JP2017140995A - Webbing winding device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ウェビングの引出しに対しスプールに抵抗荷重を作用させるウェビング巻取装置に関する。 The present invention relates to a webbing take-up device that applies a resistance load to a spool against webbing withdrawal.
下記特許文献1に記載のベルトリトラクタでは、結合手段がリール本体に慣性質量を接続した際に、ベルトウェビングの引出しによるリール本体の引出方向への回転が慣性質量に伝達されて、ベルトウェビングの引出しに対し慣性質量がリール本体に慣性力(抵抗荷重)を作用させる。 In the belt retractor described in Patent Document 1 below, when the coupling means connects the inertial mass to the reel body, the rotation of the reel body in the pull-out direction by the belt webbing is transmitted to the inertial mass, and the belt webbing is pulled out. On the other hand, the inertial mass causes an inertial force (resistance load) to act on the reel unit.
ここで、このようなベルトリトラクタでは、慣性質量がリール本体に作用させる抵抗荷重の急激な増加を抑制できるのが好ましい。 Here, in such a belt retractor, it is preferable that a sudden increase in the resistance load applied to the reel body by the inertial mass can be suppressed.
本発明は、上記事実を考慮し、抵抗機構がスプールに作用させる抵抗荷重の急激な増加を抑制できるウェビング巻取装置を得ることが目的である。 In consideration of the above fact, an object of the present invention is to provide a webbing take-up device that can suppress a rapid increase in resistance load that a resistance mechanism acts on a spool.
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、乗員に装着されるウェビングが巻取られ、前記ウェビングが引出されることで引出方向へ回転されるスプールと、所定の機会に、前記ウェビングの引出しに対し前記スプールに抵抗荷重を作用させると共に、前記ウェビングの引出加速度及び引出速度の少なくとも一方が増加するに従い抵抗荷重を増加させる抵抗機構と、前記抵抗機構が前記スプールに作用させる抵抗荷重の増加を抑制する抑制手段と、を備えている。 The webbing take-up device according to claim 1, wherein a webbing to be mounted on an occupant is taken up, a spool that is rotated in a drawing direction when the webbing is drawn out, and the webbing is drawn out at a predetermined opportunity. On the other hand, a resistance load is applied to the spool, and a resistance mechanism that increases the resistance load as at least one of the webbing pull-out acceleration and pull-out speed increases, and an increase in the resistance load that the resistance mechanism acts on the spool is suppressed. Suppression means.
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記抵抗機構に設けられ、前記スプールの引出方向への回転が伝達されて前記スプールに抵抗荷重を作用させる抵抗体を備えている。 A webbing take-up device according to a second aspect is the webbing take-up device according to the first aspect, wherein the webbing take-up device is provided in the resistance mechanism, and the rotation of the spool in the pull-out direction is transmitted to apply a resistance load to the spool. It has a resistor.
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項2に記載のウェビング巻取装置において、前記抑制手段は、変形されて前記スプールの引出方向への回転の前記抵抗体への伝達を抑制する。
The webbing take-up device according to claim 3 is the webbing take-up device according to
請求項4に記載のウェビング巻取装置は、請求項2又は請求項3に記載のウェビング巻取装置において、前記抑制手段は、弾性力により前記スプールの引出方向への回転の前記抵抗体への伝達を抑制する。 The webbing take-up device according to a fourth aspect is the webbing take-up device according to the second or third aspect, wherein the restraining means applies rotation to the resistor in the pull-out direction of the spool by an elastic force. Suppress transmission.
請求項5に記載のウェビング巻取装置は、請求項2〜請求項4の何れか1項に記載のウェビング巻取装置において、前記抑制手段は、前記スプールの引出方向への回転の前記抵抗体への伝達を解除する。
The webbing take-up device according to claim 5 is the webbing take-up device according to any one of
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、乗員に装着されるウェビングがスプールに巻取られており、ウェビングが引出されることで、スプールが引出方向へ回転される。 In the webbing take-up device according to the first aspect, the webbing to be mounted on the occupant is taken up on the spool, and the spool is rotated in the drawing direction when the webbing is drawn out.
また、所定の機会に、ウェビングの引出しに対し抵抗機構がスプールに抵抗荷重を作用させると共に、ウェビングの引出加速度及び引出速度の少なくとも一方が増加するに従い抵抗機構が抵抗荷重を増加させる。 Further, at a predetermined opportunity, the resistance mechanism applies a resistance load to the spool with respect to the webbing drawer, and the resistance mechanism increases the resistance load as at least one of the webbing withdrawal acceleration and the withdrawal speed increases.
