JP2017518845A - 筋肉痛の診断のための方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

1つ以上の生理学的疼痛信号を患者の選択された筋肉内で検出することができる最小の刺激の大きさを判断することによって患者における筋肉痛を評価するためのシステムおよび方法を提供する。一局面において、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を評価するためのシステムが本明細書に開示されている。当該システムは、少なくとも1つの刺激源と、少なくとも1つのセンサと、処理回路とを備え得る。

Description

分野
本発明は、筋肉痛を特定および評価するためのシステムおよび方法に関する。
背景
疼痛の原因として筋肉を特定するための現行の手順は、筋肉の電気刺激または触診によって実行される。疼痛の推定上の原因として特定される部位は、さまざまな物質またはドライニードルを注射され得て、しばしばトリガポイント(TrP)と呼ばれる特定のスポットに概して注射され得る。多くの場合、TrPが存在する特定の筋肉は、特定されない。触診は、多くの場合、痛みのある部位を特定するための信頼性を欠く手段であり、筋肉全体を考慮することなく触診によって疼痛の原因として特定される筋肉内の痛みのあるスポットへの注射は、準最適な結果を生じさせる。Marcus,NJ.、Gracely,E.、Keefe,K.(2010)「筋性起始の疼痛を診断および治療するための包括的プロトコルは、慢性疼痛個体群において疼痛を成功裏に確実に減少または除去することができる(A Comprehensive Protocol to Diagnose and Treat Pain of Muscular Origin May Successfully and Reliably Decrease or Eliminate Pain in a Chronic Pain Population)」、Pain Medicine、11(1)を参照されたい。これは、全文が引用によって本明細書に援用される。
筋肉痛の診断のための現行の電気刺激システムは、標準的な筋肉、典型的には僧帽筋において目に見える収縮を生じさせるのに十分な電流を生成するために固定のパルス周波数および波形のアンペア数を臨床医が調節することを必要とする。多くの患者、特に失調または肥満の患者では、筋肉の収縮を観察することは困難であり得るため、いかなる収縮にも必要な最小値を越える過剰なアンペア数が選択され得る。著しく過剰な電流が使用されると、任意の筋肉の過剰収縮が不快感を生じさせる可能性があるので、患者は偽陽性を報告する可能性がある。偽陰性の可能性も同様に重要であり、偽陰性は、皮神経の好ましくない刺激が軽度の感覚を生じさせる場合に起こり得て、当該軽度の感覚は、疼痛を発生させる筋肉の収縮によって生じる付随的不快感を隠すことができる。これらの問題は、現行の疼痛診断システムおよび方法ではほとんど無視され、および/または、対処されていない。
したがって、筋肉痛を診断するためのより高度な方法およびシステムが必要である。
概要
一局面において、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を評価するためのシステムが本明細書に開示されている。当該システムは、少なくとも1つの刺激源と、少なくとも1つのセンサと、処理回路とを備え得る。各刺激源は、複数の刺激パラメータに従って患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して選択された刺激を選択的に加えるように構成され得る。複数の刺激パラメータは、刺激の大きさ、刺激の位相、刺激の波形および刺激の頻度を備え得る。複数の刺激パラメータの各刺激パラメータは、選択的に調節可能な値を有し得る。少なくとも1つのセンサは、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内で少なくとも1つの生理学的信号を検出するように構成され得る。処理回路は、少なくとも1つの刺激源および少なくとも1つのセンサと作動的に通信し得る。処理回路は、少なくとも1つの刺激源の選択された刺激について最小の刺激の大きさを判断するように構成され得る。最小の刺激の大きさは、少なくとも1つのセンサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号が患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の収縮を示す選択された刺激の可能な限り低い大きさに対応し得る。開示されているシステムを使用する方法も記載されている。
さらなる利点は、一部は以下の説明に記載され、または実施により学ぶことができる。当該利点は、特に添付の特許請求の範囲において指摘される要素および組み合わせによって認識され、達成されるであろう。上記の一般的説明も以下の詳細な説明も、クレームされている通り、例示的かつ説明的であるに過ぎず、限定的なものではないということが理解されるべきである。
本明細書に組み入れられて本明細書の一部を構成する添付の図面は、実施例を示しており、説明とともに、当該方法およびシステムの原理を説明する役割を果たす。
本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す概略図である。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す概略図である。 本明細書に開示されている疼痛評価システムで使用される例示的な波形発生器およびコントローラを示す回路図である。 本明細書に開示されている疼痛評価システムの刺激発生器のための例示的な変調器回路を示す回路図である。 本明細書に開示されている疼痛評価システムの例示的な差動検出要素を示す回路図である。 本明細書に開示されている疼痛評価システムの例示的な差動検出要素を示す概略図である。 本明細書に開示されている疼痛評価システムの例示的な差動検出要素を示す回路図である。 本明細書に開示されている疼痛評価システムおよび方法で使用される例示的な色分けされた筋肉痛状態図を示す。 本明細書に開示されている疼痛評価システムおよび方法で使用される例示的な評価図である。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムのさまざまな局面を示す。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価方法のさまざまな局面を示すフローチャートである。 本明細書に開示されている例示的な疼痛評価システムを示す概略図である。 本明細書に開示されている例示的な自立型の疼痛評価装置の斜視図である。 開示されている疼痛検出方法を実行するための例示的な動作環境を示すブロック図である。 被験者の背筋および胸腰筋膜を示す図である。
詳細な説明
本方法およびシステムを開示および説明する前に、当該方法およびシステムは特定の方法、特定の構成要素、または特定の構成に限定されるものではないということが理解されるべきである。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的としており、限定的であるよう意図したものではないということが理解されるべきである。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上別段の明確な指示がない限り、複数の指示対象を含む。範囲は、本明細書では、「約」1つの特定の値から、および/または、「約」別の特定の値までとして表現することができる。このような範囲が表現される場合、別の実施例は、当該1つの特定の値から、および/または、当該別の特定の値までを含む。同様に、値が「約」という先行詞を用いて近似値として表現される場合、特定の値が別の実施例を構成することが理解されるであろう。さらに、範囲の各々の終点は、他の終点との関連でも他の終点とは無関係でも重要であるということが理解されるであろう。
「任意の」または「任意に」は、後に記載される事象または状況が起こる場合もあれば起こらない場合もあることを意味し、説明は、上記事象または状況が起こる場合と、上記事象または状況が起こらない場合とを含むことを意味する。
本明細書の説明および特許請求の範囲全体を通して、「comprise」という語および「comprising」および「comprises」などの当該語の変形例は、「含むが、それらに限定されるものではない」ことを意味し、例えば他の付加物、構成要素、完全体またはステップを排除することを意図したものではない。「例示的な」は、「一例」を意味し、好ましいまたは理想的な実施例を表わすことを意図したものではない。「などの」は、限定的な意味ではなく説明的な目的で使用される。
開示されている方法およびシステムを実行するために使用可能な構成要素が開示されている。これらのおよび他の構成要素は、本明細書に開示されており、これらの構成要素の組み合わせ、サブセット、相互作用、群などが開示されるが、これらの各々のさまざまな個々のおよび集合的な組み合わせおよび順列の具体的な参照が明示的に開示されることができない場合、各々は全ての方法およびシステムについて具体的に検討され、本明細書に記載されている、ということが理解される。これは、開示されている方法におけるステップを含むがそれらに限定されない本願の全ての局面に適用される。したがって、実行可能なさまざまなさらなるステップがある場合、これらのさらなるステップの各々は、開示されている方法の任意の特定の実施例または実施例の組み合わせにより実行できるということが理解される。
本方法およびシステムは、以下の好ましい実施例の詳細な説明およびそこに含まれる例、ならびに、図面およびそれらの上記および以下の説明を参照することによってより容易に理解されることができる。
さまざまな局面における疼痛評価システムおよび方法が本明細書に開示されている。例示的な局面において、図1〜図19を参照して、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を評価するためのシステムは、少なくとも1つの刺激源と、少なくとも1つのセンサと、処理回路とを備え得る。例示的な局面において、少なくとも1つの選択された筋肉は、患者の背中上部、背中下部または胸腰筋膜における疼痛を訴える部位に対応し得るが、選択された筋肉は患者の身体内のどこにでも位置してもよいと考えられる。
一局面において、少なくとも1つの刺激源の各刺激源は、複数の刺激パラメータに従って患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して選択された刺激を選択的に加えるように構成され得る。この局面において、複数の刺激パラメータは、刺激の大きさ、刺激の位相、刺激の波形および刺激の頻度を少なくとも備え得る。複数の刺激パラメータの各刺激パラメータは、選択された刺激を生成するように選択的に調節可能な値を有し得ると考えられる。例示的な局面において、少なくとも1つの刺激源は、刺激パッドおよび刺激装置ヘッドのうちの少なくとも1つを備え得て、当該刺激装置ヘッドは、例えばアルミニウム刺激装置ヘッドなどであるがそれに限定されない。
