JP2017219029A - Blower device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、送風装置に関する。 The present invention relates to a blower.
従来、複数の羽根を有するインペラを回転させることで、径方向外側へ向かって気流を発生させる遠心型の送風装置が知られている。インペラを有する従来の送風装置については、例えば、特開2008−88985号公報に記載されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a centrifugal blower that generates an air flow outward in the radial direction by rotating an impeller having a plurality of blades. About the conventional air blower which has an impeller, it describes in Unexamined-Japanese-Patent No. 2008-88985, for example.
特開2008−88985号公報に記載の送風装置では、ファンブレードと呼ばれる複数の羽根が周囲の気体を押し出すことにより、径方向外側へ向かう気流が発生する。
近年、電子機器の小型化・薄型化が引き続き求められている。このため、電子機器内の冷却に用いられる送風装置についても薄型化が求められている。 In recent years, there has been a continuing demand for smaller and thinner electronic devices. For this reason, thickness reduction is calculated | required also about the air blower used for the cooling in an electronic device.
ここで、特開2008−88985号公報に記載の送風装置のように、インペラを用いて気流を発生させる場合、回転時に、羽根の軸方向上下端部から、羽根が押し出した気流が漏れる。これにより、羽根の軸方向の上下端部での風圧は、羽根の軸方向中央付近での風圧と比べて小さくなる。このため、送付装置を薄型化してインペラの軸方向の長さが小さくなると、十分な送風効率を得られなくなるという問題が生じる。 Here, when an airflow is generated using an impeller as in the blower described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2008-88985, the airflow pushed out by the blades leaks from the upper and lower ends in the axial direction of the blades during rotation. As a result, the wind pressure at the upper and lower ends in the axial direction of the blade is smaller than the wind pressure near the axial center of the blade. For this reason, if the delivery device is thinned and the length of the impeller in the axial direction becomes small, there arises a problem that sufficient blowing efficiency cannot be obtained.
本発明の目的は、送風効率の良好な遠心型の送風装置を実現できる技術を提供することである。 The objective of this invention is providing the technique which can implement | achieve the centrifugal type air blower with favorable ventilation efficiency.
本願の例示的な第1発明は、送風装置であって、上下方向に延びる中心軸を中心として回転する送風部と、前記送風部を回転させるモータ部と、前記送風部および前記モータ部を収容するハウジングと、を有する。前記ハウジングは、前記送風部の上部に配置され、軸方向に貫通する吸気口と、前記送風部の径方向外側に配置され、周方向の少なくとも一部に径方向に向けて開口する送風口と、を有する。前記送風部は、軸方向隙間を介して軸方向に配列された複数の平板と、軸方向に隣り合う前記平板の間において、前記軸方向隙間の径方向の一部の領域に配置された1つまたは複数のスペーサと、を有する。前記モータ部は、電機子を有する静止部と、前記電機子の径方向外側に配置されたマグネットと、前記マグネットを保持するハブとを有する回転部と、を有する。前記ハブは、前記電機子の上部を覆う天板部と、前記天板部から下方へ円筒状に延び、内周面に前記マグネットを保持するマグネット保持部と、前記マグネット保持部の径方向外側において径方向に拡がり、複数の前記平板の少なくとも一部を保持する平板保持部と、を有する。 An exemplary first invention of the present application is a blower device that houses a blower that rotates about a central axis that extends in the vertical direction, a motor that rotates the blower, the blower, and the motor. And a housing. The housing is disposed at an upper portion of the air blowing portion, and has an air inlet that penetrates in the axial direction. Have. The air blower is disposed between a plurality of flat plates arranged in the axial direction via an axial gap and a partial region in the radial direction of the axial gap between the flat plates adjacent in the axial direction. One or more spacers. The motor part includes a stationary part having an armature, a magnet disposed on the radially outer side of the armature, and a rotating part having a hub for holding the magnet. The hub includes a top plate portion that covers an upper portion of the armature, a magnet holding portion that extends downward in a cylindrical shape from the top plate portion, and holds the magnet on an inner peripheral surface; And a flat plate holding portion that extends in the radial direction and holds at least a part of the plurality of flat plates.
本願の例示的な第1発明によれば、送風部が回転すると、平板の表面の粘性抵抗および遠心力により、平板間の軸方向隙間に径方向外側へと向かう気流が発生する。平板間に気流を生じさせるため、上下方向に当該気流が漏れにくく、送風効率を向上できる。また、平板間にスペーサを配置することにより、軸方向隙間を所望の間隔に調整できる。これにより、所望の送風性能を得られやすい。さらに、平板保持部により複数の平板が保持されることにより、送風部が安定的に回転できる。したがって、送風効率をより向上できる。これにより、薄型化した場合であっても、送風効率が低下しにくい。また、インペラを有する遠心ファンと比べて、静音性に優れている。 According to the exemplary first invention of the present application, when the air blowing section rotates, an air flow toward the radially outer side is generated in the axial gap between the flat plates due to the viscous resistance and centrifugal force of the flat plate surfaces. Since the airflow is generated between the flat plates, the airflow is less likely to leak in the vertical direction, and the air blowing efficiency can be improved. Moreover, the axial gap can be adjusted to a desired interval by arranging a spacer between the flat plates. Thereby, it is easy to obtain desired air blowing performance. Further, the plurality of flat plates are held by the flat plate holding portion, so that the air blowing portion can be stably rotated. Therefore, ventilation efficiency can be improved more. Thereby, even if it is a case where it thins, ventilation efficiency does not fall easily. Moreover, it is excellent in silence compared with a centrifugal fan having an impeller.
以下に、送風装置の例を開示する。なお、本開示では、下プレート部に対して上プレート部を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、送風装置の製造時および使用時の向きを限定する意図はない。 Below, the example of an air blower is disclosed. In the present disclosure, the shape and positional relationship of each part will be described with the upper plate part facing up with respect to the lower plate part. However, there is no intention to limit the direction at the time of manufacture and use of the blower by the definition of the vertical direction.
