JP2017167462A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】均熱部材を複数に分割することによって、ヒータ基板全域に渡る均熱化の効果が低下する、あるいは非通紙部からサーミスタ部への伝熱が遮断されて消費電力の低減効果が低下する、ことがないようにできる像加熱装置を提供する。【解決手段】筒状のフィルムと、フィルムの内面に接触するヒータと、ヒータと共にフィルムを介してニップ部を形成する加圧部材と、ヒータを支持する支持部材と、を有し、ニップ部で記録材を搬送しながら画像を加熱する像加熱装置において、記録材の搬送方向に直交する長手方向において、ヒータのフィルムの内面と接触する面と反対側の面に接触する第1および第2の均熱部材26a、26bを有し、第1および第2の均熱部材26a、26bのそれぞれ対向する面k1、k2は互いに離間し、第1および第2の均熱部材26a、26bの対向する面と異なるそれぞれの面m1、m2で接触する第3の均熱部材26cを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、フィルム加熱方式(オンデマンド方式)の像加熱装置に関するものである。
電子写真方式の複写機やプリンタにおける像加熱装置として、記録材に形成したトナー像を加熱定着するフィルム加熱方式の定着装置が知られている(特許文献1)。このような定着装置において、最大サイズより幅の狭い記録材(小サイズ紙)を連続プリントすると、定着ニップ部(ニップ部)の長手方向において紙が通過しない領域(非通紙部)の温度が徐々に上昇するという現象(非通紙部昇温)が発生する。ヒータとして低熱容量のヒータを用いるフィルム加熱方式の場合、ヒータの非通紙部昇温が大きく、ヒータの保持部材の破損、フィルムとニップ部を形成する加圧ローラの耐久性能の低下や、非通紙部の高温オフセットが発生し易くなる。
また、画像形成装置の処理速度が速くなるほど非通紙部の昇温は発生し易い。なぜなら、高速化に伴い記録材が定着ニップ部を通過する時間が短くなるので、加熱定着温度を高くせざるを得ないからである。また、連続プリント工程中、定着ニップ部に記録材が介在しない時間(インターバル)が装置の高速化に伴い減少するので、インターバル中に温度分布ムラを無くすことが難しくなるからである。
このような非通紙部昇温を抑制するため、小サイズ紙が連続して通紙される場合のスループット(単位時間あたりの通紙枚数)を下げたり、長手方向の温度分布を均一化するために加圧ローラに当接する放熱ローラを設けたりする方法が考案され実施されている。しかし、スループットを下げることは画像形成装置のスペックダウンになり、放熱ローラを設けることは大きなコストアップになる。
そこで、ヒータに薄いアルミ板のような低コストの均熱部材を接触配置することで非通紙部昇温を抑制する構成が開示されている(特許文献2)。均熱部材の効果として、非通紙部の過剰な熱が通紙部へと運ばれることにより、ヒータ全域に渡って均熱化できることが挙げられる。
また、均熱部材を用いる別の効果として、非通紙部の過剰な熱が通紙部へと運ばれることで均熱部材の温度が上昇し、均熱部材上に接触配置されているサーミスタの検知温度が目標温度よりも上昇することとなる。このため、目標温度まで検知温度を低下させるために消費される電力は低く抑えることができる。すなわち、消費電力低減の効果が生じる。
特開昭63-313182号公報 特開平11-84919号公報
しかしながら、ニップ部の長手方向に長い均熱部材を用いる場合、均熱部材の一部(折り曲げて形成された位置決め部等)の破損や、均熱部材の変形が生じる可能性がある。
ここで、ニップ部の長手方向において、均熱部材を複数に分割し、複数の均熱部材を隙間を空けて並べて配置することにより、均熱部材の膨張量を小さくする構成が考えられる。この場合、均熱部材を複数に分割することによって、ヒータ基板全域に渡る均熱化の効果が低下する、あるいは非通紙部からサーミスタ部への伝熱が遮断されて消費電力の低減効果が低下する、ことがないようにできる構成が望まれる。
本発明の目的は、均熱部材を複数に分割することによって、ヒータ基板全域に渡る均熱化の効果が低下する、あるいは非通紙部からサーミスタ部への伝熱が遮断されて消費電力の低減効果が低下する、ことがないようにできる像加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る像加熱装置は、筒状のフィルムと、前記フィルムの内面に接触するヒータと、前記ヒータと共に前記フィルムを介してニップ部を形成する加圧部材と、前記ヒータを支持する支持部材と、を有し、前記ニップ部で画像が形成された記録材を搬送しながら前記画像を加熱する像加熱装置において、前記記録材の搬送方向に直交する長手方向において、前記ヒータの前記フィルムの内面と接触する面と反対側の面に接触する第1および