JP2017221345A - 放射線撮影システム、制御装置及びその制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線撮影システムにおいて撮影プロトコルを容易に他の撮影プロトコルに置き換えることを可能にする技術を提供する。【解決手段】 被写体に放射線を照射し放射線画像を取得する放射線撮影システムの動作を制御する制御装置は、放射線撮影に関する撮影条件を規定する第1の撮影プロトコルを取得する取得手段と、第1の撮影プロトコルを、当該第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして予め設定された第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示手段に表示させる表示制御手段と、操作者がユーザインタフェースを選択したことに応じて、第1の撮影プロトコルを第2の撮影プロトコルに置換する置換手段と、第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により放射線画像の撮影を制御する制御手段とを備える。【選択図】 図6

Description

本発明は放射線撮影システム、制御装置及びその制御方法、コンピュータプログラムに関する。
医療分野におけるX線画像に代表される放射線画像の撮影に関して、被検者に放射線を照射し、透過した放射線の強度を放射線検出器で検出することにより、放射線画像の撮影を行う放射線撮影システムが知られている。また、一般に病院内ではネットワークが構築されており、ネットワークに各種の医療装置が接続され、病院情報システム(HIS)、放射線情報システム(RIS)、医療用画像サーバ等と連携している。HISはHospital Information Systemの略称であり、RISはRadiology Information Systemの略称である。
一般的な放射線撮影システムでは撮影に先立ち、検査に対してマニュアルで撮影プロトコルを登録したり、または、RISから通知された撮影オーダーに基づき撮影プロトコルが展開され、検査に登録されたりする。この撮影プロトコルには、撮影***、撮影部位、撮影方向、撮影に使用する放射線検出器、又は放射線発生部の種類等を特定するための情報が含まれている。検査が開始されると、技師は登録された撮影プロトコルに基づいて患者のポジショニング、放射線発生条件などを確認した後、放射線撮影を行う(特許文献1参照)。
特開2000-308631号公報
しかしながら、撮影オーダーによって展開された撮影プロトコルは、実際に撮影する際に技師の判断により別の撮影プロトコルに置き換えられる場合がある。
このような場合、撮影システムに登録されている数ある撮影プロトコルの中から所望する撮影プロトコルを選択して置き換える作業が必要になるところ、従来の構成においては操作性がよいとは言えなかった。そのため、従来の構成においては、放射線検出器を導入する際の操作者の作業負荷が大きく、また、作業ミスにつながる恐れもあった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、放射線撮影システムにおいて撮影プロトコルを容易に他の撮影プロトコルに置き換えることを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による制御装置は以下の構成を備える。即ち、
被写体に放射線を照射し放射線画像を取得する放射線撮影システムの動作を制御する制御装置であって、
放射線撮影に関する撮影条件を規定する第1の撮影プロトコルを取得する取得手段と、
前記第1の撮影プロトコルを、当該第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして予め設定された第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示手段に表示させる表示制御手段と、
操作者が前記ユーザインタフェースを選択したことに応じて、前記第1の撮影プロトコルを前記第2の撮影プロトコルに置換する置換手段と、
前記第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により放射線画像の撮影を制御する制御手段と
を備える。
本発明によれば、放射線撮影システムにおいて撮影プロトコルを容易に他の撮影プロトコルに置き換えることを可能にする技術を提供することができる。
放射線撮影システムの概略構成を示す図。 制御装置の構成例を示すブロック図。 撮影画面の一例を示す図。 置き換え先の撮影プロトコルを設定する様子の一例を示す図。 簡易置換ボタンにより撮影プロトコルを置き換える様子を示す図。 撮影プロトコルの置き換える処理の手順を示すフローチャート。 逆方向置換ボタンにより撮影プロトコルを置き換える様子を示す図。 逆方向置換ボタンによる置換の処理の手順を示すフローチャート。 置換踏襲ボタンにより撮影プロトコルを置き換える様子を示す図。 置換踏襲ボタンによる置換の処理の手順を示すフローチャート。 置き換え先の撮影プロトコル名をツールチップに表示する様子を示す図。 撮影プロトコル名を表示する処理の手順を示すフローチャート。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
<<第1実施形態>>
(1.放射線撮影システムの概略構成)
図1は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る放射線撮影システム100の概略構成の一例を示す模式図である。放射線撮影システム100は、X線に代表される放射線を被写体に対して照射し、放射線画像を取得する。放射線撮影システム100は、制御装置110と、放射線発生部114A、114Bと、放射線検出器115A、115Bと、放射線部門内情報システム(RIS)130と、画像サーバ(PACS)140と、院内情報システム(HIS)150とを備えている。
制御装置110は、表示部112、操作部113、放射線発生部114A、114B、および放射線検出器115A、115Bと、有線または無線で接続されており、放射線撮影システム100を構成する各機器の動作を制御する。また制御装置110は、RIS130、PACS140、HIS150とネットワーク120を介して接続されており、放射線画像や患者情報等をやり取りすることができる。ネットワーク120は、典型的には有線のイントラネットであるが、有線・無線を問わず、インターネット等の公衆回線網を経由するようにしてもよい。
