JP2017148859A - プレス加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラム1の下降エネルギーをワークWの二次加工に用いるにあたり、プレス加工装置の大型化を抑えながら、省エネルギー化を図る。【解決手段】ラム1の下降エネルギーによって液圧を発生する液圧発生シリンダ14と、該液圧を利用して二次加工具7を駆動する油圧シリンダ43と、二次加工具7のリターンスプリング22による復帰に伴って油圧シリンダ43から排出される作動液の液圧をガス圧に変換して蓄えるアキュムレータ17とを備え、アキュムレータ17に蓄えられた油圧によって液圧発生シリンダ14を復帰させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークのプレス成形と、該プレス成形に続く当該ワークの二次加工とを連続的に行なうプレス加工装置に関する。
特許文献1には、上型の下降によってパネルの曲げ加工を行ない、次いで、その曲げ加工されたフランジ部に穴抜きポンチによって打抜き加工を行なうプレス加工装置が記載されている。このプレス加工装置では、曲げ加工時のプレス機のラムの下降エネルギーで気体を圧縮してガス圧として蓄える蓄圧手段を備え、この蓄圧手段と穴抜きポンチ駆動用の推力発生手段(エアシリンダ)とを結ぶ接続通路に電磁弁が設けられている。打抜き加工時に上記電磁弁を開にすることにより、蓄圧手段から圧縮気体を推力発生手段に供給して、穴抜きポンチを駆動するようになっている。また、蓄圧手段の気体室には弾性体が設けられ、蓄圧時に弾性体を圧縮し、上記打ち抜き加工後に、弾性体の付勢力によって蓄圧手段を元位置(気体を圧縮する前の状態)に復帰させるようになっている。
特許文献2には、プレス加工装置において、パッドがワークに当接するときの衝突音を低減するために、パッドがワークに当接する直前にパッドを上型に対して相対的に上昇させる機構を設け、該機構に流量制御弁付の油圧アキュムレータを用いることが記載されている。当該機構は、上型の下降力によって作動油を吐出する第1油圧シリンダと、その作動油でパッドを上昇させる第2油圧シリンダとを備えている。この両油圧シリンダを結ぶ油路に流量制御弁付の油圧アキュムレータを設けることにより、第1油圧シリンダから第2油圧シリンダに送られる作動油量を制御するようにされている。
特開平5−237564号公報 特開平8−132299号公報
特許文献1に記載されたプレス加工装置によれば、曲げ加工時のラムの下降エネルギーの一部を蓄圧手段でガス圧として蓄え、これを打抜き加工に用いるから、エネルギーロスが少なくなる。
しかし、蓄圧手段内の気体をラムの下降エネルギーで圧縮しても、蓄圧手段と穴抜きポンチ駆動用の推力発生手段を結ぶ接続通路の電磁弁から推力発生手段に至る間の気体は圧縮されない。従って、穴抜きポンチを駆動するには、上記電磁弁から推力発生手段に至る接続通路の気体を圧縮しなければならないから、蓄圧手段における気体の圧縮量を大きくする必要がある。すなわち、蓄圧手段の大型化が必要になる。
しかも、ラムの下降エネルギーを利用して蓄圧手段にガス圧を蓄える際に、蓄圧手段を元位置に復帰させるの弾性体を同時に圧縮する必要があり、この弾性体の圧縮のために余分にエネルギーが必要になる。
そこで、本発明は、ラムの下降エネルギーをワークの二次加工に用いるにあたり、プレス加工装置の大型化を抑えながら、エネルギーロスをさらに少なくすることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、二次加工具を駆動する媒体として、気体ではなく、液体を採用し、ラムの下降エネルギーを使って液圧発生シリンダで二次加工用の液圧を発生させ、二次加工具をリターンスプリングで復帰させるときの液圧を利用して液圧発生シリンダを復帰させるようにした。
ここに開示するプレス加工装置は、ワークのプレス成形と当該ワークの二次加工とを行なう装置であって、
プレス機のラムの下降によって上記ワークをプレス成形する上型及び下型と、
上記ワークの二次加工をする二次加工具と、
上記二次加工具を復帰させるリターンスプリングと、
作動液を媒体として上記二次加工具を駆動する油圧回路とを備え、
上記油圧回路は、
上記ラムの下降エネルギーによって作動液を吐出する液圧発生シリンダと、
上記液圧発生シリンダが発生する液圧を利用して上記二次加工具を二次加工方向に駆動するアクチュエータと、
上記二次加工具の復帰に伴って上記アクチュエータから排出される作動液の液圧をガス圧に変換して蓄えるアキュムレータと、
