JP2017194325A - 自動分析装置 - Google Patents

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究 児玉
Kiwamu Kodama
究 児玉
小笠原 誠
Makoto Ogasawara
誠 小笠原
加藤 晃
Akira Kato
晃 加藤
智昭 蔵野
Tomoaki Kurano
智昭 蔵野
玲子 丸山
Reiko Maruyama
玲子 丸山
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Abstract

【課題】 光学的測定による測定精度の低下を防ぐことができる自動分析装置を提供する。【解決手段】 試料及び試薬を収容する反応容器3と、反応容器3を回転移動させる駆動部60と、反応容器3の外面と接触して混合液を一定の温度に保つための熱媒体29を保持する恒温槽31と、恒温槽31の外側に配置され、恒温槽31内に配置された反応容器3に向けて光を照射し、恒温槽31に設けた開口部を閉塞する透過窓32、熱媒体29、当該反応容器3及びこの反応容器3内の混合液を透過した光を検出して測定を行う測定部13と、透過窓32の熱媒体29と接触している面を清掃する清掃部23とを備え、清掃部23は、反応容器3が停止しているときに熱媒体29に接触している透過窓32の面の清掃を行い、反応容器3が回転移動しているときに当該面の清掃を停止する。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、試料及び試薬を反応容器に分注し、反応容器に光を照射して試料及び試薬の混合液を測定する自動分析装置に関する。
自動分析装置は生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、被検体から採取された試料と各検査項目の試薬との混合液の反応によって生ずる色調や濁りの変化を光学的に測定する。この測定により、試料に含まれる各検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
この自動分析装置は、反応容器内の混合液を一定の温度に保つために液体や気体等の熱媒体を保持する恒温槽を備えている。また、恒温槽内に配置された反応容器に光を照射して混合液を光学的に測定する、恒温槽の外側に配置された測定部を備えている。そして、反応容器を照射可能なように、恒温槽には測定部からの光の光路に開口部及びこの開口部を閉塞する窓が設けられている。
特開2014−106033号公報 特開2014−119425号公報
しかしながら、長期間使用していると、恒温槽内の熱媒体と接触している窓の面に熱媒体に混入するごみ等の汚れが付着する。また、熱媒体が液体である場合、熱媒体に溶存していた気体が発生して窓に付着する。窓に汚れや気泡が付着すると、測定部からの光の妨げとなって、混合液の測定の精度が低下する問題がある。
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、光学的測定による測定精度の低下を防ぐことができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の自動分析装置は、試料及び試薬を反応容器に分注し、前記反応容器内の前記試料及び前記試薬の混合液を測定する自動分析装置において、前記反応容器の外面と接触して前記混合液を一定の温度に保つための熱媒体を保持する恒温槽と、前記反応容器を移動した後、停止させる駆動部と、前記恒温槽の外側に配置され、前記恒温槽内に配置された前記反応容器に向けて光を照射し、前記恒温槽に設けた開口部を閉塞する透過窓、前記熱媒体、当該反応容器及びこの反応容器内の前記混合液を透過した光を検出して測定を行う測定部と、前記反応容器が停止しているときに前記熱媒体に接触している前記透過窓の面の清掃を行い、前記反応容器が移動しているときに当該面の清掃を停止する清掃部とを備える。
実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る分析部の構成を示す図。 実施形態に係る恒温部及び測定部の構成を示す平面図。 実施形態に係る清掃部の構成を示す図3のA―A線矢視断面図。 実施形態に係る第1の透過窓面上を摺動している第1の摺動部材を示す図。 実施形態に係る第1の摺動部材の停止位置を示す図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、各検査項目の標準試料や被検試料等の試料と各検査項目の試薬とを分注し、試料及び試薬の混合液を測定して標準データや被検データを生成する分析部24を備えている。また、分析部24の各種ユニットを駆動する駆動部60を備えている。また、駆動部60を制御して、分析部24の各種ユニットを作動させる分析制御部61を備えている。
