JP2017175230A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置に入力する画像データの階調値を所定の目標特性の画像が形成されるように補正する場合において、補正後の画像データに基づいて形成される画像の品質低下を効果的に防止する。
【解決手段】 印刷データをレンダリング処理して得られた各色プレーンの画像データと、印刷データに含まれるオブジェクトの描画属性に基づく各画素の属性データとに基づき、補正切替部253が、所定判定単位毎に、階調補正処理に際して最高階調値を持つ画素の階調値を維持するか否かを決定し、階調補正処理部222が、その決定に応じて、画像の目標特性と画像形成手段に実際に形成させた画像の特性とに従って生成した第1階調補正データ241と、画像データの最高階調値を補正後も維持する補正内容を規定するように第1階調補正データ241を改変して生成した第2階調補正データ242とから選択した補正データに従った階調補正を行うようにした。
【選択図】 図4

Description

この発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来から、入力画像データに対応する画像を記録材上に形成する画像形成装置において、環境変動や耐久による装置特性の変動にかかわらず画像品質を安定化するための手法が用いられている。一般的にキャリブレーションと呼ばれているこの手法では、画像形成装置を起動させて、ある特定の階調テストパターンを記録材上に形成した後、形成された階調テストパターンの濃度を、測色機等の画像読み取り手段にて読み取る。そして、その読み取り結果を、画像データに対する階調補正(ガンマ補正と呼ばれることも多い)等の画像形成条件を決定する動作にフィードバックする。
このようなキャリブレーションについては、例えば特許文献1に記載されている。
しかし、従来のキャリブレーションの仕組みにおいては、画像データの最高階調値(100%)の部分に対しても、階調補正を行う。これは基本的なキャリブレーションの仕組みとしては正しい動きではあるが、画像形成装置が形成する画像の最高濃度は常に一定であるという前提に基づいたものである。しかし実際には、環境や経時変動の影響を受けることで、画像の最高濃度には幾分のブレが発生してしまう。
ここで、実際に稼働している画像形成装置における画像の最高濃度が理想値(目標値)より上ブレしている場合には、キャリブレーションを実施すると、原稿内の最高階調値(100%)の画像データは幾分小さい階調値(例えば98%)に補正されてしまう。これは、最高階調値の入力に対し理想濃度の画像を形成するためには、幾分階調値を下げる補正を行う必要があるためである。
こういった現象により、例えば黒文字や線分のように原稿データ上で最高階調値を指定している部分であっても、階調補正後の階調値が最高階調値とならない可能性がある。この場合、その後のハーフトーン処理等を通して、本来ベタで印刷されるべき部分にも網点が掛かって見えてしまうということが起こり得る。よって、原稿データの最高階調値部分の印刷結果にドット抜けが存在し得ることとなり、最終的に得られる印刷物としては特に文字や線の精細度が変わってしまうという品質劣化を招き、画質面で狙い通りのものが得られないことがある、という問題があった。
特許文献1には、こういった問題に対し、キャリブレーション時の画像形成出力結果の実測値の最高濃度が予め保持された目標値の最高濃度を超える場合に、所定階調値以上の階調値についての目標値を変更することが提案されている。しかしながら、このように目標値を変更してしまうと、所定階調値以上の階調値について、当初の目標値を反映させたキャリブレーションが十分に行うことができない場合がある。このため、画像の色味が想定と変わってしまい、このことが画像品質の低下につながる場合があるという問題があった。
従って、当初の目標値に従った補正を行うか、最高階調値の箇所のドット抜けを防止するための対応を行うかを、種々の条件を考慮して適切に決定することが望ましいと言える。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に入力する画像データの階調値を所定の目標特性の画像が形成されるように補正する場合において、補正後の画像データに基づいて形成される画像の品質低下を効果的に防止できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の画像処理装置は、画像形成すべき文書の内容を示す印刷データに基づきレンダリング処理を行って、画像形成手段に画像形成を実行させるための複数色プレーンの画像データを生成すると共に、上記印刷データに含まれるオブジェクトの描画属性に基づき、その生成した画像データの各画素の属性を示す属性データを生成するレンダリング手段と、上記各色プレーンの画像データと上記属性データとに基づき、上記画像データの階調補正処理に際して最高階調値を持つ画素の階調値を維持するか否かを所定判定単位毎に決定する決定手段と、上記各色プレーンの画像データに対して階調補正を行う階調補正手段とを設け、上記階調補正手段が、上記決定手段による決定に従い、上記所定判定単位毎に、上記画像データに従って上記画像形成手段により形成される画像の特性を所定の目標特性に合わせるための第1補正データと、上記第1補正データを、最高階調値を持つ画素の階調値を補正後も維持する補正内容を規定するように改変した第2補正データとのいずれかを選択し、その選択した補正データに従って上記階調補正を行うようにしたものである。
上記構成によれば、画像形成装置に入力する画像データの階調値を所定の目標特性の画像が形成されるように補正する場合において、補正後の画像データに基づいて形成される画像の品質低下を効果的に防止することができる。
この発明の画像処理装置の実施形態を含む画像形成システムの一例の構成を示す図である。 図1に示したDFEのハードウェア構成を示す図である。 図1に示した画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示したDFEが備える、画像形成装置に文書の印刷を実行させるための機能の構成を示す図である。 図1に示したDFEによる属性データの作成例を示す図である。 その別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。 印刷品質設定画面の表示例を示す図である。 図1に示したDFEが備える、階調パッチシートを印刷するための機能の構成を示す図である。 図1に示したDFEが備える、階調パッチシートに基づき各階調補正データを生成するための機能の構成を示す図である。 階調補正データについて説明するための図である。 図1に示したDFEにおける階調補正データの記憶状態の例を示す図である。 図1に示したDFEが実行する、最高階調値の維持要否を決定する処理のフローチャートである。 同じく、画像データに対する階調補正処理のフローチャートである。 実施形態の効果について説明するための図である。
以下、この発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、この発明の画像処理装置の実施形態を含む画像形成システムの一例の構成を示す。
図1に示す画像形成システム1は、PC(パーソナルコンピュータ)100、プリンタ制御装置(DFE:Digital Front End)200、および画像形成装置300を備える。測色機400は、DFE200に接続可能であるが、通常の画像形成動作には使用しないため、画像形成システム1の一部であると捉えることも、画像形成システム1の外部の装置であると捉えることもできる。
