JP2017141110A - ラミネート加工自動給送装置 - Google Patents

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康尚 村上
Yasutaka Murakami
康尚 村上
年一 青柳
Toshikazu Aoyanagi
年一 青柳
尚志 村上
Hisashi Murakami
尚志 村上
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Abstract

【課題】 ラミネート加工装置への手挿入作業を、自動給送装置を設けて自動化する。
【解決手段】 給送ローラが1回転すると、積載された紙葉体を挟んだラミネートフイルムの給送台がカムとばねによって給紙ローラに押し当てられ、給紙ローラと摩擦分離部材の働きにより1セットずつ給送され、ラミネート加工部の加熱ローラに挿入される。加熱ローラの下流に検知センサーを配置し、ラミネート加工完了の検知信号で給送ローラを1回転ずつ回転させ、積載が無くなるまで自動給送させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、一端が接合されたラミネートフイルムに、ラミネート加工する紙葉体を挟んだ状態で、ラミネート加工装置に自動で順次給送するラミネート加工自動給送装置に関するものである。
従来のラミネート加工装置では、一端が接合されたラミネートフイルムにラミネートする紙葉体を挟み、ラミネート加工装置の回転している加熱ローラに加えられるまで手で1セットずつ挿入する。加熱ローラに挿入されたラミネートフイルムは加熱により紙葉体の表裏に貼付けられてラミネート加工装置の機外に排出される方法が行われていた。また、一端が接合されているラミネートフイルムと紙葉体を別々に積載し、まずラミネートフイルムを給送し、ラミネートフイルムを開き、次に開かれたラミネートフイルムに紙葉体を挿入して挟み、加熱ローラ部に自動給送するものもある。(例えば、特許文献1,2参照)
以下、図1、図2により従来のラミネート加工装置について説明する。図において、一端が接合されているラミネートフイルム1にラミネート加工する紙葉体2を挟み、接合部1aの反対側を手で持ち、1セットずつラミネート加工装置3の回転している加熱ローラ4、5に加えられるまで挿入する。紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1は、加熱ローラ4、5の回転により加熱されながら貼付けられて矢印方向に移動して機外に排出される。従来の装置では、1セットのラミネート加工時間は、例えばA4サイズで概ね20秒〜60秒必要であり、継続してラミネート加工を行う場合は、直前の加工品がラミネート加工装置3から排出したのを目視で確認後、前述と同様な手順で、手で次の1セットを挿入する方法を繰り返していた。
複数セットをラミネート加工する場合、1セットを手差しで挿入後、ラミネート加工が終了したことを確認し、次の1セットを手差しで挿入しなければならなかった。手差しの挿入作業とラミネート加工時間を含め、作業者が長時間ラミネート加工装置から離れられないという欠点があった。
ラミネートフイルムと紙葉体を別々に積載して自動給送する装置では、装置全体が大きくなり、装置の機構も複雑になる欠点があった。
特開2006−160429号 公報 特開2011−68115号 公報
以上に述べた従来のラミネート加工装置では、紙葉体を挟んだラミネートフイルムの1セットをラミネート加工装置の回転している加熱ローラに手差しで挿入し、1セット目のラミネート加工の終了を目視で確認後、次の1セットを手差しで挿入する方式であり、複数セットのラミネート加工を行う時は繰返し加工終了の確認と手による挿入作業を行う必要があった。
本発明は、紙葉体を挟んだラミネートフイルムを自動給送台に積載して1セットずつ自動給送することで、継続してラミネート加工できることを目的としており、1セットずつのラミネート加工完了の確認と手差しによる挿入作業の必要がなくなるため、作業者が加工装置から開放されるものである。
本発明に係るラミネート加工自動給送装置は、ラミネート加工対象の紙葉体を挟んだラミネートフイルムを積載して給送ローラ位置まで上昇する給送台を有した給送ローラで1セットずつ給送する自動給送装置と、1対の加熱ローラで貼り合わせ加工を行うラミネート加工装置を備え、給送速度が加熱ローラの回転速度と等速または等速以下であることを特徴とする。
また、ラミネート加工装置の加熱ローラの下流に検知センサーを配置し、ラミネート加工品の排出又は巻込みを検知できる手段を備えたことを特徴とする
本発明によるラミネート自動加工給送装置では、ラミネート加工完了品が加熱ローラから排出される毎にラミネート加工完了を検知センサーで検知し、紙葉体を挟んだラミネートフイルムを1セットずつ自動給送できる。作業者が装置から離れても、給送台に積載する紙葉体を挟んだラミネートフイルムの給送とラミネート加工が終るまで継続して自動でラミネート加工が可能となる。また、ラミネート加工装置の加熱ローラへの巻付きなどのトラブルが発生した場合、加熱ローラの下流に配置した検知センサーで異常を検知し、装置の作動を停止できる。
紙葉体を挟んだラミネートフイルムを示す断面図 従来のラミネート加工装置の断面図 本発明の実施形態を示す断面図 本発明の給送を示す断面図 本発明を従来のラミネート加工装置に装備した例を示す断面図
以下、本発明によるラミネート加工自動給送装置の実施形態を図によって説明する。
尚、本装置はラミネート加工装置3aと自動給送装置21aによって構成されている。
図1は、ラミネート加工を行う紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1を示す。同寸法の2枚のラミネートフイルム1の端部は接合されており、接合部1aが形成されている。ラミネート加工する紙葉体2を接合部1aまで挿入し、ラミネートフイルム1の上下で挟む。
図2に示す従来のラミネート加工装置3は、ラミネートフイルム1と挟んだ紙葉体を加熱して貼り合せる加熱ローラ4、5と熱源と防熱を兼ねたヒートカバー6a、6bで構成されている。ラミネート加工装置3の図示されていない電源をONすると、ヒートカバー6a、6bの熱源がONし、同時に加熱ローラ4、5が加熱されながら定められた回転速度で矢印方向に回転を続ける。別途定められた時間で電源をOFFすることで、ヒートカバー6a、6bの熱源がOFFし、加熱ローラ4、5も回転を停止して稼動を終了する。
