JP2017138729A - ログイン制御方法、ログイン制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ毎のログイン操作のリズムに応じたログイン制御を行うことを目的とする。【解決手段】オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力し、入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定し、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、前記判定の結果に応じて、ログインを許可する、処理をコンピュータが実行するログイン制御方法が提供される。【選択図】図6

Description

本発明は、ログイン制御方法、ログイン制御装置及びプログラムに関する。
ウェアラブル機器の開発が盛んになってきている。ウェアラブル機器を一例とした小型端末装置では付け心地や継続使用時間の長時間化が重要であり、小型化及び省電力化が要求される。また、小型端末装置は、小型のためユーザインターフェース(UI)が物理的に制限されるにもかかわらず、例えば生体情報等の重要な情報が端末装置に格納されていることが多く、それらの情報に対するセキュリティ管理は重要である。
そのため、スマートフォン等では画面を見ながらログインパスワードを入力し、認証に成功した場合、端末装置のロックを解除することが行われている。しかし、小型化の要求等によりウェアラブル機器では必ずしも表示画面を有するとは限らず、画面からログインパスワードを入力できない場合がある。
これに対して、スイッチを使用してパスワードを判別する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、タップ操作のタイミングを示す基準タップ間隔を対応付けた暗唱リズムパターンに対して所定パターンのタップ操作が行われた場合、ロック状態を解除する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2は、基準タップ間隔に対するマージン幅に予め固定値を設定し、タップ操作のタイミングが基準タップ間隔から予め定められたマージン幅内のずれである場合、正しいタイミングで暗唱リズムパターンが入力されていると判定する。
特開2004−280562号公報 特開2013−74432号公報 特開2005−222411号公報 特開2007−235867号公報
しかしながら、ユーザは、同じリズムを刻んでスイッチ操作やタップ操作を行ったつもりでも、例えばテンポの速い曲を聴いている場合や眠い場合等、その時の気分、周りの環境、体調等により操作のリズムが変わってしまうことがある。その結果、ログインのために行われたスイッチ操作等をログイン制御装置で測定すると、操作リズムが予め定められたマージン幅から外れる場合が生じる。
また、予め定められた操作リズムを盗まれ、成りすまされた場合、他人がログインできてしまうという問題がある。
そこで、一側面では、本発明は、ユーザ毎のログイン操作のリズムに応じたログイン制御を行うことを目的とする。
一つの案では、オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力し、入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定し、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、前記判定の結果に応じて、ログインを許可する、処理をコンピュータが実行するログイン制御方法が提供される。
一側面によれば、ユーザ毎のログイン操作のリズムに応じたログイン制御を行うことができる。
入力操作に対する操作タイミングのずれを説明するための図。 一実施形態に係るウェアラブル装置の全体構成の一例を示す図。 一実施形態に係るウェアラブル装置のハードウェア構成の一例を示す図。 一実施形態に係るログイン制御装置の機能構成の一例を示す図。 一実施形態に係る操作情報登録DBの一例を示す図。 第1実施形態に係るログイン制御処理の一例を示すフローチャート。 第1実施形態に係るログイン制御の動作を説明するための図。 第1実施形態に係るログイン制御処理結果の一例を示す図。 第2実施形態に係るログイン制御処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態に係るログイン制御の動作を説明するための図。 第3実施形態に係るログイン制御処理の一例を示すフローチャート。 第4実施形態に係る操作情報登録DBの一例を示す図。 第4実施形態に係るログイン制御処理の一例を示すフローチャート。 第4実施形態に係るログイン制御処理結果の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
(操作タイミングのずれに関する課題)
ボタン、スイッチ、キー、画面をタッチする等のユーザのログイン操作に対して、ボタン等を押した時間(以下、「オン時間」ともいう。)、及びボタン等を離した時間(以下、「オフ時間」ともいう。)と、予め登録したパスワードであるリファレンスとの比較によりログイン認証を行う場合がある。
以下、ボタン等を押す操作をオン操作といい、ボタン等を離す操作をオフ操作という。また、ボタン等を指で押している時間をオン時間といい、ボタン等から指を離している時間をオフ時間という。
図1(a)は、ログイン認証に用いるオン操作及びオフ操作の操作タイミングのパターンの一例を示す。ログイン認証に用いる操作タイミングのパターンは、予めDB(データベース)に登録されている。つまり、図1(a)に示すオン操作及びオフ操作の操作タイミングのパターン(以下、「シリアル信号」ともいう。)は、登録したパスワードの一例である。