ここで、抵抗機構がスプールに作用させる抵抗荷重の増加を抑制手段が抑制する。このため、抵抗機構がスプールに作用させる抵抗荷重の急激な増加を抑制できる。 Here, the suppression means suppresses an increase in the resistance load applied to the spool by the resistance mechanism. For this reason, the rapid increase of the resistance load which a resistance mechanism acts on a spool can be suppressed.
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、抵抗機構に抵抗体が設けられており、スプールの引出方向への回転が抵抗体に伝達されて、抵抗体がスプールに抵抗荷重を作用させる。このため、ウェビングの引出しに対し抵抗体がスプールに抵抗荷重を作用させることができる。 In the webbing take-up device according to the second aspect, the resistor is provided in the resistance mechanism, the rotation of the spool in the pull-out direction is transmitted to the resistor, and the resistor acts a resistance load on the spool. For this reason, a resistance body can make a resistance load act on a spool with respect to drawer | drawing-out of webbing.
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、抑制手段が、変形されて、スプールの引出方向への回転の抵抗体への伝達を抑制する。このため、抵抗体がスプールに作用させる抵抗荷重の増加を抑制できる。 In the webbing take-up device according to the third aspect, the suppressing means is deformed to suppress the transmission of the rotation in the pull-out direction of the spool to the resistor. For this reason, the increase in the resistance load which a resistor acts on a spool can be suppressed.
請求項4に記載のウェビング巻取装置では、抑制手段が、弾性力により、スプールの引出方向への回転の抵抗体への伝達を抑制する。このため、抵抗体がスプールに作用させる抵抗荷重の増加を抑制できる。 In the webbing take-up device according to the fourth aspect, the suppressing means suppresses the transmission of the rotation in the pull-out direction of the spool to the resistor by the elastic force. For this reason, the increase in the resistance load which a resistor acts on a spool can be suppressed.
請求項5に記載のウェビング巻取装置では、抑制手段がスプールの引出方向への回転の抵抗体への伝達を解除する。このため、抵抗体がスプールに作用させる抵抗荷重の増加を抑制できる。 In the webbing take-up device according to the fifth aspect, the suppressing means releases the transmission of the rotation in the pull-out direction of the spool to the resistor. For this reason, the increase in the resistance load which a resistor acts on a spool can be suppressed.
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るウェビング巻取装置10が後方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、車両前方(車両前後方向一方)を矢印FRで示し、車幅方向外方を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
[First Embodiment]
FIG. 1 shows a cross-sectional view of a webbing take-
本実施形態に係るウェビング巻取装置10は、車両に設置されており、ウェビング巻取装置10の前方、一側方及び上方は、それぞれ車幅方向外方、車両前方及び上方に向けられている。
The webbing take-up
図1に示す如く、ウェビング巻取装置10は、支持部材としての断面U字形板状のフレーム12を備えており、フレーム12には、後方の背板(図示省略)と、一側方の脚板12Aと、他側方の脚板12Bと、が設けられている。フレーム12は、背板において、車体に固定されており、これにより、ウェビング巻取装置10が車両に設置されている。
As shown in FIG. 1, a webbing take-
フレーム12の脚板12Aと脚板12Bとの間には、略円筒状のスプール14が回転可能に支持されており、スプール14の脚板12B側の端部は、脚板12Bの円状の貫通孔12Dを貫通している。スプール14には、長尺帯状のウェビング16が長手方向基端側から巻取られており、スプール14が巻取方向(図2の矢印Aの方向)へ回転されることで、スプール14にウェビング16が巻取られると共に、スプール14からウェビング16が引出されることで、スプール14が引出方向(図2の矢印Bの方向)へ回転される。また、スプール14からウェビング16が引出されることで、車両の座席に着座した乗員にウェビング16が装着される。
