JP2017146245A - 温度検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ADC(アナログ-デジタル変換回路)を構成するICに発生するリーク電流が抑制された精度の高い温度検出回路を提供する。
【解決手段】 固定抵抗2とNTCサーミスタ3とが直列に接続された分圧回路4が、電源1とグランドGとの間に接続され、固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点が、ADCを備えたIC6の入力端子6aに接続され温度検出回路であって、固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点と、IC6の入力端子6aとの間に、ボルテージフォロア回路5が挿入されたものとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 固定抵抗2とNTCサーミスタ3とが直列に接続された分圧回路4が、電源1とグランドGとの間に接続され、固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点が、ADCを備えたIC6の入力端子6aに接続され温度検出回路であって、固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点と、IC6の入力端子6aとの間に、ボルテージフォロア回路5が挿入されたものとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、サーミスタを使用した温度検出回路に関し、さらに詳しくは、ADC(アナログ-デジタル変換回路;Analog-to-digital converter)を構成するIC(Integrated Circuit)に発生するリーク電流が抑制された精度の高い温度検出回路に関する。
電子機器、車載機器、医療機器などにおいて所定部分の温度を測定する温度センサや、体温計や、大気温計などに、サーミスタを使用した温度検出回路が広く使用されている。
そのような温度検出回路が、特許文献1(特開2011-33343号公報)に開示されている。
図5に、特許文献1に開示された温度検出回路400を示す。ただし、温度検出回路400は、特許文献1においては、従来の温度検出回路として示されている。
温度検出回路400は、電源(Vp:5V)とグランドとの間に、固定抵抗(プルアップ抵抗)とサーミスタとが直列接続された分圧回路が接続されている。そして、固定抵抗とサーミスタとの接続点(以下において「固定抵抗とサーミスタとの接続点」を単に「接続点」と称呼する場合がある)が、ADCを構成するIC(以下において「ADCを構成するIC」を単に「IC」と称呼する場合がある)の入力端子に接続されている。なお、サーミスタには、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタが使用されると記載されている。
NTCサーミスタは、負の抵抗温度係数を備えるため、温度が上昇すると抵抗値が減少し、温度が降下すると抵抗値が増大する。温度検出回路400は、NTCサーミスタのこの特性を利用し、NTCサーミスタを温度検知素子として使用している。
すなわち、被測定物の温度によって、NTCサーミスタの抵抗値が変化する。NTCサーミスタの抵抗値が変化すると、固定抵抗とNTCサーミスタとの接続点の電圧が変化する。
ADCは、接続点の電圧をデジタル信号に変換する。デジタル信号は、マイクロコンピュータ等の制御装置に取り込まれる。マイクロコンピュータ等の制御装置は、予め定められた規則に従って、デジタル信号を温度情報に変換する。
以上の方法により、温度検出回路400は、被測定物の温度を、高い精度で測定することができる。
温度検出回路400においては、不可避的に、IC(ADCを構成するIC)にリーク電流が発生する。
温度検出回路400において、固定抵抗に抵抗値の小さいものを使用し、NTCサーミスタにも抵抗値(基準温度における抵抗値)の小さいものを使用した場合には、ICに発生するリーク電流に比べて、固定抵抗とNTCサーミスタとに流れる電流が十分に大きいため、ICに発生するリーク電流が、温度測定精度にそれほど大きな影響を与えることはなかった。
