JP2017149340A - タイヤの減圧の検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤの空気圧の調整後における初期化指示の出し忘れを防止し、タイヤの減圧の検出精度の低下を防止する。【解決手段】車両に装着されたタイヤの減圧の検出装置が提供される。検出装置は、記憶部、減圧判定部、初期化部、調整判定部及び初期化忘れ警報部を備える。記憶部は、減圧を判定するための指標値の基準値を記憶する。減圧判定部は、指標値の現在値と基準値との比較により、タイヤが減圧しているか否かを判定する。初期化部は、ユーザからの初期化指示が検知された場合に、基準値を更新する。調整判定部は、第1のタイミングでの第1指標値と、第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの第2指標値とに基づいて、タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定する。初期化忘れ警報部は、空気圧が調整されたと判定され、かつ、初期化指示が検知されない場合に、初期化忘れ警報を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出装置、方法及びプログラムに関する。
車両を快適に走行させるためには、タイヤの空気圧が調整されていることが重要である。空気圧が適正値を下回ると、乗り心地や燃費が悪くなるという問題が生じ得るからである。このため、従来より、タイヤの減圧を自動的に検出するシステム(Tire Pressure Monitoring System;TPMS)が研究されている。タイヤが減圧しているという情報は、例えば、運転者への警報に用いることができる。
タイヤの減圧を検出する方式には、タイヤに圧力センサを取り付ける等して、タイヤの空気圧を直接的に計測する方式の他、他の指標値を用いてタイヤの減圧を間接的に評価する方式がある。このような間接的な評価方式としては、動荷重半径(Dynamic Loaded Radius;DLR)方式と、共振周波数方式(Resonance Frequency Method;RFM)とが知られている。DLR方式は、減圧タイヤは走行時につぶれることで動荷重半径が小さくなり、より高速に回転するようになるという現象を利用するものであり、タイヤの回転速度からタイヤの減圧を推定する。一方、RFMは、減圧によりタイヤの回転速度の周波数特性が変化することを利用するものである。
運転者は、タイヤの減圧に気づいたときや定期点検時等に、サービスステーション等でタイヤの空気圧を調整しなければならない。そして、従来より、空気圧の調整後に、運転者が初期化指示を出すことができる車両が提案されている。このような初期化指示後には、車載のシステム内では初期化が実行され、タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値(正常圧での指標値)が更新されたり、減圧の警報が解除されたりする。
しかしながら、時として、運転者は、誤操作により意図せずに、又は減圧の警報ランプを消灯させることなどを目的として意図的に、空気圧を調整することなく初期化指示を出すことがある。この場合、初期化により、空気圧が調整されないままに減圧の検出に用いられる基準値が更新されてしまうと、その後の減圧の検出精度が低下する虞がある。特許文献1は、このように空気圧が未調整の状態で初期化指示が出されたこと(ミスユース)を検知する方法を開示している。具体的には、初期化指示の前後の減圧の指標値を比較し、その差の大きさが所定の範囲内にある場合に、ミスユースが検知されるようになっている。
特開2013−249024号公報
反対に、タイヤの空気圧が調整されたにも関わらず、ユーザが初期化指示を出し忘れることがある。この場合も、タイヤの減圧の検出に用いられる基準値が更新されないため、その後の減圧の検出精度が低下する虞がある。すなわち、空気圧の調整の前後で基準値が余り変化しないような場合には余り問題はないかもしれないが、基準値が大きく変化するような場合には、所定の減圧レベルに達しているにも関わらず減圧警報が出されなかったり、所定の減圧レベルに達していないにも関わらず減圧警報が出されたりする事態が招来し得る。しかしながら、特許文献1をはじめ、従来、このような事態に対処する方法は提案されてこなかった。
本発明は、タイヤの空気圧の調整後における初期化指示の出し忘れを防止し、タイヤの減圧の検出精度の低下を防止することを目的とする。
本発明の第1観点に係る検出装置は、車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出装置であって、記憶部と、減圧判定部と、指示検知部と、初期化部と、調整判定部と、初期化忘れ警報部とを備える。前記記憶部は、前記タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値を記憶する。前記減圧判定部は、前記指標値の現在値と前記基準値とを比較することにより、前記タイヤが減圧しているか否かを判定する。前記指示検知部は、ユーザからの初期化指示を検知する。前記初期化部は、前記初期化指示が検知された場合に、前記基準値を更新する。前記調整判定部は、第1のタイミングでの前記指標値である第1指標値と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの前記指標値である第2指標値とに基づいて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定する。前記初期化忘れ警報部は、前記空気圧が調整されたと判定され、かつ、前記初期化指示が検知されない場合に、初期化忘れ警報を行う。
