JP2017148112A - 被服の肩ヨーク布縫製装置及び肩ヨーク布縫製方法 - Google Patents

被服の肩ヨーク布縫製装置及び肩ヨーク布縫製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の熟練度が低い場合でも、内ヨーク布及び外ヨーク布端縁の折返し作業や縫製作業を自動的に行い、生産性の向上が可能な肩ヨーク布縫製装置及び縫製方法を提供する。
【解決手段】作業テーブル上から折返し重合せ手段22が退避した状態で一方の肩ヨーク布端縁を吸引して折り返し、折返し端縁に他方の肩ヨーク布を重ねる。押圧体41により肩ヨーク布相互を押圧した状態で摘み部材55により他方の肩ヨーク布を挟持する。押圧体及び摘み部材を作業テーブルから上方及び縫製ラインの後方へ移動した状態で折返し部材63により他方の肩ヨーク布端縁を折り返す。一方の肩ヨーク布の折り返し端縁に背身又は前身の端縁を重ね合わせた状態で他方の肩ヨーク布の折り返し端縁を重ね合わせる。摘み部材及び折返し部材を縫製ラインから退避させる。重ね合された肩ヨーク布及び背身又は前身を押圧した状態で押圧体を縫製ラインに沿って移動して縫製する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シャツ等の被服においてその構成パーツである前身又は背身に肩ヨーク布を縫着したり、前身又は背身に縫着された肩ヨーク布に対応する背身又は前身を縫着したりする被服の肩ヨーク布縫製装置及び縫製方法に関する。
従来、シャツ等の被服においてその構成パーツである前身又は背身に肩ヨーク布を縫着したり、前身又は背身に縫着された肩ヨーク布に対応する背身又は前身を縫着したりするには、例えば特許文献1に示すように外ヨーク布と前身又は背身と内ヨーク布とを隣接するように置いた状態で前身又は背身を反転して折り畳み、折り畳んだ部分の間に熱接着性ストリップを挿入した後に内ヨーク布を自身に重なるように反転して折り畳み、重ね合わされた外ヨーク布の折り畳み部分、熱接着性ストリップ、外ヨーク、前身又は背身及び内ヨーク布を縫着した後に縫合わせ部分を熱圧締して溶融する熱接着性ストリップにより外ヨーク布を結合させる肩ヨーク布の縫製方法が知られている。
しかし、特許文献1に示す肩ヨーク布の縫製方法は内ヨーク布及び外ヨーク布の端縁をされそれぞれ内側へ折返す作業や折返された内ヨーク布及び外ヨーク布の折返し端縁間に前身又は背身を挟んだ状態で縫製する作業を手作業により行っているため、これら作業に手間と時間が掛かって縫製作業効率が悪い問題を有している。
また、上記した内ヨーク布及び外ヨーク布の反転折返し作業や内ヨーク布及び外ヨーク布の折り返し端縁間に前身又は背身の端縁を挿入して重ね合わせるには短時間に端縁相互が一致するように位置合わせして重ね合せなければならず、作業者に高い熟練度が要求され、生産性が悪い問題をも有している。
更に、内側へ折り畳まれた内ヨーク布及び外ヨーク布の間に前身又は背身を挟んだ状態で縫着するには、作業テーブル上に内ヨーク布及び外ヨーク布、前身及び背身等の被服構成パーツやアイロン、熱接着性ストリップ等の各種加工具を並べて用意おく必要があり、作業テーブルにおける作業可能領域が狭くなって作業性が悪くなる問題を有している。
特開平10−280216号公報
解決しようとする問題点は、内ヨーク布及び外ヨーク布の端縁をされそれぞれ内側へ折返す作業や折返された内ヨーク布及び外ヨーク布の折返し端縁間に前身又は背身を挟んだ状態で縫製する作業を手作業により行っているため、これら作業に手間と時間が掛かって縫製作業効率が悪い点にある。
また、内ヨーク布及び外ヨーク布の反転折返し作業や内ヨーク布及び外ヨーク布の折り返し端縁間に前身又は背身の端縁を挿入して重ね合わせる際に短時間で、正確に位置合わせしなければならず、作業に高い熟練度が要求され、生産性が悪い点にある。
更に、作業テーブル上に内ヨーク布及び外ヨーク布、前身及び背身等の被服構成パーツやアイロン、熱接着性ストリップ等の各種加工具を展開して用意おく必要があり、作業テーブルにおける作業可能領域が狭くなって作業性が悪くなる点にある。
