JP2017156533A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一成分現像方式の現像処理が低速度モードで実行される場合に、磁性トナーの帯電量の不足による現像不良を防止すること。
【解決手段】制御部は、第1期間に現像ローラーを第1現像部回転速度で回転させ(S4,S12)、第2期間に前記現像ローラーを第2現像部回転速度で回転させる(S7)。前記第1期間は、現像部が供給位置と転写位置との間に存在するシートに対応する現像処理を開始する前の期間である。前記第2期間は、前記現像部が前記供給位置と前記転写位置との間に存在する前記シートに対応する前記現像処理を開始する時点から前記転写位置に到達した前記シートに対応する前記現像処理を終了する時点までの期間を含む。前記制御部は、前記第1現像部回転速度を前記第2現像部回転速度よりも速い速度に設定可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置が、標準速度モードおよび低速度モードの一方を動作モードとして選択する機能を備える場合がある。
前記標準速度モードにおいて、感光体および現像ローラーがそれぞれ標準速度で回転する。前記低速度モードにおいて、前記感光体および前記現像ローラーは、それぞれ前記標準速度よりも遅い速度で回転する。例えば、前記低速度モードは、画像が形成されるシートの厚みが厚い場合などに選択される。
また、二成分現像方式の前記画像形成装置において、前記低速度モードでの現像工程が終了した後に、現像部における現像剤の搬送部材が高速で空運転することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−238836号公報
ところで、磁性トナーを用いた一成分現像方式の現像処理を実行する現像部が知られている。前記現像部は、前記磁性トナーを担持して回転する現像ローラーと、前記現像ローラー上の前記磁性トナーの層厚を制限する層厚制限部とを備える。
前記一成分現像方式の前記現像処理において、前記磁性トナーは、主として現像ローラーおよび層厚制限部との摩擦により帯電する。前記一成分現像方式の現像処理が、前記低速度モードで実行されると、前記磁性トナーの帯電量が不足し、現像不良が生じやすい。
本発明の目的は、一成分現像方式の現像処理が低速度モードで実行される場合に、磁性トナーの帯電量の不足による現像不良を防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、シート搬送部と、光走査部と、現像部と、転写部と、制御部とを備える。前記シート搬送部は、供給位置に位置するシートを、転写位置を経由する搬送路に沿って搬送する。前記光走査部は、回転する感光体の表面にビーム光を走査することにより前記感光体の表面に静電潜像を書き込む。前記現像部は、磁性トナーを担持して回転する現像ローラーおよび前記現像ローラー上の前記磁性トナーの層厚を制限する層厚制限部を有する。前記現像部は、前記現像ローラーから前記感光体の表面へ前記磁性トナーを供給することによって前記静電潜像をトナー像へ現像する現像処理を実行する。前記転写部は、像担持体の表面に形成された前記トナー像を前記転写位置を通過中の前記シートに転写する。前記制御部は、第1期間に前記現像ローラーを第1現像部回転速度で回転させ、第2期間に前記現像ローラーを第2現像部回転速度で回転させる。前記第1期間は、前記現像部が前記供給位置と前記転写位置との間に存在する前記シートに対応する前記現像処理を開始する前の期間である。前記第2期間は、前記現像部が前記供給位置と前記転写位置との間に存在する前記シートに対応する前記現像処理を開始する時点から前記転写位置に到達した前記シートに対応する前記現像処理を終了する時点までの期間を含む。前記制御部は、前記第1現像部回転速度を前記第2現像部回転速度よりも速い速度に設定可能である。
本発明によれば、一成分現像方式の現像処理が低速度モードで実行される場合に、磁性トナーの帯電量の不足による現像不良を防止できる画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置が備える現像部の断面図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置における制御関連部のブロック図である。 図4は、実施形態に係る画像形成装置における画像形成制御の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、一成分現像方式の現像処理における現像ローラーの回転速度およびトナーの帯電量の相関グラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[画像形成装置10の構成]