シリアル信号のログイン操作において、ユーザは、予め登録した図1(a)の操作タイミングでパターンの最初の部分を入力しているつもりでも、途中から少しテンポが速くなると、ログイン制御装置はその変化を認識する。その結果、ログイン制御装置は、そのログイン操作は、登録パスワードが示す操作タイミングと異なると判断し、ログインを許可しない。
例えば、図1(b)に一例を示すユーザのログイン操作では、最初のオン操作にてタイミングがずれ、その後の複数のオフ操作及びオン操作にてタイミングずれている。このように、特にログイン操作の前半で操作リズム(テンポ)にずれが生じた場合、ログイン操作の後半ではずれの累積が生じ、ログイン操作の開始点からの絶対時間で見ると、リファレンスである登録パスワードと大きく異なってしまうという問題が生じる。
以上の問題に対しては、同じ登録パスワードの操作リズムに対して、ユーザ毎に生じる操作時の入力の癖を利用し、そのユーザ毎の癖を学習することで、ログイン認証の精度を高めることができる。以下では、ユーザ毎のログイン操作のリズムに応じたログイン制御を行うことが可能なログイン制御装置について説明する。
[ウェアラブル装置の全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係るウェアラブル装置10の全体構成の一例について、図2を参照しながら説明する。本実施形態では、ログイン制御装置の一例として、腕時計型のウェアラブル装置10を例に挙げて説明する。ただし、本実施形態に係るウェアラブル装置10は、腕時計型に限らず、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)やフェースマウントディスプレイ(Face Mounted Display)等の装着型の端末装置であってもよい。
また、本実施形態に係るウェアラブル装置10は、装着型の端末装置に限らず、PC(Personal Computer)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話でもよい。また、ウェアラブル装置10は、ゲーム機器、ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯用映像処理装置、携帯用音楽再生装置等、ログイン操作を行ういかなる電子機器でもよい。
図2(a)〜図2(d)のそれぞれは、本実施形態に係るウェアラブル装置10の一例を示す。図2(a)に示すウェアラブル装置10は、ボタン11及びLED13を有し、ログイン制御回路12を内蔵する。ボタン11は、機械的なボタンであり、スイッチであってもよい。ユーザは、ボタン11を押すことで「オン操作」を行い、ボタン11を離すことで「オフ操作」を行う。ユーザは、オン操作及びオフ操作を所定のリズムで行うことでパスワードを示すシリアル信号を生成する。ログイン制御回路12は、ユーザのボタン11操作に応じたシリアル信号を入力し、ログイン認証を行う。LED13は、光源の一例であり、警告する際等に点灯させる。
図2(b)〜図2(d)のそれぞれは、図2(a)のウェアラブル装置10の変形例である。図2(b)に示すウェアラブル装置10は、表示ボタン14及び表示ライト15を有し、ログイン制御回路12を内蔵する。表示ボタン14はソフトウェアボタンであり、表示ボタン14へのタッチ操作を検出できるようになっている。ユーザは、表示ボタン14のタッチ操作をオン操作とし、表示ボタン14のタッチを離す操作をオフ操作としてシリアル信号を入力する。表示ライト15は、警告する際等に表示色を変化させる。
図2(c)に示すウェアラブル装置10は、複数のボタン11,16及び複数のLED13を有し、ログイン制御回路12を内蔵する。ユーザは、ボタン11をオン操作及びオフ操作することで一のシリアル信号を入力することができる。また、ユーザは、ボタン16をオン操作及びオフ操作することで他のシリアル信号を入力することができる。ボタン11を用いたシリアル信号に一のログインIDを付与し、ボタン16を用いたシリアル信号に他のログインIDを付与することができる。
図2(d)に示すウェアラブル装置10は、ボタン11及びLED13を有し、ログイン制御回路12を内蔵しない。ログイン制御回路12は、ウェアラブル装置10と通信可能な情報処理装置18に内蔵されている。情報処理装置18は、PC等であってもよい。ユーザ操作により生成されたシリアル信号は、無線を介して情報処理装置18に送信される。情報処理装置18は、内蔵したログイン制御回路12によりログイン認証を行い、ログインを許可する場合、ウェアラブル装置10のロックを解除する信号をウェアラブル装置10に送信する。情報処理装置18は、ログインを許可しない場合、ウェアラブル装置10をロックする信号をウェアラブル装置10に送信する。
[ウェアラブル装置のハードウェア構成]
次に、本実施形態に係るウェアラブル装置10のハードウェア構成の一例について、図3を参照しながら説明する。ウェアラブル装置10は、ボタン11、LED13、CPU21、メモリ22、入出力I/F23及び通信I/F24を有する。
CPU21は、メモリ22に格納されたプログラムに従って、ウェアラブル装置10を制御する。メモリ22は、例えば半導体メモリであり、CPU21によって実行されるプログラム(ログイン制御処理プログラムを含む)、CPU21によって参照されるデータ、及び、CPU21によって実行される処理の結果を示すデータ等を格納する。
ログイン制御処理プログラム及びデータの少なくとも一部は、記録媒体25に格納され、必要に応じてメモリ22にコピーされてもよい。また、取得されたデータは、必要に応じてメモリ22から記録媒体25にコピーされてもよい。記録媒体25は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性の記録媒体で実現され得る。
入出力I/F23は、ウェアラブル装置10を保持するユーザからの情報の入力を受け付け、そのユーザに情報を提供するためのインターフェースである。例えば、入出力I/F23は、ボタン11、タッチパネル等の入力装置から情報の入力を受け付ける。また、入出力I/F23は、LED13を点灯、点滅等させてユーザに警告を表示する。
