JP2017129537A - 電界効果型トランジスタガスセンサー - Google Patents

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宮原 裕二
Yuji Miyahara
裕二 宮原
亮 松元
Ryo Matsumoto
亮 松元
達郎 合田
Tatsuro Goda
達郎 合田
年弘 吉住
Toshihiro Yoshizumi
年弘 吉住
沖 明男
Akio Oki
明男 沖
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Abstract

【課題】容易に製造することができる感ガス性の層を有するガスセンサ用電界効果型デバイス及びガスセンサを提供する。【解決手段】ガスが透過するゲート電極24と、前記ゲート電極を透過したガスを選択的に吸着する有機材料及び/又は錯体材料からなるガス吸着層22と、前記ガス吸着層に対して前記ゲート電極とは反対側に配置されたゲート絶縁層20と、前記ゲート絶縁層に対して前記ガス吸着層とは反対側で互いに離間して配置されたソース電極12S及びドレイン電極12Dと、ソース電極とドレイン電極との間でチャネルを形成する半導体層10と、を有するガスセンサ用電界効果型デバイス100。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスセンサ用電界効果型デバイス及びガスセンサに関する。
従来、電界効果型トランジスタ(Field effect transistor,FET)を利用したガスセンサが提案されている。
例えば、特許文献1には、ソース領域、ドレイン領域、及びゲート領域を備える基板を含み、ゲート領域に多孔質の接着剤を介して感ガス性の層が付着している電界効果トランジスタを有するガスセンサが開示されている。感ガス性の層としては、結晶質の金属又はナノ結晶質の金属を含む層が記載されている。
また、特許文献2には、基板と、基板上に配置された、ガス暴露可能なゲート電極と、ソース電極と、ドレイン電極と、基板とゲート電極との間に配置された、層システムとして構成された電気的絶縁体とを有し、層システムの少なくとも1の層に、一定の安定化された電荷が導入されているガスセンサが開示されている。感ガス性の層に相当する層システムを構成する材料としては、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等が記載されている。
特開2010−145402号公報 特開2014−13239号公報
特許文献1に開示されているガスセンサは、金属を含む感ガス性の層を多孔質の接着層を介してゲート電極に付着させるため、製造に手間が掛かる。
特許文献2に開示されているガスセンサは、特定のガス成分を感受するための層を金属、金属化合物等で形成するため、ガス感受層を高温で成膜したり、フォトリソグラフィ等によってパターニングする必要がある。
また、いずれも、互いに成分が異なる材料で感ガス性の層を形成した複数のFETをアレイ化して複数種のガスを検出するセンサを製造するにはコストや手間がかかる。
さらに、上記先行技術文献では、ガス検出の選択性は、結晶質の金属又はナノ結晶質の金属を含む層、あるいは金属、金属化合物等へのガス分子の物理吸着によって決まり、大きく選択性を変えることが困難であった。
本発明は、容易に製造することができる感ガス性の層を有するガスセンサ用電界効果型デバイス及びガスセンサを提供することを目的とする。
さらに本発明は、ガス検出の選択性を変え、高い選択性でガスを検出したり、あるいは複数の異なる選択性を有するガスセンサを用い、それらの信号を情報処理することによりガスを同定・定量することができるように、ガス選択性の異なる複数のガスセンサデバイスを容易に集積化することが可能なガスセンサシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、以下の手段が提供される。
<1> ガスが透過するゲート電極と、
前記ゲート電極を透過したガスを選択的に吸着する有機材料及び/又は錯体材料を含むガス吸着層と、
前記ガス吸着層に対して前記ゲート電極とは反対側に配置されたゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層に対して前記ガス吸着層とは反対側で互いに離間して配置されたソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極と前記ドレイン電極との間でチャネルを形成する半導体層と、
を有するガスセンサ用電界効果型デバイス。
