JP2017152003A - 行動記録装置、行動記録方法及び行動記録プログラム - Google Patents

行動記録装置、行動記録方法及び行動記録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者の行動種別の判定精度を向上できる行動記録装置及び行動記録方法を提供すること。
【解決手段】使用者の行動を記録する行動記録装置1は、記憶手段25と、使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれかを検出する検出手段24と、検出手段24により検出された情報、及び、行動種別ごとの判定条件に基づいて、使用者の行動の種別である行動種別を判定する行動判定手段(処理手段27)と、判定された行動種別を記憶手段25に記憶させる履歴記録手段(処理手段27)と、記憶された行動種別の履歴を表示する表示手段(操作装置3)と、入力操作を受け付ける入力手段(操作装置3)と、入力操作に基づいて、行動種別が判定された行動を修正する行動修正手段(処理手段27)と、修正された使用者の行動が実施された際に検出手段24により検出された情報に基づいて、判定条件を修正する条件修正手段(処理手段27)とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、行動記録装置、行動記録方法及び行動記録プログラムに関し、詳しくは、使用者の行動を記録する行動記録装置、行動記録方法及び行動記録プログラムに関する。
従来、健康維持やダイエットのために、使用者の行動を記録する活動モニターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の活動モニターは、使用者の手首等に装着されるものであり、各種ボタン及びディスプレイを備える。このようなボタンとして、当該活動モニターは、運動の開始時及び終了時に押される運動ボタンや、食べ物及び飲物等の消費物が摂取される際に押される食物ボタンを備え、これらが入力されたときの時刻は、装置内に設けられたメモリーに記憶される。
この他、活動モニターは、脈拍数センサー、加速度センサー及びGPSセンサー等の各種センサーを備える。そして、当該活動モニターは、脈拍数センサーにより検出された脈拍数に基づいて、カロリー消費量を算出したり、更には、加速度センサー及びGPSセンサーにより検出された加速度及び使用者の位置に基づいて、ボタンを押すことなく、運動の開始及び終了を自動的に検知できるように構成されている。
特表2004−515291号公報
しかしながら、使用者の行動は多岐に亘る他、人間の行動による生体情報の変化には個体差があるため、センサーにより検出された生体情報や運動情報の検出結果によって、自動的に使用者の行動種別を正確に判定することは困難である。例えば、実際には運動していないにも関らず「運動していた」と判定されたり、逆に、運動していたにも関らず「運動していない」と判定される可能性がある。
このため、使用者の行動種別の判定精度を向上できる構成が要望されてきた。
本発明の目的は、使用者の行動種別の判定精度を向上できる行動記録装置、行動記録方法及び行動記録プログラムを提供することである。
本発明の行動記録装置は、使用者の行動を記録する行動記録装置であって、記憶手段と、前記使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれかを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された情報、及び、行動種別ごとの判定条件に基づいて、前記使用者の行動の種別である行動種別を判定する行動判定手段と、判定された前記行動種別を前記記憶手段に記憶させる履歴記録手段と、記憶された前記行動種別の履歴を表示する表示手段と、入力操作を受け付ける入力手段と、前記入力操作に基づいて、前記行動判定手段により前記行動種別が判定された行動を修正する行動修正手段と、前記行動修正手段により修正された行動が実施された際に前記検出手段により検出された情報に基づいて、前記判定条件を修正する条件修正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、検出手段による検出結果(使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれか)と、行動種別ごとの判定条件とに基づいて、使用者が実施した行動の種別である行動種別を行動判定手段が判定し、判定された行動種別は記憶手段に記憶される。これによれば、使用者が自らの行動を記録することなく、行動記録装置により自動的に当該使用者の行動を記録することができる。従って、使用者の行動を簡易に記録できる。
また、当該行動判定手段による行動種別の判定に利用される判定条件は、行動修正手段による行動の修正に応じて、条件修正手段により修正される。この際、条件修正手段は、行動修正手段により修正された行動が実施された際に検出手段により検出された情報に基づいて、当該判定条件を修正する。これによれば、使用者の実際の行動の内容に基づいて、判定条件を厳しくしたり、或いは、緩くしたりすることができ、当該使用者の行動をより正確に判定できる。従って、使用者の行動種別の判定精度を向上できる。
本発明では、前記行動修正手段により行動が修正されると、前記条件修正手段は、修正前の当該行動に応じた前記行動種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて厳しくすることが好ましい。
なお、判定条件を厳しくするとは、検出手段により検出された値が所定の範囲内にあるときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の範囲を狭めることを示し、また、所定の範囲外にあるときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の範囲を広げることを示す。更に、当該検出結果の値が所定の閾値を超えるときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の閾値を高くすることを示し、また、所定の閾値より低いときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の閾値を低くすることを示す。
本発明によれば、行動修正手段による修正前の行動の種別についての判定条件を、条件修正手段が、当該判定条件の修正前に比べて厳しくする。これによれば、種別が修正される前の行動が実施されたときと同様の検出結果が得られた場合に、当該行動の種別が修正前の種別であると判定されることを抑制できる。従って、使用者の行動種別の判定精度を確実に向上できる。
本発明では、前記行動修正手段により行動が修正されると、前記条件修正手段は、修正後の当該行動に応じた前記行動種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて緩くすることが好ましい。
なお、判定条件を緩くするとは、検出手段により検出された値が所定の範囲内にあるときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の範囲を広げることを示し、また、所定の範囲外にあるときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の範囲を狭めることを示す。更に、当該検出結果の値が所定の閾値を超えるときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の閾値を低くすることを示し、また、所定の閾値より低いときに判定条件に合致すると判定する場合には、当該所定の閾値を高くすることを示す。
本発明によれば、行動修正手段による修正後の使用者の行動の種別についての判定条件を、条件修正手段が、当該判定条件の修正前に比べて緩くする。これによれば、種別が修正される前の行動が実施されたときと同様の検出結果が得られた場合に、当該行動の種別が修正後の種別であると判定されやすくすることができる。従って、使用者の行動種別の判定精度を確実に向上できる。
本発明では、前記条件修正手段は、前記行動判定手段により実施されたと所定期間判定されなかった前記行動種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて緩くすることが好ましい。
本発明によれば、所定期間、行動判定手段により実施されたと判定されなかった行動種別についての判定条件を、条件修正手段が緩くする。これによれば、判定条件が緩くなった種別の行動が実施された場合に、当該種別の行動が実施されたと判定されやすくすることができる。従って、使用者の行動種別の判定精度を確実に向上できる。
本発明では、現在時刻を計時する計時手段を備え、前記記憶手段は、前記行動判定手段により実施されたと判定された行動の種別と、当該行動が実施された時刻とを関連付けて記憶し、前記判定条件には、当該判定条件に応じた行動種別の行動が実施されやすい時間帯が含まれることが好ましい。
本発明によれば、行動種別毎の判定条件には、検出手段により検出可能な情報だけでなく、当該行動種別により示される行動が生じる時間帯が含まれる。これによれば、より精度よく行動種別を判定できる。従って、使用者の行動種別の判定精度を一層高めることができる。
本発明では、前記記憶手段、前記検出手段、前記行動判定手段、前記履歴記録手段、前記行動修正手段及び前記条件修正手段を有する検出記録装置と、前記表示手段及び前記入力手段を有する操作装置とを備え、前記検出記録装置は、前記記憶手段に記憶された前記履歴を前記操作装置に送信し、前記履歴を修正する修正情報を前記操作装置から受信する検出記録装置側送受信手段を備え、前記操作装置は、前記検出記録装置から送信された前記履歴を受信し、前記入力手段に対する入力操作に応じた前記修正情報を前記検出記録装置に送信する操作装置側送受信手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、検出記録装置と操作装置とを分離した構成とすることにより、検出手段を有し、かつ、使用者に装着されうる検出記録装置を小型化でき、また、行動種別の履歴が表示される操作装置の表示手段を大型化できる。従って、行動記録装置の使い勝手及び操作性を向上できる。
或いは、本発明では、前記検出手段と、前記検出手段により検出された情報を送信する送信手段とを有する検出装置と、前記記憶手段、前記行動判定手段、前記履歴記録手段、前記表示手段、前記入力手段、前記行動修正手段及び前記条件修正手段と、前記検出装置から送信された情報を受信する受信手段とを有する記録装置とを備え、前記行動判定手段は、前記受信手段により受信された情報に基づいて、前記行動種別を判定することが好ましい。
本発明によれば、検出装置と記録装置とを分離した構成とすることにより、前述の行動記録装置と同様に、当該行動記録装置の使い勝手及び操作性を向上できる。この際、検出装置は、検出手段及び送信手段を備えていればよいので、使用者に装着されうる検出装置を一層小型化できる。この他、記録装置が行動判定手段等を備えることにより、複雑な判定処理を実施するための回路等を当該記録装置に実装しやすくなる他、所定のプログラムを実行する汎用の端末を利用することも可能となる。
