JP2017179084A - 部品搬送用粘着シート及び部品搬送用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品汚染の問題、カバーテープ等の剥離の問題、設備が複雑化、大型化するとの問題、等を有しない部品搬送用粘着シート及び部品搬送用部材を提供する。【解決手段】部品搬送用粘着シート1について、基材層2及び次の粘着層3を有するものとする。粘着層3は、ウレタン組成物を主成分としアルキルピリジニウム塩を含み、トルエン浸漬試験の結果、ソーダライムガラスに対する粘着力試験の結果が次のとおりとなる。トルエン浸漬試験において、溶解度((浸漬前質量−浸漬後質量)×100/浸漬前)が15以上50以下。トルエンに溶解した物質が、分子量30万以下質量/(浸漬前質量−浸漬後質量)≧0.005、分子量3千以下質量/分子量30万以下質量≦0.5。粘着力試験において、粘着力=0.01〜1N/25mm。(24時間静置後の粘着力−粘着力)×100/X1≦200。【選択図】図1

Description

本発明は、キャリアテープ等として使用することができる部品搬送用粘着シート及び部品搬送用部材に関するものである。
従来、チップコンデンサ等の電気電子部品を搬送する際には、いわゆるキャリアテープが使用されていた(例えば、特許文献1等参照。)。キャリアテープは、複数のポケットが備わる基材シートと、この基材シートの表面に貼付されるカバーテープと、から主になる。チップコンデンサ等は基材シートのポケットに収納され、ポケットはカバーテープによって覆われる。したがって、チップコンデンサ等は、搬送中にポケットから飛び出すことがなく、キャリアテープに確実に保持され続ける。また、チップコンデンサ等が静電気によって損傷するのを予防するために、カバーテープには、必要により、帯電防止剤が内添される。
このようなキャリアテープは、現在では汎用化されているが、問題が全くないわけではない。例えば、帯電防止剤がカバーテープからブリードアウトしてチップコンデンサ等を汚染してしまう可能性がある。また、粘着力の低下を原因としてカバーテープが基材シートから剥がれてしまう可能性もある。この点、カバーテープを基材シートにヒートシールするタイプのキャリアテープも存在するが、この場合は、ヒートシールするための装置が必要になり、設備が複雑化、大型化する。
特開2012−210968号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、部品汚染の問題、カバーテープ等の剥離の問題、設備が複雑化、大型化するとの問題、等を有しない部品搬送用粘着シート及び部品搬送用部材を提供することにある。
本発明者等は、種々の検討を重ねた結果、帯電防止剤としてアルキルピリジニウム塩を使用し、かつ当該アルキルピリジニウム塩と混合する物質の種類や分子量を制御することで、アルキルピリジニウム塩の相溶性が高くなり、ブリードアウトによる汚染の問題が生じにくくなることを知見した。この知見を発展させたのが、以下に示す本発明の課題を解決するための手段である。
(請求項1に記載の態様)
基材層と、この基材層の片面又は両面に形成された粘着層と、を有し、
前記粘着層は、
ウレタン組成物を主成分とし、アルキルピリジニウム塩を含み、
トルエン浸漬試験の結果が下記のとおりとなり、
ソーダライムガラスに対する粘着力試験の結果が下記のとおりとなる、
ことを特徴とする部品搬送用粘着シート。
(トルエン浸漬試験)
(1)溶解度が15以上50以下。
溶解度=(W1−W2)×100/W1
W1:トルエンに浸漬する前の前記粘着層の質量
W2:トルエンに浸漬した後の前記粘着層の質量
(2)トルエンに溶解した物質が、次の条件を満たす。
W3/(W1−W2)≧0.005
W4/W3≦0.5
W3:質量平均分子量が300000以下の物質の質量(ポリスチレン換算)
W4:質量平均分子量が3000以下の物質の質量(ポリスチレン換算)
(粘着力試験)
X1=0.01〜1N/25mm
(X2−X1)×100/X1≦200
X1:引張速度300mm/分、剥離角度180°で剥離した際の粘着力
X2:150℃で30分間加熱し、次いで23℃50%RH環境下に24時間静置した後、X1と同一の条件で剥離した際の粘着力
(請求項2に記載の態様)
ソーダライムガラスに対する糊残り試験の結果が下記のとおりとなる、
請求項1に記載の部品搬送用粘着シート。
(糊残り試験)
引張速度5mm/分、剥離角度180°で剥離した際の前記ソーダライムガラスへの糊残りが生じない。
(請求項3に記載の態様)
前記アルキルピリジニウム塩のアルキル基が、炭素数20以下である、
請求項1又は請求項2に記載の部品搬送用粘着シート。
(請求項4に記載の態様)
アクリル樹脂を主成分とする被着体から剥離した際の剥離帯電圧が、0.4kV以下である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品搬送用粘着シート。
(請求項5に記載の態様)
前記部品が、電気電子部品である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品搬送用粘着シート。
(請求項6に記載の態様)
請求項1〜5のいずれか1項に記載の部品搬送用粘着シートと、
前記粘着層に剥離可能に貼付される剥離シートと、を有する、
ことを特徴とする部品搬送用部材。
本発明によると、部品汚染の問題、カバーテープ等の剥離の問題、設備が複雑化、大型化するとの問題、等を有しない部品搬送用粘着シート及び部品搬送用部材となる。
