JP2017204787A - 画像処理装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】視点の異なる複数の画像に対する検出処理を実行可能な画像処理装置を提供すること。【解決手段】画像処理装置は、視点の異なる複数の第1の画像を取得可能な第1の画像入力部101と、単一の視点をもつ第2の画像を取得可能な第2の画像入力部104を備える。第1の画像検出部102は、入力された第1の画像に対して検出処理を行う。取得された画像に対する検出処理は、検出項目に応じて個別に設定可能である。第1の画像検出部102は、合成前の画像に対して行う検出処理であるか、または合成後の画像に対して行う検出処理であるかを判断する。合成部103は、入力された第1の画像から合成画像を生成する。第2の画像検出部105は、合成された画像または第2の画像を取得して検出処理を行う。画像処理部106は検出結果に応じて、合成部103が合成した画像または第2の画像から出力画像を生成する。【選択図】 図1
Description
本発明は、視差画像を用いた画像処理技術に関する。
視差画像を用いた画像処理の応用例にリフォーカス処理がある。視差画像とは、複数の視点から同一の被写体を撮影した、複数の画像である。例えば、レンズやマイクロレンズアレイ、撮像素子等の配置を工夫することで、単一の機材として複数の光学系を含む構成の撮像装置が使用される。特許文献1に開示の撮像装置は、撮影レンズの射出瞳を複数の領域に分割して視差画像を同時に取得可能である。1つのマイクロレンズと複数に分割された光電変換部が形成され、各マイクロレンズを介して撮影レンズの射出瞳の異なる瞳部分領域を通過する光が受光される。それぞれの受光信号から、分割された瞳部分領域に応じた視差画像が生成される。特許文献2では、分割された光電変換部が受光した信号を全て加算して撮像画像を生成することが開示されている。
撮影された視差画像は、光強度の空間分布および角度分布情報であるライトフィールド(Light Field)データと等価である。またリフォーカス処理は、撮影された視差画像の読み込み直後に行われる場合が多い。リフォーカス画像が生成された後の画像処理では通常の画像と同等の処理を行うことが一般的である。
一方、リフォーカス技術や視差画像に関する利用方法の1つとして、前ボケ補正と呼ばれる補正がある。同一の被写体を複数の視点で撮影した場合に、合焦していない手前の被写体の位置が視差画像ごとに異なる場合がある。この場合、主被写体との位置関係によって、どの視差画像を使うかをユーザ操作により選択できる機能が提案されている。手前の被写体が前ボケと呼ばれる状態であるために、前ボケ補正と呼ばれる。ユーザは視差画像を入力として最適な補正量を設定する。補正量は、入力された視差画像に対してウェイトを設定する量(重み付け量)のことである。設定されたウェイトを用いて、最終的な画像を合成することで、連続的に前ボケの位置を調整することができる。
ところで視差画像を扱うシステムでは、既存の単一の画像を扱うシステムとの互換性を重視することが多い。単一の画像とは、単一の視点で撮影された画像(以下、単一画像ともいう)のことである。視差画像の形式が、単一画像と同様のフォーマットで提供される場合、視差画像の合成結果も同じフォーマットの画像である。よって、その後の画像処理を共通の処理として行える。つまり、同じ画像処理を利用し、視差画像の場合に画像合成が行われ、合成結果を単一画像と同等に扱うことで、視差画像でも単一画像でも同様の画像出力が得られるようにシステムを設計できる。単一画像のみを扱うシステムを拡張しつつ、視差画像やリフォーカス技術を利用できるという点で、実用上のメリットが大きい。
視差画像を扱う前ボケ補正における課題は、顔検出等の検出に関する処理にある。通常の画像処理では被写体の顔等を検出し、その検出結果に応じてゲイン等を変化させる処理が実行される。例えば検出された被写体の顔の画像領域が適正な明るさとなるように全体の明るさを含めて調整処理が行われる。この場合、顔が検出されたかどうかによって、出力結果は大きく異なる。視差画像に対して、既存の画像処理と共通する処理を行う場合には、視差画像を合成した結果(合成画像)に対して顔検出が行われ、検出結果を用いて画像処理が実行される。調整結果によって合成結果が異なるので、顔検出結果が異なる可能性がある。つまり同じ視差画像が入力されたとしても、ユーザが連続的に合成比率を調整する過程で、出力結果が大きく異なる可能性がある。具体的には、同じ画像に対してユーザが操作により前ボケの位置を意識しながら調整している際に、ある調整値を境にして全体の明るさが大きく変わることが起こり得る。これでは、自然でかつユーザが意図した調整結果からかけ離れた画像になってしまう。