請求項1の肩ヨーク布縫製装置は、作業テーブルの作業領域に形成される多数の吸引孔及び上記縫製ラインと一致する左右方向へ所要の長さで延出し、かつ縫製ラインと直交する前後方向の幅が適宜の幅からなる開口をそれぞれ負圧形成する吸引手段と、作業テーブル上にて上記開口を覆い、かつ上記前後方向へ移動可能に取り付けられ、作業テーブル上にセットされた一方の肩ヨーク布の前端縁を定規出し可能にすると共に上記開口に応じた作業テーブル上面との間に上記開口と連通し、作業テーブル上にセットされた一方の肩ヨーク布の前端縁を負圧吸引して内側へ折り返し可能にする微小間隙を形成する定規板と、上記ミシンを通過して作業テーブル上と作業テーブル外の上記左右方向及び上記前縫製ラインに近付く位置と遠ざかる位置の上記前後方向へそれぞれ移動可能に設けられる走行フレームと、走行フレームに設けられ、上記定規板により位置出しされ、かつ上記微小間隙による負圧吸引により端縁が所定の幅で内側へ折り返された一方の肩ヨーク布に重ね合された背身及び前身のいずれか一方に対して他方の肩ヨーク布を内側へ折り返して重ね合わせる折返し重合せ手段と、を備え、上記折返し重合せ手段は、上記走行フレームに対し、作業テーブル上面に近接する位置と上方へ離間した位置の間で昇降可能に設けられる押圧体と、上記走行フレームに対し、上記縫製ラインから前方の位置と後方の位置の間で前後方向へ移動可能で、かつ作業テーブル上面に近接する位置と上方へ離間した位置の間で昇降可能に設けられ、上記定規板により内側へ折り返された一方の肩ヨーク布に重ね合される他方の肩ヨーク布の一部を押圧体との協働により挟持して内側へ折り返し可能にする摘み部材と、上記摘み部材に対し、該摘み部材に近接する位置と前方へ離間した位置の間で揺動可能に設けられ、摘み部材に近接した際に下端に設けられた折返し片を摘み部材の下面に沿って進入させて押圧体及び摘み部材により挟持された他方の肩ヨーク布の前端縁を内側へ折り返し可能にする折返し部材とからなることを最も主要な特徴とする。
請求項7の肩ヨーク布縫製方法は、1 折返し重合せ手段を作業テーブル外へ移動した状態で重ね合された外肩ヨーク布及び内肩ヨーク布の内、一方の肩ヨーク布をその端縁が定規板に一致させてセットした状態で肩ヨーク布端縁を定規板に沿って負圧吸引して内側へ折り返した後に他方の肩ヨーク布を重ね合わせる、2 折返し重合せ手段を重ね合された外肩ヨーク布及び内肩ヨーク布の端縁上方へ移動した状態で折返し重合せ手段の押圧体をミシンによる縫製ラインの手前位置へ移動すると共に折返し重合せ手段の摘み部材を、上記縫製ラインを越えて前方位置及び押圧体の下端に一致する下方位置へ、また折返し重合せ手段の折返し部材を下部に設けられた折返し板が摘み部材の下端から前方の上方へ離間する位置へ移動する、3 押圧体及び摘み部材を下降して重ね合された肩ヨーク布の端縁相互を押圧した状態で摘み部材を押圧体に近接する方向へ移動して他方の肩ヨーク布の端縁を押圧体側へ寄せて押圧体との協働により端縁の一部を挟持する、4 上方に位置する肩ヨーク布の一部端縁を挟持した状態で押圧体と摘み部材及び折返し部材を縫製ラインの後方及び上方へ移動して一方の肩ヨーク布に対して他方の肩ヨーク布を持ち上げて一方の肩ヨーク布の端縁上方を開放させた後に折返し部材を折返し板が少なくとも摘み部材の下面へ進入するように移動して垂れ下がった他方の肩ヨーク布端縁を内側へ折り返して保持する、5 上方が開放された一方の肩ヨーク布の折返し端縁に対し、背身及び前身のいずれか一方の端縁を重ね合わせる、6 押圧体と摘み部材及び折返し部材を、押圧体が上記縫製ラインの手前位置で、かつ一方の肩ヨーク布の折り返し端縁に圧接する下方位置へ移動した後に摘み部材を、縫製ラインを越えた前方位置及び上方位置へ移動して他方の肩ヨーク布における一部端縁の挟持を解除すると共に折返し部材を摘み部材の下端から前方の上方へ離間する位置へ移動して折返し板による他方の肩ヨーク布における折り返し端縁の保持を解除して一方の肩ヨーク布の折返し端縁に重ね合された背身及び前身のいずれか一方の端縁に重ね合わせる、7 摘み部材及び折返し部材を上記縫製ライン手前の後方位置へ移動した後に押圧体による内部に背身及び前身のいずれか一方の端縁が挟み込まれた上下一対の肩ヨーク布の折返し端縁の押圧状態を保ちながら折返し重合せ手段を縫製ラインに沿って移動しながらミシン駆動して縫製する、上記1乃至7からなることを最も主要な特徴とする。
本発明は、内ヨーク布及び外ヨーク布を内側へそれぞれ折り返す作業や両者間に差し込まれた前身又は背身の端縁と内ヨーク布及び外ヨーク布の折返し端縁を縫製する作業を自動的に行い、肩ヨーク布の縫製作業を短時間で、効率的に行うことができる、被服の製造効率を高めることができる。作業テーブルにおける作業可能領域が広く確保することができ、縫製作業を効率的に行うことができる。