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る送風装置1の斜視図である。図2は、送風装置1の上面図である。図3は、A−A断面における送風装置1の断面図である。図4は、送風装置1の分解斜視図である。図5は、送風装置1の部分断面図である。この送風装置1は、送風部40が回転することにより、径方向外側へ向かう気流を発生させる遠心型の送風装置である。この送風装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載され、その内部を冷却するのに用いられる。なお、本発明の送風装置1は、その他の目的に使用されてもよい。
<1. First Embodiment>
FIG. 1 is a perspective view of the
図1〜図4に示すように、送風装置1は、ハウジング20と、モータ部30と、送風部40とを有する。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
ハウジング20は、モータ部30および送風部40を収容する筐体である。ハウジング20は、下プレート部21と、側壁部22と、上プレート部23とを有する。
The
下プレート部21は、ハウジング20の底部を構成する。下プレート部21は、送風部40の下方において径方向に拡がり、送風部40の下側の少なくとも一部を覆う。また、下プレート部21は、モータ部30を支持する。
The
側壁部22は、下プレート部21から上方へ向かって延びる。側壁部22は、下プレート部21と上プレート部23との間において送風部40の側方を覆う。また、側壁部22は、周方向の一部に、径方向に向けて開口する送風口201を有する。本実施形態では、下プレート部21と側壁部22とは、一体に形成される。ただし、下プレート部21と側壁部22とは、別部材であってもよい。
The
上プレート部23は、ハウジング20の蓋部を構成する。上プレート部23は、下プレート部21の上方において、径方向に拡がる。また、上プレート部23は、軸方向に貫通する吸気口202を有する。すなわち、上プレート部23は、吸気口202を構成する内縁部231を有する。上面視における吸気口202の形状は、例えば、中心軸9を中心とする円形である。
The
モータ部30は、送風部40を回転させる駆動部である。図5に示すように、モータ部30は、静止部31と、回転部32とを有する。静止部31は、下プレート部21に固定される。これにより、静止部31は、ハウジング20に対して相対的に静止する。回転部32は、静止部31に対して、中心軸9を中心として回転可能に支持される。
The
静止部31は、ステータ固定部311と、ステータ312と、軸受ハウジング313とを有する。
The
ステータ固定部311は、下プレート部21に設けられた固定孔211に嵌まる。これにより、ステータ固定部311は、下プレート部21に固定される。ステータ固定部311は、固定孔211との固定部から上方へ向かって、中心軸9を中心として円筒状に延びる。ステータ固定部311の上部の外周部には、ステータ312が固定される。
The
ステータ312は、外部から供給される駆動電流に応じて磁束を発生させる電機子である。ステータ312は、上下に延びる中心軸9の周りを環状に取り囲む。ステータ312は、例えば、積層鋼板からなる環状のステータコアと、ステータコアに巻かれた導線とを有する。
The
軸受ハウジング313は、有底円筒状の部材である。すなわち、軸受ハウジング313は、円板状の底部と、底部から上方へ延びる円筒状部とを有する。軸受ハウジング313は、ステータ固定部311の内周面に固定される。
The bearing
回転部32は、シャフト321と、ハブ322と、軸受部材323と、マグネット324とを有する。
The rotating
シャフト321は、中心軸9に沿って配置された部材である。本実施形態のシャフト321は、後述する第1円筒部52の内部に配置され、かつ、中心軸9を中心として延びる円柱状の部位と、当該円柱状の部位の下端部から径方向に延びる円板状の部位とを有する。
The
ハブ322は、シャフト321に固定される。ハブ322は、ハブ本体部材501と、フランジ部材502とから成る。ハブ本体部材501は、天板部51と、第1円筒部52と、第2円筒部53と、マグネット保持部54とを有する。フランジ部材502は、外壁部55と、天板固定部56と、平板保持部57とを有する。
The
天板部51は、中心軸9を中心として径方向に拡がる円板状の部位である。天板部51は、ステータ312の上方に配置される。天板部51は、その外縁部に、上面から凹む凹部511を有する。
The
第1円筒部52は、天板部51から下方へ向かって、中心軸9を中心として円筒状に延びる。第1円筒部52の内部には、シャフト321の円柱状の部位が収容される。そして、シャフト321は、第1円筒部52に固定される。
The first
第2円筒部53は、天板部51から下方へ向かって、中心軸9を中心として円筒状に延びる。第2円筒部53の内径は、第1円筒部52の外径よりも大きい。すなわち、第2円筒部53は、第1円筒部52の径方向外側に配置される。
The second
マグネット保持部54は、天板部51の径方向外端から下方へ向けて、中心軸9を中心として円筒状に延びる。マグネット保持部54は、ステータ312の径方向外側に配置される。マグネット保持部54の内周面には、マグネット324が固定される。
The
外壁部55は、中心軸9を中心として上下に延びる円筒状の部位である。外壁部55は、ハブ本体部材501のマグネット保持部54の外周面に沿って配置される。
The
天板固定部56は、外壁部55の上端部から径方向内側へ円環状に延びる。天板固定部56は、ハブ本体部材501の天板部51の上面に設けられた凹部511内に配置される。また、天板部51の上面と、天板固定部56の上面とは、軸方向の位置が同一である。
The top
平板保持部57は、外壁部55の下端部から径方向外側へ延びる。平板保持部57は、ハブ本体部材のマグネット保持部54の径方向外側において、送風部40を保持する。本実施形態では、送風部40は、平板保持部57の上面に載置される。これにより、平板保持部57は、送風部40の有する複数の平板410と複数のスペーサ420とを安定的に保持する。
The flat
軸受部材323は、中心軸9を中心として上下に延びる円筒状の部材である。軸受部材323は、ハブ本体部材501の第1円筒部52の外周面に沿って配置される。また、軸受部材323は、第1円筒部52の外周面に固定される。軸受部材323の径方向外側かつハブ本体部材501の第2円筒部53の径方向内側には、軸受ハウジング313の円筒状部が配置される。
The bearing
マグネット324は、ハブ本体部材501のマグネット保持部54の内周面に固定される。また、マグネット324は、ステータ312の径方向外側に配置される。本実施形態では、円環状のマグネット324が使用される。マグネット324の径方向内側の面は、ステータ312と、僅かな間隙を介して径方向に対向する。また、マグネット324の内周面には、N極とS極とが周方向に交互に着磁されている なお、円環状のマグネット324に代えて、複数のマグネットを使用してもよい。複数のマグネットを使用する場合には、N極のマグネットとS極のマグネットとが交互に並ぶように、複数のマグネットを周方向に配列すればよい。