作動液の流路を、上記アクチュエータに与える液圧が発生するように上記液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路と、上記二次加工具の駆動後に上記アキュムレータに液圧が蓄えられるように上記アクチュエータから作動液を吐出させる流路と、上記液圧発生シリンダにこれを復帰させる液圧が加わるように上記アキュムレータから作動液を吐出させる流路とに切り換える切換手段とを備えていることを特徴とする。
このプレス加工装置では、ワークをプレス成形するときに、作動液の流路を液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路にすると、液圧発生シリンダがラムの下降エネルギーによって作動液を吐出することで二次加工具を駆動するための液圧が発生する。二次加工後、アクチュエータから作動液を吐出させるように流路を切り換えると、二次加工具がリターンスプリングの付勢によって復帰し、それに伴って、アクチュエータから作動液が吐出してアキュムレータに液圧が蓄えられる。しかる後、アキュムレータから作動液を吐出させる流路に切り換えると、ラムの上昇に伴って、アキュムレータから液圧発生シリンダに液圧が伝わり、該液圧発生シリンダが元位置に復帰していく。
ここに、二次加工具を駆動する液圧回路の作動液は実質的に非圧縮性の媒体である。従って、二次加工具がリターンスプリングの付勢によって復帰するときにアクチュエータから作動液が吐出されることを利用して、アキュムレータに液圧を蓄え、その液圧を利用して液圧発生シリンダを復帰させることができる。
すなわち、アキュムレータとアクチュエータを結ぶ流路や、アキュムレータと液圧発生シリンダを結ぶ流路に介在する媒体(作動液)を圧縮する必要がないから、二次加工具が復帰するときにアクチュエータに液圧が確実に蓄えられ、その液圧によって液圧発生シリンダが元位置に確実に復帰することになる。また、上述の如く、流路の媒体を圧縮する必要がないから、液圧発生シリンダやアキュムレータの小型化に有利になる。
このように、二次加工具のリターンスプリングによる復帰力を利用して液圧発生シリンダを復帰させるから、液圧発生シリンダの復帰のために、オイルポンプ等の液圧発生源を別に設ける必要がなく、或いは、液圧発生シリンダ自体にリターンスプリングを設ける必要はない。例えば、液圧発生シリンダ自体にリターンスプリングを設けた場合、ラムの下降エネルギーによって液圧を発生させるときに、リターンスプリングを圧縮するために余分なエネルギーが必要になるところ、それが不要になる。よって、プレス加工装置の省エネルギー化に有利になる。
本発明の好ましい態様では、上記上型及び下型は、加熱された上記ワークのプレス成形と、該プレス成形に続いて当該ワークの焼入れのための冷却とを行なうホットプレス型であり、上記液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路に、該液圧発生シリンダが発生する液圧をガス圧に変換して蓄える二次加工用アキュムレータが設けられ、上記切換手段は、上記ワークのプレス成形後、該ワークが焼入れによって硬化する前に、上記二次加工具を駆動すべく、作動液の流路を、上記液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路から、上記二次加工用アキュムレータから上記アクチュエータに向かって作動液を吐出させる流路に切り換えることを特徴とする。
ホットプレス型の場合、ワークのプレス成形後の二次加工は、該ワークが冷却による焼入れによって硬化する前に速やかに行なう必要がある。このことに関して、上述の如く、二次加工を行なうべく、作動液の流路を切り換えると、該作動液が実質的に非圧縮性の媒体であり、二次加工用アキュムレータがその作動液の液圧をガス圧に変換して蓄えるものであるから、当該流路の切換によって、二次加工用アキュムレータからアクチュエータに直ちに液圧が伝わり、二次加工具が応答性良く駆動される。
本発明の好ましい態様では、上記二次加工具は、上記上型に対して相対的に昇降するように設けられたホルダに支持され、該ホルダが上記上型に対して相対的に下降することにより、上記ワークの二次加工を行なうものであり、上記ホルダを上記上型に対して相対的に下降させるために、上記ラムと上記ホルダの間に上記アクチュエータとしての液圧シリンダが複数本設けられていることを特徴とする。
