JP2017184331A - 端子付きボビン、コイル部品、モータおよびコイル部品の製造方法 - Google Patents

端子付きボビン、コイル部品、モータおよびコイル部品の製造方法 Download PDF

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【課題】ボビンに固定された端子ピンのボビンからの抜けを防止することが可能な端子付きボビンを提供する。【解決手段】この端子付きボビンは、端子ピン26が突出するように固定される端子固定部30dを備えており、端子固定部30dには、X方向における端子固定部30dの外面からX方向の内側に向かって窪む凹部30fが形成されている。端子固定部30dのZ2方向側の面と凹部30fとの間には、端子ピン26の一部分が配置される端子ピンガイド部30sが形成され、端子固定部30dの、凹部30fのZ1方向側の面には、端子ピン26を保持する端子ピン保持穴30tがZ1方向に向かって窪むように形成されている。この端子付きボビンでは、凹部30fに配置される端子ピン26の、端子ピンガイド部30sと端子ピン保持穴30tとの間の部分にX方向の内側に屈曲した屈曲部26aが形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、コイルが巻回されるボビンと、ボビンに固定される端子ピンとを備える端子付きボビンに関する。また、本発明は、かかる端子付きボビンを備えるコイル部品、および、このコイル部品を備えるモータに関する。さらに、本発明は、かかる端子付きボビンの製造方法に関する。
従来、羽根車およびロータが配置されるポンプ室と、ポンプ室の外側に配置されるステータおよび回路基板とを備えるポンプ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のポンプ装置では、ステータおよび回路基板とポンプ室との間に、ステータおよび回路基板の配置箇所への流体の流入を防止する隔壁が配置されている。ステータおよび回路基板は、樹脂封止部材に覆われている。ステータは、略円筒状に形成されており、駆動用コイルと、ボビンを介して駆動用コイルが巻回されるステータコアと、駆動用コイルの端部が絡げられて固定される端子ピンとを備えている。端子ピンは、ボビンに圧入されて固定されている。
また、特許文献1に記載のポンプ装置では、回路基板は、平板状に形成されており、ステータの軸方向と回路基板の厚さ方向とが一致するように隔壁に固定されている。回路基板には、端子ピンが半田付けされて固定されている。隔壁には、回路基板を固定するための1個の締結用突起が形成されており、回路基板は、1個の締結用突起にネジによって固定されている。特許文献1に記載のポンプ装置の製造時には、ステータの内周側に隔壁を挿入した状態で回路基板を隔壁に固定するとともに、端子ピンを回路基板に半田付けして固定する。また、この状態の隔壁、ステータおよび回路基板を金型内に配置し、この金型内に樹脂材料を注入して硬化させることで、ステータおよび回路基板を覆う樹脂封止部材を形成する。
特開2013−204431号公報
特許文献1に記載のポンプ装置において、ステータおよび回路基板を樹脂封止部材によってより確実に覆うためには、樹脂封止部材の形成時に金型内に注入される樹脂材料の注入圧を高めることが好ましい。一方で、金型内に注入される樹脂材料の注入圧を高めると、金型内に配置される平板状の回路基板には大きな成形圧が作用する。特許文献1に記載のポンプ装置では、金型内に配置される回路基板が1個のネジによって隔壁に固定されているため、金型内に注入される樹脂材料の注入圧が高くなると、ステータおよび隔壁と回路基板との間に流れ込む樹脂材料の圧力によって、ステータおよび隔壁から離れる方向へ回路基板が反るおそれがある。また、回路基板の反り量が大きくなると、ボビンに圧入されて固定された端子ピンがボビンから抜けるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ボビンに固定された端子ピンのボビンからの抜けを防止することが可能な端子付きボビンを提供することにある。また、本発明の課題は、かかる端子付きボビンを備えるコイル部品、および、このコイル部品を備えるモータを提供することにある。さらに、本発明の課題は、かかる端子付きボビンの製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の端子付きボビンは、コイルが巻回される筒状の筒部を有するボビンと、ボビンに固定される端子ピンとを備え、ボビンは、筒部の一端から筒部の軸方向に直交する方向へ広がるように形成される端子固定部を備え、端子ピンは、端子固定部から突出するように端子固定部に固定され、端子固定部からの端子ピンの突出方向を第1方向とし、第1方向の反対方向を第2方向とし、第1方向および第2方向に直交する方向を第3方向とすると、端子固定部には、第3方向における端子固定部の外面から第3方向の内側に向かって窪む凹部が形成され、端子固定部の第1方向側の面と凹部との間には、端子ピンの一部分が配置される端子ピンガイド部が形成され、凹部の第2方向側の面には、端子ピンを保持する端子ピン保持穴が凹部の第2方向側の面から第2方向に向かって窪むように形成され、凹部に配置される端子ピンの、端子ピンガイド部と端子ピン保持穴との間の部分には、第3方向の内側に屈曲した屈曲部が形成されていることを特徴とする。
本発明の端子付きボビンでは、ボビンの端子固定部に、第3方向における端子固定部の外面から第3方向の内側に向かって窪む凹部が形成されており、凹部に配置される端子ピンの、端子ピンガイド部と端子ピン保持穴との間の部分に、第3方向の内側に屈曲した屈曲部が形成されている。そのため、本発明では、ボビンから端子ピンが抜ける方向である第1方向の力が端子ピンに作用したときに、凹部の第1方向側の面に屈曲部を接触させて、端子ピンの抜けを防止することが可能になる。すなわち、本発明では、ボビンに固定された端子ピンのボビンからの抜けを防止することが可能になる。
本発明において、端子ピンガイド部は、端子固定部の第1方向側の面と凹部とに通じるガイド穴であることが好ましい。このように構成すると、端子固定部の第1方向側の面から端子ピン保持穴まで端子ピンを差し込むときに、ガイド穴を利用して、端子ピンを端子ピン保持穴に容易に差し込むことが可能になる。
本発明において、端子ピンガイド部および端子ピン保持穴は、第3方向における端子固定部の外側部分に形成されていることが好ましい。このように構成すると、端子ピンガイド部および端子ピン保持穴が第3方向における端子固定部の中心側に形成されている場合と比較して、直線状に形成される端子ピンを第3方向の内側に屈曲させる際の屈曲作業が容易になる。