本発明の第2観点に係る検出装置は、第1観点に係る検出装置であって、前記調整判定部は、前記第1のタイミングの後、前記車両が停車したか否かを判定し、前記車両が停車したと判定された後の走行中のタイミングである前記第2のタイミングで、前記第2指標値を算出する。
本発明の第3観点に係る検出装置は、第1観点又は第2観点に係る検出装置であって、前記調整判定部は、前記第1指標値と前記基準値との比較により、前記第1タイミングでは、前記タイヤが一定量以上減圧していると判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する。
本発明の第4観点に係る検出装置は、第3観点に係る検出装置であって、前記調整判定部は、前記第1指標値と前記基準値との比較により、前記第1タイミングでは、前記タイヤが一定量以上減圧しているものの、前記減圧判定部により前記タイヤが減圧していると判定されるレベルには達していないと判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する。
本発明の第5観点に係る検出装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る検出装置であって、前記調整判定部は、前記第2指標値と前記基準値との比較により、前記第2タイミングでは、前記タイヤが一定量以上減圧していないと判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する。
本発明の第6観点に係る検出装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る検出装置であって、前記調整判定部は、前記第1指標値を基準として前記第2指標値が一定量以上変動したと判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する。
本発明の第7観点に係る検出装置は、第1観点から第6観点のいずれかに係る検出装置であって、減圧警報部をさらに備える。前記減圧警報部は、前記減圧判定部により前記タイヤが減圧していると判定された場合に、減圧警報を行う。
本発明の第8観点に係る検出装置は、第7観点に係る検出装置であって、前記初期化部は、前記初期化指示が検知された場合に、前記減圧警報を解除する。
本発明の第9観点に係る検出方法は、車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出方法であって、以下のステップを含む。
(1)前記タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値を設定するステップ。
(2)前記指標値の現在値と前記基準値とを比較することにより、前記タイヤが減圧しているか否かを判定するステップ。
(3)ユーザからの初期化指示を検知するステップ。
(4)前記初期化指示が検知された場合に、前記基準値を更新するステップ。
(5)第1のタイミングでの前記指標値である第1指標値と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの前記指標値である第2指標値とに基づいて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定するステップ。
(6)前記空気圧が調整されたと判定され、かつ、前記初期化指示が検知されない場合に、初期化忘れ警報を行うステップ。
本発明の第10観点に係る検出プログラムは、車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出プログラムであって、以下のステップをコンピュータに実行させる。
(1)ユーザからの初期化指示を検知するステップ。
(2)前記初期化指示が検知された場合に、前記タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値を学習するステップ。
(3)前記指標値の現在値と前記基準値とを比較することにより、前記タイヤが減圧しているか否かを判定するステップ。
(4)第1のタイミングでの前記指標値である第1指標値と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの前記指標値である第2指標値とに基づいて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定するステップ。
(5)前記空気圧が調整されたと判定され、かつ、前記初期化指示が検知されない場合に、初期化忘れ警報を行うステップ。
本発明によれば、第1のタイミングでの指標値(減圧を判定するための指標値)である第1指標値と、第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの指標値である第2指標値とに基づいて、第1のタイミングと第2のタイミングとの間にタイヤの空気圧が調整されたか否かが判定される。そして、空気圧が調整されたと判定されたにも関わらず、初期化指示が検知されない場合には、初期化忘れ警報が出される。その結果、タイヤの空気圧の調整後における初期化指示の出し忘れが防止され、タイヤの減圧の検出精度の低下を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るタイヤの減圧の検出装置が車両に搭載された様子を示す模式図。 検出装置の電気的構成を示すブロック図。 減圧検出処理の流れを示すフローチャート。 初期化処理の流れを示すフローチャート。 初期化忘れ警報処理の流れを示すフローチャート。 タイヤの空気圧が調整されたか否かの自動判定のアルゴリズムを説明する図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るタイヤの減圧の検出装置、方法及びプログラムについて説明する。