第2の均熱部材を有し、前記第1および第2の均熱部材のそれぞれ対向する面は互いに離間し、前記第1および第2の均熱部材の前記対向する面と異なるそれぞれの面で接触する第3の均熱部材を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の像加熱装置は、筒状のフィルムと、前記フィルムの内面に接触するヒータと、前記ヒータと共に前記フィルムを介してニップ部を形成する加圧部材と、前記ヒータを支持する支持部材と、を有し、前記ニップ部で画像が形成された記録材を搬送しながら前記画像を加熱する像加熱装置において、前記記録材の搬送方向に直交する長手方向において、前記ヒータの前記フィルムの内面と接触する面と反対側の面に接触する第1および第2の均熱部材を有し、前記第1および第2の均熱部材のそれぞれ対向する面は互いに離間し、前記第1および第2の均熱部材の前記対向する面と異なるそれぞれの面は互いに接触することを特徴とする。
また、本発明に係る別の像加熱装置は、定着部材の一面がヒータと接触摺動し、前記定着部材の他面が被加熱材と接触し、前記定着部材と圧接する加圧部材との間にニップ部を形成し、前記ヒータの上を前記定着部材と前記被加熱材が移動することで前記ヒータの熱を前記定着部材を介して前記被加熱材へ伝達する像加熱装置において、前記ヒータの前記定着部材と接触摺動している面とは反対側の面に配置された複数の均熱部材を有し、前記複数の均熱部材が互いに接触して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、均熱部材を複数に分割することによって、ヒータ基板全域に渡る均熱化の効果が低下する、あるいは非通紙部からサーミスタ部への伝熱が遮断されて消費電力の低減効果が低下する、ことがないようにできる像加熱装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る像加熱装置を搭載した画像形成装置の要部を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る像加熱装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る像加熱装置におけるヒータの平面図である。 実施例1における均熱部材の構成図である。 実施例1における各均熱部材の要素図である。 実施例2における均熱部材の構成図である。 実施例2における均熱部材の要素図である。 実施例3における均熱部材の構成図である。 実施例3における均熱部材の要素図である。 比較例1における均熱部材の構成図である。 比較例2における均熱部材の構成図である。 比較例3における均熱部材を用いない構成図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図1は本発明の実施形態に係る像加熱装置を加熱定着装置として搭載した画像形成装置の一例の概略構成図である。本画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンターである。
1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印U方向(時計方向)に所定の周速度(プロセススピード)にて回転駆動される。感光ドラム1は、OPC・アモルファスSe・アモルファスSi等の感光材料層を、アルミニウムやニッケルなどのシリンダ(ドラム)状の導電性基体の外周面に形成した構成から成る。
感光ドラム1は、その回転過程で帯電手段としての帯電ローラ2により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。そして、感光ドラム1の一様帯電面に対してレーザービームスキャナ3からレーザービームが出力される。具体的には、画像情報に応じて変調制御(ON/OFF制御)されたレーザービームによる走査露光Lがなされることにより、感光ドラム面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。
その静電潜像が、現像装置4でトナーTにより現像されて可視化される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像との組み合わせで用いられることが多い。
一方、給紙ローラ8の駆動により給紙カセット9内に収容される記録材Pが一枚づつ繰り出されて、ガイド10・レジストローラ11を有するシートパスを通って感光ドラム1と転写ローラ5の圧接部である転写ニップ部に所定の制御タイミングにて給送される。そして、被加熱材としての記録材Pの面に感光ドラム1面側のトナー画像が順次に転写されていく。
転写ニップ部を出た記録材Pは、感光ドラム1の面から順次に分離されて、搬送装置12で像加熱装置としての加熱定着装置(以下、定着装置)6に矢印a方向に導入されてトナー画像の熱定着処理を受ける。定着装置6については、後に詳述する。