まず、図1を参照しつつ、実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。画像形成装置10は、シート9に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。シート9は、用紙、封筒およびOHPシートなどのシート状の画像形成媒体である。
画像形成装置10は、シート搬送部3、作像部4、定着部5および制御部8などを備える。
シート搬送部3は、供給位置P0に位置するシート9を、レジスト位置P1、転写位置P2および定着位置P3を経由する主搬送路301に沿って搬送する機構である。
図1に示される供給位置P0は、画像形成装置10の本体に対して引き出し可能に装着されたシートカセット内である。
シート搬送部3において、シート送出部30が、供給位置P0に位置するシート9を1枚ずつ主搬送路301へ送り出す。
さらに、シート搬送部3において、複数の第1搬送ローラー31が、供給位置P0から送り出されたシート9を主搬送路301に沿って搬送する。また、シート搬送部3は、シート9を反転搬送路302に沿って搬送する複数の第2搬送ローラー32も備える。
複数の第1搬送ローラー31のうち、シート搬送方向の最も下流側の位置に設けられた1つが排出ローラー31cである。排出ローラー31cは、正回転することによってシート9を主搬送路301から排出トレイ101へ排出する。
また、複数の第1搬送ローラー31のうち、主搬送路301におけるシート搬送方向の下流側に位置する2つが反転ローラー31bおよび排出ローラー31cである。反転ローラー31bおよび排出ローラー31cは、逆回転することによってシート9を主搬送路301から反転搬送路302へ搬送する。反転搬送路302は、主搬送路301におけるシート搬送方向の上流側の位置に合流する。
両面印刷処理が実行される際に、一面に画像が形成されたシート9が、主搬送路301から反転搬送路302へ搬送され、さらに、主搬送路301へ搬送される。前記両面印刷処理は、シート9の両面に画像を形成する処理である。
作像部4は、感光体41、帯電部42、現像部43、転写部45、クリーニング部47および光走査部48などを備える。光走査部48は、いわゆるLSU(Laser Scanning Unit)である。感光体41および転写部45は、主搬送路301における転写位置P2において対向して設けられている。
主搬送路301における転写位置P2に対してシート搬送方向の上流側の最も近い位置に存在する第1搬送ローラー31は、レジストローラー31aである。レジストローラー31aが設けられた位置がレジスト位置P1である。
シート9の到達を検知するシートセンサー60が、主搬送路301におけるレジスト位置P1に対してシート搬送方向の上流側の位置に設けられている。
シート9は、シートセンサー60によって検知されてから予め定められた時間の経過後にレジストローラー31aに到達する。レジストローラー31aは、シート9がレジストローラー31aに到達するタイミングで一時停止した後に回転を開始することにより、シート9を転写位置P2へ送り出すタイミングを調整する。
作像部4において、ドラム状の感光体41が回転し、帯電部42が感光体41の表面を一様に帯電させる。光走査部48が、回転する感光体41の表面にビーム光を走査することにより、感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
現像部43は、一成分現像方式の現像処理を行うことにより、前記静電潜像をトナー像へ現像する。現像部43の構成については後述する。
転写部45は、感光体41の表面に形成された前記トナー像を、転写位置P2を通過中のシート9に転写する。クリーニング部47は、感光体41表面に残存する前記トナーを除去する。
なお、感光体41は像担持体の一例である。また、画像形成装置10がタンデム方式のカラー画像形成装置であることも考えられる。前記カラー画像形成装置は、複数の転写部45を備え、それら転写部45は、感光体41から前記トナー像を中間転写ベルトへ転写する一次転写部である。さらに、前記カラー画像形成装置は、前記中間転写ベルトの前記トナー像を、主搬送路301に沿って搬送されるシート9に転写する二次転写部を備える。
