JP2017194897A - 異常事態通知装置、方法およびプログラム - Google Patents

異常事態通知装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017194897A
JP2017194897A JP2016085969A JP2016085969A JP2017194897A JP 2017194897 A JP2017194897 A JP 2017194897A JP 2016085969 A JP2016085969 A JP 2016085969A JP 2016085969 A JP2016085969 A JP 2016085969A JP 2017194897 A JP2017194897 A JP 2017194897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
abnormal situation
abnormality notification
abnormality
related information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016085969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6701917B2 (ja
Inventor
真由美 長崎
Mayumi Nagasaki
真由美 長崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2016085969A priority Critical patent/JP6701917B2/ja
Publication of JP2017194897A publication Critical patent/JP2017194897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6701917B2 publication Critical patent/JP6701917B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することを可能とする。【解決手段】所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視し、前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成し、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者に異常事態が発生したことを推定して通知する、異常事態通知装置、方法およびプログラムに関する。
携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などに代表される携帯端末は、既に社会生活の中に浸透して定常的に利用され、人々の生活に欠かせないものとなっている。そして、殺人や誘拐などの事件が発生した際、被害者が所有していた携帯端末から得られる情報、たとえば、通話履歴、メッセージの送受信履歴等が犯罪捜査の重要な手がかりとなるケースもあり得る。
一方、たとえば、人気がほとんどない時間帯や場所において、被害者が突然誘拐されてその場所から連れ去られたような場合、被害者の家族はその状況をリアルタイムに知ることができない。そして、たいていの場合は、事件発生後、ある程度の時間が経過してからようやく「家に帰ってこない」などの状況により異常事態の発生を把握することになる。また、このような場合、いつ、どこで誘拐されたのか、という情報が不明のため、正確な目撃情報も得にくく、事件解決に時間がかかるケースもある。
携帯端末の中には、携帯端末の非常ボタンを押すなどの操作が行われた場合にアラーム音を鳴らすものが存在する。しかし、誘拐などの事態に実際に直面した場合、非常事態に直面した携帯端末の利用者自身が冷静に携帯端末の非常ボタンを押すという行動を取ることは、現実的には困難である場合が多い。
これに対して、特許文献1に記載の方法では、携帯端末が自動で異常事態の発生を検知して通知を行う。この方法では、携帯端末の機能に対する操作が正常に行われていないことを判断するための判定条件をあらかじめ設定しておく。そして、操作状況を監視し、判定条件を満たしたとき、位置情報を含む所定のメールをあらかじめ設定されている相手先へ自動送信する。
たとえば、「契機」条件として「着信」、「期間」条件として「過去5回」、「程度」条件として「2回」、「操作」条件として「着信応答操作を行っていない」が設定されている場合、着信を契機に判断を開始し、条件を満たした場合にメールの自動送信を行う。これにより、異常事態の発生を自動で検知して相手先へ知らせることが可能になる。
特開2008−042447号公報
しかし、特許文献1に記載の方法では、あらかじめ利用者等が判定条件を携帯端末に設定しておく必要がある。そのため、利用者にとっては判定条件を設定する手間がかかってしまう。
本発明の目的は、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することを可能とする、異常事態通知装置、方法およびプログラムを提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の異常事態通知装置は、所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視するアプリケーション監視部と、前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させる履歴収集部と、生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成する操作特性学習部と、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う異常通知部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の異常事態通知方法は、所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視し、前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成し、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行うことを特徴とする。
また、本発明の異常事態通知プログラムは、コンピュータに、所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視するアプリケーション監視機能と、前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させる履歴収集機能と、生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成する操作特性学習機能と、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う異常通知機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の異常事態通知装置、方法およびプログラムにより、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
本発明の第一および第二の実施形態の異常事態通知装置の構成例を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の操作関連情報の例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の操作特性の例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の操作特性の例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の異常事態通知装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の操作関連情報の例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の操作特性の例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の信頼度と異常通知動作の関係の例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の異常事態通知装置の構成例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の異常事態通知装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の異常事態通知装置10の構成例を示す。本実施形態の異常事態通知装置10は、アプリケーション監視部11、履歴収集部12、履歴記憶部13、操作特性学習部14および異常通知部16により構成される。