別の局面において、少なくとも1つのセンサは、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内で少なくとも1つの生理学的信号を検出するように構成され得る。任意に、この局面において、少なくとも1つのセンサの各センサは、小型コンデンサ、全指向性マイクロフォン、微小電気機械システム(microelectromechanical system:MEMS)マイクロフォン、MEMS加速度計、および例えば心電図(electrocardiogram:EKG)センサパッドなどであるがそれに限定されない接着接触電気信号センサパッドからなる群から選択される。したがって、少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの選択された筋肉内で任意の生理学的信号を検出するように構成され得ると考えられ、当該生理学的信号は、例えば内部有機または無機プロセスに関連付けられる圧力波、電気信号、音響信号、加速度などであるがそれらに限定されない。例示的な局面において、少なくとも1つの刺激源は、その起始(origin)からその付着部(insertion)まで、各々の選択された筋肉に沿ってどこにでも位置してもよい。これらの局面において、各々の選択された筋肉は、起始から付着部まで、その長さ全体に沿って刺激を加えられることができると考えられる。
さらなる局面において、処理回路は、少なくとも1つの刺激源および少なくとも1つのセンサと作動的に通信し得る。この局面において、処理回路は、少なくとも1つの刺激源の選択された刺激について最小の刺激の大きさを判断するように構成され得る。最小の刺激の大きさは、少なくとも1つのセンサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号が患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の収縮を示す選択された刺激の可能な限り低い大きさに対応し得ると考えられる。さらに、最小の刺激の大きさで選択された刺激を加えると、システムおよび/または臨床医は、選択された筋肉が疼痛の原因であるか否かを判断することができると考えられる。
任意に、一局面において、少なくとも1つの刺激源は、電気信号発生器および機械力発生器のうちの少なくとも1つを備え得る。
任意に、さらなる局面において、疼痛評価システムは、ハウジングをさらに備え得る。この局面において、少なくとも1つの刺激源および少なくとも1つのセンサは、ハウジング内に位置決めされ得る。
任意に、別の局面において、少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つのセンサとは別個に設けられた少なくとも1つの外部刺激源を備え得る。
任意に、さらなる局面において、少なくとも1つのセンサの各センサは、センサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され得る。この局面において、処理回路は、少なくとも1つのセンサの各センサから出力を受取るように構成され得る。
1つの例示的な局面において、少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電気信号発生器を備え得る。任意に、この局面において、図3〜図4を参照して、少なくとも1つの電気信号発生器は、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して干渉電気刺激波形を加えるように構成され得る。干渉刺激波形は、任意に少なくとも2つの電気信号を備え得る。少なくとも2つの電気信号の各電気信号は、約1〜約3,000Hzの周波数を有し得ると考えられる。さらなる例示的な局面において、少なくとも2つの電気信号の各電気信号は、対応する波形パラメータを有し得る。これらの局面において、波形パラメータは、振幅、周波数、位相値および振幅変調を少なくとも備え得て、各電気信号の波形パラメータのうちの少なくとも1つは、選択的に調節可能であり得る。動作時、波形パラメータは、特定の対象となる内部身体プロセス、モニタリングされる患者の特定の筋肉または筋肉群、ならびに、体脂肪率、残余筋緊張などの患者の体型および身体組成などのうちの1つ以上に基づいて選択的に調節され得ると考えられる。任意に、さらなる局面において、少なくとも1つの電気信号発生器は、電子回路を備え得る。これらの局面において、電子回路は、少なくとも2つの半導体トランジスタを備え得て、少なくとも2つの半導体トランジスタは、少なくとも2つの電気信号を乗じて干渉刺激波形にするように構成され得る。さらなる局面において、少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電気信号発生器と作動的に電気的に通信するように位置決めされた少なくとも1つの電極をさらに備え得る。これらの局面において、少なくとも1つの電極は、電気信号発生器から干渉刺激波形を受取って、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して当該干渉刺激波形を加えるように構成され得る。
別の例示的な局面において、少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電気信号発生器を備え得る。この局面において、図3〜図4を参照して、少なくとも1つの電気信号発生器は、電子回路を備え得て、当該電子回路は、それ自体が少なくとも2つの半導体トランジスタを備える。任意に、少なくとも2つの半導体トランジスタは、少なくとも2つの時変電気信号を乗じて合成干渉刺激波形にするように構成され得て、少なくとも1つの電気信号発生器は、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して当該干渉刺激波形を加えるように構成され得る。さらなる局面において、少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電気信号発生器と作動的に電気的に通信するように位置決めされた少なくとも1つの電極をさらに備え得る。これらの局面において、少なくとも1つの電極は、電気信号発生器から干渉刺激波形を受取って、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して当該干渉刺激波形を加えるように構成され得る。
さらなる例示的な局面において、少なくとも1つの電子信号発生器の電子回路は、少なくとも二対の干渉刺激波形を生成するように構成され得る。これらの局面において、少なくとも1つの刺激源は、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に当該干渉刺激波形を送達するように構成され得る。任意に、少なくとも一対の干渉刺激波形は、少なくとも1つの刺激源の他の刺激源と比較される参照チャネルであるように構成され得る。
さらに別の例示的な局面において、図10〜図11を参照して、少なくとも1つのセンサは、複数のセンサを備え得る。この局面において、複数のセンサは、複数の検知チャネルと複数の処理チャネルとを規定するように処理回路と協働し得て、各検知チャネルは、対応する処理チャネルに作動的に接続される。各検知チャネルは、複数のセンサのうちの少なくとも1つのセンサを備え得ると考えられる。任意に、例示的な局面において、複数の処理チャネルの各々のそれぞれの処理チャネルは、対応する検知チャネルの少なくとも1つのセンサの各センサの出力を受取るように構成され得る。これらの局面において、各センサの出力は、対応する検知チャネルの少なくとも1つのセンサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号を示し得る。
さらなる例示的な局面において、図5〜図7および図12〜図15を参照して、処理回路は、少なくとも1つのセンサと作動的に通信するように位置決めされた高同相信号除去比計装アンプを備え得る。この局面において、少なくとも1つのセンサの各センサは、センサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され得て、計装アンプは、少なくとも1つのセンサの各センサからの出力を受取るように構成され得る。任意に、さらなる局面において、処理回路は、少なくとも1つの適応平均化回路をさらに備え得る。これらの局面において、計装アンプは、少なくとも1つのセンサの各センサから受取られる出力に対応する出力を生成するように構成され得る。動作時、少なくとも1つの適応平均化回路は、計装アンプの各々のそれぞれの出力を受取るように構成され得て、少なくとも1つの適応平均化回路は、周囲のノイズから少なくとも1つの生理学的信号を分離し、それによって分離された出力信号を生成するように構成され得る。さらなる局面において、少なくとも1つの適応平均化回路は、分離された出力信号を固定の電圧信号と比較するように構成され得る。任意に、他の例示的な局面において、疼痛評価システムは、少なくとも1つのディスプレイをさらに備え得る。これらの局面において、少なくとも1つの適応平均化回路は、処理回路と作動的に通信するように位置決めされ得て、処理回路は、分離された出力信号と固定の電圧信号との比較の視覚的表示をディスプレイ上に生成するように構成され得る。さらに他の例示的な局面において、各適応平均化回路は、対応する信号処理パラメータを有し得る。これらの局面において、信号処理パラメータは、処理期間および平均化期間を少なくとも備え得る。処理期間および平均化期間のうちの少なくとも1つは、選択的に調節可能であり得ると考えられる。任意に、さらなる例示的な局面において、疼痛評価システムは、処理回路と作動的に通信するデータベースをさらに備え得る。これらの局面において、データベースは、複数の信号処理パラメータデータセットを備え得て、処理回路は、選択された信号処理パラメータデータセットに従って各適応平均化回路の処理期間および平均化期間のうちの少なくとも1つを調節するように構成され得る。代替的に、オペレータが各適応平均化回路の処理期間および平均化期間のうちの少なくとも1つを選択的に手動で調節してもよいと考えられる。