表示部112は、撮影検査情報、撮影された放射線画像、各種の情報等を表示する。操作部113は、操作者からの入力情報を受け付ける。本実施形態では、表示部112は液晶ディスプレイ等のモニタ、操作部113はキーボードやマウス等のポインティング装置、タッチパネルである。
放射線発生部114A、114Bは、放射線を発生させる放射線管を具備しており、被写体である患者1000A、1000Bに対して放射線を照射する。患者1000Aは立位、患者1000Bは仰臥位であり、放射線発生部114A、114B、放射線検出器115A、115Bによる撮影に適した位置へ配置されている。
放射線検出器115A、115Bは、それぞれ放射線発生部114A、114Bから照射された放射線を検出する。制御装置110は、放射線検出器115A、115Bで検出されて取得された放射線画像データに対して画像処理を施して、放射線画像として表示部112に表示する。
なお、本実施形態に係る放射線撮影システム100として、RIS130と、PACS140と、HIS150とを含む場合の例を説明するが、これらの少なくとも一部を含まない構成にしてもよい。また、図1の例では、放射線発生部および放射線検出器として、放射線発生部114A、114B、放射線検出器115A、115Bについて説明したが、さらなる放射線発生部および放射線検出器の組み合わせが放射線撮影システム100に含まれていてもよい。
(2.制御装置の構成)
次に、本実施形態に係る制御装置110の構成例について説明する。まず図2(a)は、制御装置110のハードウェア構成の一例を示す模式図である。制御装置110は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、外部メモリ204と、通信I/F部205とを備えており、バスを介して相互に接続されている。
CPU(中央演算ユニット)201は、制御装置110の動作を統括的に制御するものであり、図2(a)に示す各構成部(RAM202〜通信I/F部205)を、バスを介して制御する。
RAM(書込み可能メモリ)202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して、ROM203から必要なプログラム(コンピュータプログラム)2031等をRAM202にロードし、当該プログラム2031等を実行することで各種の機能動作を実現する。
ROM203には、CPU201が処理を実行するために必要なプログラム2031等が記憶されている。なお、プログラム2031は、外部メモリ204に記憶されていてもよい。
外部メモリ204には、例えば、CPU201がプログラム2031等を用いた処理を行う際に必要な各種のデータや各種の情報等が記憶されている。また、外部メモリ204には、例えば、CPU201がプログラム2031等を用いた処理を行うことにより得られた各種のデータや各種の情報等が記憶される。通信I/F部205は、外部との通信を司るものである。バスは、CPU201と、RAM202、ROM203、外部メモリ204及び通信I/F部205を通信可能に接続するためのものである
制御装置110は、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末等の汎用の情報処理装置により実現されるが、専用の組込み機器により実現してもよい。また、制御装置110の構成を複数の装置に分散して実現するようにしてもよい。
また、図2(b)は、本実施形態に係る制御装置110のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。制御装置110は、操作検出部211と、登録部212と、保持部213と、検索部214と、置換部215と、判定部216と、表示制御部217と、制御部218とを備えている。各機能は、CPU201がROM203に格納されたプログラムをRAM202に展開して実行することで実現される。
操作検出部211は、操作部113を介したユーザ操作を検出する。登録部(撮影プロトコル登録部)212は、放射線撮影システム100で使用する撮影プロトコルに関連付けられるパラメータを撮影プロトコル名とともに作成及び編集し登録する。撮影プロトコルとは、放射線撮影に関する撮影条件を規定する情報であり、撮影条件や撮影画像に対して施す画像処理の内容等を示すパラメータが含まれる。このようなパラメータの属性は、例えば、撮影***、撮影部位、撮影方向、撮影に使用する放射線検出器の種類、及び、放射線発生部の種類の少なくともいずれかを含みうるが、これに限られない。例えば、他にも、側性、被写体サイズ、被写体の姿勢、切出しサイズ、放射線の照射条件、画像処理条件等が含まれてもよい。保持部(撮影プロトコル保持部)213は、登録部212によって入力された撮影プロトコルの情報を外部メモリ204に構築されたデータベースなどによって保持する。検索部(撮影プロトコル検索部)214は、保持部213に保存されている撮影プロトコルを、所定の条件に基づいて検索する。
置換部(撮影プロトコル置換部)215は、ユーザ入力の指示に基づいて、撮影プロトコルの置き換え処理を行う。判定部(撮影プロトコル変更可否判定部)216は、検索部214の検索結果に基づき、撮影プロトコルの置き換えの可否を判定する。表示制御部217は、撮影された放射線画像や、操作検出部211が検出した操作部113を介したユーザ操作に対応した表示、判定部216の判定結果などを表示部112に表示する。制御部218は、放射線撮影システム100に設定されている各種設定情報の有無の判定、作成及び編集をする。さらに、制御部218は、放射線撮影システム100に適用された撮影プロトコルの撮影条件に従い、放射線を発生させる放射線発生器と、放射線を検出する放射線検出器との少なくともいずれかの動作を制御する。
ここで上述の各機能ブロックはあくまでも一例であり、制御装置110は、上述の各機能ブロックの一部を含まない構成としてもよく、さらなる機能ブロックを含む構成としてもよい。
(3.撮影制御画面の一例)
図3は、本実施形態に係る表示部112に表示される撮影制御画面301の一例を示す。撮影制御画面301は、画像表示領域302、ステータス表示領域303、シングルビューボタン304、マルチビューボタン305、フレームビューボタン306、患者情報表示領域307、検査表示領域308を有する。検査表示領域308は、検査オーダー表示領域309、撮影プロトコル310を有する。