The
図5中に拡大して示すように、軸受ハウジング313と、シャフト321、軸受部材323およびハブ本体部材501との間には、潤滑流体300が介在する。潤滑流体300には、例えば、ポリオールエステル系オイルまたはジエステル系オイルが使用される。シャフト321、ハブ322および軸受部材323は、軸受ハウジング313に対して、潤滑流体300を介して回転可能に支持される。このように、本実施形態では、静止部31の構成要素である軸受ハウジング313と、回転部32の構成要素であるシャフト321、軸受部材323およびハブ本体部材501と、潤滑流体300とにより、流体動圧軸受が構成される。
As enlarged in FIG. 5, the lubricating
潤滑流体300の界面は、軸受ハウジング313の外周面とハブ本体部材501の第2円筒部53の内周面との間隙であるシール部301に配置される。シール部301において、上方から下方へ向かうにつれて、軸受ハウジング313の外周面と第2円筒部53の内周面との距離が大きくなる。すなわち、シール部301において、潤滑流体300の界面から遠ざかるにつれて、軸受ハウジング313の外周面と第2円筒部53の内周面との距離が大きくなる。このように、シール部301の径方向の幅が上方から下方へ向かうにつれて大きくなることにより、界面付近において潤滑流体300が上方へと引きつけられる。したがって、潤滑流体300がシール部301の外部へと漏れ出るのが抑制される。
The interface of the lubricating
このように、静止部31と回転部32とを接続する軸受機構として流体動圧軸受を用いることにより、回転部32が安定して回転できる。したがって、モータ部30から異音が発生するのを抑制できる。
Thus, by using a fluid dynamic pressure bearing as a bearing mechanism that connects the
このようなモータ部30において、ステータ312に駆動電流を供給すると、ステータ312に磁束が生じる。そして、ステータ312とマグネット324との間の磁束の作用により、静止部31と回転部32との間に、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部31に対して回転部32が、中心軸9周りに回転する。回転部32の平板保持部57に保持された送風部40は、回転部32とともに、中心軸9周りに回転する。
In such a
図4および図5に示すように、送風部40は、複数の平板410と、複数のスペーサ420とを有する。平板410とスペーサ420とは、軸方向に交互に配列される。また、隣り合う平板410およびスペーサ420は、接着等により固定される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
図4および図5に示すように、本実施形態では、複数の平板410は、最も上方に配置された上側平板411と、最も下方に配置された下側平板412と、上側平板411の下方かつ下側平板412の上方に配置された4つの中間平板413とを含む。すなわち、本実施形態の送風部40は、6つの平板410を有する。複数の平板410は、軸方向隙間400を介して軸方向に配列される。
As shown in FIGS. 4 and 5, in the present embodiment, the plurality of
各平板410は、例えば、ステンレス等の金属材料または樹脂材料により形成される。また、各平板410は、例えば、紙により形成されてもよい。その場合、植物繊維にガラス繊維または金属線等を含む紙が用いられてもよい。平板410を金属材料により形成すると、平板410を樹脂材料により形成する場合と比べて、平板410の寸法精度を向上できる。
Each
本実施形態では、上側平板411と4つの中間平板413とは、同一形状である。図1、図2および図5に示すように、上側平板411および中間平板413はそれぞれ、内環状部61、外環状部62、複数のリブ63および複数の通気孔60を有する。なお、本実施形態では、各平板410の有するリブ63の数および通気孔60の数はそれぞれ5つである。
In the present embodiment, the upper
内環状部61は、中心軸9を中心として配置される、環状の部位である。内環状部61は、その中央に、上下に貫通する中央孔65(図4参照)を有する。外環状部62は、中心軸9を中心として内環状部61の径方向外側に配置される、環状の部位である。リブ63はそれぞれ、内環状部61と外環状部62を連結する。通気孔60のそれぞれと、送風部40の径方向外側の空間とは、当該通気孔60を有する平板410の上下に隣り合う軸方向隙間400を介して連通する。なお、通気孔60はそれぞれ、軸方向に見て、ハウジング20の吸気口202と重なる位置に配置される。
The inner
下側平板412は、中心軸9を中心として配置される、環状かつ板状の部材である。下側平板412は、その中央に、上下に貫通する中央孔65を有する。
The lower
図4に示すように、スペーサ420のそれぞれは、円環状の部材である。スペーサ420が平板410間に配置されることにより、平板410間に軸方向隙間400が確保される。スペーサ420はそれぞれ、その中央に、上下に貫通する中央孔429を有する。各平板410の中央孔65と、各スペーサ420の中央孔429との内部には、モータ部30が配置される。
As shown in FIG. 4, each of the
スペーサ420は、上側平板411および中間平板413の内環状部61と軸方向に重なる位置に配置される。このように、スペーサ420は、軸方向隙間400内の径方向の一部の領域のみに配置される。
The
モータ部30が駆動すると、回転部32とともに、送風部40が回転する。これにより、各平板410の表面の粘性抵抗および遠心力により、各平板410の表面付近に、径方向外側へと向かう気流が発生する。したがって、平板410間の軸方向隙間400に径方向外側へと向かう気流が発生する。すると、ハウジング20の吸気口202と、上側平板411および中間平板413の通気孔60とを介して、ハウジング20の上部の気体が各軸方向隙間400へと供給され、ハウジング20の側部に設けられた送風口201から送風装置1の外部へと排出される。
When the
ここで、各平板410の軸方向厚みは、約0.1mmである。一方、各軸方向隙間400の軸方向の長さは、約0.3mmである。軸方向隙間400の軸方向の長さは、0.2mm〜0.5mmであることが好ましい。軸方向隙間400の軸方向の長さが大きいと、送風部40の回転時に、上側の平板410の下面で生じる気流と下側の平板410の上面で生じる気流との間に間隔が空く。すると、軸方向隙間400内における静圧が大きくならず、十分な風量を排出できない可能性がある。また、軸方向隙間400の軸方向の長さが大きいと、送風装置1の軸方向の体格を小さくするのが困難となる。そのため、この送風装置1では、軸方向隙間400の軸方向の長さを0.2mm〜0.5mmの範囲内としている。これにより、軸方向隙間400内の静圧を高め、十分な排出風量を得ることができるとともに、送風装置1をより薄型化できる。
