JP2017205698A - 整流装置および電気集塵装置 - Google Patents

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Katsuhisa Kojima
勝久 小嶋
理 吉住
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【課題】拡大ダクト下流のガスの速度分布を均一化する。【解決手段】高さ寸法と幅寸法とが相互に異なって形成された長方形断面形状の入口部2Dを有する集塵ケーシング2と、集塵ケーシング2における入口部2Dに接続されて入口部2Dに向けて断面積が漸次拡大して形成された拡大ダクト5と、を備える電気集塵装置1に設けられ、拡大ダクト5内を通過するガスの流れを整える整流装置7である。整流装置7は、拡大ダクト5内をガスの上流と下流とに区分けする板状部材7Aを有する。板状部材7Aは、高さ寸法と幅寸法とが相互に異なる長方形状の開口穴7Bが高さ方向および幅方向に複数並列に形成されている。開口穴7Bは、長辺が入口部2Dの長辺と延在する向きが一致する。【選択図】図3

Description

本発明は、整流装置および当該整流装置が適用される電気集塵装置に関する。
例えば、特許文献1には、電気集塵装置において入口部分の拡大ダクトに多孔板を設けて拡大ダクト下流のガスの速度分布を一様化させる技術が示されている。
特開2001−232235号公報
特許文献1に示されるような従来の電気集塵装置において、多孔板は、その穴形状が正方形とされていた。
しかしながら、近年の電気集塵装置では、容量を大きくして集塵の高効率化を図ることが望まれており、高さ寸法の制限から幅寸法を広げた断面形状とされている。このため、拡大ダクトにおいて高さ方向と幅方向とで広がりに差が生じることで拡大ダクト下流のガスの速度分布が不均一となる問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、拡大ダクト下流のガスの速度分布を均一化することのできる整流装置および電気集塵装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係る整流装置は、高さ寸法と幅寸法とが相互に異なって形成された長方形断面形状の入口部を有する集塵ケーシングと、前記集塵ケーシングにおける前記入口部に接続されて前記入口部に向けて断面積が漸次拡大して形成された拡大ダクトと、を備える電気集塵装置に設けられ、前記拡大ダクト内を通過するガスの流れを整える整流装置であって、前記拡大ダクト内を前記ガスの上流と下流とに区分けする板状部材を有し、前記板状部材は、高さ寸法と幅寸法とが相互に異なる長方形状の開口穴が高さ方向および幅方向に複数並列に形成され、前記開口穴は、長辺が前記入口部の長辺と延在する向きが一致する。
この整流装置によれば、板状部材の開口穴が長辺を入口部の長辺と延在する向きを一致して設けられていることで、整流装置の開口穴の長方形状が入口部の長方形状に合わせて配置される。このため、入口部が長方形状の断面形状とされており拡大ダクトの高さ方向と幅方向とでガスの広がりに差が生じるところ、開口穴の形状および配置により、ガスの高さ方向と幅方向との広がりの差を抑えることができる。この結果、拡大ダクトを通過して入口部に至るガスの流速分布を均一化することができる。
また、本発明の一態様に係る整流装置では、前記入口部の長辺寸法B、前記入口部の短辺寸法H、前記開口穴の長辺寸法b、および前記開口穴の短辺寸法hが、B/H=(b/h)aの関係を満たし、係数aが1≦a≦1.8の範囲であることが好ましい。
この整流装置によれば、アスペクト比であるB/Hとb/hとが近似することから、ガスの高さ方向と幅方向との広がりの差をより抑えることができる。この結果、拡大ダクトを通過して入口部に至るガスの流速分布をより均一化することができる。
また、本発明の一態様に係る整流装置では、前記係数aが1であることが好ましい。
この整流装置によれば、アスペクト比であるB/Hとb/hとが同じであることから、ガスの高さ方向と幅方向との広がりの差をより顕著に抑えることができる。この結果、拡大ダクトを通過して入口部に至るガスの流速分布を均一化する効果をより顕著に得ることができる。
また、本発明の一態様に係る整流装置では、前記拡大ダクト内を前記ガスの上流と下流とに区分けする他の板状部材を有し、前記他の板状部材は、開口穴が高さ方向および幅方向に複数並列されている構成としてもよい。
