JP2017161448A - 案内装置 - Google Patents

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昭利 舘
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佳一 岡田
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Abstract

【課題】施設の利用者に対して適切な案内を簡単に行えるようにした案内装置を提供する。【解決手段】案内装置100が設置された設置場所の近傍に利用者が移動することで属することが可能な1または複数の案内領域400が指定されており、案内領域400のいずれかに属した利用者を認識装置が認識すると、その利用者に関する属性情報を識別し、識別した属性情報を有する利用者に対し、その属性情報に基づき自案内装置100が設置された設置場所において案内する案内情報をスピーカ200から利用者が属している案内領域400に向けて音出力する制御を行う。複数の案内領域400それぞれに異なる利用者が属しているときには、各案内領域400に属する利用者それぞれの属性情報に応じた各案内情報400を各利用者が属している案内領域400それぞれに向けて別々に音出力する制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、施設を利用する利用者に対して案内を行う案内装置に関する。
鉄道の駅、空港やバス、船舶等の発着所等の公共機関の施設のほか、不特定多数の利用者が利用する民間の施設には、その施設に設けられた設備やサービス等を効率的に利用できるようにその利用方法、利用順序や利用経路等が適宜、案内されている。特に、多くの利用者が利用する施設等においては、その案内の役割がとても重要となっている。
利用者に対して適切な案内が行われなければ、利用者が施設を効率的に利用できないばかりか混乱をきたすこととなり、不意な事故等の発生を招く原因ともなりかねない。
一般的には、施設の利用方法、利用順序や利用経路等が示されている案内板を用いて行われ、この案内板は施設内の各所に設置されている。利用者は、この案内板を参照することで必要な情報を収集して施設内の設備やサービスを利用することとなる。
このほか、近年の情報化社会に発展に伴い、案内板の代わりに、モバイル端末やデジタルサイネージと称される電子機器を用いて案内が行われる。利用者がこれらの電子機器に、利用条件を入力(例えば、施設内の設備名やサービス名等を入力)すると、これらの電子機器は、その入力された利用条件に基づく情報の検索を行い、その利用条件に合致したさまざまな情報をモニターに表示して案内を行っている。
後述する特許文献1では、個人に関する情報を特定できるカード等を用いてその個人が利用するエレベータや、このエレベータにより乗降するフロア階を特定し、その特定した内容を案内できるようにした技術が開示されている。
また、特許文献2では、個人カードに入力されている個人情報(言語情報を含む)や顔認証によって個人を特定し、出入の際に、この個人に対する適切な言語を用いてメッセージを報知(表示、音出力)する技術が開示されている。
特許5598598号 特開2013−181363号公報
上記に示すような案内は、全ての人物に対して行う必要はない。例えば、その利用する施設に熟知している利用者に対しては案内を行うまでもない。反対に、このような案内が不要な利用者にまで案内を行ってしまうと、本当に案内が必要としている利用者の妨げとなるほか、かえって効率的な施設の利用を阻害することとなってしまう。
また、利用者は、利用者毎に案内が必要な内容が異なっている場合が多く、各利用者がそれぞれ各人の利用条件を指定して必要な情報を引き出す作業は手間を要するほか、多くの時間を割くこととなる。
そこで、本発明は、施設の利用者に対して適切な案内を簡単に行えるようにした案内装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、任意の施設における所定の設置場所に設置され、該施設の利用者に対して案内を行う案内装置において、前記所定の設置場所の近傍に前記利用者が移動することで属することが可能な1または複数の案内領域が指定されており、前記案内装置は、前記利用者に案内する案内情報を音出力する音出力装置と、前記利用者を認識可能な認識装置とを備え、前記案内領域のいずれかに属した利用者を前記認識装置が認識すると、該利用者に関する属性情報を識別する属性情報識別手段と、前記属性情報識別手段によって識別した前記属性情報を有する利用者に対し、該属性情報に基づき自案内装置が設置された設置場所において案内する案内情報を、前記音出力装置から前記利用者が属している案内領域に向けて音出力する制御を行う音出力制御手段とを具備し、前記複数の案内領域それぞれに異なる利用者が属しているとき、前記属性情報識別手段によって識別した各案内領域に属する利用者それぞれの属性情報に応じた各案内情報を該利用者が属している案内領域それぞれに向けて別々に音出力する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明は、請求項1に係る発明において、前記音出力装置は、特定の範囲に伝播する指向性を有しており、前記案内情報の音出力方向が前記案内領域に向く位置に複数、設けられ、前記音出力制御手段は、前記案内情報を音出力する複数の音出力装置を選択し、選択した音出力装置それぞれから音出