JP2017220084A - ライトアップカード - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない、動きのある意匠性を有する非接触ICカードを提供する。【解決手段】コアシート内にICチップおよびICチップと電気的に接続される第一のアンテナ、ならびに発光素子および発光素子と電気的に接続される第二のアンテナを設け、外装シートに隠蔽機能部ならびに部分的に非隠蔽機能部を設けることにより、非接触ICカードをリーダライタに翳した時に、カードの端部ならびに非隠蔽機能部での発光によるライトアップを可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ICチップとアンテナとを有する非接触ICカードに関し、特に従来にない意匠性を有する非接触ICカードに関するものである。
ICカードは、薄板状のプラスチック材料に薄型のICチップを組み込み、そのICチップには、所定の情報処理を行なうプログラムがあり、またICチップでの情報の記録や読出しが可能である、カードの総称である。
ICカードは、インターフェース手段の違いにより、「接触ICカード」、「非接触ICカード」の各方式、ならびに2つの方式を組み合わせた「複合ICカード(あるいは、ハイブリッドICカードなど)」と、に分けられる。
接触ICカードは、ICカードにICチップと電気的に接続された外部端子を設け、これを経由して外部端末と接続し、外部端末との間で通信を行なう。
このような接触ICカードの外部端末との通信のエラー率は極めて低いと言えるが、外部端子が磨耗により損傷を受け易いという問題や、カード表面に帯電した静電気の影響を受け易いという問題もあった。
これに対し、非接触ICカードはICチップと電気的に接続されたアンテナが内蔵されており、このアンテナを介して、電力の供給ならびに情報の授受がなされる。
この方式は、通信用端子をカード表面に露呈する必要がないため、端子の損傷や静電気による読取エラーといった心配がないと言える。
複合ICカードはこれらの機能を併せ持ち、カード事業者が設定するICカード利用環境に応じて、いずれかを選定することができるというものである。
また、ICカードはICチップを利用していることから、セキュリティ性の高い可搬型データキャリアとして、現在では、広く使われている。
とくに、非接触ICカードは、端末に軽く触れるだけで情報の授受が可能であることから、幅広い領域で活用されてきている。例えば、電子マネー用カード媒体や、入退室ゲート用キー媒体、をはじめ、パスポートや運転免許証のような本人確認用カード媒体、交通機関の定期券や切符用カード媒体など、その応用分野は、多岐に渡る。
そのため、非接触ICカードを活用する事業者からも、カードの意匠性を高め、差別化を図りたいという要望もある。
これらの要望に対し、従来の方法では、印刷のデザインや印刷に用いるインキの種類、あるいは、カード形状や基材の透明化などによる外観上の差別化が検討されていた。
このような例として、特許文献1では、パスワード専用ICカードをキーホルダ型やブローチ型などの各種形状にできることが提案されており、また特許文献2では、透明な基材を用いると同時に、印刷デザインを損なう可能性の高いアンテナについても透明な素材を用いることなどが提案されている。
しかし、これらの方法では、常に意匠性は固定化されており、動的な変化が乏しいという課題があった。
特開2004−265156号公報 特開平11−151882号公報
本発明では、非接触ICカードにおいて、カードの活用時に、カード自らがライトアップするなどの動的変化を伴う、極めて意匠性の高い、非接触ICカードを提供しようとするものである。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、熱可塑性樹脂からなり、ICチップと、ICチップに接続された第一のアンテナと、を設けてなるコアシートと、当該コアシートの表裏両側に設けられる外装シートと、を有するICカードであって、前記コアシートが、発光素子と、この発光素子に接続された第二のアンテナと、を備えることを特徴とするライトアップカードである。
請求項2に記載の発明は、前記外装シートに、隠蔽性を有する隠蔽機能部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のライトアップカードである。
請求項3に記載の発明は、前記外装シートに設けられた隠蔽機能部において、少なくとも一部に隠蔽性を有しない非隠蔽機能部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のライトアップカードである。
