JP2017141659A - 便器通気システム - Google Patents

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エー.アブナメ ハニ
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Abstract

【課題】便器からトイレの下水排水管内への快適で、衛生的で、効率的で、実用的で、確実な、便器の悪臭(toilet bowl malodor)の直接的な方向転換が可能な便器通気システムを提供する。【解決手段】近接センサスイッチ105と、ファン送風器と、2つの電磁バルブと、制御ユニットとを備え、外部電源供給装置125によって電力を供給され、トイレの下水排水管315に便器の悪臭を直接的に通気し、二次の独立した水トラップによって封水された、独立した圧力駆動の通気道を介してトイレの一次水トラップ313を迂回する防湿性通気装置により、ユーザによるトイレの関与とすべて同時に発生する、すべての環境下での使用の後に通気通路を封水するだけでなく、通気段階の間に排気の指向性を保証し、装置の軽微なバリエーションは、また、市場入手可能なトイレモデルを提供する幾可学的形状及び空間上に後付けすることを可能にする。【選択図】図4a

Description

本発明は、準備されたトイレコモード(prepared toilet commode、便器台)内に組み込まれるか、又は通常のトイレコモード上に後付けされる、幾何学的適合性のある(geometrically-compatible)通気装置(venting device)を介して、便器からトイレの下水排水管内への快適で、衛生的で、効率的で、実用的で、確実な、便器の悪臭(toilet bowl malodor)の直接的な方向転換に関する。上記装置は、トイレ臭の昔からある問題に対する確実な解決手段を提供して、大量生産し、設置し、且つ動作するのに経済的である。
トイレ悪臭に対する解決手段を提供するために多くの試みがなされてきた。これらの試みは、以下の3つの通気出口ポイントのカテゴリに分類することができる。
1)トイレ室の空気量を、抜き取りファン(extraction fan)を介してトイレ室空間の外部に排出すること、
2)トイレ室空間の内部若しくは外部にそれを排出する前に便器の空気(toilet bowl air)をフィルタリングするか、又は脱臭すること、及び、
3)便器の空気をトイレ室空間の外部に直接的に通気すること。
第1に、トイレ室の空気量の排出は、最も効率的でないだけでなく最も便利ではない。これは、便器内の限られた悪臭気量とは対照的に、悪臭の拡散の結果としてトイレ室の全空気量を排除する必要性によるものである。さらに、さらに、いくつかのケースにおいては、付加的な建設工事が必要であるため、その結果として、突出した配管だけでなく、窓や石造の建造物(masonry)内に孔が作成される。
第2に、悪臭処理は、絶え間ない支出を招き浪費を生ずる、消耗品のフィルタ又は脱臭カートリッジの交換を必要とする。また、上記消耗品の有効性は時間とともに減退し、その結果として、消耗品の寿命の終わりに近づくと不充分な臭気処理になり、その一方で、上記トイレの寿命を通じて、上記消耗品を容易に入手可能であることを保証することはできない。その一方で、脱臭剤は、多数のものに対する不快を招き、気道を刺激し、アレルギー型の反応を引き起こす。
第3に、直接的な便器の悪臭の排出は、トイレの下水排水管を介して、トイレの直接的な下水排水管以外の特別に設置された専用配管、又は外部の空気ダクトネットワークを介してのいずれかで行なわれる。トイレの下水排水管を介して抜け出ることは、すべての関連する費用及び突出性(obtrusiveness、目立ちすぎ)を伴う専用の通気ダクトの設置を含まないので、最も理想的な方法かもしれない、前述のものは、もちろん、下水道からの汚染から通気装置(及びユーザ)のトータルのスクリーニングに関するすべてアスペクトが、すべての環境下で適切に対処されるように提供される。この封水問題を対処する様々な試みが行なわれてきたが、ほとんどのものは(全部ではないが)完全で実用的な人間工学的且つ経済的な解決手段を提供できておらず、それは、マーケットでの成功に対するこれらのシステムの明らかな失敗を明白にする。
通気される悪臭の出口ポイントの方法に対するさらなるものは、悪臭気の便器からの取り込み方法がある。上記方法は、便座を介した、トイレの洗浄水口(flush water apertures)を介した、又は便器内の単数若しくは複数の空気吸入口を介した、吸気を含む。このような方法の多くは、エッジ、経路(channels)、開口部、及びバッフルなどの、バクテリアやウィルスの増殖に好都合な場所で、トイレ***物を直接的に露出する。上記場所は、掃除するのにも苦労する。
便座から悪臭の流れを伝える配管及びチューブを有することの避けられない結果は、便座からの悪臭気の流れの経路は、座の蝶番式の配管ポイントの操作上の損傷である。同様に、便座自体の保全にシステムが依存し、その交換時の無用でコストがかかる面倒な不便さが生ずることである。
トイレの既存の洗浄水口を通じて空気を引き出す場合、その方法は、トイレの水洗システムを通じて行き来する複雑な通気システムを必要とし、それは、便器が湛水した場合に、通気装置に水を吸い上げるかもしれないし、トイレメンテナンスのあらゆる形態の間にも対処するべき付加的な負担になるだろう。この方法は、また、水洗段階の間に、通気を妨害するという結果になり、全体的な通気動作の使用不可をもたらすかもしれない。
便器領域内に連結されたチューブなどの他の形式の吸気方法は、バクテリアの増殖を容易にし、且つ洗浄するのが困難である。
多くの通気システムが、水洗タンク内に、又はトイレコモードの便器下のチャンバ内に配置される。上記通気ユニットの位置(及びそれらの適切なコンポーネント)のアクセス性は、あらゆるメンテナンス作業に関するユニットの実用性及び利便性に影響を与える。
便器のオーバフローの場合には、前述の直接的な便器の通気方法は、すべて、それらの通気システム内への廃水の取り込みの危険性がある。これは、システムの電気機械的部品及び電気的部品に損害を与える場合がある。システムが使用不能にならなければ、それは、疾病を引き起こすバクテリア、ウィルス、及び他のものの避難所だけでなく絶え間がない悪臭源になる***物の微粒子の形跡をすべて除去するために相当な掃除及びメンテナンスを必要とすることになる。そのため、***物を満載した水から通気システムの構成部品を保護するために、悪臭抜き取りポイントは、便器の洪水位(flood level、出水)上に存在するべきである。
さらに、信頼できる制御システムは、確実な通気システムを有することが不可欠である。通気システムの自動制御は、ユーザの存在及び離脱を信号で送るセンサに依存する。便座上若しくは便座下の圧力スイッチなどの様々な感知方法が提案されてきたが、このようなスイッチは、摩耗及び障害の可能性を増加させる機械的なトリガに依存する。動作センサが提案されてきたが、これらは、視野が変化すると信号を生成するので、そのため、座る人の存在又は不在を適切に測定することができない。赤外線型又は超音波型などの安価で、確実で、遍在する近接センサの場合、便座若しくはカバーの昇降又は一時的な移動などの便座の付近における無関係のトリガによって引き起こされる換気システムの不要な作動及び/又は非作動を防止する実用的な制御ステップは、めったに解決されることはない。
公衆トイレに組み込まれる通気ユニットに関するすべての場合において、通気ユニット及びその支持部品は、いたずらや盗難に対する耐性を有する必要がある。
