などの拡張3Gデータ通信プロトコルもサポートする。
いくつかのワイヤレス通信ネットワークでは、特に誤り検出に関連する、利用可能な通信リソースの非効率的および/または非効果的な利用は、ワイヤレス通信の劣化につながることがある。さらに、前述の非効率的リソース利用は、ユーザ機器および/またはワイヤレスデバイスがより高いワイヤレス通信品質を実現することを妨げる。
たとえば、W-CDMAシステムは、送信リンクおよび関連するプロトコルを使用するデータサービスを提供する。W-CDMAシステムにおける受信エンティティ(たとえば、ユーザ機器)において、送信エンティティ(たとえば、基地局)によって送信されたデータのブロックのチャネルフォーマットは、正しく識別されなければならず、データ内のオーバーヘッドおよびペイロードは、システムの適切な動作を可能にするために正しく復号されなければならない。いくつかのコーディング方式は、3GPP標準技術仕様書(TS)25.102に詳細に記載されている。受信エンティティに対する例示的なコーディング方式は、トランスポートチャネルのフォーマットを検出するため、および特に、チャネルに対するデータのブロックの終端を検出するためのブラインドトランスポートフォーマット検出(BTFD:blind transport format detection)である。BTFDは、ブロックが、誤り検出符号、たとえば巡回冗長検査(CRC)符号によって終わり得る情報に基づく。BTFD機構は、ビットの所与のシーケンスがCRC符号(ビット)に先行するデータ(ビット)のブロックに対するCRC符号であるかどうかを決定するために、ブロックがCRC符号で終わる情報を使用する。たとえば、明示的BTFDは、CRC検査が後続する繰返しビタビ復号を実行することを伴うことがある。CRC合格が検出されると、状態変数が更新され、生じた復号ビットが上位プロトコルレイヤに渡される。しかしながら、いくつかの例では、繰返し復号は、検出されたトランスポートフォーマットは実際には送信されなかった、誤ったCRC合格をもたらすことがある。
たとえば、CRCビットは、許可メッセージが実際に送信エンティティによって送信されたときに、受信エンティティが許可メッセージを正しく復号することを確実にするのを支援し得る。しかしながら、このことは、許可メッセージが送信エンティティによって送信されなかったとき、または別のタイプのメッセージが送信エンティティによって送信されたときに、受信エンティティが許可メッセージを誤って検出するのを阻止するには十分でない。いくつかの場合には、受信エンティティは、有効なCRCビットに匹敵し得るビットを復号することがあり、受信エンティティが、「ゴースト許可(ghost grant)」と呼ばれる、誤った許可メッセージを検出する結果を招く。受信エンティティの上位プロトコルレイヤは、ゴースト許可を有効な許可(たとえば、物理レイヤから受信された本物のまたは有効なパケット)として取り扱うことがあり、そのことが、UEおよび/またはネットワークの性能に影響を及ぼすことがあり、たとえば、脱落音声通話をもたらす。加えて、許可メッセージ(たとえば、絶対許可メッセージ)は、アップリンク(UL)電力レベルを間接的に制御するので、許可メッセージの誤検出は、ネットワーク容量および/または受信エンティティのスループットに悪影響を及ぼす。たとえば、誤った許可メッセージは、受信エンティティの送信電力を、送信エンティティ、たとえばサービング基地局またはサービングセルによって意図されたレベルと異なるレベルに設定し、他のエンティティ(たとえば、他のUEまたはセル)と干渉を引き起こすことがある。
そのために、送信エンティティによって送信されたデータの誤検出の発生または確率を低減するための、信号検出の改善された方法が必要とされている。
以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概要ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別する、または、いずれかもしくはすべての態様の範囲を定めることを意図したものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形態で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
本開示は、ユーザ機器(UE)における巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するための例示的な方法および装置を提示する。たとえば、本開示は、UEにおいてデータパケットを受信するステップと、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が第1のしきい値以下であるかどうかを決定するステップと、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするステップであって、カウンタは、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントするステップと、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するステップと、データパケットに対するCRC合格が決定されてカウンタが第2のしきい値より小さいときにデータパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するステップとを含んでよい例示的な方法を提示する。
加えて、本開示は、UEにおいてデータパケットを受信するための手段と、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が第1のしきい値以下であるかどうかを決定するための手段と、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするための手段であって、カウンタは、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントするための手段と、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するための手段と、データパケットに対するCRC合格が決定されてカウンタが第2のしきい値より小さいときにデータパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するための手段とを含んでよい、巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するための例示的な装置を提示する。
さらなる態様では、本開示は、ユーザ機器(UE)においてデータパケットを受信するためのコードと、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が第1のしきい値以下であるかどうかを決定するためのコードと、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするためのコードであって、カウンタは、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントするためのコードと、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するためのコードと、データパケットに対するCRC合格が決定されてカウンタが第2のしきい値より小さいときにデータパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するためのコードとを含んでよい、UEにおいて巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するためのコンピュータ実行可能コードを記憶する例示的なコンピュータ可読媒体を提示する。
さらに、一態様では、本開示は、データパケットを受信するように構成された受信機と、メモリに結合されたプロセッサとを含んでよい、巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するための例示的なモバイル装置であって、プロセッサは、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が第1のしきい値以下であるかどうかを決定することと、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントすることであって、カウンタは、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントすることと、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定することと、データパケットに対するCRC合格が決定されてカウンタが第2のしきい値より小さいときにデータパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給することとを行うように構成される、モバイル装置を提示する。
上記の目的および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明する、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載している。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が使用され得る様々な方法のうちのいくつかを示すものにすぎず、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことを意図する。
本開示の特徴、性質、および利点は、下記の詳細な説明を図面と併せ読めばより明らかになろう。図面中、同様の参照符号は、全体を通じて類似の部分を表す。
本開示の態様による、信頼性決定構成要素を有する例示的なユーザ機器を含む例示的なワイヤレスシステムを示すブロック図である。 本開示の態様による、実際のパケットとランダム雑音とを区別することを示す例示的なマトリクスを示す図である。 本開示の態様における、例示的な方法の態様を示す流れ図である。 本開示の例示的な態様を示すフローチャートである。 本開示の例示的な態様を示す追加のフローチャートである。 本開示による、信頼性決定構成要素を含む例示的なユーザ機器の態様を示すブロック図である。 本開示による、信頼性決定構成要素を備えるユーザ機器を含む、電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 本開示による、信頼性決定構成要素を備えるユーザ機器を含む、アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 本開示のユーザ機器によって使用される場合があるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図である。 本開示の一態様による電気通信システムにおける、本開示による信頼性決定構成要素を含む、UEと通信するNode Bの一例を概念的に示すブロック図である。 電気通信システムにおける、本開示による信頼性決定構成要素を含む、UEと通信するNode Bの一例を概念的に示すブロック図である。
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書において説明する概念が実践される場合がある唯一の構成を表すことは意図されていない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを避けるために、よく知られている構成要素がブロック図の形で示される。一態様では、本明細書で使用する構成要素は、システムを構成する部分のうちの1つであってもよく、ハードウェアまたはソフトウェアであってもよく、他の構成要素に分割されてもよい。
本態様は、一般に、通信システムにおいて受信されたデータに対する巡回冗長検査(CRC)誤合格の率を低減することに関する。具体的には、いくつかのワイヤレス通信システムにおいて、CRCは、パケット内に含まれるCRC情報に基づいて、受信されたデータのブロック(またはデータパケット)の各々に対して実行されてよい。データパケットは、UE(たとえば、UEの物理レイヤ)において受信されてよい。CRCは、データパケットの完全性に関して信頼できる表示を提供するが、それにもかかわらず、CRCは、不備なパケット(たとえば、雑音または間違った符号語を含むデータブロック)を有効(たとえば、CRC合格)として誤って示すことがある。そのような場合には、そのような不備なパケットを上位プロトコルレイヤ(たとえば、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ)に供給することで、ワイヤレス通信の品質が低下する結果がもたらされることがある。たとえば、音声通話は、これらの不備なパケットが上位プロトコルレイヤを通って進むことによって脱落するかまたは中断することがある。加えて、ユーザ機器(UE)における電力レベル、ネットワーク容量、またはUEスループットのうちの1つまたは複数が、不備なパケットによって悪影響を受けることがあり、そのことが、そのようなメトリックに影響を及ぼす、UEまたはネットワークの設定または構成における変化を引き起こすことがある。したがって、本態様は、CRC処理の前にまたはCRC処理に加えて、データパケットの信頼性または完全性に関する決定を提供する。
