JP2017164416A - カテーテル固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の所定部位の皮膚にカテーテルを固定する作業を簡素化することができるカテーテル固定具を提供する。
【解決手段】カテーテル固定具10は、腕100に巻回可能な帯状の固定具本体12と、固定具本体12に設けられた固定部14とを備える。固定具本体12には、その幅方向の縁部から中間部に延在し、カテーテル102を受け入れ可能なスリット16が形成されている。固定部14は、スリット16の中間部側の終端部20が固定具本体12によって覆われるように固定具本体12の延在方向の一端側を固定具本体12に固定可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者の体内に留置されたカテーテルを患者の所定部位の皮膚に固定するためのカテーテル固定具に関する。
患者の体内に留置されたカテーテルを患者の所定部位(腕等)の皮膚に固定したり交換したりする作業は侵襲的で煩雑である。例えば、特許文献1には、腕の静脈内に留置された静脈注射針のチューブを腕の皮膚に固定するためのチューブ固定具が開示されている。このチューブ固定具は、患者の腕に巻き付けて固定される帯状の固定具本体と、固定具本体の外面に設けられてチューブを固定具本体に対して固定するための固定部とを備える。固定具本体には、その幅方向の中央に形成された孔にチューブを導くスリットが形成されている。
米国特許第4591356号明細書
上述した特許文献1のようなチューブ固定具を用いてチューブを腕に固定する場合、まず、チューブをスリットから固定具本体の孔に挿入する。その後、固定具本体を腕に巻き付ける。そして、チューブの一部を湾曲させた状態で固定部によってチューブを固定具本体に対して固定する。このように、上記チューブ固定具では、固定具本体を腕に固定する動作とチューブを固定具本体に固定する動作とを別々に行う必要がある。そのため、チューブを腕に固定する作業が煩雑である。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、患者の所定部位の皮膚にカテーテルを固定する作業を簡素化することができるカテーテル固定具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るカテーテル固定具は、患者の体内に留置されたカテーテルを前記患者の所定部位の皮膚に固定するためのカテーテル固定具であって、前記所定部位に巻回可能な帯状の固定具本体と、前記固定具本体に設けられた固定部と、を備え、前記固定具本体には、当該固定具本体の幅方向の縁部から中間部に延在し、前記カテーテルを受け入れ可能なスリットが形成され、前記固定部は、前記スリットの前記中間部側の終端部が前記固定具本体によって覆われるように前記固定具本体の延在方向の一端側を前記固定具本体に固定可能に構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、スリットにカテーテルを受け入れた後、固定具本体を体の所定部位に巻回する際に、カテーテルを固定具本体によって挟み込むことができる。これにより、固定具本体を体の所定部位に巻回して固定する動作とカテーテルを固定具本体によって挟み込んで固定する動作とを同時に行うことができるので、カテーテルを患者の所定部位の皮膚に固定する作業を簡素化することができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定部は、前記固定具本体の前記延在方向における前記スリットよりも一端側に設けられた第1固定部と、前記固定具本体の前記延在方向における前記スリットよりも他端側に設けられた第2固定部と、を有していてもよい。
このような構成によれば、カテーテルを体の所定部位に対して強固に固定することができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定部は、前記固定具本体の前記一端側に粘着可能であってもよい。
このような構成によれば、固定部によって固定具本体の延在方向の一端側を固定具本体に容易に固定することができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定具本体には、前記スリットの前記終端部の位置に前記カテーテルが挿通可能なカテーテル挿通孔が形成されていてもよい。
このような構成によれば、カテーテルがカテーテル挿通孔を構成する壁面に押圧されて縮径することを抑制できる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定具本体は、フィルム状に形成され、前記固定具本体における前記第1固定部及び前記第2固定部の間のカテーテル支持部に設けられた補強部材をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、固定具本体がフィルム状に形成されているため、患者の異物感や違和感を抑制できる。また、固定具本体の弛みを防止するために固定具本体を引っ張りながら体の所定部位に巻回する場合であっても、カテーテル支持部に補強部材を設けているためスリットを起点に固定具本体が破けることを抑えることができる。