従来においては、実際にも、温度検出回路400の固定抵抗とNTCサーミスタとに、それほど大きい抵抗値のものを使用しなかった。そのため、ICに発生するリーク電流に起因した温度測定誤差が大きな問題になることはなかった。
しかしながら、近年、省電力等のために、固定抵抗の抵抗値とNTCサーミスタの抵抗値とを、それぞれ、格段に大きくして温度検出回路400を設計する傾向にある。すなわち、固定抵抗の抵抗値とNTCサーミスタの抵抗値とが小さいと、固定抵抗とNTCサーミスタとの分圧回路に流れる電流値が大きくなってしまい、分圧回路で消費される電力が大きくなってしまうため、固定抵抗の抵抗値とNTCサーミスタの抵抗値とを大きくして、省電力をはかろうとするのである。また、NTCサーミスタに流れる電流値が大きくなってしまうと、NTCサーミスタが自己発熱し、温度上昇して、温度検出回路400によって出力される被測定物の測定温度結果に誤差が発生する虞があるため、NTCサーミスタの抵抗値を大きくして、NTCサーミスタの自己発熱を抑制し、測定温度結果の誤差を抑制しようとするのである。
しかしながら、温度検出回路400の固定抵抗とNTCサーミスタとに大きい抵抗値のものを使用すると、上述したように、ADCを構成するICに発生するリーク電流による影響が大きくなる。
そして、ADCを構成するICに大きなリーク電流が発生すると、ADCが実際の接続点の電圧からから大きくずれたデジタル信号を出力してしまい、マイクロコンピュータ等の制御装置から大きな誤差を含んだ温度情報が出力されてしまう。すなわち、省電力等のために、固定抵抗の抵抗値とNTCサーミスタの抵抗値とを大きくしたことによって、新たな温度測定誤差を発生させる原因になってしまっているのである。たとえば、後に詳述する例では、リーク電流が1μAのときに、0.63℃の温度誤差が発生してしまっている。
しかしながら、0.63℃の温度誤差が発生すると、もはや精度の高い温度検出回路とは言えず、厳格な温度検出が求められる用途には使用できない。
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、その手段として、本発明の温度検出回路は、固定抵抗とサーミスタとが直列に接続された分圧回路が、電源とグランドとの間に接続され、固定抵抗とサーミスタとの接続点が、アナログ-デジタル変換回路を備えたICの入力端子に接続された温度検出回路であって、固定抵抗とサーミスタとの接続点と、ICの入力端子との間に、ボルテージフォロア回路が挿入されたものとした。
サーミスタには、たとえばNTCサーミスタを使用することができる。ただし、サーミスタの種類はNTCサーミスタには限定されず、他の種類のサーミスタであっても良い。
分圧回路に含まれる固定抵抗とサーミスタのうち、固定抵抗が電源側に接続され、サーミスタがグランド側に接続されたものとすることが好ましい。この場合には、分圧回路の固定抵抗の抵抗値とサーミスタの抵抗値との合計の抵抗値をある程度大きくしながら、サーミスタの抵抗値のみを小さくすることができる。すなわち、固定抵抗の抵抗値をある程度大きくし、サーミスタの抵抗値のみを小さくすることにより、省電力と、サーミスタの自己発熱の抑制と、ICにリーク電流を発生させる原因自体の抑制とを同時にはかることができる。
固定抵抗の抵抗値が、サーミスタの抵抗値の5倍以上であることが好ましい。この場合には、分圧回路の抵抗値をある程度大きくしながら、サーミスタの抵抗値のみを小さくすることができるため、省電力と、サーミスタの自己発熱の抑制と、ICにリーク電流を発生させる原因自体の抑制とを同時にはかることができる。
固定抵抗の抵抗値が、サーミスタの抵抗値の10倍以上であることが更に好ましい。この場合には、サーミスタの抵抗値のみを更に小さくすることができるため、更に、サーミスタの自己発熱の抑制と、ICにリーク電流を発生させる原因自体の抑制とをはかることができる。
アナログデジタル変換回路を備えたICに、ボルテージフォロア回路を含ませることができる。この場合には、部品点数の削減をはかることができ、回路スペースの削減をはかることができ、製造の煩雑さを低減させることができる。
本発明の温度検出回路は、固定抵抗とサーミスタとの接続点と、ICの入力端子との間に、ボルテージフォロア回路が挿入されているため、ICに流れるリーク電流が大幅に抑制されている。その結果、本発明の温度検出回路は、温度測定誤差の抑制された精度の高いものになっている。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