特許文献1は、トイレリムの形状に適合した抜き取りノズルを介して便器を排出する、赤外線センサ作動式システムを記載する。まず、システムは、不適当な高価で実際的でない濾過方法を選んでいて、トイレの悪臭除去の問題を解決していない。この発明は、そのトイレリム最上面の形状に適合するノズルにより便器の洪水位を回避するが、ノズル自体には固定される締結方法がないので、薄弱で且つ非実用的である。たとえ発明が公衆トイレ内でのシステムの使用を提案したとしても、それは、異物混入や、上記システム及びその構成部品の盗難の問題を解決していない。
特許文献2は、便座の背後に配置された、導入ノズルを介してトイレコモード内のセンサ作動式ファンユニットに導かれるトイレガスの排気を記載し、トイレガスは、フィルタリングされ、さらに発明及びトイレ自体に連通する下水管に誘導される。一方向ゲート及び防虫網(one-way gate and an insect screen)用であるにもかかわらず、発明は、下水と住居空間との間の一般的な衛生要件及び建築法規の適切なサイズの排水器の要件を満たしておらず、同様に、特許文献3及び特許文献4は、適切な封水方法を提供していない。さらに、水洗タンク下の、及び便器洪水位下の本体に配置される発明の電気機械部品を有することは、既に上述したように、適切である。上記発明は、また、様々なトイレモデルによって提起される特定の幾何学上の制約を解決していない。
前述の特許文献2は、その発明を制御するセンサが言及されているが、それがどのように機能するのかを記載していない。
特許文献4は、水洗タンクと便器との間の洗浄水管に挿入された接続ポイントを介して便器のガスを内に吸い上げるトイレ臭気除去のためのシステムを記載する。再び、システムは、適切な封水方法がないトイレの排水管と連通する。上記特許は、便座の下の圧力スイッチ又は赤外線センサのいずれかの存在に言及するが、その詳細な動作ステップ、又は結果として生じる不要な作動信号に対処する方法を記載していない。
特許文献5は、トイレの洗浄水口を通じてトイレのガスを直接的に収集する。同様に、特許文献6は、増加する製造コストだけでなく製造及び設置の難題を提起する、複雑なシステムを介して便器ガスを抽出する。
不便で非効率的な濾過及び脱臭の方法は追求していないものの、特許文献7は、概して侵入的(intrusive)で、且つ賃貸の高層ビルでは通常禁じられる、トイレ室の壁又は窓内に開口部の生成を必要とする、排気管出口がトイレ室の外部に配置されたシステムを記載する。
不便で且つ非効率的な濾過及び脱臭方法は追求していないものの、特許文献7は、既に上述した問題に加えて、トイレ室の壁又は窓内に開口部の生成を必要とする、排気管出口がトイレ室の外部に配置されたシステムを記載する。
特許文献8は、トイレの壁及び/又は天井空間内の1つ以上の換気ダクトを通じて排出される悪臭気を、便器からトイレの水洗孔及び導管を通じて、その後便器内の空気出口を通じて、吸い込む換気ファンを記載する。この方法の制約は、既に上述した。
特許文献9は、フラッパチェックバルブ(flapper check valve)を通じる二次水トラップ(secondary water trap)を、封水のバックアップを備えずに、提示するが、長期間の停電により二次水トラップ内の水封の枯渇が発生した場合には不充分であるということが判明し得る。また、準備されていないトイレにシステムを後付けする設備の欠如により、特製のトイレコモードを用いなければならないという制約は、その商用的な実現可能性を制限する。
前述の発明は、また、便座カバーの開/閉などの通気ユニットの想定外の操作を回避する実用的な制御システムの操作ステップを提供できておらず(便座カバーの除去によって不充分に且つ非実用的に解決された点)、換気ユニットの非効率的で且つ信頼性の低い動作をもたらすことになる。
結論として、理想的な便器通気システムは、便器のオーバーフローラインの上からそれらの起点(便器)から悪臭ガスを直接的に取り除くコンパクトで手頃なユニットに前述の有利性をすべて組み合わせて、上記目的のために最大レベル信頼性、快適性、及び省エネルギー性を提供することである。さらに、上記理想的なシステムは、すべて、突出していない(non-obstrusive)防湿性のコンテナ内に収容された低コストで且つ市場で入手可能な構成部品を用いながら、適切な水トラップによって上記下水から確実に封水されるとともに、水補給のための常閉型の本管の水電磁バルブ(mains water solenoid valve)によってバックアップされることにより、取り除かれる悪臭ガスを、トイレの下水道の直接的なドレイン接続(toilet's sewer direct drain connection)に入るように仕向ける。上記システムは、封水しない条件下で動作する、現実的な制御システムによって管理され、公衆トイレの場合にはいたずらや盗難を防止でき、かつ、容易に製造し設置することができ、既存のトイレ設備上に後付けすることができるべきものである。
国際公開第2015087100号パンフレット(WO2015/087100 A1) 米国特許出願公開第2015/0074886号明細書(US 2015/0074886 A1) 米国特許出願公開第2015/0107009号明細書(US 2015/0107009 A1) 米国特許出願公開第2015/0211222号明細書(US 2015/0211222 A1) 国際公開第2013/010293号パンフレット(WO2013/010293) 中国特許出願公開第104302850号明細書(CN 104302850A) 中国特許第104379847号明細書(CN104379847) 欧州特許出願公開第2239380号明細書(EP 2 239 380 A2) 米国特許第8,789,213号明細書(US 8,789,213 B2)
本発明は、便座の後側とトイレ洗浄水槽との間の水平空間に、幾可学的形状可能且つ空間確保可能に、取り付けられた、電子制御式の便器の直接通気装置を記載する。設置に際して、その前部が便座の方向に対面している間に、装置の後面は、トイレの水洗タンクに向けて方向づけられる。
堅固な防湿性コンテナ内に収容された、上記装置は、装置の下方前部から突出する吸気ポートを介して便器のガスを直接的に吸い上げて、便器のオーバーフローライン上のレベルに便座の後方端部の真下に配置される。装置のコンテナ内の電動ファンによって追いやられた、吸い上げられたガスは、トイレの本管の水トラップを迂回し、相対的に小さな二次水トラップを介してトイレの下水排水管と連通され、よってトイレ室空間の外に安全に排出される。
閉じている時に、上記通気ユニットコンテナは、電力供給配線を収容する最小の開口部と、本管の給水管のための別の開口部と、通気排管のための第3の(最大の)開口部との異なる寸法の3つの開口部を有する。上記水管及び通気排管は、その形状及びサイズがトイレコモードに関する人間工学的で且つ審美的な設計パラメータによって規定される、コンテナ内の利用可能空間によって課された制限によって決められた距離で、コンテナの反対側の外側端に配置される。すべての開口部は、上記コンテナに進入する水を防止するためにそれぞれの導管の辺りを封水する。
また、電気式通気ファン送風器と、常閉型の2つの電磁バルブとの低電圧電気機械部品が上記コンテナ内に収容される。上記電磁バルブのうちの一方は、通気式便器ガス管上に配備され、他方は、給水配管上に配備される。
外部には、近接センサスイッチの先端部が、上記コンテナの前面から突出する。
前記構成部品は、すべて、適切な配線を介して、上記コンテナ内に収容された制御部に対して接続される。
本発明のトイレ通気ユニットは、幾可学的形状及び空間確保を可能に、準備されたトイレコモード内に組み込むか、又は既存の標準的トイレコモード上に後付けすることができる。
準備されたトイレコモードの場合、通気ユニットのケースは、ケースの底面に配置された、その前述の本管の入口水管及び通気排管を有する。