定着装置6を出た記録材Pは、搬送ローラ13・ガイド14・排紙ローラ15を有するシートパスを通って、排紙トレイ16にプリントアウトされる。
また、記録材分離後の感光ドラム面は、クリーニング装置7による転写残りトナー等の付着汚染物の除去処理を受けて清浄面化され、再び作像に供される。
本実施形態においては、プロセスピードが200mm/secのレターサイズ紙対応の画像形成装置を使用した。また、トナーTはスチレンアクリル樹脂を主成分とし、これに必要に応じて荷電制御成分、磁性体、シリカ等を内添、外添したガラス転移点55〜65℃のものを使用した。
(定着装置)
図2は、フィルム加熱方式を用いた本実施形態の定着装置6の概略構成模型図である。なお、以下の説明において、図2の紙面垂直方向(記録材Pの搬送方向であるa方向に直交する方向)を長手方向と呼ぶ。
定着装置6は、定着部材としての筒状のフィルム23と、フィルム23の一面が接触摺動するヒータ22と、フィルム23を介してヒータ22と定着ニップ(ニップ部)Nを形成する加圧ローラ(加圧部材)24と、を有する。ヒータ22は、耐熱樹脂の保持部材(支持部材)としてのフィルムガイド部材21に保持(支持)されている。このフィルムガイド部材21は、ヒータ保持機能と共にフィルム23の回転を案内するガイドの機能も有している。フィルムガイド部材21は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイト)や液晶ポリマー等の耐熱性樹脂の成形品である。
加圧ローラ24は、モータMから動力を受けて矢印b方向に回転する。加圧ローラ24が回転することによって,フィルム23が従動して矢印c方向に回転する。記録材Pがニップ部Nで矢印a方向に挟持搬送(移動)されることにより、フィルム23の他面が接触する記録材上のトナー像はヒータ22の熱が伝達されることで記録材Pに加熱定着される。そして、ニップ部Nを通過した記録材Pは排紙トレイ16に搬送される。
図2で、ヒータ22のフィルム23の内面と接触する面と反対側の面に、均熱部材26が接触し、この均熱部材26のヒータ22と反対側の面に温度検知素子25が当接している。
ヒータ22の温度制御については、温度検知素子25の出力をA/D変換してCPU28に取り込み、その情報に基づいて使用電源(交流電源)30およびトライアック29によりヒータ22に通電する電力を位相、波数制御等により制御して行う。即ち、温度検知素子25の検知温度が温調温度より低いとヒータ22が昇温するように、温調温度より高いと降温するように通電を制御することで、ヒータ22は定着時一定温度に保たれる。
ヒータ22は、アルミナ(Al)で形成された基板22aと、基板22a上に形成された銀・パラジウム(Ag・Pd)を主体とする発熱抵抗体22bと、を有する。更にヒータ22は、図3、図4に示すように、銀(Ag)を主体とする導電パターン22dと、発熱抵抗体22b及び導電パターン22dを覆う絶縁性(本実施形態ではガラス)の表面保護層22cと、給電用のコネクタと接触する電極22eと、を有する。なお、電極22eは導電パターン22dと同材質である。
ヒータ22を構成する材料は上述のものに限定されることなく、基板22aとして高熱伝導の窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックスや、発熱抵抗体22bとして酸化ルテニウム(RuO2)やカーボン等を用いても良い。
図3は、本実施形態におけるヒータ22の平面図である。アルミナで形成された基板22aのサイズは、厚み1mm、長手方向の長さ250mm、長手方向に直交する方向の長さ(幅)8mmである。また、発熱抵抗体22bは、銀パラジウムからなる電気抵抗材料をスクリーン印刷により厚み約10μm、長手方向の長さ216mm、幅1.0mmで塗工し、合計2本形成した。
図3の左側において、これら2本の発熱抵抗体22bは導電パターン22dによって電気的に直列に接続されており、一方図3の右側では発熱抵抗体22bに給電するための導電パターン22d及び給電電極22eが形成されている。導電パターン22d及び給電電極22eは、スクリーン印刷により厚み約10μmで塗工して形成し、最後に表層ガラス層22cを約50μm厚でスクリーン印刷により形成した。また、総抵抗値を20Ωとした。
フィルム23の厚みは、良好な熱伝導性を確保するために20μm以上100μm以下程度が好ましい。また、フィルム23は、ベース層の表面にPTFE・PFA・FEP(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル)等を離型層としてコーティングした複合層フィルムとする。