請求項4に記載の発明は、前記コアシートと前記外装シートのいずれか、あるいはいずれにも蛍光材料が添加されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のライトアップカードである。
請求項5に記載の発明は、前記発光素子が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のライトアップカードである。
本発明の非接触ICカードを用いることにより、電子マネーとして決裁処理を行なう際に、カード端部がみずからライトアップされるなど、極めて意匠性の高い非接触ICカードを提供することができる。
本発明の非接触ICカード活用例を示す概念図である。 本発明の非接触ICカードの一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードにレーザ印字を行なう例を示す概念図である。 蛍光材料含有構成へのレーザ印字の例を示す断面図である。 本発明の非接触ICカードの一例を示す平面図である。(A)発光前(B)発光時 本発明の非接触ICカードの別の一例を示す平面図である。(A)発光前(B)発光時
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、図中共通する項目については、同一の番号を附している。
図1は、本発明の非接触ICカードの活用例を示す概念図であり、図2は、本発明の非接触ICカードの一例を示す断面図である。
本発明の非接触ICカード10をリーダライタ(外部端末)200に翳すことにより、非接触ICカード10内に設けられた第一のアンテナ61を介して、ICチップ40とリーダライタ200との間で、情報の授受が実施されると同時に、第二のアンテナ62に接続された発光素子50が電磁誘導により、電力を供給され、発光する。
本発明の非接触ICカード10では、外装シート30に隠蔽機能部32が設けられており、隠蔽機能部32が設けられた領域では、カード内の様子を確認することができない。従って、ICチップや第一のアンテナならびに、発光素子や第二のアンテナが設けられていることも外観上では確認困難となる。
また、隠蔽機能部32が設けられた領域では、発光素子の発光状態も確認することはできない。
しかしながら、カードの端部において、発光100が発生し、非接触ICカード10の周縁部が、ライトアップされたように、観察することが可能となる。
非接触ICカード10は、図2に示すように、ICチップ40ならびにこれと電気的に接続されている第一のアンテナ61、発光素子50ならびにこれと電気的に接続されている第二のアンテナ62などが設けられているコアシート20の両側に外装シート30が設けられた構成となっている。
ここで、第一のアンテナ61、および第二アンテナ62は、アルミニウムや銅などに代表される金属箔をパターン状にエッチングまたは抜き加工を施したものや、導電性インキをスクリーン印刷法、フレキソ印刷法、グラビア印刷法、インクジェット方式などの公知手段によってパターン状に設けたものあるいは、巻線溶着加工によるものなど、いずれのものが用いられていても良い。
ここで、ICチップ40に電気的に接続されている第一のアンテナ61と、発光素子50に電気的に接続されている第二のアンテナ62とは、互いに干渉しあう場合があるため、予めアンテナの巻き数や寸法、配置位置を計算しておく必要がある。
また、第一のアンテナ61と第二のアンテナ62が対応する電磁波あるいは電波の周波数帯をそれぞれ異なる設計とすることも可能であり、その場合にはリーダライタ200に
両周波数帯に対応する送信部を設けると共に、第一のアンテナ61と第二のアンテナ62の形状を対応する周波数帯に応じた形状に設計することができる。
使用する周波数帯としては、一般的にはISOにおいて規格化されている135KHz以下、13.56MHz、433MHz、900MHz帯、2.45GHz、などを挙げることができる。
また、これらアンテナを設ける際に、コアシートを2枚の熱可塑性樹脂層から構成し、これらコアシートの何れかの層上に直接設けられていても良く、あるいはポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、紙、合成紙などからなる基材上に設けて、コアシート内にラミネート処理などによって封入する方法などが、用いられてあってもよい。
あるいは、ICチップや発光素子などの周囲に直接巻線が設けられる方法などが用いられてあっても何ら問題は無い。
発光素子50としては、発光ダイオード(LED)や、EL素子などを用いることができるが、安定性やコスト面などから考慮すると、発光ダイオード(LED)であることが望ましい。
