JP2017200796A - レジスタの操作ノブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前フィンに対し簡単に組み付けることができ、安定した操作荷重を生じさせることができるレジスタの操作ノブ装置を提供する。【解決手段】操作ノブ11は、合成樹脂により一体成形される。操作ノブ11内には、前フィン41を挿通させる横方向挿通孔12が形成され、係合脚部30を嵌入させるための開口凹部14が操作ノブ11の後部に形成される。係合脚部30の前部両側に突設された軸部32を受ける軸受孔13が、開口凹部14の両側に設けられる。操作ノブ11内に荷重付与部材8が前フィン41に接触して収容される。前フィン41の後縁部にストッパ円柱部42が、前フィン41の長手方向と平行に突設される。係合脚部30の両側の軸部間に、ストッパ円柱部42が入るためのガイド凹部34が設けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出に使用されるレジスタの操作ノブ装置に関し、特に、クロスフィン型のレジスタに好適な操作ノブ装置に関する。
自動車用の空調用レジスタとして、風向等を調整するためにベゼル及びリテーナ内の通風路内に、前可動ルーバ及び後可動ルーバが各フィンを直交するように配設され、前可動ルーバのフィンに操作ノブをスライド可能に外嵌させ、操作ノブの操作により、前可動ルーバ及び後可動ルーバの方向を上下左右に変える構造を持った、所謂クロスフィンタイプのレジスタが知られている。
この種のレジスタで使用される、前可動ルーバの前フィンに摺動可能に外嵌された操作ノブは、下記特許文献1に記載されるように、ノブ本体の後部(上流側)に係合脚部が突き出すように設けられ、後方の後可動ルーバの後フィンに、その係合脚部を係合可能な係合部が設けられ、操作ノブの摺動により後可動ルーバの向きを変えるように構成される。
実用新案登録第3176607号公報
しかしながら、このレジスタの操作ノブは、ノブ本体と、ノブ本体の前部に取り付けられる嵌着される加飾部と、ノブ本体の上側を覆って嵌着されるノブカバーと、ノブ本体の後部に上下回動可能に軸支されるアーム部と、から構成され、これらの部材からなる操作ノブは、各部材が、前フィンの外周部を包囲するように、前フィンの外周部に摺動可能に組み付けられ、前フィン上に摺動可能に装着される。しかし、操作ノブを構成する小形の部品は、数が多いため、それらの組付け作業に時間がかかり、組付工数が多くなる課題があった。
また、ノブ本体、加飾部、ノブカバー、アーム部は合成樹脂により成形され、各部材には、その製造時、寸法公差内の誤差が少なからず発生する。このような各部材の寸法誤差が合算され拡大すると、前フィンと操作ノブの接触箇所との間に、隙間が生じやすい。また、前フィンと操作ノブの接触部分間の隙間の大きさは、製品ごとにばらつき、場合によっては、操作ノブにガタツキが生じる課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、前フィンに対し操作ノブを簡単に組み付けることができ、ガタツキなく安定した操作荷重を生じさせることができるレジスタの操作ノブ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のレジスタの操作ノブ装置は、
レジスタ本体の通風路内に、前可動ルーバと後可動ルーバが、前後して且つ前フィンと後フィンを直交させて設けられ、該前可動ルーバの前フィンに操作ノブが、長手方向に摺動可能に外嵌され、該操作ノブの後部に係合脚部が回動可能に枢支され、該操作ノブを該前フィン上で摺動させたとき、該係合脚部を後可動ルーバの該後フィンに係合させて後可動ルーバの向きを変えるレジスタの操作ノブ装置において、
該操作ノブは、合成樹脂により一体成形され、
該操作ノブ内には、該前フィンを挿通させる横方向挿通孔が形成されるとともに、該係合脚部を嵌入させるための開口凹部が該操作ノブの後部に形成され、
該係合脚部の前部両側に突設された軸部を受ける軸受孔が、該開口凹部の両側に設けられ、
