JP2017144245A - 炊飯用ネット - Google Patents

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【課題】ネットに付着したご飯をネットから容易に剥がすことができ、その手間を軽減し得る炊飯用ネットを提供する。【解決手段】合成繊維糸からなる炊飯用ネットであって、その表面がシリコーン樹脂でコーティングされている炊飯用ネット。合成繊維糸には、ポリエチレンナフタレートなどを用い、糸ないし紐状物から製造された織ないし編によってネットを編成する。ネットには、3次元架橋し得るシリコーン樹脂をコーティングする。【選択図】なし

Description

本発明は、炊飯釜の内側に配設し、その上から米等を入れて炊飯し、炊飯釜からご飯を取り出すための炊飯用ネットに関する。
炊飯用ネットは、例えば、下記特許文献1に記載されているように、炊飯釜の内側に配設し、その上から米等を入れて炊飯し、炊き上がったご飯をネットごと取出し、例えば、すし店などにおいては、炊飯用ネット上のご飯を適宜の容器に移してすぐ冷却するか、あるいは、ご飯をネットごと取出し、ネットを付けたまま冷却してからネット上のご飯を適宜の容器に移すなど、また、すし店などのように、特に炊き上がったご飯を冷却する必要がない飲食店や食品製造業者などにおける場合も含めて、いずれにせよ、次にすぐ炊飯釜を使用して、何度もその日の営業に必要な量の炊飯をする必要がある。炊飯用ネットを使用していないと、炊飯釜の内側に付着したご飯を取り出すのに手間がかかり、また、ご飯の付着した炊飯釜を洗う作業も手間がかかる。このような手間を軽減するのに炊飯用ネットは、便利に用いられている。一般家庭においても、炊飯用ネットを用いる家庭はやや少ないが、炊飯をするもの自身が会社などに勤務している場合や保育園児を持つ親で且つ会社などに勤務していたり、商売をしている場合には、上記の手間が省けるので、極めて重宝である。
また、ネットの素材としては、下記特許文献2に記載されているように、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維糸からなるネットが、簡単に折りたたんで保管することができ、保管場所をとらず便利である。
特開平7−227355号公報 特開平7−67774号公報
しかし、合成繊維糸からなる炊飯用ネットは、炊き上がったご飯が炊飯釜に付着するのを最小限に抑えることはできるが、ネットに付着したご飯をできる限りネットから剥がして食用に供するにはかなり手間がかかるという問題がある。ネットに付着したご飯を洗い流してしまうと、米の無駄になり、コストがかかる。
本発明は、上記の課題を解決し、合成繊維糸からなる炊飯用ネットで、ネットに付着したご飯をネットから容易に剥がすことができ、その手間を軽減し得る炊飯用ネットを提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の炊飯用ネットは以下の構成を有する。
(1)合成繊維糸からなる炊飯用ネットであって、その表面がシリコーン樹脂でコーティングされていることを特徴とする炊飯用ネット。
(2)前記(1)項に記載の炊飯用ネットにおいてはシリコーン樹脂が3次元に架橋されているシリコーン樹脂であることが好ましい。
(3)前記(1)又は(2)項に記載の炊飯用ネットにおいては、合成繊維糸がポリエステル繊維糸又はナイロン繊維糸であることが好ましい。
〔1〕上記、本発明の炊飯用ネットは、ネットに付着したご飯をネットから容易に剥がすことができ、その手間を軽減し得る炊飯用ネットを提供できる。
〔2〕上記(2)項に記載の炊飯用ネットにおいては、シリコーン樹脂が3次元に架橋されているシリコーン樹脂であるので、ご飯との剥離性が良好であり、炊飯時の熱に対しても安定ですぐ劣化することがなく、比較的長期にわたって使用でき好ましい。
〔3〕上記(3)項に記載の炊飯用ネットにおいては、合成繊維糸としてポリエステル繊維糸又はナイロン繊維糸を使用しているので、炊飯時の熱に対しても比較的安定ですぐ劣化することがなく、繊維素材に添加された添加物のご飯への汚染も少なく好ましい。
以下、本発明の理解を容易にするため、本発明の代表的な少数の実施形態例について説明するが、本発明はこれらの実施形態例にのみ限定されるものではない。