部品搬送用粘着シートの断面図である。 部品搬送用部材の断面図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
(部品搬送用粘着シート)
図1に示すように、本形態の部品搬送用粘着シート(以下、単に「粘着シート」ともいう。)1は、基材層2と、この基材層2の片面(図1の(1))又は両面(図1の(2))に形成された粘着層3と、を主に有する。
基材層2は、好ましくは、透明フィルムである。
透明フィルムとしては、各種樹脂からなるフィルムを使用することができる。各種樹脂として、例えば、ポリエステル系、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリビニルアルコール系、エチレンビニルアルコール系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、アクリル系、アセテート系、ポリアクリロニトリル系、ポリエーテルスルホン系、ポリエーテルエーテルケトン系、ポリアリレート系、ポリフェニレンサルファイド系、ポリエーテルイミド系、ポリサルフォン系、の樹脂等を使用することができる。
ただし、透明性及びコストの点からは、ポリエステル系、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリカーボネート系、ポリイミド系、ポリビニルアルコール系、エチレンビニルアルコール系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリエーテルスルホン系、ポリアミド系、アクリル系、アセテート系の樹脂を使用するのが好ましい。
基材層2の厚さは、好ましくは6〜300μm、より好ましくは12〜125μm、特に好ましくは25〜100μmである。厚さが6μmを下回ると、基材のこし(剛性)が弱いため搬送工程においてシワの発生や、チップコンデンサ等の部品を乗せた際の取り扱い性が低下する。他方、300μmを上回ると、ロール状に巻く際に大径化するのが困難であり搬送効率が著しく低下する。以上、要するに、基材層3の厚さが上記範囲から外れると、キャリアテープ等として使用するのに適さなくなる。
基材層2には、コロナ放電処理、防汚処理、等の表面処理を施すことができる。
基材層2は、複数の層からなるものとすることができる。この場合、そのうちの1又は2以上の層を、反射防止層、ハードコート層、帯電防止層、防汚層、易接着層、等の機能層とすることができる。
粘着層3は、ウレタン組成物を主成分(好ましくは、50質量%以上。)とし、帯電防止剤としてアルキルピリジニウム塩を含む。
粘着層3の厚さは、好ましくは5〜100μm、より好ましくは8〜75μm、特に好ましくは10〜50μmである。粘着層3の厚さが5μmを下回ると、チップコンデンサ等の部品に対する粘着力が不十分になる可能性がある。他方、粘着層3の厚さが100μmを上回っても粘着力は大きく変わらず経済的でなく、逆に、粘着層3が基材層2からはみ出す原因になる可能性がある。
ウレタン組成物としては、好ましくは、ポリウレタンポリオールを含有する主剤に、多官能イソシアネートを含有する硬化剤を配合した2液混合型のウレタン組成物を使用する。このウレタン組成物においては、主剤たるポリウレタンポリオールを硬化剤たる多官能イソシアネートによって適切な架橋密度に架橋することができる。
ポリウレタンポリオールは、好ましくは、ポリオール及び多官能イソシアネートにジアミン等の鎖延長剤を反応させたウレタン・ウレア結合型である。
ポリオールとしては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、等を使用することができる。
多官能イソシアネートとしては、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、等を使用することができる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、フェニレンジイソシアネート、ジフェニルジイソシアネート、トルイレンジイソシアネート、トリイソシアネートトルエン、トリイソシアネートベンゼン、ジフェニルエーテルジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、等を使用することができる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、等を使用することができる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、ジイソシアネートジメチルベンゼン、ジイソシアネートジエチルベンゼン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、等を使用することができる。
脂環族ポリイソシアネートとしては、例えば、シクロペンタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ビス(イソシネートメチル)シクロヘキサン、トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、等を使用することができる。
ポリウレタンポリオールの数平均分子量は、好ましくは10,000〜300,000、より好ましくは20,000〜280,000、特に好ましくは30,000〜250,000である。数平均分子量が10,000を下回ると、凝集性が低くなることを原因としてチップコンデンサ等の保持性が低下する。他方、数平均分子量が300,000を上回ると、初期粘着力が低くなることを原因としてチップコンデンサ等の保持性が低下する。
