JP2017167439A - ベルト駆動装置、画像形成装置、方法、およびプログラム - Google Patents

ベルト駆動装置、画像形成装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予期しないタイミングで装置の稼働が停止するのをより抑制することを可能にするベルト駆動装置、画像形成装置、方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】本発明によるベルト駆動装置は、無端ベルトを駆動するベルト駆動装置であって、無端ベルトの幅方向の位置であるベルト位置を設定位置に補正する補正部と、ベルト位置の補正に要した補正時間に基づいて、ベルト駆動装置の予測寿命を算出する算出部と、予測寿命を出力する出力部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、ベルト駆動装置、画像形成装置、方法、およびプログラムに関する。
従来、画像形成装置に用いられる中間転写ベルトの幅方向の位置の寄りを補正する技術が知られている。このような従来技術では、寄りを補正する機構の故障などにより、所定時間内に寄りを目標通りに補正することができなかった場合をシステムエラーとして検知し、当該システムエラーが検知された場合に、その旨をユーザに通知することが行われていた。
しかしながら、上記のような従来技術では、装置の稼働が停止するような事態(たとえば、寄りを補正する機構の故障)が実際に発生しないと、システムエラーがユーザに通知されない。
そこで、装置の稼働が停止するような事態の発生時期を予測するため、寄りを補正する機構に用いられるギヤなどの摩耗部品の寿命を算出する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、装置の稼働が停止する要因は、ギヤなどの摩耗だけに限られるものではない。つまり、特許文献1の技術では、ギヤなどの摩耗以外の原因により、予期しないタイミングで装置の稼働が停止してしまうことがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置の稼働が停止するような事態が発生する可能性を前もって予測し、予期しないタイミングで装置の稼働が停止するのをより抑制することを可能にするベルト駆動装置、画像形成装置、方法、およびプログラムを提供することを一つの目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によるベルト駆動装置は、無端ベルトを駆動するベルト駆動装置であって、無端ベルトの幅方向の位置であるベルト位置を設定位置に補正する補正部と、ベルト位置の補正に要した補正時間に基づいて、ベルト駆動装置の予測寿命を算出する算出部と、予測寿命を出力する出力部と、を備える。
図1は、第1実施形態による画像形成装置の概略的な構成を示した図である。 図2Aは、第1実施形態によるベルト位置検出センサの構成を示した図である。 図2Bは、第1実施形態によるベルト位置検出センサを図2Aとは異なる方向から見た図である。 図3Aは、第1実施形態によるベルト位置検出センサのスリット穴を示した図である。 図3Bは、第1実施形態によるベルト位置検出センサの受光部を示した図である。 図4Aは、第1実施形態によるベルト位置検出センサのスリット穴と受光部との位置関係の一例を示した図である。 図4Bは、第1実施形態によるベルト位置検出センサのスリット穴と受光部との位置関係の図4Aとは異なる一例を示した図である。 図4Cは、第1実施形態によるベルト位置検出センサのスリット穴と受光部との位置関係の図4Aおよび図4Bとは異なる一例を示した図である。 図5は、第1実施形態によるベルト位置検出センサのスリット穴と受光部との位置関係の変化に伴う出力信号の変化を説明するための図である。 図6は、第1実施形態によるベルト駆動装置の概略的な構成を示したブロック図である。 図7は、第1実施形態によるベルト駆動装置の詳細な構成を示したブロック図である。 図8は、第1実施形態によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 図9は、第1実施形態における予測寿命の算出方法を説明するための図である。 図10は、第2実施形態において用いられる制御信号の時間変化を示した図である。 図11は、第2実施形態によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 図12は、第2実施形態の変形例によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 図13Aは、第3実施形態においてベルト駆動モードが前回駆動時から変化しない場合のベルトレディタイムの一例を示した図である。 図13Bは、第3実施形態においてベルト駆動モードが前回駆動時から変化した場合のベルトレディタイムの一例を示した図である。 図14は、第3実施形態によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 図15は、第3実施形態の変形例によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 図16は、第4実施形態によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 図17は、第5実施形態において行われるベルト位置のベルト安定位置への移動を説明するための図である。 図18は、第5実施形態によるベルト駆動装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明によるベルト駆動装置、画像形成装置、方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態による画像形成装置の概略的な構成を示した図である。第1実施形態の技術は、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置などの画像形成装置であればいずれにも適用可能である。
図1に例示したように、第1実施形態による画像形成装置は、タンデム型の4色フルカラーの画像形成装置である。すなわち、第1実施形態による画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色に対応する4つの画像形成ユニット1a、1b、1c、および1dを備える。これら4つの画像形成ユニット1a、1b、1c、および1dは、中間転写ベルト10の走行方向(周回方向、矢印A参照)に沿って配置されている。
画像形成ユニット1aは、像担持体としての感光体ドラム2aと、ドラム帯電器3aと、露光装置4aと、現像器5aと、転写器6aと、クリーニング装置7aと、を備える。同様に、画像形成ユニット1b〜1dは、それぞれ、感光体ドラム2b〜2dと、ドラム帯電器3b〜3dと、露光装置4b〜4dと、現像器5b〜5dと、転写器6b〜6dと、クリーニング装置7b〜7dと、を備える。
画像形成ユニット1a〜1dは、互いに異なる色の画像を形成する。たとえば、画像形成ユニット1aは、イエロー(Y)の画像を形成し、画像形成ユニット1bは、マゼンダ(M)の画像を形成し、画像形成ユニット1cは、シアン(C)の画像を形成し、画像形成ユニット1dは、ブラック(K)の画像を形成する。
