JP2017127106A - かご型ロータ及びかご型誘導モータ - Google Patents

かご型ロータ及びかご型誘導モータ Download PDF

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浩司 堀田
Koji Hotta
浩司 堀田
裕紀 藤井
Hironori Fujii
裕紀 藤井
陽一 金子
Yoichi Kaneko
陽一 金子
三戸 信二
Shinji Mito
信二 三戸
猪原 孝之
Takayuki Inohara
孝之 猪原
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Abstract

【課題】高い耐久性と高いモータ効率とを両立させるかご型ロータ及びかご型誘導モータを提供すること。
【解決手段】かご型誘導モータ1において、外周側のモータステータ4により発生する磁束を受けて回転可能に、転がり軸受3により軸支されるかご型ロータ5は、転がり軸受3の外径φooよりも小さな外径φroのロータ外周面51aを有し、ロータ外周面51aにおける回転方向の複数箇所にそれぞれスロット510が開口しているロータコア51と、各スロット510内に収容されており、それぞれ各スロット510の開口510aからロータ外周面51aに露出した状態でロータコア51と一体に回転する複数の導体バー52とを、備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、かご型ロータ及びかご型誘導モータに関する。
従来、かご型誘導モータにおいてかご型ロータは、外周側のモータステータにより発生する磁束を受けて回転可能に、転がり軸受により軸支される。
こうしたかご型ロータとして特許文献1には、ロータ外周面における回転方向の複数箇所にそれぞれスロットが開口しているロータコアを備えたものが、開示されている。この特許文献1に開示のかご型ロータでは、複数の導体バーがそれぞれ対応するスロット内に嵌合されることで、ロータコアと一体に回転可能となっている。
特開2013−51766号公報
さて、特許文献1に開示のかご型ロータでは、転がり軸受の外径よりも大きな外径のロータ外周面を、ロータコアが有している。そのため、特許文献1に開示のかご型ロータの如く各スロット内では、導体バーを開口よりも内周側に収容してロータ外周面には露出しない状態とすることで、それら各スロット内の導体バーに作用する遠心力を低減して、耐久性を高めることが可能となる。しかし、各スロット内の導体バーがロータ外周面に露出しないかご型ロータでは、外周側のモータステータから作用する磁束の一部が、それら各スロット内の導体バーとロータ外周面との間をロータコアにて通過することで損失を生む、所謂漏れ磁束となる。その結果、モータ効率を高めることが困難となってしまう。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高い耐久性と高いモータ効率とを両立させるかご型ロータ及びかご型誘導モータを、提供することにある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。尚、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上述の課題を解決するために開示された第一発明は、
かご型誘導モータ(1)において、外周側のモータステータ(4)により発生する磁束を受けて回転可能に、転がり軸受(3)により軸支されるかご型ロータ(5)であって、
転がり軸受の外径(φoo)よりも小さな外径(φro)のロータ外周面(51a)を有し、ロータ外周面における回転方向の複数箇所にそれぞれスロット(510)が開口しているロータコア(51)と、
各スロット内に収容されており、それぞれ各スロットの開口(510a)からロータ外周面に露出した状態でロータコアと一体に回転する複数の導体バー(52)とを、備える。
また、上述の課題を解決するために開示された第二発明は、
磁束を発生するモータステータ(4)と、
外周側のモータステータにより発生する磁束を受けて回転するかご型ロータ(5)と、
かご型ロータを回転可能に軸支する転がり軸受(3)とを、含んで構成されるかご型誘導モータ(1)であって、
かご型ロータは、
転がり軸受の外径(φoo)よりも小さな外径(φro)のロータ外周面(51a)を有し、ロータ外周面における回転方向の複数箇所にそれぞれスロット(510)が開口しているロータコア(51)と、
各スロット内に収容されており、それぞれ各スロットの開口(510a)からロータ外周面に露出した状態でロータコアと一体に回転する複数の導体バー(52)とを、備える。
このように第一及び第二発明のかご型ロータでは、転がり軸受の外径よりも小さな外径のロータ外周面を、ロータコアが有している。故に、ロータコアにおいて各スロット内の導体バーに作用する遠心力自体を、低減することができる。しかも第一及び第二発明のかご型ロータでは、各スロットの開口から導体バーがロータ外周面に露出した状態となる。故に、外周側のモータステータから作用する磁束を、ロータコアでは各スロット内の導体バーよりも内周側に通過させて、漏れ磁束となるのを抑制することができる。したがって、第一発明及び第二発明によれば、遠心力の低減により耐久性を高めるのと両立させて、漏れ磁束の抑制によりモータ効率を高めることが可能となる。