また、撮影制御画面301は、順序繰上げボタン311、順序繰下げボタン312、検査編集ボタン313、画像処理ボタン314、計測ボタン315、アノテーションボタン316を有する。撮影制御画面301は、また、検査保留ボタン317、画像出力ボタン318、検査終了ボタン319を有する。
さらに、撮影制御画面301は、アノテーション切替えボタン320、右回転ボタン321、左回転ボタン322、左右反転ボタン323、上下反転ボタン324、白黒反転ボタン325、Lボタン326、Rボタン327を有する。撮影制御画面301は、また、切出しボタン328、マスク処理ボタン329、再撮影ボタン330、写損ボタン331、Undoボタン332、リセットボタン333を有している。
画像表示領域302は、撮影した放射線画像をプレビュー表示する。撮影後にプレビュー選択を切り替えた場合はプレビュー選択された放射線画像がプレビュー表示される。また、設定に応じて患者情報、検査情報、照射条件などがアノテーション表示される。なお、検査開始直後の初期状態では、画像は表示されない。
ステータス表示領域303は、制御装置110や放射線検出器115A、115Bから通知されたステータスを操作者が判別し易いように、色や文字を区別して表示する領域である。放射線検出器115A、115Bからステータス通知を受信した制御装置110は、ステータスの組み合わせによって表示内容を判定し、表示部112へステータス表示切り替え指示を送信する。例えば、放射線発生部114A、114Bが放射線照射を行えない場合、あるいは、放射線検出器115A、115Bが放射線検出を行えない場合は、センサステータス上に「Not Ready(撮影準備状態を示す表示)」を表示する。また、放射線発生部114A、114Bが放射線照射可能であり且つ放射線検出器115A、115Bが放射線検出可能である場合は、センサステータス上に「Ready(撮影準備完了状態を示す表示)」を表示する。ここで、背景色を「Not Ready」表示時と容易に区別可能な色に変更することで、撮影準備が完了しているか否かを一見して容易に把握することができる。なお、本実施形態では放射線検出器115Aと放射線発生部114Aとがペアであり、放射線検出器115Bと放射線発生部114Bとがペアである。そのため、現在の検査で使用する対象となる放射線検出器と放射線発生部との組み合わせについて、センサステータスを表示することになる。放射線検出器及び放射線発生部から撮影準備が完了したことを示す応答信号を受信したことに応じて「Not Ready」を「Ready」に変更する。
シングルビューボタン(シングルビュー指示領域)304は、画像表示領域302にプレビュー選択されている画像の1フレームを表示するシングルビューへ切り替えるボタンである。複数フレームの画像の場合、プレビュー表示中にキーボードやポインティング装置等の操作によって別フレームの表示や動画再生も可能である。
マルチビューボタン(マルチビュー指示領域)305は、画像表示領域302を格子状の複数の表示領域に区切り、実施中の検査において撮影された画像群を並列表示するマルチビューへ切り替えるボタンである。実施中の検査において2つ以上の画像が撮影されるまではボタンは無効となり、マルチビューは不可能となる。
フレームビューボタン(フレームビュー指示領域)306は、画像表示領域302を格子状の複数の表示領域に区切り、プレビュー選択されている動画のフレーム画像群を並列表示するフレームビューへ切り替えるボタンである。プレビュー選択されている画像が動画像でない場合、ボタンは無効となり、フレームビューは不可能となる。
患者情報表示領域307は、患者名、患者ID、生年月日、年齢、性別といった患者情報が表示される領域である。検査表示領域308は、一つまたは複数の検査オーダー表示領域309a、309b...を表示している。検査オーダー表示領域309a、309bとは、検査IDや検査記述といった検査情報が表示される領域である。また、検査で選択されている撮影検査情報が撮影プロトコル310a、310b、310c等に並べて表示される。
撮影プロトコル310には、撮影検査名称、放射線検出器の種別等の撮影検査情報と、実施した全ての撮影画像サムネイル334が表示されている。また、撮影プロトコル310には、撮影実施前の場合は撮影予定サムネイル、撮影実施後の場合は撮影画像サムネイルも含まれてもよい。
順序繰上げボタン(撮影検査実施順序繰り上げ指示領域)311は、撮影検査の実施予定順序の繰り上げを指示するボタンである。例えば、撮影プロトコル310bを選択した状態で順序繰上げボタン311を押下すると、選択中の撮影プロトコル310bが同一検査内の1つ上の撮影プロトコル310aと入れ替わって繰り上がる。ただし、同一検査内で先頭の撮影プロトコル310aが選択されている場合は繰り上がらない。
順序繰下げボタン(撮影検査実施順序繰り下げ指示領域)312は、撮影検査の実施予定順序の繰り下げを指示するボタンである。例えば、撮影プロトコル310aを選択した状態で順序繰下げボタン312を押下すると、選択中の撮影プロトコル310aが同一検査内の1つ下の撮影プロトコル310bと入れ替わって繰り下がる。ただし、同一検査内で最後尾の撮影プロトコル310bが選択されている場合は繰り下がらない。
検査編集ボタン(検査編集指示領域)313は、検査編集を指示するボタンである。画像処理ボタン(画像処理指示領域)314は、画像処理操作領域の表示・非表示の切り替えを指示するボタンである。計測ボタン(計測指示領域)315は、計測操作領域の表示・非表示の切り替えを指示するボタンである。アノテーションボタン(アノテーション編集指示領域)316は、アノテーションの編集を指示するボタンである。検査保留ボタン(検査保留指示領域)317は、実施中の検査の保留を指示するボタンである。画像出力ボタン(画像出力指示領域)318は、実施中の検査に含まれる撮影画像の画像出力を指示するボタンである。検査終了ボタン(検査終了指示領域)319は、実施中の検査の終了を指示するボタンである。
アノテーション切替えボタン(表示アノテーション切り替え指示領域)320は、画像表示領域302におけるアノテーション表示の有無を切り替えるボタンである。右回転ボタン(右回転指示領域)321は、プレビュー表示中の撮影画像を右回転させるボタンである。左回転ボタン(左回転指示領域)322は、プレビュー表示中の撮影画像を左回転させるボタンである。左右反転ボタン(左右反転指示領域)323は、プレビュー表示中の撮影画像を左右反転させるボタンである。上下反転ボタン(上下反転指示領域)324は、プレビュー表示中の撮影画像を上下反転させるボタンである。白黒反転ボタン(白黒反転指示領域)325は、プレビュー表示中の撮影画像のWindow値を反転させるボタンである。