このように、複数の板状部材(板状部材と他の板状部材)を有する整流装置であっても、少なくとも1つの板状部材に対して高さ寸法と幅寸法とが相互に異なる長方形状の開口穴が設けられてその長辺が前記入口部の長辺と延在する向きを一致して設けられていれば、入口部に至るガスの流速分布を均一化する効果を得ることができる。
また、本発明の一態様に係る整流装置では、前記板状部材は、前記他の板状部材よりも上流側に配置されていることが好ましい。
この整流装置によれば、最も上流側に配置された板状部材は、拡大ダクトにおいてガスの流速が高い状態で開口穴を通過することから、整流作用が顕著であり、入口部に至るガスの流速分布を均一化する効果をより顕著に得ることができる。
また、本発明の一態様に係る整流装置では、前記他の板状部材は、前記開口穴の長辺が前記入口部の長辺と延在する向きを一致することが好ましい。
この整流装置であっても、入口部に至るガスの流速分布を均一化する効果を得ることができる。
また、本発明の一態様に係る整流装置では、前記他の板状部材は、前記下流に近い前記他の板状部材ほど前記開口穴の高さ寸法と幅寸法とが近似する形状であることが好ましい。
この整流装置によれば、最も上流側に配置された板状部材は、拡大ダクトにおいてガスの流速が高い状態で開口穴を通過することから、整流作用が顕著であり、入口部に至るガスの流速分布を均一化する効果をより顕著に得ることができる。そして、下流側の他の板状部材においては、下流に近いほど開口穴の高さ寸法と幅寸法とが近似して正方形状に近づくように形成されることで、最も上流側に配置された板状部材での整流効果を維持するようにガスの流れを整流することができる。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係る電気集塵装置は、高さ寸法と幅寸法とが相互に異なって形成された長方形断面形状の入口部を有する集塵ケーシングと、集塵ケーシング内に配置された集塵部と、前記集塵ケーシングにおける前記入口部に接続されて前記入口部に向けて断面積が漸次拡大して形成された拡大ダクトと、前記拡大ダクト内を通過するガスの流れを整える上述したいずれか1つの整流装置と、を備える。
この電気集塵装置によれば、整流装置により集塵ケーシングの入口部に至るガスの流速分布が均一化されることから、集塵ケーシング内のガスの流速分布が均一化され、集塵部において高い集塵効率を維持することができる。
本発明によれば、拡大ダクト下流のガスの速度分布を均一化することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電気集塵装置の縦断面図である。 図2は、図1におけるA−A断面図である。 図3は、図1におけるB−B断面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る整流装置の部分拡大正面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る整流装置の部分拡大側面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る整流装置の他の例の概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る電気集塵装置の縦断面図である。図2は、図1におけるA−A断面図である。図3は、図1におけるB−B断面図である。図4は、本実施形態に係る整流装置の部分拡大正面図である。図5は、本実施形態に係る整流装置の部分拡大側面図である。
本実施形態の電気集塵装置1は、例えば、石炭火力発電プラントや重油火力発電プラントなどの各種プラントにおいて排出されるガスG中のダストなどの微粒子を捕集するため、ガスGが流れるダクト10に設けられている。この電気集塵装置1は、図1から図3に示すように、集塵ケーシング2と、集塵部3と、ホッパ4と、拡大ダクト5と、縮小ダクト6と、整流装置7と、を備えている。
集塵ケーシング2は、天井となる水平配置された矩形状の上壁2Aと、底部となる水平配置された矩形状の下壁2Bと、上壁2Aと下壁2Bとの間で2方に立設された各側壁2Cと、を備えて全体として略矩形状の筒体を構成している。そして、集塵ケーシング2は、横(水平)方向で対向する両側が開口して一方が入口部2Dとなり他方が出口部2Eとして構成されている。そして、集塵ケーシング2は、矢印で示すように一方の入口部2Dから内部に流入したガスGが、他方の出口部2Eから流出するように、所定方向にガスGが流動される。このガスGが流動する方向を流動方向とする。また、集塵ケーシング2において、側壁2Cが立設された上下方向を高さ方向とし、ガスGの流動方向および上下方向に直交する水平方向を幅方向とする。
