JP2017177172A - 冷却制御方法及び冷却装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、冷却時のスケール厚は、矯正後のスケール厚と考えてよく、先に述べた通り、矯正後のスケール厚は、矯正前に測定されたスケール厚を用いて求めることが出来る。
先に述べたとおり、冷却時のスケール厚が変化することで、遷移沸騰突入温度も変化する。このため、図4(B)で、膜沸騰領域62と遷移沸騰領域64の境界点(図中、黒丸で表示)である遷移沸騰突入温度が、冷却時のスケール厚が変わることで変化する。また、矯正前のスケール厚により、矯正後のスケール厚を求め、冷却時のスケール厚を求めることが出来る。熱伝達特性60では、矯正前に測定されたスケール厚により求める遷移沸騰突入温度が変化するときの、膜沸騰領域62、遷移沸騰領域64及び核沸騰領域66と、その境界とが示されているデータとなっている。
測定距離(L):矯正後スケール測定装置54から加速冷却装置24まで距離
必要計算時間(Tc):加速冷却装置24内での搬送速度の演算に要する時間
余裕時間(Ta):粗計算やその他で考えられる誤差を考慮した時間
よって、計算時間を確保しつつ、冷却時のスケール厚による影響を加味した冷却モデルを用いることができて、高精度の冷却計算を実現できる。
図7は、実施例と比較例との比較を示す試験結果である。
12 鋼板
18 矯正装置
23 制御装置
24 加速冷却装置(冷却手段の一例)
52 矯正前スケール測定装置(矯正前スケール測定手段の一例)
54 矯正後スケール測定装置(矯正後スケール測定手段の一例)
56 対応関係
60 熱伝達特性
Claims (10)
- 熱間圧延した鋼板を矯正後に冷却する冷却制御方法であって、
矯正後の鋼板を冷却水で冷却する際に、鋼板表面の沸騰形態が膜沸騰領域となる温度または熱伝達特性を、少なくとも矯正前に測定された鋼板のスケール厚を用いて予測し、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性に基づいて、熱間圧延した鋼板を矯正後に冷却する冷却制御方法。 - 請求項1に記載の冷却制御方法において、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量を用いて予測する冷却制御方法。 - 請求項2に記載の冷却制御方法において、
矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量に基づいて、あらかじめ求めた対応関係を用いて、矯正後のスケール厚を予測値として求め、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、前記予測値を用いて予測する冷却制御方法。 - 請求項3に記載の冷却制御方法において、
矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量に基づいて、あらかじめ求めた対応関係を用いて、矯正後のスケール厚を予測値として求め、矯正後に測定した鋼板のスケール厚の測定値と前記予測値との差が、予め定めた規定範囲内であるか否に応じて、矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量と、矯正後のスケール厚の予測値との対応関係を修正し、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、前記あらかじめ求めた対応関係または修正された対応関係を用いて求めた、前記予測値を用いて予測する冷却制御方法。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷却制御方法において、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、矯正後に測定された鋼板のスケール厚を用いて予測し、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性に基づいて、熱間圧延した鋼板を矯正後に冷却する冷却制御が可能か否かを、鋼板の搬送速度に基づいて判断し、
この判断結果が否定の場合、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、少なくとも矯正前に測定された鋼板のスケール厚を用いて予測し、
前記判断結果が肯定の場合、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、矯正後に測定された鋼板のスケール厚を用いて予測し、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性に基づいて熱間圧延した鋼板を矯正後に冷却する冷却制御方法。 - 熱間圧延した鋼板を矯正後に冷却する冷却装置であって、
矯正後の鋼板を冷却水で冷却する冷却手段と、
矯正前の鋼板のスケール厚を測定する矯正前スケール測定手段と、
鋼板表面の沸騰形態が膜沸騰領域となる温度または熱伝達特性を予測する冷却予測手段と、
矯正後の鋼板を冷却水で冷却制御する冷却制御手段と、を備え、
矯正前の鋼板のスケール厚を前記矯正前スケール測定手段で測定し、
矯正後の鋼板を冷却水で冷却する際に、鋼板表面の沸騰形態が膜沸騰領域となる温度または熱伝達特性を、少なくとも矯正前に測定された鋼板のスケール厚を用いて前記冷却予測手段で予測し、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性に基づいて、前記冷却制御手段を用いて冷却制御し、前記冷却手段により冷却を行う冷却装置。 - 請求項6に記載の冷却装置において、
熱間圧延した鋼板を矯正するときの圧下量を矯正前に取得する圧下量取得手段を備え、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正するときの圧下量を用いて前記冷却予測手段で予測する冷却装置。 - 請求項7に記載の冷却装置において、
矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量に基づいて、あらかじめ求めた対応関係を用いて、矯正後のスケール厚を予測値として求め、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、前記予測値を用いて前記冷却予測手段で予測する冷却装置。 - 請求項8に記載の冷却装置において、
矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量に基づいて、あらかじめ求めた対応関係を用いて、矯正後のスケール厚を予測値として求め、
矯正後に測定した鋼板のスケール厚の測定値と前記予測値との差が、予め定めた規定範囲内であるか否に応じて、矯正前に測定された鋼板のスケール厚及び矯正時の圧下量と、矯正後のスケール厚の予測値との対応関係を修正し、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、前記あらかじめ求めた対応関係または修正された対応関係を用いて求めた、前記予測値を用いて前記冷却予測手段で予測する冷却装置。 - 請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の冷却装置において、
矯正後の鋼板のスケール厚を測定する矯正後スケール測定手段と、
前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、矯正後に測定された鋼板のスケール厚を用いて予測し、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性に基づいて、熱間圧延した鋼板を矯正後に冷却する冷却制御が可能か否かを、鋼板の搬送速度に基づいて判断する冷却制御判断手段と、を備え、
該冷却制御判断手段による判断結果が否定の場合、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、少なくとも矯正前に測定された鋼板のスケール厚を用いて前記冷却予測手段で予測し、
前記判断結果が肯定の場合、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性を、矯正後に測定された鋼板のスケール厚を用いて前記冷却予測手段で予測し、前記膜沸騰領域となる温度または前記熱伝達特性に基づいて、前記冷却制御手段を用いて冷却制御し、前記冷却手段により冷却を行う冷却装置。
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