二次加工具をホルダに支持し、該ホルダをアクチュエータとしての複数本の液圧シリンダで下降させる構成を採用する場合、その複数本の液圧シリンダに液圧を同期して応答性良く伝える必要があるところ、二次加工用アキュムレータがその作動液の液圧をガス圧に変換して蓄えるものであるから、当該作動液の流路の切換によって、二次加工用アキュムレータからアクチュエータに直ちに液圧が伝わり、二次加工具が応答性良く駆動される。また、二次加工用アキュムレータと複数本の油圧シリンダ各々を結ぶ流路に存する媒体を圧縮する必要がなく、二次加工用アキュムレータは複数本の油圧シリンダへの供給に必要な油量を蓄えることで足りるから、二次加工用アキュムレータの小型化に有利になる。
本発明の好ましい態様では、上記二次加工具として、上記ワークのトリミングを行なう加工具と、上記ワークのピアッシングを行なう加工具とを備え、
上記両加工具が上記ホルダに支持され、上記ワークのプレス成形に続いて当該両加工具による上記ワークのトリミングとピアッシングが同時に行なわれることを特徴とする
従って、トリミング用加工具及びピアッシング用加工具に対して個々にアクチュエータ及びガイド機構を設ける必要がなく、従って、金型全体の大型化を避けながら、両加工具を応答性良く駆動することができる。
本発明によれば、プレス機のラムの下降によってワークをプレス成形する上型及び下型と、該ワークの二次加工をする二次加工具と、該二次加工具を復帰させるリターンスプリングと、作動液を媒体として二次加工具を駆動する液圧回路とを備え、この液圧回路は、ラムの下降エネルギーによって液圧を発生する液圧発生シリンダと、該液圧を利用して二次加工具を駆動するアクチュエータと、該二次加工具のリターンスプリングによる復帰に伴ってアクチュエータから排出される作動液の液圧をガス圧に変換して蓄えるアキュムレータとを備え、該アキュムレータに蓄えられた油圧によって液圧発生シリンダを復帰させるようにしたから、プレス加工装置の大型化を抑えながら、省エネルギーを図ることができる。
実施形態1に係るプレス加工装置の断面図。 ワークがプレス成形後に二次加工された状態を示す同プレス加工装置の断面図。 二次加工具が元位置に復帰した状態を示す同プレス加工装置の断面図。 ラムが上昇した状態を示す同プレス加工装置の断面図。 実施形態2に係るプレス加工装置の断面図。 ワークがプレス成形後に二次加工された状態を示す同プレス加工装置の断面図。 斜行ピアス刃が元位置に復帰した状態を示す同プレス加工装置の断面図。 ラムが上昇した状態を示す同プレス加工装置の断面図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
図1に示すプレス加工装置は、プレス機のラム1の下降によってワーク(鋼板)Wをプレス成形する上型(ダイ)2及び下型(パンチ)3と、該プレス成形に続いて各々ワークWの二次加工をする複数の二次加工具4〜7を備えている。上型2及び下型3はホットプレス型であり、加熱したワークWを断面ハット形状に曲げ成形するとともに、該成形に続いてワークWを急冷する。これにより、焼入れされた高張力鋼製プレス成形品が得られる。そして、ワークWのプレス成形後、急冷硬化する前に、二次加工具4〜7によるワークWのトリミング(ワーク周縁部の切除)及びピアッシング(孔開け)が行なわれる。
プレス加工装置では、ラム1に一つの昇降プレート8が昇降自在に支持されている。この昇降プレート8の下面に一つの上ホルダ11が重ね合わせ状態にされて固定され、この上ホルダ11に上記二次加工具4〜7が設けられている。プレス加工装置には、作動液を媒体として二次加工具4〜7を駆動する液圧回路としての油圧回路9が設けられている。この場合、作動液として圧油が用いられていることになる。
上型2は、上ホルダ11に対して、相対的に昇降自在に支持されている。下型3はボルスタ12に固定された下ホルダ13に固定されている。
以下、プレス加工装置を構成する各要素を具体的に説明する。
昇降プレート8は、ラム1に固定した支持部材21にリターンスプリング22を介して受けられている。
上ホルダ11は、上板部11a、この上板部11aより上型2の両側を下方に延びる延設部11b,11c、並びに、一方の延設部11bの外側に設けられたカムドライバー11dを備えている。昇降プレート8が上ホルダ11の上板部11aに重ね合わされて、該昇降プレート8に上ホルダ11が固定されている。この上ホルダ11には、二次加工具として、ワークWのトリミングを行なうトリム刃4,5と、ワークWに対して垂直にピアッシングする垂直ピアス刃6と、ワークWに対して斜めにピアッシングする斜行ピアス刃7とが設けられている。
