JP2017138188A - 計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】計量値の時間変化が安定しているか否かを、計量値そのものを判定する場合と比べて短時間で正確に判定できる計量装置を提供する。【解決手段】計量装置は、外部から投入された物品の質量に応じた計量値の時間変化を出力する計量部と、前記計量部により出力された前記計量値の単位時間当たりの変化量である第1変化量、及び、前記第1変化量の単位時間当たりの変化量である第2変化量を少なくとも用いて、前記計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを判定する制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、計量装置に関する。
特許文献1には、外部から投入された物品の質量に応じた計量値の時間変化を出力する計量装置が記載される。外部から物品が投入されたときに機械的振動が作用するため、この装置は、計量値の時間変化が安定しているか否かを判定する。具体的には、この装置は、複数の計量値をサンプリングし、サンプリングされた各計量値が基準値内に収束している場合には、計量値の時間変化が安定していると判定する。
特開2000−314656号公報
特許文献1記載の装置では、計量値の時間変化の減衰が十分ではない場合において、計量値の時間変化の極大値近傍又は極小値近傍をサンプリングする場合がある。このような場合、特許文献1記載の装置は、実際には計量値が安定していない場合でも、サンプリングされた各計量値が基準値内に収束したと判定することがある。このため、特許文献1記載の装置において、計量値の時間変化が安定しているか否かをより正確に判定するためには、計量値のサンプリング期間をより長く設定する必要がある。
本発明は、計量値の時間変化が安定しているか否かを、計量値そのものを判定する場合と比べて短時間で正確に判定できる計量装置を提供することを目的とする。
本発明に係る計量装置は、外部から投入された物品の質量に応じた計量値の時間変化を出力する計量部と、計量部により出力された計量値の単位時間当たりの変化量である第1変化量、及び、第1変化量の単位時間当たりの変化量である第2変化量を用いて、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを判定する制御部と、を備える。
本発明に係る計量装置では、制御部により、計量値の単位時間当たりの変化量である第1変化量と第1変化量の単位時間当たりの変化量である第2変化量の両方を少なくとも用いて計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かが判定される。計量値の時間変化の減衰が十分ではない場合には、計量値の時間変化の減衰が十分な場合に比べて第1変化量及び第2変化量の少なくとも一方が大きな値となる。つまり、この計量装置は、第1変化量及び第2変化量を用いることで、計量値の時間変化の減衰が十分ではないときに計量値の時間変化の極大値近傍又は極小値近傍をサンプリングした場合であっても、計量値が所定の範囲に収束していないと判定できる。よって、この計量装置は、計量値の時間変化が安定しているか否かを、計量値そのものを判定する場合と比べて短時間で正確に判定できる。
制御部は、第1変化量の絶対値と第2変化量の絶対値との和が閾値以下となる期間が所定期間以上となったときに計量値の時間変化が所定の範囲に収束したと判定してもよい。このように構成した場合、この計量装置は、計量値そのものを判定する場合と比べてより正確に判定できる。
計量装置は、物品を搬送する搬送部と、搬送部によって搬送された物品を一時的に貯留する複数のホッパと、を備え、計量部は、複数の前記ホッパの少なくとも1つに貯留された物品の質量に応じた計量値の時間変化を出力し、制御部は、ホッパに対応する第1変化量及び第2変化量を少なくとも用いて計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かをホッパごとに判定し、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したと判定され且つ複数のホッパに対応付けられた複数の計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応するホッパに物品を排出させてもよい。
