JP2017139083A - 車両用電子制御ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板に表面実装された信号端子の接合の補強を図ることができる車両用電子制御ユニットを提供する。【解決手段】車両用電子制御ユニット1は、回路基板2と、車両側コネクタ10と回路基板2とを電気的に接続する複数の信号端子41が一列に配列され且つコネクタハウジング40に固定されると共に、各信号端子41が回路基板2に表面実装されているコネクタ部4と、コネクタハウジング40に固定され且つ回路基板2に表面実装された補強端子5と、を備えている。そして、補強端子5は、回路基板2において複数の信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側にて表面実装され、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Aの少なくとも一部とが、信号端子41の延出方向に重複している。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される車両用電子制御ユニットに関する。
従来、例えば車両等に搭載される電子制御ユニットにおいては、回路基板と、コネクタハウジングに固定された複数の信号端子を有するコネクタ部と、を備えて構成されている。複数の信号端子は、一列に配列され、回路基板に半田付けにより表面実装される。そして、コネクタ部は、外部コネクタ、例えば車両側コネクタに接続される。外部コネクタは、複数の電線が束ねられたワイヤハーネスを有して構成されている。
この構成のものでは、コネクタ部のハウジングの左右両側面に、固定金具として略L字状に折り曲げられた補強板が設けられたものがある。この補強板は、回路基板に半田付けにより固定される。これにより、ハウジングと回路基板との保持強度を高めている。
特開2012−59501号公報
しかしながら、上記構成のものでは、コネクタ部と外部コネクタとを接続した状態でワイヤハーネスが回路基板表面に対して垂直をなす方向に引っ張られたとき、信号端子の半田付け箇所に外力が加わって、信号端子が回路基板表面から剥がれるおそれがあるという問題がある。即ち、ワイヤハーネスが回路基板表面に対して垂直をなす上方側に引っ張られたとき、信号端子の半田付け箇所がコネクタ部寄りの基端側から剥がれるおそれがある。一方、ワイヤハーネスが回路基板表面の下方側に引っ張られたとき、信号端子の半田付け箇所が先端側から剥がれるおそれがある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、回路基板に表面実装された信号端子の接合の補強を図ることができる車両用電子制御ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の車両用電子制御ユニット(1)は、回路基板(2)と、車両側コネクタ(10)と回路基板とを電気的に接続する複数の信号端子(41)が一列に配列され且つコネクタハウジング(40)に固定されると共に、各信号端子が回路基板に表面実装されているコネクタ部(4)と、コネクタハウジングに固定され且つ回路基板に表面実装された補強端子(5,51,52,53,54a,54b,54c)と、を備えている。そして、補強端子(5,52,53,54a,54b,54c)は、回路基板において複数の信号端子の配列方向における信号端子の実装領域(A)を挟む両側にて表面実装され、補強端子の実装領域(B,B2,B3,B4)の少なくとも一部と、信号端子の実装領域の少なくとも一部とが、信号端子の延出方向に重複している。
この構成によれば、回路基板において複数の信号端子の配列方向における信号端子の実装領域を挟む両側に補強端子が表面実装され、補強端子の実装領域の少なくとも一部と、信号端子の実装領域の少なくとも一部とが、信号端子の延出方向に重複しているので、回路基板に表面実装された各信号端子の接合の補強を図ることができる。これにより、車両側コネクタとコネクタ部とを接続した状態において、回路基板表面に対して垂直な方向の外力が車両側コネクタに加えられたとしても、その外力によって信号端子が回路基板から剥離することを防止できる。なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1の実施形態における車両用電子制御ユニットの断面図である。 車両用電子制御ユニットのケース内部の構造を上方から見た図である。 回路基板表面のランド及び実装領域を示す図である。 車両用電子制御ユニットに上下方向の外力が加えられた様子を示す図である。 車両用電子制御ユニットに左右方向の外力が加えられた様子を示す図である。 第2の実施形態における車両用電子制御ユニットの断面図である。 第2の実施形態における車両用電子制御ユニットのケース内部の構造を上方から見た図である。 第3の実施形態における車両用電子制御ユニットのケース内部の構造を上方から見た図である。 第4の実施形態における車両用電子制御ユニットのケース内部の構造を上方から見た図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態の車両用電子制御ユニットについて、図1〜図5を参照して説明する。本実施形態では、エアバッグ装置を作動させるために用いられるエアバッグECU1に、本発明を適用した場合について説明する。なお、図面中に示された方向は、説明の便宜上用いたものに過ぎないものとする。