該前フィンの後縁部にストッパ円柱部が、該前フィンの長手方向と平行に突設され、該ストッパ円柱部は該軸受孔を通過可能な形状に形成され、
該係合脚部の両側の該軸部間には、該ストッパ円柱部が入るためのガイド凹部が設けられ、
該係合脚部は、該操作ノブの該横方向挿通孔に該前フィンを挿通させた状態で、該操作ノブの該開口凹部に嵌入され、且つ該両側の軸部を該軸受孔に回動可能に嵌合させて組み付けられることを特徴とする。
なお、上記前または前部は、レジスタの正面側または通風路の下流側を意味し、上記後または後部は、レジスタの背面側または通風路の上流側を意味する。
この発明によれば、製造時、操作ノブの横方向挿通孔に前フィンを挿通させた状態で、係合脚部を操作ノブの開口凹部に嵌入され、両側の軸部を軸受孔に回動可能に嵌合させるだけの非常に簡単な作業で、操作ノブ装置を前フィンに組み付けることができる。
また、操作ノブ装置は、前フィンに摺動可能に外嵌される操作ノブと、操作ノブの後部に回動可能に枢支される係合脚部とから構成され、操作ノブは合成樹脂により一体成形されるので、製造時、寸法公差内の誤差が生じたとしても、複数の部品の誤差が合算されて操作ノブの寸法誤差が拡大することはなく、操作ノブと前フィンの嵌め合い寸法(嵌め合い状態)は、一定となる。このため、操作ノブに、寸法公差によるガタツキが生じる不具合は、防止され、安定した性能の操作ノブ装置を製造することができる。
また、組付け状態で、上記ストッパ円柱部は上記係合脚部の軸部間のガイド凹部に位置するため、上記操作ノブの摺動操作時、ストッパ円柱部がガイド凹部内を良好に摺動するととともに、移動端でガイド凹部の端部がストッパ円柱部の端部に当接して、操作ノブが停止するので、操作ノブの摺動操作範囲を、比較的簡単な構造により、正確に設定することができる。
ここで、上記操作ノブ内の前部に、荷重付与部材を収容する収容部を設け、収容部内に収容した荷重付与部材を、上記前フィンの前縁部に接触させるように構成することができる。これによれば、操作ノブに安定した操作荷重を付与することができる。
またここで、上記操作ノブの開口凹部の両側に、傾斜凹部を設けることが好ましい。これによれば、上記係合脚部を開口凹部に嵌入して、両側の軸部を操作ノブの軸受孔に嵌入する際、該傾斜凹部を経て該軸部を容易に該軸受孔に嵌入することができる。
またここで、上記操作ノブの上記開口凹部には、上下の開口面が後方に向けて開くように、上下に傾斜面を形成することが好ましい。これによれば、操作ノブを上下に傾動操作したときの、操作ノブと係合脚部間の角度範囲を大きくさせることができる。
またここで、上記前フィンの後縁部にガイドリブを長手方向に沿って設け、上記係合脚部の両側に設けた軸部の外周面を、該ガイドリブに摺接させる構成とすることが好ましい。これによれば、操作ノブをガタツキなく、良好に摺動操作することができる。
本発明のレジスタの操作ノブ装置によれば、前フィンに対し操作ノブを簡単に組み付けることができ、操作ノブにガタツキが生じず、安定して操作ノブを円滑に摺動操作することができる。
本発明の一実施形態を示す、ベゼルを外した状態の、レジスタの正面図である。 同レジスタの斜視図である。 同レジスタの分解斜視図である。 (a)は操作ノブ装置の正面側からの斜視図、(b)は背面側からの斜視図である。 (a)は操作ノブ装置の平面図、(b)はその左側面図である。 操作ノブ装置の分解斜視図である。 操作ノブ装置を組み立てる際の、正面側から見た分解斜視図である。 操作ノブ装置を組み立てる際の、背面側から見た分解斜視図である。 (a)は操作ノブの正面図、(b)は同平面図、(c)は同左側面図、(d)同背面図である。 (a)は係合脚部の正面図、(b)は同左側面図、(c)は同平面図である。 (a)は前フィンの正面図、(b)は同左側面図、(c)は同平面図、(d)は同背面図である。 図1のA−A断面図である。 (a)は図1のB−B断面図、(b)は前フィンを下に振ったときの同B−B断面図、(c)は前フィンを上に振ったときの同B−B断面図である。 後可動ルーバを右に振った状態の、図12に対応した断面図である。 後可動ルーバを左に振った状態の、図12に対応した断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は車両のインストルメントパネルなどに装着される空調用のレジスタを示している。図1に示すように、レジスタの外殻を形成するレジスタ本体1は、ダクト状に形成された第1リテーナ2と、第1リテーナ2の前部に嵌着される第2リテーナ3とから構成される。なお、第2リテーナ3の前部にベゼルが嵌着されるが、図1等において、内部機構を見やすくするために、ベゼルの図示は省略している。
