JP2017212178A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電極タブ群の配置スペースを抑えることによってエネルギー効率を向上でき、且つ隣接する積層体セルのセル間抵抗を低減できる電池モジュールを提供する。【解決手段】電池モジュール1は、隔壁3によって隔てられた複数の積層体セル4の収容空間Sを有する筐体2を備えている。筐体2には、隣接する収容空間S,S同士を連通させる連通部21が設けられている。そして、隣り合う一方の積層体セル4における正極タブ群15と他方の積層体セル4における負極タブ群16とは、連通部21において互いに重ね合された状態で気密溶接部24によって接合され、連通部21は、気密溶接部24と共に樹脂封止部25によって封止されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電池モジュールに関する。
従来の電池モジュールの構成として、例えば特許文献1に記載の角型密閉式電池がある。この従来の電池モジュールは、隔壁によって隔てられた複数の収容空間を有する筐体を有しており、各収容空間内にセパレータを介して交互に積層された正極及び負極の積層体セルが電解液と共に配置されている。隔壁には、インサート成型によって隔壁と一体に形成された平板状の集電板が設けられている。
この集電板の一方面には、隔壁の一方側の積層体セルにおける一方の電極タブ群が接続され、他方面には、隔壁の他方側の積層体セルにおける他方の電極タブ群が接続されている。電極タブ群と集電板との接続にあたっては、電極タブ群を貫通するようにそれぞれ支持ピンが設けられ、支持ピンを介して溶接電流を流すことにより、電極タブ群と集電板との圧接部分に溶接部を形成する形態が開示されている(特許文献1の図7等参照)。
特開2002−231213号公報
上述のような電池モジュールでは、エネルギー密度を向上させる観点から、積層体セルの集電スペース、すなわち、電極タブ群の配置スペースは極力小さいことが好ましい。したがって、上述した従来の電池モジュールのような支持ピンを用いることなく、隔壁の集電板に対して電極タブ群をレーザ溶接などで直接的に溶接する構成を採用することが望ましい。しかしながら、レーザ溶接などで隔壁の集電板に対して電極タブ群を直接的に溶接する場合、隔壁の一方側の電極タブ群の溶接を行うと、既に溶接された一方側の電極タブ群の存在により、他方側の電極タブ群の溶接を行うスペースの確保が困難となる。
また、電極タブ群の配置スペースを小さくする構成としては、例えば電極タブ群を集電板で接続し、隣接する積層体セルの集電板同士をバスバーで接続する構成も採用し得る。しかしながら、このような構成では、隣接する積層体セル間において、バスバーによる接続部分のみが電流経路となる。このため、バスバーによる接続部分から遠い位置にある電極部分では、電流経路が長くなり、セル間抵抗が増加してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電極タブ群の配置スペースを抑えることによってエネルギー効率を向上でき、且つ隣接する積層体セルのセル間抵抗を低減できる電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池モジュールは、隔壁によって隔てられた複数の収容空間を有する筐体と、セパレータを介して交互に積層された正極及び負極の電極板によって構成され、電解液と共に各収容空間内にそれぞれ配置された複数の積層体セルと、を備え、筐体は、隣接する収容空間同士を連通させる連通部を有し、積層体セルは、一方の極性の電極板から積層方向に沿って延びる一端面にそれぞれ延出する第1の電極タブ群と、他方の極性の電極板から一端面に対向する他端面にそれぞれ延出する第2の電極タブ群と、を有し、隣り合う一方の積層体セルにおける第1の電極タブ群と他方の積層体セルにおける第2の電極タブ群とは、連通部において互いに重ね合された状態で気密溶接部によって接合され、連通部は、気密溶接部と共に樹脂封止部によって封止されている。