エアバッグECU1は、図1及び図2に示すように、回路基板2、ケース3、コネクタハウジング40と複数の信号端子41とを有するコネクタ部4、補強端子5等を備えて構成される。このエアバッグECU1は、車両側コネクタ10を介して、車両側に設けられた図示しないスクイブに電気的に接続される。エアバッグECU1は、回路基板2上及び車両に搭載された図示しない加速度センサにより検出された加速度値が所定値以上になった場合、制御信号を出力してスクイブを作動させることにより、図示しないエアバッグ装置を展開させるためのものである。
回路基板2は、プリント配線基板であって、コネクタ部4を実装する前の状態を表す図3に示すように、回路基板2の表面には、コネクタ部4の各信号端子41を表面実装(即ち、表面半田付け)するための導体部分である複数(本実施形態では8個)のランド2aと、各補強端子5を表面実装するための複数(本実施形態では2個)のランド2bとが設けられている。
より詳細には、各ランド2aは、各信号端子41の延出方向である前後方向に細長い長方形状を呈し、回路基板2の表面上に所定間隔で平行且つ一列に配列形成されている。本実施形態では、回路基板2の表面上で複数(8個)のランド2aからなるランド群全体を囲む長方形状の領域を、信号端子41の実装領域Aと称する。
一方、各ランド2bは、各信号端子41の延出方向である前後方向に長い長方形状を呈し、コネクタハウジング40の搭載領域Dの左右両側に隣接する位置から、複数の信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側位置まで延びている。本実施形態では、回路基板2の表面上で各ランド2bが設けられる各長方形状の領域を、補強端子5の実装領域Bと称する。
ケース3は、回路基板2及びコネクタ部4を収容するための箱状の部材であって、例えば合成樹脂やアルミニウム等の金属材料からなる。このケース3は、開口部3aを有し、当該開口部3aにおいてコネクタ部4と車両側コネクタ10との接続が可能な構成となっている。
コネクタ部4は、コネクタハウジング40と、コネクタハウジング40に固定された複数(例えば、8本)の信号端子41とを有して構成される。コネクタハウジング40は、複数の信号端子41を収容するためのものである。コネクタハウジング40は、合成樹脂等の絶縁体からなり、図示しない固定部を有する矩形箱状の部材である。固定部は、コネクタハウジング40における前方側に設けられ、この固定部の下部に信号端子41が配設される。
各信号端子41は、図1に示すように、実装領域A側から車両側コネクタ10側に向かって角張ったSの字状に屈曲している。信号端子41における車両側コネクタ10とは反対側(即ち、図1では前方側)の端部は、回路基板2と略平行となるように折り曲げられ、回路基板2のランド2a上に表面実装される。一方、信号端子41における車両側コネクタ10側(即ち、図1では後方側)の端部は、コネクタハウジング40内に例えば圧入されることにより固定されるとともに、回路基板2上方に平行に延びてオスコネクタを形成する。このオスコネクタは、図示しないが、車両側コネクタ10のメスコネクタと嵌合する。
補強端子5は、板状の金属部材からなり、コネクタハウジング40に固定され、且つ回路基板2に表面実装される。具体的には、補強端子5は、コネクタハウジング40の左右両側面下部に前後方向に延びて設けられた図示しない取付溝に圧入されることにより、当該コネクタハウジング40に固定される。また、補強端子5は、回路基板2のランド2a上に、半田付けにより表面実装される。
本実施形態では、補強端子5は、回路基板2において各信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側にて表面実装されている。具体的には、補強端子5の実装領域Bは、前後方向に長い矩形状を有し、信号端子41の延びる方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する位置から、信号端子41の実装領域Aと重複する位置まで連続している。即ち、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Aの全体とが、信号端子41の延出方向に重複しているとともに、コネクタ部4において車両側コネクタ10が挿入される挿入領域Cとが、信号端子41の延出方向に重複している。
