JP2017144037A - 自律型電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃の性質、具体的には質量の軽重によらず、吸込口へ誘導して確実に吸い込むことが可能な自律型電気掃除機を提案する。【解決手段】自律型電気掃除機1は、吸込口2を有する本体3と、吸込口2よりも前方に配置される回転中心周りに旋回する旋回清掃体16と、吸込口2よりも前方かつ旋回清掃体16の回転中心よりも後方に配置されて本体3の底面から突出し、旋回清掃体16が掃く塵埃を吸込口2へ誘導する壁状の誘導部25と、を備えている。【選択図】 図3

Description

本発明に係る実施形態は、自律型電気掃除機に関する。
自律的に移動して被掃除面を掃除する自律型電気掃除機が知られている。自律型電気掃除機は、本体底面に吸込口を有している。
一般的に、吸込口の開口幅は本体の全幅よりも狭い。そこで、従来の自律型電気掃除機は、前進にともなって吸込口が通過する領域、つまり吸込口の前方投影領域の外側から領域内へ塵埃を掃き入れる旋回清掃体を備えている。旋回清掃体は、放射状に拡がる線状のブラシ、例えば、三つ叉に拡がるブラシを被掃除面上で旋回させる。
特開2014−097235号公報
繊維ゴミや綿ゴミのように、比較的質量の軽い塵埃は、旋回清掃体によって吸込口の前方投影領域内に掃き入れられ、また、仮に吸込口の前方投影領域に掃き入れられなくとも、旋回清掃体に舞い上げられることによって吸込口へ流れ込む空気の流れに乗って吸込口へ吸い込まれる。
ところが、石粒や米粒のように、比較的質量の重い塵埃は、旋回清掃体によって勢いよく掃き飛ばされてしまい、吸込口の前方投影領域を横切ってしまうことがあり、その質量の大きさ故に吸込口へ流れ込む空気の流れにも補足され難く、ひいては被掃除面上を移動するに留まって吸込口へ吸い込まれない場合がある。
そこで、本発明は、塵埃の性質、具体的には質量の軽重によらず、吸込口へ誘導して確実に吸い込むことが可能な自律型電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機は、吸込口を有する本体と、前記吸込口よりも前方に配置される回転中心周りに旋回する旋回清掃体と、前記吸込口よりも前方かつ前記旋回清掃体の回転中心よりも後方に配置されて前記本体の底面から突出し、前記旋回清掃体が掃く塵埃を前記吸込口へ誘導する壁状の誘導部と、を備えている。
本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の天面側の斜視図。 本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の底面側の斜視図。 本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の底面図。 本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の誘導部を含む要部の断面図。 本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の誘導部を含む要部の断面図。 本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の誘導部を含む要部の断面図。
本発明に係る自律型電気掃除機の実施形態について図1から図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の天面側の斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の底面側の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の底面図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、いわゆるロボットクリーナーであって、自律的に被掃除面を移動して掃除する。
また、図1中の矢印Fは自律型電気掃除機1の前進方向、矢印Fの反対方向は自律型電気掃除機1の後退方向である。矢印Fに直交する方向は、自律型電気掃除機1の幅方向、あるいは左右方向である。
自律型電気掃除機1は、吸込口2を有する本体3と、本体3の後部に設けられる塵埃容器5と、本体3内に収容されて塵埃容器5に接続される電動送風機6と、被掃除面上に自律型電気掃除機1を支えて移動させる移動部7と、移動部7を駆動させる駆動部8と、駆動部8を制御して被掃除面上の自律型電気掃除機1を自律的に移動させるロボット制御部9と、電源としての二次電池11と、を備えている。
塵埃容器5は、本体3から着脱可能であっても良いし、本体3に一体に設けられていても良い。