この電池モジュールでは、隣り合う一方の積層体セルにおける第1の電極タブ群と他方の積層体セルにおける第2の電極タブ群とが、連通部において互いに重ね合された状態で気密溶接部によって接合されている。このように、第1の電極タブ群と第2の電極タブ群とを直接的に接合することで、電極タブ群の配置スペースを抑えることが可能となり、エネルギー効率の向上が図られる。また、第1の電極タブ群及び第2の電極タブ群の全体が隣り合う積層体セル間の電流経路となるため、セル間抵抗を低減できる。さらに、この電池モジュールでは、第1の電極タブ群及び第2の電極タブ群が隔壁に対して接合されないので、溶接を行うスペースの確保が容易となり、溶接形態が制限を受けてしまうことを回避できる。連通部において第1の電極タブ群と第2の電極タブ群とを気密溶接部によって接合し、当該気密溶接部と共に連通部を樹脂封止部で封止することにより、隣り合う積層体セル間の電解液及びガス等の移動も防止される。
また、連通部は、隔壁において積層方向の中間部分に設けられていてもよい。この場合、連通部が隔壁の端部に位置する場合に比べて、連通部から離れた位置にある第1の電極タブ群及び第2の電極タブ群の長さを抑えることができる。したがって、セル間抵抗の一層の低減化が図られる。
また、筐体は、隔壁と交差して対向する第1の外壁部及び第2の外壁部を有し、連通部は、第1の外壁部及び第2の外壁部の一方において隔壁の端面と隔壁を挟んで隣り合う収容空間の一部とが露出するように設けられた開口部によって形成されていてもよい。この場合、隔壁の構成を簡単化できる。また、樹脂封止部の形成箇所が筐体の外側に露出するので、樹脂封止部の形成も容易となる。
また、樹脂封止部は、第1の外壁部及び第2の外壁部の一方の外面よりも突出するように設けられ、第1の外壁部及び第2の外壁部の他方の外面には、樹脂封止部の位置に対応して凹部が設けられていてもよい。この場合、一の電池モジュールの樹脂封止部を他の電池モジュールの凹部に配置することで、複数の電池モジュールを隙間なく重ねることができる。
本発明によれば、電極タブ群の配置スペースを抑えることによってエネルギー効率を向上でき、且つ隣接する積層体セルのセル間抵抗を低減できる。
第1実施形態に係る電池モジュールの構成を示す分解斜視図である。 (a)は正極を示す平面図であり、(b)は負極を示す平面図である。 図1に示した電池モジュールの要部拡大断面図である。 第2実施形態に係る電池モジュールの構成を示す分解斜視図である。 図4に示した電池モジュールの要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る電池モジュールの好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電池モジュールの構成を示す分解斜視図である。電池モジュール1は、例えば自動車などの車両のバッテリーとして用いられるニッケル水素充電池をモジュール化したものである。同図に示すように、電池モジュール1は、隔壁3によって隔てられた複数の収容空間Sを有する筐体2と、各収容空間S内にそれぞれ配置された複数の積層体セル4とを備えて構成されている。
筐体2は、例えば樹脂によって扁平な直方体形状をなしている。筐体2は、厚さ方向の一面側が開口する有底の本体部5と、平板状の蓋部6とを備え、本体部5の開口部分に蓋部6を溶着などで接合することにより箱型に形成されている。筐体2を構成する樹脂材料としては、例えばPP、PE、PPS、又は変性PPEなどが挙げられる。筐体の長手方向の一端面2a及び他端面2bには、積層体セル4と電気的に接続される外部端子7,7が設けられている。
隔壁3は、例えば樹脂によって本体部5及び蓋部6と一体に設けられている。隔壁3は、筐体2の長手方向に沿って等間隔で平行に配置されている。これらの隔壁により、筐体2の内部には、筐体の長手方向に沿って複数の収容空間Sが一列に形成されている。隔壁3の配置数には特に制限はないが、本実施形態では、5枚の隔壁によって6つの収容空間Sが形成されている。
積層体セル4は、正極11と、負極12と、正極11と負極12との間に配置されたセパレータ(不図示)とによって構成されている。正極11は、図2(a)に示すように、例えばニッケルからなる矩形の金属箔11aと、金属箔11aの一面側に矩形に形成された正極活物質層11bとを有している。正極活物質層11bを構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。正極11の一方側の縁部には、他の積層体セル4との電気的な接続に用いられる正極タブ13が設けられている。正極タブ13は、金属箔11aのうち、正極活物質層11bが塗工されていない未塗工領域によって長方形状に形成されている。