本発明のネットに用いる合成繊維糸としては、米を炊飯する場合の釜内部の温度と水や水蒸気に耐えうる素材であれば特に制限はないが、例えば代表的には、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートなどで代用されるポリエステルやナイロン6やナイロン66などで代用されるポリアミド(ナイロン)などが代表的な例として挙げられる。特にポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートなどのポリエステルが、熱による変色などもなく、添加物のご飯への汚染も少なく好ましい。これらの素材からなるネットは、特に限定するものではないが、これら素材の糸ないし紐状物から製造された織ないし編によって編成したネットが好ましく用いられ、特に織によって形成されたネットが強度的にもより好ましい。
網目の大きさや形状は、米をネット上に供給した場合、米がネットの網目をすり抜けてしまわない程度で、且つ水や蒸気が容易に通過する大きさならびに形状であれば特に制限はなく、例えば、網目の孔の形状は、正方形、長方形、三角形、その他の多角形、丸、楕円など任意であり、網目の大きさは孔の形状によっても異なり、例えば、網目の孔の形状が長方形の場合、長い方の辺が仮に4mmなど大きくても短辺の長さが1mmなどであれば、米がネットの網目をすり抜けることはほとんどないので、上述したように、米がネットの網目をすり抜けてしまわない程度で、且つ水や蒸気が容易に通過する大きさならびに形状であればよい。もっとも典型的な網目の孔としては特に限定するものではないが1辺が1.5mm程度の正方形とか長辺が約2mm、短辺が約1mmの長方形の孔のネットなどが代表例として挙げられる。
ネットを構成する合成繊維糸をコーティングするシリコーン樹脂としては、公知の各種のシリコーン樹脂、例えば東レ・ダウコーニング株式会社製のコーティング用シリコーンとか信越化学工業株式会社製の商標名“信越シリコーン”のレジンなどが挙げられ、3次元架橋し得るタイプのシリコーン樹脂が離形成や耐熱性、付着強度などの点から好ましく、具体例としては、例えば、末端ビニル基を導入したポリジメチルシロキサンとハイドロジェンシラン(末端に―H基を持つポリジメチルシロキサン)をプラチナ触媒を用いて反応させ、3次元架橋構造を形成し得る硬化性シリコーン樹脂などが代表的である。
合成繊維糸のネットにシリコーン樹脂をコーティングさせる方法は特に限定するものではなく、ディッピング法が簡便であるが、これに限定されるものではなくのコーティング法を用いてもよい。
より詳細な具体例を示せば、例えば、末端ビニル基を導入したポリジメチルシロキサンに金属触媒であるプラチナを常温で混合した液体(A液)と、末端ビニル基を導入したポリジメチルシロキサンとハイドロジェンシランを140〜160℃程度で真空状態で混合した液体(B液)を、例えば重量で約A液1に対しB液10の割合で混合した液の浴槽に合成繊維糸のネットをくぐらせ、これらの液をディッピング法で合成繊維糸のネットに付着させ、約180〜200℃で加熱してシリコーン樹脂を3次元架橋させる方法などが挙げられる。
ネットの全体形状は、シート状のものが、コストも安く、たたみやすく保管する場合も小さくでき好ましいが、必要に応じて、炊飯釜の内側の形状に沿ったような立体形状、その他必要に応じた立体形状、例えば、特開平7−227355号の図5、図8や図10で説明されている形態などにしてもよい。
以上、本発明の炊飯用ネットは、炊飯釜の内側に配置して、米などを炊飯した場合に、炊きあがったご飯を炊飯用ネットごと取出し、炊飯用ネットを取り出して適宜の容器に米を移す場合に、シリコーン樹脂コーティングのない合成繊維糸からなるネットに比べて、ご飯がネットに付着して残る割合がはるかに小さく、しかも、ネットから付着しているご飯を取り去るのにも、手間がかからず極めて使い勝手がよい炊飯用ネットを提供でき好ましい。
本発明の炊飯用ネットは、炊飯用ネットの製造に適用でき、また、各種飲食店や食品製造業での炊飯に有効に利用できる。

Claims (3)

  1. 合成繊維糸からなる炊飯用ネットであって、その表面がシリコーン樹脂でコーティングされていることを特徴とする炊飯用ネット。
  2. シリコーン樹脂が3次元に架橋されているシリコーン樹脂である請求項1に記載の炊飯用ネット。
  3. 合成繊維糸がポリエステル繊維糸又はナイロン繊維糸である請求項1又は2のいずれか1項に記載の炊飯用ネット。
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