上記のカテーテル固定具において、前記補強部材は、前記スリットに沿って延在していてもよい。
このような構成によれば、固定具本体が破けることを効果的に抑えることができる。
上記のカテーテル固定具において、前記補強部材は、前記カテーテル支持部の外周に沿って延在していてもよい。
このような構成によれば、固定具本体が破けることを一層効果的に抑えることができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定具本体には、当該固定具本体を前記所定部位に固定するための裏側粘着部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、固定具本体を皮膚に強固に固定することができる。また、固定具本体を患者の所定部位に巻回する際に、固定具本体が皮膚に対して位置ずれすることを抑制できる。
上記のカテーテル固定具において、前記第1固定部は、前記固定具本体の外面に設けられ、前記固定具本体の前記一端側の裏面に粘着可能であり、前記固定具本体の前記延在方向の一端部の外面に粘着可能なように前記固定具本体に折り曲げ可能に設けられた折り曲げ部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、固定具本体の一端部を折り曲げ部によって覆うことができるため、固定具本体が所定部位から意図せずに外れることを抑えることができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定部は、前記固定具本体の全幅に亘って延在していてもよい。
このような構成によれば、固定具本体の延在方向の一端側を固定具本体に一層強固に固定することができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定具本体には、当該固定具本体の前記縁部とは反対側の縁部から前記スリットの前記終端部まで延在する破断可能な脆弱部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、脆弱部を破断することにより、カテーテルを固定具本体から容易に取り外すことができるとともに固定具本体を所定部位から容易に取り外すことができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定具本体の裏面には、前記スリット及び前記脆弱部に隣接し、前記所定部位の前記皮膚に粘着されない非粘着部と、前記固定具本体を前記所定部位に固定するための裏側粘着部と、が設けられていてもよい。
このような構成によれば、非粘着部に手指を接触させて脆弱部を容易に破断させることができる。
上記のカテーテル固定具において、前記固定具本体の前記延在方向における前記固定部よりも一端側には、当該固定具本体の前記延在方向に沿って伸縮可能な伸縮部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、所定部位の太さの個人差に関わらず固定具本体を所定部位に巻回して固定することができる。
本発明によれば、固定具本体を患者の所定部位に巻回して固定する動作とカテーテルを固定具本体によって挟み込んで固定する動作とを同時に行うことができるため、患者の所定部位の皮膚にカテーテルを固定する作業を簡素化することができる。
図1Aは本発明の一実施形態に係るカテーテル固定具の平面図であり、図1Bは図1AのIB−IB線に沿った縦断面図であり、図1Cは図1Aの背面図である。 カテーテル固定具を患者の腕に装着する方法を説明する斜視図である。 図2のカテーテル固定具を患者の腕に装着した状態を示す斜視図である。 図4Aは変形例に係る固定具本体を備えたカテーテル固定具の平面図であり、図4Bは図4Aのカテーテル固定具の背面図である。 図5Aは他の変形例に係る固定具本体を備えたカテーテル固定具の平面図であり、図5Bは第1変形例に係る裏側粘着部を備えたカテーテル固定具の一部省略背面図であり、図5Cは第2変形例に係る裏側粘着部を備えたカテーテル固定具の一部省略背面図であり、図5Dは第3変形例に係る裏側粘着部を備えたカテーテル固定具の一部省略背面図である。 第3固定部を備えたカテーテル固定具の平面図である。
以下、本発明に係るカテーテル固定具について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明に係るカテーテル固定具は、腕から血管内に挿入された血管内留置カテーテルのうち体外に露出している部分(固定対象部)を腕の皮膚に固定するためのものである。ここで、カテーテルの固定対象部としては、例えば、カテーテルチューブ(中空状のシャフト)の基端側、カテーテルハブ、カテーテルの分岐部、カテーテルの分岐チューブ、延長チューブ等が挙げられる。
カテーテル固定具は、血管内留置カテーテルの固定対象部を腕の皮膚に固定するためのものに限定されない。カテーテル固定具は、例えば、尿道留置カテーテルの固定対象部を大腿部や腹部に固定するものであってもよい。すなわち、カテーテル固定具は、カテーテルを患者の所定部位の皮膚に固定するものであればよい。
