JP2017513289A - 端末装置、基地局装置、通信システム、通信方法、および集積回路 - Google Patents

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Abstract

休止状態にある在圏セルは、その存在を移動局デバイスに認識させるためにディスカバリ信号を送信する。移動局デバイスは、一連のディスカバリ信号候補が設定されて、それらを移動局デバイスがディスカバリ信号バースト・サブフレームでモニタする。特定のディスカバリ信号候補を検出した移動局デバイスは、休止セルに対していくつかの想定を行うことができる。

Description

本文書は、LTEにおいていくつかの休止セルの存在を移動局デバイスに認識させるために、それらの休止セルによって用いられるディスカバリ信号に焦点を合わせて、ワイヤレス通信システムに適用可能な方法およびプロセスを記載する。
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)は、セルラー移動体通信のための無線アクセス方式および無線ネットワークの進化(以下、「ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)」または「イボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(EUTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)」と呼ばれる)を絶えず研究している。LTEでは、マルチキャリア送信方式である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が、基地局デバイス(以下、「基地局装置」、「基地局」、「eNB」、「アクセスポイント」とも呼ばれる)から移動局デバイス(以下、「移動局」、「端末局」、「端末局装置」、「端末装置」、「UE」、「ユーザ」とも呼ばれる)へのワイヤレス通信のための通信方式として用いられる。基地局デバイスは、1つ以上の構成された在圏セル(以下、「セル」とも呼ばれる)を有し、移動局デバイスとの通信は、それらのセルを通じて行われる。さらに、シングルキャリア送信方式であるシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA:Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が、移動局デバイスから基地局デバイスへの(上りリンク)ワイヤレス通信のための通信方式として用いられる。
3GPPでは、LTEより広い周波数バンドを用いてさらに高速のデータ通信を実現する無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「ロング・ターム・エボリューション−アドバンスト(LTE−A:Long Term Evolution−Advanced)」または「アドバンスト・イボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(A−EUTRA:Advanced Evolved Universal Terrestrial Radio Access)」と呼ばれる)がLTEとの後方互換性を有することを可能にするための研究が行われている。すなわち、LTE−Aの基地局デバイスは、LTE−AおよびLTEの両方の移動局デバイスとワイヤレス通信を同時に行うことが可能であり、LTE−Aの移動局デバイスは、LTE−AおよびLTEの両方の基地局デバイスとワイヤレス通信を行うことが可能である。LTE−Aのチャネル構造は、LTEのものと同じであり、非特許文献1および非特許文献2に記載される。
LTEでは、基地局デバイスは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)または拡張型PDCCH(ePDCCHまたはEPDCCH:enhanced PDCCH)を通じて制御情報を送信する。移動局は、移動局に向けられたメッセージを探してPDCCH領域、より具体的には「サーチスペース」と称されるその領域の部分空間をモニタする。個々の移動局デバイスへ具体的にアドレス指定されたメッセージをモニタするためのサーチスペースは、ユーザ・サーチスペース(USS:User Search Space)と称される。特定の移動局デバイスまたはそれらの群へアドレス指定されたメッセージを探すべくモニタするためのサーチスペースは、共通サーチスペース(CSS:Common Search Space)と称される。ePDCCHのケースでは、移動局デバイスは、個々の移動局デバイスへ具体的にアドレス指定されたメッセージを探してePDCCH領域の部分空間(ePDCCH USS)をモニタする。基地局デバイスは、非特許文献3に記載されるように、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージの使用を通じて移動局デバイスを設定できる。
LTEは、移動局デバイスが達成できるピーク・データレートを増加させるために2つ以上の在圏セルをアグリゲートすることを可能にする。典型的に、移動局デバイスは、プライマリセルとして知られる、1つだけのセルのPUSCH(物理上りリンク制御チャネル:Physical Uplink Control Channel)を通じてその上りリンク制御情報を送信するが、LTEは、移動局デバイスがこの情報をセカンダリセルにも送信することを可能にする方法を検討している。
いくつかのケースでは、ネットワークのある一定の負荷条件の下でいくつかのセルが非アクティブ化されて、休止状態に入ることができる。これらのセルは、必要なときに能力を補うために再アクティブ化できる。休止セルは、移動局デバイスがそれらの存在を検出することを可能にするためにディスカバリ信号を周期的にブロードキャストする。
第3世代パートナーシップ・プロジェクト;技術仕様グループ無線アクセス・ネットワーク;イボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access);物理チャネルおよび変調(リリース11)、3GPP TS36.211 v11.5.0.(2013−12)<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36211.htm> 第3世代パートナーシップ・プロジェクト;技術仕様グループ無線アクセス・ネットワーク;イボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);物理レイヤ手順(リリース11)、3GPP TS36.213 v11.5.0.(2013−12)<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36213.htm> 第3世代パートナーシップ・プロジェクト;技術仕様グループ無線アクセス・ネットワーク;イボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control);プロトコル仕様(リリース11)、3GPP TS36.331 v11.6.0.(2013−12)<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36331.htm>
先行技術では、在圏セルは、低エネルギー消費モード(off状態、または休止)に入ることが可能である。休止状態にあるセルは、通常の信号を送信せず、省エネルギーを達成して、近接セルに干渉することを回避する。しかしながら、移動局デバイスがそれらの周囲における休止セルの存在をどのように検出できて、移動局デバイスが(休止セルをウェイクアップさせるか否かの決定をトリガして)そのセルを別のアクティブ・セルへレポートしたいと思うか、またはセルがすでにそれを行う過程にあれば、移動局デバイスが休止セルがウェイクアップすることを望むかどうかをどのように決定できるかは不明確である。
本発明は、上記の点を考慮してなされ、その目的は、移動局デバイスが休止セルを検出できて、休止セルがありうる異なる状態間をおおよそ見分けることができるシナリオを可能にする移動局デバイス、基地局デバイス、ワイヤレス通信システム、ワイヤレス通信方法および集積回路を提供することである。
(1)本発明は、上記の問題を解決するためになされ、本発明の一実施形態によれば、複数のディスカバリ信号候補が設定された第1の回路と、ディスカバリ信号候補のモニタリングを行うようになっている第2の回路と、ディスカバリ信号候補のうちの1つを用いて検出されたディスカバリ信号を識別するようになっている第3の回路とを備える移動局デバイスが提供される。
(2)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが設定される参照信号の組み合わせの点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、参照信号のある1つの組み合わせに基づき、第2のディスカバリ信号候補は、参照信号の異なる組み合わせに基づき、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の参照信号の組み合わせとは異なる参照信号のある1つの組み合わせに基づくように構成される。
(3)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが送信されるディスカバリ信号バースト内のサブフレームのサブセットの点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、サブフレームのある1つのサブセット上で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、サブフレームの異なるサブセット上で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のサブフレームのサブセットとは異なるサブフレームのある1つのサブセット上で送信されるように構成される。
(4)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが送信される物理リソースブロック内のリソース要素のサブセットの点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、リソース要素のある1つのサブセット上で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、リソース要素の異なるサブセット上で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のリソース要素のサブセットとは異なるリソース要素のある1つのサブセット上で送信されるように構成される。
(5)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらの送信に用いられる送信電力の点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の送信電力で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、異なる送信電力で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の送信電力とは異なるある1つの送信電力で送信されるように構成される。
(6)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが送信される周期の点でそれらの間で異なり、周期は、ディスカバリ信号バーストの周期の倍数であり、第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の周期で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、異なる周期で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の周期とは異なるある1つの周期で送信されるように構成される。
(7)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、移動局デバイスが、検出されたディスカバリ信号が一致するディスカバリ信号候補に基づいて、検出されたディスカバリ信号を送信している在圏セルの状態またはパラメータのセットを想定するように構成される。
(8)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスが、検出されたディスカバリ信号のセルのRRM測定結果を比較するための回路と、最大RRM測定値をもつセルの識別情報をプライマリ在圏セルへレポートするための別の回路とをさらに備えるように構成される。
(9)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスが、検出されたディスカバリ信号のセルのRRM測定結果を比較するための回路と、その検出されたディスカバリ信号のRRM測定結果が設定された閾値を超えて、設定されたディスカバリ信号候補のうちの1つに一致するセルのPDCCH/EPDCCHをモニタするための別の回路とをさらに備えるように構成される。
(10)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、RRM測定が、RRM測定結果の比較を行う前に、ディスカバリ信号が一致する設定されたディスカバリ信号候補にその値が依存するoffsetを用いて行われるように構成される。
(11)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、移動局デバイスが、設定されたディスカバリ信号候補のうちの1つにそのディスカバリ信号が一致するセルにおけるセル検出のための手順を開始するように構成される。
(12)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスが、ディスカバリ信号候補の第1のサブセットに一致するディスカバリ信号のRRM測定結果に関する第1のRRMレポート・フォーマットを準備するための回路と、第1のサブセットの一部ではないディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号のRRM測定結果に関する第2のRRMレポート・フォーマットを準備するための別の回路とをさらに備えるように構成される。
(13)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスが、検出されたディスカバリ信号のRRM測定値を比較するための回路をさらに備えるように構成され、移動局デバイスは、最大RRM測定値をもつ検出されたディスカバリ信号が一致するディスカバリ信号候補に基づいて、第1または第2のRRMレポート・フォーマットのみを準備する。
(14)本発明の別の態様による移動局デバイスは、上記の移動局デバイスにおいて、非一時的コンピュータ可読媒体が、1つ以上のプロセッサおよび/またはメモリに上記の通信方法を行わせるためのコンピュータ実行可能命令を備えるように構成される。