第1リテーナ2の前部内には、図2,3に示すように、第2リテーナ3を嵌入させるために、嵌入用凹部が形成され、第2リテーナは、前可動ルーバ4と後可動ルーバ5を内部に取り付けた状態で、第1リテーナ2の嵌入用凹部に嵌入されて組み付けられる。第1リテーナ2と第2リテーナからなるレジスタ本体1内には、図3に示すように、通風路9が形成され、第2リテーナ3の前部に、空気吹出口7が形成される。通風路9内には、前可動ルーバ4及び後可動ルーバ5が、相互に直交する方向に前後して配設され、クロスフィンタイプのレジスタを構成している。
前可動ルーバ4は、1枚の前フィン41を、通風路9内の上下略中央位置に、水平横方向に向けて配置し、前フィン41の両側の支軸42は、第2リテーナ3の前部の側壁に設けた軸受部に、回動可能に軸支される。なお、前可動ルーバ4には、複数の前フィンを上下に間隔をおいて平行に配置し、各前フィンの端部を1本のリンクバーにより連結し、各前フィンが連動して上下に傾動するように構成することもできる。この場合、略中央に配設される1枚の前フィンに、操作用の操作ノブが装着されることとなる。
前可動ルーバ4の前フィン41には、図11に示すように、両端部に支軸42が前フィン41の長手方向と平行に突設される。さらに、支軸42の後部側には、ガイド凸部45が突設される。ガイド凸部45は、組付状態で、第2リテーナ3の側壁に設けたガイド溝に嵌入され、前フィン41の回動(傾動)をガイドして、その傾動範囲を設定する。
さらに、前フィン41の後縁部には、ガイドリブ43が長手方向に沿って突設され、ガイドリブ43上の略中央に、ストッパ円柱部46が前フィン41の長手方向と平行に突設される。このストッパ円柱部46は、後述の操作ノブ11が装着される位置に対応して設けられる。さらに前フィン41の中央部近傍の上面と下面には、2本の細いガイドリブ44が前フィン41の長手方向と平行に設けられる。このガイドリブ44は、その部分に外嵌される操作ノブ11の内側に摺接し、操作ノブ11の摺動抵抗を低減し、ガタツキを防止する。
前可動ルーバ4の前フィン41には、操作ノブ装置10の操作ノブ11が、図4に示すように、左右横方向に摺動可能に外嵌される。操作ノブ11は、図9に示す形状に、合成樹脂の射出成形により一体成形され、前フィン41を挿通させるために、操作ノブ11内の横方向に貫通して、横方向挿通孔12が形成される。
操作ノブ11内には、図12に示す如く、荷重付与部材8を収容するための収容部16が形成される。収容部16内に収容される荷重付与部材8は、熱可塑性エラストマーなどから、図6、図12に示すように直方体形状に形成され、前フィン41の前縁部に当接する当接部が突設される。これにより、組付けた状態で、荷重付与部材8の当接部は、適度な押圧力を持って前フィン41の前縁部に摺動可能に当接する状態となる。
さらに、操作ノブ11における横方向挿通孔12の後部には、後述の係合脚部30の軸部32を嵌入させる軸受孔13が形成される。図8、図9に示すように、操作ノブ11の後部には、係合脚部30を嵌め込むために、開口凹部14が、横方向挿通孔12を後方に開口する形態で形成され、開口凹部14の両側に軸受孔13が横方向に形成される。
この操作ノブ11の後部両側に設けた軸受孔13は、内部の横方向挿通孔12と連通して一体的に形成され、前フィン41を横方向挿通孔12に挿入したとき、前フィン41の後部に突設されるストッパ円柱部46が、この軸受孔13を通過可能に、軸受孔13の内径及びストッパ円柱部46の外形形状が形成されている。
