JP2017519188A - ダイクロイックビームスプリッタを有する各種信号捕捉用の三次元スキャナ - Google Patents

ダイクロイックビームスプリッタを有する各種信号捕捉用の三次元スキャナ Download PDF

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Abstract

周囲環境を光学的に走査及び計測する装置たるレーザスキャナであり、ロータリミラーを用い発光ビームを発する発光器と、ロータリミラーと光軸を有する受光レンズとを通った後にレーザスキャナの周囲環境中にある物体で反射された受光ビームを受け取る受光器と、を備える。本レーザスキャナは、受光レンズの光軸上に配されており自レーザスキャナの周囲環境のカラー画像を捉えるカラーカメラをも備え、更にはダイクロイックビームスプリッタと熱エネルギ、紫外輻射、ミリ波輻射又はX線輻射を検知するエネルギ検知器とで構成されるシステムを備える。本装置は、更に、多数の計測点に関し物体までの距離を導出しそれをカラー画像とエネルギ検知器で感知されたデータとにリンクさせる制御兼評価ユニットを備える。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2010年1月28日付米国暫定特許出願第61/299166号及び2009年11月20日付独国特許出願第10 2009 055988.4号に基づく優先権主張を伴う2010年11月11日付国際特許出願第PCT/EP2010/006867号の国内段階出願であるところの、2012年6月15日付米国特許出願第13/510020号に基づく優先権主張を伴うものであり、この参照を以てそれら出願全てが本願に繰り入れられるものとする。
本発明は、周囲環境を光学的に走査及び計測する装置に関する。
例えば特許文献1により既知でレーザスキャナを備える装置によれば、そのレーザスキャナの周囲環境を光学的に走査及び計測することができる。回動するロータリミラーは、金属製ロータの被研磨プレート(研磨されたプレート)で構成されていて、発光ビーム及び受光ビーム双方を方向転換させる。発光器のコリメータは受光レンズの中央に座している。受光レンズは、その受光レンズより後方にあり光軸上に配されている受光器上に、受光ビームを供給する。更なる情報を獲得すべく、RGB信号を捉えるラインスキャンカメラがレーザスキャナ上に搭載されているので、そのスキャンを構成する諸計測点を色情報で補完することができる。
米国特許出願公開第2010/0134596号明細書 米国特許第7368292号明細書
本発明の諸実施形態の根底には、上述したタイプの装置に代わるものを創造する、という目的がある。
受光器及びカラーカメラが同じ視角から且つロータリミラーの同じ側面で周囲環境を捉えるので、カラーカメラを受光レンズの光軸上に配し、ロータリミラーから見てそれらを同じ側にすることには、視差をほぼ完全に排除できるという利点がある。ロータリミラーについては同じ機構を使用可能である。ロータリミラーの使用側面もやはり同じである。ロータリミラーにより反射された受光ビームは受光レンズの光軸に対し平行に伝わり、受光レンズ上に連続的に入射する。受光レンズが受光器に代わるのでシャドウイング効果に変化はない。発光ビームを再び送れるようにするため、発光ビームに関しては反射性でカラーカメラに関しては透明な発射ミラー(送出ミラー)を、カラーカメラの前方に設ける。
受光レンズによる屈折を受けた受光ビームを受光レンズ方向に反射するリアミラーが光軸上、受光レンズより後方に備わるという事実により、利用可能な空間をより好適に利用可能となる。この“屈曲光学系”を補完すべく、受光ビームをリアミラー方向に反射する中央ミラーを受光レンズ・リアミラー間に設ける。このミラーの好適形態は合焦をサポートする形態であり、この形態では非屈曲光学系に係る焦点距離をなお延長(増加)可能である。中央ミラーは、近視野からの強度を遠視野に比べ低減させるので、付加的なマスクと同じく近視野補正に使用可能である。光軸で規定される円筒座標系にて受光レンズの光軸に対し径方向に沿い受光器を配すると空間が更に節約される。