(15)本発明の一実施形態によれば、複数のディスカバリ信号候補が設定された第1の回路と、設定された条件のセットに従ってディスカバリ信号候補を選択するようになっている第2の回路と、選択されたディスカバリ信号候補を準備して送信するようになっている第3の回路とを備える基地局デバイスが提供される。
(16)本発明の別の態様による基地局デバイスは、上記の基地局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが設定される参照信号の組み合わせの点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、参照信号のある1つの組み合わせに基づき、第2のディスカバリ信号候補は、参照信号の異なる組み合わせに基づき、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の参照信号の組み合わせとは異なる参照信号のある1つの組み合わせに基づくように構成される。
(17)本発明の別の態様による基地局デバイスは、上記の基地局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが送信されるディスカバリ信号バースト内のサブフレームのサブセットの点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、サブフレームのある1つのサブセット上で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、サブフレームの異なるサブセット上で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に構成されたディスカバリ信号候補のサブフレームのサブセットとは異なるサブフレームのある1つのサブセット上で送信されるように構成される。
(18)本発明の別の態様による基地局デバイスは、上記の基地局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが送信される物理リソースブロック内のリソース要素のサブセットの点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、リソース要素のある1つのサブセット上で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、リソース要素の異なるサブセット上で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のリソース要素のサブセットとは異なるリソース要素のある1つのサブセット上で送信されるように構成されるように構成される。
(19)本発明の別の態様による基地局デバイスは、上記の基地局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらの送信に用いられる送信電力の点でそれらの間で異なり、第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の送信電力で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、異なる送信電力で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の送信電力とは異なるある1つの送信電力で送信されるように構成される。
(20)本発明の別の態様による基地局デバイスは、上記の基地局デバイスにおいて、ディスカバリ信号候補が、それらが送信される周期の点でそれらの間で異なり、周期は、ディスカバリ信号バーストの周期の倍数であり、第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の周期で送信され、第2のディスカバリ信号候補は、異なる周期で送信されて、後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に構成されたディスカバリ信号候補の周期とは異なるある1つの周期で送信されるように構成される。
(21)本発明の別の態様による基地局デバイスは、上記の基地局デバイスにおいて、非一時的コンピュータ可読媒体が、1つ以上のプロセッサおよび/またはメモリに上記の通信方法を行わせるためのコンピュータ実行可能命令を備えるように構成される。
本発明によれば、移動局デバイスは、休止セルの存在を検出して、休止セルがありうる異なる状態間をおおよそ見分けることが可能である。
第1の実施形態によるワイヤレス通信システムの概念図である。 本発明による下りリンクOFDM構造の構成例を示す図である。 本発明によるその定義された参照信号のうちのいくつかをもつレガシー物理リソースブロックの例を示す図である。 本発明によるポジショニング参照信号(PRS:positioning reference signal)をもつレガシー物理リソースブロックの例を示す図である。 本発明によるプライマリおよび同期信号をもつ下りリンクOFDM構造の構成例を示す図である。 本発明による上りリンクOFDM構造の構成例を示す図である。 本発明による物理上りリンク・リソースのPUCCHおよびPUSCHへのアロケーションを示す図である。 本発明によるTDDワイヤレス通信システムにおける無線フレームの構成の例を示す図である。 本発明によるTDDワイヤレス通信システムにおいて可能な上り下りリンク設定を示す表である。 本発明による移動局デバイス構成の例を示す図である。 本発明による基地局デバイス構成の例を示す図である。 本発明によるワイヤレス通信システムにおけるPDCCHのためのUE固有および共通サーチスペース設定の例を示す表である。 本発明による物理EPDCCH−PRBセットのその論理ECCEへのマッピングの例を示す図である。 本発明によるワイヤレス通信システムにおけるePDCCHのためのUE固有サーチスペース設定の例を示す表である。 本発明によるセルアグリゲーション処理の例を示す図である。 本発明によるTDD−FDDアグリゲートされたワイヤレス通信システムの例を示す図である。 本発明によるディスカバリ信号設定の明示的な指標に用いることができる例示的な情報要素である。 本発明に従ってそのディスカバリ信号が検出された在圏セルに関して、移動局デバイスが休止セルon/off想定を引き出すプロセスを記述するフローチャート図である。
以下では、本発明の実施形態が図面を参照して詳細に記載される。最初に、本発明による物理チャネルが記載される。
図1は、例示的な通信システムを示す。基地局デバイス1は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張型PDCCH(ePDCCH)3を通じて移動局デバイス2へ制御情報を送信する。この制御情報は、データ4の下りリンク送信およびデータ6の上りリンク送信を支配する。
PDCCHで、およびePDCCHで送信される情報メッセージは、多くのRNTI(無線ネットワーク一時識別子:Radio Network Temporary Identifier)のうちの1つを用いてスクランブルされる。用いられるスクランブルコードは、メッセージの機能を区別するために役立ち、例えば、ページング(P−RNTI)、ランダムアクセス(RA−RNTI)、スケジューリングのようなセル関連動作(C−RNTI)、セミパーシステントスケジューリング(SPS−RNTI)、システム情報(SI−RNTI)などのためのRNTIがある。
基地局デバイス1および移動局デバイス2は、一連の予め定義されたパラメータおよび選択された送信モード(TM:transmission mode)に対応する想定に従って互いに通信する。種々のシナリオおよびユースケースに及ぶ複数の選択肢を提示するために送信モード1から10が定義された。例えば、TM1は単一アンテナ送信、TM2は送信ダイバーシティ、TM3は開ループ空間多重、TM4は閉ループ空間多重、TM5はマルチユーザMIMO(多入力・多出力:Multiple Input Multiple Output)、TM6はシングルレイヤ・コードブックベース・プリコーディング、TM7はDM−RSを用いたシングルレイヤ送信、TM8はDM−RSを用いたデュアルレイヤ送信、TM9はDM−RSを用いたマルチレイヤ送信、およびTM10はDM−RSを用いた8レイヤ送信に対応する。
所定の在圏セルに対して、移動局デバイスが、送信モード1〜9に従ってPDSCHデータ送信を受信するように構成され、上位レイヤ・パラメータepdcch−StartSymbol−r11が設定された場合、EPDCCHのための開始OFDMシンボル「lEPDCCHstart」がこのパラメータによって確定される。そうでない場合には、EPDCCHのための開始OFDMシンボル「lEPDCCHstart」は、バンド幅内に10より多いリソースブロックが存在するとき、PDCCH領域に存在するPCFICH(物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル:Physical Control Format Indicator Channel)中に存在するCFI(制御フォーマット・インジケータ:Control Format Indicator)によって与えられ、「lEPDCCHstart」は、バンド幅内に10以下のリソースブロックが存在するときには、所定の在圏セルのサブフレームにおけるCFI値+1によって与えられる。
所定の在圏セルに対して、UEが、送信モード10に従ってPDSCHデータ送信を受信するように上位レイヤ・シグナリングによって構成された場合、EPDCCH−PRBセットごとに、サブフレーム「k」でEPDCCHをモニタするための開始OFDMシンボルは、上位レイヤ・パラメータpdsch−Start−r11から次のように確定される、すなわち、
−パラメータpdsch−Start−r11の値が1、2、3または4である場合、「l’EPDCCHstart」は、そのパラメータによって与えられる。
−そうでない場合には、「l’EPDCCHstart」は、バンド幅内に10より多いリソースブロックが存在するとき、所定の在圏セルのサブフレーム「k」におけるCFI値によって与えられ、「l’EPDCCHstart」は、バンド幅内に10以下のリソースブロックが存在するときには、所定の在圏セルのサブフレーム「k」におけるCFI値+1によって与えられる。
−サブフレーム「k」が上位レイヤ・パラメータmbsfn−SubframeConfigList−r11によって示されるか、またはサブフレーム「k」がTDD動作のためのサブフレーム1または6である場合、「lEPDCCHstart」=min(2,「l’EPDCCHstart」)
−そうでない場合には、「lEPDCCHstart」=「l’EPDCCHstart」。
異なるTMは、異なるアンテナポートで送信される。1つのアンテナポート上のシンボルが伝えられるチャネルの大規模特性を他のアンテナポート上のシンボルが伝えられるチャネルから推定できる場合、2つのアンテナポートは、準コロケートされている(quasi co−located)と言われる。大規模特性は、遅延スプレッド、ドップラー・スプレッド、ドップラー・シフト、平均利得、および平均遅延のうちの1つ以上を含む。移動局デバイスは、基地局デバイスによって別に指定されない限り、2つのアンテナポートが準コロケートされていることを想定しない。
ある1つの在圏セルに対して送信モード10に設定された移動局デバイスは、PDSCHまたはePDCCHを復号するために上位レイヤ・パラメータqcl−Operationによりその在圏セルに対して2つの準コロケーション・タイプのうちの1つが設定される。
−タイプA:移動局デバイスは、在圏セルのアンテナポート0〜3(CRSに対応)、7〜22(UE固有RSおよびCSI−RS)ならびに107〜110(ePDCCHと関連付けられたDM−RSに対応)が遅延スプレッド、ドップラー・スプレッド、ドップラー・シフト、および平均遅延に関して準コロケートされていると想定してもよい。
−タイプB:移動局デバイスは、アンテナポート15〜22(上位レイヤ・パラメータqcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11によって識別されるCSI−RSリソース設定に対応)、アンテナポート7〜14(UE固有RS)、およびアンテナポート107〜110(ePDCCHと関連付けられたDM−RSに対応)が遅延スプレッド、ドップラー・スプレッド、ドップラー・シフト、および平均遅延に関して準コロケートされていると想定してもよい。
所定の在圏セルに対して送信モード10に設定された移動局は、PDSCHまたはePDCCHを復号するために基地局デバイスにより4つまでのパラメータセットを設定できる。移動局デバイスは、タイプB準コロケーション・タイプが設定された場合、PDSCH/ePDCCH REマッピングを確定するため、およびアンテナポートの準コロケーションを確定するために「PDSCH REマッピングおよびQuasi−Co−Locationインジケータ」フィールド(PQI:PDSCH RE Mapping and Quasi−Co−Location Indicator)の値によるパラメータセットを用いる。PQIは、4つの設定可能なパラメータセットのためのインデックスとして機能する。
PQIによって参照されるパラメータセットは、crs−PortsCount−r11(アンテナポートの数)、crs−FreqShift−r11(CRSの周波数シフト)、mbsfn−SubframeConfigList−r11(下りリンクでMBSFNのために予約されたサブフレームの定義)、csi−RS−ConfigZPId−r11(移動局デバイスがゼロ送信電力を想定する対象となるCSI−RSリソース設定のアイデンティフィケーション)、pdsch−Start−r11(開始OFDMシンボル)およびqcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11(PDSCH/ePDCCHアンテナポートと準コロケートされたCSI−RSリソース)を含む。
典型的なネットワークでは、複数の基地局デバイスのカバレッジがいくつかのエリアで重なり合う。システムは、移動局デバイスが、ある1つの基地局デバイスから受信する前にその基地局デバイスへのハンドオーバを行う必要なしに、これらの基地局デバイスのいずれかによって透過的にサービスされることを可能にしてもよい。在圏セルにおける基地局デバイスは、RRCメッセージを通じて、重なり合う基地局デバイスの状態に適合する準コロケーション・パラメータセットを設定する。重なり合う基地局デバイスは、移動局デバイスが正しいPQIパラメータセットに切り替えた場合、サービスの中断なしに移動局デバイスへ送信できる。
基地局デバイス10は、休止状態にある。休止状態では、基地局デバイス10は、通常通りには信号を送信しない。いくつかの所定の時間に、基地局デバイス10は、近くの移動局デバイスに基地局デバイス10の存在を発見させるように意図された信号(本明細書では「ディスカバリ信号」または「DS」と呼ばれる、図ではディスカバリ信号7)をブロードキャストする。移動局デバイス2は、潜在的なディスカバリ信号を聞いてRRM(無線リソース管理)測定(例えば、RSRP(参照信号受信電力:Reference Signal Received Power)またはRSRQ(参照信号受信品質:Reference Signal Received Quality))を行うように構成される。
