JP2017151922A - Medium storage and automatic transaction apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は媒体収納庫及び自動取引装置に関し、例えば媒体としての紙幣を出金する紙幣出金機に適用して好適なものである。 The present invention relates to a medium storage and an automatic transaction apparatus, and is suitably applied to, for example, a banknote dispensing machine that dispenses banknotes as a medium.
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。そのような現金自動取引装置においては、紙幣収納庫に収納した紙幣を出金するものがある。そのような紙幣収納庫は、内部に紙幣を収納するカセット本体と扉体とにより構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, in an automatic cash transaction apparatus or the like used in a financial institution or a store, for example, a customer deposits cash such as banknotes or coins according to transaction details with a customer, and cash is withdrawn to a customer. In such an automatic teller machine, there is one that withdraws banknotes stored in a banknote storage. Such a banknote storage has what is comprised by the cassette main body and door body which accommodate a banknote inside (for example, refer patent document 1).
そのような紙幣収納庫においては、扉体とカセット本体の開閉支点孔の位置を合わせ、シャフト等の開閉支点軸部品を該開閉支点孔に挿入し、ネジやEリング等の締結部品により、挿入した開閉支点軸部品が抜けないようにするものがある。しかしながらそのような紙幣収納庫は、開閉支点軸部品や締結部品が必要になるため構成が複雑化すると共にコスト増になってしまう。またそのような紙幣収納庫は、組立性を保つために締結部品が外側から見える位置にあるものがあり、その場合、締結部品を外側から容易に外され扉体を外されてしまう可能性がある。 In such a banknote storage, the opening / closing fulcrum holes of the door body and the cassette body are aligned, and an opening / closing fulcrum shaft part such as a shaft is inserted into the opening / closing fulcrum hole, and is inserted by a fastening part such as a screw or an E-ring. Some open / close fulcrum shaft parts do not come off. However, such a banknote storage requires an opening / closing fulcrum shaft part and a fastening part, which complicates the configuration and increases the cost. Moreover, in such a banknote storage, in order to maintain assemblability, there is one in which the fastening part is in a position where it can be seen from the outside. In that case, the fastening part may be easily removed from the outside and the door body may be removed. is there.
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、セキュリティを向上し得る媒体収納庫及び自動取引装置を提案しようとするものである。 The present invention has been made in consideration of the above points, and intends to propose a medium storage and an automatic transaction apparatus capable of improving security.
かかる課題を解決するため本発明の媒体収納庫においては、媒体を収納する収納空間を形成する本体部と、本体部に対して回動可能に取り付けられ、収納空間を閉塞又は開放する扉部とを設け、本体部は、扉部を回動可能に支持する本体側回動部と、本体側回動部の近傍に設けられる本体側規制部とを有し、扉部は、本体側回動部と嵌合し本体部に対する回動軸となる扉側回動部と、収納空間を閉塞した状態において本体側規制部と噛み合うように形成された扉側規制部とを有するようにした。 In order to solve such a problem, in the medium storage of the present invention, a main body part that forms a storage space for storing a medium, and a door part that is rotatably attached to the main body part and closes or opens the storage space. The main body part has a main body side rotating part that rotatably supports the door part, and a main body side regulating part provided in the vicinity of the main body side rotating part, and the door part is rotated on the main body side. And a door-side rotation portion that is fitted to the portion and serves as a rotation axis with respect to the main body portion, and a door-side restriction portion that is formed so as to mesh with the main body side restriction portion when the storage space is closed.
また本発明の自動取引装置においては、媒体を収納する収納空間を形成する本体部と、本体部に対して回動可能に取り付けられ、収納空間を閉塞又は開放する扉部とを有する媒体収納庫を設け、本体部は、扉部を回動可能に支持する本体側回動部と、本体側回動部の近傍に設けられる本体側規制部とを有し、扉部は、本体側回動部と嵌合し本体部に対する回動軸となる扉側回動部と、収納空間を閉塞した状態において本体側規制部と噛み合うように形成された扉側規制部とを有するようにした。 Moreover, in the automatic transaction apparatus of this invention, the medium storage which has the main-body part which forms the storage space which accommodates a medium, and the door part rotatably attached with respect to a main-body part, and obstruct | occludes or opens a storage space. The main body part has a main body side rotating part that rotatably supports the door part, and a main body side regulating part provided in the vicinity of the main body side rotating part, and the door part is rotated on the main body side. And a door-side rotation portion that is fitted to the portion and serves as a rotation axis with respect to the main body portion, and a door-side restriction portion that is formed so as to mesh with the main body side restriction portion when the storage space is closed.
本発明は、閉塞状態のまま扉側回動部が本体側回動部から外されようとして扉部が変形した際に、本体側規制部を扉側規制部に当接させることにより、扉側回動部が本体側回動部から外れることを防止できる。 In the present invention, when the door part is deformed so that the door side rotating part is removed from the main body side rotating part in the closed state, the main body side restricting part is brought into contact with the door side restricting part. It can prevent that a rotation part remove | deviates from a main body side rotation part.
本発明によれば、セキュリティを向上し得る媒体収納庫及び自動取引装置を実現できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the media storage and automatic transaction apparatus which can improve security are realizable.
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。 Hereinafter, modes for carrying out the invention (hereinafter referred to as embodiments) will be described with reference to the drawings.