本発明において、凹部の、第1方向側の面は、平面状の第1側面と、第1側面よりも第2方向側かつ第3方向の内側に配置される平面状の第2側面とを備え、第1側面と第2側面との間には、平面状の段差面が形成され、第3方向における屈曲部の先端は、段差面よりも第3方向の内側に配置され、屈曲部は、第2側面と段差面との境界に接触していることが好ましい。このように構成すると、ボビンから端子ピンが抜ける方向である第1方向の力が端子ピンに作用したときの、端子ピンの抜けを防止することが可能になるとともに、端子ピンのがたつきを防止することが可能になる。
また、この場合には、凹部の、第2方向側の面は、平面状の第3側面と、第3側面よりも第1方向側かつ第3方向の内側に配置される平面状の第4側面とを備え、第3側面と第4側面との間には、第3側面の第3方向の内側端に繋がる平面状の第2段差面と、第3方向の内側に向かうにしたがって第1方向側へ向かうように傾斜するとともに第2段差面の第1方向端と第3方向における第4側面の外側端とに繋がる傾斜面とが形成され、第3方向における屈曲部の先端は、第2段差面よりも第3方向の内側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、屈曲部が形成される位置に傾斜面を配置することで、端子ピンを屈曲させて屈曲部を形成する際の、凹部の第2方向側の面と屈曲部との接触を防止することが可能になる。したがって、端子ピンを屈曲させて屈曲部を形成する際に、第2側面と段差面との境界に屈曲部が接触するまで、端子ピンを屈曲させることが可能になり、その結果、第2側面と段差面との境界に屈曲部を確実に接触させることが可能になる。
本発明において、第3方向における凹部の外側端には、第3方向の外側に向かうにしたがって広がるように傾斜する面取り部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、第3方向の内側に向かって凹部に屈曲用の治具を挿入して、直線状に形成された端子ピンを屈曲させる際に、凹部に屈曲用の治具を挿入しやすくなる。
本発明の端子付きボビンは、筒部に巻回されるコイルを備えるコイル部品に用いることができる。このコイル部品では、ボビンに固定された端子ピンのボビンからの抜けを防止することが可能になる。
また、この場合には、コイルの端部は、端子ピンに巻かれて固定される固定部となっており、コイルの、筒部に巻回される部分を巻回部とすると、コイルの、固定部と巻回部との間には、コイルの一部分がたるんでいるたるみ部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、コイルの、固定部と巻回部との間の部分に過剰な引張り応力が作用するのを防止することが可能になり、その結果、コイルの断線を防止することが可能になる。
本発明の端子付きボビンを備えるコイル部品は、このコイル部品を有し筒状に形成されるステータと、駆動用磁石を有しステータの内周側に配置されるロータと、少なくともロータの外周面とステータの内周面との間に配置される略有底円筒状の隔壁を有する隔壁部材と、ロータの軸方向における隔壁の外側で隔壁に固定される回路基板と、ステータおよび回路基板を覆う樹脂製の樹脂封止部材とを備え、端子ピンは、回路基板に向かって突出しており、端子ピンの先端側は、回路基板に半田付けされて固定されているモータに用いることができる。
このモータでは、たとえば、ステータおよび回路基板が固定された隔壁部材を金型内に配置し、この金型内に樹脂材料を注入して硬化させることで樹脂封止部材を形成する際に、回路基板とボビンとの間に大きな成形圧が作用して、ボビンから端子ピンが抜ける方向の力が端子ピンに作用しても、ボビンからの端子ピンの抜けを防止することが可能になる。また、ボビンからの端子ピンの抜けを防止することが可能になるため、回路基板の反りを抑制することが可能になる。
本発明の端子付きボビンを備えるコイル部品は、たとえば、2本の端子ピンのそれぞれの一端側部分が、端子固定部に形成される2個の端子ピンガイド部のそれぞれを通過して端子固定部に形成される2個の端子ピン保持穴のそれぞれに圧入されるように、直線状に形成される2本の端子ピンを端子固定部に差し込んで固定する端子ピン固定工程と、端子ピン固定工程後に、端子固定部から突出する2本の端子ピンのうちの一方の端子ピンの他端側部分にコイルの一端部を巻く第1コイル端部処理工程と、第1コイル端部処理工程後に、筒部にコイルを巻回するコイル巻回工程と、コイル巻回工程後に、端子固定部から突出する2本の端子ピンのうちの他方の端子ピンの他端側部分にコイルの他端部を巻く第2コイル端部処理工程と、第2コイル端部処理工程後に、2本の端子ピンの、凹部に配置される部分を第3方向の内側に屈曲させて屈曲部を形成する屈曲部形成工程とを備えるコイル部品の製造方法によって製造される。
この製造方法では、第1コイル端部処理工程および第2コイル端部処理工程の後に行われる屈曲部形成工程において、2本の端子ピンの、凹部に配置される部分を屈曲させることで、端子ピンに巻かれるコイルの端部と、コイルの、筒部に巻回される部分との間に、たるみを持たせることが可能になる。すなわち、屈曲部形成工程において、コイルの端部が巻かれる端子ピンの他端側部分に触れなくても、コイルの、筒部に巻回される部分と、コイルの端部との間に、たるみを持たせることが可能になる。したがって、コイルの、筒部に巻回される部分と、コイルの端部との間にたるみを持たせる際の、コイルの断線を防止することが可能になる。また、屈曲部形成工程において、屈曲部を形成するのと一緒に、コイルの、筒部に巻回される部分とコイルの端部との間にたるみを持たせることが可能になるため、コイル部品の製造工程を簡素化することが可能になる。
以上のように、本発明の端子付きボビン、コイル部品およびモータでは、ボビンに固定された端子ピンのボビンからの抜けを防止することが可能になる。また、本発明のコイル部品の製造方法では、端子ピンに巻かれるコイルの端部と、コイルの、筒部に巻回される部分との間にたるみを持たせる際の、コイルの断線を防止することが可能になるとともに、コイル部品の製造工程を簡素化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるモータが組み込まれるポンプ装置の断面図である。 図1に示すステータコアの平面図である。 図1に示す端子付きボビンの斜視図である。 図3に示す第1ボビンおよび端子ピンの側面図である。 図3に示す第1ボビンの構成を背面から説明するための部分断面図である。 図2に示すステータコアとなるコア原体の平面図である。 図1に示すモータの製造方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(ポンプ装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるモータ3が組み込まれるポンプ装置1の断面図である。以下の説明では、図1の上側(Z1方向側)を「上」側とし、図1の下側(Z2方向側)を「下」側とする。