また、本発明の行動記録方法は、使用者の行動を記録する行動記録装置により実行される行動記録方法であって、前記使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれかを検出し、検出された情報、及び、行動種別ごとの判定条件に基づいて、前記使用者の行動の種別である行動種別を判定し、判定された前記行動種別を記憶し、記憶された前記行動種別の履歴を表示し、入力操作に基づいて、前記行動種別が判定された行動を修正し、修正された前記行動が実施された際に検出された情報に基づいて、前記判定条件を修正することを特徴とする。
本発明によれば、前述の行動記録装置と同様の効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る行動記録装置の構成及び装着例を示す模式図。 前記第1実施形態における検出装置の外観を示す模式図。 前記第1実施形態における検出装置の構成を示すブロック図。 前記第1実施形態における処理手段の構成を示すブロック図。 前記第1実施形態における操作装置の構成を示すブロック図。 前記第1実施形態における操作装置と履歴修正画面の一例とを示す図。 前記第1実施形態における行動修正画面の一例を示す図。 前記第1実施形態における行動記録処理を示すフローチャート。 前記第1実施形態における履歴修正処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る行動記録装置の構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態に係る行動記録装置の構成を示すブロック図。 前記第3実施形態における記録装置の構成を示すブロック図。 前記第3実施形態における行動記録処理に含まれる第1記録処理を示すフローチャート。 前記第3実施形態における行動記録処理に含まれる第2記録処理を示すフローチャート。 前記第3実施形態における履歴修正処理を示すフローチャート。 本発明の第4実施形態に係る行動記録装置の構成を示すブロック図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[行動記録装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る行動記録装置1の構成及び装着例を示す模式図である。
本実施形態に係る行動記録装置1は、図1に示すように、使用者USの動き及び生体情報を検出し、これらの情報に基づいて当該使用者USの行動の種別(行動種別)を判定して、当該行動を記録する検出装置2と、行動の履歴を修正する操作が行われる操作装置3とを備える。
これら検出装置2及び操作装置3は、使用者USの行動履歴、動き情報及び生体情報を管理するサーバーSV(図3及び図5参照)と通信可能に構成され、操作装置3は、当該サーバーSVから、健康状態やダイエットのためのアドバイスを受信及び表示可能に構成されている。
[検出装置の構成]
図2は、検出装置2の外観を示す模式図である。また、図3は、検出装置2の構成を示すブロック図である。
検出装置2は、行動記録装置1において、使用者USの動き情報及び生体情報を検出する検出手段として機能するだけでなく、使用者USの行動の種別を判定する判定手段としても機能し、判定された行動種別や、検出された各情報を記録する記録手段としても機能する。更に、検出装置2は、操作装置3から受信される修正情報に基づいて、判定及び記録された使用者USの行動を修正する行動修正手段、及び、行動種別の判定に利用される判定条件を修正する条件修正手段としても機能する。すなわち、検出装置2は、本発明の検出記録装置に相当する。
このような検出装置2は、図2に示すように、腕時計様の外観を有する筐体21を備え、筐体21には、当該筐体21を使用者USの手首に装着させるバンドBNが設けられている。この筐体21の他、検出装置2は、図3に示すように、表示手段22、入力手段23、検出手段24、記憶手段25、送受信手段26及び処理手段27を備える。
表示手段22は、液晶パネル、有機EL(Electro-Luminescence)パネル及び電気泳動パネル等の表示パネルにより構成され、筐体21の正面に設けられている。この表示手段22は、後述する処理手段27による制御の下、所定の画像を表示する。
入力手段23は、筐体21の外周に設けられた複数のボタンを備えて構成され、入力されたボタンに応じた操作信号を処理手段27に出力する。
このようなボタンとして、入力手段23は、検出装置2の動作モードを切り替えて、表示手段22により表示される画面を切り替える切替ボタン231(「M」と表記されたボタン)や、表示された画面にて「YES」又は「NO」を入力するための選択ボタン232(「Y」と表記されたボタン),233(「N」と表記されたボタン)の他、所定の機能を処理手段27に実行させるボタン234〜237を備える。
検出手段24は、使用者USの動き及び生体情報をそれぞれ個別に検出するセンサー241〜245を有し、当該各センサー241〜245による検出結果を示す信号を、それぞれセンサー241〜245ごとに処理手段27に出力する。
加速度センサー241は、使用者の行動に伴って変化する加速度を検出する。この加速度センサー241は、検出装置2が使用者USの手首に装着されているので、主に腕の動きにより変化する加速度を検出するが、腕が静止している状態では、使用者に作用する加速度を検出する。
温度センサー242及び脈拍センサー243は、筐体21の背面に設けられ、使用者USの手首に接触する。これらのうち、温度センサー242は、使用者USの体温を検出し、脈拍センサー243は、使用者USの脈拍を検出する。
具体的に、脈拍センサー243は、発光素子と受光素子とを備える光電センサーにより構成されており、検出装置2が手首に装着された状態で、発光素子から生体(手首)に向かって光を照射させ、受光素子により受光する反射光の光量変化を検出することで、脈拍数を検出する。すなわち、生体に照射された光は、血管で部分的に吸収されるが、この血管での吸収率は脈拍の影響で変化し、血管での反射光量も変化する。このため、受光素子で検出した反射光の光量変化から、脈拍数を測定することが可能となる。
このような脈拍センサー243は、上記光電センサーに代えて、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを採用してもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍を検出するセンサーを採用してもよい。
位置センサー244は、使用者USの現在地を示す位置情報を取得するセンサーであり、本実施形態では、GPSセンサーが採用されている。このGPSセンサーは、地球の衛星軌道上を周回する複数のGPS衛星のうち、少なくとも3機のGPS衛星からのGPS信号を受信して、検出装置2の現在地(換言すると、使用者USの現在地)を示す位置情報を取得する。なお、4機以上のGPS衛星からのGPS信号を受信することで、使用者USの現在地の位置情報だけでなく、当該現在地の高度を取得することもできる。
高度センサー245は、検出装置2の周囲の気圧を測定し、測定された気圧から高度を算出して出力するものである。
記憶手段25は、検出装置2の動作に必要な各種プログラム及びデータを記憶するメモリーである。このようなデータとして、記憶手段25は、例えば、現在日時を記憶する他、入力手段23或いは後述する操作装置3により設定された使用者の個人情報(性別、年齢及び体重等)、当該使用者の行動履歴、並びに、行動種別ごとの判定条件を記憶する。
判定条件は、使用者の行動の種別を判定する際に利用されるものである。このような判定条件は、行動種別ごとに、当該行動種別の行動が実行された際に各センサー241〜245により検出される値の範囲、検出結果の変化の傾向、及び、当該行動が実施されやすい時間範囲(又は、当該行動が通常発生する通常発生間隔)とが関連付けて記憶されている。なお、判定条件によっては、上記項目のうちいずれかが設定されていないものもある。例えば、頻繁に実施される可能性のある行動種別の判定条件には、実施されやすい時間範囲や通常発生間隔が設定されていないものもある。このような判定条件は、本実施形態では、予め記憶手段25に記憶されている。
送受信手段26は、操作装置3等の外部機器と通信する通信モジュールである。そして、送受信手段26は、処理手段27から入力される情報を、通信接続が確立された外部機器に送信する他、当該外部機器から受信された情報を処理手段27に出力する。このような送受信手段26は、Bluetooth(登録商標)規格に準拠したモジュールや、アドホックモードで通信可能な無線LAN(Local Area Network)モジュールを例示できる。また、検出装置2と外部機器とを有線で接続してもよい。
[処理手段の構成]
図4は、処理手段27の構成を示すブロック図である。
処理手段27は、検出装置2の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を備えて構成される。この処理手段27は、当該CPUが記憶手段25に記憶されたプログラムを処理することで、図4に示すように、計時部271、表示制御部272、検出結果記録部273、カロリー算出部274、行動判定部277、履歴記録部278、履歴出力部279、履歴修正部280及び条件修正部281として機能する。
計時部271は、本発明の計時手段に相当し、現在時刻を計時する。この計時部271により計時されている現在時刻(内部時刻)は、記憶手段25に記憶される。
表示制御部272は、表示手段22の動作を制御して、当該表示手段22に所定の画像を表示させる。例えば、表示制御部272は、検出装置2の動作状態を示す画像や、後述する確認画面CSの画像を表示させる。
検出結果記録部273は、検出手段24による検出動作を制御し、各センサー241〜245から入力される信号に基づいて、使用者USの動き情報及び生体情報を取得する。そして、検出結果記録部273は、取得された各情報と、当該各情報が取得された時刻とを関連付けて、記憶手段25に記憶させる。
カロリー算出部274は、脈拍センサー243の検出結果(脈拍数)に基づいて、運動評価量の一つであるカロリー消費量を算出する。そして、カロリー算出部274は、算出したカロリー消費量を記憶手段25に記憶させる。
行動判定部277は、本発明の行動判定手段に相当する。この行動判定部277は、行動種別ごとの判定条件と、各センサー241〜245による検出結果の推移、及び、内部時刻とに基づいて、記録すべき行動の候補である候補行動が使用者USにより実施されたか否かを判定する。すなわち、行動判定部277は、各センサー241〜245による検出結果の推移、及び、内部時刻が、行動種別ごとの判定条件のいずれかと合致する場合に、当該行動種別の候補行動が生じたと判定する。