トリム刃4,5は、上型2の両側を下方に延びる上ホルダ11の延設部11b,11cの下端に固定されている。垂直ピアス刃6は、ワークWの頂部に上方から孔を明けるべく、上ホルダ11の上板部11aに固定されている。斜行ピアス刃7は、ワークWの側部にその側方から孔を明けるべく、上ホルダ11の一方の延設部11bに支持されている。この斜行ピアス刃7は、上ホルダ11のカムドライバー11dの下降力を受けて斜め下方へ前進し、カムドライバー11dが上昇すると、リターンスプリング(図示省略)の付勢によって後退する。
下型3には、ワークWのトリミングを行なうためのトリム刃4,5に対応する切刃24,25が設けられ、垂直ピアス刃6及び斜行ピアス刃7各々に対応するダイス26,27が設けられている。
昇降プレート8と上ホルダ11には相対する貫通孔が複数形成されており、これらの相対する貫通孔を通してラム1に固定したロッド33と上型2に固定したロッド34が相接触している。これにより、ラム1の下降力がロッド33,34を介して上型2に伝わるようになっている。
油圧回路9は、液圧発生シリンダとしての油圧発生シリンダ14と、二次加工用アキュムレータとしての高圧アキュムレータ15と、二次加工具4〜7を二次加工方向に駆動するアクチュエータとしての油圧シリンダ16と、油圧発生シリンダ14を復帰させるための低圧アキュムレータ17と、各々圧油の流路を切り換える第1切換弁18及び第2切換弁19とを備えている。
油圧発生シリンダ14は、ワークWをプレス成形するときのラム1の下降エネルギーによって圧油を内部から吐出して油圧を発生するものであり、ラム1とボルスタ12の間に配置されている。図では油圧発生シリンダ14を1本のみ描いているが、金型まわりに適宜の間隔をおいて複数本の油圧発生シリンダ14が設けられている。
高圧アキュムレータ15は、油圧発生シリンダ14が発生する油圧をガス圧に変換して蓄える。
油圧シリンダ16は、ラム1と昇降プレート8の間に設けられており、高圧アキュムレータ15で蓄えられた油圧を受けて昇降プレート8を上ホルダ11と共に下降させる。昇降プレート8は、多数の油圧シリンダ16を前後左右に一定間隔をおいて配置することができるようにした汎用プレートである。本実施形態では、複数本(例えば、60本)の油圧シリンダ16がラム1と昇降プレート8の間に設けられている。昇降プレート8は、油圧シリンダ16への圧油の供給によって上ホルダ11と共に下降し、油圧シリンダ16への圧油の供給が解除されると、すなわち、油圧シリンダ16から圧油が吐出(排出)される状態になると、リターンスプリング22の付勢によってホルダ11と共に上昇する。
低圧アキュムレータ17は、リターンスプリング22の付勢による昇降プレート8の上昇(二次加工具4〜7の復帰)に伴って、油圧シリンダ16から圧油が吐出されたとき、その吐出によって生ずる油圧をガス圧に変換して蓄える。
油圧回路9は、油圧発生シリンダ14から延びる油路20aを備え、該油路20aは、油圧シリンダ16に延びる油路20bとアキュムレータ15,17側に延びる油路20cとに分岐している。アキュムレータ15,17側に延びる油路20cは、高圧アキュムレータ15に延びる油路20dと低圧アキュムレータ17に延びる油路20eとに分岐している。第1切換弁18は、三方弁であって、油路20a,20b,20cの分岐点に設けられている。第2切換弁19は、三方弁であって、油路20c,20d,20eの分岐点に設けられている。
第1及び第2の切換弁18,19は、図示を省略した制御部からの制御信号によりプレス加工装置の作動に応じて油路を選択的に開閉する。図1に示すように、油路20b及び油路20eが閉じられると(図1〜4では、閉じられた油路に「×」を付けている。)、油圧発生シリンダ14から高圧アキュムレータ15に向かって圧油が吐出される流路Aが形成される。図2に示すように、油路20a及び油路20eが閉じられると、高圧アキュムレータ15から油圧シリンダ16に向かって圧油が吐出される流路Bが形成される。図3に示すように、油路20a及び油路20dが閉じられると、油圧シリンダ16から低圧アキュムレータ17に向かって圧油が吐出される流路Cが形成される。図4に示すように、油路20b及び油路20dが閉じられると、低圧アキュムレータ17から油圧発生シリンダ14に向かって圧油が吐出される流路Dが形成される。
ここに、第1及び第2の切換弁18,19は、プレス成形時(ラム1の下降時)には流路A(図1)が形成され、プレス成形に続く二次加工時(昇降プレート8の下降時)には流路B(図2)が形成され、二次加工後の二次加工具4〜7の復帰時(リターンスプリング22の付勢による昇降プレート8の上昇時)には流路C(図3)が形成され、ラム1の上昇時には流路D(図4)が形成されるように制御される。第1及び第2の切換弁18,19は、本発明の流路切換手段を構成している。
