JP2017501199A - 農業用殺有害生物剤組成物 - Google Patents
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Abstract
水性殺有害生物剤組成物の噴霧特性を改良するためのアジュバント組成物は、アジュバント組成物が水性殺有害生物剤組成物中で希釈され、水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、噴霧適用される水性殺有害生物剤組成物のためのドリフト制御剤として有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールと、液体媒体、1つもしくは複数のヒドロトロープ、または1つもしくは複数の界面活性剤の少なくとも1つを含有しており、濃縮殺有害生物剤組成物は、液体媒体と、1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、濃縮殺有害生物剤組成物が希釈され水性殺有害生物剤組成物が形成され、水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、噴霧適用された水性殺有害生物剤組成物のためのドリフト制御剤として有効な量の少なくとも1つのこのような脂肪族アルコールとを含有しており、最終用途殺有害生物剤組成物は、水と、殺有害生物剤と、水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、噴霧適用された水性殺有害生物剤組成物のためのドリフト制御剤として有効な量の少なくとも1つのこのような脂肪族アルコールとを含有しており、また、水性殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを制御する方法は、水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、噴霧適用された水性殺有害生物剤組成物のためのドリフト制御剤として有効な量の少なくとも1つのこのような脂肪族アルコールを水性噴霧組成物中に加えるステップと、標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に、殺有害生物剤組成物を噴霧適用するステップとを含む。
Description
関連出願に関する相互参照
本願は、参照によって本明細書に組み込まれる、2013年12月30日に出願された米国仮特許出願第61/921,629号の優先権を主張する。
本願は、参照によって本明細書に組み込まれる、2013年12月30日に出願された米国仮特許出願第61/921,629号の優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、農業用殺有害生物剤組成物に関する。
本発明は、農業用殺有害生物剤組成物に関する。
殺虫剤、殺真菌剤、除草剤、殺ダニ剤、および植物成長調節剤を含む、多くの農業用殺有害生物剤は、液体組成物の形態で適用される。殺有害生物剤に加えて、このような液体組成物は、典型的には、液体組成物の1つもしくは複数の特性、例えば、貯蔵安定性、取り扱いの容易性、および/または標的生物に対する殺有害生物剤の有効性などを改善することを目的とした1つもしくは複数のアジュバント化合物を含む。
ドリフトを低減すること、すなわち、噴霧適用される殺有害生物剤の噴霧液滴が標的から外れる動きを低減することに対して関心がもたれてきた。タンク混合として高分子量水溶性ポリマーを噴霧組成物に添加して液滴サイズを大きくし、それによって、噴霧適用される殺有害生物剤のドリフトを低減することは公知である。例えば、米国特許第5,874,096号および米国特許第6,214,771号を参照されたい。このようなポリマー系ドリフト制御添加剤は、例えば、噴霧組成物中でこうしたポリマーが約0.05〜0.15重量パーセントを構成するような、比較的狭い範囲の濃度内で最良の性能を示す傾向がある。
噴霧組成物中に少量で存在する場合に高性能を発揮し、噴霧組成物中のアジュバントの量の影響を比較的受けにくい、噴霧適用される殺有害生物剤のドリフトを制御するアジュバントの開発に引き続き関心がもたれている。
第1の態様において、本発明は、水性殺有害生物剤組成物の噴霧特性を改良するためのアジュバント組成物であって、
アジュバント組成物が水性殺有害生物剤組成物中で希釈され、水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された水性殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールと、
液体媒体、
1つもしくは複数のヒドロトロープ、または、
1つもしくは複数の界面活性剤
の少なくとも1つとを含む、アジュバント組成物に関する。
アジュバント組成物が水性殺有害生物剤組成物中で希釈され、水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された水性殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールと、
液体媒体、
1つもしくは複数のヒドロトロープ、または、
1つもしくは複数の界面活性剤
の少なくとも1つとを含む、アジュバント組成物に関する。
第2の態様において、本発明は、濃縮殺有害生物剤組成物であって、
液体媒体と、
1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
濃縮殺有害生物剤組成物が希釈され、噴霧適用された場合に、噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコール
を含む、濃縮殺有害生物剤組成物に関する。
液体媒体と、
1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
濃縮殺有害生物剤組成物が希釈され、噴霧適用された場合に、噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコール
を含む、濃縮殺有害生物剤組成物に関する。
第3の態様において、本発明は、最終用途殺有害生物剤組成物であって、
水と、
1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコール
を含む、最終用途殺有害生物剤組成物に関する。
水と、
1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコール
を含む、最終用途殺有害生物剤組成物に関する。
第4の態様において、本発明は、1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と水を含む水性殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを制御する方法であって、
最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪アルコールを、ドリフト制御剤として有効な量で、水性殺有害生物剤組成物中に加えることと、
標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に、水性殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法に関する。
最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪アルコールを、ドリフト制御剤として有効な量で、水性殺有害生物剤組成物中に加えることと、
標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に、水性殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法に関する。
脂肪アルコールドリフト制御剤を含む噴霧組成物のドリフト制御性能は、高分子量のポリマー系ドリフト制御剤に比べて濃度にそれほど影響をうけず、また、高分子量ポリマー系ドリフト制御剤に比べて殺有害生物剤組成物の粘度にさほど劇的な影響を及ぼさない。ドリフト制御剤を欠如している類似の噴霧組成物と比べた場合、高分子量ドリフト制御剤を含む噴霧組成物および脂肪アルコールドリフト制御剤を含む噴霧組成物は、それぞれ、150μm未満のサイズを有するより少ない小型小滴を示す傾向があり、また、高分子量ポリマー系ドリフト制御剤を含む類似の噴霧組成物と比べた場合、脂肪族アルコールドリフト制御剤を含む噴霧組成物は、500μmを超えるサイズを有するより少ない大型液滴を示す傾向があり、最終的な結果としては、ドリフト制御剤を欠如しているか、または高分子量ポリマー系ドリフト制御剤を含んでいる類似の噴霧組成物と比べた場合、脂肪族アルコールドリフト制御剤を含む噴霧組成物は、150〜500μmの非常に望ましいサイズ範囲内にある液滴を比較的多く示す傾向にある。ドリフト制御剤を欠如している類似の噴霧組成物の噴霧適用と比べた場合、噴霧ノズルを介した高分子量ポリマー系ドリフト制御剤を含む噴霧組成物の噴霧適用は、噴霧ノズルを出る噴霧剤の角度の低下を示し、したがって、ノズルからの所定距離で、より狭い噴霧パターンを示す傾向がある。脂肪族アルコールドリフト制御剤の別の利点は、高分子量ポリマー系ドリフト制御剤を含む噴霧組成物の噴霧適用と比べた場合、脂肪族アルコールドリフト制御剤を含む噴霧組成物の噴霧用途は噴霧角に大きな低下を示さない傾向があり、したがって、噴霧ノズルからの所定の距離で、より広範な噴霧パターンを示す傾向があるということである。
発明の詳述な説明および好ましい実施形態
本明細書で使用される場合、用語「アルキル」とは、飽和直鎖、分枝鎖または環状の炭化水素基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシルなどを意味し、これは、環状アルキル基の場合には、環の1個もしくは複数の炭素原子において直鎖状または分枝状のアルキル基でさらに置換されていてもよく、また、そのような置換基のいずれか2つは縮合して、それらが結合している2個の環炭素原子を架橋するポリアルキレン基を形成していてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「アルキル」とは、飽和直鎖、分枝鎖または環状の炭化水素基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシルなどを意味し、これは、環状アルキル基の場合には、環の1個もしくは複数の炭素原子において直鎖状または分枝状のアルキル基でさらに置換されていてもよく、また、そのような置換基のいずれか2つは縮合して、それらが結合している2個の環炭素原子を架橋するポリアルキレン基を形成していてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「アルキルジエニル」とは、飽和直鎖状または分枝状のジラジカル、例えば、
本明細書で使用される場合、用語「アルコキシル」とは、アルキル基で置換されているオキシ基、例えば、メトキシル、エトキシルおよびプロポキシルなどを意味する。
本明細書で使用される場合、用語「ヒドロキシアルキル」とは、1個もしくは複数の炭素原子においてヒドロキシル基で置換されている飽和直鎖状または分枝鎖状の炭化水素基、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルなどを意味する。