[ウェアラブル装置の機能構成]
次に、本実施形態に係るウェアラブル装置10の機能構成の一例について、図4を参照しながら説明する。ウェアラブル装置10は、入力部30、記憶部31、オン・オフ変化判定部33、カウンタ部34、平均時間測定部35、偏差測定部36、ログイン認証部37及び制御部38の各機能ブロックを有する。
本実施形態では、各機能ブロックは、ウェアラブル装置10の内部に設けられたログイン制御回路12により実現される。この場合、ウェアラブル装置10とログイン制御回路12とのユーザインターフェース(UI)は、シリアル信号の入力、ログイン認証の結果通知、モード切り替えの3種類である。シリアル信号の入力及びモード切替信号の入力は、ユーザによるボタン11操作により行われる。また、ログイン認証結果は、ウェアラブル装置10の内部に出力され、これにより、ウェアラブル装置10のロック又はロック解除が実行される。
入力部30は、ユーザのボタン11のオン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力する。オン・オフ変化判定部33は、信号がオンからオフに変化したとき、及び信号がオフからオンに変化したときを判定する。
記憶部31は、操作情報登録DB32及び各種情報を記憶する。図5は、操作情報登録DBの一例を示す。操作情報登録DBは、登録時のボタン11のオン操作及びオフ操作に応じて各オン操作の時間(各オン時間)及び各オフ操作の時間(各オフ時間)をユーザ毎に記憶する。操作情報登録DBは、各オン時間の平均時間、各オン時間の平均時間の偏差値、各オフ時間の平均時間、及び各オフ時間の平均時間の偏差値を記憶する。平均時間は、時系列、あるいは大小関係がわかる配列として操作情報登録DBに保持される。操作情報登録DB32に登録された「各オン時間、各オフ時間、各オン時間の平均時間、各オフ時間の平均時間、各オン時間の偏差値、各オフ時間の偏差値」は、登録情報の一例である。
図5の例では、登録時にユーザが10回同じリズムでボタン11のオン操作及びオフ操作を行い所定パターンのシリアル信号を入力した場合の登録情報を示している。値は秒[s]である。図5の例では、あるユーザが行った1回目〜10回目のオン時間A321、オフ時間A322、オン時間B323、オフ時間B324、オン時間C325、オフ時間C326が登録される。また、1回目〜10回目の各オン時間及び各オフ時間の平均時間及び偏差値が記憶される。
図4に戻り、カウンタ部34は、シリアル信号に応じた登録情報の入力回数をカウントする。平均時間測定部35は、シリアル信号がオンからオフに変化する度又は信号がオフからオンに変化する度に各オン時間、各オフ時間を数え直す。平均時間測定部35は、算出した各オン時間の平均時間(平均値)及び各オフ時間の平均時間(平均値)をそれぞれ算出する。
偏差測定部36は、測定した各オン時間と、各オフ時間と、各オン時間の平均時間と、各オフ時間の平均時間と、オン操作及びオフ操作の回数とに基づき、各オン時間の偏差値、及び各オフ時間の偏差値を算出する。図5の例では、1回目〜10回目のオン時間A321の平均時間は1.14s、偏差値は0.09である。発明者の調査によれば、オン時間が長いほど偏差値も大きくなる傾向にある。
偏差値の算出の一例として、偏差測定部36は、式(1)に基づき分散σを算出する。
Figure 2017138729
mは回数、xは各オン時間及び各オフ時間、Xは各オン時間の平均値及び各オフ時間の平均値を示す。
次に、偏差測定部36は、式(2)に基づき偏差値σを算出する。
Figure 2017138729
以上の処理により、図5に示すように、操作情報登録DBには、信号のオンからオフ又はオフからオンへの変化に応じてオン時間及びオフ時間の順番、登録情報の入力回数m、各オン時間、各オフ時間が登録される。また、測定された各オン時間の平均時間、各オフ時間の平均時間、各オン時間の偏差値、各オフ時間の偏差値が操作情報登録DB32に記録される。
図4に戻り、ログイン認証部37は、操作情報登録DBに記憶された各オン時間の平均時間、各オフ時間の平均時間、各オン時間の偏差値、各オフ時間の偏差値を参照して、測定した各オン操作と各オフ操作が、許容範囲内に行われたか否かの比較を行う。一例としては、ログイン認証部37は、測定した各オン時間と記憶した各オン時間の平均時間とのずれが、記憶した各オン時間の平均時間±偏差値の範囲内か否かを判定する。また、ログイン認証部37は、測定した各オフ時間と記憶した各オフ時間の平均時間とのずれが、記憶した各オフ時間の平均時間±偏差値の範囲内か否かを判定する。ログイン認証部37は、判定の結果に基づきログイン認証する。
ログイン認証部37は、判定結果をウェアラブル装置10とログイン制御回路12とのユーザインターフェースに通知する。判定の結果、ログインに成功した場合、ウェアラブル装置10のロックが解除される。判定の結果、ログインに失敗した場合、ウェアラブル装置10はロックされる。ロック及びロックの解除を制御する機器のID情報を送信することで、ロック対象のウェアラブル装置10が特定できる。
ログインに成功したか又は失敗したかの判定方法の一例を説明する。図5の例では、たとえば1回目のオン時間A321の平均時間は1.14であり、偏差値は0.09であった。よって、ログイン認証部37は、ログイン操作時の1回目のオン時間が、1.14±0.09の範囲に入っていた場合に「OK」、それ以外は「NG」と判定する。他のオン時間及びオフ時間も同様にして、「OK」又は「NG」が判定される。
図4に戻り、制御部38は、ログイン制御のモードを登録モードとログインモードとの間で切り替える。登録モード時、ユーザが行ったボタン11によるログイン操作に応じて、操作情報登録DB32へオン時間及びオフ時間等の登録情報が登録される。また、操作情報登録DB32は、ログイン判定結果を記憶してもよい。ログインモード時、ユーザが行ったオン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号に基づき、ログインを許可するか否かの判定が行われる。