上記プレス加工装置ではプレス成形品の冷却に水冷が採用されている。図示は省略するが、上型2及び下型3各々には冷却水通路が形成され、各々のワークWを成形する成形面に冷却水の噴出口と冷却水の吸込口が開口している。上型2及び下型3各々の成形面とプレス成形品の間に冷却水を供給することで、プレス成形品を急冷して焼き入れする。なお、上型2及び下型3各々に冷却水通路を形成し、冷却水を噴出させることなく、上型2及び下型3を介してプレス成形品を間接的に水冷することもできる。
−プレス加工装置の作動−
図1に示すように、ワークWを上型2と下型3の間に搬入した状態でラム1を下降させると、上型2がロッド33,34を介してラム1で押されて下降する。これにより、ワークWは上型2と下型3に挟まれて上向きの凸になるように変形していく。このときは、流路Aが形成されるように第1及び第2の切換弁18,19が切り換えられる。これにより、ラム1の下降に伴って油圧発生シリンダ14から流路A(油路20a,20c,20d)を介して高圧アキュムレータ15に向かって圧油が吐出される。よって、油圧発生シリンダ14が発生する油圧が高圧アキュムレータ15に蓄えられる。
図2に示すように、上記上型2の下降により、ワークWはハット状にプレス成形された状態になる。その状態で、上型2及び下型3への冷却水の供給によるワークWの冷却が開始される。同時に、流路Bが形成されるように第1及び第2の切換弁18,19が切り換えられる。これにより、高圧アキュムレータ15から流路B(油路20d,20c,20b)を介して油圧シリンダ16に向かって圧油が吐出される。すなわち、油圧シリンダ16が流路Bを介して高圧アキュムレータ15の油圧を受けて伸び、その伸び推力によって昇降プレート8が上ホルダ11と共に下降する。
これにより、トリム刃4,5によってワークWのトリミングが行なわれるとともに、垂直ピアス刃6及び斜行ピアス刃7によるワークWのピアッシングが行なわれる(二次加工)。油圧回路9の作動油は実質的に非圧縮性の媒体であるから、上記流路の切換によって、高圧アキュムレータ15から複数本の油圧シリンダ16各々に対して直ちに油圧が伝わり、二次加工具が応答性良く駆動されることになる。この時点では、ワークWは冷却の途中段階であって未だ焼入れ硬化していないから、過大な力を要することなく、ワークWの二次加工を行なうことができる。
二次加工後、図3に示すように、流路Cが形成されるように第1及び第2の切換弁18,19が切り換えられる。その結果、油圧シリンダ16から流路C(油路20b,20c,20e)を介して低圧アキュムレータ17に向かって圧油が吐出(排出)されることになる。これにより、昇降プレート8が上ホルダ11と共にリターンスプリング22の付勢によって上昇し、トリム刃4,5、垂直ピアス刃6及び斜行ピアス刃7が元位置に復帰する。そして、リターンスプリング22の付勢力によって油圧シリンダ16から吐出される圧油の圧力がガス圧に変換されて低圧アキュムレータ17に蓄えられる。
次いで、ワークWの焼入れのための冷却水の供給が停止された後、図4に示すように、ラム1を上昇させる。これにより、プレス成形及び二次加工が施されたワークWの取出しが可能になる。このとき、流路Dが形成されるように第1及び第2の切換弁18,19が切り換えられる。これにより、低圧アキュムレータ17から流路D(油路20e,20c,20a)を介して油圧発生シリンダ14に向かって圧油が吐出される。その結果、油圧発生シリンダ14が圧油を内部に蓄えながら伸びる。よって、油圧発生シリンダ14は、次にラム1が下降するときに、その下降エネルギーによって油圧を発生することが可能になる。
上述の如く、高圧アキュムレータ15は、油圧をガス圧に変換して蓄えるものであるから、該高圧アキュムレータ15と油圧シリンダ16を結ぶ油路に存する媒体を圧縮する必要がない。従って、高圧アキュムレータ15は、油圧シリンダ16自体への供給に必要な量の圧油を蓄えることで足りるから、その小型化に有利になる。特に、実施例のように、多数の油圧シリンダ16を設ける場合において、高圧アキュムレータ15の大型化を避けることができる。同じ理由から、油圧発生シリンダ14も、油圧シリンダ16自体への供給に必要な油量を吐出し得ることで足りるから、その小型化に有利になる。
また、低圧アキュムレータ17は、油圧をガス圧に変換して蓄えるものであるから、油圧発生シリンダ14や油圧シリンダ16と低圧アキュムレータ17とを結ぶ油路に存する媒体を圧縮する必要がない。従って、油圧発生シリンダ14や低圧アキュムレータ17の小型化に有利になるとともに、二次加工具4〜7がリターンスプリング22の付勢力によって復帰するときに油圧シリンダ16から低圧アクチュエータ17に油圧が確実に蓄えられ、その油圧によって油圧発生シリンダ14が元位置に確実に復帰することになる。