<1.検出装置の構成>
図1は、タイヤの減圧の検出装置2が車両1に搭載された様子を示す模式図である。車両1は、4輪車両であり、左前輪タイヤFL、右前輪タイヤFR、左後輪タイヤRL及び右後輪タイヤRRを備えている。検出装置2は、これらのタイヤFL,FR,RL,RRの減圧を検出する機能を備えており、タイヤFL,FR,RL,RRの減圧が検出されると、車両1に搭載されている警報表示器3を介してその旨の警報を行う(減圧検出処理)。また、車両1には、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧の調整後に行われるべき初期化を指示するための初期化スイッチ4も搭載されている。初期化スイッチ4が操作されると、検出装置2は、所定の初期化を実行する(初期化処理)。また、この他、車両1には、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧の調整後における初期化指示の出し忘れを警報するための警報表示器5も搭載されている。検出装置2は、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧が調整されたか否かを自動的に判定する機能を有しており、空気圧が調整されたにも関わらず、初期化指示が出されない場合には、初期化指示を促すべく警報表示器5を介してその旨の警報を行う(初期化忘れ警報処理)。このような減圧検出処理、初期化処理及び初期化忘れ警報処理の詳細については、後述する。
本実施形態では、タイヤFL,FR,RL,RRの減圧状態は、車輪速(回転速度)に基づいて検出される。タイヤFL,FR,RL,RRには、各々、車輪速センサ6が取り付けられており、車輪速センサ6は、自身の取り付けられたタイヤの回転速度を検出する。車輪速センサ6は、検出装置2に通信線5aを介して接続されており、各車輪速センサ6で検出された回転速度の情報は、リアルタイムに検出装置2に送信される。
車輪速センサ6としては、走行中のタイヤFL,FR,RL,RRの回転速度を検出できるものであれば、どのようなものでも用いることができる。例えば、電磁ピックアップの出力信号から回転速度を測定するタイプのセンサを用いることもできるし、ダイナモのように回転を利用して発電を行い、このときの電圧から回転速度を測定するタイプのセンサを用いることもできる。車輪速センサ6の取り付け位置も、特に限定されず、タイヤFL,FR,RL,RRの回転速度の検出が可能である限り、センサの種類に応じて、適宜、選択することができる。
図2は、検出装置2の電気的構成を示すブロック図である。図2に示されるとおり、検出装置2は、車両1に搭載されている制御ユニットとして実現されており、I/Oインターフェース11、CPU12、ROM13、RAM14、及び不揮発性で書き換え可能な記憶装置15を備えている。I/Oインターフェース11は、車輪速センサ6、警報表示器3,5及び初期化スイッチ4等の外部装置との通信を行うための通信装置である。ROM13には、車両1の各部の動作を制御するためのプログラム7が格納されている。プログラム7は、CD−ROM等の記憶媒体9からROM13へと書き込まれる。CPU12は、ROM13からプログラム7を読み出して実行することにより、仮想的に減圧判定部21、減圧警報部22、指示検知部23、初期化部24、調整判定部25、及び初期化忘れ警報部26として動作する。各部21〜26の動作の詳細は、後述する。記憶装置15は、ハードディスクやフラッシュメモリ等で構成される。なお、プログラム7の格納場所は、ROM13ではなく、記憶装置15であってもよい。RAM14及び記憶装置15は、CPU12の演算に適宜使用される。
警報表示器3,5は、減圧や初期化指示の出し忘れが生じている旨をユーザに伝えることができる限り、例えば、液晶表示素子や液晶モニター等、任意の態様で実現することができる。警報表示器3,5の取り付け位置も、適宜選択することができるが、例えば、インストルメントパネル上等、ドライバーに分かりやすい位置に設けることが好ましい。制御ユニット(検出装置2)がカーナビゲーションシステムに接続される場合には、カーナビゲーション用のモニターを警報表示器3,5として使用することも可能である。初期化スイッチ4の構成及び位置も、特に限定されず、例えば、警報表示器3,5と同様の位置に設けることができる。
<2.減圧検出処理>
以下、図3を参照しつつ、タイヤFL,FR,RL,RRの減圧を検出するための減圧検出処理について説明する。図3に示す減圧検出処理は、例えば、車両1の電気系統に電源が投入されたタイミングで開始され、電源が切られるまで繰り返し実行される。
まず、減圧判定部21が、タイヤの減圧を判定するための指標値Iの基準値IRが設定済みであるか否かを判定する(ステップS1)。基準値IRが設定されていないと判定された場合には、設定されるまで待機する。なお、基準値IRは、タイヤの正常圧での指標値Iであり、本実施形態では、タイヤの空気圧の調整の直後に実行されるべき後述する初期化の過程で算出され、記憶装置15内に格納される。従って、記憶装置15内の所定の領域を参照することにより、基準値IRが設定されているか否かを判定することができる。ステップS1において基準値IRが設定済みであると判定された場合には、処理はステップS2に進む。