本方法および装置は、CRC誤検出を低減するために効率的および効果的な解決策を提供する。一態様では、本開示は、ユーザ機器などの受信エンティティにおける復号方式が、CRC構成要素(たとえば、CRC構成要素)が後続するビタビデコーダを含むとき、ビタビアルゴリズムによって生成される最終パスメトリックベクトルの信頼性メトリックを生成するための方法および装置を提示する。以下でより詳細に説明するように、本態様は、有効パケット(たとえば、信号)とランダム雑音とを区別するために、パケットの終端におけるテールビットの存在を使用する。たとえば、一使用事例では、有効パケットは、知られている数のゼロのテールビットを含んでよいが、一方、ランダム雑音は、知られている数のゼロのテールビットを含まない。このようにして、ビタビアルゴリズムによれば、知られている数のテールビットのすべてが処理されると、ビタビデコーダによって出力される最終パスメトリックベクトルの状態0は、最良の(たとえば、最小の)状態メトリック値を有するはず、または最良の中の1つであるはずであり、一方、ランダム雑音が受信された場合は、最終パスメトリックベクトルの中の任意の状態が最良の値を有してよいことが予期される。言い換えれば、知られている数のテールビットは、本質的にビタビデコーダをフラッシュして、ビタビデコーダを初期状態に戻し、それによって、ビタビデコーダがすべてのテールビットの処理に近づくほど、状態0は、より小さい状態メトリック値により近く接近していくはずである。この原理に基づいて、本態様は、知られていないフォーマットを有する受信されたデータパケットを処理し、状態0の状態メトリック値をしきい値と比較し、状態0が最良の(たとえば、最小の)状態メトリック値の中にあるかどうか、たとえばしきいの数の状態のうちの1つが最良の(たとえば、最小の)状態メトリック値を有するかどうかを決定することができる。これは、ファイナリスト中の状態0技法と呼ばれることがある。このようにして、状態0の状態メトリック値が最良のものの中にあるか否かに基づいて、本態様は、有効データパケットの正しい検出と誤った(正しくない)検出とを区別するために使用されてよい(たとえば、良いまたは悪い信頼性を示す)信頼性メトリックを生成し、それによって、CRC誤検出の確率を低減する。いくつかの場合には、本態様はまた、失敗検出行動(missed detection performance)、たとえば有効データパケットが存在するときに「無効なCRC合格」であると判定すること、に対してほとんど影響を及ぼさない。
特に、ビタビデコーダの出力は、可能なエンコーダ状態を表す行と、復号されたデータパケットにおける各時刻(time instant)を表す列とを有し、1つの時刻から別の時刻までの状態遷移を接続するパスを定義する線と、前の時間インスタンス(time instance)における状態と現在の時間インスタンスにおける状態との間の蓄積された誤りを定義する状態メトリックとを有する図、たとえばトレリスグラフで表されてよい。たとえば、256の状態を有するビタビデコーダに対しておよび60のデータビットを有するデータパケットに対して、トレリスグラフは、256行および60列を有することになり、状態0は、初期時間インスタンスにおいて0の状態メトリック値を有し、同じく、有効データパケットが受信されたときに、最終時間インスタンス、たとえば最終パスメトリックにおいて、0の値または最良値の中にある別の値を有することになる。このようにして、トレリスグラフに対して、各列の値はベクトルと見なされてよく、ベクトル要素または要素と呼ばれるベクトル内の数は、状態0(たとえば、ソースノード)からノードまでの総距離であるパスメトリック(またはパスメトリック値)を表す。状態メトリック値は、現在の状態までの総距離の値として定義されてよい。最終メトリックベクトルは、マトリクス中の右端の列である。
具体的には、本方法および装置は、ビタビデコーダから、状態メトリックベクトル(たとえば、最終状態メトリックベクトル)とも呼ばれるパスメトリックベクトル(たとえば、最終パスメトリックベクトル)を受信し、データパケットの終端における知られているテールビットの存在に基づいて、有効データパケットと雑音とを区別することができる。特に、最終パスメトリックベクトルは、データパケットと関係付けられてよく、ビタビデコーダの複数のエンコーダ状態に対応する複数のベクトル要素を含んでよい。
有効パケットとランダム雑音(たとえば、熱雑音)とを区別するために、本方法および装置は、ファイナリスト中の状態0分析を実行してもよい。たとえば、本方法および装置は、いくつかのテールビットが適切なコードブロック(たとえば、適切なパケット)に追加され、そのことで、複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック(「SM」)値が第1のしきい値以下であるかどうかを決定することによって、状態0が最良であるかまたは最良のものの中にあるように最終パスメトリックベクトルがバイアスされることになるという知識に基づく信頼性メトリックを使用してもよく、ここで、第1のしきい値は、調整され、信頼性を示すレベルになるように構成されてよい。本態様は、ソートされた(たとえば、最低のSM値から最高のSM値にソートされた)ベクトル中の第1の要素(たとえば、SM[0])の順序またはインデックスを決定し、第1の要素を第1のしきい値と比較してよい。加えて、本方法および装置は、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるとき、カウンタ値をインクリメントしてよい。その上、本方法および装置は、カウンタ値が第2のしきい値以上であるかどうかを決定してよい。さらに、本態様は、データパケットがCRC試験を合格したときに、第2のしきい値を減少させてもよい。本方法および装置はまた、データパケットに対するCRC合格が決定され、カウンタ値が第2のしきい値と一致しないかまたはそれを超過しないときに、データパケットを上位レイヤプロトコルエンティティ(たとえば、MACレイヤ)に供給してもよい。したがって、本方法および装置は、低減されたCRC誤検出を提供し、および/または失敗検出行動にわずかな影響しか及ぼさない。
図1を参照すると、一態様では、ユーザ機器(UE)102、ビタビデコーダ110、CRC構成要素120、信頼性決定構成要素130、および/または通信システム内のCRC誤検出を低減するための(たとえば、CRC「誤合格」発生を低減するための)ANDゲート140を含む通信システム100が示されている。たとえば、CRC誤合格は、信号が不在のとき(たとえば、信号が送信エンティティによって送信されないとき)にCRC構成要素120が「有効なCRC合格」の判定を出力するときに発生することがある。一態様では、CRC構成要素120の出力および信頼性決定構成要素130の出力はANDゲート140を介して接続され、それによって、以下で詳細に説明するように、UEにおけるCRC誤検出を低減するために、CRC構成要素120が合格を出力し、かつ信頼性決定構成要素130が「GOOD」の信頼性メトリック値を出力したときだけ、CRC合格が宣言される。
図2は、本開示の態様による、実際のパケットとランダム雑音とを区別することを示す例示的なマトリクスである。
例示的な一態様では、256×40マトリクスが、UE102において(たとえば、UE102の受信機において)受信されるシンボルに対して生成される。256×40マトリクス202は、ソースノードからの蓄積された距離であってよい列内の値によって表される256の状態に対する値(たとえば、状態メトリック値)を含む。最終列内の値は、状態ゼロに対応し得る最小値を識別するためにソートされてよい。一態様では、受信機が実際のパケット(すなわち、ランダム雑音でない)を受信した場合、状態ゼロの値は、最小値または最小値のうちの少なくとも1つであることになる。追加または随意の態様では、受信機がランダム雑音を受信した(すなわち、送信機が何も送信しなかった)場合、最終列(たとえば、40番目の列)内の任意の要素が、最小値または最小値のうちの1つであることがある。
しかしながら、UEの受信機は、送信機から送信されたパケットのサイズについての知識を持たない。たとえば、UE102の受信機は、パケットが40、60または80のビット長のいずれであるかについての知識を持たない。一態様では、たとえば、時間ユニット40(212)の後、状態メトリック値は、様々な状態に対して計算されてよく、計算された状態メトリック値は、ソートされ、状態ゼロの状態メトリック値と比較される。たとえば、一態様では、状態ゼロの値未満の状態メトリック値を有する状態(たとえば、15要素)が存在する場合、状態メトリック値の計算は、次の随意のブロック、たとえば時間ユニット60(214)まで続く。状態ゼロの順序は、信頼性メトリックと呼ばれることがある。状態メトリック値を計算すること、計算された状態メトリック値をソートすること、および状態メトリック値を状態ゼロと比較することのプロセスが繰り返されて、信頼性メトリックが計算される。時間ユニット60における信頼性メトリックが時間ユニット40における信頼性メトリックより良好である場合、時間ユニット40における信頼性メトリックは、(CRCが合格する場合)破棄され、以下同様である。
図3を参照すると、一態様では、ワイヤレス通信システム300は、基地局314の通信カバレージ内にUE102を含む。UE102は、基地局314を介してネットワークエンティティ316と通信してもよい。いくつかの態様では、UE102を含む複数のUEが、基地局314を含む1つまたは複数の基地局による通信カバレージ内にあり得る。一例では、UE102は、1つまたは複数の通信チャネル318を介して基地局にワイヤレス通信を送信してよく、および/または基地局314からワイヤレス通信を受信してもよく、受信機360とディスプレイ370とを含んでもよい。そのようなワイヤレス通信は、限定はしないが、1つまたは複数のパケットを含んでもよい。
一態様では、UE102はまた、当業者によって(ならびに本明細書において互換的に)、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、モノのインターネット用デバイスと呼ばれるか、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。加えて、基地局314は、マクロセル、スモールセル、ピコセル、フェムトセル、中継器、Node B、モバイルNode B、UE(たとえば、ピアツーピアまたはアドホックモードでUE102と通信する)、またはUE102においてワイヤレスネットワークアクセスを提供するためにUE102と通信することができるほぼどんなタイプの構成要素でもあり得る。
本態様によれば、UE102は、有効データパケットが、送信エンティティ(たとえば、基地局314)によって実際には送信されていないときに、CRC誤検出、たとえば「有効なCRC合格」の判定を低減するように構成されてよい、信頼性決定構成要素130を含んでよい。たとえば、信頼性決定構成要素130は、CRC構成要素120によるCRC決定の前に(たとえば、CRC決定を考慮することなく)ビタビデコーダ110の出力からデータパケットの信頼性を決定するように構成されてよい。いくつかの態様では、CRC構成要素120は、多項式除算の剰余を発見することによってパリティチェックビットを生成する1クラスの線形誤り検出符号(a class of linear error detecting code)を実行してよい。CRC構成要素120の出力は、たとえば、信号(たとえば、データパケット)が存在するときの「有効なCRC合格」または「合格」の判定であってよく、信号が存在しない(たとえば、雑音であり得る)ときの「無効なCRC合格」または「誤合格」の判定であってもよい。しかしながら、CRC構成要素120は、信号が存在しないときに「有効なCRC合格」または「合格」の判定を間違って出力することがある。