前記カラー画像形成装置において、転写位置P2は、前記二次転写部の位置である。また、前記カラー画像形成装置において、前記一次転写部、前記中間転写ベルトおよび前記二次転写部が、転写位置P2を通過中のシート9に前記トナー像を転写する。
定着部5は、主搬送路301における転写位置P2に対しシート搬送方向の下流側の定着位置P3に設けられている。定着部5は、シート9の表面の前記トナー像を加熱することにより、前記トナー像をシート9に定着させる。
定着部5は、ヒーターで加熱される定着ローラー51および加圧ローラー52などを備える。定着ローラー51および加圧ローラー52は、シート9を挟み込んで回転する。制御部8は、画像形成装置10が備える電気機器を制御する。
なお、感光体41および定着ローラー51は、それぞれ転写位置P2および定着位置P3において、レジストローラー31aから引き継いでシート9を搬送する回転体でもある。
[現像部43]
現像部43は、磁性トナー90を用いた一成分現像方式の前記現像処理を実行する。磁性トナー90は、キャリアを含まない一成分のトナーである。図2に示されるように、現像部43は、現像容器430、現像ローラー431およびブレード433を備える。
現像容器430は、磁性トナー90を溜める容器である。現像ローラー431は、磁性トナー90を担持して回転するトナー担持体である。ブレード433は、現像ローラー431上の磁性トナー90の層厚を制限する層厚制限部の一例である。
現像ローラー431上の磁性トナー90は、ブレード433と現像ローラー431の外周面との間の僅かな隙間を通過することにより、概ね一定の厚みの層状になる。
現像部43は、前記現像処理において、現像ローラー431から感光体41の表面へ磁性トナー90を供給することによって前記静電潜像を前記トナー像へ現像する。
現像部43は、さらにトナー搬送部432およびバイアス印加部434を備える。トナー搬送部432は、現像容器430内で磁性トナー90を環状経路に沿って搬送しつつ、現像ローラー431の周囲に磁性トナー90を供給する。
バイアス印加部434は、前記現像処理が行われる際に、感光体41と現像ローラー431との間にバイアス電圧を印加する。前記バイアス電圧は、直流電圧成分と交流電圧成分とを含む。即ち、前記バイアス電圧は、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧である。
前記現像処理が行われる前、および、前記現像処理の終了後においては、バイアス印加部434は、前記バイアス電圧を印加しない。前記バイアス電圧が感光体41および現像ローラー431に印加されなければ、現像ローラー431上の磁性トナー90は感光体41へ移行せず、前記現像処理は行われない。
画像形成装置10は、標準速度モードおよび低速度モードの一方を動作モードとして選択する機能を備える。前記標準速度モードにおいて、感光体41および現像ローラー431が、それぞれ標準速度で回転する。
感光体41の標準速度V10および現像ローラー431の標準速度V20は、適切な濃度での現像が行われるように予め調整された速度である。
一方、前記低速度モードにおいて、感光体41および現像ローラー431は、それぞれの標準速度V10,V20よりも遅い速度で回転する。例えば、前記低速度モードにおいて、感光体41および現像ローラー431は、それぞれの標準速度V10,V20の3分の1の速度、または、2分の1の速度で回転する。前記低速度モードは、画像が形成されるシート9の厚みが厚い場合などに選択される。
前述したように、現像部43は、磁性トナー90を用いた一成分現像方式の現像処理を実行する。前記一成分現像方式の前記現像処理において、磁性トナー90は、主として現像ローラー431およびブレード433との摩擦により帯電する。
図5に示されるように、現像ローラー431が標準速度V20の2分の1の速度で回転する場合における磁性トナー90の帯電量は、現像ローラー431が標準速度V20で回転する場合における磁性トナー90の帯電量に比べて2分の1未満となる。なお、図5に示される例では、現像ローラー431が標準速度V20で回転するときの現像ローラー431の周速度は340mm/secである。
前記一成分現像方式の現像処理が、前記低速度モードで実行されると、磁性トナー90の帯電量が不足し、現像不良が生じやすい。即ち、図5に示されるように、現像ローラー431の回転速度の低下に応じて磁性トナー90の帯電量が低下すると、前記トナー像の濃度が低下する。
一方、画像形成装置10は、前記一成分現像方式の現像処理が前記低速度モードで実行される場合においても、磁性トナー90の帯電量の不足による現像不良を防止できる機能を備えている。以下、その機能について説明する。
