JP2017171332A - 真空断熱容器 - Google Patents

真空断熱容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017171332A
JP2017171332A JP2016058453A JP2016058453A JP2017171332A JP 2017171332 A JP2017171332 A JP 2017171332A JP 2016058453 A JP2016058453 A JP 2016058453A JP 2016058453 A JP2016058453 A JP 2016058453A JP 2017171332 A JP2017171332 A JP 2017171332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
main body
plate
inner plate
body part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016058453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6590408B2 (ja
Inventor
松田 真次
Shinji Matsuda
真次 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda R&D Co Ltd
Original Assignee
Matsuda R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuda R&D Co Ltd filed Critical Matsuda R&D Co Ltd
Priority to JP2016058453A priority Critical patent/JP6590408B2/ja
Publication of JP2017171332A publication Critical patent/JP2017171332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6590408B2 publication Critical patent/JP6590408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

【課題】より断熱性能の高い真空断熱容器を提供する。【解決手段】本体部20と蓋部30とで収容空間1を形成し、本体部20は、本体部外側プレート21と、この内側に対向配置された本体部内側プレート22と、これらの上端部同士を閉じる本体部気密プレート23とを有し、これらで囲まれて密閉され真空引きされて形成された本体部密閉空間24を有し、蓋部30は、蓋部外側プレート31と、この内側に対向配置された蓋部内側プレート32と、これらの下端部同士を閉じる蓋部気密プレート33とを有し、これらで囲まれて密閉され真空引きされて形成された蓋部密閉空間34を有し、本体部気密プレート23と蓋部気密プレート33とが対向配置され、これらの間に弾性部材で構成された中空パイプ部材40を有し、これによって本体部20と蓋部30の間が気密状態に保持されている真空断熱容器10とした。【選択図】図1

Description

本発明は、外側プレートと内側プレートの間に真空引きした密閉空間を有する真空断熱容器に関するものである。
従来、物を収容して保冷状態や保温状態を保つようにする断熱容器が使用されている。このような断熱容器として、発泡ウレタンや発泡ポリスチレン等の断熱材を使用したものが知られている。しかし、これらの断熱材を用いて断熱容器を作製する場合、十分な断熱性を得るためには、非常に厚い断熱材が必要になる。
また、容器の外側部材と内側部材との間に真空引きした密閉空間を有することによって、容器の断熱性を向上させるもの(真空断熱容器)が、従来より知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような真空断熱容器によれば、断熱材を使用しただけの場合と比較して、断熱性を向上させることができる。
特開2011−127673号公報
しかしながら、近年、前記した特許文献1のような従来の真空断熱容器よりも、さらに断熱性能の高いものが求められるようになってきた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より断熱性能の高い真空断熱容器を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、本体部と蓋部とで収容空間を形成しており、前記本体部は、所定の容器形状に形成された本体部外側プレートと、この内側に対向配置された本体部内側プレートと、これらの上端部同士を閉じる本体部気密プレートとを有し、これらで囲まれて密閉され真空引きされて形成された本体部密閉空間を有しており、前記蓋部は、所定の蓋形状に形成された蓋部外側プレートと、この内側に対向配置された蓋部内側プレートと、これらの下端部同士を閉じる蓋部気密プレートとを有し、これらで囲まれて密閉され真空引きされて形成された蓋部密閉空間を有しており、前記本体部気密プレートと前記蓋部気密プレートとが対向配置され、これらの間に弾性部材で構成された中空パイプ部材を有しており