ベース層の材質は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)・PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル)・PPS等の材質の単層フィルム23が用いられる。あるいは、ベース層の材質としては、ポリイミド・ポリアミドイミド・PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)・PES(ポリエーテルスルホン)等が用いられる。
加圧ローラ24は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金24aと、シリコーンゴム等の材質の弾性層24b、PFA等の材質の離型層24cを有する。本実施形態では、外径が25mm、長さが240mm、弾性層24bの肉厚が3mm、ローラ硬度が48°(ASKER−C 600g加重)のものを用いた。
(本実施形態の特徴的な構成および効果)
本実施形態に係る像加熱装置は、記録材の搬送方向に直交する長手方向において、ヒータのフィルムの内面と接触する面と反対側の面に接触する第1および第2の均熱部材を有する。そして、第1および第2の均熱部材は、フィルムガイド部材21に長手方向で1箇所のみ位置決めされる位置決め部をそれぞれ備える。そして、第1および第2の均熱部材のそれぞれ対向する面は互いに離間し、第1および第2の均熱部材の対向する面と異なるそれぞれの面は互いに接触する、もしくは第3の均熱部材を介して接続する。
このように、長手方向に均熱部材が複数に分割され、それぞれの均熱部材が互いに接触しているため、均熱部材は長手方向で全域に渡り熱的に連結された状態になり、ヒータ基板全域に渡る均熱化の効果と消費電力低減効果が得られる。更に、接触し合う均熱部材同士は互いに接触摺動しながら膨張することができるため、均熱部材の位置決め部の破損や均熱部材の変形を防止することができる。
以下、本実施形態における実施例を比較例と共に説明する。
(実施例1)
図4は、本実施例の定着装置において、第1の均熱部材26a、第2の均熱部材26b、第3の均熱部材26cをヒータ22の裏面側に配置した様子を示した図である。第1の均熱部材26a、第2の均熱部材26bは、ヒータ22の裏面に配置され、長手方向において対向する面k1、k2が互いに離間している。また、第3の均熱部材26cは、第1および第2の均熱部材26a及び26bのそれぞれ対向する面k1、k2と異なる面(ヒータ22と反対側の上面)m1、m2とそれぞれ接触する
本実施例における均熱部材26(26a、26b、26c)は、熱伝導率が230W/(m・K)で厚み0.3mmのアルミ板(JIS合金呼称:A1050)を用いた。そして、第1および第2の均熱部材26a及び26bは、図5(a)に示すようにアルミ板を短冊状に切断して一方の端部を折り曲げ、フィルムガイド部材21とアルミ板の位置を固定する位置決め形状になるように加工している。
第1および第2の均熱部材26a及び26bのサイズは共に、ヒータ22と接触する面の長手方向の長さが105mm、幅がヒータ22の幅と同じ8mmであり、位置決め部g1、g2の長手方向の長さが5mm、幅が8mmである。位置決め部g1、g2は、図4に示すように、長手方向の一端側、他端側に設けられる。
一方、第3の均熱部材26cは、図5(b)に示すように、アルミ板を凸形状に切断し凸部を折り曲げて位置決め形状を形成している。第3の均熱部材26cのサイズは、第1および第2の均熱部材26a及び26bと接触する面の長手方向の長さが26mm、幅が8mmであり、位置決め部g3の長手方向の長さが5mm、幅が5mmである。位置決め部g3は、図4に示すように、長手方向の中央部に設けられる。
ここで、本実施例における均熱部材26(26a、26b、26c)をヒータ22に取付けて発熱ユニット(ヒータユニット)を製造する方法を、以下に説明する。図4において、まず初めに第3の均熱部材26cをフィルムガイド部材21に取り付ける。その次に、第1および第2の均熱部材26a及び26bを、第3の均熱部材26cの上からフィルムガイド部材21へと取り付ける。
第1および第2の均熱部材26a及び26bは、それぞれの位置決め部g1、g2をヒータ22の発熱抵抗体22bの両端部に揃えて配置され、第1および第2の均熱部材26aと26bの長手方向に対向するそれぞれの面の間に6mmの隙間が設けられている。第3の均熱部材26cと第1および第2の均熱部材26a及び26bが接触する部分の長手方向の長さは、それぞれ10mmである。
最後に、第1および第2の均熱部材26a及び26bの上からヒータ22をフィルムガイド部材21へと取り付け固定することで、図4に示す位置関係で第3の均熱部材26cと第1および第2の均熱部材26a及び26bとヒータ22が密着して固定される。
本実施例では、図4に示すように、第1の均熱部材26aのヒータ22とは反対側の面にサーミスタ等の温度検知素子25が当接しており、温度検知素子25の検知温度に応じて発熱抵抗体22bへの通電が制御される。また、第2の均熱部材26bのヒータ22とは反対側の面には、サーモスイッチ27が当接している。