本発明の目的は、視点の異なる複数の画像に対する検出処理を実行可能な画像処理装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、異なる視点で撮影された複数の第1の画像データと第2の画像データを取得する取得手段と、取得された前記複数の第1の画像データを合成する合成手段と、前記第1および第2の画像データに対する検出処理を行う検出手段と、前記検出手段から検出結果を取得し、前記合成手段により合成された画像データ、および前記第2の画像データに画像処理を行う画像処理手段と、を備える。前記検出手段は、前記第1の画像データが取得された場合、前記合成手段が合成する前の前記第1の画像データに対して第1の検出処理を行い、当該第1の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力し、前記第2の画像データが取得された場合、前記画像処理手段が画像処理を行う前の前記第2の画像データに対して第2の検出処理を行い、当該第2の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力する。
本発明によれば、視点の異なる複数の画像に対する検出処理を実行可能な画像処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、代表的な例を説明する。図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
画像処理装置は、外部装置または撮像部等から視差画像を入力する第1の画像入力部101を備える。例えば、撮像装置の場合、撮像部から複数の視差画像信号を取得可能である。視差画像は、複数の画像間で視差がある画像であり、異なる視点で撮影された画像である。本明細書では、ある視点で撮影された画像を「視点画像」と呼ぶ。複数の視点画像により、視差画像が構成される。具体的には、撮像素子は複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数に分割された光電変換部を備える。撮影レンズの射出瞳の異なる瞳部分領域を通過する光は、各マイクロレンズを介して複数の光電変換部がそれぞれ受光して電気信号に光電変換する。これにより、複数の瞳部分領域に応じた光電変換部の各出力から複数の視点画像が生成され、第1の画像入力部101に入力される。例えば第1の光電変換部の出力から第1の視点画像が取得され、第2の光電変換部の出力から第2の視点画像が取得される。第1の画像検出部102は、入力された複数の視点画像に対して検出処理を行う。合成部103は、入力された複数の視点画像をユーザ操作により設定される調整値に応じて合成する。
第2の画像入力部104には、単一画像が入力される。単一画像は、単一の視点で撮影された視点画像である。例えば、撮像装置の場合、撮像部を構成する撮像素子の光電変換部から出力される画像を取得可能である。瞳分割型撮像素子の場合、分割された複数の光電変換部の各出力を加算により合成した出力から画像データを取得できる。具体的には、1つのマイクロレンズに対して2つの光電変換部が対応する構成を備える撮像素子を想定する。この場合、第1の光電変換部が出力する第1の像(A像)の出力信号と、第2の光電変換部が出力する第2の像(B像)の出力信号から、加算画像(A+B像)の出力信号が得られる。加算画像(A+B像)は、A像の信号から取得される画像およびB像の信号から取得される画像に対して、異なる視点をもつ合成画像である。つまり、A+B像は、A像とB像に対して視差を有する像であるが、単独で処理の対象とする場合には、単一画像の場合と同等とみなす。本実施形態では、撮像部にて合成された画像と、合成部103により合成された画像を区別して検出処理が行われる。
第2の画像検出部105は、入力された画像、または合成部103による合成結果(合成画像)に対して検出処理を行う。画像処理部106は、第1の画像検出部102と第2の画像検出部105の検出結果を用いて所定の画像処理を行う。なお、画像処理装置には各部の制御を行うシステム制御部(プログラムを実行するCPU等)や操作部、用途に応じた公知の回路部等が設けられるが、それらの詳細な説明は省略する。以下、各構成部の機能について順に説明する。
まず、第1の画像入力部101は視差画像を構成する複数の視点画像を取得する。例えば視点画像はベイヤ配列のデータ構成とし、2枚の画像からユーザが入力した調整値に対応する合成比率を加味し、合成することで前ボケ補正が実現される。なお、画像生成方法については特定の方法に限定されない。一般的な撮像光学系を持つ一眼レフカメラ等を複数組み合わせて撮影を行う方法や、複数の撮像光学系を含む単一の装置により撮影を行う方法では、複数の視点画像を同時に取得可能である。