アプリケーション監視部11は、所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視する部分である。履歴収集部12は、操作がされたとき、操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる部分である。操作特性学習部14は、生成開始条件が満たされたとき、日常的な操作の傾向である操作特性を操作関連情報に基づいて生成する部分である。異常通知部16は、操作特性を満たす操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う部分である。
このように異常事態通知装置10を構成することによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
次に、図2に本実施形態の異常事態通知装置10の動作の例を示す。
まず、異常事態通知装置10のアプリケーション監視部11は、所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視する(ステップS101)。そして、操作がされたとき、操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる(ステップS102)。操作特性学習部14は、生成開始条件が満たされたとき(ステップS103)、操作特性を操作関連情報に基づいて生成する(ステップS104)。異常通知部16は、操作特性を満たす操作が行われなかったとき(ステップS105)、異常を通知する異常通知動作を行う(ステップS106)。
このように異常事態通知装置10を動作させることによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、異常事態通知装置10は、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態の異常事態通知装置10について、より具体的に説明する。
一般的に、携帯端末のアプリケーションの利用方法にはその携帯端末の利用者の性格や状況に応じて、ある程度の規則性が見られることが多いと予想される。
たとえば、SNS(Social Networking Service)の一種であるLINE(登録商標)のメッセージを受信した場合、そのメッセージを読む、すなわち、受信メッセージを既読にするまでの時間は、利用者ごとに異なると考えられる。たとえば、就寝中以外は常に受信後1分以内に既読にする利用者も存在すれば、平日昼間の仕事中はメッセージを読まないが、仕事が終了後、最寄り駅までの間の通勤路上では必ずメッセージのすべてを既読にする利用者も存在すると考えられる。
その他、いつも通勤路上で同じゲームを操作する、携帯端末で読むことのできる本や漫画を読む、Webブラウザでいつも同じニュースのページを閲覧する、会社を退社した後に必ず自宅にメッセージを入れるといったことも考えられる。
このような場合、たとえば、就寝中以外はLINEのメッセージ受信後必ず1分以内に既読にする利用者の場合は、起床から就寝までの間は常時、LINEのメッセージ受信後必ず1分以内に既読になる、という規則性が見られると予想される。
また別の例として、たとえば平日日中にはLINEの受信メッセージが既読になるまでの時間が長い、もしくは全く既読にならないが、帰宅する時間帯および休日に限り、1分以内に既読になる、というケースも考えられる。この場合は、「LINEの受信メッセージ受信後1分以内に既読になる」、という規則性と、時間属性との間に相関関係が見られると予想される。
その他、たとえば、「毎日同じ通勤時間帯に同じゲームを操作する」、「毎日朝と夕方、特定の相手とLINEでメッセージのやりとりをする」、「毎日夜遅い時間帯に必ずメールをチェックする」など、いろいろなケースが考えられる。
本実施形態では、このような、利用者固有の日常的な操作特性を利用して、利用者に異常事態が発生したことを判断する。
まず、図1を用いて、本実施形態の異常事態通知装置10の構成例について説明する。
本実施形態の異常事態通知装置10は、たとえば、携帯電話、スマートフォンなどの携帯端末である。
アプリケーション監視部11は、所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視する部分である。アプリケーションは、たとえば、SNS、電子メール、ゲーム、インターネットを利用するためのWebブラウザなど、携帯端末上で動作するソフトウェアである。
たとえば、監視対象のアプリケーションがLINEである場合、アプリケーション監視部11では、メッセージを読む操作、返信操作、送信操作などの所定の操作を監視する。
本実施形態では、以降、監視対象のアプリケーションがLINEであり、また、受信メッセージを読む操作、すなわち、既読化操作を監視する場合について説明する。
なお、異常事態通知装置10は一つ以上のアプリケーション監視部11を備えることが可能である。つまり、異常事態通知装置10は複数のアプリケーションを監視することが可能である。
履歴収集部12は、所定のアプリケーションに対する所定の操作がされたとき、操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる部分である。
操作特性学習部14は、日常的な操作の傾向である操作特性を操作関連情報に基づいて生成する部分である。操作特性学習部14では、履歴記憶部13に記憶された操作関連情報を総合的に学習することにより、異常事態通知装置10の利用者の日常的な操作特性を生成する。また、操作特性の生成が完了すると、操作特性生成終了通知を異常通知部16へ通知する。
異常通知部16は、操作特性を満たす操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う部分である。異常通知部16は、操作特性学習部14から操作特性生成終了通知を受信すると、操作特性を満たす操作が行われたか否かの判断を開始する。そして、操作特性を満たす操作が行われなかったとき、利用者に異常事態が発生したとして、異常通知動作を行う。
異常通知動作は、異常事態通知装置10の外部に異常を通知できる動作全般を指す。たとえば、発生した異常の内容を異常事態情報データベースに送信する。異常事態情報データベースは、異常事態通知装置10から送信された異常事態の内容を保存するデータベースであり、たとえば、異常事態通知装置10外のシステムのサーバ等に保持され、随時更新されているものとする。
異常事態情報データベースに送信する内容には、たとえば、異常事態通知装置10が操作特性を満たさないと判断した時点の時刻情報、位置情報、操作特性、操作特性を満たさないと判断した監視情報等の情報等を含めることができる。
このように、異常事態通知装置10外のデータベースに異常事態発生と判断した時点の情報を送信することにより、警察等がデータベースを探索することで、利用者の行動に異常が見られた時点に近い時刻情報や位置情報を得ることができる。そのため、事件の早期解決の可能性を高めることができる。
また、たとえば、異常事態通知装置10の利用者の家族や勤務先など、あらかじめ設定された送信先に異常事態発生を知らせるメールを送信しても良い。
また、異常事態通知装置10は、異常を通知するとともに、たとえば、カメラ機能を利用して画像を撮影し、異常事態通知装置10内に保存することも可能である。さらに、異常事態通知装置10は、撮影した画像を異常事態情報データベースへ送信しても良い。
また、異常事態通知装置10は、異常を通知するとともに、たとえば、マイク機能を利用して周辺の音声を録音し、異常事態通知装置10内に保存することも可能である。さらに、異常事態通知装置10は、録音した音声を異常事態情報データベースへ送信しても良い。
このように、異常事態が発生した場合に画像を撮影したり、音声を録音したりしておくことにより、事件発生時の現場付近の画像や音声の情報を採取できる可能性があるため、事件の早期解決の可能性をさらに高めることができる。
このように異常事態通知装置10を構成することによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
次に、図2を用いて本実施形態の異常事態通知装置10の動作の例について説明する。