なお、行動判定部277が判定可能な候補行動の種別は、記憶手段25に記憶された判定条件に応じた種別であり、当該種別としては、実施頻度が比較的高い「起床」、「食事」、「運動」及び「就寝」の他、電車や自動車等の移動体を用いた「移動」、及び、デスクワーク等の「仕事」等が挙げられる。また、「運動」に区分される行動として、「ランニング」、「体操」及び「階段昇降」等の行動が挙げられる。
履歴記録部278は、本発明の履歴記録手段に相当し、行動判定部277により候補行動が実施されたと判定された際に、当該候補行動の種別と、当該候補行動が実施された時刻とを記録する。この際、履歴記録部278は、当該候補行動が実際に行われた行動、すなわち、「実施行動」であるか否かを使用者USに確認させる。そして、使用者USにより当該行動を行ったことを認める操作が入力手段23に対して行われた場合には、履歴記録部278は、当該候補行動を「実施行動」として記憶手段25に記憶させる。
例えば、履歴記録部278は、行動判定部277により「運動(ランニング)」の候補行動が生じたと判定されると、通知音及び振動を生じさせるとともに、図2に示すような確認画面CSを表示制御部272により表示手段22に表示させることで、使用者に当該候補行動を確認させる。
この確認画面CSの表示中に「YES」の選択ボタン232が入力された場合には、履歴記録部278は、当該候補行動を「実施行動」として記憶手段25に記憶させる。
一方、「NO」の選択ボタン233が入力された場合には、履歴記録部278は、当候補該行動を実行されていない行動、すなわち、「不実施行動」として記憶手段25に記憶させる。なお、「不実施行動」とされた行動は記憶しない構成としてもよい。
このような確認画面CSが表示されてから所定時間(例えば、数分)が経過しても、使用者による選択ボタン232,233の入力操作が行われなかった場合には、表示手段22により表示される画像は、当該確認画面CSから通常画面に遷移される。そして、履歴記録部278は、当該候補行動を、使用者による確認がされていない行動、すなわち、「保留行動」として、記憶手段25に記憶させる。
なお、履歴記録部278は、実施されたと判定された候補行動の種別が「起床」又は「就寝」である場合には、通知音及び振動を生じさせずに、確認画面を表示する。これは、実際に起床していないにも関らず、通知音及び振動が生じて使用者を起こしてしまうことを防止するためである。同様に、実際に就寝している場合に、通知音及び振動が生じて使用者を起こしてしまうことを防止するためである。
履歴出力部279は、後述する操作装置3から、記憶手段25に記憶された行動履歴を要求する要求信号が受信された場合に、当該行動履歴を読み出して送受信手段26に出力し、これにより、操作装置3に行動履歴を送信する。この際、履歴出力部279は、「実施行動」及び「保留行動」として記憶手段25に記憶された行動に関する情報を出力し、「不実施行動」として記憶された行動に関する情報については出力しない。
履歴修正部280は、本発明の行動修正手段に相当し、操作装置3から受信された修正情報に基づいて行動を修正する。また、条件修正部281は、本発明の条件修正手段に相当し、履歴修正部280により修正された行動に対応する行動種別についての判定条件を修正する。
これら履歴修正部280及び条件修正部281については、操作装置3の構成及び当該操作装置3による行動履歴の修正操作を説明した後で詳述する。
[操作装置の構成]
図5は、操作装置3の構成を示すブロック図である。
操作装置3は、検出装置2に記録された行動履歴の修正操作が行われる操作手段として機能する他、検出装置2に記憶された使用者USの行動履歴、検出手段24による検出結果、及び、算出されたカロリー等の情報を取得して記憶する記憶手段としても機能する。この操作装置3に記憶される情報と、検出装置2に記憶される情報とは、後述する履歴修正処理により、略同じ内容の情報となる。このような操作装置3は、例えば、所定のアプリケーションを実行したPC(Personal Computer)や、携帯端末であるタブレット端末及びスマートフォン(多機能携帯電話)等により実現されるが、本実施形態では、スマートフォンにより実現される構成を示すこととする。
上記機能を実現するために、操作装置3は、図5に示すように、表示手段31、入力手段32、記憶手段33、送受信手段34及び制御手段35を備える。
表示手段31は、表示パネルを備えて構成され、制御手段35の制御の下、所定の画像を表示する。例えば、表示手段31は、後述する履歴修正画面RM(図6参照)及び行動修正画面AM(図7参照)等の画像を表示する。
入力手段32は、操作装置3の筐体外面に設けられたボタンと、表示手段31における画像の表示領域に応じて設けられたタッチパネルとを備える。そして、入力手段32は、当該ボタン及びタッチパネルに対する使用者の入力操作に応じた操作信号を制御手段35に出力する。
記憶手段33は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリー等により構成され、操作装置3の動作に必要な各種プログラム及びデータを記憶する。この記憶手段33は、例えば、検出装置2から受信された行動履歴等の情報を記憶する他、入力手段32に対する入力操作に応じた行動履歴の修正情報を記憶する。
送受信手段34は、検出装置2等の外部機器と通信する通信モジュールである。この送受信手段34は、制御手段35の制御の下、当該外部機器との間で情報を送受信する。
[制御手段の構成]
制御手段35は、操作装置3の動作を制御するものであり、CPUにより構成されている。この制御手段35は、表示制御部351として機能する他、CPUが記憶手段33に記憶された履歴修正プログラムを実行することにより、要求信号出力部352、履歴取得部353、修正情報取得部354及び修正情報出力部355として機能する。
表示制御部351は、表示手段31を制御して、各種画面を表示させる。詳述すると、表示制御部351は、各種画面の画像を生成し、当該画像に応じた駆動信号を表示手段31に出力することで、当該画像を表示手段31に表示させる。例えば、上記CPUが履歴修正プログラムを実行する際には、表示制御部351は、後述する履歴修正画面RM(図6参照)及び行動修正画面AM(図7参照)等を表示手段31に表示させる。
要求信号出力部352は、入力手段32に対して、検出装置2に記録された行動履歴を参照する操作(例えば、履歴修正プログラムを実行させる操作)が使用者により行われると、当該行動履歴を要求する要求信号を送受信手段34に出力する。この要求信号は、送受信手段34と通信接続が確立された検出装置2に送信される。
履歴取得部353は、検出装置2から受信された行動履歴を取得して、記憶手段33に記憶させる。この履歴取得部353により取得された行動履歴は、表示制御部351により読み出され、当該行動履歴に基づいて、後述する履歴修正画面RMが表示される。なお、履歴取得部353は、当該行動履歴の他に、記憶手段25に記憶された使用者の動き情報及び生体情報や、行動ごと、或いは、日付ごとのカロリー消費量等の情報も取得する。
修正情報取得部354は、入力手段32に対する入力操作に基づいて、行動履歴の修正内容を取得し、当該修正内容を示す修正情報を記憶手段33に記憶させる。このような修正情報には、修正、追加及び削除が行われた行動についての情報(行動種別及び発生時刻等)が含まれる。
修正情報出力部355は、修正情報を送信する操作(後述する送信ボタンB2の入力操作)が行われた場合に、記憶手段33に記憶された修正情報を送受信手段34に出力して、当該送受信手段34により検出装置2に送信させる。
図6は、操作装置3の外観と履歴修正画面RMの一例とを示す図である。
前述のように、履歴修正プログラムが実行されると、表示制御部351の制御の下、表示手段31には、図6に示すような履歴修正画面RMが表示される。
この履歴修正画面RMには、現在日時が設定される日時設定領域A1と、履歴設定領域A2とが設けられ、当該履歴設定領域A2は、概要領域A3、行動設定領域A4及び操作領域A5を有する。
これらのうち、概要領域A3には、表示される行動履歴の日付及び当該日付のカロリー消費量を示すメッセージと、「追加」と表記された追加ボタンB1とが設定される。また、操作領域A5には、「送信」と表記された送信ボタンB2が設定される。
行動設定領域A4には、概要領域A3に表示された日付に記録された行動が、画面における上下方向に沿って発生時刻順に設定される。また、各行動に応じて、「OK」と表記された承認ボタンB3、「修正」と表記された修正ボタンB4及び「削除」と表記された削除ボタンB5が設けられる。
なお、前述の履歴記録部278により「実施行動」として記録された行動については使用者による確認が済んでいるので、当該行動に応じた承認ボタンB3の入力は不可とされている。一方、当該行動に応じて設けられた修正ボタンB4及び削除ボタンB5は、入力可能となっている。更に、前述の履歴記録部278により「保留行動」として記録された行動には、使用者による確認が済んでいないことを明示する「!」と表記されたマークMKが付される。
このような履歴修正画面RMにおいて、表示されている行動を選択する操作(例えば、当該行動の種別が設定された領域をダブルタップする操作)が行われると、履歴修正画面RMから、選択された行動の詳細情報を表示する詳細画面(図示省略)に切り替わる。この詳細画面には、当該行動が実行された期間のカロリー消費量等が含まれる。
また、履歴修正画面RMにて、承認ボタンB3が入力されると、当該承認ボタンB3に対応する行動が「実施行動」として承認される。
更に、履歴修正画面RMにて、削除ボタンB5が入力されると、当該削除ボタンB5に対応する行動が、当該画面RMから消去される。すなわち、当該行動は「不実施行動」に変更される。なお、当該削除ボタンB5が入力された場合に、対応する行動を削除するか否かを確認するメッセージ又は画面を表示した後、同様の操作が行われた場合に、当該行動を削除する構成としてもよい。
図7は、行動修正画面AMの一例を示す図である。
一方、履歴修正画面RMにて、修正ボタンB4が入力されると、表示制御部351により、表示画像が図7に示すような行動修正画面AMに遷移される。
この行動修正画面AMには、行動選択オブジェクトJ1、発生時選択オブジェクトJ2及び発生分選択オブジェクトJ3と、「OK」と表記されたOKボタンB6及び「CANCEL」と表記されたキャンセルボタンB7とが設けられている。
行動選択オブジェクトJ1は、前述の行動判定部277により判定可能な複数の行動種別が設定され、当該複数の行動種別のうち任意の行動種別を選択可能に構成されている。
発生時選択オブジェクトJ2及び発生分選択オブジェクトJ3は、行動の発生時刻を選択可能に構成されたオブジェクトである。これらのうち、発生時選択オブジェクトJ2は、当該発生時刻のうちの「時」を選択可能なオブジェクトであり、発生分選択オブジェクトJ3は、当該発生時刻のうちの「分」を選択可能なオブジェクトである。なお、このような構成のオブジェクトに代えて、発生時刻を入力させるオブジェクトを設けてもよい。更に、終了時刻を選択/入力させるオブジェクトを更に設けてもよい。