一態様では、たとえば、基地局314から1つまたは複数のデータパケットの形態の通信(たとえば、信号)を受信すると、通信構成要素350は、1つまたは複数のデータパケットをビタビデコーダ110に供給してよい。一態様では、UE102は、RF信号を受信して復号するための受信機360を含んでよい。受信機360は、データを受信するためにハードウェア、ファームウェア、および/またはプロセッサによって実行可能なソフトウェアコードを含んでよい。受信機360は、たとえば、無線周波数(RF)受信機であってよい。一態様では、受信機360は、基地局314および/またはネットワークエンティティ316によって送信された信号を受信して復号してよい。追加または随意の態様では、受信機360は、UE102における送受信機内に含まれてよい。ビタビデコーダ110は、たとえば、畳み込みコードを使用して符号化されている1つまたは複数のデータパケットと関係付けられたデータ(たとえば、ビット)のストリームを復号することにおいて、ビタビ復号手順を利用してもよい。そのような態様では、ビタビ手順は、観測されたイベントのシーケンスをもたらす、最も尤もらしい隠れ状態のシーケンス(たとえば、ビタビパス)を特定するための動的計画法手順であってよい。加えて、畳み込みコードは、符号化されるべきm-ビット情報シンボルの各々(m-ビットストリングの各々)がn-ビットシンボルに変換されるタイプの誤り訂正符号であってよく、ここで、m/nは符号レート(たとえば、n≧m)であり、変換は、最終のkの情報シンボルの関数であってよく、ここで、kは符号の制約長である。
一態様では、UE102は、UE102の構成要素および/もしくは信頼性決定構成要素130と、外部のデバイスもしくは構成要素との通信のためのインターフェースとの間の通信を可能にするためのバスまたは他のリンクを含んでよい、通信構成要素を含んでよい。加えて、UE102は、UE102の出力を視覚的に表示するためのディスプレイ370を含んでよい。たとえば、ディスプレイ370は、液晶ディスプレイ(LCD)であってよい。
たとえば、信頼性決定構成要素130は、復号するためのデータパケット(たとえば、それは複数のベクトル要素を含む)と関係付けられた最終パスメトリックベクトル342を使用してもよい。他の態様では、最終パスメトリックベクトル342は、ランダム雑音(または雑音)と関係付けられてもよい。たとえば、一態様では、信頼性決定構成要素130は、いくつかのテールビット、たとえば8テールビットを含んでよい最終パスメトリックベクトル342を使用してもよい。テールビットの数は、構成に依存する。そのような態様では、信頼性決定構成要素130は、有効なまたは信頼できるデータパケットを、ゼロに設定されたテールビット(たとえば、8テールビット)を有するかさもなければ含むデータパケットとして識別するように構成されてよい。追加または随意の態様では、信頼性決定構成要素130は、無効なまたは信頼できないデータパケット(たとえば、ランダム雑音)を、テールビットを持たないデータパケットとして識別するように構成されてよい。すなわち、最終パスメトリックベクトル342は、テールビットがゼロに設定される場合に適切なデータパケットと関係付けられてよく、一方、他の態様では、最終パスメトリックベクトルは、テールビットが不在のランダム雑音シンボルと関係付けられる。追加の態様では、信頼性決定構成要素130は、状態メトリック値が状態ゼロの状態メトリック値(たとえば、SM[0])以下である、最終パスメトリックベクトル内のベクトル要素の数に基づいて、有効なまたは信頼できるデータパケットを識別するように構成されてよい。
さらに、信頼性決定構成要素130は、最終パスメトリックベクトル内のベクトル要素の数の各々に対する状態メトリック値332が第1のしきい値334以下であるかどうかを決定するように構成されてよい。一態様では、第1のしきい値334は、状態ゼロの状態メトリック値に等しい値に設定されてよい。たとえば、信頼性決定構成要素130は、ベクトル要素と関係付けられた状態メトリック値332が第1のしきい値334以下であるかどうかを決定するように構成されてよい。したがって、信頼性決定構成要素130は、ベクトル要素の状態メトリック値332が第1のしきい値334以下であるときに、カウンタ336をインクリメントするように構成されてよい。しかしながら、信頼性決定構成要素130は、前のベクトル要素に対する状態メトリック値332が第1のしきい値334以下でない(たとえば、より大きい)ときに、カウント236のインクリメントを省略して、後続のベクトル要素の状態メトリック値332を状態ゼロの状態メトリック値と比較するステップに進むように構成されてよい。
たとえば、一態様では、信頼性決定構成要素130は、ベクトル要素に対する状態メトリック値が状態ゼロの状態メトリック値、たとえばSM[0]以下であるときに、カウンタ336をインクリメントするように構成されてよい。しかしながら、信頼性決定構成要素130は、前のベクトル要素の状態メトリック値が状態ゼロの状態メトリック値、SM[0]より大であるときに、カウンタ336のインクリメントを省略して、後続のベクトル要素の状態メトリック値を比較するステップに進むように構成されてよい。
加えて、信頼性決定構成要素130は、カウンタ336が第2のしきい値338以上であるかどうかを決定することによってデータパケットの信頼性に関する表示を提供するように構成されてよい。いくつかの態様では、第2のしきい値338は、代替として、Nfinalistsと呼ばれてよく、ここで、Nfinalistsの値は、最終パスメトリックベクトル342内のベクトル要素の最高の数であってよい。さらに、CRC構成要素120は、CRC信頼性表示(たとえば、CRC合格またはCRC不合格)を出力または提供するために、データパケット上でまたはデータパケットを使用してCRC手順を実行するように構成されてよい。一態様では、信頼性決定構成要素130は、CRC構成要素120がデータパケットに対するCRC合格を決定し、カウンタ336が第2のしきい値338と一致または超過しないときに、データパケットを上位レイヤプロトコルエンティティに供給するように構成されてよい。
非限定的ないくつかの態様では、第2のしきい値338は、最初に、256の値(たとえば、256の状態を有する8テールビット)に、または受信されているパケットデータと関係付けられたアプリケーションおよび/もしくはCRC失敗検出(たとえば、誤った否定)と誤合格との間に必要とされるバランスに従う任意のユーザ定義の値に設定される。CRC失敗検出は、CRC構成要素120が、信号が存在するときに「無効なCRC合格」の判定を出力することとして定義されてよい。さらに、第2のしきい値338は、信頼性決定構成要素130およびCRC構成要素120の結果のうちの1つまたは複数に基づいて構成可能であってよい。たとえば、信頼性決定構成要素130は、カウンタ336が第2のしきい値338以下であるとき、およびいくつかの態様では、CRCが合格したときに、第2のしきい値338を減少させるように構成されてよい。一態様では、第2のしきい値338の減少は、信頼性決定構成要素130からのより小さい値を有するCRC合格を達成するトランスポートフォーマット(たとえば、BTFDにおいて)に対して繰り返されてよい。第2のしきい値338に対する最小値は0であってよい。すなわち、状態0の値(たとえば、SM[0])は、ビタビデコーダ内の最終メトリックベクトル中の最小値である。さらなる追加または随意の態様では、第2のしきい値338は、UEにおいて(たとえば、UEの物理レイヤにおいて)受信された新しいパケットに対して(たとえば、256の値に)リセットされてよい。
その上、代替または追加の態様では、1つまたは複数のRATに従ってまたはRATを利用して1つまたは複数の通信チャネルを介して、UE102が基地局と通信することを容易にまたはさもなければ可能にするように構成された通信構成要素350を、UE102が含んでよい。そのような態様では、1つまたは複数の通信チャネル318は、UE102と基地局314との間のアップリンクとダウンリンクの両方における通信を可能にすることができる。
たとえば、非限定的な一態様では、ブラインドトランスポートフォーマット検出(BTFD)構成を使用してW-CDMA R99音声チャネル上で復号が実行されるとき、第2のしきい値338は、最初に356の値に設定されてよく、CRCを合格にする(たとえば、CRC合格表示)トランスポートフォーマットの各々(たとえば、状態メトリック値が第1のしきい値以下であるとの決定の各々)が、第2のしきい値338を減少させてよい。さらに、復号がランダム雑音(たとえば、テールビットが不在である)に対して実行されるとき、最終の4つの状態(すなわち、Nf=4)の中に状態0を有する確率は、4/256である。なぜならば、すべての状態が、等しい確率を有する理想的状態メトリックを有し得るからである。そのような態様は、誤合格の率の確率を4/256=1/64の倍率で低減させる結果をもたらすことになる。低減のこの因子は、2-CRCLengthとして表されるCRC誤合格の確率を乗じられてよい。このようにして、CRC誤合格の最終の確率は、
であってよい。
図3を参照すると、説明を簡単にするために、本方法が一連の動作として図示および説明されている。しかしながら、いくつかの動作は、1つまたは複数の態様によれば、本明細書において図示および説明される順序とは異なる順序で行われ、かつ/または本明細書において図示および説明される他の動作と同時に行われる場合があるので、方法(およびその方法に関連するさらなる方法)が、動作の順序によって制限されないことは理解し、認識されたい。たとえば、本方法は、代わりに、状態図などにおいて、一連の相互に関係する状態またはイベントとして表される場合があることを諒解されたい。さらに、本明細書で説明する1つまたは複数の特徴に従って方法を実施するために、示されたすべての行為が必要とされるとは限らない。
図4は、ユーザ機器(UE)における巡回冗長検査(CRC)誤検出低減のための例示的な方法400を示す。
一態様では、ブロック410において、方法400は、UEにおいてデータパケットを受信するステップを含んでよい。たとえば、一態様では、UE102および/または信頼性決定構成要素130は、UE(たとえば、図10の物理レイヤ1007)においてデータパケットを受信するために、特別にプログラムされたプロセッサモジュール、またはメモリに記憶された特別にプログラムされたコードを実行するプロセッサを含んでよい。一態様では、信頼性決定構成要素130は、この機能を実行する受信構成要素352を含んでよい。
一態様では、ブロック420において、方法400は、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるかどうかを決定するステップを含んでよい。たとえば、一態様では、UE102および/または信頼性決定構成要素130は、データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるかどうかを決定するステップを決定するために、特別にプログラムされたプロセッサモジュール、またはメモリに記憶された特別にプログラムされたコードを実行するプロセッサを含んでよい。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)は、データパケットの最終パスメトリックの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値332(図3)が、第1のしきい値334(図3)以下であるかどうかを決定するために、信頼性決定構成要素130(図1)を実行してよい。一態様では、信頼性決定構成要素は、この機能を実行する状態メトリック値決定構成要素354を含んでよい。
一態様では、ブロック430において、方法400は、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするステップを含んでよく、カウンタは、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる。たとえば、一態様では、UE102および/または信頼性決定構成要素130は、複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするために、特別にプログラムされたプロセッサモジュール、またはメモリに記憶された特別にプログラムされたコードを実行するプロセッサを含んでよく、カウンタは、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)は、ベクトル要素の状態メトリック値332(図3)が、第1のしきい値334(図3)以下であるときに、カウンタ336(図3)をインクリメントするために、信頼性決定構成要素130(図1)を実行してよい。追加の一態様では、カウンタ336は、状態メトリック値が第1のしきい値以下である複数のベクトル要素の各々に対して、すなわちデータパケットと関係付けられたベクトル要素の状態メトリック値が第1のしきい値334以下となるたびに1回、インクリメントされる。一態様では、信頼性決定構成要素は、この機能を実行するカウンタインクリメント構成要素356を含んでよい。
一態様では、ブロック440において、方法400は、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するステップを含んでよい。たとえば、一態様では、UE102および/または信頼性決定構成要素130は、カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するために、特別にプログラムされたプロセッサモジュール、またはメモリに記憶された特別にプログラムされたコードを実行するプロセッサを含んでよい。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)は、カウンタ336(図3)が第2のしきい値338(図3)より小さいかどうかを決定するために、信頼性決定構成要素130(図1)を実行してよい。一態様では、信頼性決定構成要素は、この機能を実行するカウンタ比較構成要素358を含んでよい。