ポリウレタンポリオールは、溶剤を含有させて希釈することができる。溶剤としては、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、キシレン、アセトン等、を使用することができる。
硬化剤たる多官能イソシアネートとしては、ポリウレタンポリオールを製造するために使用することができる多官能イソシアネートと同様のものを使用することができる。
硬化剤たる多官能イソシアネートの配合量は、固形分換算で、ポリウレタンポリオール100質量部に対して、好ましくは0.5〜8.0質量部、より好ましくは1.0〜7.8質量部、特に好ましくは2.0〜7.5質量部である。配合量が0.5質量部を下回ると、架橋反応が十分でないことを原因として未架橋のポリウレタンポリオールがチップコンデンサ等の部品を汚染する可能性がある。他方、配合量が8.0質量部を上回ると、初期粘着力が低下し、コンデンサ等の保持性が低下する可能性がある。
帯電防止剤たるアルキルピリジニウム塩の含有量は、例えば0.05〜15質量%、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜8質量%である。含有量が15質量%を上回ると、ブリードアウトや糊残りが生じやすくなり、また、裁断等の加工をした際に浸み出しが生じやすくなる。他方、含有量が0.05質量%を下回ると、帯電防止効果が不十分になる可能性がある。
アルキルピリジニウム塩のアルキル基は、好ましくは炭素数20以下、より好ましくは炭素数18以下、特に好ましくは炭素数15以下である。炭素数が20を上回ると、相溶性が悪化する。
アルキルピリジニウム塩としては、例えば、1−ペンチル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘプチル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ノニル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−デシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ウンデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ドデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−トリデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−テトラデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ペンタデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキサデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘプタデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−オクタデシル−2−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ペンチル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘプチル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ノニル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−デシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ウンデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ドデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−トリデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−テトラデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ペンタデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキサデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘプタデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−オクタデシル−3−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ペンチル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘプチル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ノニル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−デシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ウンデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ドデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−トリデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−テトラデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ペンタデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘキサデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−ヘプタデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート、1−オクタデシル−4−メチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミダート2−トリメチルシロキシメチル−1−オクチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、2−トリメチルシロキシメチル−1−オクチルピリジニウム=へキサフルオロホスフェート、3−トリメチルシロキシメチル−1−オクチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、4−トリメチルシロキシメチル−1−オクチルピリジニウム=ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド1−オクチル−4−メチルピリジニウム=ヘキサフルオロホスファート、1−ノニル−4−メチルピリジニウム=ヘキサフルオロホスファート、1−デシル−4−メチルピリジニウム=ヘキサフルオロホスファート、等を使用することができる。
粘着層3には、ウレタン組成物及び帯電防止剤以外の成分が含まれていてもよい。具体的には、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、等の樹脂が含まれていてもよい。また、例えば、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、腐食防止剤、粘着付与剤(タッキファイヤー)、可塑剤、軟化剤、充填剤、着色剤、顔料、難燃剤、等の添加剤が含まれていてもよい。
粘着層3は、アクリル樹脂を主成分とする被着体から剥離した際の剥離帯電圧が、好ましくは0.4kV以下、より好ましくは0.3kV以下、特に好ましくは0.2kV以下である。剥離帯電圧が0.4kVを上回ると、電気的な衝撃によってチップコンデンサ等の損傷を引き起こす。
なお、剥離帯電圧を下げるためには、帯電防止剤の添加量を増やしたり、帯電防止処理したフィルムを使用したりすればよい。他方、剥離帯電圧を上げるためには、帯電防止剤の添加量を減らせばよい。
(トルエン浸漬試験)
粘着層3は、トルエン浸漬試験の結果が下記のとおりとなる。
溶解度が15以上50以下、好ましくは16以上48以下、より好ましくは17以上45以下である。溶解度が15を下回ると、アルキルピリジニウム塩の相溶性が低くなり経時でのブリードアウト等を引き起こす可能性がある。他方、溶解度が50を上回ると、粘着層3が部品5へ転移し易くなり汚染性が増す。なお、溶解度を下げるためには、硬化剤の量を増やせばよい。他方、溶解度を上げるためには、硬化剤の量を減らせばよい。
溶解度は、次の式によって得られた値である。
溶解度=(W1−W2)×100/W1
W1:トルエンに浸漬する前の前記粘着層の質量
W2:トルエンに浸漬した後の前記粘着層の質量
また、トルエンに溶解した物質は、次の条件を満たす。
W3/(W1−W2)≧0.005、好ましくは≧0.006、より好ましくは≧0.007である。また、W4/W3≦0.5、好ましくは≦0.48、より好ましくは≦0.45である。W3/(W1−W2)<0.005であると、アルキルピリジニウム塩の相溶性が悪くブリードアウト等が発生し易くなる。また、W4/W3>0.5であると、粘着層3が部品5に移転し易くなる。
なお、「W3/(W1−W2)」を下げるためには、硬化剤の添加量を増せばよい。他方、「W3/(W1−W2)」を上げるためには、硬化剤の添加量を減らせばよい。また、「W4/W3」を下げるためには、ポリウレタンポリオール溶液作製時に未反応成分を限りなく減らせばよい。他方、「W4/W3」を上げるためには、ポリウレタンポリオール溶液作製時に未反応成分を増やせばよい。
以上において、W3は、重量平均分子量が300000以下の物質の質量(ポリスチレン換算)である。また、W4は、重量平均分子量が3000以下の物質の質量(ポリスチレン換算)である。
(粘着力試験)
粘着層3は、ソーダライムガラスに対する粘着力試験の結果が下記のとおりとなる。
X1=0.01〜1N/25mm、好ましくは0.03〜0.8N/25mm、より好ましくは0.05〜0.5N/25mmである。また、(X2−X1)×100/X1≦200、好ましくは≦180、より好ましくは≦150である。X1<0.01N/25mmであると、部品5の保持性が低く脱落などの問題が発生する可能性がある。他方、X1>1N/25mmであると、ピックアップがし難くなる可能性がある。また、(X2−X1)×100/X1>200であると、ピックアップがより困難になる可能性がある。
なお、X1は、引張速度300mm/分、剥離角度180°で剥離した際の粘着力である。また、X2は、150℃で30分間加熱し、次いで23℃50%RH環境下に24時間静置した後、X1と同一の条件で剥離した際の粘着力である。
以上において、X1を下げるためには、硬化剤の量を増やせばよい。他方、X1を上げるためには、硬化剤の量を減らせばよい。さらに、「(X2−X1)×100/X1」を下げるためには、ウレタン組成物の配合量を適宜調節すればよい。
