JP2017148827A - 溶接治具及び溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被溶接部材の溶接部が形成されるチャンバにおける不活性ガスによる置換時間の短縮、不活性ガスの使用量の低減、及び溶接焼けの確実な防止のすべてを実現することができる、溶接装置に用いる溶接治具、及び当該溶接治具を用いた溶接方法を提供する。【解決手段】チャンバ6内に不活性ガスを導入し、チャンバ6内で被溶接部材4を溶接する溶接装置2に装着する溶接治具1であって、チャンバ6は、チャンバ6内に形成される被溶接部材4の溶接部10と、チャンバ6外に位置付けられる被溶接部材4の非溶接部20とを区画する隔壁6bと、隔壁6bを貫通する被溶接部材4の挿入孔22とを具備し、溶接治具1は、炭素繊維からなる本体部24を有するシール部材12を備え、本体部24は、隔壁6bにおける挿入孔22の開口22aの周囲に密着されるシール端面24aを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、溶接治具及び溶接方法に関し、詳しくは、不活性ガスを導入して被溶接部材を溶接する溶接装置に装着する溶接治具、及び当該溶接治具を用いた溶接方法に関する。
従来、被溶接部材の溶接部が形成されるチャンバ内を不活性ガスで置換することにより、溶接部の周囲に酸素濃度の低い酸欠状態を形成し、溶接部の酸化、すなわち溶接焼けを抑制する溶接方法が知られている。
例えば特許文献1には、被溶接部材の溶接部を囲むチャンバと、このチャンバ内に挿入された溶接トーチと、この溶接トーチの後方に配設されたトレイリングとを備えたガスシールド溶接装置が開示されている。溶接トーチとトレイリングとは、チャンバ内に挿入されており、チャンバが溶接部と被溶接部材の溶接部近傍とを広範囲で覆うことにより、溶接部のみならず、溶接部以外の被溶接部材の外面の溶接焼けを広範囲で抑制可能とされている。
特開2005−40815号公報
特許文献1の溶接装置では、チャンバは周壁及び上壁から円筒状に形成され、チャンバ内には、溶接部と被溶接部材の一方である配管の外周面とを覆う容積の大きな不活性ガスの置換空間が形成されている。従って、チャンバ内を不活性ガスで置換するには長時間を要し、溶接作業の作業性が著しく低下する。
また、チャンバ内を不活性ガスで置換するには大量の不活性ガスを要する。アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスは一般に高価であるため、溶接作業の経済性が著しく低下する。
また、チャンバ内に大容積の置換空間を形成しただけでは、チャンバ内全体に不活性ガスを行き渡らせて均一に分布させ、且つ不活性ガスを長時間滞留させることができないため、チャンバ内に好適な酸欠状態を維持することができない。従って、被溶接部材の酸化を効果的に防止することができず、被溶接部材の溶接焼けが生じるおそれがある。
また、特許文献1の図1に示されるように、配管の外周面とチャンバの上壁との間には隙間が形成され、また、被溶接部材の他方であるフランジとチャンバの周壁下端との間にも隙間が形成されている。これらの隙間によりチャンバ内からの空気の漏洩を積極的に許容することで、チャンバ内に存在する空気を効率的に不活性ガスに置換可能であるとも思われる。
しかしながら、上記各隙間の形成により、空気とともに不活性ガスもチャンバ内から容易に漏洩するおそれがある。不活性ガスの比重を考慮したとき、例えばアルゴンは空気よりも比重が若干大きい程度であり、ヘリウムは空気よりも比重が極度に小さいため、上記各隙間から不活性ガスの漏洩はより生じ易いと推定される。