車両側コネクタ10は、車両に搭載され、図示しないが、エアバッグ装置を作動させるためのスクイブに電気的に接続されている。この車両側コネクタ10は、電線が束ねられたワイヤハーネス10aを有している。このワイヤハーネス10aは、車両側の各種の部品と電気的に接続されている。
次に、車両側コネクタ10に接続された状態における本実施形態のエアバッグECU1の作用について、図4及び図5を参照して説明する。図4に示すように、エアバッグECU1のコネクタ部4が車両側コネクタ10に接続された状態において、車両側コネクタ10のワイヤハーネス10aが上下方向に引っ張られた場合、補強端子5によって上下方向の外力が受け止められる。このため、各信号端子41の実装領域Aに過大な力が働くことを防止可能となっている。特に、補強端子5の実装領域Bは、信号端子41の延出方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する位置から信号端子41の実装領域Aと重複する位置まで連続しているので、各信号端子41の実装領域Aに上下方向の大きな外力が加わることを効果的に防ぐことを可能としている。
また、図5に示すように、エアバッグECU1のコネクタ部4が車両側コネクタ10に接続された状態において、車両側コネクタ10のワイヤハーネス10aが左右方向に引っ張られた場合にも、補強端子5によって左右方向の外力が受け止められる。このため、各信号端子41の実装領域Aに過大な力が働くことを防止可能となっている。特に、補強端子5の実装領域Bの一部と、コネクタ部4において車両側コネクタ10が挿入される挿入領域Cとが、信号端子41の延出方向に重複しているので、車両側コネクタ10が左右方向にねじれるように傾動したとしても、コネクタハウジング40の左右側面に設けられた補強端子5によって左右方向の外力が受け止められることにより、各信号端子41の実装領域Aに左右方向の大きな力が加わることを効果的に防ぐことを可能としている。
以上説明した第1の実施形態における車両用電子制御ユニットとしてのエアバッグECU1は、回路基板2と、車両側コネクタ10と回路基板2とを電気的に接続する複数の信号端子41が一列に配列され且つコネクタハウジング40に固定されると共に、各信号端子41が回路基板2に表面実装されているコネクタ部4と、コネクタハウジング40に固定され且つ回路基板2に表面実装された補強端子5と、を備えている。そして、補強端子5は、回路基板2において複数の信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側にて表面実装され、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Aの少なくとも一部とが、信号端子41の延出方向に重複している。
この構成によれば、回路基板2において複数の信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側に補強端子5が表面実装され、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Aの少なくとも一部とが、信号端子41の延出方向に重複しているので、回路基板2に表面実装された各信号端子41の接合の補強を図ることができる。これにより、車両側コネクタ10とコネクタ部4とを接続した状態において、回路基板2表面に対して垂直な方向(即ち、図4では上下方向)の外力が車両側コネクタ10に加えられたとしても、その外力によって信号端子41が回路基板2から剥離することを防止できる。
具体的には、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Bの全体とが、信号端子41の延出方向に重複している。この構成によれば、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Bの全体とが、信号端子41の延出方向に重複しているので、信号端子41の実装領域Bに加わる上下及び左右方向の外力を補強端子5によって確実により受け止めることができる。
また、補強端子5の実装領域Bは、信号端子41の延出方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する位置から信号端子41の実装領域Aと重複する位置まで連続している。
この構成によれば、補強端子5の実装領域Bが、信号端子41の延出方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する位置から信号端子41の実装領域Aと重複する位置まで連続しているので、車両側コネクタ10の後方側に引き出されたワイヤハーネス10aが上下方向に引っ張られ際に、補強端子5によって信号端子41に加わる上下方向の外力を効果的に軽減させることができる。