<2> 前記ガス吸着層が、
前記有機材料として、ポリエチレングリコール、シロキサン系化合物、又は、ポリエチレングリコール若しくはシロキサン系化合物を、ベンゼン環、プロリン、及び二級アミンからなる群より選ばれる機能性官能基によって化学修飾した化合物を含む層、
前記錯体材料として、金属有機構造体(MOF:Metal Organic Frameworks)を含む層、又は、
前記有機材料中に前記錯体材料を分散させた層である<1>に記載のガスセンサ用電界効果型デバイス。
<3> <1>又は<2>に記載のガスセンサ用電界効果型デバイスを備えたガスセンサ。
<4> 前記ガスセンサ用電界効果型デバイスを複数備え、前記複数のガスセンサ用電界効果型デバイスは、前記ガス吸着層のガス吸着特性及び動作温度の少なくとも一方が互いに異なる<3>に記載のガスセンサ。
本発明によれば、容易に製造することができる感ガス性の層を有するセンサ用電界効果型デバイス及びガスセンサを提供することができる。
さらに本発明によれば、ガス検出の選択性を変え、高い選択性でガスを検出したり、あるいは複数の異なる選択性を有するガスセンサを用い、それらの信号を情報処理することによりガスを同定・定量することができるように、ガス選択性の異なる複数のガスセンサデバイスを容易に集積化することが可能なガスセンサシステムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイスの構成の一例を示す概略図である。 図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイスにおけるガス吸着層を形成する工程の一例を示す概略図である。 図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイスにおけるゲート電極を形成する工程の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイスの他の構成例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイスの他の構成例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサの構成の一例を示す概略図である。 複数のガスセンサ用電界効果型デバイスを備えたガスセンサの構成の一例を示す概略図である。 実施例で作製したガスセンサ用電界効果型デバイスを示す写真画像である。 実施例で用いた電気回路評価系を示す概略図である。 実施例1におけるガスフローとガスセンサ用電界効果型デバイス特性の図9に示す電気回路評価系における出力電圧の経時変化を示す図である。 実施例2におけるガスフローとガスセンサ用電界効果型デバイス特性の図9に示す電気回路評価系における出力電圧の経時変化について温度の影響を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス(以下、「デバイス」と記す場合がある。)及びガスセンサについて説明する。
なお、以下の説明において「〜」の記号によって示す数値範囲は、「〜」の両側で下限値及び上限値として記載されている数値も含む範囲を意味する。また、上限値又は下限値のみに単位が付されている場合は、数値範囲全体にわたって同じ単位であることを意味する。
[ガスセンサ用電界効果型デバイス]
本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイスは、ガスが透過するゲート電極と、前記ゲート電極を透過したガスを選択的に吸着する有機材料を含むガス吸着層と、前記ガス吸着層に対して前記ゲート電極とは反対側に配置されたゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層に対して前記ガス吸着層とは反対側で互いに離間して配置されたソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間でチャネルを形成する半導体層と、を有する。