(実施例2)
本実施例は、実施例1で示した構成よりも均熱部材の点数を少なくし、異なる均熱部材間で生じる接触熱抵抗を低減させることを目的としている。図6は、本実施例の均熱部材26(26a、26d)をヒータ22の裏面に配置した様子を示した図である。位置決め部g1を備える第1の均熱部材26aは、実施例1と同じものを用いている。第2の均熱部材26dは、実施例1と同じアルミ板を用いるが、図7に示すように実施例1の均熱部材26bと26cを一体化したような階段状に折り曲げられた形状をしている。
第2の均熱部材26dのサイズは、ヒータ22と接触する面の長手方向の長さが105mm、幅が8mmである。また、階段状に折り曲げられ第1の均熱部材26aと接触する面の長手方向の長さが16mm、幅が8mmである。
また、位置決め部g2’の長手方向の長さが5mm、幅が8mmである。第1および第2の均熱部材26a及び26dは、それぞれの位置決め部g1、g2’をヒータ22の発熱抵抗体22bの両端部に揃えて配置され、第1および第2の均熱部材26aと26dの間に長手方向で6mmの隙間が設けられている。そして、第1の均熱部材26aと第2の均熱部材26dが互いに接触する部分の長手方向における長さは10mmとしている。
また、本実施例では実施例1と同様に、温度検知素子25が第1の均熱部材26aのヒータ22とは反対側の面に当接し、サーモスイッチ27が第2の均熱部材26dのヒータ22とは反対側の面に当接している。
(実施例3)
本実施例は、上述した実施例と同様の非通紙部昇温の対策、及び均熱部材26の破損や変形防止に加えて、ヒータ22の破損を電気的により防止するようにしたものである。即ち、本実施例では、電源回路に用いられるトライアックやリレーなどが故障した際に、一次電流が制御されずにヒータ22に投入される状態においても、サーモスイッチ27を遅らせることなく動作させ、ヒータ22の破損を防止するようサーモスイッチ27を動作させる。以下、この構成について説明する。
ヒータ22に過剰な一次電流が投入されると、ヒータ22が過昇温し、ヒータ22に過度の熱応力がかかり、ヒータ22が割れ、ヒータ22としての使用が不能になることがある。これを防止するために、一次電流が流れ込んだ際に、ヒータ22が過昇温して熱応力や機械的応力によりヒータ22が割れてしまう前に、サーモスイッチ27を動作させて、一次電流を遮断する方法がある。
ここで、サーモスイッチ27が動作するまでの時間については、遅れが極力ないように短縮化することが望ましい。このため、本実施例では、図8に示すようにサーモスイッチ27をヒータ22(基板22a)に直接接触させた構成とした。第1および第2の均熱部材26fおよび26gは、実施例1と同じアルミ板を用いている。そして、第1の均熱部材26fのサイズは、ヒータ22と接触する面の長手方向の長さが104mm、幅が8mm、位置決め部g1の長手方向の長さが5mm、幅が8mmである。
一方、第2の均熱部材26gは、図9に示すようにサーモスイッチ27を迂回するようにして第1の均熱部材26fと接触している。ここで、第2の均熱部材26gのサイズは、ヒータ22と接触する面(26g−1)の長手方向の長さが104mm、幅が8mm、第1の均熱部材26fと接触している部分(26g−3)の長手方向の長さが10mm、幅が8mmである。なお、第2の均熱部材26gの位置決め部g2’’の長手方向の長さが5mm、幅が8mmである。
そして、第2の均熱部材26gにおけるサーモスイッチ27を迂回する部分(内壁面)は、サーモスイッチ27のサイズが幅(図8の水平方向)4mm、高さ4mmのため、これより大きく幅(図8の水平方向)を8mm、高さを6mmとしている。また、第2の均熱部材26gにおける外壁面(26g−2)の長手方向の長さ(図8の水平方向)を8mm、幅を8mmとしている。第1および第2の均熱部材26f及び26gは、それぞれの位置決め部g1、g2’’をヒータ22の発熱抵抗体22bの両端部に揃えて配置され、長手方向における第1および第2の均熱部材26fと26gの間に8mmの隙間が設けられている。
なお、実施例1、2と同様に、温度検知素子25は第1の均熱部材26fのヒータ22とは反対側の面に当接している。
(比較例1)
図10は、長手方向において複数に分割されない均熱部材をヒータ22の裏面に配置した、本比較例を示す図である。均熱部材26eの材質は実施例1と同じアルミ板であり、サイズはヒータ22と接触する面の長手方向の長さが216mm、幅が8mmであり、両端部に設けられた位置決め部g3、g4は共に長手方向の長さが5mm、幅が8mmである。均熱部材26eの位置決め部g3、g4は、図10に示すようにヒータ22の発熱抵抗体22bの両端部に揃えて配置されている。なお、均熱部材26eのヒータ22とは反対側の面に温度検知素子25及びサーモスイッチ27が当接している。