複数の計量値から合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択する場合、計量部により計量値の時間変化の出力が開始されたときから計量値の組合せを選択する処理が開始されるまでの間に、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを判定する必要がある。この計量装置は、第1変化量及び第2変化量を用いることで、上述した時間的制約があった場合でも、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを、計量値そのものを判定する場合と比べて正確に判定できる。
本発明によれば、計量値の時間変化が安定しているか否かを、計量値そのものを判定する場合と比べて短時間で正確に判定できる。
一実施形態に係る組合せ計量装置の構成図である。 図1に示された組合せ計量装置の計量動作を説明するタイミングチャートの一例である。 図1に示された組合せ計量装置の機能ブロック図の一例である。 制御部による安定判定処理のフローチャートの一例である。 計量値の時間変化及び判定値の時間変化を示すグラフの一例である。 計量値そのものを判定する安定判定処理の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、組合せ計量装置1は、投入シュート2と、分散フィーダ(搬送部)3と、複数の放射フィーダ(搬送部)4と、複数のプールホッパ5と、複数の計量ホッパ(ホッパ)6と、複数のブースタホッパ(ホッパ)7と、集合シュート8と、タイミングホッパ9と、計量部11と、制御部20と、を備える。組合せ計量装置1は、搬送コンベア50によって供給される物品A(農産物、水産物、加工食品等のように、単体質量にばらつきのある物品)を目標計量値となるように計量して製袋包装機60に供給する。なお、製袋包装機60は、フィルムを所定容量の袋に成形しつつ、組合せ計量装置1によって計量されて供給された物品Aを袋詰めする。
投入シュート2は、搬送コンベア50の搬送端50aの下方に配置される。投入シュート2は、搬送コンベア50の搬送端50aから落下した物品Aを受けて下方に排出する。
分散フィーダ3は、投入シュート2の下方に配置される。分散フィーダ3は、下方に向かって末広がりの円錐状の搬送面3aを有する。分散フィーダ3は、搬送面3aを振動させることで、投入シュート2から搬送面3aの頂部に排出された物品Aを搬送面3aの外縁に向かって均一に搬送する。
複数の放射フィーダ4は、分散フィーダ3の搬送面3aの外縁に沿って放射状に配置される。各放射フィーダ4は、搬送面3aの外縁の下方から外側に延在するトラフ4aを有する。各放射フィーダ4は、トラフ4aを振動させることで、搬送面3aの外縁から排出された物品Aをトラフ4aの先端部に向かって搬送する。
各プールホッパ5は、各放射フィーダ4のトラフ4aの先端部の下方に配置される。各プールホッパ5は、その底部に対して、開閉可能なゲート5aを有する。各プールホッパ5は、ゲート5aを閉じることにより、対応するトラフ4aの先端部から排出された物品Aを一時的に貯留する。さらに、各プールホッパ5は、ゲート5aを開くことにより、一時的に貯留した物品Aを下方に排出する。
各計量ホッパ6は、各プールホッパ5のゲート5aの下方に配置される。各計量ホッパ6は、その底部に対して、開閉可能なゲート6a及びゲート6bを有する。各計量ホッパ6は、ゲート6a及びゲート6bを閉じることにより、対応するプールホッパ5から排出された物品Aを一時的に貯留する。さらに、各計量ホッパ6は、ゲート6a又はゲート6bを開くことにより、一時的に貯留した物品Aを下方に排出する。
各ブースタホッパ7は、各計量ホッパ6のゲート6aの下方に配置される。各ブースタホッパ7は、その底部に対して、開閉可能なゲート7aを有する。各ブースタホッパ7は、ゲート7aを閉じることにより、対応する計量ホッパ6のゲート6a側から排出された物品Aを一時的に貯留する。さらに、各ブースタホッパ7は、ゲート7aを開くことにより、一時的に貯留した物品Aを下方に排出する。
集合シュート8は、下方に向かって先細りの円錐台の内面8aを有する筒状に形成される。集合シュート8は、内面8aが全ての計量ホッパ6及び全てのブースタホッパ7の下方に位置するように配置される。集合シュート8は、各計量ホッパ6のゲート6b側から排出された物品A、及び各ブースタホッパ7から排出された物品Aを内面8aで受けて下方に排出する。
タイミングホッパ9は、集合シュート8の下方に配置される。タイミングホッパ9は、その底部に対して、開閉可能なゲート9aを有する。タイミングホッパ9は、ゲート9aを閉じることにより、集合シュート8から排出された物品Aを一時的に貯留する。タイミングホッパ9は、ゲート9aを開くことにより、一時的に貯留した物品Aを製袋包装機60に排出する。
計量部11は、フレーム12に支持されたケース13内に配置される。計量部11は、複数のロードセル11aを有する。各ロードセル11aは、対応する計量ホッパ6を支持する。計量部11は、各計量ホッパ6に物品Aが一時的に貯留されている際に、当該物品Aの質量に応じた計量値を計量する。