このような行動修正画面AMは、履歴修正画面RMにて選択された行動の内容がオブジェクトJ1〜J3に初期値として設定された状態で表示される。
そして、OKボタンB6が入力されると、修正内容が修正情報取得部354により取得され、当該修正内容を示す修正情報が記憶手段33に記憶される。この後、表示手段31に表示される画面は、当該修正内容が反映された履歴修正画面RMに遷移する。
一方、キャンセルボタンB7が入力されると、修正内容が破棄され、行動修正画面AMに遷移する前の履歴修正画面RMに戻る。この場合には、修正情報取得部354による修正内容の取得は行われない。
図6に戻り、履歴修正画面RMの概要領域A3に設けられた追加ボタンB1が入力されると、行動追加画面(図示省略)に遷移する。この行動追加画面は、前述の行動修正画面AMと同様の構成を有し、行動判定部277により実施されたと判定されなかったが、実際に実施された行動を使用者が追加する画面である。
この行動追加画面にて、追加する行動の種別等が入力された後、OKボタンが入力されると、修正情報取得部354により、当該行動の内容が取得され、修正情報が記憶手段33に記憶される。この後、当該行動追加画面から、追加された行動の内容が反映された履歴修正画面RMに遷移する。キャンセルボタンが入力された場合には、行動の追加は行われずに、履歴修正画面RMに遷移される。
履歴修正画面RMの操作領域A5における送信ボタンB2が入力されると、修正情報出力部355が、記憶手段33に記憶された修正情報を送受信手段34に出力する。これにより、送受信手段34は、当該修正情報を検出装置2に送信する。
[履歴修正部及び条件修正部の処理]
図4に戻り、検出装置2の履歴修正部280は、前述のように、操作装置3から受信された修正情報に基づいて、記憶手段25に記憶された行動履歴を修正する。
例えば、ある日付の行動履歴に行動を追加する修正情報が受信された場合には、履歴修正部280は、当該行動の種別と、日付及び発生時刻とを関連付けて、記憶手段25に「実施行動」として記憶させる。また、ある日付の行動の行動種別及び発生時刻の少なくともいずれかを修正する修正情報が受信された場合には、当該修正情報に基づいて、該当する行動の内容を修正する。更に、ある行動を承認する情報(当該行動に対応する承認ボタンB3が入力されたことを示す情報)が修正情報に含まれている場合には、履歴修正部280は、当該行動を「保留行動」から「実施行動」に変更する。
条件修正部281は、行動判定部277により実施されたと判定された候補行動が、「NO」の選択ボタン233が入力されて、履歴記録部278により「不実施行動」とされた場合に、当該候補行動の種別についての判定条件を修正する。
例えば、検出手段24の検出結果に基づいて、行動判定部277により「運動(ランニング)」が実施されたと判定された場合には、前述の確認画面CSが表示される。
この確認画面CSの表示中に、「YES」の選択ボタン232が入力されて「実施行動」とされると、条件修正部281は、上記動き情報及び生体情報の推移等に基づいて、必要であれば「運動(ランニング)」についての判定条件を修正する。
一方、当該確認画面CSの表示中に、「NO」の選択ボタン233が入力されて「不実施行動」とされると、条件修正部281は、上記動き情報及び生体情報の推移等に基づいて、当該行動の発生時の行動種別が「運動(ランニング)」と判定されなくなるように、当該「運動(ランニング)」についての判定条件を厳しくする。具体的には、検出手段24による検出結果(各センサー241〜245の検出結果)の推移等が判定条件に合致しなくなるように、当該判定条件に含まれる閾値及び範囲を調整する。
また、条件修正部281は、操作装置3から受信された修正情報に基づいて、判定条件を修正する。すなわち、条件修正部281は、行動の修正、削除及び追加を示す修正情報と、当該行動が実施された際の検出手段24による検出結果の推移等とに基づいて、当該行動の種別についての判定条件を修正する。
これらのうち、ある行動を削除する情報が修正情報に含まれる場合の判定条件の修正は、前述の確認画面CSにて「NO」の選択ボタン233が入力された場合と同様の手法で行われる。
一方、条件修正部281は、ある行動を修正する修正情報が受信された場合には、修正前の行動の種別についての判定条件を厳しくし、修正後の行動の種別についての判定条件を緩くする。
例えば、「12:00」に実施された行動が、行動判定部277により「食事」であると判定されたが、前述の行動修正画面AMにて当該行動を「12:10」に実施された「運動」に修正する修正情報が受信された場合には、条件修正部281は、以下のように判定条件を修正する。
すなわち、条件修正部281は、「12:00」の前後に検出手段24により検出された結果が「食事」の判定条件に合致しなくなるように、当該「食事」の判定条件を厳しくする。
同様に、条件修正部281は、「12:10」の前後に検出手段24により検出された結果が「運動」の判定条件に合致するように、当該「運動」の判定条件を緩くする。
ここで、判定条件を修正する方法としては、以下の方法が挙げられる。そして、条件修正部281は、いずれかの方法を用いて、判定条件を修正する。
1つ目は、判定条件の閾値を、センサー241〜245の検出結果に基づいて所定値増減させる方法である。
例えば、「運動」の判定条件に含まれる脈拍数(bps)の条件が「(100/60)以上」と設定されており、当該「運動」と判定された行動が生じた際の脈拍数が「(105/60)」であり、当該行動の種別が他の種別に修正された場合には、条件修正部281は、当該脈拍数の条件を「10/60」繰り上げて「(110/60)以上」とする。これにより、「運動」の判定条件が厳しくなる。
また、例えば、他の行動種別と判定された行動が「運動」に修正され、当該行動が生じた際の脈拍数が「95/60」であった場合には、条件修正部281は、当該「運動」の判定条件における脈拍数の条件を「10/60」繰り下げて「(90/60)以上」とする。これにより、「運動」の判定条件が緩くなる。
2つ目は、判定条件の閾値を、センサーの検出結果に合わせて増減させる方法である。
例えば、他の行動種別と判定された行動が「運動」に修正された場合で、かつ、当該行動の発生時に脈拍センサー243により検出された脈拍数が「80/60」であれば、条件修正部281は、「運動」の判定条件に含まれる脈拍数の条件を「(80/60)以上」に修正する。これにより、「運動」の判定条件が緩くなる。
また、例えば、「就寝」と判定された行動の発生時刻が修正された場合で、修正前の発生時刻に検出された脈拍数が「60/60」であり、修正後の発生時刻に検出された脈拍数が「55/60」であれば、条件修正部281は、「就寝」の判定条件に含まれる脈拍数の条件を「(55/60)以下」に修正する。これにより、「就寝」の判定条件が厳しくなる。
3つ目は、過去に行動種別が正しく判定された際の検出手段24による検出結果と、当該行動種別が生じたと誤って判定された際の検出手段24による検出結果(「不実施行動」とされた行動が実施された際の検出結果)とを比較して、当該行動種別についての判定条件を修正する方法である。
例えば、「運動(ランニング)」の判定条件として、「移動速度(km/h)がAより大きくBより小さい範囲に上昇する」、「加速度の変化から求められる上下振動を示す値がCより大きくDより小さい値で安定する」、及び、「移動速度及び上下振動が変化してから所定時間後の脈拍数がEより大きくFより小さい値で安定する」との条件が設定されているとする。
そして、上下振動及び脈拍数についての条件は満たし、かつ、移動速度がX(XはA<X<Bの関係を満たす所定値)である行動について、行動判定部277により「運動(ランニング)」が実行されたと判定されたが、使用者により、確認画面CSの表示時に「NO」の選択ボタン233が入力されたとする。
この場合、条件修正部281は、上記判定条件における移動速度についての条件を、「移動速度(km/h)がAより大きくXより小さい範囲に上昇する」又は「移動速度(km/h)がXより大きくBより小さい範囲に上昇する」に修正する。
この際、条件修正部281は、正しく判定された行動が実施された際の検出結果の推移と、誤って判定された行動が実施された際の検出結果の推移とに基づいて、当該2つの条件のうち誤検出が少ない方の条件を、「運動(ランニング)」の判定条件における移動速度についての条件とする。これにより、当該判定条件が厳しくなる。
なお、以上の説明では、「運動」及び「就寝」についての判定条件に含まれる脈拍数、移動速度及び上下振動等の条件について例示したが、他の行動種別の判定条件、及び、当該判定条件に含まれる他のセンサーの検出結果の条件についても同様に、条件修正部281により修正される。
更に、条件修正部281は、ある種別の行動が所定期間記録されなかった場合、すなわち、「実施行動」とされなかった場合には、当該種別についての判定条件を緩くする。
例えば、ある種別の行動が、当該行動種別に応じて記憶手段25に記憶された通常発生間隔の所定倍(例えば3倍)の期間内に実施されたことが検出されなかった場合(当該行動が実施されたと行動判定部277により判定されなかった場合)には、当該行動種別の判定条件を緩くする。これにより、当該行動種別の行動が検出されやすくなる。
[行動記録処理]
以上説明した検出装置2による行動の記録方法について説明する。
図8は、検出装置2により実行される行動記録処理のフローチャートである。
検出装置2は、前述のように、検出手段24により所定周期で検出された検出結果(各センサー241〜245からの入力信号に基づいて算出される加速度、体温、脈拍数、使用者の位置及び高度)を検出結果記録部273が記録する結果記録処理を実行する。なお、各センサー241〜245からの検出結果の取得周期は、それぞれ異なっていてもよい。
更に、検出装置2では、処理手段27が当該検出結果と、内部時刻と、記憶手段25に記憶された判定条件とに基づいて、実施されたと判定された行動を記録する行動記録処理を実行している。
この行動記録処理では、図8に示すように、まず、行動判定部277が、各行動種別についての判定条件のいずれかに合致する候補行動が実施されたか否かを判定する(ステップS1)。
このステップS1の判定処理にて、候補行動は実施されていないと判定されると、処理手段27は、処理をステップS1に戻し、当該判定処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS1の判定処理にて、候補行動が実施されたと判定されると、行動判定部277は、実施されたと判定した候補行動の種別が、「実施行動」として前回記録されてから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS2)。この判定処理は、既に「実施行動」として記録された行動が継続中であるにも関らず、同じ候補行動が実施されたと判定されて、当該候補行動が実施されたか否かを使用者に確認させる確認画面CSが頻繁に表示されることを防ぐための処理である。なお、当該所定時間は、行動の種別ごとに設定されており、比較的頻繁に実施される行動の種別では短い時間に設定され、比較的頻繁には実施されない行動の種別では長い時間に設定されている。