Here, the axial thickness of each
上側平板411および中間平板413は、通気孔60を有する。このため、上側平板411および中間平板413では、通気孔60の外側に配置された外環状部62が、表面付近に気流を発生させる送風領域となる。一方、下側平板412は、通気孔60を有しない。このため、下側平板412の上面側では、スペーサ420と接触する部分より外側の領域全体が送風領域となる。すなわち、下側平板412の上面側では、上側平板411および中間平板413の通気孔60およびリブ63と軸方向に重なる領域と、外環状部62と軸方向に重なる領域とが、送風領域となる。また、下側平板412の下面側では、平板保持部57と接触する部分より外側の領域全体が送風領域となる。なお、平板保持部57の下面においても、気流が発生する。
The upper
このように、下側平板412の送風領域は、上側平板411および中間平板413の送風領域よりも広い。したがって、最も下側に配置された中間平板413と下側平板412との間の軸方向隙間400では、他の軸方向隙間400に比べて静圧を向上できる。
As described above, the air blowing area of the lower
吸気口202および複数の通気孔60を下方へと向かって通過する気流は、各軸方向隙間400において径方向外側へと引きつけられる。このため、下方へ向かうにつれて、通気孔60を通過する気流が弱まる。本実施形態では、下側平板412における送風領域を上側平板411および中間平板413の送風領域よりも大きくすることにより、最も下方に配置された軸方向隙間400において、他の軸方向隙間400よりも強い気流を発生させ、通気孔60を下方へと通過する気流を引きつける。これにより、最も下方に配置された軸方向隙間400にも十分な量の気体が供給される。その結果、送風部40における送風効率がより向上する。
Airflow passing downward through the
複数の羽根を有するインペラを回転させて気流を発生させる従来の送風装置では、インペラにより発生する気流が、インペラの上下の端部において漏れる。また、当該気流の漏れは、送風装置の軸方向の長さによらず発生する。このため、送風装置を薄型化すると、送風装置全体における当該漏れの影響が大きくなるため、送風効率が低下する。一方、本実施形態の送風装置1では、平板410の表面付近に気流が生じるため、上下方向に当該気流が漏れにくい。したがって、気流を発生させる送風部40の軸方向の長さを小さくした場合であっても、気流の漏れによる送風効率の低下が生じにくい。
In a conventional blower that generates an airflow by rotating an impeller having a plurality of blades, the airflow generated by the impeller leaks at the upper and lower ends of the impeller. Moreover, the airflow leakage occurs regardless of the axial length of the blower. For this reason, since the influence of the said leakage in the whole air blower will become large if a thin air blower is made, air blowing efficiency falls. On the other hand, in the
さらに、送風部40が径方向に拡がる平板保持部57により保持されることにより、送風部40が安定して回転できる。したがって、送風効率を向上できる。また、平板410間にスペーサ420を配置することにより、軸方向隙間400を所望の間隔に調整できる。これにより、所望の送風性能を得られやすい。したがって、送風装置1を薄型化した場合であっても、送風効率を向上できる。
Furthermore, the
また、インペラを有する送風装置では、羽根の形状、枚数、配置等に起因する周期的な騒音が発生する。しかしながら、この送風装置1は平板410の表面の粘性抵抗および遠心力により気流を発生させるため、インペラを有する送風装置と比べて、静音性に優れている。特に、上述の通り、送風部40が安定して回転できるため、さらに騒音の発生を抑制できる。
Further, in a blower having an impeller, periodic noise is generated due to the shape, number, arrangement, etc. of blades. However, since this
また、PQ特性(風量−静圧特性)の観点において、複数の平板410を有する送風装置1は、インペラを有する送風装置と比べて、低風量領域における静圧が大きい。このため、送風装置1は、インペラを有する送風装置と比べて、比較的低い風量しか排出できない高密度な筐体内で用いるのに適している。このような筐体としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子機器が挙げられる。
In terms of PQ characteristics (air volume-static pressure characteristics), the
本実施形態では、上側平板411および全ての中間平板413が通気孔60を有する。これにより、吸気口202および通気孔60を介して、全ての軸方向隙間400がハウジング20の上方の空間と軸方向に連通する。
In the present embodiment, the upper
図2に示すように、吸気口202は、中心軸9を中心として配置される。すなわち、吸気口202の中心は、中心軸9と一致する。一方、送風部40も、中心軸9を中心として配置される。これにより、送風部40において、周方向に圧力差が生じにくい。その結果、騒音の発生を抑制できる。なお、「一致する」とは、完全に一致する場合だけで無く、略一致する場合を含めるものとする。
As shown in FIG. 2, the
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されない。
<2. Modification>
As mentioned above, although exemplary embodiment of this invention was described, this invention is not limited to said embodiment.