ロータの構成をハイブリッド構造、即ち様々な素材からなる複数要素構造とすると比較的短い構成、即ちロータリミラーの傾斜にもかかわらずバランスが保たれる構成となりうる。金属製ホルダ、被覆付ガラスで形成されたロータリミラー、並びにプラスチック製のハウジング、の組合せを使用可能だが、他の組合せも遜色なく使用可能である。質量に関し支配的なホルダでバランス取りを可能にする一方、ハウジングには、不意の接触に対する保護を果たさせる。ロータ構成要素間の糊により、動的挙動を損なうことなく膨張の温度係数差をバランスさせうる。
受光器への帰還光経路上にダイクロイックビームスプリッタを設けることで、エネルギ信号例えば電磁輻射を分岐させ、例えば相応の検知器で受光させることが可能となる。
以下、図面に描出されている例示的実施形態をもとに本発明につきより詳細に説明する。
レーザスキャナの部分断面図である。 レーザスキャナの模式図である。 ロータホルダの斜視図である。 レーザスキャナの部分断面図である。 レーザスキャナの部分断面図である。 レーザスキャナの部分断面図である。
図1及び図2に、自レーザスキャナ10の周囲環境を光学的に走査及び計測する装置たるレーザスキャナ10を示す。このレーザスキャナ10は計測ヘッド12及びベース14を有している。計測ヘッド12はベース14上に搭載されており、鉛直軸周りで回動させうるユニットとなっている。計測ヘッド12はロータリミラー16を有しており、そのミラー16は水平軸周りで回動させることができる。それら2本の回動軸の交差点のことをレーザスキャナ10の中心C10と呼ぶ。
計測ヘッド12には、更に、発光ビーム18を発する発光器17が設けられている。発光ビーム18は約340〜1600nmの波長域に属するレーザビーム、例えば790nm、905nm、或いは400nm未満のレーザビームにするとよい。別の電磁波、例えばより長い波長を有する電磁波を用いることもできる。発光ビーム18は、例えば正弦波又は方形波の変調信号で以て、振幅変調されている。発光ビーム18は発光器17によりロータリミラー16上に向けて輻射され、そこで方向転換されて周囲環境に発射される。受光ビーム20は周囲環境中で物体Oにより反射され又は他の何らかの形態で散乱されたビームであり、ロータリミラー16により再び捉えられて方向転換され受光器21側に向かわされる。それら発光ビーム18及び受光ビーム20の方向はロータリミラー16及び計測ヘッド12の角度位置に由来しており、それら角度位置は、各1個のエンコーダで位置合わせされるところの、対応する回動ドライブのポジションに依存している。
制御兼評価ユニット22は計測ヘッド12内の発光器17や受光器21に対するデータ接続手段を有しており、同ユニット22の構成部分は、それを利用し、計測ヘッド12外に配すること、例えばベース14に接続されたコンピュータとすることもできる。制御兼評価ユニット22は、多数の計測点Xに関し、発光ビーム18及び受光ビーム20の伝搬時間からレーザスキャナ10・物体O側被照明点間の距離dを導出する。この目的の下、それら2本の光ビーム18・20間の位相シフトが導出及び評価される。
走査は、ミラー16の比較的迅速な回動により、1個の円に沿い実行される。ベース14に対し計測ヘッド12が比較的緩慢に回動されるので、空間全体は、複数個の円によりステップバイステップで走査される。こうした計測を構成する計測点Xの集合のことをスキャンと呼ぶ。そうしたスキャンに関しては、レーザスキャナ10の中心C10により局所静止基準系の原点が規定される。ベース14はこの局所静止基準系内で静止している。