また、自律型電気掃除機1は、本体3の底面12に設けられる回転清掃体13と、回転清掃体13を駆動させる電動機としての回転清掃体用駆動部15と、本体3の底面12に設けられる左右一対の旋回清掃体16と、旋回清掃体16のそれぞれを駆動させる左右一対の旋回清掃体用駆動部17と、を備えている。
本体3は、例えば合成樹脂製の中空円盤体であり、被掃除面上で容易に旋回できる。
吸込口2は、本体3の底面12であって後半部の幅方向中央部に設けられている。吸込口2は横長であって、本体3の幅寸法、つまり直径寸法の3分の2程度の幅寸法を有している。吸込口2は、塵埃容器5を経て電動送風機6に流体的に接続されている。
塵埃容器5は、電動送風機6が発生させる吸込負圧によって吸込口2から吸い込まれる塵埃を蓄積する。塵埃を濾過捕集するフィルタ、遠心分離(サイクロン分離)や直進分離などの慣性分離によって塵埃を蓄積する分離装置などが塵埃容器5に適用される。塵埃容器5は、本体3の後部に配置されている。
移動部7は、本体3の底面12に配置される左右一対の駆動輪18と、本体3の底面12に配置される旋回輪19と、を備えている。
一対の駆動輪18は、本体3の底面12から突出しており、自律型電気掃除機1を被掃除面に置いた状態で被掃除面に接地する。また、一対の駆動輪18は、本体3の前後方向において略中央部に配置され、かつ吸込口2の前方を避けて本体3の右寄り、または左寄りに配置されている。一対の駆動輪18の回動軸は、本体3の幅方向に沿って延びる直線上に配置されている。自律型電気掃除機1は、左右の駆動輪18を互いに同一方向に回転させることによって前進または後退し、左右の駆動輪18を互いに反対方向に回転させることによって右回りまたは左回りに旋回する。
旋回輪19は、旋回自在な従動輪であって、いわゆるキャスターである。本体3の幅方向の略中央部、かつ、前部に配置されている。
駆動部8は、左右一対に設けられて、一対の駆動輪18のそれぞれに接続されている。駆動部8は、左右の駆動輪18をそれぞれ独立に駆動させる。
ロボット制御部9は、マイクロプロセッサ(図示省略)、およびマイクロプロセッサが実行する各種演算プログラム、パラメータなどを記憶する記憶装置(図示省略)を備えている。ロボット制御部9は、電動送風機6、回転清掃体用駆動部15、駆動部8、および旋回清掃体用駆動部17に電気的に接続されている。
二次電池11は、電動送風機6、回転清掃体用駆動部15、駆動部8、旋回清掃体用駆動部17、およびロボット制御部9の電源である。二次電池11は、例えば旋回輪19の後方に配置されている。
回転清掃体13は、吸込口2に設けられている。回転清掃体13は、本体3の幅方向に延びる回転中心線を有する、軸状の清掃体である。回転清掃体13は、自律型電気掃除機1が前進する際には、前方投影領域Aを通過して被掃除面上の塵埃を掃き上げる。
回転清掃体用駆動部15は、本体3内に収容されている。回転清掃体用駆動部15と回転清掃体13との間には、ベルトやギアを含む動力伝達機構(図示省略)が設けられている。
旋回清掃体16は、吸込口2の前方投影領域Aを挟んで左右一対に設けられている。一対の旋回清掃体16は、吸込口2よりも前方に配置される回転中心の周りに旋回する。一対の旋回清掃体16は、自律型電気掃除機1が前進する際に回転清掃体13が通過しない領域、つまり前方投影領域Aの外側の領域の塵埃を、前方投影領域A内へ掃き入れる。なお、一対の旋回清掃体16の回転中心は、吸込口2の前方投影領域Aの外側、具体的には本体3の右寄り、または左寄りに配置されていることが好ましい。また、旋回清掃体16は、左右いずれか一方のみにあっても良い。
旋回清掃体16は、回転中心としてのブラシ基部21と、ブラシ基部21の径方向に向けて放射状に延びる複数、例えば3つの線状ブラシ22と、を備えている。
それぞれのブラシ基部21は、吸込口2および左右それぞれの駆動輪18よりも前方、かつ旋回輪19よりも後方であって、吸込口2よりも左寄り、または左寄りに配置されている。また、それぞれのブラシ基部21の回転中心線は、被掃除面の垂線に対してやや前傾されている。このため、線状ブラシ22は、被掃除面に対して前傾した面に沿って旋回する。つまり、ブラシ基部21に対して前側に旋回してくる線状ブラシ22は先端側ほど被掃除面に対して押し付けられ、ブラシ基部21に対して後ろ側に旋回してくる線状ブラシ22は先端側ほど被掃除面から離れることになる。
線状ブラシ22は、ブラシ基部21から例えば三方向へ等間隔に配置されている。線状ブラシ22は、ブラシ基部21ごとに4つ以上設けられていてもよい。それぞれの線状ブラシ22は、複数のブラシ毛を束ねたものである。線状ブラシ22は、本体3の外周縁よりも外側へ拡がる軌跡を描いてブラシ基部21を中心に旋回する。なお、ブラシ毛の旋回する範囲は、吸込口2の前方投影領域Aに掛かっていても良いし、掛かっていなくても良い。