なお、各実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、異なる実施形態に記載された内容を組合せて実施することも可能であり、その場合の実施内容も本発明に含まれる。また、図面は、実施形態の理解を助けるためのものであり、必ずしも厳密に描画されていない場合がある。たとえば、描画された構成要素ないし構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
[第1実施形態]
図1に、第1実施形態にかかる温度検出回路100を示す。ただし、図1は、温度検出回路100の等価回路図である。
図1に、第1実施形態にかかる温度検出回路100を示す。ただし、図1は、温度検出回路100の等価回路図である。
温度検出回路100は、電源1を備える。本実施形態においては、電源1を5Vの直流電源とした。
温度検出回路100は、固定抵抗2とNTCサーミスタ3とが直列に接続された分圧回路4を備える。分圧回路4は、電源1とグランドGとの間に接続されている。本実施形態では、固定抵抗2が電源1側に、NTCサーミスタ3がグランドG側に接続されている。この場合には、後述するように、分圧回路4の固定抵抗2の抵抗値とNTCサーミスタ3の抵抗値との合計の抵抗値をある程度大きくしながら、NTCサーミスタ3の抵抗値のみを小さくすることができる。すなわち、固定抵抗2の抵抗値をある程度大きくし、NTCサーミスタ3の抵抗値のみを小さくすることにより、省電力と、NTCサーミスタ3の自己発熱の抑制と、後述するIC6にリーク電流Ileakを発生させる原因自体の抑制とを同時にはかることができる。ただし、分圧回路4の上記接続方法は本発明において必須のものではなく、逆に、NTCサーミスタ3を電源1側に、固定抵抗2をグランドG側に接続しても良い。
本実施形態においては、固定抵抗2に抵抗値が100kΩのものを使用した。また、NTCサーミスタ3に、常温(25℃)における抵抗値が10kΩで、B定数が3380のものを使用した。
本実施形態においては、固定抵抗2の抵抗値が、NTCサーミスタ3の常温における抵抗値の10倍になっている。この倍率は、大きいほど、分圧回路4の抵抗値(固定抵抗2の抵抗値+NTCサーミスタ3の抵抗値)をある程度大きくしながら、NTCサーミスタ3の抵抗値のみを小さくすることができるため、省電力と、NTCサーミスタ3の自己発熱の抑制と、IC6にリーク電流を発生させる原因自体の抑制とをはかることができて好ましい。具体的には、この倍率は、5倍以上であることが好ましく、10倍以上であることが更に好ましい。
温度検出回路100は、ボルテージフォロア回路5を備える。ボルテージフォロア回路5はオペアンプ5aを備える。そして、分圧回路4の固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点が、オペアンプ5aのV+端子に接続されている。また、オペアンプ5aの出力端子がV−端子に接続されている。オペアンプ5aは、入力側のインピーダンスが高く、出力側のインピーダンスが低く、インピーダンス変換の機能を有する。オペアンプ5aは、入力側の電圧と出力側の電圧が等しい。すなわち、オペアンプ5aは、入力側の電圧を出力側に伝えるが、入力側から出力側に電流をほとんど流さない。なお、オペアンプ5aは、電圧利得が1倍であり、アンプとしては機能していない。
温度検出回路100は、ADC(アナログ-デジタル変換回路;Analog-to-digital converter)を備える。ADCは、IC6によって構成されている。IC6は、入力端子6aと、電源端子6bと、グランド端子6cとを備える。そして、入力端子6aに、ボルテージフォロア回路5の出力端子が接続されている。また、電源端子6bに、電源1が接続されている。また、グランド端子6cがグランドGに接続されている。
ADCは、分圧回路4の固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点の電圧をデジタル信号に変換する。ADCが出力するデジタル信号は、マイクロコンピュータの制御装置(図示せず)に取り込まれる。なお、本実施形態においては、上記制御装置がIC6に組込まれている。