以上のうち、PC100は、ユーザの操作に従い、画像形成装置300やDFE200に対して種々の動作の実行を指示する機能を備える。PC100が指示可能な動作には、画像形成装置300に実行させる印刷や、DFE200に実行させる補正データの生成が含まれる。
DFE200は、この発明の画像処理装置の実施形態であり、PC100からの指示に従い、画像形成装置300に印刷を実行させるための画像データ及び設定情報を生成して画像形成装置300へ供給する機能を備える。DFE200は、画像形成装置300を制御する画像形成制御装置としての機能も備える。また、PC100からの指示に従って、画像データの階調値を補正するための補正データである階調補正データを生成する機能も備える。
画像形成装置300は、DFE200から入力される画像データに従い画像を用紙等の記録材上に形成する機能を備える。ここでは、画像の形成はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のトナーを用いた電子写真方式のカラー印刷により行うものとするが、インクを用いるもの等、他の方式も採用可能である。色数もこれに限られず、蛍光色等のトナーを加えた5色以上を用いるものでも、モノクロでもよい。
測色機400は、任意の対象物の画像を読み取り、その画像に含まれる色とその濃度を測定し、その結果を外部装置へ出力する機能を備える。ここでは、この測色機400は、画像形成装置300に印刷出力させた階調パッチ画像中に含まれる、各階調値と対応する階調パッチの濃度を測定し、その測定結果をDFE200へ供給するための濃度測定手段として用いる。測色機400は、後述する補正データの生成を行う場合のみDFE200に接続されていればよい。
次に、図2に、図1に示したDFE200のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、DFE200は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD(ハードディスクドライブ)204、通信I/F(インタフェース)205、操作部206、表示部207を備え、これらをシステムバス208により接続した構成としている。
そして、CPU201が、RAM203をワークエリアとしてROM202あるいはHDD204に記憶されたプログラムを実行することにより、DFE200全体を制御し、各図面を用いて後述するものをはじめとする種々の機能を実現する。
ROM202及びHDD204は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU201が実行する各種プログラムや後述する各種データを格納している。
通信I/F205は、PC100、画像形成装置300及び測色機400等の外部装置と通信するためのインタフェースである。通信方式は、ネットワークを介したものでも、専用線を用いるものでも、ピアツーピアの無線通信でも、任意のものを採用すればよい。通信相手によって通信方式が異なっていてもよい。
操作部206は、ユーザからの操作を受け付けるための操作手段である。各種ボタンやスイッチの他、タッチパネルを備え、表示部207が表示するGUI(グラフィカルユーザインタフェース)に対する操作を受け付けることも考えられる。
表示部207は、上記GUIの他、DFE200の動作状態や設定内容、メッセージ等をユーザに提示するための提示手段であり、液晶ディスプレイやランプ等を備える。
なお、DFE200がユーザからの操作を直接受ける必要がない(通信I/F205を介して接続されたPC100等の外部装置により操作を受け付けたり情報の提示を行ったりすればよい)場合には、操作部206や表示部207を設けなくてよい。
なお、PC100も、具体的な性能は異なってよいが、図2に示したものと同趣旨のハードウェア構成を有する。
次に、図3に、図1に示した画像形成装置300のハードウェア構成を示す。
図3に示すように、画像形成装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、通信I/F305、操作部306、表示部307、エンジンI/F308を備え、これらをシステムバス310により接続した構成としている。また、エンジンI/F308にはプリントエンジン309が接続される。
これらのうち、CPU301〜表示部307は、図2に示したCPU201〜表示部207と同趣旨の構成要素である。もちろん、具体的な構造は異なって構わない。
エンジンI/F308は、プリントエンジン309をシステムバス310に接続し、CPU301から制御可能とするためのインタフェースである。また、プリントエンジン309は、画像データに基づき用紙等の記録材上に画像を形成する画像形成手段である。
次に、図4に、図1に示したDFE200が備える、画像形成装置300に文書の印刷を実行させるための機能の構成を示す。これらの各部の機能は、CPU201に所要のプログラムを実行させることにより実現しても、専用のハードウェアにより実現しても、それらの組み合わせであってもよい。
図4に示すように、DFE200は、PC100から受信した文書データに基づき画像形成装置300に送信して画像形成に使用させる画像データを生成するための構成として、レンダリング部221、階調補正処理部222及びハーフトーン処理部223を備える。
ここで、PC100が画像形成装置300に文書の印刷を実行させる場合、PC100は、印刷命令及び印刷に用いる印刷設定(集約、変倍、両面、面付けなど)と共に、印刷すべき文書の文書データを送信してくる。この文書データは、文書の内容を示すデータであり、例えばページ記述言語を用いて作成することができる。
レンダリング部221は、この文書データと印刷設定とに基づきレンダリング処理を実行し、画像形成装置300に画像形成させるべき文書の画像データを生成する機能を備える。このレンダリング処理は、レンダリング手順の処理であり、ページ記述言語の解釈、ベクタラスタ変換、RGBからCMYKへの色変換等の処理が含まれる。
カラーの画像形成を行う場合、レンダリング部221は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色の色版(プレーン)の画像データを生成する。データ量は、例えば1200dpi(ドット・パー・インチ)×8ビット×4プレーンである。モノクロの画像形成を行う場合には、Kの画像データのみ生成する。
また、レンダリング部221は、印刷データに含まれる描画対象のオブジェクトの描画属性に基づき、生成した画像データの各画素の属性を示す属性データを生成する。
印刷データには、描画すべきオブジェクトとその位置、色等のデータが含まれるが、その各オブジェクトには、テキスト(Text)、ラインアート(LineArt)、スムースシェード(Smooth Shade)、イメージ(Image)等の種別や、トラッピング、オーバープリント等の描画属性も指定されている。標準的なDTP(DeskTop Publishing)アプリケーションを用いて文書を編集する場合には、これらの属性をオブジェクト毎に設定することができる。そして、レンダリング処理においては、画像データ中に、文書データに含まれる各オブジェクトと対応する画素を描画していく。