本明細書で使用される場合、用語「アルケニル」とは、1つもしくは複数の炭素−炭素二重結合を含有する不飽和の直鎖状、分枝鎖状または環状の炭化水素基、例えば、エテニル、1-プロペニル、および2−プロペニル、シクロヘキセニルなどを意味し、これは、環状アルケニル基の場合には、環の1個もしくは複数の炭素原子において直鎖状または分枝状のアルキル基でさらに置換されていてもよく、そのような置換基のいずれか2つは縮合して、それらが結合している2個の環炭素原子を架橋するポリアルキレン基を形成していてもよい。
本明細書で使用される場合、用語「アリール」または「芳香族」とは、不飽和が3つの共役二重結合によって表され得る、1つもしくは複数の6員炭素環を含有する一価の不飽和炭化水素基を意味し、これは、環の1個もしくは複数の炭素においてヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキルまたはアミノで置換されていてもよく、例えば、フェノキシ、フェニル、メチルフェニル、ジメチルフェニル、トリメチルフェニル、クロロフェニル、トリクロロメチルフェニル、アミノフェニル、およびトリスチリルフェニルなどである。
本明細書で使用される場合、用語「アルケニルジエニル」とは、不飽和直鎖状または分枝状ジラジカル、例えば、
本明細書で使用される場合、用語「アラルキル」とは、1つもしくは複数のアリール基で置換されているアルキル基、例えば、フェニルメチル、フェニルエチル、およびトリフェニルメチルなどを意味する。
本明細書で使用される場合、用語「アルキル芳香族」とは、1つもしくは複数の直鎖状、分枝状または環状アルキル基で置換されている芳香族基、例えば、メチルフェニル、およびエチルフェニルなどを意味する。
本明細書で使用される場合、用語「(Cm〜Cn)」は、有機基に関して、mおよびnは、それぞれ整数であり、基が1基当たりm個の炭素原子からn個の炭素原子を含有し得ることを示している。
本明細書で使用される場合、用語「農学的に許容可能な塩」とは、無機塩基または有機塩基および無機酸または有機酸を含む農学的に許容可能な非毒性の塩基または酸から調製される塩を意味する。本明細書で言及されている典型的な農学的に許容可能な塩、その化合物は、例えば、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキル置換基、および1つもしくは複数の正に帯電した対イオンを脱プロトン化することにより、化合物から誘導されるアニオンを含む。好適な正に帯電した対イオンとしては、無機カチオンおよび有機カチオン、例えば、ナトリウムカチオン、カリウムカチオン、カルシウムカチオン、マグネシウムカチオン、イソプロピルアミンカチオン、アンモニウムカチオン、およびテトラアルキルアンモニウムカチオンなどが挙げられる。
本明細書で使用される場合、用語「最終用途殺有害生物剤組成物」とは、最終用途殺有害生物剤組成物が、典型的には噴霧形態において、所定の適用割合で、有害生物に、および/または有害生物の環境に適用された時に、標的有害生物、例えば、標的植物、真菌、細菌、または昆虫などを防除するのに有効な量で殺有害生物剤を含有する水性殺有害生物剤組成物を意味し、用語「濃縮殺有害生物剤組成物」とは、水で希釈して最終用途殺有害生物剤組成物を形成するのに適切な比較的高濃度の殺有害生物剤を含有する組成物を意味する。
本明細書で使用される場合、殺有害生物剤組成物中の殺有害生物剤の相対量に関する用語「有効な量」とは、殺有害生物剤組成物が所定の適用割合で有害生物に、および/または有害生物の環境に適用された時に、標的有害生物、例えば、標的植物、真菌、細菌、または昆虫などを防除するのに有効である殺有害生物剤の相対量を意味し、除草剤組成物中の除草剤の相対量に関する用語「除草学的に有効な量」とは、除草剤組成物が所定の適用割合で標的植物に、および/または植物の環境に噴霧適用された時に、標的植物の成長を制御するのに有効である相対量を意味する。
本明細書で使用される場合、用語「ドリフト」とは、標的有害生物または有害生物の環境に適用される殺有害生物剤組成物の液滴の標的から外れる動きを意味する。噴霧適用される組成物は、典型的には、噴霧適用される総液滴容量の容量パーセントとして典型的に表示される、小さいサイズの噴霧液滴、すなわち、所定値よりも小さい液滴サイズ、典型的には150マイクロメートル(「μm」)未満の液滴サイズを有する噴霧液滴の相対量の減少を伴って、ドリフトする傾向の低減を示す。殺有害生物剤の噴霧ドリフトは、望ましくない結果、例えば、非有害植物への被害を伴う、作物および観賞用植物などの非有害植物と植物毒性殺有害生物剤との思いがけない接触などをもたらす可能性がある。
本明細書で使用される場合、本発明の脂肪族アルコールドリフト制御剤に関する用語「噴霧ドリフトを低減するのに有効な量」とは、所定の水性殺有害生物剤組成物に添加され、組み合わされた水性殺有害生物剤組成物および脂肪族アルコールドリフト制御剤が噴霧適用された時に、同一条件下で噴霧適用される少なくとも1つの脂肪族アルコールを欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効であるこのような脂肪族アルコールドリフト制御剤の量を意味する。典型的には、噴霧適用される組成物の噴霧ドリフトを低減する所定量の脂肪族アルコールドリフト制御剤の能力は、同一噴霧条件下で、所定量の脂肪族アルコールドリフト制御剤を含有する殺有害生物剤組成物と脂肪族アルコールドリフト制御剤を欠如している類似の殺有害生物剤組成物を噴霧適用し、次いで、噴霧適用される組成物によって示される小さいサイズの噴霧液滴の相対量を比較することによって評価され、小さいサイズの噴霧液滴の量の減少が、噴霧適用された組成物の噴霧ドリフトを低減させる能力を示す。
本明細書中で使用される場合、「液体媒体」とは、25℃の温度および1気圧の圧力で、液相である媒体を意味する。液体媒体は、非水性液体媒体または水性液体媒体であってよい。
一実施形態において、液体媒体は非水性液体媒体である。本明細書で使用される場合、用語「非水性媒体」とは、微量を上回らない水、典型的には、非水性媒体の100重量部(「pbw」)を基準にして、0.1pbwを超えない水を含有する単相液体媒体を意味する。適切な非水性液体媒体としては、ベンゼン、クロロホルム、およびジエチルエーテルなどの非極性有機液体、ジクロロメタン、酢酸エチル、アセトン、およびテトラヒドロフランなどの極性非プロトン性有機液体、ならびに、(C1〜C3)アルカノールおよび(C1〜C3)ポリオールなどの極性プロトン性有機液体、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、グリセロール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ(エチレングリコール)、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、およびエチレングリコールフェニルエーテル、ならびにそのような液体の混合物などを含む、有機液体が挙げられる。一実施形態において、非水性媒体は、水と混和しない有機液体(「水非混和性有機液体」)、例えば、脂肪酸エステルおよびアルキル化脂肪酸エステルなどを含む。適切な脂肪酸エステルとしては、(C12〜C22)カルボン酸のアルキルまたはヒドロキシアルキルエステル、例えば、ブチルミリステート、セチルパルミテート、デシルオレエート、グリセリルラウレート、グリセリルリシノレエート、グリセリルステアレート、グリセリルイソステアレート、ヘキシルラウレート、イソブチルパルミテート、イソセチルステアレート、イソプロピルイソステアレート、イソプロピルラウレート、イソプロピルリノレエート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルステアレート、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールリシノレエート、プロピレングリコールステアレート、およびプロピレングリコールイソステアレート、ならびに、(C12〜C22)カルボン酸の(C1〜C3)アルキル化エステル、例えば、メチル化ナタネ油およびメチル化ダイズ油を含む、それらの混合物が挙げられる。
一実施形態において、液体媒体は水性液体媒体である。本明細書で使用される場合、用語「水性媒体」とは、微量より多くの水、典型的には、水性媒体の100pbwに基づいて、0.1pbwを超える水を含有する単相液体媒体を意味する。適切な水性媒体は、より典型的には、水性媒体の100pbwを基準にして、約5pbwを超える水を、よりさらに典型的には、10pbwを超える水を含む。一実施形態において、水性エマルジョンは、水性媒体の100pbwを基準にして、40pbwを超える水、より典型的には、50pbwを超える水を含む。水性媒体は、任意選択により、水性媒体中に溶解した水溶性または水混和性成分をさらに含んでいてもよい。本明細書で使用される場合の用語「水混和性」とは、あらゆる割合で水と混合できることを意味する。適切な水混和性有機液体としては、例えば、(C1〜C3)アルコール、例えば、メタノール、エタノール、およびプロパノールなど、ならびに、(C1〜C3)ポリオール、例えば、グリセロール、エチレングリコール、およびプロピレングリコールなどが挙げられる。本発明の組成物は、任意選択により、1つもしくは複数の水不溶性または水非混和性成分、例えば、水非混和性有機液体などをさらに含んでいてもよく、この場合、混合された水性媒体および水不溶性または水非混和性成分はマイクロエマルジョン、または多相系、例えば、エマルジョン、懸濁液またはサスポエマルジョンなどを形成し、その中で、水性媒体は、水不溶性または水非混和性成分の連続相中に分散されている不連続相の形態であるか、より典型的には、水不溶性または水非混和性成分は水性媒体の連続相中に分散されている不連続相の形態である。
本発明の脂肪族アルコールドリフト制御剤として適切な脂肪族アルコールは、水および水性殺有害生物剤組成物から選択される所定の液体媒体中での限定された溶解度、より典型的には液体媒体中15%未満、または10%未満、または5%未満、または2%未満、または1%未満、または0.5%未満、または0.1%未満の溶解度を有するものである。本明細書で言及される場合、xが数値である、「x%未満の溶解度を有する」という用語は、所定の液体媒体中の界面活性剤に関して、界面活性剤化合物がx重量%の混合物を意味し、液体媒体は肉眼で確認される2つの相を形成するか、または、比濁計、例えば、2100P濁度計(VWR)などを使用して決定した場合に10比濁度単位(「NTU」)以上、または5NTU以上、または1NTU以上、または0NTU以上の比濁度を有している肉眼で確認される単一の相を形成する。
一実施形態において、所定の最終用途殺有害生物剤組成物中の脂肪族アルコールドリフト制御剤の量は、その最終用途殺有害生物剤組成物中のその化合物の溶解限度を超える量である。本明細書で言及されている場合、yが数値である、「y%を超える溶解限度を有する」という用語は、所定の殺有害生物剤組成物中の界面活性剤に関して、界面活性剤化合物がy重量%以下の混合物を意味し、殺有害生物剤組成物が肉眼で確認される単一相、非混濁混合物を形成し、また、界面活性剤化合物がy重量%を超える混合物であることを意味し、殺有害生物剤組成物が肉眼で確認される2つの相を形成するか、または、比濁計を使用して決定した場合に10NTU以上、または5NTU以上、または1NTU以上、または0NTU以上の濁度を有している単一の肉眼で見える相を形成する。