[制御関連部の構成]
図3に示されるように、制御部8は、主制御部81、駆動制御部82、作像制御部83、画像処理部84および通信部85などを含む。
主制御部81は、駆動制御部82、作像制御部83、画像処理部84および通信部85などを統括して制御する。
駆動制御部82は、シート搬送部3および作像部4を駆動する複数のモーター71〜73およびアクチュエーターなどを制御する。前記アクチュエーターは、シート送出部30のピックアップ部および不図示の経路切替部材などを駆動するソレノイドなどである。
複数のモーター71〜73は、主搬送路301における供給位置P0からレジスト位置P1までに存在する第1搬送ローラー31を駆動する第1モーター71、感光体41および定着ローラー51を駆動する第2モーター72および現像ローラー431を駆動する第3モーター73などを含む。
例えば、駆動制御部82は、第1モーター71を回転させ、さらに、シート送出部30の前記ピックアップ部を駆動する前記アクチュエーターを動作させることにより、シート9を供給位置P0から主搬送路301へ送り出す。
さらに、駆動制御部82は、シート9がシートセンサー60によって検知されてから予め定められた時間の経過後に、第1モーター71を一時停止させた後、第1モーター71の回転を再開させる。これにより、シート9を転写位置P2へ送り出すタイミングが調整される。
作像制御部83は、光走査部48における前記ビーム光の光源、帯電部42およびバイアス印加部434などを制御する。
画像処理部84は、各種の画像処理を実行する。通信部85は、情報端末などの他装置との間でデータの通信を行う。
例えば、通信部85は、前記他装置からプリントジョブのデータを受信し、画像処理部84は、前記プリントジョブのデータから前記ビーム光の光源の制御に用いられる画像データを生成する。作像制御部83は、画像処理部84によって得られる前記画像データに対応する前記トナー像をシート9に転写する処理を、作像部4に実行させる。
[画像形成制御]
次に、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、制御部8が実行する前記画像形成制御の手順の一例について説明する。以下の説明において、S1,S2,…は、制御部8が実行する工程の識別符号を表す。
図4に示される前記画像形成制御は、前記プリントジョブが発生し、予め定められた画像形成開始の準備処理が実行された後に実行される。例えば、前記準備処理は、画像処理部84が前記プリントジョブのデータから前記画像データを生成する処理、帯電部42が感光体41の表面を帯電させる処理、および、定着部5の前記ヒーターが定着ローラー51を予め定められた定着温度まで昇温する処理などを含む。
前記準備処理において、駆動制御部82は、感光体41および定着ローラー51を回転させる。従って、前記準備処理において、駆動制御部82は、感光体41および定着ローラー51を駆動する第2モーター72を動作させる。
<工程S1>
まず、主制御部81は、前記プリントジョブのデータの内容に応じて、前記標準速度モードおよび前記低速度モードの一方を前記動作モードとして選択する。例えば、主制御部81は、シート9が厚紙であることを指定する情報が前記プリントジョブのデータに含まれる場合に、前記低速度モードを選択し、その他の場合に、前記標準速度モードを選択する。
前述したように、前記標準速度モードは、感光体41が予め定められた標準速度V10で回転する場合の前記動作モードであり、前記低速度モードは、感光体41が標準速度V10よりも遅い速度で回転する場合の前記動作モードである。
以下の説明において、前記低速度モードにおける感光体41の回転速度V1のことを低速度V11と称する。標準速度V10は第1感光体速度の一例であり、低速度V11は第2感光体速度の一例である。
なお、主制御部81が、不図示の操作部に対する前記動作モードの選択操作に従って、前記標準速度モードおよび前記低速度モードの一方を選択することも考えられる。前記操作部は、情報入力の操作を受け付ける操作ボタンまたはタッチパネルなどである。
また、前記動作モードを選択する処理(S1)が、前記準備処理において実行されることも考えられる。この場合、前記準備処理において、駆動制御部82が、前記動作モードが前記標準速度モードであれば感光体41を標準速度V10で回転させ、前記動作モードが前記低速度モードであれば感光体41を標準速度V10よりも遅い速度で回転させることが考えられる。