また、操作ノブ11の開口凹部14の両側には、係合脚部30の軸部32を軸受孔13に嵌入させるために、図8,9に示す如く、傾斜凹部15が形成される。両側の傾斜凹部15は、図12に示す如く、後方に開くように傾斜して形成され、係合脚部30の軸部32を傾斜凹部15から軸受孔13に、容易に嵌め込むことができるようにしている。
さらに、操作ノブ11の開口凹部14内の上下には、図8などに示す如く、傾斜面14aが後方に開くように形成される。開口凹部14内に装着された係合脚部30は、図13に示すように、この上下の傾斜面14aによって、係合脚部30の回動を許容し、係合脚部30が上下に十分広い角度範囲で操作ノブ11に対し回動できる構造となっている。上記構成により、図7に示す如く、操作ノブ11の横方向挿通孔12及び軸受孔13の形状は、ストッパ円柱部付きの前フィン41を、横方向から真直ぐに挿入可能な形状となっている。
操作ノブ11の後部の開口凹部14には、前フィン41を挿通した状態で、係合脚部30が、その軸部32嵌入して傾動可能に取り付けられる。係合脚部30は、図10などに示す如く、横長形状の基部31の後方に、二又状の脚部33を突設して形成され、基部31の両側に、軸部32が基部31の長手方向と平行に形成され、両側の軸部32と軸部32の間に、ガイド凹部34が形成される。ガイド凹部34は、図12に示すように、上記ストッパ円柱部46が挿入可能な大きさに形成され、二又状の脚部33は、後フィン51の係合軸部53を挿入可能な間隔を有して形成される。
このガイド凹部34は、操作ノブ11の開口凹部14に係合脚部30を嵌入したとき、前フィン41のストッパ円柱部46がガイド凹部34内に入り、操作ノブ11の摺動操作時、ストッパ円柱部46が相対的にガイド凹部34内を摺動し、ストッパ円柱部46の両側端部がガイド凹部34の両側端部に当接する範囲で、移動可能に形成される。これにより、図4に示すように、係合脚部30を操作ノブ11の開口凹部14に嵌入し、両側の軸部32を軸受孔13に嵌入した状態で、操作ノブ11は前フィン41上を所定の範囲で摺動移動可能に装着される。
図3、図12,13に示すように、通風路9内の前可動ルーバ4の上流側(後側)に後可動ルーバ5が配設される。後可動ルーバ5は、複数の後フィン51を一定の左右間隔で縦方向に配置し、各後フィン51は突設された上下の支軸52を、第2リテーナ3内の上下に設けた軸受部の軸孔にはめ込み、左右に回動可能に軸支される。後可動ルーバ5は、図3に示すように、各後フィン51の上端部に連結軸54が偏位して突設され、各後フィン51の連結軸54に1本のリンク部材55が連結され、全ての後フィン51が連動してその向きを左右に変える。
さらに、中央の後フィン51の前部には、棒状の係合軸部53が縦方向に設けられ、操作ノブ11の係合脚部30の脚部33がこの係合軸部53に係合する。係合軸部53の上部と下部には、制限板56が設けられ、上下の制限板56は、係合軸部53に係合した脚部33が上下に傾動した時、その傾動を制限して係合軸部53から外れる不具合を防止する。
上記構成の操作ノブ装置10は、組み付ける場合、先ず、操作ノブ11内の収容部16内に、荷重付与部材8を挿入する。次に、図7,8に示す如く、操作ノブ11の横方向挿通孔12に対し、前フィン41を横方向から挿入する。このとき、前フィン41の後部のストッパ円柱部46は、軸受孔13内を通過させ、操作ノブ11の開口凹部14内で止めるように挿入する。
次に、この状態で、図7,8に示す如く、操作ノブ11の後部の開口凹部14内に、係合脚部30を嵌入する。このとき、係合脚部30の両側の軸部32は、開口凹部14の両側の傾斜凹部15を通過して、内側に進入し、その基部31が弾性変形しながら、両側の軸部32が操作ノブ11の両側の軸受孔13に内側から嵌入する。このようにして、係合脚部30を操作ノブ11の開口凹部14内の所定位置に、非常に簡単に嵌め込むことができる。
この状態で、図12に示す如く、前フィン41のストッパ円柱部46は、操作ノブ11の開口凹部15内において、係合脚部30の両側軸部32間つまりガイド凹部34内に位置し、ガイド凹部34内で摺動且つ回動可能に保持されることとなる。