この集塵ケーシング2は、入口部2Dおよび出口部2Eが長方形状の断面形状に形成されており、長辺が幅方向に沿って延在して配置され、短辺が高さ方向に沿って延在して配置されている。
集塵部3は、集塵ケーシング2の内部に配置されている。集塵部3は、高さ方向および流動方向に沿って延在するように板状に形成された集塵板3Aを有し、この集塵板3Aが幅方向に複数並設されてなる。各集塵板3Aは、その側部に配置された放電部3Bとの間の電圧の印加により発生するコロナ放電によってガスG中の微粒子を帯電させて引き寄せることで微粒子を捕集する。集塵板3Aに捕集された微粒子は、集塵性能の低下を防ぐため、図示しない剥離機構により定期的に剥離される。この集塵部3は、集塵ケーシング2内で流動方向に複数段(本実施形態では2段)設けられている。
ホッパ4は、集塵部3から剥離されて落下する微粒子を貯留するためのものである。このため、ホッパ4は、集塵ケーシング2の下部の下壁2Bから下方に凹んだ空間Sを集塵部3の下方に形成している。ホッパ4は、微粒子を集めて貯留するため、空間Sを囲む内壁面4Aが底4Bに向かって漸次窄まるように傾斜して設けられている。このため、ホッパ4に落下する微粒子は、内壁面4Aの傾斜に沿って底4Bに向かって集められる。なお、ホッパ4は、図には明示しないが、窄まった底4Bが開放するように設けられ、貯留した微粒子を排出できるように構成されている。このホッパ4は、上述したように、集塵部3は複数段設けられているため、ホッパ4も集塵部3同様に流動方向に複数段(本実施形態では2段)設けられている。
拡大ダクト5は、ダクト10の流動方向の上流部と集塵ケーシング2の入口部2Dとを接続するものである。ここで、ダクト10は、ガスGが流れる通路でありその内壁に微粒子が堆積しないようにガスGの流速を比較的上げる必要があり(例えば、10m/s以上)、一方で集塵ケーシング2は微粒子を効率的に捕集するためにガスGの流速を下げる必要がある(例えば、1m/s程度)。このため、ダクト10は、比較的小径の通路であり、集塵ケーシング2は、ダクト10よりも大径の筒体として入口部2Dが大きく開口して形成されている。また、ダクト10は、上壁10Aと下壁10Bと両側壁10Cとで断面が矩形状に形成されている。
拡大ダクト5は、小径のダクト10から大径の入口部2Dに至り断面積が順次拡大して形成されている。具体的に、拡大ダクト5は、ダクト10の中心と入口部2Dの中心とを流動方向で合わせた状態で、ダクト10の上壁10Aと集塵ケーシング2の上壁2Aとを接続する上壁5Aと、ダクト10の下壁10Bと集塵ケーシング2の下壁2Bとを接続する下壁5Bと、ダクト10の両側壁10Cと集塵ケーシング2の両側壁2Cとを接続する両側壁5Cと、を有している。そして、拡大ダクト5は、上壁5A、下壁5Bおよび両側壁5Cがダクト10から入口部2Dに至り中心から離れるように斜めに広がって形成されることでダクト10から入口部2Dに至り高さ方向および幅方向における断面積が順次拡大して形成されている。従って、拡大ダクト5は、ダクト10から入口部2Dに至り断面積が順次拡大することで、ダクト10のガスGの流速を下げつつ集塵ケーシング2内に送る。
縮小ダクト6は、集塵ケーシング2の出口部2Eとダクト10の流動方向の下流部とを接続するものである。集塵ケーシング2は、出口部2Eが入口部2Dと同径でありダクト10の径よりも大径である。従って、縮小ダクト6は、大径の出口部2Eから小径のダクト10に至り断面積が順次縮小して形成されている。具体的に、縮小ダクト6は、出口部2Eの中心とダクト10の中心とを流動方向で合わせた状態で、集塵ケーシング2の上壁2Aとダクト10の上壁10Aとを接続する上壁6Aと、集塵ケーシング2の下壁2Bとダクト10の下壁10Bとを接続する下壁6Bと、集塵ケーシング2の両側壁2Cとダクト10の両側壁10Cとを接続する両側壁6Cと、を有している。そして、縮小ダクト6は、上壁6A、下壁6Bおよび両側壁6Cが出口部2Eからダクト10に至り中心から離れるように斜めに狭まって形成されることで出口部2Eからダクト10に至り高さ方向および幅方向における断面積が順次縮小して形成されている。従って、縮小ダクト6は、出口部2Eからダクト10に至り断面積が順次縮小することで、集塵ケーシング2のガスGの流速(例えば、1m/s程度)を上げ(例えば、10m/s以上)つつダクト10に送る。
整流装置7は、拡大ダクト5に設けられて拡大ダクト5内を通過するガスGの流れを整えるものである。整流装置7は、板状部材7Aを有している。板状部材7Aは、拡大ダクト5内において幅方向および高さ方向に延在して配置されて拡大ダクト5を流動方向で区分する板体である。この板状部材7Aは、開口穴7Bが流動方向に貫通して設けられている。開口穴7Bは、高さ方向に延在する辺と幅方向に延在する辺とを有して矩形状に形成され、高さ方向および幅方向に複数並列されている。各開口穴7Bは、同じ形状で同じ大きさに形成されている。