別の例示的な局面において、疼痛評価システムは、処理回路と作動的に通信するメモリをさらに備え得る。この局面において、少なくとも1つのセンサの各センサは、センサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され得て、処理回路は、少なくとも1つのセンサの出力を受取って、複数の出力を生成するように構成され得る。動作時、複数の出力のうちの少なくとも1つの出力は、少なくとも1つのセンサの出力に対応し得て、複数の出力のうちの少なくとも1つの出力は、選択された刺激についての最小の刺激の大きさに対応し得る。メモリは、処理回路から複数の出力を受取って格納するように構成され得る。例示的な局面において、メモリは、複数の出力と同時に処理回路から診断/治療データを受取って格納するように構成され得る。任意に、いくつかの局面において、当該システムは、処理回路と作動的に通信するように位置決めされたディスプレイをさらに備え得る。これらの局面において、少なくとも1つのセンサおよびディスプレイは、ハウジングに作動的に固定され得る。動作時、ディスプレイは、処理回路の複数の出力のうちの少なくとも1つの出力を視覚的に表示するように構成され得る。いくつかの任意の局面において、ディスプレイは、処理回路と作動的に通信するリモートコンピューティング装置に一体化されるか、またはそうでなければ作動的に結合され得る。任意に、これらの局面において、リモートコンピューティング装置は、スマートフォン、タブレットおよびコンピュータからなる群から選択され得て、ディスプレイは、リモートコンピューティング装置内に格納されたホストプログラムおよびグラフィカルユーザインターフェイス(graphical user interface:GUI)に作動的に結合され得る。任意に、1つの例示的な局面において、ディスプレイは、少なくとも1つのセンサと同一のハウジング内に搭載されるLEDディスプレイであってもよい。
さらに別の例示的な局面において、図17を参照して、疼痛評価システムは、システムコントローラをさらに備え得る。この局面において、システムコントローラは、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよび処理回路に作動的に接続され得る。システムコントローラは、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよび処理回路のうちの少なくとも1つに関連付けられる1つ以上のパラメータの選択的調節を行うように構成され得る。動作時、システムコントローラは、少なくとも1つの刺激源および少なくとも1つのセンサの同期を維持するように構成され得る。任意に、いくつかの例示的な局面において、当該システムは、少なくとも1つの刺激源およびシステムコントローラと作動的に通信するリモートコンピューティング装置をさらに備え得る。ユーザからの1つ以上の入力に応答して、リモートコンピューティング装置は、少なくとも1つの刺激源の動作に関連付けられる1つ以上の制御パラメータの選択的調節を行うように構成され得る。さらなる任意の局面において、少なくとも1つのセンサの各センサは、センサによって検出される少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され得る。これらの局面において、処理回路は、少なくとも1つのセンサの出力を受取って、処理回路の処理パラメータを示す複数の出力を生成するように構成され得る。少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられた後に、システムコントローラは、少なくとも1つのセンサおよび処理回路によって生成された出力を評価して、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよび処理回路のうちの少なくとも1つについての最適なパラメータを判断するように構成され得る。任意に、当該システムは、コントローラと作動的に通信するディスプレイをさらに備え得て、コントローラは、ディスプレイを用いて最適なパラメータを視覚的に表示するように構成され得る。任意に、動作時、コントローラは、最適なパラメータを用いて少なくとも1つの選択された筋肉に対して選択された刺激を加えるように構成され得る。最適化された信号を加えたときの少なくとも1つのセンサの出力は、上記のようにモニタリングされ得ると考えられる。さらに、最適化およびモニタリングサイクルは、所望のパラメータを特定するために必要に応じて継続され得ると考えられる。例示的な局面において、システムコントローラは、少なくとも1つのセンサによって生成された出力の検索および少なくとも1つのセンサのパラメータの選択的なリモート調節を可能にするように構成されたソフトウェアを備え得る。同様に、他の例示的な局面において、システムコントローラは、少なくとも1つの刺激源によって生成された出力の検索および少なくとも1つの刺激源のパラメータの選択的なリモート調節を可能にするように構成されたソフトウェアを備え得る。
任意に、例示的な局面において、少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電極を備え得る。これらの局面において、少なくとも1つの電極は、第2の電極から間隔をあけて配置された第1の電極を備え得る。動作時、第2の電極は、任意に、第1の電極の位置とは異なる位置における患者の身体上に位置決めされるように構成され得て、第2の電極は、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して参照刺激信号を加えるように構成され得る。さらなる局面において、選択された刺激に関して上記で開示された最適化およびモニタリング手順は、複数の刺激およびセンサ要素に適用可能であると考えられる。したがって、本明細書に開示されているように、最適化およびモニタリング手順は、主要刺激信号にも参照刺激信号にも適用可能であると考えられる。
さらなる任意の局面において、図1を参照して、疼痛評価システムは、リモートコンピューティング装置と、診療記録データベースとをさらに備え得る。これらの局面において、診療記録データベースは、任意に、患者に関連付けられる履歴疼痛データを含み得る。リモートコンピューティング装置は、診療記録データベースと作動的に通信するように位置決めされ得て、リモートコンピューティング装置は、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内で少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられると患者が経験する疼痛を示す1つ以上の入力を受取るように構成され得る。動作時、リモートコンピューティング装置は、1つ以上の入力に基づいて診療記録データベースを更新するように構成され得る。例示的な局面において、リモートコンピューティング装置によって受取られる1つ以上の入力の各入力は、疼痛なし、持続性疼痛および一過性疼痛のうちの1つに対応し得る。さらなる例示的な局面において、リモートコンピューティング装置は、少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられる前または最中に、患者に関連付けられる履歴疼痛データを表示するように構成され得る。これらの局面において、リモートコンピューティング装置は、例えば患者に刺激を加えている最中および/または後などに臨床医を誘導するために身体の筋肉図ならびに筋肉評価および筋肉治療のための図のうちの少なくとも1つを表示するように構成され得る。
さらなる例示的な局面において、リモートコンピューティング装置は、患者に関連付けられる履歴疼痛評価/治療データを診療記録データベースから選択的に検索するように構成され得る。さらに他の例示的な局面において、診療記録データベースは、所与の時に複数のリモートコンピューティング装置によってアクセス可能であり得ると考えられる。任意に、リモートコンピューティング装置は、印刷可能な報告書の形態でデータを診療記録データベースから検索し得て、当該データは、任意に、リモートコンピューティング装置によって表示され、ローカルメモリに格納され、および/または、プリンタに送達されて印刷され得ると考えられる。
さらに別の例示的な局面において、図8を参照して、疼痛評価システムのリモートコンピューティング装置は、患者の筋肉の一覧および/または患者の筋肉の解剖学的図解を表示するように構成され得る。任意に、いくつかの局面において、筋肉の一覧および/または筋肉図解の各筋肉は、選択されたカラーインジケータに関連付けて表示され得る。これらの局面において、各々の選択されたカラーインジケータは、それぞれの筋肉痛評価/治療状態に対応し得て、当該筋肉痛評価/治療状態は、例えば疼痛なし、持続性疼痛、一過性疼痛、注射後3ヶ月未満の持続性疼痛、および注射後3ヶ月以上の持続性疼痛などであるが、それらに限定されるものではない。動作時、選択されたカラーインジケータは、患者に刺激を加えている間に臨床医によって選択的に調節可能であり得る。
例示的な局面において、図11および図13を参照して、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよびシステムコントローラは、従来の有線または無線接続を用いて作動的に接続される別々の、個々にパッケージングされたユニットとして設けられ得ると考えられる。他の例示的な局面において、図10、図12および図14を参照して、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよびシステムコントローラのうちの少なくとも2つは、一体の、任意に持ち運び可能なユニットとしてともに設けられてもよいと考えられる。さらに他の例示的な局面において、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよびシステムコントローラは、一体の、任意に持ち運び可能なユニットとしてともに設けられてもよいと考えられる。
例示的な局面において、本明細書に開示されている処理回路は、患者のプール上に収集された疼痛刺激データに従って患者の選択された筋肉の刺激を検出するためのアルゴリズムを開発するように構成され得ると考えられる。これらの局面において、処理回路は、選択された筋肉が疼痛の原因である可能性があるか否かを評価するために当該アルゴリズムを適用するように構成され得ると考えられる。
筋肉痛の評価に関して本明細書に記載されているが、開示されているシステムの局面は、さまざまな用途で使用可能であると考えられる。例えば、本明細書に開示されている処理回路の局面は、他の医療用途、光ファイバ通信、ローカルエリアネットワーキング、広域ネットワーキング、無線通信などにおいて使用可能であると考えられるが、それらに限定されるものではない。
使用時、開示されている疼痛評価システムは、患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を評価する方法を実行するために使用され得る。例示的な局面において、当該方法は、開示されているシステムを用いて少なくとも1つの刺激源の選択された刺激について最小の刺激の大きさを判断するステップを備え得る。これらの局面において、刺激が患者の身体内で自然に発生するときには最小の刺激の大きさはゼロであり得ると考えられる。
任意に、いくつかの例示的な局面において、当該方法は、刺激パラメータのうちの1つ以上を選択的に調節して、選択された刺激を生成するステップを備え得る。これらの局面において、選択的な調節は、任意にリモートコンピューティング装置を用いて行われ得る。