一実施形態によるかご型誘導モータを示す断面図である。 図1のII−II線断面図に相当する断面模式図である。 図2の一部を拡大して示す断面模式図である。 一実施形態によるかご型ロータのうち導体バー及びエンドリングを形成する金属の特性を説明するための特性表である。 一実施形態によるかご型ロータのうち導体バー及びエンドリングを形成する金属の一例の元素組成を示す特性表である。 一実施形態によるかご型ロータのうち導体バー及びエンドリングを示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態によるかご型誘導モータ1は、車両等に搭載されて、所期の回転トルクを出力する。かご型誘導モータ1は、ハウジング2、転がり軸受3、モータステータ4、かご型ロータ5を含んで構成されている。尚、以下では、かご型ロータ5の周方向に沿う回転方向を、単に回転方向という。
ハウジング2は、金属により中空円筒状に形成されている。ハウジング2は、かご型誘導モータ1の搭載先に固定される。転がり軸受3は、ハウジング2内の軸方向両端部にそれぞれ配置されている。各転がり軸受3は、複数の転動体30を内輪31及び外輪32の間に一列介装してなる、所謂単列ラジアルベアリングである。各転がり軸受3は、本実施形態では特に、相互に実質同一構成の玉軸受となっている。
ここで転動体30は、金属により球状に形成され、内輪31及び外輪32のそれぞれに転がり接触可能に設けられている。内輪31は、金属により円環状に形成され、かご型ロータ5と一体回転可能に設けられている。外輪32は、金属により円環状に形成され、ハウジング2内に固定されている。外輪32は、内輪31のうち最外周部の外径よりも大きな内径を、最内周部に有している。
図1,2に示すようにモータステータ4は、ステータコア40及びステータコイル41を備えている。ステータコア40は、金属により全体として円筒状に形成されている。ここで、本実施形態のステータコア40は、絶縁被膜処理を施された珪素鋼板等の電磁鋼板を略円環状に加工して軸方向に積層することで、形成されている。ステータコア40は、ハウジング2内に固定されている。ステータコア40のうち回転方向において等間隔となる複数箇所(例えば本実施形態では、6箇所)には、内周側へ突出するステータティース400が設けられている。各ステータティース400には、ステータコイル41が巻装されている。ここで本実施形態では、U,V,Wの三相のうちいずれかの相巻線を構成するように、導電性の金属配線が各ステータティース400に分配巻されることで、ステータコイル41を形成している。
図1に示すようにかご型ロータ5は、ハウジング2内のうちモータステータ4の内周側に、同軸上に配置されている。かご型ロータ5は、外周側のモータステータ4により発生する磁束を受けて回転可能となるように、転がり軸受3により軸支されている。具体的にかご型ロータ5は、ロータシャフト50、ロータコア51、導体バー52及びエンドリング53を備えている。ロータシャフト50は、金属により細長円柱状に形成され、転がり軸受3の内輪31に対して一体回転可能に外嵌されている。
図1,2に示すようにロータコア51は、金属により全体として円筒状に形成されている。ここで、本実施形態のロータコア51は、絶縁被膜処理を施された珪素鋼板等の電磁鋼板を略円環状に加工して軸方向に積層することで、形成されている。ロータコア51は、同コア51に一体回転可能に圧入されているロータシャフト50を介すことで、転がり軸受3と同軸上に連繋している。図1に示すようにロータコア51は、転がり軸受3の外輪32のうち最外周部の外径φooよりも小さな外径φroを、最外周部のロータ外周面51aに有している。
図2に示すようにロータコア51のうち回転方向において等間隔となる複数箇所(例えば本実施形態では、12箇所)には、ロータ外周面51aから内周側へ凹むように、スロット510が設けられている。これにより各スロット510は、ロータコア51のロータ外周面51aに開口している。各スロット510は、ロータコア51の軸方向に沿ってストレートに延伸している。各スロット510は、図3に示す如きメインスロット部511及びサブスロット部512を、それぞれロータコア51の軸方向全域に有している。
ここでメインスロット部511は、内周側ほど幅の縮小する略台形孔状に、形成されている。これにより、回転方向に隣り合うメインスロット部511同士は、径方向の任意箇所にて実質一定距離を保って相互に離間している。メインスロット部511において最内周部は、回転方向の中心部を通る径方向軸線Lに対して、垂直に設けられている。これにより、モータステータ4からの磁束の通過阻害が抑制されている。
