JP2017193235A - register - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車の車室内の換気口や空調空気の吹出口に使用されるレジスタに関する。 The present invention relates to a register used for a ventilation port in an automobile interior or an outlet for conditioned air.
従来、レジスタは、自動車等の室内の環境を調整することを目的として、車室内へ供給される冷暖房用の空調空気等の風向を調整可能に構成されている。このようなレジスタに関する発明として、特許文献1や特許文献2に記載された発明が知られている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a register is configured to be able to adjust a wind direction of air-conditioning air or the like for cooling and heating supplied to a vehicle interior for the purpose of adjusting an indoor environment such as an automobile. As inventions related to such a register, the inventions described in
特許文献1に記載された空気吹出装置は、空調空気の流路を構成する中空柱状部と、左右方向に沿った軸を中心として回動可能に配設された複数の前方風向調整板と、上下方向に沿った軸を中心として回動可能に配設された複数の後方風向調整板と、前記前方風向調整板及び前記後方風向調整板を回動操作する為の風向調整板操作ノブとを有して構成されている。当該空気吹出装置によれば、風向調整板操作ノブをもって、流路内における前記前方風向調整板及び前記後方風向調整板の姿勢を調整することによって、所望の風向に調整することが可能である。
The air blowing device described in
又、特許文献2に記載された風向変換装置は、筐体の吹出し部に沿って伸び、回転自在に支持された回転軸と、当該回転軸に対して軸方向に対して傾斜した状態で軸装された複数のフィンとを有して構成されている。当該風向変換装置は、回転軸と共に複数のフィンを回転させることで、複数のフィンの姿勢を変化させて、吹出し部から車室内に吹き出される空調空気の風向を連続的に調整することができる。 In addition, the wind direction conversion device described in Patent Document 2 extends along the blow-out portion of the housing and is rotatably supported, and the shaft is inclined with respect to the axial direction with respect to the rotation shaft. And a plurality of mounted fins. The said wind direction conversion apparatus can change the attitude | position of a several fin by rotating a some fin with a rotating shaft, and can adjust continuously the wind direction of the conditioned air which blows off into a vehicle interior from a blowing part. .
ここで、近年の自動車においては、自動車の車体に対して、車室(居室スペース)が占める割合が大きくなってきており、空調装置及びレジスタの配設スペースが制限される傾向にある。又、車室内においても、自動車のダッシュボード等の内装及びその周辺の美観の向上等の観点から、レジスタ等の配設スペースが制限される傾向にある。これらの状況に鑑み、レジスタによる空調空気の風向の調整機能を損なうことなく、できるかぎり、レジスタを小型化することが望まれている。 Here, in recent automobiles, the ratio of the cabin (living room space) to the body of the automobile is increasing, and there is a tendency that the space for arranging the air conditioner and the register is limited. Also in the vehicle interior, there is a tendency that the space for arranging the registers and the like is limited from the viewpoint of improving the interior of the dashboard of the automobile and the beauty of the surroundings. In view of these circumstances, it is desirable to make the register as small as possible without impairing the function of adjusting the air direction of the conditioned air by the register.
この点、特許文献1に記載された空気吹出装置によれば、前方風向調整板及び後方風向調整板を回動操作することによって、当該空気吹出装置から吹き出される空調空気の風向及び流量を、所望の態様に調整している。このような構成の空気吹出装置全体を単純に小型化しようとすると、必然的に、前方風向調整板及び後方風向調整板も小さくなってしまう為、レジスタによる空調空気の風向の調整機能を損なってしまう。
In this regard, according to the air blowing device described in
そして、特許文献2に記載された風向変換装置によれば、軸方向に対して傾斜した状態で複数のフィンが取り付けられた回転軸を回転させて、複数のフィンの姿勢を変更することで、吹出口から吹き出される空調空気の風向を、吹出口の上下方向及び左右方向へ調整している。そして、当該風向変換装置によれば、上述した特許文献1のような前方風向調整板及び、後方風向調整板を必要としないので、装置の小型化が可能である。しかしながら、特許文献2に記載された風向変換装置においては、軸方向に対して傾斜した状態で複数のフィンが取り付けられた回転軸を回転させる構成の為、複数のフィンの姿勢に一定の規則性が生じてしまう。更に、当該複数のフィンの姿勢が、吹出口に対する上下方向及び左右方向への風向に影響を及ぼす為、フィンの姿勢の規則性に連動して、吹出口から或る特定の方向に空気を吹き出すことが困難な場合が生じ得る。
And according to the wind direction conversion apparatus described in patent document 2, by rotating the rotating shaft to which the plurality of fins are attached while being inclined with respect to the axial direction, the posture of the plurality of fins is changed, The air direction of the conditioned air blown from the air outlet is adjusted in the vertical direction and the left-right direction of the air outlet. And according to the said wind direction conversion apparatus, since the front wind direction adjustment board and back wind direction adjustment board like
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、自動車の車室内の換気口や空調空気の吹出口に使用されるレジスタに関し、吹き出される空調空気の風向の調整機能を損なうことなく小型化可能なレジスタを提供する。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and relates to a register used for a ventilation port in an automobile interior or an air-conditioning air outlet, and has a function of adjusting the air direction of the conditioned air to be blown out. Provided is a register that can be reduced in size without loss.
前記目的を達成するため、請求項1に係るレジスタは、空調空気が送風されるダクトと接続される接続部と、前記接続部に対して所定寸法離間した位置で対向する対向壁と、前記接続部と前記対向壁との間を接続するように形成され、前記ダクトからの空調空気を吹き出し可能な送風開口を有する側壁部と、を有して構成されるリテーナと、前記リテーナの内部において、前記接続部から前記対向壁に向かう第1方向に伸びる回動軸を中心として回動可能に配設され、前記送風開口から吹き出される空調空気の風向を調整する為のフィンユニットと、を有し、前記フィンユニットは、前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置される複数の第1フィンと、前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置される複数の第2フィンと、を有して構成されており、前記第1フィンは、前記第1方向に関する前記第1フィンにおける平板の傾斜角度が当該第1フィンの周方向における位置に応じて異なるように形成されており、前記第2フィンは、当該第2フィンにおける内径側の端縁と前記回動軸とを結んだ基準に対して、当該第2フィンの平板が交差する交差角度が前記第1フィンにおける周方向の位置に応じて異なるように形成されていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a register according to
そして、請求項2に係るレジスタは、請求項1に記載のレジスタであって、前記フィンユニットは、当該フィンユニットの外周部の一部に配設され、前記レジスタの側壁部における送風開口を閉塞可能なシャッター部を有することを特徴とする。
The register according to claim 2 is the register according to
又、請求項3に係るレジスタは、請求項1又は請求項2に記載のレジスタであって、前記フィンユニットは、前記リテーナの内部において当該フィンユニットを回動させる為の操作部を、当該フィンユニットの外周部に有することを特徴とする。
The register according to claim 3 is the register according to
そして、請求項4に係るレジスタは、空調空気が送風されるダクトと接続される接続部と、前記接続部に対して所定寸法離間した位置で対向する対向壁と、前記接続部と前記対向壁との間を接続するように形成され、前記ダクトからの空調空気を吹き出し可能な送風開口を有する側壁部と、を有して構成されるリテーナと、前記リテーナの内部において、前記接続部から前記対向壁に向かう第1方向に伸びる回動軸を中心として回動可能に配設され、前記送風開口から吹き出される空調空気の風向を調整する為のフィンユニットと、を有し、前記フィンユニットは、前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置される複数の第1フィンと、前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置される複数の第2フィンと、を有して構成されており、前記第1フィンは、前記第1方向に関する前記第1フィンにおける平板の傾斜角度が当該第1フィンの周方向における位置に応じて異なるように形成されていることを特徴とする。
And the register | resistor which concerns on
そして、請求項5に係るレジスタは、空調空気が送風されるダクトと接続される接続部と、前記接続部に対して所定寸法離間した位置で対向する対向壁と、前記接続部と前記対向壁との間を接続するように形成され、前記ダクトからの空調空気を吹き出し可能な送風開口を有する側壁部と、を有して構成されるリテーナと、前記リテーナの内部において、前記接続部から前記対向壁に向かう第1方向に伸びる回動軸を中心として回動可能に配設され、前記送風開口から吹き出される空調空気の風向を調整する為のフィンユニットと、を有し、前記フィンユニットは、前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置される複数の第1フィンと、前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置される複数の第2フィンと、を有して構成されており、前記第2フィンは、当該第2フィンにおける内径側の端縁と前記回動軸とを結んだ基準に対して、当該第2フィンの平板が交差する交差角度が前記第1フィンにおける周方向の位置に応じて異なるように形成されていることを特徴とする。 And the register | resistor which concerns on Claim 5 has the connection part connected with the duct in which conditioned air is ventilated, the opposing wall in the position spaced apart with the predetermined dimension with respect to the said connection part, the said connection part, and the said opposing wall And a side wall portion having a blower opening that can blow out conditioned air from the duct, and a retainer inside the retainer, from the connection portion to the A fin unit that is arranged to be pivotable about a pivot shaft that extends in a first direction toward the opposing wall, and that adjusts the wind direction of the conditioned air blown from the blower opening, and the fin unit Is constituted by an annular flat plate centered on the rotation axis, and extends in a straight line along the first direction with a plurality of first fins arranged at intervals in the first direction. Formed into A plurality of second fins arranged at predetermined intervals in the circumferential direction of the first fin, and the second fin includes an inner diameter side edge of the second fin and the second fin The crossing angle at which the flat plates of the second fin intersect with respect to the reference connecting the rotation axis is different according to the circumferential position of the first fin.