参照信号受信電力(RSRP)は、考慮される測定周波数バンド幅内でディスカバリ信号の参照信号を運ぶリソース要素の電力寄付(「W」単位)の線形平均として定義される。RSRP確定には、ディスカバリ信号固有のRSが用いられるものとする(例えば、PSS、SSS、CRS、CSI−RS、PRSなど)。RSRPのための参照点は、UEのアンテナ・コネクタであるものとする。UEによって受信機のダイバーシティが使用中であれば、レポート値は、個々のダイバーシティ・ブランチのいずれの対応するRSRPよりも低くはないものとする。
参照信号受信品質(RSRQ)は、NRSRP/(E−UTRAキャリアのRSSI)比として定義され、ここで、Nは、E−UTRAキャリアのRSSI測定バンド幅のRBの数である。分子および分母における測定は、リソースブロックの同じセットにわたって行われるものとする。E−UTRAキャリア受信信号強度インジケータ(RSSI:Received Signal Strength Indicator)は、測定バンド幅において、参照シンボルを含んだOFDMシンボルのみで観測される、同一チャネルの在圏および非在圏セル、近接チャネルの干渉、熱雑音などを含む、すべてのソースからのUEによる全受信電力(「W」単位)のN個のリソースブロックにわたる線形平均を備える。RSRQ測定を行うためのある一定のサブフレームを上位レイヤ・シグナリングが示す場合には、RSSIは、示されたサブフレーム中のすべてのOFDMシンボルにわたって測定される。RSRQのための参照点は、UEのアンテナ・コネクタであるものとする。UEによって受信機のダイバーシティが使用中であれば、レポート値は、個々のダイバーシティ・ブランチのいずれの対応するRSRQよりも低くはないものとする。
基地局デバイス10は、いくつかの予め定義された瞬間にディスカバリ信号をブロードキャストすると予想される。例えば、基地局デバイス10は、M個のサブフレームの周期で生じるL個のサブフレームの一群(「バースト」、または「ディスカバリ・バースト」)のうちの1つ以上でディスカバリ信号をブロードキャストする。移動局デバイス2は、いくつかまたはすべてのバーストのL個のサブフレームのうちのいくつかまたはすべてでディスカバリ信号をモニタするように構成される。
移動局デバイス2は、ディスカバリ信号の測定されたRRMが設定された閾値に等しいか、もしくはそれを超えるとき、またはある一定の条件を満たすときに、休止セルが首尾よく検出されたと見做す。移動局デバイス2は、測定の結果を基地局デバイス1へレポートしてもよく、基地局デバイス10をアクティブ化する(以下、ウェイクアップまたは始動するとも言われる)ようにその結果が基地局デバイス1をトリガしてもよい。
図2は、下りリンクサブフレームの構成例を示す。下りリンク送信は、OFDMAを通じて行われる。下りリンクサブフレームは、1msの長さを有し、PDCCH、ePDCCHおよびPDSCHに分割されると概括的に考えることができる。各サブフレームは、2つのスロットからなる。各スロットは、0.5msの長さを有する。スロットは、時間領域における複数のOFDMシンボルにさらに分割され、OFDMシンボルの各1つは、周波数領域における複数のサブキャリアからなる。LTEシステムでは、1つのRBが12個のサブキャリアと7つ(または6つ)のOFDMシンボルとを含む。各OFDMシンボルの各サブキャリアがリソース要素(RE:Resource Element)である。スロット中に存在するすべてのREのグルーピングがリソースブロック(RB:Resource Block)を構成する。サブフレーム中に存在する2つの物理的に連続したリソースブロックのグルーピングが物理リソースブロック・ペア(PRBペア:Physical Resource Block pair)を構成する。PRBペア(2つのスロット)は、通常のCP(サイクリックプレフィックス:cyclic prefix)のケースでは12サブキャリア×14OFDMシンボル、および拡張されたCPのケースでは12サブキャリア×12OFDMシンボルを備える。PDCCH領域は、フレームの最初の1つから4つのOFDMシンボルのREを占有する。
PRBペアのPDCCH領域は、最初の1、2、3または4つのOFDMシンボルに及ぶ。残りのOFDMシンボルは、データ領域(PDSCH、物理下りリンク共有チャネル:Physical Downlink Shared Channel)として用いられる。PDCCHは、CRSとともに、アンテナポート0〜3で送信される。
CRSは、PDCCH領域およびデータ領域の長さに依存しないパターンに従ってPRBにわたってREに割り当てられる。PRB中のCRSの数は、送信用に設定されたアンテナの数に依存する。
物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル(PCFICH)は、最初のOFDMシンボル中でCRSには割り当てられないREに割り当てられる。PCFICHは、4つのリソース要素群(REG:Resource Element Group)からなり、各REGは、4つのREからなる。各REGは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の長さに対応する、1から3まで(またはバンド幅によっては2から4まで)の値を含む。
物理ハイブリッドARQインジケータ・チャネル(PHICH:Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel、ここでARQ:Automatic Repeat−reQuestは、自動再送要求を表す)は、最初のシンボル中でCRSまたはPCFICHには割り当てられないREに割り当てられる。PHICHは、上りリンク送信に対するHARQ ACK/NACK信号を送信する。PHICHは、1つのREGからなり、セル固有の仕方でスクランブルされる。複数のPHICHを同じREで多重できて、PHICH群をコンフォームする。PHICH群は、周波数および/または時間領域におけるダイバーシティ利得を得るために3回繰り返される。
PDCCHは、最初の「n」個のOFDMシンボル中に割り当てられる(ここで「n」は、PCFICHによって示される)。PDCCHは、下りリンクおよび上りリンク・スケジューリング情報、下りリンクACK/NACK、電力制御情報などを含みうる下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)メッセージを含む。DCIは、複数の制御チャネル要素(CCE:Control Channel Element)によって運ばれる。CCEは、CRS、PCFICH、またはPHICHによって占有されない同じOFDMシンボル中の4つの連続したREからなる。
CCEには、第1に周波数の昇順および第2に時間の昇順に0から始まる番号が付けられる。最初に、第1のOFDMシンボル中の最低周波数のREが考慮される。そのREが他のCCE、CRS、PHICH、またはPCFICHによって占有されていなければ、それに番号が付けられる。そうでない場合には、次のOFDMシンボルに対応する同じREが評価される。すべてのOFDMシンボルが一旦考慮されると、このプロセスが周波数順にすべてのREに対して繰り返される。
データ領域において参照信号によって占有されないREをePDCCHまたは物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)に割り当てることができる。
UEは、PDCCH候補のセットをモニタし、モニタリングとは、そのセット中のそれぞれのPDCCHをすべてのモニタされたDCIフォーマットに従って復号しようと試みることを示唆する。モニタすべきPDCCH候補のセットは、サーチスペース(SS:Search Space)の観点から定義され、所定のアグリゲーション・レベルLにおけるサーチスペース「S (L)」がPDCCH候補のセットによって定義される。
各UEは、2つのサーチスペース、UE固有サーチスペース(USS)および共通サーチスペース(CSS)をモニタする。USSは、専らUEに向けた情報を運び、それゆえに関連するUEのみがその情報を復号できる。USSは、UEごとに異なる。2つ以上の移動局デバイスのUSSが部分的に重なり合うことがありうる。CSSは、すべてのUEに向けた一般情報を含む。すべてのUEは、同じ共通サーチスペースをモニタして、その中の情報を復号することが可能である。
図3は、下りリンクPRBの例を示す。PRBのREのうちのいくつかは、参照信号によって占有される。異なる参照信号は、異なるアンテナポートに関連付けられる。用語「アンテナポート」は、同一のチャネル状態の下での信号送信の意味を伝えるために用いられる。例えば、アンテナポート0で送信される複数の信号は、アンテナポート1とは異なってもよい同じチャネル状態を経験する。
R0〜R3は、セル固有RS(CRS)に対応し、CRSは、PDCCHと同じアンテナポート(アンテナポート0〜3)で送信され、いくつかの送信モード(TM)においてPDCCHで送信されたデータを復調するため、およびPDSCHで送信されたデータも復調するためにも用いられる。近接セルへの過度の干渉を回避するために、干渉除去手順を実装できる。
D1〜D2は、ePDCCHと関連付けられたDM−RSに対応する。D1〜D2は、アンテナポート107〜110で送信されて、移動局デバイスがその中でePDCCHを復調するための復調参照信号としての役割を果たす。UE固有参照信号は、設定されているときに同じREで(同時にではなく)送信される。UE固有参照信号は、ポート7〜14で送信されて、移動局デバイスがその中でPDSCHを復調するための復調参照信号としての機能を果たす。
C1〜C4は、CSI−RS(チャネル状態情報RS:Channel State Information RS)に対応する。C1〜C4は、アンテナポート15〜22で送信されて、移動局デバイスがチャネル状態を測定することを可能にする。
図4は、下りリンクPRBの例を示す。この例では、R6とマーク付けされたPRBのREがポジショニング参照信号(PRS)によって占有される。ポジショニング参照信号は、アンテナポート6に関連付けられる。ポジショニング参照信号は、ロケーションサービスをサポートする機能を果たし、通常、特にPRSのために指定されたPRB中にのみ存在する。
図5は、プライマリ同期信号(PSS:primary synchronization signal)およびセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signal)をもつFDD下りリンクサブフレームの構成例を示す。PSSおよびSSSの対は、以下、PSS/SSSと呼ばれることもある。PSSは、バンド幅の中央の6つのPRBのOFDMシンボル#6におけるREを占有し、SSSは、バンド幅の中央の6つのPRBのOFDMシンボル#5におけるREを占有する。移動局デバイスは、信号を3つの可能なPSS信号と盲目的に相関させることによってPSSを検出する。PSSが一旦検出されると、移動局デバイスは、基地局デバイスとの粗い同期を得て、SSSを復号するためにチャネル推定を行うことが可能である。移動局デバイスは、SSSによってセルのIDとより正確な同期とを得ることができる。
ディスカバリ信号(DS:discovery signal)は、PSS、SSS、および別の1つ以上の参照信号、例えば、CRS、CSI−RS、またはPRSの組み合わせとして構成できる。このために用いられるPSSおよびSSSの位置は、FDDのための位置と同じとすることができ、または異なってもよい。代わりに、同期対PSS/SSSだけを用いてディスカバリ信号を構成できる。ディスカバリ信号をディスカバリ・バースト中で検出した移動局デバイスは、基地局デバイスによって設定されたそのRSRPまたはRSRQの測定に進む。
図6は、上りリンクサブフレームの構成例を示す。上りリンク送信は、SC−FDMA(シングルキャリア周波数分割多元接続:Single Carrier Frequency Division Multiple Access)を通じて行われる。上りリンク・リソースは、PUSCH(物理上りリンク共有チャネル:Physical Uplink Shared Channel)およびPUCCH(物理上りリンク制御チャネル:Physical Uplink Control Channel)のような物理チャネルに割り当てられる。加えて、上りリンク参照信号がPDSCHおよびPUCCHに対応するであろうリソースの一部で送信される。上りリンク・ワイヤレスフレームは、PRBペアからなる。PRBペアは、予め定義された周波数幅(リソースブロックの幅)と時間の長さ(2スロット=1サブフレーム)とをもつ、基本的なスケジュール可能回路である。
図7は、物理上りリンク・リソースのPUCCHおよびPUSCHへのアロケーションを示す。PUCCH PRBペアは、異なる周波数アロケーションをもつ2つのスロットからなる。PUCCH要素「m」がインデックス「m」とともにPUCCH PRBペアに割り当てられ、ここで「m」=0,1,2,3...である。
LTEにおけるデータの送信は、フレーム構造タイプ1(FDD)を通じて、および/またはフレーム構造タイプ2(TDD)を通じて行うことができる。
FDDに関しては、各無線フレームにおいて10個のサブフレームが下りリンク送信に利用可能であり、10個のサブフレームが上りリンク送信に利用可能である。上りリンクおよび下りリンク送信は、周波数領域で分離される。半二重FDD動作では、UEは、送受信を同時に行うことはできず、一方で全二重FDDではかかる制限は何もない。
FDD基地局デバイスに接続された移動局デバイスは、下りリンクPDSCHのスケジューリングを示すPDCCHメッセージをサブフレーム「n」で受信する。PDCCHメッセージは、他の情報のうちでも特に、PDSCHが位置するPRBを含み、そのPDSCHにはHARQプロセス番号が割り当てられる。移動局デバイスは、その情報を復号しようと試み、FDD HARQタイミングに従って、受信に成功(ACK)もしくは失敗(NACK)したことを示すHARQ ACK/NACK指標をサブフレーム「n+4」で基地局デバイスへ送信する。基地局デバイスがHARQ−ACK指標を受信した場合、基地局デバイスは、HARQプロセス番号を解除して、次にそれを後続のPDSCHのために用いることができる。そうではなく、基地局がHARQ−NACK指標を受信した(または指標を何も受信しなかった)場合には、基地局デバイスは、PDSCHをサブフレーム「n+8」で再び移動局デバイスへ送信しようと試みるであろう。再送信されたメッセージは、同じHARQプロセス番号を維持して、移動局デバイスが、新たな再送信を前に受信したデータと結びつけて、受信に成功する尤度を高めることを可能にする。それゆえに、FDDに関しては、在圏セルごとに最大8つの下りリンクHARQプロセスがあるものとする。
図8は、時分割複信モード(TDD:Time Division Duplex)におけるLTE無線フレームの構成を示す。
LTE無線フレームは、10msの長さを有し、10個のサブフレームからなる。