[1.第1の実施の形態]
[1−1.紙幣出金機の構成]
図1に示すように、第1の実施の形態による紙幣出金機1は、例えば金融機関等に設置され、利用者(すなわち金融機関の顧客)の操作に応じて紙幣を出金する。この紙幣出金機1は、大きく分けて下側の収納ユニット2及び上側の束搬送ユニット3により構成されており、さらに全体を制御する制御部4が組み込まれている。
[1. First Embodiment]
[1-1. Configuration of banknote dispensing machine]
As shown in FIG. 1, the
[1−2.収納ユニットの構成]
収納ユニット2は、直方体状の収納筐体10内に、紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれており、紙幣を収納すると共に、利用者に引き渡すべき紙幣を集積して紙幣束を生成する。この収納筐体10内には、4個の紙幣収納庫11、搬送部13、鑑別部14、集積部16及びリジェクト収納庫17が設けられている。
[1-2. Configuration of storage unit]
The
紙幣収納庫11は、収納筐体10の前側における上下方向の中央から下側にかけて、互いに積み重なるように取り付けられている。各紙幣収納庫11は、上下方向に短く前後方向に長い扁平な直方体状に形成されており、その内部に、紙幣の長手方向を左右方向に沿わせて紙面を前後方向に向けて前後方向に沿って並んだ状態で、紙幣を収納する。また紙幣収納庫11の後側下部には、収納されている紙幣を1枚ずつに分離して繰り出す図2に示す受渡口12が設けられている。この紙幣収納庫11は、収納筐体10に形成された4箇所の装填スロットに対し、それぞれ着脱可能に構成されている。すなわち紙幣収納庫11は、収納筐体10の前面扉が開放された状態で、該収納筐体10に装填された状態(図1)から前方へ引き抜かれることにより、該収納筐体10から離脱され、保守員等により単体で運搬される。また紙幣収納庫11は、空の装填スロットの前方に位置された状態から後方(挿入方向)へ押し込まれることにより、図1に示したように、該収納筐体10に装着される。因みに紙幣収納庫11の前面には、収納可能な取手(図示せず)が設けられている。このため紙幣収納庫11は、保守員等により収納筐体10から引き出される場合に、この取手に対し前方へ向かう力が加えられる。また紙幣収納庫11は、保守員等により持ち運ばれる場合、この取手が把持されることにより、前面を上方へ向けると共に後面を下方へ向けた、いわば縦長の姿勢となる。
The
搬送部13は、図示しないローラやベルト、或いはこれらを駆動するモータ等により、紙幣を搬送する経路である搬送路を構成している。この搬送路は、図中に実線で示すように、各紙幣収納庫11と集積部16及びリジェクト収納庫17とを接続している。搬送部13は、各紙幣収納庫11から繰り出された紙幣を、短辺に沿う方向を進行方向に沿わせて概ね上方向へ進行させる。
The
鑑別部14は、搬送部13の搬送路に沿って設けられ、内部に複数種類のセンサが組み込まれており、各センサから得られた情報を基に、搬送される紙幣の金種や走行状態等を鑑別し、その鑑別結果を制御部4へ供給する。制御部4は、得られた鑑別結果を基に、各紙幣の搬送先を決定する。具体的に制御部4は、出金すべき正常な紙幣の搬送先を集積部16に、出金すべきで無い紙幣(以下これをリジェクト紙幣と呼ぶ)の搬送先をリジェクト収納庫17に、それぞれ決定する。
The discrimination unit 14 is provided along the conveyance path of the
集積部16は、収納筐体10内における最も上側の後側に位置しており、搬送部13から搬送された出金すべき紙幣をステージ16T上に集積して紙幣束を生成し、該紙幣束を束搬送ユニット3へ受け渡す。リジェクト収納庫17は、収納筐体10内における最も上側の前側に位置しており、搬送部13から搬送されたリジェクト紙幣と、束搬送ユニット3から落下した取忘れ紙幣束とを内部に収納する。
The stacking
収納筐体10における、後述する束搬送筐体20内の上側搬送ベルト21よりも下側部分の後寄りには、上面ガイド22が設けられている。上面ガイド22は、上下方向に薄い扁平な直方体状に形成されており、その上面を上側搬送ベルト21の下面と対向させている。この上面ガイド22は、その下面が集積部16の上部ガイドを形成し、その上面が束搬送路3Yの下側の搬送ガイドを形成している。
An
[1−3.束搬送ユニットの構成]
束搬送ユニット3は、全体として、上下方向に短く前後方向に長い、扁平な直方体状に形成されており、前後方向の長さが収納ユニット2よりも長くなっている。束搬送ユニット3は、直方体状の束搬送筐体20内に、紙幣束を搬送するための種々の機構が設けられている。
[1-3. Configuration of bundle transport unit]
As a whole, the
束搬送筐体20内における上側部分には、上側搬送ベルト21が設けられている。上側搬送ベルト21は、前端近傍及び後端近傍にそれぞれ配置されたローラの周囲に掛け回された無端ベルトであり、このローラが回転することにより、その下面を水平方向に沿った前後方向に沿って走行させる。説明の都合上、以下では、上側搬送ベルト21における下面部分の走行方向を、該上側搬送ベルト21の走行方向と見なす。
An
束搬送筐体20内における上側搬送ベルト21よりも下側部分における前側には、下側搬送ベルト24が設けられている。下側搬送ベルト24は、上側搬送ベルト21を前後方向に切り詰めたような無端ベルトであり、その上面を上側搬送ベルト21の下面と当接させている。以下では、下側搬送ベルト24における上面部分の走行方向を、該下側搬送ベルト24の走行方向と見なす。
A
束搬送ユニット3内には、上側搬送ベルト21と、ステージ16T、上面ガイド22及び下側搬送ベルト24とにより上下方向から挟まれ水平方向に沿う束搬送路3Yが形成される。
In the
また束搬送ユニット3内には、背押し板25が設けられている。背押し板25は、その一部を上側搬送ベルト21の下面よりも下方に突出させており、図示しない移動機構により、前後方向に沿って、すなわち束搬送路3Yに沿って移動する。すなわち背押し板25は、前方へ移動することにより紙幣束の束ずれや紙幣残留等を防止しつつ前後方向である搬送方向に沿って該紙幣束の後端を押す一方、後方へ移動することにより紙幣束の束ずれや紙幣残留等を防止しつつ該紙幣束の前端を押す。この背押し板25は、左右方向に関し離散的な数カ所のみ上側搬送ベルト21の下面よりも下方へ突出させている。背押し板25は、束搬送路3Y内に紙幣束がある場合、これを前後方向へ押して進行させる。
A