上述の前記準備されたコモードは、上記通気ユニットのその底面における専用管位置にマッチするコモードの洗浄水供給ダクトの両側の上の便座の後部と洗浄水槽との間の水平面上の2つの垂直のスルーホールだけでなく二次水トラップを有するにも関わらず、標準的なトイレコモードである。
上記スルーホール及び二次水トラップは、セラミック系トイレの場合には、モールドの小改造によって、トイレコモードの製造段階の間に製造することができる。さらに、多くの既存のトイレコモードには、上記コモードの性能や保全性に影響を与えずに、前記スルーホールの孔を開けることを可能にし、従って、通気ユニットの本管の水管及び通気排管のための標準の前記取り付け方法に適したコモードを提供する。一方で、トイレコモードに対して上記二次水トラップを取り付けることができる。
上記スルーホール及び二次水トラップは、コモードの機能を損なってはならないし、ユーザ安全性だけでなくコモードの機能及び衛生状態にも悪影響を及ぼすコモード内の内部空洞の浸透も露出もしてはならない。
準備されたコモードの場合、所有者が通気機能を設備しないことを選択する場合、上記スルーホールを、適切にマッチする色及び材料の特設の緊密な嵌合プラグにより封水することができる。
補助管は、下水ガス、バクテリア、及び昆虫が下水からトイレ通気装置に上流に、そしてその結果トイレ室空間に、移動するのを防止する適切な封水高さの上記二次水トラップにより、それがマッチする前記スルーホールを通じて(上記スルーホールを過ぎて下側の出口ポイントにおいて)、通気装置の通気排管を連通する。上記二次水トラップの内部の封水高さは、ローカルの適切な住居の建築規約及び衛生規約によって規定される。
次には、上記二次水トラップは、トイレの一次水トラップの下流のポイントにおいて下水排水管と連通する。通気装置の通気排管とトイレの下水排水管との間の連通は、吸い上げられた便器の空気がトイレの一次水トラップを安全に迂回し、トイレ室空間内の悪臭及び汚染の拡散を除去して、下水道に排出することを可能にする。
上記二次水トラップは、適切な建築規約及び衛生規約に従った、U字形、S字形、J字形、P字形の管、若しくはボンベ型などの様々な可能的な許容されるトラッピング方法又は任意の適切な形態の配管トラップのいずれかになり得る。上記二次水トラップは、特製のトイレコモードの場合にはトイレの一部として製造される。
二次水トラップの封水を補給するために、上記通気装置は、装置の入口水管に連通するコモードの第2の垂直スルーホールの下部を通過する配管を介して、(好ましくは、トイレの水洗タンクの給水バルブと共有されるティー接合部を介して)本管の給水設備に接続される。上記入口水管は、通気装置内に配備された前記常閉型水電磁バルブに接続され、空気ファンから下流の排気ポイントに沿うポイントにさらに接続される。
上記装置の下方前部は、装置の入口空気ポートを挟む2つのスロットを介してコモード上に固着され、その位置はトイレコモードの便座取り付けボルトに隣接する。上記スロットは、便座のボルトを受け入れて、従ってコモードの面と便座ヒンジとの間に固定されることになる。
準備されていないトイレコモード上への通気ユニットの設置場所は、通気装置は、上記ケースの下からとは対照的に、装置のケースの対向面から横方向に双方が伸びるその本管の水入口管及び通気排管を有することになるという点を除いて、前記準備されたコモードの方法と同様である。前記準備されたコモードの場合のように、スルーホールがないため、上記入口及び出口導管は、便器と水洗タンクとの間の水平面の下端部に達するように、すなわち、上記で詳述した準備されたトイレコモードの場合のようにトイレコモードのユニット取り付け面下の同じ配管位置に達するように、便器と水洗タンクとの間に存在するコモードのトルソを周回する配管を介して、それぞれの接続部(前者の場合には本管の水管、後者の場合には二次水トラップ)に連通することになる。
準備されたコモードの場合、上記2つのスルーホールとは別として、上記二次水トラップは、美的に魅力的なだけでなく取り扱いによるあらゆる突発的損傷も防止するように、可能な限りコンパクトで且つ隠蔽されたやり方で、コモードの一部として製造される。これは、「スマート」/「インテリジェント」トイレにも適用され、それによって、全通気装置は、上記二次水トラップとともに、トイレのケース内に隠蔽される。
後付けの通気装置の場合、適切なサイズの第3のホールは、トイレの下水排水管下流にトイレの通気された悪臭が抜け出る後付けの二次水トラップを取り付けるために、従って、連通するために、トイレの一次水トラップの下流に配備される。
上記二次水トラップホールは、コモードの保全性を保証し、且つ適切な内部封水接合部を介して適切な接続封水を保証するために、コモードの構築の材料に対して適切な穿孔方法を用いて、トイレの一次水トラップ下流に慎重に孔を開けられる。
上記後付けの通気装置に対して、上記ユニットのケースを通過する管から生じる不適当な妨害を伴わずにユニットの開閉を可能にするように、上記ケースの配管ホールは、(底部に対向するように)ケースの横側内に配置される。
装置ユニットの横側から伸びる上記管は、その適切な構成部品、すなわち、(通気出口の場合には)二次水トラップ、(本管の水入口の場合には)本管の水と各管を連通するコンテナの外側のフレキシブルな管取り付け部に接続するのにまさに充分突出するネジ管端部である。
通気装置のコンテナ及びその内容物による異物混入を防止するために、上記コンテナは、ケース底部の底面からのネジ穿通を介して遮断されて固定され、隣接するねじ込みソケットを介してカバーに接続する。一旦ユニットが固着されたトイレコモード及びその配管上に設備されると、ユニットの構成部品へのアクセスは、従って、配管を解体することによってのみ可能である。これは、準備されたトイレ構成と、準備されていないトイレ構成とに適用される。
上記通気ユニットは、適切なサイズで作られたファン、常閉型の空気電磁バルブ、常閉型の送水バルブ、近接センサスイッチ、及び制御ユニットを収容し、そのすべては、本発明の目的に従ってユニットが機能することを可能にするために適切な配管及び配線に接続される。
悪臭気は、電動ファンによって装置の吸気ポートを介して便器から吸い上げられ、同様の寸法の二次水トラップと連通する、コンテナのベースを通過する通気排管に対して(準備されたトイレ構成の場合、もしそうでなければ、それはコンテナの側面を通過することになる)、(空気ファンの作動と同時に開くように切り替えられる)常閉型の空気電磁バルブを通じて通気される。
装置のコンテナに対して接続された本管の水は、コンテナ下の開口部から適切なパイプ接続部を通過し(準備されたトイレの場合、もしそうでなければ、それはコンテナの側面から通過することになる)、通気動作の端部における排気口管の下流の二次水トラップ封水(secondary water trap's seal )を補給するために通気電磁バルブの下流の接続部を介して(充分な既定の時間間隔で開く)水電磁バルブを通じて、相対的に広い通気排管に流れ込むように送られる。あらゆる過剰な水は、安全に下水排水管内の下流に流れ込むことになる。水封を完成するために必要とされる小量の水のおかげで、本管の水配管の径は極小である。
双方の常閉型の電磁バルブは、故障した装置がセーフモードに移行するのを保証する。送水バルブの場合、閉バルブは、通気動作の間に装置を通って流れる本管の水を注意深く防止することになり、その一方で、水封の枯渇を可能にする、長期間の電力損失、装置の完全故障、又は長い期間未使用のままの装置など、二次水トラップの封水が損なわれた場合、閉じた空気バルブが下水から二次水トラップまでのバックアップ封水として機能することになる。