本形態のモータ3は、キャンドポンプ(キャンドモータポンプ)と呼ばれるタイプのポンプ装置1に組み込まれて使用されている。ポンプ装置1は、モータ3の動力で回転する羽根車2を備えている。また、モータ3は、ロータ5と、ステータ6と、モータ3を制御するための回路基板4とを備えている。羽根車2、ロータ5、ステータ6および回路基板4は、モータ3の一部を構成するハウジング7と、ハウジング7の上部を覆う上ケース8とによって構成されるケース体の内部に配置されている。ハウジング7と上ケース8とは、図示を省略するネジによって互いに固定されている。
上ケース8には、流体の吸入部8aと、流体の吐出部8bとが形成されている。ハウジング7と上ケース8との間には、吸入部8aから吸入された流体が吐出部8bに向かって通過するポンプ室9が形成されている。また、ハウジング7と上ケース8との接合部分には、ポンプ室9の密閉性を確保するためのシール部材(Oリング)10が配置されている。ハウジング7は、ポンプ室9とステータ6とを隔てるようにポンプ室9とステータ6との間に配置される隔壁11aを有する隔壁部材11と、隔壁部材11の下面および側面を覆う樹脂製の樹脂封止部材12とを備えている。
ロータ5は、駆動用磁石14と、円筒状のスリーブ15と、駆動用磁石14およびスリーブ15を保持する保持部材16とを備えている。保持部材16は、鍔付きの略円筒状に形成されている。駆動用磁石14は、保持部材16の外周側に固定され、スリーブ15は、保持部材16の内周側に固定されている。上側に配置される保持部材16の鍔部16aには、羽根車2が固定されている。羽根車2およびロータ5は、ポンプ室9の内部に配置されている。
ロータ5は、固定軸17に回転可能に支持されている。固定軸17は、固定軸17の軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。すなわち、上下方向は、ロータ5の軸方向である。固定軸17の上端は、上ケース8に保持され、固定軸17の下端は、ハウジング7に保持されている。固定軸17は、スリーブ15の内周側に挿通されている。また、固定軸17には、スリーブ15の上端面に当接するスラスト軸受部材18が取り付けられている。本形態では、スリーブ15がロータ5のラジアル軸受として機能し、スリーブ15およびスラスト軸受部材18がロータ5のスラスト軸受として機能している。
ステータ6は、駆動用のコイル23と、ステータコア24と、ボビン25とを備えており、全体として筒状に形成されている。具体的には、ステータ6は、略円筒状に形成されている。ステータ6は、隔壁11aを介して、ロータ5の外周側に配置されている。すなわち、ロータ5は、ステータ6の内周側に配置されており、ロータ5の外周面とステータ6の内周面との間には隔壁11aが配置されている。また、ステータ6は、ステータ6の軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。
また、ステータ6は、コイル23の端部が絡げられて電気的に接続される複数の端子ピン26を備えている。端子ピン26は、端子ピン26の長手方向と上下方向とが一致するように配置されている。すなわち、端子ピン26は、上下方向と平行に配置されている。ステータ6の具体的な構成については後述する。なお、以下の説明では、ロータ5およびステータ6の径方向を「径方向」とし、ロータ5およびステータ6の周方向(円周方向)を「周方向」とする。
上述のように、隔壁部材11は、隔壁11aを備えている。隔壁11aは、鍔付きの略有底円筒状に形成されており、円筒部11bと底部11cと鍔部11dとを備えている。円筒部11bは、円筒状に形成されており、駆動用磁石14の外周面を覆うように配置されている。底部11cは、円筒部11bの下端を塞ぐ円板状に形成されている。鍔部11dは、円筒部11bの上端から径方向の外側へ広がるように形成されている。
底部11cの上面には、固定軸17の下端側を保持する軸保持部11hが上側へ突出するように形成されている。底部11cの下面には、回路基板4を隔壁部材11に固定するための固定用突起11jが下側へ突出するように形成されている。固定用突起11jは、底部11cの下面の中心に形成されている。また、底部11cの下面には、回路基板4を位置決めするための位置決め用突起11kが下側へ突出するように形成されている。図1に示すように、隔壁11aの内側および上側がポンプ室9となっており、羽根車2およびロータ5は、隔壁11aの内側および上側に配置されている。隔壁11aは、ステータ6および回路基板4の配置箇所へのポンプ室9内の流体の流入を防止する機能を果たしている。
回路基板4は、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板であり、平板状に形成されている。この回路基板4は、回路基板4の厚さ方向と上下方向とが一致するように、コイル23、ステータコア24およびボビン25よりも下側に配置されている。また、回路基板4は、固定用突起11jと位置決め用突起11kとによって径方向において位置決めされた状態で、固定用突起11jにねじ込まれるネジ34によって固定されている。すなわち、回路基板4は、底部11cよりも下側で(すなわち、上下方向における隔壁11aの外側)で底部11cに固定されており、回路基板4は、ポンプ室9の外側に配置されている。回路基板4には、端子ピン26の下端側部分が半田付けされて固定されている。
樹脂封止部材12は、回路基板4およびコイル23等を完全に覆って、回路基板4およびコイル23等を流体から保護するために設けられている。この樹脂封止部材12は、全体として略有底円筒状に形成されており、回路基板4、ステータ6、円筒部11bおよび底部11cを完全に覆っている。また、樹脂封止部材12は、鍔部11dの下面を覆っている。
(ステータの構成)
図2は、図1に示すステータコア24の平面図である。図3は、図1に示す端子付きボビン35の斜視図である。図4は、図3に示す第1ボビン30および端子ピン26の側面図である。図5は、図3に示す第1ボビン30の構成を背面から説明するための部分断面図である。
上述のように、ステータ6は、コイル23とステータコア24とボビン25と端子ピン26とを備えている。ステータコア24は、磁性材料からなる薄い磁性板が積層されて形成された積層コアである。このステータコア24は、図2に示すように、環状に形成される外周環部24aと、外周環部24aから径方向の内側に向かって突出する複数の突極部24bとを備えている。本形態のステータコア24は、6個の突極部24bを備えている。6個の突極部24bは、周方向において一定の間隔で配置されている。なお、ステータコア24が有する突極部24bの数は、6個以外の数であっても良い。