図1A〜図1Cに示すように、本発明の一実施形態に係るカテーテル固定具10は、可撓性を有する帯状の固定具本体12と、固定具本体12に設けられた固定部14と、固定具本体12の外面に折り曲げ可能に設けられた折り曲げ部15とを備える。固定具本体12は、フィルム状に形成されており、患者の腕(所定部位)100に巻回可能な長さを有している。固定具本体12の全長は、例えば、80mm以上600mm以下の範囲に設定される。また、固定具本体12は、カテーテル102の固定対象部104(図2及び図3参照)を覆うことが可能な幅寸法を有している。固定具本体12の幅寸法は、例えば、20mm以上150mm以下の範囲に設定される。本実施形態では、固定具本体12は、延在方向の一端から他端まで一定の幅寸法を有している。ただし、固定具本体12は、幅広部と幅狭部とを有していてもよい。
固定具本体12は、透明性(光透過性)及び透湿性を有する材料により構成されている。固定具本体12の構成材料としては、例えば、ポリウレタンのような透明樹脂等を用いることができる。このように、固定具本体12が透明性を有することにより、固定具本体12によってカテーテル102の固定対象部104を覆った状態で外側から固定対象部104を容易に視認することができる。なお、固定具本体12は、実質的に無色透明であるのが好ましいが、透明性を有していれば、着色されていてもよい。また、固定具本体12が透湿性を有することにより、固定具本体12によって覆われた固定対象部104や腕100の皮膚100aが蒸れることを抑制できる。
固定具本体12の他端側には、カテーテルチューブ106を受け入れ可能なスリット16と、スリット16によって受け入れられたカテーテルチューブ106が挿通可能なカテーテル挿通孔18が形成されている(図2及び図3参照)。スリット16は、固定具本体12の幅方向の縁部から中間部に幅方向に沿って延在している。スリット16の中間部側の終端部20は、固定具本体12の幅方向の中央に位置している。
カテーテル挿通孔18は、スリット16の終端部20に位置している。カテーテル挿通孔18の孔径は、カテーテルチューブ106の外径と略同一か又は若干大きく設定されている。これにより、カテーテルチューブ106がカテーテル挿通孔18を構成する壁面に押圧されて縮径することを抑制できる。そのため、カテーテルチューブ106の内腔に輸液等の流体を円滑に流通させることができる。
スリット16及びカテーテル挿通孔18は、固定具本体12の延在方向の中央部分に位置していてもよい。また、スリット16は、固定具本体12の幅方向に対して傾斜するように延在していてもよい。さらに、スリット16の終端部20(カテーテル挿通孔18)は、固定具本体12の幅方向中央よりも幅方向外側に位置していてもよい。
固定部14は、スリット16の中間部側の終端部20が固定具本体12によって覆われるように固定具本体12の延在方向の一端側を固定具本体12に固定可能に構成されている。具体的には、固定部14は、固定具本体12の延在方向におけるスリット16よりも一端側に設けられた第1固定部22と、固定具本体12の延在方向におけるスリット16よりも他端側に設けられた第2固定部24とを有する。
第1固定部22は、固定具本体12の延在方向の一端部に粘着可能(接着可能)な粘着部(接着部)である。第1固定部22は、固定具本体12の外面に全幅に亘って延在している。これにより、第1固定部22によって、固定具本体12の延在方向の一端部を固定具本体12に容易且つ強固に固定することができる。なお、第1固定部22の粘着強度は、固定具本体12の一端部を第1固定部22から剥がすことができる程度に設定されている。
第2固定部24は、固定具本体12の一端側に粘着可能(接着可能)な粘着部(接着部)である。第2固定部24は、固定具本体12の他端部の外面に全幅に亘って延在している。これにより、第2固定部24によって、固定具本体12の延在方向の一端側を固定具本体12に容易且つ強固に固定することができる。なお、第2固定部24の粘着強度は、固定具本体12の一端側を第2固定部24から剥がすことができる程度に設定されている。
第1固定部22の粘着強度は、第2固定部24の粘着強度と略同じである。ただし、第2固定部24の粘着強度は、第1固定部22の粘着強度よりも小さくても大きくてもよい。固定具本体12の延在方向において、第1固定部22の寸法は第2固定部24の寸法と略同一である。また、固定具本体12の延在方向において、第1固定部22の寸法は、第2固定部24の寸法よりも長くても短くてもよい。第1固定部22は、鉤状のフックやボタン等によって固定具本体12の一端部を固定具本体12に固定してもよい。第2固定部24についても同様である。スリット16、第1固定部22及び第2固定部24は、固定具本体12の延在方向における他端側1/3の領域に位置する。
図1A及び図1Bに示すように、折り曲げ部15は、固定具本体12の延在方向の一端部の外面に粘着可能なように固定具本体12に折り曲げ可能に設けられている。折り曲げ部15は、第1固定部22に隣接する位置に固定具本体12の全幅に亘って延在している。折り曲げ部15は、固定具本体12の外面から延出したフィルム状の折り曲げ部本体26と、折り曲げ部本体26のうち第1固定部22に隣接する面の全体に設けられた折り曲げ粘着部28とを有する。