図2を参照して、視点画像の入力処理について説明する。まず、第1の画像入力部101には2枚の視点画像のデータが入力される(S201)。第1の視点画像Aのデータが読み込まれ、メモリ上に展開される(S202)。次に第2の視点画像Bの画像データが読み込まれ、メモリ上に展開される(S203)。ユーザ操作に応じた調整値が取得される(S204)。この調整値は合成比率を示す値であり、ユーザがUI(ユーザ・インターフェース)画面等で調整操作を行った結果である。ユーザの操作指示を受け付ける操作部およびUI画面については図8を用いて後述する。
次に、第1の画像検出部102は、入力された複数の視点画像に対して検出処理を行う。図3を参照して、複数の視点画像に対する検出処理について説明する。第1の画像検出部102は複数の視点画像を読み込み(S301)、視点画像に対して検出を行うのか、合成部103が合成した後の画像に対して検出を行うのかを判定する(S302)。この判定は設定値に基づいて行われる。判定の結果、複数の視点画像に対して検出を行うことが判定された場合、S303に処理を進める。合成部103による合成後に検出を行うことが判定された場合には処理を終了する。
S303で第1の画像検出部102は、第1の視点画像Aに対する検出処理を行い、S304では、第2の視点画像Bに対する検出処理を行う。複数の検出処理が実行され、検出項目に応じて検出の段階が異なる。本実施形態では顔検出を例示して説明する。画像内に被写体の顔が存在する場合、顔の領域の明るさが適正な露出となるように全体の明るさを調整する機能を想定する。この場合には、視点画像に対して顔検出を行う設定が予め行われる。設定値に従って、顔検出処理が行われる。この他には、例えば、画像内のゴミ(不要な画像部分)を検出し、周辺画素を用いて補間して除去する処理がある。不要な画像部分は、当該部分の輝度または色相と、その周辺領域における輝度または色相との差が閾値以上である部分として検出することができる。この場合、第1の画像検出部102は、視点画像に対してではなく、合成部103による合成後の画像に対して行う方が適切であると判断する。合成後に検出処理を行う設定が予め行われる。
第1の画像検出部102は各視点画像に対して検出処理を行った後、複数の検出結果を1つの検出結果に合成する(S305)。本実施形態では顔検出を行うため、検出された領域のOR(論理和)演算が行われ、各視点画像のどちらかで顔画像が検出された場合に、顔画像が検出されたものとする。合成された検出結果については、以降の画像処理において利用するため、メモリに一時的に保存される(S306)。
次に、合成部103は複数の視点画像を合成する。合成については、重み付きの一般的な合成アルゴリズムに従う処理を視点画像に施すこととする。図4を参照して、複数の視点画像に対する合成処理について説明する。
合成部103には2枚の視点画像が入力される(S401)。合成部103はユーザの操作により指定された調整値を読み込む(S402)。調整値は図2のS204で取得済みであり、メモリから読み出される。そして、各視点画像に対する調整値に応じた合成比率を乗算してから加算する処理により、重み付け加算処理が行われる(S403)。設定された領域および調整値を反映した合成画像が生成される。合成部103は合成画像を出力する。
前ボケ補正を例にすると、ユーザは複数の視点画像に対して、最適な調整値を設定する。この調整値に対応する前ボケ補正量は、入力された各視点画像に対する重み付け量である。合成部103は重み付け量から合成比率を決定し、加重加算処理を実行することにより合成画像を生成する。これにより、ユーザが入力した調整値に基づいて画像の前ボケの位置が調整され、ユーザが所望する画像を得ることができる。
次に単一画像の処理について説明する。単一画像や撮像素子にて合成されて取得される合成画像の場合、第2の画像入力部104は画像データを読み込む。図5のS501は、画像データの読み込み処理を示す。読み込まれた画像データは、第2の画像検出部105に出力されて処理される。
第2の画像検出部105は、合成部103による合成画像または第2の画像入力部104からの画像に対して検出処理を行う。図6を参照して検出処理について説明する。第2の画像検出部105は対象となる画像データを読み込み(S601)、合成部103が合成した合成画像であるかどうかを判断する(S602)。対象となる画像が、合成部103による合成画像である場合、S603に進み、合成部103による合成画像でない場合にはS604に移行する。