また、補強端子5の実装領域Bの一部と、コネクタ部4において車両側コネクタ10が挿入される挿入領域Cとが、信号端子41の延出方向に重複している。この構成によれば、補強端子5の実装領域Bの一部と、コネクタ部4において車両側コネクタ10が挿入される挿入領域Cとが、信号端子41の延出方向に重複しているので、コネクタ部4と車両側コネクタ10とを接続した状態で車両側コネクタ10が上下方向又は左右方向に引っ張られた際に、負荷される外力が大きい部分に補強端子5を配置することで、信号端子41に加わる上下又は左右方向の外力をより確実に軽減できる。
また、信号端子41及び補強端子5は、回路基板2のランド2aに半田付けにより固定されている。この構成によれば、回路基板2のランド2a上に信号端子41及び補強端子5を半田付けにより確実に固定させることができる。
なお、上記した第1の実施形態では、補強端子5の実装領域Bの一部と、信号端子41の実装領域Aの全体とが、信号端子41の延出方向に重複しているものとしたが、これには限られない。補強端子5の実装領域Bの少なくとも一部と、信号端子41の実装領域Aの少なくとも一部とが、信号端子41の延出方向に重複していればよいが、好ましい態様は、補強端子5の実装領域Bの少なくとも一部と、信号端子41の実装領域Aの半分以上とが、信号端子41の延出方向に重複する態様である。また、より好ましい態様は、補強端子5の実装領域Bの少なくとも一部と、信号端子41の実装領域Aの全体とが、信号端子41の延出方向に重複する態様である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。なお、図6及び図7において上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。この第2の実施形態のエアバッグECU1は、板状の金属部材からなる第1補強端子51及び第2補強端子52を備えている。
第1補強端子51は、図6及び図7に示すように、コネクタハウジング40の後方側の側面に固定され、且つ回路基板2に表面実装される。具体的には、第1補強端子51は、コネクタハウジング40の左右両側面下部に前後方向に延びて設けられた図示しない取付溝に圧入されることにより、当該コネクタハウジング40の後方側の側面に固定される。また、第1補強端子51は、回路基板2のランド2b上においてコネクタハウジング40の後方側の左右側面付近に半田付けにより表面実装される。この第1補強端子51が表面実装された領域を、第1実装領域B1と称する。
また、第2補強端子52は、コネクタハウジング40の前方側の側面に固定され、且つ回路基板2に表面実装される。この第2補強端子52は、当該第2補強端子52の第2実装領域B2側から車両側コネクタ10側に向かって角張ったSの字状に屈曲している。具体的には、第2補強端子52において、車両側コネクタ10とは反対側(即ち、図6では前方側)の端部は、回路基板2と略平行となるように折り曲げられ、信号端子41の実装領域Aを挟む両側にて回路基板2のランド2b上に表面実装されている。この第2補強端子52が表面実装された領域を、第2実装領域B2と称する。
一方、第2補強端子52において、車両側コネクタ10側(即ち、図6では後方側)の端部は、回路基板2上方に平行に延びて、コネクタハウジング40の左右両側面中央部に設けられた図示しない取付溝に圧入されることにより、当該コネクタハウジング40の前方側の側面に固定される。
第2の実施形態のエアバッグECU1では、図7に示すように、上述した第1補強端子51の第1実装領域B1と、第2補強端子52の第2実装領域B2との間には、前後方向に隙間が設けられている。また、第1実装領域B1と、コネクタ部4において車両側コネクタ10が挿入される挿入領域Cとが、各信号端子41の延出方向に重複している。また、第2実装領域B2と信号端子41の実装領域Aの全体とが、各信号端子41の延出方向に重複している。
上記した構成の第2の実施形態におけるエアバッグECU1においても、第1の実施形態のエアバッグECU1と同様の作用をもたらす。即ち、エアバッグECU1のコネクタ部4が車両側コネクタ10に接続された状態において、車両側コネクタ10のワイヤハーネス10aが上下方向に引っ張られた場合、第1補強端子51及び第2補強端子52によって外力が受け止められることにより、各信号端子41の実装領域Aに過大な力が働くことを防ぐことが可能となっている。
更に、第2の実施形態におけるエアバッグECU1では、第1補強端子51の第1実装領域B1と、第2補強端子52の第2実装領域B2との間において前後方向に隙間が設けられているので、この隙間に配線パターンを形成することが可能となっている。
以上説明した第2の実施形態におけるエアバッグECU1では、第2補強端子52は、回路基板2において複数の信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側にて表面実装され、第2補強端子52の実装領域B2と信号端子41の実装領域Aの全体とが、信号端子41の延出方向に重複している。
この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、回路基板2において信号端子41の実装領域Aを挟む両側に第2補強端子52が表面実装されているので、回路基板2に表面実装された各信号端子41の接合の補強を図ることができる。