各サブフレームは、eNBによって設定される通り下りリンクまたは上りリンクに用いることができる。下りリンクから上りリンク送信への切り替えは、スイッチポイントとして機能するスペシャルサブフレームを通じて行われる。構成に依存して、無線フレームは、1つのスペシャルサブフレーム(10msのスイッチポイント周期)または2つのスペシャルサブフレーム(5msのスイッチポイント周期)を有することができる。
大部分のケースでは、サブフレーム#1および#7が「スペシャルサブフレーム」であり、3つのフィールドDwPTS(下りリンク・パイロット時間スロット:Downlink Pilot Time Slot)、GP(ガード期間:Guard Period)およびUpPTS(上りリンク・パイロット時間スロット:Uplink Pilot Time Slot)を含む。DwPTSは、複数のOFDMシンボルに及び、下りリンク送信専用である。GPは、複数のOFDMシンボルに及び、空である。GPは、下りリンクと上りリンクとの間のスムーズな遷移を可能にするためにシステム条件に依存してより長いかまたはより短い。UpPTSは、複数のOFDMシンボルに及び、上りリンク送信専用である。DwPTSは、プライマリ同期信号(PSS)を運ぶ。サブフレーム#0および#5は、セカンダリ同期信号(SSS)を運び、それゆえに上りリンク送信用には設定できない。サブフレーム#2は、常に上りリンク送信用に設定される。
図9は、可能な上りリンク−下りリンク設定のリストであり、「U」はサブフレームが上りリンク送信のために予約されていることを示し、「D」はサブフレームが下りリンク送信のために予約されていることを示し、「S」はスペシャルサブフレームを示す。基地局デバイスは、用いられることになる上り下りリンク設定のインデックスを移動局デバイスへ送信する。
基地局デバイスは、第2の上り下りリンク設定インデックスを送信できる。上りリンク−下りリンクの両方が同じ設定を有するサブフレームは、上記のように取り扱われる(それらのサブフレームは、本文書の残りの部分では漠然とレガシー・サブフレームと呼ばれる)。上りリンク−下りリンク設定の両方が異なるサブフレームは、フレキシブルサブフレームであり、上りリンクまたは下りリンクのいずれにも用いることができる。例えば、上りリンク−下りリンク設定1がUとして設定され、一方で上りリンク−下りリンク設定2がDまたはSとして設定される。
この図では現在定義されているような上りリンク−下りリンク設定0から6が示されるが、本発明のいずれの実施形態も起こりうる新しい上りリンク−下りリンク設定に適用可能である。例えば、すべてのサブフレームが下りリンクとして定義された新しい上りリンク−下りリンク設定を導入でき、それを本発明のいずれの実施形態にも容易に適用することができるであろう。別の例は、スペシャルサブフレームとして定義されるサブフレーム#1を除いて、すべてのサブフレームが下りリンクとして定義された新しい上りリンク−下りリンク設定であろう。例示的な新しい上りリンク−下りリンク設定を上りリンク−下りリンク設定7と名付けることができるであろう、あるいは、他の上りリンク−下りリンク設定から区別するのに役立つように、それに明らかに異なる名前が与えられてもよい。本文書の残りの部分ではある範囲の上りリンク−下りリンク設定への言及がなされる事例がある。それらのケースは、上記のような起こりうる新しい上りリンク−下りリンク設定が当該範囲の一部となることを妨げない。例えば、表現「上りリンク−下りリンク設定1〜6」は、大部分のケースでは「上りリンク−下りリンク設定1〜7」と等価である。
図10は、移動局デバイス2に対応する移動局デバイスのブロック図である。図に示されるように、移動局デバイスは、上位レイヤ処理回路101、制御回路103、受信回路105、送信回路107、およびアンテナ回路109を含む。上位レイヤ処理回路101は、1つより多いセルがそれらのうちの1つをプライマリセルとし、残りのセルをセカンダリセルとして設定されることをサポートし、無線リソース管理回路1011、スケジューリング回路1015、およびCSIレポート管理回路1017を含む。受信回路105は、復号回路1051、復調回路1053、多重分離回路1055、無線受信回路1057、およびチャネル推定回路1059を含む。送信回路107は、符号化回路1071、変調回路1073、多重回路1075、無線送信回路1077、および上りリンク参照信号生成発生1079を含む。
上位レイヤ処理回路101は、受信回路105および送信回路107の動作を制御するために制御信号を発生させて、それらの信号を制御回路103へ出力する。加えて、上部レイヤ処理回路101は、MACレイヤ(媒体アクセス制御:Medium Access Control)、PDCPレイヤ(パケットデータ・コンバージェンス・プロトコル:Packet Data Convergence Protocol)、RLCレイヤ(無線リンク制御:Radio Link Control)、およびRRCレイヤ(無線リソース制御)に関連する動作を処理する。
上位レイヤ処理回路101における無線リソース管理回路1011は、それ自体の動作に関連する設定を管理する。加えて、無線リソース管理回路は、各チャネルで送信されるデータを発生させて、この情報を送信回路107へ出力する。
上位レイヤ処理回路101におけるスケジューリング回路1015は、受信回路105によって受信したDCIメッセージに含まれるスケジューリング情報を読み出して、制御情報を制御回路103へ出力し、次には制御回路103が必要な動作を行うために制御情報を受信回路105および送信回路107へ送信する。
加えて、スケジューリング回路1015は、上りリンク参照設定、下りリンク参照設定および/または送信方向設定に基づいて送信処理および受信処理タイミングを決定する。
上位レイヤ処理回路101におけるCSIレポート管理回路1017は、CSI参照REを識別する。CSIレポート管理回路1017は、CSI参照REからチャネルのCQI(チャネル品質情報:Channel Quality Information)を導出するようにチャネル推定回路1059にリクエストする。CSIレポート管理回路1017は、CQIを送信回路107へ出力する。CSIレポート管理回路1017は、チャネル推定回路1059の構成をセットする。
制御回路103は、上位レイヤ処理回路101から受信した制御情報に基づいて受信回路105および送信回路107へアドレス指定された制御信号を発生させる。制御回路103は、発生した制御信号を通じて受信回路105および送信回路107の動作を制御する。
受信回路105は、制御回路103から受信した制御情報に従って、基地局デバイス1からの情報をアンテナ回路109経由で受信し、それに対して多重分離、復調および復号を行う。受信回路105は、これらの動作の結果を上位レイヤ処理回路101へ出力する。
無線受信回路1057は、アンテナ回路109経由で基地局デバイス1から受信した下りリンク情報をダウンコンバートして、不必要な周波数成分を削除し、信号を十分なレベルにするために増幅を行い、受信信号の同相および直交成分に基づいて、受信したアナログ信号をデジタル信号へ変換する。無線受信回路1057は、デジタル信号からガードインターバル(GI:guard interval)をトリミングし、周波数領域信号を抽出するためにFFT(高速フーリエ変換:Fast Fourier Transform)を行う。
多重分離回路1055は、抽出された周波数領域信号からPHICH、PDCCH、ePDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重分離する。加えて、多重分離回路1055は、チャネル推定回路1059から受信したチャネル推定値に基づいてPHICH、PDCCH、ePDCCH、およびPDSCHへのチャネル補償を行う。多重分離回路1055は、多重分離された下りリンク参照信号をチャネル推定回路1059へ出力する。
復調回路1053は、PHICHに対応するコードによって乗算を行い、結果として生じた信号に対してBPSK(2相位相シフトキーイング:Binary Phase Shift Keying)復調を行って、結果を復号回路1051へ出力する。復号回路1051は、移動局デバイス2へアドレス指定されたPHICHを復号して、復号されたHARQインジケータを上位レイヤ処理回路101へ送信する。復調回路1053は、PDCCHおよび/またはePDCCHに対してQPSK(直交位相シフトキーイング:Quadrature Phase Shift Keying)復調を行って、結果を復号回路1051へ出力する。復号回路1051は、PDCCHおよび/またはePDCCHを復号しようと試みる。復号動作に成功した場合、復号回路1051は、下りリンク制御情報および対応するRNTIを上位レイヤ処理回路101へ送信する。
復調回路1053は、下りリンク制御グラント指標(QPSK、16QAM(直交振幅変調:Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAM、その他)によって示されるように移動局デバイス2へアドレス指定されたPDSCHを復調して、結果を復号回路1051へ出力する。復号回路1051は、下りリンク制御グラント指標によって示されるように復号を行って、復号された下りリンク・データ(トランスポートブロック)を上位レイヤ処理回路101へ出力する。
チャネル推定回路1059は、多重分離回路1055から受信した下りリンク参照信号からパスロスおよびチャネル状態を推定して、推定されたパスロスおよびチャネル状態を上位レイヤ処理回路101へ出力する。加えて、チャネル推定回路1059は、下りリンク参照信号から推定されたチャネル値を多重分離回路1055へ出力する。CQIを計算するために、チャネル推定回路1059は、チャネルおよび/または干渉に対する測定を行う。
送信回路107は、制御回路103から受信した制御情報に従って、上りリンク参照信号を発生させて、上位レイヤ処理回路から受信した上りリンク・データ(トランスポートブロック)に対して符号化および変調を行い、PUCCH、PUSCHおよび発生した上りリンク参照信号を多重して、それをアンテナ回路109経由で基地局1へ送信する。
符号化回路1071は、上位レイヤ処理回路101から受信した上りリンク制御情報に対してブロック符号化、畳み込み符号化、その他を行う。加えて、符号化回路1071は、スケジュールされたPUSCHデータに対してターボ符号化を行う。
変調回路1073は、基地局デバイス1から受信した下りリンク制御指標か、またはチャネルごとに予め定義された変調規則に従って、符号化回路1071から受信した符号化ビットストリームに対して変調(BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、その他)を行う。変調回路1073は、空間多重を通じて送信するためのPUSCHストリームの数を決定し、上りリンク・データをその異なる数のストリームへマッピングして、それらのストリームに対してMIMO SM(多入力多出力空間多重:Multiple Input Multiple Output Spatial Multiplexing)プリコーディングを行う。
上りリンク参照信号発生回路1079は、移動局デバイス2から送信された信号、上りリンク参照信号を配置するためのバンド幅の値と、上りリンクグラント中に示された巡回シフトと、DMRSシーケンス発生に関連するパラメータの値とを基地局デバイス1が見分けることが可能であるように、PCI(物理セル識別情報:Physical Cell Identity、またはセルID)による一連の予め定義されたルールに従ってビットストリームを発生させる。多重回路1075は、制御回路103によって与えられた指標に従ってPUSCH変調シンボルを異なるストリーム中に配列してそれらに対してDFT(離散的フーリエ変換:Discrete Fourier Transform)を行う。加えて、多重回路1075は、PUCCH、PUSCH、およびそれらの対応するREで発生した参照信号をそれらの適切なアンテナポートにおいて多重する。
無線送信回路1077は、多重された信号に対してIFFT(逆高速フーリエ変換:Inverse Fast Fourier Transform)を行い、それらに対してSC−FDMA変調(シングルキャリア周波数分割多元接続)を行い、結果として生じたストリームにGIを加算し、デジタル・ベースバンド信号を発生させて、デジタル・ベースバンド信号をアナログ・ベースバンド信号に変換し、そのアナログ信号の同相および直交成分を発生させて、それをアップコンバートし、不必要な周波数成分を除去して、電力増幅を行い、結果として生じた信号をアンテナ回路109へ出力する。
図11は、基地局デバイス1および3に対応する基地局デバイスのブロック図である。図に示されるように、移動局デバイスは、上位レイヤ処理回路301、制御回路303、受信回路305、送信回路307、およびアンテナ回路309を含む。上位レイヤ処理回路301は、基地局デバイス中に存在する1つ以上のセルにサポートを与え、無線リソース管理回路3011、スケジューリング回路3015、およびCSIレポート管理回路3017を含む。受信回路305は、復号回路3051、復調回路3053、多重分離回路3055、無線受信回路3057、およびチャネル推定回路3059を含む。送信回路307は、符号化回路3071、変調回路3073、多重回路3075、無線送信回路3077、および下りリンク参照信号生成発生3079を含む。
上位レイヤ処理回路301は、受信回路305および送信回路307の動作を制御するために制御信号を発生させて、それらの信号を制御回路303へ出力する。加えて、上部レイヤ処理回路301は、MACレイヤ(媒体アクセス制御)、PDCPレイヤ(パケットデータ・コンバージェンス・プロトコル)、RLCレイヤ(無線リンク制御)、およびRRCレイヤ(無線リソース制御)に関連する動作を処理する。
上位レイヤ処理回路301における無線リソース管理回路3011は、下りリンクPDSCH(トランスポートブロック)で送信するための下りリンク・データ、システム情報と、RRCメッセージと、MAC CE(制御要素:Control Element)とを発生させて、その情報を送信回路307へ出力する。代わりに、この情報を上位レイヤから取得することもできる。加えて、無線リソース管理回路3011は、各移動局デバイスの設定情報を管理する。
上位レイヤ処理回路301におけるスケジューリング回路3015は、移動局2から受信したチャネル状態レポートと、チャネル推定回路3059から受信したチャネル推定およびチャネル品質パラメータとに従って、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)の周波数およびサブフレーム・アロケーション、ならびにそれらの適切な符号化率、変調および送信電力を決定する。スケジューリング回路3015は、結果として生じたスケジューリングに基づいて受信回路305および送信回路307を制御するために(例えば、DCIフォーマット(下りリンク制御情報)をもつ)制御信号を発生させて、それらの信号を制御回路303へ出力する。
スケジューリング回路3015は、結果として生じたスケジューリングに基づく物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)に関するスケジューリング情報を運ぶレポートを発生させる。