折り曲げ部本体26の固定具本体12からの延出長は、第1固定部22に固定された固定具本体12の一端部を折り曲げ部15によって覆うことができる長さに設定されている。折り曲げ粘着部28は、第1固定部22と同様に形成されている。
固定具本体12における第1固定部22及び第2固定部24の間には、カテーテル102の固定対象部104を支持するカテーテル支持部30が設けられている。カテーテル支持部30の外面には、補強部材32が設けられている。補強部材32は、カテーテル支持部30の外周に沿って四角形状に延在するとともにスリット16及びカテーテル挿通孔18に沿って延在している。補強部材32は、透明性(光透過性)及び透湿性を有する材料により構成されている。補強部材32の構成材料としては、例えば、固定具本体12の構成材料と同様のものを用いることができる。
補強部材32は、カテーテル支持部30の外面ではなく裏面(患者の皮膚100aに接する側の面)に設けられていてもよい。また、補強部材32は、カテーテル支持部30の両面に設けられていてもよい。この場合、カテーテル支持部30の強度を一層向上させることができる。
図1Cにおいて、カテーテル支持部30の裏面には、カテーテル固定具10を患者の皮膚100aに粘着可能(接着可能)な複数の裏側粘着部34が設けられている。裏側粘着部34は、円形状に形成されている。裏側粘着部34の粘着強度は、皮膚100aから剥がすことができる程度に設定されている。複数の裏側粘着部34は、カテーテル支持部30の裏面に任意に配置可能である。
本実施形態に係るカテーテル固定具10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、カテーテル固定具10の使用方法について説明する。なお、以下の説明では、図2及び図3に示すように、患者の腕100の血管内に留置されたカテーテル102の固定対象部104(カテーテルチューブ106の基端側、カテーテルハブ108及び延長チューブ110の一部)をカテーテル固定具10によって腕100の皮膚100aに固定する場合について説明する。
まず、ユーザは、カテーテルチューブ106の基端側(体外に露出している部分)をスリット16に通し、カテーテル挿通孔18に挿通させる。そして、図2に示すように、固定具本体12の裏側粘着部34を腕100の皮膚100aに粘着する。これにより、固定具本体12が腕100の皮膚100aに固定される。また、カテーテル102の固定対象部104を固定具本体12のカテーテル支持部30の外面上に位置させる。このとき、図2の例では、カテーテルハブ108の基端に接続された延長チューブ110をカテーテルチューブ106側に180度湾曲させる。
その後、図3に示すように、カテーテル102の固定対象部104が固定具本体12によって覆われるように固定具本体12を腕100に巻回し、固定具本体12の一端部を第1固定部22に粘着するとともに固定具本体12の一端側(固定具本体12の一端部よりも他端側)を第2固定部24に粘着する。この際、ユーザは、固定具本体12の一端側を把持し、固定具本体12を延在方向外方に引っ張りながら腕100に巻き付けることにより、固定具本体12を弛ませることなく腕100に固定することができる。特に、本実施形態では、裏側粘着部34が腕100の皮膚100aに粘着しているため、固定具本体12を腕100に巻回する際に、固定具本体12が皮膚100aに対して位置ずれすることを抑制できる。
また、カテーテル支持部30に補強部材32を設けているため、固定具本体12を引っ張りながら腕100に巻回する場合であっても、スリット16及びカテーテル挿通孔18を起点に固定具本体12が破けることを抑制できる。さらに、本実施形態では、補強部材32は、カテーテル支持部30の外周に沿って延在するとともにスリット16及びカテーテル挿通孔18に沿って延在しているため、固定具本体12が破けることを効果的に抑制できる。
このように、本実施形態では、固定具本体12を腕100に巻回する際にカテーテル102の固定対象部104が固定具本体12によって挟み込まれる。これにより、固定具本体12を腕100に巻回して固定する動作とカテーテル102の固定対象部104を固定具本体12によって挟持して固定する動作とを同時に行うことができる。そのため、カテーテル102の固定対象部104を腕100の皮膚100aに固定する作業を簡素化することができる。
続いて、折り曲げ部15を第1固定部22側に折り曲げることにより、折り曲げ粘着部28を固定具本体12の一端部の外面に粘着する。これにより、固定具本体12の一端部が折り曲げ部15によって覆われるため、固定具本体12の一端部が意図せずに第1固定部22から剥がれることを抑制できる。この段階で、カテーテル固定具10による腕100の皮膚100aに対するカテーテル102の固定が完了する。