肩ヨーク布縫製装置の概略を示す斜視図である。 作業テーブルにおける定規板の取付け構造を示す断面説明図である。 折返し重合せ手段の拡大斜視図である。 折返し重合せ手段の分解斜視図である。 図3におけるA−A線縦断面図である。 図3におけるB−B線縦断面図である。 セットされた肩ヨーク布端縁を折り返す際の状態を示す断面説明図である。 折り返された肩ヨーク布端縁に他方の肩ヨーク布端縁を重ね合わせる際の状態を示す断面説明図である。 重ねられた他方の肩ヨーク布端縁の一部を挟持する状態を示す断面説明図である。 他方の肩ヨーク布端縁を折り返すと共に一方の肩ヨーク布の折返し端縁に背身又は前身を重ねる状態を示す断面説明図である。 一方の肩ヨーク布の折返し端縁に重ねられた背身又は前身に他方の肩ヨーク布の折返し端縁を重ねる状態を示す断面説明図である。 重ね合された肩ヨーク布相互と背身又は前身の押圧状態及び一部の挟持状態を示す断面説明図である。 縫製状態を示す平面説明図である。
折返し重合せ手段を、走行フレームに対し、テーブル上面に近接する位置と上方へ離間した位置の間で昇降可能に設けられる押圧体と、走行フレームに対し、縫製ラインから前方の位置と後方の位置の間で前後方向へ移動可能で、かつ作業テーブル上面に近接する位置と上方へ離間した位置の間で昇降可能に設けられ、定規板により内側へ折り返された一方の肩ヨーク布に重ね合される他方の肩ヨーク布の一部を押圧体との協働により挟持して内側へ折り返し可能にする摘み部材と、摘み部材に対し、該摘み部材に近接する位置と前方へ離間した位置の間で揺動可能に設けられ、摘み部材に近接した際に下端に設けられた折返し片を摘み部材の下面に沿って進入させて押圧体及び摘み部材により挟持された他方の肩ヨーク布の前端縁を内側へ折り返し可能にする折返し部材とからなることを最良の実施形態とする。
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
図1乃至図6に示すように被服としてのシャツを構成する背身75と前身81に内肩ヨーク布79及び外肩ヨーク布77を縫着する肩ヨーク布縫製装置1における本体3の作業テーブル4には公知の機構からなるミシン5が図示する左側に取付けられている。作業テーブル4における前方及び中央部のセット領域には多数の吸引孔4aが形成され、吸引孔4aが形成された作業テーブル4の裏面には負圧発生装置(図示せず)に接続された吸引手段としての吸引ボックス7が気密状に取付けられている。
上記縫製ラインSLより前方に位置する作業テーブル4には縫製ライン方向(図示左右方向とも称する。)が縫製されるシャツの肩幅より長い幅で、かつ縫製ライン直交方向(図示前後方向とも称する。)が適宜幅の開口4bが吸引ボックス7と連通して形成される。該開口4bの前方周縁に応じた作業テーブル4には少なくとも上記開口4bを覆う大きさの定規板9が図示前後方向へ幅調整可能に取り付けられる。該定規板9は作業テーブル4の上面に対し、その図示する後端縁が作業テーブル4の上面との間に微小間隙11を形成するようにスペーサ板13を設けて取り付けられる。
ミシン5本体後部における一方側面側の作業テーブル4には起立した後に前方へ延出する固定フレーム15が設けられ、該固定フレーム15の上部には上記図示前後方向へ延出するガイドレール17が固定される。該ガイドレール17には前後可動体19が図示前後方向へ移動可能に支持され、該前後可動体19には第1前後動部材21が連結される。該第1前後動部材21としては、例えば固定フレーム15の前部に固定され、そのロッド先端が前後可動体19に固定されるエアーシリンダ等により構成される。上記前後可動体19は第1前後動部材21の作動に伴って後述する折返し重合せ手段22が縫製ラインSLに近付く位置と縫製ラインSLから後方へ遠ざかる位置の間で前後方向へ往復移動される。
また、上記前後可動体19にはミシン5の本体下方を通過し、後述する折返し重合せ手段22の左右方向に対する移動距離の1/2の左右長さからなる支持フレーム23が固定され、該支持フレーム23の図示後面には図示左右方向へ延出するガイドレール25及びラックギャ27が互いに非干渉状態で取り付けられる。
該ガイドレール25には左右走行体29の上部に取付けられた直線ガイド31が左右方向へ摺動可能に支持される。該左右走行体29の下部には図示左右方向へ延出する直線ガイド33が上部の直線ガイド31に対して適宜の間隔をおいて取り付けられる。そして上記直線ガイド33には後述する折返し重合せ手段22の左右方向に対する移動距離の1/2の左右長さからなる走行フレーム35がガイドレール36を介して図示左右方向へ移動可能に支持される。
