JP2017204978A - モバイル機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタおよびコネクタ近傍における異常発熱、発煙、焼損などの発生が抑制されたモバイル機器を提供する。【解決手段】 ケース2と、ケース2の表面に設けられたメス型のコネクタ(マイクロUSB3)と、ケース2の内部に収容された蓄電池7と、ケース2の内部に収容された、電源制御機能を備えたIC18と、を備え、コネクタ(マイクロUSB3)は、少なくとも、電力供給ラインの接続をおこない、さらに、ケース2の内部のコネクタ(マイクロUSB3)の近傍にPTCサーミスタ15が設けられ、コネクタ(マイクロUSB3)の近傍の温度が上昇し、PTCサーミスタ15の抵抗値が閾値を超えて上昇した場合に、IC18が電源供給ラインを遮断するようにした。【選択図】 図1

Description

本発明はモバイル機器に関し、さらに詳しくは、コネクタおよびコネクタ近傍における異常発熱、発煙、焼損などの発生が抑制されたモバイル機器に関する。
スマートフォン、タブレッド型コンピュータなどのモバイル機器においては、内蔵するリチウムイオン電池などの蓄電池への電力供給を、モバイル機器の側面に設けられたコネクタを経由しておこなう方法が一般的である。より具体的には、充電器から延びた電力コード(電力供給ライン)の先端に取付けられたコネクタと、モバイル機器の側面に設けられたコネクタとを接続して、充電器から蓄電池へ電力を供給する。
モバイル機器においても、薄型化が好まれる傾向にあり、薄型化が進んでいる。モバイル機器が薄型化されると、側面に設けられる、電力供給ラインを接続するためのコネクタを小さくする必要がある。
薄型されたモバイル機器に設けられるのに適した、小型化された、電力供給ラインの接続のためのコネクタとして、メス型のマイクロUSB(Universal Serial Bus)がある。マイクロUSBは、電力供給ラインの接続だけではなく、信号ラインの接続を同時におこなうことができる。
メス型のマイクロUSBは、たとえば断面が六角形の筒状の導電性コネクタシェルを備える。そして、導電性コネクタシェルの内部に、表面に複数の接点が形成された絶縁基板が配置されている。
一方、充電器から延びる電力コードの先端に接続されたオス型のマイクロUSBは、メス型の場合よりも一回り小さい、断面が六角形の筒状の導電性コネクタシェルを備える。そして、導電性コネクタシェルの内部に、複数の接点が形成された絶縁体が配置されている。
メス型のマイクロUSBと、オス型のマイクロUSBとを接続すると、メス型のマイクロUSBの絶縁基板の接点と、メス型のマイクロUSBの絶縁体の対応する接点とが接触し、相互に電気的導通がはかられる。
マイクロUSBにおいては、複数組の接点のうち、所定の2組が電力供給ラインの接続に使用され、残りの組が信号ラインの接続に使用される。マイクロUSBの導電性コネクタシェルは、グランドとしての機能を有しているため、モバイル機器の側面に設けられたメス型のマイクロUSBの導電性コネクタシェルが、モバイル機器のグランドに接続される。
近時、モバイル機器において、長時間使用を可能にするために、リチウムイオン電池などの蓄電池の大容量化が進んでいる。モバイル機器が高機能化し、それに伴って消費される電力量が増加したことも背景にある。
しかしながら、大容量化された蓄電池に対し、従来と同じ電流値で充電していたのでは、フル充電までに要する時間が長くなってしまい、モバイル機器の使用者に不満を与えてしまう。そこで、充電のための電流値を大きくし、短時間でフル充電できるようにする急速充電化も進められている。
上述したとおり、モバイル機器へ充電を、マイクロUSBなどの小型のコネクタを使用し、かつ、大きな電流値でおこなった場合、金属粉や水分などの異物が接点や導電性コネクタシェルへ付着したり、コネクタが僅かに破損したりすることにより、ショートが発生する虞がある。そして、ショートに起因して、コネクタやコネクタ近傍において、異常発熱、発煙、発火などが発生する虞がある。
そこで、非特許文献1(MCPC TR‐021 USB充電インターフェース安全設計ガイドライン Version1.00)では、たとえば、モバイル機器に設けるメス型のマイクロUSBコネクタの導電性コネクタシェルを、モバイル機器のグランドに直接に接続するのではなく、正の温度係数を有するPTCサーミスタ(Positive Temperature Coefficient Thermistor;正特性サーミスタ)を間に挿入したうえでグランドに接続することを推奨している(非特許文献1の本文12頁の「対策例(2)」参照)。
