JP2017215824A - 切削工具のレンタルシステムおよび切削工具のレンタル方法 - Google Patents

切削工具のレンタルシステムおよび切削工具のレンタル方法 Download PDF

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Abstract

【課題】切削工具の貸し出しを適切に管理できるシステムを提供する。【解決手段】レンタルシステムRは、新品または再研磨した新規切削工具10Aを顧客に貸し出し、顧客での使用により消耗した使用済切削工具10Bを顧客から引き取ると共に新規切削工具10Aを新たに貸し出すことの管理に用いられる。レンタルシステムRは、蓄積した顧客情報および該顧客情報に関連付けた消耗情報に基づいて、顧客の需要予測を立てることができる。【選択図】図1

Description

この発明は、切削工具を顧客に貸し出し、顧客から使用済の切削工具を引き取ると共に、対応の切削工具を新たに貸し出す切削工具のレンタルシステムおよび切削工具のレンタル方法に関するものである。
金属の切削可能に用いられる切削工具としては、例えばエンドミルや、ドリル、バイト、フライス、リーマー、タップ、ホブ、ピニオンカッタ、ダイス、ブローチ、トリマ、ルータなどがある。切削工具は、金属を切削加工することで、自身も摩耗して切れが悪くなり、加工精度が悪化するので、ある程度消耗したら取り替えられる。このような使用済みの切削工具は、再研磨などの所定の再生処理が施されて、再生品として提供されている。そして、切削工具は、新品または再生品を顧客に販売して提供するのが一般的である。
前述したように、切削工具は、販売により顧客に提供されるのが一般的であるので、顧客からの注文に応じて、顧客へ切削工具を提供することになる。従って、顧客の使用状況によっては顧客のもとから切削工具が欠品するおそれがある。また、使用済みの切削工具を回収する場合において、顧客から廃棄されるタイミングが予想がつき難いといった問題もある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、引き取った使用済切削工具から得られる消耗情報を利用して、顧客のもとに切削工具を適切に配置することができる切削工具のレンタルシステムおよび切削工具のレンタル方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の切削工具のレンタルシステムは、
新品または再研磨した新規切削工具を顧客に貸し出し、顧客での使用により消耗した使用済切削工具を顧客から引き取ると共に新規切削工具を新たに貸し出す切削工具のレンタルシステムであって、
前記切削工具および当該切削工具を収容するケースの少なくとも一方に付され、該切削工具毎の個別管理情報を少なくとも含む識別子と、
顧客に貸し出した前記新規切削工具の識別子を入力手段で入力して得られる該識別子の個別管理情報と、貸し出した顧客と、貸し出し日とを関連付けた顧客情報を作成する顧客情報作成手段と、
前記顧客情報を記憶する記憶手段と、
顧客から引き取った前記使用済切削工具の識別子を入力手段で入力して得られる該識別子の個別管理情報と、引き取った顧客と、引き取り日とを関連付けて、顧客毎の消耗情報を作成し、当該消耗情報を前記顧客情報と関連付けて前記記憶手段に記憶させる消耗情報作成手段と、
顧客への新規切削工具の貸し出し毎に更新される前記顧客情報と、顧客からの使用済切削工具の引き取り毎に更新される前記消耗情報とを出力可能な出力手段とを備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、顧客情報および消耗情報を参照することで、切削工具の貸し出し状況や、顧客で切削工具をどれくらい使用しているかなどを把握することができ、切削工具を欠品させることなく、顧客に切削工具を適切に貸し出すことができる。
請求項2に係る発明では、前記顧客情報および該顧客情報に関連付けられた前記消耗情報に基づいて、顧客が用いる切削工具の需要予測を算出する需要予測手段を備えたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、需要予測手段によって顧客が用いる切削工具の需要予測が算出されるので、需要予測に基づいて顧客に切削工具をより適切に貸し出すことができる。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項3に係る発明の切削工具のレンタル方法は、
新品または再研磨した新規切削工具を顧客に貸し出す際に、新規切削工具および当該新規切削工具を収容したケースの少なくとも一方に付された識別子の個別管理情報を入力して、該個別管理情報と、貸し出した顧客と、貸し出し日とを関連付けた顧客情報を作成し、