任意に、さらなる例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、少なくとも1つの電気信号発生器を用いて、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して干渉電気刺激波形を加えるステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、少なくとも1つの電気信号発生器を用いて、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して合成干渉刺激波形を加えるステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、少なくとも1つの電気信号発生器を用いて、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して少なくとも二対の干渉刺激波形のを加えるステップを備え得る。
任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、処理回路を用いて少なくとも1つのセンサの出力を受取るステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、処理回路を用いて、周囲のノイズから少なくとも1つの生理学的信号を分離して、分離された出力信号を生成するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、分離された出力信号を固定の電圧信号と比較するステップをさらに備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、分離された出力信号と固定の電圧信号との比較の視覚的表示を生成するステップをさらに備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、処理回路を用いて、データベースからの選択された信号処理パラメータデータセットに従って処理回路の各適応平均化回路の処理期間および平均化期間のうちの少なくとも1つを調節するステップをさらに備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、メモリ内の処理回路からの複数の出力を格納するステップをさらに備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、処理回路の複数の出力のうちの少なくとも1つの出力をディスプレイ上に視覚的に表示するステップをさらに備え得る。
任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、システムコントローラを用いて、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよび処理回路のうちの少なくとも1つに関連付けられる1つ以上のパラメータを選択的に調節するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、システムコントローラを用いて、少なくとも1つの刺激源および少なくとも1つのセンサの同期を維持するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、システムコントローラを用いて、少なくとも1つのセンサおよび処理回路によって生成された出力を評価して、少なくとも1つの刺激源、少なくとも1つのセンサおよび処理回路のうちの少なくとも1つについて最適なパラメータを判断するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、ディスプレイを用いて最適なパラメータを視覚的に表示するステップをさらに備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、最適なパラメータを用いて、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して選択された刺激を加えるステップをさらに備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、本明細書に開示されているように、患者の少なくとも1つの選択された筋肉に対して参照刺激信号を加えるステップを備え得る。
任意に、さらなる例示的な局面において、当該方法は、開示されているシステムを用いて、少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられると患者が経験する疼痛および不快感のうちの少なくとも1つの存在に基づいて、診療記録データベース内の患者に関連付けられる履歴疼痛データを更新するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、リモートコンピューティング装置を用いて、患者に刺激を加える前、最中または後に臨床医を誘導するために筋肉図および治療図のうちの少なくとも1つを表示するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、リモートコンピューティング装置を用いて、刺激を加えられる患者の各筋肉内の疼痛の評価/治療状態を選択的に調節するステップを備え得る。任意に、さらに他の例示的な局面において、当該方法は、リモートコンピューティング装置を用いて、患者に関連付けられる履歴疼痛評価/治療データを診療記録データベースから選択的に検索するステップを備え得る。
例示的な適用例
開示されている疼痛評価システムは、一般に、以下では痛みのある筋肉の検出器具(Painful Muscle Detection Instrument:PMDI)と称される。本明細書にさらに開示されているように、PDMI装置は、機能性筋肉痛の評価および治療に対する多面的アプローチに相当する。随意横紋筋を収縮させるのに十分に強い自動的に発生した電気刺激を提供することによって、特定の筋肉は、試験されて、それらが疼痛の原因であるか否かを判断することができる。PMDI装置は、筋肉収縮を生じさせるのに必要な最小の刺激強度を自動的に確定するのに対して、先行技術のアプローチは、筋収縮を観察することによって適切な刺激強度を推定するという点において、先行技術から逸脱している。また、PMDI装置は、場合によっては疼痛発生元であり得る全ての筋肉を臨床医に提案することを助ける組み込みソフトウェアを備えるという点において、先行技術から逸脱している。これは、筋肉解剖学に熟達していない臨床医が、疼痛の原因であり得るさまざまな筋肉の全てを特定することを可能にする教育的な構成要素を提供する。また、ソフトウェアは、当該器具を適切に配置したときに、特定の筋肉に刺激を加えて、誤ってみなされる可能性がある隣接する筋肉ではなく、当該特定の筋肉が疼痛の原因であるか否かを判断するよう臨床医に指示するための図を提供するように構成される。例えば、皮膚上の圧痛点は、いくつかの筋肉が互いに重なり合っていることを表わし得る。筋肉の経路に沿って圧痛が引き出されない限り、始めから終わりまで(起始から付着部まで)、臨床医は、疑わしい筋肉が実際に疼痛の原因であるか否かを正確に知ることはできない。理解されるように、これは重要である。なぜなら、筋肉付着部および筋肉におけるTrPは全て疼痛発生元として機能するからである。したがって、トリガポイント(TrP)に対して特定の筋肉を特定することは、治療中に針をどこに配置すべきであるかを判断するために必要である。疼痛を発生させていることが疑われる筋肉を触診によって特定するコミュニティスタンダードとは対照的に、筋肉を動かすことが、インビボで起こることを再現すると考えられる。さらに、休止筋の触診による圧痛は、筋肉ベースの疼痛(すなわち活動または長期間のポジショニングによる疼痛)がある大半の患者で起こることを再現しないので、筋肉痛のための優れた試験ではないと考えられる。また、さらに、最小限の収縮を生じさせることは、典型的な疼痛発生活動をより正確に再現すると考えられる。したがって、最小限の収縮の使用は、圧迫によって引き起こされる疼痛に対する、疼痛を生じさせる筋肉のより有効な指標になるであろうとさらに考えられ、当該圧迫によって引き起こされる疼痛は、別の筋肉による関連痛の反映または重なり合う筋肉に対する触診押圧に基づく厄介な反応であり得る。
本明細書にさらに開示されているように、PMDIは、最小の刺激の大きさを確定した後、自動的に診断モードにシフトするように構成され得る。対応する刺激は、疑わしい筋肉の経路に沿って刺激装置(例えばアルミニウム刺激装置ヘッド)によって提供され得る。一例は、背中上部における疼痛を訴える部位である(背筋および胸腰筋膜を示す図20を参照)。重なり合う筋肉および/または隣接する筋肉は、疼痛の原因であり得る。したがって、PMDIは、疑わしいと考えられる各筋肉の起始/付着部から筋肉の経路に沿って配置され、筋肉は、起始から付着部までその全体に沿って刺激を加えられる。開示されているシステムおよび方法を用いて試験されることができる筋肉の非制限的な例としては、菱形筋(肩甲骨の内側縁から胸椎および下部頸椎まで)、肩甲挙筋(頸椎に至るまでそれに刺激を加える肩甲骨の上内側角上の起始を触診した後)および僧帽筋(肩峰から上部胸椎および頸椎ならびに後頭部まで)が挙げられる。しかし、開示されているシステムおよび方法を用いて他の筋肉が試験および評価されてもよいということが理解される。
オペレータは、本明細書に開示されている方法に従って筋肉試験の結果を記録することができ、当該方法は、任意に、PMDI上の適切なボタンを押すステップを備え得る。本明細書に開示されているように、情報は、任意に、リモートコンピューティング装置に無線で送信され得る。検査の結果は、診療記録データベースに記録され得て、当該診療記録データベースは、例えば電子診療記録(electronic medical records:EMR)データベースなどであるがそれに限定されるものではなく、結果は、患者との話し合いに使用されるか、または保険請求のために提出され得る。特定の筋肉は動かすことで疼痛を生じさせるということを知った上で治療計画が提供され得ると考えられる。
注射技術の恩恵を受けるであろう持続的な構造変化を筋肉が有すると判断されると、PMDIは、(ソフトウェアに基づいて)自動的に、または(オペレータからの入力に応答して)手動で、治療モードにシフトし得る。例示的な適用例では、PMDIは、米国特許第6,432,063号に開示されている方法に従って如何にして筋肉付着部および組織を完全に貫通するように針を挿入するかを臨床医に示す説明書とともに、選択された筋肉の図および/またはビデオを表示し得る。米国特許第6,432,063号は、全文が引用によって本明細書に援用される。
注射された筋肉、注射日および他のペイント/治療データは、将来の検索のために診療記録データベースに送信され得る。任意に、診療記録データベースは、患者の疼痛/治療の進行の履歴図を提供するように更新され得る。特定の筋肉が注射された領域において疼痛が持続している場合には、別の注射されていない筋肉が疼痛の原因であることを示唆していると考えられ、これは、同一の痛みのある筋肉(または部位)に繰り返し注射することが標準治療の範囲内であるトリガポイント注射の従来のコミュニティスタンダードとは対照的である。
使用時、PMDIは、本明細書に開示されているように、少なくとも1つのセンサを用いて患者のほとんど気付かない筋肉収縮を自動的に検知することができる。