続くステップS2では、減圧判定部21は、指標値Iを算出可能な走行中になるまで待機し、走行中になったことを確認した後、指標値Iの現在値ICを算出する(ステップS3)。ステップS2において、走行中であるか否かは、様々な態様で判定することができるが、一例を挙げると、車輪速センサ6の出力信号から判定することができる。
タイヤの減圧を判定するための指標値Iとしては、様々なものを使用することができ、例えば、タイヤFL,FR,RL,RRの共振周波数を用いることができる。共振周波数は、例えば、タイヤの振動成分を含む時系列信号である、車輪速センサ6の出力信号から算出することができる。タイヤの共振周波数を算出する方法については、様々なものが公知であり(例えば、特開平9−323515等)、当業者であれば適宜算出することが可能であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、ステップS3で算出される指標値Iとして、タイヤの共振周波数に代えて又は加えて、以下のDEL1,DEL2,DEL3を使用することができる。
DEL1=[(V1+V4)/(V2+V3)-1]*100(%)
DEL2=[(V1+V2)/(V3+V4)-1]*100(%)
DEL3=[(V1+V3)/(V2+V4)-1]*100(%)
ここで、V1〜V4は、それぞれタイヤFL,FR,RL,RRの回転速度である。減圧判定部21は、所定のサンプリング周期■Tにおける車輪速センサ6からの出力信号を
受信し、これを回転速度V1〜V4に換算する。DEL1,DEL2,DEL3は、それぞれ、以下に示す特徴を有する指標値である。
DEL1:回転速度V1,V4が大きい程大きくなり且つ回転速度V2,V3が大きい程小さくなる、或いは、回転速度V2,V3が大きい程大きくなり且つ回転速度V1,V4が大きい程小さくなる指標値
DEL2:回転速度V1,V2が大きい程大きくなり且つ回転速度V3,V4が大きい程小さくなる、或いは、回転速度V3,V4が大きい程大きくなり且つ回転速度V1,V2が大きい程小さくなる指標値
DEL3:回転速度V1,V3が大きい程大きくなり且つ回転速度V2,V4が大きい程小さくなる、或いは、回転速度V2,V4が大きい程大きくなり且つ回転速度V1,V3が大きい程小さくなる指標値
DEL1,DEL2,DEL3は、以上の特徴を有する別の指標値として定義してもよく、例えば、以下のように定義することもできる。
DEL1=[[(V1+V4)/2-(V2+V3)/2]/(V1+V2+V3+V4)]*100(%)
DEL2=[[(V1+V2)/2-(V3+V4)/2]/(V1+V2+V3+V4)]*100(%)
DEL3=[[(V1+V3)/2-(V2+V4)/2]/(V1+V2+V3+V4)]*100(%)
あるいは、DEL1,DEL2,DEL3は、以下のように定義することもできる。
DEL1=(V1*V4)/(V2*V3)
DEL2=(V1*V2)/(V3*V4)
DEL3=(V1*V3)/(V2*V4)
あるいは、DEL1,DEL2,DEL3は、以下のように定義することもできる。
DEL1=(V12+V42)-(V22+V32)
DEL2=(V12+V22)-(V32+V42)
DEL3=(V12+V32)-(V22+V42)
DEL1は、4輪のうち、一方の対角線上に存在する2輪の回転速度が大きい程大きくなり、且つ、他方の対角線上に存在する2輪の回転速度が大きい程小さくなる指標値である。DEL2は、前輪又は後輪の2輪の回転速度が大きい程大きくなり、且つ、残りの回転速度が大きい程小さくなる指標値である。DEL3は、左輪又は右輪の2輪の回転速度が大きい程大きくなり、且つ、残りの2輪の回転速度が大きい程小さくなる指標値である。
ステップS3で算出される指標値Iの種類数は、特に限定されず、1種類のみであってもよいし、2種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。複数種類の指標値Iが使用される場合には、各指標値Iに対し、現在値ICが算出される。同様に、後述する初期化処理の中で設定される基準値IRについても、各指標値Iに対し算出される。
続くステップS4では、減圧判定部21が、指標値Iの現在値IC及び基準値IRに基づいて、タイヤFL,FR,RL,RRが減圧しているか否かを判定する。具体的には、減圧判定部21は、直前のステップS3で算出された現在値ICと、記憶装置15内に格納されている基準値IRとを比較し、これらの値の差の大きさが所定の閾値(後述する図6のD2)以上であれば、減圧していると判定する。一方、これらの値の差の大きさが所定の閾値より小さければ、減圧していないと判定する。なお、ここでいう閾値とは、減圧警報を行うレベル(以下、減圧警報レベルという)に応じて設定される。例えば、タイヤの空気圧が25%減圧した場合に減圧警報を行うのであれば、25%の減圧に対応する値が閾値として予め設定されている。従って、現在値ICと基準値IRとの差の大きさが閾値以上であれば、減圧が減圧警報レベルに達していると判定することができ、これらの値の差の大きさが閾値より小さければ、減圧していない、又は減圧しているものの、減圧が減圧警報レベルには達していないと判定することができる。
