JP2017223826A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を回避しつつ、記録紙によるエッジ傷を修復することができるようにする。【解決手段】本発明は、未定着トナー像を担持した記録紙Pを加熱して定着させる定着ベルト53と、この定着ベルト53に圧接してニップ部Nを形成する加圧ローラ51とを備えた定着装置において、定着ベルト53と加圧ローラ51を互いに独立させ、かつ、定着ベルト53又は加圧ローラ51若しくはそれら双方を正逆回転させる駆動用モータ54、55と、記録紙Pの非通紙状態における所定のタイミングにより、駆動用モータ54、55によって定着ベルト53と加圧ローラ51とに互いに線速差をもって正回転させ又は正逆回転させることにより定着ベルト53の表面を研磨する研磨制御手段C2を設けている。【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を用いた画像形成装置は、帯電した感光体にレーザー光を照射することによって静電潜像が作られる。そして、静電潜像が形成された感光体に現像装置からトナーを供給することによりトナー像が形成される。その後、そのトナー像を記録紙に転写させた後、加熱・加圧して定着させることにより記録紙に画像が形成される。
ところで、定着ニップ部に記録紙を通紙させると、定着面側の部材表面に、通紙による傷、紙粉、オフセットトナーの汚れが生じ、定着面側の部材表面が徐々に荒れてくる。その定着面側の部材表面に生じる傷の主原因として、記録紙の両端部に生じるバリを挙げることができる。
上記したバリは、記録紙を裁断することにより形成され、カッターの裁断跡として生じるものである。記録紙にバリがある状態において定着ニップ部を通過すると、記録紙の両端部に生じているバリによって、定着面側の部材表面に記録紙の搬送方向と平行な紙エッジ傷が生じることが知られている。
通過した記録紙の幅よりも大きな幅を有する記録紙を通紙すると、紙エッジ傷がある箇所に画像が存在したとき、その部分と他の部分との光沢に差異が生じ、画像に縦スジ光沢ムラが現れる。
上記の課題に着目し、定着面側の部材表面の傷を修復させようとして、特許文献1〜3にそれぞれ開示された構成のものがある。特許文献1には、定着面側の部材又は加圧面側の部材若しくはそれら双方を、記録紙の搬送方向に直交する記録紙の幅方向に移動させる制御と、定着面側の部材と加圧面側の部材を異なる周速度にして回転させる構成が開示されている。
また、特許文献2には、定着ニップ幅を狭くする制御と、定着面側の部材と加圧面側の部材を互いに異なる周速度にして回転させる構成が開示されている。さらに、特許文献3には、研磨部材を定着面側の部材に当接させ、研磨部材の回転を状況に応じて増速制御する構成が開示されている。
しかしながら、上記した特許文献1に開示された構成では、記録紙の搬送方向に直交する記録紙幅方向に移動させる機構が必要となる。また、特許文献2に開示された構成では、定着ニップ幅を狭くさせる制御において、圧力の強弱を行う機構が必要となる。すなわち、いずれにおいても装置の高コスト化、大型化を招く虞がある。さらに研磨モードは正回転のため、紙エッジ傷のレベルによっては修復できないことがある。
さらに、特許文献3に開示された構成では、定着面側の部材に研磨部材を当接させる機構が必要となって、上記と同様に装置の高コスト化、大型化が懸念される。
そこで本発明は、装置の大型化を回避しつつ、記録紙による定着部材のエッジ傷を修復することができる定着装置の提供を目的としている。
上記課題を解決するための請求項1に記載した本発明は、未定着トナー像を担持した記録紙を加熱して定着させる定着部材と、この定着部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを備えた定着装置において、前記定着部材と前記加圧部材を互いに独立させ、かつ、前記定着部材又は前記加圧部材若しくはそれら双方を正逆回転させる駆動源と、前記記録紙の非通紙状態における所定のタイミングにより、前記駆動源によって前記定着部材と前記加圧部材を互いに線速差をもって正回転させ又は正逆回転をさせることにより前記定着部材の表面を研磨する研磨制御手段を設けている。