それぞれの旋回清掃体用駆動部17は、下方に突出して旋回清掃体16のブラシ基部21に接続される回転軸を備えている。それぞれの旋回清掃体用駆動部17は、被掃除面上の塵埃を吸込口2の前方投影領域A内へと掃き入れるように旋回清掃体16を回転させる。
旋回清掃体用駆動部17は、本体3の左右に一対設けられるハウジング23に収容されている。それぞれのハウジング23は、円盤形状の本体3の径方向へ進退自在であり、ひいては線状ブラシ22の旋回範囲を拡大させる。ハウジング23は、自律型電気掃除機1が壁際に沿って移動している際には、壁に競るなどして移動の邪魔にならないように本体3の中心方向へ移動し、障害物のない場所を移動している際には、本体3の径方向外側へ移動してブラシ毛の旋回範囲を自律型電気掃除機1の幅方向へ拡大させる。
そして、自律型電気掃除機1は、吸込口2よりも前方かつ旋回清掃体16の回転中心よりも後方に配置されて本体3の底面から突出し、旋回清掃体16が掃く塵埃を吸込口2へ誘導する壁状の誘導部25を備えている。なお、本体3の底面は、平面であっても凹凸を有していても良い。本体3の底面のうち誘導部25の根元部分は、自律型電気掃除機1を被掃除面に置いた状態で被掃除面に最も近い部分であっても良いし、被掃除面から最も遠い部分であっても良いし、これら以外の部分であっても良い。
誘導部25は、左右一対に設けられている。誘導部25は、本体3の前後方向に延びており、少なくとも後端部分が吸込口2の前方投影領域Aの内側に入り込んでいる。
誘導部25は、前端側から後端側へ向かうにつれて、換言すると旋回清掃体16側から吸込口2側へ近づくにつれて吸込口2の中央に近づき、あるいは本体3の中央に近づき、左右一対の誘導部25でみれば相互に近づいている。したがって、自律型電気掃除機1が前進すると、誘導部25の内側面、左右一対の誘導部25でみれば対面している面によって、吸込口2へ塵埃を誘導する。つまり、左右一対の誘導部25は、本体3の前進方向あるいは前方を臨む面を有している。
誘導部25は、被掃除面に接していても良いし、石粒や米粒のように、綿ゴミや繊維ゴミに比べて比較的質量、寸法の大きい塵埃が通り抜けられない程度、例えば0.2mmから1mm程度、被掃除面から離れていても良い。駆動輪18がサスペンション機構(図示省略)によって懸架され、本体3が上下動する場合には、その上下動の範囲内で被掃除面に接する場合と離れる場合とが混在していても良い。
誘導部25は、旋回清掃体16の線状ブラシ22に接する場所に配置されていてもよい。この場合、線状ブラシ22は、誘導部25に接触すると、撓んで誘導部25を乗り越える。誘導部25は、ブラシ基部21には干渉しないことが好ましい。
なお、旋回清掃体16が左右いずれか一方だけに設けられている場合には、誘導部25は、吸込口2の前方投影領域Aの左右いずれか他方側に配置されていることが好ましい。例えば、旋回清掃体16が本体3の左側だけに設けられている場合には、誘導部25は、吸込口2の前方投影領域Aの右側に配置されていることが好ましい。また、旋回清掃体16が左右一対あっても、誘導部25は左右いずれか一方あれば、少なくとも一方向の側では塵埃が掃き飛ばされることを防ぐことができる。
旋回清掃体16は、線状ブラシ22を前側から吸込口2の前方投影領域Aに近づけ、吸込口2の前方投影領域Aに侵入させて吸込口2の前方投影領域Aの外側から内側へ塵埃を掃き入れる。吸込口2の前方投影領域Aへ塵埃を掃き入れた後、旋回清掃体16は、線状ブラシ22を被掃除面から離しつつ後ろ側へ旋回させ、吸込口2の前方投影領域Aから線状ブラシ22を退出させる。この旋回清掃体16の動作過程において、石粒や米粒のように、綿ゴミや繊維ゴミに比べて比較的質量の大きい塵埃Dは、線状ブラシ22に弾かれるようにして勢いよく掃き飛ばされる場合がある(図3中、実線矢印)。
従来の自律型電気掃除機では、掃き飛ばされた塵埃が、反対側の旋回清掃体と吸込口との間を通過し、つまり吸込口の前方投影領域を横切って、吸込口に吸い込まれずに被掃除面上を、単に移動してしまう場合があった。
そこで、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、誘導部25によって、線状ブラシ22に弾かれるようにして勢いよく掃き飛ばされる塵埃Dを遮り、これを吸込口2の前方投影領域Aへ誘導して、確実に吸込口2へ導く。
図4は、本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の誘導部を含む要部の断面図である。