束搬送筐体20の前端には、束搬送路3Y内を後方へ搬送されてきた紙幣束を利用者に引き渡す出金口26が形成されている。
A
[1−4.紙幣収納庫の構成]
図2に示すように紙幣収納庫11は、樹脂成形品であり前側、後側、左側、右側及び下側の各側面を形成するカセット本体30と、樹脂成形品であり上側の側面を形成する扉体32とにより構成されている。この紙幣収納庫11は、紙幣が重なる前後方向の長さが、左右方向の長さよりも長く構成されることにより、内部の紙幣収納空間36に多数の紙幣を収納する。また紙幣収納庫11の後上端部分には、扉体32の後端部分及びカセット本体30の後側上端部分により、右端部及び左端部それぞれに蝶番部34が形成されている。紙幣収納庫11は、この蝶番部34の軸であり左右方向である回動軸方向に沿う支点軸35を回動中心として扉体32が回動されることにより、図2に示したようにカセット本体30の上側を閉塞する閉塞状態と、カセット本体30の上側を開放した開放状態(図示せず)とに変位する。また扉体32は、支点軸35を回動中心として扉開方向Doに回動することにより開放状態に変位する一方、扉閉方向Dcに回動することにより閉塞状態に変位する。蝶番部34は、後述する本体側嵌合部50及び扉側嵌合部56により構成されている。
[1-4. Banknote storage configuration]
As shown in FIG. 2, the
紙幣収納庫11における前端部には、ロック機構(図示せず)が設けられている。ロック機構は、カセット本体30の外部から所定の鍵が差し込まれた状態で所定の一方向に回動されることにより扉体32がカセット本体30に対し開放されないよう規制し閉塞状態を保つ施錠状態となると共に、他方向に回動されることにより扉体32がカセット本体30に対し開放可能となる解錠状態となる。
A lock mechanism (not shown) is provided at the front end of the
[1−5.カセット本体の構成]
図3に示すようにカセット本体30は、底面39の左右両端の前端から後端までに亘って本体外壁40が立設すると共に、底面39の前端及び後端の左端から右端までに亘ってそれぞれ本体前壁41及び本体後壁42が立設する。図5に示すようにこの本体外壁40の上端面には、外壁面よりも左右内側の前端から後端までに亘って本体側壁43が形成される。この本体側壁43は、図2に示す閉塞状態における扉体32の扉天板44に向かって、本体外壁40よりも高く立設している。本体後壁42には、紙幣収納空間36から紙幣を搬送部13に受け渡す受渡口12が形成されている。
[1-5. Configuration of cassette body]
As shown in FIG. 3, the
本体後壁42の上端部における回動軸方向の両端部よりもやや内側寄りからは、左右一対の本体側嵌合部50が上方に向かって立設している。左右一対の本体側嵌合部50は、本体後壁42と一体成形されており、本体後壁42の回動軸方向の中心部を対称軸として左右対称に形成されている。
A pair of left and right main body side
図4に右側の本体側嵌合部50を示すように、本体側嵌合部50は、左右方向の幅が本体側嵌合部幅L1であり且つ上下方向の高さが本体側嵌合部高さH1の側面視U字形状(かまぼこ型)であり、左右方向の外側に向かって、所定長さの本体側嵌合ボス52が突出している。本体側嵌合部50は、本体側嵌合部高さH1よりも本体側嵌合部幅L1が長く設定されることにより、十分な強度を有している。本体側嵌合ボス52は、本体側扉開閉軸X1を軸とする、内径が本体側嵌合ボス内径Yの中空円筒形状である。
As shown in the right side main body
[1−6.扉体の構成]
図6及び図8に示すように扉体32は、閉塞状態においてカセット本体30の上部の開口を覆う扉天板44の左右両端の前端から後端までに亘って、扉側壁45がカセット本体30に向かって立設している。また、扉体32は、閉塞状態において扉天板44の前端の左端から右端までに亘って、扉前壁46がカセット本体30に向かって立設する。
[1-6. Configuration of door body]
As shown in FIGS. 6 and 8, the
扉天板44の後端部における回動軸方向の両端部からは、カセット本体30の本体側嵌合部50に対する回動軸方向の外側と対向するよう左右一対の扉側嵌合部56が後方に向かって突設している。左右一対の扉側嵌合部56は、扉天板44と一体成形されており、扉天板44の回動軸方向の中心部を対称軸として左右対称に形成されている。
A pair of left and right door side
閉塞状態(図2)においては、扉側壁45が本体側壁43(図5)の回動軸方向外側に入り込むことにより該扉側壁45と該本体側壁43とが噛み合っている。このため紙幣収納庫11は、カセット本体30に対する扉体32の左右方向への位置ずれを規制できると共に、施錠状態において扉側壁45をめくられても紙幣収納空間36と外部との間に本体側壁43を配置でき、外部から紙幣を抜き取られることを防ぎセキュリティを保つことができる。
In the closed state (FIG. 2), the
図7に左側の扉側嵌合部56を示すように、扉側嵌合部56は、左右方向の幅が本体側嵌合部幅L1と同等の扉側嵌合部幅L2であり且つ上下方向の高さが本体側嵌合部高さH1と同等の扉側嵌合部高さH2の側面視U字形状(かまぼこ型)であり、左右方向の内側に向かって所定長さの扉側嵌合ボス58が突出している。扉側嵌合ボス58は、扉側扉開閉軸X2を軸とする、外径が扉側嵌合ボス外径Wの中空円筒形状である。扉側嵌合ボス外径Wは、本体側嵌合ボス52(図4)の本体側嵌合ボス内径Yよりも1mm程度だけ僅かに小さく設定されることにより、扉側嵌合ボス58は、本体側嵌合ボス52の内部に回動軸方向の外側から内側に向かって嵌り込むことが可能となっている。閉塞状態において扉側嵌合ボス58と本体側嵌合ボス52とは、開口が対向し、回動軸方向に2〜3mm程度噛み合っている。以下では、扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52に嵌り込む方向である回動軸方向の外側から内側に向かう方向(すなわち右側の扉側嵌合ボス58及び本体側嵌合ボス52においては左方向、左側の扉側嵌合ボス58及び本体側嵌合ボス52においては右方向)をボス嵌合方向Dfとも呼ぶ。また扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52から外れる方向である回動軸方向の内側から外側に向かう方向(すなわち右側の扉側嵌合ボス58及び本体側嵌合ボス52においては右方向、左側の扉側嵌合ボス58及び本体側嵌合ボス52においては左方向)をボス抜け方向Daとも呼ぶ。