通気ユニットの電気機械部品に電力を供給するのに充分な低電圧電力は、適切な建築規約及び衛生規約に従って安全性を保証する適切な方式で、本管に接続された外部電源供給装置を介して通気ユニットに供給される。オン/オフスイッチは、上記電力供給装置の一部になり得る。主電源がトイレ室において利用可能でない場合、バッテリを用いることができる(しかし環境配慮に鑑みると支持できない)。上記バッテリは、トイレトルソの背後又はトイレトルソの下の利用可能空間内に隠蔽されて、適切なサイズで作られた別個のコンテナ内に配置されることができる。空間確保を可能するために、上記バッテリも、また、通気ユニットの防湿性コンテナ内に収容されてもよい。この場合、装置のコンテナ内の電源供給配線の導管を除外することができる。
近接センサスイッチは、便座の前部に向けて方向づけられる通気ユニットの前面から突出する。その位置は、便座カバー及び便座の両方を上昇又は下降した位置によってその視野が制限されないような位置であり、座ったトイレ使用者の存在を上記視野が記録することを可能にする位置である。
便座及び/又はカバーが上記近接センサの視野を遮る場合には、上記センサは、座ったトイレ使用者に向かうようにその視野を方向づけられる任意の適切な位置に配置されてもよい。
赤外線近接スイッチセンサは、市販で入手可能であり、信頼でき且つ相対的に安価であるので、ジョブに最も適している。超音波の近接スイッチセンサも適切であるが、通常、高価である。
通気装置のケース内に収容された制御ユニットは、通気サイクルを監視する。上記通気サイクルは、
1)制御ユニットが、近接センサスイッチからの確証信号(複数可)に基づいて、座ったトイレ使用者の存在を確認することと、
2)二次水トラップの封水を下水に排出するために高圧力でのファンユニットの瞬間的動作と協力して常閉型の空気電磁バルブを開放すること、従って、装置の抜け出る通気を下水排水管に連通させることと、
3)ファンユニットが便器の悪臭気の連続換気のために減圧で動作する間に、空気電磁バルブが開いたままであることと、
4)ユーザが便座を降りたという近接センサスイッチの信号を制御ボックスが確認することと、
5)設定された期間、通気を維持するためにタイマを開始することと、
6)空気電磁バルブが閉じて、ファンユニットが協力して電源をオフにすることと、
7)既定の期間の間完全な封水を保証するために排出された二次水トラップの封水を補給するために、通気排管内に且つ通気排管を通じて本管の水が流れ込むことを可能にするために、水電磁バルブが瞬間的に開くことと、
8)通気サイクルを終了するために水電磁バルブが閉じることとを備える。
通気ファン送風器は、2つの速度において動作するようにプログラミングされる。二次水トラップの封水の相対的に高圧の排出に際して、圧力ヘッドは、トイレコモードに座るトイレ使用者に対して快適で最適な圧力に加えて、建築規約及び衛生規約の基準下でのノイズを生成する適切な気流速度の範囲内で、下水内に便器の悪臭気がさらに自由に流れ込むことを可能にする充分な値であって、及び同じ下水道に対して接続された複数のトイレコモードの同時の使用下での排水管の通気の過度の負荷を引き起こすかもしれない過剰量を伴わない効率的な便器通気のための充分な値に減少することになる。
可変速度遠心ファンは、概して、軸流ファンと比べて大きなヘッドを備えるので、このデューティにさらに適しており、そのため、上記ユニットのコンパクトな設計を保証する通気ユニット内の相対的に少ない空間を使用する。遠心ファンは、また、空気の洗浄、乾燥、及び湿潤を含む、いくつかの気流条件を処理することができることだけでなく、複数の気流圧組み合わせを提供するのにさらに適する。
制御システムは「読み取り専用」又はプログラミング可能にすることができる。製造のためのコストがかかるプログラマブル論理回路(PLC)の場合、ユーザは、二次水トラップを封水するために電源水電磁バルブの短期間の開放を必要とする高圧の本管の水を伴う住居内の設備などの、特定のニーズ及び要件に適するように制御システムのタイマの期間を改善することができてもよい。
近接センサのタイプに依存して、便座カバー及び/又は便座の上昇及び/又は下降は、制御ユニットに対して擬似信号を提供してもよい。このような場合において、上記制御ユニットは、便座/カバーの上昇/下降と、トイレに乗るユーザの上昇/下降とに際してセンサの視野が瞬間的に遮られる期間を識別するために短期間の時間間隔によって分離された2つ以上の近接センサの読み取り値を比較する。より高精度のために、さらなる時限式近接センサのスイープは、通気システムの通気サイクルの不要な作動の可能性を低減するように、制御ユニットにプログラミングされることができる。
本発明は、また、「インテリジェント」便座又は「スマート」トイレ装置に組み込まれることができ、それによって、上記システムは、ユーザの存在の信号を提供することになる。この場合、本発明の通気システムは、近接センサスイッチを取り除くことができる。また、この場合、通気ユニットは、人間工学的で審美的な目的の「インテリジェント」便座/「スマート」トイレケーシング(toilet casing)内に組み込まれることができる。
図面の各図は、以下の通り概説される。
図1aは、便座後部と水洗タンクとの間の上記改善されたトイレコモードの水平面内の上記装置の水入口及び換気出口を受け入れるように準備されたトイレコモードに対して取り付けることができる、本発明による自動的な通気システムを有する、組み立てられて閉じられたトイレ通気装置のケースの概念的な斜視図例である。 図1bは、準備されていないトイレコモードの便座後部と水洗タンクとの間の水平面の面上に後付けすることができる、本発明による自動的な通気システムを有する、組み立てられて閉じられたトイレ通気装置ケースの正面視例である。 図2aは、準備されたトイレコモードのための上記ケース内に収容された構成部品を示すために除去されたトップカバーを伴う、本発明の準備されたトイレコモードのためのトイレ通気装置のケースの斜視図例である。 図2bは、通気管と連通する本管の水補給供給管の位置A−Aの断面図を示す、本発明のその構成部品を示すために除去されたケースカバーを伴う、準備されたトイレコモードのためのトイレ通気装置の平面図である。 図2cは、通気サイクルの完了に際して装置の二次水トラップを装置の下流に供給する水補給管に連通する、本発明のトイレ通気装置の通気管の図2bにおけるA−Aに沿った断面図である。 図3は、本発明の水管及び通気管を収容する垂直スルーホールを伴う、準備されたトイレコモードの斜視図である。 図4aは、本発明の位置及び適切な接続部を図示するために、組み立てられた便座又はカバーを伴わない、改善されたトイレコモードに対して取り付けられたトイレ通気装置の斜視図である。 図4bは、図4aと同様であるが、本発明に関する使用の間の設備の外観を図示するために、下降位置の便座及び上昇位置のカバーを取り付けて、近接センサの視野の方向を示す。 図4cは、本発明の位置及び適切な接続部を図示するために、下降位置の組み立てられた便座及びカバーを伴って、総括的なトイレコモード上に後付けされた装置の斜視図である。 図5aは、その動作の間の本発明の位置を図示するために、上昇位置の組み立てられた便座カバー及び下降位置の便座を伴って、改善されたトイレコモードに対して取り付けられた装置の斜視図である。 図5bは、本発明の位置及び二次水トラップとの接続を図示するために、下降位置の組み立てられた便座カバーを伴って、総括的なトイレコモード上に後付けされた装置の右斜視図である。 図6aは、通気ユニットの位置を図示し、断面ラインB−Bを示す、改善されたトイレコモードに対して取り付けられた本発明の平面図である。 図6bは、本発明及びその関連する取り付け部を介したトイレの一次水トラップを迂回して、便器から下水排水管への悪臭気の流れを図示するB−Bに沿った断面図である。