A substantially
スプール14には、追加抵抗機構としての第2フォースリミッタ機構18が設けられている。
The
第2フォースリミッタ機構18には、エネルギー吸収部材としての金属製で略円柱状のトーションシャフト20が設けられており、トーションシャフト20は、スプール14内に同軸上に配置されている。トーションシャフト20の脚板12B側の他端20Bは、スプール14に一体回転可能に結合されており、これにより、トーションシャフト20がスプール14と一体回転可能にされている。また、トーションシャフト20の脚板12A側の一端20Aは、スプール14の脚板12A側に突出されて、脚板12Aの略円状の貫通孔12Cを貫通している。
The second
スプール14の脚板12A側には、規制部材としての略円柱状のロックベース22が同軸上に設けられており、ロックベース22は、脚板12Aの貫通孔12Cに同軸上に挿入されている。ロックベース22には、トーションシャフト20の一端20Aが同軸上にかつ一体回転可能に結合されており、これにより、ロックベース22がスプール14及びトーションシャフト20と一体回転可能にされている。また、ロックベース22には、規制部としてのロックプレート24が移動可能に設けられている。
A substantially
フレーム12の脚板12A外側には、規制手段としてのセンサ機構26が設けられており、センサ機構26は、ロックベース22のロックプレート24に連絡されている。車両の衝突時(車両の緊急時である車両の急減速時又はウェビング16のスプール14からの急激な引出し時、所定の機会)には、センサ機構26が作動されて、ロックプレート24が移動されることで、ロックプレート24が脚板12Aの貫通孔12Cのラチェット歯(内歯)に噛合されて、ロックベース22の引出方向への回転が規制(ロック)される(ロックベース22の巻取方向への回転は許容される)。
A
また、ロックベース22の引出方向への回転が規制された状態で、乗員からウェビング16を介してスプール14にトーションシャフト20(一端20Aと他端20Bとの間の円柱状のシャフト本体20C)の耐捩れ荷重以上の引出方向への荷重が作用された際には、トーションシャフト20がシャフト本体20Cにおいて捩れ変形されることで、トーションシャフト20の一端20Aに対する他端20Bの引出方向への回転が許容されて、スプール14のロックベース22に対する引出方向への回転が許容される。
Further, in a state where the rotation of the
フレーム12の脚板12B外側には、巻取機構としてのプリテンショナ機構28が設けられており、車両の衝突時(車両の緊急時である車両の衝突が検出された時、所定の機会)には、プリテンショナ機構28が作動されて、瞬時に発生された高圧のガスの圧力によりスプール14が急激に巻取方向に回転される。
A
フレーム12の脚板12B外側には、付勢機構30が設けられており、付勢機構30は、トーションシャフト20又はスプール14に連結されて、スプール14を巻取方向に付勢している。
An
フレーム12の脚板12A内側には、抵抗機構としての第1フォースリミッタ機構32が設けられている。
A first
第1フォースリミッタ機構32には、作動機構としてのクラッチ機構34が設けられており、クラッチ機構34は、スプール14の脚板12A側部分に配置されると共に、ロックベース22に連絡されている。上述の如く、スプール14のロックベース22に対する引出方向への回転の許容が開始された際には、クラッチ機構34が作動される。
The first
フレーム12の脚板12A内側には、作動ギヤとしての金属製で断面L字形円環状のクラッチギヤ36が回転可能に支持されており、クラッチギヤ36は、スプール14の脚板12A側部分の外周において、スプール14と同軸上に配置されている。クラッチ機構34が作動された際には、クラッチ機構34がクラッチギヤ36の内周に係合されて、クラッチギヤ36がスプール14と一体に引出方向に回転可能にされる。
Inside the
フレーム12の脚板12A内側には、クラッチギヤ36の上側において、中間ギヤとしての増速ギヤ38が回転可能に支持されており、増速ギヤ38の軸方向は、クラッチギヤ36の軸方向と平行に配置されている。増速ギヤ38には、小径ギヤ38Aと大径ギヤ38Bとが同軸上にかつ一体に設けられており、小径ギヤ38Aの外周には、クラッチギヤ36の外周側部分の外周が噛合されている。このため、クラッチギヤ36が引出方向に回転されることで、増速ギヤ38(小径ギヤ38A及び大径ギヤ38B)が回転される。
A
クラッチギヤ36の内周側部分の外周には、連結部材としての略円筒状のインナリング40が同軸上にかつ回転可能に支持されており、インナリング40の脚板12A側部分の外周には、増速ギヤ38の大径ギヤ38Bの外周が噛合されている。このため、クラッチギヤ36が引出方向に回転されて、増速ギヤ38が回転されることで、インナリング40が引出方向に回転されると共に、インナリング40の回転速度(回転角速度)がスプール14の回転速度(回転角速度)に対し増速される。インナリング40のスプール14側部分の外周面には、長尺の挿入溝40A(図2参照)が形成されており、挿入溝40Aは、インナリング40の周方向に延伸されている。
A substantially cylindrical
図2にも示す如く、インナリング40のスプール14側部分の外周には、抵抗体(慣性体)としての金属製で円環板状のフライホイール42が同軸上にかつ回転可能に支持されている。フライホイール42には、長尺の挿入孔44が形成されており、挿入孔44の引出方向側の基端部を除く部分は、フライホイール42の径方向中間部において、フライホイール42の周方向に延伸されている。挿入孔44の基端部は、フライホイール42の径方向内側に屈曲されており、挿入孔44の基端は、フライホイール42の径方向内側に開放されている。
As shown in FIG. 2, a metal annular ring-shaped
挿入孔44には、抑制手段(過荷重制御部材、塑性変形部材)としての金属製で長尺棒状のワイヤ46が挿入されており、ワイヤ46の引出方向側の基端部を除く部分は、挿入孔44(フライホイール42の周方向)に沿って湾曲されている。ワイヤ46の基端部は、フライホイール42の径方向内側に屈曲されており、ワイヤ46の基端部は、挿入孔44の基端部を通過されて、フライホイール42の径方向内側に突出されている。ワイヤ46の基端は、インナリング40における挿入溝40Aの引出方向側の縁部に結合されており、ワイヤ46は、インナリング40とフライホイール42とを一体回転可能に連結している。
The
