JP2017191743A - 照明装置及び商品展示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光透過性を有するパイプ部材に収容された回路基板の一方にのみ発光素子が実装された構成でも、従来よりも回路基板の他方の面側の出射光量を増加させることが可能な照明装置及び商品展示装置を提供する。
【解決手段】照明装置1は、光透過性の材料から形成され、内周面に係合受部を有するパイプ部材10と、パイプ部材10に収容され、パイプ部材10の長手方向に沿って延びる回路基板20と、回路基板20の表面20aに長手方向に沿って配置された複数のLED素子21と、回路基板20をパイプ部材10の凹部100に支持する支持部材23と、を備え、支持部材23は、回路基板20の幅方向の端面からはみ出て凹部100に延びた部分が光を透過させる構成を有する。
【選択図】図1
【解決手段】照明装置1は、光透過性の材料から形成され、内周面に係合受部を有するパイプ部材10と、パイプ部材10に収容され、パイプ部材10の長手方向に沿って延びる回路基板20と、回路基板20の表面20aに長手方向に沿って配置された複数のLED素子21と、回路基板20をパイプ部材10の凹部100に支持する支持部材23と、を備え、支持部材23は、回路基板20の幅方向の端面からはみ出て凹部100に延びた部分が光を透過させる構成を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光透過性を有するパイプ部材に発光素子が実装された回路基板を収容した照明装置、及びこの照明装置を用いた商品展示装置に関する。
従来の技術として、光透過性を有するパイプ部材に発光ダイオード(LED)が実装された回路基板を収容した照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された照明装置は、光透過性を有するパイプ部材と、パイプ部材の内周面に設けられた一対の凹部に挿入されてパイプ部材に収容される回路基板と、回路基板の一方の面に実装されたLEDと、回路基板の他方の面に搭載され、LEDに電力を供給する電池パックとを備える。
上記した特許文献1の照明装置は、LEDが回路基板の一方の面にのみ実装されているので、回路基板の電池パックが搭載された他方の面側には光がほとんど出射されず、回路基板の他方の面側が暗くなるという問題がある。
したがって、本発明の目的は、光透過性を有するパイプ部材に収容された回路基板の一方にのみ発光素子が実装された構成でも、従来よりも回路基板の他方の面側の出射光量を増加させることが可能な照明装置及び商品展示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、光透過性の材料から形成され、内周面に係合受部を有するパイプ部材と、前記パイプ部材に収容され、前記パイプ部材の長手方向に沿って延びる回路基板と、前記回路基板の一方の面に前記長手方向に沿って実装された複数の発光素子と、前記回路基板を前記パイプ部材の前記係合受部に支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記回路基板の幅方向の端面からはみ出て前記係合受部に延びた部分が光を透過させる構成を有する照明装置を提供する。
本発明の他の態様は、上記目的を達成するため、商品が陳列される商品棚と、前記商品棚の後方上部に配置された反射板と、上記の照明装置であって、前記回路基板の裏面が前記反射板に向くように前記反射板の前方に配置された照明装置と、を備えた商品展示装置を提供する。
本発明によれば、光透過性を有するパイプ部材に収容された回路基板の一方にのみ発光素子が実装された構成でも、従来よりも回路基板の他方の面側の出射光量を増加させることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置を示す斜視図である。図2は、図1の照明装置のソケットを除きパイプ部材の端部側からパイプ部材の長手方向に沿ってパイプ部材の内部を見た場合の側面図である。図3は、図1の要部分解斜視図である。なお、図3では、後述するソケット11の図示を省略している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置を示す斜視図である。図2は、図1の照明装置のソケットを除きパイプ部材の端部側からパイプ部材の長手方向に沿ってパイプ部材の内部を見た場合の側面図である。図3は、図1の要部分解斜視図である。なお、図3では、後述するソケット11の図示を省略している。
図1において、符号1は蛍光灯型LEDランプ(以下、「照明装置」という。)の一構成例を模式的に示している。この照明装置1の基本構成は、円筒パイプからなる光透過性のパイプ部材10と、パイプ部材10の両端を閉蓋するキャップ状の第1及び第2のソケット11と、パイプ部材10に収容されて発光する照明部2とを備える。
照明部2は、LED素子21を実装するための図示しない配線パターンが形成された回路基板20と、回路基板20の表面20aにパイプ部材10又は回路基板20の長手方向に沿って実装された複数のLED素子21と、LED素子21から出射された光の配光特性を変更するレンズ22と、回路基板20をパイプ部材10に支持する支持部材23と、回路基板20の裏面20bに搭載された後述する電源部24とを有する。LED素子21は、発光素子の一例である。
(パイプ部材の構成)