負極12は、図2(b)に示すように、例えばニッケルからなる矩形の金属箔12aと、金属箔12aの一面側に矩形に形成された負極活物質層12bとを有している。負極活物質層12bを構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。負極12の他方側の縁部には、他の積層体セル4との電気的な接続に用いられる負極タブ14が設けられている。負極タブ14は、金属箔12aのうち、負極活物質層12bが塗工されていない未塗工領域によって長方形状に形成されている。
セパレータは、例えば袋状に形成されている。セパレータの形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。なお、セパレータは、袋状に限られず、シート状のものを用いてもよい。
本実施形態では、正極タブ13が露出するように袋状のセパレータに正極11が内包され、この正極11を内包したセパレータと負極12とが交互に積層された積層体によって積層体セル4が形成されている。積層にあたっては、全ての正極11は、正極タブ13の向きが揃うように積層され、全ての負極は、負極タブ14の向きが揃うように積層される。これにより、積層体セル4では、積層方向に沿って延びる一端面に正極タブ13がそれぞれ延出して正極タブ群(第1の電極タブ群)15が形成されており、一端面に対向して積層方向に沿って延びる他端面に負極タブ14がそれぞれ延出して負極タブ群(第2の電極タブ群)16が形成されている。
各積層体セル4は、図1に示すように、一直線状に配列され、隣り合う一方の積層体セル4における正極タブ群15と他方の積層体セル4における負極タブ群16とを連結することにより、電気的に直列に接続されている。すなわち、一の積層体セル4の正極タブ群15は、一方側に隣接する積層体セル4の負極タブ群16に接続され、一の積層体セル4の負極タブ群16は、他方側に隣接する積層体セル4の正極タブ群15に接続されている。
各積層体セル4は、電解液と共に各収容空間Sにそれぞれ配置されている。電解液としては、例えば水酸化カリウム水溶液などが挙げられる。また、配列端に位置する積層体セル4の外側の電極タブ群には、集電板17がそれぞれ接合されている。集電板17は、筐体の長手方向の一端面2a及び他端面2bに設けられた外部端子7,7と接続されている。
続いて、上述した積層体セル4,4における電極タブ群の接続構成について更に詳細に説明する。
電池モジュール1では、図3に示すように、電極タブ群の接続にあたって、隣接する収容空間S,S同士を連通させる連通部21が筐体2に設けられている。本実施形態では、筐体2において、本体部5の底面5aに設けられた第1の板状部分22と、第1の板状部分22の位置に対応して蓋部6の内面6aに設けられた第2の板状部分23とが設けられている。
蓋部6を本体部5に接合した状態において、第1の板状部分22の頂部と第2の板状部分23の頂部とは、離間した状態となっている。これにより、連通部21は、隔壁3において、積層方向の中間部分にスリット状に設けられている。本実施形態では、第1の板状部分22の高さと第2の板状部分23の高さとは等しくなっており、連通部21は、隔壁3において、積層方向の中央部分に位置している。
連通部21では、隣り合う一方の積層体セル4における正極タブ群15と、他方の積層体セル4における負極タブ群16とが互いに重ね合されている。正極タブ群15と負極タブ群16との重ね合わせ部分は、幅方向(図3における奥行方向)に沿って形成された気密溶接部24によって接合されている。気密溶接部24は、例えば抵抗シーム溶接、或いはレーザや電子ビームによる貫通溶接などを用いて形成されている。
また、連通部21は、気密溶接部24と共に樹脂封止部25によって封止されている。本実施形態では、樹脂封止部25は、連通部21内において、正極タブ群15と負極タブ群16との重ね合わせ部分と隔壁3との間の隙間を埋めるように形成されており、隔壁3の厚さ方向の面と面一となっている。樹脂封止部25は、例えば熱可塑性樹脂による超音波溶着を用いた封止、金属と樹脂との異種素材間接続が可能な熱溶着フィルムを用いた封止、接着剤による封止などに手法を用いて形成されている。