本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイスは、ガス中の成分を選択的に吸着する有機材料(以下、「ガス吸着性有機材料」と称する場合がある。)を用いてガス吸着層が形成されているため、ガス吸着性有機材料と溶媒を含む溶液又は分散液を用いて塗布及び乾燥させることでガス吸着層を成膜することができる。そのため、例えば、互いに異なる成分に対して吸着特性を示すガスセンサ用電界効果型デバイスを複数配置したアレイ構造を有するガスセンサを製造する場合、検出対象となるガス成分に応じたガス吸着性有機材料を含む塗布液をディスペンサー等で各デバイスのゲート絶縁層上にそれぞれ塗布し、乾燥させることで、複数のガス成分を検出することができる集積化ガスセンサを容易に製造することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100の構成の一例を示す概略図である。図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100は、ガスが透過するゲート電極24と、ゲート電極24を透過したガスを選択的に吸着する有機材料を含むガス吸着層22と、ガス吸着層22に対してゲート電極24とは反対側に配置されたゲート絶縁層20と、ゲート絶縁層20に対してガス吸着層22とは反対側で互いに離間して配置されたソース電極12S及びドレイン電極12Dと、ソース電極12Sとドレイン電極12Dとの間でチャネルを形成する半導体層10と、を有している。以下、本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100の各構成について具体的に説明する。
(ゲート電極)
ゲート電極24は、導電性材料で構成されており、ガスが透過する構造を有する。
ゲート電極24を構成する導電性材料としては、Pt、Ir、Pd,Au、Ag、Al、Cu、Cr、Mo、Ti等の金属、Pt合金、Ir合金、Pd合金、Ag合金、Cu合金等の合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウム錫、酸化亜鉛インジウム等の金属酸化物を用いて形成することができる。また、PEDOT(ポリ3,4−エチレンジオキチオフェン)にPSS(ポリスチレンスルホン酸)がドーピングされた高分子材料(PEDOT/PSS)等の導電性ポリマーを用いることもできる。ゲート電極24は、複数の材料を組み合わせて構成されてもよい。
ゲート電極24はガスを透過させる観点から、貫通する孔を含む多孔質構造を有することが好ましい。多孔質構造を有するゲート電極24は、ゲート電極24を形成する段階で多孔質構造を有するゲート電極24を形成してもよいし、ゲート電極24を形成した後、厚さ方向に貫通する孔を形成するなどして多孔質構造を形成してもよい。ゲート電極24の全面が多孔質構造を有することが好ましい。ゲート電極24の一部が多孔質構造を有してもよい。ゲート電極24は弾性を有してもよい。
ゲート電極24の厚みは特に限定されないが、ゲート電極24の厚みが薄過ぎると抵抗が高くなり、厚過ぎるとガス透過性が低下する傾向となる。かかる観点から、ゲート電極24の厚みは、1nm〜数十nmであることが好ましい。
(ガス吸着層)
ガス吸着層22は、ゲート電極24を透過したガスを選択的に吸着する有機材料(ガス吸着性有機材料)を含んでいる。ガス吸着層22に含まれるガス吸着性有機材料は、検出対象のガスの極性、溶解性、親和性、親水性、疎水性、分子サイズ等に応じて選択すればよい。また、ガスセンサを繰り返し使用する観点から、ガス吸着性有機材料は、1種又は2種以上のガスを選択的に吸着(捕捉)し、吸着したガスを加熱によって脱着させる材料であることが好ましい。
また、ガス吸着層22を塗布法によって容易に成膜する観点から、ガス吸着性有機材料は、溶媒に溶解又は分散し、塗布及び乾燥によって成膜することができる材料が好ましい。溶媒は、ガス吸着性有機材料に応じて選択すればよい。
ガス吸着層22に含まれるガス吸着性有機材料として、例えば、シロキサン結合(Si−O−Si)を有するシロキサン系化合物、ポリエチレングリコール(PEG)を好適に使用することができる。以下にガス吸着層22を構成し得るシロキサン系化合物及びポリエチレングリコール(PEG)の構造を示すが、これらに限定されるものではない。なお、式中、n、mは整数を表す。
例えば、シロキサン系化合物は、低極性又は中極性のガス成分の吸着に適しており、PEGは、高極性のガス成分の吸着に適している。
なお、ガス吸着層22に含まれるガス吸着性有機材料はシロキサン系化合物及びPEGに限定されず、例えば、超分子、ペプチド等を使用することもできる。また、ガス吸着性有機材料は、有機材料を含み、ガス吸着層22を形成し得る材料であれば有機化合物のみに限定されず、有機化合物と金属元素を含む材料であってもよい。例えば、錯体材料として金属イオンに有機配位子が配位した金属有機構造体を用いてガス吸着層22を形成してもよい。尚、金属有機構造体は、多孔性配位高分子(Porous Coordination Polymer, PCP)とも呼ばれる。