請求項1記載のレジスタは、リテーナと、フィンユニットとを有しており、リテーナの接続部に接続されたダクトからの空調空気を、送風開口から吹き出し得る。当該レジスタにおいて、フィンユニットは、複数の第1フィンと、複数の第2フィンとを有しており、リテーナ内部において、回動軸を中心として回動可能に配設されている。
The register according to
そして、当該フィンユニットにおいて、複数の第1フィンは、前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置されており、前記第1方向に関する前記第1フィンにおける平板の傾斜角度が当該第1フィンの周方向における位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタによれば、回動軸を中心として、フィンユニットを回転させることで、送風開口部分において、第1方向に関する第1フィンの傾斜角度を所望の状態に調整することができ、送風開口から吹き出される空調空気の風向を、第1方向に関して所望の向きに調整することができる。 In the fin unit, the plurality of first fins are configured by an annular flat plate centered on the rotation shaft, and are arranged at intervals in the first direction, and are related to the first direction. The inclination angle of the flat plate in the first fin is different depending on the position in the circumferential direction of the first fin. Therefore, according to the register, by rotating the fin unit around the rotation axis, the inclination angle of the first fin with respect to the first direction can be adjusted to a desired state at the ventilation opening portion. The air direction of the conditioned air blown from the opening can be adjusted to a desired direction with respect to the first direction.
又、当該フィンユニットにおいて、複数の第2フィンは、前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置されている。そして、各第2フィンは、当該第2フィンにおける内径側の端縁と前記回動軸とを結んだ基準に対して、当該第2フィンの平板が交差する交差角度が前記第1フィンにおける周方向の位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタによれば、回動軸を中心として、フィンユニットを回転させることで、送風開口部分に位置する第2フィンの交差角度を所望の状態に調整することができ、送風開口から吹き出される空調空気の風向を、第1方向に直交する方向に関して所望の向きに調整することができる。
即ち、当該レジスタによれば、回動軸を中心として、フィンユニットを回動させることで、送風開口から吹き出される空調空気の風向を、所望の向きに調整することができる。
In the fin unit, the plurality of second fins are formed so as to extend linearly along the first direction, and are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction of the first fin. Each second fin has a crossing angle at which the flat plate of the second fin intersects with respect to a reference connecting the end on the inner diameter side of the second fin and the rotation shaft. It is formed differently depending on the position in the direction. Therefore, according to the register, by rotating the fin unit around the rotation axis, the crossing angle of the second fins located at the blower opening portion can be adjusted to a desired state, and the blowout from the blower opening is possible. The air direction of the conditioned air can be adjusted to a desired direction with respect to the direction orthogonal to the first direction.
That is, according to the register, the air direction of the conditioned air blown out from the air opening can be adjusted to a desired direction by rotating the fin unit around the rotation axis.
そして、当該レジスタによれば、フィンユニット全体は、複数の第1フィンと、複数の第2フィンとによって略円筒形状を為すように構成されており、第1方向に沿った回動軸を中心として回動可能に配設されている為、ダクトの延長線上に位置することになり、当該レジスタの配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタによれば、フィンユニットを小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタの小型化にも対応することができる。 And according to the said register | resistor, the whole fin unit is comprised so that it may make a substantially cylindrical shape with a some 1st fin and a some 2nd fin, and it is centered on the rotating shaft along a 1st direction. Therefore, it is located on the extension line of the duct, so that the space for disposing the register can be reduced. In addition, according to the register, even if the fin unit is downsized, the function of adjusting the air direction of the conditioned air can be sufficiently ensured, so that the downsizing of the register can be dealt with.
又、請求項2記載のレジスタにおいて、前記フィンユニットは、シャッター部を有しており、当該シャッター部は、当該フィンユニットの外周部の一部に配設され、前記レジスタの側壁部における送風開口を閉塞可能に構成されている。従って、当該レジスタによれば、回動軸を中心として、フィンユニットを回動させることで、送風開口部分に対して、シャッター部が占める領域の大きさを調整することができる。即ち、送風開口から空調空気が吹き出される部分の大きさを調整することができる為、当該レジスタは、送風開口から吹き出される空調空気の流量を、所望の量に調整でき、更に、シャッター部によって、送風開口から吹き出される空調空気の流れを遮断することができる。 3. The register according to claim 2, wherein the fin unit has a shutter portion, and the shutter portion is disposed at a part of the outer peripheral portion of the fin unit, and the ventilation opening in the side wall portion of the register. It is configured to be occluded. Therefore, according to the register, the size of the area occupied by the shutter portion can be adjusted with respect to the air blowing opening portion by rotating the fin unit around the rotation axis. That is, since the size of the portion where the conditioned air is blown out from the blower opening can be adjusted, the register can adjust the flow rate of the conditioned air blown out from the blower opening to a desired amount. Thus, the flow of the conditioned air blown out from the blower opening can be blocked.
そして、請求項3記載のレジスタにおいて、前記フィンユニットは、前記リテーナの内部において当該フィンユニットを回動させる為の操作部を、その外周部に有している。従って、当該レジスタによれば、操作部を介して、フィンユニットの回動操作を行うことによって、リテーナ内部におけるフィンユニットを、より確実に所望の態様にすることができる。即ち、当該レジスタによれば、操作部を介して、フィンユニットの回動操作を行うことで、送風開口からの空調空気の風向を、確実に所望の方向に調整することができる。 In the register according to claim 3, the fin unit has an operation portion on its outer peripheral portion for rotating the fin unit inside the retainer. Therefore, according to the register, the fin unit inside the retainer can be more reliably brought into a desired mode by rotating the fin unit via the operation unit. That is, according to the register, by rotating the fin unit via the operation unit, it is possible to reliably adjust the air direction of the conditioned air from the ventilation opening in a desired direction.
又、請求項4記載のレジスタは、リテーナと、フィンユニットとを有しており、リテーナの接続部に接続されたダクトからの空調空気を、送風開口から吹き出し得る。当該レジスタにおいて、フィンユニットは、複数の第1フィンと、複数の第2フィンとを有しており、リテーナ内部において、回動軸を中心として回動可能に配設されている。 According to a fourth aspect of the present invention, the register includes a retainer and a fin unit, and the conditioned air from the duct connected to the connecting portion of the retainer can be blown out from the blower opening. In the register, the fin unit includes a plurality of first fins and a plurality of second fins, and is disposed inside the retainer so as to be rotatable around a rotation axis.
そして、当該フィンユニットにおいて、複数の第1フィンは、前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置されており、前記第1方向に関する前記第1フィンにおける平板の傾斜角度が当該第1フィンの周方向における位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタによれば、回動軸を中心として、フィンユニットを回転させることで、送風開口部分において、第1方向に関する第1フィンの傾斜角度を所望の状態に調整することができ、送風開口から吹き出される空調空気の風向を、第1方向に関して所望の向きに調整することができる。 In the fin unit, the plurality of first fins are configured by an annular flat plate centered on the rotation shaft, and are arranged at intervals in the first direction, and are related to the first direction. The inclination angle of the flat plate in the first fin is different depending on the position in the circumferential direction of the first fin. Therefore, according to the register, by rotating the fin unit around the rotation axis, the inclination angle of the first fin with respect to the first direction can be adjusted to a desired state at the ventilation opening portion. The air direction of the conditioned air blown from the opening can be adjusted to a desired direction with respect to the first direction.
更に、当該レジスタによれば、フィンユニット全体は、複数の第1フィンと、複数の第2フィンとによって略円筒形状を為すように構成されており、第1方向に沿った回動軸を中心として回動可能に配設されている為、ダクトの延長線上に位置することになり、当該レジスタの配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタによれば、フィンユニットを小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタの小型化にも対応することができる。 Further, according to the register, the entire fin unit is configured to have a substantially cylindrical shape by the plurality of first fins and the plurality of second fins, and is centered on the rotation axis along the first direction. Therefore, it is located on the extension line of the duct, so that the space for disposing the register can be reduced. In addition, according to the register, even if the fin unit is downsized, the function of adjusting the air direction of the conditioned air can be sufficiently ensured, so that the downsizing of the register can be dealt with.
そして、請求項5記載のレジスタは、リテーナと、フィンユニットとを有しており、リテーナの接続部に接続されたダクトからの空調空気を、送風開口から吹き出し得る。当該レジスタにおいて、フィンユニットは、複数の第1フィンと、複数の第2フィンとを有しており、リテーナ内部において、回動軸を中心として回動可能に配設されている。 And the register | resistor of Claim 5 has a retainer and a fin unit, and can blow off the conditioned air from the duct connected to the connection part of a retainer from a ventilation opening. In the register, the fin unit includes a plurality of first fins and a plurality of second fins, and is disposed inside the retainer so as to be rotatable around a rotation axis.
又、当該フィンユニットにおいて、複数の第2フィンは、前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置されている。そして、各第2フィンは、当該第2フィンにおける内径側の端縁と前記回動軸とを結んだ基準に対して、当該第2フィンの平板が交差する交差角度が前記第1フィンにおける周方向の位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタによれば、回動軸を中心として、フィンユニットを回転させることで、送風開口部分に位置する第2フィンの交差角度を所望の状態に調整することができ、送風開口から吹き出される空調空気の風向を、第1方向に直交する方向に関して所望の向きに調整することができる。 In the fin unit, the plurality of second fins are formed so as to extend linearly along the first direction, and are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction of the first fin. Each second fin has a crossing angle at which the flat plate of the second fin intersects with respect to a reference connecting the end on the inner diameter side of the second fin and the rotation shaft. It is formed differently depending on the position in the direction. Therefore, according to the register, by rotating the fin unit around the rotation axis, the crossing angle of the second fins located at the blower opening portion can be adjusted to a desired state, and the blowout from the blower opening is possible. The air direction of the conditioned air can be adjusted to a desired direction with respect to the direction orthogonal to the first direction.