感光体ドラム2aは、画像形成動作の開始を指示する信号を受けると、矢印Bの方向に回転を始め、画像形成動作が終了するまで回転を続ける。感光体ドラム2aが回転を開始すると、帯電器3aに高電圧が印加され、感光体ドラム2aの表面に負の電荷が均一に帯電される。このとき、ドットイメージに変換された画像データが露光装置4aのオン/オフ信号として入力されると、感光体ドラム2aの表面に、露光装置4aによりレーザ光が照射される部分と照射されない部分とが形成される。すなわち、感光体ドラム2aの表面には、画像形成装置に入力された画像データに応じた静電潜像が形成される。
感光体ドラム2a上に形成された静電潜像電が、現像器5aと対向する位置に到達すると、感光体ドラム2a上の電荷の低下した部分に、負電荷に帯電したトナーが引き付けられ、トナー像が形成される。感光体ドラム2a上に形成されたトナー像が、1次転写手段としての転写器6aに到達すると、そのトナー像は、転写器6aに印加された高電圧の作用により、矢印Aの方向に回転(周回)する中間転写ベルト(無端ベルト)10上に転写される。なお、転写位置(画像転写部位)を通過した後も感光体ドラム2a上に転写されずに残留しているトナーは、クリーニング装置7aにより清掃され、次の画像形成動作に備えられる。
画像形成ユニット1aによる画像形成動作に続き、画像形成ユニット1bによっても同様の画像形成動作が行われ、感光体ドラム2b上に形成されたトナー像が、転写器6bに印加された高電圧の作用により、中間転写ベルト10上に転写される。このとき、画像形成ユニット1aにて形成され、中間転写ベルト10上に転写された画像が、転写器6bに到達するタイミングと、感光体ドラム2b上に形成されたトナー像が、中間転写ベルト10に転写されるタイミングとは、一致する。これにより、画像形成ユニット1aと画像形成ユニット1bとで形成されたトナー像が、中間転写ベルト10上で重なる。以降、同様に、画像形成ユニット1cおよび1dで形成されたトナー像が中間転写ベルト10上に重なることで、フルカラー画像が中間転写ベルト10上に形成されることになる。
中間転写ベルト10は、ベルト駆動ローラ13の速度と、中間転写ベルト10の表面速度との少なくとも一方に基づいて制御される。中間転写ベルト10の表面速度の検出は、中間転写ベルト10の周回を判定するスケール検出部14によって行われる。スケール検出部14は、中間転写ベルト10の内側に設けられるスケールを検出することで、中間転写ベルト10の周回を判定する。
なお、フルカラー画像が2次転写手段としての用紙転写器9に到達すると、それと同時に、画像形成装置の給紙トレイ(図示せず)から矢印C方向に搬送されてきた用紙(記録媒体)8が用紙転写器9に到達する。そして、用紙転写器9に印加された高電圧の作用により、中間転写ベルト10上のフルカラー画像が、用紙8に転写される。そして、用紙8が定着装置11に搬送されると、用紙8上の未定着のトナー像が定着装置11内の定着手段によって加圧および加熱され、用紙8上の未定着のトナー像が用紙8に溶融定着される。ここで、定着装置11は、加熱ローラ11aと、加圧ローラ11bと、定着ベルト11cと、転向ローラ11dとを備える。
一方、フルカラー画像が用紙転写器9を通過した後、中間転写ベルト10上には、転写されない残留トナーが付着したまま残留する。残留トナーは、ベルト清掃機構12によって清掃され、次の画像形成動作に備える。
ここで、中間転写ベルト10の幅方向の位置(以下、ベルト位置と記載する)は、ステアリングローラ16によって調整可能となっている。ステアリングローラ16は、中間転写ベルト10を巻回するように駆動するローラである。具体的に、ステアリングローラ16は、後述するステアリングモータ301(図1には不図示)により駆動されることで上下動または傾き移動を行い、当該上下動または傾き移動の結果として、ベルト位置の調整を実現する。なお、ベルト位置は、ベルト位置検出センサ15によって検出される。第1実施形態では、中間転写ベルト10が幅方向に寄っている場合、ベルト位置検出センサ15によって当該寄りを検出し、ステアリングローラ16によって当該寄りを解消することができる。
図2Aおよび図2Bは、第1実施形態によるベルト位置検出センサ15の構成を示した図である。また、図3Aは、第1実施形態によるベルト位置検出センサ15のスリット穴21bを示した図であり、図3Bは、第1実施形態によるベルト位置検出センサ15の受光部24を示した図である。
図2Aおよび図2Bに示すように、ベルト位置検出センサ15は、ピン21aおよびスリット穴21bを有する当接部材21を備える。ピン21aは、中間転写ベルト10の端部に当接するように配置されている。また、ピン21aは、中間転写ベルト10の端部に引っ張りバネ22によって付勢されている。また、ベルト位置検出センサ15は、スリット穴21bを介して対向するように設けられた光源23および受光部24を備える。図3Aおよび図3Bに示すように、スリット穴21bは、受光部24に対応する四角形状に構成されている。ここで、図3Bに示すように、受光部24は、副走査方向D(中間転写ベルト10の周回方向)に沿って2つ設けられている。
詳細には、当接部材21は、回転軸を中心に回転可能なL字状に構成されている。また、スリット穴21bは、長方形の開口スリットを有している。そして、当接部材21と中間転写ベルト10との当接部分は、ピン状に構成されている。中間転写ベルト10は、図2Aおよび図2Bにおける右側からピン21aに当接する。引っ張りバネ22は、当接圧を軽く発生させるため、当接部材21を引っ張っておくように構成される。
スリット穴21bは、2つの受光部24のうち1つの受光領域と同程度の幅を有した長方形の開口により構成される。スリット穴21bの幅と、2つの受光部24全体の幅とに基づき、中間転写ベルト10の寄り(オーバーラン、ベルト寄り)を検知する範囲を決めることができ、スリット穴21bの幅に基づき、線形範囲の幅を決めることができる。以上の構成に基づき、中間転写ベルト10が走行(周回)するときに発生し得る幅方向の寄り幅が、当接部材21のスリット穴21bの移動量として、受光部24により検出される。
次に、第1実施形態によるベルト位置検出センサ15がどのようにベルト寄りを検出するかについて説明する。図4A〜図4Cは、第1実施形態によるベルト位置検出センサ15のスリット穴21bと受光部24との位置関係の例を示した図である。図5は、第1実施形態によるベルト位置検出センサ15のスリット穴21bと受光部24との位置関係の変化に伴う出力信号の変化を説明するための図である。
図5の上段のグラフは、2つの受光部24とスリット穴21bとが副走査方向Dに沿って相対的に徐々に移動する場合において2つの受光部24からそれぞれ得られる電圧信号の変化を示している。以下では、スリット穴21bの状態が、2つの受光部24のいずれにも重なっていない状態から、一方の受光部24のみに重なった状態、両方の受光部24に重なった状態、他方の受光部24のみに重なった状態、いずれの受光部24にも重なっていない状態、といった順に遷移する場合を考える。また、以下では、スリット穴21bと重なる順番が先である受光部24(上記した一方の受光部24)から得られる電圧信号をVaとし、スリット穴21bと重なる順番が後である受光部24(上記した他方の受光部24)から得られる電圧信号をVbとする。また、図5の中段のグラフは、図5の上段のグラフに示された電圧信号VaおよびVbの差(Va-Vb)を示している。また、図5の下段のグラフは、図5の上段のグラフに示された電圧信号VaおよびVbの和(Va+Vb)を示している。