PMDIは、実際には筋肉解剖学の優れた知識を有していないかもしれない臨床医が、一般的な疼痛症候群の診断および治療において通常は考えられない筋肉を正確に特定および試験するための手段を提供することができると考えられる。
1つの例示的なプロセスにおいて、収縮を提供するための自動的に判断された最小の刺激の大きさで筋肉が選択された刺激を受けると、患者は、2つの反応、すなわち(1)不快感なし、または(2)(a)打撲傷のようなもの、(b)あざだらけ、(c)「非常に激しく圧迫されているように感じる」、または(d)触ると痛いと表現される不快感、のうちの1つを有し得る。不快感が発生すると、刺激の印加は継続し得る。約30秒〜約1分後に患者が不快感の減少、さらには不快感の消失を報告すると、それは「一過性」疼痛であると記録され得る。不快感が変わらないか、または強度は減少するがそれでもやはり残っている場合には、それは「持続性」疼痛であると記録され得る。
患者が3ヶ月未満にわたって存在する疼痛を示す場合、または疼痛が一過性である場合、米国特許第6,432,063号およびMarcus,NJ.、Gracely,E.、Keefe,K.(2010)「筋性起始の疼痛を診断および治療するための包括的プロトコルは、慢性疼痛個体群において疼痛を成功裏に確実に減少または除去することができる(A Comprehensive Protocol to Diagnose and Treat Pain of Muscular Origin May Successfully and Reliably Decrease or Eliminate Pain in a Chronic Pain Population)」、Pain Medicine、11(1);25−34に記載されているように、当該疼痛を除去するためには理学療法モダリティおよび運動で十分であり得て、米国特許第6,432,063号およびMarcus,NJ.、Gracely,E.、Keefe,K.(2010)は、両方とも全文が引用によって本明細書に援用される。
疼痛が3ヶ月以上にわたって存在する場合(または、それが、間欠的に存在し、再発した疼痛である場合)、穿刺処置を提案することができる。臨床医は、文献に見られるさまざまな技術を用いることを選択し得る。PMDIは、恐らく疼痛を発生させる別の筋肉による関連痛としてではなく疼痛の原因として筋肉を特定するユニークな機能を提供することができると考えられる。さらに、触診はその区別を行うことができないと考えられる。例示的な局面において、筋肉は、完全に筋肉組織、TrPおよび付着部に注射され得ると考えられる。しかし、部分的な注射も使用されてもよいと考えられる。
臨床医が治療の準備ができると、PMDIは選択的に治療モードに移行され得る。格納された特定された筋肉の一覧から筋肉が選択され得て、選択された筋肉がディスプレイ上に表示され得る。選択された筋肉がディスプレイ上に表示された状態で、提案された筋肉穿刺部位が図またはビデオにおいてラベル付けおよび/または表示され得る。
筋肉は、注射されると、将来の参照のために、治療モジュール下で、「注射されたもの」として分類され得る。特定された筋肉の疼痛/治療状態は、日付を付けられ、色分けされ得て、患者の筋肉状態の迅速な再検査を可能にし、さまざまな色は、以下の状態、すなわち疼痛なし、一過性疼痛、持続性疼痛、ここ3ヶ月の間に注射された持続性疼痛、または3ヶ月以上前に注射された持続性疼痛、に対応する。
いかなる検査でも、結果を記録する必要がある。触ると痛い筋肉では、筋肉痛のダイナミックな性質のために、これは極めて重要であり得る。疼痛を生じさせる筋肉は、他の筋肉において(中枢性感作による)疼痛の増大も(広汎性侵害抑制調節(以下の0075を参照)による)疼痛の減少も引き起こし得る。筋肉は、持続性疼痛の原因である場合、当該筋肉から情報を受取る神経細胞(ニューロン)をより感度のよいものにする変化(中枢性感作(central sensitization:CS))を脊髄および脳内に生じさせるであろう。過敏症は、細胞の脱分極のための閾値の低下を引き起こし得る。言い換えれば、ここでは、ニューロンを活性化させるために通常必要とされるよりも少ない筋肉からの刺激が、細胞活性化を引き起こすであろう。感作されたニューロンは、以前は機能していなかった接続部(神経路)を開放し、その結果、身体内の他の筋肉から信号を受取るニューロンもより感度がよくなる。通常、筋肉における強い感覚は、脊髄における当該筋肉に相当するニューロンを脱分極させる(発火させる)ために必要である。CSが存在する場合には、上記のようにより少ない刺激が発火を生じさせるであろう。したがって、正常な筋肉では痛みがなかった筋肉収縮が、ここでは痛みのあるものになり、それは、筋肉または機械的異痛症(通常は痛みのない刺激からの疼痛)と呼ばれる。この同一の現象(筋肉異痛症)は、関連筋肉痛を生じさせる、刺激が向けられる別の筋肉において起こり得る。関連痛を有する筋肉は、触診すると痛いが、筋線維は機能不全に陥ってはいない(ニューロンのみ)ので、多くの場合、PMDIによる刺激を加えると一時的に痛いだけであろう。
筋肉の注射を開始するために、以下の規則に従い得る。すなわち、(1)疼痛を訴える部位の中で最も痛みのある試験済み筋肉から始める、(2)遠位筋に先立って近位筋に注射する(胴体に最も近いか胴体から最も遠いか)、および(3)深部筋肉に先立って表面筋肉に注射する(表面筋肉は、深部筋肉に疼痛を生じさせる可能性がある)という規則である。注射された筋肉は、もはや疼痛発生元にはなり得ないので、それがCSまたは参照パターンによって他の筋肉に疼痛を発生させる要因であれば、これはもはや当てはまらないであろう。したがって、各筋肉が注射された後に、患者の現在の疼痛の報告に基づく次の疑わしい筋肉が、任意の注射に先立って再試験され得る。これは、関連痛および中枢性感作に起因して、疑わしい筋肉がその時にはもはや検査で陽性を示すことはないので、なされる。したがって、その疑わしい進行中の疼痛発生特性の試験を行うことなくそれに注射したことは軽率であったであろう。
一方、競合する現象が、臨床所見−広汎性侵害抑制調節(diffuse noxious inhibitory control:DNIC)に寄与し、当該現象は、現在では条件刺激性疼痛調節(conditioned pain modulation:CPM)と称されている。それは、身体のある領域における疼痛が別の領域における疼痛を抑制する現象である。最も痛みのある筋肉の治療が成功すると、再試験は、以前は特定されなかった別の筋肉を、疼痛症候群の一因となる新たな痛みのある筋肉として特定することができると考えられる。
筋肉痛の表出の複雑さについてのより詳細な理解を開業臨床医に最終的に提供することができるさまざまな筋肉の疼痛参照パターンについての臨床研究を行いたい臨床医にとっては、シリアルデータの集まりも重要であり得ると考えられる。
当業者によって理解されるように、本明細書に開示されている方法およびシステムは、完全にハードウェアの実施例の形態をとってもよく、完全にソフトウェアの実施例の形態をとってもよく、またはソフトウェアの局面とハードウェアの局面とを組み合わせた実施例の形態をとってもよい。さらに、当該方法およびシステムは、コンピュータ読取可能プログラム命令(例えばコンピュータソフトウェア)を組み入れたコンピュータ読取可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。より特定的には、本方法およびシステムは、ウェブによって実行されるコンピュータソフトウェアの形態をとってもよい。ハードディスク、CD−ROM、光学記憶装置または磁気記憶装置を含む任意の好適なコンピュータ読取可能記憶媒体が利用されてもよい。
当該方法およびシステムの実施例は、方法、システム、装置およびコンピュータプログラム製品のブロック図およびフローチャート図を参照して上記されている。ブロック図およびフローチャート図の各ブロック、ならびに、ブロック図およびフローチャート図におけるブロックの組み合わせは、それぞれ、コンピュータプログラム命令によって実行可能であるということが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置にロードされてマシンを生成してもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置上で実行される命令は、フローチャートのブロックに規定される機能を実行するための手段を生成する。
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置が特定の態様で機能するように指示し得るコンピュータ読取可能メモリに格納されてもよく、その結果、コンピュータ読取可能メモリに格納された命令は、フローチャートのブロックに規定される機能を実行するためのコンピュータ読取可能命令を含む製造品を生成する。また、コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置にロードされて、一連の動作ステップを当該コンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行させて、コンピュータによって実行されるプロセスを生成してもよく、その結果、当該コンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行される命令は、フローチャートのブロックに規定される機能を実行するためのステップを提供する。
したがって、ブロック図およびフローチャート図のブロックは、規定されている機能を実行するための手段の組み合わせ、規定されている機能を実行するためのステップの組み合わせ、および規定されている機能を実行するためのプログラム命令手段をサポートする。ブロック図およびフローチャート図の各ブロック、ならびに、ブロック図およびフローチャート図におけるブロックの組み合わせは、規定されている機能もしくはステップ、または特殊用途ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせを実行する特殊用途ハードウェアベースコンピュータシステムによって実行可能である、ということも理解されるであろう。
当該システムは、ユニットで構成されるものとして上記された。これは機能的な説明であり、それぞれの機能は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実行可能であるということを当業者は理解するであろう。ユニットは、ソフトウェアであってもよく、ハードウェアであってもよく、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせであってもよい。ユニットは、図19に示されて以下に記載される疼痛診断ソフトウェア106を備え得る。1つの例示的な局面において、ユニットは、図19に示されて以下に記載されるコンピュータ101を備え得る。一例として、コンピュータ101は、本明細書に開示されている疼痛評価システムであってもよい。別の例として、コンピュータ101は、疼痛評価システムに接続されたコンピューティング装置であってもよい。