、当該中空パイプ部材によって前記本体部と前記蓋部の間が気密状態に保持されている真空断熱容器としたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加え、前記本体部密閉空間には、前記本体部外側プレートと前記本体部内側プレートの間に双方から離間した状態で配置された本体部インナープレートを有し、前記蓋部密閉空間には、前記蓋部外側プレートと前記蓋部内側プレートの間に双方から離間した状態で配置された蓋部インナープレートを有し、前記本体部インナープレートと前記蓋部インナープレートは、外面が鏡面部となっている真空断熱容器としたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加え、前記本体部と前記蓋部は、横断面略円形状となっており、前記本体部インナープレートと前記蓋部インナープレートに配設されてこれらを支持するピンを有しており、前記ピンは、前記本体部外側プレートと前記蓋部外側プレート又は前記本体部内側プレートと前記蓋部内側プレートの何れかに当接して前記本体部インナープレートと前記蓋部インナープレートを支持するようになっている真空断熱容器としたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、真空引きされた密閉空間を有する本体部と蓋部の間に弾性部材で構成された中空パイプ部材を有し、これによって本体部と蓋部の間が気密状態に保持されているため、本体部と蓋部の間で外部空間と内部空間が触れる箇所を塞いで、より断熱性能を向上させることができる。
また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、密閉空間に外側プレートと内側プレートの間に双方から離間した状態でインナープレートが配置されており、当該インナープレートの外面が鏡面部となっていることで、外部からの熱反射して、さらに断熱性能を向上させることができる。
また、本発明の請求項3に記載の発明によれば、真空断熱容器自体が横断面略円形状となっていて剛性を有しており、複数のピンがインナープレートを支持するためにインナープレートから内側プレート側のみ又は外側プレート側のみに当接するように配置されているため、容器の剛性を保ちながら密閉空間内のピンを介して熱が伝わるのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る真空断熱容器の縦断面図である。 同実施の形態に係る真空断熱容器における図1のA部拡大図である。 同実施の形態に係る真空断熱容器における本体部インナープレートの単品斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。
この実施の形態の真空断熱容器10は、例えば、血液輸送箱等に用いられるものであり、図1に示すように、下側の本体部20と上側の蓋部30とを有しており、これらによって収容空間1を形成している。また、この実施の形態の本体部20と蓋部30は、横断面略円形状に形成されており(図示省略)、図1に示すように、縦断面略方形状で本体部20の底面20a及び蓋部30の天面30aがラウンド状に形成されている。また、この実施の形態の真空断熱容器10は、外形の縦が385mm、横が直径284mmとなっており、収容空間1の内形の縦が347mm、横が直径240mmとなっている。
このうち、本体部20は、図1に示すように、前記した容器形状に形成された本体部外側プレート21と、この内側に対向配置された本体部内側プレート22とを有している。この実施の形態の本体部外側プレート21と本体部内側プレート22は、厚さ1.5mm〜1.8mm程度(好ましくは、厚さ1.8mm)のステンレス板で構成されている。また、これらの上端部21a,22aには、当該上端部21a,22a同士を閉じる本体部気密プレート23を有している。この本体部気密プレート23は厚さ0.3mm〜0.5mm程度(好ましくは、厚さ0.3mm)のステンレス板で構成されており、下側に凹ませて縦断面略V字状に形成されたものであり、本体部気密プレート23の縦断面略V字状の双方の上端部と、本体部外側プレート21と本体部内側プレート22の上端部21a,22aとが溶接されることで、本体部外側プレート21と本体部内側プレート22に隙間なく固定されている。
そして、これら本体部外側プレート21、本体部内側プレート22、本体部気密プレート23で囲まれて密閉された空間について、図示しない排気管を用いて内部を真空引きすることで所定の真空状態(高真空)を形成するようになっており、具体的には10−4Pa〜10−3Pa程度(好ましくは、10−4Pa程度)を有する本体部密閉空間24を形成している。
また、この本体部密閉空間24には、本体部外側プレート21と本体部内側プレート22の間に双方から離間した状態で配置される本体部インナープレート25を有している。この本体部インナープレート25は、厚さ0.5mm〜0.6mm程度(好ましくは、厚さ0.5mm)のステンレス板で構成されており、図1に示すように、本体部20の側面部分に配置されるものと、底面部分に配置されるものとの2つの部材で構成されている。