顧客での使用により消耗した使用済切削工具を引き取る際に、使用済切削工具および当該使用済切削工具を収容したケースの少なくとも一方に付された識別子の個別管理情報を入力して、該個別管理情報と、引き取った顧客と、引き取り日とを関連付けて、顧客毎の消耗情報を作成し、
前記顧客情報および該顧客情報に関連付けられた前記消耗情報に基づいて、顧客が用いる切削工具の需要予測を算出するようにしたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、顧客情報および消耗情報を参照することで、切削工具の貸し出し状況や、顧客で切削工具をどれくらい使用しているかなどを把握することができる。また、顧客情報および消耗情報を元に顧客が用いる切削工具の需要予測を算出することで、需要予測に基づいて顧客に切削工具をより適切に貸し出すことができる。
本発明に係る切削工具のレンタルシステムによれば、顧客のもとに切削工具を適切に配置することができる。また、本発明に係る切削工具のレンタル方法によれば、顧客のもとに切削工具を適切に配置することができる。
本発明の好適な実施例に係る切削工具のレンタルシステムを示す説明図である。 実施例のデータベースのテーブルを示す説明図である。 実施例の顧客情報の作成の流れを示す説明図である。 実施例の消耗情報の作成の流れを示す説明図である。 実施例の需要予測の流れを示す説明図である。
次に、本発明に係る切削工具のレンタルシステムおよび切削工具のレンタル方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係る切削工具10のレンタルシステム(以下、単にレンタルシステムという)Rは、新品または再研磨した新規切削工具10Aを顧客に貸し出し、顧客での使用により消耗した使用済切削工具10Bを顧客から引き取ると共に新規切削工具10Aを新たに貸し出すためのものである。レンタルシステムRは、引き取った使用済切削工具10Bと同じ種別の新規切削工具10Aを、引き取った数と同数、または後述する需要予測に基づいた数を顧客へ新たに貸し出すようになっている。レンタルシステムRは、切削工具10および該切削工具10を収容したケース12の少なくとも一方に付された識別子14と、例えば貸し出し元に設置された管理手段16と、識別子14の情報を管理手段16に入力するための入力手段18と、管理手段16の情報を出力するための出力手段20とを備えている。レンタルシステムRは、例えばエンドミル、ドリル、バイト、フライス、リーマー、タップ、ホブ、ピニオンカッタ、ダイス、ブローチ、トリマ、ルータなど、金属の切削可能に用いられる切削工具10を対象としている。これらの切削工具10の中でも、レンタルシステムRは、特に再研磨することで複数回使用可能なボールエンドミルなどのエンドミルの貸し出しを管理するシステムとして好適である。なお、新規切削工具10Aと使用済切削工具10Bを区別しない場合は、単に切削工具10という。
前記識別子14は、付与される切削工具10毎の個別管理情報を、情報として少なくとも含んでいる。個別管理情報は、例えば切削工具10の径や形状や材質などの諸元等であり、この個別管理情報によって切削工具10の種別の識別や個々の切削工具10の区別などが可能になっている。識別子14としては、文字や数字、またはこれらを組み合わせて表されたコード、あるいは、バーコードなどの一次元コードやQRコード(登録商標)などの二次元コード等、スキャナーなどでデジタルデータとして読み取り可能なものを用いることができる。また、識別子14は、ICチップなど、情報の記録や演算が可能な素子を有する媒体を用いることができる。そして、新規切削工具10Aと、当該新規切削工具10Aを切削加工に使用することで消耗して使用できなくなった使用済切削工具10Bとは、識別子14が同じである。識別子14は、切削工具10の軸に付けても、切削工具10を収容するケース12に付けても、同じ個別管理情報を有する識別子14を切削工具10とケース12との両方に付けてもよい。例えばケース12に識別子14を付してある場合は、使用済切削工具10Bを、使用する前の新規切削工具10Aが入っていたケース12に収めるように管理する。