まず、アプリケーション監視部11はアプリケーションの動作を監視する。そして、履歴収集部12は、操作が行われたとき(ステップS101)、操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる(ステップS102)。操作関連情報は、操作時刻に関する情報である。
たとえば、図3に、アプリケーション(LINE)のメッセージ受信時の動作の例を示す。まず、アプリケーションでは、メッセージを受信する都度、受信メッセージと受信時刻を保存する(ステップS201、S202)。
そして、アプリケーション監視部11では、LINEの受信メッセージを読む操作を監視する(ステップS101)。そして、履歴収集部12では、受信メッセージを読む操作が行われたとき、受信メッセージを読む操作を行った操作時刻と、受信時刻から操作時刻までの経過時間を履歴記憶部13に記憶させる(ステップS102)。この場合、操作関連情報は、操作時刻および既読操作までの経過時間である。
図4に、履歴記憶部13に記憶された操作関連情報の例を示す。各受信メッセージについて、既読操作の操作時刻と受信時刻から既読操作までの経過時間が記憶されている。
なお、どのような情報を監視するかはアプリケーションごとに、自由に設定できるものとする。たとえば、通話の着信から受話応答操作までの経過時間、アラームが鳴動してからアラーム停止等の操作を行うまでの経過時間等を監視することも可能である。
操作特性学習部14では、生成開始条件が満たされたとき(ステップS103)、履歴記憶部13に記憶された操作関連情報に基づいて操作特性を生成する(ステップS104)。また、操作特性学習部14は、操作特性の生成を完了すると、操作特性生成終了通知を異常通知部16へ通知する。
生成開始条件としては、たとえば、携帯端末を新規購入して操作関連情報の収集を、一週間や一か月間など、ある程度の期間行ったとき、あるいは、所定量の操作関連情報を収集したとき、などが考えられる。また、一度操作特性を生成した後も、所定の生成開始条件が再度満たされるたびに操作特性を再生成することも考えられる。
図5に、操作特性の例を示す。この例では、月曜日から金曜日の17時から24時、あるいは、休日の8時から24時は、メッセージを受信してから既読になるまでの上限値が1分、という操作特性が生成されている。具体的な操作特性の生成方法については、後述する。
異常通知部16は、操作特性学習部14から操作特性生成終了通知を受信すると、利用者に異常事態が発生したか否かの判定動作を開始する。異常通知部16では、操作特性を満たす操作が行われたか否かを判断し、操作特性を満たす操作が行われなかったとき(ステップS105)、異常通知動作を行う(ステップS106)。
図6に、図5の操作特性の場合の異常通知部16の動作例を示す。図6の各ステップは、図1のステップS105に相当する。
異常通知部16は、まず、操作特性において監視対象となっている時間帯になると、監視対象のアプリケーション(LINE)が監視対象の動作を行う(メッセージを受信する)のを待つ(ステップS301)。次に、メッセージを受信すると(ステップS302)、操作特性における既読化経過時間の上限値が経過するのを待つ(ステップS303)。そして、メッセージの受信時刻から既読化経過時間の上限値の時間が経過しても受信したメッセージが未読のとき(ステップS304)、異常通知動作を行う(ステップS106)。
たとえば、図5の操作特性の例の場合、平日17時から24時、あるいは、休日8時から24時にメッセージを受信し、受信から1分経過しても受信したメッセージが未読のとき、異常通知部16は異常通知動作を行うことになる。
この状況は、たとえば、携帯端末の利用者が平日夕方以降に仕事または授業を終え、自由にLINEの返信ができる状況であるはずにもかかわらず、1分以内にLINEの受信メッセージを既読にすることができなかった、と想定される。すなわち、たとえば、会社を退社後、最寄り駅まで歩いている間に、事故に巻き込まれた、誘拐された、心臓発作が発生した、等、利用者に何らかの異常事態が発生した可能性が想定される。
また、図7に、操作特性の他の例を示す。この例では、平日8時から9時の間に必ず特定のゲームを操作する、また、平日22時から22時30分までの間に必ずメールアプリを起動する、という操作特性が記憶されている。
図8に、図7の操作特性の場合の異常通知部16の動作例を示す。図8の各ステップは、図1のステップS105に相当する。
異常通知部16は、操作特性において監視対象の時間帯になると、監視対象の操作の監視を開始する(ステップS401)。監視開始時点では、操作有無を「なし」として記憶する(ステップS402)。そして、所定の操作が行われたとき(ステップS403)、操作有無を「あり」として記憶する(ステップS404)。監視対象時間帯が終了したとき(ステップS405)、記憶した操作有無を確認し(ステップS406)、操作有無が「なし」の場合、異常通知動作を行う(ステップS106)。
このようにして、異常通知部16は、所定時間帯に所定の操作が行われなかった場合に異常通知動作を行うことができる。
なお、異常通知部16は、異常事態でない場合であっても、異常事態であると判断して異常通知動作を行う可能性がある。たとえば、日中は常に受信後1分以内にLINEの受信メッセージを既読にする利用者であっても、偶然トイレに行っていてメッセージの受信に気づかなかった場合など、異常事態でなくても異常通知部16が操作特性を満たさないと判断するケースがあり得る。
異常通知動作が異常事態情報データベースへのデータ送信の場合は、異常通知部16が誤って異常事態と判断しても、単に異常事態情報データベースにデータが蓄積されるだけであるので、特に問題はない。
しかし、異常通知動作がメールの送信の場合、異常事態でないにもかかわらず毎回メールが送信されるとかえってメール受信者の利便性を損なう可能性がある。そのため、たとえば、異常事態を連続して3回検出したら初めてメールを送信する等、設定できるようにしても良い。
次に、操作特性の生成方法の例について説明する。
本実施形態では、操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる。そして、所定の操作が行われる傾向が高い時間帯を導き、その時間帯と所定の操作との対応関係を操作特性とする。
たとえば、図4のように、操作関連情報として、メッセージの既読操作を行った操作時刻と、メッセージの受信時刻から既読操作までの経過時間を履歴記憶部13に記憶させた場合には、既読操作までの経過時間が所定の範囲内となる時間帯を導く。
たとえば、まず、既読操作までの経過時間が所定の値以上となっている時間帯は、操作特性を生成する時間帯から除く。これは、睡眠中や就業時間帯などでメッセージの既読化操作までに時間がかかるため、利用者の異常事態を判定するのに適さない時間帯を除くためである。なお、時間帯としては、曜日と時間帯の両方を考慮することで、利用者の操作の傾向をより操作特性に反映しやすくなる。
次に、残った時間帯の中で、既読化経過時間の分散が所定の値以下になる時間帯を導き出す。そして、この時間帯での既読化経過時間の最大値に所定時間を加算した時間を上限値とする。
このようにすることで、図5のような、時間帯と既読化経過時間の最大値を対応づけた操作特性を生成することができる。
また、たとえば、図7のような、時間帯と操作とを対応づけた操作特性を生成する場合は、所定の操作が所定の割合以上の日数で行われた時間帯を導き、その時間帯と所定の操作とを対応づけて操作特性を生成する。
このように異常事態通知装置10を動作させることによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、時間帯を含む操作特性を生成することにより、時間帯によって異常事態の判定条件を変えることが可能になる。
また、本実施形態では、たとえば、図7のような操作特性によって、特定の時間帯に操作がなかったときに異常通知動作を行うことにより、メッセージ受信などの契機がなくても、異常事態の発生を判断して異常通知動作を行うことが可能になる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。本実施形態は、操作関連情報としてさらに位置情報を利用する形態である。
図9に本実施形態の異常事態通知装置20の構成例を示す。図9では、図1の構成例に、位置情報取得部27を追加している。
位置情報取得部27は、異常事態通知装置20の位置を示す位置情報を取得する部分である。位置情報取得部27では、たとえば、GPS(Global Positioning System)などを用いて位置情報を取得する。