次に、本実施形態の作用を説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
以上の構成のウェビング巻取装置10では、スプール14からウェビング16が引出されて、乗員にウェビング16が装着される。また、付勢機構30の付勢力により、スプール14が巻取方向に回転されて、ウェビング16がスプール14に巻取られることで、乗員に装着されたウェビング16の弛みが除去される。
In the webbing take-up
ところで、車両の衝突時(特に前面衝突時)には、車両の減速により乗員に慣性力が作用される。さらに、車両の減速加速度が急激に大きくなる際には、乗員に作用される慣性力が急激に大きくなって、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出加速度及び引出速度が急激に大きくなる。
By the way, at the time of a vehicle collision (particularly at the time of a frontal collision), an inertial force is applied to the occupant by the deceleration of the vehicle. Further, when the deceleration acceleration of the vehicle suddenly increases, the inertial force acting on the occupant increases rapidly, and the pulling acceleration and pulling speed of the
また、車両の衝突時には、第2フォースリミッタ機構18において、センサ機構26が作動されて、ロックベース22のロックプレート24が脚板12Aの貫通孔12Cのラチェット歯に噛合されることで、ロックベース22の引出方向への回転が規制されて、トーションシャフト20を介してスプール14の引出方向への回転が制限される。これにより、ウェビング16のスプール14からの引出しが制限されることで、ウェビング16によって乗員が拘束される。
When the vehicle collides, the
さらに、車両の衝突時には、プリテンショナ機構28が作動されることで、スプール14が急激に巻取方向に回転される。このため、ウェビング16がスプール14に急激に巻取られることで、ウェビング16による乗員の拘束力が増加される。
Further, when the vehicle collides, the
上述の如くロックベース22の引出方向への回転が規制された状態で、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出荷重(スプール14の引出方向への回転荷重)がトーションシャフト20の耐捩れ荷重以上である際には、トーションシャフト20が捩れ変形されて、スプール14のロックベース22に対する引出方向への回転が許容される。
As described above, in a state where the rotation of the
スプール14のロックベース22に対する引出方向への回転の許容が開始された際には、第1フォースリミッタ機構32において、クラッチ機構34が作動されてクラッチギヤ36の内周に係合されることで、クラッチギヤ36がスプール14と一体に引出方向に回転されて、増速ギヤ38(小径ギヤ38A及び大径ギヤ38B)を介してインナリング40、ワイヤ46及びフライホイール42が引出方向に増速回転される。このため、フライホイール42に巻取方向への慣性力が作用されると共に、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力がワイヤ46、インナリング40、増速ギヤ38、クラッチギヤ36及びクラッチ機構34を介してスプール14に作用される。
When the rotation of the
これにより、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出荷重がフライホイール42に作用される慣性力による荷重(抵抗荷重、以下「第1フォースリミッタ荷重」という)とトーションシャフト20の耐捩れ荷重(図3のf2参照、追加抵抗荷重、以下「第2フォースリミッタ荷重」という)との合計であるフォースリミッタ荷重(図3のf参照)以上である際に、ウェビング16のスプール14からの引出しが許容されることで、乗員の運動エネルギーがフライホイール42に作用される慣性力とトーションシャフト20の捩れ変形とによって吸収されて、乗員が保護される。
As a result, the pulling load of the
ここで、車両の減速加速度が急激に大きくなって、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出加速度が急激に大きくなる際には、インナリング40に作用される引出方向への回転力が急激に大きくなることで、ワイヤ46が、フライホイール42の挿入孔44の基端部によって塑性変形(しごき変形)されつつ、挿入孔44から引出されると共に、インナリング40の挿入溝40Aに挿入されて、インナリング40からフライホイール42に伝達される引出方向への回転力がワイヤ46の塑性変形によって吸収される。このため、インナリング40のフライホイール42に対する引出方向への回転が許容されて、フライホイール42の引出方向への加速度が急激に大きくなることが抑制されることで、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制されて、フライホイール42からスプール14に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制される。
Here, when the deceleration acceleration of the vehicle suddenly increases and the acceleration of pulling out the
これにより、第1フォースリミッタ荷重が急激に増加されることを抑制できて、乗員にウェビング16から作用されるフォースリミッタ荷重(第1フォースリミッタ荷重と第2フォースリミッタ荷重との合計)が急激に増加されることを抑制できる(図3参照)。したがって、第1フォースリミッタ荷重を安定させることができてフォースリミッタ荷重を安定させることができると共に、乗員にウェビング16を介して第1フォースリミッタ荷重が作用される状態の持続時間を長くすることができる。
