JP2017518920A - 車両点検方法、移動端末及び車載端末 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、車両所有者が車両に対して容易に診断が行えるように用いるための、車両点検方法、移動端末及び車載端末を提供することにある。【解決手段】本発明は、移動端末が、車両のＯＢＤと接続する車載端末とワイヤレス接続を確立するステップと、前記移動端末が前記車載端末に車両診断コマンドを送信するステップと、前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する車両稼働状況データを前記移動端末が前記車載端末から受信するステップと、前記車両稼働状況データに基づいて前記移動端末が車両稼働状況報告を生成するステップと、を包括する車両点検方法を提供している。【選択図】図１

Description

本発明は、車両点検技術の分野、特に、車両点検方法、移動端末及び車載端末に関するものである。

使用過程における車両は、使用時間の延長（或いは走行距離の増加）に伴い、パーツが徐々に、摩損、腐食、変形、老朽化及び潤滑油の劣化等が発生することで、パーツ間の間隙が大きくなってしまい、緩み、振動、軋み、空気漏れ、水漏れ、オイル漏れ等といった問題が発生し易くなることから、自動車の技術的性能が低下してしまう。このため、車両に対して定期的に整備、点検を行うことがとても重要となってくる。

現在、車両の稼働状況を示す情報、例えば、車両の走行速度、エンジンの回転速度、エンジンの温度、走行距離、ランプの状態、走行時間、シフト、シートベルトの状態、ドアの状態等の情報は、通常、車両の運転席にあるメーターパネルに表示され、車両所有者は、自動車販売所のアフターサービス部門或いはその他の自動車整備工場に行き、各々の自動車メーカーに対応する診断ツールで故障診断を行わなければ、車両全体の電気制御システムのすべての状態を知り得ることができず、また、指定されたところでないと故障診断を行うことができないため、大部分の車両所有者は、車両が故障した後にしか車両の故障診断を行っていない。しかし、車両が故障した時は、実際、車両所有者の外出にすでに支障をきたしている。

本発明は、車両所有者が車両に対して容易に診断が行えるように用いるための、車両点検方法、移動端末及び車載端末を提供することにある。

本発明は、
移動端末が、車両のＯＢＤと接続する車載端末とワイヤレス接続を確立するステップと、
前記移動端末が前記車載端末に車両診断コマンドを送信するステップと、
前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する車両稼働状況データを前記移動端末が前記車載端末から受信するステップと、
前記車両稼働状況データに基づいて前記移動端末が車両稼働状況報告を生成するステップと、を包括する車両点検方法を提供している。

また、本発明は、
車載端末が車両のＯＢＤと接続するステップと、
前記車載端末が移動端末とワイヤレス接続を確立するステップと、
前記車載端末が前記移動端末からの車両診断コマンドを受信するステップと、
前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得るステップと、
前記車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを前記車載端末が前記移動端末に送信するステップと、を包括する車両点検方法を提供している。

また、本発明は、
車両の車載診断システムＯＢＤと接続する、車載端末との間のワイヤレス接続を確立するために用いる接続モジュールと、
車両診断コマンドを前記車載端末に送信するために用いる送信モジュールと、
前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する前記車載端末の車両稼働状況データを受信するために用いる受信モジュールと、
前記受信モジュールが受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成する生成モジュールと、を包括する移動端末を提供している。

さらにまた、本発明は、
車両の車載診断システムＯＢＤとの間の接続を確立するために用いる第一接続モジュールと、
移動端末との間のワイヤレス接続を確立する第二接続モジュールと、
前記移動端末からの車両診断コマンドを受信するために用いる受信モジュールと、
前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得るために用いる診断モジュールと、
前記車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを前記移動端末に送信するために用いる送信モジュールと、を包括する車載端末を提供している。