Lボタン(Lマーク配置指示領域)326は、プレビュー表示中の撮影画像上に側マーカー「L」を配置させるボタンである。ボタンはON/OFF切り替え可能であり、ONで「L」を配置し、OFFで「L」を削除する。Rボタン(Rマーク配置指示領域)327は、プレビュー表示中の撮影画像上にマーカー「R」を配置させるボタンである。ボタンはON/OFF切り替え可能であり、ONで「R」を配置し、OFFで「R」を削除する。切出しボタン(切り出し設定指示領域)328は、プレビュー表示中の撮影画像に対する関心領域の切り出し設定を指示するボタンである。マスク処理ボタン(マスク処理指示領域)329は、プレビュー表示中の撮影画像に対するマスク処理を指示するボタンである。
再撮影ボタン(再撮影指示領域)330は、プレビュー選択中の画像を含む撮影検査に対して再撮影を指示するボタンである。ここで示す再撮影とは、再撮影を指示された画像に対して写損処理を実施し、同一撮影検査を新規で追加する処理を指す。写損ボタン(写損指示領域)331は、プレビュー選択中の画像に対して写損を指示するボタンである。写損処理が実施されると、画像情報に含まれる写損設定がONに切り替えられる。Undoボタン(Undo指示領域)332は、プレビュー選択中の画像に対する処理の履歴を新しい順に戻すUndo処理を指示するボタンである。リセットボタン(リセット指示領域)333は、プレビュー選択中の画像に対する処理を全て破棄し、撮影直後の状態に戻すリセット処理を指示するボタンである。
ユーザは操作部113を介して各ボタンを選択指示することができる。あるいは表示部112がタッチパネルである場合、直接撮影制御画面301をタッチ操作することで各ボタンを選択指示してもよい。
(4.簡易置換設定画面の一例)
本実施形態では、第1の撮影プロトコルを取得すると、第1の撮影プロトコルを、当該第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして予め設定された第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示部に表示させる表示制御を行う。そして、操作者がこのユーザインタフェースを選択したことに応じて、第1の撮影プロトコルを第2の撮影プロトコルに置換し、第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により放射線画像の撮影を制御する。このように、本実施形態では、撮影プロトコルを取得すると、それに関連する撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを選択可能に表示するため、所与の撮影プロトコルをそれに関連する撮影プロトコルへ容易に置換することが可能となる。ここでは、操作者の操作に応じて、撮影プロトコルに対して、当該撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルを設定する処理について説明する。
図4(a)は、本実施形態に係る表示部112に表示される簡易置換設定画面401の一例を示す。簡易置換設定画面401は、撮影プロトコル名表示領域402、ワークスペース名表示領域403、置換候補表示領域404、撮影プロトコル表示領域405、対象表示406、設定取消しボタン407、設定完了ボタン408を有している。
撮影プロトコル名表示領域402は、放射線撮影システム100に登録されている内の一つである撮影プロトコル名が表示される。ワークスペース名表示領域403は、撮影プロトコル名表示領域402に表示されている撮影プロトコルに対するワークスペース名を表示する領域である。ワークスペース名とは、撮影に使用する放射線検出器とその放射線検出器の種別、及び撮影姿勢の組み合わせ情報である。
置換候補表示領域(撮影プロトコル置換候補リスト表示領域)404は、撮影プロトコル名表示領域402に表示されている撮影プロトコルを置換する際に置換対象として選択画面に優先的に表示される撮影プロトコルの一覧である。撮影プロトコル表示領域405は、置換候補表示領域404に表示されている撮影プロトコルの内の一つであり、各撮影プロトコルについて撮影プロトコル名とワークスペース名が表示されている。対象表示(簡易置換対象表示)406は、撮影プロトコル名表示領域402に表示されている撮影プロトコルに対し、簡易置換の対象であることを示す絵柄である。
設定取消しボタン407は、簡易置換の設定の取消しを指示するボタンである。設定完了ボタン408は、簡易置換の設定内容の確定を指示するボタンである。
操作者は、第1の撮影プロトコルとして取得された402のプロトコルに対して、置換候補表示領域404に列挙されている撮影プロトコルの中から所望のものを選択し、設定完了ボタン408を選択する。これに応じて、制御装置110は、選択された撮影プロトコルを、撮影プロトコル名表示領域402に表示されている撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして設定する。
(5.検査表示領域の一例)
図5(a)、(b)は、本実施形態に係る表示部112に表示される検査表示領域308の一例を示す。図3と同じ要素については同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5(a)の撮影プロトコル310は、第1の撮影プロトコルを第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースとしての簡易置換ボタン501を有している。簡易置換ボタン501は、操作者が押下することで、簡易置換設定画面401で設定した撮影プロトコルに置換することができるボタンである。
図5(b)は、簡易置換ボタン501の押下後の検査表示領域308の一例を示している。図5(b)では、撮影方向がAP(前後方向)の「Chest AP」の撮影プロトコル310から撮影方向がPA(後前方向)の「Chest PA」の撮影プロトコル502に変更されている。APはAnterior/Posteriorの略称であり、PAはPosterior/Anteriorの略称である。これは、図4において、ワークスペース名WS−CXD150GのChest APのプロトコルに対して、ワークスペース名WS−CXD150GのChest PAのプロトコルが簡易置換対象として予め選択・設定されていることに対応している。このように、操作者が簡易置換ボタン501を選択したことに応じて、第1の撮影プロトコルと第2の撮影プロトコルとを相互に置換することで、撮影プロトコルを容易に置換することが可能となり、また、作業ミスを防止することができる。