図5のグラフを左側から右側に向かって順番に説明する。最初は、スリット穴21bが2つの受光部24のいずれにも重なっていないため、いずれの受光部24も、光源23からの光を受光することができない。しかしながら、ある程度進むと、スリット穴21bが一方の受光部24と重なり始めるため(図4C参照)、このとき、電圧信号VaおよびVbともに0の状態から、電圧信号Vaのみが徐々に上昇する。
そして、スリット穴21bのさらなる移動に伴い、電圧信号Vaがさらに上昇し、スリット穴21bと一方の受光部24とが略重なると(図4B参照)、電圧信号Vaの変化が止まる。そして、スリット穴21bがさらに移動すると、スリット穴21bが他方の受光部24にも重なり始め、一方の受光部24が徐々に隠れていくため(図4A参照)、このとき、電圧信号Va−Vbは、傾斜を持って線形に減少する。そして、スリット穴21bがさらに移動すると、今度は電圧信号Vaが0となり、電圧信号Vbが変化しない状態になる。そして、スリット穴21bがさらに移動すると、最後は、どちらの受光部24も、光源23からの光を受光しなくなる。
ここで、上記の電圧信号Va−Vbが0になるとき、2つの受光部24とスリット穴21bとの位置関係が適正であると言える。そこで、第1実施形態では、装置の起動時などにおいて、ベルト位置検出センサ15による検出結果に基づき、上記の電圧信号Va−Vbが0になるようにベルト位置を補正するベルト寄り補正を実行可能に構成されたベルト駆動装置100が設けられている。
図6は、第1実施形態によるベルト駆動装置100の概略的な構成を示したブロック図である。
図6に示すように、ベルト駆動装置100は、制御部200と、ベルト寄り補正ユニット300とを備える。制御部200は、モータドライバ201と、CPU(Central Processing Unit)202とを備える。また、ベルト寄り補正ユニット300は、ステアリングモータ301と、ホームポジションセンサ302と、ベルト位置検出センサ15とを備える。
モータドライバ201は、たとえばステッピングモータドライバであり、CPU202からの制御信号に基づき、ステアリングモータ301を駆動するための駆動信号を出力する。CPU202は、通常のコンピュータで用いられるプロセッサと同様、各種の演算処理を実行可能に構成されている。たとえば、CPU202は、ホームポジションセンサ302からの出力信号と、ベルト位置検出センサ15からの出力信号とに基づき、ステアリングモータ301に出力する制御信号を決定する。
ステアリングモータ301は、ステアリングローラ16(図1参照)を駆動する駆動源である。また、ホームポジションセンサ302は、ステアリングローラ16のホームポジションを検出するセンサであり、たとえばフォトインタラプタなどにより構成される。
図7は、第1実施形態によるベルト駆動装置100の詳細な構成を示したブロック図である。
図7に示すように、ベルト駆動装置100は、図6に示した制御部200およびベルト寄り補正ユニット300の他にも、ベルト駆動ユニット400と、表示部500と、通知部600とを備える。
ベルト駆動ユニット400は、ベルト駆動モータ401と、エンコーダ402とを備える。ベルト駆動モータ401は、中間転写ベルト10を周回させるベルト駆動ローラ13を駆動する駆動源である。エンコーダ402は、ベルト駆動ローラ13の回転速度を検出し、検出した回転速度に応じた周期でパルスを出力する。
表示部500は、ベルト駆動装置100に関する各種の情報を表示(出力)可能に構成されたディスプレイなどの表示デバイスである。通知部600は、ベルト駆動装置100に関する各種の情報を、視覚的な方法も含めた、ユーザの五感に訴えかける方法で通知するデバイスである。通知部600は、たとえば、パトランプやスピーカなどである。
制御部200は、図6に示したモータドライバ201の他にも、記憶部203と、演算部204と、目標位置計算部205と、位置追従制御部206と、ベルト位置計算部207と、ベルトレディタイム計測部208と、目標速度計算部209と、速度追従制御部210と、モータ速度計算部211と、モータドライバ212とを備える。
なお、第1実施形態では、制御部200のうちのモータドライバ201および212以外の構成が、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されるものとしてよい。つまり、第1実施形態では、制御部200のうちのモータドライバ201および212以外の構成が、図6に示したCPU202が所定のプログラムを実行した結果として主記憶装置(図6には不図示)上に生成されるものとしてよい。ただし、第1実施形態では、制御部200のうちのモータドライバ201および212以外の構成の一部が、ハードウェアのみによって実現されてもよい。
記憶部203は、ベルト駆動装置100に関する各種の情報(後述するベルトレディタイムなど)を、任意のタイミングで記憶し、記憶した情報を、要求に応じて出力する。
演算部204は、記憶部203などから受け取った情報に基づいて各種の演算処理(後述する予測寿命の算出処理など)を実行し、演算結果を、要求に応じて出力する。
目標位置計算部205は、ステアリングモータ301の目標位置(中間転写ベルト10の幅方向の目標位置に対応)を算出し、算出した目標位置を、位置追従制御部206に出力する。
位置追従制御部206は、目標位置計算部205から受け取った中間転写ベルト10の幅方向の目標位置と、ベルト位置計算部10から受け取った中間転写ベルト10の幅方向の現在位置とに基づいて、現在位置が目標位置に到達するように、ステアリングモータ301を駆動するモータドライバ201に制御信号を出力する。
なお、位置追従制御部206は、ステアリングローラ16をホームポジションに移動させる要求(ホームポジション動作要求)が発生した場合、ホームポジションセンサ302からの出力信号が、ステアリングローラ16のホームポジションに対応した所定のレベルに達するまで、モータドライバ201に制御信号を出力し続ける。
ベルト位置計算部207は、ベルト位置検出センサ15から出力される、中間転写ベルト10の幅方向の現在位置を示す情報を含んだ出力信号に基づいて、中間転写ベルト10の幅方向の現在位置を算出し、算出した現在位置を、位置追従制御部206およびベルトレディタイム計測部208に出力する。
ベルトレディタイム計測部208は、ベルト位置の補正に要した補正時間を計測し、計測した補正時間を、記憶部203および演算部204に出力する。なお、補正時間とは、中間転写ベルト10が目標位置に達するまでに要した時間、すなわち中間転写ベルト10の動作準備が整った状態(ベルトレディ状態)になるまでの時間である。以下では、補正時間を、ベルトレディタイムと記載する。
目標速度計算部209は、ベルト駆動モータ401の目標速度(中間転写ベルト10の周回方向の目標速度に対応)を算出し、算出した目標速度を、速度追従制御部210に出力する。
速度追従制御部210は、目標速度計算部209から受け取った中間転写ベルト10の周回方向の目標速度と、モータ速度計算部10から受け取った中間転写ベルト10の周回方向の現在速度とに基づいて、現在速度が目標速度に到達するように、ベルト駆動モータ401を駆動するモータドライバ212に制御信号を出力する。なお、モータドライバ212は、たとえばブラシレスモータドライバである。