該走行フレーム35には図示左右方向へ延出するラックギャ37が上記ラックギャ27に相対して取り付けられ、上記ラックギャ27,37には上記左右走行体29に設けられた第1移動部材の一部を構成する、例えば数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ39の回転軸に取付けられたピニオンギャ39aが噛合され、電動モータ39の駆動に伴って上記支持フレーム23に対して左右走行体29が、また該左右走行体29に対して走行フレーム35が図示左右方向へそれぞれ往復移動される。
上記走行フレーム35には図示左右方向が走行フレーム35に対応する左右長さで、下部が前方へ突出する押圧体41が、上下方向に軸線を有して走行フレーム35に摺動可能に支持されるガイドロッド43を介して昇降可能に支持される。該押圧体41には上下方向へ軸線を有したエアーシリンダ等の第1上下動部材45が固定され、該第1上下動部材45のロッドは上記走行フレーム35に固定される。上記押圧体41は第1上下動部材45の作動により作業テーブル4の上面に近接する下降位置と上方へ離間した上方位置の間で昇降される。
前方へ突出する押圧体41の下面には摩擦係数が高く、弾性を有したフェルトやシリコンゴム等の圧接材47が全体に亘って取付けられている。また、上記押圧体41の後面側には図示左右方向が押圧体51に対応する長さで、下部が後方へ突出する挟持体49が配置され、該挟持体49の後面に取付けられたエアーシリンダ等の第2前後動部材51のロッドが押圧体41に固定される。
該挟持体49は第2前後動部材51の作動により押圧体41に近接する挟持位置と後方へ離間した位置の間で往復移動され、挟持位置へ移動した際に押圧体41との協働により二枚重ねの肩ヨーク布が縫着された背身及び前身を挟持して作業テーブル4上を図示左方へ移送させる。また、上記挟持体49の下面には摩擦係数が高く、弾性を有したフェルトやシリコンゴム等の圧接材53が全体に亘って取付けられている。
上記走行フレーム35には上記押圧体51と一致して左右方向へ延出する摘み部材55が上記押圧体51と非干渉状態に配置され、該摘み部材55には上下方向に軸線を有して走行フレーム35に固定されたエアーシリンダ等の第2上下動部材57のロッドが長孔(図示せず)内にて抜け止めされた状態で前後方向へスライド可能に支持される。該摘み部材55は第2上下動部材57の作動により下端が下方位置へ移動した押圧体51と位置する下方位置と上方へ離間した位置の間で昇降される。また、上記摘み部材55の下面には摩擦係数が高く、弾性を有したフェルトやシリコンゴム等の圧接材59が全体に亘って取付けられている。
上記摘み部材55の後面には該摘み部材55を前後方向へ移動する第3前後動部材61が取り付けられる。該第3前後動部材61は前後方向へ延出して基端が上記摘み部材55の後面に固定されるラックギャ61aと、上下方向に軸線を有して走行フレーム35に固定されるサーボモータ等の数値制御可能な電動モータ61bと、該電動モータ61bの回転軸に固定され、摘み部材55の上下移動幅に対応する長さで上記ラックギャ61aに噛合うピニオンギャ61cとから構成される。
なお、第3前後動部材61としては走行フレーム35に押圧体51と非干渉状態で固定されるエアーシリンダとし、そのロッドを摘み部材55に固定した構造としてもよい。
上記摘み部材55の前面には該摘み部材55と一致して左右方向へ延出する折返し部材63が配置される。該折返し部材63の下端には後方へ延出して上記摘み部材55の下端面へ進入可能な折返し板65が取り付けられている。該折返し部材63は前後方向に軸線を有して上記摘み部材55の揺動可能に軸支されたエアーシリンダ等の第4前後動部材67のロッドが摘み部材55に形成された長孔を挿通して固定され、該第4前後動部材67の非作動端側には前後方向へ延出して基端部が上記摘み部材55に固定された板ばね等の弾性部材69の自由端部が固定され、該弾性部材69により第4前後動部材67の軸線が水平状態になるように姿勢制御される。
また、該第4前後動部材67の非作動端側には上下方向に軸線を有して上記摘み部材55に固定されたエアーシリンダ等の揺動部材71のロッドが当接可能に配置され、該揺動部材71の作動により第4前後動部材67の非作動端部を上記弾性部材69の弾性力に抗して下方へ押圧して第4前後動部材67を図示する時計方向へ揺動させる。
本体3の図示する左方には図示左右方向へ延出するスタックバー73が取り付けられる。該スタックバー73には肩ヨーク布が縫着された背身及び前身が二折り状態で掛渡されて積層集積される。
次に、上記のように構成された肩ヨーク縫製装置1によりシャツの構成布である背身75の肩縁表裏面に所望幅の折り畳み状態で縫着された重ね合されたシャツの構成布である前ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の前端縁を所望の幅で内側へ折り畳んでシャツの構成布である前身81の肩縁を縫着する例により縫製作用及び縫製方法を説明する。