従って、このような隙間が存在すると、不活性ガスによるチャンバの置換時間の長期化、不活性ガス使用量の増大、被溶接部材の溶接焼けの発生がさらに助長されるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、被溶接部材の溶接部が形成されるチャンバの不活性ガスによる置換時間の短縮化、不活性ガスの使用量の低減、及び被溶接部材の溶接焼け防止のすべてを実現することができる、溶接装置に用いる溶接治具、及び当該溶接治具を用いた溶接方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、本発明の溶接治具は、チャンバ内に不活性ガスを導入し、チャンバ内で被溶接部材を溶接する溶接装置に装着する溶接治具であって、チャンバは、チャンバ内に位置付けられる被溶接部材の溶接部と、チャンバ外に位置付けられる被溶接部材の非溶接部とを区画する隔壁と、隔壁を貫通する被溶接部材の挿入孔とを具備し、溶接治具は、炭素繊維からなる本体部を有するシール部材を備え、本体部は、隔壁における挿入孔の開口の周囲に密着されるシール端面を有する。
好ましくは、本体部は、非溶接部の外面の少なくとも一部を覆って該外面に密着されるシール内面を有する。
好ましくは、シール部材は、本体部のシール端面以外の外面を覆うカバーを有する。
好ましくは、シール部材は、本体部に不活性ガスを導入するガス導入継手を有する。
好ましくは、被溶接部材は、端面同士が互いに突き合わされて溶接される一対の配管であり、シール部材は、一対の配管にそれぞれチャンバを挟んで対向して装着される。
また、本発明の溶接方法は、チャンバ内に不活性ガスを導入し、チャンバ内で被溶接部材を溶接する溶接装置に溶接治具を装着して用いる溶接方法であって、チャンバは、チャンバ内に位置付けられる被溶接部材の溶接部と、チャンバ外に位置付けられる被溶接部材の非溶接部とを区画する隔壁と、隔壁を貫通する被溶接部材の挿入孔とを具備し、溶接治具は、炭素繊維からなる本体部を有するシール部材を備え、本体部を隔壁における挿入孔の開口の周囲に密着させながら溶接部を形成する。
従って、本発明の溶接治具及び溶接方法によれば、被溶接部材の溶接部が形成されるチャンバにおける不活性ガスによる置換時間の短縮、不活性ガスの使用量の低減、及び溶接焼けの確実な防止のすべてを実現することができる。
本発明の一実施形態に係る溶接治具を溶接装置に装着した状態を示した斜視図である。 溶接治具及び溶接装置の要部の縦断面図である。 溶接治具及び溶接装置の分解斜視図である。 シール部材の各分割部を開いた状態で示した斜視図である。 配管が挿入された側壁の挿入孔の開口の周囲を拡大した一部断面を有する側面図である。 チャンバからシール部材への不活性ガスの流れを示した溶接治具及び溶接装置の要部の縦断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る溶接治具1を溶接装置2に装着した状態を示した斜視図である。溶接装置2は、一対の配管(被溶接部材)4の溶接が行われるチャンバ6と、チャンバ6の下側に連結される装置本体8とを備えている。溶接装置2は、例えばティグ溶接により母材である配管4を直接に溶融させて後述の溶接部10を形成する溶接方式(非消耗電極式)を採用している。
具体的には、チャンバ6内には、図示しないガスノズルが設けられ、ガスノズル内にはアークを発生する図示しないタングステン電極が設けられている。ガスノズルには、アークのシールドガスとしての不活性ガスが装置本体8から供給され、ガスノズルを介してチャンバ6内に不活性ガスが導入される。
溶接治具1は、一対の配管4それぞれに装着されチャンバ6を挟み対向する一対のシール部材12と、一対のシール部材12をそれぞれ配管4の径方向に押圧して締め付ける一対の第1締付部材14と、一対のシール部材12を配管4の軸方向のチャンバ6側に押圧して締め付ける第2締付部材16とから構成されている。
図2は、溶接治具1及び溶接装置2の要部の縦断面図である。本図は一対の配管4の端面4a同士を突き合わせて溶接した上述の溶接部10が形成された状態を示している。チャンバ6は、例えば矩形状に形成され、上壁6aと、配管4の軸方向に対向する一対の側壁(隔壁)6bとを有している。チャンバ6の下側には装置本体8が連結され、チャンバ6には上壁6a、各側壁6b、装置本体8で区画された不活性ガスの置換空間18が形成されている。