なお、オン・オフ変化判定部33、カウンタ部34、平均時間測定部35、偏差測定部36、ログイン認証部37及び制御部38の各機能ブロックは、ログイン制御回路12のハードウェアで実現されることに限らない。例えば、各機能ブロックは、メモリ22に記憶されたログイン制御処理用のプログラムが、CPU21に実行させるログイン制御処理により実現されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
<第1実施形態>
[ログイン制御処理]
次に、本実施形態に係るログイン制御処理について図6を参照して説明する。図6は、第1実施形態に係るログイン制御処理の一例を示したフローチャートである。本処理が開始されると、制御部38は、切替信号に基づき、モードを判定する(ステップS1)。
(登録時処理)
ユーザが登録状態にウェアラブル装置10を設定した場合、制御部38は、登録モードと判定し、ユーザへパスワードの登録を開始することを指示する(ステップS10)。
この場合、入力部30は、シリアル信号の入力を受け付ける(ステップS11)。次に、オン・オフ変化判定部33は、シリアル信号のオンからオフ又はオフからオンへの変化を判定する(ステップS12)。変化があった場合、記憶部31は、オン操作及びオフ操作の順番、入力回数、各オン時間、各オフ時間を操作情報登録DB32に記憶する(ステップS13)。次に、入力部30は、シリアル信号の入力が所定の時間あるいは終了信号パターンまで終了したかを判定する(ステップS14)。
シリアル信号の入力が終了していないと判定した場合、再度、ステップ12〜S14の処理が行われる。シリアル信号の入力が終了したと判定した場合、入力部30は、所定回数の入力が行われたかを判定する(ステップS15)。所定回数の入力が行われていないと判定された場合、入力部30は、指示に従い次のシリアル信号の入力を受け付け(ステップS10,S11)、所定回数の入力が行われるまで、ステップ10〜ステップ15の処理を繰り返す。
所定回数の入力が行われたと判定された場合、平均時間測定部35は、各オン時間の平均時間及び各オフ時間の平均時間を算出する。偏差測定部36は、各オン時間の平均時間に基づき各オン時間の偏差値を算出し、各オフ時間の平均時間に基づき各オフ時間の偏差値を算出する。これにより、登録モード時の処理は終了する。
(ログイン時処理)
ステップS1において、ユーザがログイン状態にウェアラブル装置10を設定した場合、制御部38は、ログインモードと判定する。ユーザはボタン11のオン操作及びオフ操作によりシリアル信号を入力し(ログイン操作)、入力部30は、シリアル信号の入力を受け付ける(ステップS20)。次に、オン・オフ変化判定部33は、シリアル信号のオンからオフ又はオフからオンへの変化を判定する(ステップS21)。変化があった場合、記憶部31は、オン操作及びオフ操作の順番、入力回数、各オン時間、各オフ時間を操作情報登録DB32に記憶する(ステップS22)。次に、入力部30は、シリアル信号の入力が所定の時間あるいは終了信号パターンまで終了したかを判定する(ステップS23)。
シリアル信号の入力が終了していないと判定した場合、再度、ステップ21〜S23の処理が行われる。シリアル信号の入力が終了したと判定した場合、ログイン認証部37は、今回のログイン操作に応じて、測定した各オン時間及び各オフ時間が、操作情報登録DB32に記憶した各オン時間の平均時間と偏差値、及び各オフ時間の平均時間と偏差値に基づき許容範囲内のタイミングで行われたか否かを比較する(ステップS24)。
すなわち、ログイン認証部37は、マージンとして登録モード時に求めた偏差値を利用し、測定した各オン時間及び各オン時間の平均値に対するずれが、許容範囲内か否かを判定する。
具体的には、図7の上部に一例を示すように、登録時のオン時間の平均時間をμ0、偏差値をσ0、登録時のオフ時間の平均時間をμ1、偏差値をσ1とする。そして、図7の下部に示すように、測定時(ログイン時)には、時刻t0にオン操作が行われ、時刻t1にオフ操作が行われたとする。この場合、入力したオン操作時刻t0が、登録時のオン時間の平均時間μ0±偏差値σ0の範囲内のとき、測定時のオン操作が許容範囲内のタイミングで行われたと判定される。同様に、入力したオフ操作時刻t1が、登録時のオフ時間の平均時間μ1±偏差値σ1の範囲に入っているとき、測定時のオフ操作が許容範囲内のタイミングで行われたと判定される。
図7では、オン操作時刻t0は、平均時間μ0−偏差値σ0より大きく、平均時間μ0より小さいため、許容範囲内のタイミングで行われたと判定される。また、オフ操作の時刻t1は、平均時間μ1より大きく、μ1+σ1より小さいため、許容範囲内のタイミングで行われたと判定される。
図6に戻り、ログイン認証部37は、入力したシリアル信号のすべてのオン操作及びオフ操作のタイミングが、オン時間又はオフ時間の平均値±偏差値の範囲内であると判定したとき、ログインを許可する(ステップS25)。
以上、本実施形態に係るログイン制御方法によれば、登録時のユーザによるボタン11オン操作及びオフ操作のタイミングに応じて、登録情報を複数回入力したときの操作タイミングのずれを示す偏差値が算出される。また、偏差値に基づき、ログイン操作時のオン操作及びオフ操作のタイミングの許容範囲がユーザ毎に適正に判断される。これにより、ユーザ毎のログイン操作のリズムに応じたログイン制御を行うことができ、適正にログイン認証を行うことができる。これにより、ユーザの本人らしさを学習し、セキュリティを強固にすることができる。