同様の符号及び同様の文字が同様のパーツを示す図面、特に図1aを参照すると、図1aは、準備されたトイレコモードのための本発明の斜視図であり、別段の定めがない限りリファレンス設計である。
図1aにおけるトイレ通気ユニットは、水トラップ(サイホン)313と、便器302と、水洗タンク309(図4aに図示される)とを含む、セラミック、被覆磁器、プラスチック、金属、又は任意の適切な固体材料からなるトイレコモード301に対して取り付けられる。上記トイレは、上記通気ユニットの下流の給水配管318及びトイレの下水導管315に連通する準備されたトイレ、又は図1bにおける後付けのユニットに応じるために充分な空間及び幾何学図形を有する総括的なトイレのいずれかである。
上記通気ユニット(図1a)は、上記便座311の下で嵌合し且つ便器の吸気を可能にする便器302とリム303真上に突出するが、上記便器の水のオーバフローの場合(図4a)には入水を阻止する通気ユニットの吸気ポート110に対して充分な寸法余裕をもって、便座311と水洗タンク309との間の水平空間305上に嵌合するように適切な寸法の確実な防湿性コンテナ101内に収容される。
上記ユニットのコンテナ101は、上記コンテナに進入する水/湿度も防止する、雄雌の固定周辺部口縁122のように、カバー102及び底片103の両方の適切な閉鎖を保証するように設計される。
上記通気ユニットコンテナ101は、閉じている時に、電力供給線123を収容する最小の開口部105(図4a)と、本管の給水管のための別の開口部107と、通気排管のための第3の(最大の)開口部108との異なる寸法の3つの開口部を有する。上記水管及び通気排管は、その形状及びサイズがトイレコモード301に関する人間工学的で且つ審美的な設計パラメータによって規定される、コンテナ内の利用可能空間によって課された制限によって決められた距離で、コンテナの対向する側方端に配置される。すべての開口部は、上記コンテナに進入する水を防止するためにそれぞれの導管の辺りをシールする。
上記コンテナのカバー102は、そのケースの周辺部の近くのトップカバー102内の隣接する等間隔ねじ込みソケットに、垂直的に上方に向けて上記底部のベース103を通過して駆動されたネジを介して、底片103上に固定される。
装置の前部領域は、装置の入口空気ポートを挟む2つのスロット104(図1b、2b)を介してコモード301上に固着され、そのスロットの位置は、トイレコモードの便座取り付けボルトホール306に隣り合わせて配置される。上記スロット104は、便座のボルトを受け入れて、従ってコモードの面305と便座ヒンジアンカー320との間に固定されることになる。
通気ユニットの制御ユニット113に対して接続されたワイヤ123の延長部である、上記通気ユニットのケースの電力導管105(図4a)から伸びる配線124を介して、通気ユニット内の電気的構成部品及び電気機械的構成部品に対して適切に調整された電源供給を提供する、利用可能なソケット126内にプラグ接続された外部電源供給装置125によって上記通気ユニット(図1a)に電力が供給される。安全性のために、共通して利用可能な12VDC又は24VDCの電気的構成部品及び電気機械的構成部品が適切である。
バッテリ動作の場合、上記通気ユニットは、小型バッテリーパックを適切に収容してもよいし、又は、このようなパックを、コモード上の適切な位置に隠蔽することができる。
上記通気ユニットは、理想的には、上記給水本管316に対して、(ライン317を介して)トイレの洗浄水槽309、及び、(ライン318を介して)上記水入口管107の両方を接続する「ティー」接合具319を介して、トイレの給水本管316に対して接続された給水本管の入口管107を有する。上記給水本管は、通気ユニットの動作の間に二次水トラップの321(図5a)の封水(seal、防臭のためのたまり水)を補給することになる。
上記通気ユニット(図1a)は、抽出された便器の悪臭気のための導管である通気出口管108(図1a)を含み、前記二次水トラップ321(図5a)を介してトイレの下水導管315に上記悪臭気を仕向ける。上記コンテナ101内においては、上記通気出口管108は、通気管の図2cのラインA−Aの断面によって記載された(水電磁バルブ114の下流の)小さな給水本管115を含んでおり、それにより、本管の水が供給される通気管(mains water-fed vented air pipe)120に帰着する。
通気動作の終わりにおいては、ファン送風器112出口に対し高さにおいてより低いポイントにおいて通気管118に接続された、上記本管の水が供給される通気管120は、重力の下で、二次水トラップ321に対して水を供給する。
図2aにおいて、上記通気ユニットは、適切なサイズで作られた空気ファン送風器112と、常閉型の空気電磁バルブ117と、常閉型の送水バルブ114と、近接センサスイッチ105と、制御ユニット113とを収容し、そのすべては、本発明の目的に従ってユニットが機能することを可能にするために適切な配管及び配線に接続される。従って、空気ファン送風器112は、配線113aを介して制御ユニット113に対して接続され、常閉型の空気電磁バルブ117は、配線113bを介して制御ユニット113に対して接続され、常閉型の送水バルブ114は、配線を介して制御ユニット113に対して113c接続され、近接センサスイッチ105は、配線113dを介して制御ユニット113に対して接続される。
前記構成部品は、通気ユニットの吸気ポート110を介して便器から吸収されたガスが、通気ユニットに入り、充分なサイズで作られたレデューサ(reducer)111を介して、適切なサイズで作られた空気ファン送風器ユニット112を通過するようになる方法で、組み立てられる。上記空気ファン送風器112は、理想的には、以下の2つの圧力ヘッドを備えることができる可変速度ファンが好ましい。図6bに示すように、一方は、下水導管315に通気ユニットの出口空気の直接連通(direct communication)を提供する二次水トラップの321の水封を通気する初期段階のためのファンであり、他方は、便器の悪臭気を通気するためのファンである。
近接センサスイッチ105は、トイレ使用者が便座に座っていると作動し、便座及び/又はカバーが引き上げられると作動しないように、ケースの人間工学に基づく設計に依存して、通気ユニットの上部又は下部(カバー又は底部)のいずれかの前面上に配置される(ここではカバー102上にあるように見受けられる)。これは、便座及び/又はカバーが下降位置にある場合は便座311及び便座カバー312の上の高さに近接センサ109の能動面を配置することによって実現され、さらに、便座カバー312が引き上げられた場合はクリアーな視野124(図4b)の妨げられない方向を有する。従って、便座311及びカバー312の双方は、上昇又は下降した位置にある場合に近接センサの視野124が妨げられないことが可能になる適切な幾可学的形状であるべきである(図4bを参照)。
上記近接センサの109の視野が遮られる場合には、上記近接センサスイッチは、上記視野がトイレ使用者に向けて方向づけられるように適切な位置に配置されてもよい。
存在する市販の「インテリジェント」又は「スマート」トイレのように、便座表皮のインダクタンスセンサによって感知も行なうことができる。もし用いれば、本発明のための完全な通気サイクルのような制御動作をすべて行なうことになる制御ボックス113に対してユーザの存在を示す信号を直接送信する前述の近接センサスイッチ105(及び適切なケース101の穴(holes))になる。
便座カバー312を単純に引き上げることによって近接センサスイッチが作動されないということを確認するために、制御ユニット113は、区別するための適切な期間によって分離された上記近接センサの範囲からの少なくとも2つのアクティブな信号を記録するようにプログラミングされる。