図1に示すように、管理手段16は、顧客情報を作成する顧客情報作成手段22と、消耗情報を作成する消耗情報作成手段24とを備え、顧客情報および消耗情報が記憶手段26に記憶されている。また、管理手段16は、記憶手段26の顧客情報および消耗情報を元に、顧客で必要とされる切削工具10の需要予測を行う需要予測手段28を備えている。 このような管理手段16を構成する手段は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行し、各種デバイスを制御することにより実現される。また、これらのプログラムは、例えば前記記憶手段26や、該記憶手段26と別に設けられたハードディスク、USBメモリ、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体等から読み出され、システムの管理者が操作することによって実行される。ここで図示の便宜上、管理手段16を構成する各手段22,24,26,28が1つの物理的な場所である貸し出し元に集中した態様で記載されているが、物理的な場所を分散させて構成してもよく、物理的な場所とは別に各手段にネットワーク上のアドレスを割り当てて、バーチャル的には分離したポータルサイトとして構成してもよい。
前記記憶手段26としては、ハードディスク、USBメモリ、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み書き可能な記録媒体を用いることができる。記憶手段26には、レンタルシステムRを用いたレンタルサービスを利用するために登録した顧客名などの顧客データ、切削工具10の種別などの切削工具データなど、各種データが格納されている。
前記入力手段18は、キーボードやマウス等のインターフェース、またはスキャナーやリーダーやカメラ等の読み取り装置など、識別子14の情報を管理手段16に入力可能なものを、単体または組み合わせて用いることができる。入力手段18は、前記インターフェースを用いて識別子14の情報を管理手段16へ入力する構成や、前記読み取り装置を用いて識別子14の情報を管理手段16へ直接入力する構成のいずれであってもよい。また、入力手段18は、管理手段16の一部であっても、管理手段16に直接繋がっていても、管理手段16と電話やインターネット等の通信回線、あるいは無線LAN等のネットワークなどの情報網を介して繋がっていてもよい。例えば入力手段18としては、携帯電話やスマートフォンやタブレット等の汎用の携帯型端末、あるいは、専用の携帯型端末を用いて、貸し出し先で前記情報網を介して管理手段16に個別管理情報を入力することが可能である。入力手段18は、貸し出し元または貸し出し先の何れか、貸し出し元および貸し出し先の両方に設置してもよい。更に、顧客へ新規切削工具10Aを貸し出す際に個別管理情報を入力する入力手段18と、顧客から使用済切削工具10Bを引き取る際に個別管理入力する入力手段18とが、同じであっても、別々であってもよい。
前記出力手段20は、液晶や有機ELなどのディスプレイ、モニタなどの情報を視覚的に表示可能な表示手段、プリンタなどの情報を印刷して提示可能な印刷手段、情報を音声で出力可能な音声出力手段など、これらを単体または組み合わせて用いることができる。出力手段20は、管理手段16の一部であっても、管理手段16に直接繋がっていても、管理手段16と電話やインターネット等の通信回線、あるいは無線LAN等のネットワークなどの情報網を介して繋がっていてもよい。出力手段20は、管理手段16で管理されている情報を、表示や印刷等、出力することで参照可能であり、レンタルシステムRの管理者に所定の情報を提供可能になっている。例えば出力手段20としては、携帯電話やスマートフォンやタブレット等の汎用の携帯型端末、あるいは、専用の携帯型端末を用いて、貸し出し先で前記情報網を介して管理手段16から所定の情報を読み出し可能であり、出力手段20と入力手段18とを同じ装置で兼用することができる。
前記顧客情報作成手段22は、新規切削工具10Aを貸し出した顧客名と、当該顧客への新規切削工具10Aの貸し出し日と、顧客に貸し出している新規切削工具10Aの種類ごとの数とを関連付けて、顧客情報を作成するよう構成されている。顧客情報は、記憶手段26に記憶されて、例えば図2に示すように記憶手段26において検索および蓄積が容易にできるデータベースとして管理され、出力手段20によって顧客情報を出力して、参照可能になっている。例えば、顧客情報作成手段22によって顧客情報から顧客への貸し出し伝票を作成し、この貸し出し伝票を出力手段20で表示や印刷等により出力できるようにしてもよい。
図3に示すように、顧客情報作成手段22による顧客情報の作成は、以下のように実行される。顧客に新規切削工具10Aを貸し出す際に、入力手段18により貸し出す新規切削工具10Aの識別子14の個別管理情報を入力し、顧客情報作成手段22は、入力手段18から入力された個別管理情報に基づいて(ステップS11)、どの種別の新規切削工具10Aが貸し出しされたかを特定する。顧客情報作成手段22は、貸し出した顧客が顧客情報のテーブルにない場合(S12:NO)、当該顧客のテーブルを作成した後に(S13)、入力手段18から入力された個別管理情報と顧客とを関連付け(S14)、更に個別管理情報と貸し出し日とを関連付ける(S15)。また、顧客情報作成手段22は、貸し出した顧客が顧客情報のテーブルにある場合(S12:YES)、入力手段18から入力された個別管理情報と顧客とを関連付け(S14)、更に個別管理情報と貸し出し日とを関連付ける(S15)。