このステップS2の判定処理にて、所定時間が経過していないと判定されると、処理手段27は、処理をステップS1に戻す。
一方、ステップS2の判定処理にて、所定時間が経過したと判定されると、表示制御部272が、前述の確認画面CSを表示させる(ステップS3)。
そして、履歴記録部278が、当該候補行動を承認する入力操作(選択ボタン232の入力操作)が行われたか否かを判定する(ステップS4)。
このステップS4の判定処理にて、当該入力操作が行われたと判定されると、履歴記録部278は、発生した候補行動を「実施行動」とし、当該候補行動の種別及び発生時刻と、「実施行動」であることを示す情報とを記憶手段25に記憶させる(ステップS5)。この後、処理手段27は、処理をステップS1に戻す。
また、ステップS4の判定処理にて、当該入力操作は行われていないと判定されると、履歴記録部278は、「不実施行動」とする入力操作(選択ボタン233の入力操作)が行われたか否かを判定する(ステップS6)。
このステップS6の判定処理にて、当該入力操作が行われたと判定されると、履歴記録部278は、発生した候補行動を「不実施行動」とし、当該候補行動の種別(行動判定部277が誤判定した行動種別)及び発生時刻と、「不実施行動」であることを示す情報とを記憶手段25に記憶させる(ステップS7)。この後、処理手段27は、処理をステップS1に戻す。
一方、ステップS6の判定処理にて、当該入力操作が行われていないと判定されると、履歴記録部278は、上記確認画面CSが表示されてから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS8)。この所定時間は、確認画面CSが表示されてから、何も操作が行われずに、当該確認画面CSを非表示とするまでの時間である。
このステップS8の判定処理にて、所定時間が経過していないと判定されると、処理手段27は、処理をステップS4に戻す。
一方、ステップS8の判定処理にて、所定時間が経過したと判定されると、履歴記録部278は、発生した候補行動を「保留行動」として、当該候補行動の種別及び発生時刻と、「保留行動」であることを示す情報とを記憶手段25に記憶させる(ステップS9)。この後、処理手段27は、処理をステップS1に戻す。
[履歴修正処理]
次に、検出装置2及び操作装置3による行動履歴の修正方法について説明する。
図9は、検出装置2及び操作装置3による履歴修正処理のフローチャートである。
検出装置2及び操作装置3は、以下に示す履歴修正処理を実行して、当該検出装置2に記録された行動を修正する他、行動種別の判定条件を修正する。なお、履歴修正処理は、検出装置2と操作装置3との通信が可能な状態で実行される。
この履歴修正処理では、図9に示すように、まず、操作装置3にて履歴修正プログラム(アプリケーション)が実行されると、要求信号出力部352が、検出装置2に対して行動履歴を要求する要求信号を送信する(ステップSB1)。
一方、検出装置2の履歴出力部279は、当該要求信号が受信されると、記憶手段25に記憶された行動履歴を送受信手段26に出力して、当該行動履歴を操作装置3に送信する(ステップSA1)。この際、操作装置3により指定された日付の行動履歴を出力してもよく、当日を含む所定期間の行動履歴を出力してもよい。
この後、検出装置2は、処理をステップSA2に移行する。
ステップSB1にて要求信号を送信した操作装置3では、履歴取得部353が、操作装置3から受信された行動履歴を取得し(ステップSB2)、表示制御部351及び表示手段31に履歴修正画面RMを表示させる(ステップSB3)。
そして、修正情報取得部354が、履歴修正画面RM、当該画面RMから遷移する行動修正画面AM及び行動追加画面における使用者の操作に基づく行動履歴の修正情報を取得する(ステップSB4)。
この後、修正情報を送信する操作(送信ボタンB2の入力操作)が行われると、修正情報出力部355は、取得された修正情報を送受信手段34に出力し、当該送受信手段34により修正情報を検出装置2に送信する(ステップSB5)。
これにより、操作装置3での処理が終了する。
ステップSA2では、検出装置2にて、操作装置3から修正情報が受信されたか否かが判定される(ステップSA2)。この判定処理は、修正情報が受信されるか、或いは、所定時間が経過するまで繰り返し実行される。
このステップSA2の判定処理にて、修正情報が受信されたと判定されると、履歴修正部280が、当該修正情報を取得して、記憶手段25に記憶された行動履歴を修正する(ステップSA3)。
また、条件修正部281が、受信された修正情報、及び、記憶手段25に記憶されている検出結果に基づいて、修正が必要な判定条件を修正する(ステップSA4)。
なお、履歴修正処理を終了したことを示す情報も、修正情報として操作装置3から検出装置2に送信される。
以上により、検出装置2における行動履歴及び判定条件が、必要に応じて修正される。
[サーバーとの情報の送受信]
前述のように、検出装置2及び操作装置3は、サーバーSV(図3及び図5参照)とネットワークを介して、或いは、有線/無線にて通信可能に構成されている。そして、これら検出装置2及び操作装置3は、検出装置2にて検出された使用者の動き情報及び生体情報、並びに、当該使用者の行動履歴をサーバーSVに送信でき、当該サーバーSVは、受信された情報を管理する。
そして、サーバーSVは、受信された情報に基づいてダイエットや健康状態についてのアドバイスを検出装置2或いは操作装置3に送信し、これらにより、当該アドバイスを使用者に提供する。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る行動記録装置1によれば、以下の効果がある。
検出手段24による検出結果と、記憶手段25に記憶された判定条件とに基づいて、行動判定部277が、使用者の行動の種別(行動種別)を判定し、判定された行動の種別は記憶手段25に記憶される。これによれば、使用者が自らの行動を記録することなく、行動記録装置1により自動的に当該使用者の行動を記録することができる。従って、使用者の行動を簡易に記録できる。
また、行動判定部277による行動種別の判定に利用される判定条件は、履歴修正部280による使用者の行動履歴の修正とともに、条件修正部281により修正される。この際、条件修正部281は、履歴修正部280により修正された使用者の行動が実施された際に検出手段24により検出された情報等に基づいて、当該判定条件を修正する。これによれば、使用者の実際の行動の内容に基づいて、判定条件を厳しくしたり、或いは、緩くしたりすることができ、当該使用者の行動をより正確に判定できる。従って、使用者の行動種別の判定精度を向上できる。
条件修正部281は、修正前の使用者の行動の種別についての判定条件を、当該判定条件の修正前に比べて厳しくする。これによれば、当該種別が修正される前の行動が実施されたときと同様の検出結果が得られた場合に、当該行動の種別が修正前の種別と判定されることを抑制できる。従って、使用者の行動種別の判定精度を確実に向上できる。
条件修正部281は、修正後の使用者の行動の種別についての判定条件を、当該判定条件の修正前に比べて緩くする。これによれば、当該種別が修正される前の行動が実施されたときと同様の検出結果が得られた場合に、当該行動の種別が修正後の判定条件に応じた種別と判定されやすくすることができる。従って、使用者の行動種別の判定精度を確実に向上できる。
所定期間、行動判定部277により実施されたと判定されなかった行動種別についての判定条件を、条件修正部281は緩くする。これによれば、当該行動種別の行動が生じた場合に、判定条件が修正された種別の行動が実施されたと判定しやすくすることができる。従って、使用者の行動種別の判定精度を確実に向上できる。
判定条件には、検出手段24により検出可能な情報だけでなく、当該行動種別により示される行動が実施されやすい時間帯が含まれる。これによれば、より精度よく行動種別を判定できる。従って、使用者の行動種別の判定精度を一層高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る行動記録装置は、前述の行動記録装置1と同様の構成を備える他、行動種別が割り当てられたボタンを備え、当該ボタンが入力された際に、入力されたボタンに応じた行動種別と時刻とを関連付けて記憶する構成を備えている。この他、本実施形態に係る行動記録装置は、判定条件を生成する条件生成部を備える。これらの点で、本実施形態に係る行動記録装置と、前述の行動記録装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る行動記録装置1Aの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る行動記録装置1Aは、前述の検出装置2に代えて検出装置2Aを備える他は、前述の行動記録装置1と同様の構成及び機能を備え、検出装置2Aは、図10に示すように、入力手段23及び処理手段27に代えて入力手段23A及び処理手段27Aを備える他は、検出装置2と同様の構成及び機能を備える。
入力手段23Aは、前述の入力手段23と同様に、ボタン231〜237を備える。これらのうち、ボタン234〜237(図2参照)には、実施頻度が比較的高い行動種別が割り当てられている。以下、これらボタン234〜237を総称して割当ボタンという場合がある。
具体的に、ボタン234(「R」と標記されたボタン)は、起床時に入力される起床ボタンであり、ボタン235(「E」と標記されたボタン)は、運動開始時に入力される運動ボタンである。また、ボタン236(「F」と標記されたボタン)は、食事及び間食の開始時に入力される食事ボタンであり、ボタン237(「B」と標記されたボタン)は、就寝時に入力される就寝ボタンである。なお、これらボタン234〜237に割り当てられる行動種別は一例であり、各ボタンに異なる行動種別を割り当ててもよい。また、筐体21に設けられる割当ボタンの数は、適宜変更可能である。
そして、これらボタン234〜237が入力されると、入力手段23Aは、入力されたボタンを示す操作信号を処理手段27Aに出力する。
処理手段27Aは、行動記録部275及び条件生成部276を更に備える他は、前述の処理手段27と同様の構成及び機能を有する。
これらのうち、行動記録部275は、割当ボタン234〜237のいずれかが入力された場合に、当該ボタンに割り当てられた行動種別と、当該ボタンが入力された時刻とを記憶手段25に記憶させる。この際、行動記録部275は、当該行動種別に応じた行動を「実施行動」として記録する。
条件生成部276は、割当ボタン234〜237のいずれかが入力された時刻と、当該時刻を含む所定時間内に検出された使用者の動き情報及び生体情報とに基づいて、当該ボタンに応じた行動種別についての判定条件を生成する。