このように、二次加工具4〜7のリターンスプリング22による復帰力を利用して油圧発生シリンダ14を復帰させるから、油圧発生シリンダ14の復帰のために、オイルポンプ等の油圧発生源を別に設ける必要がなく、或いは、油圧発生シリンダ14自体にリターンスプリングを設ける必要はない。例えば、油圧発生シリンダ14自体にリターンスプリングを設けた場合、ラム1の下降エネルギーによって油圧を発生させるときに、リターンスプリングを圧縮するために余分なエネルギーが必要になるところ、それが不要になる。よって、プレス加工装置の省エネルギー化に有利になる。
<実施形態2>
本実施形態のプレス加工装置を図5〜図8に示す。図5に示すように、このプレス加工装置は、プレス機のラム1の下降によってワーク(鋼板)Wをプレス成形する上型(ダイ)2及び下型(パンチ)3と、該プレス成形に続いて各々ワークWの二次加工をする複数の二次加工具4,5,7を備えている。上型2及び下型3はホットプレス型であり、加熱したワークWを断面ハット形状に曲げ成形するとともに、該成形に続いてワークWを急冷する。これにより、焼入れされた高張力鋼製プレス成形品が得られる。そして、ワークWのプレス成形後、急冷硬化する前に、二次加工具4,5,7によるワークWのトリミング及びピアッシングが行なわれる。
このプレス加工装置では、ラム1に上ホルダ11が固定され、この上ホルダ11に上型2が昇降自在に且つガススプリング等のスプリング10によって下方へ付勢した状態に支持されている。下型3はボルスタ12に固定された下ホルダ13に固定されている。
上ホルダ11には、二次加工具として、ワークWのトリミングを行なうトリム刃4,5と、ワークWに対して斜めにピアッシングする斜行ピアス刃7とが設けられている。トリム刃4,5は、上型2の両側を下方に延びる上ホルダ11の延設部11b,11cの下端に固定されている。斜行ピアス刃7は、ピアスホルダ41に保持され、一方の延設部11bに、ワークWにピアッシングすべく進退自在に且つリターンスプリング23にて後退方向(復帰方向)に付勢して支持されている。
下型3には、トリム刃4,5に対応する切刃24,25が設けられ、斜行ピアス刃7に対応するダイス27が設けられている。
そうして、プレス加工装置には、斜行ピアス刃7を駆動する液圧回路としての油圧回路9が設けられている。
油圧回路9は、液圧発生シリンダとしての油圧発生シリンダ14と、斜行ピアス刃7をリターンスプリング23の付勢に抗して前進方向(二次加工方向)に駆動するアクチュエータとしての油圧シリンダ43と、油圧発生シリンダ14を復帰させるためのアキュムレータ44と、油路を開閉する第1及び第2の開閉弁45,46とを備えている。
油圧発生シリンダ14は、実施形態1と同じく、ワークWをプレス成形するときのラム1の下降エネルギーによって圧油を内部から吐出して油圧を発生するものであり、ラム1とボルスタ12の間に配置されている。
油圧シリンダ43は、下ホルダ13に設けられた台42に設けられている。具体的には、油圧シリンダ43は、上型2がワークWをプレスした状態になったときのピアスホルダ41の背部に位置するように設けられている。
アキュムレータ44は、油圧シリンダ43から圧油が吐出されたとき、その吐出によって生ずる油圧をガス圧に変換して蓄える。
油圧回路9は、油圧発生シリンダ14から延びる油路47aを備え、該油路47aは、油圧シリンダ43に延びる油路47bとアキュムレータ44に延びる油路47cとに分岐している。第1開閉弁45は油路47bに設けられ、第2開閉弁46は油路47cに設けられている。
第1及び第2の開閉弁45,46は、図示を省略した制御部からの制御信号によりプレス加工装置の作動に応じて油路を選択的に開閉する。図5及び図6に示すように第2開閉弁46が閉じられると(図5〜8では、閉じられた開閉弁に「×」を付けている。)、油圧発生シリンダ14から油圧シリンダ43に向かって圧油が吐出される流路Eが形成される。図7に示すように、開閉弁45,46が共に開になると、油圧シリンダ43からアキュムレータ44に向かって圧油が吐出される流路Fが形成される。図8に示すように、第1開閉弁45が閉じられると、アキュムレータ44から油圧発生シリンダ14に向かって圧油が吐出される流路Gが形成される。