また、発光素子50の設置位置については、ICチップ40や第一のアンテナ61の機能を阻害しなければ、いずれの場所に設けても問題はないが、発光100をより均一に行なうためには、非接触ICカード10を平面的に見た時に、中央に近い位置に設けることが望ましいと言えるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
これらが設けられているコアシートは、透明な熱可塑性樹脂からなり、具体的には、ポリエチレンテレフタレート樹脂類、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリ乳酸樹脂類、ポリオレフィン樹脂類など任意の熱可塑性樹脂を単独あるいは複合体、アロイ体、ブレンド体として用いることができる。
但し、コアシートに用いられる樹脂は、発光素子50である発光ダイオード(LED)が発する光を、非接触ICカードの端部に導き、カード端部での発光100が確認できる必要がある。従って、用いられる樹脂は、より透明度の高い樹脂であることが望ましいと言える。
更に、これらの樹脂に、有機顔料、無機顔料、安定剤などの添加剤が加えられてあっても良いが、本発明では、特に有機あるいは無機の蛍光材料が添加されてあっても良い。
外装シート30は、基材31として、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、トリアセチルセルロース、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン共重合体などの合成樹脂類、天然樹脂類、またはそれらの樹脂の変性樹脂などを単独、あるいは組み合わせた複合体、アロイ体、ブレンド体などを用いることができる。
また、基材31には、酸化チタンなどの顔料が添加されているものや発泡性の基材を用いていても良く、半透明層などのコーティング層や帯電防止処理、易接着処理などの各種処理が施されてあっても何ら問題は無い。
隠蔽機能部32は、アルミニウム、スズ、銅、ニッケル、クロム、金、銀などの金属箔や、これら金属類を真空蒸着法、またはスパッタリング法などによって設けた薄膜、あるいはこれらを含む転写箔を転写したものであっても良く、更にはアルミニウムなどの金属粉や、カーボン、酸化チタン、沈降性硫酸バリウム、その他顔料等を含むインキ層として設けられてあっても良く、あるいは隠蔽機能を有するフィルムなどが積層されてあっても良い。
また、隠蔽機能部32は、図2に示すように外装シート30の基材31に対して、コアシート20と反対側の面に設けられていても良く、また図3に示すように、基材31とコアシート20との間に設けられてあっても良い。
更には、図4に例示するように、基材31にカーボン、酸化チタン、沈降性硫酸バリウム、その他顔料などが練り込まれたものや、発泡性の基材などを、隠蔽機能を有する基材である隠蔽機能付き基材33として用いてあっても良い。
このように隠蔽機能部32ないし隠蔽機能付き基材33を設けることにより、通常の状態では発光素子50の存在を意識することなく、リーダライタ200に翳した時のみ特定の部位の発光100によるライトアップが可能となり、高い意匠性を発揮できる。
また、外装シート30には、各種印刷層、磁気インキ層、保護層、ホログラムなどに代表されるOVD(Optical Variable Device)層などが設けられてあっても良い。
更には、コアシート20と外装シート30との間には、接着層などが設けられてあっても良い。
図5ならびに図6は、外装シート30に設けられた隠蔽機能部32の一部に隠蔽性を有しない非隠蔽機能部34を設けた例を、それぞれ示している。
非隠蔽機能部34の形成は、それぞれ隠蔽機能部32の構成や形成法に応じて、抜き加工やエッチング加工、転写時の押し型、印刷版によるパターン形成、などの各種手法によって、形成可能である。
その他の形成方法として、全面に隠蔽機能部32を形成した後、COレーザやYVOレーザなどを用いたレーザ加工等によって一部の隠蔽機能部32を除去し、非隠蔽機能部34を形成する手法なども用いることができる。
レーザ加工等を用いる場合には、非接触ICカード10を作製後、個別のパターンを任意に形成することが可能となる。
上述のような手法を用いて、非隠蔽機能部34を形成することにより、図1のように非接触ICカード10をリーダライタ200に翳した際に、カード端部からの発光100だけでなく、非隠蔽機能部34においても発光100が確認され、より視覚効果を高めることが可能となる。
図7は、コアシート20において、蛍光材料を添加した蛍光材料含有コアシート20aを用いた場合を示しており、図8では、更に外装シートについても蛍光材料含有外装シート30aを用いた場合の例を示している。