本発明によれば、装置の大型化を回避しつつ、記録紙による定着部材のエッジ傷を修復することができる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を用いた画像形成装置全体の概略構成を示す正面図である。 記録紙に広範囲なベタ画像を定着させた様子を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の主要な構成を示す拡大図である。 同上の定着装置における研磨制御の内容を示すフローチャートである。 従来の一例に係る定着装置の概略構成を示す正面図である。
以下に、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る定着装置を用いた画像形成装置全体の概略構成を示す正面図である。なお、本実施形態においては、画像形成装置としてタンデム型カラー複写機を一例として説明する。
図1に示すように、一例に係るタンデム型カラー複写機(以下、単に「複写機」という。)Aは、露光装置15、作像装置20、中間転写ベルト25、定着装置B及び給紙部30を本体9内に適宜配設した構成のものである。
露光装置15は、後述する作像装置20の各感光体ドラム13上に静電潜像を形成するためのものである。作像装置20は、後述する中間転写ベルト25の搬送方向αに沿って並列されたイエロ・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの作像ユニット21Y、21M、21C、21Kを有して構成されている。
各作像ユニット21Y、21M、21C、21Kは、感光体ドラム13の周囲に、現像機10、帯電部11、クリーニング部12を配置したものである。現像機10は、感光体ドラム13上に形成される静電潜像を現像するものであり、また、帯電部11は感光体ドラム13を帯電させるもの、そして、クリーニング部12は感光体ドラム13上の未転写トナーを回収するものである。なお、図1においては、ブラックの作像部21Kが備える感光体ドラム13、帯電部11、現像機10、クリーニング部12のみに符号を付しており、その他の作像ユニット21Y、21M、21Cについては省略している。
中間転写ベルト25は、これにトナー像が転写されるようにして三つのローラ25a、25b、26に張架され、搬送方向αに回転搬送されるようになっている。また、その中間転写ベルト25の図示左端部には、この中間転写ベルト25を清掃するためのベルトクリーニング部27が配置されている。
上記のローラ26には、中間転写ベルト25上のトナー像を記録紙P上に転写するための二次転写バイアスローラ28が対向して配置されている。給紙部30は、記録紙Pを収容する収容カセット31、31を有しており、それら各収容カセット31、31には、これらに収納されている記録紙Pを搬送路32に向けて送給するための給紙ローラ33、33が近接して配置されている。
上記搬送路32の終端部には、詳細を後述する定着装置Bが配置されているとともに、その定着装置Bの搬送路32下流側には、トナー像を定着させた記録紙Pを搬送するための搬送ローラ34、34が配されている。
上記した複写機Aによれば、定着させる画像を図示しない画像読取部で読み取って生成した画像データに基づき、各作像ユニット21Y等の各感光体ドラム13上に対応した色(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)のトナー像を形成する。そして、各色のトナー像が重なるように中間転写ベルト25に転写し、搬送方向αに移動しながら、二次転写バイアスローラ28に向けて搬送する。
一方、給紙部30に収容されている記録紙Pは、給紙ローラ33、33より搬送路32に向けて送給された後、所定のタイミングにより、二次転写バイアスローラ28によって記録紙P上にトナー像が転写される。トナー像が担持された記録紙Pは、詳細を後述する定着装置Bの定着ローラ50、加圧ローラ51によって加熱、加圧されることによりトナー像が記録紙Pに定着される。そして、定着装置Bから送出された記録紙Pは、搬送ローラ34、34によって外部に排出されるが、両面印刷時には定着装置Bの下方に向けて搬送される。