一実施形態において、脂肪族アルコールドリフト制御剤は、1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む。
一実施形態において、本発明の脂肪族アルコールドリフト制御剤は、構造(I):
R1−OH (I)
の1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含み、
式中、
R1は(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビルである。
R1−OH (I)
の1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含み、
式中、
R1は(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビルである。
一実施形態において、(C4〜C30)ヒドロカルビルは1つ、2つまたは3つのヒドロキシル基で置換されている。一実施形態において、(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビル基は、アルキル、アルキル芳香族、アラルキルまたはシクロアルキルであり、それらのいずれかは直鎖状または分枝状アルキル基を有する。
一実施形態において、(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビル基は、直鎖状または分枝状(C4〜C30)アルキル、より典型的には(C8〜C24)アルキル、(C6〜C12)シクロアルキル、直鎖状または分枝状(C4〜C30)アルケニル、より典型的には(C8〜C24)アルケニル、(C8〜C30)アルキル芳香族、または(C7〜C30)アラルキル、より典型的には(C8〜C30)アラルキルであり、nは1であり、ここで、アルケニル基は一不飽和または多価不飽和であってよい。
式(I)の化合物のR1置換基として適切なアルキル基としては、例えば、ペンチル、ヘキシル、ジメチルブチル、ヘプチル、メチルヘキシル、オクチル、エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、エチルテトラデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、ドコシル、ヘキサコシル、オクタコシル、トリアコンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、およびシクロデシルが挙げられる。
式(I)の化合物のR1置換基として適切なアルケニル基としては、例えば、cis−9−ヘキサデセニル、all cis−7,10,13−ヘキサデカトリエニル、cis−6−オクタデセニル、trans−6−オクタデセニル、cis−7−オクタデセニル、cis−9−オクタデセニル、trans−9−オクタデセニル、cis−11−オクタデセニル、trans−11−オクタデセニル、cis−12−オクタデセニル、cis,cis−9,12−オクタデセジエニル、trans−9,12−オクタデセジエニル、all cis−6,9,12−オクタデカトリエニル、all cis−9,12,15−オクタデカトリエニル、all cis−6,9,12,15−オクタデカテトラエニル、cis−11−エイコセニル、cis,cis−11,14−エイコサジエニル、all cis−11,14,17−エイコサトリエニル、all cis−5,8,11,14−エイコサテトラエニル、all cis−8,11,14,17−エイコサテトラエニル、all cis−5,8,11,14,17−エイコサペンタエニル、cis−13−ドコセニル、cis,cis−13,16−ドコサジエニル、all cis−6,9,12−オクタデカトリエニル、all cis−7,10,13,16−ドコサテトラエニル、all cis−7,10,13,16,19−ドコサペンタエニル、all cis−4,7,10,13,16,19−ドコサヘキサエニル、cis−15−テトラコセニル、all cis−9,12,15,18,21−テトラコサペンタエニル、またはall cis−6,9,12,15,18,21−テトラコサヘキサエニルが挙げられる。
一実施形態では、R1は、直鎖状または分枝状(C4〜C30)アルキルジエニルであり、より典型的には、(C8〜C24)アルキルジエニル、(C6〜C12)シクロアルキルジエニル、直鎖状または分枝状(C4〜C30)アルケニルジエニル、より典型的には(C8〜C24)アルケニルジエニル、(C8〜C30)アルキル芳香族ジエニル、または(C8〜C30)アラルキルジエニルであり、nは2であり、ここで、アルケニルジエニル基は一不飽和または多価不飽和であってよい。
式(I)の化合物のR1置換基として適切なアルキルジエニル基としては、例えば、ペンチルジエニル、ヘキシルジエニル、ジメチルブチルジエニル、ヘプチルジエニル、メチルヘキシルジエニル、オクチルジエニル、エチルヘキシルジエニル、ノニルジエニル、デシルジエニル、ウンデシルジエニル、ドデシルジエニル、テトラデシルジエニル、ペンタデシルジエニル、ヘキサデシルジエニル、エチルテトラデシルジエニル、ヘプタデシルジエニル、オクタデシルジエニル、ノナデシルジエニル、ドコシルジエニル、ヘキサコシルジエニル、オクタコシルジエニル、トリアコンチルジエニル、シクロヘキシルジエニル、シクロオクチルジエニル、およびシクロデシルジエニルが挙げられる。
一実施形態において、R1は、直鎖状または分枝状(C4〜C30)アルキルトリエニル、より典型的には(C8〜C24)アルキルトリエニル、(C6〜C12)シクロアルキルトリエニル、直鎖状または分枝状(C4〜C30)アルケニルトリエニル、より典型的には(C8〜C24)アルケニルトリエニル、(C8〜C30)アルキル芳香族トリエニル、または(C8〜C30)アラルキルトリエニルであり、nは3であり、ここで、アルケニルトリエニル基は一不飽和または多価不飽和であってよい。
式(I)の化合物のR1置換基として適切なアルキルトリエニル基としては、例えば、ペンチルトリエニル、ヘキシルトリエニル、ジメチルブチルトリエニル、ヘプチルトリエニル、メチルヘキシルトリエニル、オクチルトリエニル、エチルヘキシルトリエニル、ノニルトリエニル、デシルトリエニル、ウンデシルトリエニル、ドデシルトリエニル、テトラデシルトリエニル、ペンタデシルトリエニル、ヘキサデシルトリエニル、エチルテトラデシルトリエニル、ヘプタデシルトリエニル、オクタデシルトリエニル、ノナデシルトリエニル、ドコシルトリエニル、ヘキサコシルトリエニル、オクタコシルトリエニル、トリアコンチルトリエニル、シクロヘキシルトリエニル、シクロオクチルトリエニル、およびシクロデシルトリエニルが挙げられる。
適切な脂肪族アルコールドリフト制御剤としては、例えば、(C4〜C30)アルカノールおよび(C4〜C30)アルキルポリオール、例えば、ブタノール、ヘキサノール、2−エチルヘキサノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、ドコサノール、ヘキサコサノール(hexacosenol)、オクタコサノール(octacosenol)、およびトリアコンタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、メチルペンタノール、エチルヘキサノール、イソステアリルアルコール、イソトリデカノール、およびメチルヘプタデカノール、シクロヘキサノール、シクロオクタノール、シクロデカノール、ドデカンジオール、シクロドデカンジオール、ドデシレングリコール、オクタデシレングリコール、および(C4〜C30)アルケノール、例えば、ミリストオレイルアルコール、パルミトオレイルアルコール、エライジルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、エラジオリノレイルアルコール、エルシルアルコール、ドコセンアルコール、およびドコサヘキセンアルコール、環状(C5〜C24)アルケノール、例えば、テルピネオール、ゲラニオール、アルバノール(arbanol)、ノポール、およびメントール、(C7〜C30)アルキル芳香族アルコール、例えば、ドデシルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、トコフェロールおよびチモール、(C7〜C30)アラルカノール、例えば、ベンジルアルコール、フェニルエタノールおよびフェニルヘキサノール、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
一実施形態において、アジュバント、濃縮殺有害生物剤組成物および最終用途殺有害生物剤組成物は、それぞれ、1つもしくは複数のヒドロトロープをさらに含んでいてもよい。本明細書で使用される場合、用語「ヒドロトロープ」とは、水溶液中で0.5wt%未満のミセルを形成しない両親媒性化合物であって、水溶液中でのその存在が水溶液中の疎水性化合物を可溶化する傾向がある、両親媒性化合物を意味し、例えば、アルキル芳香族スルホン酸塩、例えば、キシレンスルホン酸ナトリウムおよびトルエンスルホン酸ナトリウム、ならびに、アルキルホスフェートエステル、アルキルアリールホスフェートエステル、ホスフェートポリエーテルエステル、および、それらの塩、例えば、ラウレスリン酸カリウム、フェノールエトキシホスフェート、ならびに、アルキレングリコールおよびポリアルキレングリコール、例えば、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。ヒドロトロープの本発明の組成物への添加は、典型的には、脂肪族アルコールドリフト制御剤の水性媒体中での溶解度を増加させ、したがって、選択的にこうした溶解度を調整する機会を提供する。
一実施形態において、本発明のアジュバント、殺有害生物剤濃縮物および最終用途殺有害生物剤組成物は、それぞれ、任意のヒドロトロープ成分以外の1つもしくは複数の界面活性剤を含み得る。適切な界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性/両性イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、およびこれらの混合物が挙げられる。適切なアニオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸塩界面活性剤、例えば、ラウリル硫酸アンモニウム、およびアルキル芳香族スルホン酸塩界面活性剤、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩が挙げられる。適切なカチオン性界面活性剤としては、アルコキシル化アミン界面活性剤、例えば、エトキシル化獣脂アミンアセテート、および四級アンモニウム界面活性剤、例えば、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライドなどが挙げられる。適切な両性界面活性剤としては、アルキルアンホアセテート界面活性剤、例えば、ココアンホアセテートなどが挙げられる。適切な両性イオン性界面活性剤としては、アルキルベタイン界面活性剤、例えば、ラウリルジメチルベタイン、およびココアミドプロピルベタインなどが挙げられる。適切な非イオン性界面活性剤としては、ソルビタンエステル界面活性剤、アルコキシル化ソルビタンエステル界面活性剤、アルコールアルコキシレート界面活性剤、アルキル芳香族アルコキシレート界面活性剤、グリコシド界面活性剤、およびエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー界面活性剤が挙げられる。