制御部20は、ケース13内に配置される。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する。制御部20は、分散フィーダ3及び放射フィーダ4の搬送動作、各プールホッパ5のゲート5aの開閉動作、各計量ホッパ6のゲート6a及びゲート6bの開閉動作、各ブースタホッパ7のゲート7a開閉動作、並びに各タイミングホッパ9のゲート9a等、組合せ計量装置1の各部の動作を制御する。なお、制御部20は、製袋包装機60と通信可能に接続される。
制御部20は、計量部11によって計量された計量値と、当該計量値に対応する物品Aが貯留される計量ホッパ6及び/又はブースタホッパ7とを対応付けて記憶する。具体的には、制御部20は、計量部11によって計量された物品Aが計量ホッパ6に貯留される場合、計量部11によって計量された計量値と、当該計量値に対応する物品Aを貯留する計量ホッパ6とを対応付けて記憶する。計量部11によって計量された物品Aが当該計量ホッパ6に対応するブースタホッパ7に排出された場合、制御部20は、計量部11によって計量された物品Aの計量値と、当該計量ホッパ6に対応するブースタホッパ7とを対応付けて記憶する。
制御部20は、計量部11によって計量され且つ複数の計量ホッパ6及び/又はブースタホッパ7にそれぞれ対応付けられた複数の計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択する。具体的には、制御部20は、計量部11によって出力された複数の計量値から、目標計量値を下限値とする所定範囲内に合計値が収まるように計量値の組合せを選択する。そして、制御部20は、当該組合せに対応する計量ホッパ6及び/又はブースタホッパ7に物品Aを排出させる。
なお、投入シュート2、分散フィーダ3、複数の放射フィーダ4、複数のプールホッパ5及び複数の計量ホッパ6は、ケース13に直接的に又は間接的に支持される。複数のブースタホッパ7、集合シュート8及びタイミングホッパ9は、フレーム12に直接的に又は間接的に支持される。
次に、組合せ計量装置1の計量動作の詳細を説明する。図2は、組合せ計量装置1の計量動作を説明するタイミングチャートの一例である。図2に示されたタイミングチャートは、1つの計量ホッパに関して、製袋包装機60からの排出要求信号を制御部20が受け付けた後における計量動作を示す。
図2に示されるように、制御部20は、計量ホッパ6に物品Aを排出させる(ゲート開動作、物品排出動作及びゲート閉動作)。これにより、計量ホッパ6に貯留された物品Aがブースタホッパ7又はタイミングホッパ9へ排出される。続いて、制御部20は、計量ホッパ6のゲート閉動作が開始されると、物品Aを排出した計量ホッパ6に対応するプールホッパ5に物品Aを排出させる(ゲート開動作、物品排出動作及びゲート閉動作)。これにより、プールホッパ5に貯留された物品Aが計量ホッパ6へ排出される。つまり、計量ホッパ6の外部から計量ホッパ6へ物品Aが投入される。
計量部11は、時々刻々と計量値を計量して計量信号を出力する。つまり、プールホッパ5から計量ホッパ6へ物品Aが投入された場合、計量部11は、投入された物品Aの質量に応じた計量値の時間変化を出力する。プールホッパ5から計量ホッパ6へ物品Aが投入されたとき、計量ホッパには機械的振動が作用する。そのため、計量値は不安定となる。そして、物品Aが投入されたときからある程度の時間が経過したときに、計量値は安定する。制御部20は、計量値が安定したことを判定する安定判定を行い、その後に、上述した組合せ演算を行う。具体的には、制御部20は、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したことを判定する。そして、制御部20は、その後に、複数の計量ホッパ6及び/又はブースタホッパ7にそれぞれ対応付けられた複数の計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択する。
計量値の安定判定は、時間をかければかけるほど正確に判定できる。しかしながら、製袋包装機60からの排出要求信号は所定の間隔で出力される。そのため、制御部20は、製袋包装機60からの排出要求信号を受け付けてから組合せ演算を開始するまでの限られた時間内に、安定判定を完了させる必要がある。以下説明するように、制御部20は、計量値の時間変化を用いて、計量サイクルTに予め設定された期間(安定判定時間ts)内に安定判定を完了させる。