次に、本発明が解決しようとする課題について、図2を参照して説明する。図2は、記録紙に広範囲なベタ画像を定着させた様子を示す説明図である。図2に示す記録紙P上には、広範囲なベタ画像40を定着させたとき、2本の光沢スジ41、41が搬送方向αに生じている。すなわち、同一サイズの記録紙Pを連続して通紙すると、その記録紙Pの両端部に付けられたカット部のバリが、定着部材の表面を傷付ける(紙エッジ傷)。
上記の状態が継続することによって、定着部材の記録紙Pのエッジ部に当接する箇所には、はっきりとした縦スジ状の傷が付いてしまう。この状態のまま、上記紙エッジ傷を付けたサイズよりも大きな記録紙P上に広範囲なベタ画像40を定着させると、縦スジ状傷部分にあたる箇所がその他の部分とは異なる定着が生じ、縦スジ状光沢ムラとなる。
次に、上記した本発明の一実施形態に係る定着装置Bの詳細について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る定着装置Bの主要な構成を示す拡大正面図である。図3に示す定着装置Bは、定着ローラ50、加熱ローラ52、定着部材である定着ベルト53及び加圧部材である加圧ローラ51を有して構成されている。
加熱ローラ52は、記録紙P上の未定着トナーを定着させるためのヒータ52aを内蔵ししている。
定着ベルト53は、未定着トナー像を担持した記録紙Pを加熱して定着させるためのものであり、加熱ローラ52と定着ローラ50とに張架されている。加圧ローラ51は、定着ベルト53を介して定着ローラ50と加圧接触してニップ部Nを形成している。
本実施形態においては、加圧ローラ51には、この加圧ローラ51を正逆回転駆動するための駆動源である駆動用モータ54が、また、定着ローラ50には、この定着ローラ50を正回転駆動する駆動源である駆動用モータ55がそれぞれ連結されている。なお、加圧ローラ51に、この加圧ローラ51を正回転駆動するための駆動用モータを、また、定着ローラ50に、この定着ローラ50を正逆回転する駆動用モータをそれぞれ連結した構成にしてもよい。さらに、加圧ローラ51と定着ローラ50双方を互いに独立して正逆回転する駆動用モータを連結した構成にしてもよい。
すなわち、定着ベルト53と加圧ローラ51を互いに独立させ、かつ、定着ベルト53又は前記加圧ローラ51若しくはそれら双方を正逆回転させるようにすればよい。なお、加圧ローラ51と定着ローラ50にそれぞれ駆動用モータを連結した構成のものに限らず、定着ベルト53と加圧ローラ51を互いに独立させ、かつ、定着ベルト53又は前記加圧ローラ51若しくはそれら双方を正逆回転させるための単一の駆動源を設けた構成としてもよい。
ところで、上記した駆動用モータ54、55は制御部Cの出力側にそれぞれ接続されている。また、この制御部Cには記憶部CMが設けられており、その記憶部CMに所要の設定値が予め記憶されている。
上記制御部Cが定着装置Bの制御中枢であり、所定のプログラムの実行により、次の各機能を実現する。上記ニップ部Nを通過する記録紙Pの累積枚数が所定の枚数に達したか否かを判定する累積枚数判定機能。この機能を「累積枚数判定手段C1」という。「累積枚数」は、記録紙Pの種類、厚さの相違に対応してそれぞれ設定された枚数であり、上記した記憶部CMに予め設定値として記憶されている。本実施形態においては、上記ニップ部N近傍に図示しないセンサを配置しておき、そのセンサを介して記録紙Pの累積枚数を記録紙Pの種類、厚さ毎にカウントしているが、これに限るものではない。
記録紙Pの非通紙状態における所定のタイミングにより、定着部材(定着ベルト)53と加圧部材(加圧ローラ)51とに互いに線速差をもって正回転又は正逆回転をさせることにより定着部材(定着ベルト53)の表面を研磨する機能。この機能を「研磨制御手段C2」という。「所定のタイミング」は、上記ニップ部Nを通過する記録紙Pの累積通紙枚数が所定の枚数に達したときである。「正回転又は正逆回転」は、記録紙Pの種類、厚さの相違に対応して記憶部CMに設定値として予め記憶されている。なお、詳細を後述する。「線速差」は、記録紙Pの種類、厚さの相違に対応して記憶部CMに設定値として予め記憶されている。
図4は、上記した定着装置Bにおける研磨制御の内容を示すフローチャートである。
ステップ1(図中、「S1」と略記する。):通紙が開始されるとステップ2に進む。
ステップ2:通紙の際、記録紙Pのサイズ別の累積通紙枚数、複写機A側において設定した記録紙Pの種類(例えば、普通紙、その他の材質)、厚さ(薄紙、普通紙、厚紙)別の累積枚数の取得動作を開始する。