一実施形態において、アジュバント組成物は、アジュバント組成物100pbwあたり、約99.95pbwまで、より典型的には約80〜約99.5pbwの液体媒体を含む。
一実施形態において、本発明によるアジュバント組成物は、アジュバント組成物の100重量部に基づいて:
0.05〜99.9pbw、より典型的には0.5〜80pbw、より典型的には0.5〜60pbw、より典型的には0.5〜40pbw、より典型的には0.5〜20pbw、よりさらに典型的には0.5〜10pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
0.1〜99.95pbw、より典型的には20〜99.5pbw、より典型的には40〜99.5pbw、より典型的には60〜99.5pbw、より典型的には80〜99.5pbw、よりさらに典型的には90〜99.5pbwの液体媒体と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
0.05〜99.9pbw、より典型的には0.5〜80pbw、より典型的には0.5〜60pbw、より典型的には0.5〜40pbw、より典型的には0.5〜20pbw、よりさらに典型的には0.5〜10pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
0.1〜99.95pbw、より典型的には20〜99.5pbw、より典型的には40〜99.5pbw、より典型的には60〜99.5pbw、より典型的には80〜99.5pbw、よりさらに典型的には90〜99.5pbwの液体媒体と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
一実施形態において、本発明のアジュバント組成物は、アジュバント組成物100pbwあたり、約99.9pbwまで、より典型的には約1〜約30pbwの1つもしくは複数の界面活性剤を含む。
一実施形態において、本発明によるアジュバント組成物は、アジュバント組成物の100重量部に基づいて:
0.1〜99.9pbw、より典型的には70から99pbw、よりさらに典型的には90〜98pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
0.1〜99.9pbw、より典型的には1〜30pbw、よりさらに典型的には2〜10pbwの1つもしくは複数の界面活性剤と、
任意選択により、液体媒体と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと
を含む。
0.1〜99.9pbw、より典型的には70から99pbw、よりさらに典型的には90〜98pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
0.1〜99.9pbw、より典型的には1〜30pbw、よりさらに典型的には2〜10pbwの1つもしくは複数の界面活性剤と、
任意選択により、液体媒体と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと
を含む。
一実施形態において、本発明のアジュバント組成物は、アジュバント組成物100pbwあたり、約99.9pbwまで、より典型的には約10〜約50pbwの1つもしくは複数のヒドロトロープを含む。
一実施形態において、本発明のアジュバント組成物は、アジュバント組成物の100重量部に基づいて:
0.1〜99.9pbw、より典型的には50〜90pbw、よりさらに典型的には90〜98pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
約99.9pbwまで、より典型的には約10〜約50pbwの1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、液体媒体と、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
0.1〜99.9pbw、より典型的には50〜90pbw、よりさらに典型的には90〜98pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
約99.9pbwまで、より典型的には約10〜約50pbwの1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、液体媒体と、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
一実施形態において、本発明は、標的有害生物を防除する方法であって、
(a)10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールを含むアジュバント組成物を、殺有害生物剤および水性希釈剤と混合し、ここで水性希釈剤は水を含む液体媒体、より典型的には水であり、最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールを欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む最終用途殺有害生物剤組成物を形成することと、
(b)標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に、最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法に関する。
(a)10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールを含むアジュバント組成物を、殺有害生物剤および水性希釈剤と混合し、ここで水性希釈剤は水を含む液体媒体、より典型的には水であり、最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールを欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む最終用途殺有害生物剤組成物を形成することと、
(b)標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に、最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法に関する。
適切な殺有害生物剤は、農業上の有害生物を防除するのに使用される生物学的に活性な化合物であって、例えば、除草剤、植物成長調節剤、作物乾燥剤、殺真菌剤、殺菌剤、静菌剤、殺虫剤、昆虫忌避剤、ならびにそれらの水溶性塩およびエステルが挙げられる。適切な殺有害生物剤としては、例えば、ハロキシホップ、シハロホップ、およびキザロホップなどのアリールオキシフェノキシ−プロピオネート系除草剤、メトリブジン、ヘキサキシノン、またはアトラジンなどのトリアジン系除草剤;クロルスルフロンなどのスルホニル尿素系除草剤;レナシル、ブロマシル、またはテルバシルなどのウラシル類;リニュロン、ジウロン、シデュロン、またはネブロンなどの尿素系除草剤;アラクロール、またはメトラクロールなどのアセトアニリド系除草剤;ベンチオカルブ、トリアレートなどのチオカーバメート系除草剤;オキサジアゾンなどのオキサジアゾロン系除草剤;イソオキサゾリドン系除草剤、フェノキシカルボン酸系除草剤、例えば、ジクロロフェノキシ酢酸、(「2,4−D」)、ジクロロフェノキシブタン酸(「2,4−DB」)、2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸(「MCPA」)、4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタン酸(「MCPB」)、ジクロルプロップ、およびメコプロップ、ジフェニルエーテル系除草剤、例えば、フルアジホップ、アシフルオルフェン、ビフェノックスまたはオキシフルオルフェン;トリフルラリンなどのジニトロアニリン系除草剤;グルホシネート塩およびエステルならびにグリホセート塩およびエステルなどの有機ホスホネート系除草剤;ブロモキシニル、またはイオキシニルなどのジハロベンゾニトリル系除草剤、ジカンバなどの安息香酸系除草剤、パラコート、およびピリジンなどのジピリジリウム系除草剤、ならびにクロピラリド、フルロキシピル、ピクロラム、トリクロピル、およびアミノピラリドなどのピリジンオキシカルボン酸系除草剤が挙げられる。適切な殺真菌剤としては、例えば、シモキサニルなどのニトリロオキシム系殺真菌剤;ベノミル、カルベンダジム、またはチオファネート−メチルなどのイミダゾール系殺真菌剤;トリアジメホンなどのトリアゾール系殺真菌剤;キャプタンなどのスルフェンアミド系殺真菌剤;マネブ、マンコゼブ、またはチラムなどのジチオ−カーバメート系殺真菌剤;クロロネブなどの塩素化芳香族系殺真菌剤;イプロジオンなどのジクロロアニリン系殺真菌剤、クレソキシム−メチル、トリフロキシストロビンまたはアゾキシストロビンなどのストロビルリン系殺真菌剤;クロロタロニル;オキシ塩化銅などの銅塩系殺真菌剤;硫黄;フェニルアミド;ならびにメタラキシルまたはメフェノキサムなどのアシルアミノ系殺真菌剤が挙げられる。適切な殺虫剤としては、例えば、メソミル、カルバリル、カルボフラン、またはアルジカルブなどのカーバメート系殺虫剤;EPN、イソフェンホス、イソキサチオン、クロルピリホス、またはクロルメホスなどの有機チオホスフェート系殺虫剤;テルブホス、モノクロトホス、またはテラクロルビンホスなどの有機リン系殺虫剤;メトキシクロルなどの過塩素化有機殺虫剤;フェンバレレート、アバメクチンまたはエマメクチン安息香酸塩などの合成ピレスロイド系殺虫剤、チアメトキサムまたはイミダクロプリドなどのネオニコチノイド系殺虫剤;ラムダ−シハロトリン、シペルメトリンまたはビフェントリンなどのピレスロイド系殺虫剤、およびインドキサカルブ、イミダクロプリド、またはフィプロニルなどのオキサジアジン殺虫剤が挙げられる。適切な殺ダニ剤としては、例えば、プロパルギットなどのプロピニル亜硫酸系殺ダニ剤;アミトラズなどのトリアザペンタジエン系殺ダニ剤;クロロベンジレートまたはテトラジホン(tetradifan)などの塩素化芳香族系殺ダニ剤;およびビナパクリルなどのジニトロフェノール系殺ダニ剤が挙げられる。適切な殺線虫剤としては、例えば、オキサミルなどのカーバメート系殺線虫剤が挙げられる。
殺有害生物剤化合物は、一般的には、国際標準化機構(ISO)によって割り当てられている名称により、本明細書に言及されている。ISO一般名称は、多くのソースを介して国際純正・応用化学連合(「IUPAC」)およびケミカルアブストラクトサービス(「CAS」)の名称と相互参照することができる。
一実施形態において、殺有害生物剤は、除草剤、植物成長調節剤、作物乾燥剤、殺真菌剤、殺菌剤、静菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、昆虫忌避剤、およびそれらの混合物から選択される1つもしくは複数の化合物を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤は除草剤であり、殺有害生物剤組成物は除草剤組成物である。