図6は、一変形例に係る送風装置1Aの部分断面図である。図6の例の送風装置1Aでは、送風部40Aが、複数の平板410Aと、複数のスペーサ420Aとを有する。複数の平板410Aは、軸方向隙間400Aを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Aは、軸方向に隣り合う平板410Aの間において、軸方向隙間400Aの径方向の一部の領域に配置される。
FIG. 6 is a partial cross-sectional view of an
複数の平板410Aは、最も上方に配置された上側平板411Aと、最も下側に配置された下側平板412Aと、上側平板411Aの下方かつ下側平板412Aの上方に配置された4つの中間平板413Aとを含む。また、複数のスペーサ420Aは、最も上方に配置された上側スペーサ421Aと、最も下方に配置された下側スペーサ422Aと、上側スペーサ421Aの下方かつ下側スペーサ422Aの上方に配置された3つの中間スペーサ423Aとを含む。
The plurality of
また、ハブ322Aは、天板部51Aおよびマグネット保持部54Aを有するハブ本体部材501Aと、径方向に拡がる平板保持部57Aを有するフランジ部材502Aとを有する。
The
この送風装置1Aでは、平板保持部57Aが、送風部40Aの下側スペーサ422Aとしての役割を果たす。すなわち、下側スペーサ422Aは、平板保持部57Aの一部である。平板保持部57Aは、その上面に、上側平板411A、4つの中間平板413A、上側スペーサ421Aおよび3つの中間スペーサ423Aを保持する。また、平板保持部57Aは、その下面に、下側平板412Aを保持する。
In the
図7は、他の変形例に係る送風装置1Bの部分断面図である。図7の例の送風装置1Bでは、送風部40Bが、複数の平板410Bと、複数のスペーサ420Bとを有する。複数の平板410Bは、軸方向隙間400Bを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Bは、軸方向に隣り合う平板410Bの間において、軸方向隙間400Bの径方向の一部の領域に配置される。
FIG. 7 is a partial cross-sectional view of an
複数の平板410Bは、最も上方に配置された上側平板411Bと、最も下側に配置された下側平板412Bと、上側平板411Bの下方かつ下側平板412Bの上方に配置された4つの中間平板413Bとを含む。また、複数のスペーサ420Bは、最も上方に配置された上側スペーサ421Bと、最も下方に配置された下側スペーサ422Bと、上側スペーサ421Bの下方かつ下側スペーサ422Bの上方に配置された3つの中間スペーサ423Bとを含む。
The plurality of
また、ハブ322Bは、天板部51Bおよびマグネット保持部54Bを有するハブ本体部材501Bと、径方向に拡がる平板保持部57Bを有するフランジ部材502Bとを有する。
The
この送風装置1Bでは、平板保持部57Bが、送風部40Bの上側スペーサ421Bとしての役割を果たす。すなわち、上側スペーサ421Bは、平板保持部57Bの一部である。また、平板保持部57Bは、その上面に、上側平板411Bを保持する。また、平板保持部57Bは、その下面に、4つの中間平板413B、下側平板412B、3つの中間スペーサ423Bおよび下側スペーサ422Bを保持する。
In the
なお、この送風装置1Bの製造工程においては、平板保持部57Bの軸方向一方側(下面側)から、他の平板410Bである4つの中間平板413Bおよび下側平板412Bを、積み重ねていく。このため、送風部40Bの組み立て時において、ワーク(組立装置の一部)に載置されるのは、平坦な表面を有するハブ322Bの天板部51Bとなる。すなわち、ハブ322Bの天板部51Bを載置するワークの載置面の形状を複雑にする必要が無いため、生産性も向上する。
In the manufacturing process of the
図8は、他の変形例に係る送風装置1Cの部分断面図である。図8の例の送風装置1Cでは、送風部40Cが、複数の平板410Cと、複数のスペーサ420Cとを有する。複数の平板410Cは、軸方向隙間400Cを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Cは、軸方向に隣り合う平板410Cの間において、軸方向隙間400Cの径方向の一部の領域に配置される。
FIG. 8 is a partial cross-sectional view of a blower 1C according to another modification. In the blower 1C of the example of FIG. 8, the
複数の平板410Cは、最も上方に配置された上側平板411Cと、最も下方に配置された下側平板412Cと、上側平板411Cの下方かつ下側平板412Cの上方に配置された4つの中間平板414C〜417Cとを含む。以下では、4つの中間平板414C〜417Cを、上方から下方へ向かって順に、第1中間平板414C、第2中間平板415C、第3中間平板416Cおよび第4中間平板417Cと称する。
The plurality of
複数のスペーサ420Cは、最も上方に配置された上側スペーサ421Cと、最も下方に配置された下側スペーサ422Cと、上側スペーサ421Cの下方かつ下側スペーサ422Cの上方に配置された3つの中間スペーサ424C〜426Cとを含む。以下では、3つの中間スペーサ424C〜426Cを、上方から下方へ向かって順に、第1中間スペーサ424C、第2中間スペーサ425Cおよび第3中間スペーサ426Cと称する。
The plurality of
また、ハブ322Cは、天板部51Cおよびマグネット保持部54Cを有するハブ本体部材501Cと、径方向に拡がる平板保持部57Cを有するフランジ部材502Cとを有する。
The
この送風装置1Cでは、平板保持部57Cが、送風部40Cの第2中間スペーサ425Cとしての役割を果たす。すなわち、中間スペーサ424C〜426Cの1つである第2中間スペーサ425Cは、平板保持部57Cの一部である。平板保持部57Cは、その上面に、上側平板411C、第1中間平板414C、第2中間平板415C、上側スペーサ421Cおよび第1中間スペーサ424Cを保持する。また、平板保持部57Cは、その下面に、第3中間平板416C、第4中間平板417C、下側平板412C、第3中間スペーサ426Cおよび下側スペーサ422Cを保持する。
In the blower 1C, the flat
図6〜図8の例の送風装置1A,1B,1Cのように、送風部の複数のスペーサの少なくとも1つが、平板保持部の一部であってもよい。複数のスペーサの1つと平板保持部とを一体に形成することにより、部品点数を抑制できる。これにより、組み立て部品の数が少なくなるため、生産性が向上する。なお、図6〜図8の例では、送風部が複数のスペーサを有したが、本発明はこれに限られない。送風部が、2つの平板と、単一のスペーサを有してもよい。その場合、単一のスペーサが、平板保持部の一部であってもよい。
As in the
図9は、他の変形例に係る送風装置1Dの部分断面図である。図9の例の送風装置1Dでは、ハブ322Dは、天板部51D、マグネット保持部54Dおよび平板保持部57Dを有する単一の部材により構成される。平板保持部57Dは、マグネット保持部54Dの下端部から径方向外側に拡がる。また、送風部40Dは、複数の平板410Dと、複数のスペーサ420Dとを有する。複数の平板410Dは、軸方向隙間400Dを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Dは、軸方向に隣り合う平板410Dの間において、軸方向隙間400Dの径方向の一部の領域に配置される。ハブ322Dの平板保持部57Dは、その上面に、送風部40Dを保持する。すなわち、平板保持部57Dは、複数の平板410Dおよび複数のスペーサ420Dを保持する。
FIG. 9 is a partial cross-sectional view of an