ここに、第1及び第2の開閉弁45,46は、ラム1の下降時には流路E(図5,6)が形成され、二次加工後のリターンスプリング23の付勢による斜行ピアス刃7の復帰時には流路F(図7)が形成され、ラム1の上昇時には流路G(図8)が形成されるように制御される。第1及び第2の開閉弁45,46は、本発明の流路切換手段を構成している。
上記プレス加工装置では、実施形態1と同じく、プレス成形品の冷却に水冷が採用されている。図示は省略するが、上型2及び下型3各々には冷却水通路が形成され、各々のワークWを成形する成形面に冷却水の噴出口と冷却水の吸込口が開口している。上型2及び下型3各々の成形面とプレス成形品の間に冷却水を供給することで、プレス成形品を急冷して焼き入れする。なお、上型2及び下型3各々に冷却水通路を形成し、冷却水を噴出させることなく、上型2及び下型3を介してプレス成形品を間接的に水冷することもできる。
−プレス加工装置の作動−
図5に示すように、ワークWを上型2と下型3の間に搬入した状態でラム1を下降させると、上型2が上ホルダ11と共に下降する。このときは流路Eが形成されるように第1開閉弁45は開にされ、第2開閉弁46は閉にされる。上型2の下降により、ワークWは上型2と下型3に挟まれて上向きの凸になるように変形していく。
図6に示すように、ワークWが上型2と下型3によってハット状にプレスされた状態になると、上型2及び下型3への冷却水の供給によるワークWの冷却が開始される。また、斜行ピアス刃7のピアスホルダ41は油圧シリンダ43の前方に位置付けられた状態になる。ワークWがプレスされた状態になって上型2の下降が止まった後、更なるラムの下降によって、スプリング10が圧縮されて上ホルダ11が下降していく。同時に、ラム1による油圧発生シリンダ14の押圧が開始され、油圧発生シリンダ14から流路E(油路47a,47b)を介して油圧シリンダ43に向かって圧油が吐出される。
上ホルダ11の下降により、トリム刃4,5によってワークWのトリミングが行なわれる(二次加工)。また、油圧シリンダ43が流路Eを介して油圧発生シリンダ14からの油圧を受けて伸び、その伸び推力によってピアスホルダ41が押されて斜行ピアス刃7が前進し、ワークWのピアッシングが行なわれる(二次加工)。油圧回路9の作動油は実質的に非圧縮性の媒体であるから、ラム1による油圧発生シリンダ14の押圧が開始されると、油圧発生シリンダ14から油圧シリンダ43に対して直ちに油圧が伝わり、斜行ピアス刃7が応答性良く駆動されることになる。この時点では、ワークWは冷却の途中段階であって未だ焼入れ硬化していないから、過大な力を要することなく、ワークWの二次加工を行なうことができる。
二次加工後、図7に示すように、流路Fが形成されるように開閉弁45,46は共に開にされる。その結果、油圧シリンダ43から流路F(油路47b,47c)を介してアキュムレータ44に向かって圧油が吐出(排出)されることになる。これにより、斜行ピアス刃7がピアスホルダ41と共にリターンスプリング23の付勢によって後退し、元位置に復帰する。そして、リターンスプリング23の付勢力によって油圧シリンダ43から吐出される圧油の圧力がガス圧に変換されてアキュムレータ44に蓄えられる。
次いで、ワークWの焼入れのための冷却水の供給が停止された後、図8に示すように、ラム1を上昇させる。これにより、プレス成形及び二次加工が施されたワークWの取出しが可能になる。このとき、流路Gが形成されるように第1開閉弁45は閉にされ、第2開閉弁46は開にされる。これにより、アキュムレータ44から流路G(油路47c,47a)を介して油圧発生シリンダ14に向かって圧油が吐出される。その結果、油圧発生シリンダ14が圧油を内部に蓄えながら伸びる。よって、油圧発生シリンダ14は、次にラム1が下降するときに、その下降エネルギーによって油圧を発生することが可能になる。
上述の如く、アキュムレータ44は、油圧をガス圧に変換して蓄えるものであるから、油圧発生シリンダ14や油圧シリンダ43とアキュムレータ44とを結ぶ油路に存する媒体を圧縮する必要がない。従って、アキュムレータ44は、油圧シリンダ43自体への供給に必要な量の圧油を蓄えることで足りるから、その小型化に有利になる。同じ理由から、油圧発生シリンダ14も、油圧シリンダ43自体への供給に必要な油量を吐出し得ることで足りるから、その小型化に有利になる。
しかも、油路に存する媒体を圧縮する必要がないから、斜行ピアス刃7がリターンスプリング23の付勢力によって復帰するときに油圧シリンダ43からアクチュエータ44に油圧が確実に蓄えられ、その油圧によって油圧発生シリンダ14が元位置に確実に復帰することになる。