第2の画像検出部105は、検出対象の画像であるかどうかをチェックする(S603)。検出対象の画像であることが判定された場合、S604に進み、検出処理が行われる。ただし、合成部103による合成画像の場合には、予め設定された内容によってはすでに第1の画像検出部102が検出処理(顔検出等)を完了している場合もある。その場合には検出処理は行わない。これは項目ごとに異なるため、第1の画像検出部102の場合と同様に第2の画像検出部105は設定値に基づいて検出処理を行う。顔検出処理は第1の画像検出部102により行われるが、例えば画像のゴミ除去用検出処理については第2の画像検出部105が行う設定になっている場合を想定する。この場合、ゴミ除去用検出処理はS604のタイミングで実行される。第2の画像検出部105は検出処理を行った場合、検出結果を画像処理で利用するためにメモリに保存する(S605)。
画像処理部106は検出結果を用いた画像処理を行う。図7を参照して、画像処理について説明する。まず、画像処理部106は画像データを読み込む(S701)。次に、画像処理部106は第1の画像検出部102により検出された検出結果もしくは第2の画像検出部105により検出された検出結果または両方の検出結果を読み込む(S702)。画像処理部106は入力された画像データおよび検出結果に基づいて画像処理を行う(S703)。画像処理部106は処理した画像データを出力する(S704)。出力された画像は、例えば表示装置の画面に表示され、または記録媒体に記録される。
本実施形態では、顔検出とゴミ除去処理を例示して、それぞれについて簡単に説明を行う。顔検出の処理では、画像内に1つまたは複数の顔が検出された顔領域の情報が検出結果として画像処理部106に入力される。画像処理部106は検出された顔領域の平均輝度を算出し、平均輝度が所定範囲内でない場合にはプラスもしくはマイナスのゲインを画像全体にかける。つまり、ゲイン調整により、顔領域が適正露出とされる範囲内に収まるように明るさを変更する処理が行われる。例えば、適正露出の範囲が8bit相当で100から140の設定であるとし、算出された顔領域の平均輝度が50であった場合を例にする。画像処理部106はゲインを画像全体に2倍かけることで、顔領域の平均輝度を100に調整する。これにより、顔領域の平均輝度を設定範囲内にすることができる。これは、例えば逆光で撮影された画像において顔が極端に暗い場合等に、自動で補正することが可能な処理である。
画像のゴミ除去処理において、画像処理部106は画像内の画素値が閾値以下の黒い点を検出する。厳密には、極端に周辺画素と色相や輝度が異なる点が検出され、例えば半径2画素以下の点が検出されるものとする。検出結果は1つまたは複数のゴミ(画像部分)の中心位置と半径の情報である。画像処理部106はそれぞれのゴミに対して、周辺の画素から補間してゴミの領域を置き換えることで、画像のゴミを除去する。これにより、撮像素子上に残ったゴミ等が画像に写り込んでしまった場合に、自動で検出して除去することができる。画像処理部106は、このような検出結果を用いた画像処理を行った上で、処理結果である画像を出力する(S704)。
以上のように本実施形態では、画像データに対する検出処理において2つのモードで検出が行われる。第1のモードでの検出処理にて第1の画像検出部102は、複数の視点画像のデータを合成部103が合成する場合に、合成前の画像データに対して検出処理(例えば、顔検出)を実行する。また、第2のモードでの検出処理にて第2の画像検出部105は、以下の処理を実行する。
・単一の視点画像データに対する検出処理(例えば、顔検出とゴミ画像部分の検出)
・合成部103が合成した画像データに対する検出処理(例えば、ゴミ画像部分の検出)。
検出結果は、モードに応じて画像処理部106に送られる。よって画像データの検出処理のタイミングを、検出項目に応じて個別に設定することができる。
・単一の視点画像データに対する検出処理(例えば、顔検出とゴミ画像部分の検出)
・合成部103が合成した画像データに対する検出処理(例えば、ゴミ画像部分の検出)。
検出結果は、モードに応じて画像処理部106に送られる。よって画像データの検出処理のタイミングを、検出項目に応じて個別に設定することができる。
図8は、ユーザが合成比率を調整する際の、前ボケ補正用UI画面を例示する。複数の視点画像の調整操作を、単一画像を扱うUI画面中で行う実施形態もあるが、本実施形態では、ユーザが専用のUI画面を見ながら視点画像の調整操作を行う例を示す。まず、視点画像データの読み込みが行われ、表示部にはダイアログ画面801が表示される。ダイアログ画面801には、キャンセル用のボタン803、拡大表示領域802、サムネイル表示領域804、調整スライダー805、保存ボタン806が配置されている。ユーザはタッチパネルによるタッチ操作、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを用いた入力操作によって所望の調整を行う。操作部によりユーザが指示した調整値のデータはメモリに保存され、画像の前ボケ補正時に使用される。