モータ速度計算部211は、エンコーダ402から出力される、中間転写ベルト10の周回方向の現在速度を示す情報を含んだ出力信号に基づいて、中間転写ベルト10の周回方向の現在速度を算出し、算出した現在速度を、速度追従制御部210に出力する。
ここで、第1実施形態による制御部200は、所定のプログラムに従い、以下のような処理を実行することで、ベルト駆動装置100の稼働が停止する(たとえば故障が発生する)までの時間の推定値(推定故障時間、予測寿命)をベルトレディタイムに基づいて算出し、算出した予測寿命を、表示部500に表示させる。
図8は、第1実施形態による制御部200が実行する処理を示したフローチャートである。
図8に示すように、第1実施形態による制御部200は、まず、ステップS1において、ベルト起動要求が発生したか否か、すなわち中間転写ベルト10を起動させるトリガとなる事象が発生したか否かを判断する。このステップS1の処理は、ベルト起動要求が発生したと判断されるまで繰り返される。そして、ステップS1において、ベルト起動要求が発生したと判断された場合、ステップS2に処理が進む。
ステップS2において、制御部200は、中間転写ベルト10(ベルト駆動モータ401)を起動する。そして、ステップS3に処理が進む。
ステップS3において、制御部200は、ベルト寄り補正ユニット300を用いたベルト寄り補正を開始する。そして、ステップS4に処理が進む。
ステップS4において、制御部200は、ステップS3のベルト寄り補正を完了し、中間転写ベルト10の状態をベルトレディ状態とする。ベルトレディ状態とは、中間転写ベルト10の幅方向の位置が目標位置に補正され、画像形成動作を実行することが可能になった状態のことである。そして、ステップS5に処理が進む。
ステップS5において、制御部200は、ベルト停止要求が発生したか否か、すなわち中間転写ベルト10を停止させるトリガとなる事象が発生したか否かを判断する。このステップS5の処理は、ベルト停止要求が発生したと判断されるまで繰り返される。そして、ステップS5において、ベルト停止要求が発生したと判断された場合、ステップS6に処理が進む。
ステップS6において、制御部200は、中間転写ベルト10(ベルト駆動モータ401)を停止する。そして、ステップS7に処理が進む。
ステップS7において、制御部200は、ベルト寄り補正に要した時間であるベルトレディタイムを取得する。具体的に、制御部200の演算部204は、ベルトレディタイム計測部208により計測された、ベルト寄り補正が開始されてから中間転写ベルト10がベルトレディ状態となるまでの時間を取得する。そして、ステップS8に処理が進む。
ステップS8において、制御部200は、ステップS7で取得したベルトレディタイムを記憶部203に記憶する。そして、ステップS9に処理が進む。
ステップS9において、制御部200は、ベルトレディタイムに基づき、中間転写ベルト10の予測寿命(推定故障時間)を算出する。
ここで、図9は、第1実施形態における予測寿命の算出方法を説明するための図である。図9において、縦軸は、ベルトレディタイムを表しており、横軸は、装置出荷時からの経過時間を表している。また、図9において、15個の黒い点は、それぞれ異なるタイミングにおけるベルトレディタイムの計測値である。
一般に、ベルト駆動装置100の部品は、時間経過に伴い劣化するため、ベルト駆動装置100にかかる負荷は、時間経過に伴い、増加する傾向がある。したがって、図9に示すように、ベルトレディタイムの計測値は、時間経過に伴い、上昇する傾向がある。
ここで、装置出荷時に計測したベルトレディタイムを初期値tとし、現在のベルトレディタイムを現在値tとし、所定時間内にベルトレディ状態にすることができなかったことを示すタイムアウトの判定の基準となる値を、タイムアウト判定値terrorとする。このとき、terror−tは、タイムアウトと判定されるまでの余裕度を示す。
また、装置出荷時から現在までの計測値を用いて近似線を導出することを考える。図9において、符号L1は、計測値を、初期値tを基準として直線で近似した近似直線を示し、符号L2は、計測値を、初期値tを含む基準として累乗曲線で近似した近似曲線を示す。これらの近似線に基づき、ベルト駆動装置100の推定故障時間および推定寿命を算出することができる。
具体的に、近似直線L1の縦軸の値がterrorに達する座標P1の横軸の値を、近似直線L1に基づく推定故障時間T1として算出することができ、当該推定故障時間T1と現在の時間との間の時間間隔を、近似直線L1に基づく推定寿命τ1として算出することができる。同様に、近似曲線L2の縦軸の値がterrorに達する座標P2の横軸の値を、近似曲線L2に基づく推定故障時間T2として算出することができ、当該推定故障時間T2と現在の時間との間の時間間隔を、近似曲線L2に基づく推定寿命τ2として算出することができる。
なお、上記のような近似線の算出方法は、ベルトレディタイムの計測値に基づいた方法であれば、任意の方法でよい。また、推定故障時間および推定寿命は、複数の近似線から得られた複数の値を用いた方法で算出すれば、任意の方法で算出してよい。たとえば、複数の近似線から得られた複数の値の平均値を推定故障時間および推定寿命として算出してもよいし、最小値を推定故障時間および推定寿命として算出してもよい。
図8に戻り、ステップS9の処理が実行されると、ステップS10に処理が進む。そして、ステップS10において、制御部200は、ステップS9で算出した予測寿命(推定故障時間)を表示部500に表示する。そして、処理が終了する。
以上説明したように、第1実施形態によるベルト駆動装置100は、ベルト位置を設定位置(目標位置)に補正するベルト寄り補正ユニット300と、ベルト位置の補正に要した補正時間(ベルトレディタイム)に基づいて、ベルト駆動装置100の予測寿命を算出する制御部200と、予測寿命を出力(表示)する表示部500と、を備える。これにより、予測寿命に基づいて、装置(ベルト駆動装置100およびこれを備えた画像形成装置)の稼働が停止する可能性を前もって認識することができる。この結果、装置の稼働が停止するような事態が発生する可能性を前もって予測し、予期しないタイミングで装置の稼働が停止するのをより抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、ベルトレディタイムを取得することで予測寿命を算出する点において第1実施形態と同様である。しかしながら、第2実施形態は、第1実施形態と異なり、ベルトレディタイムを取得する前に、ベルト寄り補正が実行されている時のベルト駆動モータ401に対する制御信号に基づく値を取得することで、当該値に基づき、ベルト駆動装置100aに異常な負荷が発生しているか否かを判定する。以下では、制御信号に基づく値の一例として、制御信号としてのPWM信号のデューティ比を用いた例を説明する。
図10は、第2実施形態において用いられる制御信号の時間変化を示した図である。図10において、縦軸は、ベルト駆動モータ401に対する制御信号(PWM信号)のデューティ比(PWM Duty)を示し、横軸は、装置出荷時からの経過時間を表している。また、図10において、15個の黒い点は、それぞれ異なるタイミングにおけるPWM Dutyの計測値である。