力される案内情報の音声データを合成することで前記案内領域に向けて音出力する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項3に係る本発明は、請求項1または2に係る発明において、前記認識装置は、前記案内領域を含み、該案内領域によりも大きな案内準備領域に属した利用者を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知した利用者の移動経路を追跡する移動経路追跡手段とを具備し、前記音出力装置は、前記移動経路追跡手段による追跡によって前記利用者が前記案内領域に属することとなり、所定の案内開始条件が成立することで前記案内情報の音出力を行うことを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明において、前記利用者に案内する案内情報を表示する表示装置を備え、前記表示装置は、前記認識装置によって前記案内領域の利用者を認識すると、該利用者に対して前記音出力装置から音出力される案内情報と関連する案内表示情報を表示することを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明は、請求項4に係る発明において、前記表示装置は、前記認識装置によって前記複数の案内領域それぞれで異なる利用者を認識しているとき、該利用者が属する案内領域に対応する表示領域における所定の表示位置に前記案内表示情報それぞれを表示することを特徴とする。
本発明によれば、施設の利用者に対して適切な案内を簡単に行えるようになるという効果を奏する。
本発明の実施の形態における案内装置を用いて行う案内の態様を示す図。 本発明の実施の形態における案内装置の表示部、出力部、センサーの状態を示す図。 本発明の実施の形態における案内装置と案内に用いられる領域との関係を示す図。 本発明の実施の形態における案内装置の近傍に設けられた案内領域と案内準備領域との関係を示す図。 本発明の実施の形態における案内装置の詳細な構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態における案内装置の表示部における表示態様の一例を示す図。 本発明の実施の形態における案内装置の表示部における表示態様の一例を示す他の図。 本発明の実施の形態における案内装置において行われる案内制御処理の詳細な流れを示すフローチャート。
以下、本発明に係わる案内装置を用いた案内システムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における案内装置を用いた案内態様を示す図である。
図1には、任意の施設の所定の場所に案内装置100が設置された状態を示している。この案内装置100は、施設を利用する利用者およびその利用者に関係する関係者(以下、総称して「利用者」と称する)に対して必要な情報を提供することで施設の利用案内を行う。このことから、必要な情報とは、案内装置100が設置された施設を案内する情報(施設に関する情報)であって、「案内情報」若しくは「利用情報」と称される。この案内情報の提供を受けることで、利用者は、施設の効率的な利用や適切な利用が可能になる。
さらに、この案内情報は、案内装置100が設けられた施設内の設置場所(設置位置)に基づき、その設置場所において利用者に案内するべき施設に関する情報である。つまり、案内装置100が設けられた施設およびその施設内の設置場所等に応じて提供される情報が異なることがある。
このような案内情報を提供する図1に示すような案内装置100は、施設内の天井部分等に2本の支柱によって接合(固定)されることで、天井から吊り下げられて設置された状態を示している。
この案内装置100の近傍(特に、利用者が移動可能な床面)には、施設の利用者が移動して属することが可能な移動範囲が標記されている(テープ等で印が示されている)。
また、案内装置100には、その近傍に標記されている移動範囲と略同サイズからなる案内領域400(案内する領域として指定された「指定領域」とも称する)が予め設定されている。
すなわち、利用者がテープ等で標記された移動範囲に移動することで、案内装置100は、案内領域400に属することとなったと判断できる。このため、移動範囲と案内領域400とは同義で用いられることから、説明の都合上、利用者が属する範囲を案内領域400と定義する。
なお、より詳細には、後述する図3、図4に示すように、案内領域400以外に、案内準備領域401も設けられているが、ここでは、予め設定されている案内領域400をもとに説明する。
図1には、3つの案内領域400(第1案内領域400a、第2案内領域400b、第3案内領域400c)を示しているが、これは複数の案内領域400を設けることが可能であることを示したものである。もちろん、複数の案内領域400に限定されることはなく、単一の案内領域400であってもよい。
言い換えれば、案内装置100が設けられた設置場所の近傍に、1または複数の案内領域400が設けられた構成であればよい。
また、この案内装置100は、多面体からなり、装置内部に利用案内に関する制御処理を行う制御部(コントロール部)(記憶媒体(RAM、ROM)を含む)を内蔵し、利用者に対する施設の利用案内に用いるモニター110、スピーカ200等の報知機構によって構成されている。この報知機構から案内情報が報知されることで、利用者は施設の利用案内の提供を受けることとなる。
