JP2017206640A - 色素化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
上記一般式(1)で表される化合物には大別して3つの系統の化合物が含まれており、それぞれ、上記一般式(2)、上記一般式(3)、上記一般式(4)で示される化合物である。以下、本明細書において、上記一般式(1)、上記一般式(2)、上記一般式(3)及び上記一般式(4)で表される化合物をそれぞれ、化合物(1)、化合物(2)、化合物(3)及び化合物(4)ともいう。他の式番号の化合物についても同様である。
本発明の化合物(1)は、一般式(1)においてLで表すアリーレン基を連結基として、アリーレン基の両側のアミド結合により、色素となる骨格構造が両側に連結した2量体構造を有する化合物である。色素となる骨格構造が2量体構造となっていることにより分子量が増大するため、色素化合物が昇華しにくくなって、耐熱性に優れた色素化合物となる。
アルキル基としては、例えば、炭素数1〜20の直鎖、分岐又は環状のアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、neo−ペンチル基、1,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基、1−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルブチル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シクロヘキシル基、n−へプチル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、2,4−ジメチルペンチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、2,5−ジメチルヘキシル基、2,4−ジメチルヘキシル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、t−オクチル基、n−ノニル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−デシル基、4−エチルオクチル基、4−エチル−4,5−ジメチルヘキシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、1,3,5,7−テトラメチルオクチル基、4−ブチルオクチル基、6,6−ジエチルオクチル基、n−トリデシル基、6−メチル−4−ブチルオクチル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、3,5−ジメチルヘプタデシル基、2,6−ジメチルヘプタデシル基、2,4−ジメチルヘプタデシル基、2,2,5,5−テトラメチルヘキシル基、1−シクロペンチル−2,2−ジメチルプロピル基、1−シクロヘキシル−2,2−ジメチルプロピル基、n−オクタデシル基等が挙げられる。
アルキル基が置換基を有する場合において、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
R101a、R101b、R103a及びR103bは水素原子であることが好ましく、R101a、R101b、R103a及びR103bが全て水素原子であることがより好ましい。
R102a及びR102bは同じであってもよく、異なっていてもよいが、R102a及びR102bがいずれもシアノ基であることがより好ましい。
Lが一般式(Y−1)で表すフェニレン基である場合、ベンゼン環の2カ所の結合手がo−配向又はm−配向であることが好ましい。o−配向又はm−配向であると分子構造にねじれが生じて有機化合物に対する溶解性が高くなるため好ましい。
また、ベンゼン環が置換基を有していない(n=0である)ことが好ましい。
A1a及びA1bは、互いに独立に、上記一般式(1−1)〜(1−3)のいずれかで表される基を表す。
A1a及びA1bがそれぞれ一般式(1−1)で表される基であるときに化合物(2)に、一般式(1−2)で表される基であるときに化合物(3)に、一般式(1−3)で表される基であるときに化合物(4)になる。
以下、化合物(2)〜(4)についてそれぞれ説明することで、一般式(1)においてA1a及びA1bで表す部分の構造の説明とする。一般式(1)においてA1a及びA1bで表す部分以外の構造は既に説明したのでその詳細な説明は省略する。
環Xとしては、例えば下記一般式(X−1)〜(X−10)のような構造が挙げられる。
また、窒素を含む5員環を構成する炭素原子のうち、水素原子が2つ結合可能な炭素原子がある場合に、2つの水素原子が置換基を有していてもよいアルキル基で置換された構造であることが好ましく、メチル基で置換された構造であることがより好ましい。
下記に示す一般式(3)及び一般式(4)の説明における他の数字の置換基についても同様である。
言い換えると、一般式(1−2)においてR301とR302のいずれか一方が無置換のアルキル基であり、他方が一般式(1−2−1)〜(1−2−3)のいずれかで表されるアリール基であることが好ましい。R301とR302をアルキル基とアリール基の組み合わせにすることにより、有機化合物に対する溶解性と耐熱性が共に特に優れた化合物となる。
上記無置換のアルキル基の例としては、一般式(1)においてR101a、R101b、R103a及びR103bとして挙げたアルキル基で、置換基を有さないものが挙げられ、C8H17(n−オクチル基)であることがより好ましい。
アリール基としては、一般式(1−2−1)において*に対するp−位とo−位の1か所とにそれぞれR307が位置しており、R307がメチル基であるものが好ましい。
R303、R304、R306は水素原子であることが好ましく、R305は水素原子、メチル基、アルコキシ基のいずれかであることが好ましい。アルコキシ基としては炭素数1〜20のアルコキシ基が好ましく、エトキシ基、オクタデシルオキシ基がより好ましく、エトキシ基がさらに好ましい。
カルボニル化合物(9a)及び(9b)が有するA1a及びA1bの構造を変化させることより、化合物(2)〜(4)のいずれかの化合物とすることができる。
有機溶媒としては、例えば、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン、キシレン等)、ケトン類(メチルエチルケトン、アセトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等)、エーテル類(例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル等)、エステル類(例えば、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル等)及びこれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。中でも、ケトン類、エステル類及びこれらの混合溶媒が好ましい。