そして、当該レジスタによれば、フィンユニット全体は、複数の第1フィンと、複数の第2フィンとによって略円筒形状を為すように構成されており、第1方向に沿った回動軸を中心として回動可能に配設されている為、ダクトの延長線上に位置することになり、当該レジスタの配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタによれば、フィンユニットを小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタの小型化にも対応することができる。 And according to the said register | resistor, the whole fin unit is comprised so that it may make a substantially cylindrical shape with a some 1st fin and a some 2nd fin, and it is centered on the rotating shaft along a 1st direction. Therefore, it is located on the extension line of the duct, so that the space for disposing the register can be reduced. In addition, according to the register, even if the fin unit is downsized, the function of adjusting the air direction of the conditioned air can be sufficiently ensured, so that the downsizing of the register can be dealt with.
以下、本発明に係るレジスタを、空調装置で調節された空調空気を車室内に吹き出すレジスタ1に具体化した実施形態(第1実施形態)に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
尚、以下の説明においては、当該レジスタ1において、車室側に面する一方向を前方とし、その逆方向を後方として説明する。又、この前後方向に従ったレジスタ1を基準として、当該レジスタ1の点で、上下方向及び左右方向を定義する。
Hereinafter, a register according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings based on an embodiment (first embodiment) that is embodied in a
In the following description, in the
(第1実施形態)
図1〜図4に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1は、リテーナ10と、フィンユニット50とを有して構成されており、空調装置で調節された調和空気を車室内に吹き出すように構成されている。
(First embodiment)
As shown in FIGS. 1-4, the register |
第1実施形態に係るレジスタ1は、内装パネルIに形成された開口部に対して、リテーナ10の送風開口26が一致するように配設されており、当該リテーナ10のダクト接続部31に対して、車両の空調装置(図示せず)に接続された送風ダクトDが接続されている。従って、当該レジスタ1は、車室内において着座した搭乗者Pに対して、空調装置で調節された空調空気を下方から送風し得る(図4参照)。
The
(レジスタの概略構成)
図1〜図3に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1は、空調空気が送風される送風ダクトDに接続され、当該送風ダクトDからの空調空気を吹き出し可能な送風開口26を有するリテーナ10の内部に、フィンユニット50を回動可能に収容して構成されている。そして、当該レジスタ1は、リテーナ10内部において、フィンユニット50を回動させることによって、前記送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整し得る。
(Schematic configuration of registers)
As shown in FIGS. 1 to 3, the
リテーナ10は、レジスタ1の上部を構成する収容部材20と、レジスタ1の下部を構成する接続部材30とにより構成されている。収容部材20は、レジスタ1の上面を構成する略円板状の対向壁部21と、当該対向壁部21の外周縁から垂下するように形成された側壁部25とを有しており、略円筒形状を為すフィンユニット50を内部に収容可能に構成されている。
The
対向壁部21は、図3等に示すように、レジスタ1の上面を構成しており、略円板状に形成されている。レジスタ1において、当該対向壁部21は、接続部材30の上面に対して所定寸法(即ち、フィンユニット50の高さ寸法)程度、離間した位置に配設される。当該対向壁部21の中央部分(即ち、略円板状の対向壁部21における円の中心部分)には、回動支持部22が形成されている。当該回動支持部22は、フィンユニット50の回動軸53と協働することによって、レジスタ1内部にフィンユニット50を回動可能に支持している。
As shown in FIG. 3 and the like, the facing
上述したように、側壁部25は、対向壁部21の外周縁から垂下するように伸び、対向壁部21と接続部材30の上面とを接続するように形成されている。当該側壁部25の一面側(前面側)には、送風開口26が大きく開口形成されており、収容部材20及び接続部材30からなるリテーナ10の内部とその外部を連通している。従って、当該レジスタ1は、空調装置によって調節された空調空気を、送風開口26から吹き出すことができる。
As described above, the
又、収容部材20における左右両側に相当する側壁部25の下端部には、係止突起27が夫々突出形成されている。各係止突起27は、後述する接続部材30の弾性係止片33と協働することによって、接続部材30に対して収容部材20を固定することができる。
In addition, locking
そして、接続部材30は、送風ダクトDが接続されるダクト接続部31と、当該ダクト接続部31の上端縁に形成されたフランジ部32とを有している。ダクト接続部31は、円筒形状に形成されており、当該ダクト接続部31の下端側には、空調装置に接続された送風ダクトDが接続される。
And the
フランジ部32は、ダクト接続部31の上端縁において、円筒形を為すダクト接続部31の径方向外側に向かって突出するように形成される。図1、図2等に示すように、当該フランジ部32の外周縁は、上述した収容部材20における側壁部25の下端縁と略同じ位置している。当該レジスタ1においては、フランジ部32は、リテーナ10内部に収容されているフィンユニット50の下面と接触して、リテーナ10内部における所定位置に、フィンユニット50を保持する機能を果たす。
The
そして、接続部材30の左右両側に相当するフランジ部32の外周縁には、弾性係止片33が、それぞれ上方に向かって突出形成されている。各弾性係止片33は、収容部材20に対して接続部材30を固定することができる。
Then, on the outer peripheral edge of the
図1〜図3に示すように、フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とにより略円筒形状を為すように構成されており、前記リテーナ10の内部において回動可能に配設されている。当該レジスタ1は、フィンユニット50を回動操作することによって、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整可能に構成されている。第1実施形態に係るフィンユニット50の構成については、後に図面を参照して詳細に説明する。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
(第1実施形態に係るフィンユニットの概略構成)
次に、第1実施形態に係るフィンユニット50の概略構成について、図5〜図8を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とにより略円筒形状を為しており、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整可能に構成されている。当該フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52と、回動軸53と、回動操作部55とを有している。
(Schematic configuration of the fin unit according to the first embodiment)
Next, a schematic configuration of the
当該フィンユニット50においては、複数(例えば、4枚)の円環フィン51が、上下方向に所定間隔を隔てて列設されている。各円環フィン51は、所定の厚みを有する平板によって、上述した収容部材20の内径よりもやや小さな径の円環を為すように形成されている。当該円環フィン51に係る円環の中心は、フィンユニット50の回動軸53の延長線上に位置している。
In the
各円環フィン51は、その前方部分における内径側の端縁を上方へ引き上げ、後方部分における内径側の端縁を下方に引き下げたように捩れている。これにより、回動軸53の軸方向(即ち、上下方向)に直交する水平方向に対して、各円環フィン51の平板が為す傾斜角度αは、円環フィン51の周方向における位置に応じて相違することになる。
Each of the
具体的に説明すると、図5〜図7に示すように、当該円環フィン51の前方部分においては、平板部分が径方向外側に向かう程、下方に位置するように、大きく傾斜しており、円環フィン51の左右両側に向かうにつれて、平板部分の傾斜角度αが小さくなるように連続的に変化している。そして、円環フィン51の左右両側においては、平板部分は、略水平をなしており、円環フィン51の後方部分に向かうにつれて、平板部分が径方向外側に向かう程、上方に位置するように傾斜している。円環フィン51の左右両側部分から後方部分に向かうにつれて、平板部分の傾斜角度αが大きくなるように連続的に変化していき、円環フィン51の後方部分においては、平板部分が径方向外側に向かう程、上方に位置するように、大きく傾斜している。
Specifically, as shown in FIGS. 5 to 7, in the front portion of the
このように構成することで、当該レジスタ1は、送風開口26内に位置する複数の円環フィン51の部分を変更することで、送風開口26を水平方向に横断する円環フィン51の傾斜角度αを変化させることができ、もって、送風開口26を基準とした上下方向に関して、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整し得る。
By configuring in this way, the
又、複数の垂直フィン52は、フィンユニット50の周方向(即ち、円環フィン51の周方向)に沿って、所定の間隔を隔てて配置されており、上下方向に沿って直線状に伸びる平板状に形成されている。第1実施形態においては、フィンユニット50は、18枚の垂直フィン52を有している。
Further, the plurality of
第1実施形態に係るフィンユニット50において、各垂直フィン52は、垂直フィン52の内径側の端縁と、フィンユニット50の回動軸53上を示す回動中心Cとを結ぶ基準線Sに対して、当該垂直フィン52の平板が交差角度βをもって交差するように配置されている(図8、図9参照)。各垂直フィン52における交差角度βは、円環フィン51における周方向の位置に応じて相違するように構成されている。
In the
当該フィンユニット50において、円環フィン51の前方部分に位置する2枚の垂直フィン52は、円環フィン51の径方向外側に向かうにつれて、互いに離間するように配置されている。以下の説明においては、この2枚の垂直フィン52を、基準垂直フィン52Aという。図9に示すように、第1実施形態に係るフィンユニット50においては、各垂直フィン52は、円環フィン51の前方側に位置する基準垂直フィン52Aから、円環フィン51の後方側に位置する程、より円環フィン51の周方向に近づくように傾斜している。
In the
そして、図8、図9からわかるように、フィンユニット50の左側部分において、各垂直フィン52は、基準線Sよりも所定方向側(図8、図9における反時計回り側)となる位置に、当該垂直フィン52の外径側における端縁が位置するような交差角度βを為すように配置されている。従って、この部分が送風開口26内に位置する場合、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26を基準として、左側寄りの所望の風向に調整することができる。
As can be seen from FIGS. 8 and 9, in the left portion of the
又、フィンユニット50の右側部分においては、各垂直フィン52は、基準線Sに対して、上述した左側部分に係る所定方向とは逆方向側(図8、図9における時計回り側)となる位置に、当該垂直フィン52の外径側における端縁が位置するような交差角度βを為すように配置されている。従って、フィンユニット50の右側部分が送風開口26内に位置する場合、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26を基準として、右側寄りの所望の風向に調整することができる。
Further, in the right side portion of the
又、図5〜図8に示すように、フィンユニット50の上部における中央部分には、回動軸53が上方に向かって突出形成されている。当該回動軸53は、略円筒形状を為すフィンユニット50の中心軸(即ち、全ての円環フィン51の中心を通り、上下方向に伸びる線分)に沿って伸びる円柱状に形成されている。当該レジスタ1においては、回動軸53は、収容部材20における対向壁部21の回動支持部22に対して嵌入される。従って、当該レジスタ1において、フィンユニット50は、回動支持部22と、回動軸53との協働によって、リテーナ10内部で回動可能に支持される。
Further, as shown in FIGS. 5 to 8, a
図5〜図7に示すように、回動操作部55は、リテーナ10内部に収容されたフィンユニット50を回動させる為の操作部であり、フィンユニット50の下端部に配設されている。そして、当該回動操作部55は、フィンユニット50の外形寸法(即ち、円環フィン51の外径寸法)と略同径の円環状に形成されている(図5〜図9参照)為、当該回動操作部55の外側側面は、各円環フィン51の外周縁と略同じ位置に位置する。この結果、当該レジスタ1によれば、送風開口26を介して、回動操作部55の外径側面に搭乗者Pの指等を容易に接触させることができる為、搭乗者Pは、フィンユニット50の回動操作を容易に行うことができ、送風開口26からの空調空気の風向を、所望の態様に調整することができる。