悪臭ガスは、ファンユニット112を抜け出て、常閉型の空気電磁バルブ117を通って移動する。空気ファン送風器ユニット112及び常閉型の空気電磁バルブ117の双方は、ファンが作動状態の場合には空気電磁バルブが開き、ファンがオフである場合には閉じるように、協力して動作する。
常閉型の空気電磁バルブ117を悪臭気が抜け出るのに際して、上記悪臭気は、通気出口管118を通って、本管に供給される管120を通り過ぎて、開口部108を介して二次水トラップ321(図5a)に向かって通気ユニットの外に流れる。(U字形、S字形、J字形、P字形の管、ボンベ型などの特定の最小の封水高さを規定する必要な衛生的基準を満たす適切な幾可学的形状の)上記二次水トラップ321は、上記通気ユニットとビルの下水とを分離する。
上記二次水トラップ321は、下水導管315の下流に上記トラップの水分を排出する、上記ファンの初期動作に際して、空気ファン送風器112によって充分な圧力ヘッドで下水道の下方に放出されるその水封の内容物を有する。二次水トラップ321水封の吸引排気に際して、ファンユニット112の圧力ヘッドは、建築規約及び衛生規約の基準の下でノイズを生成する適切な気流速度の範囲内でさらに便器の悪臭気が自由に下水に流入することを可能にするための充分な値にまで(制御ボックス113からの信号に基づき)低減される。その値は同時に、トイレコモード301上に座るトイレ使用者にとって快適な圧力であり且つ便器302の効率的な通気動作のために充分な最低限の放出レートでもある。
通気ユニットの近接スイッチセンサ105によって信号されるように、一旦トイレ使用者が便座311を降りると、制御ユニット113内の事前にプログラミングされたタイマは、開状態である空気電磁バルブ117と協力してファンユニット112がその通気動作を再開するための期間を規定する。上記タイマのカウントダウンの最終点に際して、制御ボックス113からの信号は、ファンユニット112の電源をオフにし、空気電磁バルブ117を常閉位置に解放する。その直後、二次水トラップ321は、二次水トラップ321を補給するために短時間開くように常閉型の水電磁バルブ114に信号する制御ボックス113によって、封水される。
所定の期間に際して、上記制御ユニット113からその常閉型位置に戻すように、上記水電磁バルブ114に対して信号が送信される。これは、本発明の操作上のサイクルを終了する。
トイレ上への本発明の設備は、準備されたトイレと準備されていないトイレとの2つのタイプのトイレ用に対して述べられている。準備されたトイレの場合、2つのスルーホール307及び308は、便座のアンカーホール306と水洗タンク309との間のタンク洗浄水供給ダクト304の両側上の領域305内に存在する。上記スルーホールは、給水本管の入口管107及び通気出口管108をそれぞれ受け入れて、上記管の辺りの確実な封水のためにトイレの面上の衛生環境を保証することを可能にするのに適切な径を有する。上記スルーホールの位置は、本発明の通気装置を簡潔な方式で便座の背後の中央に置くような位置である。上記ホールは、トイレの他の構成部品の機能に干渉しない。
上記スルーホール307及び308は、トイレの一部として製造することができるし、又は、安全に適切にコモード若しくはその構成部品のいずれかの保全性を損なわずに、便座と水洗タンクとの間の水平面305上に孔が開けられる。
上記特製のトイレコモードは、適切な寸法のシールキャップを使用して、洗浄水供給ダクト304の両側において便座311の背後に配置される2つのスルーホール307及び308をシールすることによって、通気ユニットを伴わずに通常のトイレとして用いることができる。
給水本管は、出口ポイント316を通気ユニットのトイレコモードのスルーホール308の下方ポイントから突出するトイレの給水本管の接続管107(パイプ接続部318を介して)に接続することによって、装置に対して供給される。トイレの水洗タンク入口管317と給水本管とを、ティー接合具319を介して共有することは、最も便利な方法である。
コモードの反対側において、装置の通気出口ポイント108側にて、適切なサイズで作られた二次水トラップ321は、その直下のスルーホール308(図3)を通って通気出口ポイント108に連通される。上記二次水トラップの他方の端部は、トイレの一次水トラップ313の下流の適切なポイント322(図5a)に取り付けられる。これは、下水導管315と装置の通気を安全に連通する。図4a及び図5aは、準備されたトイレコモード上に組み立てられた通気装置を図示する。上記二次水トラップ321は、上記二次水トラップ321の機能に影響を与えずに上流の一次水トラップ313までの可能な限り近いポイントに対して排水管314を接続する連通ポイント322とともに、可能な限りコンパクトなやり方で準備されたコモード(図3)の一部として製造される。
パイプ接続部は、すべて、衛生規約及び基準を満たすような方法でシールされなければならない。
準備されていないトイレコモードに対して装置を後付けする場合、二次水トラップ321と同様にスルーホール307及び308が存在しないので、通気ユニットの給水本管入口管207及び通気出口管208は、コモードのトルソ(torso)310を周回し、前記準備されたコモードと同様の方式で便座のアンカーボルトホール306と水洗タンク309との間にあるコモードの水平面305の下のそれらの適切な取り付け点(給水本管入口管207及び後付けの二次水トラップ323のそれぞれ)に対して取り付けられる。
上記後付け装置の場合、通気ユニット内構成部品及びそれらの適切な接続部は、それらを通過する管から生じる不適当な妨害を伴わずに、組み立て及びユニットの開閉を可能にするようにケース203の底部上に横方向に配置される、給水本管入口管207及び通気出口管208(図1b)から突出する後付けされた装置のケーシング201とは別として、すべて、準備されたトイレのバージョン用に記載のものと同じである。
異なるコモードモデルに適する様々な幾何学構成及び寸法構成を可能にするために、適切な現場のトイレ室の接続部及び取り付け部(壁の位置決め、給水本管、一次水トラップの形状及び位置、など)に加えて、図4cのように、それらが上記ケーシング201から最小限に突出し、従ってフレキシブルなパイプ接続部がそれらの適切なリンクと連通することを可能にするように(通気管208の場合には二次水トラップ323(図5b)で、給水本管入口管207の場合給水本管318である)、上記ケースの突出パイプ接続207及び208が作成される。
上記後付けの二次水トラップ323は、その操作上の寿命を通じてその保全性を維持するために適切な材料からなり、目立たないままで且つ安全な所にあるように最小限の可能なサイズ及び突出性を有する。
図1aにおける準備されたコモードの装置と同様に、後付け通気装置の近接センサの先端部209(図1b)は、上記ケーシング201の妨げられない開閉を可能にするために、ケーシング203の底面からにもかかわらず、ケーシングの前面から突出することになる。
従って、準備されていないトイレコモード及び準備されたコモードの配管の間の唯一の差は、準備されたコモードにおいて、装置に対して接続された2つの管107及び108がコモードの水平面305を通過し、その一方で、後付けされたバージョンにおいて、それらは、同じ目標を実現するためにコモードの構造を周回するということである。
上記後付けの組み立てに対して、第3のホール324は、トイレの下水排水管315の上流の位置において、トイレの下水チャンネル314上の一次水トラップ313の下流に配置され、二次水トラップ323に連通する。上記第3のホール324は、314のトイレの下水経路において適切に孔を開けられる。