このほか、案内装置100には、案内領域400等に属する利用者を認識可能な認識装置である利用者認識センサー(単に、「センサー300」とも称する)も設けられている。
このときの案内装置100における、モニター110、スピーカ200、センサー300の設置位置の詳細を図2に示しており、後述する。
また、センサー300が利用者を認識する案内領域等とは、案内領域400はもちろんのこと、図3に示すような案内準備領域401等をも含む。なお、この案内準備領域401については後述する。
スピーカ200は、複数台(図1に示す例では、「64台」)設けられており、音声による施設の利用案内を可能とした音声出力装置(音出力装置、音出力部)である。各スピーカ200それぞれは、センサー300によって利用者を認識した案内領域400に対して利用案内の音声を指向する。このとき案内領域400に音声を指向するスピーカ200は、1または複数の任意のスピーカであって、全てのスピーカ200を用いて音声を指向してもよいし、各案内領域400に対して対応付けられたスピーカ200を用いて音声を指向してもよい。
前者のように、単一の案内領域400に音声を全てのスピーカ200を用いて指向していた場合で、後述するように複数の案内領域400にそれぞれ利用者が異なるタイミングで属することとなったときには、2つの案内領域400それぞれで音声を指向するスピーカ200を特定して、後から利用者が属することとなった案内領域400に音声を指向する対象として特定されたスピーカ200は、それまでの音声出力(音出力)を停止して、新たな音声の指向を開始することとなる。
また、後者のように、各案内領域400に対して対応付けられたスピーカ200を用いる場合、案内装置100では、案内領域400に対して音声を指向するスピーカ200を対応付けて記憶しておき、利用者が属した案内領域400に対するスピーカ200を特定してその特定したスピーカ200から音声を指向することとなる。
このように、利用者が属した案内領域400に対して音声を指向することから、より好適には、「指向性スピーカ」である。
この「指向性スピーカ」は、音声の周波数や振幅を制御してスピーカから出力される波形を合成する(「波面合成」ともいう)ことで、特定の指向範囲である指定された案内領域400にのみに音声出力を伝播することを可能にした指向型の音声出力装置の一例である。
言い換えれば、指向性スピーカは、指定された案内領域とは異なる他の案内領域には音声出力が行われないように制限できるものである。
スピーカ200は、多面体の案内装置100の下面部に設けられており、案内装置100の近傍に設けられた案内領域400に向けた方向(音出力方向)に音声出力される。もちろん、各スピーカ200を可動し、音出力方向を変更できるようにすることで、案内領域400のいずれかに音声出力できるようにしてもよい。なお、スピーカ200が設けられた下面部と正対する上面部には、案内装置100が天井と接合する支柱が設けられている。
また、モニター110は、案内装置100の側面部(下面部、上面部と略直行する面部)を構成し、施設の利用案内に係る情報を表示するサイネージである。よって、モニター110は、表示装置、表示部、ディスプレイとも称することがある。なお、モニター110の代わりに、案内ボード、案内板と称される看板を用いて構成してもよい。
つまり、案内装置100は、施設の利用案内に係る情報をデジタル表示することで適宜、その情報を変更可能なデジタルサイネージであってもよいし、一定の情報を常に示している案内看板であってもよい。
センサー300は、スピーカ200と同じ下面部に設けられており、案内領域400それぞれに属する利用者を赤外線や超音波等を用いたセンシングによって認識する。このセンサー300も、スピーカ200と同様、案内装置100の近傍に設けられた案内領域400に向けた方向(検知方向)に赤外線や超音波等が出力されるように設けられている。
案内装置100に内蔵された制御部は、センサー300が案内領域400に属した利用者を認識すると、その利用者に関する属性情報(「利用者情報」とも称する)を識別する「属性識別処理」を行う。この「属性識別処理」の詳細については後述する。
この利用者に関する属性情報は、利用者の属性を示す情報であって、例えば、性別、国、年齢、職業、使用言語、犯罪歴の有無等である。この中でも特に、利用者の属性情報として、「所属国」、「使用言語」を識別する。
このように利用者の属性情報を識別した制御部は、その属性情報を有する利用者に対して、案内装置100が設置された設置場所において案内する案内情報をスピーカ200から、利用者が属している案内領域400に向けて音声出力する制御を行うとともに、その案内情報をモニター110から、利用者が属している案内領域400に向けて表示する制御を行う。
これによって、案内装置100は、利用者の属性情報に基づいてその利用者が属した案内領域400に、適切な案内情報を音声出力することができるようになるとともに、適切な案内情報を表示することができるようになり、利用者は、音声および表示によって適切な利用案内の提供を受けることが可能となる。
上記のように、制御部によって「属性識別処理」が行われることで識別した属性情報は、施設の利用案内に関する案内情報の報知態様を決定するために用いられる情報であると言える。
また、利用者の属性情報として「所属国」や「使用言語」を識別することができれば、施設の利用案内に関する情報を利用者の「所属国」で使用する「使用言語」を用いた報知態様で報知することができる。