(比較例2)
図11は、長手方向において複数に分割されるものの熱的に連結されない均熱部材をヒータ22の裏面に配置した、本比較例を示す図である。第1および第2の均熱部材26a及び26bは、実施例1と同じものを用いている。第1および第2の均熱部材26a及び26bは、それぞれの位置決め部g1、g2をヒータ22の発熱抵抗体22bの両端部に揃えて配置され、第1および第2の均熱部材26aと26bの間に6mmの隙間が設けられている。
なお、第1の均熱部材26aのヒータ22とは反対側の面に温度検知素子25が当接し、第2の均熱部材26bのヒータ22とは反対側の面にサーモスイッチ27が当接している。
(比較例3)
図12は、均熱部材26を用いない本比較例を示す図である。なお、ヒータ22の発熱抵抗体22bとは反対側の面に、温度検知素子25及びサーモスイッチ27を当接している。
(非通紙部昇温試験の結果)
非通紙部昇温試験として、128g/m、A4サイズの記録材を連続150枚通紙した。表1に、均熱部材の位置決め部破損、均熱部材歪み、加圧ローラ24表面の非通紙部温度(非通紙部昇温の様子としてサーモビューアにて測定した温度)、及び均熱部材26の非通紙部温度(熱電対を貼りつけて測定した温度)を示す。
1)実施例1
実施例1(図4)の構成において、第1および第2の均熱部材26a及び26bは、温度が上昇すると位置決め部g1、g2を起点として両者の間に設けていた隙間へと熱膨張を開始する。熱膨張量は、均熱部材の長さに膨張係数(アルミA1050は23.6×10−6〔K−1〕)と温度変化量を乗じることで求められる。即ち、第1および第2の均熱部材26a及び26bが、室温(20℃)から非通紙部の230℃まで温度上昇したとすると、その熱膨張量は約0.56mmとなる。
第1および第2の均熱部材26a及び26bの間に設けていた隙間(長手方向)は6mmであるので、熱膨張後にも両者の間に4.88mmの隙間が確保され、互いにぶつかり合うことが無い。一方、第3の均熱部材26cは、位置決め部g3を中心として第1および第2の均熱部材26a及び26bと摺擦しながら長手方向で両端方向へとそれぞれ約0.07mmづつ熱膨張する。第3の均熱部材26cの端部とフィルムガイド部材21の間には、長手方向で2mmの隙間が設けられており、熱膨張後にもぶつかることがない。
このように膨張後にも位置決め部や均熱部材の内部に過剰な力が加わることが無いようにマージンをもって隙間を設定しておくことによって、位置決め部の破損や均熱部材の歪みを生じることがなかった。
また、実施例1では、均熱部材26による均熱効果と消費電力低減効果が得られた結果、加圧ローラ24表面の非通紙部温度は210℃で、加圧ローラ24の使用限度温度の230℃を下回ることができた。なお、均熱部材26の非通紙部温度は230℃であった。
2)実施例2
実施例2(図6)の構成でも、位置決め部g1、g2’の破損や均熱部材26(26a、26d)の歪みを生じることがなかった。即ち、均熱部材26a及び26dは、室温から227℃まで温度が上昇した際に、位置決め部g1、g2’を起点として両者の隙間方向へとそれぞれ約0.56mm熱膨張する。しかし、実施例1と同じく両者の間に6mmの隙間が設けられているため、互いにぶつかり合うことは無い。
また、均熱部材26dの均熱部材26aと接触する面も約0.09mm膨張するものの、均熱部材26dの端部とフィルムガイド部材21の間には2mmの隙間が設けられており、熱膨張後にもぶつかることは無い。このように、実施例2においても位置決め部の破損や均熱部材の歪みを生じることがなかった。
そして、実施例2の構成では、加圧ローラ24表面の非通紙部温度は207℃と実施例1よりも改善している。これは、実施例1よりも均熱部材間の接触熱抵抗が小さく、均熱部材全体の伝熱効果が高まったためであると考えられる。なお、均熱部材26の非通紙部温度は227℃であった。
3)実施例3
実施例3(図8)においても、位置決め部g1、g2’’の破損や均熱部材26(26f、26g)の歪みを生じることがなかった。均熱部材26f及び26gは,実施例1及び2と同じく,位置決め部g1、g2’’を起点として両者の隙間へと熱膨張する。隙間部には実施例1及び2と異なりサーモスイッチ27が配置されているものの、均熱部材26f及び26gの26g−1の部分の膨張量は共に約0.55mmであり、均熱部材26f及び26gとサーモスイッチ27の間には2mmの隙間が設けられている。このため、均熱部材26f及び26gとサーモスイッチ27がぶつかり合うことは無い。
また、均熱部材26gの26g−2及び26g−3で示される部分の長手方向におけるフィルムガイド部材21との間に設けられた隙間は共に2mmである。これに対し、26g−1と26g−2の部分の合計の膨張量が約0.59mm、26g−1と26g−2と26g−3の部分の合計の膨張量が約0.65mmであることから、各々の隙間において均熱部材26とフィルムガイド部材21がぶつかり合うことは無い。