上述したことからわかるとおり、本発明のユーザは、直接移動端末を介して車載端末とワイヤレス接続を確立し、車載端末に車両診断コマンド送信することができ、車載端末は、車両のＯＢＤと接続を確立するため、前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、診断で得た車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを移動端末に送信し、移動端末は、受信した車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成している。上述した本発明に係る技術的手段により、ユーザは、移動端末と車載端末とを介するだけで、自分で車両に対して点検を行うことができ、且つ車両の電気制御システム全体の稼働状況を調べることができ、指定されたところでないと故障診断を行うことができないという不便を解消し、ユーザが車両に対して点検を行うことに、極めて大きな利便性をもたらしている。一方、移動端末が受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成することで、ユーザは、車両稼働状況報告によって車両の電気制御システムの稼働状況を直接知り得ることができ、さらに、リアルタイムで車両の詳細な稼働状況を把握することが可能という利便性が提供されている。

本発明の実施例が提供する車両点検方法を示すフローチャートである。 本発明のもう一つの実施例が提供する車両点検方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例が提供する移動端末の構成を示す模式図である。 本発明のもう一つの実施例が提供する車載端末の構成を示す模式図である。

本発明に係る発明の目的、特徴及び利点がより明確且つ分かり易くなるため、本発明の実施例に係る図面を参照しつつ、本発明の実施例における技術的手段について詳細に説明するが、これ等実施例は本発明の一部分に過ぎず、すべてを示すものではない。本発明における実施例に基づき、当該分野において通常の知識を有する者が、新規性が得られていないという前提下で得られたその他すべての実施例は、本発明が請求する範囲に属するものである。

以下において、移動端末を主体に、本発明の実施例における車両点検方法に対して説明を行っており、図１を参照すると、本発明の実施例における車両点検方法は、
移動端末が、車両のＯＢＤと接続する車載端末とワイヤレス接続を確立するステップ１０１と、
前記移動端末が前記車載端末に車両診断コマンドを送信するステップ１０２と、
前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する車両稼働状況データを前記移動端末が前記車載端末から受信するステップ１０３と、
前記車両稼働状況データに基づいて前記移動端末が車両稼働状況報告を生成するステップ１０４と、を包括している。

好ましくは、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ機器としており、ｇｏｌｏ機器は、故障情報、データ流量、位置情報、車両状況等を包括する自動車にある全システムの様々な稼働データをリアルタイムで収集することができることから、「リアルタイムの遠隔診断」、「自動車の専門的な点検」、「車両の注意警告」、「車両所有者ライフコミュニティ」及び「位置情報サービス」等といった自動車に関する様々な応用を実現している。本発明の実施例では、ｇｏｌｏ機器のプラグを車両の車載診断システム（ＯＢＤ，Ｏｎ−Ｂｏａｒｄ Ｄｉａｇｎｏｓｔｉｃ）のインターフェイスに挿入することで、ｇｏｌｏ機器と車両のＯＢＤとの接続を実現している。

また、移動端末は、前記車載端末とワイヤレス接続を確立し、ワイヤレス接続の方法は、例えば、ブルートゥース（登録商標）とすることができる。具体的にいうと、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ３機器（即ち、第３世代ｇｏｌｏ機器）であって、ｇｏｌｏ３機器は、ワイヤレス・フィディリティー（Ｗｉ−Ｆｉ，Ｗｉｒｅｌｅｓｓ−Ｆｉｄｅｌｉｔｙ）技術に対応しているため、移動端末は、ブルートゥース（登録商標）でｇｏｌｏ３機器とワイヤレス接続を確立することができるだけでなく、Ｗｉ−Ｆｉ技術でｇｏｌｏ３機器とワイヤレス接続を確立することもできる。

本発明の実施例において、移動端末は、移動端末にインストールされた前記車載端末とマッチするクライアントで車載端末とワイヤレス接続を確立している。例えば、車載端末がｇｏｌｏ機器の場合、ユーザは移動端末にｇｏｌｏクライアントをインストールすることができ、ｇｏｌｏクライアントのインストールが成功すると、ユーザは、ｇｏｌｏクライアントを起動（ただし、一定の条件下において、ユーザは登録したアカウント及びパスワードでｇｏｌｏクライアントにログインする必要もある）し、ｇｏｌｏ機器が車両のＯＢＤと接続したことを確認すると、ユーザは、ブルートゥース（登録商標）、Ｗｉ−Ｆｉ、或いは、ｇｏｌｏ機器及び移動端末のいずれもが対応するワイヤレス接続の方法で、ｇｏｌｏクライアントと車載端末との間のワイヤレス接続を確立することができる。なお、移動端末にあるｇｏｌｏクライアントをユーザが初めて使用する場合、ユーザは、対応する車種の車両配置ファイルをｇｏｌｏクライアントが読み込めるようにするため、ｇｏｌｏクライアントの中からｇｏｌｏ機器が接続する車両の車種を選択する必要がある。