図4に示すように、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、誘導部25を本体3に支えて、本体3の底面に対する誘導部25の高さ(あるいは突出長さ)を変化させる誘導部支持機構27を備えている。
先ず、誘導部25は、自律型電気掃除機1の移動、あるいは走行に支障のない範囲で本体3の底面に固定されていても良いが、被掃除面は必ずしも平坦ではないため、被掃除面の形状に応じて高さを自動的に調整できることが好ましい。そこで、誘導部25は、本体3の底部に設けられるスリット28を介して本体3の内外を貫き、本体3の上下方向、つまり自律型電気掃除機1を被掃除面に置いた場合には被掃除面に近づき、または遠ざかる方向へスライド可能に支持されている。
誘導部25は、誘導部支持機構27から伝達される力を受ける押圧力受板29を備えている。また、誘導部25は、被掃除面との摩擦力を低減させるために円弧状の下端部31を有している。なお、誘導部25は、円弧状の下端部31に代えて、起毛布やシリコンゴムのブレードを下端部に備えていても良い(図示省略)。また、誘導部25は、壁全体に硬質な合成樹脂などの変形しにくい素材を用いるほかに、ブラシ毛やブレードのように大きく変形する素材を用いても良い。
誘導部支持機構27は、高さが大きくなる方向(突出長さが長くなる方向)へ誘導部25に力を作用させる押圧部材32と、誘導部25に作用する力の反作用を本体3に伝えて押圧部材32を保持するハウジング33と、を備えている。
押圧部材32は、例えばコイルばねやゴムなどの弾性体である。押圧部材32による誘導部25の押し付け力は、自律型電気掃除機1の移動、あるいは走行に支障のない範囲に設定されている。
図5および図6は、本発明の実施形態に係る自律型電気掃除機の誘導部を含む要部の断面図である。
図5および図6に示すように、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ先行する場合には誘導部25の高さを本体3が直進しているときよりも小さくする(突出長さを短くする)誘導部退避機構35を備えている。
誘導部退避機構35は、高さを小さくする方向へ誘導部25を駆動させる第一アクチュエータ36と、高さを小さくする方向へ誘導部25を駆動させる第二アクチュエータ37と、を備えている。
第一アクチュエータ36は、例えばソレノイドであって、ロボット制御部9に電気的に接続されている。
第二アクチュエータ37は、例えばコイルばねやゴムなどの弾性体であって、第一アクチュエータ36が励磁されて誘導部25を移動させたときに変形してエネルギーを蓄え、第一アクチュエータ36が消磁されるとエネルギーを解放して誘導部25の高さを復帰させる。なお、第二アクチュエータ37は、誘導部支持機構27の押圧部材32で代用しても良い。
ロボット制御部9は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ先行する場合には誘導部25の高さが小さくなるよう誘導部退避機構35を駆動制御する。具体的には、ロボット制御部9は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ先行する場合には第一アクチュエータ36を作動させ、例えばソレノイドを励磁させて誘導部25を上方へ引き上げて被掃除面から離間させる(図5)。なお、「誘導部25の高さが小さくなる」状態とは、誘導部25が本体3の内側に入り込むこと、つまり本体3の底面を基準とする誘導部25の高さ寸法(突出長さ寸法)が負になる状態を含んでいる。
他方、ロボット制御部9は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ遅れて移動する場合には誘導部25の高さを直進時と同じに保つよう誘導部退避機構35を制御する。具体的には、ロボット制御部9は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ遅れて移動する場合には第一アクチュエータ36を非作動にして、例えばソレノイドを消磁し、第二アクチュエータ37によって誘導部25を下方へ押し下げて被掃除面に近づけ、あるいは接触させる(図6)。
誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ先行する場合とは、図3において、自律型電気掃除機1が右旋回(時計回り)する際(図3中の実線矢印R)に、吸込口2よりも右側にある誘導部25aが吸込口2に先行して右旋回する態様を言う。誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ遅れて移動する場合とは、図3において、自律型電気掃除機1が右旋回する際(図3中の実線矢印R)に、吸込口2よりも左側にある誘導部25bが吸込口2に遅れて右旋回する態様を言う。なお、自律型電気掃除機1が左旋回する場合には、誘導部25a、25bの先後は反転する。