履歴収集部12では、所定の操作がされたとき、操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる。本実施形態では、操作関連情報として、位置情報取得部27が取得した位置情報をさらに記憶させる。
操作特性学習部14では、操作関連情報に基づいて、時間帯および経路情報に関する条件を含む操作特性を生成する。経路情報は、あらかじめ利用者によって登録されているものとする。経路情報は、たとえば、自宅と最寄駅との間の経路、自宅最寄駅と出勤先最寄駅との間の経路、などである。また、経路情報は、操作関連情報として記憶された位置情報から頻繁に通過する経路を導くことで生成しても良い。また、経路情報は、自宅や職場など、一か所の位置としても良い。
そして、異常通知部16では、操作特性に含まれる時間帯の間、その時間帯に対応する経路上に異常事態通知装置20が位置しているとき、操作特性を満たすかどうかを判断する。
このように異常事態通知装置20を構成することによって、異常事態通知装置20は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、位置情報を含む操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて経路情報を含む操作特性を生成することにより、時間情報に加えて位置情報を加味して異常事態を判断して通知することが可能になる。
次に、本実施形態の異常事態通知装置20の動作例について説明する。
本実施形態の異常事態通知装置20の動作例は、第一および第二の実施形態の動作例(図1)とほぼ同様である。第一および第二の実施形態と異なる点は、まず、履歴収集部12が位置情報を含む操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる点である。また、操作特性学習部14が経路情報を含む操作特性を生成する点、および、異常通知部16が位置情報も考慮して異常事態か否かを判断する点である。
履歴収集部12では、所定のアプリケーションに対する所定の操作がされたとき、位置情報を含む操作関連情報を履歴記憶部13に記憶させる(ステップS101、S102)。図10に、本実施形態の操作関連情報の例を示す。操作がされた時点での位置情報を、操作時刻や既読操作までの経過時間と合わせて履歴記憶部13に記憶させている。
操作特性学習部14では、生成開始条件が満たされたとき、操作特性を生成する(ステップS103、S104)。
図11に図10の操作関連情報に基づいて生成した操作特性の例を示す。時間帯(曜日を含む)、経路情報および既読化経過時間を対応づけている。
操作特性の生成の際には、たとえば、まず、操作関連情報の位置情報が、あらかじめ利用者が設定した経路情報のうちどの経路情報に含まれるかによって、操作関連情報を分類する。たとえば、各操作関連情報を「経路A」、「経路B」、「どの経路にも含まれない」に分類する。そして、分類した経路ごとに、第二の実施形態と同様に、既読操作までの経過時間が所定の範囲内となる時間帯を導き、その時間帯での既読化経過時間の最大値に所定時間を加算した時間を操作特性の既読化経過時間の上限値とする。
なお、経路情報を利用者が登録するのではなく、操作関連情報から生成する場合には、たとえば、操作関連情報の位置情報を地図上にマッピングし、通過回数が多い経路を抽出して経路情報とする。
そして、異常通知部16では、操作特性を満たす操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う(ステップS105、S106)。
図12に、操作特性が図11の場合の異常通知部16の動作例を示す。図12のステップS501は、図6のステップS301とステップS302の間に行うものである。異常通知部16では、監視対象時間帯であり(図6のステップS301)、かつ、異常事態通知装置20が監視対象経路上に存在するとき(図12のステップS501)、監視対象の動作を監視する(ステップS302)。そして、監視対象の動作が発生し、既読化経過時間の上限値の時間が経過しても所定の操作が行われなかったとき(ステップS302〜S304)、異常通知部16は異常通知動作を行う(図1のステップS106)。
このように異常事態通知装置20を動作させることによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、位置情報を含む操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて経路情報を含む操作特性を生成することにより、時間情報に加えて位置情報を加味して異常事態を判断して通知することが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。本実施形態は、異常通知部16で異常事態発生と判断して異常通知動作を行う際に、異常事態発生判断の信頼度を判定する形態である。
たとえば、日中、常に受信後1分以内にLINEの受信メッセージを既読にする利用者が、メッセージ受信後1分経過しても既読にしなかったという事象が発生した場合、その連続回数が増えるほど異常事態発生の可能性が上がる。そのため、当該事象の連続発生回数が増えるほど信頼度を上げる方法が考えられる。たとえば、当該事象が1回だけ発生した場合は、判断結果の信頼度レベルを「信頼度=低」とし、当該事象が連続して3回発生した場合は、信頼度レベルを「信頼度=中」に変更し、さらに当該事象が連続して5回発生した場合は、「信頼度=高」に変更する。
異常通知部16では、この信頼度を、異常通知動作を行う際に通知する情報に付加する。たとえば、異常通知を異常事態情報データベースに送信したりメールで送信したりする際に、この信頼度も合わせて通知する。このようにすると、異常通知先において、信頼度によって、様子を見る、状態を確認する、通報する、等の動作を行うことが可能になる。
あるいは、異常通知部16では、信頼度によって、異常通知動作を変更する。たとえば、信頼度が低いときは異常事態情報データベースへの送信を行い、信頼度が中あるいは高のときは、メール送信を行う、というように、信頼度によって異なる異常通知動作を行う。このようにすると、信頼度に応じて適切な異常通知動作を行うことが可能になる。
本実施形態の異常事態通知装置10の構成例は図1と同様である。本実施形態では、異常通知部16が、異常通知動作を行う際に、合わせて、異常通知の信頼度を判定する。そして、異常通知とともに信頼度を通知、あるいは、信頼度によって異常通知動作を変更する。
このように異常事態通知装置10を構成することによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、異常通知の信頼度を判定する。これにより、異常通知に信頼度を付加して送信する、あるいは、信頼度によって異常通知動作を変更することが可能になる。
次に、図13に、本実施形態の異常通知部16の動作例を示す。図13の各ステップは、図2のステップS105およびステップS106の代わりに行うものである。
異常通知部16では、異常発生回数を保持する。異常発生回数は、異常通知部16が操作特性を満たす操作が行われなかったと判断した回数である。異常通知部16は、異常事態の判定動作を開始するとき、異常発生回数を0にする(ステップS601)。そして、操作特性を満たす操作が行われなかったとき(ステップS602)、異常発生回数に1を加算する(ステップS603)。また、操作特性を満たす操作が行われたときは、異常発生回数を0にする(ステップS604)。
このようにすることで、連続で異常発生と判断した回数が異常発生回数として保持されることになる。そして、異常通知部16は、この異常発生回数に応じた信頼度を、異常通知と合わせて通知する(ステップS605)。
また、たとえば、図14のように、判断結果の信頼度レベルに応じて異常通知動作を切り替えても良い。図14の例の場合、異常通知部16は、「信頼度=低」の場合、異常事態情報データベースへの異常事態情報送信動作のみを行う。「信頼度=中」の場合は、異常事態情報データベースへの異常事態情報送信に加えて、所定の宛先へメール送信を行う。また、「信頼度=高」の場合は、異常事態情報データベースへ異常事態情報を送信し、メールを送信し、さらに、周辺の画像を撮影し、周辺の音声を録音する。
このように異常事態通知装置10を動作させることによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、異常通知の信頼度を判定する。これにより、異常通知に信頼度を付加して送信する、あるいは、信頼度によって異常通知動作を変更することが可能になる。
[第五の実施形態]
次に、本発明の第五の実施の形態について説明する。本実施形態では、異常事態でなくても異常を通知してしまう誤通知を低減する方法について説明する。