一実施形態において、除草剤組成物は、グリホセート、水溶性グリホセート塩、水溶性グリホセートエステル、およびそれらの混合物から選択される、より典型的には、グリホセートのナトリウム塩、グリホセートのカリウム塩、グリホセートのアンモニウム塩、グリホセートのジメチルアンモニウム塩、グリホセートのイソプロピルアミン塩、グリホセートのトリメチルアンモニウム塩、およびそれらの混合物から選択される、1つもしくは複数の除草剤化合物を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤組成物は、1つもしくは複数のオーキシン除草剤、より典型的には、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよびピクロラムから選択される1つもしくは複数のオーキシン除草剤と、それらのそれぞれの水溶性塩およびエステルを含む。
一実施形態において、殺有害生物剤は、グリホセート、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよびピクロラム、それらのそれぞれの水溶性塩およびエステル、ならびにそれらの混合物、より典型的には、グリホセートおよびクロピラリドの水溶性塩、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドまたはピクロラムの混合物、よりさらに典型的には、グリホセートの水溶性塩とトリクロピル、2,4−D、またはジカンバの混合物から選択される、1つもしくは複数の除草剤化合物を含む。
一実施形態において、グリホセート、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよび/またはピクロラムの水溶性塩は、ジメチルアンモニウム、イソプロピルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、ジメチルエタノールアンモニウム、ジエチレングリコールアンモニウム、トリイソプロピルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、およびコリンのカチオンから選択されるカチオンを含む。
一実施形態において、殺有害生物剤は、グリホセートまたはグリホセートの水溶性塩もしくはエステルと、1つもしくは複数のオーキシン除草剤、より典型的には、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよびピクロラム、ならびにそれらのそれぞれの水溶性塩およびエステルから選択される1つもしくは複数のオーキシン除草剤を含んでいる混合物である。
一実施形態において、本発明の濃縮殺有害生物剤組成物は、殺有害生物剤組成物の100pbwに基づいて、約1pbwから、より典型的には約30pbwから、よりさらに典型的には約40pbwから、約65pbwまで、より典型的には約60pbw、よりさらに典型的には約55pbwの1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物を含む。
一実施形態において、本発明による濃縮殺有害生物剤組成物は、濃縮殺有害生物剤組成物の100重量部に基づいて:
約1pbw〜65pbw、より典型的には、30pbw〜60pbw、よりさらに典型的には、40pbw〜55pbwの1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
5〜98.95pbw、より典型的には、20〜69.5pbw、よりさらに典型的には、35〜59.5pbwの液体媒体と、
0.05〜30pbw、より典型的には、0.5〜20pbw、よりさらに典型的には、0.5〜10pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
約1pbw〜65pbw、より典型的には、30pbw〜60pbw、よりさらに典型的には、40pbw〜55pbwの1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
5〜98.95pbw、より典型的には、20〜69.5pbw、よりさらに典型的には、35〜59.5pbwの液体媒体と、
0.05〜30pbw、より典型的には、0.5〜20pbw、よりさらに典型的には、0.5〜10pbwの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
含まれている場合、濃縮殺有害生物剤組成物の任意選択によるヒドロトロープ成分は、典型的には、濃縮殺有害生物剤組成物100pbwあたり、約25pbwまで、より典型的には約2〜約10pbwの量で1つもしくは複数のヒドロトロープが存在する。
含まれている場合、濃縮殺有害生物剤組成物の任意選択による界面活性剤成分は、典型的には、濃縮殺有害生物剤組成物100pbwあたり、約15pbwまで、より典型的には約0.1〜約2pbwの量で1つもしくは複数の界面活性剤が存在する。
一実施形態において、本発明は、標的有害生物を防除する方法であって、
(a)本発明による濃縮殺有害生物剤組成物を提供すること、
(b)濃縮殺有害生物剤組成物を水性希釈剤で希釈し、ここで、水性希釈剤は水を含む液体媒体、より典型的には水であり、最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む最終用途殺有害生物剤組成物を形成することと、
(c)標的有害生物および/または標的有害生物の環境に最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法に関する。
(a)本発明による濃縮殺有害生物剤組成物を提供すること、
(b)濃縮殺有害生物剤組成物を水性希釈剤で希釈し、ここで、水性希釈剤は水を含む液体媒体、より典型的には水であり、最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む最終用途殺有害生物剤組成物を形成することと、
(c)標的有害生物および/または標的有害生物の環境に最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法に関する。
適切な水性希釈剤は水を含み、任意選択により、1つもしくは複数の水混和性有機液体、例えば、(C1〜C3)アルカノール、例えば、メタノール、エタノール、もしくはプロパノール、(C1〜C3)グリコール、例えば、エチレングリコール、もしくはプロピレングリコール、および/または、アルキルエーテルジオール、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、およびジエチレングリコールモノメチルエーテルなどをさらに含んでいてもよい。最も典型的には、水性希釈剤は水である。
一実施形態において、本発明の最終用途殺有害生物剤組成物は、本発明のアジュバント組成物、殺有害生物剤、および水性媒体、典型的には水を組み合わせることによって作製される。
一実施形態において、本発明の最終用途殺有害生物剤組成物は、本発明の濃縮殺有害生物剤組成物を水性媒体、典型的には水で、典型的には、濃縮殺有害生物剤組成物の1gmあたり1〜10,000gmの水性媒体で希釈することによって作製される。
一実施形態において、本発明の最終用途殺有害生物剤組成物は、最終用途殺有害生物剤組成物の100pbwに基づいて、
水性媒体と、
0より大きく約20pbwまでの1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
0より大きく、より典型的には0.01pbwから、よりさらに典型的には0.05pbwから、より一層さらに典型的には0.1pbwからの脂肪族アルコールドリフト制御剤で、10pbwまで、より典型的には2pbwまで、よりさらに典型的には0.5pbwまでの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
水性媒体と、
0より大きく約20pbwまでの1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
0より大きく、より典型的には0.01pbwから、よりさらに典型的には0.05pbwから、より一層さらに典型的には0.1pbwからの脂肪族アルコールドリフト制御剤で、10pbwまで、より典型的には2pbwまで、よりさらに典型的には0.5pbwまでの脂肪族アルコールドリフト制御剤と、
任意選択により、1つもしくは複数のヒドロトロープと、
任意選択により、1つもしくは複数の界面活性剤と
を含む。
含まれている場合、最終用途殺有害生物剤組成物の任意選択によるヒドロトロープ成分は、典型的には、最終用途殺有害生物剤組成物の100pbwあたり、約5pbwまで、より典型的には、約0.05〜約0.25pbwの量で1つもしくは複数のヒドロトロープが存在する。
一実施形態において、本発明は、本発明による最終用途殺有害生物剤組成物を標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に噴霧適用することを含む、標的有害生物を防除する方法であって、本発明による噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物が、本発明による最終用途殺有害生物剤組成物の少なくとも1つの脂肪族アルコール成分を欠如している類似の噴霧適用される最終用途殺有害生物剤組成物と比べて噴霧ドリフトの低減を示す、方法に関する。
含まれている場合、最終用途殺有害生物剤組成物の任意選択による界面活性剤成分は、典型的には、最終用途殺有害生物剤組成物の100pbwあたり、約3pbwまで、より典型的には約0.01〜約0.1pbwの量で1つもしくは複数の界面活性剤が存在する。
一実施形態において、最終用途殺有害生物剤組成物に存在する脂肪族アルコールドリフト制御剤の量は、最終用途殺有害生物剤組成物中の脂肪族アルコールドリフト制御剤の溶解限度を超えている。
一実施形態において、アジュバント組成物、濃縮殺有害生物剤組成物および/または最終用途殺有害生物剤組成物は、肥料をさらに含む。このような肥料は、窒素、リンおよび/またはカリウムの主要栄養素、例えば、尿素硝酸アンモニウム(30−0−0)、10−34−0、二次栄養素の硫黄、カルシウム、マグネシウム、例えば、チオ硫酸アンモニウム12−0−0−26S、亜鉛、鉄、モリブデン、銅、ホウ素、塩素、マグネシウムを含有する微量栄養素肥料、例えば、0−0−1 3%−S;3%−Zn;2%−Fe;2%−Mnおよびそれらの混合物を提供することができる。一実施形態において、最終用途殺有害生物剤組成物は、約85〜約99pbw、より典型的には、約90〜約99pbw、よりさらに典型的には、約93〜約99pbwの肥料および水の混合物を含む。
一実施形態において、本発明の濃縮殺有害生物剤組成物および/または最終用途殺有害生物剤組成物は、1つもしくは複数の水コンディショナー、例えば、エチレンジアミン四酢酸などのキレート剤、硫酸アンモニウムなどの錯化剤、ならびにクエン酸およびポリアクリル酸などのpH調整剤、または他の構成成分、例えば、多糖類増粘剤およびポリアクリルアミド増粘剤などの1つもしくは複数の増粘剤、ならびに染料、安定剤、香料、消泡剤、展着剤、および凝固点降下剤などをさらに含む。