このうち、側面部分の本体部インナープレート25は、図3に示すように、本体部20の形状に沿って略円筒形状に形成されており、外側の表面が鏡面部26に形成されている。また、当該側面部分の本体部インナープレート25の表面には、複数の孔27が設けられている。この孔27は、ここでは直径6.1mmに形成されており、この孔27には、図1,2に示すようなピンPが挿入されて接着等により固定されるようになっており、当該ピンPによって本体部インナープレート25を本体部密閉空間24内で位置決めして支持するようになっている。
また、底面部分の本体部インナープレート25は、図1に示すように、本体部20の形状に沿って略皿形状(又は、略椀形状)に形成されており、前記した側面部分のものと同様に外側の表面が鏡面部26に形成されている。また、底面部分の本体部インナープレート25の表面にも、前記した側面部分のものと同様の複数の孔27が設けられている。
また、ここでは、ピンPは、材質がアトセラムからなっており、直径6mm長さ10mmであり、本体部インナープレート25から本体部外側プレート21に向けて突出して、当該本体部外側プレート21に当接するようになっており、これにより、密閉空間24内で本体部インナープレート25が位置決めされて支持されるようになっている。なお、ピンPに加わる荷重を分散させてピンPの割れ等を防ぐために、ピンの周囲にスプリング等の弾性体を設けて本体部インナープレート25と本体部外側プレート21の双方に当接させるようになっていても良い。
また、蓋部30は、図1に示すように、前記した蓋形状に形成された蓋部外側プレート31と、この内側に対向配置された蓋部内側プレート32とを有している。この実施の形態の蓋部外側プレート31と蓋部内側プレート32は、本体部20と同様の厚さ1.5mm〜1.8mm程度(好ましくは、厚さ1.8mm)のステンレス板で構成されている。また、これらの下端部31a,32aには、当該下端部31a,32a同士を閉じる蓋部気密プレート33を有している。この蓋部気密プレート33は本体部20と同様の厚さ0.3mm〜0.5mm程度(好ましくは、厚さ0.3mm)のステンレス板で構成されており、本体部20と対になるように同じ大きさ、形状で上側に凹ませて縦断面略逆V字状に形成されたものであり、蓋部気密プレート33の縦断面略逆V字状の双方の下端部と、蓋部外側プレート31と蓋部内側プレート32の下端部31a,32aとが溶接されることで、蓋部外側プレート31と蓋部内側プレート32に隙間なく固定されている。
そして、これら蓋部外側プレート31、蓋部内側プレート32、蓋部気密プレート33で囲まれて密閉された空間について、図示しない排気管を用いて内部を真空引きすることで本体部20と同様の所定の真空状態(高真空)を形成するようになっており、具体的には10−4Pa〜10−3Pa程度(好ましくは、10−4Pa程度)を有する蓋部密閉空間34を形成している。
また、この蓋部密閉空間34には、蓋部外側プレート31と蓋部内側プレート32の間に双方から離間した状態で配置される蓋部インナープレート35を有している。この蓋部インナープレート35は、本体部20と同様の厚さ0.5mm〜0.6mm程度(好ましくは、厚さ0.5mm)のステンレス板で構成されており、図1に示すように、蓋部30の形状に沿って略皿形状(又は、略椀形状)に形成されており、外側の表面が本体部20と同様の鏡面部36に形成されている。また、蓋部インナープレート35の表面には、本体部20と同様の複数の孔37が設けられている。この孔37は、ここでは直径6.1mmに形成されており、この孔37には、図1,2に示すようなピンPが挿入されて接着等により固定されるようになっており、当該ピンPによって蓋部インナープレート35を蓋部密閉空間34内で位置決めして支持するようになっている。
また、ここでは、ピンPは、本体部20のものと同様に材質がアトセラムからなっており、直径6mm長さ10mmであり、蓋部インナープレート35から蓋部外側プレート31に向けて突出して、当該蓋部外側プレート31に当接するようになっており、これにより、蓋部密閉空間34内で蓋部インナープレート35が位置決めされて支持されるようになっている。なお、ピンPに加わる荷重を分散させてピンPの割れ等を防ぐために、ピンの周囲にスプリング等の弾性体を設けて蓋部インナープレート35と蓋部外側プレート31の双方に当接させるようになっていても良い。
また、図1,2に示すように、本体部20の本体部気密プレート23と蓋部30の蓋部気密プレート33の間には、シリコン等の弾性部材で形成された中空パイプ部材40を有している。この中空パイプ部材40は、本体部気密プレート23の凹部と蓋部気密プレート33の凹部の間に嵌め込まれており、この中空パイプ部材40が双方の気密プレート23,33に当接、押圧されることによって本体部20と蓋部30の間が気密状態に保持されるような大きさ、形状になっている。
以下、この実施の形態に係る真空断熱容器10の断熱効果について説明する。
この実施の形態の真空断熱容器10を使用する場合、密閉空間24,34内を例えば高真空(中真空または低真空で足りる場合もある)に設定する。このため、密閉空間24,34内の空気対流による熱伝導(外側プレート21,31と内側プレート22,32間の熱伝導)を非常に少なくすることができるので、十分に高い断熱性を得ることができる。
また、密閉空間24,34内を高真空にすると、この密閉空間24,34の負圧によって、外側プレート21,31と内側プレート22,32が密閉空間24,34側に変形しようとするが、この実施の形態の真空断熱容器10は、横断面略円形状となっているので、十分な剛性を有しており、負圧に耐え得る状態となっている。そのため、従来のように支持ピンとそれを支持するインナーパネルを用いて、負圧で密閉空間24,34がつぶれないようにする構成が必要がなく、より簡単な構成で真空断熱容器10を形成することができる。