一態様では、ブロック450において、方法400は、データパケットに対するCRC合格が決定され、カウンタが第2のしきい値より小さいときに、データパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するステップを含んでよい。たとえば、一態様では、UE102および/または信頼性決定構成要素130は、データパケットに対するCRC合格が決定され、カウンタが第2のしきい値より小さいときに、データパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティ(たとえば、図10のMACレイヤ1009)に供給するために、特別にプログラムされたプロセッサモジュール、またはメモリに記憶された特別にプログラムされたコードを実行するプロセッサを含んでよい。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)は、データパケットに対するCRC合格が決定され、カウンタ336(図3)が第2のしきい値338(図3)より小さいときに、データパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するために、信頼性決定構成要素130(図1)を実行してよい。一態様では、信頼性決定構成要素は、この機能を実行するパケット送信構成要素362を含んでよい。
図5を参照すると、一態様では、UE102および/または信頼性決定構成要素130(図1)は、CRC誤検出を低減するために方法500の一態様を実行してよい。
一態様では、ブロック502において、方法500は、kを1の値に(たとえば、k=1)、かつカウント(cnt)をゼロの値に(たとえば、(cnt)=0)初期化してよい。たとえば、変数kは、状態メトリック値が状態ゼロの状態メトリック値と比較されるインデックスであってよい。cnt変数は、カウンタ336(図3)と同じまたは同様でよい。ブロック504において、方法500は、インデックスkの状態メトリック値(たとえば、SM[k])が、ゼロのインデックスの状態メトリック値(たとえば、SM[0])以下であるかどうかを決定してよく、ゼロのインデックスの状態メトリック値は、第1のしきい値334(図3)と同じまたは同様でよい。方法500は、ブロック504における決定が肯定であり、cntが(たとえば、1だけ)インクリメントされるときに、ブロック505に進んでよい。さもなければ、方法500は、kがインクリメントされるブロック506に進んでよい(たとえば、それによってベクトル内の次のベクトル要素が、ゼロの状態メトリック値と比較するためのものと見なされる)。
ブロック508において、方法500は、kがNstates(たとえば、最終パスメトリックベクトル内のすべてのベクトル要素が比較されたことを示す状態の数)に等しいかどうかを決定してよい。方法500は、kがNstates未満であるときに、ブロック504に戻ってよい。すなわち、ベクトル要素は、すべてが比較されたのではなく、追加のベクトル要素が、比較のために残されている。さもなければ、方法500は、cntがNfinalists未満であるかどうかを決定するためにブロック510に進んでよく、Nfinalistsは第2のしきい値338(図3)と同じまたは同様でよい。方法500はブロック512に進んでよく、cntがNfinalists未満であるときにデータパケットを信頼できるパケットまたは「GOOD」パケットとして示す。さもなければ、方法500はブロック514に進んでよく、cntがNfinalists未満でないときにデータパケットを信頼できないパケットまたは「BAD」パケットとして示す。追加の一態様では、信頼性決定構成要素130は、ブロック502、504、505、506、508、510、512および/または514において上記で説明したステップまたは機能を実行してよい。
図6を参照すると、一態様では、UE102(図1)などのUEは、CRC誤検出を低減するための方法600の一態様を実行してよい。方法600は、UE102(図1)ならびに/あるいはUE102(図1)の構成要素および/または下位構成要素のうちの任意の1つまたは複数(たとえば、図1の信頼性決定構成要素130)によって実施または実行されてよい。信頼性決定構成要素130、ビタビデコーダ110、CRC構成要素120、および/または通信構成要素350のうちの任意の1つまたは複数が、方法500の全部または一部を実行するように構成されてよいことを理解されたい。
ブロック602において、方法600は、値ゼロ(たとえば、インデックスゼロ)においてトランスポートフォーマットインデックス(TF_idx)を初期化またはさもなければ受信してよい。加えて、ブロック604において、方法600は、Nfinalistsしきい値(たとえば、代替として図3の第2のしきい値338を指す)を「D」の値に初期化またはさもなければ設定してよい。さらに、ブロック606において、方法600は、状態メトリック値(SM)を、TF_idxの入力インデックスを有するビタビデコーダの出力に等しい値に設定してよい。ブロック608において、方法600は、状態メトリック値をNfinalistsと比較することによって状態メトリック値の信頼性を決定してよい。いくつかの態様では、方法400(図4)および500(図5)のうちの任意の1つが、ブロック608の一部として実施されてよい。
出力または判定は、出力が信頼できるかどうかについて決定が下されるブロック610において受信されてよい。方法600は、ブロック610において信頼できない状態メトリック値の決定がなされるときに、ブロック620に進んでよい。さもなければ、方法600は、ビタビトレースバック手順からの出力ビット(outBits)が取得されるブロック612に進んでよい。さらに、ブロック614において、次いで、ブロック612からのoutBitsが、CRC手順を使用して検査または検証される。ブロック616において、CRC手順が、(たとえば、状態メトリックに対応する)outBitsに対して合格をもたらしたかどうかの決定がなされてよい。
方法600は、ブロック616において失敗または不合格が決定されるときに、ブロック620に進んでよい。さもなければ、方法600は、ブロック616においてCRC合格が決定されるときに、ブロック618に進んでよい。具体的には、ブロック618において、Nfinalistsしきい値が、カウンタ値に設定されてよい。さらに、ブロック620において、方法600は、最終のトランスポートフォーマット(TF)に到達したかどうかを決定してよい。到達しない場合、方法600は、トランスポートフォーマットをインクリメントしてブロック606に戻るためにブロック622に進んでよい。さもなければ、方法600はブロック624に進んでよく、そこで、方法は終了する。
図7に示すように、UE102は、プロセッサ702、メモリ704、通信構成要素706、データストア708、ユーザインターフェース710、受信機360、ディスプレイ370、および/または信頼性決定構成要素130を含んでよい。信頼性決定構成要素130は、本明細書で説明する機能を実行するために、特別にプログラムまたは構成されたコンピュータデバイス内に部分的にまたは完全に実装されてよい。さらに、一実装形態では、UE102は、特別にプログラムされたコンピュータ可読命令もしくはコード、ファームウェア、ハードウェアまたはそれらの何らかの組合せの中に、受信構成要素352、状態メトリック値決定構成要素354、カウンタインクリメント構成要素356、カウンタ比較構成要素358、および/またはパケット送信構成要素362を含む、信頼性決定構成要素130およびその下位構成要素を含んでよい。
一態様では、たとえば破線によって表されるように、信頼性決定構成要素130は、プロセッサ702、メモリ704、通信構成要素706、およびデータストア708のうちの1つまたは任意の組合せを使用して実現または実行されてよい。たとえば、信頼性決定構成要素130は、プロセッサ702の1つまたは複数のプロセッサモジュールとして規定される場合があるか、または別の方法でプログラムされる場合がある。さらに、たとえば、信頼性決定構成要素130は、メモリ704および/またはデータストア708に記憶され、プロセッサ702によって実行されるコンピュータ可読媒体として定義され得る。さらに、たとえば、信頼性決定構成要素130の動作に関連する入力および出力は、コンピュータデバイス700の構成要素間のバスあるいは外部のデバイスまたは構成要素と通信するためのインターフェースを提供し得る、通信構成要素706によって提供またはサポートされ得る。
UE102は、本明細書に記載の構成要素および機能のうちの1つまたは複数に関連付けられる処理機能を実行するように特別に構成されたプロセッサ702を含み得る。プロセッサ702は、単一または複数のセットのプロセッサまたはマルチコアプロセッサを含むことができる。さらに、プロセッサ702は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装されることが可能である。
ユーザ機器102は、本明細書に記載のそれぞれのエンティティのそれぞれの機能を実行するなどのために、本明細書で使用されるデータ、および/またはアプリケーションのローカルバージョン、ならびに/あるいはプロセッサ702によって実行されている命令またはコードを記憶するためなどのメモリ704をさらに含む。メモリ704は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなどの、コンピュータによって使用可能な任意のタイプのメモリを含むことができる。
さらに、ユーザ機器102は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して1つまたは複数の相手との通信を確立して維持することを可能にする通信構成要素706(たとえば、通信構成要素350と同じまたは同様)を含む。通信構成要素706は、ユーザ機器102上の構成要素間、ならびにユーザと、通信ネットワーク全体に配置されたデバイスおよび/またはユーザ機器102に連続的または局所的に接続されたデバイスなどの外部デバイスとの間の通信を実行し得る。たとえば、通信構成要素706は、外部デバイスとインターフェース接続するように動作可能な1つまたは複数のバスを含んでよい。
加えて、ユーザ機器102は、データストア708をさらに含んでもよく、データストア708は、本明細書で説明する態様に関連して採用される情報、データベース、およびプログラムの大容量ストレージを実現する、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであることが可能である。たとえば、データストア708は、現在はプロセッサ702によって実行されていないアプリケーションのためのデータリポジトリであり得る。
ユーザ機器102は、ユーザ機器102のユーザからの入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能であるユーザインターフェース710をさらに含み得る。ユーザインターフェース710は、限定はしないが、キーボード、ナンバーパッド、マウス、タッチセンサ式ディスプレイ(たとえば、ディスプレイ370)、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識構成要素、ユーザからの入力を受信することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む、1つまたは複数の入力デバイスを含んでもよい。さらに、ユーザインターフェース710は、限定はしないが、ディスプレイ(たとえば、ディスプレイ370)、スピーカ、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザに出力を提示することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の出力デバイスを含んでもよい。加えて、UE102は、UEにおける送受信機内に含まれてよい、RF信号を受信して復号するための受信機360を含んでよい。
本開示全体にわたって提示される様々な概念は、幅広い種類の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。