さらに、この状態で、操作ノブ11内の荷重付与部材8がその凸部を前フィン41の前縁部に適度な弾性荷重をもって当接させ、前フィン41の後縁部のガイドリブ43は係合脚部30の軸部32の外周部に当接した状態となる。このため、操作ノブ11は、前フィン41に対しガタツキなく摺動可能に取り付けられ、摺動時には、荷重付与部材8と前フィン41間に、適度な摩擦抵抗が生じ、操作ノブ11は適度な操作荷重が付与されて、摺動操作可能に装着される。
また、このような組付け状態で、前フィン41に対し操作ノブ11を摺動操作した場合、図14のように、右方向に操作ノブ11を摺動させると、ストッパ円柱部46の左端に、左側の軸部32の内側が当接して停止し、図15のように、左方向に操作ノブ11を摺動させると、ストッパ円柱部46の右端に、右側の軸部32の内側が当接して停止する。このため、操作ノブ11の摺動範囲が、ストッパ円柱部46により設定される。また、このような操作ノブ11の摺動時、円柱状のストッパ円柱部46は係合脚部30のガイド凹部34内で相対的に摺動し、操作ノブ11の移動をガイドすることとなる。
さらに、このような組付け状態で、係合脚部30は、前フィン41と操作ノブ11に対し、両側の軸部32を中心に回動(傾動)可能となるが、この回動時、ガイド凹部34内のストッパ円柱部46が軸部32と同軸上に位置するため、傾動動作が円滑にガイドされる。
上記のように操作ノブ11及び係合脚部30を組み付けた前フィン41は、図3に示すように、第2リテーナ3内の両側壁部に設けた軸受部に、両側の支軸42を嵌入して組み付けられ、このとき、係合脚部30の脚部33が、図12のように、第2リテーナ3内の上流側に組み付けられた後フィン51の前部の係合軸部53に係合する。
上記構成の操作ノブ装置10を備えたレジスタは、操作ノブ11を下に回動させると、図13(b)のように、前フィン41が支軸42を中心に下側に傾動し、送風方向が下方に向けられる。このとき、操作ノブ11の後部の係合脚部30は、操作ノブ11の回動を許容するように上昇し且つ軸部32を中心に、下側に略くの字状に傾動する。
また逆に操作ノブ11を上に回動させると、図13(c)のように、前フィン41が支軸42を中心に上側に傾動し、送風方向が上方に向けられる。このとき、操作ノブ11の後部の係合脚部30は、操作ノブ11の回動を許容するように下降し且つ軸部32を中心に、上側に略くの字状に傾動する。
一方、操作ノブ11を前フィン41上で右側に摺動操作すると、図14のように、操作ノブ11及び係合脚部30が右側に移動する。このとき、操作ノブ11内の荷重付与部材8と前フィン41が適度な摩擦抵抗をもって摺接し、そこに適度な操作荷重が付与されるので、ガタツキや異音を生じることなく、使用者は円滑に良好なフィーリング感で摺動操作を行うことができる。
またこのとき、ストッパ円柱部46がガイド凹部34内を良好に摺動するととともに、移動端でガイド凹部34の端部がストッパ円柱部46の端部に当接して、操作ノブ11が停止するため、操作ノブ11が制限範囲を超えて移動する不具合は防止される。
上記操作ノブ11の摺動操作により、後可動ルーバ5は、各後フィン51が、係合脚部30の脚部33と係合軸部53を介して右側への回動力を受け、右側に回動し、送風方向が右側に向けられることとなる。
一方、逆に操作ノブ11を前フィン41上で左側に摺動操作すると、図15のように、操作ノブ11及び係合脚部30が左側に移動し、これにより、後可動ルーバ5は、各後フィン51が、係合脚部30の脚部33と係合軸部53を介して左側への回動力を受け、左側に回動し、送風方向が左側に向けられる。このときも上記と同様、操作ノブ11内の荷重付与部材8と前フィン41が適度な摩擦抵抗をもって摺接し、使用者は円滑に良好なフィーリング感で摺動操作を行うことができる。
またこのときも、ストッパ円柱部46がガイド凹部34内を良好に摺動するととともに、移動端でガイド凹部34の端部がストッパ円柱部46の端部に当接して、操作ノブ11が停止するため、操作ノブ11が制限範囲を超えて移動する不具合は防止される。