先ず、第1前後動部材21の縮小作動により前後可動体19を後方へ移動し、折返し重合せ手段22を縫製ラインSLの後方へ移動させる。また、電動モータ39を駆動制御し、支持フレーム23に対して左右走行体29を図示左方へ、左右走行体29に対して走行フレーム35を図示左方へそれぞれ移動して折返し重合せ手段22をスタックバー73の上方へ移動して待機させる。
上記待機時においてはロッドが縮小方向へ作動する第1上下動部材45により走行フレーム35に対して押圧体41が上方位置へ、また縮小方向へ作動する第2上下動部材67及び第3前後動部材61により走行フレーム35に対して摘み部材55が上方後方位置へ、更にロッドがそれぞれ縮小方向へ作動する第4前後動部材67及び第3上下動部材71により摘み部材55に対して折返し部材63が近接する位置へそれぞれ移動される。なお、上記状態において折返し部材63の折返し板65は摘み部材55の下面に位置される。
これにより作業テーブル4の上面が開放されて後述する内肩ヨーク布79の折り畳み作業や折り畳まれた内肩ヨーク布79に対する前身81の重ね合せ作業における作業可能領域を確保して作業を効率化することができる。
次に、上記状態にて背身75における肩縁の表裏面に所望幅の折り畳み状態で縫着された重合された外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79を開放された作業テーブル4上の定規板9箇所へ移載した後に、例えば外肩ヨーク布77を後方へ折り返した状態で背身75、外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の全体を移動しながら定規板9により内肩ヨーク布79前端縁の折り畳み幅が一定の幅になるようにセットする。
この状態にて吸引ボックス7が負圧形成されると、内肩ヨーク布79の前端縁が定規板9の端縁に位置する微小間隙11を介して吸引されることにより所定の幅で後方へ折り返される。また、定規板9の後方に応じた作業テーブル4上の後ヨーク布79及び背身75は吸引孔4aを介して作用する負圧により作業テーブル4の上面に吸着されて位置ずれが規制される。(図7参照)
次に、電動モータ39を駆動制御して支持フレーム23に対して左右走行体29を、また左右走行体29に対して走行フレーム35を図示右方へ移動して押圧体41を縫製ラインSLより後方で後方へ折り返された外肩ヨーク布77の上方へ移動させた後、第1前後動部材21を作動して伸長するロッドにより前後可動体19を、押圧体41の前端が縫製ラインSLに近付くように前方へ移動させると共に第3前後動部材61を駆動して走行フレーム35に対して摘み部材55及び折返し部材63を縫製ラインSLより前方に位置するように移動させる。
また、上記動作と同期したタイミング又は摘み部材55及び折返し部材63が縫製ラインSLより前方に移動したタイミングで第4前後動部材67及び第3上下動部材71をそれぞれのロッドが伸長するように作動して摘み部材55に対して折返し部材63が離間して前方の上方位置に位置するように揺動させる。
次に、上記状態にて後方へ折り返された外肩ヨーク布77を前方へ折り戻して定規板9上にて平面状になるようにセットして前端縁が後方へ折り返された内肩ヨーク布79上に重ね合わせる。(図8参照)
次に、第1上下動部材45をロッドが伸長する方向へ作動して押圧体41を下方へ移動して縫製ラインSLより後方位置にて前端縁が後方へ折り返された内肩ヨーク布79及び平面状に折り戻された外肩ヨーク布77を押圧して位置ずれを規制した状態で第3前後動部材61を逆転駆動して摘み部材55が押圧体41に近づく方向へ移動して押圧体41との協働により外肩ヨーク布77における前端縁の一部を挟持させる。(図9参照)
次に、上記状態にて第1上下動部材45をロッドが縮小する方向へ作動して折返し重合せ手段22を上方へ移動すると共に第1前後動部材21をロッドが縮小する方向へ作動して折返し重合せ手段22を後方へ移動して定規板9周縁の空間を開放し、作業空間を確保する。また、上記動作と並行したタイミング又は上記動作後に第4前後動部材67及び第3上下動部材71をそれぞれのロッドが縮小する方向へ作動して折返し部材63を摘み部材55に近接する方向へ揺動させると、押圧体41及び摘み部材55の下面側へ進入する折返し板65により下方に垂れ下がった外肩ヨーク布77の前端縁を内側へ折り返して保持させる。この状態にて作業テーブル4上にて吸着保持された内肩ヨーク布79の折り返し端に対し、前身81をその肩側端が一致するように重ね合せてセットする。(図10参照)