前記車両診断コマンドは、接続している車両に対して診断を行うように、前記車載端末に指示するために用いている。

なお、車載端末は、ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行う過程で、周知技術を必要とするため、本発明の実施例では、車載端末がＯＢＤを介して前記車両に対して診断を行う過程について言及しない。

前記車載端末は、ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得ると、ステップ１０１において移動端末と確立したワイヤレス接続（例えば、ブルートゥース（登録商標）或いはWi−Fi）を介し、車両稼働状況データを前記移動端末に送信している。

本発明の実施例において、移動端末は、前記車載端末からの車両稼働状況データを受信すると、車両稼働状況データに対して解析処理を行い、電子版の車両稼働状況報告を生成し、車両稼働状況報告は、前記車両の電気制御システムの稼働状態をすべて掲示することができる。

好ましくは、また、移動端末は、前記車両稼働状況データに基づいてｐｄｆ形式の車両稼働状況報告を生成しているものの、移動端末は、前記車両稼働状況データに基づいてその他のファイル形式の車両稼働状況報告を生成することもでき、例えば、移動端末は、前記車両稼働状況データに基づいてｗｏｒｄ形式、ｅｘｃｅｌ形式、ｔｘｔ形式或いはｊｐｇ画像形式等の車両稼働状況報告を生成することもできるが、ここでは限定しない。

好ましくは、また、生成した車両稼働状況報告が電子版であるため、移動端末は、電子メールで前記車両稼働状況報告を送信したり、或いは、生成した車両稼働状況報告を移動端末本体に保存したり、サーバにアップロードしたりすることもできる。

なお、本発明の実施例における移動端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノート型等のスマート端末機器を包括するが、限定するものではない。

このことから、本発明の実施例において、ユーザは、直接移動端末を介して車載端末とワイヤレス接続を確立し、車載端末に車両診断コマンド送信することができ、車載端末は、車両のＯＢＤと接続を確立するため、前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、診断で得た車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを移動端末に送信し、移動端末は、受信した車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成している。上述した本発明に係る技術的手段により、ユーザは、移動端末と車載端末とを介するだけで、自分で車両に対して点検を行うことができ、且つ車両の電気制御システム全体の稼働状況を調べることができ、指定されたところでないと故障診断を行うことができないという不便を解消し、ユーザが車両に対して点検を行うことに、極めて大きな利便性をもたらしている。一方、移動端末が受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成することで、ユーザは、車両稼働状況報告によって車両の電気制御システムの稼働状況を直接知り得ることができ、さらに、リアルタイムで車両の詳細な稼働状況を把握することが可能という利便性が提供されている。

以下において、車載端末を主体に、本発明の実施例における車両点検方法に対して説明を行っており、図２を参照すると、本発明の実施例における車両点検方法は、
車載端末が車両のＯＢＤと接続するステップ２０１と、
前記車載端末が移動端末とワイヤレス接続を確立するステップ２０２と、
前記車載端末が前記移動端末からの車両診断コマンドを受信するステップ２０３と、
前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得るステップ２０４と、
前記車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを前記車載端末が前記移動端末に送信するステップ２０５と、を包括する車両点検方法を提供している。

好ましくは、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ機器としており、ｇｏｌｏ機器は、故障情報、データ流量、位置情報、車両状況等を包括する自動車にある全システムの様々な稼働データをリアルタイムで収集することができることから、「リアルタイムの遠隔診断」、「自動車の専門的な点検」、「車両の注意警告」、「車両所有者ライフコミュニティ」及び「位置情報サービス」等といった自動車に関する様々な応用を実現している。本発明の実施例では、ｇｏｌｏ機器のプラグをＯＢＤのインターフェイスに挿入することで、ｇｏｌｏ機器と車両のＯＢＤとの接続を実現している。