図8は、2回ログインを試したときのログイン認証結果の一例を示す。ログイン1回目の2個目のオフ時間は3.3sであり、図5に示す登録時のオフ時間B324の平均時間は3.06s、偏差値は0.17である。したがって、3.3>3.06+0.17となり、ログイン1回目の2個目のオフ時間は、登録時の対応オフ時間の平均時間±偏差値の範囲外である。このように、ログイン時のオン時間及びオフ時間の1つでも、登録時の対応オン時間又はオフ時間の平均時間±偏差値の範囲外のタイミングにスイッチングしたものがあると、ログインは許可されない。一方、ログイン2回目では、ログイン時のオン時間及びオフ時間のすべてが、登録時の対応オン時間又はオフ時間の平均時間±偏差値の範囲内のため、ログインは許可される。
<第2実施形態>
[ログイン制御処理]
次に、本実施形態に係るログイン制御処理について図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係るログイン制御処理の一例を示したフローチャートである。本処理が開始されると、制御部38は、切替信号に基づき、モードを判定する(ステップS1)。
(登録時処理)
制御部38は、登録モードと判定した場合、ユーザへパスワードの登録を開始することを指示する(ステップS10)。次に、入力部30は、シリアル信号の入力を受け付ける(ステップS11)。次に、オン・オフ変化判定部33は、シリアル信号のオンからオフ又はオフからオンへの変化を判定する(ステップS12)。変化があった場合、記憶部31は、オン操作及びオフ操作の順番、入力回数、各オン時間、各オフ時間を操作情報登録DB32に記憶する(ステップS13)。次に、ログイン認証部37は、操作情報登録DB32に登録されている偏差値が所定範囲外か否かを判定する(ステップS30)。所定範囲内であれば、ステップS14に進む。
操作情報登録DB32に登録されている偏差値が所定範囲外であれば、ログイン認証部37は、結果通知機構によりユーザに警告を通知する(ステップS31)。次に、ログイン認証部37は、偏差値が所定の値より大きい方に範囲外又は小さい方に範囲外の場合には、その偏差値を所定の値に置き換え、偏差を修正する(ステップS33)。ログイン認証部37は、偏差値が所定の値より大きい方に範囲外の場合に、その偏差値を所定の値に置き換えるようにしてもよい。
次に、入力部30は、シリアル信号の入力が所定の時間あるいは終了信号パターンまで終了したかを判定する(ステップS14)。シリアル信号の入力が終了していないと判定した場合、再度、ステップ12〜S14、ステップS31〜S33の処理が行われる。
ステップS14にて、シリアル信号の入力が終了したと判定した場合、入力部30は、所定回数の入力が行われたかを判定する(ステップS15)。所定回数の入力が行われていないと判定された場合、入力部30は、指示に従い次のシリアル信号の入力を受け付け(ステップS10,S11)、所定回数の入力が行われるまで、ステップ10〜ステップ15、ステップS31〜S33の処理を繰り返す。
所定回数の入力が行われたと判定された場合、平均時間測定部35は、各オン時間の平均時間及び各オフ時間の平均時間を算出する。偏差測定部36は、各オン時間の平均時間に基づき各オン時間の偏差値を算出し、各オフ時間の平均時間に基づき各オフ時間の偏差値を算出する。
(ログイン時処理)
ステップS20〜S25は、第1実施形態に係るステップS20〜S25と同一処理であるため、ここでは説明を省略する。
以上、本実施形態に係るログイン制御方法によれば、図10に示すように、操作情報登録DB32に記憶された偏差値σ1が所定の値σ1'よりも大きい場合、偏差値σ1を所定の値σ1'に置き換える。これにより、ログイン認証の精度を高めることができる。なお、図9のステップS32に示すように、登録時に操作情報登録DB32に登録されている偏差値が所定の値よりも小さい場合にも、偏差値を所定の値に置き換えてもよい。
<第3実施形態>
[ログイン制御処理]
次に、本実施形態に係るログイン制御処理について図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係るログイン制御処理の一例を示したフローチャートである。第3実施形態に係るログイン制御処理が、第2実施形態に係るログイン制御処理(図9)と異なる点は、ログインに成功すると(ステップS25)、ログインに成功したシリアル信号に応じた登録情報(各オン時間、各オフ時間、各オン時間の平均時間、各オフ時間の平均時間、各オン時間の偏差値、各オフ時間の偏差値)に基づき、操作情報登録DB32を更新する処理(ステップS40)のみである。
ログインが許可された場合、記憶部31は、操作情報登録DB32に記録した回数mの登録情報の配列のうち、最も古い情報あるいは最も平均値からはずれた情報を有する登録情報を削除し、削除した箇所に今回ログインが許可されたシリアル信号の登録情報を記録してもよい。今回ログインが許可されたシリアル信号の登録情報を操作情報登録DB32に記憶する際、所定個数の登録情報が操作情報登録DB32に記憶されるまで他の登録情報を削除しなくてもよい。
<第4実施形態>
[ログイン制御処理]
次に、本実施形態に係るログイン制御処理について図12及び図13を参照して説明する。図12は、第4実施形態に係る操作情報登録DBの一例を示す。図13は、第4実施形態に係るログイン制御処理の一例を示すフローチャートを示す。
本実施形態では、操作情報登録DB32に複数個のリファレンスとなる登録情報を記憶し、ログインIDにより各登録情報を識別することで、パスワードを入力するだけでログインIDを同時に識別できるようになっている。図12(a)は、ログインIDがID1の1回〜10回の登録情報、平均時間、偏差値が記憶されている。図12(b)は、ログインIDがID2の1回〜10回の登録情報、平均時間、偏差値が記憶されている。
図13に示す第4実施形態に係るログイン制御処理では、本処理が開始されると、制御部38は、切替信号に基づき、モードを判定する(ステップS1)。
(登録時処理)
制御部38は、登録モードと判定した場合、操作情報登録DB32からID識別情報の一例であるログインIDを取得し(ステップS50)、ユーザへパスワードの登録を開始することを指示する(ステップS10)。次に、入力部30は、シリアル信号の入力を受け付ける(ステップS11)。次に、オン・オフ変化判定部33は、シリアル信号のオンからオフ又はオフからオンへの変化を判定する(ステップS12)。