以上説明したように、電池モジュール1では、隣り合う一方の積層体セル4における正極タブ群15と他方の積層体セル4における負極タブ群16とが、連通部21において互いに重ね合された状態で気密溶接部24によって接合されている。このように、正極タブ群15と負極タブ群16とを直接的に接合することで、電極タブ群の配置スペース(図3における間隔A)を抑えることが可能となる。電極タブ群の配置スペースが抑えられる分、電極の面積を確保することができ、エネルギー効率の向上が図られる。また、正極タブ群15及び負極タブ群16の全体が隣り合う積層体セル4,4間の電流経路となるため、セル間抵抗を十分に低減できる。
さらに、電池モジュール1では、正極タブ群15及び負極タブ群16が隔壁3に対して接合されないので、溶接を行うスペースの確保が容易となり、溶接形態が制限を受けてしまうことを回避できる。連通部21において正極タブ群15と負極タブ群16とを気密溶接部24によって接合し、当該気密溶接部24と共に連通部21を樹脂封止部25で封止することにより、隣り合う積層体セル4,4間の電解液及びガス等の移動も防止される。
また、電池モジュール1では、本体部5側の第1の板状部分22と蓋部6側の第2の板状部分23とによって、隔壁3において積層方向の中間部分に連通部21が設けられている。連通部21が隔壁3の端部に位置する場合、連通部21から離れた位置にある電極からの電極タブを長くする必要がある。これに対し、連通部21が隔壁3の中間部分に位置している場合、連通部21から離れた位置にある電極からの電極タブの長さを抑えることができる。したがって、セル間抵抗の一層の低減化が図られる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態に係る電池モジュールの構成を示す分解斜視図である。また、図5は、その要部拡大図である。図4及び図5に示すように、第2実施形態に係る電池モジュール31は、積層体セル4,4の接続構造が第1実施形態と相違している。
電池モジュール31では、図4及び図5に示すように、本体部5の高さと略同等の高さの隔壁3が本体部5の底面(第1の外壁部)5aに設けられている。また、蓋部6の内面(第2の外壁部)6aには、隔壁3に対応して開口部32がそれぞれ設けられている。開口部32は、平面視において長方形状をなしている。開口部32の長辺は、筐体2の幅方向に沿っており、隔壁3の幅と同程度の長さとなっている。また、開口部32の短辺は、筐体2の長手方向に沿っており、隔壁3の厚さよりも大きい長さとなっている。
この開口部32は、蓋部6を本体部5に接合した状態において、開口部32の短辺の中間位置と隔壁の厚さ方向の中間位置とが一致するように配置されている。このような構成により、蓋部6の平面視において、隔壁3の高さ方向の端面3aと、隔壁3を挟んで隣り合う収容空間S,Sの一部とが開口部32から露出しており、隣接する収容空間S,S同士を連通させる連通部33が形成されている。
連通部33では、第1実施形態と同様に、隣り合う一方の積層体セル4における正極タブ群15と、他方の積層体セル4における負極タブ群16とが互いに重ね合されている。本実施形態では、正極タブ群15と負極タブ群16との重ね合わせ部分は、開口部32内において隔壁3の高さ方向の端面3a上に配置され、幅方向(図5における奥行方向)に沿って形成された気密溶接部34によって接合されている。気密溶接部34は、例えば抵抗シーム溶接、或いはレーザによる貫通溶接などを用いて形成されている。
また、連通部33は、気密溶接部34と共に樹脂封止部35によって封止されている。樹脂封止部35は、例えば熱可塑性樹脂による超音波溶着を用いた封止、金属と樹脂との異種素材間接続が可能な熱溶着フィルムを用いた封止、接着剤による封止などに手法を用いて形成されている。本実施形態では、樹脂封止部35は、正極タブ群15と負極タブ群16との重ね合わせ部分と開口部32の内壁との間の隙間を埋めるように形成されている。
樹脂封止部35の一部は、開口部32から蓋部6の外面より外側に突出する凸部36となっている。本体部5の外面には、樹脂封止部35の凸部36の位置に対応して、凸部36の形状に対応した形状の凹部37が設けられている。これにより、複数の電池モジュール31を積層体セル4の積層方向に積層した場合、樹脂封止部35の凸部36は、隣接する電池モジュール31の凹部37に嵌り込むようになっている。
以上のような電池モジュール31においても、隣り合う一方の積層体セル4における正極タブ群15と他方の積層体セル4における負極タブ群16とが、連通部33において互いに重ね合された状態で気密溶接部34によって接合されている。このように、正極タブ群15と負極タブ群16とを直接的に接合することで、電極タブ群の配置スペース(図5における間隔A)を抑えることが可能となる。電極タブ群の配置スペースが抑えられる分、電極の面積を確保することができ、エネルギー効率の向上が図られる。また、正極タブ群15及び負極タブ群16の全体が隣り合う積層体セル4,4間の電流経路となるため、セル間抵抗を十分に低減できる。