パイプ部材10は、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の光透過性を有する材料からなる。なお、当該材料に拡散剤が含まれていてもよい。パイプ部材10は、既存の直管蛍光灯とほぼ同一の大きさ、寸法、及び外観形態を有している。パイプ部材10は、内周面10aから径方向に突出する一対の凸部101を内周面10aの対向する位置にそれぞれ設けることにより、内周面10aの長手方向に沿って平行に延びる一対の係合受部としての凹部100が形成されている。
パイプ部材10は、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の光透過性を有する材料からなる。なお、当該材料に拡散剤が含まれていてもよい。パイプ部材10は、既存の直管蛍光灯とほぼ同一の大きさ、寸法、及び外観形態を有している。パイプ部材10は、内周面10aから径方向に突出する一対の凸部101を内周面10aの対向する位置にそれぞれ設けることにより、内周面10aの長手方向に沿って平行に延びる一対の係合受部としての凹部100が形成されている。
図3に示すように、一対の凹部100は、支持部材23の外側突起232を係合支持する。図示例によれば、パイプ部材10の凹部100は、内周面の長手方向に沿って延びるレール状の凹凸部となっているが、これに限定されるものではなく、例えばパイプ部材10の内周面10aから径方向に窪んでおり、内周面10aの長手方向に沿って延びる溝状の凹部を形成してもよい。
(ソケットの構成)
照明装置1の第1及び第2のソケット11は同一構造を有している。ソケット11の端部の材質としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金等の金属の他、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂を用いることができる。このソケット11のそれぞれは、図示しない蛍光灯ソケット部の端子に接続させるための金属製の2本一対の第1乃至第4のソケット端子110を備え、端部に金属を用いる場合には、第1乃至第4のソケット端子110をベークライトにより絶縁的に支持する。また、端部に樹脂を用いる場合には、第1乃至第4のソケット端子110を樹脂によりかしめて支持する。
照明装置1の第1及び第2のソケット11は同一構造を有している。ソケット11の端部の材質としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金等の金属の他、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂を用いることができる。このソケット11のそれぞれは、図示しない蛍光灯ソケット部の端子に接続させるための金属製の2本一対の第1乃至第4のソケット端子110を備え、端部に金属を用いる場合には、第1乃至第4のソケット端子110をベークライトにより絶縁的に支持する。また、端部に樹脂を用いる場合には、第1乃至第4のソケット端子110を樹脂によりかしめて支持する。
これらのソケット端子110の外部への突出端は、蛍光灯ソケット部の端子に電気的に接続される。ソケット端子110の突出端と反対側の他端は、回路基板20上に設けられたパッドと電気的に接続されている。なお、ソケット端子110を用いる他、電気的に接続できるものであれば、リード線やリード線の先端にコネクタを設けたものを用いてもよい。また、電源部24に二次電池を用いる場合には、ソケット端子110と回路基板20とは電気的に接続されていなくてもよい。
ソケット11のパイプ部材10と接続される接続部は、例えばポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート等の樹脂で形成される。ソケット11には、内周面から径方向に突出する一対の係止凸部が対向して形成されている。ソケット11の接続部は、パイプ部材10の一端側の外周を覆う。ソケット11は、パイプ部材10の外周面に設けられた係止凹部とソケット11の係合凸部とを係合して取り付けられる。
図では、ソケット11としてソケット端子110を軸方向に突設した構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばソケット端子110をソケット11の側面に突設した構成であってもよい。ソケット端子110としては、例えばインサート成形したり、ピン挿通孔に圧入固定したり、あるいは螺合固定したりすることで突設すればよい。
(照明部2の構成)
回路基板20の表面20aには、一定のピッチで回路基板20の長手方向に沿って配置された複数のLED素子21が実装され、回路基板20の裏面20bには、LED素子21に電力を供給する電源部24が搭載されている。なお、LED素子21は、ピッチを任意にすることができる。回路基板20は、例えば、パイプ部材10の内径の1/3以下、又は1/2以下の幅を有する。例えば、パイプ部材10の内容を40mm、回路基板20の幅を19mmとしてもよい。
回路基板20の表面20aには、一定のピッチで回路基板20の長手方向に沿って配置された複数のLED素子21が実装され、回路基板20の裏面20bには、LED素子21に電力を供給する電源部24が搭載されている。なお、LED素子21は、ピッチを任意にすることができる。回路基板20は、例えば、パイプ部材10の内径の1/3以下、又は1/2以下の幅を有する。例えば、パイプ部材10の内容を40mm、回路基板20の幅を19mmとしてもよい。
回路基板20は、材質として、例えばガラス基材(例えば、FR−4等)又はエポキシ系・ポリエステル系コンポジット基材(例えば、CEM−3等)の材料を用いることができる。