図2(A)、(B)に、非特許文献1に開示された上記推奨方法を示す。ただし、図(A)、(B)は、非特許文献1に掲載されたものではなく、非特許文献1の文章による記載に基づき、本件出願人が新たに作成したものである。以下、図2(A)、(B)を参照しながら、非特許文献1の推奨方法について説明する。なお、図2(A)はメス型のマイクロUSBとオス型のマイクロUSBとを接続する前の状態を示し、図2(B)は両者を接続した後の状態を示している。
図2(A)、(B)に示すように、モバイル機器101のケース102に、メス型のマイクロUSB103が設けられている。マイクロUSB103は、筒状の導電性コネクタシェル104を備える。導電性コネクタシェル104の内部には、絶縁基板105が設けられている。絶縁基板105には、5つの接点106a、106b、106c、106d、106eが形成されている。なお、図においては、5つの接点106a〜106eは、絶縁基板105の上側の面に形成されている。通常、5つの接点106a〜106eのうち、両端の2つの接点106a、106eが電力供給ラインの接続に使用される。すなわち、接点106aがリチウムイオン電池などの蓄電池107のプラス端子に接続され、接点106eが蓄電池107のマイナス端子に接続される。なお、残りの接点106b、106c、106dは、信号ラインの接続に使用される。
一方、充電器201にコード202を介して接続されたオス型のマイクロUSB203も、筒状の導電性コネクタシェル204を備える。また、導電性コネクタシェル204の内部には、樹脂製の絶縁部材205が設けられている。そして、絶縁部材205に、5つの接点206a、206b、206c、206d、206eが形成されている。なお、図においては、5つの接点206a〜206eは、絶縁部材205の下側の面に形成されている。そして、5つの接点206a〜206eのうち、両端の2つの接点206a、206eが電力供給ラインの接続に使用される。すなわち、接点206aがメス型のマイクロUSB103の接点106aと接続され、接点206eがメス型のマイクロUSB103の接点106eと接続される。
非特許文献1の推奨方法では、上述したとおり、メス型のマイクロUSB103の導電性コネクタシェル104とグランドとの間に、PTCサーミスタ108が挿入される。
非特許文献1の推奨方法によれば、接点106a、206aと導電性コネクタシェル104、204との間にショートが発生し、導電性コネクタシェル104、204からグランドへ異常電流が流れた場合には、PTCサーミスタ108が発熱し、抵抗値が上昇する。そして、PTCサーミスタ108によって、導電性コネクタシェル104、204からグランドへの異常電流が遮断される。すなわち、非特許文献1の推奨方法は、PTCサーミスタ108によって異常電流を遮断することにより、さらなる異常発熱、発煙、発火を抑制している。
「MCPC TR-021 USB充電インターフェース安全設計ガイドライン Version1.00」(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)、2014年10月8日発行)
非特許文献1の推奨方法によれば、接点106a、206aと、導電性コネクタシェル104、204との間のショートによる、異常発熱、発煙、発火を抑制することができる。しかしながら、非特許文献1の推奨方法では、接点106a、206aが、導電性コネクタシェル104、204以外とショートした場合には、異常発熱、発煙、発火を抑制することができない。すなわち、接点106a、206aが、接点106b、206bや、接点106c、206cや、接点106d、206dや、接点106e、206eとショートした場合には、PTCサーミスタ108によって異常電流を遮断することはできず、異常発熱、発煙、発火を抑制することができない。
そこで、別の方法として、図3(A)や図3(B)に示すように、オス型のマイクロUSB203に温度センサを埋設し、温度センサによって、ショートに起因するマイクロUSB203、103およびその近傍の異常発熱を検知し、発煙や発火が発生する前に、充電器201からオス型のマイクロUSB203への電力供給を停止させる方法が考えられる。図3(A)は、オス型のマイクロUSB203に、温度センサとして、負の温度係数を有するNTCサーミスタ(Negative Temperature Coefficient Thermistor;負特性サーミスタ)207を埋設した場合を示している。また、図3(B)は、オス型のマイクロUSB203に、温度センサとして、PTCサーミスタ208を埋設した場合を示している。