As shown in FIGS. 5 to 7, the
そして、フィンユニット50の上面及び下面には、複数(例えば、4つ)の突起56が突出形成されている。フィンユニット50の上面に形成された各突起56は、その頂点をもって、収容部材20における対向壁部21の内面側と接触している。一方、フィンユニット50の下面に形成された各突起56は、その頂点をもって、接続部材30におけるフランジ部32の上面と接触している。これにより、当該レジスタ1によれば、リテーナ10の内壁面とフィンユニット50との接触面積を最小限にすることで、フィンユニット50が回動する際に作用する摩擦力を抑えることができ、フィンユニット50に関する円滑な回動操作を実現し得る。
A plurality of (for example, four)
(第1実施形態に係るレジスタの初期状態における送風態様)
続いて、第1実施形態に係るレジスタ1の初期状態における送風態様について、図9、図10を参照しつつ詳細に説明する。ここで、レジスタ1の初期状態とは、フィンユニット50における基準垂直フィン52Aが送風開口26の中央位置に位置する状態(即ち、図1、図2に示す状態)を意味する。又、図8は、図1におけるI−I断面に基づくレジスタ1の水平断面図であり、図9は、図1におけるII−II断面に基づくレジスタ1の鉛直断面図である。
(Air blowing mode in the initial state of the register according to the first embodiment)
Next, the blowing mode in the initial state of the
このように構成された第1実施形態に係るレジスタ1において、空調装置によって調節された空調空気は、接続部材30のダクト接続部31に接続された送風ダクトDを介して、収容部材20及び接続部材30により構成されるリテーナ10の内部に送風される。ここで、当該レジスタ1において、接続部材30から吹き出された空調空気の送風方向下流側には、対向壁部21及び側壁部25が位置しており、送風開口26のみが外部と連通している。従って、当該レジスタ1によれば、空調装置によって調節された空調空気を、送風開口26からレジスタ1の外部(即ち、車室内)に向かって送風することができる。
In the
そして、当該レジスタ1の内部から、送風開口26を介してレジスタ1外部へと吹き出される際に、空調空気は、フィンユニット50を構成する複数の円環フィン51及び複数の垂直フィン52に間を通過する。従って、送風開口26から吹き出される空調空気の風向は、送風開口26内に位置する複数の円環フィン51の傾斜角度や、複数の垂直フィン52の状態の影響を受ける。
When the air is blown from the inside of the
図9に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の初期状態においては、2枚の基準垂直フィン52Aが送風開口26の中央部分に位置しており、その左右両側にそれぞれ垂直フィン52が一枚ずつ位置している。送風開口26の中央部分を基準として右側に位置する基準垂直フィン52A及び一枚の垂直フィン52と、左側に位置する基準垂直フィン52A及び一枚の垂直フィン52は、円環フィン51の径方向外側に向かうにつれて、互いに離間するように配置されている。従って、初期状態におけるレジスタ1によれば、空調空気の風向を、水平方向(左右方向)へ均等に広がるように調整することができ、もって、水平方向(左右方向)に係る送風範囲を、送風開口26の正面を含む広い範囲にすることができる。
As shown in FIG. 9, in the initial state of the
又、図10に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の初期状態においては、送風開口26内部に位置する各円環フィン51は、径方向外側(即ち、レジスタ1の前方側)に向かう程、下方に位置するように、傾斜角度αで傾斜している。従って、初期状態におけるレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を、下方側に調整することができる。
Also, as shown in FIG. 10, in the initial state of the
(第1実施形態に係るレジスタの第1状態における送風態様)
次に、第1実施形態に係るレジスタ1の第1状態における送風態様について、図11〜図13を参照しつつ詳細に説明する。ここで、レジスタ1の第1状態とは、初期状態からユニット回動方向R(図11中、左側)へ45°回動させた状態を意味する。又、図11は、第1実施形態に係るレジスタ1の第1状態を示す正面図である。そして、図12は、図11におけるI−I断面に基づくレジスタ1の水平断面図であり、図13は、図11におけるII−II断面に基づくレジスタ1の鉛直断面図である。
(Blower mode in the first state of the register according to the first embodiment)
Next, the ventilation mode in the 1st state of the register |
図12に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第1状態においては、1枚の基準垂直フィン52Aが送風開口26からはずれ、1枚の基準垂直フィン52Aと3枚の垂直フィン52が送風開口26の内側に位置している。この時、基準垂直フィン52A及び3枚の垂直フィン52は、何れも、その外径側における端縁が基準線Sに対して右側となる位置になるように配置されている。従って、第1状態におけるレジスタ1によれば、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に対してやや右寄りに、空調空気の風向及び送風範囲を調整することができる。
As shown in FIG. 12, in the first state of the
又、図13に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第1状態においては、送風開口26内部に位置する各円環フィン51は、径方向外側(即ち、レジスタ1の前方側)に向かう程、下方に位置するような傾斜角度αで傾斜しているが、初期状態(図10参照)と比較すると水平に近い姿勢である。従って、第1状態におけるレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を水平方向に対して下方側であって、初期状態における風向よりもやや上方に調整できる。
Moreover, as shown in FIG. 13, in the 1st state of the register |
(第1実施形態に係るレジスタの第2状態における送風態様)
続いて、第1実施形態に係るレジスタ1の第2状態における送風態様について、図14〜図16を参照しつつ詳細に説明する。ここで、レジスタ1の第2状態とは、初期状態からユニット回動方向R(図11中、左側)へ90°回動させた状態を意味する。又、図14は、第1実施形態に係るレジスタ1の第2状態を示す正面図である。そして、図15は、図14におけるI−I断面に基づくレジスタ1の水平断面図であり、図16は、図14におけるII−II断面に基づくレジスタ1の鉛直断面図である。
(Blower mode in the second state of the register according to the first embodiment)
Subsequently, a ventilation mode in the second state of the
図15に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第2状態においては、2枚の基準垂直フィン52Aが送風開口26からはずれ、4枚の垂直フィン52が送風開口26の内側に位置している。この時、4枚の垂直フィン52は、何れも、その外径側における端縁が基準線Sに対して右側となる位置になるように配置されている。従って、第2状態におけるレジスタ1によれば、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に対して右寄りであって、第1状態よりも更に右寄りに、空調空気の風向及び送風範囲を調整することができる。
As shown in FIG. 15, in the second state of the
又、図16に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第2状態においては、送風開口26における中央部分に、各円環フィン51の捩れ部分が位置しており、送風開口26内部に位置する各円環フィン51の傾斜を、総合的に考察すると略水平な状態を為している。従って、第2状態に係るレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を略水平な方向に調整できる。
Further, as shown in FIG. 16, in the second state of the
(第1実施形態に係るレジスタの第3状態における送風態様)
次に、第1実施形態に係るレジスタ1の第3状態における送風態様について、図17〜図19を参照しつつ詳細に説明する。ここで、レジスタ1の第3状態とは、初期状態からユニット回動方向R(図11中、左側)へ135°回動させた状態を意味する。又、図17は、第1実施形態に係るレジスタ1の第3状態を示す正面図である。そして、図18は、図17におけるI−I断面に基づくレジスタ1の水平断面図であり、図19は、図17におけるII−II断面に基づくレジスタ1の鉛直断面図である。
(Blower mode in the third state of the register according to the first embodiment)
Next, the ventilation mode in the third state of the
図18に示すように、4枚の垂直フィン52が送風開口26の内側に位置しており、何れも、その外径側における端縁が基準線Sに対して右側となる位置になるように配置されている。従って、第3状態におけるレジスタ1によれば、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に対して右寄りに、空調空気の風向及び送風範囲を調整することができる。
As shown in FIG. 18, the four
そして、図19に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第3状態においては、送風開口26内部に位置する各円環フィン51は、径方向外側(即ち、レジスタ1の前方側)に向かう程、上方に位置するような傾斜角度αで傾斜している。従って、第1状態におけるレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を、水平方向に対してやや上方に調整できる。
And in the 3rd state of the register |
(第1実施形態に係るレジスタの第4状態における送風態様)
続いて、第1実施形態に係るレジスタ1の第4状態における送風態様について、図20〜図22を参照しつつ詳細に説明する。ここで、レジスタ1の第4状態とは、初期状態からユニット回動方向R(図11中、左側)へ180°回動させた状態を意味する。又、図20は、第1実施形態に係るレジスタ1の第4状態を示す正面図である。そして、図21は、図20におけるI−I断面に基づくレジスタ1の水平断面図であり、図22は、図20におけるII−II断面に基づくレジスタ1の鉛直断面図である。
(Air blowing mode in the fourth state of the register according to the first embodiment)
Subsequently, a ventilation mode in the fourth state of the
図21に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第4状態においては、2枚の基準垂直フィン52Aがレジスタ1の後側に位置しており、送風開口26の内部には、4枚の垂直フィン52が位置している。この時、送風開口26の中央部分を基準として右側に位置する二枚の垂直フィン52と、左側に位置する二枚の垂直フィン52は、円環フィン51の径方向外側に向かうにつれて、互いに接近するように配置されている。従って、第4状態におけるレジスタ1によれば、空調空気の風向を、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に向かうように調整することができ、もって、水平方向(左右方向)に係る送風範囲を、送風開口26の正面に集中させることができる。
As shown in FIG. 21, in the fourth state of the
又、図22に示すように、第1実施形態に係るレジスタ1の第1状態においては、送風開口26内部に位置する各円環フィン51は、径方向外側(即ち、レジスタ1の前方側)に向かう程、上方に位置するような傾斜角度αで傾斜しており、第3状態(図19参照)よりも更に大きな傾斜角度αを為している。従って、第1状態におけるレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を水平方向に対して上方側であって、第3状態における風向よりも更に上方へ調整できる。
Further, as shown in FIG. 22, in the first state of the
尚、図10〜図22をもって説明した具体例は、ユニット回動方向R(図11中、左側)へ、フィンユニット50を回動操作して、上述した初期状態〜第4状態にすることによって、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26の正面側を基準として右側寄りに調整している。この点、当該レジスタ1によれば、上述したユニット回動方向Rと逆方向(図11中、右側)へ、フィンユニット50を回動操作して、初期状態と第4状態の間を回動させることで、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26の正面側を基準として左側寄りに調整することができる。
In the specific example described with reference to FIG. 10 to FIG. 22, the