また、均熱部材26gの26g−2の部分と図8の上方向に位置するフィルムガイド部材21との隙間も2mmであるが、均熱部材26gの高さ方向の膨張量が約0.03mmであることから均熱部材26gとフィルムガイド部材21がぶつかり合うことはない。
そして、実施例3の構成では、加圧ローラ24表面の非通紙部温度は207℃であり、非通紙部昇温に関し実施例2と同じ効果が得られている。なお、均熱部材26の非通紙部温度は227℃であった。
4)比較例1
比較例1(図10)は、長手方向の一端のみで規制され他端は自由端となる実施例1、2及び3とは異なり、長手方向の両端で規制される。即ち、均熱部材26eの熱膨張が長手方向の両端部にある位置決め部g3、g4で規制されている。このため、均熱部材26eの膨張量約1.13mmをどこにも吸収できず、位置決め部g3、g4に過剰な力を加え位置決め部g3、g4の破損を生じたり、あるいは均熱部材26eの内部に歪みを生じることがあった。
そして、比較例1は、長手方向に分割されない1枚の均熱部材26eを備えることから均熱効果が最も高く、加圧ローラ24表面の非通紙部温度は204℃と最も低かった。なお、均熱部材26の非通紙部温度は224℃であった。
5)比較例2
比較例2(図11)は、実施例1と同じく長手方向に分割された第1および第2の均熱部材26a及び26bが位置決め部g1、g2を起点として両者の間に設けていた隙間へと熱膨張することができる。このため、位置決め部の破損や第1および第2の均熱部材26a及び26bの歪みを生じることがなかった。
しかしながら、第1および第2の均熱部材26aおよび26bとの間で熱が伝わることがないため、第2の均熱部材26b側の非通紙部昇温の熱を第1の均熱部材26aと当接している温度検知素子25へと伝えることができない。このため、消費電力低減効果を得ることができなかった。その結果、加圧ローラ24表面の非通紙部温度は223℃であり、非通紙部昇温は実施例1よりも劣化していた。なお、均熱部材26の非通紙部温度は243℃であった。
6)比較例3
比較例3(図12)は均熱部材を備えないため、加圧ローラ24表面の非通紙部温度は最も高温の245℃であり、加圧ローラ24の使用限度温度の230℃を上回っていた。
以上、本実施形態では、実施例1,2及び3で説明した構成を採ることにより、均熱部材の位置決め部の破損や均熱部材の変形を生じることを防止しながら、非通紙部昇温を抑制することが可能になる。
(サーモスイッチ27の動作時間の測定結果)
次に、実施例3に関し実施例2と比較して、サーモスイッチ27の動作時間を測定した結果について説明をする。ヒータ22に最も大きな熱応力がかかるのは、画像形成装置に投入されうる最大電力が連続して定着装置6に投入された場合である。そこで、ヒータ22に温度制御等を行わず最大電力がかかるよう電源電圧120Vを印加させた時に、サーモスイッチ27が動作して一次電流を遮断するまでの時間を測定した。電源電圧120Vを印加させた時、ヒータ22の抵抗値が20Ωであるので、ヒータ22に投入された電力は720Wである。
表2は、サーモスイッチ27の動作時間について示したものである。実施例2が4.2秒であるのに対して、実施例3及び比較例3が3.6秒というように0.6秒早く動作した。これは、実施例2が均熱部材26dを介してサーモスイッチ27を当接させているため、ヒータ22の熱がサーモスイッチ27に伝わるまでの時間が遅れたためであると考えられる。したがって、サーモスイッチ27をより早く動作させるためには、実施例3のようにサーモスイッチ27をヒータ22(基板22a)に直接当接させた方が良いことが分かる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。因みに、本実施形態の各実施例で説明した均熱部材26の厚み、長さ、及び個数の設定は一例を記載したに過ぎず、記載された数値に限定されるものではない。
(変形例1)
上述した実施形態における均熱部材26はアルミ板であったが、本発明はこれに限られない。アルミ板以外の金属板やグラファイトシートのような高熱伝導シートでも良く、あるいはそれらを混合して使用しても良い。さらに、均熱部材26同士が接触する部分に熱伝導グリスや摺動性グリスを塗布しても良い。
(変形例2)
また、上述した実施形態で、位置決め部g1、g2等を長手方向の端部に設けたが、長手方向の他の位置(例えば中央部)に設けても良い。
21・・フィルムガイド部材、22・・ヒータ、22a・・基板、22b・・抵抗発熱体、23・・フィルム、24・・加圧ローラ、26、26a、26b、26c、26d、26g・・均熱部材、k1、k2・・対向する面、m1、m2・・対向する面と異なる面