次に、カテーテル102の刺入部の消毒等によってカテーテル固定具10を取り外す場合には、折り曲げ粘着部28を固定具本体12の一端部から剥がし、固定具本体12の一端部を第1固定部22から剥がす。これにより、カテーテル102の固定対象部104の固定具本体12に対する固定が解除される。そして、固定具本体12の一端側を第2固定部24から剥がす。この際、裏側粘着部34が腕100の皮膚100aに粘着しているため、腕100の皮膚100aに対する固定具本体12の位置ずれを抑えることができる。その後、裏側粘着部34を腕100の皮膚100aから剥がし、スリット16を介してカテーテルチューブ106を固定具本体12から取り外す。これにより、カテーテル固定具10がカテーテル102から完全に取り外されることとなる。
本実施形態によれば、固定具本体12の延在方向におけるスリット16及びカテーテル挿通孔18よりも一端側に第1固定部22を設け、固定具本体12の延在方向におけるスリット16及びカテーテル挿通孔18よりも他端側に第2固定部24を設けている。そのため、カテーテル102の固定対象部104を腕100に対して強固に固定することができる。また、固定具本体12がフィルム状に形成されているため、患者の異物感や違和感を抑制できる。
本実施形態に係るカテーテル固定具10は、上述した構成に限定されない。図4A及び図4Bに示すように、例えば、固定具本体12には、カテーテル挿通孔18からスリット16が位置する固定具本体12の縁部とは反対側の縁部に延在する破断可能な脆弱部36が設けられていてもよい。
本実施形態において、脆弱部36は、固定具本体12の幅方向に沿って形成されたミシン目である。ただし、脆弱部36は、ミシン目に限定されず、固定具本体12の表面に形成された溝であってもよい。
この場合、カテーテル支持部30の裏面には、スリット16及び脆弱部36に隣接する位置(固定具本体12の延在方向の両側)に皮膚100aに粘着されない非粘着部38(図4Bのクロスハッチングで示した領域)が設けられている。なお、カテーテル支持部30の裏面には、非粘着部38に対して固定具本体12の延在方向の両側に隣接する部位に裏側粘着部34が設けられている。
このような構成によれば、例えば、折り曲げ部15を固定具本体12の一端部から剥がした後、ユーザは、非粘着部38に手指を接触させた状態で固定具本体12を延在方向の外方に引っ張ることによって、脆弱部36を容易に破断させることができる。これにより、固定具本体12がスリット16及び脆弱部36を境目に2つに切り離されるため、カテーテルチューブ106を固定具本体12から容易に取り外すことができるとともに固定具本体12を腕100から容易に取り外すことができる。
図5Aに示すように、固定具本体12における第1固定部22よりも一端側には、固定具本体12の延在方向に伸縮可能な伸縮部40が設けられていてもよい。伸縮部40は、例えば、固定具本体12の一部を蛇腹状又は網目状に形成することによって構成できる。また、伸縮部40は、ゴム等の弾性材料によって構成してもよい。このような構成によれば、腕100の太さの個人差に関わらず固定具本体12を腕100に巻回して固定することができる。
裏側粘着部34は、例えば、図5B〜図5Dに示す裏側粘着部34a〜34cであってもよい。図5Bに示すように、裏側粘着部34aは、略N字状又は略Z字状に形成されている。すなわち、裏側粘着部34aは、2本の平行な直線部42、44と、一方の直線部42の一端部と他方の直線部44の他端部とを連結する連結部46とを有する。2本の直線部42、44は、固定具本体12の幅方向に対して傾斜するように延在している。連結部46は、各直線部42、44と交差する方向に延在している。
図5Cに示すように、裏側粘着部34bは、円環状に形成されている。図5Dに示すように、裏側粘着部34cは、2本の直線部48、50がその中心位置で互いに交差するように形成されている。各直線部48、50は、固定具本体12の幅方向に対して傾斜するように延在している。このような形状の裏側粘着部34であっても、上述した裏側粘着部34と同様の作用効果を奏する。
図6に示すように、本実施形態に係るカテーテル固定具10は、固定具本体12のうちスリット16が位置する縁部とは反対側の縁部に設けられた第3固定部52を備えていてもよい。第3固定部52は、固定具本体12の一端側に粘着可能(接着可能)な粘着部(接着部)であって、カテーテル支持部30の全長に亘って第1固定部22から第2固定部24まで延在している。なお、第3固定部52の粘着強度は、第1固定部22の粘着強度と略同じであり、固定具本体12の一端側を第3固定部52から剥がすことができる程度に設定されている。ただし、第3固定部52の粘着強度は、第1固定部22の粘着強度よりも小さくても大きくてもよい。このような構成によれば、カテーテル102をより強固に保持することができる。
本実施形態に係るカテーテル固定具10では、第2固定部24を省略してもよい。この構成であっても、固定具本体12の一端部を第1固定部22に固定することにより、固定具本体12を腕100の皮膚100aに固定する動作とカテーテル102の固定対象部104を固定具本体12に固定する動作とを同時に行うことができる。
また、カテーテル固定具10では、カテーテル挿通孔18を省略してもよい。さらに、カテーテル固定具10では、折り曲げ部15を省略してもよい。
本発明に係るカテーテル固定具は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…カテーテル固定具 12…固定具本体