以上説明したように、第1実施形態に係るレジスタ1は、リテーナ10と、フィンユニット50とを有しており、リテーナ10のダクト接続部31に接続された送風ダクトDからの空調空気を、送風開口26から吹き出し得る。当該レジスタ1において、フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とを有しており、リテーナ10内部において、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。
As described above, the
そして、第1実施形態に係るフィンユニット50において、複数の円環フィン51は、前記回動軸53上を中心とする円環状の平板によって構成され、上下方向に間隔を隔てて配置されており、上下方向に関する円環フィン51における平板の傾斜角度αが当該円環フィン51の周方向における位置に応じて異なるように形成されている(図5〜図7等参照)。従って、図10〜図22に示すように、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回転させることで、送風開口26の内部において、上下方向に関する円環フィン51の傾斜角度αを所望の状態に調整することができ、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、上下方向に関して所望の向きに調整することができる。
And in the
又、第1実施形態に係るフィンユニット50において、複数の垂直フィン52は、前記上下方向に沿って直線状に伸びる平板状に形成され、円環フィン51における周方向に所定間隔を隔てて配置されている。そして、各垂直フィン52は、当該垂直フィン52における内径側の端縁と回動中心Cとを結んだ基準線Sに対して、当該垂直フィン52の平板が交差する交差角度βが前記円環フィン51における周方向の位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回転させることで、送風開口26の内部に位置する垂直フィン52の交差角度βを所望の状態に調整することができ、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、水平方向(左右方向)に関して所望の向きに調整することができる。
即ち、第1実施形態に係るレジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回動させることで、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、上下方向及び左右方向に関して、所望の向きに調整することができる。
In the
That is, according to the
そして、図1〜図3等に示すように、第1実施形態に係るレジスタにおいて、フィンユニット50は、全体として、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とによって略円筒形状を為すように構成されており、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。従って、当該レジスタ1は、送風ダクトDの延長線上に位置することになり、その配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタ1によれば、フィンユニット50を小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタ1の小型化にも対応することができる。
As shown in FIGS. 1 to 3 and the like, in the register according to the first embodiment, the
そして、第1実施形態に係るレジスタ1において、前記フィンユニット50の下端部には、円環状の回動操作部55が形成されている為、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことができ、もって、リテーナ10内部におけるフィンユニット50を、より確実に所望の態様にすることができる。即ち、第1実施形態に係るレジスタ1によれば、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことで、送風開口26からの空調空気の風向を、確実に所望の方向に調整することができる。
And in the register |
(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態と異なる実施形態(第2実施形態)に係るレジスタ1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第2実施形態に係るレジスタは、車両における配置態様及び、収容部材20及びフィンユニット50の構成を除き、上述した第1実施形態に係るレジスタ1と略同様の構成を有している。従って、以下の説明においては、第1実施形態と同様の構成についての説明を省略し、相違する構成について詳細に説明する。
(Second Embodiment)
Next, a
(第2実施形態に係るレジスタの概略構成)
第2実施形態に係るレジスタ1は、第1実施形態と同様に、空調空気が送風される送風ダクトDに接続され、当該送風ダクトDからの空調空気を吹き出し可能な送風開口26を有するリテーナ10の内部に、フィンユニット50を回動可能に収容して構成されている。そして、当該レジスタ1は、リテーナ10内部において、フィンユニット50を回動させることによって、前記送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整し得る。
(Schematic configuration of the register according to the second embodiment)
As in the first embodiment, the
図23等に示すように、第2実施形態では、2つのレジスタ1が、車両の車幅方向における中央部分において、車両の車幅方向(左右方向)に並ぶように配設されている。左側に配設されたレジスタ1は、主として、車室の左側部分に対して空調空気を送風するように構成されており、右側に配設されたレジスタ1は、主として、車室の右側部分に対して空調空気を送風するように構成されている。
As shown in FIG. 23 and the like, in the second embodiment, the two
第2実施形態に係るリテーナ10は、収容部材20と、接続部材30とにより構成されている。第2実施形態に係る収容部材20において、側壁部25は、それぞれのフィンユニット50を個別に収容可能に窪んで構成されており、2つの送風開口26が左右方向に並ぶように形成されている。尚、2つのレジスタ1は、夫々に、接続部材30を有しており、各接続部材30のダクト接続部31には、車両の空調装置に接続された送風ダクトDが接続される。第2実施形態に係る接続部材30の構成は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
The
第2実施形態に係るフィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52と、シャッター部54とにより略円筒形状を為しており、送風開口26から吹き出される空調空気の風向及び流量を調整可能に構成されている。そして、第2実施形態に係るフィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52と、回動軸53と、シャッター部54と、回動操作部55と、突起56とを有している。
The
尚、第2実施形態に係るフィンユニット50において、複数の円環フィン51と、回動軸53と、回動操作部55と、突起56の構成は、上述した第1実施形態と同様の構成である。従って、これらの構成に関する説明は省略する。
In the
図23、図25等に示すように、第2実施形態に係るレジスタ1は、車両の車幅方向に係る中央部分において、左右に2つ並んで配設される。左側のレジスタ1に係るフィンユニット50は、2枚の基準垂直フィン52Aを基準として、左側部分に複数枚の垂直フィン52を有しており、2枚の基準垂直フィン52Aを基準として右側部分には、シャッター部54を有している。そして、右側のレジスタ1に係るフィンユニット50は、2枚の基準垂直フィン52Aを基準として、右側部分には、シャッター部54を有しており、2枚の基準垂直フィン52Aを基準として左側部分に複数枚の垂直フィン52を有している。
As shown in FIG. 23, FIG. 25, etc., two
当該フィンユニット50におけるシャッター部54は、当該フィンユニット50の外周部の一部(右側部分又は左側部分)において、複数の円環フィン51の間を閉塞するように形成されている。当該シャッター部54は、円環フィン51の外周縁に沿った曲面状の壁面として、送風開口26の開口面積よりも円環フィン51の周方向へやや大きく形成されている。即ち、フィンユニット50の回動操作を行うことによって、第2実施形態に係るレジスタ1の送風開口26を、シャッター部54によって閉塞することができる(図25、図26参照)。
The
(第2実施形態に係るレジスタの初期状態における送風態様)
次に、第2実施形態に係るレジスタ1の初期状態における送風態様について、図23、図24を参照しつつ詳細に説明する。尚、この場合におけるレジスタ1の初期状態とは、第1実施形態と同様に、基準垂直フィン52Aが送風開口26の中央位置に位置する状態を意味する。そして、図23は、第2実施形態に係る2つのレジスタ1の初期状態を示す水平断面図であり、図24は、第2実施形態に係るレジスタ1の初期状態を示す鉛直断面図である。
(Blower mode in the initial state of the register according to the second embodiment)
Next, the ventilation mode in the initial state of the
図23に示すように、第2実施形態においては、右側のレジスタ1に係るフィンユニット50は、基準垂直フィン52Aよりも右側部分に複数の垂直フィン52を有しており、第1実施形態と同様の交差角度βを為すように配置されている。従って、右側のレジスタ1は、基準垂直フィン52A及びその右側に位置する垂直フィン52によって、送風開口26から送風される空調空気の風向を、送風開口26に対して右側寄りに調整することができる。
As shown in FIG. 23, in the second embodiment, the
この時、右側のレジスタ1に係るフィンユニット50は、基準垂直フィン52Aよりも左側部分にシャッター部54を有している為、右側のレジスタ1に係る送風開口26に対して左側へ向かう空調空気の流れが、シャッター部54によって妨げられる。従って、図23に示すように、右側のレジスタ1は、初期状態において、車室の右側に向かって空調空気を送風し得る。
At this time, since the
一方、左側のレジスタ1に係るフィンユニット50は、基準垂直フィン52Aよりも左側部分に複数の垂直フィン52を有しており、第1実施形態と同様の交差角度βを為すように配置されている。従って、左側のレジスタ1は、基準垂直フィン52A及びその左側に位置する垂直フィン52によって、送風開口26から送風される空調空気の風向を、送風開口26に対して左側寄りに調整することができる。
On the other hand, the
この時、左側のレジスタ1に係るフィンユニット50は、基準垂直フィン52Aよりも右側部分にシャッター部54を有している為、左側のレジスタ1に係る送風開口26に対して右側へ向かう空調空気の流れが、シャッター部54によって妨げられる。従って、図23に示すように、左側のレジスタ1は、初期状態において、車室の左側に向かって空調空気を送風し得る。
At this time, since the
図23に示すように、第2実施形態に係る2つのレジスタ1において、右側に位置するレジスタ1は、送風開口26に対して右側に広い送風範囲Bを有しており、左側に位置するレジスタは、送風開口26に対して左側に広い送風範囲Bを有している。従って、第2実施形態に係るレジスタ1によれば、車両の車幅方向における広い範囲に対して、空調空気を送風し得る。
As shown in FIG. 23, in the two
尚、第2実施形態の初期状態では、2つのレジスタ1の何れにおいても、送風開口26内部に位置する各円環フィン51は、径方向外側(即ち、レジスタ1の前方側)に向かう程、下方に位置するように、傾斜角度αで傾斜している(図24参照)。従って、第2実施形態に係る初期状態におけるレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を、下方側に調整することができる。
In the initial state of the second embodiment, in each of the two
(第2実施形態に係るレジスタのシャット状態)
続いて、第2実施形態に係るレジスタ1のシャット状態における送風態様について、図25、図26を参照しつつ詳細に説明する。尚、レジスタ1のシャット状態とは、シャッター部54によって送風開口26全体が閉鎖されている状態を意味する。そして、図25は、第2実施形態に係る2つのレジスタ1のシャット状態を示す水平断面図であり、図26は、第2実施形態に係るレジスタ1のシャット状態を示す鉛直断面図である。
(Register shut state according to the second embodiment)
Subsequently, a blowing mode in the shut state of the
図25、図26に示すように、シャット状態におけるレジスタ1においては、シャッター部54が、送風開口26の全域を閉塞する為、空調装置によって調節された空調空気が送風開口26から送風されることはない。従って、第2実施形態に係るレジスタ1によれば、フィンユニット50の回動操作を行うことによって、送風開口26からの空調空気の送風を遮断することができ、搭乗者Pが望む状況を創出することができる。又、第2実施形態においては、車室右側用のレジスタ1と、車室左側用のレジスタ1を配設しているので、車室右側に着座した搭乗者Pと車室左側に着座した搭乗者Pの夫々の要望に、適宜対応することができる。
As shown in FIGS. 25 and 26, in the
(第2実施形態に係るレジスタの第1回動状態における送風態様)
次に、第2実施形態に係るレジスタ1の第1回動状態における送風態様について、図27を参照しつつ詳細に説明する。尚、第2実施形態に係るレジスタ1の第1回動状態とは、初期状態からユニット回動方向Rへ45°回動した状態を意味する。第2実施形態におけるユニット回動方向Rは、右側のレジスタ1に関しては、図27における反時計回りを意味し、左側のレジスタ1に関しては、図27における時計回りを意味する。そして、図25は、第2実施形態に係る2つのレジスタ1の第1回動状態を示す水平断面図である。