(準備されたトイレコモードのための)発明された装置の代表的なバージョンは、図1a(又は図1bの後付けのバージョンのためのそれぞれ207及び208)のように、装置を前面から見た場合に、給水本管入口107が左側上に配置され、通気出口108が右側上にある方向づけを示す。本発明のこの明細書における実例は、すべて、このようなバージョンを記載する。装置はミラー反転(mirrored)可能であり、同様に装置に対する接続部はすべてミラー反転されることが必要になる。従って、この明細書に関する実例は、すべて、同様にそれ自体のミラーイメージになる。
上記タイプの近接センサが、上昇/下降する便座カバー312及び/又は便座311の間の区別と、トイレ301上に座るユーザの存在の区別とのために必要とされる(従って通気ユニットのオペレーションサイクルをユーザが便座上に座る場合に限定する)ケースにおいて、制御ユニット113は、近接センサスイッチ105が既定の間隔で読み取り値を得て、2つの同時に起こる読み取り値を比較するようにプログラミングすることができる。従って、センサの読み取り値の双方が上記センサの視野の既定の範囲内の対象物の存在を記録するというケースにおいて、センサの視野内の瞬間的な移動とは対照的に、ユーザが便座上に座っているという高い信頼度を有することになる。
通気ユニットの閉塞具の取り付けは、簡単なアクセスかそれ以外かのいずれかにすることができる。簡単なアクセスの場合、通気ユニットがトイレに取り付けられたまま容易にアクセスするネジの除去又はラッチの解除によって、カバーを容易に除去することができる。公衆トイレでの応用の場合、カバーの除去は、ボトムユニットのカバーのベースにおけるネジを介して実現される。そのネジは、トイレから通気する上記ユニットを外すことによってのみアクセスすることができる。すなわち、カバーの除去は、不要なアクセス及び/又は除去を極めて困難にする、給水本管107と通気管108との分離を必要とするステップにより実現される。
制御は、図4c及び図5aに加えて図2aにおいて準備されたトイレの通気ユニットの構成を参照して次のように要約される。
1)制御ユニット113が、近接センサスイッチ105からの確証信号(複数可)に基づいて、座ったトイレ使用者の存在を確認することと、
2)下水導管315を介して二次水トラップ封水321を下水に排出するために高圧力でのファンユニット112の瞬間的動作と協力して常閉型の空気電磁バルブ117を開放すること、これにより、装置の抜け出る通気を下水排水管315に連通させることと、
3)ファンユニット112が便器302の悪臭気の連続換気のために減圧で動作する間に、空気電磁バルブ117は開いたままであることと、
4)ユーザが便座を降りたという近接センサスイッチ105の信号を制御ユニット113が確認することと、
5)設定された期間、通気を維持するために制御ユニット113がタイマを開始することと、
6)空気電磁バルブ117が閉じて、ファンユニット112が協力して電源をオフにすることと、
7)既定の期間間完全な封水を保証するために排出された二次水トラップ321の封水を補給するために、通気排管120内に且つ通気排管120を通って本管の水が流入することを可能にするために水電磁バルブ114が開くことと(ファン送風器112の出口の下の上昇ポイントではファン内への水の流れは阻止される。)、
8)通気サイクルを終了するために水電磁バルブ114が閉じること。
制御ユニットの113は、読み取り専用のプリント回路基板(PCB)又はプログラマブルロジックデバイス(PLD)のいずれかである。PLDは、タイマ期間の要件(二次水トラップ321封水を補給する水電磁バルブ114の開放期間だけでなくユーザが便座を降りた後のファン112に対するオフ信号)などの特定のトイレニーズを提供するのにより汎用であるが、サイズが相対的に大きく、さらにコストもかかる。読み取り専用のPCBは安価であるが、プログラム改造が可能でないので、選択は、製品分野だけでなく市場区分にも依存する。
壁取り付け型トイレの場合、通気ユニットは、トイレコモードの背後の壁の空胴内に配置されてもよいが、それを収容するために余分な壁空間を必要とすることになる。接続及び操業方法は、すべて、いくつかの寸法の変形を除けば、同じままである。
前述の開示を考慮して、当業者にとって明らかなように、その精神又は範囲から外れずに、本発明の慣用において、多くの改造や改良が可能である。従って、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって定義される実体による構成されるべきである。

Claims (15)

  1. 槽及び便器を含む準備されたトイレコモードに対して取り付けられる、トイレ通気装置であって、
    前記トイレコモードの構造のアセンブリ材料は、適切な建築規約及び衛生規約並びに基準による前記通気装置の取り付けのために許容できるセラミック、プラスチック、金属、又は他の固体材料にすることができ、
    前記準備されたトイレコモードは、その背後の便座と洗浄水槽との間に存在する水平面上に前記通気装置及びその関連部品を受け入れるために充分な空間及び幾可学的形状を備え、
    前記の準備されたトイレコモードは、前記トイレコモードの洗浄水供給ダクトの両側の上の前記便座の後部と前記洗浄水槽と間の前記水平面上の2つの垂直スルーホールを有するにも関わらず、典型的なトイレコモードであり、該垂直スルーホールは、前記通気装置の底面における前記通気装置の専用管位置と一致し、
    前記垂直スルーホールは、前記トイレコモードの製造段階からの一部分であり、又は、前記トイレコモードの保全性及び性能に影響を与えずに技術的に可能な場合には前記スルーホールの孔が適切なトイレコモードに開けられており、
    前記通気装置のコンテナは、前記通気装置の内容物の勝手な開封を阻止するために、隣接するねじ込みソケットを介してカバーに接続するケースの底面から、貫通するネジを介して密閉固定され、
    前記通気装置の吸気ポートは、前記装置の前部から突出し、前記便器のオーバーフローライン上のレベルにおいて前記便座の後方端部の真下に配備され、
    前記トイレコモード上に前記通気装置のケーシングを取り付ける手段は、前記通気装置の吸気ポートの側方に並ぶ前記通気装置の2つの固着スロットを通過する、前記トイレコモードの便座固着アンカーボルトを介して実現され、
    さらに、前記通気装置の給水本管入口管及び通気出口管は、前記通気装置の底面から出るそれぞれの配管に接続する(確実に嵌合する)ために前記トイレコモードの隣接する垂直スルーホールに、垂直に下方へ延び、
    従って前記通気装置の構成部品に対するアクセスは、前記接続された配管の解体を要する、装置。
  2. 相互に適合する防水容器カバーの上部及び底部から構成され、閉鎖された防湿性コンテナとなる請求項1に記載の装置であって、
    前記通気装置のコンテナは、閉じている時に、(底部付近のケーシングの一方の側に存在する)電力供給線を収容する最小の開口部と、本管の給水管のための別の開口部と、通気排管のための第3の(最大の)開口部との異なる寸法の3つの開口部を有し、
    前記装置の給水管及び通気排管は、前記コンテナ内部の利用可能空間によって制約された所定の距離で、前記コンテナの対向する側方端に配置され、
    その形状及びサイズが前記トイレコモードに関する人間工学的で且つ審美的な設計パラメータによって規定され、
    すべての開口部は、前記コンテナに進入する水/湿度を防止するためにそれぞれの導管の辺りをシールする、装置。
  3. 適切な住居の建築規約及び衛生規約によって規定された適切な封止高さの二次水トラップに(前記スルーホールを通り過ぎた下側の出口ポイントにおいて)、マッチする前記トイレコモードのスルーホールを通過する、前記通気装置の通気排管に連通する補助管を有する請求項2に記載の装置の設備であって、