ステップ3:記録紙Pの種類、厚さの相違に対応した各研磨モードを検知してステップ4に進む。
ステップ4:ステップ3において取得した検知値(累積通紙枚数)と、研磨モードの予め設定された設定値(通紙枚数)とを比較し、上記検知値が設定値を超えていると判定されればステップ5に進む。一方、検知値が上記設定値以下であると判定されればステップ7に進んで動作を終了する。
ステップ5:検知値が設定値を超えているので、所定のタイミングにより所定の研磨モード(研磨動作)を実行してステップ6に進む。
ステップ6:検知値を初期化した後、ステップ7に進んで動作を終了する。
上記ステップ5における研磨モードの詳細について説明する。定着部材(定着ベルト53 )の表面に上記した紙エッジ傷が発生し、その発生箇所よりも搬送方向αの幅が大きい記録紙Pを通紙した場合において、縦スジ状の光沢ムラが発生したとき、定着ローラ50と加圧ローラ51を同速度で空回ししても定着ベルト53の紙エッジ傷は修復しない。
その場合、定着ローラ50と加圧ローラ51に線速差を与えて回転駆動させることによって紙エッジ傷を修復できることがわかっているが、常に線速差を付けて回転させていると、定着ローラ50や加圧ローラ51の寿命が短くなる虞がある。従って、定着ローラ50や加圧ローラ51の寿命を考慮した、必要な時にのみ紙エッジ傷を修復させる研磨モードを作動させることが好ましいのである。また、紙エッジ傷のレベルによっては、同一方向の回転では修復できない場合があり、正逆回転駆動可能な構成にしている。これは、正逆回転駆動の方が、正回転よりも研磨レベルが高いためである。
研磨モードの作動タイミングは、基本的には、記録紙Pのサイズ別に、累積通紙枚数をカウントし、非通紙状態において所定の枚数に達したときに行われる。しかしながら、所定の枚数は、記録紙Pの種類、厚さによって異なっている。そのため、記録紙Pの種類情報(材質の差)、厚さ情報(薄紙、普通紙、厚紙)を予め記憶しておき、記録紙Pの相違に応じて、研磨モードの設定値を決めている。なお、記録紙Pのエッジバリが少ない薄紙は設定値を大きめに、また、エッジバリの大きい厚紙は設定値を短めにするとよい。
研磨モードの回転方向は、記録紙Pの種類、厚さに応じて設定するとよい。例えば、エッジバリの少ない薄紙の場合は、正回転による研磨を行い、エッジバリの大きい厚紙の場合は、正逆回転による研磨を行う。正逆回転の方が、研磨能力が高いため、紙エッジ傷が修復には有効である。
研磨モードの線速差は、記録紙Pの種類、厚さの相違に対応して設定するとよい。エッジバリの少ない薄紙の場合は、線速差をあまり付けなくてもよく、エッジバリの大きい厚紙の場合は、線速差を大きくするのが好ましい。ただし、あまり線速差を付けすぎると、紙エッジ傷の修復効果がなくなるために注意が必要である。実験的には、線速比1:1.2〜1.5の設定が最も研磨効果が高いことがわかっている。
研磨モードの作動条件である、所定の通紙枚数、記録紙Pの種類、厚さの相違に対応した、作動の枚数、回転方向、線速差を互いに組み合せで用いるとよい。最も早期に紙エッジ傷が発生する場合は、作動までの累積通紙枚数は少なく、回転方向は正逆回転にし、線速差は大きくするとよい。一方、紙エッジ傷が発生しにくい薄紙の場合は、作動までの累積通紙枚数は大きくするとともに、回転方向を正回転にし、かつ、線速差は小さくするとよい。
上記した研磨モードとの対比のために、図5を参照して従来の定着装置について説明する。図5は、従来の一例に係る定着装置の概略構成を示す正面図である。従来の一例に係る定着装置は、定着ベルト100、定着ローラ101、加圧ローラ102、ヒータ104を内蔵した加熱ローラ103を有している。また、上記定着ベルト100の一部に、その定着ベルト100の表面を研磨するためのリフレッシュローラ105と、その対向ローラ106を配置している。
上記従来の定着装置では、常にリフレッシュローラ105によって定着ベルト100の表面を研磨しているため、定着ベルト100の寿命は短くなる。また、研磨を行うための機構部分がコストアップを招くとともに、定着装置自体も大型化するというデメリットが生じる。これに対して、上述した本発明の定着装置Bによれば、定着装置B自体の大型化を回避しつつ、ローラ定着方式、定着ベルト方式、さらにはその他の定着方式のいずれであっても適用することができる。