また、略V字状の気密プレート23,33を有しており、気密プレート23,33の縦断面略V字状の双方の端部と、外側プレート21,31と内側プレート22,32の端部21a,31a,22a,32aとが溶接されていることで、外側の熱が内側に向けて伝わる際に気密プレート23,33を通るようになり、さらに気密プレート23,33の長さが長くなるように形成されているため、気密プレート23,33を通して外側の熱が内側に向けて伝わって行く際に、図2の白抜き矢印のように途中で熱放射してしまい、内側まで伝わり難くなっている。また、気密プレート23,33の厚みが外側プレート21,31や内側プレート22,32よりも薄く形成されているため、さらに放熱し易くなっている(気密プレート23,33の厚みは、強度、剛性が許す限り薄い方が放熱し易くなるため好ましい)。その結果、真空断熱容器10が高い断熱性を発現する。
また、図2に示すように、シリコン等の熱伝導率の低い中空パイプ部材40を有しており、その中空パイプ部材40が縦断面略V字状の気密プレート23,33の表面と合計4箇所のみで線接触に近い形で接触するようになっていることで、本体部20と蓋部30とを確実にシールしながら、外側の熱、内側の熱がそれぞれ空気を通して反対側に伝わり難くなって、外側は外側で熱の回転対流(図2の矢印B参照)、内側は内側で熱の回転対流(図2の矢印C参照)を起こすようにできるため、より熱伝導を起こさないようにすることができる。
なお、気密プレート23,33の間を、中空パイプ部材40でなく、隙間なく完全に埋めてしまう形のシリコン部材等でシールすると、当該シリコン部材と気密プレート23,33との接触面積が増えて、逆に当該シリコン部材を通して熱が伝わり易くなってしまうことが実験から判明している。そのため、この実施の形態の中空パイプ部材40のように、中空パイプ等の断面略円形状の部材で周囲に適度に隙間を作り、少ない接触面積で本体部20と蓋部30との間のシールを行うのが好ましい。また、中空パイプ等の中空部材で内部に空間を作ることで、中実のシリコン部材のように当該シリコンを通して熱が伝わり易くなることを防止して、より熱が伝わり難くすることができる。また、同じ弾性部材の中でもゴム等よりも熱伝導率の低いシリコンを使用することで、より断熱性を向上させるようになっている。
また、外側プレート21,31と内側プレート22,32の双方から離間した状態で配置されたインナープレート25,35を有しており、このインナープレート25,35の外面が鏡面部26,36となっているため、外部からの熱を反射して内部に伝わるのを防ぎ、断熱性能を向上させることができるようになっている。
また、ピンPが外側プレート21,31だけに当接するようになっているため、ピンPを通じて熱が外側から内側に伝わり難くなり、断熱性能をより向上させることができるようになっている。
以上のように、この実施の形態の真空断熱容器10によれば、真空引きされた密閉空間24,34を有する本体部20と蓋部30の間に弾性部材で構成された中空パイプ部材40を有し、これによって本体部20と蓋部30の間が気密状態に保持されているため、本体部20と蓋部30の間で外部空間と内部空間が触れる箇所を塞いで、より断熱性能を向上させることができる。
また、この実施の形態によれば、密閉空間24,34に外側プレート21,31と内側プレート22,32の間に双方から離間した状態でインナープレート23,33が配置されており、当該インナープレート23,33の外面が鏡面部26,36となっていることで、外部からの熱反射して、さらに断熱性能を向上させることができる。
また、この実施の形態によれば、真空断熱容器10自体が横断面略円形状となっていて剛性を有しており、複数のピンPがインナープレート23,33を支持するためにインナープレート23,33から外側プレート21,31側のみに当接するように配置されているため、容器10の剛性を保ちながら密閉空間24,34内のピンPを介して熱が伝わるのを防止することができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、真空断熱容器10は、下側の本体部20及び上側の蓋部30によって横断面略円形状、縦断面略方形状に形成されたものであったが、これに限るものではなく、密閉空間の真空状態の圧力に耐え得る所定の剛性が保てるものであれば、他の形状に構成されていても良い。また、容器の剛性のみで密閉空間の真空状態の圧力に耐えられない形状の場合は、外側プレートと内側プレートの双方に当接して支持する支持ピンを配設して対応する必要がある。
また、前記した実施の形態では、インナープレート25,35が外側プレート21,31に当接するピンPによって位置決め、支持されていたが、これに限るものではなく、ピンがインナープレートから内側プレートに向けて突出しており、当該内側プレートに当接するピンによってインナープレートが位置決め、支持されるようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、気密プレート23,33がに断面略V字状に形成されていたが、これに限るものではなく、断面略U字状等、適宜の形状に構成されていても良い。但し、V字やU字の深さが深いほど、途中で熱を放射しやすくなるため、容器の外側から内側に熱が伝わり難くなり、好ましい。