(6.撮影プロトコル置換処理の一例)
図6は、本実施形態に係る放射線撮影システム100に対し、簡易置換設定を用いて撮影プロトコルを置換する処理の手順を示すフローチャートである。図6の各ステップは、CPU201の制御に基づき実行される。
まず、ステップS601において、検索部214は、検査表示領域308に表示されている撮影プロトコルに対し簡易置換設定済みの撮影プロトコルの有無を保持部213において検索する。
次に、ステップS602で、判定部216はステップS601の検索結果より、簡易置換設定済みの撮影プロトコルが存在するか判定する。このようにして、所与の第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルが予め設定されているか否かを判定する。存在する場合(S602;YES)はステップS603に進む。一方、存在しない場合(S602;NO)は処理を終了する。
ステップS603では、表示制御部217が表示部112にステップS602の判定結果に基づき、撮影プロトコル310上に簡易置換ボタン501を表示させる。すなわち、第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルが設定されていると判定された場合に、当該設定されている撮影プロトコルを第2の撮影プロトコルとして、第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示させる。
次に、ステップS604では、操作検出部211で簡易置換ボタン501が押下されたか判定する。押下された場合(S604;YES)はステップS605に進む。一方、押下されない場合(S604;NO)は処理を終了する。
ステップS605では、置換部215が、簡易置換ボタン501が押下された撮影プロトコル310に対し、簡易置換設定画面401で設定された撮影プロトコルに置換する。そして、ステップS602に戻る。以上で図6のフローチャートの各処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態では、予め簡易置換設定画面401で簡易置換の設定をしている撮影プロトコルには、簡易置換ボタン501を表示し、押下することで所望の撮影プロトコルに即座に置換することができる。これにより、登録されている撮影プロトコルの中から所望の撮影プロトコルを選択する作業を介さずに撮影プロトコルが置換でき撮影フローの効率化が可能となる。
<<第2実施形態>>
第1実施形態では、操作者の操作に応じて各撮影プロトコルに予め設定された置換先の撮影プロトコルに置換する例を説明した。もっとも、置換候補として予め設定される撮影プロトコルは、操作者の操作により設定されるものに限られない。第2実施形態では、置換先が設定されていない撮影プロトコルについては、撮影方向が逆方向の撮影プロトコルに即座に置換可能な例を説明する。換言すれば、本実施形態では、置換先の撮影プロトコルとして、所与の撮影プロトコルと撮影方向が逆方向の撮影プロトコルが予め設定されている例を説明する。
なお、本実施形態に係る放射線撮影システム100、制御装置110等の構成は、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図7(a)、(b)は、第2実施形態に係る表示部112に表示される検査表示領域308の一例を示す。図5と同じ要素については同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7(a)の撮影プロトコル310は、逆方向置換ボタン701を有している。逆方向置換ボタン701は、押下することで、撮影方向が逆方向の撮影プロトコルに置換することができるボタンである。逆方向置換ボタン701は、簡易置換ボタン501とは異なる表示とすることで、簡易置換ボタン501と容易に区別することが可能となる。
図7(b)は図7(a)の逆方向置換ボタン701の押下後の検査表示領域308の一例である。この例では、撮影方向がAP(前後方向)の「Abdomen AP」の撮影プロトコル310から撮影方向がPA(後前方向)の「Abdomen PA」の撮影プロトコル502に変更されている。図5と同様に、APはAnterior/Posteriorの略称であり、PAはPosterior/Anteriorの略称である。
図8は、第2実施形態に係る制御装置110が、放射線撮影システム100に対し、撮影方向が逆方向の撮影プロトコルに置換する処理の手順を示すフローチャートである。図6と同様の処理については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図8の各ステップは、CPU201の制御に基づき実行される。
図6と同様に、まず、ステップS601において、検索部214は、表示されている撮影プロトコルに対し簡易置換設定済みの撮影プロトコルの有無を検索する。次に、ステップS602で、判定部216は簡易置換設定済みの撮影プロトコルが存在するか判定する。存在する場合(S602;YES)はS603へ進み、存在しない場合(S602;NO)はS801へ進む。S603以降の処理は図6と同様である。
ステップS801では、表示制御部217が表示部112にステップS602の判定結果に基づき、撮影プロトコル310上に逆方向置換ボタン701を表示させる。
次に、ステップS802では、操作検出部211は、逆方向置換ボタン701が押下されたか判定する。押下された場合(S802;YES)はステップS803に進む。一方、押下されない場合(S802;NO)は処理を終了する。
ステップS803では、検索部214は、逆方向置換ボタン701が押下された撮影プロトコルに対し撮影方向が逆方向の撮影プロトコルの有無を保持部213から検索する。次にステップS804で、判定部216はステップS803の検索結果より、撮影方向が逆方向の撮影プロトコルが存在するか判定・判別する。存在する場合(S804;YES)はステップS605に進む。ステップS605では、置換部215が、逆方向置換ボタン701が押下された撮影プロトコル310に対し、対応する逆方向の撮影プロトコルに置換する。そして、処理を終了する。一方、存在しない場合(S804;NO)はステップS805に進む。