蛍光材料は、先述のように有機、無機いずれの蛍光材料でも用いることができるが、発光性能や耐久性などの面から、集光性蛍光染料を用いることが望ましいと言える。
集光性蛍光染料などの蛍光材料を添加することにより、発光色の設定が容易になると同時に、発光強度や発光の均一性を増すことが可能となる。
但し、蛍光材料を添加した構成において、非隠蔽機能部34を設ける場合には、基材の表面において、少なくとも非隠蔽機能部34が設けられている領域に凹凸構造が設けられていることが望ましい。
これは、平坦面では、その界面で光の反射が生じ、蛍光材料が発する光が外に漏れにくくなるためであり、表面に凹凸構造が設けられることにより、内部からの光の射出が容易となり、より明るい発光100が得られるためである。
このような凹凸構造を形成する例として、図9、図10に蛍光材料が添加された非接触ICカード10に対し、レーザ300を用いて印字を行なう例が示されている。
図10に示すように、蛍光材料含有外装シート30aの隠蔽機能層32をレーザ光310による印字で、部分的に除去する際に、蛍光材料含有基材31aの一部についても同時に除去することで、凹凸構造の形成が可能となる。
また、このような方法の他にも、非接触ICカード10作製のプロセス中に、表面に凹凸構造を形成した金型版を熱圧着することにより、カード表面への凹凸構造形成を行なう方法などが考えられるが、これらに限定されるものではない。
図11は、非接触ICカード10に、ホログラムなどのOVD転写箔70を設けた例を示しており、この時、OVD転写箔70が設けられている領域を含み、その周囲に非隠蔽機能部34が設けられている。
一般にホログラムのようなOVD転写箔70は、その層構成内において、アルミニウムやスズなどの薄膜からなる金属反射層を備えており、このため、隠蔽機能を有している。
そのため、非接触ICカード10をリーダライタ200に翳すと、そのカード券面において、OVD転写箔70が設けられている周囲のみが発光100することで、際立ったライトアップ効果を発揮することができる。
また、図12では、OVD転写箔70の金属反射層部に微細孔をパターン状に配置した微細孔形成部71を設けた例を示している。
この場合には、(A)発光前の状態では、通常のOVD転写箔が有する絵柄が観察されるのに対し、非接触ICカード10をリーダライタ200に翳して発光させた、(B)発光時の状態では、OVD転写箔70の周囲がライトアップされると同時に、微細孔形成部71から漏れてくる光によって、新たな絵柄パターンを観察することが可能となる。
このようなOVD転写箔の層構成内における金属反射層中に微細孔パターンを形成する手法としては、いわゆるデメタライズ手法を用いることができる。
デメタライズ手法としては、例えば、全面にアルミニウムなどの金属薄膜を蒸着法などにより、設けた後、マスク層を印刷法などにより設け、酸あるいはアルカリ溶液などを用いて不要な金属薄膜部分をエッチング除去する方法や、予め水溶性のインキでパターン印刷を施した後に、蒸着法などにより金属薄膜を形成し、その後水溶性インキと共に、その上に設けられた金属薄膜を水で洗い流す方法、あるいはレーザなどを用いて、金属薄膜を
除去する方法など公知の手法を挙げることができ、いずれの手法が用いられていても良い。
以上のように、本発明のICカードを用いることにより、リーダライタに翳した時に、カード自らがライトアップするという極めて意匠性の高いICカードを提供することができる。
(実施例1)
外装シート用基材として東レ株式会社製ルミラーE28G(厚み0.10mm)を2シート用意し、それぞれの片面全面に、鱗片状アルミニウムを含む隠蔽インキを印刷して、隠蔽機能部を有する外装シートを得た。
コアシート用熱可塑性樹脂シートとして、三菱樹脂株式会社製PG-CHI(厚み0.25mm)を2シート用意し、1枚目のシート上にアンテナ付き非接触モジュールであるMifare
UltraLight(登録商標)チップ搭載アンテナモジュールと、LED(発光ダイオード)チップであるローム株式会社製SML-E12D8WT86に対し、アンテナとして東京特殊電線株式会社製融着マグネットワイヤ2-LOCK Y1CCAW(φ=0.1mm)を電気的に接続したアンテナ付きLEDと、を配置し、その上から2枚目のコアシート用熱可塑性樹脂シートを被せて、積層体を得た。
前記積層体の表裏に、先に隠蔽インキの印刷を施した外装シート用基材を、それぞれ被せた後、120℃以上の温度で熱プレスし、冷却後に、カード形状に抜き出した。
この時、外装シートに施された隠蔽インキ印刷面は、それぞれ最外面になるように設定した。