Thereby, it is possible to suppress the first force limiter load from rapidly increasing, and the force limiter load (the sum of the first force limiter load and the second force limiter load) applied to the occupant from the
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態に係るウェビング巻取装置50の主要部が他側方から見た断面図(図1の2−2線位置断面図)にて示されている。
[Second Embodiment]
4 is a cross-sectional view (a cross-sectional view taken along line 2-2 in FIG. 1) of the main part of the webbing take-up
本実施形態に係るウェビング巻取装置50は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
The webbing take-up
図4に示す如く、本実施形態に係るウェビング巻取装置50では、第1フォースリミッタ機構32において、上記第1実施形態におけるワイヤ46(挿入溝40A及び挿入孔44を含む)が設けられていない。
As shown in FIG. 4, in the webbing take-up
第1フォースリミッタ機構32では、インナリング40のスプール14側部分に所定数(本実施形態では2個)の回転突起40Bが一体に設けられており、所定数の回転突起40Bは、インナリング40の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれインナリング40の径方向外側に突出されている。
In the first
フライホイール42の内周面には、所定数(本実施形態では2個)の配置溝52が形成されており、所定数の配置溝52は、フライホイール42の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれフライホイール42の周方向に延伸されている。配置溝52には、インナリング40の回転突起40Bが挿入されており、回転突起40Bは、配置溝52に沿って回転可能にされている。
A predetermined number (two in the present embodiment) of
回転突起40Bの引出方向側の面と配置溝52の引出方向側の面との間には、抑制手段(過荷重制御部材、弾性変形部材)としての金属製で螺旋棒状のコイルバネ54が掛渡されており、コイルバネ54は、圧縮されて、回転突起40Bの引出方向側の面に巻取方向への弾性力(付勢力)を作用させると共に、配置溝52の引出方向側の面に引出方向への弾性力(付勢力)を作用させている。コイルバネ54は、弾性力により回転突起40Bの巻取方向側の面と配置溝52の巻取方向側の面とを当接させており、コイルバネ54は、インナリング40とフライホイール42とを一体回転可能に連結している。
Between the surface on the pulling direction side of the
ところで、車両の衝突時に、第2フォースリミッタ機構18によってスプール14のロックベース22に対する引出方向への回転の許容が開始された際には、第1フォースリミッタ機構32において、クラッチ機構34が作動されてクラッチギヤ36の内周に係合されることで、クラッチギヤ36がスプール14と一体に引出方向に回転されて、増速ギヤ38(小径ギヤ38A及び大径ギヤ38B)を介してインナリング40、コイルバネ54及びフライホイール42が引出方向に増速回転される。このため、フライホイール42に巻取方向への慣性力が作用されると共に、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力がコイルバネ54、インナリング40、増速ギヤ38、クラッチギヤ36及びクラッチ機構34を介してスプール14に作用される。
Incidentally, when the second
これにより、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出荷重がフライホイール42に作用される慣性力による荷重(第1フォースリミッタ荷重)とトーションシャフト20の耐捩れ荷重(第2フォースリミッタ荷重)との合計であるフォースリミッタ荷重以上である際に、ウェビング16のスプール14からの引出しが許容されることで、乗員の運動エネルギーがフライホイール42に作用される慣性力とトーションシャフト20の捩れ変形とによって吸収されて、乗員が保護される。
As a result, the load (first force limiter load) caused by the inertia force applied to the
ここで、車両の減速加速度が急激に大きくなって、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出加速度が急激に大きくなる際には、インナリング40に作用される引出方向への回転力が急激に大きくなることで、コイルバネ54がインナリング40の回転突起40Bの引出方向側の面とフライホイール42の配置溝52の引出方向側の面との間で弾性変形(圧縮)されて、インナリング40からフライホイール42に伝達される引出方向への回転力がコイルバネ54の弾性変形によって吸収される。このため、インナリング40のフライホイール42に対する引出方向への回転が許容されて、フライホイール42の引出方向への加速度が急激に大きくなることが抑制されることで、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制されて、フライホイール42からスプール14に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制される。
Here, when the deceleration acceleration of the vehicle suddenly increases and the acceleration of pulling out the
これにより、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。 Thereby, also in this embodiment, there can exist an effect similar to the said 1st Embodiment.