このとき、オブジェクトの種別や描画属性によって描画の仕方が異なる。また、後段の階調補正処理において最高階調値の画素の階調値を維持すべきか否かも異なる。そこで、この維持要否の判断に供するため、レンダリング部221は、上記の画像データに加え、画像データの各画素に、どの種別のオブジェクトを、どの描画属性に従って描画したかを示す属性データを生成する。
図5A乃至図5Cに、属性データの作成例を示す。いずれの例でも、黒い「Text」の文字列からなる、種別が「テキスト」であるオブジェクト501と、薄いシアン(図はモノクロのためグレーで表記した)の長方形状の、種別が「ラインアート」であるオブジェクト502とを重ねて描画した状態の例を示す。また、オブジェクト501がオブジェクト502より手前にある。ただし、各図でオブジェクト501の描画属性が異なるため、描画結果はそれぞれ異なる。また、オブジェクト501の黒は、各色プレーンの階調値を、最高階調値を100とした相対値で表記して、(C,M,Y,K)=(0,0,0,100)の色であるとする。オブジェクト502の薄いシアンは、同じく(C,M,Y,K)=(50,0,0,0)の色であるとする(以降は単に各プレーンの階調値の相対値のみ記載する)。
図5Aの例では、オブジェクト501の描画属性が特に設定されておらず、このため、2つのオブジェクトが重なる部分では、手前側のオブジェクト501のみが描画され、奥側のオブジェクト502は描画されない。すなわち、矢印Bで示す、オブジェクト501のテキストがオブジェクト502と重なる位置の画素における各プレーンの階調値は、オブジェクト501の色のみが反映された(0,0,0,100)となる。
図5Bの例では、オブジェクト501に「オーバープリント」の描画属性が指定されている。この場合、2つのオブジェクトが重なる部分では、2つのオブジェクトが重ねて描画される。すなわち、矢印Bで示す位置の画素における各プレーンの階調値は、オブジェクト501の色とオブジェクト502の色の双方が反映された(50,0,0,100)となる。
図5Cの例では、オブジェクト501に「トラッピング」の描画属性が指定されている。この場合、オブジェクト501を、描画属性なしの場合に比べて少し太らせて(周囲にドットを付加して)描画し、奥側のオブジェクト502を図5Aの場合と同じく描画することにより、2つのオブジェクトが若干重なるように描画を行う。
図5Cにおいて、丸囲みの中は、オブジェクト501とオブジェクト502の境界付近を拡大した図である。破線503が、描画属性がない場合の境界線であり、それより内側の、矢印Bで示す位置の画素の階調値は、オブジェクト501の色のみが反映された(0,0,0,100)となる。また、破線503より外側で黒く表記した矢印B′で示す箇所が、トラッピングにより追加された画素であり、この部分は2つのオブジェクト501,502が重なって、双方の色が反映された(50,0,0,100)の階調値となる。矢印Cで示す位置の画素には、オブジェクト501の描画は影響せず、オブジェクト502の色のみが反映された(50,0,0,0)の階調値となる。
また、図5A乃至図5Cでは、矢印A〜C(図5CではさらにB′)で示す位置の画素の属性データを示している。各属性データは4ビットであり、第1ビットがオーバープリントフラグ511、第2ビットがトラッピングフラグ512、第3ビット及び第4ビットがオブジェクト種別513である。
オーバープリントフラグ511は、「オーバープリント」の描画属性により複数のオブジェクトを重ねて描画した重なり画素でオン(1)にし、それ以外の画素でオフ(0)にするフラグである。
トラッピングフラグ512は、「トラッピング」の描画属性によりドットを付加した付加画素でオン(1)にし、それ以外の画素でオフ(0)にするフラグである。
オブジェクト種別513、該当の画素で最前面に描画されたオブジェクトの種別を示すデータである。ここでは、イメージを「00」、テキストを「01」、ラインアートを「10」、スムースシェードを「11」により表している。
図5A乃至図5Cの例のいずれでも、矢印Aで示す画素は、テキストのオブジェクト501が描画されており、描画属性の影響を受けていないため、属性データは「0001」となる。矢印Cで示す画素は、ラインアートのオブジェクト502が描画されており、やはり描画属性の影響を受けていないため、属性データは「0010」となる。
矢印Bで示す画素は、最前面にはオブジェクト501が位置し、図5Aの例では描画属性を受けていないため、属性データは矢印Aで示す画素と同じ「0001」である。しかし、図5Bの例では「オーバープリント」の描画属性のためオブジェクト501とオブジェクト502とを重ねて描画した領域であるため、オーバープリントフラグ511がオンになり属性データは「1001」となる。図5Cの例では、オブジェクト501に「トラッピング」の描画属性が設定されているが、付加画素の位置ではないため属性データは矢印Aで示す画素と同じ「0001」である。矢印B′で示す画素は、付加画素であるためトラッピングフラグ512がオンになり属性データが「0101」になる。付加画素においても、最前面にはオブジェクト501が描画されていると考えてよい。
レンダリング部221は、以上の4ビットの属性データを、画像データの各画素と対応付けて作成する。画像データと同じ画素数で、1200dpi×4ビット×1プレーンのデータを作成すればよい。このような属性データは、タグビットプレーンとして生成することができる。
図4の説明に戻ると、階調補正処理部222は、レンダリング部221が生成した画像データに対し、色毎に、階調補正データに従った階調補正処理を行う階調補正手段の機能を備える。この補正は、環境や経時変動等により、同じ階調値に基づき画像形成装置300で形成される画像の濃度が変動することを考慮し、文書の画像データに含まれる各画素の階調値と対応する所定の目標濃度の画像が形成されるように、画像形成装置300に送信する画像データの階調値を調整するものである。
ここで用いる階調補正データは、第1階調補正データ241と第2階調補正データ242のいずれかから選択する。いずれの階調補正データも、処理対象として入力される画像データにおける各画素の階調値(入力階調値)をどの階調値(出力階調値)に変換するかを、入力階調値毎に規定したデータである。以上の階調補正処理が、階調手順に該当する。
詳細は図9及び図10を用いて後述するが、第1階調補正データ241は、予め保持している目標特性と、画像形成装置300のプリントエンジン309に実際に形成させた画像の特性とに従い定めたオリジナルの階調補正データである。一方、第2階調補正データ242は、入力階調値が最高階調値である場合に出力階調値においてもその最高階調値を維持する(最高階調値を変化させない変換内容を規定する)ように第1階調補正データ241を改変して生成された代替用の階調補正データである。
なお、以上の階調補正データは、第1階調補正データ241と第2階調補正データ242のいずれも画像データの色毎に用意することが望ましく、ここでは色毎であるとする。そして、階調補正処理部222での階調補正処理も、プレーン毎に、当該プレーンの色と対応する階調補正データを用いて行う。しかし、複数色、あるいは全色について共通のデータを用いることも妨げられない。
階調補正処理部222が第1階調補正データ241と第2階調補正データ242のいずれを選択するかは、後述する補正切替部253からの指示に従って定める。従って、階調補正処理部222は、補正切替部253からの選択指示があってから階調補正処理を行う。また、階調補正処理部222は、画像データの画素毎に、その画素の階調補正に適用する補正データを選択することができる。