(糊残り試験)
粘着層3は、ソーダライムガラスに対する糊残り試験の結果が下記のとおりとなる。
引張速度5mm/分、剥離角度180°で剥離した際のソーダライムガラスへの糊残りが生じない。糊残りが生じると搬送後に部品5をピックアップした際に汚損が発生する可能性がある。
なお、糊残りを減らすためには、粘着層3を薄くすることや、未反応成分を少なくする
ことで対応することができる。また、帯電防止剤のブリードアウトを抑制するのも効果的である。
(全光線透過率)
粘着シート1は、全光線透過率が、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、特に好ましくは80%以上である。全光線透過率が60%を下回ると、基材層2側から部品を識別しにくくなる。また、全光線透過率が60%を下回ると、異物が混入していた場合においても、当該異物を判別しにくくなる。
(部品搬送用部材)
図2に示すように、本形態の部品搬送用部材10は、上記の粘着シート1と、粘着層3に剥離可能に貼付される剥離シート4と、を主に有する。
剥離シート4は、部品5を取外し可能に固定(仮固定)した後の粘着層3に貼付される。剥離シート4が貼付されることで、粘着層3及び部品5が保護される。
剥離シート4としては、例えば、オレフィン系シート、フッ素系シート、シリコーン系シートや、紙、合成紙、不織布等のウェブ上に各種樹脂を積層した複合シート、等を使用することができる。
剥離シート4の粘着層3からの剥離力は、好ましくは3〜500mN/50mm、より好ましくは10〜400mN/50mm、特に好ましくは15〜300mN/50mmである。剥離力が3mN/50mmを下回ると、搬送時に容易に剥離して保護機能を十分に発現できない可能性がある。他方、剥離力が500mN/50mmを上回ると、剥離シート4を剥離する際に粘着シート1に過分な力が加わり、部品5が落ちてしまう可能性がある。
なお、剥離力の調整には粘着層と剥離層との相性を鑑みる必要がある。
(製造方法)
部品搬送用部材10を製造するにあたっては、基材層2にウレタン組成物を塗工して粘着層3を形成する。この粘着層3が乾燥したら、当該粘着層3上に、適宜、部品5を仮固定する。そして、当該部品5及び粘着層3を覆うように粘着層3に剥離シート4を貼り合わせる。これにより、部品搬送用部材10が得られる。
ただし、部品搬送用部材10の製造方法は、以上の方法に限定されない。例えば、剥離シート4にウレタン組成物を塗布して粘着層3を形成し、乾燥後の粘着層3に基材層2を貼り合わせるという方法によることもできる。
ウレタン組成物の塗工は、例えば、コンマコーター、リップコーター、カーテンコーター、リバースロールコーター、ナイフコーター、バーコーター、スロットダイコーター、エアーナイフコーター、リバースグラビアコーター、バリオグラビアコーター、等の塗工装置を使用して行うことができる。
(部品)
粘着シート1、あるいは部品搬送用部材10による搬送の対象となる部品5は、特に限定されない。ただし、部品5が静電気による損傷が大きな問題となるチップコンデンサ等の電気電子部品の場合は、本発明の効果がいかんなく発揮される。
次に、本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロートが備わる4口フラスコに、ポリエステルポリオールP−1010(2官能ポリエステルポリオール、OH価112、分子量1,000、クラレ株式会社製)81質量部、ポリエーテルポリオールG−3000B(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、分子量3,000、ADEKA株式会社製)101質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート(住化バイエルウレタン株式会社製)19質量部、トルエン134質量部、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05質量部、2−エチルヘキサン酸錫0.02質量部を仕込み、100℃まで徐々に昇温し2時間反応させた。IRで残存イソシアネート基の消滅を確認した上で冷却し反応を終了することで、ポリウレタンポリオール溶液を得た。このポリウレタンポリオール溶液は、無色透明で不揮発分60%、粘度3,800cps、Mn=28,000、Mw=88,000であった。
得られたポリウレタンポリオール溶液100質量部に対して、炭素数10〜30である脂肪酸エステルとしてパルミチン酸イソプロピル(IPP)を8.3質量部、イソシアネート基を有する化合物としてヘキサメチレンジイソシアネートトリメチロールプロパンアダクト体75質量部、酢酸エチル溶液16.7質量部、帯電防止剤としてアルキルピリジニウム塩3.2質量部を配合し、ウレタン組成物を得た。
得られたウレタン組成物は、剥離紙に対して乾燥塗膜が10μmになるように塗工し、100℃で2分間乾燥させて粘着層を形成した。乾燥後の粘着層には、ポリエチレンテレフタレートフィルム(膜厚50μm)を貼付し、室温で1週間経過させて粘着シート(試料)を得た。
得られた粘着シートについて、各種物性を測定し、また、各種試験を行った。結果は、表1〜4に示した。なお、W1(トルエンに浸漬する前の粘着層の質量)、W2(トルエンに浸漬した後の粘着層の質量)、剥離帯電圧は、以下の条件に従って得た。また、汚染性・糊残り性の試験、及びピックアップ容易性の試験は、以下の条件に従って行った。
(W1,W2)
(1)200メッシュの金網を用意し、秤量する(Wa)。