また、自動分析装置100は、分析部24で生成された標準データや被検データを処理して、各検査項目の検量データや分析データを生成するデータ処理部70を備えている。また、データ処理部70で生成された検量データや分析データを出力する出力部80を備えている。
また、自動分析装置100は、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、検量データを生成させるためのキャリブレーション開始の入力、分析データを生成させるための検査開始の入力等を行う操作部90を備えている。また、分析制御部61、データ処理部70及び出力部80を統括して制御するシステム制御部91を備えている。
図2は、分析部24の構成を示した斜視図である。この分析部24は、標準試料や被検試料等の試料を収容する試料容器11と、試料容器11を保持するサンプルディスク5とを備えている。また、試料に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬である例えば1試薬系及び2試薬系の第1試薬を収容する試薬容器6と、この試薬容器6を回動可能に保持する試薬ラック1aとを備えている。
また、分析部24は、試薬ラック1aに保持された試薬容器6を保冷する試薬庫1を備えている。また、2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する試薬容器7と、試薬容器7を回動可能に保持する試薬ラック2aとを備えている。また、試薬ラック2aに保持された試薬容器7を保冷する試薬庫2を備えている。また、円周上に一定の間隔をあけて配置された複数の反応容器3と、この反応容器3を回転移動可能に支持する反応ディスク4とを備えている。
また、分析部24は、サンプルディスク5に保持された試料容器11内の試料を検査項目毎に吸引して反応容器3内へ吐出する分注を行う試料分注プローブ16と、この試料分注プローブ16を回動及び上下移動可能に支持する試料分注アーム10とを備えている。
また、分析部24は、試薬ラック1aに保持された試薬容器6内の第1試薬を吸引して試料が分注された反応容器3内に吐出する分注を行う第1試薬分注プローブ14と、この第1試薬分注プローブ14を回動及び上下移動可能に支持する第1試薬分注アーム8とを備えている。
また、分析部24は、反応容器3内に吐出された試料と第1試薬の混合液を撹拌する第1撹拌子17と、この第1撹拌子17を回動及び上下移動可能に支持する第1撹拌アーム18とを備えている。また、試薬ラック2aに保持された試薬容器7内の第2試薬を吸引して第1試薬が分注された反応容器3内に吐出する分注を行う第2試薬分注プローブ15を備えている。
また、分析部24は、第2試薬分注プローブ15を回動及び上下移動可能に支持する第2試薬分注アーム9を備えている。また、反応容器3内に吐出された試料、第1試薬及び第2試薬の混合液を撹拌する第2撹拌子19と、この第2撹拌子19を回動及び上下移動可能に支持する第2撹拌アーム20とを備えている。また、反応ディスク4に支持された反応容器3内の混合液を一定の温度に保つ恒温部22を備えている。
また、分析部24は、反応容器3に光を照射して、反応容器3内の第1撹拌子17により撹拌された混合液や、第2撹拌子19により撹拌された混合液を測定する測定部13を備えている。また、測定部13により測定が終了した反応容器3内を洗浄する洗浄部12を備えている。
洗浄部12は、測定が終了した反応容器3内の混合液を吸引する廃液ノズル、混合液が吸引された後の反応容器3内に洗浄液を吐出してから吸引することにより洗浄を行う洗浄ノズル、洗浄が行われた反応容器3内に水ブランクの測定を行う水を吐出する水ブランクノズル、及び反応容器3内の水ブランク測定用の水を吸引する乾燥ノズルを備えている。
測定部13は、回転移動している反応容器3に光を照射し、当該反応容器3を透過した光のうち、所定の波長域の光を検出して測定を行う。先ず、反応容器3内の水ブランク測定用の水を透過した光を検出して吸光度の基準となる水ブランクデータを生成する。そして、水ブランクデータが予め設定された範囲内である場合に水ブランク測定が行われた反応容器3に試料が分注されることになる。