図3は、組合せ計量装置1の機能ブロック図の一例である。図3では、安定判定に関する構成が示される。図3に示されるように、制御部20は、複数のロードセル11a、及び記憶部30に接続される。記憶部30は、データを記憶する装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)等である。制御部20は、信号処理部201、一階微分算出部202、二階微分算出部203及び安定判定部204を備える。
信号処理部201は、各ロードセル11aから出力されたアナログ信号の計量信号を増幅してデジタル信号に変換する。そして、信号処理部201は、デジタル信号に変換後の計量信号をフィルタリングして、フィルタリング後の計量信号を示す計量データ301を生成して、記憶部30に記憶する。従って、計量データ301は各計量ホッパ6に投入される物品の質量を示す。信号処理部201は、サンプリング周期ごとに予め設定された個数の計量値を計量データ301として記憶する。
一階微分算出部202は、ロードセル11aごとに、計量値の単位時間当たりの変化量である第1変化量を算出する。具体的には、一階微分算出部202は、計量データ301を参照し、計量値間の差分(第1変化量)を算出してサンプリング周期ごとに一階微分データ302として記憶部30に記憶する。なお、一階微分算出部202は、時系列で連続する計量値間の差分を算出してもよいし、計量値を間引いた上で計量値間の差分を算出してもよい。
二階微分算出部203は、ロードセル11aごとに、第1変化量の単位時間当たりの変化量である第2変化量を算出する。具体的には、二階微分算出部203は、一階微分データ302を参照し、第1変化量の差分を算出してサンプリング周期ごとに二階微分データ303として記憶部30に記憶する。なお、二階微分算出部203は、時系列で連続する第1変化量間の差分を算出してもよいし、第1変化量を間引いた上で第1変化量間の差分を算出してもよい。
安定判定部204は、ロードセル11aごとに、第1変化量及び第2変化量を用いて、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを判定する。安定判定部204は、第1変化量の絶対値と第2変化量の絶対値との和(判定値)が閾値以下となったときに、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したと判定する。
次に、制御部20による安定判定処理を説明する。図4は、制御部20による安定判定処理のフローチャートの一例である。図4に示されたフローチャートは、図2に示された安定判定時間tsの間に実行される。
図4に示されるように、制御部20は、計量データ入力処理(S10)として、記憶部30に記憶された計量データ301を入力する。次に、一階微分算出部202は、一階微分データ算出処理(S12)として、計量データ301から一階微分データ302を算出する。次に、二階微分算出部203は、二階微分データ算出処理(S14)として、一階微分データ302から二階微分データ303を算出する。
次に、安定判定部204は、判定値算出処理(S16)として、第1変化量の絶対値と第2変化量の絶対値とを加算して判定値を得る。次に、安定判定部204は、判定処理(S18)として、判定値が閾値以下であるか否かを判定する。判定値が閾値以下であると判定された場合、安定判定部204は、計量値の時間変化が所定の範囲に収束したと判定する(安定判定:S20)。そして、図4に示されたフローチャートが終了する。判定値が閾値以下でないと判定された場合、安定判定部204は、計量値の時間変化が所定の範囲に収束していないと判定する(不安定判定:S22)。そして、図4に示されたフローチャートが終了する。
図5は、計量値wの時間変化及び判定値の時間変化を示すグラフの一例である。図5では、横軸が時間tであり、計量データ301である計量値w、一階微分データ302である一階微分値dw/dt、及び、二階微分データ303である二階微分値dw/dtを示している。判定値は、一例として、一階微分値dw/dtの絶対値及び二階微分値dw/dtの絶対値の和である。安定判定閾値kは、判定値と比較される閾値である。図4に示されたフローチャートを実行することで、図5に示されるグラフが生成され、一階微分値dw/dtの絶対値及び二階微分値dw/dtの絶対値の和が安定判定閾値k以下となったタイミングで、計量値wの時間変化が所定の範囲に収束したと判定される。
以上、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、制御部20により、計量値wの単位時間当たりの変化量である第1変化量と第1変化量の単位時間当たりの変化量である第2変化量の両方を少なくとも用いて計量値wの時間変化が所定の範囲に収束したか否かが判定される。