次に、第1前後動部材21をロッドが伸長する方向へ作動して折返し重合せ手段22の押圧体41の前端が縫製ラインSLに近付く前方へ移動すると共に第1上下動部材45をロッドが伸長する方向へ作動して折返し重合せ手段22の押圧体41と摘み部材55及び折返し部材63により保持された外肩ヨーク布77の前方折返し箇所を内肩ヨーク布79の折返し箇所重合された前身81の端縁に重ね合わせる。
上記動作と並行したタイミング又は上記動作後のタイミングで第4前後動部材67及び第3上下動部材71をそれぞれのロッドが伸長する方向に作動して摘み部材55に対して折返し部材63が離間して前方の上方位置に位置するように揺動して重合された外肩ヨーク布77の折返し縁と前身81の間から折返し板65を抜き出して離脱させる。(図11参照)
上記動作後、第4前後動部材67及び第3上下動部材71をそれぞれのロッドが縮小する方向に作動して摘み部材55に対して折返し部材63が近接するように揺動させた後、第3前後動部材61を駆動して摘み部材55及び折返し部材63を縫製ラインSLより後方へ移動させる。また、上記動作と平行したタイミング又は上記動作後のタイミングで第2前後動部材51をロッドが縮小する方向へ作動して挟持体49を押圧体41側へ移動して重ね合された外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79を押圧体41との協働により挟持して保持させた後、吸引孔4a及び開口4bによる内肩ヨーク布79及び背身75の負圧吸引を解除させる。(図12参照)
上記動作後、下降した押圧体41による押圧保持と互いに近接する押圧体41及び挟持体49により挟持した状態で吸引孔3aによる吸着を解除した後、電動モータ39を駆動制御して重ね合された前身81の前端縁と外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79を縫製ラインSLに沿って移動しながらミシン5を駆動して外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の折返し端から所要の間隔をおいた位置にて直線状に縫製する。(図13参照)
なお、ミシン5の針位置手前には発光部材及び受光部材が内蔵された布検知器(図示せず)が設けられると共に該布検知器に相対する作業テーブル4上には反射テープ(図示せず)が貼り付けられ、布検知器は布非検知時には縫製を停止制御する一方、布検知時には縫製するようにミシン5を駆動制御する。
上記縫製の進展に伴って縫製された前身81の前端縁と外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79が作業テーブル4の図示左方へ移動されると、作業テーブル4の上面に対する押圧体41の押圧が徐々に解除されて前身81の前端縁と外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の保持が解除されるが、押圧体41及び挟持体49による挟持により保持状態が継続される。
そして前身81の前端縁と外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79に対する縫製の終了時に折返し重合せ手段22がスタックバー73の上方へ移動されると、第2前後動部材51をロッドが伸長する方向へ移動して押圧体41及び挟持体49による外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の挟持を解除し、スタックバー73に自重落下して集積させる。
本実施例は、作業テーブル4上に対し、背身75に縫着された外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79をセットする際には、折返し重合せ手段22を本体テープ3から離脱した位置へ移動して待機させることにより作業領域を広くすることができ、セット作業を効率的に行うことを可能にする。
また、折り返された内肩ヨーク布79の折返し縁上に前身81の前端縁を重ね合わせる際には、折返し重合せ手段22を後方へ移動待機させることにより作業領域を広くすることができ、重ね合せ作業を効率的に行うことを可能にする。
更に、内肩ヨーク布79や外肩ヨーク布77の前端縁をそれぞれ内側へ折り返す作業や両者間に挟み込まれた前身又は背身の端縁の縫製作業を自動的に行い、高い熟練度を必要とすることなく、肩ヨーク布の縫製作業を効率的に行い、被服の生産性を向上することができる。