図19は、開示されている方法の少なくとも一部を実行するための例示的な動作環境を示すブロック図である。この例示的な動作環境は、動作環境の一例に過ぎず、動作環境アーキテクチャの使用または機能の範囲についてのいかなる限定も示唆することを意図したものではない。動作環境は、例示的な動作環境に示されている構成要素のうちのいずれか1つまたは構成要素の組み合わせに関連するいかなる従属性も要件も有するものとして解釈されるべきではない。
本方法およびシステムは、多数の他の汎用または特殊用途コンピューティングシステム環境または構成とともに動作してもよい。当該システムおよび方法とともに使用するのに好適であり得る周知のコンピューティングシステム、環境および/または構成の例としては、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ラップトップ装置およびマルチプロセッサシステムが挙げられるが、それらに限定されるものではない。さらなる例としては、セットトップボックス、プログラム可能家庭用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のシステムまたは装置のうちのいずれかを備える分散コンピューティング環境などが挙げられる。
開示されている方法およびシステムの処理は、ソフトウェアコンポーネントによって実行されてもよい。開示されているシステムおよび方法は、プログラムモジュールなどのコンピュータ実行可能な命令が1つ以上のコンピュータまたは他の装置によって実行されるという一般的文脈において説明できる。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象的なデータタイプを実行するコンピュータコード、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを備える。また、開示されている方法は、通信ネットワークを介して連結されるリモート処理装置によってタスクが実行されるグリッドベースの分散コンピューティング環境において実行されてもよい。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、メモリ記憶装置を含むローカルコンピュータ記憶媒体およびリモートコンピュータ記憶媒体の両方に位置してもよい。
さらに、本明細書に開示されているシステムおよび方法は、コンピュータ101の形態の汎用コンピューティング装置によって実行されてもよいということを当業者は理解するであろう。コンピュータ101の構成要素は、1つ以上のプロセッサまたは処理ユニット103と、システムメモリ112と、プロセッサ103を含むさまざまなシステムコンポーネントをシステムメモリ112に結合するシステムバス113とを備え得るが、それらに限定されるものではない。多重処理ユニット103の場合、システムは、並列計算を利用することができる。
システムバス113は、さまざまなバスアーキテクチャのうちのいずれかを用いる、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッド・グラフィックス・ポート、およびプロセッサまたはローカルバスを含むいくつかの考えられるタイプのバス構造のうちの1つ以上に相当する。一例として、このようなアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture:ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(Micro Channel Architecture:MCA)バス、拡張ISA(Enhanced ISA:EISA)バス、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション(Video Electronics Standards Association:VESA)ローカルバス、アクセラレーテッド・グラフィックス・ポート(Accelerated Graphics Port:AGP)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(Peripheral Component Interconnects:PCI)、PCI−エクスプレスバス、パーソナルコンピュータメモリカード業界団体(Personal Computer Memory Card Industry Association:PCMCIA)、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)などを備え得る。また、バス113およびこの説明に規定されている全てのバスは、有線または無線ネットワーク接続および各サブシステムを介して実現されてもよく、当該サブシステムは、プロセッサ103と、大容量記憶装置104と、オペレーティングシステム105と、疼痛診断/評価ソフトウェア106と、疼痛診断/評価/治療データ107と、ネットワークアダプタ108と、システムメモリ112と、入力/出力インターフェイス110と、ディスプレイアダプタ109と、ディスプレイ装置111と、ヒューマン・マシン・インターフェイス102とを含む。バス113およびこの説明に規定されている全てのバスは、この形態のバスを介して接続される、物理的に別々の位置における1つ以上のリモートコンピューティング装置114a,114b,114c内にも含まれてもよく、事実上完全に分散したシステムを実現する。
コンピュータ101は、一般にさまざまなコンピュータ読取可能媒体を備える。例示的な読取可能媒体は、任意の利用可能な媒体であってもよく、当該媒体は、コンピュータ101によってアクセス可能であり、例えば揮発性媒体も不揮発性媒体も取外し可能な媒体も取外し不可能な媒体も含むが、それらに限定することは意図されていない。システムメモリ112は、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)などの揮発性メモリおよび/またはリードオンリメモリ(read only memory:ROM)などの不揮発性メモリの形態のコンピュータ読取可能媒体を備える。システムメモリ112は、一般に、処理ユニット103によってすぐにアクセス可能である、および/または、処理ユニット103によって現在動作している診断および治療データ107などのデータ、ならびに/または、オペレーティングシステム105および疼痛診断ソフトウェア106などのプログラムモジュールを含む。
別の局面において、コンピュータ101は、他の取外し可能/取外し不可能な、揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体も備えていてもよい。一例として、図1は、コンピュータコード、コンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュールおよび他のデータの不揮発性記憶装置をコンピュータ101のために提供することができる大容量記憶装置104を示している。例えば、大容量記憶装置104は、ハードディスク、取外し可能な磁気ディスク、取外し可能な光ディスク、磁気カセットまたは他の磁気記憶装置、フラッシュメモリカード、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(digital versatile disk:DVD)または他の光学記憶装置、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリメモリ(electrically erasable programmable read-only memory:EEPROM)などであってもよいが、それらに限定することは意図されていない。
任意に、一例としてオペレーティングシステム105と疼痛診断ソフトウェア106とを含む任意の数のプログラムモジュールが大容量記憶装置104に格納されてもよい。オペレーティングシステム105および疼痛診断ソフトウェア106の各々(またはそれらの何らかの組み合わせ)は、プログラミングの要素と、疼痛診断ソフトウェア106とを備えていてもよい。診断および治療データ107も大容量記憶装置104に格納されてもよい。診断および治療データ107は、当該技術分野において公知の1つ以上のデータベースのうちのいずれかに格納されてもよい。このようなデータベースの例としては、DB2(登録商標)、マイクロソフト(登録商標)アクセス、マイクロソフト(登録商標)SQLサーバ、オラクル(登録商標)mySQL、PostgreSQLなどが挙げられる。データベースは、集約化されてもよく、複数のシステムに分散されてもよい。
別の局面において、ユーザは、入力装置(図示せず)を介してコマンドおよび情報をコンピュータ101に入力してもよい。このような入力装置の例としては、キーボード、ポインティング装置(例えば「マウス」)、マイクロフォン、ジョイスティック、スキャナ、手袋および他の身体を覆うものなどの触知可能な入力装置などが挙げられるが、それらに限定されるものではない。これらのおよび他の入力装置は、ヒューマン・マシン・インターフェイス102を介して処理ユニット103に接続されてもよく、ヒューマン・マシン・インターフェイス102は、システムバス113に結合されるが、パラレルポート、ゲームポート、IEEE1394ポート(ファイヤワイヤポートとしても知られている)、シリアルポートまたはユニバーサルシリアルバス(USB)などの他のインターフェイスおよびバス構造によって接続されてもよい。
さらに別の局面において、ディスプレイ装置111は、ディスプレイアダプタ109などのインターフェイスを介してシステムバス113に接続されてもよい。コンピュータ101は、2つ以上のディスプレイアダプタ109を有していてもよく、コンピュータ101は、2つ以上のディスプレイ装置111を有していてもよいと考えられる。例えば、ディスプレイ装置は、モニタ、LCD(液晶ディスプレイ)またはプロジェクタであってもよい。ディスプレイ装置111に加えて、他の出力周辺装置は、入力/出力インターフェイス110を介してコンピュータ101に接続され得るスピーカ(図示せず)およびプリンタ(図示せず)などの構成要素を備えていてもよい。当該方法の任意のステップおよび/または結果は、任意の形態で出力装置に出力され得る。このような出力は、任意の形態の視覚的表示であってもよく、当該視覚的表示は、テキスト表示、グラフィック表示、アニメーション表示、音声表示、触知可能な表示などを含むが、それらに限定されるものではない。