限定されるものではないが、例として、図8に示される本開示の態様は、W-CDMAエアインターフェースを使用するUMTSシステム800を参照して示される。UMTSネットワークは、コアネットワーク(CN)804と、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)802と、信頼性決定構成要素130(図1)を含むUE102と同じまたは同様であり得るユーザ機器(UE)810との、3つの対話する領域を含む。この例では、UTRAN802は、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、および/または他のサービスを含む種々のワイヤレスサービスを提供する。UTRAN802は、無線ネットワークコントローラ(RNC)806などのそれぞれのRNCによって各々が制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)807などの複数のRNSを含むことができる。ここで、UTRAN802は、本明細書において示されるRNC806およびRNS807に加えて、任意の数のRNC806およびRNS807を含むことができる。RNC806は、とりわけ、RNS807内の無線リソースを割り当て、再構成し、解放することを担う装置である。RNC806は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのインターフェースを介してUTRAN802中の他のRNC(図示されず)に相互接続されてもよい。
UE810とNode B808との間の通信は、物理(PHY)レイヤと媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含むと見なすことができる。さらに、それぞれのNode B808によるUE810とRNC806との間の通信は、無線リソース制御(RRC)レイヤを含むと見なすことができる。当該明細書において、PHYレイヤはレイヤ1と見なすことができ、MACレイヤはレイヤ2と見なすことができ、RRCレイヤはレイヤ3と見なすことができる。以下の本明細書における情報は、参照により本明細書に組み込まれるRRC Protocol Specification、3GPP TS 25.331 v9.1.0において導入されている用語を利用する。
RNS807によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割されてもよく、無線送受信機装置が各セルにサービスする。無線送受信機装置は、UMTS適用例では一般にNode Bと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、基地局装置(BTS)、無線基地局、無線送受信機、送受信機機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。説明を明快にするために、各RNS807に3つのNode B808が示されているが、RNS807は、任意の数のワイヤレスNode Bを含んでもよい。Node B808は、ワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置のためのCN804に提供する。
モバイル装置の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。モバイル装置は、通常、UMTS用途ではUEと呼ばれるが、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれるか、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。例示のために、1つのUE810がいくつかのNode B808と通信しているように示されている。順方向リンクとも呼ばれるDLは、Node B808からUE810への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるULは、UE810からNode B808への通信リンクを指す。
CN804は、UTRAN802などの1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースをとる。示されるように、CN804は、GSM(登録商標)コアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、UEがGSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのCNにアクセスするのを可能にするために、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実施されてもよい。
CN804は、回線交換(CS)領域とパケット交換(PS)領域とを含む。回線交換要素の中には、モバイルサービス交換センター(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)およびゲートウェイMSCがある。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換ドメインとパケット交換ドメインの両方によって共有される場合がある。示される例では、CN804は、MSC812およびGMSC814によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの適用例では、GMSC814は、メディアゲートウェイ(MGW)と呼ばれてもよい。RNC806などの1つまたは複数のRNCが、MSC812に接続されてもよい。MSC812は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。
MSC812は、UEがUTRAN802のカバレッジエリア中にある間に加入者関連の情報を格納するVLRも含む。GMSC814は、UEが回線交換ネットワーク816にアクセスするための、MSC812を通じたゲートウェイを提供する。GMSC814は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなどの加入者データを含む、ホームロケーションレジスタ(HLR)815を含む。HLRはまた、加入者固有の認証データを含む認証センター(AuC)と関連付けられる。特定のUE向けの呼が受信されると、GMSC814は、UEの位置を決定するためにHLR815に問い合わせ、その位置においてサービスする特定のMSCに呼を転送する。
CN804はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)818およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)820によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準的な回線交換データサービスによって可能な速度よりも高速なパケットデータサービスを提供するように設計される。GGSN820は、パケットベースのネットワーク822へのUTRAN802のための接続を提供する。パケットベースネットワーク822は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークとすることができる。GGSN820の主要な機能は、UE810に対してパケットベースのネットワーク接続を可能にすることである。データパケットは、MSC812が回線交換領域において実行するのと同じ機能をパケットベース領域において主に実行するSGSN818を通じて、GGSN820とUE810との間で転送されてもよい。
UMTSのエアインターフェースは、スペクトル拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムを利用してもよい。スペクトル拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる擬似ランダムビットのシーケンスとの乗算を通してユーザデータを拡散する。UMTSの「広帯域」W-CDMAエアインターフェースは、そのような直接シーケンススペクトル拡散技術に基づいており、加えて周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、Node B808とUE810との間のULおよびDLに異なる搬送波周波数を使用する。DS-CDMAを利用するとともに時分割複信(TDD)を使用するUMTSのための別のエアインターフェースは、TD-SCDMAエアインターフェースである。本明細書で説明される様々な例は、W-CDMAエアインターフェースを指す場合があるが、基礎をなす原理はTD-SCDMAエアインターフェースに同様に適用可能である場合があることが、当業者には認識されよう。
HSPAエアインターフェースは、スループットの向上およびレイテンシの低減を容易にする、3G/W-CDMAエアインターフェースに対する一連の拡張を含む。前のリリースに対する他の修正の中でもとりわけ、HSPAは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、チャネル送信の共有、ならびに適応変調およびコーディングを利用する。HSPAを定義する規格は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)およびHSUPA(High Speed Uplink Packet Access、Enhanced UplinkまたはEULとも呼ばれる)を含む。
HSDPAは、それのトランスポートチャネルとして高速ダウンリンク共有チャネル(HS-DSCH)を利用する。HS-DSCHは、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)、および高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH)という、3つの物理チャネルによって実装される。
これらの物理チャネルの中でも、HS-DPCCHは、対応するパケット送信の復号が成功したかどうかを示すために、HARQ ACK/NACKシグナリングをアップリンク上で搬送する。つまり、ダウンリンクに関して、UE810は、ダウンリンク上のパケットを正常に復号したかどうかを示すために、HS-DPCCHを通じてフィードバックをNode B808に与える。
HS-DPCCHはさらに、変調方式とコーディング方式の選択、およびプリコーディングの重みの選択に関して、Node B808が正しい決定を行うのを支援するための、UE810からのフィードバックシグナリングを含み、このフィードバックシグナリングはCQIおよびPCIを含む。
「HSPA Evolved」またはHSPA+は、MIMOおよび64-QAMを含むHSPA規格の拡張規格であり、スループットの増大およびパフォーマンスの向上を可能にする。つまり、本開示のある態様では、Node B808および/またはUE810は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有してもよい。MIMO技術の使用により、Node B808は空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることが可能になる。
多入力多出力(MIMO)は、マルチアンテナ技術、すなわち複数の送信アンテナ(チャネルへの複数の入力)および複数の受信アンテナ(チャネルからの複数の出力)を指す際に一般に使用される用語である。MIMOシステムは一般にデータ伝送パフォーマンスを高め、ダイバーシティ利得がマルチパスフェージングを低減させて伝送品質を高めること、および空間多重化利得がデータスループットを向上させることを可能にする。
空間多重化を用いて、同じ周波数上で異なるデータストリームを同時に送信することができる。データストリームを単一のUE810に送信してデータレートを増大させることができ、または、複数のUE810に送信して全体的なシステム容量を増大させることができる。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし、その後、空間的にプリコーディングされた各ストリームをダウンリンク上で異なる送信アンテナを通して送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、様々な空間シグニチャを伴いUE810に到着し、これによりUE810の各々は、そのUE810に向けられた1つまたは複数のデータストリームを回復することが可能になる。アップリンク上では、各UE810は、1つまたは複数の空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信してもよく、これによりNode B808は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを特定することが可能になる。
空間多重化は、チャネル状態が良好なときに使用されてもよい。チャネル状態がさほど好ましくないときは、送信エネルギーを1つもしくは複数の方向に集中させるために、またはチャネルの特性に基づいて送信を改善するために、ビームフォーミングが使用されてもよい。このことは、複数のアンテナを介して送信するデータストリームを空間的にプリコーディングすることによって達成される場合がある。セルの端部において良好なカバレージを達成するために、シングルストリームビームフォーミング伝送が送信ダイバーシティと組み合わせて使用されてもよい。