ガス吸着層22は、複数種のガスに対して吸着性を示すガス吸着性有機材料あるいは前記錯体材料を用いて構成してもよい。また、ガス吸着層22は、複数種のガス吸着性有機材料を含んでもよいし、ガス吸着性有機材料とガスを吸着しない有機材料を含んでもよい。
また、ガス吸着層22は、ガス吸着の選択性を高めるために、ガス吸着性有機材料として、シロキサン系化合物、ポリエチレングリコール等の有機材料に、ベンゼン環、プロリン、二級アミンなどの機能性官能基を化学修飾した有機材料を含む層としてもよいし、あるいは金属有機構造体などの錯体材料を含む層としてもよい。あるいは上記錯体材料を上記有機材料中に分散させた層とすることも効果的である。
ガス吸着層22の厚みは、例えば、数nm〜1μmであることが好ましい。ガス吸着層22の厚みが上記範囲内であれば、塗布法による形成が容易であり、ゲート電極24を透過した特定のガス成分を捕捉してトランジスタ特性に影響を与えることでガスを検出することができる。
(ゲート絶縁層)
ゲート絶縁層20は、ガス吸着層22に対してゲート電極24とは反対側に配置されている。ゲート絶縁層20は、FETのゲート絶縁層20として公知の材料によって形成することができる。例えば、酸化ケイ素、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素などが挙げられる。
ゲート絶縁層20は1層又は2層以上の積層構造であってもよい。例えば、図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100は、ゲート絶縁層20として、酸化ケイ素膜14、窒化ケイ素膜16、酸化タンタル膜18を備えているが、ゲート絶縁層20は、酸化ケイ素膜14、窒化ケイ素膜16及び酸化タンタル膜18のいずれか一つの絶縁膜を有する構造でもよいし、他の絶縁材料によって構成してもよい。
ゲート絶縁層20の厚みは、例えば、5nm〜500nm程度であることが好ましい。ゲート絶縁層20の厚みが上記範囲内であればソース電極12S及びドレイン電極12D(以下、「ソース・ドレイン電極12S,12D」と記す場合がある。)との間で絶縁性を確保し、かつ、ガス吸着層22にガスが吸着したときに電流又は電圧の変化によって検出し易い。
(パッシベーション層)
図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100は、例えばガス吸着層22とゲート絶縁層20との間、又は絶縁層20と半導体層10との間にパッシベーション層を設けてもよい。パッシベーション層を設けることで半導体層10を保護し、動作安定性を図ることができる。
パッシベーション層を構成する材料としては、酸化ケイ素、窒化ケイ素等の絶縁性の無機材料及び炭化ケイ素等の半導体性の無機材料のほか、ポリイミド等の絶縁性の有機材料を使用することもできる。パッシベーション層は1種の材料で構成されていてもよいし、2種以上の材料で構成されていてもよい。なお、図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100では、ゲート絶縁層20を構成する酸化ケイ素膜14及び窒化ケイ素膜16は、パッシベーション層も兼ねている。
(ソース・ドレイン電極)
ソース電極12S及びドレイン電極12Dは、一対の電極を成し、ゲート絶縁層20に対してガス吸着層22とは反対側で互いに離間して配置されている。
ソース電極12S及びドレイン電極12Dは、導電性材料により構成される。具体的には、ゲート電極24を構成する材料として例示した金属、金属化合物、導電性ポリマー等の導電性材料によりソース・ドレイン電極12S,12Dを形成することができる。
また、例えば、半導体層10としてシリコン基板を用い、ドーピングによってソース電極(ソース領域)及びドレイン電極(ドレイン領域)を形成してもよい。図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100は、支持基板と半導体層10を兼ねたp型シリコン基板を用い、シリコン基板の所定の箇所に不純物を注入(ドーピング)することでn型のソース・ドレイン電極(ソース・ドレイン領域)12S,12Dを形成している。
ソース・ドレイン電極12S,12Dの厚みは、形成容易性及び導電性の観点から、例えば、0.01〜5μmである。
(半導体層)
半導体層10はソース電極12S及びドレイン電極12Dに接続しており、半導体層10を介してソース電極12Sとドレイン電極12Dとの間でチャネルが形成される。なお、図1に示すデバイス100では、ソース電極12Sとドレイン電極12Dが半導体層10と接触しているが、ソース電極12Sとドレイン電極12Dは、オーミックコンタクト層(不図示)を介して半導体層10と電気的に接続されていてもよい。