さらに詳しく説明すると、NTCサーミスタ207およびPTCサーミスタ208は、いずれも、異常発熱により、自己の温度が上昇すると、抵抗値が変化する。すなわち、NTCサーミスタ207は、自己の温度が上昇すると、抵抗値が低下する。一方、PTCサーミスタ208は、自己の温度が上昇すると、抵抗値が上昇する。
図3(A)、(B)の方法においては、充電器201の内部に電力供給停止回路(図示せず)を設けておき、異常発熱によりNTCサーミスタ207やPTCサーミスタ208の抵抗値が変化した場合に、充電器201からモバイル機器101への電力供給を停止し、発煙や発火を未然に防止する。
充電器201の内部に設けられる電力供給停止回路は、たとえば、NTCサーミスタ207またはPTCサーミスタ208と、別の固定抵抗とを直列に接続して分圧抵抗回路を形成し、接続点の電圧値を測定する。そして、接続点の電圧値が、所定の閾値を超えて変化した場合に、コネクタおよびコネクタ近傍において異常発熱し、NTCサーミスタ207またはPTCサーミスタ208の抵抗値が変化したものと判断し、充電器201からモバイル機器101への電力供給を停止する。
図3(A)、(B)の方法は、ショートに起因するコネクタおよびコネクタ近傍の異常発熱を検知し、発煙、発火を未然に防止することができる。しかしながら、図3(A)、(B)の方法には、NTCサーミスタ207またはPTCサーミスタ208を埋設するために、オス型のマイクロUSB203が大型化してしまうという問題があった。また、充電器201とオス型のマイクロUSB203とを繋ぐコード202が、温度センサ用の配線を追加することによって、太くなってしまうという問題があった。
そこで、さらに別の方法として、図4(A)に示すように、NTCサーミスタ(温度センサ)209を、モバイル機器101のメス型のマイクロUSB103の近傍に配置する方法が考えられる。すなわち、ショートに起因するコネクタおよびコネクタ近傍の異常発熱を、NTCサーミスタ209の抵抗値の変化から検出し、発煙や発火が発生する前に、蓄電池107への電力供給を停止させる方法が考えられる。
この方法においては、モバイル機器101の内部に、たとえば、図4(B)に示す回路を構成する。まず、NTCサーミスタ209と、固定抵抗210とを直列に接続して、分圧抵抗回路211を構成する。そして、分圧抵抗回路211の、NTCサーミスタ209側の端部を一定の電圧が印加された電源Vinに接続し、固定抵抗210側の端部をグランドに接続する。
また、分圧抵抗回路211のNTCサーミスタ209と固定抵抗210との接続点を、アナログデジタル変換器(ADC)212に接続する。次に、アナログデジタル変換器212を、増幅器(uP)213に接続する。次に、増幅器213を、インターフェース(I/F)214に接続する。次に、インターフェース214を、電源制御機能を備えたIC215に接続する。
ショートに起因してコネクタおよびコネクタ近傍に異常発熱が発生すると、まず、NTCサーミスタ209の温度が上昇し、NTCサーミスタ209の抵抗値が降下する。そして、NTCサーミスタ209の抵抗値が降下すると、アナログデジタル変換器212に対して出力される、分圧抵抗回路211のNTCサーミスタ209と固定抵抗210との接続点の電圧が上昇する。アナログデジタル変換器212は、上昇した電圧をデジタル信号に変換したうえで、増幅器213に対して出力する。次に、増幅器213は、上昇した電圧を示すデジタル信号を増幅したうえで、インターフェース214に対して出力する。インターフェース214は、増幅後のデジタル信号を、電源制御機能を備えたIC215に対して出力する。電源制御機能を備えたIC215は、入力されたデジタル信号が、所定の閾値を超えて大きい場合には、コネクタおよびコネクタ近傍にショートに起因する異常発熱が発生したと判断して、充電器201から蓄電池107への電力の供給を停止させる。この結果、ショートに起因した発煙や発火が、未然に防止される。
図4(A)、(B)に示す方法によれば、ショートに起因した異常発熱を検知し、発煙や発火を未然に防止することができる。しかしながら、この方法には、モバイル機器101のケース102の内部に、アナログデジタル変換器212、増幅器213、インターフェース214を設けなければならず、モバイル機器101が大型化してしまうという問題があった。また、アナログデジタル変換器212、増幅器213、インターフェース214においても電力が消費されるため、蓄電池107の電力が消耗されてしまうという問題があった。