工程S1の処理を実行する主制御部81は、前記標準速度モードと前記低速度モードとの一方を前記動作モードとして選択する動作モード選択部の一例である。
<工程S2>
前記標準速度モードが選択された場合、駆動制御部82は、標準速度設定処理を実行する。前記標準速度設定処理は、標準速度V10を感光体制御速度V1sとして設定し、標準速度V20を現像部制御速度V2sとして設定する処理である。
感光体制御速度V1sおよび現像部制御速度V2sは、それぞれ前記現像処理の際の感光体41および現像ローラー431の駆動速度である。現像ローラー431の標準速度V20と感光体41の標準速度V10との比は、前記現像処理において予め定められた許容範囲の濃度の前記トナー像が形成されるように調整された比である。
<工程S3>
一方、前記低速度モードが選択された場合、駆動制御部82は、低速度設定処理を実行する。前記低速度設定処理は、予め定められた低速度V11を感光体制御速度V1sとして設定し、予め定められた低速度V21を現像部制御速度V2sとして設定する処理である。低速度V11は感光体41の標準速度V10よりも遅い速度であり、低速度V21は現像ローラー431の標準速度V20よりも遅い速度である。
現像ローラー431の低速度V21と感光体41の低速度V11との比は、前記現像処理において前記許容範囲の濃度の前記トナー像が形成されるように調整された比である。例えば、低速度V21と低速度V11との比が、標準速度V20と標準速度V10との比と同じであることが考えられる。
<工程S4>
さらに、駆動制御部82は、第2モーター72および第3モーター73を制御することにより、感光体41を感光体制御速度V1sで回転させ、現像ローラー431を標準速度V20で回転させる。
従って、前記動作モードが前記低速度モードである場合、感光体41が低速度V11で回転し、現像ローラー431が標準速度V20で回転する。また、前記動作モードが前記標準速度モードである場合、感光体41が標準速度V10で回転し、現像ローラー431が標準速度V20で回転する。
例えば、前記準備処理において感光体41が標準速度V10で回転しており、かつ、前記動作モードが前記低速度モードである場合が考えられる。この場合、工程S4において、駆動制御部82は、感光体41の回転速度V1を標準速度V10から低速度V11へ変更する。
また、前記準備処理において感光体41が標準速度V10で回転しており、かつ、前記動作モードが前記標準速度モードである場合が考えられる。この場合、工程S4において、駆動制御部82は、感光体41の回転速度V1を標準速度V10のまま維持する。
前記動作モードが前記低速度モードであっても、工程S4において現像ローラー431が標準速度V20で回転するため、磁性トナー90の帯電不足は生じにくい。
<工程S5>
さらに、駆動制御部82は、第1モーター71および前記アクチュエーターを制御することにより、シート搬送部3に供給位置P0からのシート9の搬送を開始させる。
<工程S6>
続いて、駆動制御部82は、シートセンサー60の検出結果の変化が予め定められた変化を示すか否かを監視することにより、シート9がレジスト位置P1に到達したか否かを判定する。
なお、工程S1〜S6の処理が行われる間において、前記バイアス電圧は、感光体41と現像ローラー431との間に印加されていない。
<工程S7>
駆動制御部82は、シート9がレジスト位置P1に到達したと判定した場合、第3モーター73を制御することにより、現像ローラー431を現像部制御速度V2sで回転させる。
即ち、前記動作モードが前記標準速度モードである場合、駆動制御部82は、現像ローラー431の回転速度V2をそれまでの標準速度V20のまま維持する。また、前記動作モードが前記低速度モードである場合、駆動制御部82は、現像ローラー431の回転速度V2をそれまでの標準速度V20から低速度V21へ変更する。
<工程S8>
シート9がレジスト位置P1に到達したことが、駆動制御部82によって判定された後、工程S8の処理が実行される。工程S8において、駆動制御部82が、第1モーター71を制御することにより、レジストローラー31aを一時停止させ、再びレジストローラー31aを回転させる。
さらに、工程S8において、作像制御部83が、作像部4に1ページ分の作像処理を開始させる。前記作像処理は、光走査部48が感光体41の表面に前記静電潜像を書き込む処理、バイアス印加部434が感光体41と現像ローラー431との間に前記バイアス電圧を印加する処理、および、現像部43が前記静電潜像を磁性トナー90によって前記トナー像へ現像する前記現像処理を含む。