ハーフトーン処理部223は、階調補正処理部222による補正後の各プレーンの画像データに基づき、各画素の階調を網点により表現するハーフトーン画像の画像データ(例えば1画素2ビットのデータ)をプレーン毎に生成するハーフトーン処理機能を備える。各画素の階調値とそれに対応するハーフトーン画像との関係は、ハーフトーンデータ243として予め登録しておく。複数のハーフトーンデータ243を用意しておき、そのうちどのデータを用いるかを、印刷設定に従って選択できるようにしてもよい。なお、ハーフトーンデータ243において、最高階調値の画素はベタ画像に変換する旨が規定される。
DFE200は、ハーフトーン処理部223による処理後の画像データと、画像形成装置300における印刷動作に反映させるべき両面有無等の印刷設定を、画像形成装置300に送信する。画像形成装置300は、この画像データ及び印刷設定に従い、記録材上に画像を形成する。
また、DFE200は、画像データ記憶部251、属性データ記憶部252、補正切替部253、オブジェクト種別指定部254、適用色指定部255を備える。これらの各部は、階調補正処理部222における階調補正処理の際に最高階調値を持つ画素の階調値を維持するか否かを決定する決定手段の機能と、その決定に応じて、階調補正処理部222に対し第1階調補正データ241と第2階調補正データ242のいずれを選択するかを画素毎に指示する機能を実現するものである。なお、以後の説明において、用語を単純化するため、特に断らない限り、「最高階調値を持つ画素の階調値を維持する」ことを、「最高階調値を維持する」ということにする。
画像データ記憶部251は、レンダリング部221が生成した各プレーンの画像データを記憶する機能を備える。
属性データ記憶部252は、レンダリング部221が生成した属性データを記憶する機能を備える。
オブジェクト種別指定部254は、補正切替部253に対し、最前面のオブジェクトがどの種別のものである場合に最高階調値を維持するかを指定する機能を備える。
適用色指定部255は、補正切替部253に対し、画像形成に用いる色のうち、最高階調値の維持を行う色と、行わない色とを指定する機能を備える。
補正切替部253は、階調補正処理部222に対し、画像データの各画素の階調補正処理に、第1階調補正データ241と第2階調補正データ242のどちらを選択して用いるかを指示する機能を備える。この指示を行う補正切替部253と、指示に従って選択を行う階調補正処理部222とが、選択手段に該当する。また、この選択の処理が選択手順に該当する。
また、補正切替部253は、画像データ記憶部251に記憶された該当画素の各色の画像データと、属性データ記憶部252に記憶された該当画素の属性データとに基づいて、最高階調値を維持するか否かを決定し、その決定に従って階調補正処理部222への指示を行う。上記決定は、詳細な手順は後述するが、画素毎に行う。また、その際には、オブジェクト種別指定部254が行う指定も参照する。
そして、補正切替部253は、基本的に、維持する旨を決定した画素については第2階調補正データ242を選択し、維持しない旨を決定した画素については第1階調補正データ241を選択するよう、階調補正処理部222へ指示する。ただし、その指示の際には適用色指定部255による指定も参照し、最高階調値の維持を行わない色が指定されていれば、維持する旨を決定した画素であっても、その維持を行わない色については、第1階調補正データ241を選択するよう、階調補正処理部222へ指示する。
なお、オブジェクト種別指定部254及び適用色指定部255は、以上説明してきた指定を、ユーザが行った設定に従って行うことができる。
図6に、この設定を受け付けるための画面の例を示す。
図6に示すのは、DFE200における、印刷データから画像データを生成する処理に関する設定を受け付けるための、印刷品質設定画面600である。図6には、このうちオブジェクト種別指定部254及び適用色指定部255が行う指定に関連する設定項目の箇所である、最大階調値維持設定部610だけ抜き出して示している。
最大階調値維持設定部610は、オブジェクト種別設定部611と適用色設定部612とを備える。
このうちオブジェクト種別設定部611は、最前面のオブジェクトがどの種別のものである場合に最高階調値を維持するかの設定を受け付ける部分である。そして、テキスト、ラインアート、スムーズシェード、イメージの各種別と対応するチェックボックスにより、各種別につき、その種別のオブジェクトが最前面にある場合に最高階調値の維持を行うか否かの設定を行うことができる。最高階調値の維持を行わない旨の設定は、該当種別のオブジェクトについて第2階調補正データ242を使用しない(無効にする)旨の設定を意味する。図示したもの以外にも種別があり得る場合には、あり得る種別についてのチェックボックスを追加すればよい。オブジェクト種別指定部254は、このオブジェクト種別設定部611でなされた設定に基づき、補正切替部253に対するオブジェクト種別の指定を行う。
適用色設定部612は、画像形成に用いる色のうち、最高階調値の維持を行う色と、行わない色との設定を受け付ける部分である。そして、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色と対応するチェックボックスにより、各色について最高階調値の維持を行うか否かの設定を行うことができる。適用色指定部255は、この適用色設定部612でなされた設定に基づき、補正切替部253に対する色の指定を行う。最高階調値の維持を行わない色については、後述のように階調補正処理において第2階調補正データ242を使用しないため、この設定は、第2階調補正データを無効にする設定であると捉えることもできる。
次に、図7及び図8に、DFE200が備える、第1階調補正データ241及び第2階調補正データ242の生成に関する機能の構成を示す。図7に示すのは、このうち階調パッチシートを印刷するための機能である。
図7に示す機能は、基本的には図4に示したものと同じである。PC100は、DFE200に第1階調補正データ241及び第2階調補正データ242を生成させる場合、パッチ印刷指示をDFE200へ送信する。この送信は、一定枚数の印刷毎、一定時間経過毎等に自動で行ってもよいし、ユーザの指示に従って行ってもよい。
DFE200がこのパッチ印刷指示を受信すると、レンダリング部221が、予め用意された階調パッチデータ231に従い、画像形成装置300に階調パッチシートを印刷させるための画像データを生成する。階調パッチデータ231は、文書としての階調パッチシートの内容を示す文書データであっても、レンダリング部221によって生成される画像データそのものであってもよい。
DFE200は、レンダリング部221が生成した画像データを、図4で説明した文書の印刷の場合と同様に処理して画像形成装置300へ送信し、印刷を実行させる。ただし、階調補正処理部222による補正は行わない。補正を行わない場合に各階調値に従って形成される画像の特性が、目標特性とどの程度ずれるかを検出できるようにするためである。
以上の機能により印刷される階調パッチシートは、画像形成装置300が画像形成に使用する色材毎に、予め定められた種々の階調値と対応する階調パッチを形成したものである。例えば、CMYKの各色について、右から左へ向かって階調値が大きくなるように、多数の階調値と対応する階調パッチ(ここでは正方形のマーク)をそれぞれ用紙上に形成すればよい。