一実施形態において、本発明の最終用途殺有害生物剤組成物は、このような組成物の100pbwに基づいて、約0.1〜約3pbw、より典型的には約0.7〜約2.5pbwの1つもしくは複数の水コンディショナー、典型的には硫酸アンモニウムを含む。
一実施形態において、本発明の最終用途殺有害生物剤組成物は、1つもしくは複数の標的植物の葉に、本発明の殺有害生物剤組成物の上述の濃縮殺有害生物剤組成物の実施形態で示した、1エーカーあたり、約0.01パイント、より典型的には約0.5パイントから、約20パイントまでの、よりさらに典型的には、約1パイント〜約4パイントの速度で適用される。
一実施形態において、本発明の最終用途殺有害生物剤組成物は、典型的には、従来の噴霧装置を介して、地面の領域に存在する1つもしくは複数の標的植物の葉に、このような地面の領域の1エーカーあたり、最終用途殺有害生物剤組成物を約1ガロン〜約100ガロン、より典型的には約3ガロン〜20ガロンの速度で噴霧適用される。
一実施形態において、脂肪族アルコールドリフト制御剤を含む噴霧適用される最終用途殺有害生物剤組成物は、脂肪族アルコールドリフト制御剤を欠如している類似の噴霧適用される最終用途殺有害生物剤組成物に比べて、同一条件下で組成物がそれぞれ噴霧適用された場合、150μm未満の液滴サイズを有する液滴の容量パーセントが低減された、液滴サイズ分布を示す。一実施形態において、脂肪族アルコールドリフト制御剤を含む噴霧適用される最終用途殺有害生物剤組成物において150μm未満の液滴サイズを有する液滴の容量パーセントは、脂肪族アルコールドリフト制御剤を欠如している噴霧適用される最終用途殺有害生物剤組成物において150μm未満の液滴サイズを有する液滴の容量パーセントよりも、組成物がそれぞれ、TeeJet XR8002フラットファンノズルを通して、平方インチ(「psi」)あたり40ポンドの圧力で噴霧適用され、また、液滴分布がノズル先端の30センチメートル下方で測定される場合、少なくとも5%、または少なくとも10%まで、または少なくとも20%まで、または少なくとも25%まで小さい。
本発明の濃縮殺有害生物剤組成物は、低粘度を含む、良好な安定性および取り扱い特性を示し、また、水で容易に希釈され、標的有害生物に、および/または標的有害生物の環境に噴霧適用可能な効果的な水性殺有害生物剤組成物を形成することができる。
一実施形態において、最終用途組成物は、1つもしくは複数の以下の属:アブチロン属(Abutilon)、アマランサス属(Amaranthus)、ヨモギ属(Artemisia)、トウワタ属(Asclepias)、カラスムギ属(Avena)、アクソノプス属(Axonopus)、ハリフタバ属(Borreria)、ブラキアリア属(Brachiaria)、アブラナ属(Brassica)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、アカザ属(Chenopodium)、アザミ属(Cirsium)、コメリナ属(Commelina)、セイヨウヒルガオ属(Convolvulus)、ギョウギシバ属(Cynodon)、カヤツリグサ属(Cyperus)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、エレウシネ属(Eleusine)、エゾムギ属(Elymus)、トクサ属(Equisetum)、エロディウム属(Erodium)、ヒマワリ属(Helianthus)、チガヤ属(Imperata)、サツマイモ属(Ipomoea)、ホウキギ属(Kochia)、ドクムギ属(Lolium)、ゼニアオイ属(Malva)、イネ属(Oryza)、オットクロア属(Ottochloa)、キビ属(Panicum)、スズメノヒエ属(Paspalum)、クサヨシ属(Phalaris)、ヨシ属(Phragmites)、タデ属(Polygonum)、スベリヒユ属(Portulaca)、ワラビ属(Pteridium)、プエラリア属(Pueraria)、キイチゴ属(Rubus)、オカヒジキ属(Salsola)、エノコログサ属(Setaria)、キンゴジカ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、モロコシ属(Sorghum)、コムギ属(Triticum)、ガマ属(Typha)、ハリエニシダ属(Ulex)、オナモミ属(Xanthium)およびゼア属(Zea)の1つもしくは複数の標的植物種を防除するのに有効である殺有害生物剤の除草的に有効な量を含み、上記属には、例えば、ベルベットリーフ(イチビ(Abutilon theophrasti))、アカザ(アマランサス属(Amaranthus spp.))、オオフタバムグラ(ハリフタバ属(Borreria spp.))、アブラナ、キャノーラ、カラシナ、その他(アブラナ属(Brassica spp.))、ツユクサ(ツユクサ属(Commelina spp.))、フィラリア(エロディウム属(Erodium spp.))、ヒマワリ(ヒマワリ属(Helianthus spp.))、アサガオ(サツマイモ属(Ipomoea spp.))、コキア(ホウキギ(Kochia scoparia))、ゼニアオイ(ゼニアオイ属(Malva spp.))、野生ムギ、タデ等(タデ属(Polygonum spp.))、スベリヒユ(スベリヒユ属(Portulaca spp.))、ロシアアザミ(オカヒジキ属(Salsola spp.))、キンゴジカ(キンゴジカ属(Sida spp.))、野生カラシ(ノハラガラシ(Sinapis arvensis))およびオナモミ(オナモミ属(Xanthium spp.))などの一年生広葉種、例えば、カラスムギ(カラスムギ(Avena fatua))、姫岩垂草(アクソノプス属(Axonopus spp.))、ウマノチャヒキ(ウマノチャヒキ(Bromus tectorum))、メヒシバ(メヒシバ属(Digitaria spp.))、イヌビエ(ヒエイヌビエ(Echinochloa crus-galli))、オヒシバ(オヒシバ属(Eleusine indica))、一年生ライグラス(ネズミムギ(Lolium multiflorum))、イネ(イネ(Oryza sativa))、スレンダーパニックグラス(スレンダーパニックグラス (Ottochloa nodosa))、バヒアグラス(アメリカスズメノヒエ(Paspalum notatum))、カナリーグラス(ファラリス属(Phalaris spp.))、エノコログサ(エノコログサ属(Setaria spp.))、小麦(コムギ(Triticum aestivum))、およびコーン(トウモロコシ(Zea mays))などの一年生細葉種、例えば、ヨモギ(アルテミシア属(Artemisia spp.))、トウワタ(トウワタ属(Asclepias spp.))、カナダアザミ(セイヨウトゲアザミ(Cirsium arvense))、セイヨウヒルガオ(セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis))およびクズ(プエラリア属 (Pueraria spp.))などの多年生広葉種、例えば、ブラキアリアグラス(ブラキアリアグラス属(Brachiaria spp.))、バミューダグラス(ギョウギシバ(Cynodon dactylon))、ショクヨウガヤツリ(ショクヨウガヤツリ(Cyperus esculentus))、ハマスゲ(ハマスゲ(C. rotundus))、シバムギ(シバムギ(Elymus repens))、ララン(チガヤ(Imperata cylindrica))、ペレニアルライグラス(ホソムギ(Lolium perenne))、ギニアグラス(ギニアグラス(Panicum maximum))、ダリスグラス(シマスズメノヒエ(Paspalum dilatatum))、アシ(ヨシ属(Phragmites spp.))、ジョンソングラス(セイバンモロコシ(Sorghum halepense))およびガマ(ガマ属(Typha spp.))などの多年生細葉種、および、例えば、スギナ(トクサ属(Equisetum spp.))、ワラビ(ワラビ(Pteridium aquilinum))、ブラックベリー(キイチゴ属(Rubus spp.))およびハリエニシダ(ハリエニシダ(Ulex europaeus))などの他の多年生種が含まれる。
本発明の脂肪族アルコールドリフト制御剤はまた、噴霧適用される最終用途殺有害生物剤組成物以外の噴霧適用される水性組成物において、抗ミスティングまたは抗ドリフト添加剤として、例えば、パーソナルケア組成物、ホームケア組成物、工業用噴霧コーティング剤、インクジェット印刷用インク、高圧洗浄用組成物、噴霧乾燥塗布剤、および消火用組成物として使用することができる。
[実施例1〜4および比較例C1〜C2]
処方A、BおよびCの組成を表Iに示すとともに、以下のようにして調製した。組成物Aは、脂肪族アルコール(ラウリルアルコール、「アルコール1」)とヒドロトロープ(キシレンスルホン酸ナトリウム、40wt%水溶液としてSigma Aldrichから入手可能)を混合することにより作製した。アルコール1は水に不溶性であり、キシレンスルホン酸ナトリウムは水にそれを溶解することを促進した。得られた混合物は透明な均質の液体であった。組成物Bは、水性除草剤(Roundup Powermax(商標)除草剤(48.7%グリホセートカリウム溶液、Monsanto社))とラウリルアルコールを混合することにより作製した。組成物Cは、Roundup Powermax(商標)除草剤と脂肪族アルコール(C14〜C20飽和および不飽和アルコールの混合物(「アルコール2」))を混合することにより作製した。組成物Bおよび組成物Cの両方を十分に混合し、得られた混合物が均質で、不溶性物質が目視されないことを確実にした。
処方A、BおよびCの組成を表Iに示すとともに、以下のようにして調製した。組成物Aは、脂肪族アルコール(ラウリルアルコール、「アルコール1」)とヒドロトロープ(キシレンスルホン酸ナトリウム、40wt%水溶液としてSigma Aldrichから入手可能)を混合することにより作製した。アルコール1は水に不溶性であり、キシレンスルホン酸ナトリウムは水にそれを溶解することを促進した。得られた混合物は透明な均質の液体であった。組成物Bは、水性除草剤(Roundup Powermax(商標)除草剤(48.7%グリホセートカリウム溶液、Monsanto社))とラウリルアルコールを混合することにより作製した。組成物Cは、Roundup Powermax(商標)除草剤と脂肪族アルコール(C14〜C20飽和および不飽和アルコールの混合物(「アルコール2」))を混合することにより作製した。組成物Bおよび組成物Cの両方を十分に混合し、得られた混合物が均質で、不溶性物質が目視されないことを確実にした。
実施例1〜4の噴霧組成物は、蒸留水に組成物A、BおよびCを希釈することにより調製した。実施例1〜4のそれぞれの成分およびそれらの組成を表IIに記載する。また表IIには、比較例C1およびC2の組成もまとめてある。
すべての組成物のサンプル(実施例1〜4ならびに比較例C1およびC2)を、TeeJet XR8002フラットファンノズルを通して40ポンド/平方インチ(「psi」)の圧力で噴霧し、液滴サイズ分布は、噴霧パターンの面に対して垂直に、ノズル先端の30センチメートル(「cm」)下方で測定した。実施例1〜3の組成物の噴霧溶液は、まず、100マイクロメートル(「μm」)サイズの篩を通してスクリーニングし、溶液からの不溶性物質を取り出した。HELOS VARIO粒径分析器(Sympatec)を使用し、R7レンズを用いて噴霧組成物において生成された液滴を測定した(これによって18〜3500μmの範囲が測定された)。それぞれの組成物に関するマイクロメートルで表示した体積平均径(「VMD」)、およびドリフトし得る微粒子の容量パーセント(容量%として表示される、150μm未満の液滴)の結果を以下の表IIIに記載する。