照明装置1としては、フリップチップタイプのLED素子21を使用するが、これに限定されるものではない。LED素子21の他の一例としては、例えば青色LEDを蛍光体により波長変換して白色を発光可能に構成されていてもよい。
レンズ22は、LED素子21から出射された光が入射する凹状の入射面220と、入射面220に入射した光を出射する凸状の出射面221と、回路基板20の表面20aに接触する基板接触面222と、支持部材23のベース部230と内側突起233との間の係合受部に係合される係合突起223とを備える。
入射面220は、回路基板20の幅方向に沿う方向に短軸、及び短軸に直交する方向に長軸を有する略楕円形状に形成されている。入射面220は、発光素子21から入射した光の一部(光軸の方向を除く)を屈折させて出射面221まで導光する。なお、入射面220は、円形の曲面を有するものであってもよい。また、入射面220は、一部に平面を含んでいてもよい。
出射面221は、中央が最も高い山型形状を有する。出射面221は、入射面220に入射した光を屈折させることで、光を回路基板20の幅方向に拡散させて出射する。
電源部24は、ソケット端子110から100V又は200V、50Hz/60Hzの交流の商用電源が供給されるものである。電源部24は、供給された交流を直流に変換する整流ダイオードと、整流ダイオードによって変換された直流の出力を平滑にして200〜300mA、30〜45Vの直流で電力を回路基板20に供給するコンデンサとを備える。電源部24は、幅が回路基板20の幅よりも小さいのが好ましい。
なお、電源部24は、電気的に直列に接続された複数の二次電池を電池収容箱内に収容した複数の電池パックでもよい。複数の電池パックは、回路基板20の長手方向に沿って回路基板20の裏面20bに搭載されている。これらの電池パックから供給される電力により、外部電源から電力が供給されなくてもLED素子21が点灯する。
(支持部材の構成)
支持部材23は、パイプ部材10の内径よりも小さい幅を有し、パイプ部材10の長手方向に延びたベース部230と、ベース部230の幅方向の両端部にベース部230に直交するように設けられた一対の側部231と、一対の側部231の外側の面から外側に突出した外側突起232と、一対の側部231の上端部から内側に突出した内側突起233とを備え、全体として板状の形状を有する。
支持部材23は、パイプ部材10の内径よりも小さい幅を有し、パイプ部材10の長手方向に延びたベース部230と、ベース部230の幅方向の両端部にベース部230に直交するように設けられた一対の側部231と、一対の側部231の外側の面から外側に突出した外側突起232と、一対の側部231の上端部から内側に突出した内側突起233とを備え、全体として板状の形状を有する。
支持部材23は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明な材料から形成されている。回路基板20の幅を細くし、支持部材23を透明な材料から形成することにより、支持部材23は、回路基板20の幅方向の端面からはみ出てパイプ部材10の凹部100に延びた部分が複数のLED素子21から出射され、パイプ部材10の内周面10aを含む各部で反射又は散乱した光を透過させる構成を有する。なお、支持部材23は、パイプ部材10を形成する材料に拡散剤が含有されている場合には、拡散剤で反射した光も透過させる。
回路基板20には、図示しない複数の貫通孔が形成され、支持部材23には、回路基板20に形成された貫通孔に嵌合される図示しない複数の位置決め凸部が形成されている。これにより、支持部材23に対する回路基板20を位置決めすることができる。
(照明装置の動作)
次に、照明装置1の動作について説明する。電源部24からLED素子21に電力が供給され、LED素子21から光が出射されると、LED素子21から出射された光は、レンズ22の入射面220に入射した後、屈折して出射面221に到達し、この出射面221でも屈折した後、パイプ部材10の内周面10aに入射する。
次に、照明装置1の動作について説明する。電源部24からLED素子21に電力が供給され、LED素子21から光が出射されると、LED素子21から出射された光は、レンズ22の入射面220に入射した後、屈折して出射面221に到達し、この出射面221でも屈折した後、パイプ部材10の内周面10aに入射する。
パイプ部材10の内周面10aに入射した光は、一部は透過し、残りは反射又は散乱する。パイプ部材10を透過した光は、外周面10bから外部に出射される。パイプ部材10の内周面10aで反射又は散乱した光は、各部で反射又は散乱して回路基板20の幅方向の端面から外側に存在するレンズ22の部分や支持部材23を透過し、回路基板20の裏面20b側に回り込み、さらにパイプ部材10を透過して外部に出射される。以上のようにして回路基板20の表面20a側だけでなく、回路基板20の裏面20b側も光が出射される。
(第1の実施の形態の作用、効果)
第1の実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)LED素子21から出射された光の一部がパイプ部材10の内周面10aで反射又は散乱し、その反射又は散乱した光が直接、又は各部で反射又は散乱して支持部材23を透過して回路基板20の裏面20b側に回り込み、パイプ部材10を透過して外部に出射されるので、回路基板20の表面20aにのみLED素子が実装された構成でも、従来よりも回路基板20の裏面20b側の出射光量を増加させることが可能になる。
(2)回路基板20の表面20aをパイプ部材10の略中心(ずれ量が例えばパイプ部材10の外径の10%以内)に配置しているので、回路基板20の裏面20bに電源部24を搭載することが容易になる。これにより、回路基板20の表面20a側は長手方向の端部まで光を出射することができる。