各計測点Xは、レーザスキャナ10の中心C10までの距離dに加え、同じく制御兼評価ユニット22により導出される輝度情報等で構成される。この輝度値はグレイトーン値であり、例えば、帯域通過濾波及び増幅が施された受光器21の信号を、その計測点Xに割り振られた計測周期に亘り積分することにより導出される。用途によっては、このグレイトーン値に加え色情報を有することが望まれる。そのため、本レーザスキャナ10にはカラーカメラ23も設けられており、これもまた制御兼評価ユニット22に接続されている。このカラーカメラ23、例えばCCDカメラ又はCMOSカメラを以て構成することが可能なカメラ23は、色空間内で三次元的な信号例えばRGB信号を、実空間内で二次元的な画像に関し発生させる。制御兼評価ユニット22は、実空間にて三次元的な、レーザスキャナ10によるスキャンを、実空間にて二次元的な、カラーカメラ23によるカラー画像とリンクさせるユニットであり、このプロセスのことを“マッピング”と呼んでいる。リンク付けは、そのスキャンを構成する計測点Xそれぞれに最終結果としてRGBシェア内の色を与えるべく、即ちそのスキャンに着色すべく、捕捉済のあらゆるカラー画像に関し画像毎に実行される。
以下、計測ヘッド12の詳細を説明する。
ロータリミラー16により反射された受光ビーム20は平凸球面受光レンズ30、本発明の諸実施形態では略半球形状を有するそれに入射する。その受光レンズ30の光軸Aはレーザスキャナの中心C10を指向している。高屈折なその受光レンズ30の凸側はロータリミラー16側を向いている。カラーカメラ23は、ロータリミラー16から見て受光レンズ30と同じ側でその光軸A上に配されている。本発明の諸実施形態では、このカラーカメラ23が、受光レンズ30のうちロータリミラー16に最も近い点に配される。カラーカメラ23を受光レンズ30の未処置面上に固定すること、例えばその面上に糊付けすること或いは受光レンズ30に備わる適当な窪み内に配することも可能である。
カラーカメラ23の前方即ちロータリミラー16寄りにはダイクロイックな発射ミラー32、即ち本発明の諸実施形態にて可視光を透過させ且つ赤色レーザ光を反射するミラー32が配されている。従って発射ミラー32はカラーカメラ23にとり透明であり、曰く、ロータリミラー16上に向かう明澄なビューがこのミラー32により提供される。発射ミラー32が受光レンズ30の光軸Aに対しある角度をなしているのは、発光器17を受光レンズ30の横に配置できるようにするためである。レーザダイオード及びコリメータを備えるこの発光器17は発光ビーム18を発射ミラー32上へと輻射し、次いでそのミラー32からロータリミラー16上へとその発光ビーム18が投射される。カラー画像を捉えるに当たっては、このロータリミラー16を比較的低速で且つステップバイステップ的に回動させる。逆に、スキャンを捉えるに当たっては、ロータリミラー16を比較的迅速に(例えば100cps)で且つ連続的に回動させる。ロータリミラー16の機構は同じまま保たれる。
カラーカメラ23が受光レンズ30の光軸A上に配されているため、事実上、スキャン・カラー画像間に視差はない。既知のレーザスキャナでは、カラーカメラ23及びその接続手段例えばフレキシブル印刷回路基板の代わりに発光器17及びその接続手段が配されていたのであるから、カラーカメラ23及び発射ミラー32に起因する受光レンズ30のシャドウイング効果は変化しないか或いは取るに足らないほどの変化に留まる。
また、一方では、比較的長い焦点距離を有する遠くの計測点Xを定位するため、他方では、比較的狭い空間で足りるようにするため、このレーザスキャナ10は“屈曲光学系”を備えている。この目的の下、マスク42が光軸A上、受光レンズ30より後方に配され、光軸Aに対し同軸方向にそのマスクが向けられている。マスク42が径方向内方(即ち光軸Aで示されている側)に配されていて、そこには遠くの物体Oによって反射された受光ビーム20を阻害なく通過させる比較的広い開放領域があるのに対し、径方向外側に配されているマスク42には比較的狭い陰影領域があり、近くの物体Oで反射された受光ビーム20の強度がそこで低減されるため、強度が互いに比肩しうるものとなる。