一対の側壁6bは、チャンバ6内に形成される一対の配管4の溶接部10と、チャンバ6外に位置付けられる一対の配管4の非溶接部20の一部とを区画している。また、各側壁6bには配管4の挿入孔22が貫通されている。
シール部材12は、円柱状の炭素繊維からなる本体部24と、本体部24の外面の一部を覆うカバー26とから形成されている。
本体部24の円柱状の高さ方向は配管4の軸方向と合致している。本体部24のチャンバ6側には、カバー26が存在せずに本体部24が露出されたシール端面24aが形成されている。シール端面24aは、側壁6bの少なくとも挿入孔22の非溶接部20側の開口22aの周囲を含む領域に密着される。
カバー26は、本体部24のシール端面24a以外の外面である本体部24の外周面24bと、チャンバ6と反対側の外端面24cとを覆う円筒状をなしている。
また、本体部24は、シール端面24aから配管4の軸方向に延び、配管4の非溶接部20の外周面(外面)20aの一部を覆っており、本体部24の内部には配管4の挿通孔28が形成されている。この挿通孔28は配管4の非溶接部20の外周面20aに密着されるシール内面28aを形成している。挿通孔28を挿通された配管4はカバー26の外端面26aを貫通する。
図3は、溶接治具1及び溶接装置2の分解斜視図である。本実施形態の場合、チャンバ6は、配管4の軸芯を通る平面で上下に2分割された分割部6Aをヒンジ6Bで開閉可能にしたクランプ構造をなしている。各分割部6Aで配管4を上下に挟み込んで保持することにより、各配管4を芯出ししながら、チャンバ6内に各配管4の端面4a同士を突き合わせて位置決め固定することができる。
一方、シール部材12は、チャンバ6と同様に、上下に2分割された分割部12Aをヒンジ12Bで開閉可能にしたクランプ構造をなしている。シール部材12は、各分割部12Aで配管4を上下に挟み込んで第1締付部材14で締結し、第2締付部材16で一対のシール部材12をチャンバ6に互いに押圧することにより、配管4ひいては溶接装置2に装着される。
図4は、シール部材12の各分割部12Aを開いた状態で示した斜視図である。各分割部12Aはシール部材12をその円柱状の高さ方向に沿って分割した半円柱状をなしている。本体部24とともに分割されたカバー26の各分割部12Aにおける側端26cにヒンジ12Bが設けられている。
各分割部12Aのシール端面24aは、カバー26の周端26dよりも外方に若干突出して位置付けられている。これにより、上述した第2締付部材16で一対のシール部材12をチャンバ6に互いに押圧したとき、この押圧力によってシール端面24aがチャンバ6の側壁6bに確実に接触し、側壁6bに形成された挿入孔22の開口22aの周囲に密着される。
また、シール部材12の各分割部12Aには、本体部24を分割して形成された分割端面12Cが形成されている。各分割端面12Cは、カバー26の側端26cよりも外方に突出して位置付けられている。さらに、各分割端面12Cには、分割部12Aの半円柱状の高さ方向に亘って挿通溝28bがそれぞれ形成されている。
これら挿通溝28bは、各分割部12Aが閉じた状態で、上述したシール内面28aひいては挿通孔28を形成可能な深さ及び凹形状に形成されている。これにより、各分割部12Aが閉じた状態で、一対のシール部材12の分割部12Aをそれぞれ配管4の径方向に第1締付部材14で互いに押圧して締め付けたとき、この締結力によって挿通孔28のシール内面28aがチャンバ6外に位置付けられる配管4の非溶接部20の外周面20aの全周に亘って密着される。
図5は、配管4が挿入された側壁6bの挿入孔22の開口22aの周囲を拡大した一部断面を有する側面図である。図5に示すように、チャンバ6で配管4を挟持した際、側壁6bの挿入孔22と配管4との間には隙間32が生じている。