次に、記憶部31は、オン操作及びオフ操作の順番、入力回数、各オン時間、各オフ時間を操作情報登録DB32に登録する(ステップS13)。次に、ログイン認証部37は、操作情報登録DB32に登録されている偏差値が所定範囲外か否かを判定する(ステップS30)。所定範囲内であれば、ステップS14に進む。
所定範囲外であれば、ログイン認証部37は、結果通知機構によりユーザに警告を通知する(ステップS31)。ログイン認証部37は、偏差値が所定の値より大きい方に範囲外又は小さい方に範囲外の場合には、その偏差値を所定の値に置き換え、偏差を修正する(ステップS33)。ログイン認証部37は、偏差値が所定の値より大きい方に範囲外の場合に、その偏差値を所定の値に置き換えるようにしてもよい。
次に、入力部30は、シリアル信号の入力が所定の時間あるいは終了信号パターンまで終了したかを判定する(ステップS14)。シリアル信号の入力が終了していないと判定した場合、再度、ステップ12〜S14、ステップS31〜S33の処理が行われる。
ステップS14にて、シリアル信号の入力が終了したと判定した場合、入力部30は、所定回数の入力が行われたかを判定する(ステップS15)。所定回数の入力が行われていないと判定された場合、入力部30は、指示に従い次のシリアル信号の入力を受け付け(ステップS10,S11)、所定回数の入力が行われるまで、ステップ10〜ステップ15、ステップS31〜S33の処理を繰り返す。
所定回数の入力が行われたと判定された場合、平均時間測定部35は、取得したログインIDの各オン時間の平均時間及び各オフ時間の平均時間を算出する。偏差測定部36は、各オン時間の平均時間に基づき各オン時間の偏差値を算出し、各オフ時間の平均時間に基づき各オフ時間の偏差値を算出する。
(ログイン時処理)
ステップS1においてログインモードと判定した場合、入力部30は、シリアル信号の入力を受け付ける(ステップS20)。次に、オン・オフ変化判定部33は、シリアル信号のオンからオフ又はオフからオンへの変化を判定する(ステップS21)。次に記憶部31は、カウントした順番、回数、時間を操作情報登録DB32に登録する(ステップS22)。
次に、入力部30は、シリアル信号の入力が所定の時間あるいは終了信号パターンまで終了したかを判定する(ステップS23)。シリアル信号の入力が終了していないと判定した場合、再度、ステップ21〜S23の処理が行われる。シリアル信号の入力が終了したと判定した場合、ログイン認証部37は、ID1の登録情報に対する偏差値と、オン時間及びオフ時間の平均時間とに基づき、測定した各オン操作と各オフ操作のタイミングが許容範囲内か否かを比較する(ステップS52)。つまり、ログイン認証部37は、入力したシリアル信号のすべてのオン操作及びオフ操作のタイミングが、登録情報のオン時間又はオフ時間の開始時刻の平均値±偏差値の範囲内であるかを判定する。
ログイン認証部37は、入力したすべてのオン操作及びオフ操作のタイミングが、ID1の登録情報のオン時間又はオフ時間の開始時刻の平均値±偏差値の範囲内であると判定したとき、ログインを許可する(ステップS53)。
ログインの許可時、記憶部31は、ログインIDとしてID1を割り振り、ログインが許可された際の登録情報をログインIDに対応付けて操作情報登録DB32に登録する(ステップS54)。また、ログインの許可時、制御部38は、ログインを許可された登録情報のログインIDをユーザに通知する(ステップS55)。
ステップSS53において、ログイン認証部37は、ログインを許可しないと判定した場合、すべてのオン操作及びオフ操作のタイミングが、ID2の登録情報のオン時間又はオフ時間の開始時刻の平均値±偏差値の範囲内かを判定する(ステップS56)。範囲外であると判定した場合、ステップS20に戻り、入力部30は、次のシリアル信号の入力を受け付け(ステップS20)、ステップS20以降の処理を繰り返す。
一方、ログイン認証部37は、ログインIDがID2の登録情報のオン時間又はオフ時間の開始時刻の平均値±偏差値の範囲内であると判定した場合、ログインを許可する(ステップS57)。次に、記憶部31は、ログインIDとしてID2を割り振り、ログインが許可された際の登録情報をログインIDに対応付けて操作情報登録DB32に登録する(ステップS58)。また、ログインの許可時、制御部38は、ログインを許可された登録情報のログインIDをユーザに通知する(ステップS59)。
以上、本実施形態に係るログイン制御方法によれば、操作情報登録DB32は、登録した各オン時間及び各オン時間の偏差値をログインIDに対応させて複数記憶する。その操作情報登録DB32を参照して、入力したシリアル信号について測定した各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかが判定される。判定の結果に応じて、ログインを許可するログインIDを特定することができる。
図14は、第4実施形態に係るログイン制御処理結果の一例を示す。図14の例では、1回目のログイン操作によるシリアル信号に対して、ID1の登録情報に基づき、ログイン制御処理が行われ、その結果、ログインは許可されなかった。次に、先ほどと同じシリアル信号に対して、ID2の登録情報に基づき、ログイン制御処理が行われ、その結果、ログインは許可されなかった。
次に、2回目のログイン操作によるシリアル信号に対して、ID1の登録情報に基づき、ログイン制御処理が行われ、その結果、ログインは許可されなかった。次に、先ほどと同じシリアル信号に対して、ID2の登録情報に基づき、ログイン制御処理が行われ、その結果、ログインは許可されている。
以上に説明したように、第1〜第4実施形態に係るログイン制御処理によれば、ユーザ毎のログイン操作のリズムに応じたログイン制御を行うことができる。
なお、操作情報登録DB32に記憶された情報は、メモリ22又はネットワークを介してウェアラブル装置10に接続されるクラウド上のサーバ等に格納され得る。