[第3実施形態]
図5には、本発明の第3実施形態に係るウェビング巻取装置60の主要部が他側方から見た断面図(図1の2−2線位置断面図)にて示されている。
[Third Embodiment]
FIG. 5 is a cross-sectional view (cross-sectional view taken along line 2-2 in FIG. 1) of the main part of the webbing take-up
本実施形態に係るウェビング巻取装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
The webbing take-up
図5に示す如く、本実施形態に係るウェビング巻取装置60では、第1フォースリミッタ機構32において、上記第1実施形態におけるワイヤ46(挿入溝40A及び挿入孔44を含む)が設けられていない。
As shown in FIG. 5, in the webbing take-up
第1フォースリミッタ機構32では、インナリング40のスプール14側部分に、複数の凹部40Cが形成されており、複数の凹部40Cは、インナリング40の周方向に等間隔に配置されている。凹部40Cは、断面略逆台形状にされており、凹部40Cの巻取方向側の面は、凹部40Cの引出方向側の面に比し、インナリング40の径方向に対する角度が大きくされている。さらに、インナリング40のスプール14側部分には、凹部40C間において、断面略台形状の凸部40Dが形成されている。
In the first
フライホイール42の内周面には、抑制手段(過荷重制御部材、弾性変形部材)としての金属製で長尺板状の板バネ62が所定数(本実施形態では7個)基端部において固定されており、所定数の板バネ62は、フライホイール42の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれフライホイール42の周方向に延伸されている。板バネ62の先端部は、断面V字状に屈曲されており、板バネ62は、弾性力(付勢力)により、先端部がインナリング40の凹部40Cに挿入(略嵌合)されている。これにより、所定数の板バネ62は、インナリング40とフライホイール42とを一体回転可能に連結している。
On the inner peripheral surface of the
ところで、車両の衝突時に、第2フォースリミッタ機構18によってスプール14のロックベース22に対する引出方向への回転の許容が開始された際には、第1フォースリミッタ機構32において、クラッチ機構34が作動されてクラッチギヤ36の内周に係合されることで、クラッチギヤ36がスプール14と一体に引出方向に回転されて、増速ギヤ38(小径ギヤ38A及び大径ギヤ38B)を介してインナリング40、板バネ62及びフライホイール42が引出方向に増速回転される。このため、フライホイール42に巻取方向への慣性力が作用されると共に、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力が板バネ62、インナリング40、増速ギヤ38、クラッチギヤ36及びクラッチ機構34を介してスプール14に作用される。
Incidentally, when the second
これにより、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出荷重がフライホイール42に作用される慣性力による荷重(第1フォースリミッタ荷重)とトーションシャフト20の耐捩れ荷重(第2フォースリミッタ荷重)との合計であるフォースリミッタ荷重以上である際に、ウェビング16のスプール14からの引出しが許容されることで、乗員の運動エネルギーがフライホイール42に作用される慣性力とトーションシャフト20の捩れ変形とによって吸収されて、乗員が保護される。
As a result, the load (first force limiter load) caused by the inertia force applied to the
ここで、車両の減速加速度が急激に大きくなって、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出加速度が急激に大きくなる際には、インナリング40に作用される引出方向への回転力が急激に大きくなることで、板バネ62が弾性変形されて、インナリング40の凹部40Cへの板バネ62先端部の挿入が解除される(インナリング40の引出方向への回転のフライホイール42への伝達が解除される)と共に、インナリング40からフライホイール42に伝達される引出方向への回転力が板バネ62の弾性変形によって吸収される。このため、インナリング40の凸部40Dが板バネ62の先端部を乗越えつつ、インナリング40のフライホイール42に対する引出方向への回転が許容されて、フライホイール42の引出方向への加速度が急激に大きくなることが抑制されることで、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制されて、フライホイール42からスプール14に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制される。
Here, when the deceleration acceleration of the vehicle suddenly increases and the acceleration of pulling out the
これにより、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。 Thereby, also in this embodiment, there can exist an effect similar to the said 1st Embodiment.