図10は、他の変形例に係る送風装置1Eの部分断面図である。図10の例の送風装置1Eでは、ハブ322Eは、天板部51E、マグネット保持部54Eおよび平板保持部57Eを有する単一の部材により構成される。平板保持部57Eは、マグネット保持部54Eの下端部から径方向外側に拡がる。
FIG. 10 is a partial cross-sectional view of an
また、送風部40Eが、複数の平板410Eと、複数のスペーサ420Eとを有する。複数の平板410Eは、軸方向隙間400Eを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Eは、軸方向に隣り合う平板410Eの間において、軸方向隙間400Eの径方向の一部の領域に配置される。
Moreover, the
複数の平板410Eは、最も上方に配置された上側平板411Eと、最も下側に配置された下側平板412Eと、上側平板411Eの下方かつ下側平板412Eの上方に配置された4つの中間平板413Eとを含む。また、複数のスペーサ420Eは、最も上方に配置された上側スペーサ421Eと、最も下方に配置された下側スペーサ422Eと、上側スペーサ421Eの下方かつ下側スペーサ422Eの上方に配置された3つの中間スペーサ423Eとを含む。
The plurality of
この送風装置1Eでは、平板保持部57Eが、送風部40Eの下側スペーサ422Eとしての役割を果たす。すなわち、下側スペーサ422Eは、平板保持部57Eの一部である。平板保持部57Eは、その上面に、上側平板411E、4つの中間平板413E、上側スペーサ421Eおよび3つの中間スペーサ423Eを保持する。また、平板保持部57Eは、その下面に、下側平板412Eを保持する。
In the
図11は、他の変形例に係る送風装置1Fの部分断面図である。図11の例の送風装置1Fでは、ハブ322Fは、天板部51F、マグネット保持部54Fおよび平板保持部57Fを有する単一の部材により構成される。平板保持部57Fは、マグネット保持部54Fの側面から径方向外側に拡がる。
FIG. 11 is a partial cross-sectional view of an
また、送風部40Fが、複数の平板410Fと、複数のスペーサ420Fとを有する。複数の平板410Fは、軸方向隙間400Fを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Fは、軸方向に隣り合う平板410Fの間において、軸方向隙間400Fの径方向の一部の領域に配置される。
Moreover, the
この送風装置1Fでは、平板保持部57Fが、送風部40Fの上側スペーサ421Fとしての役割を果たす。すなわち、上側スペーサ421Fは、平板保持部57Fの一部である。平板保持部57Fは、その上面に、上側平板411Fを保持する。また、平板保持部57Fは、その下面に、4つの中間平板413F、下側平板412F、3つの中間スペーサ423Fおよび下側スペーサ422Fを保持する。
In the
なお、この送風装置1Fの製造工程においては、平板保持部57Fの軸方向一方側(下面側)から、他の平板410Fである4つの中間平板413Fおよび下側平板412Fを、積み重ねていく。このため、送風部40Fの組み立て時において、ワーク(組立装置の一部)に載置されるのは、平坦な表面を有するハブ322Fの天板部51Fとなる。すなわち、ハブ322Fの天板部51Fを載置するワークの載置面の形状を複雑にする必要が無いため、生産性も向上する。
In the manufacturing process of the
図12は、他の変形例に係る送風装置1Gの部分断面図である。図12の例の送風装置1Gでは、ハブ322Gは、天板部51G、マグネット保持部54Gおよび平板保持部57Gを有する単一の部材により構成される。平板保持部57Gは、マグネット保持部54Gの側面から径方向外側に拡がる。
FIG. 12 is a partial cross-sectional view of an
また、送風部40Gが、複数の平板410Gと、複数のスペーサ420Gとを有する。複数の平板410Gは、軸方向隙間400Gを介して軸方向に配列される。複数のスペーサ420Gは、軸方向に隣り合う平板410Gの間において、軸方向隙間400Gの径方向の一部の領域に配置される。
In addition, the
複数の平板410Gは、最も上方に配置された上側平板411Gと、最も下方に配置された下側平板412Gと、上側平板411Gの下方かつ下側平板412Gの上方に配置された4つの中間平板414G〜417Gとを含む。以下では、4つの中間平板414G〜417Gを、上方から下方へ向かって順に、第1中間平板414G、第2中間平板415G、第3中間平板416Gおよび第4中間平板417Gと称する。
The plurality of
複数のスペーサ420Gは、最も上方に配置された上側スペーサ421Gと、最も下方に配置された下側スペーサ422Gと、上側スペーサ421Gの下方かつ下側スペーサ422Gの上方に配置された3つの中間スペーサ424G〜426Gとを含む。以下では、3つの中間スペーサ424G〜426Gを、上方から下方へ向かって順に、第1中間スペーサ424G、第2中間スペーサ425Gおよび第3中間スペーサ426Gと称する。
The plurality of
この送風装置1Gでは、平板保持部57Gが、送風部40Gの第2中間スペーサ425Gとしての役割を果たす。すなわち、中間スペーサ424G〜426Gの1つである第2中間スペーサ425Gは、平板保持部57Gの一部である。平板保持部57Gは、その上面に、上側平板411G、第1中間平板414G、第2中間平板415G、上側スペーサ421Gおよび第1中間スペーサ424Gを保持する。また、平板保持部57Gは、その下面に、第3中間平板416G、第4中間平板417G、下側平板412G、第3中間スペーサ426Gおよび下側スペーサ422Gを保持する。
In this
図9〜図12の例の送風装置1D,1E,1F,1Gのように、ハブは、単一の部材により構成されてもよい。ハブが単一の部材により構成されることにより、ハブが複数の部材により構成される場合と比べて、部品点数を抑制できる。これにより、組み立て部品の数が少なくなるため、生産性が向上する。
Like the
また、図10〜図12の例の送風装置1E,1F,1Gのように、送風部の複数のスペーサの少なくとも1つが、平板保持部の一部であってもよい。複数のスペーサの1つと平板保持部とを一体に形成することにより、部品点数をさらに抑制できる。これにより、組み立て部品の数がさらに少なくなるため、生産性がより向上する。なお、図10〜図12の例では、送風部が複数のスペーサを有したが、本発明はこれに限られない。送風部が、2つの平板と、単一のスペーサを有してもよい。その場合、単一のスペーサが、平板保持部の一部であってもよい。 10 to 12, at least one of the plurality of spacers of the blowing unit may be a part of the flat plate holding unit. By integrally forming one of the plurality of spacers and the flat plate holding portion, the number of parts can be further suppressed. Thereby, since the number of assembly parts is further reduced, productivity is further improved. In addition, in the example of FIGS. 10-12, although the ventilation part had several spacer, this invention is not limited to this. The ventilation part may have two flat plates and a single spacer. In that case, a single spacer may be a part of the flat plate holding portion.
