JP2017187262A

JP2017187262A - 高品質な鮮度保持管理と冷凍及び解凍と冷温熟成を目的とする、氷の潜熱エネルギー蓄積の微細塩分含有氷製造機

Info

Publication number: JP2017187262A
Application number: JP2016084015A
Authority: JP
Inventors: 裕次郎川▲崎▼; Yujiro Kawasaki
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2016-04-01
Filing date: 2016-04-01
Publication date: 2017-10-12

Abstract

【課題】高品質な鮮度保持管理と冷凍及び解凍と冷温熟成を目的とする、氷の潜熱エネルギー蓄積の微細塩分含有氷製造機を提供する。
【解決手段】投入口１から氷と塩化ナトリウムを投入し、サスペンション２を駆動させ、プレス板オネジ４を軸とし、プレス板３で氷をプレスしながら、クラッシャー歯５で、ある一定サイズまで砕氷を行う電動式機構になっており、クラッシャー設置凸６と取外し式容器底部のクラッシャー設置凹を連結させ、クラッシャー歯がモーター部７で流動する機構になっている。
【選択図】図１

Description

本発明は、高品質な鮮度保持管理と冷凍及び解凍と冷温熟成を行うため、家庭用冷蔵庫等で製氷された氷と塩化ナトリウムで氷の潜熱エネルギーを蓄積させた冷温微細塩分含有氷を、生鮮食品を取り扱う各環境で、用途に適した温度帯で、且つ低価格、低コストで製造できる方法とその機構に関するものである。

（製造機）
従来の業務用製氷製造機は、鮮度保持、冷却を行うために、海水を用いて製造する固形氷や、氷と塩化ナトリウムを混合してシャーベット氷を製造するものが存在するが、どれも生産拠点に設置される業務用の製造機であり、高コストであり、一般市場では流通されていない規格サイズの製造機である。また、カキ氷機、ジュウサー、攪拌機など個別目的の製造機として存在するものもあるが、氷の潜熱エネルギーを利用した冷温微細塩分含有氷を製造する一体型構造の製品は存在していない。

（適応性）
従来の製氷製造機は、業務用が主流のため、鮮度保持及び凍結においても、生産者が行うための適量製造、適性製造を目的とした製氷製造機に限られており、一般家庭や飲食店等での鮮度保持及び凍結は、一般家庭用冷蔵庫、業務用冷蔵・冷凍庫で行われている。また、生産者業務用のため、鮮度保持、凍結に使用される適量製造、適性製造に限られており、解凍には適応されていない。

（製造コスト）
従来の製氷製造機は、業務用が主流のため、生産者の用途に合った適量製造、適性製造を目的とした規格サイズの製造機であり、電力的コストが高い。

特開２０１１−２２６７５１（Ｐ２０１１−２２６７５１Ａ）

本発明は、水産物、食肉、野菜、フルーツおよび、これらの加工品を含む生鮮食品の鮮度保持、凍結、冷温熟成は、これまで生産者で行われることが主流だったため、その用途に合った適量製造、適性製造する業務用の製氷製造機を、一般家庭や飲食店等、生鮮食品を取り扱う各環境に合わせた、適量製造、適性製造で、生鮮食品を安全な高品質状態に保つための、細胞変化を最小限に止め、高品質凍結の長期間保存と、冷温熟成、更には細胞変化を起こさない高品質解凍で食品廃棄の軽減に繋げるかを課題とした。