図3に示すように、顧客情報作成手段22は、顧客および貸し出し日が同じで、入力した個別管理情報と同じ種別のデータがない場合(S16:NO)、ある顧客についてある貸し出し日に貸し出した新規切削工具10Aのデータを含む顧客情報を作成し(S17)、顧客情報を記憶手段26に登録する(S18)。また、顧客情報作成手段22は、顧客および貸し出し日が同じで、入力した個別管理情報と同じ種別のデータがある場合(S16:YES)、当該データに貸し出し数を加算し、ある顧客について同じ日に貸し出した新規切削工具10Aの貸し出し数を種別毎に集計した顧客情報を作成し(S19)、顧客情報を更新する(S20)。そして、顧客情報作成手段22は、入力手段18で個別管理情報が入力される度に、前述したフローに基づいて顧客情報を登録または更新する。ここで、貸し出し日よりも前に貸し出した新規切削工具10Aについて、同じ顧客で、同じ種別の貸し出し残数がある場合、新規の貸し出し数と貸し出し残数とを足して集計される。
前記消耗情報作成手段24は、使用済切削工具10Bを引き取った顧客名と、当該顧客からの使用済切削工具10Bの引き取り日と、顧客から引き取った使用済切削工具10Bの種類ごとの数とを関連付けて、消耗情報を作成するよう構成されている。消耗情報は、顧客情報と関連付けて記憶手段26に記憶されて、例えば図2に示すように記憶手段26において検索および蓄積が容易にできるデータベースとして管理され、出力手段20によって消耗情報を出力して、参照可能になっている。例えば、消耗情報作成手段24によって消耗情報から顧客からの引き取り伝票を作成し、この引き取り伝票を出力手段20で表示や印刷等により出力できるようにしてもよい。
図4に示すように、消耗情報作成手段24による消耗情報の作成は、以下のように実行される。顧客から使用済切削工具10Bを引き取る際に、入力手段18により引き取る使用済切削工具10Bの識別子14の個別管理情報を入力し、消耗情報作成手段24は、入力手段18から入力された個別管理情報に基づいて(ステップS21)、どの種別の使用済切削工具10Bが引き取られたかを特定する。消耗情報作成手段24は、顧客情報から引き取った顧客のテーブルを抽出し(S22)、個別管理情報の種別が同じデータに引き取り日を関連付ける(S23)。これにより、引き取った顧客と引き取り日と引き取った使用済切削工具10Bの種別とが関連付けられる。
図4に示すように、消耗情報作成手段24は、顧客および引き取り日が同じで、入力した個別管理情報と同じ種別のデータがない場合(S24:NO)、ある顧客についてある引き取り日に引き取った使用済切削工具10Bのデータを含む消耗情報を作成し(S25)、消耗情報を記憶手段26に登録する(S26)。また、消耗情報作成手段24は、顧客および引き取り日が同じで、入力した個別管理情報と同じ種別のデータがある場合(S24:YES)、当該データに引き取り数を加算し、ある顧客について同じ日に引き取った使用済切削工具10Bの貸し出し数を種別毎に集計した消耗情報を作成し(S27)、消耗情報を更新する(S28)。そして、消耗情報作成手段24は、入力手段18で個別管理情報が入力される度に、前述したフローに基づいて消耗情報を登録または更新する。
需要予測手段28は、顧客情報とこの顧客情報に関連付けられた消耗情報とに基づいて、顧客が用いる切削工具10の需要予測を算出可能に構成されている。図5に示すように、需要予測手段28による需要予測の算出は、以下のように実行される。同じ種別について顧客情報の貸し出し日と消耗情報の引き取り日との関係から貸し出し期間を算出する(S31)。当該種別について消耗情報から引き取り本数を抽出する(S32)。引き取り本数と貸し出し期間の関係(引き取り本数/貸し出し期間)から単位期間当たりの使用予想本数を算出する(S33)。顧客情報から当該種別について現在の貸し出し本数を抽出し、貸し出し本数と単位期間当たりの使用予想本数との関係から、貸し出した新規切削工具10が全て消費されるまでの消費期間を算出する(S34)。ここで、消費期間の算出には、過去の季節変動データや、経済動向などに基づく変動データなど、各種のデータを適用して需要予測をより精度が増すように補正してもよい。