なお、図4(B)の回路において、アナログデジタル変換器212、増幅器213、インターフェース214を必要とする理由は、NTCサーミスタ209の温度変化に対する抵抗値の変化量が小さいことに起因する。図5に、NTCサーミスタの温度変化に対する抵抗値の変化量と、PTCサーミスタの温度変化に対する抵抗値の変化量とを、比較して示す。図5から分かるように、一般に、PTCサーミスタは、温度変化に対して抵抗値が急激に変化する。これに対して、NTCサーミスタは、温度変化に対して抵抗値は緩やかにしか変化しない。
そのため、NTCサーミスタ209を温度センサに使用した図4(A)、(B)に示す方法においては、分圧抵抗回路211のNTCサーミスタ209と固定抵抗210との接続点の電圧を、アナログデジタル変換器212でデジタル信号に変換し、増幅器213で増幅し、インターフェース214を経由して、電源制御機能を備えたIC215に入力させる必要があったのである。
以上のように、図4(A)、(B)に示す方法は、温度センサとして、温度変化に対する抵抗値の変化量が小さいNTCサーミスタ209を使用しているため、モバイル機器101のケース102の内部に、アナログデジタル変換器212、増幅器213、インターフェース214を設けなければならず、モバイル機器101が大型化してしまうという問題があった。また、アナログデジタル変換器212、増幅器213、インターフェース214においても電力が消費されるため、蓄電池107の電力が消耗されてしまうという問題があった。
本発明は、上述した技術の有する問題を解決するためになされたものであり、その手段として本発明のモバイル機器は、ケースと、ケースの表面に設けられたコネクタと、ケースの内部に収容された蓄電池と、ケースの内部に収容された、電源制御機能を備えたICと、を備え、コネクタは、少なくとも、電力供給ラインの接続をおこない、さらに、ケースの内部のコネクタの近傍にPTCサーミスタが設けられ、コネクタの近傍の温度が上昇し、PTCサーミスタの抵抗値が閾値を超えて上昇した場合に、ICが電源供給ラインを遮断するようにした。
PTCサーミスタと、固定抵抗とが直列に接続されて分圧抵抗回路が構成され、分圧抵抗回路のPTCサーミスタと固定抵抗との接続点が、ICに直接に接続されていても良い。
コネクタは、電力供給ラインの接続に加えて、信号ラインの接続をおこなうものであっても良い。コネクタには、たとえば、マイクロUSBを使用することができる。
本発明のモバイル機器は、コネクタおよびコネクタ近傍にいて異常発熱が発生した場合には、電源供給ラインを遮断して、発煙、焼損などの発生を防止することができる。
また、本発明のモバイル機器は、温度センサとして、温度変化に対する抵抗値の変化量が大きいPTCサーミスタを使用しているため、モバイル機器のケースの内部に、電源制御のために、新たに、アナログデジタル変換器、増幅器、インターフェースなどを設ける必要がなく、モバイル機器が大型化しない。また、電源制御のために、アナログデジタル変換器、増幅器、インターフェースにおいて電力が消費されることがないため、これらによって蓄電池の電力が消耗されることがない。
図1(A)は、実施形態にかかるモバイル機器1を示す説明図である。なお、図1(A)には、モバイル機器1だけではなく、充電器21、コード22、オス型のマイクロUSB23を併せて示している。図1(B)は、モバイル機器1の内部に設けられたPTCサーミスタ15を含む、周辺回路を示す回路図である。 図2(A)、(B)は、非特許文献1に示された推奨方法(モバイル機器の異常発熱等を抑制する方法)を示す説明図である。なお、図2(A)はメス型のマイクロUSB103とオス型のマイクロUSB203とを接続する前の状態を示し、図2(B)は両者を接続した後の状態を示している。 図3(A)、(B)は、それぞれ、モバイル機器の異常発熱等を抑制する別の方法を示す説明図である。 図4(A)は、モバイル機器の異常発熱等を抑制する、さらに別の方法を示す説明図である。図4(B)は、その方法が採用されたモバイル機器101の内部に設けられたNTCサーミスタ209を含む、周辺回路を示す回路図である。 NTCサーミスタの温度変化に対する抵抗値の変化量と、PTCサーミスタの温度変化に対する抵抗値の変化量とを、比較して示したグラフである。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
なお、各実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、異なる実施形態に記載された内容を組合せて実施することも可能であり、その場合の実施内容も本発明に含まれる。また、図面は、実施形態の理解を助けるためのものであり、必ずしも厳密に描画されていない場合がある。たとえば、描画された構成要素ないし構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