また、第1,2補強端子51,52の実装領域B1,B2は、信号端子41の延出方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する第1実装領域B1と、信号端子41の実装領域Aと重複する第2実装領域B2とに分割形成されている。
この構成によれば、第1,2補強端子51,52の実装領域B1,B2は、信号端子41の延出方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する第1実装領域B1と、信号端子41の実装領域Aと重複する第2実装領域B2とに分割形成されているので、第1補強端子51の第1実装領域B1と第2補強端子52の第2実装領域B2との間に前後方向に隙間が生じる。このため、当該隙間に配線パターンを通すことができ、配線構造のコンパクト化を図ることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、図8を参照して説明する。なお、図8において上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
第3の実施形態においては、図8に示すように、補強端子53は、複数の信号端子41を囲むように表面実装されている。具体的には、補強端子53は、回路基板2の上方から見たとき角張ったCの字状の外形形状を有している。
補強端子53は、板状の金属部材からなり、コネクタハウジング40に固定され、且つ回路基板2に表面実装される。具体的には、補強端子53の実装領域B3は、信号端子41の延出方向において、コネクタハウジング40の側面と重複する位置から、信号端子41の実装領域Aと重複する位置まで連続している。更に、補強端子53の実装領域B3の一部と、信号端子41の実装領域Aの全体とが、信号端子41の延出方向に重複している。
なお、第1の実施形態と同様に、補強端子53は、コネクタハウジング40の左右両側面下部に前後方向に延びて設けられた図示しない取付溝に圧入されることにより、当該コネクタハウジング40に固定される。また、補強端子53は、回路基板2のランド2b上に、半田付けにより表面実装される。
以上説明した第3の実施形態におけるエアバッグECU1では、補強端子53は、信号端子41の実装領域Aの周囲を囲むように表面実装されている。具体的には、補強端子53は、回路基板2の上方から見たとき角張ったCの字状の外形形状を有している。
この第3の実施形態におけるエアバッグECU1においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、補強端子53は、信号端子41の実装領域Aの周囲を囲むように表面実装され、回路基板2の上方から見たとき角張ったCの字状の外形形状を有しているので、車両側コネクタ10とコネクタ部4とを接続した状態において車両側コネクタ10に上下又は左右方向の外力が加えられたとしても、その外力を補強端子53によって効果的に受け止めることができ、各信号端子41が外力により回路基板2から剥離することを確実に防止できる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について、図9を参照して説明する。なお、図9において上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第4の実施形態のエアバッグECU1では、図9に示すように、補強端子54a,54b,54cが、回路基板2上において各信号端子41の実装領域Aを挟む両側と中央部との3箇所にて表面実装されている。
具体的には、補強端子54aは、コネクタハウジング40の右側面に固定され、回路基板2のランド2b上における各信号端子41の配列方向右端部に半田付けされる。また、補強端子54bは、コネクタハウジング40の左側面に固定され、回路基板2のランド2b上における各信号端子41の配列方向左端部に半田付けされる。この回路基板2の表面上で各ランド2bが設けられる各長方形状の領域を、補強端子54a,54bの実装領域Bと称する。
また、補強端子54cは、コネクタハウジング40の内部に固定されると共に、回路基板2の表面において、各信号端子41の実装領域Aの左右方向中央部に設けられたランド2c上に半田付けされる。このランド2bが設けられる長方形状の領域を、補強端子54cの実装領域B4と称する。
なお、補強端子54a,54bは、第1の実施形態と同様に、コネクタハウジング40の左右側面から信号端子41の先端部まで延びている。また、補強端子54a,54bは、回路基板2において各信号端子41の配列方向における信号端子41の実装領域Aを挟む両側にて表面実装されている。また、各信号端子41は、一列に配列され、回路基板2の各ランド2aに半田付けにより固定されている。