ここで、階調パッチデータ231は、用紙の種類毎に生成及び保存して、文書を印刷する際に、使用する用紙の種類と対応する階調補正データを補正に用いることも考えられる。この場合、階調パッチシートは、生成しようとする階調補正データと対応する種類の用紙を用いて印刷する。
また、階調パッチデータ231は、ハーフトーンデータ243の種類毎に生成及び保存して、文書を印刷する際に、使用するハーフトーンデータ243の種類と対応する階調補正データを補正に用いることも考えられる。この場合、階調パッチシートを印刷する際に、ハーフトーン処理部223において、生成しようとする階調パッチデータ231と対応する種類のハーフトーンデータ243を用いてハーフトーン処理を行う。
図8に示すのは、以上の機能により印刷した階調パッチシートに基づき各階調補正データを生成するための機能である。
DFE200は、図8に示すように、濃度取得部224、階調補正データ生成部225、および補正値修正部226を備える。
このうち濃度取得部224は、測色機400から供給される、階調パッチシート上の各部の色及び濃度のデータを取得し、そのデータに基づいて、各色の各階調値と対応する画像の濃度を取得する機能を備える。例えば、各階調値と対応する階調パッチの位置の平均画像濃度を取得すればよい。
なお、階調パッチシートを測色機400にセットして測定を実行させる操作は、ユーザが行っても、自動で行ってもよい。また、階調パッチシートを用紙毎やハーフトーンデータ毎に生成する場合には、濃度取得部224は、今回読み取った階調パッチシートがどの条件と対応するのかを示すデータを、ユーザの入力操作や階調パッチシート上に配置された情報の読み取り等により取得する。
また、階調補正データとしては、上記の用紙毎やハーフトーンデータ毎の他、色材の色毎にも、第1階調補正データ241及び第2階調補正データ242を生成する。しかし、説明を簡単にするため、以降の説明では、色も含め、1つの条件と対応する階調補正データの生成について説明する。他の色や条件と対応する階調補正データも、当該色や条件と対応する画像の濃度及び目標濃度232を用いて、同様に生成可能である。ただし、複数の条件について階調補正データを共用することも妨げられない。
次の階調補正データ生成部225は、濃度取得部224が取得した各階調値と対応する濃度と、予め用意したその階調値に対応する画像の目標濃度232とに従い、第1階調補正データ241を生成する、第1補正データ生成手段の機能を備える。また、第1階調補正データ241の生成は、第1補正データ生成手順の処理である。
目標濃度232は、少なくとも階調パッチシート上の各階調パッチの形成に用いた階調値について、その階調値を持つ画素が、画像形成装置300においてどの濃度の画像として形成されるべきかを規定するデータである。すなわち、各階調値と対応する画像の濃度の目標値あるいは理想値である。この目標濃度232は、画像形成装置300のメーカーが用意したものを使用したり、ユーザが任意に編集したものを使用したりすることが考えられる。複数の条件について共通のデータを用いてもよい。
また、補正値修正部226は、階調補正データ生成部225が生成した第1階調補正データ241を、階調補正処理後も画像の最高階調値が維持されるように、すなわち、階調補正処理によって最高階調値が変更されないような階調補正データに変換することにより、第2階調補正データ242を生成する、第2補正データ生成手段の機能を備える。また、第2階調補正データ242の生成は、第2補正データ生成手順の処理である。
DFE200は、以上の各部の機能により、第1階調補正データ241及び第2階調補正データ242を生成することができる。
ここで、図9を用いて、階調補正データについてさらに説明する。
図9において、実線701が、各入力階調値(横軸)と対応する目標濃度232(縦軸)を示し、破線702が、各入力階調値と対応する階調パッチを測色機400により読み取って得られた画像濃度の実測値を示す。いずれも、階調値は、最高階調値を100%とする相対値で示し、濃度も、最高階調値と対応する目標濃度を100とする相対値で示している。なお、目標濃度232は、ここでは入力階調値と正比例する値となっているが、これに限られることはなく、ユーザの趣向や各色、印刷媒体、機器の環境等に合わせて任意に変更して構わない。
また、γ1が、実線701の目標濃度と破線702の画像濃度から求められる第1階調補正データ241である。γ2は、γ1に基づき生成される第2階調補正データ242の一例である。なお、各階調補正データは、実際には、階調補正処理における入力階調値(横軸)と出力階調値(縦軸)との対応関係を規定したものであり、離散的な階調値についての対応関係を示すデータでよい。また、入力階調値として取り得る全値についての対応関係のデータを持たなくても、データがない階調値における対応関係は、必要に応じて補間により求めることができる。しかし、図9ではその特性を理解しやすくするため、各値を連続した線により示している。
図9におけるγ1は、例えばIa%の入力階調値をIa′%の出力階調値に補正すべきことを規定する。この対応関係は、階調補正を行わずに階調パッチシートの画像を印刷した場合、階調値Iaと対応する目標濃度である濃度Aが、階調値Ia′と対応する階調パッチの印刷により得られていることに基づき定められる。Ib%の入力階調値をIb′%の出力階調値に補正する点も同様である。
このため、最高階調値(100%)の階調パッチの画像が最高階調値の目標濃度よりも濃い場合、すなわち、100%よりも低い階調値の階調パッチの画像で最高階調値の目標濃度が得られる場合、γ1のように、100%の入力階調値が、100%よりも低い出力階調値と対応付けられる。この場合、階調補正処理により、最高階調値がそれよりも低い階調値に補正され、ハーフトーン処理によるドット抜けが発生することになる。
γ2は、γ1を、入力階調値100%に対して出力階調値100%を対応付けるように修正した階調補正データである。このとき、入力階調値100%の箇所のみデータを変更してもよいが、このようにすると、階調補正後の画像データにおいて最高階調値の画素だけ階調値が他の画素と大きく離れてしまう。これを防止するため、この実施形態では、所定階調値Ib%(例えば70%)以上の各入力画素値について、対応する出力画素値を増加させ、入力階調値の増加につれて出力階調値が滑らかに単調増加して入力階調値100%の時出力階調値が100%に達するような改変を行ってγ2を生成するようにしている。
なお、DFE200は、印刷に使用する用紙等の印刷条件毎、かつ画像の色毎に、以上の第1階調補正データ241及び第2階調補正データ242を作成して、所定の記憶手段に記憶させておく。
図10に、その記憶状態の例を示す。例えば、テーブルAK1は、印刷条件AにおいてKプレーンの画像データの階調補正に用いる第1階調補正データ241であり、その内容は、例えば図10の下側の矢印の先に示すものである。すなわち、入力の最高階調値に対し、最高階調値より低い出力階調値が対応付けられている。また、テーブルAK2は、印刷条件AにおいてKプレーンの画像データの階調補正に用いる第2階調補正データ242であり、その内容は、例えば図10の下側の矢印の先に示すものである。すなわち、入力の最高階調値に対し、出力も最高階調値が対応付けられている。
なお、ここまでは、第1階調補正データ241において最高階調値より低い出力階調値が対応付けられている例について説明した。しかし、階調パッチシートにおいて、最高階調値の階調パッチでも最高階調値と対応する目標濃度に達しない場合もある。この場合、階調補正により、最高階調値の画素の階調値をさらに上昇させたいところであるが、それはできないため最高階調値を維持する第1階調補正データ241が生成される。