上記説明は、背身75の肩縁表裏面に所望幅の折り畳み状態で縫着された重ね合された前ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の前端縁を所望の幅で内側へ折り畳んで前身81の肩縁を縫着する例により説明したが、本発明は外肩ヨーク布77及び内肩ヨーク布79の後端縁を所望の幅で内側へ折り畳んで背身75の肩縁を縫着する場合であっても実施することができる。
上記説明は、シャツの構成布である背身及び前身に対して内側へ折り返された外肩ヨーク布及び内肩ヨーク布を縫製する場合に付いて説明したが、本発明はシャツに限定されるものではなく、肩ヨーク布が縫製される被服全般に実施可能である。
1 肩ヨーク布縫製装置
3 本体
4 作業テーブル
4a 吸引孔
4b 開口
5 ミシン
7 吸引手段としての吸引ボックス
9 定規板
11 微小間隙
13 スペーサ板
15 固定フレーム
17 ガイドレール
19 前後可動体
21 第1前後動部材
22 折返し重合せ手段
23 支持フレーム
25 ガイドレール
27 ラックギャ
29 左右走行体
31 直線ガイド
33 直線ガイド
35 走行フレーム
36 ガイドレール
37 ラックギャ
39 電動モータ
39a ピニオンギャ
41 押圧体
43 ガイドロッド
45 第1上下動部材
47 圧接材
49 挟持体
51 第2前後動部材
53 圧接材
55 摘み部材
57 第2上下動部材
59 圧接材
61 第3前後動部材
61a ラックギャ
61b 電動モータ
61c ピニオンギャ
63 折返し部材
65 折返し板
67 第4前後動部材
69 弾性部材
71 揺動部材
73 スタックバー
75 背身
77 外肩ヨーク布
79 内肩ヨーク布
81 前身
SL 縫製ライン

Claims (9)

  1. 被服を構成する背身及び前身に対して端縁が内側へ折り返された内肩ヨーク布及び外肩ヨーク布を作業テーブルの一側部に設けられるミシンにより縫着する肩ヨーク布縫製装置において、
    作業テーブルの作業領域に形成される多数の吸引孔及び上記縫製ラインと一致する左右方向へ所要の長さで延出し、かつ縫製ラインと直交する前後方向の幅が適宜の幅からなる開口をそれぞれ負圧形成する吸引手段と、
    作業テーブル上にて上記開口を覆い、かつ上記前後方向へ移動可能に取り付けられ、作業テーブル上にセットされた一方の肩ヨーク布の前端縁を定規出し可能にすると共に上記開口に応じた作業テーブル上面との間に上記開口と連通し、作業テーブル上にセットされた一方の肩ヨーク布の前端縁を負圧吸引して内側へ折り返し可能にする微小間隙を形成する定規板と、
    上記ミシンを通過して作業テーブル上と作業テーブル外の上記左右方向及び上記前縫製ラインに近付く位置と遠ざかる位置の上記前後方向へそれぞれ移動可能に設けられる走行フレームと、
    走行フレームに設けられ、上記定規板により位置出しされ、かつ上記微小間隙による負圧吸引により端縁が所定の幅で内側へ折り返された一方の肩ヨーク布に重ね合された背身及び前身のいずれか一方に対して他方の肩ヨーク布を内側へ折り返して重ね合わせる折返し重合せ手段と、
    を備え、
    上記折返し重合せ手段は、
    上記走行フレームに対し、作業テーブル上面に近接する位置と上方へ離間した位置の間で昇降可能に設けられる押圧体と、
    上記走行フレームに対し、上記縫製ラインから前方の位置と後方の位置の間で前後方向へ移動可能で、かつ作業テーブル上面に近接する位置と上方へ離間した位置の間で昇降可能に設けられ、上記定規板により内側へ折り返された一方の肩ヨーク布に重ね合される他方の肩ヨーク布の一部を押圧体との協働により挟持して内側へ折り返し可能にする摘み部材と、
    上記摘み部材に対し、該摘み部材に近接する位置と前方へ離間した位置の間で揺動可能に設けられ、摘み部材に近接した際に下端に設けられた折返し片を摘み部材の下面に沿って進入させて押圧体及び摘み部材により挟持された他方の肩ヨーク布の前端縁を内側へ折り返し可能にする折返し部材と、
    からなる肩ヨーク布縫製装置。
  2. 請求項1において、
    走行フレームはミシンの側方に応じた作業テーブル上に固定された固定フレーム上を前後方向へ移動可能に支持された前後可動体に左右方向へ延出して設けられた支持フレームに支持され、上記前後方向及び左右方向へ移動可能とした肩ヨーク布縫製装置。
  3. 請求項2において、
    支持フレームには左右走行体が左右方向へ移動可能に支持されると共に該左右走行体には上記走行フレームが左右方向へ移動可能に支持され、支持フレームに対する左右走行体の移動と同時に該左右走行体に対して走行フレームを移動して上記折返し重合せ手段を左右方向へ倍速移動可能にした肩ヨーク布縫製装置。