(Air blow mode in the first rotation state of the register according to the second embodiment)
Next, the ventilation mode in the first rotation state of the
この場合、右側のレジスタ1においては、1枚の基準垂直フィン52Aと3枚の垂直フィン52が、送風開口26の内側に位置しており、何れも、その外径側における端縁が基準線Sに対して右側となる位置になるように配置されている。従って、第1回動状態における右側のレジスタ1によれば、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に対して右寄りであって、初期状態(図23参照)よりも右寄りに、空調空気の風向及び送風範囲Bを調整することができる。
In this case, in the
この時、左側のレジスタ1においても、1枚の基準垂直フィン52Aと3枚の垂直フィン52が、送風開口26の内側に位置しており、その外径側における端縁が基準線Sに対して左側となる位置になるように配置されている。従って、第1回動状態における左側のレジスタ1によれば、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に対して左寄りであって、初期状態(図23参照)よりも左寄りに、空調空気の風向及び送風範囲Bを調整することができる。
At this time, also in the
尚、第1回動状態における右側及び左側のレジスタ1の何れにおいても、送風開口26内部に位置する各円環フィン51は、径方向外側(即ち、レジスタ1の前方側)に向かう程、下方に位置するような傾斜角度αで傾斜しているが、初期状態(図24参照)と比較すると水平に近い姿勢である。従って、第1回動状態におけるレジスタ1によれば、送風開口26から送風される空調空気の風向を、水平方向に対して下方側であって、初期状態における風向よりもやや上方に調整できる。
In each of the right and left
(第2実施形態に係るレジスタの第2回動状態における送風態様)
続いて、第2実施形態に係るレジスタ1の第2回動状態における送風態様について、図28を参照しつつ詳細に説明する。尚、第2実施形態に係るレジスタ1の第2回動状態とは、初期状態からユニット回動方向Rへ180°回動した状態を意味する。そして、図28は、第2実施形態に係る2つのレジスタ1の第2回動状態を示す水平断面図である。
(Air blowing mode in the second turning state of the register according to the second embodiment)
Subsequently, a blowing mode in the second rotation state of the
この場合、右側のレジスタ1においては、2枚の基準垂直フィン52Aがレジスタ1の後側に位置しており、送風開口26の内部には、3枚の垂直フィン52が位置している。この時、送風開口26の中央部分を基準として右側に位置する垂直フィン52と、左側に位置する二枚の垂直フィン52は、円環フィン51の径方向外側に向かうにつれて、互いに接近するように配置されている。従って、第2回動状態におけるレジスタ1によれば、空調空気の風向を、水平方向(左右方向)に関して、送風開口26の正面に向かうように調整することができ、もって、水平方向(左右方向)に係る送風範囲を、送風開口26の正面に集中させることができる。
In this case, in the
又、送風開口26の中央部分を基準として右側において、送風開口26の一部は、シャッター部54によって閉塞されている。従って、第2回動状態に係る右側のレジスタ1によれば、送風開口26から吹き出される空調空気を、送風開口26の正面に集中的に送風することができ、送風範囲Bを狭めることができる。
Further, on the right side with respect to the central portion of the
この時、第2回動状態に係る左側のレジスタ1においても、送風開口26の内部には、3枚の垂直フィン52が位置している。この時、送風開口26の中央部分を基準として左側に位置する垂直フィン52と、右側に位置する二枚の垂直フィン52は、円環フィン51の径方向外側に向かうにつれて、互いに接近するように配置されている。従って、第2回動状態におけるレジスタ1によれば、空調空気の風向及び送風範囲Bを、送風開口26の正面に集中させることができる。
At this time, also in the
そして、送風開口26の中央部分を基準として左側において、送風開口26の一部は、シャッター部54によって閉塞されている。従って、第2回動状態に係る左側のレジスタ1によれば、送風開口26から吹き出される空調空気を、送風開口26の正面に集中的に送風することができ、送風範囲Bを狭めることができる。
Then, on the left side with respect to the central portion of the
尚、第2実施形態に係るレジスタ1によれば、シャッター部54を有するフィンユニット50の回動操作を行うことで、送風開口26の全体に対して、シャッター部54が占める割合を調整することができ、もって、送風開口26から送風される空調空気の流量を調整することができる。
According to the
以上説明したように、第2実施形態に係るレジスタ1は、第1実施形態と同様に、リテーナ10と、フィンユニット50とを有しており、リテーナ10のダクト接続部31に接続された送風ダクトDからの空調空気を、送風開口26から吹き出し得る。当該レジスタ1において、フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とを有しており、リテーナ10内部において、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。
As described above, the
そして、第2実施形態に係るフィンユニット50において、複数の円環フィン51は、前記回動軸53上を中心とする円環状の平板によって構成され、上下方向に間隔を隔てて配置されており、上下方向に関する円環フィン51における平板の傾斜角度αが当該円環フィン51の周方向における位置に応じて異なるように形成されている。図23〜図28に示すように、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回転させることで、送風開口26の内部において、上下方向に関する円環フィン51の傾斜角度αを所望の状態に調整することができ、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、上下方向に関して所望の向きに調整することができる。
And in the
又、第2実施形態に係るフィンユニット50において、複数の垂直フィン52は、前記上下方向に沿って直線状に伸びる平板状に形成され、円環フィン51における周方向に所定間隔を隔てて配置されている。そして、各垂直フィン52は、当該垂直フィン52における内径側の端縁と回動中心Cとを結んだ基準線Sに対して、当該垂直フィン52の平板が交差する交差角度βが前記円環フィン51における周方向の位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回転させることで、送風開口26の内部に位置する垂直フィン52の交差角度βを所望の状態に調整することができ、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、水平方向(左右方向)に関して所望の向きに調整することができる。
Further, in the
そして、図23〜図28に示すように、第2実施形態に係るレジスタにおいて、フィンユニット50は、全体として、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とによって略円筒形状を為すように構成されており、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。従って、当該レジスタ1は、送風ダクトDの延長線上に位置することになり、その配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタ1によれば、フィンユニット50を小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタ1の小型化にも対応することができる。
As shown in FIGS. 23 to 28, in the register according to the second embodiment, the
又、第2実施形態に係るレジスタ1において、前記フィンユニット50は、シャッター部54を有しており、当該シャッター部54は、当該フィンユニット50の外周部の一部に配設され、前記レジスタ1の側壁部における送風開口26を閉塞可能に構成されている。従って、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回動させることで、送風開口26の内部に対して、シャッター部54が占める領域の大きさを調整することができる。即ち、送風開口26から空調空気が吹き出される部分の大きさを調整することができる為、当該レジスタ1は、送風開口26から吹き出される空調空気の流量及び範囲を、所望の量に調整でき、更に、シャッター部54によって、送風開口26から吹き出される空調空気の流れを遮断することができる。
In the
そして、第2実施形態に係るレジスタ1においても、前記フィンユニット50の下端部には、円環状の回動操作部55が形成されている為、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことができ、もって、リテーナ10内部におけるフィンユニット50を、より確実に所望の態様にすることができる。即ち、第2実施形態に係るレジスタ1によれば、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことによって、送風開口26からの空調空気の風向、流量及び送風範囲Bを、確実に所望の方向に調整することができる。
Also in the
(第3実施形態)
続いて、上述した第1実施形態、第2実施形態と異なる実施形態(第3実施形態)に係るレジスタ1の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第3実施形態に係るレジスタ1は、フィンユニット50の構成を除き、上述した第1実施形態に係るレジスタ1と同様の構成を有している。従って、以下の説明においては、第1実施形態と同様の構成についての説明を省略し、相違する構成について詳細に説明する。
(Third embodiment)
Subsequently, a schematic configuration of the
(第3実施形態に係るレジスタの概略構成)
第3実施形態に係るレジスタ1は、第1実施形態と同様に、空調空気が送風される送風ダクトDに接続され、当該送風ダクトDからの空調空気を吹き出し可能な送風開口26を有するリテーナ10の内部に、フィンユニット50を回動可能に収容して構成されている(図29参照)。そして、当該レジスタ1は、リテーナ10内部において、フィンユニット50を回動させることによって、前記送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整し得る。
(Schematic configuration of the register according to the third embodiment)
As in the first embodiment, the
第3施形態に係るリテーナ10は、収容部材20と、接続部材30とにより構成されている。第3実施形態に係る収容部材20及び接続部材30の構成は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
The
(第3実施形態に係るフィンユニットの概略構成)
第3実施形態に係るフィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とにより略円筒形状を為しており、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整可能に構成されている。
(Schematic configuration of the fin unit according to the third embodiment)
The
図30〜図33に示すように、第3実施形態に係るフィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52と、回動軸53と、回動操作部55と、突起56とを有している。尚、第3実施形態に係るフィンユニット50において、複数の円環フィン51と、回動軸53と、回動操作部55と、突起56の構成は、上述した第1実施形態と同様の構成である為、これらの構成に関する詳細な説明は省略する。
As shown in FIGS. 30 to 33, the
第3実施形態に係るフィンユニット50において、複数の垂直フィン52は、フィンユニット50の周方向(即ち、円環フィン51の周方向)に沿って、所定の間隔を隔てて配置されており、上下方向に沿って直線状に伸びる平板状に形成されている。又、第3実施形態においては、フィンユニット50は、20枚の垂直フィン52を有している。
In the
そして、第3実施形態に係るフィンユニット50において、各垂直フィン52は、その平板表面が基準線Sに沿って、回動中心Cを中心とする放射状に配置されている(図30〜図34参照)。従って、第3実施形態に係るレジスタ1においては、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26を基準として、左右方向にバランス良く拡がるように調整することができる。
And in the
(第3実施形態に係るレジスタによる風向調整)
次に、第3実施形態に係るレジスタ1の風向調整について、図34〜図36を参照しつつ詳細に説明する。又、図34は、第3実施形態に係るレジスタ1の正面図である。そして、図35は、図34におけるI−I断面に基づくレジスタ1の水平断面図であり、図36は、図34におけるII−II断面に基づくレジスタ1の鉛直断面図である。
(Wind direction adjustment by the register according to the third embodiment)
Next, the wind direction adjustment of the
第3実施形態に係るフィンユニット50において、複数の円環フィン51は、第1実施形態と同様に、その前方部分における内径側の端縁を上方へ引き上げ、後方部分における内径側の端縁を下方に引き下げたように捩れている。これにより、回動軸53の軸方向(即ち、上下方向)に直交する水平方向に対して、各円環フィン51の平板が為す傾斜角度αは、円環フィン51の周方向における位置に応じて相違する。