すなわち、ステップS4は、指標値Iの現在値ICが空気圧の調整直後の基準値IRからどれだけ変化したかを判定し、変化が大きい場合に減圧を検出するステップである。なお、複数種類の指標値Iが使用される場合には、現在値ICと基準値IRとの比較は、指標値Iの種類毎に行われる。この場合、少なくとも1つの指標値Iの変化が大きい場合に減圧を検出するようにしてもよいし、全ての又は所定の組み合わせの指標値Iの変化が大きい場合に減圧を検出するようにしてもよい。また、減圧しているタイヤを特定することもできる。例えば、指標値Iとして共振周波数が用いられる場合には、共振周波数はタイヤ毎に算出することができるため、タイヤ毎の減圧の検出が可能となる。また、指標値IとしてDEL1〜DEL3が用いられる場合も、減圧しているタイヤの特定が可能である。すなわち、DEL1〜DEL3は、それぞれ異なる2輪の少なくとも一方が減圧している場合に値が大きくなるため、これらのDEL1〜DEL3の変化のパターンに応じて、減圧タイヤの組み合わせを特定することができる。DEL1〜DEL3を組み合わせて、減圧しているタイヤを特定する方法は、例えば、特開2008−249523号公報にも開示されているとおり、様々公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
ステップS4で減圧していると判定された場合には、処理はステップS5に進む。一方、ステップS4で減圧していないと判定された場合には、処理はステップS2に戻り、同様の処理を繰り返す。ステップS5では、減圧警報部22が、警報表示器3を介して減圧警報を出力する。このとき、例えば、警報表示器3が1つのランプから構成されている場合には、当該ランプを点灯させる。また、警報表示器3を4輪それぞれに対応する4つのランプから構成することもできる。このような場合には、ステップS5で減圧しているタイヤを特定すれば、特定されたタイヤに対応するランプを点灯させることができる。ステップS5が終了すると、減圧検出処理が終了する。
<3.初期化処理>
以下、図4を参照しつつ、初期化処理について説明する。初期化とは、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧の調整直後に実行されるべきステップであり、初期化により、減圧の判定に用いられる指標値Iの基準値IR(正常圧での指標値I)が設定される。その他、本実施形態では、初期化により、必要に応じて、各種警報の解除が行われる。初期化スイッチ4は、この初期化を行うべきタイミング、すなわち、空気圧の調整が行われたタイミングをユーザが指定するためのスイッチである。図4に示す初期化処理は、例えば、車両1の電気系統に電源が投入されたタイミングで開始され、電源が切られるまで繰り返し実行される。
まず、指示検知部23が、初期化スイッチ4が操作されたか否か、つまり、ユーザから初期化指示が出されたか否かを判定し、初期化指示が検知されるまで、当該判定を繰り返す(ステップS11)。初期化指示が検知されると、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12では、初期化部24が、減圧警報が発令中であるか否かを判定し、発令中であれば、減圧警報を解除する。上記のとおり、ステップS12は、初期化指示が出された直後に、つまり、ユーザが空気圧を調整したとの意思表示を行った直後に実行されるステップである。従って、もはや減圧警報の必要はないと考えられるため、減圧警報が解除される。なお、減圧警報は、例えば、指標値Iの現在値に基づいて空気圧が調整されたと判定される場合等に、自動的に解除されるように構成することもできる。
同様に、初期化部24は、初期化忘れ警報が発令中であるか否かを判定し、発令中であれば、初期化忘れ警報を解除する(ステップS13)。詳細は後述するが、初期化忘れ警報は、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧が調整されたにも関わらず、ユーザが初期化指示を出し忘れている場合に、ユーザにその旨を知らせて初期化指示を出すのを促す警報である。従って、初期化忘れ警報も、初期化指示が出された直後においては不要であると考えられるため、ここで解除される。
続いて、初期化部24は、指標値Iを算出可能な走行中になるまで待機し(ステップS14)、走行中になったことを確認した後、この時点での指標値Iを算出し、基準値IRとして記憶装置15内に設定する(ステップS15)。なお、基準値IRが記憶装置15内に既に設定されている場合には、新たに算出された基準値IRで記憶装置15内の基準値IRを更新する。以上により、初期化処理は終了する。なお、初期化処理の中で、従来技術の中で説明したようなミスユース判定を行い、ミスユースと判定される場合には、基準値IRを更新しないようにすることも可能である。
<4.初期化忘れ警報処理>
続いて、図5を参照しつつ、初期化忘れ警報処理について説明する。上記のとおり、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧の調整の直後においては、本来、初期化スイッチ4が操作され、初期化が行われるべきものであるが、ユーザがこの操作を忘れることがある。この場合、タイヤの空気圧が調整されたにも関わらず、基準値IRが更新されないため、以後の減圧の検出精度が低下し得る。しかしながら、本実施形態では、初期化忘れ警報処理により、タイヤの空気圧の調整が行われたにも関わらず、ユーザが初期化指示を出し忘れている場合には、ユーザに向けて初期化忘れ警報が発令される。これにより、ユーザが初期化スイッチ4を操作することを忘れ難く、減圧の検出精度の低下が防止されるようになっている。図5に示す初期化忘れ警報処理は、例えば、車両1の電気系統に電源が投入されたタイミングで開始され、電源が切られるまで繰り返し実行される。
まず、調整判定部25は、記憶装置15内に指標値Iの基準値IRが設定されているか否かを判定し、基準値IRが設定されるまで、待機する(ステップS21)。基準値IRは、タイヤFL,FR,RL,RRの空気圧が調整されたか否かの判定に使用されるからである。基準値IRが設定されると、処理は、ステップS22に進む。