化合物(1)は、上記有機溶媒の少なくとも1種に対し、0.1質量%以上溶解することが好ましく、例えば、0.1質量%以上50質量%以下溶解することが好ましく、1質量%以上40質量%以下溶解することがより好ましく、3質量%以上30質量%以下溶解することが更に好ましい。より好ましくは、20℃における有機溶媒に対する溶解性がこのような範囲にあることである。有機溶媒に対する溶解性がこのような範囲にあると、本発明の化合物(1)、後述する光学フィルタ用色素又は着色組成物をカラーフィルタ等の光学フィルタの製造に使用する際に、製造性が良好であるため好ましい。
また、高温下での処理前後での色差(ΔE*ab)が小さいことが好ましく、230℃/2時間の加熱前後でのΔE*abが25未満であることが好ましく、15未満であることがより好ましく、10未満であることがさらに好ましい。
上記樹脂は特に限定されず、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を、着色組成物の用途等に応じて適宜選択すればよい。例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリシクロオレフィン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の樹脂が挙げられる。これらは1種のみ使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
着色組成物の製造方法は特に限定されず、例えば、本発明の化合物(1)及び樹脂、並びに、所望により配合される任意成分を混合すればよい。
上記溶媒としては、特に制限されないが、上述した有機溶媒等が挙げられる。
(LC/MS)
(株)島津製作所製 高速液体クロマトグラフ質量分析計LCMS−2010EV(ESI法)
中国特許出願公開第1311184号明細書に記載の方法と同様にして、化合物(9a−1−1)を得た(収率92%)。
LC−MS:m/z=490([M+H]+)
中国特許出願公開第1311184号明細書に記載の方法と同様の手順で、化合物(9a−1−2)を得た(収率93%)。
LC−MS:m/z=440([M+H]+)
特開平08−211605号公報に記載の方法で、化合物(9a−2−1)を得た(収率67%)。
LC−MS:m/z=390([M+H]+)
特開2016−011419号公報に記載の方法と同様の手順で、化合物(9a−2−2)を得た(収率82%)
LC−MS:m/z=374([M+H]+)
冷却管及び温度計を付した100mLの四つ口フラスコに、特開2015−083671号公報に記載の方法で得た4−(N−(2,4−ジメチルフェニル)−N−オクチルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(10.6g)、ヨウ化エチル(東京化成工業株式会社製)(5.0g)、 炭酸カリウム(ナカライテスク株式会社製)(4.9g)、DMF(30mL)を混合し、70℃で5時間撹拌した後、さらにヨウ化エチル(2.0g)、炭酸カリウム(1.4g)を追加し、4 時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、水(150mL)に排出し、トルエンで抽出して得た粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで化合物(9a−2−3)を得た(収率77%)。
LC−MS:m/z=382([M+H]+)
特開2016−011419号公報に記載の方法と同様の手順で、化合物(9a−2−4)を得た(収率85%)。
LC−MS:m/z=338([M+H]+)
特開平11−228851号公報に記載の方法と同様の手順で、化合物(9a−2−5)を得た(収率64%)。
LC−MS:m/z=352([M+H]+)
化合物(9a−2−3)の合成におけるヨウ化エチルを1−ヨードオクタデカン(東京化成工業株式会社製)に代えた以外は同様の手順で、化合物(9a−2−6)を得た(収率72%)。
LC−MS:m/z=607([M+H]+)
冷却管及び温度計を付した500mLの四つ口フラスコに、シアノ酢酸(東京化成工業株式会社製)(10.2g)、m−フェニレンジアミン(東京化成工業株式会社製)(6.5g)、4−ジメチルアミノピリジン(東京化成工業株式会社製)(4.9g)、しょうのうスルホン酸(東京化成工業株式会社製)(3.1g)、クロロホルム(160mL)を混合し、EDC(東京化成工業株式会社製)(25.3g)とクロロホルム(80mL)の混合液を滴下した。室温下2時間撹拌した後、反応液を濃縮し、得られた粗生成物をメタノールで洗浄し、化合物(10−1)を5.9g得た(収率41%)。
m−フェニレンジアミンの代わりにo−フェニレンジアミン(東京化成工業株式会社製)を用いた以外は化合物(10−1)の合成と同様にして、化合物(10−2)を得た(60%)。
LC−MS:m/z=241([M−H]−)
Journal of Organic Chemistry 1959,24(10),1451−1455に記載の方法と同様の手順で合成した1,2−ジアミノ−4,5−ジメトキシベンゼンをm−フェニレンジアミンの代わりに用いた以外は化合物(10−1)の合成と同様にして、化合物(10−3)を得た(収率73%)。
LC−MS:m/z=301([M−H]−)
特開平03−083921号公報に記載の方法と同様の手順で合成した1,2−ジアミノ−4−tert−ブチルベンゼンをm−フェニレンジアミンの代わりに用いた以外は化合物(10−1)の合成と同様にして、化合物(10−4)を得た(収率74%)。
LC−MS:m/z=297([M−H]−)
m−フェニレンジアミンの代わりに3,4−ジアミノクロロベンゼン(東京化成工業株式会社製)を用いた以外は化合物(10−1)の合成と同様にして、化合物(10−5)を得た(収率72%)。
LC−MS:m/z=275([M−H]−)
m−フェニレンジアミンの代わりにp−フェニレンジアミン(東京化成工業株式会社製)を用いた以外は化合物(10−1)の合成と同様にして、化合物(10−6)を得た(収率59%)。
LC−MS:m/z=241([M−H]−)
冷却管及び温度計を付した100mLの四つ口フラスコに、化合物(9a−1−1)を6.4g、化合物(10−1)を1.6g、ピペリジン(ナカライテスク株式会社製)を0.06g、DMF 30mLを混合し、100〜105℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、減圧濃縮して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで化合物(2−1−1)を3.0g得た(収率39%)。
LC−MS:m/z=1186([M+H]+)
化合物(9a−1−1)に代えて化合物(9a−1−2)を4.8g使用した他は実施例1と同様にして化合物(2−1−2)を2.8g得た(収率52%)。
LC−MS:m/z=1086([M+H]+)
冷却管及び温度計を付した100mLの四つ口フラスコに、化合物(9a−2−1)を8.2g、化合物(10−1)を2.3g、ピペリジンを0.16g、1−ブタノール30mL、トルエン30mLを混合し、100〜105℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、減圧濃縮して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで化合物(3−1−1)を5.8g得た(収率61%)。