図1(A)に、実施形態にかかるモバイル機器1を示す。ただし、図1(A)には、モバイル機器1だけではなく、充電器21、コード22、オス型のマイクロUSB23を併せて示している。
モバイル機器1は、たとえば、スマートフォン、タブレッド型コンピュータなどである。ただし、モバイル機器1の種類は限定されず、他の種類の機器であっても良い。
モバイル機器1は、ケース2を備える。ケース2は、金属や樹脂からなる。
ケース2の側面の表面に、コネクタとして、メス型のマイクロUSB3が取付けられている。
マイクロUSB3は、金属からなる導電性コネクタシェル4を備えている。導電性コネクタシェル4は、図からはわからないが、断面が六角形の筒状をしている。
導電性コネクタシェル4の内部には、板状の絶縁基板5が設けられている。絶縁基板5は、セラミックや樹脂からなる。
絶縁基板5には、5つの接点6a、6b、6c、6d、6eが形成されている。なお、図においては、5つの接点6a〜6eは、絶縁基板5の上側の面に形成されている。5つの接点6a〜6eのうち、両端の2つの接点6a、6eが電力供給ラインの接続に使用される。残りの接点6b、6c、6dは、信号ラインの接続に使用される。
ケース2の内部には、リチウムイオンからなる蓄電池7が収容されている。そして、絶縁基板5に形成された接点6aが、蓄電池7のプラス端子に接続されている。また、絶縁基板5に形成された接点6eが、蓄電池7のマイナス端子に接続されている。
ケース2の内部の、メス型のマイクロUSB3の近傍に、PTCサーミスタ15が設けられている。PTCサーミスタ15は、マイクロUSB3およびその近傍の、異常発熱を検出するためのものである。
ケース2の内部には、さらに、図1(A)には示さないが、図1(B)に示すように、固定抵抗16と、電源制御機能を備えたIC18とが設けられている。そして、固定抵抗16、電源制御機能を備えたIC18と、PTCサーミスタ15とで、図1(B)に示す回路が構成されている。なお、本実施形態においては、電源制御機能を備えたIC18として、電源制御機能に特化した専用ICを使用した。ただし、電源制御機能を備えたIC18は、電源制御機能と他の機能とを兼用させたICであっても良い。
まず、固定抵抗16とPTCサーミスタ15とが直列に接続されて、分圧抵抗回路17が構成されている。そして、分圧抵抗回路17の固定抵抗16側の端部が、一定の電圧が印加された電源Vinに接続されている。また、分圧抵抗回路17のPTCサーミスタ15側の端部がグランドに接続されている。
また、分圧抵抗回路17の固定抵抗16とPTCサーミスタ15との接続点が、直接に、電源制御機能を備えたIC18に接続されている。
ここで、図1(A)を参照しながら、本実施形態にかかるモバイル機器1に対して電力を供給する、充電器21、コード22、オス型のマイクロUSB23について簡単に説明する。充電器21は、たとえば、USB接続により、周辺機器に電力を供給する機能を有するパーソナルコンピュータなどである。充電器21は、コード22を介して、オス型のマイクロUSB23に接続されている。マイクロUSB23は、金属からなる筒状の導電性コネクタシェル24を備える。導電性コネクタシェル24の内部には、樹脂製の絶縁部材25が設けられている。そして、絶縁部材25に、5つの接点26a、26b、26c、26d、26eが形成されている。5つの接点26a〜26eのうち、両端の2つの接点26a、26eが電力供給ラインの接続に使用される。なお、残りの接点26b、26c、26dは、信号ラインの接続に使用される。
メス型のマイクロUSB3とオス型のマイクロUSB23とを接続し、充電器21から、モバイル機器1の蓄電池107に電力を供給し、蓄電池107を充電している状態において、金属粉や水分などの異物の付着や、破損などにより、マイクロUSB3、23においてショートが発生し、マイクロUSB3、23やその近傍において異常発熱が発生すると、PTCサーミスタ15の温度が上昇し、抵抗値が上昇する。
そして、PTCサーミスタ15の抵抗値が上昇すると、分圧抵抗回路17の固定抵抗16とPTCサーミスタ15との接続点の電圧が上昇する。そして、上昇した電圧が、電源制御機能を備えたIC18に入力される。IC18は、入力された電圧が所定の閾値を超えて大きい場合には、マイクロUSB3、23やその近傍において異常発熱が発生したと判断して、充電器21から蓄電池7への電力の供給を停止させる。この結果、マイクロUSB3、23においてショートが発生し、マイクロUSB3、23やその近傍において、異常発熱が発生しても、電力の供給を停止することにより、発煙や発火を未然に防止することができる。