ここで、装置出荷時に計測したPWM Dutyを初期値P,現在のPWM Dutyを現在値Pとする。このとき、100−P[%]は、ベルト駆動モータ401のトルク余裕度を示す。
PWM Dutyは、ベルト駆動モータ401を目標速度で回転させるために、負荷に応じたトルクを発生させるように制御される。同じ目標速度の場合、PWM Dutyと負荷とは、比例関係にある。このため、図10に示すように、PWM Dutyの計測値が時間経過に伴い上昇する傾向であった場合、負荷が増加していることを示す。
ここで、ベルトレディタイムが、時間経過に伴い上昇する傾向であった場合(たとえば図9参照)、その原因のひとつとして、ベルト駆動モータ401の負荷の増加が挙げられる。
上記を利用すると、ベルト駆動装置100aの状態診断(ベルト駆動装置100aに異常な負荷がかかっているか否かの判定)を行うことが出来る。
具体的に、第2実施形態では、ベルトレディタイムを取得する前にPWM Dutyの計測値を取得することで、当該PWM Dutyの計測値から求まる値が、ある範囲を超えた場合に、ベルト駆動装置100aに異常な負荷がかかっていると判定することができる。なお、PWM Dutyの計測値から求まる値の例としては、たとえば、現在値Pと初期値Pとの差/比や、複数の計測値の最大値/最小値/平均値などが考えられる。
また、第2実施形態では、PWM Dutyの計測値から求まる値が、ある範囲内におさまっている場合でも、ベルトレディタイムを取得することで、当該ベルトレディタイムから求まる値(図9参照)が、ある範囲を超えた場合に、ベルト駆動装置100aに異常な負荷がかかっていると判定することができる。
つまり、第2実施形態では、PWM Dutyの計測値から求まる値と、ベルトレディタイムから求まる値とに基づき、ベルト駆動装置100aに異常な負荷がかかっているか否かを判定することで、リアルタイムで、メンテナンスが必要である旨をユーザ(またはサービスマン)に通知することができる。
このように、第2実施形態によるベルト駆動装置100aの制御部200a(図6および図7参照)は、第1実施形態とは異なる所定のプログラムに従い、以下のような処理を実行することで、PWM Dutyに応じてベルトレディタイムを取得するか否かを決定する。そして、制御部200aは、ベルトレディタイムを取得した場合に、ベルト駆動装置100aの予測寿命を算出する。
図11は、第2実施形態によるベルト駆動装置100aの制御部200aが実行する処理を示したフローチャートである。
図11に示すように、第2実施形態では、まず、第1実施形態と同様のステップS1〜S3の処理が実行される。しかしながら、第2実施形態では、第1実施形態と異なり、ステップS3の処理の後、ステップS11に処理が進む。
ステップS11において、制御部200aは、ベルト寄り補正が実行されている時のベルト駆動モータ401に対する制御信号に基づく値を取得し、取得した値を記憶部203に記憶する。具体的に、制御信号に基づく値とは、制御信号としてのPWM信号のDuty比(PWM Duty)である。
ステップS11の処理が実行されると、第1実施形態と同様のステップS4〜S6の処理が実行される。そして、ステップS6の処理が実行されると、ステップS12に処理が進む。
ステップS12において、制御部200aは、ステップS11において取得および記憶したPWM Dutyが設定値より大きいか否かを判断する。設定値は、ユーザなどにより任意に設定される値であり、ベルト駆動装置100aに異常な負荷が発生していることをユーザに通知するか否かを判定する基準となる値である。
ステップS12において、PWM Dutyが設定値より大きいと判断された場合、第1実施形態と同様のステップS7およびS8の処理が実行された後、ステップS13に処理が進む。
そして、ステップS13において、制御部200aは、ステップS7において取得し、ステップS8において記憶したベルトレディタイムが、設定値より大きいか否かを判断する。このステップS13で用いられる設定値も、ステップS12で用いられる設定値と同様に、ユーザなどにより任意に設定される値であり、ベルト駆動装置100aに異常な負荷が発生していることをユーザに通知するか否かを判定する基準となる値である。
ステップS13において、ベルトレディタイムが設定値以下であると判断された場合、第1実施形態と同様のステップS9およびS10の処理が実行された後、処理が終了する。一方、ステップS13において、ベルトレディタイムが設定値より大きいと判断された場合、ステップS14に処理が進む。
ステップS14において、制御部200aは、ベルト駆動装置100aに異常な負荷が発生していることをユーザに通知する異常通知を、通知部600を介して出力する。
ステップS14の処理が実行されると、第1実施形態と同様のステップS9およびS10の処理が実行され、処理が終了する。
なお、上記のステップS12において、PWM Dutyが設定値以下であると判断された場合、ステップS15に処理が進む。そして、ステップS15において、制御部200aは、過去の情報(たとえば直近に取得および記憶したベルトレディタイム)に基づいて、中間転写ベルト10の予測寿命(推定故障時間)を算出する。そして、ステップS16において、制御部200aは、ステップS15で算出された、過去の情報に基づいた予測寿命(推定故障時間)を表示部500に表示し、処理が終了する。
以上説明したように、第2実施形態によるベルト駆動装置100aの制御部200aは、PWM Dutyに応じてベルトレディタイムを取得するか否かを決定し、ベルトレディタイムを取得した場合に、ベルト駆動装置100aの予測寿命を算出する。これにより、PWM Dutyの計測値に基づき、ベルト駆動装置100aに異常な負荷がかかっているか否かを容易に判定することができる。
<第2実施形態の変形例>
次に、第2実施形態の変形例について説明する。この変形例は、ベルトレディタイムを取得する前にPWM Dutyを取得する点において第2実施形態と同様である。しかしながら、この変形例は、第2実施形態と異なり、新たなPWM Dutyを取得する毎に、最も古いPWM Dutyを記憶部203から消去する(ただし、初期値は消去しない)。
図12は、第2実施形態の変形例によるベルト駆動装置100bの制御部200b(図6および図7参照)が実行する処理を示したフローチャートである。
図12に示すように、第2実施形態の変形例では、まず、第2実施形態と同様のステップS1〜S3、S11、およびS4〜S6の処理が実行される。しかしながら、第2実施形態の変形例では、第2実施形態と異なり、ステップS6の処理の後、ステップS21に処理が進む。
ステップS21において、制御部200bは、ステップS4において今回取得および記憶したPWM Dutyと、過去に取得および記憶したPWM Dutyとを、記憶部203から読み込む。なお、過去のPWM Dutyをいくつ読み込むかは、任意に設定可能である。そして、ステップS22に処理が進む。
ステップS22において、制御部200bは、今回のPWM Dutyが、ステップS21で読み込んだPWM Dutyの平均値より大きいか否かを判断する。すなわち、制御部200bは、今回のPWM Dutyを、ステップS21で読み込んだPWM Dutyの平均値で除した値が1より大きいか否かを判断する。