外周環部24aは、上下方向から見たときの外周面の形状が略円形状となり、上下方向から見たときの内周面の形状が略六角形状となる環状に形成されている。外周環部24aの外周面は、ステータコア24の外周面を構成している。また、外周環部24aは、6個の外周部24eによって構成されている。6個の外周部24eのそれぞれには、突極部24bが形成されている。また、周方向における外周部24eの中心に突極部24bが形成されている。
突極部24bは、突極部24bの先端部である突極先端部24cと、突極先端部24cと外周環部24aとを繋ぐ連結部24dとから構成されている。突極先端部24cは、上下方向から見たときに、直線状に形成される連結部24dの先端(径方向内側端)から周方向の両側に向かって伸びる略円弧状に形成されている。径方向における突極先端部24cの内側面は、円筒部11bを介して駆動用磁石14の外周面と対向している。
また、ステータコア24は、直線状に繋がっていた6個の外周部24e(図6参照)を、外周部24eと外周部24eとの境界部分で折り曲げてその端部同士を繋ぐことで形成されるカーリングコアである。すなわち、ステータコア24は、外周環部24aとなる帯状コアと、この帯状コアの一方の面から立ち上がる6個の突極部24bとから構成されるコアの端部同士を繋ぐことで、環状に形成されている。そのため、図2に示すように、周方向における外周部24eの間の1箇所には、つなぎ目24fが形成されている。
ボビン25は、絶縁性材料で形成されている。具体的には、ボビン25は、絶縁性を有する樹脂で形成されている。このボビン25は、突極部24bごとに取り付けられており、ステータ6は、6個のボビン25を備えている。ボビン25は、両端に鍔部を有する鍔付きの筒状に形成されており、筒状に形成されるボビン25の軸方向とステータ6の径方向とが一致するように突極部24bに取り付けられている。また、ボビン25は、上下方向に分割可能な第1ボビン30と第2ボビン31とによって構成されており、第1ボビン30と第2ボビン31とを組み合わせることでボビン25が形成される。第1ボビン30は下側に配置され、第2ボビン31は上側に配置されている。
第2ボビン31は、連結部24dの上端側部分の側面および連結部24dの上面を覆う四角溝状の上側半筒部31aと、上側半筒部31aの径方向の内側端に繋がる内側鍔部31bと、上側半筒部31aの径方向の外側端に繋がる外側鍔部31cとから構成されている。内側鍔部31bは、径方向における上側半筒部31aの内側端から周方向の両側および上側へ広がる鍔状に形成されており、突極先端部24cの上端側部分の外周側を覆っている。外側鍔部31cは、径方向における上側半筒部31aの外側端から周方向の両側および上側へ広がる鍔状に形成されており、外周部24eの一部の上端面と外周部24eの一部の上端側部分の内周側を覆っている。
第1ボビン30は、連結部24dの下端側部分の側面および連結部24dの下面を覆う四角溝状の下側半筒部30aと、下側半筒部30aの径方向の内側端に繋がる内側鍔部30bと、下側半筒部30aの径方向の外側端に繋がる外側鍔部30cとから構成されている。本形態では、下側半筒部30aと上側半筒部31aとによってコイル23が巻回される筒部25a(図3参照)が形成されている。内側鍔部30bは、径方向における下側半筒部30aの内側端から周方向の両側および下側へ広がる鍔状に形成されており、突極先端部24cの下端面および突極先端部24cの下端側部分の外周側を覆っている。
外側鍔部30cは、径方向における下側半筒部30aの外側端から周方向の両側および下側へ広がる鍔状に形成されており、外周部24eの一部を下側から覆う軸方向覆部30dと、外周部24eの一部の下端側部分を内周側から覆う径方向覆部30eとから構成されている。すなわち、外側鍔部30cは、外周部24eの一部の下端面と外周部24eの一部の下端側部分の内周側を覆っている。軸方向覆部30dは、径方向覆部30eの下端に繋がるように形成されている。本形態の軸方向覆部30dは、筒部25aの一端から筒部25aの軸方向に直交する方向へ広がるように形成される端子固定部である。
軸方向覆部30dには、2本の端子ピン26が、周方向において間隔をあけた状態(すなわち、周方向において並んだ状態で)で固定されている。以下の説明では、2本の端子ピン26が並んでいる方向(図3等のX方向)を「左右方向」とし、上下方向と左右方向とに直交する方向(図3等のY方向)を「前後方向」とする。また、前後方向の一方側(Y1方向側)を「前」側、その反対側(Y2方向側)を「後(後ろ)側」とする。なお、本形態では、ステータ6の径方向と前後方向とが一致している。また、前側は、径方向の内側であり、後ろ側は、径方向の外側である。
軸方向覆部30dは、前後方向の厚さが薄い略直方体状に形成されている。前後方向から見たときの軸方向覆部30dの形状は、左右方向を長辺方向とし、上下方向を短辺方向とする長方形状となっている。軸方向覆部30dの下面(下端面)および上面(上端面)は、上下方向に直交する平面状に形成されている。また、軸方向覆部30dの右面(右側面)および左面(左側面)は、左右方向に直交する平面状に形成されている。
軸方向覆部30dには、軸方向覆部30dの左右方向の外面から左右方向の内側に向かって窪む凹部30fが形成されている。すなわち、軸方向覆部30dには、軸方向覆部30dの左側面から右側に向かって窪む凹部30fと、軸方向覆部30dの右側面から左側に向かって窪む凹部30fとが形成されている。凹部30fは、左右方向から見たときの外形が長方形となるように形成されており、凹部30fの上下の両側および凹部30fの前後の両側には、凹部30fを囲む壁面が形成されている。なお、凹部30fは、凹部30fの後ろ側が開口するように形成されていても良い。
図5に示すように、凹部30fの下側の面は、第1側面としての側面30gと、側面30gよりも上側、かつ、左右方向の内側に配置される第2側面としての側面30hとを備えている。側面30g、30hは、上下方向に直交する平面状に形成されている。側面30gと側面30hとの間には、段差面30jが形成されている。段差面30jは、左右方向に直交する平面状に形成されている。側面30gの左右方向の内側端(すなわち、右側に配置される側面30gの左端、および、左側に配置される側面30gの右端)は、段差面30jの下端に繋がり、側面30hの左右方向の外側端(すなわち、右側に配置される側面30hの右端、および、左側に配置される側面30hの左端)は、段差面30jの上端に繋がっている。