ステップS805では、登録部212が、逆方向置換ボタン701が押下された撮影プロトコルに対し撮影方向が逆方向の撮影プロトコルを作成し、保持部213に登録する。そして、ステップS605へ進み、置換部215が、逆方向置換ボタン701が押下された撮影プロトコル310に対し、ステップS805で作成された撮影プロトコルに置換する。そして、処理を終了する。以上で図8のフローチャートの各処理が終了する。
以上説明したように、第2実施形態では、予め簡易置換設定画面401で簡易置換の設定をしていない撮影プロトコルには、逆方向置換ボタン701を表示し、押下することで撮影方向が逆方向の撮影プロトコルに即座に置換することができる。これにより、簡易置換の設定や撮影プロトコルの新規作成を行わずとも撮影方向が逆方向の撮影プロトコルに置換でき、簡易置換の設定漏れや設定間違い、撮影プロトコルの新規作成の手間を省けるため、更なる撮影フローの効率化が可能となる。
なお、本実施形態では、置換先の候補となる撮影プロトコルとして所与の撮影プロトコルと撮影方向が逆の撮影プロトコルが予め設定されている場合の例を説明したが、置換先の候補となる撮影プロトコルはこれに限られない。例えば、撮影プロトコルを定めるパラメータの一部の値を他の代表的な値に設定したものを置換先の候補の撮影プロトコルとして予め設定するようにしてもよい。これにより、放射線撮影システムの用途や目的に応じて、適切な撮影プロトコルへの置換を容易に行うことが可能となる。
<<第3実施形態>>
第1、第2実施形態では、置換候補として撮影プロトコルが、操作者または放射線撮影システムの設計者等により予め設定される場合の例を説明した。本実施形態では、置換先の候補となる撮影プロトコルとして、放射線撮影システム100において撮影プロトコルに対して以前なされた変更と同様の変更を所与の撮影プロトコルに適用したものが予め設定される場合の例を説明する。すなわち、第3実施形態では、最近ないし直前に撮影***及び撮影方向の少なくともいずれかを置換した撮影プロトコルの置換内容から他の未撮影の撮影プロトコルに置換ボタンを表示する例を説明する。なお、本実施形態に係る放射線撮影システム100、制御装置110等の構成は、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
一般に、撮影***や撮影方向を頻繁に変更することは、撮影フローの効率の低下ばかりでなく、患者の負担増にも繋がるため、直前に撮影した撮影***、撮影方向と同一であることが望ましい。
図9(a)、(b)は、第3実施形態に係る表示部112に表示される検査表示領域308の一例を示す。図5と同じ要素については同一の参照符号を付し、特に必要のない限り詳細な説明を省略する。
図9(a)の撮影プロトコル901は、撮影***が立位の撮影プロトコルから臥位の撮影プロトコルに置換された後の表示の例を示している。撮影プロトコル310は置換踏襲ボタン902を有している。置換踏襲ボタン902は、検査オーダー表示領域309に置換済みの撮影プロトコルが存在すれば表示される。置換踏襲ボタン902は、押下することで、直前に撮影***及び撮影方向の少なくともいずれかを置換した撮影プロトコルの置換内容に沿った撮影プロトコルに置換することができるボタンである。置換踏襲ボタン902は、簡易置換ボタン501とは異なる表示とすることで、簡易置換ボタン501と容易に区別可能とすることができる。
図9(b)は、図9(a)の置換踏襲ボタン902の押下後の検査表示領域308の一例である。この例では、撮影方向がAP(前後方向)の「Abdomen AP」の撮影プロトコル310から撮影方向がRLD(右側臥位)の「Abdomen RLD」の撮影プロトコル903に変更されている。図5と同様に、APはAnterior/Posteriorの略称である。RLDはRight Lateral Decubitusの略称である。
図10は、第3実施形態に係る制御装置110が、放射線撮影システム100に対し、撮影***及び撮影方向の少なくともいずれかを変更した撮影プロトコルに置換する処理の手順を示すフローチャートである。図6と同様の処理については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図10の各ステップは、CPU201の制御に基づき実行される。
図6と同様に、まず、ステップS601において、検索部214は、表示されている撮影プロトコルに対し簡易置換設定済みの撮影プロトコルの有無を検索する。次に、ステップS602で、判定部216は簡易置換設定済みの撮影プロトコルが存在するか判定する。存在する場合(S602;YES)はS603へ進み、存在しない場合(S602;NO)はS1001へ進む。S603以降の処理は図6と同様である。
ステップS1001では、検索部214が検査オーダー表示領域309に撮影***及び撮影方向の少なくともいずれかを変更した撮影プロトコルが存在するか検索する。次にステップS1002では、判定部216はステップS1001の検索結果より、検査オーダー表示領域309に撮影***及び撮影方向の少なくともいずれかを変更した撮影プロトコルが存在するか判定する。存在する場合(S1002;YES)はステップS1003に進む。一方、存在しない場合(S1002;NO)は処理を終了する。
ステップS1003では、表示制御部217が表示部112にステップS1002の判定結果に基づき、撮影プロトコル310上に置換踏襲ボタン902を表示させる。ステップS1004では、操作検出部211で置換踏襲ボタン902が押下されたか判定する。押下された場合(S1004;YES)はステップS1005に進む。一方、押下されない場合(S1004;NO)は処理を終了する。
ステップS1005では、検索部214が直前に撮影***、撮影方向を置換した撮影プロトコルの置換内容を取得する。ステップS1006では、検索部214は、置換踏襲ボタン902が押下された撮影プロトコルに対し、ステップS1005で取得した置換内容に対応した撮影プロトコルの有無を保持部213から検索する。
ステップS1007では、判定部216がステップS1007の検索結果より、置換先の撮影プロトコルが存在するか判定する。存在する場合(S1007;YES)はステップS605に進む。ステップS605では、置換部215が、置換踏襲ボタン902が押下された撮影プロトコル310に対し、対応する置換先の撮影プロトコルに置換する。そして、処理を終了する。一方、存在しない場合(S1008;NO)に進む。
