JP2017211042A - ボールねじ - Google Patents

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晋平 山本
Shinpei Yamamoto
晋平 山本
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【課題】ナットに冷却機構を備えたボールねじとして、冷却液がナット外部を循環する外部配管を無くすことで冷却機能を高めるとともに、外部温度の影響を受けないことでナットの円周方向で均一な冷却がなされるボールねじを提供することにある。【解決手段】内周面に螺旋溝が形成されたナット1と、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸2とナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールとを備えたボールねじであって、ナット1の軸方向全体に貫通し、円周方向に等間隔で形成された複数の冷却用貫通孔12a〜12dと、ナット端面に位置し、冷却用貫通孔12a〜12dと連通する冷却液循環溝32a、32bを内部に備えた冷却媒体用溝付面板32と、冷却媒体が冷却媒体用溝付面板32から漏れることを防止する密封用面板36とを備える。【選択図】図1

Description

この発明はボールねじに関する。
ボールねじは、内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、を備えている。
工作機械、射出成形機、半導体素子製造装置等の精密送り機構として使用されるボールねじは、高温になると、ねじ軸やナットの熱変形により、ボールの負荷分布異常や作動性の悪化が生じて、送り機構としての位置決め精度等に影響を及ぼすため、冷却した状態で使用されている。
特許文献1には、図5に示すように、ボールねじの冷却方法として、ナット10を軸方向に貫通する複数の冷却用貫通孔52a〜52dが円周方向に等間隔で形成され、冷却用貫通孔52a〜52dに冷却媒質を通してナット10を冷却することが記載されている。
ここで、特許文献1に記載のボールねじのように、ボールの循環をナット10の軸方向端面に形成した凹部に取り付けたエンドデフレクタにより行うエンドデフレクタ循環方式の場合、ナット端面のエンドデフレクタを避けて複数の冷却用貫通孔52a〜52dを形成している。そして、ナット10のフランジ51が形成されていない側では、継手部材62aと継手部材62bとをナット10の外部にある配管66で連結し、継手部材62cと継手部材62dとを外部にある配管67で連結する、外部配管が設けられている。
特開2011−017419号公報
しかし、このような外部配管による構造では、冷却液がナット外部を循環する部分があるため、ナット内部を循環した場合に比べ、冷却されるナット部分が短くなり全体的な冷却能力が低くなる。
さらに、外部配管は周辺の温度の影響を受け易いので、ナットの円周方向で均一な冷却がなされずに温度勾配が発生し、ナットの真円度が低下して歪みが生じる恐れがある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ナットに冷却機構を備えたボールねじとして、冷却液がナット外部を循環する外部配管を無くすことで冷却機能を高めるとともに、また、外部温度の影響を受けないことで、ナットの円周方向でさらに均一な冷却がなされるボールねじを提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明のボールねじは、内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、を備えたボールねじであって、前記ナットの軸方向全体に貫通し、円周方向に等間隔で形成された複数の冷却用貫通孔と、前記ナット端面に位置し、前記冷却用貫通孔と連通する冷却液循環溝を内部に備えた冷却媒体用溝付面板と、冷却媒体が前記冷却媒体用溝付面板から漏れることを防止する密封用面板と、を備えることを特徴とする。