また、車載端末は、移動端末とワイヤレス接続を確立し、ワイヤレス接続の方法は、例えば、ブルートゥース（登録商標）とすることができる。具体的にいうと、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ３機器（即ち、第３世代ｇｏｌｏ機器）であって、ｇｏｌｏ３機器は、Ｗｉ−Ｆｉ技術に対応しているため、移動端末は、ブルートゥース（登録商標）でｇｏｌｏ３機器とワイヤレス接続を確立することができるだけでなく、Ｗｉ−Ｆｉ技術でｇｏｌｏ３機器とワイヤレス接続を確立することもできる。

なお、車載端末は、ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行う過程で、周知技術を必要とするため、本発明の実施例では、車載端末がＯＢＤを介して前記車両に対して診断を行う過程について言及しない。

前記車載端末は、ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得ると、ステップ２０２において移動端末と確立したワイヤレス接続（例えば、ブルートゥース（登録商標）或いはWi−Fi）を介し、車両稼働状況データを前記移動端末に送信することで、移動端末が前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成することができるようにしている。

なお、本発明の実施例における移動端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノート型等のスマート端末機器を包括するが、限定するものではない。

このことから、本発明の実施例において、ユーザは、直接移動端末を介して車載端末とワイヤレス接続を確立し、車載端末に車両診断コマンド送信することができ、車載端末は、車両のＯＢＤと接続を確立するため、前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、診断で得た車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを移動端末に送信し、移動端末は、受信した車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成している。上述した本発明に係る技術的手段により、ユーザは、移動端末と車載端末とを介するだけで、自分で車両に対して点検を行うことができ、且つ車両の電気制御システム全体の稼働状況を調べることができ、指定されたところでないと故障診断を行うことができないという不便を解消し、ユーザが車両に対して点検を行うことに、極めて大きな利便性をもたらしている。一方、移動端末が受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成することで、ユーザは、車両稼働状況報告によって車両の電気制御システムの稼働状況を直接知り得ることができ、さらに、リアルタイムで車両の詳細な稼働状況を把握することが可能という利便性が提供されている。

本発明の実施例は、移動端末をさらに提供しており、図３を参照すると、本発明の実施例における移動端末３００は、
車両の車載診断システムＯＢＤと接続する、車載端末との間のワイヤレス接続を確立するために用いる接続モジュール３０１と、
車両診断コマンドを前記車載端末に送信するために用いる送信モジュール３０２と、
前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する前記車載端末の車両稼働状況データを受信するために用いる受信モジュール３０３と、
前記受信モジュール３０３が受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成する生成モジュール３０４と、を包括している。

好ましくは、生成モジュール３０４は、具体的にいうと、前記受信モジュール３０３が受信した前記車両稼働状況データに基づいてｐｄｆ形式の車両稼働状況報告を生成しているものの、生成モジュール３０４は、前記車両稼働状況データに基づいてその他のファイル形式の車両稼働状況報告を生成することもでき、例えば、生成モジュール３０４は、前記車両稼働状況データに基づいてｗｏｒｄ形式、ｅｘｃｅｌ形式、ｔｘｔ形式或いはｊｐｇ画像形式等の車両稼働状況報告を生成することもできるが、ここでは限定しない。

好ましくは、また、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ機器としており、ｇｏｌｏ機器は、故障情報、データ流量、位置情報、車両状況等を包括する自動車にある全システムの様々な稼働データをリアルタイムで収集することができることから、「リアルタイムの遠隔診断」、「自動車の専門的な点検」、「車両の注意警告」、「車両所有者ライフコミュニティ」及び「位置情報サービス」等といった自動車に関する様々な応用を実現している。本発明の実施例では、ｇｏｌｏ機器のプラグをＯＢＤのインターフェイスに挿入することで、ｇｏｌｏ機器と車両のＯＢＤとの接続を実現している。具体的にいうと、車載端末は、ｇｏｌｏ３機器であって、ｇｏｌｏ３機器は、Ｗｉ−Ｆｉ技術に対応しているため、接続モジュール３０１は、車載端末との間のＷｉ−Ｆｉ接続を確立するために用いている。