具体的に、条件生成部276は、ボタン236(食事ボタン)が入力された際の使用者の動き情報及び生体情報と、当該ボタン236が入力された時刻とが記憶手段25に複数記憶されると、これらの情報から「食事」と判定される行動の傾向を取得する。例えば、条件生成部276は、当該時刻が「午前7時00分〜午前7時30分」までの範囲であり、加速度センサー241により検出される腕の動きに特定の傾向が見られ、更に、温度センサー242により検出された体温が上昇傾向にある等の傾向を取得する。そして、条件生成部276は、これらの傾向に基づいて、「食事」(より具体的には「朝食」)についての判定条件を生成する。
また、条件生成部276は、ボタン237(就寝ボタン)が入力された際の使用者の動き情報及び生体情報と、当該ボタン237が入力された時刻とが記憶手段25に複数記憶されると、これらの情報から「就寝」と判定される行動の傾向を取得する。例えば、条件生成部276は、当該時刻が「午後11時00分〜午後12時00分」までの範囲であり、加速度センサー241により検出される腕の動きが少なくなり、温度センサー242により検出される体温が低下傾向にあり、更に、脈拍センサー243により検出される脈拍数が低い状態で安定化する等の傾向が取得される等の傾向を取得する。そして、条件生成部276は、これらの傾向に基づいて、行動種別に含まれる「就寝」(より具体的には「入眠」)についての判定条件を生成する。
更に、条件生成部276は、ボタン235(運動ボタン)が入力された際の使用者の動き情報及び生体情報と、当該ボタン235が入力された時刻とが記憶手段25に複数記憶されると、これらの情報から「運動」と判定される行動が実施される際の傾向(動き情報及び生体情報の推移、並びに、当該行動が実施されやすい時間帯)を取得し、当該傾向に基づいて、「運動」についての判定条件を生成する。
同様に、条件生成部276は、ボタン234(「起床ボタン」)が入力された際の使用者の動き情報及び生体情報と、当該ボタン234が入力された時刻とが記憶手段25に複数記憶されると、これらの情報から「起床」と判定される行動が実施される際の傾向を取得し、当該傾向に基づいて、「起床」についての判定条件を生成する。
加えて、条件生成部276は、割当ボタン234〜237に割り当てられた行動種別以外の行動種別(未割当種別)についての判定条件も生成する。
具体的に、条件生成部276は、操作装置3から受信される修正情報から、未割当種別の行動が実施された際の時刻を取得する。そして、条件生成部276は、当該時刻と、当該時刻を含む所定範囲内の使用者の動き情報及び生体情報の推移とに基づいて、当該未割当種別についての判定条件を、割当ボタン234〜237に割り当てられた行動種別についての判定条件と同様に生成する。なお、判定条件によっては、各センサー241〜245により検出された使用者の動き情報及び生体情報の推移の他、対応する種別の行動が実施されやすい時間帯が含まれる。
そして、条件生成部276は、生成した判定条件を、行動種別ごとに記憶手段25に記憶させる。
このような検出装置2Aは、前述の結果記録処理及び行動記録処理を実施する他、検出装置2Aは、割当ボタン234〜237の入力に応じた行動の記録、及び、判定条件の生成処理を実施する。更に、検出装置2Aは、検出装置2と同様に、前述の履歴修正処理を実施し、操作装置3から受信される修正情報に基づいて、記録された行動履歴の修正及び判定条件の修正を実施する。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る行動記録装置1Aによれば、前述の行動記録装置1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
すなわち、割当ボタン234〜237の入力に応じて、使用者USによる実施行動の種別及び発生時刻(実施時刻)を「実施行動」として確実に記録できる。また、ボタン234〜237に、それぞれ1つの行動種別が割り当てられているので、使用者USが自身の行動を簡易に記録できる。
また、条件生成部276が、検出手段24による検出結果に基づいて、それぞれの行動種別についての判定条件を生成する。従って、使用者USの実際の行動に応じた判定条件が生成されるので、使用者USにより実施された行動の種別を、より適切に判定できる。
なお、1つの割当ボタンを複数回入力したり、或いは、複数の割当ボタンを入力することで、他の行動種別が記録されるように構成してもよい。更に、割当ボタン234〜237のいずれかが入力された場合に、前述の確認画面CSと同様の確認画面を表示し、「YES」の選択ボタン232が入力された場合に、使用者USの行動を記録するように構成してもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
ここで、前述の行動記録装置1,1Aでは、検出装置2,2Aが、検出手段24による検出結果に基づいて候補行動を判定し、操作装置3から受信される修正情報に基づいて、記憶されている行動履歴を修正する構成であった。これに対し、本実施形態に係る行動記録装置では、検出装置から受信される検出結果に基づいて、判定装置及び操作装置としても機能する記録装置が、候補行動の判定及び記憶を行い、使用者の操作に基づいて、記憶されている行動履歴を修正する。この点で、本実施形態に係る行動記録装置と、前述の行動記録装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
[検出装置の構成]
図11は、本実施形態に係る行動記録装置1Bの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る行動記録装置1Bは、図11に示すように、使用者USの手首等に装着される検出装置2Bと、当該検出装置2Bと通信する記録装置4とを備え、当該記録装置4により使用者USの行動を記録するものである。
これらのうち、検出装置2Bは、処理手段27Aに代えて処理手段27Bを備える他は、前述の検出装置2Aと同様の構成を備える。
処理手段27Bは、前述の処理手段27Aと同様にCPUを備えて構成され、当該CPUが記憶手段25に記憶されたプログラムを実行することで、計時部271、表示制御部272、検出結果出力部282及び操作信号出力部283として機能する。
検出結果出力部282は、検出手段24による検出結果を、送受信手段26を介して記録装置4に送信する。
操作信号出力部283は、入力手段23Aのボタン234〜237及びボタン232,233が入力されると、当該ボタンに応じた操作信号を送受信手段26に出力して、当該操作信号を記録装置4に送信する。
[記録装置の構成]
図12は、記録装置4の構成を示すブロック図である。
記録装置4は、前述のように、検出装置2Bから送信される検出結果の記録、候補行動の判定及び記録、並びに、行動履歴の管理を行うものである。この記録装置4は、前述の操作装置3と同様に、PC、タブレット端末及びスマートフォン等により実現される。
このような記録装置4は、図12に示すように、制御手段35に代えて制御手段45を備える他は、前述の操作装置3と同様の構成を備える。
制御手段45は、記録装置4の動作を制御するものであり、CPUにより構成されている。この制御手段45は、当該CPUが記憶手段33に記憶されたプログラムを実行することで、計時部451、表示制御部452、検出結果記録部453、カロリー算出部454、行動記録部455、条件生成部456、行動判定部457、確認指示部458、履歴記録部459、履歴修正部460及び条件修正部461として機能する。
計時部451は、本発明の計時手段に相当し、現在時刻を計時する。
表示制御部452は、表示制御部351と同様の機能を有し、表示手段31に、記録装置4の動作状態を示す画像を表示させる他、前述の履歴修正画面RM、行動修正画面AM及び行動追加画面等と同様の画像を表示させる。
検出結果記録部453は、送受信手段34により検出装置2Bから受信される検出手段24の検出結果を取得して、当該検出結果を記憶手段33に記憶させる。
カロリー算出部454は、カロリー算出部274と同様に、脈拍センサー243の検出結果(脈拍数)に基づいてカロリー消費量を算出し、当該カロリー消費量を記憶手段25に記憶させる。
行動記録部455は、検出装置2Bから割当ボタン234〜237のいずれかが入力された際に送信される操作信号が受信された場合に、当該操作信号により示される行動種別と、当該操作信号が受信された時刻とを、「実施行動」の行動履歴として記憶手段33に記憶させる。
条件生成部456は、前述の条件生成部276と同様に、記憶手段33に記憶された行動履歴、使用者の動き情報及び生体情報、並びに、行動の発生時刻(実施時刻)に基づいて、各行動種別についての判定条件をそれぞれ生成する。そして、条件生成部456は、生成した判定条件を記憶手段33に記憶させる。
行動判定部457は、本発明の行動判定手段に相当する。この行動判定部457は、前述の行動判定部277と同様に、検出装置2Bから受信された検出結果(各センサー241〜245による検出結果)の推移、行動種別ごとの判定条件、及び、内部時刻等に基づいて、候補行動が実施されたか否かを判定する。
確認指示部458は、行動判定部457により候補行動が実施されたと判定されると、実施された候補行動を確認させる確認画面CSを表示させる操作信号を検出装置2Bに送信する。
履歴記録部459は、本発明の履歴記録手段に相当する。この履歴記録部459は、前述の履歴記録部278と同様に、確認画面CSが表示された検出装置2Aから、「YES」の選択ボタン232の入力に応じた操作信号が受信されると、実施されたと判定された候補行動を「実施行動」とする。
一方、履歴記録部459は、「NO」の選択ボタン233の入力に応じた操作信号が受信されると、当該候補行動を「不実施行動」とする。
他方、履歴記録部459は、確認指示部458による操作信号の出力から所定時間内に検出装置2Bから操作信号が受信されなかった場合には、当該候補行動を「保留行動」とする。
そして、履歴記録部459は、該当する候補行動が生じた時刻と、当該候補行動の種別と、当該候補行動が実施行動、不実施行動及び保留行動のいずれかであるかを示す情報とを記憶手段33に記憶させる。
履歴修正部460は、本発明の行動修正手段に相当する。この履歴修正部460は、履歴修正部280と同様に、表示制御部452の制御の下で表示手段31に表示される履歴修正画面RM、行動修正画面AM及び行動追加画面に対する入力操作に基づいて、記憶手段33に記憶された行動履歴を修正する。
条件修正部461は、本発明の条件修正手段に相当する。この条件修正部461は、条件修正部281と同様に、履歴修正部460により修正された行動の種別についての判定条件を、当該行動が実施された際の前後で検出手段24により検出された検出結果に基づいて修正する。
[行動記録処理]
本実施形態に係る行動記録装置1Bでは、検出装置2Bの検出結果出力部282が、検出手段24による検出結果を送信し、記録装置4が、受信した検出結果を記憶する結果記録処理が実施される。この他、行動記録装置1Bでは、検出装置2B及び記録装置4が連携して、以下に示す第1記録処理及び第2記録処理を含む行動記録処理を実行し、使用者の行動を記録する。
図13は、第1記録処理を示すフローチャートである。