In the
図30〜図32に示すように、当該円環フィン51の前方部分においては、平板部分が径方向外側に向かう程、下方に位置するように、大きく傾斜しており、円環フィン51の左右両側に向かうにつれて、平板部分の傾斜角度αが小さくなるように連続的に変化している。そして、円環フィン51の左右両側においては、平板部分は、略水平をなしており、円環フィン51の後方部分に向かうにつれて、平板部分が径方向外側に向かう程、上方に位置するように傾斜している。円環フィン51の左右両側部分から後方部分に向かうにつれて、平板部分の傾斜角度αが大きくなるように連続的に変化していき、円環フィン51の後方部分においては、平板部分が径方向外側に向かう程、上方に位置するように、大きく傾斜している。
As shown in FIGS. 30 to 32, the front portion of the
従って、図35、図36に示すように、第3実施形態に係るレジスタ1は、送風開口26内に位置する複数の円環フィン51の部分を変更することで、送風開口26を水平方向に横断する円環フィン51の傾斜角度αを連続的に変化させることができ、もって、送風開口26を基準とした上下方向に関して、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、所望の風向に調整し得る。
Therefore, as shown in FIGS. 35 and 36, the
以上説明したように、第3実施形態に係るレジスタ1は、第1実施形態と同様に、リテーナ10と、フィンユニット50とを有しており、リテーナ10のダクト接続部31に接続された送風ダクトDからの空調空気を、送風開口26から吹き出し得る。当該レジスタ1において、フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とを有しており、リテーナ10内部において、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。
As described above, the
そして、第3実施形態に係るフィンユニット50において、複数の円環フィン51は、前記回動軸53上を中心とする円環状の平板によって構成され、上下方向に間隔を隔てて配置されており、上下方向に関する円環フィン51における平板の傾斜角度αが当該円環フィン51の周方向における位置に応じて異なるように形成されている(図29〜図33参照)。従って、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回転させることで、送風開口26の内部において、上下方向に関する円環フィン51の傾斜角度αを所望の状態に調整することができ(図35、図36等参照)、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、上下方向に関して所望の向きに調整することができる。
In the
更に、第3実施形態に係るレジスタにおいて、フィンユニット50は、全体として、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とによって略円筒形状を為すように構成されており、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。従って、当該レジスタ1は、送風ダクトDの延長線上に位置することになり、その配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタ1によれば、フィンユニット50を小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタ1の小型化にも対応することができる。
Further, in the register according to the third embodiment, the
又、第3実施形態に係るレジスタ1において、前記フィンユニット50の下端部には、円環状の回動操作部55が形成されている為、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことができ、もって、リテーナ10内部におけるフィンユニット50を、より確実に所望の態様にすることができる。即ち、第3実施形態に係るレジスタ1によれば、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことによって、送風開口26からの空調空気の風向を、上下方向に所望の状態に調整することができる。
Further, in the
(第4実施形態)
続いて、上述した第1実施形態〜第3実施形態と異なる実施形態(第4実施形態)に係るレジスタ1の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第4実施形態に係るレジスタ1は、フィンユニット50の構成を除き、上述した第1実施形態、第3実施形態に係るレジスタ1と同様の構成を有している。従って、以下の説明においては、第1実施形態〜第3実施形態と同様の構成についての説明を省略し、相違する構成について詳細に説明する。
(Fourth embodiment)
Next, a schematic configuration of the
(第4実施形態に係るレジスタの概略構成)
第4実施形態に係るレジスタ1は、第1実施形態と同様に、空調空気が送風される送風ダクトDに接続され、当該送風ダクトDからの空調空気を吹き出し可能な送風開口26を有するリテーナ10の内部に、フィンユニット50を回動可能に収容して構成されている(図37参照)。そして、当該レジスタ1は、リテーナ10内部において、フィンユニット50を回動させることによって、前記送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整し得る。
(Schematic configuration of the register according to the fourth embodiment)
Similarly to the first embodiment, the
第4施形態に係るリテーナ10は、収容部材20と、接続部材30とにより構成されている。第4実施形態に係る収容部材20及び接続部材30の構成は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
The
(第4実施形態に係るフィンユニットの概略構成)
第4実施形態に係るフィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とにより略円筒形状を為しており、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を調整可能に構成されている。
(Schematic configuration of the fin unit according to the fourth embodiment)
The
図38〜図41に示すように、第4実施形態に係るフィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52と、回動軸53と、回動操作部55と、突起56とを有している。尚、第4実施形態に係るフィンユニット50において、複数の垂直フィン52と、回動軸53と、回動操作部55と、突起56の構成は、上述した第1実施形態と同様の構成である為、これらの構成に関する詳細な説明は省略する。
As shown in FIGS. 38 to 41, the
第4実施形態に係るフィンユニット50においては、複数(例えば、4枚)の円環フィン51が、上下方向に所定間隔を隔てて列設されている。各円環フィン51は、所定の厚みを有する平板によって、上述した収容部材20の内径よりもやや小さな径の円環を為すように形成されている。各円環フィン51は、その内径側の端縁から外径側の端縁へ向かって、水平方向に伸びるように形成されている。即ち、図43に示すように第4実施形態に係るフィンユニット50において、各円環フィン51の平板が為す傾斜角度αは、円環フィン51の周方向におけるどの位置においても、0°を示す。
In the
(第4実施形態に係るレジスタによる風向調整)
続いて、第4実施形態に係るレジスタ1の風向調整について、図42、図43を参照しつつ詳細に説明する。又、図42は、第4実施形態に係るレジスタ1の水平断面図(図37におけるI−I断面に基づく水平断面図)であり、図43は、第4実施形態に係るレジスタ1の鉛直断面図(図37におけるII−II断面に基づく鉛直断面図)である。
(Wind direction adjustment by the register according to the fourth embodiment)
Subsequently, the wind direction adjustment of the
第4実施形態に係るフィンユニット50において、複数の垂直フィン52は、第1実施形態と同様に、各基準線Sに対して、当該垂直フィン52の平板が交差角度βをもって交差するように配置されている(図42参照)。各垂直フィン52における交差角度βは、円環フィン51における周方向の位置に応じて相違するように構成されている。そして、第4実施形態に係るフィンユニット50においても、各垂直フィン52は、円環フィン51の前方側に位置する基準垂直フィン52Aから、円環フィン51の後方側に位置する程、より円環フィン51の周方向に近づくように傾斜している。
In the
そして、第4実施形態に係るフィンユニット50の左側部分において、各垂直フィン52は、基準線Sよりも所定方向側(図42における反時計回り側)となる位置に、当該垂直フィン52の外径側における端縁が位置するような交差角度βを為すように配置されている。従って、この部分が送風開口26内に位置する場合、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26を基準として、左側寄りの所望の風向に調整することができる。
In the left part of the
又、第4実施形態に係るフィンユニット50の右側部分では、各垂直フィン52は、基準線Sに対して、上述した所定方向とは逆方向側(図42における時計回り側)となる位置に、当該垂直フィン52の外径側における端縁が位置するような交差角度βを為すように配置されている。従って、フィンユニット50の右側部分が送風開口26内に位置する場合、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、送風開口26を基準として、右側寄りの所望の風向に調整することができる。
Further, in the right portion of the
従って、第4実施形態に係るレジスタ1は、送風開口26内に位置する複数の垂直フィン52の部分を変更することで、送風開口26の内部に位置する複数の垂直フィン52の構成を変更することができ、もって、送風開口26を基準とした左右方向に関して、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、所望の風向に調整し得る。
Therefore, the
以上説明したように、第4実施形態に係るレジスタ1は、第1実施形態と同様に、リテーナ10と、フィンユニット50とを有しており、リテーナ10のダクト接続部31に接続された送風ダクトDからの空調空気を、送風開口26から吹き出し得る。当該レジスタ1において、フィンユニット50は、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とを有しており、リテーナ10内部において、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。
As described above, the
図38〜図42に示すように、第4実施形態に係るフィンユニット50において、複数の垂直フィン52は、前記上下方向に沿って直線状に伸びる平板状に形成され、円環フィン51における周方向に所定間隔を隔てて配置されている。そして、各垂直フィン52は、基準線Sに対して、当該垂直フィン52の平板が交差する交差角度βが前記円環フィン51における周方向の位置に応じて異なるように形成されている。従って、当該レジスタ1によれば、回動軸53を中心として、フィンユニット50を回転させることで、送風開口26の内部に位置する垂直フィン52の交差角度βを所望の状態に調整することができ、送風開口26から吹き出される空調空気の風向を、水平方向(左右方向)に関して所望の向きに調整することができる。
As shown in FIGS. 38 to 42, in the
更に、第4実施形態に係るレジスタにおいて、フィンユニット50は、全体として、複数の円環フィン51と、複数の垂直フィン52とによって略円筒形状を為すように構成されており、回動軸53を中心として回動可能に配設されている。従って、当該レジスタ1は、送風ダクトDの延長線上に位置することになり、その配設スペースを抑えることができる。又、当該レジスタ1によれば、フィンユニット50を小型化したとしても、空調空気の風向の調整機能を十分に確保することができる為、レジスタ1の小型化にも対応することができる。
Further, in the register according to the fourth embodiment, the
又、第4実施形態に係るレジスタ1において、前記フィンユニット50の下端部には、円環状の回動操作部55が形成されている為、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことができ、もって、リテーナ10内部におけるフィンユニット50を、より確実に所望の態様にすることができる。即ち、第4実施形態に係るレジスタ1によれば、回動操作部55を介して、フィンユニット50の回動操作を行うことによって、送風開口26からの空調空気の風向を、左右方向に所望の状態に調整することができる。
Further, in the
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various improvements and modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
1 レジスタ
10 リテーナ
20 収容部材
21 対向壁部
25 側壁部
26 送風開口
30 接続部材
31 ダクト接続部
50 フィンユニット
51 円環フィン
52 垂直フィン
53 回動軸
54 シャッター部
55 回動操作部
C 回動中心
D 送風ダクト
S 基準線
α 傾斜角度
β 交差角度
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記リテーナの内部において、前記接続部から前記対向壁に向かう第1方向に伸びる回動軸を中心として回動可能に配設され、前記送風開口から吹き出される空調空気の風向を調整する為のフィンユニットと、を有し、
前記フィンユニットは、
前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置される複数の第1フィンと、