一般に、n個の送信アンテナを利用するMIMOシステムの場合、同じチャネル化コードを利用して同じキャリアを通じてn個のトランスポートブロックが同時に送信されてもよい。n個の送信アンテナを介して送信されるそれぞれに異なるトランスポートブロックは、同じ変調およびコーディング方式を有してもあるいは互いに異なる変調およびコーディング方式を有してもよいことに留意されたい。
一方、単入力多出力(SIMO)は一般に、単一の送信アンテナ(チャネルへの単一の入力)および複数の受信アンテナ(チャネルからの複数の出力)を利用するシステムを指す。したがって、SIMOシステムでは、単一のトランスポートブロックがそれぞれのキャリアを通じて送信される。
図9を参照すると、UTRANアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク900が示されており、1つまたは複数のUE980、982、984、986、988および990を含むことができ、それらの1つまたは複数のUEは、それらが、CRC誤検出を低減するために信頼性決定構成要素130(図1および図3、たとえば、ここではUE986と関係付けられているように示されている)を含むように構成されているという点で、UE102(図1および図3)と同じまたは同様であり得る。多元接続ワイヤレス通信システムは、セル902、904および906を含む複数のセルラー領域(セル)を含み、各セルは、1つまたは複数のセクタを含むことができる。複数のセクタはアンテナのグループによって形成することができ、各アンテナがセルの一部においてUEとの通信を担う。たとえば、セル902において、アンテナグループ912、914および916は各々異なるセクタに対応する場合がある。セル904内で、アンテナグループ918、920、および922は各々、異なるセクタに対応する。セル906内で、アンテナグループ924、926、および928は各々、異なるセクタに対応する。セル902、904および906は、各セル902、904または906の1つまたは複数のセクタと通信していてもよい、いくつかのワイヤレス通信デバイス、たとえばユーザ機器またはUEを含み得る。たとえば、UE980および982は、Node B942と通信していてよく、UE984および986は、Node B944と通信していてよく、UE988および940は、Node B946と通信していてよい。ここで、各Node B942、944、946は、それぞれのセル902、904、および906の中のすべてのUE980、982、984、986、988、990のために、CN804(図8参照)へのアクセスポイントを提供するように構成される。一態様では、UE980、982、984、986、988および/または990は、信頼性決定構成要素130(図1)を含み得る。
UE984がセル904における示したロケーションからセル906に移動するとき、UE984との通信がソースセルと呼ばれることがあるセル904からターゲットセルと呼ばれることがあるセル906に移行する、サービングセル変更(SCC)またはハンドオーバが発生する場合がある。ハンドオーバ手順の管理は、UE984において、それぞれのセルに対応するNode Bにおいて、無線ネットワークコントローラ806(図8参照)において、またはワイヤレスネットワークにおける別の適切なノードにおいて行われ得る。たとえば、ソースセル904との呼の間、または任意の他の時間において、UE984は、ソースセル904の様々なパラメータならびにセル906および902などの隣接セルの様々なパラメータを監視してもよい。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE984は、隣接セルのうちの1つまたは複数との通信を維持してもよい。この時間中に、UE984は、アクティブセット、すなわち、UE984が同時に接続されるセルのリストを維持することができる(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネルF-DPCHをUE984に現在割り当てているUTRAセルが、アクティブセットを構成することができる)。
アクセスネットワーク900によって利用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信標準規格に応じて異なる場合がある。例として、規格は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)を含んでもよい。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを利用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。規格は代替的に、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形形態を用いるユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを用いる発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびFlash-OFDMであってもよい。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTEアドバンスト、およびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記述されている。CDMA2000およびUMBについては、3GPP2団体による文書に記載されている。利用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、具体的な適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
無線プロトコルアーキテクチャは、特定の適用例に応じて種々の形をとることができる。ここで、図10を参照しながらHSPAシステムについての一例を提示する。
図10を参照すると、例示的な無線プロトコルアーキテクチャ1000は、ユーザ機器(UE)またはNode B/基地局のユーザプレーン1002および制御プレーン1004に関係する。たとえば、アーキテクチャ1000は、信頼性決定構成要素130(図1および図3)を含むUE102のようなUEに含まれ得る。UEおよびNode Bの無線プロトコルアーキテクチャ1000は、レイヤ1 1006、レイヤ2 1008、およびレイヤ3 1010という3つのレイヤで示されている。レイヤ1 1006は最下位レイヤであり、種々の物理レイヤ信号処理機能を実施する。したがって、レイヤ1 1006は、物理レイヤ1007を含む。レイヤ2(L2レイヤ)1008は、物理レイヤ1007の上にあり、物理レイヤ1007を介してのUEとノードBとの間のリンクを担う。レイヤ3(L3レイヤ)1010は、無線リソース制御(RRC)サブレイヤ1015を含む。RRCサブレイヤ1015は、UEとUTRANとの間のレイヤ3の制御プレーンシグナリングを扱う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ1008は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ1009、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ1011、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ1013を含み、それらのサブレイヤはネットワーク側のNode Bにおいて終端する。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイで終わるネットワークレイヤ(たとえばIPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終わるアプリケーションレイヤとを含めて、L2レイヤ1008の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
PDCPサブレイヤ1013は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。また、PDCPサブレイヤ1013は、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、およびNode B間のUEのハンドオーバサポートも提供する。RLCサブレイヤ1011は、上位レイヤのデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因してずれた受信順序を補償するためのデータパケットの再順序付けを提供する。MACサブレイヤ1009は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間で多重化を行う。MACサブレイヤ1009はまた、1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担当する。MACサブレイヤ1009は、HARQ演算も担当する。
図11は、UE1150と通信しているNode B1110のブロック図であり、ここで、Node B1110は図3の基地局314であってよく、UE1150は、UE102における巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するために図1の信頼性決定構成要素130を含んでよい、図1および図2のUE102であってよい。ダウンリンク通信において、送信プロセッサ1120は、データソース1112からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ1140から制御信号を受信してもよい。送信プロセッサ1120は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(たとえば、パイロット信号)のための様々な信号処理機能を実現する。
たとえば、送信プロセッサ1120は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)符号、前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービング、種々の変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM)など)に基づく信号コンスタレーションへのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、ならびに一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を提供することができる。
チャネルプロセッサ1144からのチャネル推定値は、送信プロセッサ1120のためのコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングの方式を決定するために、コントローラ/プロセッサ1140によって使用される場合がある。これらのチャネル推定値は、UE1150によって送信される基準信号から導出されてもよく、あるいはUE1150からのフィードバックから導出されてもよい。送信プロセッサ1120によって生成されたシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ1130に提供される。送信フレームプロセッサ1130は、コントローラ/プロセッサ1140からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、結果として一連のフレームが生成される。その後、これらのフレームは送信機1132に与えられ、送信機1132は、アンテナ1134を通してワイヤレス媒体によるダウンリンク送信用のキャリアへのフレームの増幅、フィルタリングおよび変調を含む、種々の信号調整機能を提供する。アンテナ1134は、たとえば、ビームステアリング双方向アダプティブアンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含む場合がある。