ステップS1008では、登録部212が、置換踏襲ボタン902が押下された撮影プロトコルに対し、ステップS1005で取得した置換内容に対応した撮影プロトコルを作成し、保持部213に登録する。そして、S605へ進み、置換部215が、置換踏襲ボタン902が押下された撮影プロトコル310に対し、ステップS1008で作成された撮影プロトコルに置換する。そして、処理を終了する。以上で図10のフローチャートの各処理が終了する。
以上説明したように、第3実施形態では、最近ないし直前に撮影***や撮影方向を置換した撮影プロトコルの置換内容から他の未撮影の撮影プロトコルに置換ボタンを表示、押下することで撮影プロトコルを即座に置換することができる。これにより、連続した撮影において直前に撮影した撮影***や撮影方向を同一するための変更が容易になり、撮影フローの効率化だけでなく、患者の負担の低減にも繋がることが期待できる。
<<第4実施形態>>
第4実施形態では、置換候補となる撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースにカーソルが重畳したことに応じて、当該撮影プロトコルの情報を表示部に表示させる例を説明する。より具体的には、撮影プロトコルに表示している置換ボタン上に操作部113に係るポインティング装置のカーソルが存在する場合に、置換先の撮影プロトコル名を表示する例を説明する。以下、カーソルが対象画像の上に存在することをカーソルオーバーという。なお、本実施形態に係る放射線撮影システム100、制御装置110等の構成は、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図11は、第4実施形態に係る表示部112に表示される検査表示領域308の一例を示す。図5と同じ要素については同一の参照符号を付しており、特に必要のない限り詳細な説明を省略する。
図11のカーソル1101は、操作者のポインティング装置の操作によって撮影プロトコル310に表示されている置換ボタン1103を押下することができる。ツールチップ1102は、カーソル1101が置換ボタンをカーソルオーバーした際に表示され、置換ボタンが押下されたことに応じた置換後の撮影プロトコルの内容を表示する。置換ボタン1103は、撮影プロトコル上に表示されているボタンである。置換ボタン1103を押下することで、特定の撮影プロトコル(ツールチップ1102に表示された撮影プロトコル)に置換することができる。
図12は、第4実施形態に係る制御装置110が、放射線撮影システム100に対し、置換ボタン上をカーソルオーバーすることで置換内容を表示する処理の手順を示すフローチャートである。図6と同様の処理については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図12の各ステップは、CPU201の制御に基づき実行される。
図6と同様に、まず、ステップS601において、検索部214は、表示されている撮影プロトコルに対し簡易置換設定済みの撮影プロトコルの有無を検索する。次に、ステップS602で、判定部216は簡易置換設定済みの撮影プロトコルが存在するか判定する。存在する場合(S602;YES)はステップS603へ進み、存在しない場合(S602;NO)は処理を終了する。ステップS603では、表示制御部217が表示部112にステップS602の判定結果に基づき、撮影プロトコル310上に簡易置換ボタン501を表示させる。
ステップS1201では、操作検出部211が、カーソル1101が置換ボタン1103の領域上にカーソルオーバーしているか判定する。カーソルオーバーしているのであれば(S1201;YES)、ステップS1202に進む。カーソルオーバーされてなければ(S1201;NO)、カーソルオーバーされるまで待機する。
ステップS1202では、検索部214がカーソルオーバーしている撮影プロトコルの置換先の撮影プロトコル名を取得する。ステップS1203では、表示制御部217が取得した撮影プロトコル名をツールチップに表示する。そして、ステップS604へ進む。ステップS605以降の処理は図6と同様である。以上で図12のフローチャートの各処理が終了する。
以上説明したように、第4実施形態では、撮影プロトコルに表示している置換ボタン上をカーソルオーバーすることでツールチップ上に置換先の撮影プロトコル名を表示できる。これにより、操作者が置換先の撮影プロトコルの把握が容易になり、操作性の向上や誤って置換ボタンを押下したことによる意図しない撮影プロトコルへの置換してしまうことへの防止が期待される。
以上のように、本発明の各実施形態においては、撮影プロトコルを特定の撮影プロトコルに置き換える置換先の候補を予め設定し、置換先候補を示すユーザインタフェースの選択に応じて、設定された撮影プロトコルに置き換える。そして、置換された撮影プロトコルに基づいて撮影プロトコルに関連する放射線検出器又は放射線発生部の少なくとも一方を制御する。
これにより、予め置き換え先の撮影プロトコルを設定しておくことで、登録されている撮影プロトコルの中から所望の撮影プロトコルを選択する作業を介さずに撮影プロトコルが置換でき、撮影プロトコルの置換処理に伴う操作性の向上が期待できる。また、システムに登録されていない撮影プロトコルに置き換えする場合でも、システムが自動で撮影プロトコルの作成、登録、置き換えをすることで手動による撮影プロトコルの登録作業が不要になる。そのため、システムの設置作業に係る時間の短縮化にも寄与することが期待される。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:放射線撮影システム、110:制御装置、112:表示部、113:操作部、114A,114B:放射線発生部、115A,115B:放射線検出器、130:RIS、140:PACS、150:HIS、1000A,1000B:患者

Claims (15)

  1. 被写体に放射線を照射し、放射線画像を取得する放射線撮影システムであって、
    放射線撮影に関する撮影条件を規定する第1の撮影プロトコルを取得する取得手段と、
    前記第1の撮影プロトコルを、当該第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして予め設定された第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    操作者が前記ユーザインタフェースを選択したことに応じて、前記第1の撮影プロトコルを前記第2の撮影プロトコルに置換する置換手段と、