利用者自身が通常と異なる行動を取ることがあらかじめわかっている場合、利用者が事前に自分の行動予定を異常事態通知装置に登録しておくことにより、誤通知を低減することが可能である。
たとえば、日中常に受信後1分以内にLINEの受信メッセージを既読にする利用者であっても、自分の結婚式、手術、重要なプレゼンテーションなど、受信後1分以内にLINEの受信メッセージを既読にすることが困難となる場合がある。このように、利用者自身が通常とは異なる行動を取ることがあらかじめわかっている場合は、例外行動時間帯情報を異常事態通知装置に登録しておき、当該例外行動時間帯は、異常通知部16が異常通知動作を停止することにより、誤通知を低減することができる。
図15に、本実施形態の異常事態通知装置30の構成例を示す。図15では、図1の異常事態通知装置10の構成例に対して、例外条件登録部38および例外条件記憶部39を追加している。異常事態通知装置20の構成例に対して例外条件登録部38および例外条件記憶部39を追加することも可能である。
アプリケーション監視部11、履歴収集部12、履歴記憶部13および操作特性学習部14については第一および第二の実施形態の説明と同様のため、説明を省略する。
例外条件登録部38は、利用者の例外条件を受け付け、例外条件記憶部39に記憶させる部分である。例外条件は、異常通知を行わない条件であり、たとえば、異常通知の例外とする時間帯の情報である。また、たとえば、異常事態通知装置30の位置情報を取得できる場合には、異常を通知しない位置や経路の情報を例外条件としても良い。
異常通知部16は、操作特性を満たす操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う部分である。本実施形態では、さらに、例外条件に合致する状態のとき、異常通知動作を行わない。たとえば、例外とする時間帯が例外条件記憶部39に記憶されているときは、操作特性を満たす操作が行われなかった場合でも、例外とされている時間帯には異常通知動作を行わない。
このように異常事態通知装置30を構成することによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、異常通知動作を行わない条件である例外条件を例外条件記憶部に記憶させ、例外条件に合致する状態では異常通知動作を行わないことにより、異常通知の誤通知を低減することが可能になる。
次に、図16に本実施形態の異常事態通知装置30の動作の例を示す。図16の各ステップは、図1のステップS105の代わりに行うものである。操作特性の生成までは第一および第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
異常通知部16では、操作特性の生成(ステップS104)後、異常事態通知装置30が例外条件に合致する状態か否かを確認する(ステップS701)。たとえば、例外時間帯が設定されている場合には、例外時間帯か否かを確認する。そして、例外条件に合致しない状態の場合は、操作特性を満たす操作が行われたか否かを監視する(ステップS702)。例外条件に合致する状態の場合には、操作の監視を行わない。
図16の動作例の他に、例外条件に合致する状態でも操作特性を満たす操作が行われたか否かを監視し、例外条件に合致するときは異常通知動作を行わないようにすることも可能である。
このように異常事態通知装置30を動作させることによって、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第五の実施形態では、異常事態通知装置10は、操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、操作関連情報に基づいて操作特性を生成し、操作特性を満たす操作が行われなかったときに異常を通知する。これにより、異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件を操作関連情報から自動で生成することが可能になる。そのため、利用者に異常事態が発生したことを検知して通知するための判定条件の設定の手間を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、異常通知動作を行わない条件である例外条件を例外条件記憶部に記憶させ、例外条件に合致する状態では異常通知動作を行わないことにより、異常通知の誤通知を低減することが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における異常事態通知装置(10、20、30)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、異常事態通知装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、異常事態通知装置は、専用の装置として実現してもよい。また、異常事態通知装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図17は、本発明の各実施形態の異常事態通知装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置50は、通信インタフェース51、入出力インタフェース52、演算装置53、記憶装置54および不揮発性記憶装置55およびドライブ装置56を備える。
通信インタフェース51は、各実施形態の異常事態通知装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、異常事態通知装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース51経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース52は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置53は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置53は、たとえば、不揮発性記憶装置55に記憶された各種プログラムを記憶装置54に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置54は、演算装置53から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置54は、揮発性のメモリ装置であっても不揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置55は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記録することが可能である。
ドライブ装置56は、たとえば、後述する記録媒体57に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体57は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図17に例示した情報処理装置50により異常事態通知装置を構成し、この異常事態通知装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、異常事態通知装置に対して供給したプログラムを、演算装置53が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、異常事態通知装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置50で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体57に記録しておき、異常事態通知装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置55に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して異常事態通知装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視するアプリケーション監視部と、
前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させる履歴収集部と、
生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成する操作特性学習部と、
前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う異常通知部と