また、電池モジュール31では、蓋部6において隔壁3の端面3aと隔壁3を挟んで隣り合う収容空間S,Sの一部とが露出するように設けられた開口部32によって連通部33が形成されている。このような開口部32の採用により、隔壁3の構成を簡単化できる。また、樹脂封止部35の形成箇所が筐体2の外側に露出するので、樹脂封止部の形成も容易となる。
また、電池モジュール31では、樹脂封止部35が蓋部6の外面よりも突出するように設けられ、本体部5の外面には、樹脂封止部35の凸部36の位置に対応して凹部37が設けられている。これにより、一の電池モジュール31の樹脂封止部35の凸部を他の電池モジュール31の凹部37内に配置することが可能となり、複数の電池モジュール31を隙間なく重ねることができる。したがって、複数の電池モジュール31の積層体を構成する場合に、積層体の大型化を回避できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記第1実施形態では、隔壁3において積層体セル4の積層方向の中央部分に連通部21が位置しているが、連通部21は、本体部5の底面5a側又は蓋部6の内面6a側のいずれかに偏在していてもよい。また、例えば上記第2実施形態では、本体部5側に隔壁3が設けられ、蓋部6側に開口部32が設けられているが、本体部5側に開口部32が設けられ、蓋部6側に隔壁3が設けられていてもよい。この場合、樹脂封止部35の凸部に対応する凹部37は、蓋部6の外面側に設ければよい。
1,31…電池モジュール、2…筐体、3…隔壁、3a…端面、4…積層体セル、5a…底面(第1の外壁部)、6a…内面(第2の外壁部)、11…正極、12…負極、15…正極タブ群(第1の電極タブ群)、16…負極タブ群(第2の電極タブ群)、21,33…連通部、24,34…気密溶接部、25,35…樹脂封止部、32…開口部、37…凹部、S…収容空間。

Claims (4)

  1. 隔壁によって隔てられた複数の収容空間を有する筐体と、
    セパレータを介して交互に積層された正極及び負極の電極板によって構成され、電解液と共に前記各収容空間内にそれぞれ配置された複数の積層体セルと、を備え、
    前記筐体は、隣接する収容空間同士を連通させる連通部を有し、
    前記積層体セルは、一方の極性の電極板から積層方向に沿って延びる一端面にそれぞれ延出する第1の電極タブ群と、他方の極性の電極板から前記一端面に対向する他端面にそれぞれ延出する第2の電極タブ群と、を有し、
    隣り合う一方の積層体セルにおける前記第1の電極タブ群と他方の積層体セルにおける前記第2の電極タブ群とは、前記連通部において互いに重ね合された状態で気密溶接部によって接合され、
    前記連通部は、前記気密溶接部と共に樹脂封止部によって封止されている、電池モジュール。
  2. 前記連通部は、前記隔壁において前記積層方向の中間部分に設けられている、請求項1記載の電池モジュール。
  3. 前記筐体は、前記隔壁と交差して対向する第1の外壁部及び第2の外壁部を有し、
    前記連通部は、前記第1の外壁部及び前記第2の外壁部の一方において前記隔壁の端面と前記隔壁を挟んで隣り合う収容空間の一部とが露出するように設けられた開口部によって形成されている、請求項1記載の電池モジュール。
  4. 前記樹脂封止部は、前記第1の外壁部及び前記第2の外壁部の一方の外面よりも突出するように設けられ、
    前記第1の外壁部及び前記第2の外壁部の他方の外面には、前記樹脂封止部の位置に対応して凹部が設けられている、請求項3記載の電池モジュール。
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US20220149486A1 (en) * 2020-11-06 2022-05-12 Ferrari S.P.A. Cell assembly method, storage unit and relative vehicular battery pack

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