UE1150において、受信機1154は、アンテナ1152を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上に変調された情報を復元する。受信機1154によって再生された情報は、受信フレームプロセッサ1160に与えられ、受信フレームプロセッサ1160は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ1194に与え、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ1170に与える。受信プロセッサ1170は次いで、Node B1110中の送信プロセッサ1120によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ1170は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、その後、変調方式に基づいて、Node B1110によって送信された、最も可能性が高い信号コンスタレーションポイントを決定する。
これらの軟判定は、チャネルプロセッサ1194によって計算されたチャネル推定値に基づいてもよい。その後、軟判定は、データ信号、制御信号、および基準信号を再生するために、復号およびデインターリーブされる。その後、フレームの復号に成功したか否かを判定するために、CRC符号が検査される。復号に成功したフレームによって搬送されたデータは、次いで、UE1150内で動作するアプリケーションおよび/または様々なユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ)に相当するデータシンク1172に供給される。復号に成功したフレームによって搬送される制御信号は、コントローラ/プロセッサ1190に提供される。受信プロセッサ1170によるフレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ1190は、これらのフレームの再送信要求をサポートするために、肯定応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する場合もある。
アップリンクにおいて、データソース1178からのデータおよびコントローラ/プロセッサ1190からの制御信号は、送信プロセッサ1180に与えられる。データソース1178は、UE1150および様々なユーザインターフェース(たとえば、キーボード)において実行されているアプリケーションを表してもよい。Node B1110によるダウンリンク送信に関して説明した機能と同様に、送信プロセッサ1180は、CRC符号、FECを容易にするためのコーディングおよびインターリービング、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFによる拡散、ならびに、一連のシンボルを生成するためのスクランブル処理を含む、様々な信号処理機能を提供する。
Node B1110によって送信される基準信号から、または、Node B1110によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ1194によって導出されるチャネル推定値を用いて、適切なコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブル方式を選択することができる。送信プロセッサ1180によって生成されるシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ1182に与えられる。送信フレームプロセッサ1182は、コントローラ/プロセッサ1190からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、結果として一連のフレームが生成される。その後、これらのフレームは送信機1156に与えられ、送信機1156は、アンテナ1152を通してのワイヤレス媒体によるアップリンク送信用のキャリアへのフレームの増幅、フィルタリングおよび変調を含めて、種々の信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE1150における受信機機能に関連して説明されたものと同様の方式で、Node B1110において処理される。受信機1135は、アンテナ1134を通してアップリンク送信を受信し、キャリア上に変調された情報を再生するために送信を処理する。受信機1135によって再生された情報は、受信フレームプロセッサ1136に与えられ、受信フレームプロセッサ1136は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ1144に与え、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ1138に与える。受信プロセッサ1138は、UE1150内の送信プロセッサ1180によって実行される処理の逆を実行する。復号に成功したフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は、その後、それぞれデータシンク1139およびコントローラ/プロセッサに与えられる場合がある。受信プロセッサによるフレームの一部の復号が失敗した場合、コントローラ/プロセッサ1140は、これらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ1140および1190は、それぞれNode B1110およびUE1150における動作を指示するために使用されてもよい。たとえば、コントローラ/プロセッサ1140および1190は、タイミング、周辺機器インターフェース、電圧レギュレーション、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。メモリ1142および1192のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、Node B1110およびUE1150のためのデータおよびソフトウェアを記憶し得る。Node B1110におけるスケジューラ/プロセッサ1146は、UEにリソースを割り振り、UEのためのダウンリンクおよび/またはアップリンク送信をスケジューリングするために使用される場合がある。
通信システムのいくつかの態様をW-CDMAシステムを参照して提示した。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明した様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張されてもよい。
例として、様々な態様は、TD-SCDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High Speed Uplink Packet Access)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+:High Speed Packet Access Plus)およびTD-CDMAなどの他のUMTSシステムに拡張されてもよい。様々な態様はまた、ロングタームエボリューション(LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードの)、LTEアドバンスト(LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードの)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用するシステムに拡張されてもよい。使用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
図1、図2および図7などに関して上記で述べたように、上述のマネージャ、構成要素、および他の上述の要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装されてよい。さらに上述のように、1つまたは複数のプロセッサが、これらの様々なマネージャ、構成要素、およびハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組合せにおける他の要素を実装するために使用されてもよい。たとえば、ソフトウェアで実装されるとき、1つまたは複数のプロセッサが、そのようなソフトウェアを実行するために使用されてもよい。本開示の様々な態様によれば、要素または要素の任意の一部分または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装される場合がある。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。さらに、前述のように、1つまたは複数のプロセッサは、上述のマネージャ、構成要素および/または他の要素を実施するソフトウェアを実行するために使用されてもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体上に存在する場合がある。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。
コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送線路、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含むことができる。コンピュータ可読媒体は、処理システム内に存在するか、処理システム外部に存在するか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散する場合がある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品において具現化される場合がある。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料中のコンピュータ可読媒体を含み得る。特定の適用例および全体的なシステムに課された全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される説明される機能がどのようにすれば最も良く実装されるかを、当業者は認識するだろう。
開示された方法におけるステップの具体的な順序または階層は、例示的なプロセスの説明であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、方法におけるステップの具体的な順序または階層は、再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、そのクレーム内で具体的に列挙されない限り、提示された具体的な順序または階層に限定されるものではない。
上記の説明は、本明細書に記載された様々な態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正形態は、当業者に容易に明らかになり、本明細書において定義された一般原理は、他の態様に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は本明細書で示した態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する最大の範囲を与えられるべきであり、単数の要素への言及は、「唯一の」と明記されない限り、「唯一の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指している。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、少なくとも1つのa、少なくとも1つのb、少なくとも1つのc、少なくとも1つのaおよび少なくとも1つのb、少なくとも1つのaおよび少なくとも1つのc、少なくとも1つのbおよび少なくとも1つのc、ならびに少なくとも1つのa、少なくとも1つのbおよび少なくとも1つのcを包含することが意図される。当業者に知られているまたは後で当業者に知られることになる、本開示全体にわたって説明する様々な態様の要素の構造的および機能的なすべての均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書に開示されたものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明示的に列挙されていない限り、または方法クレームの場合、「のためのステップ」という句を使用して要素が列挙されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定の下で解釈されるべきではない。
100 通信システム
102 ユーザ機器(UE)
110 ビタビデコーダ
120 巡回冗長検査(CRC)構成要素
130 信頼性決定構成要素
140 ANDゲート
202 256×40マトリクス
212 時間ユニット40
214 時間ユニット60
216 時間ユニット80
300 ワイヤレス通信システム
314 基地局
316 ネットワークエンティティ
318 通信チャネル
332 状態メトリック値
334 第1のしきい値
336 カウンタ
338 第2のしきい値
342 最終パスメトリックベクトル
350 通信構成要素
352 受信構成要素
354 状態メトリック値決定構成要素
356 カウンタインクリメント構成要素
358 カウンタ比較構成要素
360 受信機
362 パケット送信構成要素