以上の構成からなる、本実施形態の温度検出回路100は、以下のプロセスによって、被測定物の温度を測定することができる。
まず、温度検出回路100は、NTCサーミスタ3を温度検知素子として使用する。すなわち、NTCサーミスタ3を被測定物(図示せず)の近傍に配置することにより、NTCサーミスタ3の温度と被測定物の温度とを等しくする。
NTCサーミスタ3は、負の抵抗温度係数を備えるため、被測定物の温度に対応した抵抗値に変化する。
NTCサーミスタ3の抵抗値が被測定物の温度に対応した抵抗値に変化すると、分圧回路4における固定抵抗2の抵抗値とNTCサーミスタ3抵抗値との比率が変化するため、固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点の電圧が、被測定物の温度に対応した電圧に変化する。
ADC(IC6)は、ボルテージフォロア回路5を介して、固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点の電圧を読み取り、デジタル信号に変換して出力する。すなわち、ADCは、被測定物の温度に対応したデジタル信号を出力する。
ADCから出力されたデジタル信号は、マイクロコンピュータ等の制御装置(図示せず)に取り込まれる。マイクロコンピュータ等の制御装置は、予め定められた規則、すなわち、ADCから入力されたデジタル信号と被測定物の温度との対応関係を定めた規則に従って、ADCから入力されたデジタル信号を被測定物の温度情報に変換して出力する。
本実施形態の温度検出回路100は、以上のプロセスにより、被測定物の温度を測定することができる。
本実施形態の温度検出回路100は、分圧回路4の固定抵抗2とNTCサーミスタ3との接続点と、IC6の入力端子6aとの間に、ボルテージフォロア回路5が挿入されているため、IC6に発生するリーク電流Ileakが抑制されている。したがって、IC6にリーク電流Ileakが流れることに起因する、被測定物の温度の測定誤差の発生が抑制されている。
次に、ADCを構成するICにリーク電流が発生することによる、被測定物の温度の測定誤差について説明する。なお、説明は、図2(A)に示す等価回路500を参照しながらおこなう。等価回路500は、電源VCCと、固定抵抗R(抵抗値:R、電流値:I1)とNTCサーミスタNTC(抵抗値:RNTC、電流値:I2)との分圧回路と、固定抵抗RとNTCサーミスタNTCとの接続点とグランドをと繋ぐリーク電流経路X(電流値:Ileak)とを含む。なお、図2(A)に示す等価回路500は、ボルテージフォロア回路を備えていない。ただし、説明の後半では、ボルテージフォロア回路が有る場合と無い場合とを比較して説明しているので、ボルテージフォロア回路が有る場合には、リーク電流経路Xにボルテージフォロア回路が挿入されているものとする。
図2(A)に示す等価回路500は、重ね合わせの理により、図2(B)に示す等価回路500Bと、図2(C)に示す等価回路500Cとに分解することができる。
式3において、「VCC・RNTC/(R+RNTC)」が、抵抗分圧により求められる固定抵抗RとNTCサーミスタNTCとの接続点の電圧である。また、「R・RNTC・lleak/(R+RNTC)」が、リーク電流Ileakに起因して発生した誤差電圧である。すなわち、等価回路500は、リーク電流Ileakに起因して、電圧VNTCに、「R・RNTC・lleak/(R+RNTC)」で表される電圧の誤差が発生する。
次に、上記の式3に、具体的な例を代入してみる。
電源VCC、R、RNTCは、次の値にした。
電源VCC=5V
R=100kΩ
RNTC=10kΩ
電源VCC=5V
R=100kΩ
RNTC=10kΩ
lleakは、ボルテージフォロア回路の有無により、次の2通りの値にした。
lleak=1nA (ボルテージフォロア回路:有)
lleak=1μA (ボルテージフォロア回路:無)
lleak=1nA (ボルテージフォロア回路:有)
lleak=1μA (ボルテージフォロア回路:無)
表1から分かるように、ボルテージフォロア回路を設け、リーク電流lleakを1μAから1nAに抑制することにより、0.63℃あった温度情報に発生する誤差温度を、少なくとも有効数字3桁において零にすることができる。