(3)電源部24の回路基板20の幅方向の大きさを回路基板20の幅よりも小さくしているため、電源部24を回路基板20の裏面20bに搭載しても光の回路基板20の裏面20b側の出射光量を増加させることができる。
(4)LED素子21から出射された光を回路基板20の幅方向に拡散させて出射するレンズ22を用いているので、回路基板20の幅方向に広がった配光特性を有する。
第1の実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)LED素子21から出射された光の一部がパイプ部材10の内周面10aで反射又は散乱し、その反射又は散乱した光が直接、又は各部で反射又は散乱して支持部材23を透過して回路基板20の裏面20b側に回り込み、パイプ部材10を透過して外部に出射されるので、回路基板20の表面20aにのみLED素子が実装された構成でも、従来よりも回路基板20の裏面20b側の出射光量を増加させることが可能になる。
(2)回路基板20の表面20aをパイプ部材10の略中心(ずれ量が例えばパイプ部材10の外径の10%以内)に配置しているので、回路基板20の裏面20bに電源部24を搭載することが容易になる。これにより、回路基板20の表面20a側は長手方向の端部まで光を出射することができる。
(3)電源部24の回路基板20の幅方向の大きさを回路基板20の幅よりも小さくしているため、電源部24を回路基板20の裏面20bに搭載しても光の回路基板20の裏面20b側の出射光量を増加させることができる。
(4)LED素子21から出射された光を回路基板20の幅方向に拡散させて出射するレンズ22を用いているので、回路基板20の幅方向に広がった配光特性を有する。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置のソケットを除きパイプ部材の端部側からパイプ部材の長手方向に沿ってパイプ部材の内部を見た場合の側面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態とは、レンズが異なり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置のソケットを除きパイプ部材の端部側からパイプ部材の長手方向に沿ってパイプ部材の内部を見た場合の側面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態とは、レンズが異なり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
第2の実施の形態に係るレンズ22は、LED素子21から出射された光が入射する平坦な入射面224と、入射面224に入射した光を出射する一対の山形状の出射面225と、回路基板20の表面20aに接触する接触凸部226と、支持部材23のベース部230と内側突起233との間に係合受部に係合される係合突起223とを備える。
入射面224は、発光素子21から入射した光の一部(光軸の方向を除く)を屈折させて出射面225まで導光する。入射面224は、一部に曲面を含んでいてもよい。
出射面225は、中央が最も低い一対の山型形状を有する。出射面225は、入射面224に入射した光を反射(一部は屈折)させることで、光を回路基板20の幅方向に拡散させて出射する。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と比べて上方への出射光量よりも横方向への出射光量を増加させることができる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る照明装置のソケットを除きパイプ部材の端部側からパイプ部材の長手方向に沿ってパイプ部材の内部を見た場合の側面図である。図6は、図5の要部分解斜視図である。第1及び第2の実施の形態では、レンズを用いたが、本実施の形態は、レンズを省いたものである。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る照明装置のソケットを除きパイプ部材の端部側からパイプ部材の長手方向に沿ってパイプ部材の内部を見た場合の側面図である。図6は、図5の要部分解斜視図である。第1及び第2の実施の形態では、レンズを用いたが、本実施の形態は、レンズを省いたものである。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
第3の実施の形態は、レンズ22の代わりに保持部材25を用いたものである。保持部材25は、回路基板20を支持部材23側に押し付ける押圧部250と、支持部材23のベース部230と内側突起233との間の係合受部に係合される係合突起251とを備え、全体として板状の形状を有する。また、保持部材25は、複数のLED素子21との干渉を避けるための複数の開口250aが形成されている。保持部材25は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明な材料から形成されている。
本実施の形態においても、LED素子21から出射された光は、パイプ部材10の内周面10aに入射し、一部は透過し、残りは反射又は散乱する。パイプ部材10の内周面10aで反射又は散乱した光は、各部で反射又は散乱して回路基板20の幅方向の端面から外側に存在する保持部材25の部分や支持部材23を透過し、回路基板20の裏面20b側に回り込み、さらにパイプ部材10を透過して外部に出射される。以上のようにして回路基板20の表面20a側だけでなく、回路基板20の裏面20b側にも光が出射される。