凹部30fの上側の面は、第3側面としての側面30kと、側面30kよりも下側、かつ、左右方向の内側に配置される第4側面としての側面30nとを備えている。側面30k、30nは、上下方向に直交する平面状に形成されている。側面30kと側面30nとの間には、第2段差面としての段差面30pと傾斜面30qとが形成されている。段差面30pは、左右方向に直交する平面状に形成されている。傾斜面30qは、左右方向の内側に向かうにしたがって下側へ向かうように傾斜する平面状に形成されている。
側面30kの左右方向の内側端(すなわち、右側に配置される側面30kの左端、および、左側に配置される側面30kの右端)は、段差面30pの上端に繋がっている。傾斜面30qの一端は、側面30nの左右方向の外側端(すなわち、右側に配置される側面30nの右端、および、左側に配置される側面30nの左端)に繋がり、傾斜面30qの他端は、段差面30pの下端に繋がっている。
側面30gの左右方向の内側端と、側面30kの左右方向の内側端とは、左右方向において同じ位置に配置されている。すなわち、段差面30jと段差面30pとは、左右方向において同じ位置に配置されている。また、側面30hの左右方向の内側端と、側面30nの左右方向の内側端とは、左右方向において同じ位置に配置されている。凹部30fの、左右方向における内側の面(すなわち、穴状に形成される凹部30fの底面)は、左右方向に直交する平面状に形成されている。なお、段差面30jと段差面30pとが左右方向においてずれていても良い。また、側面30hの左右方向の内側端と側面30nの左右方向の内側端とが左右方向においてずれていても良い。
左右方向における凹部30fの外側端には、左右方向の外側に向かうにしたがって上下方向の両側へ広がるように傾斜する面取り部30rが形成されている。すなわち、凹部30fの下側の面の、左右方向の外側端(具体的には、側面30gの左右方向の外側端)には、面取り部30rとして、左右方向の外側に向かうにしたがって下側へ向かうように傾斜する傾斜面が形成され、凹部30fの上側の面の、左右方向の外側端(具体的には、側面30kの左右方向の外側端)には、面取り部30rとして、左右方向の外側に向かうにしたがって上側へ向かうように傾斜する傾斜面が形成されている。
軸方向覆部30dの下面と凹部30fとの間には、端子ピン26の一部が配置される端子ピンガイド部としてのガイド穴30sが形成されている。ガイド穴30sは、軸方向覆部30dの下面と凹部30fとに通じる貫通穴である。すなわち、ガイド穴30sは、軸方向覆部30dの下面と凹部30fの下側の面との間を貫通する貫通穴である。具体的には、ガイド穴30sは、軸方向覆部30dの下面と側面30gとの間を貫通する貫通穴である。上下方向から見たときのガイド穴30sの大きさは、端子ピン26の外形よりも大きくなっている。
軸方向覆部30dの、凹部30fの上側の面には、端子ピン26を保持する端子ピン保持穴30tが形成されている。端子ピン保持穴30tは、凹部30fの上側の面から上側に向かって窪むように形成されている。具体的には、端子ピン保持穴30tは、側面30kから上側に向かって窪むように形成されている。端子ピン保持穴30tには、端子ピン26の上端側部分が圧入されている。
ガイド穴30sと端子ピン保持穴30tとは左右方向において同じ位置に配置されている。また、上述のように、ガイド穴30sは、軸方向覆部30dの下面と側面30gの間を貫通するように形成され、端子ピン保持穴30tは、側面30kから上側に向かって窪むように形成されており、ガイド穴30sおよび端子ピン保持穴30tは、左右方向おける軸方向覆部30dの外側部分に形成されている。すなわち、ガイド穴30sおよび端子ピン保持穴30tは、軸方向覆部30dの右端側部分と左端側部分との2箇所に形成されている。
上述のように、軸方向覆部30dには、左右方向において間隔をあけた状態の2本の端子ピン26が固定されている。2本の端子ピン26は、軸方向覆部30dから下側に向かって突出するように軸方向覆部30dに固定されている。すなわち、2本の端子ピン26は、ボビン25の筒部25aの軸方向に直交する方向へ突出するように軸方向覆部30dに固定されている。具体的には、端子ピン26の下端側部分が軸方向覆部30dの下端面よりも下側へ突出するように端子ピン26が軸方向覆部30dに固定されており、端子ピン26は、回路基板4に向かって突出している。端子ピン26の下端側(すなわち、端子ピン26の先端側)は、上述のように、回路基板4に半田付けされて固定されている。
本形態の下方向(Z2方向)は、軸方向覆部30dからの端子ピン26の突出方向である第1方向となっており、上方向(Z1方向)は、第1方向の反対方向である第2方向となっている。また、左右方向(X方向)は、第1方向および第2方向に直交する第3方向となっている。
また、端子ピン26の一部は、ガイド穴30sの中に配置され、端子ピン26の上端側部分は、端子ピン保持穴30tに圧入されて固定されている。凹部30fの中に配置される端子ピン26の、ガイド穴30sと端子ピン保持穴30tとの間の部分には、左右方向の内側に屈曲した屈曲部26aが形成されている。すなわち、軸方向覆部30dの右端側に固定される端子ピン26の、ガイド穴30sと端子ピン保持穴30tとの間の部分には、左側に屈曲した屈曲部26aが形成され、軸方向覆部30dの左端側に固定される端子ピン26の、ガイド穴30sと端子ピン保持穴30tとの間の部分には、右側に屈曲した屈曲部26aが形成されている。
左右方向における屈曲部26aの先端(内側端)は、段差面30j、30pよりも左右方向の内側に配置されている。すなわち、軸方向覆部30dの右端側に配置される屈曲部26aの左端は、軸方向覆部30dの右端側に配置される段差面30j、30pよりも左側に配置され、軸方向覆部30dの左端側に配置される屈曲部26aの右端は、軸方向覆部30dの左端側に配置される段差面30j、30pよりも右側に配置されている。屈曲部26aは、側面30hと段差面30jとの境界に接触している。一方、屈曲部26aと傾斜面30qとの間には、隙間が形成されている。
コイル23は、アルミニウム合金または銅合金からなる導線によって構成されている。このコイル23は、ボビン25の筒部25aに巻回されている。すなわち、コイル23は、筒部25aを介して突極部24bに巻回されており、ステータ6は、6個のコイル23を備えている。コイル23の一端部は、軸方向覆部30dに固定される2本の端子ピン26のうちの一方の端子ピン26の先端側部分(下端側部分)に巻かれて固定されている。コイル23の他端部は、他方の端子ピン26の先端側部分(下端側部分)に巻かれて固定されている。具体的には、コイル23の一端部は、一方の端子ピン26の先端側部分に巻かれた状態で半田付けされて固定され、コイル23の他端部は、他方の端子ピン26の先端側部分に巻かれた状態で半田付けされて固定されている。