この整流装置7の各開口穴7Bは、図4に示すように、長方形状に形成されており、長辺が幅方向に沿って延在して配置され、短辺が高さ方向に沿って延在して配置されている。また、上述したように、整流装置7が設けられる拡大ダクト5が接続された入口部2Dは、長方形状の断面形状に形成されており、長辺が幅方向に沿って延在して配置され、短辺が高さ方向に沿って延在して配置されている。すなわち、開口穴7Bは、長辺が入口部2Dの長辺と延在する向きを一致し、短辺が入口部2Dの短辺と延在する向きを一致して設けられている。
このように構成された整流装置7は、板状部材7Aの開口穴7Bが長辺を入口部2Dの長辺と延在する向きを一致して設けられていることで、整流装置7の開口穴7Bの長方形状が入口部2Dの長方形状に合わせて配置されている。従来では、入口部2Dが長方形状の断面形状とされており拡大ダクト5の高さ方向と幅方向とでガスGの広がりに差が生じることで、例えば、高さ方向の流速分布が均一の傾向にあると幅方向の中央が両側と比較して高い流速となり、幅方向の流速分布が均一の傾向にあると高さ方向の両側が中央と比較して高い流速となって流速分布が不均一になる。この点、本実施例の整流装置7では、上述した開口穴7Bの形状および配置により、ガスGの高さ方向と幅方向との広がりの差を抑えることができる。この結果、図1および図2に破線で示すように、拡大ダクト5を通過して入口部2Dに至るガスGの高さ方向および幅方向の流速分布を均一化することができる。
なお、ダクト10の内径と入口部2Dの内径とは断面積が相似形となる場合もあるが、相似形にならない場合もある。相似形にならない場合は、ダクト10から拡大ダクト5を介して入口部2Dに至るガスGの流速分布が不均一になる要因にもなるが、このような場合であっても、本実施形態の整流装置7によれば、入口部2Dに至るガスGの流速分布を均一化することができる。
また、本実施形態の整流装置7では、図3および図4に示すように、入口部2Dの長辺寸法B、入口部2Dの短辺寸法H、開口穴7Bの長辺寸法b、および開口穴7Bの短辺寸法hが、B/H=(b/h)aの関係を満たしており、係数aが1≦a≦1.8の範囲であることが好ましい。
この整流装置7によれば、アスペクト比であるB/Hとb/hとが近似することから、ガスGの高さ方向と幅方向との広がりの差をより抑えることができる。この結果、拡大ダクト5を通過して入口部2Dに至るガスGの流速分布をより均一化することができる。
特に、本実施形態の整流装置7では、係数aが1であって、B/H=b/hであることがより好ましい。
この整流装置7によれば、アスペクト比であるB/Hとb/hとが同じであることから、ガスGの高さ方向と幅方向との広がりの差をより顕著に抑えることができる。この結果、拡大ダクト5を通過して入口部2Dに至るガスGの流速分布を均一化する効果をより顕著に得ることができる。
ところで、本実施形態の整流装置7は、図4および図5に示すように、短冊状の板材7a,7bを格子状に重ねて板状部材7Aおよび開口穴7Bが構成されている。図4および図5では、板材7aを幅方向に延在して配置し、板材7bを高さ方向に延在して配置している。また、図5に示すように、高さ方向の板材7bを流動方向におけるガスGの上流側に配置し、幅方向の板材7aを流動方向におけるガスGの下流側に配置している。このように、短冊状の板材7a,7bを格子状に重ねることで、開口穴7Bを容易に形成することができる。
図6は、本実施形態に係る整流装置の他の例の概略構成図である。
図6に示す整流装置7は、複数の板状部材7Aが拡大ダクト5内をガスGの上流側と下流側とに複数に区分けするように設けられている。図6では、3つの板状部材7AがガスGの流動方向に沿って配置されている形態を示している。各板状部材7Aは、開口穴7Bが流動方向に貫通して設けられている。開口穴7Bは、高さ方向に延在する辺と幅方向に延在する辺とを有して矩形状に形成され、高さ方向および幅方向に複数並列されている。1つの板状部材7Aにおける各開口穴7Bは、同じ形状で同じ大きさに形成されている。
このように、構成された整流装置7において、最も上流側に配置された板状部材7Aにおいて、開口穴7Bが高さ寸法と幅寸法とが相互に異なる長方形状に形成され、その長辺が入口部2Dの内径の長辺と延在する向きを一致し、短辺が入口部2Dの内径の短辺と延在する向きを一致して設けられていることが好ましい。
下流側の他の板状部材7Aにおいては、下流に近いほど開口穴7Bが高さ寸法と幅寸法とが近似して正方形状に近づくように形成されることが好ましい。