    前記二次水トラップは、前記トイレの一次水トラップを確実に迂回し、前記コモードのスルーホールを通って接続点に垂直に下方に延びる前記通気装置の通気排気口管を、一方向の方式で、前記一次水トラップのタイプに関係なく、トイレの一次水トラップの下流の前記トイレの排水管に連通し、
    準備されたトイレコモードの場合、前記二次水トラップは、適切な材料及び省スペースの方法を用いて、前記トイレコモードの一部分として製造された、設備。
  4. 前記トイレコモードの一次水トラップの下流の前記二次水トラップとトイレ排水出口との間の連通は、前記トイレ排水管内に存在する適切なサイズのホールを介して実現され、
    前記排水管材料との適合性を有するとともに、前記トイレ室の空間内への下水ガス又は汚染の漏損がないことを保証するために適切に固定される適切な方法を用いて、前記ホールの孔がドリルで開けられた、請求項3に記載の設備。
  5. 前記通気装置は、低電圧ファン空気送風器を収容し、
    前記通気装置のファン空気送風器は、ローカルの適切な住居の建築規約及び衛生規約によって規定されるような、前記二次水トラップの封水を排出するための1つの要件と、便器の悪臭ガスの適切でさらに快適な通気のための他方の要件との少なくとも2つの圧力ヘッド及び流速の要件を提供する、請求項4に記載の設備。
  6. 前記給水本管は、前記トイレコモードのスルーホールの1つを通過し、且つ前記通気装置ケースの底部を通って垂直に上方向に伸びる水入口管を介して前記通気装置に供給し、
    前記給水本管は、前記二次水トラップのファン空気送風器の通気の絶頂で封水を補給し、
    前記給水本管の流れは、常閉型の電磁バルブによって制御される、請求項5に記載の設備。
  7. (適切な電力供給装置を介しての)本管の電源又はバッテリ電源は、前記通気装置の電気構成要素の安全動作のために充分な低圧電源を備える、請求項6に記載の設備。
  8. 請求項7に記載の設備において組み立てられたトイレ通気装置であって、トイレ通気装置換気ユニットのケーシングの内部に含まれる常閉型の空気電磁弁を有し、
    前記常閉型の空気電磁弁は、前記ファンユニットから前記二次水トラップに向かう一方向の気流を保証して、前記ファンユニット出口と前記二次水トラップとの間に存在する、トイレ通気装置。
  9. 座ったトイレ使用者の存在を感知して、その結果前記通気装置の制御ユニットに信号を送る、前記通気装置の前部外面上に配置された近接センサスイッチを有する請求項8に記載の装置の設備であって、
    前記近接センサスイッチの位置は、座ったトイレ使用者の存在を記録し、且つ上昇位置及び下降位置の双方の便座カバー及び/又は便座によってその視野が遮られないような位置であり、
    前記近接センサスイッチは、人間の存在及び離脱を記録するのに適していなければならず、
    前記近接センサスイッチの感知範囲は、前記センサの先端部と前記便器リムの前部先端部との間の距離をカバーする、設備。
  10. 前記通気装置の通気サイクルを実現するために前記電気機械部品の動作を組み合わせる前記通気装置のコンテナ内部に収容された制御ユニットを有する請求項9に記載の設備であって、
    前記通気サイクルは、
    1)制御ユニットが、前記近接センサスイッチからの確証信号に基づいて、座ったトイレ使用者の存在を確認することと、
    2)二次水トラップ封水を下水の下流に排出するために高圧力でのファンユニットの瞬間的動作と協力して常閉型の空気電磁バルブを開放すること、それにより、装置の抜け出る通気を下水排水管に連通させることと、
    3)前記ファンユニットが便器悪臭気の連続換気のために低圧力で動作する間、前記空気電磁バルブが開いたままであることと、
    4)ユーザが便座を降りたという前記近接センサスイッチの信号を前記制御ボックスが確認することと、
    5)設定された期間、通気を維持するためにタイマを開始することと、
    6)前記空気電磁バルブが閉じて、前記ファンユニットが協力して電源をオフにすることと、
    7)既定の期間の間、完全な封水を保証するために排出された前記二次水トラップの封水を補給するために、前記通気排管内に且つ通気排管を通じて本管の水が流れ込むことを可能にするために、前記水電磁バルブが開くことと、
    8)前記通気サイクルを終了するために前記水電磁バルブが閉じることと
    を備える、設備。
  11. 請求項10に記載の設備において、その二次水トラップの水封は、前記通気装置に含まれた常閉型の水電磁バルブを介して前記通気装置の通気サイクルの終わりにおいて補給され、
    前記水電磁バルブは、本管の給水設備に対して接続され、
    前記水電磁バルブは、必要な量の水が前記水電磁バルブの期間を制御することによって前記トラップの水封に必要な深さを満足させるために補給されるように、前記通気装置の制御ユニットによって制御され、
    前記水電磁バルブの出口は、前記送風ファンの出口ポイントよりも高度において低いポイントにおいて前記ファンユニットの下流の前記通気装置のケーシング内の送風ファン出口管に連通する、設備。
  12. 前記トイレコモード上の任意の利用可能な面上に前記通気装置のケースを取り付けることによって、準備されていないトイレコモード上に後付けされた請求項11に記載の設備であって、
    前記通気装置は、ネジ管端部を介して前記通気装置のケースの対向面から横方向に双方が伸びる本管の水入口管及び通気排気管を有し、
    突出する前記ネジ管端部は、前記通気装置のケースの頂部の妨げられていない開閉を可能にするように前記ケースの側方に存在するホールを介して伸び、
    すべての開口部は、前記コンテナに進入する水/湿度を防止するためにそれぞれの導管の辺りをシールし、
    前記ネジ管端部は、前記通気装置のコンテナの外側のフレキシブルな管取り付け部に接続し、それにより、前記便器と前記水洗タンクとの間に存在する前記トイレコモードのトルソを周回する配管を介してそれぞれの接続部(給水本管及び二次水トラップ)に連通し、前記便器と前記水洗タンクとの間の水平面の下端部に達するように、すなわち、前記準備されたトイレコモードの場合と同じ接続位置に達するように充分に横方向に伸びる、設備。
  13. 請求項11又は12に記載の設備において、
    便座/カバーの上昇/下降と、前記トイレに乗るユーザの上昇/下降に際して前記センサの視野が瞬間的に遮られる期間を識別するために短期間の時間間隔によって分離された2つ以上の近接センサの読み取り値を比較する前記制御ユニットを有し、
    より高い精度のために、さらなる時限式近接センサのスイープは、前記通気装置の通気サイクルの不要な作動の可能性を低減するように、前記制御ユニットにプログラミングされることができる、設備。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項に記載の設備において、その通気装置は、壁掛けトイレ用に設備され、それによって、前記通気装置は、前記包囲された壁空胴の面から突出するその近接センサを有する、便座の背後の壁空胴の範囲に配置される、設備。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載の設備において、前記通気装置は「インテリジェント」の電気機械的便座又は「スマート」トイレに組み込まれ、それによって、前記通気装置は、ユーザの存在の信号を提供することになり、
    この場合、前記通気装置は、近接センサスイッチを取り除くことができ、
    前記通気装置は、人間工学的で審美的な目的の前記インテリジェントトイレ/スマートトイレのケーシング内に組み込まれることができる、設備。
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