また、前記した実施の形態では、インナープレート25,35の外面が鏡面部26,36となっていたが、これに限るものではなく、内面も鏡面部となっていても良い。また、場合によっては、内面のみが鏡面部となっていても良い。
また、前記した実施の形態では、本体部20に配置される本体部インナープレート25は、側面部分と底面部分の2つの部材で構成されており、蓋部30に配置される蓋部インナープレート35は1つの部材で構成されていたが、これに限るものではない。例えば、本体部インナープレートが1つの部材又は3つ以上の部材で構成されていても良いし、蓋部インナープレートが2つ以上の部材で構成されていても良い。
また、真空断熱容器の材質や形状、大きさ、真空状態の程度等は、前記した実施の形態のものに限らず、用途等に応じて適宜決定すれば良い。
本発明の真空断熱容器は、収容箱や血液輸送箱、保存容器など各種の用途の断熱容器に使用することができる。
1 収容空間
10 真空断熱容器
20 本体部
20a 底面
21 本体部外側プレート
21a 本体部外側プレートの上端部
22 本体部内側プレート
22a 本体部内側プレートの上端部
23 本体部気密プレート
24 本体部密閉空間
25 本体部インナープレート
26 鏡面部
27 孔
30 蓋部
30a 天面
31 蓋体部外側プレート
31a 蓋部外側プレートの下端部
32 蓋部内側プレート
32a 蓋部内側プレートの下端部
33 蓋部気密プレート
34 蓋部密閉空間
35 蓋部インナープレート
36 鏡面部
37 孔
40 中空パイプ部材
P ピン

Claims (3)

  1. 本体部と蓋部とで収容空間を形成しており、
    前記本体部は、所定の容器形状に形成された本体部外側プレートと、この内側に対向配置された本体部内側プレートと、これらの上端部同士を閉じる本体部気密プレートとを有し、これらで囲まれて密閉され真空引きされて形成された本体部密閉空間を有しており、
    前記蓋部は、所定の蓋形状に形成された蓋部外側プレートと、この内側に対向配置された蓋部内側プレートと、これらの下端部同士を閉じる蓋部気密プレートとを有し、これらで囲まれて密閉され真空引きされて形成された蓋部密閉空間を有しており、
    前記本体部気密プレートと前記蓋部気密プレートとが対向配置され、これらの間に弾性部材で構成された中空パイプ部材を有しており、当該中空パイプ部材によって前記本体部と前記蓋部の間が気密状態に保持されていることを特徴とする真空断熱容器。
  2. 前記本体部密閉空間には、前記本体部外側プレートと前記本体部内側プレートの間に双方から離間した状態で配置された本体部インナープレートを有し、
    前記蓋部密閉空間には、前記蓋部外側プレートと前記蓋部内側プレートの間に双方から離間した状態で配置された蓋部インナープレートを有し、
    前記本体部インナープレートと前記蓋部インナープレートは、外面が鏡面部となっていることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱容器。
  3. 前記本体部と前記蓋部は、横断面略円形状となっており、前記本体部インナープレートと前記蓋部インナープレートに配設されてこれらを支持するピンを有しており、前記ピンは、前記本体部外側プレートと前記蓋部外側プレート又は前記本体部内側プレートと前記蓋部内側プレートの何れかに当接して前記本体部インナープレートと前記蓋部インナープレートを支持するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の真空断熱容器。
JP2016058453A 2016-03-23 2016-03-23 真空断熱容器 Active JP6590408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016058453A JP6590408B2 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 真空断熱容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016058453A JP6590408B2 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 真空断熱容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017171332A true JP2017171332A (ja) 2017-09-28
JP6590408B2 JP6590408B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=59973725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016058453A Active JP6590408B2 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 真空断熱容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6590408B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107963336A (zh) * 2018-01-30 2018-04-27 河南理工大学 一种冷沉淀运输周转盒及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51143861U (ja) * 1975-05-14 1976-11-19