以上のようにして得られた非接触ICカードを、Mifare用リーダライタに翳して、チェックしたところ、カードの端面部において、発光が認められた。
(実施例2)
外装シート用基材として東レ株式会社製ルミラーT-60(厚み0.10mm)を2シート用意し、1枚のシートの片面全目に、鱗片状アルミニウムを含む隠蔽インキを印刷し、もう1枚のシートの片面に対し、図9に示すような窓状の開口部を設けて隠蔽インキの印刷を実施して、隠蔽機能部ならびに非隠蔽機能部を有する外装シートを得た。
上述の2種類の外装シートにおいて、非隠蔽機能部(隠蔽インキの開口部)を有する外装シートを表面用外装シートとし、全面に隠蔽機能部を設けた外装シートを裏面用外装シートとする以外は、実施例1と同様の方法で、非接触ICカードを作製した。
以上のようにして得られた非接触ICカードの非隠蔽機能部(隠蔽インキの開口部)に対し、非隠蔽機能部の面積よりもやや小さい面積で、ホログラム転写箔を転写した。
最終的に得られたホログラム付き非接触ICカードをMifare用リーダライタに翳して、チェックしたところ、カードの端面における発光と、ホログラム転写箔の外周部と、において、発光が認められた。
(実施例3)
実施例1におけるコアシート用熱可塑性樹脂シートを、集光性蛍光染料であるBASF社製ルモゲンF Orange240を内包する太平化学製品株式会社製ポリ塩化ビニルシート(
厚み0.25mm)に置き換えた以外は、実施例1と同様の方法により非接触ICカードを得た。
以上のようにして得られた非接触ICカードを、Mifare用リーダライタに翳して、チェックしたところ、カードの端面において、オレンジ色の均一で明るい発光が認められた。
(実施例4)
外装シート用基材として集光性蛍光染料であるBASF社製ルモゲンF Orange240を内包する太平化学製品株式会社製ポリ塩化ビニルシート(厚み0.10mm)を2シート用意し、それぞれの片面全面に、鱗片状アルミニウムを含む隠蔽インキを印刷して、隠蔽機能部を有する外装シートを得た。
上記外装シートを用いる以外は、実施例3と同様の方法により、非接触ICカードを得た。
得られた非接触ICカードに対し、COレーザを用いて、文字パターン状に印字を行い、隠蔽機能部ならびに外装シート用基材の一部を除去した(図9、図10参照)。
最終的に得られた非接触ICカードを、Mifare用リーダライタに翳して、チェックしたところ、カードの端面において、オレンジ色の均一で明るい発光が認められ、またレーザ印字を行なった部分においても、鮮やかな発光が確認された。
以上の実施例を通して、本発明のライトアップカードが、従来にない意匠性を発揮するカードであることを確認した。
10 … 非接触ICカード
20 … コアシート
20a … 蛍光材料含有コアシート
30 … 外装シート
30a … 蛍光材料含有外装シート
31 … 基材
31a … 蛍光材料含有基材
32 … 隠蔽機能部
33 … 隠蔽機能付き基材
34 … 非隠蔽機能部
35 … レーザ印字部
40 … ICチップ
50 … 発光素子
61 … 第一のアンテナ
62 … 第二のアンテナ
70 … OVD転写箔
71 … 微細孔形成部
100 … 発光
200 … リーダライタ
300 … レーザ
310 … レーザ光

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂からなり、ICチップと、ICチップに接続された第一のアンテナと、を設けてなるコアシートと、
    当該コアシートの表裏両側に設けられる外装シートと、を有するICカードであって、
    前記コアシートが、発光素子と、この発光素子に接続された第二のアンテナと、を備えることを特徴とするライトアップカード。
  2. 前記外装シートに、隠蔽性を有する隠蔽機能部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のライトアップカード。
  3. 前記外装シートに設けられた隠蔽機能部において、少なくとも一部に隠蔽性を有しない非隠蔽機能部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のライトアップカード。
  4. 前記コアシートと前記外装シートのいずれか、あるいはいずれにも蛍光材料が添加されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のライトアップカード。
  5. 前記発光素子が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のライトアップカード。
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