リアミラー43は光軸A上、マスク42より後方に配されており、このミラーは平坦であると共に光軸Aに対し直交している。リアミラー43は、受光レンズ30が屈折させた受光ビーム20を反射し中央ミラー44に入射させる。その中央ミラー44はマスク42の中央、光軸A上に配されており、カラーカメラ23及び発射ミラー32によるシャドウイングを受けている。中央ミラー44は非球面ミラーであり、負レンズ即ち焦点距離を延ばすレンズとしても、また近視野補正レンズ即ち近くの物体Oで反射された受光ビーム20の焦点をシフトさせるレンズとしても振る舞う。加えて、受光ビーム20のうちそうした部分のみにより反射光がもたらされ、中央ミラー44側に配されているマスク42をその反射光が通過する。中央ミラー44はその受光ビーム20を反射させ、そのビーム20がリアミラー43の後方にある中央オリフィス内に入射する。
受光器21は入射ダイアフラム、フィルタ付のコリメータ、集光レンズ、並びに検知器を備えており、リアミラー43の後方に配されている。空間を節約するには、受光ビーム20を90°方向転換させる受光ミラー45を設けるとよく、そうすることで、受光器21を光軸Aから見て半径方向に配することが可能になる。この屈曲光学系により、既知のレーザスキャナに比べ焦点距離をほぼ倍加することができる。
また、図3に示すように、二次元構造たるロータリミラー16は、対応する回動ドライブにより三次元構造として回動可能なロータ61の一部であり、そのドライブの角度位置は、付随するエンコーダにより計測される。更に、ロータ61を比較的短い構成にしてロータリミラー16に係る空間を節約するため、並びにロータ61をバランスがとれた状態に保つため、このロータ61は、ホルダ63、そのホルダ63に搭載されたロータリミラー16並びにプラスチック素材製のハウジング65を備えるハイブリッド構造として構成されており、更にそのハウジングによりロータリミラー16が保持されている。
この金属製ホルダ63は円筒状の基本形状を呈しており、45°面及び種々の窪みを有している。それぞれロータ61のバランス取りに寄与する諸部分、例えばブレード、ショルダ及び突起の素材は、それらの窪み間で同じである。中央にある孔は、付随する回動ドライブのモータシャフトを実装するのに役立っている。ロータリミラー16は被覆付のガラスで形成されており、関与する波長域内で反射を呈する。このロータリミラー16はホルダ63の45°面に糊で固定されており、ホルダ63にはそのための特殊取付面63bが設けられている。
プラスチック素材製のハウジング65は、45°未満でカットされた中空円筒形状を有しており、少なくともホルダ63がその中に封ぜられている。ハウジング65は、ロータリミラー16に糊付けしてもよいしその他の形態で固定してもよい。ハウジング65によりロータリミラー16をその周縁で締め付けること、例えばフォームロッキング形態で締め付けることが可能であり、必要ならラバーシーリング等を介在させてもよい。また、ホルダ63への糊付け等でハウジング65をホルダ63に直接固定してもよいし、ロータ61を装着するとエンドプレート67の働きでハウジング65がホルダ63に連結、例えば螺入されるようにしてもよい。糊を使用することで、一方では使用素材膨張の温度係数差がオフセットされ、他方では、相対的に強すぎない弾性が示される等、動的挙動が無影響で保持されて速度依存アンバランスが排除される。
ロータ61は光軸A周りで回動する。ロータリミラー16はホルダ63の面のうち一つ(即ち45°面)を覆っている。ハウジング65はホルダ63を光軸Aから見て径方向外方から覆っている。従って、ホルダ63の鋭利辺が覆われるので怪我が生じにくい。ホルダ63はロータ61をバランスさせる。ホルダ63は、金属に代え、慣性モーメントを支配しうる他の比較的重量な素材で形成してもよい。ハウジング65は、プラスチックに代え、慣性モーメントにほとんど影響しない他の比較的軽量な素材で形成してもよい。ロータリミラー16は、被覆付ガラスに代え、他の反射性(及び透過性)のものとしてもよい。ハイブリッド構造を構成するロータリミラー16、ホルダ63及びハウジング65は個別形成部品であり互いに固定されている。
図4にその部分断面を示すレーザスキャナは、図1の構成とほぼ同じ構成であるが、ダイクロイックビームスプリッタ116、付加的なレンズ118及びエネルギ検知器119が存する点で相違している。このダイクロイックビームスプリッタに備わる被覆は、受光器21に至る経路121上を伝搬するようある波長の電磁エネルギ(即ち光)を分岐させる一方で、付加的なレンズ118及びエネルギ検知器119に至る経路120を伝搬するよう他の波長の電磁エネルギを分岐させる。