なお、本実施形態にかかるモバイル機器1においては、分圧抵抗回路17の固定抵抗16とPTCサーミスタ15との接続点が、電源制御機能を備えたIC18に直接に接続されており、図4(A)、(B)に示した、温度センサにNTCサーミスタ209を使用した場合のように、分圧抵抗回路211のNTCサーミスタ209と固定抵抗210との接続点と、電源制御機能を備えたIC215との間に、アナログデジタル変換器212、増幅器213、インターフェース214などを設ける必要がない。
モバイル機器1において、分圧抵抗回路17の固定抵抗16とPTCサーミスタ15との接続点と、電源制御機能を備えたIC18との間に、アナログデジタル変換器、増幅器、インターフェースなどを設ける必要がないのは、図5を使って既に説明したように、PTCサーミスタは、NTCサーミスタに比べて、温度変化に対して抵抗値が急激に変化するからである。すなわち、PTCサーミスタ15は、温度が上昇した場合に、十分に大きく抵抗値が上昇するため、分圧抵抗回路17の固定抵抗16とPTCサーミスタ15との接続点の電圧も大きく上昇する。そのため、電源制御機能を備えたIC18は、接続点の電圧を、アナログデジタル変換したり、増幅したりした上で入力しなくても、接続点の電圧が上昇したことを検出できるのである。
モバイル機器1は、温度センサとして、温度変化に対する抵抗値の変化量が大きいPTCサーミスタ15を使用しているため、ケース2の内部に、電力制御のために、新たにアナログデジタル変換器、増幅器、インターフェースなどを設ける必要がなく、これらを設けることによる大型化を回避できている。また、モバイル機器1は、電力制御のためのアナログデジタル変換器、増幅器、インターフェースによって電力が消費されることがないため、その分だけ蓄電池7の長時間使用が可能になっている。
以上、本発明の実施形態にかかるモバイル機器1について説明した。しかしながら、本発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って、種々の変更をなすことができる。
たとえば、モバイル機器1では、ケースに設けられるコネクタとして、メス型のマイクロUSB3を使用したが、コネクタの種類は任意であり、種々の種類のコネクタを使用することができる。また、コネクタは、マイクロUSB3のように、電力供給ラインと信号ラインとの両方を接続するものではなく、電力供給ラインのみを接続するものであっても良い。
また、PTCサーミスタ15の温度および抵抗値の上昇を、電源制御機能を備えたIC18に伝える回路も、図1(B)に示したものには限定されず、種々の回路を採用することができる。
1・・・モバイル機器(スマートフォン、タブレッド型コンピュータなど)
2・・・ケース
3・・・メス型のマイクロUSB(コネクタ)
4・・・導電性コネクタシェル
5・・・絶縁基板
6a、6b、6c、6d、6e・・・接点
7・・・蓄電池(リチウムイオン電池)
15・・・PTCサーミスタ
16・・・固定抵抗
17・・・分圧抵抗回路
18・・・電源制御機能を備えたIC

Claims (4)

  1. ケースと、
    前記ケースの表面に設けられたコネクタと、
    前記ケースの内部に収容された蓄電池と、
    前記ケースの内部に収容された、電源制御機能を備えたICと、を備えたモバイル機器であって、
    前記コネクタは、少なくとも、電力供給ラインの接続をおこない、
    さらに、前記ケースの内部の前記コネクタの近傍にPTCサーミスタが設けられ、
    前記コネクタの近傍の温度が上昇し、前記PTCサーミスタの抵抗値が閾値を超えて上昇した場合に、前記ICが前記電源供給ラインを遮断するモバイル機器。
  2. 前記PTCサーミスタと、固定抵抗とが直列に接続されて分圧抵抗回路が構成され、前記分圧抵抗回路の前記PTCサーミスタと前記固定抵抗との接続点が、前記ICに直接に接続されている、請求項1に記載されたモバイル機器。
  3. 前記コネクタが信号ラインの接続もおこなう、請求項1または2に記載されたモバイル機器。
  4. 前記コネクタがマイクロUSBである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載されたモバイル機器。

JP2016096957A 2016-05-13 2016-05-13 モバイル機器 Pending JP2017204978A (ja)

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