図6は、チャンバ6内からシール部材12への不活性ガスの流れを示す溶接治具1及び溶接装置2の要部の縦断面図である。装置本体8からチャンバ6の置換空間18に導入された不活性ガス(二点鎖線で示す)は、側壁6bの挿入孔22と配管4との間に形成された隙間32を通じてチャンバ内6からシール部材12の本体部24に流入する。そして、不活性ガスがチャンバ6内の全体に行き渡ることにより、チャンバ6内の空気が不活性ガスに置換される。
シール部材12は、本体部24の外周面24b及び外端面24cがカバーで覆われているため、本体部24に流入した不活性ガスは、本体部24の全体に行き渡ることにより、本体部24の空気が不活性ガスに置換される。
ここで、上述したように、シール端面24aはカバー26の周端26dよりも外方に突出して位置付けられているから、第2締付部材16で一対のシール部材12を押圧した状態では、側壁6bとカバー26の周端26dとの間に微小隙間34が形成される。
微小隙間34からは、チャンバ6の置換空間18及び本体部24に存在し、不活性ガスにより追い出される空気と、若干の余剰の不活性ガスとがシール部材12の外部に排出される。なお、置換空間18及び本体部24の容積を考慮して装置本体8から供給する不活性ガスの量を予め調整することにより、余剰の不活性ガスの排出量を最小限に留めることが可能である。
また、必要に応じて、図示しないガス供給源から、ガス導入継手30を介して本体部24に不活性ガスを直接導入することも可能である。
以上のように、溶接装置2に溶接治具1を装着することにより、チャンバ6の側壁6bに形成された挿入孔22の開口22aの周囲にシール部材12のシール端面24aを密着することができる。これにより、挿入孔22の開口22aと配管4との間に生じる隙間32をシール端面24aで塞ぐことができる。
ここで、炭素繊維は、軽量、高剛性、高硬度、低密度であり、優れた耐熱性、断熱性、耐摩耗性、及び耐酸性、及び導電性を有することが知られている。ここで、ティグ溶接によって母材である配管4を直接に溶融させて溶接部10を形成した場合、溶接熱が著しく高温(例えば500℃程度)となる。しかし、溶接治具1にシール部材12を用いたことにより、高温の溶接熱がチャンバ6の側壁6bや配管4を介して本体部24に伝達されたとしても本体部24が溶融することはない。また、本体部24の炭素繊維による断熱効果によって、非溶接部20へ熱伝達も抑制され、シール部材12は、優れたシール性のみならず、優れた耐熱性及び断熱性をも有する。
また、シール部材12の本体部24には、複雑に絡み合った炭素繊維間に不活性ガスの微小流路が形成される。チャンバ6内から隙間32を介してシール部材12に流入した不活性ガスは、微小流路における大きな流路抵抗によって低速となり、本体部24の全体に行き渡り、本体部24の空気を置換した後に微小隙間34から流出する。従って、シール部材12は、チャンバ6及び本体部24に不活性ガスを均一に分布させて保持する優れたガス保持性を有する。これにより、チャンバ6内及びシール部材12に好適な酸欠状態が形成される。
さらに、チャンバ6は溶接部10を位置付けるだけの小容積で形成可能であるため、上述したシール部材12のシール性、耐熱性、断熱性、及びガス保持性により、チャンバ6の不活性ガスによる置換時間の短縮化、不活性ガスの使用量の低減、及び配管4の溶接焼け防止のすべてを実現することができる。
また、配管4の非溶接部20にシール部材12の本体部24のシール内面28aを密着させることにより、非溶接部20への熱伝達をより一層効果的に抑制することが可能である。また、本体部24に不活性ガスが保持され、非溶接部20の外周面20aの周囲に好適な酸欠状態が形成されるため、配管4の溶接焼けをさらに効果的に防止することができる。
また、シール部材12が本体部24のシール端面24a以外の外面を覆うカバー26を有することにより、本体部24に流入した不活性ガスは、本体部24の全体に行き渡った後、側壁6bとカバー26の周端26dとの間に形成された微小隙間34からシール部材12の外部に流出することとなる。これにより、シール部材12からの不活性ガスの流出経路をシール端面24a側に一本化することができる。従って、シール部材12のガス保持性がさらに高まり、さらに好適な酸欠状態の形成が可能となるため、配管4の溶接焼けをさらに効果的に防止することができる。