ラミネート加工装置3の稼働中に紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1を手で持ち、ラミネート加工装置3の開口部7から加熱ローラ4、5に加え込まれるまで挿入すると、加熱ローラ4、5の回転搬送により、加熱張合せながら矢印方向に移動し、排出口9よりラミネート加工されて排出される。
本装置の実施形態を図3、図4の断面図で示す。自動給送装置21aは紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1を積載する給送台13は、筐体20に保持された軸15によって回転可能に保持され、ばね14によって上方に押し上げられており、図示されていないカムによって、定められた位置内で上下可動できる。また、給送台13は筐体20に対して傾斜して配置されており、積載した紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1の接合部1a側を基準として、積載状態で整列できるように筐体20にガイド板19が配置されている。
本装置の定位置では図3に示す如く、紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1を1セットずつ取出して給送する給送ローラ10の切欠部が下方位置に設定されており、給送台13は図示されていないカムによって下方に押下げられている。また、搬送路には給送ローラ10に作動する摩擦部材11aを装備した摩擦分離部材11が配置され、定められた範囲内で稼動できるばね12によって加圧されている。
本装置のラミネート加工装置3aは、本装置の電源をONすると従来のラミネート加工装置3と同様にヒートカバー6a、6bの熱源がONし、同時に加熱ローラ4、5が加熱されながら定められた回転速度で矢印方向に回転を続け、ラミネート加工可能な温度になると図示されていない給送可の表示が出る。給送可の表示後、自動給送装置21aを可動することによりラミネート加工作業に入る。
自動給送装置21aの給送ローラ10が可動すると、給送台13は図示されていないカムとばね14によって、積載された紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1の最上部のセットが給送ローラ10の外周に当る位置まで押上げられる。図4に示す如く給送ローラ10の回転によって、紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1の1セットはラミネート加工装置3a側に搬送される。給送ローラ10の回転によって左方に搬送される時、下方に積載されている紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1が連れて搬送しようとすると、摩擦分離部材11の摩擦部材11aの働きによって摩擦分離制御され、上部の1セットのみが搬送される。給送ローラ10は1回転毎に停止し、図示されていないカムによって給送台13が押し下げられ、積載した紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1は図3と同じ定位置に戻る。
給送ローラ10の1回転で、紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1は、ガイド板17、18を通り、ラミネート加工装置3aの加熱ローラ4、5の回転速度と等速または等速以下で加熱ローラ4、5に挿入され、ラミネート加工されて装置から排出される。
ラミネート加工装置3aの加熱ローラ4、5の排出側にはラミネート加工が終了することを検知する検知センサー16が配置されており、ラミネート加工された紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1の先端より一定距離を検知し、ラミネート加工が終了したことを認識する。
ラミネート加工終了の検知センサー16の検知により停止していた自動給送装置21aの給送ローラ10を1回転駆動させる。積載された紙葉体2を挟んだラミネートフイルム1を順次自動給送する。また、給紙台13の積載の給送作業が終了し、設定された時間内に給送作業がない場合は本装置全体がOFFとなる。
本装置のラミネート加工装置3aの加熱ローラ4、5に加工品が巻付くトラブルが発生した時は、検知センサー16が定められた時間に検知できないことを認識し、自動給送装置21aの給送作業を停止する。
従来の既成のラミネート加工装置3の挿入側に本装置のユニット化した自動給送装置21を配置した構成を図5に示す。従来のラミネート加工装置3のカバーの排紙部にラミネート加工が終了したことを検知する検知センサー16を配置し、ユニット化した自動給送機構21の駆動系にケーブルで接続し、自動給送装置付のラミネート加工機として使用できる。また給送ローラ10と加熱ローラ4,5の距離を補うため、ユニット化した自動給送機構21に中間コロ22、23を設ける。
1 紙葉体2を挟んだラミネートフイルム
1a接合部
2 紙葉体
3 従来のラミネート加工装置
3aラミネート加工装置
4 加熱ローラ
10 給送ローラ
11 摩擦分離部材
11a摩擦部材
13 給送台
16 検知センサー
19 ガイド板
21 ユニット化した自動給送機構
21a自動給送装置

Claims (2)

  1. ラミネート加工対象の紙葉体を挟んだラミネートフイルムを積載して給送ローラ位置まで上昇する給送台を有した給送ローラで1セットずつ給送する自動給送装置と、1対の加熱ローラで貼り合わせ加工を行うラミネート加工装置を備え、給送速度が加熱ローラの回転速度と等速または等速以下であることを特徴としたラミネート加工自動給送装置。
  2. 前記、ラミネート加工装置の加熱ローラの下流に検知センサーを配置し、ラミネート加工品の排出又は巻込みを検知できる手段を備えたことを特徴とするラミネート加工自動給送装置。
JP2016034849A 2016-02-09 2016-02-09 ラミネート加工自動給送装置 Pending JP2017141110A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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