ステップS22において、今回のPWM Dutyが平均値以下であると判断された場合、ステップS23に処理が進む。そして、ステップS23において、制御部200bは、前回算出した推定寿命(推定故障時間)を表示部500に表示する。そして、ステップS24に処理が進む。
一方、ステップS22において、今回のPWM Dutyが平均値を超えたと判断された場合、上記のステップS23の処理ではなく、第2実施形態と同様のステップS7〜S10の処理が実行され、ステップS24に処理が進む。
ステップS24において、制御部200bは、最も古いPWM Dutyを記憶部203から消去する。そして、処理が終了する。
以上説明したように、第2実施形態の変形例では、PWM Dutyの平均値の算出に用いていた最も古いデータを記憶部203から消去することで、ベルトレディタイムの変化(必要なデータ)を見落とすことなく効率的に観測することができる。また、不要なデータ(最も古いデータ)を記憶したままにしておかずに済むので、不要なデータによる記憶部203の容量の圧迫を抑制することができる。さらに、抑制できた容量分、ベルトレディタイムの計測サンプリング数を増加させることができるので、結果として、ベルト駆動装置100bの予測寿命(推定故障時間)の算出精度を高めることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、ベルトレディタイムに基づいて予測寿命を算出するという点において第1実施形態と同様である。しかしながら、第3実施形態は、第1実施形態と異なり、中間転写ベルト10の前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードの違いに応じて発生し得るベルトレディの変化を考慮して、予測寿命を算出する。
ベルト駆動モードとは、たとえば、画像形成装置が印刷装置として機能する場合における印刷モードのことである。一般に、画像形成装置が印刷装置として機能する場合、当該印刷装置は、品質などが異なる複数の印刷モードで印刷を実行可能に構成される。この場合、中間転写ベルト10が安定するようなステアリングローラ16の位置は、印刷モード(ベルト駆動モード)毎に異なっている。以下では、中間転写ベルト10が安定するようなステアリングローラ16の位置を、ベルト安定位置として記載する。
図13Aは、第3実施形態においてベルト駆動モードが前回駆動時から変化しない場合のベルトレディタイムの一例を示した図である。また、図13Bは、第3実施形態においてベルト駆動モードが前回駆動時から変化した場合のベルトレディタイムの一例を示した図である。図13Aおよび図13Bにおいて、横軸は、時間を示し、縦軸は、ベルト安定位置をステアリングモータ16のホームポジションからのステップ数で表現したものと、ベルト位置と、を示す。以下では、ベルト位置の目標位置が0であるものとして説明する。
図13Aには、ベルト駆動モードの切り替えが無い場合、すなわち中間転写ベルト10がベルト駆動モードM1で駆動していた状態から停止し、再びベルト駆動モードM1で起動した場合における、ベルト安定位置およびベルト位置の時間推移が表されている。図13Aに示すように、ベルト駆動モードM1で使用される感光体ドラム2a〜2dと中間転写ベルト10とが当接して画像形成動作を実行可能な状態になった時には、前回駆動時のベルト寄り補正により、ベルト位置がほぼ目標位置にあるため、すぐにベルトレディ状態となる。この場合におけるベルトレディタイムは、たとえば、サンプリング周期や、中間転写ベルト10が一周するのに要する時間などに対応する。
一方、図13Bには、ベルト駆動モードの切り替えが有る場合、すなわち中間転写ベルト10がベルト駆動モードM1で駆動していた状態から停止し、ベルト駆動モードM2へのモード切替要求を受けて当該ベルト駆動モードM2で起動した場合における、ベルト安定位置およびベルト位置の時間推移が表されている。図13Bに示すように、ベルト安定位置は、ベルト駆動モードの切り替えの前後で変化するため、ベルト駆動モードM2で使用される感光体ドラム2a〜2dと中間転写ベルト10とが当接して画像形成動作を実行可能な状態になった時には、ベルト位置が目標位置からずれる。このようにベルト位置がずれた状態は、ベルト寄り補正が実行されることで、目標位置に収束していく。したがって、ベルト駆動モードの切り替えが有る場合では、切り替えが無い場合と比較して、ベルトレディ状態になるまでに時間を要する。
そこで、第3実施形態によるベルト駆動装置100cの制御部200c(図6および図7参照)は、以下のような処理を実行することで、前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードの違いに応じて発生し得るベルトレディタイムの変化を考慮して、予測寿命を算出する。具体的に、第3実施形態による制御部200cは、前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードの違いに応じて発生し得るベルトレディタイムの変化を考慮して、今回計測されたベルトレディタイムを補正し、補正後のベルトレディタイムに基づいて、予測寿命を算出する。
図14は、第3実施形態によるベルト駆動装置100cの制御部200cが実行する処理を示したフローチャートである。
図14に示すように、第3実施形態では、まず、第1実施形態と同様のステップS1〜S8の処理が実行される。しかしながら、第3実施形態では、第1実施形態と異なり、ステップS8の処理の後、ステップS31に処理が進む。
ステップS31において、制御部200cは、前回および今回のベルト駆動モードを取得する。なお、前回および今回のベルト駆動モードがどのようなモードであったかは、記憶部203に記憶されている。そして、ステップS32に処理が進む。
ステップS32において、制御部200cは、ステップS31の結果に応じて、ベルトレディタイムを補正する。前述したように、ベルトレディタイムは、ベルト駆動モードの切り替えの有無によって大きく変化し得る。したがって、ステップS32において、制御部200cは、前回および今回のベルト駆動モードの組み合わせに応じて、予め設定された複数の補正係数を切り替えて用いることで、ベルトレディタイムを補正する。そして、ステップS33に処理が進む。
ステップS33において、制御部200cは、ステップS32における補正後のベルトレディタイムを記憶部203に記憶する。
ステップS33の処理が実行されると、第1実施形態と同様のステップS9およびS10の処理が実行され、処理が終了する。
以上説明したように、第3実施形態によるベルト駆動装置100cの制御部200cは、前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードの違いに応じて発生し得るベルトレディタイムの変化を考慮して、予測寿命を算出する。これにより、予測寿命の算出精度を高めることができる。
<第3実施形態の変形例>
次に、第3実施形態の変形例について説明する。この変形例は、前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードの違いに応じて発生し得るベルトレディタイムの変化を考慮して予測寿命を算出する点において、第3実施形態と同様である。しかしながら、この変形例は、第3実施形態と異なり、ベルトレディタイムの計測値を、計測の前後におけるベルト駆動モードの組み合わせ毎に分類し、当該組み合わせが同一のベルトレディタイムの群に基づいて、予測寿命を算出する。