As shown in the left side door-side
[1−7.規制部の構成]
閉塞状態における紙幣収納庫11における蝶番部34(図2)の近傍、具体的には左右一対のそれぞれの蝶番部34の回動軸方向の両外側(すなわちボス抜け方向Da側)には、施錠状態において扉側嵌合ボス58と本体側嵌合ボス52との嵌合が外れることを規制する規制部62が設けられている。規制部62は、カセット本体30に設けられた図3及び図5に示す突起受け部54と、扉体32に設けられ閉塞状態において該突起受け部54に隣接する図8及び図9に示す突起部60とにより構成されている。
[1-7. Configuration of the Regulatory Department]
Locked near the hinge portion 34 (FIG. 2) in the
[1−7−1.突起部の構成]
図8及び図9に示すように突起部60は、それぞれの扉側嵌合部56の前側近傍において扉天板44に配され、内部が肉盗みされた略長方形状の箱形状で十分な強度を有し、閉塞状態においてカセット本体30の本体側壁43(図5)に向かって突出する突起である。左右一対の突起部60は、扉天板44と一体成形されており、扉天板44の回動軸方向の中心部を対称軸として左右対称に形成されている。
[1-7-1. Projection Configuration]
As shown in FIGS. 8 and 9, the
突起部60は、回動軸方向外側を向き上下前後方向に延び閉塞状態においてカセット本体30の撓み防止面54a(後述する)と左右方向に対向する平面である撓み防止面60aが回動軸方向外側に形成されている。また突起部60は、閉塞状態においてその下端部が突起受け部54の突起部対向面54b(後述する)に接触しない程度の高さで、閉塞状態における受け部上面54c(後述する)よりも下方に位置しているため、突起部60と突起受け部54とは噛み合った状態となっている。
The
[1−7−2.突起受け部の構成]
図5に示すように突起受け部54は、それぞれの本体側嵌合部50の回動軸方向の外側(すなわちボス抜け方向Da側)の前側近傍において本体側壁43の後端部に配されており、該本体側壁43の回動軸方向内側の一部が凹んだ形状となっている。左右一対の突起受け部54は、本体側壁43と一体成形されており、カセット本体30の回動軸方向の中心部を対称軸として左右対称に形成されている。
[1-7-2. Configuration of protrusion receiving part]
As shown in FIG. 5, the
突起受け部54は、回動軸方向内側を向き上下前後方向に延び閉塞状態において扉体32の突起部60の撓み防止面60aと左右方向に対向する平面である撓み防止面54aが本体側壁43の回動軸方向のほぼ中央部に形成されている。また突起受け部54は、撓み防止面54aよりも回動軸方向の内側に、上側を向き水平方向に延び閉塞状態において扉体32の突起部60と上下方向に対向する平面である突起部対向面54bが形成されている。さらに突起受け部54は、撓み防止面54aよりも回動軸方向の外側に、上側を向き水平方向に延び閉塞状態において扉体32の扉天板44と上下方向に対向する平面である受け部上面54cが形成されている。この撓み防止面54aと突起部60の撓み防止面60aとの左右方向の間隔は、2〜3mm程度に設定されている。このように突起受け部54と突起部60との間には、隙間が形成されることにより、扉体32はカセット本体30に対し大きな抵抗なく開閉可能となっている。
The
このように紙幣収納庫11は、閉塞状態において突起部60の回動軸方向の外側に突起受け部54を配置することにより、突起部60と突起受け部54とを噛み合わせるようにした。このため紙幣収納庫11は、カセット本体30に対する扉体32の左右方向へ位置ずれを規制できる。
As described above, the
[1−8.紙幣収納庫の組立方法]
かかる構成において紙幣収納庫11が組み立てられる際、図10に示す組付前状態のように、扉体32は、扉天板44がほぼ水平方向に沿い、且つ扉天板44の内壁面が上方向を向くよう裏返った状態で、カセット本体30の本体側嵌合部50と扉側嵌合部56とが前後方向に対向した状態とされる。
[1-8. How to assemble bill storage room]
When the
この状態で扉体32は、カセット本体30に向けて組付方向Dvに向かって押し込まれる。このとき扉体32の扉側嵌合部56は、扉側嵌合ボス58がカセット本体30の本体側嵌合ボス52に当接することによりボス抜け方向Daに向かって撓みつつ、扉側嵌合ボス58のボス嵌合方向Df側端面が該本体側嵌合ボス52のボス抜け方向Da側端面を乗り越え、扉側嵌合ボス58がボス嵌合方向Dfに移動して本体側嵌合ボス52に嵌合する。これにより扉体32がカセット本体30に結合される。
In this state, the
その後扉体32は、支点軸35を回動中心として扉閉方向Dc(図2)に回動されることにより閉塞状態となる。このとき左側の蝶番部34を図11に示すように、扉体32の突起部60がカセット本体30の突起受け部54のボス嵌合方向Df側に位置した状態となる。続いて紙幣収納庫11は、ロック機構(図示せず)に所定の鍵が差し込まれた状態で所定の一方向に回動されることにより施錠状態となり、収納筐体10に装填可能な状態となる。
Thereafter, the
[1−9.動作及び効果等]
以上の構成において、悪意ある保守員が施錠状態のまま紙幣収納空間36にアクセスするために扉体32をこじ開けようとして、図11に示す扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52から外れるように扉側嵌合部56をボス抜け方向Daに向かって撓ませると、突起部60の撓み防止面60aが突起受け部54の撓み防止面54aに当接する。このため紙幣収納庫11は、それ以上扉側嵌合部56が撓む塑性変形を規制して扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52から外れないようにでき、扉体32がこじ開けられないようにできるため、セキュリティを向上できる。
[1-9. Operation and effect]
In the above configuration, the door
また紙幣収納庫11は、蝶番部34よりもボス抜け方向Da側に規制部62を設けるようにした。このため紙幣収納庫11は、蝶番部34よりもボス嵌合方向Dfに規制部62を設ける場合と比べて、扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52から外れようとしてボス抜け方向Daに撓んだ扉側嵌合部56に突起受け部54を当接させることができる。