以上、ログイン制御方法、ログイン制御装置及びプログラムを上記実施形態により説明したが、本発明に係るログイン制御方法、ログイン制御装置及びプログラムは上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力し、
入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定し、
ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
前記判定の結果に応じて、ログインを許可する、
処理をコンピュータが実行するログイン制御方法。
(付記2)
前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値の少なくともいずれかが所定の範囲外である場合、該所定の範囲外である偏差値を所定の値に修正して記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定する、
付記1に記載のログイン制御方法。
(付記3)
前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値が、所定の範囲外である場合、警告を出力する、
付記2に記載のログイン制御方法。
(付記4)
ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を、ID識別情報に対応させて複数記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
前記判定の結果に応じて、ログインを許可するID識別情報を特定する、
付記1〜3のいずれか一項に記載のログイン制御方法。
(付記5)
前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も古く記憶した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、前記記憶部を更新する、
付記1〜4のいずれか一項に記載のログイン制御方法。
(付記6)
前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も平均値から外れた前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、前記記憶部を更新する、
付記1〜4のいずれか一項に記載のログイン制御方法。
(付記7)
オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力する入力部と、
入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定する測定部と、
ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、前記判定の結果に応じて、ログインを許可するログイン認証部と、
を有するログイン制御装置。
(付記8)
前記判定部は、前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値の少なくともいずれかが所定の範囲外である場合、該所定の範囲外である偏差値を所定の値に修正して記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定する、
付記7に記載のログイン制御装置。
(付記9)
前記ログイン認証部は、前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値が、所定の範囲外である場合、警告を出力する、
付記8に記載のログイン制御装置。
(付記10)
前記判定部は、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を、ID識別情報に対応させて複数記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
前記判定の結果に応じて、ログインを許可するID識別情報を特定する、
付記7〜9のいずれか一項に記載のログイン制御装置。
(付記11)
前記記憶部は、前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も古く記憶した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、更新する、
付記7〜10のいずれか一項に記載のログイン制御装置。
(付記12)
前記記憶部は、前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も平均値から外れた前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、更新する、
付記7〜10のいずれか一項に記載のログイン制御装置。
(付記13)
オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力し、
入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定し、
ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
前記判定の結果に応じて、ログインを許可する、
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記14)
前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値の少なくともいずれかが所定の範囲外である場合、該所定の範囲外である偏差値を所定の値に修正して記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定する、
付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値が、所定の範囲外である場合、警告を出力する、