結果から明らかなように、実施例1の噴霧組成物は、比較例C2の噴霧組成物と比べて、ドリフトし得る微粒子の容量平均径の増加と容量の低下を示し、また、実施例2〜4のそれぞれの噴霧組成物は、比較例C2の噴霧組成物と比べて、ドリフトし得る微粒子の容量平均径の増加と容量の低下を示した。
[実施例5および比較例C5]
濃縮殺有害生物剤処方D、E、F、GおよびHの組成物は、水性除草剤(2,4−Dコリン塩の水性濃縮物)を、上記のような、アルコール2から選択される脂肪族アルコール、C13分枝状アルコールを含むC11〜C14アルコールの混合物(「アルコール3」)、C10〜C16直鎖状アルコールの混合物(「アルコール4」)、ならびにC10〜C18直鎖状および分枝状アルコールの混合物(「アルコール5」)と、下記の表IVで示した量で混合することにより作製した。それぞれの混合物を撹拌し、組成物を混合した。得られた組成物は、低粘度溶液であった。組成物D〜Hの少量サンプル(ガラスバイアル中20ミリリットル(「mL」))について、54℃、室温、4℃および−16℃での貯蔵安定性を観察した。組成物D〜Hに関する貯蔵安定性の概要は、表IVに記載している。E以外のすべての組成物は−16℃で凍結したが、室温で解凍させると流動性状態に戻った。
濃縮殺有害生物剤処方D、E、F、GおよびHの組成物は、水性除草剤(2,4−Dコリン塩の水性濃縮物)を、上記のような、アルコール2から選択される脂肪族アルコール、C13分枝状アルコールを含むC11〜C14アルコールの混合物(「アルコール3」)、C10〜C16直鎖状アルコールの混合物(「アルコール4」)、ならびにC10〜C18直鎖状および分枝状アルコールの混合物(「アルコール5」)と、下記の表IVで示した量で混合することにより作製した。それぞれの混合物を撹拌し、組成物を混合した。得られた組成物は、低粘度溶液であった。組成物D〜Hの少量サンプル(ガラスバイアル中20ミリリットル(「mL」))について、54℃、室温、4℃および−16℃での貯蔵安定性を観察した。組成物D〜Hに関する貯蔵安定性の概要は、表IVに記載している。E以外のすべての組成物は−16℃で凍結したが、室温で解凍させると流動性状態に戻った。
水性噴霧組成物は、20グラム(「g」)の処方D〜Hのそれぞれ1つを、硬度340ppm(「parts per million」)の水980gに加えることによって作製した。比較例C5の組成物は、980gの水に20gの水性除草剤(2,4−Dコリン塩の水性濃縮物)を含有していた。噴霧溶液は、TeeJet XR8002フラットファンノズルを通して40psiの圧力で噴霧し、液滴サイズ分布は、噴霧パターンの面に対して垂直に、ノズル先端の15cm下方で測定した。HELOS VARIO粒径分析器(Sympatec)を使用し、R7レンズを用いて噴霧組成物において生成された液滴を測定した。2,4−D塩未使用の水溶液も噴霧し、比較目的のため、液滴サイズを分析した。各組成物に関するドリフトし得る微粒子の容量パーセント(容量%として表示した、150μm未満の液滴)の結果を下記の表Vに記載する。これらの結果から明らかなように、ドリフトし得る微粒子は、アルコールを含有する噴霧組成物によって大幅に減少した。
[実施例6]
実施例6−D、6−Fおよび6−Hの噴霧組成物は、以下のようにして作製した:まず、殺有害生物剤濃縮物(上記の処方D、FまたはH)20g溶液を、硬度340ppmの水980gmに加え、次いで、それぞれの噴霧溶液にグリホセートカリウム塩(Roundup Powermax(商標)、Monsanto社)20gmを加え、撹拌して組成物を混合した。このように得られた水溶液を、上記の実施例5に記載した同一手順および条件に従って噴霧した。各組成物に関するドリフトし得る微粒子の容量パーセントの結果(容量%として表示した、150μm未満の液滴)は下記の表VIである。これらの結果から明らかなように、グリホセート−カリウムの添加は、実施例5のドリフト性能に有意な影響は及ぼさない。
実施例6−D、6−Fおよび6−Hの噴霧組成物は、以下のようにして作製した:まず、殺有害生物剤濃縮物(上記の処方D、FまたはH)20g溶液を、硬度340ppmの水980gmに加え、次いで、それぞれの噴霧溶液にグリホセートカリウム塩(Roundup Powermax(商標)、Monsanto社)20gmを加え、撹拌して組成物を混合した。このように得られた水溶液を、上記の実施例5に記載した同一手順および条件に従って噴霧した。各組成物に関するドリフトし得る微粒子の容量パーセントの結果(容量%として表示した、150μm未満の液滴)は下記の表VIである。これらの結果から明らかなように、グリホセート−カリウムの添加は、実施例5のドリフト性能に有意な影響は及ぼさない。
[実施例7]
実施例7の噴霧組成物を作製し、実施例6において使用したグリホセートカリウム塩をグリホセートジメチルアミン塩に置き換える以外は、実施例6で上述した方法と同様の様式で試験した。実施例7の各組成物に関するドリフトし得る微粒子の容量パーセント(容量%として表示した、150μm未満の液滴)を下記の表VIIに示す。
実施例7の噴霧組成物を作製し、実施例6において使用したグリホセートカリウム塩をグリホセートジメチルアミン塩に置き換える以外は、実施例6で上述した方法と同様の様式で試験した。実施例7の各組成物に関するドリフトし得る微粒子の容量パーセント(容量%として表示した、150μm未満の液滴)を下記の表VIIに示す。
[実施例8−Iおよび8−Jならびに比較例C8]
処方IおよびJの組成物は、下記の表VIIIにまとめたように、それぞれ上述されている、アルコール2から選択される脂肪族アルコール成分、およびアルコール3と、ヒマシ油エトキシレート(Alkamuls OR/36 (Rhodia Inc.)、「界面活性剤1」)、アルコールエトキシレート(Rhodasurf BC−840 (Rhodia Inc.)、「界面活性剤2」)、およびドデシルベンゼンスルホネート(Rhodacal IPAM、「界面活性剤3」)から選択される1つもしくは複数の界面活性剤とをブレンドすることにより調製した。
処方IおよびJの組成物は、下記の表VIIIにまとめたように、それぞれ上述されている、アルコール2から選択される脂肪族アルコール成分、およびアルコール3と、ヒマシ油エトキシレート(Alkamuls OR/36 (Rhodia Inc.)、「界面活性剤1」)、アルコールエトキシレート(Rhodasurf BC−840 (Rhodia Inc.)、「界面活性剤2」)、およびドデシルベンゼンスルホネート(Rhodacal IPAM、「界面活性剤3」)から選択される1つもしくは複数の界面活性剤とをブレンドすることにより調製した。
実施例8の水性噴霧組成物は、組成物IおよびJを、表IXに示した量で蒸留水中に希釈することによって調製した。
このようにして得られた水溶液を、上記の実施例5に記載した同一手順および条件に従って噴霧した。各組成物に関するドリフトし得る微粒子の容量パーセント(容量%として表示した、150μm未満の液滴)は下記の表IXおよびXで示される。これらの結果から明らかなように、脂肪族アルコールと界面活性剤のブレンドは、それらの成分を含まない処方に比べて、ドリフトし得る微粒子を有意に減少させる。
[実施例9]
脂肪族アルコールを含む2,4−DコリンSL処方濃縮物の調製:9.0gの水性2,4−Dコリン塩濃縮物(538g ae/L)に、表Xに記載したそれぞれの疎水性アルコール1.0gを加えた。短時間撹拌を行った後、透明で均質な濃縮物が得られた。
脂肪族アルコールを含む2,4−DコリンSL処方濃縮物の調製:9.0gの水性2,4−Dコリン塩濃縮物(538g ae/L)に、表Xに記載したそれぞれの疎水性アルコール1.0gを加えた。短時間撹拌を行った後、透明で均質な濃縮物が得られた。
[実施例10]
脂肪族アルコールを含んでいる除草剤塩処方の希釈性能:実施例9のそれぞれの濃縮物約1gを100mlの水道水に添加した。すべての事例において、透明で均質の濃縮物を水に添加した際、リッチエマルジョン(rich emulsion)が直ちに形成された。
脂肪族アルコールを含んでいる除草剤塩処方の希釈性能:実施例9のそれぞれの濃縮物約1gを100mlの水道水に添加した。すべての事例において、透明で均質の濃縮物を水に添加した際、リッチエマルジョン(rich emulsion)が直ちに形成された。
[実施例11]
脂肪族アルコールが含まれている除草剤塩処方の噴霧ドリフト低減性能:噴霧ドリフト低減性能を試験するため、表Xを参照し、実施例9のそれぞれの除草剤濃縮物(全重量の2.2%)、Roundup PowerMax(2.3%)、任意選択により硫酸アンモニウム(2%)を水道水(残部)に加えることにより、180gの量の噴霧溶液を調製した。すべての事例において、脂肪族アルコールを含有する濃縮物を水に添加した際、リッチエマルジョンが形成された。対照として、2.2%のWeedar 64(2,4−D DMA)、2.3%のRoundup PowerMaxおよび水道水で構成される噴霧溶液を調製した。噴霧溶液は、TeeJet XR8002フラットファンノズルを通して噴霧し、噴霧溶液のそれぞれの噴霧液滴サイズ分布は Sympatec Helosレーザー回折粒子分析器を使用して測定し、噴霧溶液のそれぞれのドリフト可能性を、150μm未満のドリフトし得る微粒子のパーセント(150μm未満の容量%)から評価した。対照に関する150μm未満の%値は60.8%であった。実施例9のそれぞれのサンプルに関する150μm未満の%値を表Xにまとめる。すべての事例において、それらの値は、対照の値よりも有意に低かった。
脂肪族アルコールが含まれている除草剤塩処方の噴霧ドリフト低減性能:噴霧ドリフト低減性能を試験するため、表Xを参照し、実施例9のそれぞれの除草剤濃縮物(全重量の2.2%)、Roundup PowerMax(2.3%)、任意選択により硫酸アンモニウム(2%)を水道水(残部)に加えることにより、180gの量の噴霧溶液を調製した。すべての事例において、脂肪族アルコールを含有する濃縮物を水に添加した際、リッチエマルジョンが形成された。対照として、2.2%のWeedar 64(2,4−D DMA)、2.3%のRoundup PowerMaxおよび水道水で構成される噴霧溶液を調製した。噴霧溶液は、TeeJet XR8002フラットファンノズルを通して噴霧し、噴霧溶液のそれぞれの噴霧液滴サイズ分布は Sympatec Helosレーザー回折粒子分析器を使用して測定し、噴霧溶液のそれぞれのドリフト可能性を、150μm未満のドリフトし得る微粒子のパーセント(150μm未満の容量%)から評価した。対照に関する150μm未満の%値は60.8%であった。実施例9のそれぞれのサンプルに関する150μm未満の%値を表Xにまとめる。すべての事例において、それらの値は、対照の値よりも有意に低かった。
Claims (25)
- 水性殺有害生物剤組成物の噴霧特性を改良するためのアジュバント組成物であって、