また、シール部材12のカバー26の外周面(外面)26bに、本体部24に不活性ガスを直接導入するガス導入継手30を有することにより、必要に応じて本体部24に不活性ガスを直接導入することが可能である。これにより、シール部材12における不活性ガス保持及び酸欠状態形成をさらに迅速に行うことができ、配管4の溶接焼けをさらに効果的に防止することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、被溶接部材は、端面4a同士が互いに突き合わされて溶接される一対の配管4であるが、本発明の溶接治具1は他の被溶接部材を溶接する溶接装置2にも装着して適用可能である。具体的には、通常の単管からなる配管4の他に、スリーブ継手、L型継手、T型継手等の継手を用いた突き合わせ溶接に本発明の溶接治具1を使用することも可能である。
また、上記実施形態では、シール部材12は、半円柱状の分割部12Aから形成される。しかし、これに限らず、少なくとも炭素繊維が露出したシール端面24aを有するのであれば、シール部材12は分割しなくとも良く、種々の形状が想定可能である。また、カバー26の形状もシール部材12の形状に合わせて種々の形状が想定可能である。また、例えば、シール部材12は、炭素繊維が露出したシール端面24aを有するシート状に形成しても良いし、シール部材12にカバー26を設けなくても良い。
1 溶接治具
2 溶接装置
4 配管(被溶接部材)
4a 端面
6 チャンバ
6b 側壁(隔壁)
10 溶接部
12 シール部材
20 非溶接部
20a 外周面(外面)
22 挿入孔
22a 開口
24 本体部
24a シール端面
24b 外周面(外面)
24c 外端面(外面)
26 カバー
28a シール内面
30 ガス導入継手

Claims (6)

  1. チャンバ内に不活性ガスを導入し、前記チャンバ内で被溶接部材を溶接する溶接装置に装着する溶接治具であって、
    前記チャンバは、
    前記チャンバ内に位置付けられる前記被溶接部材の溶接部と、前記チャンバ外に位置付けられる前記被溶接部材の非溶接部とを区画する隔壁と、
    前記隔壁を貫通する前記被溶接部材の挿入孔と
    を具備し、
    前記溶接治具は、炭素繊維からなる本体部を有するシール部材を備え、
    前記本体部は、前記隔壁における前記挿入孔の開口の周囲に密着されるシール端面を有する、溶接治具。
  2. 前記本体部は、前記非溶接部の外面の少なくとも一部を覆って該外面に密着されるシール内面を有する、請求項1に記載の溶接治具。
  3. 前記シール部材は、前記本体部の前記シール端面以外の外面を覆うカバーを有する、請求項2に記載の溶接治具。
  4. 前記シール部材は、前記本体部に不活性ガスを導入するガス導入継手を有する、請求項3に記載の溶接治具。
  5. 前記被溶接部材は、端面同士が互いに突き合わされて溶接される一対の配管であり、
    前記シール部材は、前記一対の配管にそれぞれ前記チャンバを挟んで対向して装着される、請求項1から4の何れか一項に記載の溶接治具。
  6. チャンバ内に不活性ガスを導入し、前記チャンバ内で被溶接部材を溶接する溶接装置に溶接治具を装着して用いる溶接方法であって、
    前記チャンバは、
    前記チャンバ内に位置付けられる前記被溶接部材の溶接部と、前記チャンバ外に位置付けられる前記被溶接部材の非溶接部とを区画する隔壁と、
    前記隔壁を貫通する前記被溶接部材の挿入孔と
    を具備し、
    前記溶接治具は、炭素繊維からなる本体部を有するシール部材を備え、
    前記本体部を前記隔壁における前記挿入孔の開口の周囲に密着させながら前記溶接部を形成する、溶接方法。
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