Moreover, the
ここで、本体後壁42(図5)の上端部における本体側嵌合部50に対する回動軸方向外側(ボス抜け方向Da側)の空間には、閉塞状態において扉側嵌合部56が配置されるため、この空間に突起受け部54を形成することは困難である。また、仮に規制部62が蝶番部34から離隔した位置にあった場合、扉側嵌合部56がボス抜け方向Daに向かって撓んだ際に突起受け部54が突起部60に当接できない可能性がある。
Here, the door-side
これに対し紙幣収納庫11は、側壁部としての本体側壁43の上端部において、壁部としての本体後壁42の蝶番部34の支点軸35の延長線上に可能な限り近接する後端部に突起受け部54を形成するようにした。このため紙幣収納庫11は、現実的に実現可能な構成において、扉側嵌合部56がボス抜け方向Daに向かって撓んだ際に突起受け部54を突起部60に当接させることができる。
On the other hand, the
また紙幣収納庫11は、突起部60を扉体32と一体成形で設けると共に、突起受け部54をカセット本体30と一体成形で設けるだけの簡易な構成で、施錠状態において扉側嵌合ボス58と本体側嵌合ボス52との嵌合が外れることを規制する規制部62を形成できる。
In addition, the
また紙幣収納庫11は、組み立てられる際に、扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52に嵌合した状態で扉体32が扉閉方向Dc(図2)に回動されるという、通常行われる作業が行われるだけで、閉塞状態において本体側嵌合部50と扉側嵌合部56とを噛み合わせることができる。このため紙幣収納庫11は、簡易な構成で、且つ組立工程を複雑化させることなく、セキュリティを向上できる。
Moreover, when the
また、紙幣収納庫11は、扉側嵌合ボス58を本体側嵌合ボス52の内部に摺動可能に嵌め込むことにより扉体32をカセット本体30に組み付けるようにした。このため紙幣収納庫11は、開閉支点軸部品及び締結部品を削減できるため構成を簡素化できると共に、外部から外されてしまう可能性がある締結部品をなくし、セキュリティ性を向上できる。
Moreover, the
また紙幣収納庫11は、カセット本体30及び扉体32を樹脂成形品とすることにより、金属製等とする場合と比べてコストを低廉化させ且つ組立作業を容易にできるものの、その分、扉体32が撓みやすくなる。このため、そのような樹脂成形品の紙幣収納庫11の場合、本発明の効果を顕著に奏する。
In addition, the
以上の構成によれば紙幣収納庫11は、媒体としての紙幣を収納する収納空間としての紙幣収納空間36を形成するカセット本体30と、カセット本体30に対して回動可能に取り付けられ、紙幣収納空間36を閉塞又は開放する扉体32とを設け、カセット本体30は、扉体32を回動可能に支持する本体側嵌合部50と、本体側嵌合部50の近傍に設けられる突起受け部54とを有し、扉体32は、本体側嵌合部50と嵌合しカセット本体30に対する回動軸となる扉側嵌合部56と、紙幣収納空間36が閉塞された状態において突起受け部54と噛み合うように形成された突起部60とを有するようにした。
According to the above configuration, the
これにより紙幣収納庫11は、閉塞状態のまま扉側嵌合部56が本体側嵌合部50から外されようとして扉体32の扉側嵌合部56が変形した際に、突起受け部54を突起部60に当接させることにより、扉側嵌合部56が本体側嵌合部50から外れることを防止できる。
Thereby, when the
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣出金機の構成]
図1に示すように、第2の実施の形態による紙幣出金機101は、第1の実施の形態による紙幣出金機1と比べて、紙幣収納庫111が紙幣収納庫11と異なるものの、それ以外は同様に構成されている。
[2. Second Embodiment]
[2-1. Configuration of banknote dispensing machine]
As shown in FIG. 1, the banknote dispensing machine 101 according to the second embodiment is different from the
[2−2.紙幣収納庫の構成]
図10と対応する部材に同一符号を付した図12に示すように、第2の実施の形態による紙幣収納庫111は、第1の実施の形態による紙幣収納庫11と比べて、蝶番部134が蝶番部34と異なるものの、それ以外は同様に構成されている。蝶番部134は、蝶番部34と比べて、本体側嵌合部150及び扉側嵌合部156が本体側嵌合部50及び扉側嵌合部56と異なるものの、それ以外は同様に構成されている。
[2-2. Banknote storage configuration]
As shown in FIG. 12 in which members corresponding to those in FIG. 10 are assigned the same reference numerals, the bill storage 111 according to the second embodiment is a
本体側嵌合部150は、本体側嵌合ボス152のボス抜け方向Da側の端面が、前後方向の中央部から後方へ向かうに連れてボス嵌合方向Dfへ傾斜する平面状の本体側テーパ面64が形成されるように円筒形状の一部が切り欠かれることにより、該本体側嵌合ボス152がテーパ形状となっている。
The main body side
扉側嵌合部156は、組付前状態において、扉側嵌合ボス158のボス嵌合方向Df側の端面が、前後方向の中央部から本体側嵌合ボス152へ向かうに連れてボス抜け方向Daへ傾斜する平面状の扉側テーパ面66が形成されるように円筒形状の一部が切り欠かれることにより、該扉側嵌合ボス158がテーパ形状となっている。
The door-side
このように紙幣収納庫111は、組付前状態において、本体側嵌合ボス152の本体側テーパ面64と扉側嵌合ボス158の扉側テーパ面66とを組付方向Dvに沿って対向させるようにした。このため紙幣収納庫111は紙幣収納庫11と比べて、扉体32がカセット本体30に向けて組付方向Dvに向かって押し込まれる際に、扉側嵌合ボス158のボス嵌合方向Df側端面が該本体側嵌合ボス152のボス抜け方向Da側端面を乗り越えやすくできる。これにより紙幣収納庫111は、組立性を向上させることができる。その他第2の実施の形態による紙幣収納庫111は、紙幣収納庫11とほぼ同様の作用効果を奏する。