上位レイヤ処理301におけるCSIレポート管理回路3017は、移動局デバイス2のCSIレポートを制御する。CSIレポート管理回路3017は、CQIをCSI参照信号REから導出するための設定情報をアンテナ回路309経由で移動局デバイス2へ送信する。
制御回路303は、上位レイヤ処理回路301から受信した制御信号に従って受信回路305および送信回路307を管理するために制御信号を発生させる。制御回路303は、これらの信号を受信回路305および送信回路307へ出力して、それらの動作を制御する。
受信回路305は、制御回路303から受信した制御情報に従って、情報を移動局デバイス2からアンテナ回路309経由で受信して、その情報に対して多重分離、復調および復号を行う。受信回路305は、これらの動作の結果を上位レイヤ処理回路3101へ出力する。
無線受信回路3057は、移動局デバイス2からアンテナ回路309経由で受信した下りリンク情報をダウンコンバートして、不必要な周波数成分を削除し、信号を十分なレベルにするために増幅を行い、受信信号の同相および直交成分に基づいて、受信したアナログ信号をデジタル信号へ変換する。無線受信回路3057は、デジタル信号からガードインターバル(GI)をトリミングして、周波数領域信号を抽出するためにFFT(高速フーリエ変換)を行う。
多重分離回路3055は、無線受信回路3057からの受信信号のPUCCH、PUSCHおよび参照信号を多重分離する。この多重分離は、上りリンクグラントと、移動局2へ送信された無線リソース・アロケーション情報とに従って行われる。加えて、多重分離回路3055は、チャネル推定回路3059から受信したチャネル推定値に従ってPUCCHおよびPUSCHのチャネル補償を行う。加えて、多重分離回路3055は、多重分離された上りリンク参照信号をチャネル推定回路3059に与える。
復調回路3053は、PUSCHに対してIDFT(逆離散フーリエ変換:Inverse Discrete Fourier Transform)を行い、変調されたシンボルを取得して、上りリンクグラント通知で移動局2へ送信された変調設定に従って、もしくは別の予め定義された設定に従ってPUCCHおよびPUSCHシンボルごとに復調(BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、その他)を行う。復調回路3053は、上りリンクグラント通知で移動局2へ送信されたMIMO SMプリコーディング設定に従って、または別の予め定義された設定に従ってPUSCHで受信したシンボルを分離する。
復号回路3051は、上りリンクグラント通知で移動局2へ送信された符号化率設定に従って、または別の予め定義された設定に従ってPUSCCHおよびPUSCHで受信した上りリンク・データを復号して、結果として生じたストリームを上位レイヤ処理回路301へ出力する。再送信されたPUSCHのケースでは、復号回路3051は、上位処理回路301におけるHARQバッファ中に保持された符号化ビットを用いて、受信した復調ビットを復号する。チャネル推定回路3059は、多重分離回路3055から受信した上りリンク参照信号を用いてチャネル状態およびチャネル品質を推定して、この情報を多重分離回路3055および上位レイヤプロセス回路301へ出力する。
送信回路307は、制御回路303から受信した制御情報に従って、下りリンク参照信号を発生させて、制御303によって示された場合にディスカバリ信号を準備し、上位レイヤ処理回路301から受信したHARQインジケータを含んだ下りリンク制御情報を準備して、下りリンク・データの符号化および変調を行い、結果をPHICH、PDCCH、ePDCCH、PDSCHおよび下りリンク参照信号と多重して、結果として生じた信号をアンテナ回路309経由で移動局デバイス2へ送信する。
符号化回路3071は、無線リソース管理回路3011によって決定された符号化設定に従って、または別の予め定義された設定に従って上位レイヤ処理301から受信したHARQインジケータ、下りリンク制御情報および下りリンク・データに対してブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化、その他を行う。
変調回路3073は、無線リソース管理回路3011によって決定された変調設定に従って、または別の予め定義された設定に従って符号化回路3071から受信した符号化ビットストリームに対して変調(BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、その他)を行う。
下りリンク参照信号発生回路3079は、いくつかの予め定義されたルールに従って、かつ移動局デバイス2が基地局デバイス1の送信を見分けることを可能にするPCI(物理セル識別情報)を利用して移動局デバイス2によりよく知られた下りリンク参照信号を発生させる。多重回路3075は、各チャネルで変調されたシンボルと、それらの対応するREで発生した下りリンク参照信号とをそれらの適切なアンテナポートにおいて多重する。
無線送信回路3077は、多重されたシンボルに対するIFFT(逆高速フーリエ変換)、OFDM変調を行い、OFDMシンボルにガードインターバルを加算し、デジタル・ベースバンド信号を発生させて、デジタル・ベースバンド信号をアナログ・ベースバンド信号に変換し、アナログ信号の同相および直交成分を発生させて、それをアップコンバートし、不必要な周波数成分を除去して、電力増幅を行い、結果として生じた信号をアンテナ回路309へ出力する。
制御または情報データの送信に利用可能なリソースの数は、各リソースブロック中に存在する参照信号に依存する。基地局デバイスは、適正なリソース要素マッピングによってこれらのREでのデータの送信を回避するように設定される。
移動局デバイスは、データを読み出すためにいつでも用いられるリソース要素マッピングを想定する。データは、関連付けられたアンテナポート上でREへ順にマッピングされ、これらのREは、それらがEPDCCH送信のために割り当てられたEREGの一部であり、CRSにもCSI−RSにも用いられないことがUEによって想定され、かつ「lEPDCCHstart」によって示される開始OFDMシンボル以上のOFDMシンボル中に位置するという条件を満たす。
PDCCH領域において、CCEは、情報を送信するために4つの利用可能なREを常に有するように定義される。これを行うために、CCE設定は、存在するCRSの数またはPHICHの到達範囲に依存していくらかの変化を提示する。結果として、PDCCHメッセージは、常に同じビット数を有する。
しかしながら、ePDCCH/PDSCH領域ではビット数が可変である。すべての利用可能なREを用いうるためには、基地局移動がそれらのREにデータを収容しなければならない。これは、レートマッチングによって達成される。
レートマッチング動作は、ターボ符号動作の符号レートを変化させることによって所要サイズのビットストリームを発生させる。レートマッチング・アルゴリズムは、任意のレートを生成することが可能である。ターボ・エンコーダからのビットストリームは、インタリーブ動作とそれに続くビット収集とを経てサーキュラバッファを作り出す。このバッファからビットが選択され、切り詰められて、所望の符号レートをもつ単一のビットストリームを作り出す。
図12は、移動局デバイスがUSSおよびCSSにおいてアグリゲーション・レベルごとにモニタする値を含む。アグリゲーション・レベルとは、PDCCHが用いるCCEの数である。移動局デバイスは、アグリゲーション・レベルごとにPDCCH候補の数M(L)をモニタする。共通サーチスペースに関しては、Lが2つの値L=4またはL=8のうちの1つを取ることができる。UEがモニタする候補の数は、L=4に対してM(L)=4およびL=8に対してM(L)=2である。それぞれのケースのサーチスペースのサイズは、16CCEである。
拡張型PDCCH(ePDCCH)の基本回路は、拡張リソース要素群(EREG:Enhanced Resource Element Group)である。PRBペアのREは、DMRS(復調参照信号:DeModulation Reference Signal)を含みうるREをスキップして、周波数およびOFDMシンボルの昇順に0〜15まで周期的に番号が付けられる。PDSCHに適用される同じ送信処理がDMRSに適用されて、UEが、データを復調できるために必要とする情報を取得することを可能にする。EREGは、番号「i」をもつすべてのREからなり、ここでi=0,1,...15である。
しかしながら、用いることができるREの数は、固定されていない。PDCCH、CRSおよびCSI−RS(チャネル状態情報参照信号:Channel State Information Reference Signal)に用いられるREをePDCCHに用いることはできない。CSI−RSは、UEが8つまでのアンテナのチャネル状態を測定することを可能にするために周期的に送信され、スペシャルサブフレーム設定に関しては定義されない。
制御情報は、拡張CCE(ECCE:Enhanced CCE)で送信され、ECCEは、所定の設定に対して各ECCEで送信するために利用できるREの数に依存して、4つまたは8つのEREGからなる。
各々が独立して設定可能であり、かつ1、2、4または8つのPRBペアに及ぶ、ePDCCHセットの1つまたは2つのセットが同時にありうる。ePDCCHは、DM−RSとともに、アンテナポート107〜110で送信される。
図13は、ePDCCHセット「i」のPRBペアにおけるePDCCHのECCEのマッピングを示す(ここで「i」は、0もしくは1のいずれかであり、「l」も「l」≠「i」を満たしつつ0または1のいずれかである)。各PRBペアは、16個のEREGからなる。すべてのPRBペアのEREGを合わせて、ePDCCHセットのEREGであると見做すことができる。1つのPRBペアは、16個のEREGを備え、4つまたは2つのECCEを構成できる。図の例では、1つのECCEが4つのEREGからなと想定されている。
局在したアロケーションでは、ePDCCHの各ECCEは、単一のPRBペアに属する複数のEREGからなる。すべてのREGが比較的狭いバンド内にあることに起因して、プリコーディングおよびスケジューリングを通じてより高い利益を得ることができる。
分散したアロケーションでは、ePDCCHの各ECCEは、異なるPRBペアに属する複数のEREGからなる。REGに対して行われる周波数ホッピングに起因して、周波数ダイバーシティを通じてロバスト性が向上する。
制御情報の局在または分散したアロケーションを考慮して、ePDCCHセット0は、(存在する場合に)ePDCCHセット1を条件付けない。ePDCCHセット0およびePDCCHセット1は、局在および/または分散した送信マッピングの任意の組み合わせに関して定義される。
UE固有サーチスペースは、ePDCCHではePDCCH USS(eUSSとも呼ばれる)と定義される。各ePDCCH−PRBセットのサーチスペースは、独立して設定される。
図14は、ePDCCHフォーマットごとにePDCCHを構成するECCEの数を含む。ケースAは、DCIフォーマット2/2A/2B/2C/2Dがモニタされ、かつ在圏セルの利用可能な下りリンク・リソースブロックの数が25以上であるときに、通常のサブフレームおよび通常の下りリンクCPに適用されるか、もしくは、DCIフォーマット2/2A/2B/2C/2Dがモニタされ、かつ在圏セルの利用可能な下りリンク・リソースブロックの数が25以上であるときに、スペシャルサブフレーム設定3、4、8をもつスペシャルサブフレームおよび通常の下りリンクCPに適用されるか、または、DCIフォーマット1A/1B/1D/1/2/2A/2B/2C/2D/0/4がモニタされるとき、かつ「nEPDCCH」<104のときに、通常のサブフレームおよび通常の下りリンクCPに適用されるか、あるいは、DCIフォーマット1A/1B/1D/1/2A/2/2B/2C/2D/0/4がモニタされるとき、かつ「nEPDCCH」<104のときに、スペシャルサブフレーム設定3、4、8をもつスペシャルサブフレームおよび通常の下りリンクCPに適用される。そうでない場合には、ケースBが用いられる。
特定の移動局デバイスに関する、先に参照された量「nEPDCCH」(ECCEで利用できるREGの数)は、EPDCCHセットの可能なEPDCCH送信のために設定されたPRBペアにおける下りリンクREの数として定義され、これらのREは、それらがPRBペアにおける16個のEREGのいずれか1つの一部であり、CRSにもCSI−RSにも用いられないことがUEによって想定され、かつ開始OFDMシンボル以上のOFDMシンボル「l」(「l」は、「lEPDCCHStart」以上である)中に位置するという条件を満たす。
DCIのフォーマットは、ePDCCHが送信される目的に依存する。フォーマット0は、通常、上りリンク・スケジューリングおよび上りリンク電力制御のために送信される。フォーマット1は、通常、下りリンクSIMO(単一入力多出力:Single Input Multiple Output)スケジューリングおよび上りリンク電力制御のために送信される。フォーマット2は、通常、下りリンクMIMOスケジューリングおよび上りリンク電力制御のために送信される。フォーマット3は、通常、上りリンク電力制御のために送信される。フォーマット4は、通常、4つのレイヤまでの上りリンク・スケジューリングのために送信される。
図15、本発明によるセルアグリゲーション(キャリアアグリゲーション)処理の例を示す図である。図中、横軸は周波数領域を表し、縦軸は時間領域を表す。示されたセルアグリゲーション処理では、3つの在圏セル(在圏セル1、在圏セル2、および在圏セル3)がアグリゲートされる。複数のアグリゲートされた在圏セルのうちの1つは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)である。プライマリセルは、LTEにおけるセルと同等の機能を有する在圏セルである。
プライマリセル以外の在圏セルは、セカンダリセル(SCell:Secondary Cell)である。セカンダリセルは、プライマリセルよりさらに限定された機能を有し、PDSCHおよび/またはPUSCHを送受信するために主に用いられる。例えば、移動局デバイス2は、プライマリセルのみを用いてランダムアクセスを行う。さらに、移動局デバイス2は、セカンダリセルのPBCHまたはPDSCH上で送信されたページングおよびシステム情報を必ずしも受信しなくてもよい。
下りリンクにおける在圏セルに対応するキャリアが下りリンク・コンポーネントキャリア(DL CC:Downlink Component Carrier)であり、上りリンクにおける在圏セルに対応するキャリアが上りリンク・コンポーネントキャリア(UL CC:Uplink Component Carrier)である。下りリンクにおけるプライマリセルに対応するキャリアが下りリンク・プライマリコンポーネントキャリア(DL PCC:downlink primary component carrier)であり、上りリンクにおけるプライマリセルに対応するキャリアが上りリンク・プライマリコンポーネントキャリア(UL PCC:uplink primary component carrier)である。下りリンクにおけるセカンダリセルに対応するキャリアが下りリンク・セカンダリコンポーネントキャリア(DL SCC:downlink secondary component Carrier)であり、上りリンクにおけるセカンダリセルに対応するキャリアが上りリンク・セカンダリコンポーネントキャリア(UL SCC:uplink secondary component carrier)である。