前記アジュバント組成物が前記水性殺有害生物剤組成物中で希釈され、前記水性殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、前記噴霧適用された水性殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する前記少なくとも1つの脂肪族アルコールと、
液体媒体、
1つもしくは複数のヒドロトロープ、または、
1つもしくは複数の界面活性剤
の少なくとも1つと
を含む、組成物。 - 前記脂肪族アルコールが構造(I):
R1−OH (I)
の1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含み、
式中、
R1が(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビル基である、
請求項1に記載の組成物。 - R1が直鎖状もしくは分枝状(C8〜C24)アルキル、(C6〜C12)シクロアルキル、直鎖状もしくは分枝状(C8〜C24)アルケニル、(C8〜C30)アルキル芳香族、または(C7〜C30)アラルキルであり、nが1であり、ここで、アルケニル基が一不飽和または多価不飽和である、請求項2に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールがラウリルアルコール、飽和および不飽和C14〜C20アルコールの混合物、C13分枝状アルコールを含むC11〜C14アルコールの混合物、C10〜C16直鎖状アルコールの混合物、ならびにC10〜C18直鎖状および分枝状アルコールの混合物からなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項3に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールがノニルフェノール、トコフェロール、チモールおよび2−エチルヘキサノールからなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項3に記載の組成物。
- 標的有害生物を防除する方法であって、
(a)請求項1のアジュバント組成物を殺有害生物剤および水性希釈剤と混合し、最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールを欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、前記噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の前記少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む、前記最終用途殺有害生物剤組成物を形成することと、
(b)前記標的有害生物に、および/または前記標的有害生物の環境に、前記最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法。 - 濃縮殺有害生物剤組成物であって、
液体媒体と、
1つもしくは複数の殺有害生物剤化合物と、
前記濃縮殺有害生物剤組成物が希釈され、噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、前記噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する前記少なくとも1つの脂肪族アルコールと
を含む、組成物。 - 前記殺有害生物剤化合物がグリホセート、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよびピクロラム、それらのそれぞれの水溶性塩およびエステル、ならびにそれらの混合物から選択される1つもしくは複数の除草剤化合物を含む、請求項7に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールが構造(I):
R1−OH (I)
の1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含み、
式中、
R1が(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビル基である、請求項7に記載の組成物。 - R1が直鎖状もしくは分枝状(C8〜C24)アルキル、(C6〜C12)シクロアルキル、直鎖状もしくは分枝状(C8〜C24)アルケニル、(C8〜C30)アルキル芳香族、または(C7〜C30)アラルキルであり、nが1であり、ここで、アルケニル基が一不飽和または多価不飽和である、請求項9に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールがラウリルアルコール、飽和および不飽和C14〜C20アルコールの混合物、C13分枝状アルコールを含むC11〜C14アルコールの混合物、C10〜C16直鎖状アルコールの混合物、ならびにC10〜C18直鎖状および分枝状アルコールの混合物からなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項10に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールがノニルフェノール、トコフェロール、チモールおよび2−エチルヘキサノールからなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項10に記載の組成物。
- 標的有害生物を防除する方法であって、
(a)請求項7に記載の濃縮殺有害生物剤組成物を水性希釈剤で希釈し、最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールを欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、前記噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の前記少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む、前記最終用途殺有害生物剤組成物を形成することと、
(b)前記標的有害生物に、および/または前記標的有害生物の環境に、前記最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法。 - 水と、
殺有害生物剤と、
ドリフト制御剤として有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する少なくとも1つの脂肪族アルコールと
を含む、最終用途殺有害生物剤組成物。 - 前記殺有害生物剤がグリホセート、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよびピクロラム、それらのそれぞれの水溶性塩およびエステル、ならびにそれらの混合物から選択される1つもしくは複数の除草剤化合物を含む、請求項14に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールが構造(I):
R1−OH (I)
の1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含み、
式中、
R1が(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビル基である、請求項14に記載の組成物。 - R1が直鎖状もしくは分枝状(C8〜C24)アルキル、(C6〜C12)シクロアルキル、直鎖状もしくは分枝状(C8〜C24)アルケニル、(C8〜C30)アルキル芳香族、または(C7〜C30)アラルキルであり、nが1であり、ここで、アルケニル基が一不飽和または多価不飽和である、請求項16に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールがラウリルアルコール、飽和および不飽和C14〜C20アルコールの混合物、C13分枝状アルコールを含むC11〜C14アルコールの混合物、C10〜C16直鎖状アルコールの混合物、ならびにC10〜C18直鎖状および分枝状アルコールの混合物からなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項17に記載の組成物。
- 前記脂肪族アルコールがノニルフェノール、トコフェロール、チモールおよび2−エチルヘキサノールからなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項17に記載の組成物。
- 標的有害生物を防除する方法であって、前記標的有害生物に、および/または前記標的有害生物の環境に請求項14に記載の最終用途殺有害生物剤組成物を噴霧適用するステップを含み、請求項14に記載の最終用途殺有害生物剤組成物の前記少なくとも1つの脂肪族アルコール成分を欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、前記噴霧適用された最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧ドリフトの低減を示す、方法。
- 水性殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを制御する方法であって、
最終用途殺有害生物剤組成物が噴霧適用された場合に、少なくとも1つの脂肪族アルコールが欠如している類似の噴霧適用される殺有害生物剤組成物と比べて、前記噴霧適用された殺有害生物剤組成物の噴霧ドリフトを低減するのに有効な量の、10重量パーセント未満の水溶解度を有する前記少なくとも1つの脂肪族アルコールを、ドリフト制御剤として有効な量で、前記水性殺有害生物剤組成物中に加えることと、
標的有害生物に、および/または前記標的有害生物の環境に、前記水性殺有害生物剤組成物を噴霧適用することと
を含む、方法。 - 前記殺有害生物剤組成物がグリホセート、クロピラリド、トリクロピル、2,4−D、2,4−DB、MCPA、MCPB、ジカンバ、アミノピラリドおよびピクロラム、それらのそれぞれの水溶性塩およびエステル、ならびにそれらの混合物から選択される1つもしくは複数の除草剤化合物を含む、請求項21に記載の方法。
- 前記脂肪族アルコールが構造(I):
R1−OH (I)
の1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含み、
式中、
R1が(C4〜C30)ヒドロカルビル基、または1つもしくは複数のヒドロキシル基で置換されている(C4〜C30)ヒドロカルビル基である、
請求項21に記載の方法。 - 前記脂肪族アルコールがラウリルアルコール、飽和および不飽和C14〜C20アルコールの混合物、C13分枝状アルコールを含むC11〜C14アルコールの混合物、C10〜C16直鎖状アルコールの混合物、ならびにC10〜C18直鎖状および分枝状アルコールの混合物からなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項21に記載の方法。
- 前記脂肪族アルコールがノニルフェノール、トコフェロール、チモールおよび2−エチルヘキサノールからなる群から選択される1つもしくは複数の脂肪族アルコールを含む、請求項21に記載の方法。
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