Thus, the banknote storage 111 is opposed to the main body side tapered
[3.第3の実施の形態]
[3−1.紙幣出金機の構成]
図1に示すように、第3の実施の形態による紙幣出金機201は、第1の実施の形態による紙幣出金機1と比べて、紙幣収納庫211が紙幣収納庫11と異なるものの、それ以外は同様に構成されている。
[3. Third Embodiment]
[3-1. Configuration of banknote dispensing machine]
As shown in FIG. 1, the banknote dispensing machine 201 according to the third embodiment is different from the
[3−2.紙幣収納庫の構成]
それぞれ図5及び図11と対応する部材に同一符号を付した図13及び図14に示すように、第3の実施の形態による紙幣収納庫211は、第1の実施の形態による紙幣収納庫11と比べて、規制部262が規制部62と異なるものの、それ以外は同様に構成されている。規制部262は、規制部62と比べて、突起受け部54に代えて差込リブ68が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3-2. Banknote storage configuration]
As shown in FIGS. 13 and 14 in which members corresponding to those in FIGS. 5 and 11 are given the same reference numerals, the banknote storage 211 according to the third embodiment is the
差込リブ68は、本体側壁43と一体成形されており、内部が肉盗みされた略長方形状の箱形状で十分な強度を有し、閉塞状態において扉体32の突起部60に向かって突出する突起である。また差込リブ68は、平面視における外寸が、突起部60の内寸よりも小さく形成されることにより、閉塞状態において突起部60の内側に嵌り込んでいる。
The
かかる構成において、扉側嵌合部56がボス抜け方向Daに向かって撓むと、差込リブ68が突起部60の左側の内周面に当接する。このため紙幣収納庫211は、それ以上の扉側嵌合部56の撓みを規制して扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52から外れないようにでき、扉体32がこじ開けられないようにできるため、セキュリティを向上できる。
In such a configuration, when the door-side
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、本体側壁43の上端部において蝶番部34に近接する後端部に突起受け部54を設ける(すなわち紙幣収納庫11の左右両端部における後端部に規制部62を設ける)場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体後壁42における蝶番部34の回動軸方向の延長線上の両外側や、本体側壁43の上端部において蝶番部34から離隔する前端部等、任意の場所に規制部62を設けても良い。但し、蝶番部34のボス抜け方向Da側の近傍に規制部62を設けた方が、扉側嵌合ボス58が本体側嵌合ボス52から外れようとして扉側嵌合部56がボス抜け方向Daに撓んだ際に効果的に突起受け部54を突起部60に当接させることができる。
[4. Other Embodiments]
In the first embodiment described above, the
また上述した実施の形態においては、突起部60を、内部が肉盗みされた略長方形状の箱形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、突起受け部54に当接した際に変形しない程度の強度を有していれば、他の種々の形状でも良い。
Further, in the above-described embodiment, the case has been described in which the
さらに上述した第2の実施の形態においては、本体側嵌合ボス152に本体側テーパ面64を、扉側嵌合ボス158に扉側テーパ面66をそれぞれ形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体側嵌合ボス152又は扉側嵌合ボス158の何れか一方にのみテーパ面を形成しても良い。またテーパ形状に限らず、切り欠き等を設けても良く、要は組付時に扉側嵌合ボス158の端面が該本体側嵌合ボス152のボス抜け方向Da側端面を乗り越えやすくなれば良い。
Further, in the above-described second embodiment, the case where the main body side tapered
さらに上述した第2の実施の形態においては、組付前状態において、本体側嵌合ボス152の本体側テーパ面64と扉側嵌合ボス158の扉側テーパ面66とを組付方向Dvに沿って対向するように設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体側テーパ面64と扉側テーパ面66とは組付方向Dvに沿って対向していなくても良い。
Furthermore, in the second embodiment described above, the main body side tapered
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、カセット本体30に設けられた突起受け部54と、扉体32に設けられた突起部60とにより規制部62を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、カセット本体30に設けられた突起部と、扉体32に設けられた突起受け部とにより規制部を構成しても良い。第3の実施の形態においても同様である。
Furthermore, in the first and second embodiments described above, the case where the restricting
さらに上述した第3の実施の形態においては、差込リブ68の外寸を突起部60の内寸よりも小さく形成することにより、閉塞状態において差込リブ68を突起部60の内側に嵌り込ませる場合について述べた。本発明はこれに限らず、突起部60の外寸を差込リブ68の内寸よりも小さく形成することにより、閉塞状態において突起部60を差込リブ68の内側に嵌り込ませても良い。