付記14に記載のプログラム。
(付記16)
ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を、ID識別情報に対応させて複数記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
前記判定の結果に応じて、ログインを許可するID識別情報を特定する、
付記13〜15のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記17)
前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も古く記憶した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、前記記憶部を更新する、
付記13〜16のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記18)
前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も平均値から外れた前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、前記記憶部を更新する、
付記13〜16のいずれか一項に記載のプログラム。
10 ウェアラブル装置
11 ボタン
12 ログイン制御回路
13 LED
18 情報処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 入出力I/F
24 通信I/F
30 入力部
31 記憶部
32 操作情報登録DB
33 オン・オフ変化判定部
34 カウンタ部
35 平均時間測定部
36 偏差測定部
37 ログイン認証部
38 制御部

Claims (8)

  1. オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力し、
    入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定し、
    ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
    前記判定の結果に応じて、ログインを許可する、
    処理をコンピュータが実行するログイン制御方法。
  2. 前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値の少なくともいずれかが所定の範囲外である場合、該所定の範囲外である偏差値を所定の値に修正して記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定する、
    請求項1に記載のログイン制御方法。
  3. 前記記憶部に記憶した各オン時間の偏差値及び各オフ時間の偏差値が、所定の範囲外である場合、警告を出力する、
    請求項2に記載のログイン制御方法。
  4. ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を、ID識別情報に対応させて複数記憶した前記記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
    前記判定の結果に応じて、ログインを許可するID識別情報を特定する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のログイン制御方法。
  5. 前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も古く記憶した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、前記記憶部を更新する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のログイン制御方法。
  6. 前記ログインを許可した場合、前記記憶部に前記ログインを許可したときの前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を登録し、前記記憶部から最も平均値から外れた前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を消去した後、ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を再計算し、前記記憶部を更新する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のログイン制御方法。
  7. オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力する入力部と、
    入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定する測定部と、
    ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、前記判定の結果に応じて、ログインを許可するログイン認証部と、
    を有するログイン制御装置。
  8. オン操作及びオフ操作に応じたシリアル信号を入力し、
    入力した前記シリアル信号の各オン時間及び各オフ時間を測定し、
    ユーザ毎の前記各オン時間の平均時間、前記各オン時間の偏差値、前記各オフ時間の平均時間及び前記各オフ時間の偏差値を記憶した記憶部を参照して、測定した前記各オン時間及び各オフ時間が許容範囲内であるかを判定し、
    前記判定の結果に応じて、ログインを許可する、
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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