これによって、利用者は、施設の利用案内に関する情報を容易に取得することができ、効率的な施設の利用の促進に繋がる。
続いて、複数の案内領域400のうち2以上の案内領域400それぞれに異なる利用者が属しているときに行われる処理は、案内装置100において、上記に示すような各案内領域400に属した利用者の属性情報をそれぞれ識別し、各属性情報に応じた案内情報をその属性情報を有する利用者が属している案内領域400に向けて別々に案内するものである。以下に、その一例を示す。
例えば、3つの案内領域400(第1案内領域400a、第2案内領域400b、第3案内領域400c)を有し、このうち第1案内領域400aと第2案内領域400bに、「第1案内領域400a→第2案内領域400b」の順序で異なるタイミングに、異なる利用者が属することとなったときに行われる処理について説明する。
利用者Aが、第1案内領域400aに属することとなったとき、案内装置100は、その利用者Aを認識してその利用者Aの属性情報を識別して、その第1案内領域400aに音声を指向するスピーカ200を選択する(全てのスピーカ200、または、第1案内領域400aに対応するスピーカ200が選択される)。
続いて、利用者Aとは異なる利用者Bが、第2案内領域400bに属することとなったとき、案内装置100は、利用者Bを認識してその利用者Bの属性情報を識別して、その第2案内領域400bに音声を指向するスピーカ200を選択する。このとき、各案内領域400に対応付けてスピーカ200が予め登録されている場合には、第2案内領域400bに対応するスピーカ200から音声が指向されることとなるが、第1案内領域400aに全てのスピーカ200から音声が指向されている場合には、第2案内領域400bに音声を指向するとして選択されたスピーカ200が第1案内領域400aへの音声の指向を停止して、新たな音声を第2案内領域400bに指向することとなる。
このように、複数の案内領域400に同時期に各利用者が属することとなったとしても、案内装置100は、各利用者の属性情報に応じた案内態様で案内を行うことが可能となる。
続いて、案内装置100に内蔵された制御部において行われる「属性識別処理」について説明する。
この属性識別処理は、センサー300において案内領域400に利用者が属することを認識することで制御部において行われる処理である。
制御部は、センサー300が利用者を認識したことで撮像した画像情報を受信すると、その画像情報をもとに画像解析を行い、利用者の特徴点を抽出する。そして、制御部は、抽出した特徴点と、予め記憶している特徴点とを照合し、一致した特徴点に対する属性情報の情報を用いて利用者の属性情報を識別する処理を行う。
これ以外にも、案内装置100が、外部のデータベースと通信路で接続され、そのデータベースが利用者に関する属性情報を管理している状態にあるときには、案内装置100の制御部は、データベースに画像情報を送信して、データベースがその画像情報をもとに特定した利用者の属性情報を受信することで識別するような構成であってもよい。
より具体的には、案内装置100が空港(施設)の入国前検査フロア(設置位置)に設けられており、案内装置100が旅券(パスポート)に関する情報を記憶しているデータベースにアクセスできるネットワーク接続環境にあるとき、案内装置100の制御部は、センサー300によって検知した画像情報をデータベースに送信する。このとき、データベースでは、この画像情報をもとに利用者を特定し、その利用者の旅券情報を特定する。そして、制御部では、データベースからこの旅券情報を受信することで、この旅券情報から利用者の属性情報を識別することが可能となる。
このような利用者の属性情報は、案内装置100が設置された設置場所において案内する案内情報の報知態様を決定するための情報の一つとして用いられる。
図2は、本発明の実施の形態における案内装置のモニター、出力部、センサーの状態を示す図である。
図2において、案内装置100は、モニター110が側面部を構成し、下面部に複数のスピーカ200と、センサー300とを配置している。
このときのスピーカ200と、センサー300とは互いにそれぞれが有する機能同士が干渉しない位置にそれぞれ設けられている。
図2では、第1センサー300aおよび第2センサー300bの「2個」のセンサー300が設けられた例を示している。これらのセンサー300(第1センサー300a、第2センサー300b)によって複数の案内領域400のいずれかに利用者が属することとなったことを認識している。
特に、図1等に示すように、3つの案内領域400(第1案内領域400a、第2案内領域400b、第3案内領域400c)を有する構成においては、第1案内領域400aと第2案内領域400bの中間地点に第1センサー300aを配置しており、第2案内領域400bと第3案内領域400cの中間地点に第2センサー300bを配置している。
もちろん、図2に示すような「2個」のセンサー300に限定されることはなく、「3個」以上のセンサー300を設けることとしてもよい。特に、「3個」のセンサー300を設ける場合、案内領域400の数量と同一となることから、各案内領域400(第1案内領域400a、第2案内領域400b、第3案内領域400c)それぞれに対して、センサー300を対応付けるようにしてもよい。つまり、いずれかのセンサー300で利用者を認識すると、利用者を認識したセンサー300に対応する案内領域400に利用者が属したことを認識できる。
図3は、本発明の実施の形態における案内装置と案内に用いられる領域との関係を示す図である。