以上のように、第1実施形態にかかる温度検出回路100は、ボルテージフォロア回路5によって、IC6に流れるリーク電流Ileakが抑制されているため、マイクロコンピュータ等の制御装置から出力される温度情報に発生する誤差が大幅に抑制されている。
[第2実施形態]
図3に、第2実施形態にかかる温度検出回路200を示す。ただし、図2は、温度検出回路200の等価回路図である。
図3に、第2実施形態にかかる温度検出回路200を示す。ただし、図2は、温度検出回路200の等価回路図である。
第1実施形態にかかる温度検出回路100では、ボルテージフォロア回路5を構成するオペアンプ5aと、ADCを構成するIC6とが、別部品としてそれぞれ構成されていた。
温度検出回路200では、これに代えて、ADCを構成するIC16に、ボルテージフォロア回路15を構成するオペアンプ15aを組込んだ。温度検出回路200の他の構成は、温度検出回路100と同じにした。
温度検出回路200は、部品点数が削減されたことにより、回路スペースの削減がはかられている。また、温度検出回路200は、部品点数が削減されたことにより、製造の煩雑さが低減されている。
[第3実施形態]
図4に、第3実施形態にかかる温度検出回路300を示す。ただし、図4は、温度検出回路300の等価回路図である。
図4に、第3実施形態にかかる温度検出回路300を示す。ただし、図4は、温度検出回路300の等価回路図である。
温度検出回路300は、第1実施形態にかかる温度検出回路100の等価回路に変更を加えた。具体的には、分圧回路4における固定抵抗2とNTCサーミスタ3との配置を入れ替えた。すなわち、NTCサーミスタ3を電源1側に配置し、固定抵抗2をグランド側に配置した。
また、温度検出回路300は、マイクロコンピュータ等の制御装置においてADCから入力されたデジタル信号を被測定物の温度に変換するための予め定められた規則を、温度検出回路100と異ならせた。温度検出回路300の他の構成は、温度検出回路100と同じにした。
温度検出回路300も、温度検出回路100と同様に、ボルテージフォロア回路5によって、IC6に流れるリーク電流Ileakが抑制されており、マイクロコンピュータ等の制御装置から、誤差が大幅に抑制された温度情報が出力される。
以上、第1実施形態〜第3実施形態にかかる温度検出回路100〜300について説明した。しかしながら、本発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って、種々の変更をなすことができる。
1・・・電源
2・・・固定抵抗
3・・・NTCサーミスタ
4・・・分圧回路
5、15・・・ボルテージフォロア回路
5a、15a・・・オペアンプ
6、16・・・IC(ADCを構成している)
2・・・固定抵抗
3・・・NTCサーミスタ
4・・・分圧回路
5、15・・・ボルテージフォロア回路
5a、15a・・・オペアンプ
6、16・・・IC(ADCを構成している)
Claims (6)
- 固定抵抗とサーミスタとが直列に接続された分圧回路が、電源とグランドとの間に接続され、前記固定抵抗と前記サーミスタとの接続点が、アナログ-デジタル変換回路を備えたICの入力端子に接続された温度検出回路であって、
前記固定抵抗と前記サーミスタとの前記接続点と、前記ICの前記入力端子との間に、ボルテージフォロア回路が挿入された温度検出回路。 - 前記サーミスタがNTCサーミスタである、請求項1に記載された温度検出回路。
- 前記分圧回路に含まれる前記固定抵抗と前記サーミスタのうち、前記固定抵抗が前記電源側に接続され、前記サーミスタが前記グランド側に接続された、請求項1または2に記載された温度検出回路。
- 前記固定抵抗の抵抗値が、前記サーミスタの抵抗値の5倍以上である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された温度検出回路。
- 前記固定抵抗の抵抗値が、前記サーミスタの抵抗値の10倍以上である、請求項4に記載された温度検出回路。
- 前記アナログデジタル変換回路を備えた前記ICに、前記ボルテージフォロア回路も含まれている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された温度検出回路。
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