本実施形態では、複数の視点画像データに対する検出処理と、単一の視点画像データおよび合成された画像データに対する検出処理とを、予め設定されたタイミングで実行可能である。本実施形態によれば、視差を有する複数の視点画像および単一の視点画像の画像処理が可能なシステムにおいて、複数の視点画像の合成比率を調整し、ユーザの意図した出力結果を得ることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 第1の画像入力部
102 第1の画像検出部
103 合成部
104 第2の画像入力部
105 第2の画像検出部
106 画像処理部
102 第1の画像検出部
103 合成部
104 第2の画像入力部
105 第2の画像検出部
106 画像処理部
Claims (14)
- 異なる視点で撮影された複数の第1の画像データと第2の画像データを取得する取得手段と、
取得された前記複数の第1の画像データを合成する合成手段と、
前記第1および第2の画像データに対する検出処理を行う検出手段と、
前記検出手段から検出結果を取得し、前記合成手段により合成された画像データ、および前記第2の画像データに画像処理を行う画像処理手段と、を備え、
前記検出手段は、
前記第1の画像データが取得された場合、前記合成手段が合成する前の前記第1の画像データに対して第1の検出処理を行い、当該第1の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力し、
前記第2の画像データが取得された場合、前記画像処理手段が画像処理を行う前の前記第2の画像データに対して第2の検出処理を行い、当該第2の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力することを特徴とする画像処理装置。 - 異なる視点で撮影された複数の第1の画像データと第2の画像データを取得する取得手段と、
取得された前記複数の第1の画像データを合成する合成手段と、
前記複数の第1の画像データに対して前記合成手段が合成を行う第1のモードでの検出処理、および前記第2の画像データに対して行う第2のモードでの検出処理を実行する検出手段と、
前記検出手段から検出結果を取得して前記合成手段により合成された画像データ、および前記第2の画像データに画像処理を行う画像処理手段と、を備え、
前記検出手段は、
前記第1のモードにて、前記合成手段が合成する前の前記第1の画像データに対して第1の検出処理を行い、当該第1の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力し、
前記第2のモードにて、前記画像処理手段が画像処理を行う前の前記第2の画像データに対して第2の検出処理を行い、当該第2の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力することを特徴とする画像処理装置。 - 前記取得手段は、
撮像素子から出力される前記複数の第1の画像データを取得する第1の取得手段と、
前記撮像素子にて合成が行われた前記第2の画像データを取得する第2の取得手段と、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記検出手段は、前記合成手段により合成された画像データに対して前記第2の検出処理を行った場合、当該第2の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力し、
前記画像処理手段は、前記第1および第2の検出処理の検出結果を取得して前記合成手段により合成された画像データに画像処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記合成手段が画像を合成する際に使用する調整値の入力を受け付ける操作手段を備え、
前記合成手段は、前記調整値から前記複数の第1の画像データに対する合成比率を決定して合成された画像データを生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記合成手段は、前記調整値を用いて画像のボケを補正する処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、前記第1の画像データに対して被写体の顔領域を検出する処理を行った場合、前記合成手段により合成された画像に対して被写体の顔領域を検出する処理を行わないことを特徴とする請求項請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段が被写体の顔領域を検出した場合、前記画像処理手段は、前記被写体の顔領域の輝度を算出し、ゲインを調整して画像の明るさを変更する処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、画像内にて検出の対象である領域とその周辺領域との輝度または色相の差が閾値以上である画像部分を検出し、