上述した一実施形態に係る定着装置B及び複写機Aによれば、次の効果を得ることができる。駆動用モータを設けるという最低限の構成により、定着部材(定着ベルト)、加圧部材(加圧ローラ)それぞれの回転方向及び線速差を付けることができる。これにより、紙エッジ傷を修復することができるとともに、低コストにしてかつ装置自体の大型化を防ぐことができる。
定着部材(定着ベルト)の表面研磨を、所定の累積通紙枚数に達したタイミングで行うことにより、定着部材の寿命が縮むことなく、紙エッジ傷を修復できる。記録紙の種類、厚さの相違により紙エッジ傷が生じるまでの時間、傷の深さが異なることに合わせて、それぞれの記録紙に応じて研磨の作動タイミングを設定しているので、効率よく紙エッジ傷を修復することができる。
記録紙の種類、厚さの相違によって紙エッジ傷の深さの違いに応じて定着部材と加圧部材の回転方向を正逆設定でき、定着部材の寿命を縮めることなく、紙エッジ傷を修復できる。
記録紙の種類、厚さの相違によって異なる紙エッジ傷の深さに応じて定着部材と加圧部材の線速差を設定でき、効率よく紙エッジ傷を修復することができる。
定着部材がローラ形状やベルト形状であっても、紙エッジ傷を修復することができる。定着面側、加圧部材の回転方向及び線速差を付ける定着装置を有する複写機であれば、紙エッジ傷を修復することができる。
なお、前記した実施形態においては定着部材としてベルト形状の定着ベルトを例として示したが、その定着ベルトに限らず、定着部材としてローラ形状の定着ローラであってもよいことは勿論である。
9 本体
10 現像機
11 帯電部
20 作像装置
21Y、21M、21C、21K 各作像ユニット
26 ローラ
28 二次転写バイアスローラ
31 収容カセット
32 搬送路
40 ベタ画像
50 定着ローラ
51 加圧ローラ(加圧部材)
52a ヒータ
53 定着ベルト(定着部材)
54 駆動用モータ
100 定着ベルト
105 リフレッシュローラ
C 制御部
CM 記憶部
N ニップ部
P 記録紙
α 搬送方向
特開2014−232215号公報 特開2014−228789号公報 特開2015− 87738号公報

Claims (8)

  1. 未定着トナー像を担持した記録紙を加熱して定着させる定着部材と、前記定着部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを備えた定着装置において、
    前記定着部材と前記加圧部材を互いに独立させ、かつ、前記定着部材又は前記加圧部材若しくはそれら双方を正逆回転させる駆動源と、
    前記記録紙の非通紙状態における所定のタイミングにより、前記駆動源によって前記定着部材と前記加圧部材を互いに線速差をもって正回転させ又は正逆回転させることにより前記定着部材の表面を研磨する研磨制御手段を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記所定のタイミングは、前記ニップ部を通過する記録紙の累積枚数が所定の枚数に達したときであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記所定の枚数は、前記記録紙の種類、厚さの違いに対応させて予め設定されていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記定着部材と前記加圧部材の回転方向は、前記記録紙の種類、厚さの違いに対応させて予め設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の定着装置。
  5. 前記線速差は、前記記録紙の種類、厚さの違いに対応させて予め設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記定着部材が定着ベルトであり、この定着ベルトに前記加圧部材が圧接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記定着部材が定着ローラであり、この定着ローラに前記加圧部材が圧接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

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