本発明において、前記冷却用貫通孔と前記冷却液循環溝との繋ぎ部分がR形状であることを特徴とする。
本発明のボールねじによれば、冷却液がナット外部を循環する外部配管を無くすことで冷却機能を高めるとともに、また、外部温度の影響を受けないことで、ナットが円周方向で均一に冷却されるため、ナットの熱変形が抑制され、ボールの負荷分布異常や作動性の悪化を防ぐことができる。
発明の第一実施形態に相当するボールねじを示す正面図である。 発明の第一実施形態の冷却液循環溝付面板の略断面図である。 発明の第二実施形態の変形例に相当するボールねじを示す正面図である。 図3の点線で囲った円部分(符号A)の拡大図である。 従来技術のボールねじを示す正面図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
[第一実施形態]
図1、2を用いて、第一実施形態のボールねじを説明する
この実施形態のボ−ルねじは、いわゆるエンドデフレクタ方式(内部循環方式)のボールねじであって、図1に示すように、ナット1と、ねじ軸2と、図示しないボールと、冷却媒体用溝付面板32と、密封用面板36と、を備えている。ナット1の内周面には螺旋溝が形成され、ねじ軸2の外周面にも螺旋溝が形成されている。ナット1の螺旋溝とねじ軸2の螺旋溝で形成される軌道溝の間には、図示しないボールが配置されている。また、ナット1の軸方向一端にはフランジ11が形成されている。
エンドデフレクタ方式(内部循環方式)とは、ナット1の両端に形成されたエンドデフレクタでボールをすくい上げ、ナット内部を軸方向に貫通にするボール循環孔を通過して、再び軌道溝に戻す循環方式である。
ねじ軸2は、ねじ軸2の軸方向に沿って、ナット1を移動案内するためのものである。図示はしないが、外周面の全長にわたって、ボールの半径と略同じ曲率半径を有する断面半円形の螺旋溝が形成されている。
また、ナット1の軸方向一端には、フランジ11が形成され、当該螺旋溝でボールの軌道が形成される。そして、装填された複数個のボールがこの軌道内を転動自在に転動し、ナット1は、ねじ軸2に対して相対的に直線移動する。
すなわち、ねじ軸2が回転すると、複数個のボールを介して螺合したナット1は、ねじ軸2の軸線方向に直線移動し、ボールは転動して軌道溝内を前進する。前進し、螺旋の一端側に達したボールは、ナット1の両端に組み込まれたエンドデフレクタですくい上げられ、内部の貫通穴を通過して再び螺旋溝に戻され再び循環することになる。
また、本実施形態では、ナット1には、軸方向に貫通する4本の冷却用貫通孔12a〜12dが、円周方向に等間隔で形成されている(図1参照。)。冷却用貫通孔の数が多いほど冷却効果を高めることができるが、ナットの機械的強度が低下し、加工コストも嵩むことになる。一方、冷却用貫通孔が2本と少ない場合は、円周方向に等間隔に配置されていても、配置間隔が大きいため、温度勾配が発生してナットが楕円状に熱変形しやすくなる。
冷却媒体用溝付面板32は、中空の円板状でフランジ11が形成されていない側のナット端面に設けられ、冷却媒体用溝付面板32の内部に備えた冷却媒体用溝32aと、ナット1の円周方向で冷却用貫通孔12bと冷却用貫通孔12cとが接続している。また、冷却用貫通孔12aと冷却用貫通孔12dとには、冷却媒体用溝付面板32の内部に備えた冷却媒体用溝32bと接続している。
冷却媒体用溝32aは、図2に示すように、冷却媒体用溝付面板32の円板状に沿って円弧状に形成され、その両端には冷却用貫通孔12bと冷却用貫通孔12cと連通する丸い孔が設けられている。なお、同様に、冷却用貫通孔12aと冷却用貫通孔12dと連通する冷却媒体用溝32bが設けられているが、図2においては省略している。
密封用面板36は、冷却媒体用溝付面板32よりも小径な円板状に形成され、冷却媒体を冷却媒体用溝付面板32から漏れることを防止するために、冷却媒体用溝付面板32の片端に設けられている。
次に、ナット1の冷却動作について、図1を用いて説明する。ただし、各継手部材31dは、図面上、ねじ軸2の背面に位置し、正面から見えないため示していない。