半導体層10は、シリコン、ゲルマニウム、GaAs、GaP、InP等の化合物半導体、酸化物半導体、有機半導体が挙げられる。安定性、移動度、コスト等の観点からシリコンが好ましい。なお、低温成膜性の観点からは、酸化物半導体及び有機物半導体が好ましい。
前述したように半導体層10としてシリコン基板を用い、ドーピングによってソース電極(ソース領域)12S及びドレイン電極(ドレイン領域)12Dを形成してもよい。
[ガスセンサ用電界効果型デバイスの製造方法]
本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100の製造方法は特に限定されないが、図1に示す構成のガスセンサ用電界効果型デバイス100は、例えば以下の方法によって製造することができる。
まず、p型シリコン基板の所定の位置にリン、ヒ素等の不純物を注入(ドーピング)することでソース・ドレイン電極(ソース・ドレイン領域)12S,12Dを形成する。
次いで、ゲート絶縁層20として、SiO膜、Si膜、Ta膜を順次形成する。なお、半導体層10構成を有する材料は、ISFET(Ion−Sensitive Field Effect Transistor)として市販されているデバイス100を用いることもできる。
次いで、ゲート絶縁層20上にガス吸着層22を形成する。図2は、ガス吸着層22の形成方法の一例を示している。ガス吸着層22を構成するガス吸着性有機材料を溶媒に溶解又は分散させた塗布液22Aを、図2に示すようにゲート絶縁層20上にディスペンサー30によって滴下し、乾燥させることでガス吸着性有機材料を含むガス吸着層22を形成することができる。
ガス吸着層22を形成する方法としては、ディスペンサー法に限らず、例えば、インクジェット法、ディップコート法、スプレーコート法、スピンコート法、ブレードコート法、キャスト法、ロールコート法、バーコート法、ダイコート法、ミスト法、スクリーン印刷法、凸版印刷法、凹版印刷法、電解重合法、電界紡糸法等を適用してもよい。
次いで、ガス吸着層22上にガス透過性を有するゲート電極24を形成する。例えば、ゲート電極24を構成する金属のターゲットを用いてスパッタリングすることによりガス吸着層22上にゲート電極24を形成する。このとき、例えば10nm以下の厚みで成膜すれば、図3に示すようにガス吸着層22に付着した金属粒子の間に隙間を有する多孔質構造のゲート電極24が形成され、ガス吸着層22にもガスを接触させることができる。
なお、ゲート電極24の成膜方法は、スパッタリングに限定されず、有機材料を含むガス吸着層22を損傷せずにガス透過性を有するゲート電極を形成することができればよい。例えば、電子ビーム蒸着や印刷、塗布等の湿式方式によりゲート電極を形成してもよい。
なお、図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100は、Nチャネル、ディプレッション型(ノーマリーオン)のFETであるが、本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100は、Pチャネルでもよいし、エンハンスメント型(ノーマリーオフ)でもよい。
また、図1に示すガスセンサ用電界効果型デバイス100は、シリコン基板にドーピングによりソース・ドレイン電極12S,12Dを形成した構成を有するが、図1に示す構成に限定されず、ガラス基板、樹脂基板等の支持基板上に本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100を形成し、薄膜トランジスタ型(Thin Film Transistor, TFT)としてもよい。支持基板上に本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100を形成する場合、例えば、図4に示すように、ガラス等の支持基板50上に、半導体層10、ソース・ドレイン電極12S,12D、絶縁層20、ガス吸着層22、ゲート電極24を順次形成してもよいし、図5に示すように、支持基板50上に、ソース・ドレイン電極12S,12D、半導体層10、絶縁層20、ガス吸着層22、ゲート電極24を順次形成してもよい。
[ガスセンサ]
本発明の実施形態に係るガスセンサは、前述したガスセンサ用電界効果型デバイス100を備えている。図6は、本発明の実施形態に係るガスセンサの構成の一例を概略的に示している。