このように、斜行ピアス刃7のリターンスプリング23による復帰力を利用して油圧発生シリンダ14を復帰させるから、油圧発生シリンダ14の復帰のために、オイルポンプ等の油圧発生源を別に設ける必要がなく、或いは、油圧発生シリンダ14自体にリターンスプリングを設ける必要はない。よって、プレス加工装置の省エネルギー化に有利になる。例えば、油圧発生シリンダ14自体にリターンスプリングを設けた場合、ラム1の下降エネルギーによって油圧を発生させるときに、リターンスプリングを圧縮するために余分なエネルギーが必要になるところ、それが不要になる。
なお、上記実施形態2において、油圧シリンダ43は、上ホルダ11の延設部11bに設けてピアスホルダ41の背部に位置付けてもよい。
また、上記実施形態1,2は、ホットプレスに関するが、本発明は冷間プレス加工にも適用することができる。
また、二次加工具としては、トリミング及びピアッシングに限らず、バーリング用、ベンディング用、コイニング用等の加工具であってもよい。
1 ラム
2 上型
3 下型
4〜7 二次加工具
8 昇降プレート
9 油圧回路(液圧回路)
11 上ホルダ
14 油圧発生シリンダ(液圧発生シリンダ)
15 高圧アキュムレータ(二次加工用アキュムレータ)
16 油圧シリンダ(アクチュエータ)
17 低圧アキュムレータ(液圧発生シリンダ復帰用)
18 第1切換弁(切換手段)
19 第2切換弁(切換手段)
43 油圧シリンダ(アクチュエータ)
44 アキュムレータ(液圧発生シリンダ復帰用)
45 第1開閉弁(切換手段)
46 第2開閉弁(切換手段)
A〜G 油路(流路)
W ワーク

Claims (4)

  1. ワークのプレス成形と当該ワークの二次加工とを行なうプレス加工装置であって、
    プレス機のラムの下降によって上記ワークをプレス成形する上型及び下型と、
    上記ワークの二次加工をする二次加工具と、
    上記二次加工具を復帰させるリターンスプリングと、
    作動液を媒体として上記二次加工具を駆動する油圧回路とを備え、
    上記油圧回路は、
    上記ラムの下降エネルギーによって作動液を吐出する液圧発生シリンダと、
    上記液圧発生シリンダが発生する液圧を利用して上記二次加工具を二次加工方向に駆動するアクチュエータと、
    上記二次加工具の復帰に伴って上記アクチュエータから排出される作動液の液圧をガス圧に変換して蓄えるアキュムレータと、
    作動液の流路を、上記アクチュエータに与える液圧が発生するように上記液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路と、上記二次加工具の駆動後に上記アキュムレータに液圧が蓄えられるように上記アクチュエータから作動液を吐出させる流路と、上記液圧発生シリンダにこれを復帰させる液圧が加わるように上記アキュムレータから作動液を吐出させる流路とに切り換える切換手段とを備えていることを特徴とするプレス加工装置。
  2. 請求項1において、
    上記上型及び下型は、加熱された上記ワークのプレス成形と、該プレス成形に続いて当該ワークの焼入れのための冷却とを行なうホットプレス型であり、
    上記液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路に、該液圧発生シリンダが発生する液圧をガス圧に変換して蓄える二次加工用アキュムレータが設けられ、
    上記切換手段は、上記ワークのプレス成形後、該ワークが焼入れによって硬化する前に、上記二次加工具を駆動すべく、作動液の流路を、上記液圧発生シリンダから作動液を吐出させる流路から、上記二次加工用アキュムレータから上記アクチュエータに向かって作動液を吐出させる流路に切り換えることを特徴とするプレス加工装置。
  3. 請求項2において、
    上記二次加工具は、上記上型に対して相対的に昇降するように設けられたホルダに支持され、該ホルダが上記上型に対して相対的に下降することにより、上記ワークの二次加工を行なうものであり、
    上記アクチュエータは、上記ホルダを上記上型に対して相対的に下降させるために、上記ラムと上記ホルダの間に設けられた油圧シリンダであることを特徴とするプレス加工装置。
  4. 請求項3において、
    上記二次加工具として、上記ワークのトリミングを行なう加工具と、上記ワークのピアッシングを行なう加工具とを備え、
    上記両加工具が上記ホルダに支持され、上記ワークのプレス成形に続いて当該両加工具による上記ワークのトリミングとピアッシングが同時に行なわれることを特徴とするプレス加工装置。
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