Claims (13)

  1. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの内面に接触するヒータと、
    前記ヒータと共に前記フィルムを介してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記ヒータを支持する支持部材と、
    を有し、前記ニップ部で画像が形成された記録材を搬送しながら前記画像を加熱する像加熱装置において、
    前記記録材の搬送方向に直交する長手方向において、前記ヒータの前記フィルムの内面と接触する面と反対側の面に接触する第1および第2の均熱部材を有し、
    前記第1および第2の均熱部材のそれぞれ対向する面は互いに離間し、
    前記第1および第2の均熱部材の前記対向する面と異なるそれぞれの面で接触する第3の均熱部材を有することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記第1および第2の均熱部材並びに前記第3の均熱部材は、それぞれ前記支持部材との位置決め部を有し、前記位置決め部はそれぞれ前記長手方向で1箇所のみ備わることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記第1および第2の均熱部材並びに前記第3の均熱部材は、それぞれ前記長手方向において前記位置決め部と異なる自由端を備えることを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
  4. 前記位置決め部は、前記第1および第2の均熱部材において、それぞれ前記長手方向の
    一端側、他端側に設けられ、かつ、前記第3の均熱部材において、前記長手方向の中央部に設けられることを特徴とする請求項2または3に記載の像加熱装置。
  5. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの内面に接触するヒータと、
    前記ヒータと共に前記フィルムを介してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記ヒータを支持する支持部材と、
    を有し、前記ニップ部で画像が形成された記録材を搬送しながら前記画像を加熱する像加熱装置において、
    前記記録材の搬送方向に直交する長手方向において、前記ヒータの前記フィルムの内面と接触する面と反対側の面に接触する第1および第2の均熱部材を有し、
    前記第1および第2の均熱部材のそれぞれ対向する面は互いに離間し、
    前記第1および第2の均熱部材の前記対向する面と異なるそれぞれの面は互いに接触することを特徴とする像加熱装置。
  6. 前記第1および第2の均熱部材の一方は、前記記録材の搬送方向から見たとき、折り曲げられた形状を有することを特徴とする請求項5に記載の像加熱装置。
  7. 前記第1および第2の均熱部材は、それぞれ前記支持部材との位置決め部を有し、前記位置決め部はそれぞれ前記長手方向で1箇所のみ備わることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  8. 前記第1および第2の均熱部材は、それぞれ前記長手方向において前記位置決め部と異なる自由端を備えることを特徴とする請求項7に記載の像加熱装置。
  9. 前記位置決め部は、前記第1および第2の均熱部材において、それぞれ前記長手方向の
    一端側、他端側に設けられることを特徴とする請求項7または8に記載の像加熱装置。
  10. 前記第1および第2の均熱部材の一方に、温度検知素子を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  11. 前記第1および第2の均熱部材の一方に、サーモスイッチを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  12. 前記第1および第2の均熱部材の互いに離間した面の間に生じる隙間部に前記ヒータと接触配置されるサーモスイッチを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  13. 定着部材の一面がヒータと接触摺動し、前記定着部材の他面が被加熱材と接触し、前記定着部材と圧接する加圧部材との間にニップ部を形成し、前記ヒータの上を前記定着部材と前記被加熱材が移動することで前記ヒータの熱を前記定着部材を介して前記被加熱材へ伝達する像加熱装置において、
    前記ヒータの前記定着部材と接触摺動している面とは反対側の面に配置された複数の均熱部材を有し、前記複数の均熱部材が互いに接触して配置されることを特徴とする像加熱装置。
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