即ち、工程S8において、現像部43は、供給位置P0と転写位置P2との間に存在するシート9に対応する前記現像処理を開始する。ここで、供給位置P0と転写位置P2との間に存在するシート9に対応する前記現像処理とは、供給位置P0と転写位置P2との間に存在するシート9に転写される予定の前記トナー像を得るための前記現像処理である。
工程S8において、バイアス印加部434が、感光体41と現像ローラー431との間に前記バイアス電圧を印加する。これにより、前記現像処理が開始される。また、1ページ分の前記現像処理が終了するときに、バイアス印加部434は、前記バイアス電圧の印加を停止する。
前記動作モードが前記標準速度モードである場合には、感光体41が標準速度V10で回転し、現像ローラー431が標準速度V20で回転する状態で、前記現像処理が実行される。一方、前記動作モードが前記低速度モードである場合には、感光体41が低速度V11で回転し、現像ローラー431が低速度V21で回転する状態で、前記現像処理が実行される。
<工程S9>
次に、作像制御部83は、実行中の前記プリントジョブにおける最終ページの前記作像処理が終了したか否かを判定する。
<工程S10>
そして、最終ページの前記作像処理が終了したことが作像制御部83によって判定された場合、駆動制御部82および作像制御部83が、予め定められた終了処理を実行する。これにより、前記画像形成処理が終了する。
例えば、前記終了処理において、駆動制御部82は、最終ページのシート9が排出トレイ101へ排出されるまで、シート搬送部3にシート9の搬送を継続させ、その後、シート搬送部3の動作を停止させる。さらに、駆動制御部82は、感光体41、現像ローラー431および定着ローラー51を停止させる。
また、前記終了処理において、作像制御部83は、帯電部42による感光体41を帯電させる処理、現像部43による前記現像処理および転写部45による前記トナー像をシート9へ転写する処理等を停止させる。
<工程S11>
一方、前記プリントジョブにおける最終ページを含む一部のページの前記作像処理が残っている場合、駆動制御部82は、工程S5と同様に、シート搬送部3に供給位置P0からの次の1枚のシート9の搬送を開始させる。
<工程S12>
さらに、駆動制御部82は、第3モーター73を制御することにより、現像ローラー431を標準速度V20で回転させる。
即ち、前記動作モードが前記標準速度モードである場合、駆動制御部82は、現像ローラー431の回転速度V2をそれまでの標準速度V20のまま維持する。また、前記動作モードが前記低速度モードである場合、駆動制御部82は、現像ローラー431の回転速度V2をそれまでの低速度V21から標準速度V20へ変更する。
前記動作モードが前記低速度モードであっても、2枚目以降のシート9に対応する前記現像処理が行われる前に、工程S12において現像ローラー431が標準速度V20で回転する。そのため、磁性トナー90の帯電不足は生じにくい。
そして、工程S11,S12の処理に続いて、最終ページの前記作像処理が終了するまで、前述の工程S6〜S9,S11,S12の処理が繰り返される。
なお、工程S12の処理が行われるときに、前記バイアス電圧は、感光体41と現像ローラー431との間に印加されていない。
図4に示される前記画像形成処理において、工程S5〜S8,S11,S12の処理が行われている期間は、少なくとも1枚のシート9が主搬送路301に送り出されてからそのシート9に転写される予定の前記トナー像を得るための前記現像処理が終了するまでの期間を含む。以下、工程S5〜S8,S11,S12の処理が行われている期間のことをシート搬送・現像期間と称する。
また、前記シート搬送・現像期間における、工程S5から工程S7に至る前までの期間、および、工程S11から工程S12,S5,S6を経て工程S7に至る前までの期間のことを第1期間と称する。前記第1期間は、現像部43が、供給位置P0と転写位置P2との間に存在するシート9に対応する前記現像処理を開始する前の期間である。
また、前記シート搬送・現像期間における、工程S8の処理が行われている期間のことを第2期間と称する。前記第2期間は、現像部43が、供給位置P0と転写位置P2との間に存在するシート9に対応する前記現像処理を開始する時点から、転写位置P2に到達したシート9に対応する前記現像処理を終了する時点までの期間を含む。
前記動作モードが前記低速度モードである場合、駆動制御部82は、前記第1期間に現像ローラー431を低速度V21よりも速い標準速度V20で回転させ(S4)、前記第2期間に現像ローラー431を低速度V21で回転させる(S3,S7)。