そして、測定部13は、反応容器3内の標準試料を含む混合液を透過した光を検出して、水ブランクデータに基づいて吸光度で表わされる標準データを生成する。また、反応容器3内の被検試料を含む混合液を透過した光を検出して、水ブランクデータに基づいて吸光度で表わされる被検データを生成する。
図1に示した駆動部60は、分析部24のサンプルディスク5を駆動して試料容器11を回動移動させる。また、試薬ラック1aを駆動して試薬容器6を回動移動させる。また、試薬ラック2aを駆動して試薬容器7を回動移動させる。また、反応ディスク4を駆動して各反応容器3を回転移動させる。また、試料分注アーム10を駆動して試料分注プローブ16を試料容器11と反応容器3の間で移動させる。
また、駆動部60は、第1試薬分注アーム8を駆動して第1試薬分注プローブ14を試薬容器6と反応容器3の間で移動させる。また、第1撹拌アーム18を駆動して第1撹拌子17を反応容器3内に移動させる。また、第2試薬分注アーム9を駆動して第2試薬分注プローブ15を試薬容器7と反応容器3の間で移動させる。また、第2撹拌アーム20を駆動して第2撹拌子19を反応容器3内に移動させる。
分析制御部61は、操作部90からキャリブレーションや検査開始の入力が行われると、各検査項目の分析パラメータに基づいて分析部24の各種ユニットを作動させる。そして、各反応容器3を1サイクル毎に回転移動させた後、停止させる。また、試料の分注、第1試薬の分注、第2試薬の分注、試料及び第1試薬の混合液の撹拌、並びに試料、第1試薬及び第2試薬の混合液の撹拌を、それぞれ1サイクル毎に行わせる。
データ処理部70は、演算部71及びデータ記憶部72を備えている。そして、演算部71は、分析部24の測定部13で生成された標準データ及びこの標準データの標準試料に設定された標準値から、標準値と標準データの関係を示す検量データを生成する。また、測定部13で生成された被検データから、この被検データに対応する検査項目の検量データを用いて濃度値や活性値として表される分析データを生成する。また、データ記憶部72は、ハードディスク等のメモリデバイスを備え、演算部71で生成された検量データを検査項目毎に保存する。また、演算部71で生成された各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。
出力部80は、データ処理部70で生成された標準データや分析データを印刷出力する印刷部81及び表示出力する表示部82を備えている。そして、印刷部81は、プリンタなどを備え、検量データや分析データを予め設定されたフォーマットに従って、プリンタ用紙などに印刷出力する。
表示部82は、CRTや液晶パネルなどのモニタを備え、検量データや分析データを表示する。また、検査項目毎に反応容器3へ分注させる試料の量、第1試薬の量及び第2試薬の量等の分析パラメータを設定するための分析パラメータ設定画面を表示する。また、被検試料毎にこの被検試料を識別する氏名やID等の識別情報及び検査項目を設定するための検査項目設定画面を表示する。
操作部90は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、検査項目毎に分析パラメータを設定するための入力を行う。また、検量データを生成するためのキャリブレーション開始の入力を行う。また、被検試料毎に識別情報及び検査項目を設定するための入力を行う。また、分析データを生成するための検査開始の入力を行う。また、試料や試薬と接触する各種ユニットの洗浄を行うための洗浄開始の入力を行う。
システム制御部91は、CPU及び記憶回路を備え、操作部90から入力された各検査項目の分析パラメータの情報、被検試料毎の識別情報及び検査項目の情報等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、分析制御部61、データ処理部70及び出力部80を統括してシステム全体を制御する。
以下、図1乃至図6を参照して、分析部24における恒温部22及び測定部13の構成及び動作の一例について説明する。
図3は、恒温部22及び測定部13の構成を示した平面図である。この恒温部22は、反応容器3の外面に接触して反応容器3内の混合液を一定の温度に保つための熱媒体29を備えている。また、熱媒体29を所定の温度に調整する温度調整部30を備えている。また、反応容器3が配置され、熱媒体29を保持するドーナツ状の恒温槽31を備えている。また、測定部13から照射された光が恒温槽31を通過可能なように恒温槽31に設けた開口部を閉塞する透過窓32を備えている。また、透過窓32を清掃する清掃部23を備えている。