本発明の実施形態に係るガスセンサ用電界効果型デバイス100は、ゲート電極24を透過したガスに含まれる特定のガス成分がガス吸着層22に吸着されることで、ガス吸着層22の誘電率などの特性変化が生じる。そのため、ガスセンサ用電界効果型デバイス100のトランジスタ特性(電圧及び/又は電流)の変化を電気的に検出することでガスを検出することができる。
また、極性、溶解性、親和性、親水性、疎水性、分子サイズ等が異なるガス吸着性有機材料を用いてそれぞれガス吸着層22を形成した複数のガスセンサ用電界効果型デバイス100をアレイ化し、集積させることで、種々のガス検出が可能なガスセンサとすることもできる。
図7は、ガス吸着層22のガス吸着特性及び動作温度の少なくとも一方が互いに異なる複数のガスセンサ用電界効果型デバイス100を備えたガスセンサの一例を示している。図7に示すガスセンサ300は、それぞれ極性が異なり、それによりガス吸着特性が異なるガス吸着性有機材料によってガス吸着層を有する4つのガスセンサ用電界効果型デバイス100a、100b、100c、100d、各デバイス100の電圧及び電流を測定する機器44、ディスプレイ46等を備え、各デバイス100のトランジスタ特性の変化を測定できるように構成されている。ガスセンサ用電界効果型デバイス100a、100b、100c、100dをガスフローセル40内に配置し、配管42A,42Bを通じてガスフローセル40内に試料ガスを導入し、排出する。このようにガス吸着層22に用いる材料の極性が互いに異なる複数のガスセンサ用電界効果型デバイス100を備えたガスセンサであれば、複数種のガスを検出することができる。
なお、各デバイス100のガス吸着層22を構成するガス吸着性有機材料は複数種のガス成分を吸着する場合もあるし、ガス吸着性有機材料の種類が異なっても同じガス成分を吸着する場合があるが、ガス吸着性有機材料の種類が異なれば、基本的にガスに対する吸着特性は異なる。そのため、検出対象とするガス成分に対し、各デバイス100のガス吸着特性が反映されたトランジスタ特性の変化を予め調べておけば、種々のガスを検出することができる。
また、本発明のデバイスは、温度によって、ガスの吸脱着特性やFETとしての電気特性が変化する。本発明のガスセンサに含まれる各デバイスは、それぞれ動作する温度が異なるように構成してもよい。ガスセンサの動作温度を調整・制御すると、吸着したガス分子の脱離特性が分子の種類によって異なり、分子識別の重要な指標になる。例えば、複数のデバイス100が、同じ材料で構成したガス吸着層22を有していても、ガスセンサを異なる温度で動作させておけば、センサの応答が異なる。ガス吸着性有機材料の種類とセンサの動作温度を制御・最適化することにより、ガス検出の精度を向上させることができる。
また、ガス検出の選択性を変え、高い選択性でガスを検出したり、あるいは複数の異なる選択性を有するガスセンサを用い、それらの信号を情報処理することによりガスを同定・定量することができるように、ガス選択性の異なる複数のガスセンサデバイスを容易に集積化することが可能なガスセンサシステムとすることもできる。
本発明に係るガスセンサによる検出対象となるガスは特に限定されない。例えば、屋内外での有毒ガスの検出、呼気に含まれるアルコール、違法薬物などの検出に適用することができる。また、呼気中に含まれる成分を検出して臓器等の診断を行う場合にも適用することも考えられる。
以下に本発明の実施例について説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定的に解釈されるものではない。
[実施例1]
<ガスセンサ用電界効果型デバイス1の作製>
半導体層、ソース・ドレイン電極、絶縁層を備えた基板として、アイスフェトコム社製、研究用ISFETを用いた。各層の構成は以下の通りである。
半導体層:p−Si
ソース・ドレイン電極:n−Si
ゲート絶縁層:SiO、Si、Ta
(ガス吸着層の形成)
Ta層上に、PEG溶液(溶媒:純水、PEG濃度:0.5mg/1mL)を滴下し、80℃で、1時間乾燥させた。これによりTa層上にPEG層(ガス吸着層)を形成した。
(ゲート電極の形成)
ゲート電極として、ガス吸着層上にスパッタリングによってPt層を形成した。スパッタリングの条件は下記の通りである。Pt層の厚みは6nmであった。
−スパッタリング条件−
・ターゲット;Pt
・成膜圧力;チャンバー内圧力1Pa
・成膜温度;室温
・成膜雰囲気;Arガス
上記工程を経て、図8に示すガスセンサ用電界効果型デバイス1を作製した。
<評価>
図9に示す電気回路の評価系の下、ガスセンサ用電界効果型デバイス1をガスフローセル内に配置し、ガスセンサ用電界効果型デバイス1を約60℃付近に温めながら250s毎にガスフローのON、OFFを行い、図9における出力電圧Voutを測定した。また、本ガスセンサ用デバイスの動作に使用される電気回路は図9に示す電気回路に限定されるものではない。