このように、上記構成の操作ノブ装置10は、前フィン41上に、摺動可能に外嵌される操作ノブ11と、操作ノブ11の後部に回動可能に枢支される係合脚部30とから構成され、操作ノブ11は合成樹脂により一体成形されるので、製造時、簡単に組み付けることができ、且つ寸法公差内の誤差が生じたとしても、複数の部品の誤差が合算されて操作ノブの寸法誤差が拡大することはなく、操作ノブ11と前フィン41の嵌め合い寸法(嵌め合い状態)は、一定となる。このため、操作ノブ11に、寸法公差によるガタツキが生じる不具合は、防止され、安定した性能の操作ノブ装置10を製造することができる。
また、組付け状態で、ストッパ円柱部46が係合脚部30の軸部32間のガイド凹部34に位置するため、操作ノブ11の摺動操作時、ストッパ円柱部46がガイド凹部34内を良好に摺動するととともに、移動端でガイド凹部34の端部がストッパ円柱部46の端部に当接して、操作ノブ11が停止するので、操作ノブ11の摺動操作範囲を、比較的簡単な構造により、正確に設定することができる。
1 レジスタ本体
2 第1リテーナ
3 第2リテーナ
4 前可動ルーバ
5 後可動ルーバ
7 空気吹出口
8 荷重付与部材
9 通風路
10 操作ノブ装置
11 操作ノブ
12 横方向挿通孔
13 軸受孔
14 開口凹部
14a 傾斜面
15 傾斜凹部
16 収容部
30 係合脚部
31 基部
32 軸部
33 脚部
34 ガイド凹部
41 前フィン
42 支軸
43 ガイドリブ
44 ガイドリブ
45 ガイド凸部
46 ストッパ円柱部
51 後フィン
52 支軸
53 係合軸部
54 連結軸
55 リンク部材
56 制限板

Claims (5)

  1. レジスタ本体の通風路内に、前可動ルーバと後可動ルーバが、前後して且つ前フィンと後フィンを直交させて設けられ、該前可動ルーバの前フィンに操作ノブが、長手方向に摺動可能に外嵌され、該操作ノブの後部に係合脚部が回動可能に枢支され、該操作ノブを該前フィン上で摺動させたとき、該係合脚部を後可動ルーバの該後フィンに係合させて後可動ルーバの向きを変えるレジスタの操作ノブ装置において、
    該操作ノブは、合成樹脂により一体成形され、
    該操作ノブ内には、該前フィンを挿通させる横方向挿通孔が形成されるとともに、該係合脚部を嵌入させるための開口凹部が該操作ノブの後部に形成され、
    該係合脚部の前部両側に突設された軸部を受ける軸受孔が、該開口凹部の両側に設けられ、
    該前フィンの後縁部にストッパ円柱部が、該前フィンの長手方向と平行に突設され、該ストッパ円柱部は該軸受孔を通過可能な形状に形成され、
    該係合脚部の両側の該軸部間には、該ストッパ円柱部が入るためのガイド凹部が設けられ、
    該係合脚部は、該操作ノブの該横方向挿通孔に該前フィンを挿通させた状態で、該操作ノブの該開口凹部に嵌入され、且つ該両側の軸部を該軸受孔に回動可能に嵌合させて組み付けられることを特徴とするレジスタの操作ノブ装置。
  2. 前記操作ノブ内の前部に、荷重付与部材を収容する収容部が設けられ、該荷重付与部材が前記前フィンの前縁部に接触して該収容部内に収容されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタの操作ノブ装置。
  3. 前記操作ノブの開口凹部の両側に、前記係合脚部の軸部を該操作ノブの前記軸受孔に嵌入するために、傾斜凹部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタの操作ノブ装置。
  4. 前記操作ノブの前記開口凹部内の上下には、後方に向けて開くように、傾斜面が形成されたことを特徴とする請求項3記載のレジスタの操作ノブ装置。
  5. 前記前フィンの後縁部に、ガイドリブが長手方向に沿って設けられ、前記ストッパ円柱部は、該ガイドリブの背面に該ガイドリブと平行に突設され、前記係合脚部の両側に設けた軸部の外周面が、該ガイドリブに摺動可能に接触することを特徴とする請求項1記載のレジスタの操作ノブ装置。

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