熱媒体29は、測定部13で検出可能な波長域の光を透過する液状の例えば水により構成される。また、温度調整部30は、恒温槽31の下側に配置され、恒温槽31内の熱媒体29を恒温槽31から流出させ、所定の温度に調整してから恒温槽31内に流入させて循環させる。
恒温槽31は、反応容器3の回転移動の軌道に沿って形成され、温度調整部30により流入した熱媒体29が流動する円形の流路を有する。また、上部に開口部を有し、上部の開口部全体が反応ディスク4及びこの反応ディスク4に支持された反応容器3で覆われている。また、外周側の側壁に設けた第1の開口部及び内周側の側壁に設けた第2の開口部を有する。
透過窓32は、測定部13から照射された光が入射する恒温槽31の第1の開口部を閉塞する第1の透過窓321と、第1の透過窓321、熱媒体29及び反応容器3を透過した光が入射する恒温槽31の第2の開口部を閉塞する第2の透過窓322とにより構成される。そして、第1及び第2の透過窓321,322は、測定部13で検出可能な所定の波長域の光を透過する例えばガラス材により形成され、恒温槽31内側の面が熱媒体29に接触している。
図4は、清掃部23の構成を示した図3のA―A線矢視断面図である。この清掃部23は、恒温槽31内の透過窓32と反応容器3との間に配置され、熱媒体29と接触している透過窓32の面上を摺動する摺動部材40を備えている。また、摺動部材40を摺動可能に支持するアーム41と、このアーム41を揺動駆動するモータ42とを備えている。そして、反応容器3が停止しているときに透過窓32の清掃を行い、反応容器3が回転移動しているときに透過窓32の清掃を停止する。
摺動部材40は、第1の透過窓321と反応容器3との間に配置され、第1の透過窓321の面上を摺動する第1の摺動部材401と、反応容器3と第2の透過窓322との間に配置され、第2の透過窓322の面上を摺動する第2の摺動部材402とにより構成される。
第1及び第2の摺動部材401,402は、第1及び第2の透過窓321,322の面上を摺動する例えばゴム材と、このゴム材を保持するブレードとにより構成される。なお、第1及び第2の摺動部材401,402として、ブラシを用いるように実施してもよい。
アーム41は、恒温槽31内外に亘って配置され、恒温槽31内では反応容器3の下方に配置される。そして、第1及び第2の摺動部材401,402のブレードの下端部を支持している。また、モータ42の駆動軸に回動可能に支持されている。
そして、図5に示すように、モータ42の回動駆動によって矢印R1方向及び矢印R2方向にアーム41が揺動することにより、第1の摺動部材401が第1の透過窓321の面上を摺動し、第2の摺動部材402が第1の摺動部材401の摺動と同じタイミングで第2の透過窓322の面上を摺動する。また、図6に示すように、モータ42の停止によって、第1の摺動部材401が測定部13から照射された光の破線で示す光路から離間する位置Tに停止し、第2の摺動部材402が第1の摺動部材401の停止と同じタイミングで測定部13から照射された光の光路から離間する位置に停止する。
このように、摺動部材40を、熱媒体29と接触している透過窓32の面上を摺動させることにより、外部から熱媒体29に混入して透過窓32に付着する汚れや熱媒体29から発生して透過窓32に付着する気泡等の、測定部13から照射された光の妨げとなる妨害物質を、透過窓32から除去することができる。
なお、熱媒体29と接触している透過窓32の面に向けて熱媒体29を噴射可能な噴射口とこの噴射口から熱媒体29を噴射させるポンプとを設け、反応容器3が停止しているとき、恒温槽31内を流動している熱媒体29の速度よりも速い速度で透過窓32の面に向けて熱媒体29を噴射させて、透過窓32から妨害物質を除去するように実施してもよい。
図3に示した測定部13は、恒温槽31を挟んで対向配置された光源部131及び検出部132を備えている。そして、光源部131は、恒温槽31内の反応容器3に向けて光を照射する。また、検出部132は、光源部131から照射された光の、図4に破線で示した光路上の第1の透過窓321、熱媒体29、反応容器3の一側の側壁、混合液、当該反応容器3の他側の側壁、熱媒体29、第2の透過窓322の順に透過した光のうち、所定の波長域の光を検出する。そして、反応容器3が回転移動しているとき、光源部131から照射された光の光路を横切った反応容器3内の水ブランク測定用の水や混合液を測定する。