を備えることを特徴とする異常事態通知装置。
(付記2)
前記操作特性は、時間帯の情報を含む
ことを特徴とする付記1に記載の異常事態通知装置。
(付記3)
前記操作関連情報は、前記操作時刻および前記アプリケーションの所定の動作の発生時刻から前記操作時刻までの間の経過時間を含み、
前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に含まれる前記操作時刻に対応する前記経過時間の最大値に所定時間を加算した上限値との対応関係を含み、
前記異常通知部は、前記動作が発生し、前記動作の前記発生時刻から、前記発生時刻が含まれる前記時間帯に対応する前記上限値が経過しても前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
ことを特徴とする付記2に記載の異常事態通知装置。
(付記4)
前記操作関連情報は、前記操作時刻を含み、
前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に行われる前記操作との対応関係を含み、
前記異常通知部は、前記時間帯に前記時間帯に対応する前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
ことを特徴とする付記2に記載の異常事態通知装置。
(付記5)
前記異常事態通知装置の位置情報を取得する位置情報取得部
をさらに備え、
前記操作関連情報は、さらに、前記位置情報を含み、
前記操作特性は、さらに、経路情報を含み、
前記異常通知部は、前記時間帯、かつ、前記時間帯に対応する前記経路情報上に前記位置情報があるとき、前記異常通知動作を行う
ことを特徴とする付記2から付記4のいずれかに記載の異常事態通知装置。
(付記6)
前記操作特性学習部は、さらに、前記操作関連情報の前記位置情報に基づいて前記経路情報を生成する
ことを特徴とする付記5に記載の異常事態通知装置。
(付記7)
前記生成開始条件は、前記操作関連情報の前記記憶を開始してから、所定時間経過したとき、あるいは、所定量の前記操作関連情報の前記記憶を行ったときである
ことを特徴とする付記1から付記6に記載の異常事態通知装置。
(付記8)
前記生成開始条件は、前記操作特性の前記生成を行ってから、所定時間経過したとき、あるいは、所定量の前記操作関連情報の前記記憶を行ったときである
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の異常事態通知装置。
(付記9)
前記異常通知部は、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、周辺の音声あるいは/および画像の取得を行い、前記取得した前記音声あるいは/および前記画像を送信する
ことを特徴とする付記1から付記8のいずれかに記載の異常事態通知装置。
(付記10)
前記異常通知部は、さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記異常通知動作の際、さらに前記信頼度を通知する
ことを特徴とする付記1から付記9のいずれかに記載の異常事態通知装置。
(付記11)
前記異常通知部は、さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記信頼度に応じた前記異常通知動作を行う
ことを特徴とする付記1から付記10のいずれかに記載の異常事態通知装置。
(付記12)
前記異常通知部は、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかった回数に基づいて前記信頼度の前記判定を行う
ことを特徴とする付記10あるいは付記11に記載の異常事態通知装置。
(付記13)
前記異常通知動作を行わない条件である例外条件を例外条件記憶部に記憶させる例外条件登録部
をさらに備え、
前記異常通知部は、前記例外条件に合致するとき、前記異常通知動作を行わない
ことを特徴とする付記1から付記12のいずれかに記載の異常事態通知装置。
(付記14)
所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視し、
前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、
生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成し、
前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う
ことを特徴とする異常事態通知方法。
(付記15)
前記操作特性は、時間帯の情報を含む
ことを特徴とする付記14に記載の異常事態通知方法。
(付記16)
前記操作関連情報は、前記操作時刻および前記アプリケーションの所定の動作の発生時刻から前記操作時刻までの間の経過時間を含み、
前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に含まれる前記操作時刻に対応する前記経過時間の最大値に所定時間を加算した上限値との対応関係を含み、
前記異常事態通知方法は、前記動作が発生し、前記動作の前記発生時刻から、前記発生時刻が含まれる前記時間帯に対応する前記上限値が経過しても前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
ことを特徴とする付記15に記載の異常事態通知方法。
(付記17)
前記操作関連情報は、前記操作時刻を含み、
前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に行われる前記操作との対応関係を含み、
前記異常事態通知方法は、前記時間帯に前記時間帯に対応する前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
ことを特徴とする付記15に記載の異常事態通知方法。
(付記18)
前記異常事態通知方法は、さらに、前記異常事態通知装置の位置情報を取得し、
前記操作関連情報は、さらに、前記位置情報を含み、
前記操作特性は、さらに、経路情報を含み、
前記異常事態通知方法は、前記時間帯、かつ、前記時間帯に対応する前記経路情報上に前記位置情報があるとき、前記異常通知動作を行う
ことを特徴とする付記15から付記17のいずれかに記載の異常事態通知方法。
(付記19)
さらに、前記操作関連情報の前記位置情報に基づいて前記経路情報を生成する
ことを特徴とする付記18に記載の異常事態通知方法。
(付記20)
前記生成開始条件は、前記操作関連情報の前記記憶を開始してから、所定時間経過したとき、あるいは、所定量の前記操作関連情報の前記記憶を行ったときである
ことを特徴とする付記14から付記19に記載の異常事態通知方法。
(付記21)
前記生成開始条件は、前記操作特性の前記生成を行ってから、所定時間経過したとき、あるいは、所定量の前記操作関連情報の前記記憶を行ったときである
ことを特徴とする付記14から付記20のいずれかに記載の異常事態通知方法。
(付記22)
前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、周辺の音声あるいは/および画像の取得を行い、前記取得した前記音声あるいは/および前記画像を送信する
ことを特徴とする付記14から付記21のいずれかに記載の異常事態通知方法。
(付記23)
さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記異常通知動作の際、さらに前記信頼度を通知する
ことを特徴とする付記14から付記22のいずれかに記載の異常事態通知方法。
(付記24)
さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記信頼度に応じた前記異常通知動作を行う
ことを特徴とする付記14から付記23のいずれかに記載の異常事態通知方法。
(付記25)
前記操作特性を満たす前記操作が行われなかった回数に基づいて前記信頼度の前記判定を行う
ことを特徴とする付記23あるいは付記24に記載の異常事態通知方法。
(付記26)
前記異常通知動作を行わない条件である例外条件を例外条件記憶部に記憶させ、
前記例外条件に合致するとき、前記異常通知動作を行わない
ことを特徴とする付記14から付記25のいずれかに記載の異常事態通知方法。
(付記27)
コンピュータに、
所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視するアプリケーション監視機能と、
前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させる履歴収集機能と、