Further, in the third embodiment described above, the
さらに上述した第1の実施の形態においては、扉側嵌合部56の扉側嵌合ボス58が本体側嵌合部50の本体側嵌合ボス52の内部に嵌り込む場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体側嵌合部50の本体側嵌合ボス52の外径を扉側嵌合部56の扉側嵌合ボス58の内径よりも小さく形成し、本体側嵌合ボス52が扉側嵌合ボス58に嵌り込むようにしても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
Furthermore, in 1st Embodiment mentioned above, the case where the door side fitting boss |
さらに上述した第1の実施の形態においては、左右一対のそれぞれの蝶番部34のボス抜け方向Da側に規制部62を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、左右一対の何れかの蝶番部34のボス抜け方向Da側の規制部62を省略しても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
Furthermore, in the above-described first embodiment, the case where the restricting
さらに上述した第1の実施の形態においては、扉側嵌合部56の扉側嵌合ボス58が本体側嵌合部50の本体側嵌合ボス52の内部に嵌り込む場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体側嵌合部50の本体側嵌合ボス52の外径を扉側嵌合部56の扉側嵌合ボス58の内径よりも小さく形成し、本体側嵌合ボス52が扉側嵌合ボス58に嵌り込むようにしても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
Furthermore, in 1st Embodiment mentioned above, the case where the door side fitting boss |
さらに上述した第1の実施の形態においては、本体側嵌合部50に対する回動軸方向の外側に扉側嵌合部56を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体後壁42の回動軸方向の両端部に本体側嵌合部50を、扉天板44における、本体側嵌合部50に対する回動軸方向の内側に扉側嵌合部56をそれぞれ設けても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
Furthermore, in the above-described first embodiment, the case where the door-side
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙幣を出金する紙幣出金機1に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば種々の金券や証券、或いは各種チケットなど、紙葉状の媒体を収納しておき、これを利用者に引き渡す種々の装置に適用しても良い。
Furthermore, in 1st Embodiment mentioned above, the case where this invention was applied to the
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。 Furthermore, the present invention is not limited to the above-described embodiments and other embodiments. That is, the scope of the present invention extends to embodiments in which some or all of the above-described embodiments and other embodiments described above are arbitrarily combined, and embodiments in which some are extracted. It is.
さらに上述した第1の実施の形態においては、本体側回動部としての本体側嵌合部50と本体側規制部としての突起受け部54とを有する本体部としてのカセット本体30と、扉側回動部としての扉側嵌合部56と扉側規制部としての突起部60とを有する扉部としての扉体32とによって、媒体収納庫としての紙幣収納庫11を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる本体側回動部と本体側規制部とを有する本体部と、扉側回動部と扉側規制部とを有する扉部とによって、媒体収納庫を構成しても良い。
Furthermore, in the first embodiment described above, the cassette
さらに上述した第1の実施の形態においては、本体側回動部としての本体側嵌合部50と本体側規制部としての突起受け部54とを有する本体部としてのカセット本体30と、扉側回動部としての扉側嵌合部56と扉側規制部としての突起部60とを有する扉部としての扉体32とを有する媒体収納庫としての紙幣収納庫11によって、自動取引装置としての紙幣出金機1を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる本体側回動部と本体側規制部とを有する本体部と、扉側回動部と扉側規制部とを有する扉部とを有する媒体収納庫によって、自動取引装置を構成しても良い。
Furthermore, in the first embodiment described above, the cassette
本発明は、例えば着脱可能な紙幣収納庫に紙幣を収納しておき、利用者の操作に応じこの紙幣を出金する紙幣出金機でも利用できる。 The present invention can also be used in a banknote dispensing machine that stores banknotes in, for example, a detachable banknote storage and withdraws the banknotes in response to a user operation.