ステップS22では、調整判定部25は、指標値Iを算出可能な走行中になるまで待機し、走行中になったことを確認した後、減圧警報が発令中であるか否かを判定する(ステップS23)。減圧警報の発令中であれば、初期化忘れ警報処理を終了させる。すなわち、減圧警報の発令中に初期化を促すと、空気圧の調整をしていないにも関わらず、ドライバーが初期化を行ってしまう可能性があるため、減圧警報の発令中であれば、初期化を促すための本処理を終了させる。一方、減圧警報が発令中でない場合には、処理をステップS24に進める。
ステップS24では、調整判定部25は、指標値Iの現在値を算出し、第1指標値I1とする。なお、複数種類の指標値Iが使用される場合には、各指標値Iに対し、第1指標値I1が算出される。以下、第1指標値I1が算出されるタイミングを、第1タイミングという。従って、第1指標値I1は、第1タイミングでの指標値Iである。なお、第1指標値I1を、並行して実行される減圧検出処理の中で算出される最新の指標値Iとすることもできる。
続いて、調整判定部25は、第1タイミングにおいて第1指標値I1を算出した後、車両1が停車したか否かを判定し、車両1が停車するまで、待機する(ステップS25)。なお、停車した否かは、様々な態様で判定することができるが、一例を挙げると、車輪速センサ6の出力信号から判定することができる。車両1が停車したと判定されると、処理はステップS26に進む。なお、空気圧の調整は、車両1を停車させた状態で行われるため、車両1が停車したか否かを判定することにより、空気圧の調整が行われたかの判定の精度を向上させることができる。
ステップS26では、初期化忘れ警報部26が、初期化指示が検知されたか否かを判定する。本実施形態では、第1タイミング以後に、初期化スイッチ4を介しての初期化指示が検知されたか否かを判定する。初期化指示が検知された場合には、初期化指示の出し忘れが疑われないため、初期化忘れ警報を行う必要はなく、処理はステップS22に戻る。一方、初期化指示が検知されない場合には、処理はステップS27に進められる。
ステップS27では、調整判定部25が、第1指標値I1及び記憶装置15内の基準値IRに基づいて、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たすか否かを判定する。閾値D1,D2は、予め設定されている値であり、本実施形態では、D1は、タイヤの空気圧が正常(100%)である場合に指標値Iが採り得る誤差範囲の大きさ(片側)を定める値である(図6参照)。一方、閾値D2は、基準値IRと減圧警報レベルでの指標値Iとの差の大きさである(図6参照)。なお、複数種類の指標値Iが使用される場合には、各指標値Iに対し、上記判定が行われる。また、閾値D1,D2の値も、指標値Iの種類毎に予め設定されているものとする。
閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|を満たすか否かの判定は、基準値IRと第1指標値I1との比較により、第1タイミングにおいてタイヤが一定量以上減圧しているか(本実施形態では、タイヤの空気圧が正常圧の誤差範囲外か)否かを判定することである。また、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|を満たさない場合とは、未だタイヤの空気圧が正常レベルであるため、基準値IRを再設定する必要のない状況を意味する。一方、|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たすか否かの判定は、基準値IRと第1指標値I1との比較により、第1タイミングにおいて減圧警報レベルに達しているか否かを判定することである。また、|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たさない場合とは、減圧警報レベルに達しているため、基準値IRを再設定すべきタイミングではないことを意味する。
以上より、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たす場合とは、第1タイミングにおいてタイヤが一定量以上減圧しているものの、減圧警報レベルには達していない状態を意味する。一方で、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たさない場合とは、初期化を行う必要のない、或いは初期化を行うべきではない状態を意味する。従って、ステップS27では、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たさない場合には、初期化忘れ警報を行うべき場面ではないため、処理はステップS22に戻る。一方、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|<閾値D2を満たす場合には、処理はステップS28に進められる。
ステップS28では、調整判定部25は、指標値Iを算出可能な走行中になるまで待機し、再度走行中になったことを確認した後、減圧警報が発令中であるか否かを判定する(ステップS29)。減圧警報の発令中であれば、初期化忘れ警報処理を終了させる。すなわち、減圧警報の発令中は、タイヤFL,FR,RL,RRが減圧していると考えられ、基準値IRを設定すべきではないから、初期化を促すための本処理を終了させる。一方、減圧警報が発令中でない場合には、処理をステップS30に進める。
ステップS30では、調整判定部25は、この時点での指標値Iを算出し、第2指標値I2とする。なお、複数種類の指標値Iが使用される場合には、各指標値Iに対し、第2指標値I2が算出される。以下、第2指標値I2が算出されるタイミングを、第2タイミングという。従って、第2指標値I2は、第2タイミングでの指標値Iである。なお、第2指標値I2を、並行して実行される減圧検出処理の中で算出される最新の指標値Iとすることもできる。