基地局デバイス1は、必然的にDL PCCおよびUL PCCの両方をプライマリセルとしセットする。さらに、基地局デバイス1は、DL SCCのみ、またはDL SCCおよびUL SCCの両方をセカンダリセルとしてセットすることが可能である。さらにまた、在圏セルの周波数またはキャリア周波数は、在圏周波数または在圏キャリア周波数と称され、プライマリセルの周波数またはキャリア周波数は、プライマリ周波数またはプライマリキャリア周波数と称され、セカンダリセルの周波数またはキャリア周波数は、セカンダリ周波数またはセカンダリキャリア周波数と称される。
移動局デバイス2および基地局デバイス1は、最初に1つの在圏セルを用いて通信を開始する。この通信を通じて、基地局デバイス1は、RRC信号(無線リソース制御信号:radio resource control signal)を用いることにより移動局デバイス2のための1つのプライマリセルと1つまたは複数のセカンダリセルとのセットを設定する。基地局デバイス1は、セカンダリセルに関してセル・インデックスをセットすることが可能である。プライマリセルのセル・インデックスは、常にゼロである。同じセルのセル・インデックスが複数の移動局デバイス1の間で異なってもよい。基地局デバイス1は、ハンドオーバを用いてプライマリセルを変更するように移動局デバイス2に命令することが可能である。
在圏セル1がプライマリセルであり、在圏セル2および在圏セル3がセカンダリセルである。在圏セル1(プライマリセル)ではDL PCCおよびUL PCCの両方がセットされ、在圏セル2(セカンダリセル)ではDL SCC−1およびUL SCC−1の両方がセットされ、在圏セル3(セカンダリセル)ではDL SCC−2のみがセットされる。
DL CCおよびUL CCで用いられるチャネルは、LTEと同じチャネル構造を有する。それぞれのDL CCは、斜線でハッチングした領域で表されるPHICH、PCFICH、およびPDCCHがマッピングされた領域と、点でハッチングした領域で表されるPDSCHがマッピングされた領域とを有する。PHICH、PCFICH、およびPDCCHは、周波数多重および/または時間多重される。PHICH、PCFICH、およびPDCCHが周波数多重および/または時間多重された領域と、PDSCHがマッピングされた領域とが時間多重される。それぞれのUL CCでは、灰色領域で表されるPUCCHがマッピングされた領域と、水平線でハッチングした領域で表されるPUSCHがマッピングされた領域とが周波数多重される。
セルアグリゲーションにおいては、それぞれの在圏セル(DL CC)で1つまでのPDSCHを送信でき、それぞれの在圏セル(UL CC)で1つまでのPUSCHを送信できる。図の例では、3つのDL CCを用いて3つまでのPDSCHを同時に送信でき、2つのUL CCを用いて2つまでのPUSCHを同時に送信できる。
そのうえ、セルアグリゲーションにおいては、プライマリセルにおけるPDSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ下りリンクアサインメントと、プライマリセルにおけるPUSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ上りリンクグラントとがプライマリセルのPDCCH上で送信される。セカンダリセルにおけるPDSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ下りリンクアサインメントと、セカンダリセルでのPUSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ上りリンクグラントとがそのPDCCHで送信される在圏セルが、基地局デバイス1によってセットされる。このセッティングは、複数の移動局デバイスの間で変化してもよい。
ある一定のセカンダリセルにおけるPDSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ下りリンクアサインメントと、PUSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ上りリンクグラントとが、異なる在圏セルを用いて送信されることになるようにセッティング(以下、セルフスケジューリングと対比して、クロスキャリアスケジューリング)が行われた場合、移動局デバイス2は、このセカンダリセルではPDCCHを復号しない。例えば、在圏セル2におけるPDSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ下りリンクアサインメントと、PUSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ上りリンクグラントとが、在圏セル1を用いて送信されることになり(クロスキャリアスケジューリング)、在圏セル3におけるPDSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ下りリンクアサインメントと、PUSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ上りリンクグラントとが、在圏セル3を用いて送信されることになる(セルフスケジューリング)ようにセッティングが行われた場合、移動局デバイス2は、在圏セル1および在圏セル3でPDCCHを復号し、在圏セル2ではPDCCHを復号しない。
基地局デバイス1は、在圏セルごとに、下りリンクアサインメントおよび上りリンクグラントがキャリア・インジケータを含むか否かをセットし、キャリア・インジケータは、下りリンクアサインメントおよび上りリンクグラントによってそのPDSCHまたはPUSCH無線リソースが割り当てられた在圏セルを示す。PHICHは、PHICHがACK/NACKを示す対象となる、PUSCHのための無線リソースのアロケーションを示す情報を含んだ上りリンクグラントが送信された在圏セルで送信される。
基地局デバイス1は、移動局デバイス2のためにセットされたセカンダリセルをMAC(媒体アクセス制御)CE(制御要素)を用いて非アクティブ化およびアクティブ化することが可能である。移動局デバイス2は、非アクティブ化されたセルでは物理下りリンクチャネルおよび信号を何も受信せず、物理上りリンクチャネルおよび信号も何も送信せず、非アクティブ化されたセルに関する下りリンク制御情報をモニタしない。移動局デバイス2は、基地局デバイス1によって新たに追加されたセカンダリセルを非アクティブ化されたセルと見做す。プライマリセルは非アクティブ化されないことに留意すべきである。
FDD(周波数分割複信:Frequency Division Duplex)ワイヤレス通信システムにおいては、単一の在圏セルに対応するDL CCおよびUL CCが異なる周波数で構成される。TDD(時分割複信:Time Division Duplex)ワイヤレス通信システムにおいては、単一の在圏セルに対応するDL CCおよびUL CCが同じ周波数で構成され、上りリンクサブフレームおよび下りリンクサブフレームが在圏周波数で時間多重される。
図16は、TDD−FDD CA(キャリアアグリゲーション)ワイヤレス通信システムにおける無線フレームの構成の例を示す図である。このケースは、本文書では漠然とTDD−FDD CA、または単にTDD−FDDと呼ばれる。横軸は周波数領域を表し、縦軸は時間領域を表す。白い矩形は、下りリンクサブフレームを表し、斜線でハッチングした矩形は、下りリンクサブフレームを表し、点でハッチングした矩形は、スペシャルサブフレームを表す。各サブフレームに割り当てられた番号(#i)は、無線フレームにおけるサブフレームの番号である。
この図では、FDD在圏セルとTDD在圏セルとがアグリゲートされる。FDD在圏セルは、すべてのサブフレームが下りリンク送信に用いられる下りリンク用に設定されたバンドと、すべてのサブフレームが上りリンク送信に用いられる上りリンク用に設定された別のバンドとを有する。TDD在圏セルは、下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、およびスペシャルサブフレームが時間的に多重された1つだけのバンドを有する。図の例では、TDD在圏セルがUL/DL設定2を用いる。
FDD在圏セルがPCellであり、TDD在圏セルがSCellである場合、PCellは、それ自体のHARQタイミングに従い、一方でSCellは、PCellのタイミングに従う。上記の下りリンク・セットのアソシエーションに従う代わりに、TDD SCellに接続された移動局デバイスは、FDD PUCCHを通じてメッセージのHARQ指標をFDD HARQタイミングに従ってPCellへ送信する。このチャネルが常に利用可能なので、移動局デバイスは、HARQ指標をサブフレーム「n+4」で送信し、ここで「n」は関連するPDSCHの受信が発生したサブフレームを表し、再送信は、サブフレーム「n+8」で生じることになろう。
TDD在圏セルがFDD在圏セルとアグリゲートされたケースで生じうる同時HARQプロセスの最大数は、プライマリセルおよびセカンダリセルの設定に依存する。
特に、TDD在圏セルがプライマリセルであるケースは、FDDセカンダリセルがそのHARQタイミングをTDDプライマリセルのHARQタイミングに適合させるため、いくつかの課題を提起し、それゆえにFDD在圏セルにとって現在可能であるのに比べて、より多くのHARQプロセスに対処する必要がある。
図17は、ディスカバリ信号設定の明示的な指標に用いることができる情報要素(IE:information element)の例を示す。特に、この情報要素は、DiscoverySignalMonitoring−Config−r12とラベル付けされる。IEのような上位レイヤ・パラメータは、上位レイヤ・シグナリング(またはRRCシグナリング)によって提供される。
DiscoverySignalMonitoring−Config−r12は、ディスカバリ信号バーストの位置についての情報をもつパラメータmonitoringWindowと、移動局デバイスが行うと予測されるタイプのRRM測定によって移動局デバイスを設定するrrmMeasurementと、ディスカバリ信号の設定についての情報をもつdiscoverySignalListとを含む。
パラメータmonitoringWindowは、DSPeriodとして設定されたディスカバリ信号バーストの周期のサブフレーム単位での値である、周期と、バーストが及びうるmaxBurstの最大値までのサブフレームの数である、burstSizeと、いつ次のバーストが発生することになるかの指標を与えるパラメータである、offsetとを備える。一例において、ディスカバリ信号は、100サブフレームの周期で発生して、3サブフレームに及び、次のディスカバリ信号バーストは、RRC設定メッセージの32サブフレーム後に発生しうるであろう。
パラメータrrmMeasurementは、ディスカバリ信号に適用されることになるRRM測定をRSRPまたはRSRQとすべきかどうかを移動局に示す。
パラメータdiscoverySignalListは、1つ以上の可能なタイプのディスカバリ信号の設定を示して、それらを2つ以上の候補の群で提示する。群が何も設定されない場合には、移動局デバイスは、ディスカバリ信号をモニタしないことが予想される。
IE DiscoverySignalCandidateGroupは、IEディスカバリ信号候補によって設定されたディスカバリ信号の少なくとも2つの異なる候補を備える。
IE DiscoverySignalCandidateは、可能なディスカバリ信号候補の設定を備える。用いるための潜在的に多量のディスカバリ信号がある。本発明のディスカバリ信号のある1つの実施形態においては、ディスカバリ信号の参照信号(DiscoverySignal−RSType)に、バースト中のディスカバリ信号のサブフレーム位置(DiscoverySignal−SubframeLocation)に、使用中のリソース要素(DiscoverySignal−ResourceElement)に、ディスカバリ信号の測定および感知された電力(DiscoverySignal−IncreasingPower)に、ならびに、ディスカバリ信号バースト周期の周期性に係るディスカバリ信号の周期性(DiscoverySignal−Periodicity)に基づいて定義された候補がある。
DiscoverySignal−RSTypeは、PSS信号の存在を示すパラメータ、SSS信号の存在を示す、および他の参照信号の存在を示すパラメータを備える。本発明のある1つの実施形態において、可能な追加の参照信号は、何もない(PSS/SSSもしくはそれらのサブセットのみ)か、CRS、CSI−RS、またはPRSである。本発明の別の実施形態では、PSS/SSSは、ディスカバリ信号に固有であると見做され、それらの存在を示すためにパラメータは何も定義されない。本発明の別の実施形態では、ビットマップまたは2つ以上の適切なパラメータによって、1つより多い追加の参照信号タイプを同じ信号中に設定できる。
DiscoverySignal−SubframeLocationは、パラメータoffsetを備え、offsetは、本発明の一実施形態においてディスカバリ信号候補を送信できるディスカバリ信号バーストのサブフレームを指し示す。本発明の別の実施形態では、1つより多いこれらの値があり、指し示されたサブフレームのうちのいずれかまたはすべてにおいてディスカバリ信号候補を送信することが可能である。
DiscoverySignal−ResourceElementは、パラメータresourceElementを備え、パラメータresourceElementは、ディスカバリ信号によって用いられることになるリソース要素の複数の選択肢のうちの1つを設定する。本発明の一実施形態においては、ディスカバリ信号は、PSS/SSSおよびCSI−RSを用いる。パラメータresourceElementは、CSI−RSが中にありうるリソース要素のうちのどれがディスカバリ信号中で実際に用いられるかを示す(例えば、リソース要素のサブセクション、もしくはすべて、または何もないなど)。
DiscoverySignal−IncreasingPowerは、電力閾値を与えるパラメータを備え、電力閾値を超えると、信号は、設定された候補に肯定的に一致すると見做すことができる。
DiscoverySignal−Periodicityは、ディスカバリ信号のためのディスカバリ信号バースト周期に周期性の閾値を与えるパラメータを備える。休止セルのディスカバリ信号の周期が設定されたパラメータ以下である場合、ディスカバリ信号は、設定された候補に肯定的に一致すると見做すことができる。