生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成する操作特性学習機能と、
前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う異常通知機能と
を実現させることを特徴とする異常事態通知プログラム。
(付記28)
前記操作特性は、時間帯の情報を含む
ことを特徴とする付記27に記載の異常事態通知プログラム。
(付記29)
前記操作関連情報は、前記操作時刻および前記アプリケーションの所定の動作の発生時刻から前記操作時刻までの間の経過時間を含み、
前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に含まれる前記操作時刻に対応する前記経過時間の最大値に所定時間を加算した上限値との対応関係を含み、
前記異常通知機能は、前記動作が発生し、前記動作の前記発生時刻から、前記発生時刻が含まれる前記時間帯に対応する前記上限値が経過しても前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
ことを特徴とする付記28に記載の異常事態通知プログラム。
(付記30)
前記操作関連情報は、前記操作時刻を含み、
前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に行われる前記操作との対応関係を含み、
前記異常通知機能は、前記時間帯に前記時間帯に対応する前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
ことを特徴とする付記28に記載の異常事態通知プログラム。
(付記31)
自身の位置情報を取得する位置情報取得機能
をコンピュータにさらに実現させ、
前記操作関連情報は、さらに、前記位置情報を含み、
前記操作特性は、さらに、経路情報を含み、
前記異常通知機能は、前記時間帯、かつ、前記時間帯に対応する前記経路情報上に前記位置情報があるとき、前記異常通知動作を行う
ことを特徴とする付記28から付記30のいずれかに記載の異常事態通知プログラム。
(付記32)
前記操作特性学習機能は、さらに、前記操作関連情報の前記位置情報に基づいて前記経路情報を生成する
ことを特徴とする付記31に記載の異常事態通知プログラム。
(付記33)
前記生成開始条件は、前記操作関連情報の前記記憶を開始してから、所定時間経過したとき、あるいは、所定量の前記操作関連情報の前記記憶を行ったときである
ことを特徴とする付記27から付記32に記載の異常事態通知プログラム。
(付記34)
前記生成開始条件は、前記操作特性の前記生成を行ってから、所定時間経過したとき、あるいは、所定量の前記操作関連情報の前記記憶を行ったときである
ことを特徴とする付記27から付記33のいずれかに記載の異常事態通知プログラム。
(付記35)
前記異常通知機能は、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、周辺の音声あるいは/および画像の取得を行い、前記取得した前記音声あるいは/および前記画像を送信する
ことを特徴とする付記27から付記34のいずれかに記載の異常事態通知プログラム。
(付記36)
前記異常通知機能は、さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記異常通知動作の際、さらに前記信頼度を通知する
ことを特徴とする付記27から付記35のいずれかに記載の異常事態通知プログラム。
(付記37)
前記異常通知機能は、さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記信頼度に応じた前記異常通知動作を行う
ことを特徴とする付記27から付記36のいずれかに記載の異常事態通知プログラム。
(付記38)
前記異常通知機能は、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかった回数に基づいて前記信頼度の前記判定を行う
ことを特徴とする付記36あるいは付記37に記載の異常事態通知プログラム。
(付記39)
前記異常通知動作を行わない条件である例外条件を例外条件記憶部に記憶させる例外条件登録機能
をコンピュータにさらに実現させ、
前記異常通知機能は、前記例外条件に合致するとき、前記異常通知動作を行わない
ことを特徴とする付記27から付記38のいずれかに記載の異常事態通知プログラム。
10、20、30 異常事態通知装置
11 アプリケーション監視部
12 履歴収集部
13 履歴記憶部
14 操作特性学習部
16 異常通知部
27 位置情報取得部
38 例外条件登録部
39 例外条件記憶部
50 情報処理装置
51 通信インタフェース
52 入出力インタフェース
53 演算装置
54 記憶装置
55 不揮発性記憶装置
56 ドライブ装置
57 記録媒体

Claims (10)

  1. 所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視するアプリケーション監視部と、
    前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させる履歴収集部と、
    生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成する操作特性学習部と、
    前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う異常通知部と
    を備えることを特徴とする異常事態通知装置。
  2. 前記操作特性は、時間帯の情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の異常事態通知装置。
  3. 前記操作関連情報は、前記操作時刻および前記アプリケーションの所定の動作の発生時刻から前記操作時刻までの間の経過時間を含み、
    前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に含まれる前記操作時刻に対応する前記経過時間の最大値に所定時間を加算した上限値との対応関係を含み、
    前記異常通知部は、前記動作が発生し、前記動作の前記発生時刻から、前記発生時刻が含まれる前記時間帯に対応する前記上限値が経過しても前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の異常事態通知装置。
  4. 前記操作関連情報は、前記操作時刻を含み、
    前記操作特性は、前記時間帯と前記時間帯に行われる前記操作との対応関係を含み、
    前記異常通知部は、前記時間帯に前記時間帯に対応する前記操作が行われなかったとき、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったと判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の異常事態通知装置。
  5. 前記異常事態通知装置の位置情報を取得する位置情報取得部
    をさらに備え、
    前記操作関連情報は、さらに、前記位置情報を含み、
    前記操作特性は、さらに、経路情報を含み、
    前記異常通知部は、前記時間帯、かつ、前記時間帯に対応する前記経路情報上に前記位置情報があるとき、前記異常通知動作を行う
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の異常事態通知装置。
  6. 前記異常通知部は、さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記異常通知動作の際、さらに前記信頼度を通知する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の異常事態通知装置。
  7. 前記異常通知部は、さらに、前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、前記異常通知動作の信頼度を判定し、前記信頼度に応じた前記異常通知動作を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の異常事態通知装置。
  8. 前記異常通知動作を行わない条件である例外条件を例外条件記憶部に記憶させる例外条件登録部
    をさらに備え、
    前記異常通知部は、前記例外条件に合致するとき、前記異常通知動作を行わない
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の異常事態通知装置。