1、101、201……紙幣出金機、2……収納ユニット、3……束搬送ユニット、3Y……束搬送路、4……制御部、10……収納筐体、11、111、211……紙幣収納庫、12……受渡口、13……搬送部、14……鑑別部、16……集積部、16T……ステージ、17……リジェクト収納庫、20……束搬送筐体、21……上側搬送ベルト、22……上面ガイド、24……下側搬送ベルト、25……背押し板、26……出金口、30……カセット本体、32……扉体、34、134……蝶番部、35……支点軸、36……紙幣収納空間、39……底面、40……本体外壁、41……本体前壁、42……本体後壁、43……本体側壁、44……扉天板、45……扉側壁、46……扉前壁、50、150……本体側嵌合部、52、152……本体側嵌合ボス、54……突起受け部、54a……撓み防止面、54b……突起部対向面、54c……受け部上面、56、156……扉側嵌合部、58、158……扉側嵌合ボス、60……突起部、60a……撓み防止面、62、262……規制部、64……本体側テーパ面、66……扉側テーパ面、68……差込リブ、H1……本体側嵌合部高さ、L1……本体側嵌合部幅、Y……本体側嵌合ボス内径、X1……本体側扉開閉軸、H2……扉側嵌合部高さ、L2……扉側嵌合部幅、W……扉側嵌合ボス外径、X2……扉側扉開閉軸、Da……ボス抜け方向、Df……ボス嵌合方向、Dv……組付方向、Do……扉開方向、Dc……扉閉方向。
DESCRIPTION OF
Claims (11)
前記本体部に対して回動可能に取り付けられ、前記収納空間を閉塞又は開放する扉部とを有し、
前記本体部は、前記扉部を回動可能に支持する本体側回動部と、前記本体側回動部の近傍に設けられる本体側規制部とを有し、
前記扉部は、前記本体側回動部と嵌合し前記本体部に対する回動軸となる扉側回動部と、前記収納空間が閉塞された状態において前記本体側規制部と噛み合うように形成された扉側規制部とを有する
媒体収納庫。 A main body that forms a storage space for storing a medium;
A door that is pivotally attached to the main body and closes or opens the storage space;
The main body portion has a main body side rotating portion that rotatably supports the door portion, and a main body side regulating portion provided in the vicinity of the main body side rotating portion,
The door portion is formed so as to be engaged with the main body side restricting portion when the storage space is closed, and the door side rotating portion which is fitted to the main body side rotating portion and serves as a rotation axis with respect to the main body portion. And a door-side regulating portion.
前記扉側規制部は、前記扉部から前記本体部に向かって突出する
請求項1に記載の媒体収納庫。 The main body side restricting portion protrudes from the main body portion toward the door portion,
The medium storage case according to claim 1, wherein the door-side regulating portion protrudes from the door portion toward the main body portion.
前記本体側規制部は、前記側壁部における前記本体側回動部寄りに設けられる
請求項1に記載の媒体収納庫。 The main body portion includes a wall portion provided with the main body side rotation portion, and a side wall portion standing from an end portion of the wall portion,
The medium storage case according to claim 1, wherein the main body side restricting portion is provided near the main body side rotating portion in the side wall portion.
請求項3に記載の媒体収納庫。 The medium storage case according to claim 3, wherein the main body side regulation portion is provided in the vicinity of at least one extension line in the rotation axis direction along the rotation axis of the main body side rotation portion in the side wall portion.
請求項4に記載の媒体収納庫。 The medium storage case according to claim 4, wherein the main body side restricting portion is provided on both sides of the main shaft side rotating portion in the rotation axis direction.
請求項4に記載の媒体収納庫。 The medium storage according to claim 4, wherein the door portion is assembled to the main body portion when the main body side rotation portion and the door side rotation portion are engaged with each other along the rotation axis direction. .
請求項6に記載の媒体収納庫。 The medium storage according to claim 6, wherein the main body side rotation part and the door side rotation part have a cylindrical shape in which openings face each other and one of the rotation part enters the other.
請求項7に記載の媒体収納庫。 The medium storage according to claim 7, wherein the main body side restricting portion is provided in a direction in which the door side rotating portion is detached from the main body side rotating portion with respect to the main body side rotating portion.
請求項7に記載の媒体収納庫。 The medium storage according to claim 7, wherein a cutout is formed at a tip of at least one of the main body side rotation portion and the door side rotation portion.
請求項3に記載の媒体収納庫。 The said main body side control part is shape | molded integrally with the said side wall part, and the said door side control part is shape | molded integrally with the door top plate which covers the said storage space in the obstruction | occlusion state which obstruct | occludes the said storage space. Medium storage as described.
前記本体部に対して回動可能に取り付けられ、前記収納空間を閉塞又は開放する扉部とを有し、
前記本体部は、前記扉部を回動可能に支持する本体側回動部と、前記本体側回動部の近傍に設けられる本体側規制部とを有し、
前記扉部は、前記本体側回動部と嵌合し前記本体部に対する回動軸となる扉側回動部と、前記収納空間が閉塞された状態において前記本体側規制部と噛み合うように形成された扉側規制部とを有する
媒体収納庫
を具える自動取引装置。 A main body that forms a storage space for storing a medium;
A door that is pivotally attached to the main body and closes or opens the storage space;
The main body portion has a main body side rotating portion that rotatably supports the door portion, and a main body side regulating portion provided in the vicinity of the main body side rotating portion,
The door portion is formed so as to be engaged with the main body side restricting portion when the storage space is closed, and the door side rotating portion which is fitted to the main body side rotating portion and serves as a rotation axis with respect to the main body portion. An automatic transaction apparatus comprising a medium storage having a door-side regulating section.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016036238A JP2017151922A (en) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | Medium storage and automatic transaction apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016036238A JP2017151922A (en) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | Medium storage and automatic transaction apparatus |
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Publication Number | Publication Date |
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