なお、本発明の実施例における移動端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノート型等のスマート端末機器を包括するが、限定するものではない。本発明の実施例における移動端末は、上述した方法の実施例にある移動端末のように、上述した方法の実施例にあるすべての技術的方法を実現するために用いており、各機能のモジュールの具体的な実現過程は、上述したデバイスの実施例を参照することができることから、ここでは言及しない。

このことから、本発明の実施例において、ユーザは、直接移動端末を介して車載端末とワイヤレス接続を確立し、車載端末に車両診断コマンド送信することができ、車載端末は、車両のＯＢＤと接続を確立するため、前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、診断で得た車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを移動端末に送信し、移動端末は、受信した車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成している。上述した本発明に係る技術的手段により、ユーザは、移動端末と車載端末とを介するだけで、自分で車両に対して点検を行うことができ、且つ車両の電気制御システム全体の稼働状況を調べることができ、指定されたところでないと故障診断を行うことができないという不便を解消し、ユーザが車両に対して点検を行うことに、極めて大きな利便性をもたらしている。一方、移動端末が受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成することで、ユーザは、車両稼働状況報告によって車両の電気制御システムの稼働状況を直接知り得ることができ、さらに、リアルタイムで車両の詳細な稼働状況を把握することが可能という利便性が提供されている。

本発明の実施例は、車載端末をさらに提供しており、図４を参照すると、本発明の実施例における車載端末４００は、
車両の車載診断システムＯＢＤとの間の接続を確立するために用いる第一接続モジュール４０１と、
移動端末との間のワイヤレス接続を確立する第二接続モジュール４０２と、
前記移動端末からの車両診断コマンドを受信するために用いる受信モジュール４０３と、
前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得るために用いる診断モジュール４０４と、
前記車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを前記移動端末に送信するために用いる送信モジュール４０５と、を包括している。

好ましくは、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ機器としており、ｇｏｌｏ機器は、故障情報、データ流量、位置情報、車両状況等を包括する自動車にある全システムの様々な稼働データをリアルタイムで収集することができることから、「リアルタイムの遠隔診断」、「自動車の専門的な点検」、「車両の注意警告」、「車両所有者ライフコミュニティ」及び「位置情報サービス」等といった自動車に関する様々な応用を実現している。本発明の実施例では、ｇｏｌｏ機器のプラグをＯＢＤのインターフェイスに挿入することで、第一接続モジュール４０１が車両のＯＢＤとの間の接続を確立している。

好ましくは、本発明の実施例における車載端末は、ｇｏｌｏ３機器であって、第二接続モジュール４０２は、前記移動端末との間のＷｉ−Ｆｉ接続を確立するために用いている。

なお、本発明の実施例における移動端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノート型等のスマート端末機器を包括するが、限定するものではない。

本発明の実施例における車載端末は、上述した方法の実施例にある車載端末のように、上述した方法の実施例にあるすべての技術的方法を実現するために用いており、各機能のモジュールの具体的な実現過程は、上述したデバイスの実施例を参照することができることから、ここでは言及しない。

このことから、本発明の実施例において、ユーザは、直接移動端末を介して車載端末とワイヤレス接続を確立し、車載端末に車両診断コマンド送信することができ、車載端末は、車両のＯＢＤと接続を確立するため、前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、診断で得た車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを移動端末に送信し、移動端末は、受信した車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成している。上述した本発明に係る技術的手段により、ユーザは、移動端末と車載端末とを介するだけで、自分で車両に対して点検を行うことができ、且つ車両の電気制御システム全体の稼働状況を調べることができ、指定されたところでないと故障診断を行うことができないという不便を解消し、ユーザが車両に対して点検を行うことに、極めて大きな利便性をもたらしている。一方、移動端末が受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成することで、ユーザは、車両稼働状況報告によって車両の電気制御システムの稼働状況を直接知り得ることができ、さらに、リアルタイムで車両の詳細な稼働状況を把握することが可能という利便性が提供されている。