図15は、第3実施形態の変形例によるベルト駆動装置100dの制御部200d(図6および図7参照)が実行する処理を示したフローチャートである。
図15に示すように、第3実施形態の変形例では、まず、第3実施形態と同様のステップS1〜S7、およびS31の処理が実行される。しかしながら、第3実施形態の変形例では、第3実施形態と異なり、ステップS31の処理の後、ステップS41に処理が進む。
ステップS41において、制御部200dは、今回計測したベルトレディタイムを記憶部203に記憶する。ここで、第3実施形態の変形例では、ベルトレディタイムが、当該ベルトレディタイムの計測時点の前後でベルト駆動モードがどのように切り替わったか(または切り替わらなかったか)と対応付いた状態で記憶部203に記憶される。つまり、第3実施形態の変形例では、記憶部203が、ベルト駆動モードの切り替えのパターン(切り替えがないパターンも含む)に応じて領域分けされている。したがって、ステップS41において、制御部200dは、今回計測したベルトレディタイムを、記憶部203に構成される複数の領域のうち、S31において取得したベルト駆動モードの組み合わせに対応した領域に記憶する。そして、ステップS42に処理が進む。
ステップS42において、制御部200dは、S41の処理の対象となった領域に記憶された複数のベルトレディタイムに基づき、予測寿命(推定故障時間)を算出する。すなわち、ステップS42において、制御部200dは、ベルト駆動モードの切り替えのパターン(切り替えがないパターンも含む)に関して同じ条件下で計測された複数のベルトレディタイムに基づき、予測寿命(推定故障時間)を算出する。
ステップS42の処理が実行されると、第3実施形態と同様のステップS10の処理が実行される。そして、処理が終了する。
以上説明したように、第3実施形態の変形例においても、第3実施形態と同様に、前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードの違いに応じて発生し得るベルトレディタイムの変化を考慮して、予測寿命が算出される。これにより、予測寿命の算出精度を高めることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。この第4実施形態は、ベルトレディタイムに基づいて予測寿命を算出するという点において第1実施形態と同様である。しかしながら、第4実施形態は、第1実施形態と異なり、メンテナンス直後(メンテナンス後の初回起動時)に、当該メンテナンス直後のベルトレディタイムを計測し、計測したベルトレディタイムに基づき、メンテナンスの効果を判定する。
図16は、第4実施形態によるベルト駆動装置100eの制御部200e(図6および図7参照)が実行する処理を示したフローチャートである。
図16に示すように、第4実施形態では、第1実施形態と異なり、制御部200eは、まず、ステップS51において、ベルト駆動装置100eのメンテナンス直後か否か、すなわちメンテナンス後における初回の起動時か否かを判断する。
ステップS51において、メンテナンス直後でないと判断された場合、処理が終了する。一方、ステップS51において、メンテナンス直後であると判断された場合、第1実施形態と同様のステップS1〜S8の処理が実行され、ステップS52に処理が進む。
ステップS52において、制御部200eは、今回計測されたベルトレディタイムと、前回(メンテナンス前)に計測されたベルトレディタイムとを比較することで、メンテナンスの効果を判定する。たとえば、今回計測されたベルトレディタイムをtとし、前回計測されたベルトレディタイムをtn−1とし、装置出荷時のベルトレディタイムをtとした場合、制御部200eは、(t−t)/(tn−1/t)を、判定に用いる判定値として算出する。そして、制御部200eは、このように算出した判定値を複数の閾値と比較することで、メンテナンス効果を段階的に判定する。たとえば、メンテナンス効果を3段階で判定する場合、制御部200eは、判定値が0.4より小さい場合に、メンテナンス効果大として判定し、判定値が0.4以上で0.8より小さい場合に、メンテナンス効果中として判定し、判定値が0.8以上である場合に、メンテナンス効果小として判定する。なお、ここに記載した0.4や0.8といった閾値は、あくまで一例であって、閾値は任意に設定可能である。
ステップS52の処理が実行されると、ステップS53に処理が進む。そして、ステップS53において、制御部200eは、ステップS52における判定結果を表示部500に表示する。
ステップS53の処理が実行されると、第1実施形態と同様のステップS9およびS10の処理が実行され、処理が終了する。
以上説明したように、第4実施形態によるベルト駆動装置100eの制御部200eは、ベルト駆動装置100eのメンテナンスが行われた直後(メンテナンス後の初回起動時)のベルトレディタイムに基づいて、メンテナンスの効果を判定する。そして、第4実施形態による表示部500は、判定結果(メンテナンスの効果)を出力(表示)する。これにより、ユーザは、メンテナンスの効果を容易に確認することができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。この第5実施形態は、中間転写ベルト10の起動時にステアリングローラ16などによってベルト位置の補正を開始するという点において、第1実施形態と同様である。しかしながら、第5実施形態は、第1実施形態と異なり、中間転写ベルト10の前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードが異なる場合、ステアリングローラ16の位置を、今回駆動時のベルト駆動モードに対応したベルト安定位置に移動させた後に、ベルト位置の補正を開始する。
図17は、第5実施形態において行われるベルト位置のベルト安定位置への移動を説明するための図である。図17において、横軸は、時間を示し、縦軸は、ベルト安定位置をステアリングモータ16のホームポジションからのステップ数で表現したものと、ベルト位置と、を示す。以下では、ベルト位置の目標位置が0であるものとして説明する。
図17において、上段の実線のグラフL11および下段のグラフL21は、ベルト駆動モードの切り替えが有る場合で、かつ、第5実施形態特有の動作(ベルト位置の補正前におけるベルト安定位置の移動)が行われた場合における、ベルト安定位置およびベルト位置の時間推移が表されている。一方、図17において、上段の一点鎖線のグラフL12および中段のグラフL22は、ベルト駆動モードの切り替えが有る場合で、かつ第5実施形態特有の動作が行われない場合(つまり上述した図13Bの場合と同様)における、ベルト安定位置およびベルト位置の時間遷移が表されている。なお、図17において、符号X1は、ベルト駆動モードM1におけるベルト安定位置を示し、符号X2は、ベルト駆動モードM2におけるベルト安定位置を示す。