図5に示すように、次回の顧客への引き取り予定日が消費期間よりも後であれば(S35:NO)であれば、管理手段16に設定された引き取り予定日(訪問予定日)を消費期間より前になるように設定変更する(S36)。また、次回の顧客への引き取り予定日が消費期間よりも前であれば(S35:YES)であれば、管理手段16に設定された引き取り予定日をそのまま維持する(S37)。ここで、引き取り予定日を設定変更した場合は、出力手段20によってその旨を報知するとよい。
〔実施例の作用〕
次に、実施例の作用について説明する。記憶手段26に記憶された顧客情報および消耗情報を出力手段20により参照することで、切削工具10の貸し出し状況や、顧客で切削工具10をどれくらい使用しているかなどを簡単に把握することができる。すなわち、顧客に切削工具10をどれだけ貸し出しているのかだけでなく、消費情報に基づいて顧客がどれだけ切削工具10を使用したのかも管理しているので、顧客の需要予測を立て易くすることができる。すなわち、顧客から貸し出し依頼などの連絡をもらわなくても、顧客において切削工具10を欠品させることなく、顧客に適切な数の切削工具10をタイムリーに貸し出すことができる。しかも、顧客情報と該顧客情報に関連付けられた消耗情報とに基づいて、より精度のよい需要予測が自動的に算出されるので、より能動的な貸し出し管理を行うことができ、例えば顧客に過剰な在庫を強いることなく、適切な数の切削工具10を適切なタイミングで貸し出すことができる。
10 切削工具,10A 新規切削工具,10B 使用済切削工具,12 ケース,
14 識別子,18 入力手段,20 出力手段,22 顧客情報作成手段,
24 消耗情報作成手段,26 記憶手段,28 需要予測手段

Claims (3)

  1. 新品または再研磨した新規切削工具(10A)を顧客に貸し出し、顧客での使用により消耗した使用済切削工具(10B)を顧客から引き取ると共に新規切削工具(10A)を新たに貸し出す切削工具のレンタルシステムであって、
    前記切削工具(10A,10B)および当該切削工具(10A,10B)を収容するケース(12)の少なくとも一方に付され、該切削工具(10A,10B)毎の個別管理情報を少なくとも含む識別子(14)と、
    顧客に貸し出した前記新規切削工具(10A)の識別子(14)を入力手段(18)で入力して得られる該識別子(14)の個別管理情報と、貸し出した顧客と、貸し出し日とを関連付けた顧客情報を作成する顧客情報作成手段(22)と、
    前記顧客情報を記憶する記憶手段(26)と、
    顧客から引き取った前記使用済切削工具(10B)の識別子(14)を入力手段(18)で入力して得られる該識別子(14)の個別管理情報と、引き取った顧客と、引き取り日とを関連付けて、顧客毎の消耗情報を作成し、当該消耗情報を前記顧客情報と関連付けて前記記憶手段(26)に記憶させる消耗情報作成手段(24)と、
    顧客への新規切削工具(10A)の貸し出し毎に更新される前記顧客情報と、顧客からの使用済切削工具(10B)の引き取り毎に更新される前記消耗情報とを出力可能な出力手段(20)とを備えた
    ことを特徴とする切削工具のレンタルシステム。
  2. 前記顧客情報および該顧客情報に関連付けられた前記消耗情報に基づいて、顧客が用いる切削工具(10A,10B)の需要予測を算出する需要予測手段(28)を備えた請求項1記載の切削工具のレンタルシステム。
  3. 新品または再研磨した新規切削工具(10A)を顧客に貸し出す際に、新規切削工具(10A)および当該新規切削工具(10A)を収容したケース(12)の少なくとも一方に付された識別子(14)の個別管理情報を入力して、該個別管理情報と、貸し出した顧客と、貸し出し日とを関連付けた顧客情報を作成し、
    顧客での使用により消耗した使用済切削工具(10B)を引き取る際に、使用済切削工具(10B)および当該使用済切削工具(10B)を収容したケース(12)の少なくとも一方に付された識別子(14)の個別管理情報を入力して、該個別管理情報と、引き取った顧客と、引き取り日とを関連付けて、顧客毎の消耗情報を作成し、
    前記顧客情報および該顧客情報に関連付けられた前記消耗情報に基づいて、顧客が用いる切削工具(10A,10B)の需要予測を算出するようにした
    ことを特徴とする切削工具のレンタル方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112018005707T5 (de) 2017-11-08 2020-07-09 Sony Corporation Fotoelektrisches umwandlungselement und bildgebungseinrichtung

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