なお、上記第1実施形態〜第3実施形態では、スプール14が引出方向に加速回転される際及びスプール14が引出方向に減速回転される際にクラッチ機構34がスプール14をフライホイール42に接続する。しかしながら、スプール14が引出方向に加速回転される際にクラッチ機構34がスプール14をフライホイール42に接続する一方、スプール14が引出方向に減速回転される際にはクラッチ機構34がスプール14をフライホイール42に接続しなくてもよい。
In the first to third embodiments, the
[第4実施形態]
図6には、本発明の第4実施形態に係るウェビング巻取装置70が後方から見た断面図にて示されており、図7には、ウェビング巻取装置70の主要部が他側方から見た正面図にて示されている。
[Fourth Embodiment]
FIG. 6 shows a sectional view of the webbing take-up
本実施形態に係るウェビング巻取装置70は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
The webbing take-up
図6及び図7に示す如く、本実施形態に係るウェビング巻取装置70では、第1フォースリミッタ機構32において、上記第1実施形態におけるクラッチギヤ36及び増速ギヤ38が設けられていない。
As shown in FIGS. 6 and 7, in the webbing take-up
第1フォースリミッタ機構32では、クラッチ機構34が作動された際に、クラッチ機構34がインナリング40の内周に係合されて、インナリング40がスプール14と一体に引出方向に回転可能にされる(スプール14のインナリング40に対する巻取方向への回転は許容される)。
In the first
フレーム12の脚板12A内側には、配置体としての外形矩形状のリングギヤ72が固定されている。リングギヤ72には、略円状の配置孔74が貫通形成されており、配置孔74には、スプール14、トーションシャフト20、ロックベース22及びインナリング40が同軸上に挿入されている。配置孔74のスプール14側の部分には、円状の支持孔74Aが同軸上に設けられており、配置孔74の脚板12A側の部分の周面には、内歯ギヤ74Bが同軸上に設けられている。
On the inner side of the
リングギヤ72(配置孔74)の支持孔74Aには、伝達部材としての略円環板状のキャリア76が同軸上にかつ回転可能に嵌合されており、キャリア76は、インナリング40の外周側に配置されると共に、上記第1実施形態における挿入孔44及びワイヤ46が設けられている。ワイヤ46の基端は、インナリング40における挿入溝40Aの引出方向側の縁部に結合されており、ワイヤ46は、インナリング40とキャリア76とを一体回転可能に連結している。キャリア76には、円状の回転孔78が所定数貫通形成されており、所定数の回転孔78は、キャリア76の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ軸方向がキャリア76の軸方向と平行に配置されている。
A substantially annular plate-
回転孔78には、公転体としての略円柱状のピニオンギヤ80が貫通されており、ピニオンギヤ80は、回転孔78に同軸上に嵌合されて、回転孔78に回転可能に支持されている。ピニオンギヤ80の脚板12A側の部分には、外歯ギヤ80Aが同軸上に設けられており、外歯ギヤ80Aは、リングギヤ72(配置孔74)の内歯ギヤ74Bに噛合されている。ピニオンギヤ80のスプール14側の面には、周部において、公転部としての円柱状の偏心軸80Bが一体に設けられており、偏心軸80Bの軸方向は、ピニオンギヤ80の軸方向と平行に配置されている。
A substantially
リングギヤ72(配置孔74)の支持孔74Aには、キャリア76のスプール14側において、フライホイール42(図7では図示省略)が同軸上にかつ回転可能に嵌合されている。フライホイール42には、案内部としての長尺の案内孔82が所定数貫通形成されており、所定数の案内孔82は、フライホイール42の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ長手方向がフライホイール42の径方向に配置されている。案内孔82には、ピニオンギヤ80の偏心軸80Bが挿入(連絡)されており、フライホイール42は、偏心軸80Bと一体に周方向に回転可能にされると共に、偏心軸80Bが案内孔82に沿って径方向に移動可能にされている。
A flywheel 42 (not shown in FIG. 7) is coaxially and rotatably fitted in the
ところで、車両の衝突時に、第2フォースリミッタ機構18によってスプール14のロックベース22に対する引出方向への回転の許容が開始された際には、第1フォースリミッタ機構32において、クラッチ機構34が作動されてインナリング40の内周に係合されることで、インナリング40、ワイヤ46及びキャリア76がスプール14と一体に引出方向に回転されて、ピニオンギヤ80が、外歯ギヤ80Aにおけるリングギヤ72の内歯ギヤ74Bへの噛合によって、自転されつつ、引出方向に公転(回転)される。
Incidentally, when the second
このため、ピニオンギヤ80の偏心軸80Bが、所謂サイクロイド曲線に沿ってフライホイール42の径方向において往復移動されつつ引出方向に間欠公転されて(図8参照)、フライホイール42を引出方向に加速回転させる状態とフライホイール42を引出方向に減速(制動)回転させる状態とを交互に繰返される。したがって、フライホイール42に巻取方向への慣性力が作用される状態とフライホイール42に引出方向への慣性力が作用される状態とが交互に繰返されて、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力がピニオンギヤ80、キャリア76、ワイヤ46、インナリング40及びクラッチ機構34を介してスプール14に作用される(フライホイール42に作用される引出方向への慣性力はインナリング40からスプール14に作用されない)。
For this reason, the
これにより、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出荷重がフライホイール42に作用される巻取方向への慣性力による荷重(第1フォースリミッタ荷重)とトーションシャフト20の耐捩れ荷重(第2フォースリミッタ荷重)との合計であるフォースリミッタ荷重以上である際に、ウェビング16のスプール14からの引出しが許容されることで、乗員の運動エネルギーがフライホイール42に作用される巻取方向への慣性力とトーションシャフト20の捩れ変形とによって吸収されて、乗員が保護される。