この第4の実施形態のエアバッグECU1においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、補強端子54a,54b,54cは、回路基板2において信号端子41の実装領域Aを挟む両側と中央部との3箇所(即ち、補強端子54a,54bの実装領域Bと補強端子54cの実装領域B4)にて表面実装されているので、信号端子41の接合の補強を確実に図ることができる。これにより、信号端子41の実装領域Aに上下又は左右方向の外力が加わることで回路基板2から各信号端子41が剥がれることを確実に防止できる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形または拡張を施すことができる。例えば、上記実施形態では、車両用電子制御ユニットが、車両に搭載される乗員保護装置用のエアバッグECU1である場合について説明したが、これに限られない。例えば、衝突の発生時にシートベルトを引き込むことで運転者を車両のシートに拘束するシートベルト装置等を作動させる車両用電子制御ユニットに本発明を適用することも可能である。
1 エアバッグECU(車両用電子制御ユニット)
2 回路基板
2a,2b,2c ランド
4 コネクタ部
40 コネクタハウジング
41 信号端子
5,53,54a,54b,54c 補強端子
51 第1補強端子(補強端子)
52 第2補強端子(補強端子)
10 車両側コネクタ
A 信号端子の実装領域
B,B3,B4 補強端子の実装領域
B1 第1実装領域(補強端子の実装領域)
B2 第2実装領域(補強端子の実装領域)
C 挿入領域

Claims (10)

  1. 回路基板(2)と、
    車両側コネクタ(10)と前記回路基板とを電気的に接続する複数の信号端子(41)が一列に配列され且つコネクタハウジング(40)に固定されると共に、前記各信号端子が前記回路基板に表面実装されているコネクタ部(4)と、
    前記コネクタハウジングに固定され且つ前記回路基板に表面実装された補強端子(5,51,52,53,54a,54b,54c)と、を備えた車両用電子制御ユニット(1)であって、
    前記補強端子(5,52,53,54a,54b,54c)は、前記回路基板において前記複数の信号端子の配列方向における前記信号端子の実装領域(A)を挟む両側にて表面実装され、
    前記補強端子の実装領域(B,B2,B3,B4)の少なくとも一部と、前記信号端子の実装領域の少なくとも一部とが、前記信号端子の延出方向に重複している車両用電子制御ユニット。
  2. 前記補強端子の実装領域の少なくとも一部と、前記信号端子の実装領域の半分以上とが、前記信号端子の延出方向に重複している請求項1に記載の車両用電子制御ユニット。
  3. 前記補強端子の実装領域の少なくとも一部と、前記信号端子の実装領域の全体とが、前記信号端子の延出方向に重複している請求項2に記載の車両用電子制御ユニット。
  4. 前記補強端子(5,53,54a,54b)の実装領域(B,B3)は、前記信号端子の延出方向において、前記コネクタハウジングの側面と重複する位置から前記信号端子の実装領域と重複する位置まで連続している請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  5. 前記補強端子(51,52)の実装領域(B1,B2)は、前記信号端子の延出方向において、前記コネクタハウジングの側面と重複する第1実装領域(B1)と、前記信号端子の実装領域と重複する第2実装領域(B2)とに分割形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  6. 前記補強端子(B,B1,B3)の実装領域の少なくとも一部と、前記コネクタ部において前記車両側コネクタが挿入される挿入領域(C)とが、前記信号端子の延出方向に重複している請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  7. 前記補強端子(53)は、前記信号端子の実装領域の周囲を囲むように表面実装された請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  8. 前記補強端子は、前記回路基板の上方から見たとき角張ったCの字状の外形形状を有している請求項7に記載の車両用電子制御ユニット。
  9. 前記補強端子(54c)は、更に、前記回路基板において前記複数の信号端子の配列方向における前記信号端子の実装領域の中間部にて表面実装されている請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  10. 前記信号端子及び前記補強端子は、前記回路基板のランド(2a,2b,2c)に半田付けにより固定されている請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
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