図3は、案内装置100が接合された天井から案内領域400が設けられた床面の方向に向かってみたときの様子を示したものである。この図3には、案内装置100と、その案内装置100の近傍に設けられた案内領域400とのほか、案内準備領域401についても示されている。
この案内準備領域401は、各案内領域400に対応するものであって、各案内領域400に対応して案内準備領域401が設けられている。具体的には、第1案内領域400aに対応する第1案内準備領域401aが設けられており、第2案内領域400bに対応する第2案内準備領域401bが設けられており、第3案内領域400cに対応する第3案内準備領域401cが設けられている。
各案内準備領域401は、対応する案内領域400を包含するような範囲からなる領域である。この案内準備領域401と各案内領域400との関係の一例を図4に示しており、その詳細については図4を用いて後述する。
このことから、案内準備領域401は、対応する案内領域400よりも大きく(占有範囲が広く)、案内領域400および案内準備領域401とは異なる外部の領域(外部領域)から案内領域400に利用者が属するためには、案内準備領域401を経由することが必要となる。
上記に示すように、センサー300は、案内領域400に属することとなった利用者を認識するほか、このセンサー300は、案内準備領域401に属することとなった利用者についても同様に検知する。つまり、センサー300は、案内領域400において利用者を「認識」するほか、案内準備領域401において利用者を「検知」する。
図4は、本発明の実施の形態における案内装置の近傍に設けられた案内領域と案内準備領域との関係を示した図である。
図4では、略矩形からなる案内領域400と、その案内領域400を包含し、楕円形状からなる案内準備領域401との関係を示している。これらの領域はあくまでも一例を示すものであって、その領域形状、サイズ等は問わない。
図4に示す案内領域400は、長辺の長さが「2b」であって、短辺の長さが「2a」であって、重心位置の座標が(x、y)である。このことから、案内領域400の4頂点それぞれは、(x−b、y−a)、(x−b、y+a)、(x+b、y+a)、(x+b、y−a)と定義することができる。
よって、これら(x−b、y−a)、(x−b、y+a)、(x+b、y+a)、(x+b、y−a)の4頂点を直線で結んだ領域内部(直線上も含む)で利用者を認識したときには、利用者が案内領域400に属していることを示す。
また、同様に、案内準備領域401の重心位置の座標を案内領域400と同様の(x、y)とし、長軸の長さを「2d」であって、短軸の長さを「2c」とし、案内領域400の長辺と案内準備領域401の長軸とが平行(若しくは、案内領域400の短辺と案内準備領域401の短軸とが平行)するとき、案内領域400の長辺の傾きを有する直線を接線としたときに楕円形状の案内準備領域401における接点は(x、y−c)、(x、y+c)と定義できる。また、同様に、案内領域400の短辺の傾きを有する直線を接線としたときに楕円形状の案内準備領域401における接点は(x−d、y)、(x+d、y)と定義できる。
よって、これら(x、y−c)、(x、y+c)、(x−d、y)、(x+d、y)の4点を通過する楕円形状の内部であって、かつ、(x−b、y−a)、(x−b、y+a)、(x+b、y+a)、(x+b、y−a)の4頂点を直線で結んだ領域の外部で利用者を認識したときには、利用者が案内準備領域401に属していることを示す。
このとき、楕円形状からなる案内準備領域401の境界部で利用者を検知したとき、その境界部の位置を「案内開始準備位置」と称し、矩形の案内領域400の境界部で利用者を検知したとき、その境界部の位置を「案内開始位置」と称する。
図5は、本発明の実施の形態における案内装置の詳細な構成を示すブロック図である。
図5において、案内装置100は、検知処理部10、属性情報識別部11、検索部12、通信部13、記憶部14、案内制御部15、表示制御部16、表示部17、音声出力制御部18、音声出力部19を具備して構成されている。
この案内装置100は、任意の施設における所定の設置場所に設置されており、その任意の施設における所定の設置場所における案内情報を、利用者に対して、その利用者の属性情報に基づく案内態様で案内することが可能な装置(機器、端末)である。
センサー300である検知処理部10では、案内準備領域401に属することとなった利用者をセンシングによって検知する。このセンシングによって、利用者の画像情報が撮像されることとなる。
また、検知処理部10は、利用者を検知した案内準備領域401における検知位置の情報を案内制御部15に対して通知する。このとき案内制御部15は、その利用者の追跡検知を検知処理部10に対して指示する。これによって、検知処理部10では、検知した利用者の移動経路(起動軌跡)を継続的に検知(継続検知)し続けることで利用者の現在位置(現在地)を案内制御部15へと通知する。
これによって、案内制御部15は、検知処理部10から通知される利用者の現在位置の情報をもとに、利用者の移動経路を追跡処理(トラッキング)する。
この案内制御部15において行われる追跡処理は、記憶部14において記憶している案内領域400および案内準備領域401の内部での利用者の移動経路を追跡する処理である。
よって、この追跡処理によって、案内制御部15が案内準備領域401に属している利用者が案内領域400に属したと判断すると、案内制御部15は、検知処理部10に対して利用者が案内領域400に属したことを通知する。これによって、検知処理部10は、撮像した画像情報を属性情報識別部11に送信する。