前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置される複数の第2フィンと、を有して構成されており、
前記第1フィンは、
前記第1方向に関する前記第1フィンにおける平板の傾斜角度が当該第1フィンの周方向における位置に応じて異なるように形成されており、
前記第2フィンは、
当該第2フィンにおける内径側の端縁と前記回動軸とを結んだ基準に対して、当該第2フィンの平板が交差する交差角度が前記第1フィンにおける周方向の位置に応じて異なるように形成されている
ことを特徴とするレジスタ。 It is formed so as to connect a connecting portion connected to a duct through which conditioned air is blown, an opposing wall facing the connecting portion at a predetermined distance from the connecting portion, and the connecting portion and the opposing wall. A retainer configured to have a side wall portion having a ventilation opening capable of blowing out conditioned air from the duct, and
Inside the retainer, it is rotatably arranged around a rotation shaft extending in the first direction from the connection portion toward the opposing wall, and adjusts the air direction of the conditioned air blown out from the air blowing opening. A fin unit,
The fin unit is
A plurality of first fins configured by an annular flat plate centered on the rotation axis, and arranged at intervals in the first direction;
A plurality of second fins that are formed to extend linearly along the first direction and are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction of the first fins,
The first fin is
The inclination angle of the flat plate in the first fin with respect to the first direction is formed so as to differ depending on the position in the circumferential direction of the first fin,
The second fin is
The crossing angle at which the flat plate of the second fin intersects with respect to the reference connecting the inner edge of the second fin and the rotation shaft is different according to the circumferential position of the first fin. A register characterized by being formed.
当該フィンユニットの外周部の一部に配設され、前記レジスタの側壁部における送風開口を閉塞可能なシャッター部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。 The fin unit is
2. The register according to claim 1, further comprising a shutter portion that is disposed on a part of an outer peripheral portion of the fin unit and that can close a ventilation opening in a side wall portion of the register.
前記リテーナの内部において当該フィンユニットを回動させる為の操作部を、当該フィンユニットの外周部に有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレジスタ。 The fin unit is
The register according to claim 1, wherein an operation portion for rotating the fin unit inside the retainer is provided on an outer peripheral portion of the fin unit.
前記リテーナの内部において、前記接続部から前記対向壁に向かう第1方向に伸びる回動軸を中心として回動可能に配設され、前記送風開口から吹き出される空調空気の風向を調整する為のフィンユニットと、を有し、
前記フィンユニットは、
前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置される複数の第1フィンと、
前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置される複数の第2フィンと、を有して構成されており、
前記第1フィンは、
前記第1方向に関する前記第1フィンにおける平板の傾斜角度が当該第1フィンの周方向における位置に応じて異なるように形成されている
ことを特徴とするレジスタ。 It is formed so as to connect a connecting portion connected to a duct through which conditioned air is blown, an opposing wall facing the connecting portion at a predetermined distance from the connecting portion, and the connecting portion and the opposing wall. A retainer configured to have a side wall portion having a ventilation opening capable of blowing out conditioned air from the duct, and
Inside the retainer, it is rotatably arranged around a rotation shaft extending in the first direction from the connection portion toward the opposing wall, and adjusts the air direction of the conditioned air blown out from the air blowing opening. A fin unit,
The fin unit is
A plurality of first fins configured by an annular flat plate centered on the rotation axis, and arranged at intervals in the first direction;
A plurality of second fins that are formed to extend linearly along the first direction and are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction of the first fins,
The first fin is
The register is characterized in that the inclination angle of the flat plate in the first fin with respect to the first direction is different according to the position in the circumferential direction of the first fin.
前記リテーナの内部において、前記接続部から前記対向壁に向かう第1方向に伸びる回動軸を中心として回動可能に配設され、前記送風開口から吹き出される空調空気の風向を調整する為のフィンユニットと、を有し、
前記フィンユニットは、
前記回動軸上を中心とする円環状の平板によって構成され、前記第1方向に間隔を隔てて配置される複数の第1フィンと、
前記第1方向に沿って直線状に伸びるように形成され、前記第1フィンにおける周方向に所定間隔を隔てて配置される複数の第2フィンと、を有して構成されており、
前記第2フィンは、
当該第2フィンにおける内径側の端縁と前記回動軸とを結んだ基準に対して、当該第2フィンの平板が交差する交差角度が前記第1フィンにおける周方向の位置に応じて異なるように形成されている
ことを特徴とするレジスタ。 It is formed so as to connect a connecting portion connected to a duct through which conditioned air is blown, an opposing wall facing the connecting portion at a predetermined distance from the connecting portion, and the connecting portion and the opposing wall. A retainer configured to have a side wall portion having a ventilation opening capable of blowing out conditioned air from the duct, and
Inside the retainer, it is rotatably arranged around a rotation shaft extending in the first direction from the connection portion toward the opposing wall, and adjusts the air direction of the conditioned air blown out from the air blowing opening. A fin unit,
The fin unit is
A plurality of first fins configured by an annular flat plate centered on the rotation axis, and arranged at intervals in the first direction;
A plurality of second fins that are formed to extend linearly along the first direction and are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction of the first fins,
The second fin is
The crossing angle at which the flat plate of the second fin intersects with respect to the reference connecting the inner edge of the second fin and the rotation shaft is different according to the circumferential position of the first fin. A register characterized by being formed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016084201A JP2017193235A (en) | 2016-04-20 | 2016-04-20 | register |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016084201A JP2017193235A (en) | 2016-04-20 | 2016-04-20 | register |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017193235A true JP2017193235A (en) | 2017-10-26 |
Family
ID=60155147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016084201A Pending JP2017193235A (en) | 2016-04-20 | 2016-04-20 | register |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017193235A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3119224A1 (en) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | Faurecia Interieur Industrie | Vehicle interior trim set |
-
2016
- 2016-04-20 JP JP2016084201A patent/JP2017193235A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR3119224A1 (en) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | Faurecia Interieur Industrie | Vehicle interior trim set |
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