端子ピン26の先端側部分に固定されるコイル23の端部を固定部23a(図5参照)とし、コイル23の、筒部25aに巻回される部分を巻回部23b(図1参照)とすると、図5に示すように、コイル23の、固定部23aと巻回部23bとの間には、コイル23の一部分がたるんでいるたるみ部23cが形成されている。本形態では、1個のボビン25と2本の端子ピン26とによって端子付きボビン35が構成されている。また、本形態では、端子付きボビン35と1個のコイル23とによってコイル部品36が構成されており、ステータ6は、6個のコイル部品36を備えている。
(モータの製造方法)
図6は、図2に示すステータコア24となるコア原体54の平面図である。図7は、図1に示すモータ3の製造方法を説明するための図である。
モータ3は、以下のように製造される。まず、2本の端子ピン26のそれぞれを、第1ボビン30の軸方向覆部30dに下側から圧入して固定する(端子ピン固定工程)。具体的には、端子ピン固定工程では、2本の端子ピン26のそれぞれの一端側部分(上端側部分)が、軸方向覆部30dに形成される2個のガイド穴30sのそれぞれを通過して2個の端子ピン保持穴30tのそれぞれに圧入されるように、2本の端子ピン26を軸方向覆部30dに差し込んで固定する。端子ピン固定工程において軸方向覆部30dに固定される端子ピン26には、屈曲部26aは形成されておらず、端子ピン26は、図7に示すように直線状に形成されている。
その後、後述のステータコア形成工程後にステータコア24となるコア原体54(図6参照)に、ボビン25を取り付ける(ボビン取付工程)。コア原体54は、図6に示すように、折曲げ部54aを介して繋がる6個の外周部24eによって構成される直線状の帯状部54bと、6個の外周部24eのそれぞれから帯状部54bの長手方向に直交する方向へ突出する6個の突極部24bとを備えている。ボビン取付工程では、6個の外周部24eおよび突極部24bのそれぞれに、ボビン25を取り付ける。具体的には、6個の外周部24eおよび突極部24bのそれぞれに、端子ピン26が固定された第1ボビン30を下側から取り付けるとともに、第2ボビン31を上側から取り付ける。なお、ボビン取付工程後に、端子ピン固定工程を行っても良い。
その後、ボビン25が取り付けられたコア原体54を巻線機(図示省略)に取り付けて、巻線機でコイル23を巻回する。具体的には、まず、2本の端子ピン26のうちの一方の端子ピン26の他端側部分(下端側部分)にコイル23の一端部を巻く(第1コイル端部処理工程)。その後、ボビン25の筒部25aにコイル23を巻回する(コイル巻回工程)。コイル巻回工程では、図7に示すように、一方の端子ピン26と筒部25aとの間でコイル23が張った状態となるように、筒部25aにコイル23を巻回する。
その後、2本の端子ピン26のうちの他方の端子ピン26の他端側部分(下端側部分)にコイル23の他端部を巻く(第2コイル端部処理工程)。第2コイル端部処理工程では、他方の端子ピン26と筒部25aとの間でコイル23が張った状態となるように、他方の端子ピン26にコイル23の他端部を巻く。第2コイル端部処理工程が終わると、コイル23、ボビン25および端子ピン26が取り付けられたコア原体54を巻線機から取り外す。その後、端子ピン26の他端側部分にコイル23の端部を半田付けして固定する(半田固定工程)。
その後、2本の端子ピン26の、凹部30fに配置される部分を左右方向の内側に屈曲させて屈曲部26aを形成する(屈曲部形成工程)。すなわち、右側に配置される端子ピン26の、凹部30fに配置される部分を左側に屈曲させて屈曲部26aを形成し、左側に配置される端子ピン26の、凹部30fに配置される部分を右側に屈曲させて屈曲部26aを形成する。屈曲部形成工程では、たとえば、左右方向における軸方向覆部30dの両側から屈曲用の治具(図示省略)を凹部30fに挿入し、この治具を用いて端子ピン26の、凹部30fに配置される部分を屈曲させて屈曲部26aを形成する。この治具は、たとえば、空気圧で駆動する。なお、第2コイル端部処理工程後に屈曲部形成工程を行ってから、半田固定工程を行っても良い。
屈曲部形成工程では、直線状の端子ピン26の一部が屈曲するため、端子ピン26の、屈曲部26aよりも下側の部分が上側へ移動する。すなわち、コイル23の端部が固定された端子ピン26の下端側部分が上側へ移動する。具体的には、端子ピン26の上端側部分が端子ピン保持穴30tに圧入されて固定されているため、屈曲部形成工程において、端子ピン26の下端側部分が上側へ移動する。そのため、屈曲部形成工程において、端子ピン26の下端側部分に固定されるコイル23の固定部23aと、ボビン25の筒部25aに巻回されるコイル23の巻回部23bとの間に、たるみ部23cが形成される。
その後、直線状の帯状部54bが環状をなす外周環部24aとなるように、かつ、径方向における外周環部24aの内側へ突極部24bが突出するように、帯状部54bを折曲げ部54aで折り曲げて、帯状部54bの端部同士を溶接等によって繋ぐ(ステータコア形成工程)。ステータコア形成工程が終了すると、ステータ6が完成する。なお、第2コイル端部処理工程後にステータコア形成工程を行ってから、半田固定工程および屈曲部形成工程を行っても良い。また、ステータコア形成工程を行ってから、ボビン取付工程を行い、その後、上述した順番で各工程を行っても良い。
その後、ステータ6の内周側に隔壁11aの円筒部11bを挿入して、ネジ34によって底部11cに回路基板4を固定するとともに、回路基板4に端子ピン26を半田付けして固定する。その後、回路基板4およびステータ6が固定された隔壁部材11を金型内に配置し、この金型内に樹脂材料を注入して硬化させることで樹脂封止部材12を形成する。すなわち、樹脂封止部材12は、回路基板4およびステータ6が固定された状態の隔壁部材11に対して、樹脂材料を射出することで形成される。その後、円筒部11bの内周側にロータ5を配置してから、保持部材16に羽根車2を固定した後、ハウジング7に上ケース8を固定すると、モータ3が完成するとともにポンプ装置1が完成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1ボビン30の軸方向覆部30dに、軸方向覆部30dの左右方向の外面から左右方向の内側に向かって窪む凹部30fが形成され、端子ピン26の、凹部30fの中に配置された部分に、左右方向の内側に屈曲した屈曲部26aが形成されている。また、本形態では、凹部30fの下側の面の一部を構成する側面30hと段差面30jとの境界に屈曲部26aが接触している。そのため、本形態では、ボビン25から端子ピン26が抜ける方向である下方向の力が端子ピン26に作用したときに、端子ピン26の抜けを防止することが可能になる。すなわち、本形態では、ボビン25に固定された端子ピン26のボビン25からの抜けを防止することが可能になる。