エネルギ検知器119で検知されうる電磁エネルギの例としては熱エネルギ、紫外輻射、ミリ波輻射及びX線輻射がある。熱エネルギを検知するエネルギ検知器119にあってはその電磁輻射が電磁スペクトラムの近赤外又は中赤外域に属するものとなろう。
多くの場合、ダイクロイックビームスプリッタ116・エネルギ検知器119間にはレンズ118が置かれる。場合によっては、経路120を辿る電磁輻射をこのレンズによりエネルギ検知器119上の小スポット上へと合焦させうる。この場合、走査手順中の距離情報収集と並行してそのエネルギ検知器によりその電磁輻射が収集される。言い換えれば、この例では、その検知器によってエネルギ情報が点毎に収集される。
場合によっては、或いは、周囲環境の一領域の像が形成されるようにレンズ118を配置しうる。この場合、レンズ118には複数個の検知器要素(即ち画素)が設けられる。この種の検知器にあっては、スキャナによる情報の収集が、大概は、そのレンズ系の視野に整合するよう選定されたステップサイズの離散ステップに従いそのスキャナを動かすことで行われる。
図1中でミラーが占めていた位置にダイクロイックビームスプリッタが描かれているが、このダイクロイックビームスプリッタは他の様々な位置に配置することができる。例えば、図4に示した位置にダイクロイックビームスプリッタ116があるときに得られるであろう視野より広い視野が得られるよう、ダイクロイックビームスプリッタ116をダイクロイック発射ミラー32のそばに配置するとよい。
また、ある波長が反射され第2の波長が伝搬されるよう、直角ミラーを被覆することでビームスプリッタを別様形成することも可能である。図5に示す直角プリズムミラー122は、光源28の波長が受光器21上へと反射されるよう面123上に被覆されている。他の波長の電磁エネルギは、このプリズム122を通りビーム124の態でエネルギ検知器125へと伝搬する。
複数個のダイクロイックビームスプリッタ例えば要素32及び116を使用することで、単一の3Dスキャナにて種々の放射に関し情報を取得する手段が提供される。例えば、周囲環境中の諸物体の3D座標及び色を知ることに加え、それら物体の温度を知ることが重要となりうる。簡便な例の一つは、その家屋の諸エリアの温度を示す、家屋の内部又は外部のスキャンであろう。熱漏れ源を特定することで、補修行動例えば絶縁材付加や隙間充填を勧めることができる。
ダイクロイックビームスプリッタは、また、複数波長を取得し診断用化学情報を提供すること、例えばエネルギ検知器を分光型エネルギ検知器にすることでそうすることにも使用することができる。ここでいう分光型エネルギ検知器は、電磁信号をそのスペクトル成分に分解する能力で特徴付けられる検知器である。多くの場合、光ビームは物体上に投射される。その反射光を受光及び分析することで、存在するスペクトル成分を判別できる。今日では、格子その他、分光型エネルギ検知器内の諸要素が、微小電気機械チップの使用を通じ小型化されている。例えば、今日では、食品の栄養成分を分析可能な小型デバイスに幾つかの企業が取り組んでいる。例えばFraunhoferは、9.5×5.3×0.5mmほどの寸法しかない同用途用の分光計への取り組みを報告している。スキャナ10がとりわけ相応たりうる装置の例は、スペクトル放射を以て爆発物の存在を示す能のある装置である。そうした手法が、Riegl et al.に付与された特許文献2に記載されている。
図6に、スキャナ10に組み込まれた分光システムの諸要素を示す。電磁エネルギ源に発する光はビームスプリッタ130で反射される。ある実施形態では、ビームスプリッタ130を非偏向ビームスプリッタとする。別の実施形態では、ビームスプリッタ130を偏光ビームスプリッタとし、損失が抑制されるよう光源131を基準にしてその偏波面を定める。エネルギ検知器119は、入射電磁エネルギの波長を判別可能な分光型エネルギ検知器である。エネルギ検知器により検知された反射電磁エネルギの波長は、場合によっては、周囲環境中の走査対象物体の素材特性を判別するのに使用することができる。実施形態によっては、電磁エネルギ源131及びビームスプリッタ130が図6中のビームスプリッタ116より下方に動かされる。