この場合、第2階調補正データを用いるまでもなく最高階調値を維持することができる。従って、この場合、補正切替部253等を用いた階調補正データの選択を行う必要はない。そこで、生成された第1階調補正データ241を参照して、これが最高階調値を維持する内容でない場合に、第2階調補正データ242を生成すると共に、階調補正データを選択する機能を有効にすることも考えられる。
しかし、処理を単純化するためには、第1階調補正データ241の内容に関わらず、第2階調補正データ242の生成と、階調補正データの選択とを行うようにしても、大きな不都合はない。このとき、第1階調補正データ241が、最高階調値を維持する内容であれば、第2階調補正データ242は、第1階調補正データ241と全く同じでよい。この実施形態では、このような動作を行う例について説明する。
次に、図11に、以上説明してきたDFE200が実行する、画像データ中の各画素について最高階調値を維持するか否かを決定する処理のフローチャートを示す。この処理は、補正切替部253の機能と対応するものである。また、この処理は、CPU201等のプロセッサが所要のプログラムを実行することにより行うものであっても、専用のハードウェアにより行うものであっても、それらの組み合わせであってもよいが、ここでは説明を簡単にするため、DFE200が各ステップの処理を実行するものとして説明する。次の図12についても同様である。
DFE200は、レンダリング部221が新たな文書データのレンダリング処理を開始すると、1ページ分のレンダリング処理完了時点など、その後の適当なタイミングで図11のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理において、DFE200はまず、レンダリング処理で生成され画像データ記憶部251に記憶された画像データ中の画素1つを処理対象とする(S11)。そして、図6の印刷品質設定画面600でなされた設定と、処理対象の画素の属性データとに基づき、処理対象の画素が、最高階調値を維持するべき画素か否か、すなわち、最高階調値を維持することが設定されているオブジェクトが最前面に描画された画素であるか否か判断する(S12)。ここでNoであれば、対象画素については最高階調値の維持について考慮する必要がないことがわかるため、DFE200は、対象画素についての最高階調値維持を「不要」と決定する(S13)。
一方、ステップS12でYesであれば、DFE200は、画像データを参照して処理対象画素の各色の画素値を確認し、対象画素が最高階調値である色が少なくとも一色あるか否か判断する(S14)。ここでNOであれば、対象画素については維持すべき最高階調値がないことがわかるため、DFE200は、対象画素についての最高階調値維持を「不要」と決定する(S13)。
ステップS14でYesであれば、対象画素には維持すべき最高階調値があることになるので、最高階調値維持を行うか否かさらに検討するため、DFE200は、対象画素が最高階調値でも最低階調値でもない階調値(中間調)である色があるか否か判断する(S15)。ここでNOであれば、対象画素は最高階調値(ベタ)又は最低階調値(ドットなし)の色のみであることがわかる。従って、第2階調補正データ242を用いて最高階調値を維持し、色毎の濃度が目標値から対象ずれても、色間の濃度バランスがくずれないことがわかる。このため、DFE200は、対象画素についての最高階調値維持を「必要」と決定する(S18)。
一方、ステップS15でYesであれば、対象画素には中間調の色があるため、最高階調値維持のため第2階調補正データ242を用いてしまうと、色間の濃度バランスが崩れることが考えられる。また、画素の色は混色であるため最高階調値が維持されずハーフトーン出力となっても、全色の画像を重ねた状態でみればドット抜けはさほど目立たないと考えられる。このため、原則としては、最高階調値維持は「不要」と考えられる。しかし、描画属性によっては最高階調値維持が望ましいと考えられる場合もあるため、以下その検討を行う。
すなわち、DFE200は、対象画素の属性データを参照し、対象画素のオーバープリントフラグ又はトラッピングフラグがオンであれば(S16又はS17でYes)、対象画素についての最高階調値維持を「必要」と決定する(S18)。
オーバープリントフラグがオンの場合、混色は、オーバープリントにより複数のオブジェクトの色が混じったため生じたものであると考えられる。また、トラッピングフラグがオンの場合についても同様であり、混色は、トラッピングにより付加された画素の色が下側のオブジェクトの色と混じったために生じたものであると考えられる。
これらの場合、最高階調値を持つ色については純色のオブジェクトに由来するものである可能性があるため、最高階調値を維持し、ドット抜けのないオブジェクトを描画できるようにすることが、画質向上に有用であると考えられるため、最高階調値を維持するものである。
なお、最高階調値を持つ色が、必ず純色のオブジェクトに由来するとは限らない。しかし、処理付加と画質のバランスを考えれば、各色の画素値がどのオブジェクトに由来し、そのオブジェトの色が何か、というところまで特定せず、描画属性と各位画素の階調値に基づいて最高階調値維持要否の決定を行っても、大きな問題はない。
ステップS16及びS17でいずれもNOの場合、DFE200は、ステップS15でYesの場合における原則に従って最高階調値維持を「不要」と決定する(S13)。
ここまでのいずれの場合も、ステップS13又はS18の後、画像データ中の全ての画素について最高階調値維持要否の決定が完了したか否か判断し(S19)、完了していなければステップS11に戻って処理をくり返す。完了していれば、図11の処理を終了する。
以上の図11の処理は、決定手順の処理に該当する。
次に、図12に、DFE200が実行する、画像データに対する階調補正処理のフローチャートを示す。
DFE200は、1ページ分など、所定の処理単位分の画像データについて図11の処理により最高階調値維持の要否が決定されると、図12のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理において、DFE200は、まず未処理の色の1色を処理対象とする(S31)。そして、図6の印刷品質設定画面600でなされた設定を参照し、処理対象の色について最高階調値の維持を行うか否か、すなわち、処理対象の色が最高階調値を維持することが設定されている色であるか否か判断する(S32)。
ここでYesであれば、DFE200は、画像データ中の各画素を順次処理対象として(S33,S37)、ステップS34乃至S36の処理を行う。すなわち、処理対象の画素について図11の処理で最高階調値の維持が「必要」と決定されていれば(S34のYes)、処理対象の色について処理対象の画素の階調補正処理を、第2階調補正データ242を用いて実行する(S36)。最高階調値の維持が「不要」と決定されていれば(S34のNo)、処理対象の色について処理対象の画素の階調補正処理を、第1階調補正データ241を用いて実行する(S35)。
すなわち、図11の処理での決定に従い、画素毎に、第1階調補正データ241と第2階調補正データ242のいずれかを選択し、その選択した階調補正データを用いて階調補正処理を行う。
また、ステップS32でNoであれば、第2階調補正データ242を使用する必要がないため、対象色の全画素の階調補正処理を、第1階調補正データ241を用いて実行する(S38)。