IE MeasObjectEUTRAは、RRM測定が行われる測定条件(例えば、周波数、バンド幅など)を定義する。ブラックリストは、検出された場合に移動局デバイスがRRM測定を行うべきでない在圏セルのセルIDによって定義される。ある一定のセルに対する測定offsetの必要性に対応するために随意的なセルリストも定義される。このリストは、それらのセル上での測定に適用されるべきセルIDおよびoffsetを含む。
IE ReportConfigEUTRAは、E−UTRA測定レポーティング・イベントをトリガするための判定基準を指定する。E−UTRA測定レポーティング・イベントは、1、2などに等しいNを用いてANとラベル付けされる。
イベントA1:在圏セルが絶対閾値より良くなる。
イベントA2:在圏セルが絶対閾値より悪くなる。
イベントA3:隣接セルがPCellより良いoffset量になる。
イベントA4:隣接セルが絶対閾値より良くなる。
イベントA5:PCellが絶対閾値1より悪くなり、隣接セルが別の絶対閾値2より良くなる。
イベントA6:隣接セルがSCellより良いoffset量になる。
IE ReportConfigEUTRAにおいてそれぞれのイベントと関連付けられた閾値(単数または複数)は、RRC設定を通じて別々に設定される。すべての実施形態において記載されるセル検出は、測定レポーティングに基づくことができる。例えば、UEは、E−UTRA測定レポーティング・イベントのうちの1つがその信号に対してトリガされたときに、セルが検出されたと想定できる。
IE MeasObjectEUTRAおよびReportConfigEUTRAにおいて指定された方法および判定基準は、ディスカバリ信号に適用可能である。本発明の一実施形態においては、すべてのディスカバリ信号候補に対して唯一の閾値が定義される。本発明の別の実施形態では、各ディスカバリ信号候補は、異なる閾値が設定され、これは、これらの閾値のうちのいくつかが同じ値に設定されることを妨げない。例として、IE MeasObjectEUTRAは、RRM測定が行われるディスカバリ信号測定条件を備えるように修正される。ブラックリストは、それらのディスカバリ信号が検出された場合には移動局デバイスがRRM測定を行うべきではない在圏セルのセルIDを用いて定義される。ある一定のセルに対する測定offsetの必要性に対応するために随意的なセルリストも定義される。このリストは、それらのセルのディスカバリ信号の測定に適用されるべきセルIDおよびoffsetを含む。
図18は、ディスカバリ信号検出を通じて移動局デバイスにより推測される、休止セルon/off設定の想定についての決定のためのフロー図を示す。
この図は、2つだけの状態を示すが、いくつかのケースでは状態のセットに依存して3つ、4つ、またはそれ以上の異なる結果がある。この図は、それらのケースにも用いられ、多数の可能な状態に対応するためのその拡張は、些細な課題であると理解される。代わりに、それらのケースは、状態1が単一の状態に対応し、状態2がすべての残りの状態を一緒にしたバンドルに対応する、一連の2値状態であると考えることができる。状態2が選ばれた場合、バンドルされた状態のうちの1つを新しい状態1として、残りの状態を新しいバンドルされた状態2として用いてプロセスが繰り返される。単一の状態に達するまで、このプロセスが反復される。
移動局デバイスは、設定された閾値を超えるRSRPまたはRSRQレベルをもつディスカバリ信号をモニタして、次にそれらの信号が検出されたと見做し、本明細書に記載される状態をチェックする。フロー図に示される休止セルon/off設定の想定1、2、...は、状態がチェックされる度に異なりうる。代わりに、移動局デバイスは、異なるディスカバリ信号候補ごとに異なる閾値が設定されてもよく、そのケースではディスカバリ信号が検出されたと見做すか否かの決定は、ディスカバリ信号候補を一致させるために設定された閾値に依存する。
本発明の一実施形態においては、移動局デバイスは、同じディスカバリ信号候補群に属する2つの候補ディスカバリ信号が設定される。移動局デバイスは、第1の設定されたディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号が受信された場合には、休止セルがonおよびoff状態の間の遷移時間内にあるか、または間もなくウェイクアップしてon状態に入ろうとしていると想定し、第2の設定されたディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号が受信された場合には、休止セルが不確定な時間にわたって休止したままであろうと想定する。代わりに、移動局デバイスは、それぞれがそれらの設定によって残ったoff時間の見当を示す、3つ以上のディスカバリ信号候補信号が設定されてもよい。
本発明の一実施形態においては、基地局デバイスは、off状態においてのみディスカバリ信号を送信する。本発明の別の実施形態では、基地局デバイスは、その状態に係らずディスカバリ信号を送信する。本発明の別の実施形態では、基地局デバイスは、基地局デバイスがoff状態にあり、すぐにはウェイクアップしないであろうときに、第1の設定されたディスカバリ信号候補を送信し、基地局デバイスは、遷移時間中に第2の設定されたディスカバリ信号候補を送信し、基地局デバイスは、on状態の間には第3の設定されたディスカバリ信号候補を送信する。本発明の別の実施形態では、基地局デバイスは、遷移時間中およびon状態の時間中に第2の設定されたディスカバリ信号候補を送信する。本発明の別の実施形態では、基地局デバイスは、遷移時間中に第1および第2の設定されたディスカバリ信号候補を送信し、オン状態の間には第2の設定されたディスカバリ信号候補だけを送信する。移動局デバイスは、これらの振舞いのうちの1つ以上をサポートするように構成されることが予想される。
本発明のある1つの実施形態において、特定のディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号の検出から、基地局デバイスがon状態へのその遷移を完了するまでのサブフレーム単位での正確な残り時間は、既知であり、「remaining_time」に等しい。基地局デバイスは、off状態からon状態へ完全に切り替えるために必要な時間(「transition_time」)を認識し、基地局デバイスは、ディスカバリ信号バーストのタイミングも認識しており、基地局デバイスは、関連するディスカバリ信号候補タイプのディスカバリ信号の送信に先立って、遷移プロセス「transition_time−remaining_time」サブフレームを開始する。
本発明のある1つの実施形態において、移動局デバイスは、そのディスカバリ信号が、良好な測定されたRRMを有し、かつ第2の設定されたディスカバリ信号候補、第3の設定されたディスカバリ信号候補、またはそれ以降に一致する検出された休止セルに関して、情報をプライマリセルへ送信してもよく、その代わりに、移動局デバイスが第1の設定されたディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号を検出した場合には、移動局デバイスは、その在圏セルに対応するPDCCH/EPDCCHのモニタリングを開始してもよい。移動局デバイスは、第1の設定されたディスカバリ信号候補が一致する検出されたディスカバリ信号が、検出されたディスカバリ信号のうちで最も高いRRM測定値を有する場合にそうしてもよい。本発明の別の実施形態では、offsetは、それらの測定されたRRMがすべての検出されたディスカバリ信号のうちで最も高くはないときでも、第1の設定されたディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号にプライオリティを与えるために設定されるか、または予め決定される。代わりに、第2の設定されたディスカバリ信号候補またはそれ以降に一致するディスカバリ信号にプライオリティを与えるためにoffsetを設定するか、または予め決定することができるであろう。
本発明のある1つの実施形態において、第1の設定されたディスカバリ信号候補は、参照信号のある一定の組み合わせが設定され、一方で第2の設定されたディスカバリ信号候補は、参照信号の異なる組み合わせが設定され、後続のディスカバリ信号候補は、参照信号の異なる組み合わせが設定される。移動局デバイスは、すべての可能なディスカバリ信号候補を検索して、検出されたRSが一致するディスカバリ信号候補に従って休止セルon/off設定について想定を行う。
本発明の別の実施形態では、第1の設定されたディスカバリ信号候補は、移動局デバイスにより1つ以上のディスカバリ信号バースト・サブフレームのサブセットにおいて予想され、第2の設定されたディスカバリ信号候補は、サブフレームの異なるサブセットにおいて予想され、第3の設定されたディスカバリ信号候補およびそれ以降は、異なるサブフレームにおいて予想される。移動局デバイスは、すべての可能なディスカバリ信号候補をモニタして、検出されたRSが対応するディスカバリ信号候補に従って休止セルon/off設定について想定を行う。
本発明の別の実施形態では、ディスカバリ信号候補間の区別は、それらのREマッピングに依存する。第1の設定されたディスカバリ信号候補は、移動局デバイスによって、RSを送信できる可能なリソース要素のサブセット中にディスカバリ信号RSを有すると予想される。第2の設定されたディスカバリ信号候補およびそれ以降は、RSを送信できる可能なリソース要素の異なるサブセット中にRSを有すると予想される。異なるディスカバリ信号候補のために設定されたリソース要素のサブセットのそれぞれの可能なペア間に共通のリソース要素があってもよい。本発明の別の実施形態では、ある1つのリソース要素は、1つのディスカバリ信号候補に対応するサブセットにのみ属することができる。移動局デバイスは、すべての可能なディスカバリ信号候補をモニタして、検出されたRSが対応するディスカバリ信号候補に従って休止セルon/off設定について想定を行う。
本発明の別の実施形態では、休止セルは、アクティブになるべき時間が近づくにつれて、それらのディスカバリ信号の送信電力を次第に増加させる。移動局デバイスは、測定されたRRMがある一定の閾値を超えた場合に、検出されたディスカバリ信号が、第1の設定されたディスカバリ信号候補に一致すると見做す。複数のディスカバリ信号候補をこのように設定できて、移動局デバイスは、検出されたディスカバリ信号が、設定されたディスカバリ信号候補のうちの1つに一致すると見做し、場合によっては種々のon/off設定を想定する。
本発明の別の実施形態では、1つだけの候補が設定されて、移動局デバイスは、設定されたディスカバリ信号候補にそのディスカバリ信号が一致するセルに対して所定の設定を想定する。
本発明の別の実施形態では、休止セルのセットが、ディスカバリ信号バーストの周期の倍数である周期でそれらのディスカバリ信号を送信する。休止セルは、アクティブになるべき時間が近づくにつれてその周期を増加させる。複数のディスカバリ信号候補が設定された移動局デバイスは、設定されたディスカバリ信号候補のうちの1つにそのディスカバリ信号が一致するセルに対して設定セットを想定する。
本発明の別の実施形態では、1つだけの候補が設定されて、移動局デバイスは、設定されたディスカバリ信号候補にそのディスカバリ信号が一致するセルに対して所定の設定を想定する。
本発明の別の実施形態では、異なる設定をもつ設定された異なる候補群がある。移動局デバイスは、それらのすべてをモニタして、検出されたディスカバリ信号が一致するディスカバリ信号候補に基づいて想定を行う。
上記のディスカバリ信号候補の設定およびそれらの組み合わせが限定なしに同じディスカバリ信号候補群内に備えられてもよい。例えば、第1の設定されたディスカバリ信号候補がCRSを用いて、バースト内のサブフレームの第1のサブセットで送信されてもよく、一方で第2の設定されたディスカバリ信号候補がCRS−RSを用いて、バースト内のサブフレームの第2のサブセットで送信されてもよい。加えて、第3の設定されたディスカバリ信号がPRSを用いて、ディスカバリ信号バーストのいずれかのサブフレームで送信されてもよい(すなわち、異なる設定のディスカバリ信号候補が他と同じサブフレーム(単数または複数)で送信されてもよく、それらの他のディスカバリ信号候補間を主に区別するのはそれらのサブフレーム位置である)。別の例では、第1の設定されたディスカバリ信号候補は、CRI−RSおよび可能なCSI−RSリソース要素のサブセットが設定されてもよく、第2の設定されたディスカバリ信号候補は、CRI−RSおよび可能なリソース要素の異なるサブセットが設定されてもよく、第3の設定されたディスカバリ信号候補は、PRSが設定されてもよい。
本発明の別の実施形態では、パラメータmonitoringWindowは、IE DiscoverySignalCandidateGroup内のパラメータである。異なる候補群は、異なる周期性、ディスカバリ信号バースト・サイズ、および/またはoffsetに従って送信される。
代わりに、ディスカバリ信号候補の上記のいずれのセットも基地局デバイスがそれらの値を移動局デバイスに対して設定する必要なしに、固定し、予め定義することができるであろう。
本発明のある1つの実施形態において、移動局デバイスは、ある一定の休止セルon/off想定の下で休止アクティブセルのPDCCH/EPDCCHのモニタリングを開始する。例えば、UEは、短時間でアクティブになろうとしている休止セルのPDCCH/EPDCCHのモニタリングを開始する。
代わりに、移動局デバイスは、第1の設定された信号候補を検出した後に所定の時間待機して、そのセルのためのPDCCH/ePDCCHのモニタリングを開始する。
移動局デバイスは、DiscoverySignalMonitoring−Config−r12が設定され、かつDiscoverySignalCandidate1によって示されるディスカバリ信号が検出された場合には、移動局デバイスがPDCCH/ePDCCHをモニタしないものとする。
移動局デバイスは、DiscoverySignalMonitering−Config−r12が設定され、かつDiscoverySignalCandidate0によって示されるディスカバリ信号が検出された場合には、移動局デバイスがPDCCH/ePDCCHをモニタするものとする。
本発明の別の実施形態では、移動局デバイスは、第1の設定されたディスカバリ信号候補が検出された場合には、セル検出およびハンドオーバのためのレガシー手順を開始する。
移動局デバイスは、DiscoverySignalMonitering−Config−r12が設定され、かつDiscoverySignalCandidate0によって示されるディスカバリ信号が検出された場合には、UEがレガシー手順(例えば、PSS/SSS/CRS検出)を行うものとする。
本発明の別の実施形態では、移動局デバイスのRRMレポートは、検出された休止セルon/off想定に依存して異なる。
移動局デバイスは、DiscoverySignalMonitoring−Config−r12が設定され、かつDiscoverySignalCandidate1によって示されるディスカバリ信号が検出された場合には、移動局デバイスがスモールセルのRRM測定結果をレポートするものとする。