続くステップS31では、調整判定部25が、第2指標値I2及び記憶装置15内の基準値IRに基づいて、|基準値IR−第2指標値I2|≦閾値D1を満たすか否かを判定する。なお、複数種類の指標値Iが使用される場合には、各指標値Iに対し、上記判定が行われる。
|基準値IR−第2指標値I2|≦閾値D1を満たすか否かの判定は、基準値IRと第2指標値I2との比較により、第2タイミングにおいてタイヤが一定量以上減圧していないか(本実施形態では、タイヤの空気圧が正常圧の誤差範囲内か)否かを判定することである。また、|基準値IR−第2指標値I2|≦閾値D1を満たさない場合とは、タイヤの空気圧が正常レベルに戻っていないため、タイヤの空気圧が調整されたとは考え難い状況を意味する。従って、ステップS31では、|基準値IR−第2指標値I2|≦閾値D1を満たさない場合には、初期化忘れ警報を行うべき場面ではないため、処理はステップS22に戻る。一方、|基準値IR−第2指標値I2|≦閾値D1を満たす場合には、処理はステップS32に進められる。
以上より、ステップS32に達した場面とは、第1タイミングにおいてはタイヤの空気圧が正常圧の範囲外にあったにも関わらず、その後の第2タイミングにおいてはタイヤの空気圧が正常圧の範囲に戻っているため(ステップS27,S31)、第1タイミングと第2タイミングとの間にタイヤの空気圧が調整されたと考えられる場面である。また、ステップS32に達した場面とは、初期化指示が検知されなかった場面でもある(ステップS26)。つまり、ステップS32に達した場面とは、タイヤの空気圧が調整されたにもかかわらず、初期化指示が出されなかった場面であると考えられるため、ステップS32では、初期化忘れ警報部26が、警報表示器5を介し初期化忘れ警報を出力する。このとき、例えば、警報表示器5がランプから構成されている場合には、当該ランプを点灯させる。また、警報表示器3がモニターから構成されている場合には、「タイヤの空気圧の調整を行っていませんか?初期化を行ってください」といった初期化を促すためのメッセージを表示させる。以上より、初期化忘れ警報処理が終了する。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<5−1>
上記実施形態では、減圧警報及び初期化忘れ警報が、表示器等による視覚的な態様で行われたが、視覚的な警報に代えて又は加えて、検出装置2に接続されたスピーカ等を介して、音声により警報を出力することも可能である。
<5−2>
上記実施形態では、ステップS31において、タイヤの空気圧の調整が行われたことの判定条件の1つとして、基準値IRと第2指標値I2との比較により、タイヤの空気圧が正常圧の範囲内に戻っていることを判定した。しかしながら、タイヤの空気圧の調整が行われたことの判定条件は、上述したものに限られず、例えば、ステップS31において、閾値D3≦|第2指標値I2−第1指標値I1|を満たすか否かを判定し、本条件が満たされる場合に、ステップS32に進むように構成することもできる。すなわち、第1指標値I1を基準として第2指標値I2が一定量(閾値D3)以上変化したのであれば、空気圧が調整されたと判定することができる。この場合において、判定精度を上げるべく、第1タイミングから第2タイミングにかけての指標値Iの変化の方向が、基準値IRに近づく方向であることを、さらなる判定条件とすることもできる。
また、別の例を挙げると、ステップS31において、(|基準値IR−第1指標値I1|−閾値D1)≦|第2指標値I2−第1指標値I1|を満たすか否かを判定し、本条件が満たされる場合に、ステップS32に進むように構成することもできる。なお、ここでいうD1は、上記実施形態と同じく、空気圧が正常(100%)である場合に指標値Iが採り得る誤差範囲の大きさ(片側)である。この場合、タイヤの空気圧が正常圧の範囲内に戻っていると考えられるため、空気圧が調整されたと判定することができる。また、この場合において、判定精度を上げるべく、第1タイミングから第2タイミングにかけての指標値Iの変化の方向が、基準値IRに近づく方向であることを、さらなる判定条件とすることもできる。
なお、荷重や走行速度等に応じて複数の適正空気圧が指定される車両があり、かかる車両では、荷重や走行速度等の変化により適正空気圧が変更になると、タイヤの空気圧を補充する際に前回の基準値IRの設定時よりも高い空気圧に調整する必要が生じる。本変形例に係る以上の2つの判定条件式は、第1指標値I1と第2指標値I2との差に基づいてタイヤの空気圧の調整が行われたことを判定しようとするものであるため、このような車両において特に好ましく用いることができ、初期化忘れをより正しく警報することができる。
また、ステップS27において、閾値D1<|基準値IR−第1指標値I1|のみを判定するようにすることもできる。
以上のとおり、タイヤの空気圧の調整が行われたことを判定するための条件は、第1指標値I1及び第2指標値I2に基づいて、様々に設定することができる。
<5−3>
上記実施形態において、ステップS23,S25,S29の一部又は全部を省略することができる。
1 車両
2 検出装置(コンピュータ)
7 プログラム(検出プログラム)
21 減圧判定部
22 減圧警報部
23 指示検知部
24 初期化部
25 調整判定部
26 初期化忘れ警報部
3 警報表示器(減圧警報用)
4 初期化スイッチ
5 警報表示器(初期化忘れ警報用)

Claims (10)