  9. 所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視し、
    前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させ、
    生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成し、
    前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う
    ことを特徴とする異常事態通知方法。
  10. コンピュータに、
    所定のアプリケーションに対する所定の操作を監視するアプリケーション監視機能と、
    前記操作がされたとき、前記操作の操作時刻に関する操作関連情報を履歴記憶部に記憶させる履歴収集機能と、
    生成開始条件が満たされたとき、日常的な前記操作の傾向である操作特性を前記操作関連情報に基づいて生成する操作特性学習機能と、
    前記操作特性を満たす前記操作が行われなかったとき、異常を通知する異常通知動作を行う異常通知機能と
    を実現させることを特徴とする異常事態通知プログラム。
JP2016085969A 2016-04-22 2016-04-22 異常事態通知装置、方法およびプログラム Active JP6701917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085969A JP6701917B2 (ja) 2016-04-22 2016-04-22 異常事態通知装置、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085969A JP6701917B2 (ja) 2016-04-22 2016-04-22 異常事態通知装置、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017194897A true JP2017194897A (ja) 2017-10-26
JP6701917B2 JP6701917B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=60155548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016085969A Active JP6701917B2 (ja) 2016-04-22 2016-04-22 異常事態通知装置、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6701917B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110221932A (zh) * 2018-03-01 2019-09-10 欧姆龙株式会社 计算机及其控制方法
JP2020154845A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 セコム株式会社 見守りシステム及びサーバ装置
JP2020154848A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 セコム株式会社 見守りシステム及びサーバ装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023042945A (ja) 2021-09-15 2023-03-28 株式会社東芝 監視装置、方法およびプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110221932A (zh) * 2018-03-01 2019-09-10 欧姆龙株式会社 计算机及其控制方法
CN110221932B (zh) * 2018-03-01 2023-04-14 欧姆龙株式会社 计算机及其控制方法
JP2020154845A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 セコム株式会社 見守りシステム及びサーバ装置
JP2020154848A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 セコム株式会社 見守りシステム及びサーバ装置
JP7265387B2 (ja) 2019-03-20 2023-04-26 セコム株式会社 見守りシステム及びサーバ装置
JP7353049B2 (ja) 2019-03-20 2023-09-29 セコム株式会社 見守りシステム及びサーバ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6701917B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11276299B2 (en) DIT monitoring apparatus and method
US11580498B2 (en) Ranking notifications based on rules
US9674120B2 (en) Method and apparatus for generating a suggested message to be sent over a network
JP6077067B2 (ja) モバイルハンドセットで位置依存アプリケーションを実行するための方法および装置
US11388284B2 (en) Process for real-time data exchange
JP6323334B2 (ja) 情報開示システム、情報開示サーバ、通信端末、情報開示方法及びプログラム
JP6701917B2 (ja) 異常事態通知装置、方法およびプログラム
US20090253454A1 (en) Automatic changing mode of a communication device
US20160309022A1 (en) System and method for identifying a triggering condition for a reminder to commence a live communications session
US20190373114A1 (en) System and method for controlling notifications in an electronic device according to user status
JP2009188689A (ja) セキュリティシステム及びその通報方法並びにそれに用いるセキュリィティ装置
US20220303186A1 (en) Techniques for reacting to device event state changes that are shared over a network of user devices
JP5031057B2 (ja) 通信端末及び着信処理方法
JP5241696B2 (ja) アラーム管理システム及びアラーム管理方法
JP7211114B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、コミュニケーションシステムおよびコミュニケーション端末
JP2010198113A (ja) 訪問管理装置、訪問先装置、呼出管理装置、訪問管理方法、及びプログラム
EP3343566A1 (en) Method and apparatus for detecting user interactions
WO2016168522A1 (en) System and method for triggering an alert for reminding a user to commence a live communications session
KR101949736B1 (ko) 포터블 디바이스 및 그 제어 방법
JP7093931B2 (ja) サーバ装置及びプログラム
EP2884724B1 (en) Communication terminal, control method, and program
JP5187722B2 (ja) 通信端末装置及びプログラム
JP2007257534A (ja) 異常報知端末及び管理装置
JP2005115537A (ja) 火災監視システム
JP5099627B2 (ja) 通信端末装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6701917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150