コンピュータ101は、1つ以上のリモートコンピューティング装置114a,114b,114cとの論理的接続を用いて、ネットワーク化された環境において動作することができる。一例として、リモートコンピューティング装置は、パーソナルコンピュータ、ポータブルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークコンピュータ、ピアデバイスまたは他のコモンネットワークノードなどであってもよい。コンピュータ101とリモートコンピューティング装置114a,114b,114cとの間の論理的接続は、ローカルエリアネットワーク(local area network:LAN)および一般的な広域ネットワーク(wide area network:WAN)を介してなされてもよい。このようなネットワーク接続は、ネットワークアダプタ108を介したものであってもよい。ネットワークアダプタ108は、有線環境でも無線環境でも実現可能である。このようなネットワーキング環境は、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネットおよびインターネット115において慣例的であり、常套的である。
例示の目的で、オペレーティングシステム105などのアプリケーションプログラムおよび他の実行可能なプログラムコンポーネントは、個別のブロックとして本明細書では示されているが、このようなプログラムおよびコンポーネントは、さまざまな時にコンピューティング装置101の異なる記憶コンポーネントに存在し、コンピュータのデータプロセッサによって実行されることが認識される。疼痛診断ソフトウェア106の実現例は、何らかの形態のコンピュータ読取可能媒体に格納されてもよく、または何らかの形態のコンピュータ読取可能媒体を通じて送信されてもよい。開示されている方法のいずれも、コンピュータ読取可能媒体上で実行されるコンピュータ読取可能命令によって実行されてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータがアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。一例として、コンピュータ読取可能媒体は、「コンピュータ記憶媒体」および「通信媒体」を備え得るが、それらに限定することは意図されていない。「コンピュータ記憶媒体」は、コンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータなどの情報を格納するための任意の方法または技術において実現される揮発性および不揮発性の、取外し可能および取外し不可能な媒体を備える。例示的なコンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または、所望の情報を格納するために使用可能であって、かつ、コンピュータがアクセスすることができるその他の媒体を備えるが、それらに限定されるものではない。
当該方法およびシステムは、機械学習および対話型学習などの人工知能技術を利用することができる。このような技術の例としては、エキスパートシステム、事例ベース推論、ベイジアンネットワーク、行動ベースAI、ニューラルネットワーク、ファジーシステム、進化的計算(例えば遺伝的アルゴリズム)、群知能(例えばアントアルゴリズム(ant algorithm))およびハイブリッド知能システム(例えばニューラルネットワークを介して生成されるエキスパート推論規則または統計的学習からの生成規則)が挙げられるが、それらに限定されるものではない。
好ましい実施例および特定の例に関連付けて当該方法およびシステムについて説明してきたが、本明細書における実施例は全ての点において限定的ではなく例示的であるよう意図されているので、その範囲が記載されている特定の実施例に限定されることは意図されていない。
明示的に別段の定めをした場合を除き、本明細書に記載されているいかなる方法も、そのステップが特定の順序で実行されることを必要とするものとして解釈されることは意図されていない。したがって、方法クレームに、そのステップがたどるべき順序が実際に記載されていない場合、またはステップが特定の順序に限定されるべきであることが特許請求の範囲または明細書に具体的に記載されていない場合には、全ての点において順序が推論されることは意図されていない。これは、ステップまたは動作フローの配列に関する論理事項、文法構成または句読法から導き出される明白な意味、明細書に記載されている実施例の数またはタイプを含む解釈についてのいかなる考えられる黙示原則(non-express basis)にも当てはまる。
本願全体を通して、さまざまな刊行物が参照されている。当該方法およびシステムが関係する技術水準をより完全に説明するために、これらの刊行物の開示は、全文が引用によって本願に援用される。
範囲または精神から逸脱することなくさまざまな変形および変更を行うことができることは当業者に明らかであろう。本明細書に開示されている仕様および手法を検討することにより、他の実施例が当業者に明らかになるであろう。明細書および例は単に例示的なものであると考えられ、真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって示されることが意図されている。

Claims (43)

  1. 患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を評価するためのシステムであって、
    少なくとも1つの刺激源を備え、各刺激源は、複数の刺激パラメータに従って前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して選択された刺激を選択的に加えるように構成され、前記複数の刺激パラメータは、前記刺激の大きさ、前記刺激の位相、前記刺激の波形および前記刺激の頻度を備え、前記複数の刺激パラメータの各刺激パラメータは、選択的に調節可能な値を有し、前記システムはさらに、
    前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉内で少なくとも1つの生理学的信号を検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、
    前記少なくとも1つの刺激源および前記少なくとも1つのセンサと作動的に通信する処理回路とを備え、前記処理回路は、少なくとも1つの刺激源の前記選択された刺激について最小の刺激の大きさを判断するように構成され、前記最小の刺激の大きさは、前記少なくとも1つのセンサによって検出される前記少なくとも1つの生理学的信号が前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を示す前記選択された刺激の可能な限り低い大きさに対応する、システム。
  2. 前記少なくとも1つの刺激源は、電気信号発生器および機械力発生器のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載のシステム。
  3. ハウジングをさらに備え、前記少なくとも1つの刺激源および前記少なくとも1つのセンサは、前記ハウジング内に位置決めされる、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記少なくとも1つの刺激源は、前記少なくとも1つのセンサとは別個に設けられた少なくとも1つの外部刺激源を備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電気信号発生器を備え、前記少なくとも1つの電気信号発生器は、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して干渉電気刺激波形を加えるように構成され、前記干渉刺激波形は、少なくとも2つの電気信号を備え、前記少なくとも2つの電気信号の各電気信号は、約1〜約3,000Hzの周波数を有する、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記少なくとも2つの電気信号の各電気信号は、対応する波形パラメータを有し、前記波形パラメータは、振幅、周波数、位相値および振幅変調を備え、各電気信号の前記波形パラメータのうちの少なくとも1つは、選択的に調節可能である、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電気信号発生器を備え、前記少なくとも1つの電気信号発生器は、電子回路を備え、前記電子回路は、少なくとも2つの半導体トランジスタを備え、前記少なくとも2つの半導体トランジスタは、少なくとも2つの時変電気信号を乗じて合成干渉刺激波形にするように構成され、前記少なくとも1つの電気信号発生器は、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して前記干渉刺激波形を加えるように構成される、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記少なくとも1つの刺激源は、前記少なくとも1つの電気信号発生器と作動的に電気的に通信するように位置決めされた少なくとも1つの電極をさらに備え、前記少なくとも1つの電極は、前記電気信号発生器から前記干渉刺激波形を受取って、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して前記干渉刺激波形を加えるように構成される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記少なくとも1つの電気信号発生器は、電子回路を備え、前記電子回路は、少なくとも2つの半導体トランジスタを備え、前記少なくとも2つの半導体トランジスタは、前記少なくとも2つの電気信号を乗じて前記干渉刺激波形にするように構成される、請求項5に記載のシステム。
  10. 前記少なくとも1つの刺激源は、前記少なくとも1つの電気信号発生器と作動的に電気的に通信するように位置決めされた少なくとも1つの電極をさらに備え、前記少なくとも1つの電極は、前記電気信号発生器から前記干渉刺激波形を受取って、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して前記干渉刺激波形を加えるように構成される、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記少なくとも1つの電子信号発生器の前記電子回路は、少なくとも二対の干渉刺激波形を生成するように構成され、前記少なくとも1つの刺激源は、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に前記干渉刺激波形を送達するように構成される、請求項7または9に記載のシステム。
  12. 少なくとも一対の干渉刺激波形は、前記少なくとも1つの刺激源の他の刺激源と比較される参照チャネルであるように構成される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記少なくとも1つのセンサの各センサは、小型コンデンサ、全指向性マイクロフォン、微小電気機械システム(MEMS)マイクロフォン、MEMS加速度計、および接着接触電気信号センサパッドからなる群から選択される、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記少なくとも1つのセンサは、複数のセンサを備え、前記複数のセンサは、複数の検知チャネルおよび複数の処理チャネルを規定するように処理回路と協働し、各検知チャネルは、対応する処理チャネルに作動的に接続される、請求項13に記載のシステム。