属性情報識別部11は、検知処理部10から画像情報を受信することで、その画像情報に対する利用者の属性情報を識別する。つまり、案内領域400に属している利用者の属性情報を識別する属性識別処理を行う。
この属性識別処理として、外部のデータベースとの通信を行ってデータベース上で利用者を特定し、その利用者に対して管理している属性情報を受信することで属性情報の識別を行う場合には、属性情報識別部11が通信部13を介して外部のデータベースとの通信を行うこととなる。
また、案内装置100の内部で属性情報を識別する場合(外部のデータベースを用いずに属性情報を識別する場合)には、属性情報識別部11は、検知処理部10から受信した画像情報を解析し、その画像情報に基づく利用者の特徴を特定する。そして、属性情報識別部11は、特定した特徴を有する人物の属性情報を、記憶部14において記憶している「特徴に対する属性情報」をもとに特定することで識別する。
このように、利用者の属性情報が識別されると、属性情報識別部11は、この属性情報を検索部12に送信する。
この検索部12は、属性情報識別部11より受信した属性情報をもとに、その属性情報を有する利用者に対して案内する案内情報を検索する。より詳細には、検索部12は、利用者の属性情報をもとに、その案内装置100において出力する案内情報を識別する案内情報IDを記憶部14から検索することとなる。
このほか、検索部12は、通信部13を介して、属性情報と、案内装置100を識別する案内装置IDとを外部のデータベースに送信することで、データベースがこの属性情報および案内装置IDをもとに、この属性情報を有する利用者に対して、案内装置IDによって識別される案内装置100において案内する案内情報を識別する案内情報IDを検索する。そして、検索部12は、データベースからこの案内情報IDを受信することで案内情報を検索した状態となる。
このようにして案内情報IDの検索を行った検索部12では、案内制御部15にこの案内情報IDを送信する。
案内制御部15では、検索部12により案内情報IDを受信すると、案内領域400に属した利用者に対して案内を開始する条件(「案内開始条件」と称する)が成立したか否かを判断する判断処理を行うとともに、記憶部14において記憶している、案内情報IDに対する案内情報の読み出しを行う。
この案内開始条件は、案内領域400に属した利用者が案内を行う利用者であるか否かを判断するための条件であって、例えば、利用者が案内領域400に継続して属している滞在時間や、案内領域400内での利用者の動作(行動)に基づくものである。
滞在時間として、例えば、継続して「5秒」滞在しているときに、案内を行う利用者であると判断することが可能であり、また、動作として、例えば、手を振るなどの動作を検知したときに、案内を行う利用者であると判断することが可能である。
そして、案内制御部15における判断処理によって、案内開始条件が成立したと判断すると、案内制御部15は、表示制御部16および音声出力制御部18に案内情報を送出する。このときの案内情報は、案内に用いる表示データ(「案内表示データ」、「案内表示情報」とも称する)と、案内に用いる音声データ(「案内音声データ」、「案内音声情報」とも称する)との少なくとも一方によって構成されている。
このことから、表示データと音声データとは、関連する案内情報であると言える。
表示制御部16では、案内制御部15から送出された表示データをもとに表示制御を行い、モニター110である表示部17に対して送信する。また、音声出力制御部18では、案内制御部15から送出された音声データをもとに音声制御を行い、スピーカ200である音声出力部19に対して送信する。このとき、表示制御部16と音声出力制御部18が相互に連携することで、表示データの表示タイミングと音声データの出力タイミングとを同期させるような制御をおこなってもよい。
これによって、表示部17では、表示データに基づく案内情報を表示する。また、音声出力部19では、音声データに基づく案内情報を音声出力する。
図6および図7は、本発明の実施の形態における案内装置の表示部における表示態様の一例を示す図である。
図6は、情報表示領域110aと、音声出力状態表示領域110bとによって構成された、案内装置100のモニター110を示している。
このモニター110の情報表示領域110aには、予め指定された表示態様で案内情報が表示された状態を示している。このときの案内情報は、主に3つの言語によって示されており、「英語」、「日本語」、「ドイツ語」からなる。この言語はあくまで一例である。
また、音声出力状態表示領域110bでは、「英語」、「日本語」、「ドイツ語」による案内情報の音声出力状態を示している。図6に示す例では、「日本語」での案内情報が音声出力されているのに対して、「英語」、「ドイツ語」では案内情報の音声出力が行われていない状態を示している。
これは、案内領域400に属した利用者の属性情報である「国」が「日本」若しくは「使用言語」が「日本語」であると識別されたことによって、案内装置100のスピーカ200から、「日本語」による案内が行われていることを示している。
つまり、図6の情報表示領域110aに表示された案内情報は、利用者の属性情報に係わらず不変である。
図7においても図6と同様、それぞれ、情報表示領域110aと、音声出力状態表示領域110bとによって構成された、案内装置100のモニター110を示している。