図13は、他の変形例に係る送風装置1Hの部分断面図である。図13の例の送風装置1Hでは、モータ部30Hが、静止部31Hと、回転部32Hと、2つの玉軸受33Hとを有する。
FIG. 13 is a partial cross-sectional view of an
静止部31Hは、ステータ固定部311Hと、ステータ312Hとを有する。ステータ固定部311Hは、ハウジング20Hに固定される有底円筒状の部材である。ステータ312Hは、ステータ固定部311Hの外周面に固定された電機子である。
The
回転部32Hは、シャフト321Hと、ハブ322Hと、マグネット324Hとを有する。シャフト321Hは、少なくとも下端部がステータ固定部311Hの内部に配置される。また、シャフト321Hの上端部は、ハブ322Hに固定される。マグネット324Hは、ハブ322Hに固定される。マグネット324Hは、ステータ312Hと径方向に対向して配置される。
The
玉軸受33Hはそれぞれ、回転部32Hを静止部31Hに対して回転可能に接続する。具体的には、玉軸受33Hの外輪が静止部31Hのステータ固定部311Hの内周面に固定される。また、玉軸受33Hの内輪が回転部32Hのシャフト321Hの外周面に固定される。そして、外輪と内輪との間に複数の球状の転動体である玉が介在する。このように、モータ部30Hの軸受構造として、流体動圧軸受に代えて、玉軸受等の転がり軸受(ベアリング)が用いられてもよい。
Each of the
図13の例では、モータ部30Hが2つの玉軸受33Hを有する。そして、ステータ固定部311Hの内周面とシャフト321Hとが対向している軸方向領域の上端付近と下端付近に玉軸受33Hが配置される。これにより、シャフト321Hが中心軸9Hに対して傾斜するのが抑制される。
In the example of FIG. 13, the
図14は、他の変形例に係る送風装置1Jの上面図である。図14の例の送風装置1Jでは、ハウジング20Jは、複数の送風口201Jを有する。具体的には、側壁部22Jが、周方向の複数箇所に、径方向に向けて開口する送風口201Jを有する。ハウジング20Jは、各送風口201Jの周囲に舌部203Jを有する。また、送風部40Jは、複数の平板410Jと、複数のスペーサとを有する。複数の平板410Jは、軸方向隙間を介して軸方向に配列される。複数のスペーサは、軸方向に隣り合う平板410Jの間において、軸方向隙間の径方向の一部の領域に配置される。
FIG. 14 is a top view of a
インペラを有する遠心ファンでは、羽根の形状、枚数、配置等に起因する周期的な騒音が発生する。また、当該騒音は舌部周辺で発生しやすい。このため、複数方向に排気しようとすると舌部が増えるため、さらに騒音特性が悪化する。しかしながら、この送風装置1Jでは、平板410Jの回転により径方向外側へ向かう気流を発生させるため、インペラを有する遠心ファンと比べて周期的な騒音を小さくできる。したがって、この送風装置1Jのように、複数方向に排気を行った場合でも、舌部203Jとの関係により騒音特性が悪化することを抑制できる。
In a centrifugal fan having an impeller, periodic noise is generated due to the shape, number, and arrangement of blades. In addition, the noise is likely to be generated around the tongue. For this reason, when exhausting in a plurality of directions, the number of tongues increases, and noise characteristics are further deteriorated. However, in this
上記の実施形態および変形例では、送風部の有する平板の数が6つ、スペーサの数が5つであったが、本発明はこれに限られない。平板の数は、2〜5つであってもよいし、7つ以上であってもよい。また、スペーサの数は、1〜4つであってもよいし、6つ以上であってもよい。 In said embodiment and modification, although the number of the flat plates which a ventilation part has was six and the number of the spacers, this invention is not limited to this. The number of flat plates may be 2 to 5, or 7 or more. Also, the number of spacers may be 1 to 4, or 6 or more.
また、上記の実施形態および変形例では、ハブが1部材または2部材から構成されたが、本発明はこれに限られない。ハブは、3つ以上の部材で構成されてもよい。 Moreover, in said embodiment and modification, although the hub was comprised from 1 member or 2 members, this invention is not limited to this. The hub may be composed of three or more members.
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。例えば、ハウジング、送風部またはモータ部の形状が、上記の実施形態および変形例と異なっていてもよい。また、上記の各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。 Moreover, about the detailed shape of each member, you may differ from the shape shown by each figure of this application. For example, the shape of a housing, a ventilation part, or a motor part may differ from said embodiment and a modification. Moreover, you may combine each said element suitably in the range by which a contradiction does not arise.
本発明は、送風装置に利用できる。 The present invention can be used for a blower.
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1J 送風装置
9,9H 中心軸
20,20H,20J ハウジング
30,30H モータ部
31,31H 静止部
32,32H 回転部
33H 玉軸受
40,40A,40B,40C,40D,40E,40F,40G,40J 送風部
51,51A,51B,51C,51D,51E,51F,51G 天板部
54,54A,54B,54C,54D,54E,54F,54G マグネット保持部
57,57A,57B,57C,57D,57E,57F,57G 平板保持部
60 通気孔
201,201J 送風口
202 吸気口
300 潤滑流体
301 シール部
312,312H ステータ
313 軸受ハウジング
321,321H シャフト
322,322A,322B,322C,322D,322E,322F,322G, 322H ハブ
323 軸受部材
324,324H マグネット
400,400A400B,400C,400D,400E,400F 軸方向隙間
410,410A,410B,410C,410D,410E,410F,410G,410J 平板
420,420A,420B,420C,420D,420E,420F,420G スペーサ
421A,421B,421C,421E,421F,421G 上側スペーサ
422A,422B,422C,422E,422F,422G 下側スペーサ
423A,423B,423E,423F,424C,424G,425C,425G,426C,426G 中間スペーサ
501,501A,501B,501C ハブ本体部材
502,502A,502B,502C フランジ部材
1, 1A, 1B, 1C, 1D, 1E, 1F, 1G, 1H, 1J Air blower 9, 9H Center shaft 20, 20H, 20J Housing 30, 30H Motor part 31, 31H Stationary part 32, 32H Rotating part 33H Ball bearing 40, 40A, 40B, 40C, 40D, 40E, 40F, 40G, 40J Blower 51, 51A, 51B, 51C, 51D, 51E, 51F, 51G Top plate 54, 54A, 54B, 54C, 54D, 54E, 54F , 54G Magnet holder 57, 57A, 57B, 57C, 57D, 57E, 57F, 57G Flat plate holder 60 Ventilation hole 201, 201J Blower port 202 Air inlet 300 Lubricating fluid 301 Seal portion 312, 312H Stator 313 Bearing housing 321, 321H Shafts 322, 322A, 322B, 322C, 22D, 322E, 322F, 322G, 322H Hub 323 Bearing member 324, 324H Magnet 400, 400A400B, 400C, 400D, 400E, 400F Axial clearance 410, 410A, 410B, 410C, 410D, 410E, 410F, 410G, 410J Flat plate 420 , 420A, 420B, 420C, 420D, 420E, 420F, 420G Spacer 421A, 421B, 421C, 421E, 421F, 421G Upper spacer 422A, 422B, 422C, 422E, 422F, 422G Lower spacer 423A, 423B, 423E, 423F, 424C, 424G, 425C, 425G, 426C, 426G Intermediate spacer 501, 501A, 501B, 501C Hub body member 502, 502A , 502B, 502C Flange member
Claims (10)
上下方向に延びる中心軸を中心として回転する送風部と、
前記送風部を回転させるモータ部と、