分析制御部61では、清掃部23のモータ42を駆動制御する。そして、1サイクル毎に反応容器3が停止しているとき、摺動部材40を、熱媒体29と接触している透過窓32面上を摺動させて清掃を行わせる。また、1サイクル毎に反応容器3が回転移動しているとき、摺動部材40を、測定部13から照射された光の光路から離間する位置に位置させる。
このように、反応容器3の停止毎に、摺動部材40を、熱媒体29と接触している透過窓32の面上を摺動させて清掃を行わせ、反応容器3が回転移動しているとき、測定部13から照射された光の妨げとなる摺動部材40を、測定部13から照射された光の光路から離間する位置に停止させることができる。これにより、反応容器3が回転移動しているとき、反応容器3内の混合液を精度良く測定することができる。
なお、回転移動しているときに測定部13で反応容器3毎に生成された水ブランクデータが予め設定された範囲を外れた場合、その回転移動から停止したときに透過窓32の清掃を行わせるように実施してもよい。この場合、回転移動しているときの測定により水ブランクデータが生成された反応容器3への試料及び試薬の分注を停止させる。また、回転移動しているときの測定により生成された標準データや被検データにエラーフラグを付加させる。そして、エラーフラグが付加された標準データを用いて検量データを生成させる場合や、エラーフラグが付加された被検データを用いて分析データを生成させる場合には、その検量データや分析データにもエラーフラグを付加させる。
また、熱媒体29として空気を用いる場合、熱媒体29と接触している透過窓32の面に向けて熱媒体29を噴射可能な噴射口とこの噴射口から熱媒体29を噴射させるポンプとを設け、反応容器3が停止しているとき、恒温槽31内を流動している熱媒体29の速度よりも速い速度で透過窓32の面に向けて熱媒体29を噴射させて、透過窓32から妨害物質を除去するように実施してもよい。
以上述べた実施形態によれば、透過窓32と反応容器3の間に摺動部材40を配置した清掃部23を設ける。そして、反応容器3が停止しているとき、摺動部材40を、熱媒体29と接触している透過窓32面上を摺動させて清掃を行わせ、反応容器3が回転移動しているとき、摺動部材40を、測定部13から照射された光の光路から離間する位置に停止させることができる。これにより、測定部13から照射された光の妨げとなる妨害物質を、熱媒体29と接触している透過窓32から除去することが可能となり、反応容器3内の混合液を精度よく測定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3 反応容器
13 測定部
23 清掃部
29 熱媒体
31 恒温槽
32 透過窓
40 摺動部材
321 第1の透過窓
322 第2の透過窓
401 第1の摺動部材
402 第2の摺動部材

Claims (4)

  1. 試料及び試薬を反応容器に分注し、前記反応容器内の前記試料及び前記試薬の混合液を測定する自動分析装置において、
    前記反応容器の外面と接触して前記混合液を一定の温度に保つための熱媒体を保持する恒温槽と、
    前記反応容器を移動した後、停止させる駆動部と、
    前記恒温槽の外側に配置され、前記恒温槽内に配置された前記反応容器に向けて光を照射し、前記恒温槽に設けた開口部を閉塞する透過窓、前記熱媒体、当該反応容器及びこの反応容器内の前記混合液を透過した光を検出して測定を行う測定部と、
    前記反応容器が停止しているときに前記熱媒体に接触している前記透過窓の面の清掃を行い、前記反応容器が移動しているときに当該面の清掃を停止する清掃部とを
    備える自動分析装置。
  2. 前記清掃部は、前記透過窓と前記反応容器との間に配置され、前記熱媒体に接触している前記透過窓の面上を摺動する摺動部材を有することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記摺動部材は、前記反応容器が停止しているときに前記熱媒体に接触している前記透過窓の面上を摺動し、前記反応容器が移動しているときに前記測定部から照射された光の光路から離間する位置に停止していることを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記測定部は、移動している前記反応容器に光を照射して測定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動分析装置。
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