図7において、図7(a)は、センサー300によっていずれか1の案内領域400でのみ利用者を認識しているとき、認識している利用者の人数(一人)と、その1の利用者が属する案内領域400とに基づいて、情報表示領域110aの所定の表示位置に、その利用者に応じた表示態様で案内情報を表示した例を示している。
より具体的には、ある1の案内領域400でのみ利用者を認識してその利用者の属性情報である「国」が「アメリカ」若しくは「使用言語」が「英語」であると識別されたことによって、その一人の利用者が属している案内領域400に基づいて、情報表示領域110aの所定の表示位置に、その利用者に応じた表示態様として、「英語」での表記を大きくした表示態様で表示しており、かつ、音声出力状態表示領域110bに、案内装置100のスピーカ200から「英語」による案内が行われ、「日本語」および「ドイツ語」による案内は行われていないことを示している。
図7において、図7(b)は、センサー300によって複数の案内領域400それぞれで異なる利用者を認識しているとき、認識している利用者の人数(複数人)と、その利用者それぞれが属する案内領域400とに基づいて、情報表示領域110aの所定の表示位置に、各利用者に応じた表示態様で案内情報を表示した例を示している。
より具体的には、複数の案内領域400でそれぞれ利用者を認識して、1の利用者の属性情報として、「国」が「アメリカ」若しくは「使用言語」が「英語」であると識別され、また、他の利用者の属性情報として、「国」が「日本」若しくは「使用言語」が「日本語」であると識別されたことによって、各利用者が属している案内領域400に基づいて、情報表示領域110aの所定の表示位置に、各利用者それぞれに応じた表示態様として、「英語」と「日本語」での表記を大きくした表示態様で表示しており、かつ、音声出力状態表示領域110bに、案内装置100のスピーカ200から「英語」と「日本語」による案内が行われ、「ドイツ語」による案内は行われていないことを示している。
このことから、図7に示す例では、案内領域400に属した利用者の属性情報に応じて、情報表示領域110aに表示される案内情報の表示態様が切り替わる例を示している。
図8は、本発明の実施の形態における案内装置において行われる案内制御処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
図8において、案内装置100は、案内準備領域に利用者が属することでこれを検知したか否かを判断する(S801)。
この判断処理において、案内準備領域に利用者が属したことを検知するまで(S801でNO)は処理が開始されず、また、案内準備領域に利用者が属したことを検知すると(S801でYES)、案内装置100は、その検知した利用者の移動経路を追跡する追跡処理を行う(S802)。
この追跡処理によって、「案内準備領域」に属していた利用者が「案内領域」に移動して属したことを、案内装置100が認識したか否かを判断する(S803)。
「案内領域」に移動して属したことを認識すると(S803でYES)、案内装置100は、利用者の属性情報を識別する(S804)。
そして、案内装置100は、少なくとも識別した「属性情報」をもとに、案内情報を検索する(S805)。このとき、この検索処理(S805)では、「属性情報」のほか、案内装置100を識別する「案内装置ID」や案内装置100が設けられた「場所情報」を用いて、案内情報を検索することとしてもよい。
これによって、さまざまな場所に設けられた案内装置100それぞれにおいて、その案内装置100が設けられた場所情報に基づく最適な案内情報を表示することが可能となる。
このようにして案内情報を検索すると、案内装置100は、「案内開始条件」が成立したか否かを判断する(S806)。この「案内開始条件」とは、案内領域400に属した利用者が案内を行うべき利用者であるか否かを判断する条件である。例えば、案内領域400に一定時間以上、属していることを「案内開始条件」とすることができる。つまり、案内を必要としている利用者であるか否かを利用者の行動によって示していることを検知したときに、利用開始条件が成立したと判断することとなる。
この案内開始条件が成立したか否かの判断処理において、案内開始条件が成立したと判断すると(S806でYES)、案内装置100は、続いて、利用者が属している「案内領域」および「案内情報」をもとに案内を行う出力制御処理を行う(S807)。
この出力制御処理は、利用者が属する「案内領域」に対して音声出力する1または複数のスピーカを選択(特定)し、選択したスピーカが複数の場合、各スピーカからの音声信号を波面合成することで案内情報を音声出力する処理である。
続いて、案内装置100は、この出力制御処理によって、案内情報の出力による案内が完了したか否かを判断する(S808)。この判断処理において、案内情報の出力による案内が完了したと判断する場合(S808でYES)、案内装置100は、「案内情報」の出力を停止して(S810)、本フローチャートにおける案内制御処理を終了する。
また、この判断処理において、案内情報の出力による案内が完了したと判断しない場合(S808でNO)、つまり、まだ案内中である場合、案内装置100は、続いて、案内情報の出力による案内が行われている状態で、利用者を「案内領域」において継続して認識している状態にあるか否かを判断する(S809)。