即ち、駆動制御部82は、前記第1期間における現像ローラー431の回転速度V2を、前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2よりも速い速度に設定可能である。
前記動作モードが前記標準速度モードおよび前記低速度モードのいずれであるかに関わらず、前記第1期間における現像ローラー431の回転速度V2、即ち、標準速度V20は、前記第1期間において少なくとも現像ローラー431が1周以上回転する速度である。これにより、現像ローラー431上の磁性トナー90の一部が帯電不足となることを防止できる。
なお、前記第1期間における現像ローラー431の回転速度V2が第1現像部回転速度の一例であり、前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2が第2現像部回転速度の一例である。
換言すれば、前記動作モードが前記低速度モードである場合、前記プリントジョブが発生してからシート9の1ページ分の画像に対応する前記現像処理が開始される前までの期間における少なくとも一部の期間において、駆動制御部82は、現像ローラー431を標準速度V20で回転させる。また、前記動作モードが前記低速度モードである場合、少なくとも前記現像処理が行われている期間において、駆動制御部82は、現像ローラー431を標準速度V20よりも遅い低速度V21で回転させる。
一方、前記動作モードが前記標準速度モードである場合、駆動制御部82は、前記第1期間における現像ローラー431の回転速度V2を前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2である標準速度V20と同じ速度に設定する(S2,S7)。
また、本実施形態において、現像ローラー431は、標準速度V20および低速度V21の2段階の速度で回転可能である。従って、前記動作モードが前記低速度モードである場合の前記第1期間における現像ローラー431の回転速度V2は、前記動作モードが前記標準速度モードである場合の前記第1期間および前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2と同じ速度である。
本実施形態によれば、一成分現像方式の前記現像処理が前記低速度モードで実行される場合においても、前記現像処理が開始される前に、現像ローラー431が標準速度V20で回転する(S4,S12)。そのため、磁性トナー90の帯電不足が生じにくく、磁性トナー90の帯電量の不足による現像不良を防止できる。
磁性トナー90の帯電特性が図5に示される特性である場合の第1評価テストおよび第2評価テストでは、以下の結果が得られた。
即ち、従来の装置に相当する前記第1評価テストにおいて、現像ローラー431の低速度V21は、標準速度V20の2分の1の速度であり、前記第1期間および前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2の切り替えは行われない。
前記第1評価テストにおいて、前記低速度モードにおける前記トナー像の濃度は、前記標準速度モードにおける前記トナー像の濃度の78%程度であった。
一方、本実施形態に相当する前記第2評価テストにおいて、現像ローラー431の低速度V21は、標準速度V20の2分の1の速度であり、図4に示されるように前記第1期間および前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2の切り替えが行われた。
前記第1評価テストにおいて、前記低速度モードにおける前記トナー像の濃度は、前記標準速度モードにおける前記トナー像の濃度の92%程度に改善された。
[応用例]
以上に示された画像形成装置10において、現像ローラー431が、標準速度V20および低速度V21を含む3段階以上の速度で回転可能である場合が考えられる。この場合、前記動作モードが前記低速度モードである場合に図4の工程S4,S12で設定される現像ローラー431の回転速度V2が、前記動作モードが前記標準速度モードである場合に図4の工程S4,S7,S12で設定される現像ローラー431の回転速度V2よりも速い速度であることが考えられる。
工程S4,S12で設定される現像ローラー431の回転速度V2は、前記第1期間における現像ローラー431の回転速度V2であり、前記第1現像部回転速度の一例である。また、工程S7で設定される現像ローラー431の回転速度V2は、前記第2期間における現像ローラー431の回転速度V2であり、前記第2現像部回転速度の一例である。