前記送風部および前記モータ部を収容するハウジングと、
を有し、
前記ハウジングは、
前記送風部の上部に配置され、軸方向に貫通する吸気口と、
前記送風部の径方向外側に配置され、周方向の少なくとも一部に径方向に向けて開口する送風口と、
を有し、
前記送風部は、
軸方向隙間を介して軸方向に配列された複数の平板と、
軸方向に隣り合う前記平板の間において、前記軸方向隙間の径方向の一部の領域に配置された1つまたは複数のスペーサと、
を有し、
前記モータ部は、
電機子を有する静止部と、
前記電機子の径方向外側に配置されたマグネットと、前記マグネットを保持するハブとを有する回転部と、
を有し、
前記ハブは、
前記電機子の上部を覆う天板部と、
前記天板部から下方へ円筒状に延び、内周面に前記マグネットを保持するマグネット保持部と、
前記マグネット保持部の径方向外側において径方向に拡がり、複数の前記平板の少なくとも一部を保持する平板保持部と、
を有する、送風装置。 A blower,
A blower that rotates about a central axis extending in the vertical direction;
A motor unit for rotating the air blowing unit;
A housing that houses the blower section and the motor section;
Have
The housing is
An air intake port disposed in an upper portion of the air blowing portion and penetrating in the axial direction;
An air outlet that is arranged on the radially outer side of the air blowing part and opens in the radial direction at least in a circumferential direction; and
Have
The blowing section is
A plurality of flat plates arranged in an axial direction through an axial gap;
Between the flat plates adjacent in the axial direction, one or more spacers arranged in a partial region in the radial direction of the axial gap, and
Have
The motor part is
A stationary part having an armature;
A rotating part having a magnet disposed radially outside the armature, and a hub for holding the magnet;
Have
The hub is
A top plate that covers the top of the armature;
A magnet holding portion that extends downward from the top plate portion in a cylindrical shape and holds the magnet on an inner peripheral surface;
A flat plate holding portion that extends radially outside the magnet holding portion and holds at least a part of the plurality of flat plates; and
A blower.
前記ハブは、
前記天板部および前記マグネット保持部を有するハブ本体部材と、
前記平板保持部を有するフランジ部材と、
を含む、送風装置。 It is an air blower of Claim 1, Comprising:
The hub is
A hub body member having the top plate part and the magnet holding part;
A flange member having the flat plate holding portion;
Including a blower.
前記スペーサの少なくとも1つは、前記平板保持部の一部である、送風装置。 The blower device according to claim 1 or 2, wherein
At least one of the spacers is a blower device that is a part of the flat plate holding portion.
前記送風部は、複数の前記スペーサを有し、
複数の前記スペーサのうち最も下方に配置された下側スペーサは、前記平板保持部の一部である、送風装置。 It is an air blower of Claim 3, Comprising:
The air blowing part has a plurality of the spacers,
The lower spacer arranged at the lowermost position among the plurality of spacers is a blower device that is a part of the flat plate holding portion.
前記送風部は、複数の前記スペーサを有し、
複数の前記スペーサのうち最も上方に配置された上側スペーサは、前記平板保持部の一部である、送風装置。 It is an air blower of Claim 3, Comprising:
The air blowing part has a plurality of the spacers,
The upper spacer disposed at the uppermost position among the plurality of spacers is a blower device that is a part of the flat plate holding portion.
前記送風部は、3つ以上の前記スペーサを有し、
複数の前記スペーサは、
最も上方に配置された上側スペーサと、
最も下方に配置された下側スペーサと、
前記上側スペーサと前記下側スペーサとの間に配置された、1つまたは複数の中間スペーサと、
を含み、
前記中間スペーサの少なくとも1つは、前記平板保持部の一部である、送風装置。 It is an air blower of Claim 3, Comprising:
The air blowing part has three or more spacers,
The plurality of spacers are
An upper spacer disposed at the uppermost position;
A lower spacer disposed at the bottom, and
One or more intermediate spacers disposed between the upper spacer and the lower spacer;
Including
At least one of the intermediate spacers is a blower device that is a part of the flat plate holding portion.
前記吸気口の中心は、前記中心軸と一致する、送風装置。 The blower device according to any one of claims 1 to 6,
The air blower in which the center of the air inlet coincides with the central axis.
前記静止部は、軸受ハウジングをさらに有し、
前記回転部は、シャフトと、軸受部材とをさらに有し、
前記軸受ハウジングと、前記シャフトおよび前記軸受部材との間には、潤滑流体が介在し、
前記潤滑流体の界面が、前記軸受ハウジングと前記回転部との間隙であるシール部に配置され、
前記シール部は、前記界面から遠ざかるにつれて前記軸受ハウジングと前記回転部との距離が大きくなる、送風装置。 The blower device according to any one of claims 1 to 7,
The stationary part further comprises a bearing housing;
The rotating part further includes a shaft and a bearing member,
A lubricating fluid is interposed between the bearing housing, the shaft and the bearing member,
The interface of the lubricating fluid is disposed in a seal portion that is a gap between the bearing housing and the rotating portion,
The air blower in which the distance between the bearing housing and the rotating part increases as the seal part moves away from the interface.
前記モータ部は、
前記回転部を前記静止部に対して回転可能に接続する玉軸受
をさらに有する、送風装置。 The blower device according to any one of claims 1 to 7,
The motor part is
An air blower further comprising a ball bearing that rotatably connects the rotating part to the stationary part.
前記ハウジングは、周方向の複数箇所に前記送風口を有する、送風装置。 A blower device according to any one of claims 1 to 9,
The said housing is an air blower which has the said air outlet in the multiple places of the circumferential direction.
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