第1記録処理は、割当ボタン234〜237の入力に応じて行動を記録する処理である。この第1記録処理では、図13に示すように、まず、操作信号出力部283が、当該割当ボタン234〜237のいずれかが入力されたか否かを判定する(ステップSC1)。
このステップSC1の判定処理にて、当該ボタンは入力されていないと判定されると、処理手段27Bは、処理をステップSC1に戻す。
一方、ステップSC1の判定処理にて、当該ボタンが入力されたと判定されると、操作信号出力部283は、入力されたボタンに割り当てられた行動種別を示す操作信号を、送受信手段26により記録装置4に送信する(ステップSC2)。この後、処理手段27Bは、処理をステップSC1に戻す。
記録装置4では、行動記録部455が、検出装置2Bから割当ボタン234〜237のいずれかが入力されたことを示す操作信号が受信されたか否かを判定する(ステップSD1)。
このステップSD1の判定処理にて、当該操作信号は受信されていないと判定されると、制御手段45は、処理をステップSD1に戻す。
一方、ステップSD1の判定処理にて、当該操作信号が受信されたと判定されると、行動記録部455は、当該操作信号により示される行動種別と、当該操作信号が受信された時刻とを、「実施行動」の行動履歴として記憶手段33に記憶させる(ステップSD2)。この後、制御手段45は、処理をステップSD1に戻す。
このように、割当ボタン234〜237が入力されると、当該割当ボタンに応じた種別の行動に関する情報が記録装置4に記録される。
図14は、第2記録処理を示すフローチャートである。
第2記録処理は、候補行動が実施されたと判定された場合に、当該候補行動を記録する処理である。
この第2記録処理では、図14に示すように、まず、記録装置4の行動判定部457が、取得された検出結果の推移、記憶手段33に記憶されている判定条件、及び、内部時刻に基づいて、前述の候補行動が実施されたか否かを判定する(ステップSF1)。
このステップSF1の判定処理にて、候補行動は実施されていないと判定されると、制御手段45は、処理をステップSF1に戻す。
ステップSF1の判定処理にて、候補行動が実施されたと判定されると、前述のステップS2と同様に、実施されたと判定された候補行動の種別が、「実施行動」として前回記録されてから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップSF2)。
このステップSF2の判定処理にて、所定時間が経過していないと判定されると、制御手段45は、処理をステップSF1に戻す。
一方、ステップSF2の判定処理にて、所定時間が経過したと判定されると、確認指示部458が、前述の確認画面CSを表示させる操作信号を、送受信手段34を介して送信する(ステップSF3)。この後、制御手段45は、処理をステップSF4に移行する。
検出装置2Bでは、表示制御部272が、確認画面CSを表示させる操作信号が記録装置4から受信されたか否かを判定する(ステップSE1)。
このステップSE1の判定処理にて、当該操作信号は受信されていないと判定されると、処理手段27Bは、処理をステップSE1に戻す。
一方、ステップSE1の判定処理にて、当該操作信号が受信されたと判定されると、表示制御部272は、前述の確認画面CSを表示させる(ステップSE2)。
そして、当該確認画面CSの表示時に、操作信号出力部283は、「YES」の選択ボタン232及び「NO」の選択ボタン233のいずれかが入力されたか否かを判定する(ステップSE3)。
このステップSE3の判定処理にて、いずれかの選択ボタンが入力されたと判定されると、操作信号出力部283は、入力された選択ボタンに応じた操作信号を記録装置4に送信する(ステップSE4)。この後、処理手段27Bは、処理をステップSE6に移行する。
一方、ステップSE3の判定処理にて、いずれの選択ボタンの入力も行われていないと判定されると、表示制御部272が、確認画面CSの表示から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップSE5)。
この判定処理にて、所定時間は経過していないと判定されると、処理手段27Bは、処理をステップSE3に戻し、所定時間が経過したと判定されると、処理手段27Bは、処理をステップSE6に移行する。
ステップSE6では、表示制御部272が、確認画面CSを非表示とし、表示手段22に表示される画面を他の画面(通常動作時の画面)に遷移させる(ステップSE6)。そして、処理手段27Bは、処理をステップSE1に戻す。
このように、検出装置2Bは、必要に応じて確認画面CSを表示して、入力手段23に対する使用者の入力操作に応じた操作信号を送信する。
確認画面CSを表示させる操作信号を出力した記録装置4では、ステップSF4にて、行動記録部455が、「実施行動」を示す操作信号(すなわち「YES」の選択ボタン232の入力に応じた操作信号)が受信されたか否かを判定する(ステップSF4)。
このステップSF4の判定処理にて、「実施行動」を示す操作信号が受信されたと判定されると、行動記録部455は、候補行動が「実施行動」であることを示す情報と、当該候補行動の種別と、当該候補行動が実施されたと判定された時刻とを、記憶手段33に記憶させる(ステップSF5)。この後、制御手段45は、処理をステップSF1に戻す。
一方、ステップSF4の判定処理にて、「実施行動」を示す操作信号は受信されていないと判定されると、行動記録部455は、「不実施行動」を示す操作信号が受信されたか否かを判定する(ステップSF6)。
このステップSF6の判定処理にて、当該操作信号が受信されたと判定されると、行動記録部455は、候補行動が「不実施行動」であることを示す情報と、当該候補行動の種別と、当該候補行動が実施されたと判定された時刻とを、記憶手段33に記憶させる(ステップSF7)。この際、条件修正部461による判定条件の修正も行われる。この後、制御手段45は、処理をステップSF1に戻す。
ステップSF6の判定処理にて、当該操作信号は受信されていないと判定されると、行動記録部455は、ステップSF3にて操作信号が送信されてから所定時間(確認画面CSが表示されてから、入力操作が行われずに非表示となるまでの時間)が経過したか否かを判定する(ステップSF8)。
このステップSF8の判定処理にて、所定時間が経過していないと判定されると、制御手段45は、処理をステップSF4に戻す。
一方、ステップSF8の判定処理にて、所定時間が経過したと判定されると、行動記録部455は、候補行動が「保留行動」であることを示す情報と、当該候補行動の種別と、当該候補行動が実行されたと判定された時刻とを、記憶手段33に記憶させる(ステップSF9)。この後、制御手段45は、処理をステップSF1に戻す。
このような第2記録処理により、実施されたと判定された候補行動が、「実施行動」、「不実施行動」又は「保留行動」として記録される。
[履歴修正処理]
次に、記録装置4により実行される履歴修正処理について説明する。
図15は、当該履歴修正処理を示すフローチャートである。
本実施形態においては、履歴修正処理は、記憶手段33に記憶された履歴修正プログラム(アプリケーション)を実行する記録装置4のみで行われる。
この履歴修正処理では、図15に示すように、まず、表示制御部452が、前述の履歴修正画面RMを表示させる(ステップSG1)。
この後、履歴修正部460が、履歴修正画面RMと、当該履歴修正画面RMから遷移する行動修正画面AM及び行動追加画面(図示省略)とにおける使用者の入力操作に基づいて、記憶手段33に記憶された行動履歴を修正する(ステップSG2)。
また、条件修正部461が、修正された行動の種別と、当該行動が実施された際の使用者の動き情報及び生体情報の推移、並びに、発生時刻とに基づいて、記憶手段33に記憶された判定条件を前述のように修正する(ステップSG3)。
そして、上記履歴修正プログラムの実行を終了する操作が使用者により行われると、制御手段45は、履歴修正処理を終了する。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る行動記録装置1Bによれば、前述の行動記録装置1Aと同様の効果を奏することができる。また、このような行動記録装置1Bの検出装置2B及び記録装置4は、前述の行動記録装置1,1Aと同様に、サーバーSVに動き情報及び生体情報、並びに、使用者の行動履歴を送信でき、また、記録装置4は、当該サーバーSVからのアドバイス等を受信及び表示できる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
ここで、前述の行動記録装置1,1Aは、それぞれ別体である検出装置2,2A及び操作装置3を備え、行動記録装置1Bは、それぞれ別体である検出装置2B及び記録装置4を備える構成であった。これに対し、本実施形態に係る行動記録装置は、1つの装置で、使用者の動き情報及び生体情報を検出及び記録するとともに、使用者の行動の履歴を記録及び修正する点で相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る行動記録装置1Cの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る行動記録装置1Cは、前述の検出装置2,2A,2Bと同様に、例えば使用者の手首にバンドBN等により装着される。この行動記録装置1Cは、図16に示すように、表示手段22、入力手段23C、検出手段24、記憶手段25、送受信手段26及び制御手段29と、これらを内部に収納する筐体21とを備える。
なお、入力手段23Cは、図示を省略するが、前述の各種ボタン231〜237の他に、表示手段22における画像の表示領域に応じて設けられるタッチパネルを備え、これらに対する使用者の入力操作に応じた操作信号を、制御手段29に出力する。
制御手段29は、行動記録装置1Bの動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等を備えて構成される。この制御手段29は、当該CPUが記憶手段25に記憶されたプログラムを処理することで、計時部271、表示制御部272B、検出結果記録部273、カロリー算出部274、行動記録部275、条件生成部276、行動判定部277、履歴記録部278、履歴修正部280B、条件修正部281Bとして機能する。
これらのうち、表示制御部272Bは、表示制御部272と同様に、表示手段22による画像表示を制御する。この表示制御部272Bは、行動判定部277により候補行動が生じたと判定された際に、前述の確認画面CSを表示させる。また、記憶手段25に記憶された行動履歴を修正するための入力操作が行われた際には、前述の履歴修正画面RM、行動修正画面AM及び行動追加画面と同様の画面を表示させる。
履歴修正部280Bは、本発明の行動修正手段に相当し、履歴修正部280,460と同様に、記憶された行動履歴を修正する。すなわち、履歴修正部280Bは、履歴修正画面RM、行動修正画面AM及び行動追加画面の表示時に使用者により実施された入力操作に基づいて、記憶手段25に記憶された行動履歴を修正する。
条件修正部281Bは、本発明の条件修正手段に相当し、条件修正部281,461と同様に、履歴修正部280Bによる行動履歴の修正内容に基づいて、各行動種別についての判定条件を修正する。