以上が、本発明が提供する車両点検方法、移動端末及び車載端末に対する説明であるが、当該分野において通常の知識を有する者が本発明に係る実施例の精神に基づいて具体的な実施方法や応用範囲を修飾することができるものの、上述したことは、本発明を制限するものではない。

１０１〜１０４ ステップ
２０１〜２０５ ステップ
３００ 移動端末
３０１ 接続モジュール
３０２ 送信モジュール
３０３ 受信モジュール
３０４ 生成モジュール
４００ 車載端末
４０１ 第一接続モジュール
４０２ 第二接続モジュール
４０３ 受信モジュール
４０４ 診断モジュール
４０５ 送信モジュール

Claims (10)

1. 移動端末が、車両のＯＢＤと接続する車載端末とワイヤレス接続を確立するステップと、
   前記移動端末が前記車載端末に車両診断コマンドを送信するステップと、
   前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する車両稼働状況データを前記移動端末が前記車載端末から受信するステップと、
   前記車両稼働状況データに基づいて前記移動端末が車両稼働状況報告を生成するステップと、を包括することを特徴とする車両点検方法。
2. 前記移動端末は、前記車両稼働状況データに基づいてｐｄｆ形式の車両稼働状況報告を生成することを特徴とする請求項１に記載の車両点検方法。
3. 前記車載端末は、ｇｏｌｏ３機器であって、前記移動端末は、前記車載端末とワイヤレス・フィディリティー、Ｗｉ−Ｆｉ接続を確立することを特徴とする請求項１或いは２に記載の車両点検方法。
4. 車載端末が車両のＯＢＤと接続するステップと、
   前記車載端末が移動端末とワイヤレス接続を確立するステップと、
   前記車載端末が前記移動端末からの車両診断コマンドを受信するステップと、
   前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得るステップと、
   前記車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを前記車載端末が前記移動端末に送信するステップと、を包括することを特徴とする車両点検方法。
5. 前記車載端末は、ｇｏｌｏ３機器であって、前記移動端末は、前記車載端末とワイヤレス・フィディリティー、Ｗｉ−Ｆｉ接続を確立することを特徴とする請求項４に記載の車両点検方法。
6. 車両の車載診断システムＯＢＤと接続する、車載端末との間のワイヤレス接続を確立するために用いる接続モジュールと、
   車両診断コマンドを前記車載端末に送信するために用いる送信モジュールと、
   前記車載端末が前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行って得た車両稼働状況結果を包括する前記車載端末の車両稼働状況データを受信するために用いる受信モジュールと、
   前記受信モジュールが受信した前記車両稼働状況データに基づいて車両稼働状況報告を生成する生成モジュールと、を包括することを特徴とする移動端末。
7. 前記生成モジュールは、前記車両稼働状況データに基づいてｐｄｆ形式の車両稼働状況報告を生成することを特徴とする請求項６に記載の移動端末。
8. 前記車載端末は、ｇｏｌｏ３機器であって、前記接続モジュールは、前記移動端末と前記車載端末との間のワイヤレス・フィディリティー、Ｗｉ−Ｆｉ接続を確立することを特徴とする請求項６或いは７に記載の移動端末。
9. 車両の車載診断システムＯＢＤとの間の接続を確立するために用いる第一接続モジュールと、
   移動端末との間のワイヤレス接続を確立する第二接続モジュールと、
   前記移動端末からの車両診断コマンドを受信するために用いる受信モジュールと、
   前記車両診断コマンドの指示の下、前記ＯＢＤを介し、前記車両に対して診断を行い、車両稼働状況結果を得るために用いる診断モジュールと、
   前記車両稼働状況結果を含む車両稼働状況データを前記移動端末に送信するために用いる送信モジュールと、を包括することを特徴とする車載端末。
10. 前記車載端末は、ｇｏｌｏ３機器であって、前記第二接続モジュールは、前記車載端末と前記移動端末との間のワイヤレス・フィディリティー、Ｗｉ−Ｆｉ接続を確立することを特徴とする請求項６或いは７に記載の車載端末。