図1に示すように、ナット1の各冷却用貫通孔12a〜12dの両端に、各継手部材31a〜31dと、冷却媒体用溝32a、32bが連結された状態となる。そして、フランジ11側の継手部材31aと継手部材31dとを配管33で連結する。フランジ11側の継手部材31bに冷却液導入用配管34を接続する。フランジ11側の継手部材31cに冷却液排出用配管35を接続する。ナット1のフランジ11側では、冷却用貫通孔12aと冷却用貫通孔12dとを冷却媒体用溝付面板32の冷却媒体用溝32bで連通し、冷却用貫通孔12bと冷却用貫通孔12cと冷却媒体用溝付面板32の冷却媒体用溝32aで連通する。
そして、冷却液導入用配管34から導入された冷却液は、継手部材31b→ナット1の冷却用貫通孔12b→冷却媒体用溝32a→ナット1の冷却用貫通孔12c→継手部材31a→配管33→継手部材31d(図示無し)→ナット1の冷却用貫通孔12d→冷却媒体用溝32b→ナット1の冷却用貫通孔12a→継手部材31c→冷却液排出用配管35の順に流れる。この冷却液の流れによりナット1が全体的に冷却される。
したがって、この実施形態のボールねじによれば、冷却液がナット外部を循環する外部配管を備える構造ではなく、ナットと一体となっている冷却媒体用溝を循環する構造であるため冷却機能を高めるとともに、また、外部温度の影響を受けないことでナットの円周方向で均一な冷却がなされるため、ナット1の熱変形が抑制され、ボールの負荷分布異常や作動性の悪化を防ぐことができる。
[第二実施形態]
また、第一の実施形態の変形例として第二実施形態を図3に示す。第二実施形態は、第一実施形態のナット1やフランジ11側の各継手部材31a〜31dについては同様の構成であるので、ここでの説明は省略し、相異する構成についてのみ説明する。
図3に示すように、冷却用貫通孔12bと冷却媒体用溝32aとの繋ぎ部分、冷却用貫通孔12c冷却媒体用溝32aとの繋ぎ部分、冷却用貫通孔12dと冷却媒体用溝32bとの繋ぎ部分、冷却用貫通孔12aと冷却媒体用溝32bとの繋ぎ部分、にはR形状(符号32c(R)の矢印先)に面取りがされている。
図4は、図3の点線で囲った円部分(符号A)の拡大部分で、繋ぎ部分32cを拡大した図面である。図4において、冷却用貫通孔12aと冷却媒体用溝付面板32の冷却媒体用溝32bの繋ぎ部分にはR形状(符号32c(R)の矢印先)が形成されている。本実施形態では、冷却用貫通孔12aと冷却媒体用溝32bと同じ径で、冷却用貫通孔12aの半径の円状の面取りがなされている。これにより、冷却液の流れの抵抗が少なくなることで、冷却媒体の圧力損失を低減することができる。
なお、その繋ぎ部分32cの面取りは、冷却液の流れの抵抗が少なくなる形状を有するものであればよく、面取りの形状は本実施形態のR形状に限定解釈されるものではない。
1 ナット
11 フランジ
12a〜12d 冷却用貫通孔
2 ねじ軸
31a〜31d 継手部材
32 冷却媒体用溝付面板
32a〜32b 冷却媒体用溝
32c R形状
33 配管
34 冷却液導入用配管
35 冷却液排出用配管
36 密封用面板

Claims (2)

  1. 内周面に螺旋溝が形成されたナットと、
    外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、
    前記ナットの螺旋溝と前記ねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、
    を備えたボールねじであって、
    前記ナットの軸方向全体に貫通し、円周方向に等間隔で形成された複数の冷却用貫通孔と、
    前記ナット端面に位置し、前記冷却用貫通孔と連通する冷却液循環溝を内部に備えた冷却媒体用溝付面板と、
    冷却媒体が前記冷却媒体用溝付面板から漏れることを防止する密封用面板と、を備えることを特徴とするボールねじ。
  2. 前記冷却用貫通孔と前記冷却液循環溝との繋ぎ部分がR形状であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
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