    前記第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により放射線画像の撮影を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 被写体に放射線を照射し放射線画像を取得する放射線撮影システムの動作を制御する制御装置であって、
    放射線撮影に関する撮影条件を規定する第1の撮影プロトコルを取得する取得手段と、
    前記第1の撮影プロトコルを、当該第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして予め設定された第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    操作者が前記ユーザインタフェースを選択したことに応じて、前記第1の撮影プロトコルを前記第2の撮影プロトコルに置換する置換手段と、
    前記第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により放射線画像の撮影を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  3. 前記第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルが予め設定されているか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記判定手段により、前記第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルが設定されていると判定された場合に、前記表示制御手段は、当該設定されている撮影プロトコルを前記第2の撮影プロトコルとして、前記第1の撮影プロトコルを該第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 操作者の操作に応じて、撮影プロトコルに対して、当該撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルを設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記第2の撮影プロトコルとして、前記第1の撮影プロトコルと撮影方向が逆方向の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記放射線撮影システムに適用されうる撮影プロトコルを保持する保持手段と、
    前記第1の撮影プロトコルと撮影方向が逆方向の撮影プロトコルが前記保持手段に保持されているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段において、前記第1の撮影プロトコルと撮影方向が逆方向の撮影プロトコルが前記保持手段に保持されていないと判別された場合に、当該逆方向の撮影プロトコルを前記保持手段において作成する作成手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記第2の撮影プロトコルとして、前記放射線撮影システムにおいて撮影プロトコルに対して以前なされた変更と同様の変更を第1の撮影プロトコルに適用したものに置換するためのユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記第2の撮影プロトコルとして、前記放射線撮影システムにおいて撮影プロトコルに対してなされた最近の変更と同様の変更を第1の撮影プロトコルに適用したものに置換するためのユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記第2の撮影プロトコルとして、前記放射線撮影システムにおいて撮影プロトコルに対して以前なされた撮影***及び撮影方向の少なくともいずれかについての変更と同様の変更を第1の撮影プロトコルに適用したものに置換するためのユーザインタフェースを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項7又は8に記載の制御装置。
  10. 前記表示制御手段は、
    前記第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースにカーソルが重畳したことに応じて、当該第2の撮影プロトコルの情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により、放射線を発生させる放射線発生器と、放射線を検出する放射線検出器との少なくともいずれかの動作を制御することを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記撮影プロトコルは、前記撮影条件として、撮影***、撮影部位、撮影方向、撮影に使用する放射線検出器の種類、及び、放射線発生部の種類の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項2から11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記撮影プロトコルは、放射線撮影に関する撮影条件を規定する情報であることを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 被写体に放射線を照射し放射線画像を取得する放射線撮影システムの動作を制御する制御装置の制御方法であって、
    取得手段が、放射線撮影に関する撮影条件を規定する第1の撮影プロトコルを取得する取得工程と、
    表示制御手段が、前記第1の撮影プロトコルを、当該第1の撮影プロトコルに関連する撮影プロトコルとして予め設定された第2の撮影プロトコルに置換するためのユーザインタフェースを表示手段に表示させる表示制御工程と、
    置換手段が、操作者が前記ユーザインタフェースを選択したことに応じて、前記第1の撮影プロトコルを前記第2の撮影プロトコルに置換する置換工程と、
    制御手段が、前記第2の撮影プロトコルにより規定される撮影条件により放射線画像の撮影を制御する制御工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. コンピュータを請求項2から13のいずれか1項に記載の制御装置が備える各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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