使用した試料ガスの成分及び流量は下記の通りである。なお、デバイスの加温は吸着したガスの脱着を促すためである。
試料ガス:CHOHとNの混合ガス(CHOH濃度:543ppm)
流量:1L/min
図10は、実施例1におけるガスフローと出力電圧の経時変化を示している。図10に示すように、ガスフローをON、すなわち、セル内に試料ガスを供給すると出力電圧が上昇し、ガスフローをOFF、すなわち、セル内への試料ガスの供給を止めると出力電圧が降下する現象が、規則的にかつ安定して繰り返された。
この結果から、ガスセンサ用電界効果型デバイス1を用いることでCHOHを含んだガスとデバイスのガス吸着層が相互作用した際のデバイスの電気的特性変化を検出することでガスを検出できることがわかる。
[実施例2]
<ガスセンサ用電界効果型デバイス2の作製>
実施例1と同様の構成を有するISFETを用意した。
(ガス吸着層の形成)
Ta層上に、下記構造を有するシロキサン化合物溶液(Silicone OV−73、信和化工株式会社、溶媒:トルエン、濃度:0.5mg/1mL)を滴下し、室温で、1時間乾燥させた。これによりTa層上シロキサン化合物層(ガス吸着層)を形成した。
(ゲート電極の形成)
ゲート電極として、実施例1と同様にしてガス吸着層上にスパッタリングによってPt層を形成した。
上記工程を経て、ガスセンサ用電界効果型デバイス2を作製した。
<評価>
図9の電気回路評価系の下で、ガスセンサ用電界効果型デバイス2をガスフローセル内に配置し、ガスセンサ用電界効果型デバイス2を約65℃で温めながら250s毎にガスフローのON、OFFを行い、出力電圧Voutを測定した。また、本ガスセンサ用デバイスの動作に使用される電気回路は図9に示す電気回路に限定されるものではない。
使用した試料ガスの成分及び流量は下記の通りである。なお、デバイスの加温は吸着したガスの脱着を促すためである。
試料ガス:CHOHとNの混合ガス(CHOH濃度:543ppm)
流量:1L/min
ガスセンサ用電界効果型デバイス2を約70℃又は約75℃で温めながら上記と同様にガスフローのON、OFFを行った。
図11は、ガスフローと出力電圧の経時変化を示している。図11に示すように、デバイスの温度に関わらず、セル内に試料ガスを供給すると出力電圧が上昇し、セル内への試料ガスの供給を止めると出力電圧が降下する現象が、規則的にかつ安定して繰り返された。
この結果から、ガスセンサ用電界効果型デバイス2を用いることでCHOHと窒素の混合ガスを検出できることがわかる。
10 半導体層
12D ドレイン電極
12S ソース電極
14 酸化ケイ素膜
16 窒化ケイ素膜
18 酸化タンタル膜
20 ゲート絶縁層
22 ガス吸着層
24 多孔性ゲート電極
30 ディスペンサー
50 支持基板
100 ガスセンサ用電界効果型デバイス

Claims (4)

  1. ガスが透過するゲート電極と、
    前記ゲート電極を透過したガスを選択的に吸着する有機材料及び/又は錯体材料を含むガス吸着層と、
    前記ガス吸着層に対して前記ゲート電極とは反対側に配置されたゲート絶縁層と、
    前記ゲート絶縁層に対して前記ガス吸着層とは反対側で互いに離間して配置されたソース電極及びドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間でチャネルを形成する半導体層と、
    を有するガスセンサ用電界効果型デバイス。
  2. 前記ガス吸着層が、
    前記有機材料として、ポリエチレングリコール、シロキサン系化合物、又は、ポリエチレングリコール若しくはシロキサン系化合物を、ベンゼン環、プロリン、及び二級アミンからなる群より選ばれる機能性官能基によって化学修飾した化合物を含む層、
    前記錯体材料として、金属有機構造体を含む層、又は、
    前記有機材料中に前記錯体材料を分散させた層である請求項1に記載のガスセンサ用電界効果型デバイス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のガスセンサ用電界効果型デバイスを備えたガスセンサ。
  4. 前記ガスセンサ用電界効果型デバイスを複数備え、前記複数のガスセンサ用電界効果型デバイスは、前記ガス吸着層のガス吸着特性及び動作温度の少なくとも一方が互いに異なる請求項3に記載のガスセンサ。
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