その課題を解決するため、本製造機は、氷に塩化ナトリウムを投入し、砕氷と撹拌を連続的に行い、その流動エネルギーで、氷の潜熱エネルギーを蓄積させ、冷温微細塩分含有氷を製造するもので、鮮度保持の適性温度とされるマイナス３度（凍結直前温度）、鮮度保持解凍の適性温度とされるマイナス１度（０度未満）、鮮度保持凍結の適性温度とされるマイナス４度からマイナス１８度（食材や大きさによって異なるため）までの、各適性温度帯である０℃〜マイナス１８℃に、氷に投入する塩化ナトリウムの濃度と、撹拌を連続的に行う流動エネルギーの量（時間）を調整し、氷の潜熱エネルギーが蓄積された冷温微細塩分含有氷が製造でき、鮮度保持、凍結、解凍、冷温熟成、これらの各用途を、緩慢冷却で生じるドリップを最小限に防ぎ、高品質に保つために必要な、急速冷却のできる適量（食材の重量と同量の冷温微細塩分含有氷）が製造できる製造機で、製造機本体フレーム上部には、氷と塩化ナトリウムを投入し、電動で砕氷を行う自動クラッシャーが設置された機構で、製造機本体フレーム中部には、砕氷されたシャーベット氷を一時的に貯留し、冷温微細塩分含有氷を、鮮度保持、凍結、解凍、冷温熟成の用途に適した温度帯に、撹拌を連続的に行う流動エネルギーの量（時間）を調整し製造するための取外し式の容器が設置出来る機構で、取外し式の容器には、フリーザー機能と、塩化ナトリウムの濃度と、撹拌を連続的に行う流動エネルギーの量（時間）を調整し、０℃〜マイナス１８℃の氷の潜熱エネルギーが蓄積された冷温微細塩分含有氷の用途の温度帯を計測するための温度計が設置されており、容器下部には、冷温微細塩分含有氷の均一化と細分化を図り、温度調節を行うためのクラッシャー歯が設置されている機構で、製造機本体フレーム下部には、取外し式の容器に設置されたクラッシャー歯を流動するためのモーターが設置されており、取外し式の容器を製造機本体フレームに設置することで取外し式の容器のクラッシャー歯が流動する機構となっており、これらを一般家庭や飲食店等、生鮮食品を取り扱う各環境で行えるよう最も最小化を図った、縦４５０ｍｍ、横２００ｍｍ、奥行き２００ｍｍ内の本体フレームに収め一体化させ、低価格、低コストで使用でき、製造機本体フレームの寸法は、用途に応じ、これより小型化も大型化も可能な機構である製造機で解決を図る。

上述したように、本発明では水産物、食肉、野菜、フルーツおよび、これらの加工品を含む生鮮食品の鮮度保持、凍結、冷温熟成を、一般家庭や飲食店、生鮮品販売店舗、宿泊施設、コンビニエンスストア等、生鮮食品を取り扱う各環境でも、用途に応じて、常温からマイナス１８度の氷の潜熱エネルギーを蓄積した冷温微細塩分含有氷が製造できる製造機で、高品質な鮮度保持と凍結、冷温熟成、更には高品質な解凍までが可能となり、食品の鮮度保持管理が向上できる。

また、一般家庭や飲食店、生鮮品販売店舗、宿泊施設、コンビニエンスストア等、生鮮食品を取り扱う各環境で高品質な鮮度保持と凍結、冷温熟成、解凍が可能となるため、その各環境においても、従来よりも素材本来の栄養素が保存でき、食品の腐敗が引き起こす様々な食中毒が冷温管理により防止される。なお、食料品を安全に高品質状態の細胞変化を起こさない高品質解凍と、細胞変化を最小限に止める高品質冷凍が可能となるため、長期間保存ができ、食品廃棄の軽減に直結することで循環型社会に寄与できる。

更に、この氷の潜熱エネルギーを蓄積した冷温微細塩分含有氷は、医療関連機関での、血液、臓器、細胞、検死の各保存維持、葬儀社での遺体保存維持、スポーツ関連機関でのアイシング等の医療、美容関連施設での頭皮、フェイス、ボディケア、漁港やレンタル釣り具店等での漁獲魚鮮度保存等においても、その用途に適した温度帯に氷の潜熱エネルギーを蓄積した冷温微細塩分含有氷を製造することで、各機関や施設で使用が可能となることが期待できる。

製造機の全体機構取外し式の容器

以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。

下記の説明で、実施例１は、氷の潜熱エネルギーを蓄積した冷温微細塩分含有氷の製造機に対応する。
図１は、縦４５０ｍｍ、横２００ｍｍ、奥行き２００ｍｍ内の本体フレームに収めた氷の潜熱エネルギーを蓄積した冷温微細塩分含有氷の製造機であり、投入口（１）から氷と塩化ナトリウムを投入し、サスペンション（２）を稼働させ、プレス板オネジ（４）を軸とし、プレス板（３）で氷をプレスしながら、クラッシャー歯１（５）で、ある一定サイズまで砕氷を行う電動式機構になっており、クラッシャー設置凸（６）と、図２の取外し式容器底部のクラッシャー設置凹（１２）を連結させ、クラッシャー歯２（１１）がモーター部（７）で流動する機構になっており、用途に適した温度帯に撹拌を連続的に行い、氷の潜熱エネルギーを蓄積した冷温微細塩分含有氷を製造する。