特に本形態では、回路基板4およびステータ6が固定された隔壁部材11を金型内に配置し、この金型内に樹脂材料を注入して硬化させることで樹脂封止部材12が形成されているため、樹脂封止部材12の形成時に金型内に注入される樹脂材料の注入圧によって、回路基板4とボビン25との間に大きな成形圧が作用し、回路基板4を下側へ押し下げる力が回路基板4に作用して、回路基板4に下端側部分が固定された端子ピン26がボビン25から抜けるおそれがあるが、本形態では、ボビン25からの端子ピン26の抜けを防止することが可能になる。また、本形態では、ボビン25からの端子ピン26の抜けを防止することが可能になるため、回路基板4の反りを抑制することが可能になる。
また、本形態では、屈曲部26aが、側面30hと段差面30jとの境界に接触しているため、下方向の力が端子ピン26に作用したときの端子ピン26のがたつきを防止することが可能になる。また、本形態では、凹部30fの上側の面に、傾斜面30qが形成されており、屈曲部26aと傾斜面30qとの間に隙間が形成されているため、屈曲部形成工程において、端子ピン26を屈曲させて屈曲部26aを形成する際に、凹部30fの上側の面と屈曲部26aとの接触を防止して、側面30hと段差面30jとの境界に屈曲部26aを確実に接触させることが可能になる。
本形態では、ガイド穴30sおよび端子ピン保持穴30tは、左右方向おける軸方向覆部30dの外側部分に形成されており、端子ピン26は、左右方向おける軸方向覆部30dの外側部分に配置されている。そのため、本形態では、左右方向おける軸方向覆部30dの中心側に端子ピン26が配置されている場合と比較して、屈曲部形成工程において、直線状に形成される端子ピン26を左右方向の内側へ容易に屈曲させることが可能になる。すなわち、左右方向おける軸方向覆部30dの中心側に端子ピン26が配置されている場合と比較して、屈曲部形成工程において、凹部30fに対する屈曲用の治具の挿入量を小さくすることが可能になるため、端子ピン26の屈曲作業が容易になる。
また、凹部30fに対する屈曲用の治具の挿入量を小さくすることが可能になるため、たとえば、凹部30fに挿入される屈曲用の治具が細い治具であっても、治具の損傷を防止することが可能になる。また、本形態では、左右方向における凹部30fの外側端に面取り部30rが形成されているため、屈曲部形成工程において、屈曲用の治具を凹部30fに挿入しやすくなる。
本形態では、端子ピン26の上端側部分が圧入されて固定される端子ピン保持穴30tの下側にガイド穴30sが形成されている。そのため、本形態では、端子ピン固定工程において、軸方向覆部30dの下面から端子ピン保持穴30tまで端子ピン26の上端側部分を差し込むときに、ガイド穴30sを利用して、端子ピン保持穴30tに端子ピン26を容易に差し込むことが可能になる。
本形態では、端子ピン26の下端側部分に固定されるコイル23の固定部23aと、ボビン25の筒部25aに巻回されるコイル23の巻回部23bとの間に、たるみ部23cが形成されている。そのため、本形態では、コイル23の、固定部23aと巻回部23bとの間の部分に過剰な引張り応力が作用するのを防止することが可能になり、その結果、コイル23の断線を防止することが可能になる。
本形態では、屈曲部形成工程において、コイル23の固定部23aとコイル23の巻回部23bとの間にたるみ部23cが形成されており、コイル23の端部が固定される端子ピン26の下端側部分に触れることなく、たるみ部23cが形成されている。そのため、本形態では、たるみ部23cを形成する際の、コイル23の断線を防止することが可能になる。また、本形態では、屈曲部形成工程において、屈曲部26aが形成されるとともにたるみ部23cが形成されているため、コイル部品36の製造工程を簡素化することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、ガイド穴30sおよび端子ピン保持穴30tは、左右方向おける軸方向覆部30dの外側部分に形成されているが、ガイド穴30sおよび端子ピン保持穴30tは、左右方向における軸方向覆部30dの中心側に形成されても良い。また、上述した形態では、端子ピン26の一部が配置される端子ピンガイド部は、ガイド穴30sであるが、端子ピンガイド部は、たとえば、2本の端子ピン26の左右方向の内側または外側のみに配置されるガイド面であっても良い。
上述した形態では、側面30kと側面30nとの間に傾斜面30qが形成されているが、側面30kと側面30nとの間に傾斜面30qが形成されていなくても良い。この場合には、側面30kの左右方向の内側端が段差面30pの上端に繋がり、側面30nの左右方向の外側端が段差面30pの下端に繋がるように段差面30pが形成される。また、上述した形態では、側面30gと側面30hとの間に段差面30jが形成されているが、側面30gと側面30hとが同一平面上に配置されて、段差面30jが形成されていなくても良い。同様に、側面30kと側面30nとが同一平面上に配置されて、段差面30pおよび傾斜面30qが形成されていなくても良い。
上述した形態では、端子ピン26が固定されたボビン25がステータコア24の突極部24bに取り付けられた後にコイル23が巻回されてコイル部品36が完成しているが、端子ピン26が固定されたボビン25にコイル23が巻回されてコイル部品36が完成した後に、突極先端部が形成されていないステータコアの突極部にコイル部品36が取り付けられても良い。また、上述した形態では、ボビン25は、上下方向に分割可能な第1ボビン30と第2ボビン31とによって構成されているが、ボビン25は、上下方向に分割できない一体型のものであっても良い。
上述した形態では、ステータコア24は、カーリングコアであるが、ステータコア24は、周方向において複数に分割されたコアが組み合わされることで形成されるいわゆる分割コアであっても良い。また、ステータコア24は、環状に形成される薄い磁性板が積層されて形成される一体型の環状コアであっても良い。また、上述した形態では、6個の第1ボビン30および第2ボビン31は、突極部24bごとに分割されているが、6個の第1ボビン30が一体で形成され、6個の第2ボビン31が一体で形成されても良い。すなわち、6個のコイル部品36が一体で形成されても良い。