(2)粘着シートを金網に貼り付け、全体の質量を秤量する(Wb)。
(3)粘着シートをトルエンに浸漬し、密栓した後、40℃で24時間放置する。
(4)粘着シートを取り出し、110℃雰囲気下で30分間乾燥した後、秤量する(Wc)。
(5)粘着シートから金網を外し、さらにポリエチレンテレフタレートフィルムから粘着層を除去して、PETフィルムの質量を秤量する(Wd)。
上記(Wa)〜(Wd)及び下記式によってW1及びW2を得た。
W1=Wb−Wa−Wd
W2=Wc−Wa−Wd
(剥離帯電)
粘着シート(試料)を130mm×100mmに裁断後、ハードコートフィルム(株式会社有沢製作所製:HA1115)のハードコート層に2kg荷重のローラーを一往復させることで圧着した。そして、剥離速度15m/分、剥離角度180°でハードコートフィルムを粘着シートから剥離した際の剥離帯電圧を静電気センサー(株式会社キーエンス製:SK−200、 SK−030)を使用して測定した。
(汚染性・糊残り性)
粘着シート(試料)を25mm×150mmに裁断後、ソーダライムガラス(旭硝子株式会社製:フロート板ガラス)に2kg荷重のローラーを一往復させることで圧着した。ソーダライムガラスとしては、エタノールで表面を拭くことで洗浄し、23℃50%RH環境下で30分自然乾燥させたものを使用した。圧着後の粘着シートは、恒温器(エスペック株式会社製:PH−200)にて150℃で30分間加熱した。加熱後の粘着シートは、室温にて24時間保持した後、引張速度5mm/分、剥離角度180・で剥離し、ソーダライムガラス表面への糊残りの有無を目視で評価した。評価基準は、以下のとおりとした。
○:目視で確認できる付着物がある場合
△:貼付した試料の淵の型が目視で確認できる場合
×:貼付した面に複数の付着物が目視で確認できる場合
(ピックアップ容易性)
23℃50%RH環境下で5mgの板状分銅を高さ10cmから粘着層に自然落下させ24時間静置した後、バキュームピンセットを用いてピックアップ容易性を評価した。評価基準は、以下のとおりとした。
○:すぐにピックアップできた場合
△:3秒の吸着時間をおき、ゆっくりピックアップできた場合
×:3秒を超えてもピックアップできなかった場合
(その他の実施例及び比較例)
実施例1について、粘着シートの成分及び各種物性を変化させて、粘着シート(試料)を得た。得られた粘着シートについて、実施例1と同様の試験を行った。結果は、表1〜4に示した。

Figure 2017179084
Figure 2017179084
Figure 2017179084
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本発明は、キャリアテープ等として使用することができる部品搬送用粘着シート及び部品搬送用部材として適用可能である。
1 部品搬送用粘着シート
2 基材層
3 粘着層
4 剥離シート
5 電気電子部品
10 部品搬送用部材

Claims (6)

  1. 基材層と、この基材層の片面又は両面に形成された粘着層と、を有し、
    前記粘着層は、
    ウレタン組成物を主成分とし、アルキルピリジニウム塩を含み、
    トルエン浸漬試験の結果が下記のとおりとなり、
    ソーダライムガラスに対する粘着力試験の結果が下記のとおりとなる、
    ことを特徴とする部品搬送用粘着シート。
    (トルエン浸漬試験)
    (1)溶解度が15以上50以下。
    溶解度=(W1−W2)×100/W1
    W1:トルエンに浸漬する前の前記粘着層の質量
    W2:トルエンに浸漬した後の前記粘着層の質量
    (2)トルエンに溶解した物質が、次の条件を満たす。
    W3/(W1−W2)≧0.005
    W4/W3≦0.5
    W3:質量平均分子量が300000以下の物質の質量(ポリスチレン換算)
    W4:質量平均分子量が3000以下の物質の質量(ポリスチレン換算)
    (粘着力試験)
    X1=0.01〜1N/25mm
    (X2−X1)×100/X1≦200
    X1:引張速度300mm/分、剥離角度180°で剥離した際の粘着力
    X2:150℃で30分間加熱し、次いで23℃50%RH環境下に24時間静置た後、X1と同一の条件で剥離した際の粘着力
  2. ソーダライムガラスに対する糊残り試験の結果が下記のとおりとなる、
    請求項1に記載の部品搬送用粘着シート。
    (糊残り試験)
    引張速度5mm/分、剥離角度180°で剥離した際の前記ソーダライムガラスへの糊残りが生じない。
  3. 前記アルキルピリジニウム塩のアルキル基が、炭素数20以下である、
    請求項1又は請求項2に記載の部品搬送用粘着シート。
  4. アクリル樹脂を主成分とする被着体から剥離した際の剥離帯電圧が、0.4kV以下である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品搬送用粘着シート。
  5. 前記部品が、電気電子部品である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品搬送用粘着シート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の部品搬送用粘着シートと、
    前記粘着層に剥離可能に貼付される剥離シートと、を有する、
    ことを特徴とする部品搬送用部材。
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