前記画像処理手段は、前記検出手段により検出された前記画像部分の画素値を、その周辺領域の画素値を用いて補間して置き換える処理を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置を備える撮像装置。
- 複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有する撮像素子を備え、
前記取得手段は、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号から前記複数の第1の画像データを取得し、前記複数の光電変換部がそれぞれ出力する信号を合成した信号から前記第2の画像データを取得することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 異なる視点で撮影された複数の第1の画像データと第2の画像データを取得して画像処理を行う画像処理装置にて実行される制御方法であって、
検出手段が取得された前記第1および第2の画像データに対する検出処理を行う検出工程と、
合成手段が取得された前記複数の第1の画像データを合成する合成工程と、
画像処理手段が前記検出手段から検出結果を取得し、前記合成手段により合成された画像データ、および前記第2の画像データに画像処理を行う画像処理工程と、を有し、
前記検出工程にて、
前記第1の画像データが取得された場合、前記検出手段は前記合成手段が合成する前の前記第1の画像データに対して第1の検出処理を行い、当該第1の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力し、
前記第2の画像データが取得された場合、前記検出手段は前記画像処理手段が画像処理を行う前の前記第2の画像データに対して第2の検出処理を行い、当該第2の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 異なる視点で撮影された複数の第1の画像データと第2の画像データを取得して画像処理を行う画像処理装置にて実行される制御方法であって、
検出手段が、取得された前記複数の第1の画像データに対して合成手段が合成を行う第1のモードでの検出処理、および前記第2の画像データに対して行う第2のモードでの検出処理を実行する検出工程と、
前記合成手段が、取得された前記複数の第1の画像データを合成する合成工程と、
画像処理手段が、前記検出手段から検出結果を取得して前記合成手段により合成された画像データ、および前記第2の画像データに画像処理を行う画像処理工程と、を有し、
前記検出工程の前記第1のモードにて、前記検出手段は前記合成手段が合成する前の前記第1の画像データに対して第1の検出処理を行い、当該第1の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力し、
前記検出工程の前記第2のモードにて、前記検出手段は前記画像処理手段が画像処理を行う前の前記第2の画像データに対して第2の検出処理を行い、当該第2の検出処理の検出結果を前記画像処理手段に出力することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項12または請求項13に記載の各工程を画像処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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KR20220073021A (ko) * | 2020-11-26 | 2022-06-03 | (주)비퍼플 | 이종 센서 기반의 얼굴 인식용 칩 및 이를 이용한 얼굴 인식 장치 |
KR20220073020A (ko) * | 2020-11-26 | 2022-06-03 | (주)비퍼플 | Ai 기반의 얼굴 인식 장치 및 방법 |
KR102588697B1 (ko) * | 2020-11-26 | 2023-10-12 | (주)비퍼플 | Ai 기반의 얼굴 인식 장치 및 방법 |
KR102588696B1 (ko) * | 2020-11-26 | 2023-10-12 | (주)비퍼플 | 이종 센서 기반의 얼굴 인식용 칩 및 이를 이용한 얼굴 인식 장치 |
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