移動局デバイスは、DiscoverySignalMonitoring−Config−r12が設定され、かつDiscoverySignalCandidate0によって示されるディスカバリ信号が検出された場合には、移動局デバイスがレガシー手順を用いて(例えば、CRによって)RRM(RSRP/RSRQ)を測定するものとする。
本発明による基地局デバイスおよび移動局デバイスにおいて動作するプログラムは、本発明による上記の実施形態の機能を実現すべくCPU(中央処理装置:Central Processing Unit)などを制御するためのプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であってもよい。これらのデバイスで取り扱われる情報は、情報の処理の間にRAM(ランダムアクセスメモリ:Random Access Memory)に一時的に記憶され、その後、フラッシュROM(リードオンリメモリ:Read Only Memory)のような様々な種類のROMまたはHDD(ハードディスク装置:Hard Disk Drive)に記憶されて、必要に応じてCPUによって読み出され、修正されるか、または書き込まれる。
上記の実施形態による移動局デバイスおよび基地局デバイスの一部は、コンピュータによって実装されてもよい。その場合、この制御機能を実装するためのプログラムをコンピュータ可読記録媒体上に記録してもよく、コンピュータシステムが記録媒体上に記録されたプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
本明細書では、「コンピュータシステム」は、移動局デバイスまたは基地局デバイスのそれぞれに含まれるコンピュータシステムであり、OSおよび周辺デバイスなどのハードウェアを含む。「コンピュータ可読記録媒体」は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、またはCD−ROMのような携帯用媒体、またはコンピュータシステムに含まれるハードディスクのような記憶装置である。
そのうえ、「コンピュータ可読記録媒体」は、プログラムを短時間にわたって動的に保持するもの、例えば、インターネットのようなネットワーク経由でプログラムを送信するために用いられる通信回線、または電話線のような通信回線、およびプログラムをある一定の期間にわたって保持するもの、例えば、この場合にサーバまたはクライアントとしての機能を果たすコンピュータシステムにおける揮発性メモリも含んでもよい。さらに、上記のプログラムは、上記の機能のうちのいくつかを実装してもよく、またはコンピュータシステム上に既に記録されたプログラムと上記の機能を組み合わせることによって実装されてもよい。
そのうえ、上記の実施形態における移動局デバイスおよび基地局デバイスの一部またはすべてが、典型的に集積回路であるLSIとして、またはチップセットとして実装されてもよい。移動局デバイスおよび基地局デバイスの個々の機能ブロックが複数のチップ中に個別に形成されてもよく、またはいくつかまたはすべての機能ブロックが1つのチップ中に集積化されてもよい。集積回路を形成するための方法は、LSIには限定されず、専用回路または汎用プロセッサによって実装されてもよい。半導体技術の進歩がLSIを置き換える集積化技術を生み出す場合には、その技術による集積回路が用いられてもよい。
本発明のいくつかの実施形態が図面を参照して詳細に記載されたが、具体的な構成は、上記の構成には限定されず、本発明の要点から逸脱することなく様々な設計修正などを行うことができる。
1 基地局デバイス
2 移動局デバイス
3 PDCCH/ePDCCH
4 下りリンク・データ送信
5 物理上りリンク制御チャネル
6 下りリンク・データ送信
7 ディスカバリ信号
10 休止基地局デバイス
101 上位レイヤ処理回路
1011 無線リソース管理回路
1015 スケジューリング回路
1017 CSIレポート管理回路
103 制御回路
105 受信回路
1051 復号回路
1053 復調回路
1055 多重分離回路
1057 無線受信回路
1059 チャネル推定回路
107 送信回路
1071 符号化回路
1073 変調回路
1075 多重回路
1077 無線送信回路
1079 上りリンク参照信号発生回路
109 アンテナ回路
301 上位レイヤ処理回路
3011 無線リソース管理回路
3015 スケジューリング回路
3017 CSIレポート管理回路
303 制御回路
305 受信回路
3051 復号回路
3053 復調回路
3055 多重分離回路
3057 無線受信回路
3059 チャネル推定回路
307 送信回路
3071 符号化回路
3073 変調回路
3075 多重回路
3077 無線送信回路
3079 上りリンク参照信号発生回路
309 アンテナ回路

Claims (21)

  1. 複数のディスカバリ信号候補が設定された第1の回路と、
    前記ディスカバリ信号候補のモニタリングを行うようになっている第2の回路と、
    前記ディスカバリ信号候補のうちの1つを用いて、検出されたディスカバリ信号を識別するようになっている第3の回路と
    を備える、移動局デバイス。
  2. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが設定される参照信号の組み合わせの点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、参照信号のある1つの組み合わせに基づき、
    第2のディスカバリ信号候補は、参照信号の異なる組み合わせに基づき、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の参照信号の前記組み合わせとは異なる参照信号のある1つの組み合わせに基づく、
    請求項1に記載の移動局デバイス。
  3. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが送信されるディスカバリ信号バースト内のサブフレームのサブセットの点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、サブフレームのある1つのサブセット上で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、サブフレームの異なるサブセット上で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のサブフレームの前記サブセットとは異なるサブフレームのある1つのサブセット上で送信される、請求項1に記載の移動局デバイス。
  4. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが送信される物理リソースブロック内のリソース要素のサブセットの点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、リソース要素のある1つのサブセット上で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、リソース要素の異なるサブセット上で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のリソース要素の前記サブセットとは異なるリソース要素のある1つのサブセット上で送信される、
    請求項1に記載の移動局デバイス。
  5. 前記ディスカバリ信号候補は、それらの送信に用いられる送信電力の点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の送信電力で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、異なる送信電力で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の前記送信電力とは異なるある1つの送信電力で送信される、
    請求項1に記載の移動局デバイス。
  6. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが送信される周期の点でそれらの間で異なり、前記周期は、ディスカバリ信号バーストの前記周期の倍数であり、
    第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の周期で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、異なる周期で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の前記周期とは異なる前記ある1つの周期で送信される
    請求項1に記載の移動局デバイス。
  7. 前記移動局デバイスは、検出されたディスカバリ信号が一致する前記ディスカバリ信号候補に基づいて、前記検出されたディスカバリ信号を送信している在圏セルの状態またはパラメータのセットを想定する、請求項1に記載の移動局デバイス。
  8. 前記検出されたディスカバリ信号のセルのRRM測定結果を比較するための回路と、
    最大RRM測定値をもつ前記セルの識別情報をプライマリ在圏セルへレポートするための別の回路と
    をさらに備える、請求項7に記載の移動局デバイス。
  9. 前記検出されたディスカバリ信号のセルのRRM測定結果を比較するための回路と、
    その検出されたディスカバリ信号のRRM測定結果が設定された閾値を超えて、前記設定されたディスカバリ信号候補のうちの1つに一致するセルのPDCCH/ePDCCHをモニタするための別の回路と
    をさらに備える、請求項7に記載の移動局デバイス。
  10. 前記RRM測定は、RRM測定結果の比較を行う前に、前記ディスカバリ信号が一致する前記設定されたディスカバリ信号候補にその値が依存するoffsetを用いて行われる、請求項9に記載の移動局デバイス。
  11. 前記移動局デバイスは、前記設定されたディスカバリ信号候補のうちの1つにそのディスカバリ信号が一致するセルにおけるセル検出のための手順を開始する、請求項7に記載の移動局デバイス。
  12. ディスカバリ信号候補の第1のサブセットに一致するディスカバリ信号のRRM測定結果に関する第1のRRMレポート・フォーマットを準備するための回路と、
    前記第1のサブセットの一部ではない前記ディスカバリ信号候補に一致するディスカバリ信号のRRM測定結果に関する第2のRRMレポート・フォーマットを準備するための別の回路と
    をさらに備える、請求項11に記載の移動局デバイス。
  13. 前記検出されたディスカバリ信号の前記RRM測定値を比較するための回路をさらに備え、
    前記移動局デバイスは、最大RRM測定値をもつ前記検出されたディスカバリ信号が一致する前記ディスカバリ信号候補に基づいて、前記第1または前記第2のRRMレポート・フォーマットのみを準備する、
    請求項12に記載の移動局デバイス。
  14. 1つ以上のプロセッサおよび/またはメモリに請求項1に記載の通信方法を行わせるためのコンピュータ実行可能命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体。
  15. 複数のディスカバリ信号候補が設定された第1の回路と、
    設定された条件のセットに従ってディスカバリ信号候補を選択するようになっている第2の回路と、
    前記選択されたディスカバリ信号候補を準備して送信するようになっている第3の回路と
    を備える基地局デバイス。
  16. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが設定される参照信号の組み合わせの点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、参照信号のある1つの組み合わせに基づき、
    第2のディスカバリ信号候補は、参照信号の異なる組み合わせに基づき、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の参照信号の前記組み合わせとは異なる参照信号のある1つの組み合わせに基づく、請求項15に記載の基地局デバイス。
  17. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが送信されるディスカバリ信号バースト内のサブフレームのサブセットの点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、サブフレームのある1つのサブセット上で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、サブフレームの異なるサブセット上で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のサブフレームの前記サブセットとは異なるサブフレームのある1つのサブセット上で送信される、
    請求項15に記載の基地局デバイス。
  18. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが送信される物理リソースブロック内のリソース要素のサブセットの点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、リソース要素のある1つのサブセット上で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、リソース要素の異なるサブセット上で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補のリソース要素の前記サブセットとは異なるリソース要素のある1つのサブセット上で送信される、
    請求項15に記載の基地局デバイス。
  19. 前記ディスカバリ信号候補は、それらの送信に用いられる送信電力の点でそれらの間で異なり、
    第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の送信電力で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、異なる送信電力で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の前記送信電力とは異なるある1つの送信電力で送信される、
    請求項15に記載の基地局デバイス。
  20. 前記ディスカバリ信号候補は、それらが送信される周期の点でそれらの間で異なり、前記周期は、ディスカバリ信号バーストの前記周期の倍数であり、
    第1のディスカバリ信号候補は、ある1つの所定の周期で送信され、
    第2のディスカバリ信号候補は、異なる周期で送信されて、
    後で設定されるディスカバリ信号候補は、前に設定されたディスカバリ信号候補の前記周期とは異なるある1つの周期で送信される、
    請求項15に記載の基地局デバイス。
  21. 1つ以上のプロセッサおよび/またはメモリに請求項15に記載の前記通信方法を行わせるためのコンピュータ実行可能命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体。
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