上述した形態では、モータ3は、ポンプ装置1に使用されているが、モータ3は、ポンプ装置1以外に使用されても良い。また、上述した形態では、コイル部品36は、ステータ6の内周側にロータ5が配置されたいわゆるインナーロータ型のモータ3に使用されているが、コイル部品36は、ステータ6の外周側にロータ5が配置されたいわゆるアウターロータ型のモータに使用されても良い。また、上述した形態では、コイル部品36は、モータ3で使用されているが、コイル部品36は、発電機で使用されても良い。
3 モータ
4 回路基板
5 ロータ
6 ステータ
11 隔壁部材
11a 隔壁
12 樹脂封止部材
14 駆動用磁石
23 コイル
23a 固定部
23b 巻回部
23c たるみ部
25 ボビン
25a 筒部
26 端子ピン
26a 屈曲部
30d 軸方向覆部(端子固定部)
30f 凹部
30g 側面(第1側面)
30h 側面(第2側面)
30j 段差面
30k 側面(第3側面)
30n 側面(第4側面)
30p 段差面(第2段差面)
30q 傾斜面
30r 面取り部
30s ガイド穴(端子ピンガイド部)
30t 端子ピン保持穴
35 端子付きボビン
36 コイル部品
X 第3方向
Z1 第2方向
Z2 第1方向

Claims (10)

  1. コイルが巻回される筒状の筒部を有するボビンと、前記ボビンに固定される端子ピンとを備え、
    前記ボビンは、前記筒部の一端から前記筒部の軸方向に直交する方向へ広がるように形成される端子固定部を備え、
    前記端子ピンは、前記端子固定部から突出するように前記端子固定部に固定され、
    前記端子固定部からの前記端子ピンの突出方向を第1方向とし、第1方向の反対方向を第2方向とし、第1方向および第2方向に直交する方向を第3方向とすると、
    前記端子固定部には、第3方向における前記端子固定部の外面から第3方向の内側に向かって窪む凹部が形成され、
    前記端子固定部の第1方向側の面と前記凹部との間には、前記端子ピンの一部分が配置される端子ピンガイド部が形成され、
    前記凹部の第2方向側の面には、前記端子ピンを保持する端子ピン保持穴が前記凹部の第2方向側の面から第2方向に向かって窪むように形成され、
    前記凹部に配置される前記端子ピンの、前記端子ピンガイド部と前記端子ピン保持穴との間の部分には、第3方向の内側に屈曲した屈曲部が形成されていることを特徴とする端子付きボビン。
  2. 前記端子ピンガイド部は、前記端子固定部の第1方向側の面と前記凹部とに通じるガイド穴であることを特徴とする請求項1記載の端子付きボビン。
  3. 前記端子ピンガイド部および前記端子ピン保持穴は、第3方向における前記端子固定部の外側部分に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の端子付きボビン。
  4. 前記凹部の、第1方向側の面は、平面状の第1側面と、前記第1側面よりも第2方向側かつ第3方向の内側に配置される平面状の第2側面とを備え、
    前記第1側面と前記第2側面との間には、平面状の段差面が形成され、
    第3方向における前記屈曲部の先端は、前記段差面よりも第3方向の内側に配置され、
    前記屈曲部は、前記第2側面と前記段差面との境界に接触していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の端子付きボビン。
  5. 前記凹部の、第2方向側の面は、平面状の第3側面と、前記第3側面よりも第1方向側かつ第3方向の内側に配置される平面状の第4側面とを備え、
    前記第3側面と前記第4側面との間には、前記第3側面の第3方向の内側端に繋がる平面状の第2段差面と、第3方向の内側に向かうにしたがって第1方向側へ向かうように傾斜するとともに前記第2段差面の第1方向端と第3方向における前記第4側面の外側端とに繋がる傾斜面とが形成され、
    第3方向における前記屈曲部の先端は、前記第2段差面よりも第3方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項4記載の端子付きボビン。
  6. 第3方向における前記凹部の外側端には、第3方向の外側に向かうにしたがって広がるように傾斜する面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の端子付きボビン。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の端子付きボビンと、前記筒部に巻回される前記コイルとを備えることを特徴とするコイル部品。
  8. 前記コイルの端部は、前記端子ピンに巻かれて固定される固定部となっており、
    前記コイルの、前記筒部に巻回される部分を巻回部とすると、前記コイルの、前記固定部と前記巻回部との間には、前記コイルの一部分がたるんでいるたるみ部が形成されていることを特徴とする請求項7記載のコイル部品。
  9. 請求項7または8記載のコイル部品を有し筒状に形成されるステータと、駆動用磁石を有し前記ステータの内周側に配置されるロータと、少なくとも前記ロータの外周面と前記ステータの内周面との間に配置される略有底円筒状の隔壁を有する隔壁部材と、前記ロータの軸方向における前記隔壁の外側で前記隔壁に固定される回路基板と、前記ステータおよび前記回路基板を覆う樹脂製の樹脂封止部材とを備え、
    前記端子ピンは、前記回路基板に向かって突出しており、
    前記端子ピンの先端側は、前記回路基板に半田付けされて固定されていることを特徴とするモータ。
  10. 請求項7または8記載のコイル部品の製造方法であって、
    2本の前記端子ピンのそれぞれの一端側部分が、前記端子固定部に形成される2個の前記端子ピンガイド部のそれぞれを通過して前記端子固定部に形成される2個の前記端子ピン保持穴のそれぞれに圧入されるように、直線状に形成される2本の前記端子ピンを前記端子固定部に差し込んで固定する端子ピン固定工程と、
    前記端子ピン固定工程後に、前記端子固定部から突出する2本の前記端子ピンのうちの一方の前記端子ピンの他端側部分に前記コイルの一端部を巻く第1コイル端部処理工程と、
    前記第1コイル端部処理工程後に、前記筒部に前記コイルを巻回するコイル巻回工程と、
    前記コイル巻回工程後に、前記端子固定部から突出する2本の前記端子ピンのうちの他方の前記端子ピンの他端側部分に前記コイルの他端部を巻く第2コイル端部処理工程と、
    前記第2コイル端部処理工程後に、2本の前記端子ピンの、前記凹部に配置される部分を第3方向の内側に屈曲させて前記屈曲部を形成する屈曲部形成工程とを備えることを特徴とするコイル部品の製造方法。
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