図6は、計量値そのものを判定する安定判定処理の一例を説明する図である。図6の(A)は、計量値の時間変化を示すグラフであり、縦軸が計量値w、横軸が時間tである。グラフG1は大きく振動しており、計量値wが不安定であることを示す。グラフG2は小さく変動しており、計量値wが安定であることを示す。図6の(B)は、図6の(A)のPで示す部分の拡大図である。図6に示されるように、計量値wそのものを判定する安定判定処理の場合、判定対象のデータが計量値wの極値に該当するときには、不安定なグラフG1であっても、安定判定範囲の上限及び下限の間に含まれることがある。このため、計量値wが不安定であるにも拘わらず安定であると判定するおそれがある。
一方、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、第1変化量及び第2変化量を用いて安定判定を行う。計量値wの時間変化の減衰が十分ではない場合には、計量値wの時間変化の減衰が十分な場合に比べて第1変化量及び第2変化量の少なくとも一方が大きな値となる。つまり、組合せ計量装置1は、第1変化量及び第2変化量を用いることで、計量値wの時間変化の減衰が十分ではないときに計量値wの時間変化の極大値近傍又は極小値近傍をサンプリングした場合であっても、計量値wが所定の範囲に収束していないと判定できる。つまり、第1変化量及び第2変化量を用いて安定判定を行うことで、極値付近の安定判定の誤判定を回避できる。よって、組合せ計量装置1は、計量値wの時間変化が安定しているか否かを、計量値wそのものを判定する場合と比べて短時間で正確に判定できる。
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、安定判定時間tsという時間的な制約があった場合でも、計量値wの時間変化が所定の範囲に収束したか否かを、計量値wそのものを判定する場合と比べて正確に判定できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の搬送部は、上述した分散フィーダ3及び複数の放射フィーダ4に限定されず、物品を搬送できる構成を有するものであればよい。また、本発明の複数のホッパは、上述した複数の計量ホッパ6及び複数のブースタホッパ7のように環状に配置されたものに限定されず、マトリックス状に配置されたものであってもよい。また、本発明の組合せ計量装置は、複数のブースタホッパ7を備えなくてもよい。
また、上述した実施形態において、安定判定部204は、判定値が閾値以下となる期間が所定期間以上となったか否かを判定してもよい。この場合、閾値のみを判定する場合と比べて、より正確に安定か否かを判定できる。
また、上述した実施形態において、安定判定部204は、判定値として一階微分値dw/dtの絶対値及び二階微分値dw/dtの絶対値の和を用いたが、一階微分値dw/dtの大きさ及び二階微分値dw/dtの大きさをそれぞれ判定値として安定判定をしてもよい。
1…組合せ計量装置、3…分散フィーダ(搬送部)、4…放射フィーダ(搬送部)、6…計量ホッパ(ホッパ)、7…ブースタホッパ(ホッパ)、11…計量部、20…制御部。

Claims (3)

  1. 外部から投入された物品の質量に応じた計量値の時間変化を出力する計量部と、
    前記計量部により出力された前記計量値の単位時間当たりの変化量である第1変化量、及び、前記第1変化量の単位時間当たりの変化量である第2変化量を用いて、前記計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを判定する制御部と、
    を備える計量装置。
  2. 前記制御部は、前記第1変化量の絶対値と前記第2変化量の絶対値との和が閾値以下となる期間が所定期間以上となったときに前記計量値の時間変化が所定の範囲に収束したと判定する請求項1に記載の計量装置。
  3. 物品を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送された前記物品を一時的に貯留する複数のホッパと、
    を備え、
    前記計量部は、前記ホッパに貯留された前記物品の質量に応じた計量値の時間変化を出力し、
    前記制御部は、
    前記ホッパに対応する前記第1変化量及び前記第2変化量を用いて前記計量値の時間変化が所定の範囲に収束したか否かを判定し、
    前記計量値の時間変化が所定の範囲に収束したと判定され且つ前記複数のホッパにそれぞれ対応付けられた複数の前記計量値から、合計値が目標計量値となるように前記計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応する前記ホッパに前記物品を排出させる、
    請求項1又は2に記載の計量装置。
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