  4. 請求項3において、
    支持フレーム及び走行フレームには左右方向へ延出するラックギャをそれぞれ設け、左右走行体に設けられた電動モータの回転軸に取付けられた歯車をそれぞれのラックギャに噛合し、電動モータの駆動に伴って支持フレームに対して左右走行体及び左右走行体に対して走行フレームを同時に左右方向へ移動可能にした肩ヨーク布縫製装置。
  5. 請求項1において、
    折返し部材は摘み部材に揺動可能に支持された前後動部材に取付けられると共に該前後動部材は、摘み部材に取付けられた上下動部材により揺動され、前後動部材及び上下動部材の同時作動により折返し部材を摘み部材に近接して折返し板が該摘み部材の下面に沿って進入する位置と摘み部材から離間した前方及び上方の位置との間で揺動可能にした肩ヨーク布縫製装置。
  6. 請求項1において、
    押圧体には下面が相互に一致して相対する挟持体を設け、前後動部材により挟持体を押圧体に近接する位置と離間した位置との間で移動可能とし、押圧体に対して挟持体が近接した際に重ね合された肩ヨーク布の一部を挟持可能にした肩ヨーク布縫製装置。
  7. 被服を構成する背身及び前身に対して端縁が内側へ折り返された内肩ヨーク布及び外肩ヨーク布を作業テーブルの一側部に設けられるミシンにより縫着する肩ヨーク布縫製方法において、
    1 折返し重合せ手段を作業テーブル外へ移動した状態で重ね合された外肩ヨーク布及び内肩ヨーク布の内、一方の肩ヨーク布をその端縁が定規板に一致させてセットした状態で肩ヨーク布端縁を定規板に沿って負圧吸引して内側へ折り返した後に他方の肩ヨーク布を重ね合わせる、
    2 折返し重合せ手段を重ね合された外肩ヨーク布及び内肩ヨーク布の端縁上方へ移動した状態で折返し重合せ手段の押圧体をミシンによる縫製ラインの手前位置へ移動すると共に折返し重合せ手段の摘み部材を、上記縫製ラインを越えて前方位置及び押圧体の下端に一致する下方位置へ、また折返し重合せ手段の折返し部材を下部に設けられた折返し板が摘み部材の下端から前方の上方へ離間する位置へ移動する、
    3 押圧体及び摘み部材を下降して重ね合された肩ヨーク布の端縁相互を押圧した状態で摘み部材を押圧体に近接する方向へ移動して他方の肩ヨーク布の端縁を押圧体側へ寄せて押圧体との協働により端縁の一部を挟持する、
    4 上方に位置する肩ヨーク布の一部端縁を挟持した状態で押圧体と摘み部材及び折返し部材を縫製ラインの後方及び上方へ移動して一方の肩ヨーク布に対して他方の肩ヨーク布を持ち上げて一方の肩ヨーク布の端縁上方を開放させた後に折返し部材を折返し板が少なくとも摘み部材の下面へ進入するように移動して垂れ下がった他方の肩ヨーク布端縁を内側へ折り返して保持する、
    5 上方が開放された一方の肩ヨーク布の折返し端縁に対し、背身及び前身のいずれか一方の端縁を重ね合わせる、
    6 押圧体と摘み部材及び折返し部材を、押圧体が上記縫製ラインの手前位置で、かつ一方の肩ヨーク布の折り返し端縁に圧接する下方位置へ移動した後に摘み部材を、縫製ラインを越えた前方位置及び上方位置へ移動して他方の肩ヨーク布における一部端縁の挟持を解除すると共に折返し部材を摘み部材の下端から前方の上方へ離間する位置へ移動して折返し板による他方の肩ヨーク布における折り返し端縁の保持を解除して一方の肩ヨーク布の折返し端縁に重ね合された背身及び前身のいずれか一方の端縁に重ね合わせる、
    7 摘み部材及び折返し部材を上記縫製ライン手前の後方位置へ移動した後に押圧体による内部に背身及び前身のいずれか一方の端縁が挟み込まれた上下一対の肩ヨーク布の折返し端縁の押圧状態を保ちながら折返し重合せ手段を縫製ラインに沿って移動しながらミシン駆動して縫製する、
    上記1乃至7からなる肩ヨーク布縫製方法。
  8. 請求項7において、
    上記7により折返し重合せ手段を縫製ラインに沿って移動する際に、押圧体に設けられた挟持体を押圧体に近接する方向へ移動して背身及び前身のいずれか又は重ね合された肩ヨーク布を挟持し、折返し重合せ手段が作業テーブル外へ移動した状態において縫製された被服を保持可能にした肩ヨーク布縫製方法。
  9. 請求項8において、
    折返し重合せ手段が作業テーブル外へ移動した際に押圧体及び挟持体による肩ヨーク布の挟持を解除して縫製された被服を集積可能にした肩ヨーク布縫製方法。
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