本応用例によれば、前記低速度モードにおける前記トナー像の濃度をより改善することができる。
なお、本発明に係る画像形成装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
3 :シート搬送部
4 :作像部
5 :定着部
8 :制御部
9 :シート
10 :画像形成装置
30 :シート送出部
31 :第1搬送ローラー
31a :レジストローラー
31b :反転ローラー
31c :排出ローラー
32 :第2搬送ローラー
41 :感光体(像担持体)
42 :帯電部
43 :現像部
45 :転写部
47 :クリーニング部
48 :光走査部
51 :定着ローラー
52 :加圧ローラー
60 :シートセンサー
71 :第1モーター
72 :第2モーター
73 :モーター
73 :第3モーター
81 :主制御部
82 :駆動制御部
83 :作像制御部
84 :画像処理部
85 :通信部
90 :磁性トナー
101 :排出トレイ
301 :主搬送路
302 :反転搬送路
430 :現像容器
431 :現像ローラー
432 :トナー搬送部
433 :ブレード(層厚制限部)
434 :バイアス印加部
P0 :供給位置
P1 :レジスト位置
P2 :転写位置
P3 :定着位置
V1 :感光体の回転速度
V10 :感光体の標準速度
V11 :感光体の低速度
V1s :感光体制御速度
V2 :現像ローラーの回転速度
V20 :現像ローラーの標準速度
V21 :現像ローラーの低速度
V2s :現像部制御速度

Claims (5)

  1. 供給位置に位置するシートを、転写位置を経由する搬送路に沿って搬送するシート搬送部と、
    回転する感光体の表面にビーム光を走査することにより前記感光体の表面に静電潜像を書き込む光走査部と、
    磁性トナーを担持して回転する現像ローラーおよび前記現像ローラー上の前記磁性トナーの層厚を制限する層厚制限部を有し、前記現像ローラーから前記感光体の表面へ前記磁性トナーを供給することによって前記静電潜像をトナー像へ現像する現像処理を実行する現像部と、
    像担持体の表面に形成された前記トナー像を前記転写位置を通過中の前記シートに転写する転写部と、
    前記現像部が前記供給位置と前記転写位置との間に存在する前記シートに対応する前記現像処理を開始する前の第1期間に、前記現像ローラーを第1現像部回転速度で回転させ、前記現像部が前記供給位置と前記転写位置との間に存在する前記シートに対応する前記現像処理を開始する時点から前記転写位置に到達した前記シートに対応する前記現像処理を終了する時点までの期間を含む第2期間に、前記現像ローラーを第2現像部回転速度で回転させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1現像部回転速度を前記第2現像部回転速度よりも速い速度に設定可能である、画像形成装置。
  2. 前記感光体が予め定められた第1感光体速度で回転する標準速度モードと前記感光体が前記第1感光体速度よりも遅い第2感光体速度で回転する低速度モードとの一方を動作モードとして選択する動作モード選択部を備え、
    前記制御部は、前記動作モードが前記低速度モードである場合に、前記第1現像部回転速度を前記第2現像部回転速度よりも速い速度に設定し、前記動作モードが前記標準速度モードである場合に前記第1現像部回転速度を前記第2現像部回転速度と同じ速度に設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記動作モードが前記低速度モードである場合の前記第1現像部回転速度が、前記動作モードが前記標準速度モードである場合の前記第1現像部回転速度および前記第2現像部回転速度と同じ速度である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記動作モードが前記低速度モードである場合の前記第1現像部回転速度が、前記動作モードが前記標準速度モードである場合の前記第1現像部回転速度および前記第2現像部回転速度よりも速い速度である、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1現像部回転速度は、前記第1期間において少なくとも前記現像ローラーが1周以上回転する速度である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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