[第4の実施の形態]
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る商品展示装置の概略の構成を示す要部断面図である。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る商品展示装置の概略の構成を示す要部断面図である。
この商品展示装置50は、背面板51と、第1の天板52と、反射板53と、第2の天板54と、前面板55と、背面板51から水平方向に取り付けられ、商品Pが陳列される第1の商品棚56及び第2の商品棚57と、反射板53と前面板55との間に水平方向に配置された照明装置1とを備える。
照明装置1は、第1乃至第3の実施の形態のいずれの照明装置1でもよい。照明装置1は、図示しない支持金具によって例えば第2の天井54に取り付けられている。照明装置1の回路基板20の向きは前面板55に平行な向きでもよく、傾斜して反射板53と同様の方向に傾斜させてもよい。反射板53は、第1及び第2の商品棚56、57の後方上部に配置されている。照明装置1の回路基板20の裏面20bが反射体53に向くように反射板53の前方に配置されている。
背面板51、第1の天板52、反射板53、第2の天板54、第1の商品棚56及び第2の商品棚57は、例えば、金属から形成されている。前面板55は、光透過性を有する樹脂又はガラスから形成されている。前面板55には、広告等が印刷されている。
以上のように構成された商品展示装置50によれば、回路基板20の表面20aの側に出射した光は、前面板55を照射して広告等を明るく照らす。一方、回路基板20の表面20a側に出射し、パイプ部材10及びパイプ部材10内の各部で反射又は散乱して回路基板20の裏面20b側に回り込んだ光は、反射板53で反射して第1の商品棚56等を明るく照らす。第2の商品棚57は、照明装置1からの光でも照明されるが、商品展示装置50が設置された室内に設けられた蛍光灯等の光でも照明される。
図8は、本発明の実施例に係る照明装置1の配光特性を示すグラフ図である。本実施例は、第3の実施の形態に対応するものである。図8のAで示す光強度分布は、実施例に対応するものである。図8のBで示す光強度分布は、図3に示す構成において、支持部材23を用いずに回路基板20を支持部材23と同じ幅まで伸ばした比較例に対応するものである。
図8において0度の方向、すなわち回路基板20の表面20a側の光軸方向の光強度を100%としたとき、180度の方向、すなわち回路基板20の裏面20b側の光軸方向の光強度は、比較例は3%であったが、本実施例は15%であった。本実施例は回路基板20の表面20a側に出射した光は、パイプ部材10の内周面10aで反射又は散乱し、支持部材23を透過して回路基板20の裏面20bに回り込んで外部に出射していることが分かる。
[変形例]
なお、本発明の実施の形態は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形、実施が可能である。
なお、本発明の実施の形態は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形、実施が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、支持部材23全体を光透過性を有する材料から形成したが、支持部材の回路基板20の裏面20bに隠れる部分は金属等の光透過性を有していない材料から形成し、支持部材の回路基板20の端面から回路基板20の幅方向に露出した部分を光透過性を有する材料から形成してもよい。
また、支持部材23の回路基板20の端面から回路基板20の幅方向に露出した部分を光透過性を有していない材料から構成してもよい。この場合は、回路基板20の端面から露出した部分に光を透過させる開口を設ける。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、回路基板20の表面20aにレンズ22を搭載したが、パイプ部材10にレンズ機能を持たせてもよい。これによりレンズ22を省くことが可能になる。
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記各実施の形態の構成要素の一部を省くことが可能である。例えば、上記各実施の形態では、パイプ部材10に電源部24を収容したが、外部から回路基板20に直流の電力を供給できる場合には、電源部24を省いてもよい。
1…照明装置、2…照明部、10…パイプ部材、10a…内周面、10b…外周面、
11…ソケット、20…回路基板、20a…表面、20b…裏面、21…LED素子、
22…レンズ、23…支持部材、24…電源部、25…保持部材、
50…商品展示装置、51…背面板、52…第1の天板、53…反射板、
54…第2の天板、55…前面板、56…第1の商品棚、57…第2の商品棚、
100…凹部、101…凸部、110…ソケット端子、220…入射面、
221…出射面、222…基板接触面、223…係合突起、224…入射面、
225…出射面、226…接触凸部、230…ベース部、231…側部、
232…外側突起、233…内側突起、250…押圧部、250a…開口、
251…係合突起、P…商品
11…ソケット、20…回路基板、20a…表面、20b…裏面、21…LED素子、
22…レンズ、23…支持部材、24…電源部、25…保持部材、
50…商品展示装置、51…背面板、52…第1の天板、53…反射板、