案内情報の出力による案内が行われている状態で、利用者を「案内領域」において継続して認識している状態にあると判断する場合(S809でYES)、案内装置100は、再度、案内情報の出力による案内が完了したか否かを判断する(S808)処理を行う。
また反対に、案内情報の出力による案内が行われている状態で、利用者を「案内領域」において継続して認識している状態にあると判断しない場合(S809でNO)、案内装置100は、「案内情報」の出力を停止して(S810)、本フローチャートにおける案内制御処理を終了する。
つまり、利用者が案内領域400から外部へと移動して施設の案内が不要となっている場合には案内情報の出力を停止することで、不要な案内が継続して行われることを防止し、他の利用者への案内を効率的に行えるようになる。
さらに、上記のS803に示している、追跡処理によって、「案内準備領域」に属していた利用者が「案内領域」に移動して属したことを認識したか否かを判断する処理において、利用者が「案内領域」に移動して属したことを認識しない場合(S803でNO)のほか、上記のS806に示している、「案内開始条件」が成立したか否かを判断する処理において、「案内開始条件」の成立前である場合(S806でNO)には、案内装置100は、続いて、案内準備領域の外部に利用者が移動したか否かを判断する(S811)。
案内装置100は、案内準備領域の外部に利用者が移動したと判断すると(S811でYES)、本フローチャートにおける案内制御処理を終了する。また、案内装置100は、案内準備領域の外部に利用者が移動したと判断しない場合(S811でNO)、案内準備領域に利用者が滞在していると判断することから、その利用者の追跡を継続する(S802)。
もちろん、この案内準備領域においても一定時間以上継続して属している利用者については、利用者の追跡を停止することとしてもよい。
以上に示す実施の形態は、本発明の実施の一形態であって、これらの実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
100 案内装置
110 モニター
110a 情報表示領域
110b 音声出力状態表示領域
200 スピーカ
300 センサー
400 案内領域
401 案内準備領域

Claims (5)

  1. 任意の施設における所定の設置場所に設置され、該施設の利用者に対して案内を行う案内装置において、
    前記所定の設置場所の近傍に前記利用者が移動することで属することが可能な1または複数の案内領域が指定されており、
    前記案内装置は、
    前記利用者に案内する案内情報を音出力する音出力装置と、
    前記利用者を認識可能な認識装置と
    を備え、
    前記案内領域のいずれかに属した利用者を前記認識装置が認識すると、該利用者に関する属性情報を識別する属性情報識別手段と、
    前記属性情報識別手段によって識別した前記属性情報を有する利用者に対し、該属性情報に基づき自案内装置が設置された設置場所において案内する案内情報を、前記音出力装置から前記利用者が属している案内領域に向けて音出力する制御を行う音出力制御手段と
    を具備し、
    前記複数の案内領域それぞれに異なる利用者が属しているとき、前記属性情報識別手段によって識別した各案内領域に属する利用者それぞれの属性情報に応じた各案内情報を該利用者が属している案内領域それぞれに向けて別々に音出力する制御を行うことを特徴とする案内装置。
  2. 前記音出力装置は、
    特定の範囲に伝播する指向性を有しており、
    前記案内情報の音出力方向が前記案内領域に向く位置に複数、設けられ、
    前記音出力制御手段は、
    前記案内情報を音出力する複数の音出力装置を選択し、選択した音出力装置それぞれから音出力される案内情報の音声データを合成することで前記案内領域に向けて音出力する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の案内装置。
  3. 前記認識装置は、
    前記案内領域を含み、該案内領域によりも大きな案内準備領域に属した利用者を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知した利用者の移動経路を追跡する移動経路追跡手段と
    を具備し、
    前記音出力装置は、
    前記移動経路追跡手段による追跡によって前記利用者が前記案内領域に属することとなり、所定の案内開始条件が成立することで前記案内情報の音出力を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の案内装置。
  4. 前記利用者に案内する案内情報を表示する表示装置
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記認識装置によって前記案内領域の利用者を認識すると、該利用者に対して前記音出力装置から音出力される案内情報と関連する案内表示情報を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の案内装置。
  5. 前記表示装置は、
    前記認識装置によって前記複数の案内領域それぞれで異なる利用者を認識しているとき、該利用者が属する案内領域に対応する表示領域における所定の表示位置に前記案内表示情報それぞれを表示することを特徴とする請求項4記載の案内装置。
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