LC−MS:m/z=986([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−2)を2.0g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−2)を2.0g得た(収率85%)。
LC−MS:m/z=953([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−3)を3.24g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−3)を3.3g得た(収率83%)。
LC−MS:m/z=970([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−4)を7.1g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−4)を7.9g得た(収率90%)。
LC−MS:m/z=882([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−5)を7.1g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−5)を7.4g得た(収率82%)。
LC−MS:m/z=910([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−4)を2.7g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−2)を0.97g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−6)を1.9g得た(収率54%)。
LC−MS:m/z=882([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−3)を6.1g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−2)を1.9g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−7)を5.4g得た(収率70%)。
LC−MS:m/z=970([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−3)を2.8g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−3)を1.1g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−8)を3.1g得た(収率83%)。
LC−MS:m/z=1030([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−3)を2.6g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−4)を1.0g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−9)を2.5g得た(収率73%)。
LC−MS:m/z=1026([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−3)を2.7g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−5)を0.97g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−10)を2.8g得た(収率80%)。
LC−MS:m/z=1004([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−3)を4.2g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−6)を1.3g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−11)を4.2g得た(収率81%)。
LC−MS:m/z=970([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−4)を2.6g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−6)を0.93g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−12)を2.7g得た(収率80%)。
LC−MS:m/z=882([M+H]+)
化合物(9a−2−1)に代えて化合物(9a−2−6)を2.5g使用し、化合物(10−1)に代えて化合物(10−6)を0.48g使用した他は実施例3と同様にして化合物(3−1−13)を2.0g得た(収率71%)。
LC−MS:m/z=1418([M+H]+)
表3には、下記一般式(2)´におけるL、R101〜R103及びR201を示す。表4には、下記一般式(3)´におけるL、R101〜R103及びR301〜R306を示す。
各化合物のクロロホルム中での吸収極大波長(λmax)を測定した。結果を表5に示す。
測定機器:日本分光社製紫外可視分光光度計V−560
一部の実施例及び比較例の化合物について、それぞれ20℃におけるプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)に対する溶解度(重量%)を、以下の方法により測定した。
実施例で得られた各化合物をガラス製サンプル瓶に秤り取り、溶媒を混合し20℃で撹拌して溶解させ、その溶液の状態を目視観察し、溶解可能な重量濃度を下記基準によって評価した。
a:3wt%以上溶解する
b:1wt%以上3wt%未満溶解する
c:0.1wt%以上1wt%未満溶解する
d:0.1wt%未満しか溶解しない
結果を表6に示した。
一部の実施例及び比較例の化合物について、PMMAが14.2wt%のPGMEA溶液に、実施例又は比較例の化合物の濃度が15wt%となるように溶解し、ガラス基板にスピンコーターにより乾燥膜厚が2μmとなるように塗布して乾燥させ、試験片とした。この試験片について、230℃/2時間の加熱前後でのΔE*abを測定し、下記基準によって評価した。
ΔE*abの測定には日本分光社製紫外可視分光光度計V−570を用いた。
a:15未満
b:15以上25未満
c:25以上
結果を表6に示した。
Claims (5)
- 下記一般式(1)で表されることを特徴とする色素化合物。
- 前記一般式(3)において、R301a及びR301bは、互いに独立に、無置換のアルキル基であり、R302a及びR302bは、互いに独立に、一般式(1−2−1)〜(1−2−3)のいずれかで表される基である、請求項3に記載の色素化合物。
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