  1. 車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出装置であって、
    前記タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値を記憶する記憶部と、
    前記指標値の現在値と前記基準値とを比較することにより、前記タイヤが減圧しているか否かを判定する減圧判定部と、
    ユーザからの初期化指示を検知する指示検知部と、
    前記初期化指示が検知された場合に、前記基準値を更新する初期化部と、
    第1のタイミングでの前記指標値である第1指標値と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの前記指標値である第2指標値とに基づいて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定する調整判定部と、
    前記空気圧が調整されたと判定され、かつ、前記初期化指示が検知されない場合に、初期化忘れ警報を行う初期化忘れ警報部と
    を備える、検出装置。
  2. 前記調整判定部は、前記第1のタイミングの後、前記車両が停車したか否かを判定し、前記車両が停車したと判定された後の走行中のタイミングである前記第2のタイミングで、前記第2指標値を算出する、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記調整判定部は、前記第1指標値と前記基準値との比較により、前記第1タイミングでは、前記タイヤが一定量以上減圧していると判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する、
    請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 前記調整判定部は、前記第1指標値と前記基準値との比較により、前記第1タイミングでは、前記タイヤが一定量以上減圧しているものの、前記減圧判定部により前記タイヤが減圧していると判定されるレベルには達していないと判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する、
    請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記調整判定部は、前記第2指標値と前記基準値との比較により、前記第2タイミングでは、前記タイヤが一定量以上減圧していないと判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する、
    請求項1から4のいずれかに記載の検出装置。
  6. 前記調整判定部は、前記第1指標値を基準として前記第2指標値が一定量以上変動したと判定されることを必要条件として、前記空気圧が調整されたと判定する、
    請求項1から4のいずれかに記載の検出装置。
  7. 前記減圧判定部により前記タイヤが減圧していると判定された場合に、減圧警報を行う減圧警報部
    をさらに備える、
    請求項1から6のいずれかに記載の検出装置。
  8. 前記初期化部は、前記初期化指示が検知された場合に、前記減圧警報を解除する、
    請求項7に記載の検出装置。
  9. 車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出方法であって、
    前記タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値を設定するステップと、
    前記指標値の現在値と前記基準値とを比較することにより、前記タイヤが減圧しているか否かを判定するステップと、
    ユーザからの初期化指示を検知するステップと、
    前記初期化指示が検知された場合に、前記基準値を更新するステップと、
    第1のタイミングでの前記指標値である第1指標値と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの前記指標値である第2指標値とに基づいて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定するステップと、
    前記空気圧が調整されたと判定され、かつ、前記初期化指示が検知されない場合に、初期化忘れ警報を行うステップと
    を含む、検出方法。
  10. 車両に装着されたタイヤの減圧を検出する検出プログラムであって、
    ユーザからの初期化指示を検知するステップと、
    前記初期化指示が検知された場合に、前記タイヤの減圧を判定するための指標値の基準値を学習するステップと、
    前記指標値の現在値と前記基準値とを比較することにより、前記タイヤが減圧しているか否かを判定するステップと、
    第1のタイミングでの前記指標値である第1指標値と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングでの前記指標値である第2指標値とに基づいて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記タイヤの空気圧が調整されたか否かを判定するステップと、
    前記空気圧が調整されたと判定され、かつ、前記初期化指示が出されていない場合は、初期化忘れ警報を発生させるステップと
    をコンピュータに実行させる、検出プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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