このように、構成される整流装置7では、最も上流側に配置された板状部材7Aは、拡大ダクト5においてガスGの流速が高い状態で開口穴7Bを通過することから、整流作用が顕著であり、入口部2Dに至るガスGの流速分布を均一化する効果をより顕著に得ることができる。そして、下流側の他の板状部材7Aにおいては、下流に近いほど開口穴7Bの高さ寸法と幅寸法とが近似して正方形状に近づくように形成されることで、最も上流側に配置された板状部材7Aでの整流効果を維持するようにガスGの流れを整流することができる。
また、最も上流側に配置された板状部材7Aにおける開口穴7Bにおいても、上述したように、B/H=(b/h)aの関係を満たしており、係数aを1≦a≦1.8の範囲とすることが好ましく、係数aを1としてB/H=b/hとすることがより好ましい。
なお、図6に示す整流装置7において、複数のうちの少なくとも1つの板状部材7Aの開口穴7Bについて、上述した最も上流側に配置された板状部材7Aにおける開口穴7Bの構成とし、他の板状部材7Aにおいては、全て正方形状としても、入口部2Dに至るガスGの流速分布を均一化する効果を得ることができる。
また、図6に示す整流装置7において、最も上流側の板状部材7Aの開口穴7Bについて、上述した最も上流側に配置された板状部材7Aにおける開口穴7Bの構成とし、下流側の他の板状部材7Aにおいては、全て正方形状としても、最も上流側に配置された板状部材7Aでの整流効果を維持するようにガスGの流れを整流することができる。
また、図6に示す整流装置7において、全ての板状部材7Aの開口穴7Bについて、上述した最も上流側に配置された板状部材7Aにおける開口穴7Bの構成としても、入口部2Dに至るガスGの流速分布を均一化する効果を得ることができる。
上述した実施形態において、各整流装置7のいずれか1つを備える電気集塵装置1によれば、整流装置7により集塵ケーシング2の入口部2Dに至るガスGの流速分布が均一化されることから、集塵ケーシング2内のガスGの流速分布が均一化され、集塵部3において高い集塵効率を維持することができる。
1 電気集塵装置
2 集塵ケーシング
2D 入口部
3 集塵部
5 拡大ダクト
7 整流装置
7A 板状部材
7B 開口穴
a 係数
B 入口部の長辺寸法
H 入口部の短辺寸法
b 開口穴の長辺寸法
h 開口穴の短辺寸法
G ガス

Claims (8)

  1. 高さ寸法と幅寸法とが相互に異なって形成された長方形断面形状の入口部を有する集塵ケーシングと、前記集塵ケーシングにおける前記入口部に接続されて前記入口部に向けて断面積が漸次拡大して形成された拡大ダクトと、を備える電気集塵装置に設けられ、前記拡大ダクト内を通過するガスの流れを整える整流装置であって、
    前記拡大ダクト内を前記ガスの上流と下流とに区分けする板状部材を有し、
    前記板状部材は、高さ寸法と幅寸法とが相互に異なる長方形状の開口穴が高さ方向および幅方向に複数並列に形成され、
    前記開口穴は、長辺が前記入口部の長辺と延在する向きが一致する整流装置。
  2. 前記入口部の長辺寸法B、前記入口部の短辺寸法H、前記開口穴の長辺寸法b、および前記開口穴の短辺寸法hが、B/H=(b/h)aの関係を満たし、係数aが1≦a≦1.8の範囲である請求項1に記載の整流装置。
  3. 前記係数aが1である請求項2に記載の整流装置。
  4. 前記拡大ダクト内を前記ガスの上流と下流とに区分けする他の板状部材を有し、
    前記他の板状部材は、開口穴が高さ方向および幅方向に複数並列されている請求項1から3のいずれか1つに記載の整流装置。
  5. 前記板状部材は、前記他の板状部材よりも上流側に配置されている請求項4に記載の整流装置。
  6. 前記他の板状部材は、前記開口穴の長辺が前記入口部の長辺と延在する向きを一致する請求項5に記載の整流装置。
  7. 前記他の板状部材は、前記下流に近い前記他の板状部材ほど前記開口穴の高さ寸法と幅寸法とが近似する形状である請求項5に記載の整流装置。
  8. 高さ寸法と幅寸法とが相互に異なって形成された長方形断面形状の入口部を有する集塵ケーシングと、
    集塵ケーシング内に配置された集塵部と、
    前記集塵ケーシングにおける前記入口部に接続されて前記入口部に向けて断面積が漸次拡大して形成された拡大ダクトと、
    前記拡大ダクト内を通過するガスの流れを整える請求項1から7のいずれか1つに記載の整流装置と、
    を備える電気集塵装置。
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