ステップS37又はS38の後は、全ての色について階調補正処理が完了したか否か判断し(S39)、完了していなければステップS31に戻って処理をくり返す。完了していれば、図12の処理を終了する。
以上の図12の処理は、階調補正手順の処理に該当する。
以上の図11及び図12の処理を合わせると、(1)最高階調値を維持することが設定されたオブジェクトが最前面に描画されている画素であって、かつ、(2−a)少なくとも1色は最高階調値で、かつ中間調の色がないか、あるいは、(2−b)少なくとも1色が最高階調値で、中間調の色もあるが、オーバープリントフラグ又はトラッピングフラグがオンである、という条件を満たす画素のうち、(3)最高階調値を維持することが設定された色のプレーンの画像データについて、第2階調補正データ242を用いた階調補正処理を行う。それ以外の画素あるいは色プレーンの画像データについては、第1階調補正データ241を用いた階調補正処理を行う、ということになる。
次に、以上説明してきた実施形態の効果について、図13を用いて説明する。
図13には、図の左側に示した文書を、3通りの階調補正処理を行って画像形成装置300に画像形成させた場合の印刷物の状態を示した。
まず、印刷対象の文書においては、上側に、C=50%、M,Y,K=0%、すなわち(50,0,0,0)の色のラインアートオブジェクト522の上に、C,M,Y=0%、K=100%(最高階調値)、すなわち(0,0,0,100)の色のテキストオブジェクト521がオーバープリントされている(テキストオブジェクト521にオーバープリントの属性が設定されている)。また、その下側に、(50,0,0,100)の色で塗りつぶされたラインアートオブジェクト523が配置されている。
右側の(a)は、この文書に対し、全色全オブジェクトの最高階調値を維持する設定を行ってDFE200に画像処理させ、画像形成装置300に画像形成させた例である。(b)は、比較例として、単純に色毎の最高階調値を全て維持する場合の例である。(c)は、全色全オブジェクトの最高階調値を維持しない設定を行ってDFE200に画像処理させた場合の例である。
まず、(a)の例では、テキストオブジェクト521については、最高階調値を維持する設定がなされているため、Kの最高階調値を維持すべく、階調補正処理部222において第2階調補正データ242を用いた階調補正がなされる。このため、ハーフトーン処理部223におけるハーフトーン処理を経ても、この部分はベタ画像として画像形成される。なお、ラインアートオブジェクト522との重なり部分では、オーバープリントのため画素値は(50,0,0,100)となる。しかし、オーバープリントフラグがオンであるため、この部分でも、Kの最高階調値が維持される(図11のステップS16でYes)。
従って、他のオブジェクトとの重なりの有無に関わらず、テキストオブジェクト521の部分をKのベタ画像により形成することができる。このため、意図しない網点の発生による画質低下を防止できる。なお、ラインアートオブジェクト522の領域でのCプレーンについては、いずれにせよハーフトーン処理に従ったドット配置の画像となる。
一方、ラインアートオブジェクト523は、中間調を含む画素であり、オーバープリントやトラッピングの属性はないため、最高階調値の維持は不要と判定され(図11のステップS16,S17でNo)、階調補正処理部222において第1階調補正データ241を用いた階調補正がなされる。このため、階調補正処理により最高階調値でなくなればKプレーンにおいてもハーフトーン処理によりトッド抜けが生じることになる。しかし、全色について当初の目標値に従った階調補正処理を行うことができ、高い色再現性を得ることができる。
このように、上述した実施形態の方式によれば、最高階調値を維持する方が望ましい箇所とそうでない箇所を適切に峻別して階調補正処理を行い、印刷物の全体として見て高い画質を得ることができる。
一方、(b)の例では、色毎の最高階調値を全て維持するため、他のオブジェクトとの重なりの有無に関わらず、テキストオブジェクト521の部分をKのベタ画像により形成することは、(a)の場合と同様に行うことができる。
しかし、この方式だと、ラインアートオブジェクト523についても、Kプレーンは最高階調値であるため、第2階調補正データ242を用いた階調補正を行って、ベタ画像を形成してしまう。Cプレーンについては、最高階調値ではないので、第1階調補正データ241を用いた階調補正を行って、ハーフトーン処理に従ったドット配置の画像の画像が形成される。
このため、Kプレーンだけ濃度が濃くなり、当初の印刷データに従った画像よりも、シャドウが濃く感じられる、色味の変わった画像が形成されてしまうことになる。(a)の例では、このような問題は生じていない。
(c)の例では、全色プレーンの全ての画素について第1階調補正データ241を用いた階調補正を行う。従って、ラインアートオブジェクト523は、色再現性よく形成することができる。しかし、Kの最高階調値が階調補正処理により最高階調値でなくなれば、テキストオブジェクト521の部分のKプレーンにおいてハーフトーン処理によりトッド抜けが生じることになる。このため、ベタを想定していた箇所を網点表現で形成することによりジャギーが目立つといった画質低下が起こる。
ベタ部の再現性低下よりも全体としての色再現性維持を重視する場合にはこのような設定が有用であるが、(a)の設定を行うことにより、(b)の利点(ベタ部の維持)と(c)の利点(色再現性の維持)を合わせ持つ画像形成が可能となる。
図6の画面を用いて最高階調値の維持を行うオブジェクト種別や色を指定することにより、どの箇所でベタ部の維持を優先するかを設定でき、一層ユーザの好みにあった画像を形成することができる。
なお、図13ではオーバープリントの例を用いて説明したが、トラッピングによって複数のオブジェクトが重なる場合であっても、同様に考えることができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、装置の具体的な構成、具体的な処理の手順、使用するデータの構成等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態では最高階調値を維持するか否かの決定を画素毎に行ったが、複数画素を1つの判定単位としてもよい。その場合に、1画素でも最高階調値を維持すべき画素があった場合に判定単位内の全ての画素について最高階調を維持すると決定してもよいし、所定割合以上、あるいは全ての画素が最高階調値を維持すべき画素があった場合に、判定単位内の全ての画素について最高階調を維持すると決定してもよい。
また、第2階調補正データ242を、第1階調補正データ241と共に予め用意しておくことは必須ではない。図12の処理において使用する必要が生じた場合、例えば、1つでも最大階調値の維持が「必要」と決定された画素があった場合に、第1階調補正データ241に基づき生成するようにしてもよい。
また、図6のように、オブジェクトの種別や色プレーン毎に、最高階調値の維持有無を設定できるようにすることは必須ではない。図13の(a)と(c)の間の切り替えのように、全オブジェクト全色を一括した、最高階調値維持有無の設定のみができるようにしてもよい。