As a result, the load (first force limiter load) caused by the inertial force in the winding direction in which the pull-out load of the
ここで、車両の減速加速度が急激に大きくなって、乗員によるウェビング16のスプール14からの引出速度が急激に大きくなる際には、インナリング40の引出方向への回転速度が急激に大きくなることで、ワイヤ46が、キャリア76の挿入孔44の基端部によって塑性変形(しごき変形)されつつ、挿入孔44から引出されると共に、インナリング40の挿入溝40Aに挿入されて、インナリング40からキャリア76に伝達される引出方向への回転力がワイヤ46の塑性変形によって吸収される。このため、インナリング40のキャリア76に対する引出方向への回転が許容されて、フライホイール42の引出方向への加速度が急激に大きくなることが抑制されることで、フライホイール42に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制されて、フライホイール42からスプール14に作用される巻取方向への慣性力が急激に大きくなることが抑制される。
Here, when the deceleration acceleration of the vehicle suddenly increases and the pulling speed of the
これにより、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。 Thereby, also in this embodiment, there can exist an effect similar to the said 1st Embodiment.
なお、本実施形態では、インナリング40とキャリア76との間に上記第1実施形態におけるワイヤ46(挿入溝40A及び挿入孔44を含む)を設けた。しかしながら、インナリング40とキャリア76との間に上記第2実施形態におけるコイルバネ54(回転突起40B及び配置溝52を含む)を設けてもよく、インナリング40とキャリア76との間に上記第3実施形態における板バネ62(凹部40C及び凸部40Dを含む)を設けてもよい。
In the present embodiment, the wire 46 (including the
10 ウェビング巻取装置
14 スプール
16 ウェビング
32 第1フォースリミッタ機構(抵抗機構)
42 フライホイール(抵抗体)
46 ワイヤ(抑制手段)
50 ウェビング巻取装置
54 コイルバネ(抑制手段)
60 ウェビング巻取装置
62 板バネ(抑制手段)
70 ウェビング巻取装置
10 Webbing take-up
42 Flywheel (resistor)
46 wire (suppression means)
50 Webbing take-up
60 Webbing take-up
70 Webbing take-up device
Claims (5)
所定の機会に、前記ウェビングの引出しに対し前記スプールに抵抗荷重を作用させると共に、前記ウェビングの引出加速度及び引出速度の少なくとも一方が増加するに従い抵抗荷重を増加させる抵抗機構と、
前記抵抗機構が前記スプールに作用させる抵抗荷重の増加を抑制する抑制手段と、
を備えたウェビング巻取装置。 A spool that is wound around a webbing to be mounted on an occupant and rotated in the pull-out direction by pulling out the webbing;
A resistance mechanism for causing a resistance load to act on the spool against the webbing drawer at a predetermined opportunity and increasing the resistance load as at least one of the webbing withdrawal acceleration and withdrawal speed increases;
Suppressing means for suppressing an increase in resistance load that the resistance mechanism acts on the spool;
A webbing take-up device comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016024997A JP2017140995A (en) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | Webbing winding device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016024997A JP2017140995A (en) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | Webbing winding device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017140995A true JP2017140995A (en) | 2017-08-17 |
Family
ID=59627077
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016024997A Pending JP2017140995A (en) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | Webbing winding device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017140995A (en) |
-
2016
- 2016-02-12 JP JP2016024997A patent/JP2017140995A/en active Pending
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