図17のグラフL11およびL21に示すように、第5実施形態では、ベルト位置の補正が行われる前、より具体的にはモード切替要求を受けた時に、ステアリングローラ16が、切替後のベルト駆動モード(今回のベルト駆動モード)M2に対応したベルト安定位置X2に移動する。これにより、再起動時(今回駆動時)には、ステアリングローラ16が、ベルト駆動モードM2に対応したベルト安定位置X2に既に移動している。したがって、その後、中間転写ベルト10の速度制御などが完了し、ベルト駆動モードM2で使用される感光体ドラム2a〜2dと中間転写ベルト10とが当接して画像形成動作を実行可能な状態になった時には、ベルト位置が既に目標位置に近い位置にあるため、すぐにベルトレディ状態となる。
図18は、第5実施形態によるベルト駆動装置100fの制御部200f(図6および図7参照)が実行する処理を示したフローチャートである。
図18に示すように、第5実施形態では、まず、第1実施形態と同様のステップS1の処理が実行される。しかしながら、第5実施形態では、第1実施形態と異なり、ステップS1においてベルト起動要求が発生したと判断された場合、ステップS61に処理が進む。
ステップS61において、制御部200fは、今回のベルト駆動モードが前回と異なるか否かを判断する。ステップS61において、今回のベルト駆動モードが前回と同じであると判断された場合、第1実施形態と同様のステップS2〜S10の処理が実行され、処理が終了する。一方、ステップS61において、今回のベルト駆動モードが前回と異なると判断された場合、ステップS62に処理が進む。
ステップS62において、制御部200fは、今回のベルト駆動モードを記憶部203から取得する。そして、ステップS63に処理が進む。
ステップS63において、制御部200fは、今回のベルト駆動モードに対応したベルト安定位置を呼び出す。そして、ステップS64に処理が進む。
ステップS64において、制御部200fは、ステアリングローラ16をベルト安定位置まで駆動する。
ステップS64の処理が実行されると、第1実施形態と同様のステップS2〜S10の処理が実行され、処理が終了する。
以上説明したように、第5実施形態によるベルト駆動装置100fのベルト寄り補正ユニット300は、制御部200fの制御に基づき、次のように動作する。すなわち、第5実施形態によるベルト寄り補正ユニット300は、前回駆動時および今回駆動時におけるベルト駆動モードが異なる場合、ステアリングローラ16の位置を、今回駆動時のベルト駆動モードに対応したベルト安定位置に移動させた後に、ベルト位置の補正を開始する。これにより、ベルト駆動モードの切り替えが有る時でも、切り替えが無い場合と同様に、ベルトレディタイムを短縮することが出来る。
なお、目標速度や負荷が同じであれば、ベルトレディタイムは、ベルト駆動モードの切り替えの有無にほとんど依存しない。このため、第5実施形態によれば、ベルトレディタイムのデータ管理を、ベルト駆動モードの切り替えの有無別に行う必要がなくなる。これにより、記憶部203の使用量を削減することができる。さらに、削減できた容量分、ベルトレディタイムの計測サンプリング数を増加させることができるので、ベルト駆動装置100fの予測寿命(推定故障時間)の算出精度を高めることができる。
上記した第1〜第5実施形態(変形例を含む)によるベルト駆動装置で実行されるプログラムは、ROMなどに予め組み込まれて提供される。当該プログラムは、インストール可能または実行可能な形式のファイルとして、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)などといった、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された状態で提供されてもよい。
また、上記のプログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、当該コンピュータからネットワーク経由でダウンロードされるような形で提供されてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記した実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記した実施形態およびその変形は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの省略、置き換え、変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 中間転写ベルト(無端ベルト)
16 ステアリングローラ(補正ローラ)
100、100a〜100f ベルト駆動装置
200、200a〜200f 制御部(算出部)
300 ベルト寄り補正ユニット(補正部)
401 ベルト駆動モータ(駆動源、駆動モータ)
500 表示部(出力部)
特開2013−210506号公報

Claims (9)

  1. 無端ベルトを駆動するベルト駆動装置であって、
    前記無端ベルトの幅方向の位置であるベルト位置を設定位置に補正する補正部と、
    前記ベルト位置の補正に要した補正時間に基づいて、前記ベルト駆動装置の予測寿命を算出する算出部と、
    前記予測寿命を出力する出力部と、を備える、ベルト駆動装置。
  2. 前記算出部は、前記無端ベルトを周回させる駆動源としての駆動モータに対する制御信号に基づく値に応じて、前記補正時間を取得するか否かを決定し、前記補正時間を取得した場合に、前記予測寿命を算出する、請求項1に記載のベルト駆動装置。
  3. 前記算出部は、前記無端ベルトの前回駆動時および今回駆動時における駆動モードの違いに応じて発生し得る前記補正時間の変化を考慮して、前記予測寿命を算出する、請求項1に記載のベルト駆動装置。
  4. 前記出力部は、前記補正時間が設定値より大きい場合、ユーザに異常を通知し、
    前記設定値は、前記ユーザにより任意に設定可能である、請求項1に記載のベルト駆動装置。
  5. 前記出力部は、前記ベルト駆動装置のメンテナンスが行われた直後の前記補正時間に基づいて、前記メンテナンスの効果を出力する、請求項1に記載のベルト駆動装置。
  6. 前記補正部は、前記無端ベルトの前回駆動時および今回駆動時における駆動モードが異なる場合、前記ベルト位置の補正に用いられる補正ローラの位置を、前記無端ベルトの幅方向の位置が安定する安定位置であって、前記今回駆動時における駆動モードに対応した安定位置に移動させた後に、前記ベルト位置の補正を開始する、請求項1に記載のベルト駆動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のベルト駆動装置を備える、画像形成装置。
  8. 無端ベルトを駆動するベルト駆動装置で実行される方法であって、
    補正部により、前記無端ベルトの幅方向の位置であるベルト位置を設定位置に補正する補正ステップと、
    算出部により、前記ベルト位置の補正に要した補正時間に基づいて、前記ベルト駆動装置の予測寿命を算出する算出ステップと、
    出力部により、前記予測寿命を出力する出力ステップと、を備える、方法。
  9. 無端ベルトを駆動するベルト駆動装置のコンピュータに、
    補正部により、前記無端ベルトの幅方向の位置であるベルト位置を設定位置に補正する補正ステップと、
    算出部により、前記ベルト位置の補正に要した補正時間に基づいて、前記ベルト駆動装置の予測寿命を算出する算出ステップと、
    出力部により、前記予測寿命を出力する出力ステップと、を実行させる、プログラム。
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