JPH05288447A (ja) * 1992-04-06 1993-11-02 Sanden Corp 恒温ボックス及びその蓄冷装置
JP2007191195A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Doi Giken:Kk 保冷箱及び保冷箱本体の製造方法
WO2009067007A1 (en) * 2007-11-20 2009-05-28 Coltratech B.V. Thermally insulated container provided with at least two stacked layers of vacuum insulation panels
JP2013189996A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Matsuda Gijutsu Kenkyusho:Kk 真空断熱パネルおよび断熱箱体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51143861U (ja) * 1975-05-14 1976-11-19
JPH05288447A (ja) * 1992-04-06 1993-11-02 Sanden Corp 恒温ボックス及びその蓄冷装置
JP2007191195A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Doi Giken:Kk 保冷箱及び保冷箱本体の製造方法
WO2009067007A1 (en) * 2007-11-20 2009-05-28 Coltratech B.V. Thermally insulated container provided with at least two stacked layers of vacuum insulation panels
JP2013189996A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Matsuda Gijutsu Kenkyusho:Kk 真空断熱パネルおよび断熱箱体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107963336A (zh) * 2018-01-30 2018-04-27 河南理工大学 一种冷沉淀运输周转盒及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6590408B2 (ja) 2019-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5890973B2 (ja) 真空断熱パネル
JP6083939B2 (ja) 真空断熱パネルおよび断熱箱体
JP6590408B2 (ja) 真空断熱容器
JP2012523683A5 (ja)
JP3195655U (ja) 食品容器
JP2018164484A5 (ja)
JP2014092210A (ja) ガスホルダーシール材及びガスホルダーのシール構造
JP2005163848A (ja) 真空断熱材の製造方法及び断熱容体の製造方法
JP6332123B2 (ja) 貯湯式給湯機
RU2672017C1 (ru) Контейнер с вакуумной изоляцией
JP2012091840A (ja) 断熱パネル及びこれを用いた輸送用コンテナ
KR101307890B1 (ko) 압력지지보강형 커버패킹 및 그가 구비된 압력조리기
JP2016084879A (ja) 断熱部材及びこれを用いた熱処理装置
JP3212827U (ja) 断熱性弁当容器
JP2019528220A (ja) 断熱容器、その製造方法、及びそれを備えた気密性の密閉キット
TW200303180A (en) Heat-insulating cooker
JP2001128860A (ja) 真空断熱容器
KR101502108B1 (ko) 보존성이 향상된 밀폐 방식의 진공 유골함
KR20140047302A (ko) 이중밀폐형 커버패킹 및 그가 구비된 압력조리기
US20200339336A1 (en) Container With An Air Gap
JP2021016751A (ja) 冷却機能付小型容器
JP6167283B2 (ja) 貯湯タンクユニット及びそれを備えた給湯機
JP2011250954A (ja) 断熱調理器
JP2017110813A (ja) 真空断熱パネルおよび断熱箱体
KR101450574B1 (ko) 음식물 저장용기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6590408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350