つまり、自律型電気掃除機1は、移動方向を変更したり、障害物を避けたりするためなどで旋回するとき、吸込口2に先行して旋回する誘導部25を被掃除面から離間させることによって、旋回方向にある塵埃が吸込口2へ接近することを妨げることがない。また、吸込口2に遅れて旋回する誘導部25を被掃除面に近づけておくことによって、旋回方向に先行する旋回清掃体16が、仮に塵埃を掃き飛ばしたとしても、これを誘導部25で捕捉して吸込口2へ誘導する。
このように構成された本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、旋回清掃体16が掃く塵埃を吸込口2へ誘導する壁状の誘導部25を備えることによって、塵埃の大きさや質量に拘わらず、旋回清掃体16が掃き飛ばした塵埃を逸走させることなく吸込口2へ導いて吸い込むことができる。
また、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、誘導部25の高さを変化させる誘導部支持機構27を備えることによって、被掃除面の凹凸や段差に誘導部25を引っ掛けてしまい、走行あるいは移動が困難にならず、円滑な自律移動を継続できる。
さらに、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ先行する場合には誘導部25の高さを小さく、または誘導部25の高さを零より小さくする誘導部退避機構35を備えることによって、旋回動作にともなって吸込口2へ自然に吸い込まれるべき塵埃を誘導部25が邪魔することがない。
さらにまた、本実施形態に係る自律型電気掃除機1は、本体3を旋回させるとき、誘導部25が吸込口2よりも旋回方向へ遅れて移動する場合には誘導部25の高さを直進時と同じに保つ誘導部退避機構35を備えることによって、直進するときのみならず旋回する際にも旋回清掃体16に掃き飛ばされる塵埃を逸走させてしまうことがない。
したがって、本実施形態に係る自律型電気掃除機1によれば、塵埃の性質、具体的には質量の軽重によらず、吸込口2へ誘導して確実に吸い込むことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…自律型電気掃除機、2…吸込口、3…本体、5…塵埃容器、6…電動送風機、7…移動部、8…駆動部、9…ロボット制御部、11…二次電池、12…底面、13…回転清掃体、15…回転清掃体用駆動部、16…旋回清掃体、17…旋回清掃体用駆動部、18…駆動輪、19…旋回輪、21…ブラシ基部、22…線状ブラシ、23…ハウジング、25、25a、25b…誘導部、27…誘導部支持機構、28…スリット、29…押圧力受板、31…下端部、32…押圧部材、33…ハウジング、35…誘導部退避機構、36…第一アクチュエータ、37…第二アクチュエータ。

Claims (7)

  1. 吸込口を有する本体と、
    前記吸込口よりも前方に配置される回転中心周りに旋回する旋回清掃体と、
    前記吸込口よりも前方かつ前記旋回清掃体の回転中心よりも後方に配置され、前記旋回清掃体が掃く塵埃を前記吸込口へ誘導する壁状の誘導部と、を備える自律型電気掃除機。
  2. 前記誘導部を前記本体に支えて、前記本体の底面に対する前記誘導部の高さを変化させる誘導部支持機構を備える請求項1に記載の自律型電気掃除機。
  3. 前記本体を旋回させるとき、前記誘導部が前記吸込口よりも旋回方向へ先行する場合には前記誘導部の高さを小さくする誘導部退避機構を備える請求項1または2に記載の自律型電気掃除機。
  4. 前記本体を旋回させるとき、前記誘導部が前記吸込口よりも旋回方向へ遅れて移動する場合には前記誘導部の高さを直進時と同じに保つ誘導部退避機構を備える請求項3に記載の自律型電気掃除機。
  5. 前記旋回清掃体の回転中心は、前記吸込口の前方投影領域よりも左右いずれか一方側に配置され、
    前記誘導部は、前記吸込口の前方投影領域の左右いずれか他方側に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載の自律型電気掃除機。
  6. 前記誘導部は、前記本体の前後方向に延びており、少なくとも後端部分が前記吸込口の前方投影領域の内側に入り込んでいる請求項1から5のいずれか1項に記載の自律型電気掃除機。
  7. 前記旋回清掃体は、前記吸込口の前方投影領域を挟んで左右一対に設けられ、
    前記誘導部も、左右一対に設けられている請求項1から6のいずれか1項に記載の自律型電気掃除機。
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