370 ディスプレイ
700 コンピュータデバイス
702 プロセッサ
704 メモリ
706 通信構成要素
708 データストア
710 ユーザインターフェース
800 ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)システム
802 地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)
804 コアネットワーク(CN)
806 無線ネットワークコントローラ(RNC)
807 無線ネットワークサブシステム(RNS)
808 Node B
810 ユーザ機器(UE)
812 モバイルサービス交換センター(MSC)
814 ゲートウェイMSC
815 ホームロケーションレジスタ(HLR)
816 回線交換ネットワーク
818 サービングGPRSサポートノード(SGSN)
820 ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)
822 パケットベースネットワーク
900 アクセスネットワーク
902 セル
904 セル
906 セル
912 アンテナグループ
914 アンテナグループ
916 アンテナグループ
918 アンテナグループ
920 アンテナグループ
922 アンテナグループ
924 アンテナグループ
926 アンテナグループ
928 アンテナグループ
942 Node B
944 Node B
946 Node B
980 UE
982 UE
984 UE
986 UE
988 UE
990 UE
1000 無線プロトコルアーキテクチャ
1002 ユーザプレーン
1004 制御プレーン
1006 レイヤ1
1007 物理レイヤ
1008 レイヤ2
1009 媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ
1010 レイヤ3
1011 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ
1013 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ
1015 無線リソース制御(RRC)サブレイヤ
1110 Node B
1112 データソース
1120 送信プロセッサ
1130 送信フレームプロセッサ
1132 送信機
1134 アンテナ
1135 受信機
1136 受信フレームプロセッサ
1138 受信プロセッサ
1139 データシンク
1140 コントローラ/プロセッサ
1142 メモリ
1144 チャネルプロセッサ
1146 スケジューラ/プロセッサ
1150 UE
1152 アンテナ
1154 受信機
1156 送信機
1160 受信フレームプロセッサ
1170 受信プロセッサ
1172 データシンク
1178 データソース
1180 送信プロセッサ
1182 送信フレームプロセッサ
1190 コントローラ/プロセッサ
1192 メモリ
1194 チャネルプロセッサ

Claims (29)

  1. ユーザ機器(UE)における巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するための方法であって、
    UEにおいてデータパケットを受信するステップと、
    前記データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるかどうかを決定するステップと、
    ベクトル要素の前記状態メトリック値が、前記第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするステップであって、前記カウンタが、前記状態メトリック値が前記第1のしきい値以下である前記複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントするステップと、
    前記カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するステップと、
    前記データパケットに対するCRC合格が決定され、前記カウンタが前記第2のしきい値より小さいときに、前記データパケットを前記UEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するステップとを含む、方法。
  2. 前記状態メトリック値が、時間ゼロにおける状態ゼロから前記データパケットの終端における状態までの全パスメトリック値を示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のしきい値が、状態ゼロの状態メトリック値に設定される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2のしきい値が、最初に、256の値に設定される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記カウンタが前記第2のしきい値より小さく、前記データパケットに対する前記CRC合格が決定されるときに、前記第2のしきい値を減少させるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. いくつかのテールビットが、前記データパケットの終端において存在する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記テールビットが8テールビットを含み、前記8テールビットの各々がゼロの値を有する、請求項6に記載の方法。
  8. 巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するための装置であって、
    UEにおいてデータパケットを受信するための手段と、
    前記データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるかどうかを決定するための手段と、
    ベクトル要素の前記状態メトリック値が、前記第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするための手段であって、前記カウンタが、前記状態メトリック値が前記第1のしきい値以下である前記複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントするための手段と、
    前記カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するための手段と、
    前記データパケットに対するCRC合格が決定され、前記カウンタが前記第2のしきい値より小さいときに、前記データパケットを前記UEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するための手段とを含む、装置。
  9. 前記状態メトリック値が、時間ゼロにおける状態ゼロから前記データパケットの終端における状態までの全パスメトリック値を示す、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1のしきい値が、状態ゼロの状態メトリック値に設定される、請求項8に記載の装置。
  11. 前記第2のしきい値が、最初に、256の値に設定される、請求項8に記載の装置。
  12. 前記カウンタが前記第2のしきい値より小さく、前記データパケットに対する前記CRC合格が決定されるときに、前記第2のしきい値を減少させるための手段をさらに含む、請求項11に記載の装置。
  13. いくつかのテールビットが、前記データパケットの終端において存在する、請求項8に記載の装置。
  14. 前記テールビットが8テールビットを含み、前記8テールビットの各々がゼロの値を有する、請求項13に記載の装置。
  15. ユーザ機器(UE)における巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、
    前記UEにおいてデータパケットを受信するためのコードと、
    前記データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるかどうかを決定するためのコードと、
    前記複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の前記状態メトリック値が、前記第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントするためのコードであって、前記カウンタが、前記状態メトリック値が前記第1のしきい値以下である前記複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントするためのコードと、
    前記カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定するためのコードと、
    前記データパケットに対するCRC合格が決定され、前記カウンタが前記第2のしきい値より小さいときに、前記データパケットを前記UEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給するためのコードとを含む、コンピュータ可読媒体。
  16. 前記状態メトリック値が、時間ゼロにおける状態ゼロから前記データパケットの終端における状態までの全パスメトリック値を示す、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  17. 前記第1のしきい値が、状態ゼロの状態メトリック値に設定される、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  18. 前記第2のしきい値が、最初に、256の値に設定される、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  19. 前記カウンタが前記第2のしきい値より小さく、前記データパケットに対する前記CRC合格が決定されるときに、前記第2のしきい値を減少させるためのコードをさらに含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  20. いくつかのテールビットが、前記データパケットの終端において存在する、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  21. 前記テールビットが8テールビットを含み、前記8テールビットの各々がゼロの値を有する、請求項20に記載のコンピュータ可読媒体。
  22. 巡回冗長検査(CRC)誤検出を低減するためのモバイル装置であって、
    データパケットを受信するように構成された受信機と、
    メモリに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサが、
    前記データパケットの最終パスメトリックベクトルの複数のベクトル要素の各々に対する状態メトリック値が、第1のしきい値以下であるかどうかを決定することと、
    前記複数のベクトル要素のうちの1つのベクトル要素の前記状態メトリック値が、前記第1のしきい値以下であるときにカウンタをインクリメントすることであって、前記カウンタが、前記状態メトリック値が前記第1のしきい値以下である前記複数のベクトル要素の各々に対してインクリメントされる、インクリメントすることと、
    前記カウンタが第2のしきい値より小さいかどうかを決定することと、
    前記データパケットに対するCRC合格が決定され、前記カウンタが前記第2のしきい値より小さいときに、前記データパケットをUEの上位レイヤプロトコルエンティティに供給することとを行うように構成される、モバイル装置。
  23. 前記状態メトリック値が、時間ゼロにおける状態ゼロから前記データパケットの終端における状態までの全パスメトリック値を示す、請求項22に記載のモバイル装置。
  24. 前記第1のしきい値が、状態ゼロの状態メトリック値に設定される、請求項22に記載のモバイル装置。
  25. 前記第2のしきい値が、最初に、256の値に設定される、請求項22に記載のモバイル装置。
  26. 前記プロセッサが、
    前記カウンタが前記第2のしきい値より小さく、前記データパケットに対する前記CRC合格が決定されるときに、前記第2のしきい値を減少させるようにさらに構成される、請求項25に記載のモバイル装置。
  27. いくつかのテールビットが、前記データパケットの終端において存在する、請求項22に記載のモバイル装置。
  28. 前記テールビットが8テールビットを含み、前記8テールビットの各々がゼロの値を有する、請求項27に記載のモバイル装置。
  29. ユーザインターフェースとディスプレイとをさらに備える、請求項22に記載のモバイル装置。
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