図２は、ある一定サイズまで砕氷と撹拌されたシャーベット氷を一時的に貯留し、冷温微細塩分含有氷を用途に適した温度帯に製造するための容器であり、取外し式容器底部のクラッシャー設置部凹（１２）と図１のクラッシャー設置凸（６）と連結させ、クラッシャー歯２（１１）を連続的に流動させ、冷温微細塩分含有氷を用途に適した温度帯に製造する機構になっている。また、用途に適した温度帯を保つために容器の外層と内層の間は真空になっており、真空側の面はメッキが施された鏡面（９）になっている。側面には、用途に適した温度帯を計測するための温度計（１０）が設置された機構になっている。

本発明は、水産物、食肉、野菜、フルーツおよび、これらの加工品を含む生鮮食品の用途に適した、高品質な鮮度保持、凍結、冷温熟成、解凍を必要としている、一般家庭や飲食店、生鮮品販売店舗、宿泊施設、コンビニエンスストア等の各環境で適応できる。

１投入口
２サスペンション
３プレス板
４プレス板オネジ
５クラッシャー歯１
６クラッシャー設置部凸
７モーター部
８容器蓋
９メッキ鏡面
１０温度計
１１クラッシャー歯２
１２クラッシャー設置部凹

Claims

本製造機は、氷に塩化ナトリウムを投入し、砕氷と撹拌を連続的に行い、その流動エネルギーで、氷の潜熱エネルギーを蓄積させ、冷温微細塩分含有氷を製造するもので、鮮度保持の適性温度とされるマイナス３度（凍結直前温度）、鮮度保持解凍の適性温度とされるマイナス１度（０度未満）、鮮度保持凍結の適性温度とされるマイナス４度からマイナス１８度（食材や大きさによって異なるため）までの、各適性温度帯である０℃〜マイナス１８℃に、氷に投入する塩化ナトリウムの濃度と、撹拌を連続的に行う流動エネルギーの量（時間）を調整し、氷の潜熱エネルギーが蓄積された冷温微細塩分含有氷が製造でき、鮮度保持、凍結、解凍、冷温熟成、これらの各用途を、緩慢冷却で生じるドリップを最小限に防ぎ、高品質に保つために必要な、急速冷却のできる適量（食材の重量と同量の冷温微細塩分含有氷）が製造できる製造機で、製造機本体フレーム上部には、氷と塩化ナトリウムを投入し、電動で砕氷を行う自動クラッシャーが設置された機構で、製造機本体フレーム中部には、砕氷されたシャーベット氷を一時的に貯留し、冷温微細塩分含有氷を、鮮度保持、凍結、解凍、冷温熟成の用途に適した温度帯に、撹拌を連続的に行う流動エネルギーの量（時間）を調整し製造するための取外し式の容器が設置出来る機構で、取外し式の容器には、フリーザー機能と、塩化ナトリウムの濃度と、撹拌を連続的に行う流動エネルギーの量（時間）を調整し、０℃〜マイナス１８℃の氷の潜熱エネルギーが蓄積された冷温微細塩分含有氷の用途の温度帯を計測するための温度計が設置されており、容器下部には、冷温微細塩分含有氷の均一化と細分化を図り、温度調節を行うためのクラッシャー歯が設置されている機構で、製造機本体フレーム下部には、取外し式の容器に設置されたクラッシャー歯を流動するためのモーターが設置されており、取外し式の容器を製造機本体フレームに設置することで取外し式の容器のクラッシャー歯が流動する機構となっており、これらを一般家庭や飲食店等、生鮮食品を取り扱う各環境で行えるよう最も最小化を図った、縦４５０ｍｍ、横２００ｍｍ、奥行き２００ｍｍ内の本体フレームに収め一体化させ、低価格、低コストで使用でき、製造機本体フレームの寸法は、用途に応じ、これより小型化も大型化も可能な機構であることを特徴とした製造機である。