  15. 各検知チャネルは、前記複数のセンサのうちの少なくとも1つのセンサを備える、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記複数の処理チャネルの各々のそれぞれの処理チャネルは、対応する検知チャネルの前記少なくとも1つのセンサの各センサの出力を受取るように構成され、前記出力は、前記検知チャネルの前記少なくとも1つのセンサによって検出される前記少なくとも1つの生理学的信号を示す、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記少なくとも1つのセンサの各センサは、前記センサによって検出される前記少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され、前記処理回路は、前記少なくとも1つのセンサの各センサから前記出力を受取るように構成される、請求項1に記載のシステム。
  18. 前記処理回路は、前記少なくとも1つのセンサと作動的に通信するように位置決めされた高同相信号除去比計装アンプを備え、前記少なくとも1つのセンサの各センサは、前記センサによって検出される前記少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され、前記計装アンプは、前記少なくとも1つのセンサの各センサから前記出力を受取るように構成される、請求項1に記載のシステム。
  19. 前記処理回路は、少なくとも1つの適応平均化回路をさらに備え、前記計装アンプは、前記少なくとも1つのセンサの各センサから受取られる前記出力に対応する出力を生成するように構成され、前記少なくとも1つの適応平均化回路は、前記計装アンプの各々のそれぞれの出力を受取るように構成され、前記少なくとも1つの適応平均化回路は、周囲のノイズから前記少なくとも1つの生理学的信号を分離し、それによって分離された出力信号を生成するように構成される、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記少なくとも1つの適応平均化回路は、前記分離された出力信号を固定の電圧信号と比較するように構成される、請求項19に記載のシステム。
  21. 少なくとも1つのディスプレイをさらに備え、前記少なくとも1つの適応平均化回路は、前記処理回路と作動的に通信するように位置決めされ、前記処理回路は、前記分離された出力信号と前記固定の電圧信号との比較の視覚的表示を前記ディスプレイ上に生成するように構成される、請求項20に記載のシステム。
  22. 各適応平均化回路は、対応する信号処理パラメータを有し、前記信号処理パラメータは、処理期間および平均化期間を備え、前記処理期間および前記平均化期間のうちの少なくとも1つは、選択的に調節可能である、請求項19に記載のシステム。
  23. 前記処理回路と作動的に通信するデータベースをさらに備え、前記データベースは、複数の信号処理パラメータデータセットを備え、前記処理回路は、選択された信号処理パラメータデータセットに従って各適応平均化回路の前記処理期間および前記平均化期間のうちの少なくとも1つを調節するように構成される、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記処理回路と作動的に通信するメモリをさらに備え、前記少なくとも1つのセンサの各センサは、前記センサによって検出される前記少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され、前記処理回路は、前記少なくとも1つのセンサの前記出力を受取って、複数の出力を生成するように構成され、前記複数の出力のうちの少なくとも1つの出力は、前記少なくとも1つのセンサの出力に対応し、前記複数の出力のうちの少なくとも1つの出力は、選択された刺激についての前記最小の刺激の大きさに対応し、前記メモリは、前記処理回路から前記複数の出力を受取って格納するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  25. 前記処理回路と作動的に通信するように位置決めされたディスプレイをさらに備え、前記少なくとも1つのセンサおよび前記ディスプレイは、ハウジングに作動的に固定され、前記ディスプレイは、前記処理回路の前記複数の出力のうちの少なくとも1つの出力を視覚的に表示するように構成される、請求項24に記載のシステム。
  26. ディスプレイを有するリモートコンピューティング装置をさらに備え、前記リモートコンピューティング装置は、前記処理回路と作動的に通信し、前記リモートコンピューティング装置の前記ディスプレイは、前記処理回路の前記複数の出力のうちの少なくとも1つの出力を視覚的に表示するように構成される、請求項24に記載のシステム。
  27. 前記リモートコンピューティング装置は、スマートフォン、タブレットおよびコンピュータからなる群から選択される、請求項26に記載のシステム。
  28. システムコントローラをさらに備え、前記システムコントローラは、前記少なくとも1つの刺激源、前記少なくとも1つのセンサおよび前記処理回路に作動的に接続され、前記システムコントローラは、前記少なくとも1つの刺激源、前記少なくとも1つのセンサおよび前記処理回路のうちの少なくとも1つに関連付けられる1つ以上のパラメータの選択的調節を行うように構成され、前記システムコントローラは、前記少なくとも1つの刺激源および前記少なくとも1つのセンサの同期を維持するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  29. リモートコンピューティング装置をさらに備え、前記リモートコンピューティング装置は、前記少なくとも1つの刺激源と作動的に通信し、ユーザからの1つ以上の入力に応答して、前記リモートコンピューティング装置は、前記少なくとも1つの刺激源の動作に関連付けられる1つ以上の制御パラメータの選択的調節を行うように構成される、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記少なくとも1つのセンサの各センサは、前記センサによって検出される前記少なくとも1つの生理学的信号を示す出力を生成するように構成され、前記処理回路は、前記少なくとも1つのセンサの前記出力を受取って、前記処理回路の処理パラメータを示す複数の出力を生成するように構成され、前記少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられた後に、前記システムコントローラは、前記少なくとも1つのセンサおよび前記処理回路によって生成された前記出力を評価して、前記少なくとも1つの刺激源、前記少なくとも1つのセンサおよび前記処理回路のうちの少なくとも1つについての最適なパラメータを判断するように構成される、請求項28に記載のシステム。
  31. 前記コントローラと作動的に通信するディスプレイをさらに備え、前記コントローラは、前記ディスプレイを用いて前記最適なパラメータを視覚的に表示するように構成される、請求項30に記載のシステム。
  32. 前記コントローラは、前記最適なパラメータを用いて前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して選択された刺激を加えるように構成される、請求項30に記載のシステム。
  33. 前記少なくとも1つの刺激源は、少なくとも1つの電極を備え、前記少なくとも1つの電極は、第2の電極から間隔をあけて配置された第1の電極を備え、前記第2の電極は、前記第1の電極の位置とは異なる位置における前記患者の身体上に位置決めされるように構成され、前記第2の電極は、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉に対して参照刺激信号を加えるように構成される、請求項30に記載のシステム。
  34. リモートコンピューティング装置と診療記録データベースとをさらに備え、前記診療記録データベースは、前記患者に関連付けられる履歴疼痛データを含み、前記リモートコンピューティング装置は、前記診療記録データベースと作動的に通信するように位置決めされ、前記リモートコンピューティング装置は、前記患者の前記少なくとも1つの選択された筋肉内で前記少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられると前記患者が経験する疼痛のレベルを示す1つ以上の入力を受取るように構成され、前記リモートコンピューティング装置は、前記1つ以上の入力に基づいて前記診療記録データベースを更新するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  35. 前記リモートコンピューティング装置によって受取られる前記1つ以上の入力の各入力は、疼痛なし、持続性疼痛および一過性疼痛のうちの1つに対応する、請求項34に記載のシステム。
  36. 前記リモートコンピューティング装置は、前記少なくとも1つの刺激源によって前記選択された刺激が加えられている間に、前記患者に関連付けられる前記履歴疼痛データを表示するように構成される、請求項34に記載のシステム。
  37. 前記リモートコンピューティング装置は、臨床医を誘導するために筋肉図および治療図のうちの少なくとも1つを表示するように構成される、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記リモートコンピューティング装置は、前記患者の筋肉の一覧を表示するように構成され、前記筋肉の一覧の各筋肉は、選択されたカラーインジケータに関連付けて表示され、各々の選択されたカラーインジケータは、それぞれの筋肉痛評価/治療状態に対応し、前記選択されたカラーインジケータは、前記患者に刺激を加えている間に臨床医によって選択的に調節可能である、請求項36に記載のシステム。
  39. 前記リモートコンピューティング装置は、前記患者に関連付けられる履歴疼痛評価/治療データを前記診療記録データベースから選択的に検索するように構成される、請求項34に記載のシステム。
  40. 前記診療記録データベースは、所与の時に複数のリモートコンピューティング装置によってアクセス可能である、請求項34に記載のシステム。
  41. 患者の少なくとも1つの選択された筋肉内の疼痛を評価する方法であって、
    請求項1から40のいずれか1項に記載のシステムを用いて、少なくとも1つの刺激源の選択された刺激について最小の刺激の大きさを判断するステップを備える、方法。
  42. 前記少なくとも1つの刺激源によって選択された刺激が加えられると前記患者が経験する疼痛および不快感のうちの少なくとも1つの存在に基づいて、前記患者に関連付けられる履歴疼痛データを更新するステップをさらに備える、請求項41に記載の方法。
  43. 前記最小の刺激の大きさは、ゼロである、請求項41に記載の方法。
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