14…固定部 15…折り曲げ部
16…スリット 18…カテーテル挿通孔
20…終端部 22…第1固定部
24…第2固定部 26…折り曲げ部本体
28…折り曲げ粘着部 30…カテーテル支持部
32…補強部材 34、34a〜34c…裏側粘着部
36…脆弱部 38…非粘着部
40…伸縮部 100…腕(所定部位)
100a…皮膚 102…カテーテル

Claims (13)

  1. 患者の体内に留置されたカテーテルを前記患者の所定部位の皮膚に固定するためのカテーテル固定具であって、
    前記所定部位に巻回可能な帯状の固定具本体と、
    前記固定具本体に設けられた固定部と、を備え、
    前記固定具本体には、当該固定具本体の幅方向の縁部から中間部に延在し、前記カテーテルを受け入れ可能なスリットが形成され、
    前記固定部は、前記スリットの前記中間部側の終端部が前記固定具本体によって覆われるように前記固定具本体の延在方向の一端側を前記固定具本体に固定可能に構成されている、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  2. 請求項1記載のカテーテル固定具において、
    前記固定部は、
    前記固定具本体の前記延在方向における前記スリットよりも一端側に設けられた第1固定部と、
    前記固定具本体の前記延在方向における前記スリットよりも他端側に設けられた第2固定部と、を有する、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  3. 請求項1又は2に記載のカテーテル固定具において、
    前記固定部は、前記固定具本体の前記一端側に粘着可能である、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテル固定具において、
    前記固定具本体には、前記スリットの前記終端部の位置に前記カテーテルが挿通可能なカテーテル挿通孔が形成されている、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  5. 請求項2記載のカテーテル固定具において、
    前記固定具本体は、フィルム状に形成され、
    前記固定具本体における前記第1固定部及び前記第2固定部の間のカテーテル支持部に設けられた補強部材をさらに備える、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  6. 請求項5記載のカテーテル固定具において、
    前記補強部材は、前記スリットに沿って延在している、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  7. 請求項5又は6に記載のカテーテル固定具において、
    前記補強部材は、前記カテーテル支持部の外周に沿って延在している、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のカテーテル固定具において、
    前記固定具本体には、当該固定具本体を前記所定部位に固定するための裏側粘着部が設けられている、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  9. 請求項2記載のカテーテル固定具において、
    前記第1固定部は、前記固定具本体の外面に設けられ、前記固定具本体の前記一端側の裏面に粘着可能であり、
    前記固定具本体の前記延在方向の一端部の外面に粘着可能なように前記固定具本体に折り曲げ可能に設けられた折り曲げ部をさらに備える、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のカテーテル固定具において、
    前記固定部は、前記固定具本体の全幅に亘って延在している、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のカテーテル固定具において、
    前記固定具本体には、当該固定具本体の前記縁部とは反対側の縁部から前記スリットの前記終端部まで延在する破断可能な脆弱部が設けられている、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  12. 請求項11記載のカテーテル固定具において、
    前記固定具本体の裏面には、
    前記スリット及び前記脆弱部に隣接し、前記所定部位の前記皮膚に粘着されない非粘着部と、
    前記固定具本体を前記所定部位に固定するための裏側粘着部と、が設けられている、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のカテーテル固定具において、
    前記固定具本体の前記延在方向における前記固定部よりも一端側には、当該固定具本体の前記延在方向に沿って伸縮可能な伸縮部が設けられている、
    ことを特徴とするカテーテル固定具。
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