例示的諸実施形態を参照し本発明について説明してきたが、本件技術分野に習熟した者(いわゆる当業者)にはご理解頂けるように、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、種々の変更を施すこと及び諸要素をその代替物に置換することが可能である。加えて、本発明の本質的な技術的範囲から逸脱することなく、特定の状況又は素材を本発明の教示に適合させるための多様な修正を施すことができる。このように、そもそもの意図は、本発明を実施するに相応しい最良形態として開示されている特定の実施形態に本発明が限定されず、別紙特許請求の範囲に係る技術的範囲に帰属するあらゆる実施形態を本発明が包含する、という点にある。更に、「第1」「第2」等々の語の使用は何らかの順序又は重要度を示しておらず、寧ろ、個々の要素を他の要素から区別するために「第1」「第2」等々の語が使用されている。更に、「ある」「一」等々の語の使用は量を限定しておらず、寧ろ、被参照事物が少なくとも1個存在していることを表している。

Claims (8)

  1. 周囲環境を光学的に走査及び計測するレーザスキャナであって、
    発光器、ロータリミラー、受光レンズ及び受光器であり、発光ビームを発するよう発光器が構成されており、受光ビームを受け取るよう受光器が構成されており、発光ビームがロータリミラーにより周囲環境中の物体へと反射され、その発光ビームのうちその物体により反射された部分が受光ビームとなり、その受光ビームがロータリミラーにより反射されある光軸を有する受光レンズ中を通過する、発光器、ロータリミラー、受光レンズ及び受光器と、
    周囲環境のカラー画像を捉えるカラーカメラと、
    ダイクロイックビームスプリッタ及びエネルギ検知器であり、第1波長の電磁エネルギをエネルギ検知器へと通すよう且つ受光ビームを上記受光器へと通すようダイクロイックビームスプリッタが構成されており、その受光ビームが、第1波長とは異なる第2波長を有する、ダイクロイックビームスプリッタ及びエネルギ検知器と、
    多数の計測点に関し、少なくとも部分的に受光ビームに依拠して上記物体までの距離を導出するよう構成された制御兼評価ユニットであり、更にその距離を上記カラー画像と上記エネルギ検知器が受け取った電磁エネルギとにリンクさせるよう構成されている制御兼評価ユニットと、
    を備えるレーザスキャナ。
  2. 請求項1記載のレーザスキャナであって、上記カラーカメラが上記受光レンズの光軸上に配されているレーザスキャナ。
  3. 請求項1記載のレーザスキャナであって、上記エネルギ検知器が、赤外エネルギ、紫外エネルギ、X線エネルギ及びミリ波エネルギを元とする集合の中から選択されたエネルギを検知するレーザスキャナ。
  4. 請求項1記載のレーザスキャナであって、上記ダイクロイックビームスプリッタが、入射面及び出射面を有するプレート状ビームスプリッタであり、その出射面が入射面に対し平行なレーザスキャナ。
  5. 請求項1記載のレーザスキャナであって、上記ダイクロイックビームスプリッタが直角プリズムであるレーザスキャナ。
  6. 請求項1記載のレーザスキャナであって、更に第2レンズを備え、その第2レンズが、上記ダイクロイックビームスプリッタと上記エネルギ検知器との間に配されているレーザスキャナ。
  7. 請求項6記載のレーザスキャナであって、上記第2レンズが、第1波長の電磁エネルギを上記エネルギ検知器上に合焦させるよう構成されているレーザスキャナ。
  8. 請求項6記載のレーザスキャナであって、上記エネルギ検知器が画素のアレイを有し、上記第2レンズが、第1波長の電磁エネルギをそれら画素のアレイ上に結像させるよう構成されているレーザスキャナ。
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