[第4実施形態の効果]
このような行動記録装置1Cは、検出装置2にて実施される結果記録処理や、図8で示した検出装置2による行動記録処理と同様の行動記録処理を実行する他、図15で示した記録装置4による履歴修正処理と同様の履歴修正処理を実行する。これにより、行動記録装置1Cは、前述の行動記録装置1,1A,1Bと同様の効果を奏することができる。
また、行動記録装置1Cは、人体に装着される1つの装置で、使用者の動き情報及び生体情報を検出及び記録するとともに、使用者の行動の履歴を記録及び修正するので、当該行動記録装置1Cと通信する他の装置が必須ではない。従って、前述の行動記録装置1,1A,1Bと比べて、構成を簡略化できる他、携帯性及び使い勝手を向上できる。
なお、行動記録装置1Cは、行動記録装置1,1A,1Bと同様に、記録した行動履歴や、使用者の動き情報及び生体情報をサーバーSVに送信し、当該サーバーSVからアドバイス等を受信することも可能である。
[実施形態の変形]
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記第2〜第4実施形態では、条件生成部276が、検出手段24による検出結果に基づいて、各行動種別についての判定条件を生成するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、検出装置2のように、当該各行動種別についての判定条件を、予め記憶手段25に記憶させておいてもよい。すなわち、当該判定条件を修正する構成が含まれていればよく、判定条件を生成しなくてもよい。また、割当ボタン234〜237は、必ずしも設けられていなくてもよい。
更に、判定条件の内容も適宜変更可能である。例えば、判定条件に時刻は含まれていなくてもよい。また、各センサー241〜245による検出結果の全てに対して範囲或いは閾値が設定されていなくてもよく、当該各センサー241〜245の少なくともいずれかの検出結果に応じた範囲或いは閾値が設定されていればよい。
前記各実施形態では、検出手段24は、加速度センサー241、温度センサー242、脈拍センサー243、位置センサー244及び高度センサー245を備える構成であったが、本発明はこれに限らない。すなわち、これらセンサー241〜245のうち、いずれかが無くてもよく、他のセンサーが含まれていてもよい。
前記各実施形態では、検出装置2,2A,2B及び行動記録装置1Bは、使用者の手首に装着されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、使用者の動き情報及び生体情報を検出可能であれば、これらの装着部位はどこでもよい。
前記各実施形態では、操作装置3、記録装置4及び行動記録装置1Bは、サーバーSVからダイエットや健康状態等に関するアドバイスを受信するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、記録された行動履歴、生体情報及び動き情報に基づいて、当該アドバイス等のメッセージを生成して、表示手段に表示させる生成手段を、これら各装置に設けてもよい。このような生成手段は、例えば、所定のプログラムを実行するCPUにより実現できる。
前記第3実施形態では、検出装置2Bは、記録装置4に検出結果を常に送信するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、検出装置2Bは、検出結果を記憶手段25に記憶しておき、使用者の所望のタイミング、記録装置4と通信可能な状態となったタイミング、或いは、予め定められた時刻に達したタイミング等にて、記録装置4に検出結果を送信する構成としてもよい。
前記第1実施形態では、行動記録装置1は、検出装置2及び操作装置3の組み合わせとし、前記第2実施形態では、行動記録装置1Aは、検出装置2A及び操作装置3の組み合わせとし、前記第3実施形態では、行動記録装置1Bは、検出装置2B及び記録装置4の組み合わせとし、前記第4実施形態では、行動記録装置1Cは、単独で機能する1つの装置として構成した。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、行動記録装置は、上記機能を実現できれば、上記各手段をそれぞれ個別の装置として構成して、システムとして機能するものでもよく、当該各手段の組み合わせは、適宜変更可能である。
1,1A,1B,1C…行動記録装置、2,2A…検出装置(検出記録装置)、2B…検出装置、3…操作装置、4…記録装置、22,31…表示手段、23,23A,23C,32…入力手段、24…検出手段、25,33…記憶手段、26…送受信手段(検出記録装置側送受信手段、送信手段)、34…送受信手段(操作装置側送受信手段、受信手段)、271,451…計時部(計時手段)、277,457…行動判定部(行動判定手段)、278,459…履歴記録部(履歴記録手段)、280,280B,460…履歴修正部(行動修正手段)、281,281B,461…条件修正部(条件修正手段)。

Claims (9)

  1. 使用者の行動を記録する行動記録装置であって、
    前記使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれかの検出対象を検出する検出手段と、
    前記検出対象の検出結果、及び、行動の種別に対して設定された判定条件に基づいて、前記使用者の行動の種別を判定する行動判定手段と、
    前記種別が判定された前記使用者の行動を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記使用者の行動を表示する表示手段と、
    入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記入力操作に基づいて、前記行動判定手段によって判定された前記使用者の行動の種別を修正する行動修正手段と、
    前記行動修正手段により修正された前記使用者の行動の種別に対応する前記検出対象の検出結果に基づいて、前記判定条件を修正する条件修正手段と、を備え、
    前記条件修正手段は、所定期間に亘って前記行動判定手段により発生したと判定されなかった前記種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて緩くする
    ことを特徴とする行動記録装置。
  2. 請求項1に記載の行動記録装置において、
    前記行動修正手段により前記使用者の行動の種別が修正されると、前記条件修正手段は、修正前の前記行動の種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて厳しくする
    ことを特徴とする行動記録装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の行動記録装置において、
    前記行動修正手段により前記使用者の行動の種別が修正されると、前記条件修正手段は、修正後の前記行動の種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて緩くする
    ことを特徴とする行動記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の行動記録装置において、
    現在時刻を計時する計時手段を備え、
    前記記憶手段は、前記使用者の行動に対応する種別と、前記使用者の行動が実施された時刻とを関連付けて記憶する
    ことを特徴とする行動記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の行動記録装置において、
    前記判定条件には、当該判定条件に応じた前記種別の行動が実施されやすい時間帯が含まれる
    ことを特徴とする行動記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の行動記録装置において、
    前記記憶手段、前記検出手段、前記行動判定手段、前記行動修正手段及び前記条件修正手段を有する検出記録装置と、
    前記表示手段及び前記入力手段を有する操作装置と、を備え、
    前記検出記録装置は、前記記憶手段に記憶された前記使用者の行動の履歴を前記操作装置に送信し、前記履歴を修正する修正情報を前記操作装置から受信する検出記録装置側送受信手段を備え、
    前記操作装置は、前記検出記録装置から送信された前記履歴を受信し、前記入力手段に対する入力操作に応じた前記修正情報を前記検出記録装置に送信する操作装置側送受信手段を備える
    ことを特徴とする行動記録装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の行動記録装置において、
    前記検出手段と、前記検出手段により検出された情報を送信する送信手段と、を有する検出装置と、
    前記記憶手段、前記行動判定手段、前記表示手段、前記入力手段、前記行動修正手段及び前記条件修正手段と、前記検出装置から送信された情報を受信する受信手段と、を有する記録装置と、を備え、
    前記行動判定手段は、前記受信手段により受信された情報に基づいて、前記使用者の行動の種別を判定する
    ことを特徴とする行動記録装置。
  8. 使用者の行動を記録する行動記録装置により実行される行動記録方法であって、
    前記使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれかの検出対象の検出結果と、行動の種別に対して設定された判定条件とに基づいて、前記使用者の行動の種別を判定し、
    前記種別が判定された前記使用者の行動を表示し、
    入力操作に基づいて、判定された前記使用者の行動の種別を修正し、
    修正された前記使用者の行動の種別に対応する前記検出対象の検出結果に基づいて、前記判定条件を修正し、
    発生したと所定期間に亘って判定されなかった前記種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて緩くする
    ことを特徴とする行動記録方法。
  9. 使用者の行動を記録する行動記録装置により実行される行動記録プログラムであって、
    前記行動記録装置に、
    前記使用者の生体情報及び動き情報の少なくともいずれかの検出対象の検出結果と、行動の種別に対して設定された判定条件とに基づいて、前記使用者の行動の種別を判定させ、
    前記種別が判定された前記使用者の行動を表示させ、
    入力操作に基づいて、判定された前記使用者の行動の種別を修正させ、
    修正された前記使用者の行動の種別に対応する前記検出対象の検出結果に基づいて、前記判定条件を修正させ、
    発生したと所定期間に亘って判定されなかった前記種別についての前記判定条件を、修正前の当該判定条件に比べて緩くさせる
    ことを特徴とする行動記録プログラム。
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