また、オーバープリント及びトラッピング以外の描画属性を考慮するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においてPC100あるいはDFE200に設けた機能を、複数の装置に分散させて設け、それらの装置に協働してPC100あるいはDFE200の機能を実現させるようにしてもよい。例えば、第1階調補正データ241、第2階調補正データ242やハーフトーンデータ243等の各種データを、DFE200の外部の装置に記憶させることも考えられる。分散先の装置が画像形成装置300あるいは測色機400であってもよい。
逆に、複数の装置に分散して設けられていた機能を1台の装置に統合して設けてもよい。例えば、PC100の機能の一部をDFE200に設けたり、DFE200の機能の一部をPC100に設けたりしてもよい。
また、この発明のプログラムの実施形態は、コンピュータに所要のハードウェアを制御させて上述した実施形態におけるPC100あるいはDFE200の機能を実現させるためのプログラムである。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各機能を実現させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、以上説明してきた各実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:画像形成システム、100:PC、200:DFE、300:画像形成装置、400:測色機、201,301:CPU、202,302:ROM、203,303:RAM、204,304:HDD、205,305:通信I/F,206,306:操作部、207,307:標示部、308:エンジンI/F、309:プリントエンジン、208,310:システムバス、221:レンダリング部、222:階調補正処理部、223:ハーフトーン処理部、224:濃度取得部、225:階調補正データ生成部、226:補正値修正部、231:階調パッチデータ、232:目標濃度、241:第1階調補正データ、242:第2階調補正データ、243:ハーフトーンデータ、251:画像データ記憶部、252:属性データ記憶部、253:補正切替部、254:オブジェクト種別指定部、255:適用色指定部、501,502:オブジェクト、511:オーバープリントフラグ、512:トラッピングフラグ、513:オブジェクト種別、521:テキストオブジェクト、522,523:ラインアートオブジェクト、600:印刷品質設定画面、610:最大階調値維持設定部、611:オブジェクト種別設定部、612:適用色設定部
特開2000−184217号公報

Claims (9)

  1. 画像形成すべき文書の内容を示す印刷データに基づきレンダリング処理を行って、画像形成手段に画像形成を実行させるための複数色プレーンの画像データを生成すると共に、前記印刷データに含まれるオブジェクトの描画属性に基づき、該生成した画像データの各画素の属性を示す属性データを生成するレンダリング手段と、
    前記各色プレーンの画像データと前記属性データとに基づき、前記画像データの階調補正処理に際して最高階調値を持つ画素の階調値を維持するか否かを所定判定単位毎に決定する決定手段と、
    前記各色プレーンの画像データに対して階調補正を行う階調補正手段とを備え、
    前記階調補正手段は、前記決定手段による決定に従い、前記所定判定単位毎に、前記画像データに従って前記画像形成手段により形成される画像の特性を所定の目標特性に合わせるための第1補正データと、前記第1補正データを、最高階調値を持つ画素の階調値を補正後も維持する補正内容を規定するように改変した第2補正データとのいずれかを選択し、その選択した補正データに従って前記階調補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記描画属性はトラッピングを含み、
    前記属性データは、前記トラッピングの属性に従った描画によりオブジェクトにドットを付加した箇所である付加画素を特定する情報を含み、
    前記決定手段は、前記画像データのうち、少なくとも一色が最高階調値でありかつ前記付加画素である画素を含む判定単位について、最高階調値を持つ画素の階調値を維持する旨の前記決定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記描画属性はオーバープリントを含み、
    前記属性データは、前記オーバープリントの属性に従った描画により複数のオブジェクトを重ねて描画した重なり画素を特定する情報を含み、
    前記決定手段は、前記画像データのうち、少なくとも一色が最高階調値でありかつ前記重なり画像である画素を含む判定単位について、最高階調値を持つ画素の階調値を維持する旨の前記決定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記決定手段は、前記画像データのうち、全色の階調値が最高階調値及び最低階調値のいずれかである画素を含む判定単位について、最高階調値を持つ画素の階調値を維持する旨の前記決定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2補正データを無効にする色を指定する色指定手段を備え、
    前記階調補正手段は、前記色指定手段により指定されている色については、前記決定手段による決定の如何に関わらず、前記第1補正データを選択することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記レンダリング手段は、前記印刷データに含まれるオブジェクトの種別情報に基づき、前記生成した画像データの各画素の位置で最前面に配置されたオブジェクトの種別を示す情報を含む前記属性データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記第2補正データを無効にするオブジェクトの種別を指定する種別指定手段を備え、
    前記決定手段は、前記画像データのうち、前記種別指定手段により指定されている種別のオブジェクトが最前面に配置されている画素を含む判定単位については、最高階調値を持つ画素の階調値を維持する旨の前記決定を行わないことを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像形成すべき文書の内容を示す印刷データに基づきレンダリング処理を行って、画像形成手段に画像形成を実行させるための複数色プレーンの画像データを生成すると共に、前記印刷データに含まれるオブジェクトの描画属性に基づき、該生成した画像データの各画素の属性を示す属性データを生成するレンダリング手順と、
    前記各色プレーンの画像データと前記属性データとに基づき、前記画像データの階調補正処理に際して最高階調値を持つ画素の階調値を維持するか否かを所定判定単位毎に決定する決定手順と、
    前記各色プレーンの画像データに対して階調補正を行う階調補正手順とを備え、
    前記階調補正手順は、前記決定手順による決定に従い、前記所定判定単位毎に、前記画像データに従って前記画像形成手段により形成される画像の特性を所定の目標特性に合わせるための第1補正データと、前記第1補正データを、最高階調値を持つ画素の階調値を補正後も維持する補正内容を規定するように改変した第2補正データとのいずれかを選択し、その選択した補正データに従って前記階調補正を行う手順であることを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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