54…第2の天板、55…前面板、56…第1の商品棚、57…第2の商品棚、
100…凹部、101…凸部、110…ソケット端子、220…入射面、
221…出射面、222…基板接触面、223…係合突起、224…入射面、
225…出射面、226…接触凸部、230…ベース部、231…側部、
232…外側突起、233…内側突起、250…押圧部、250a…開口、
251…係合突起、P…商品
Claims (8)
- 光透過性の材料から形成され、内周面に係合受部を有するパイプ部材と、
前記パイプ部材に収容され、前記パイプ部材の長手方向に沿って延びる回路基板と、
前記回路基板の一方の面に前記長手方向に沿って実装された複数の発光素子と、
前記回路基板を前記パイプ部材の前記係合受部に支持する支持部材と、を備え、
前記支持部材は、前記回路基板の幅方向の端面からはみ出て前記係合受部に延びた部分が光を透過させる構成を有する照明装置。 - 前記回路基板は、前記パイプ部材の前記回路基板の幅方向の内径の2/3以下の幅を有する、請求項1に記載の照明装置。
- 前記支持部材は、光透過性の材料から形成された、請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記複数の発光素子から出射された光に所定の配光特性を付与するレンズを、さらに備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記回路基板は、前記パイプ部材の略中心を通るように配置された、請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記回路基板の前記一方の面と反対側の面に配置され、前記複数の発光素子に電力を供給する電源部を、さらに備えた請求項5に記載の照明装置。
- 前記パイプ部材は、入射した光を拡散させる拡散剤が含有された、請求項1から6のいずれか1項に記載された照明装置。
- 商品が陳列される商品棚と、
前記商品棚の後方上部に配置された反射板と、
請求項1から7のいずれか1項に記載された照明装置であって、前記回路基板の裏面が前記反射板に向くように前記反射板の前方に配置された照明装置と、
を備えた商品展示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081781A JP2017191743A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 照明装置及び商品展示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081781A JP2017191743A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 照明装置及び商品展示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017191743A true JP2017191743A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60084974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016081781A Pending JP2017191743A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 照明装置及び商品展示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017191743A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020044247A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | ▲高▼島屋スペースクリエイツ株式会社 | 棚下照明器具 |
US20210287180A1 (en) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | Casio Computer Co., Ltd. | Wrist terminal, work time management method, and storage medium |
-
2016
- 2016-04-15 JP JP2016081781A patent/JP2017191743A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020044247A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | ▲高▼島屋スペースクリエイツ株式会社 | 棚下照明器具 |
US20210287180A1 (en) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | Casio Computer Co., Ltd. | Wrist terminal, work time management method, and storage medium |
US11715071B2 (en) * | 2020-03-10 | 2023-08-01 | Casio Computer Co., Ltd. | Wrist terminal, work time management method, and storage medium |
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