このようなメインスロット部511の外周側に連続するサブスロット部512は、外周側ほど幅の縮小する略台形孔状に、形成されている。図3に示す縦断面においてサブスロット部512の断面積は、メインスロット部511の断面積よりも小さい。これにより、上述の如く相互間の離間距離が実質一定のメインスロット部511では、後に詳述の如き導体バー52によって埋められる断面積が、可及的に大きく確保されている。尚、図3では、各部511,512の境界が二点鎖線により仮想的に示されている。また、各部511,512の幅とは、メインスロット部511のうち回転方向の中心部を通る径方向軸線Lに対して垂直方向の内法寸法を、意味する。
図1,2に示すように導体バー52は、ロータ外周面51aの複数箇所に開口するスロット510のそれぞれに一つずつ対応するように、複数設けられている。これにより導体バー52の数は、モータステータ4におけるステータティース400の数よりも多くなっている。
各導体バー52は、金属により細長柱状に形成され、ロータコア51の軸方向に沿ってストレートに延伸している。ロータコア51において各導体バー52は、図3に示す如くそれぞれ対応するスロット510の各部511,512を実質完全に埋めることで、当該対応スロット510内に収容されている。これにより各導体バー52は、図1〜3に示すように、それぞれ対応スロット510の開口510aからロータ外周面51aに露出した状態で、ロータコア51と一体に回転可能となっている。ここで、本実施形態における各導体バー52のうち開口510aからの露出面は、ロータ外周面51aに倣った円弧面状に形成されている。また、本実施形態の各導体バー52は、対応スロット510のうち外周側ほど縮幅したサブスロット部512を埋める形状により、外周側への飛び出しを抑制されている。
ロータコア51において各導体バー52は、対応スロット510内にダイカストされている。そのために各導体バー52は、ダイカスト性に優れた軽量且つ導電性の金属として、Al元素を含む金属により、形成されている。ここで、本実施形態の各導体バー52は、Al元素を含む金属の中でも特に、Si含有率が6〜12%のAl−Mg−Si−Fe系合金により、形成されている。こうしたAl−Mg−Si−Fe系合金には、図4に例示するように、純Alよりも高く且つ一般的なダイカスト用Al合金(以下、一般ダイカスト用Al合金という)に近い引張強度と、一般ダイカスト用Al合金よりも高く且つ純Alに近い電気伝導度(即ち、導電率)とが、与えられている。尚、図4は、図5に元素組成を例示したAl−Mg−Si−Fe系合金の引張強度及び電気伝導度を、Al元素の純度が99.00%以上の純Alと、JIS H 5302:2006にADC12として規定された一般ダイカスト用Al合金と比較して、示している。また、図4に示す電気伝導度の単位[%IACS]は、国際的に採択された焼鈍標準軟銅の導電率を100として規定された単位である。
図1,6に示すようにエンドリング53は、かご型ロータ5において両側の軸方向端部を形成するように、一対設けられている。各エンドリング53は、金属により円環状に形成され、全てのスロット510外に配置されている。各エンドリング53は、ロータコア51のうちそれぞれ対応する側の軸方向端部に、同軸上に結合されている。これにより、一方のエンドリング53が各導体バー52の軸方向一端部に共通に電気接続され、且つ他方のエンドリング53が各導体バー52の軸方向他端部に共通に電気接続された状態で、それらリング53がロータコア51と一体回転可能となっている。
各エンドリング53は、全ての導体バー52に対して一体にダイカストされている。そのために各エンドリング53は、各導体バー52と同一の金属により、形成されている。即ち各エンドリング53は、Al元素を含む金属の中でも特に、図4,5に例示の如きSi含有率が6〜12%のAl−Mg−Si−Fe系合金により、形成されている。
ここまで説明した構成のかご型誘導モータ1では、モータステータ4においてステータコイル41が外部回路(図示しない)により通電される。その結果、ステータコイル41が励磁することで発生する磁束は、モータステータ4の各ステータティース400からかご型ロータ5のロータコア51へと作用する。このとき、通電が外部回路によって三相交流に制御されることで、回転方向に回転する合成磁界が形成されて、誘導電流が各導体バー52及び各エンドリング53を流れる。これにより、回転方向の回転トルクがかご型ロータ5に発生して、当該回転トルクがロータシャフト50から出力されることになる。ここで、回転トルクの発生により回転するかご型ロータ5の回転速度(即ち、単位時間当たりの回転数)は、周速で50m/s以上の比較的高い速度に制御される。故に、かご型ロータ5が高速回転する本実施形態では特に、各スロット510内の導体バー52に関して、作用する遠心力の低減や引張強度の増大が重要となっている。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を、以下に説明する。
このように本実施形態のかご型ロータ5では、転がり軸受3の外径φooよりも小さな外径φroのロータ外周面51aを、ロータコア51が有している。故に、ロータコア51において各スロット510内の導体バー52に作用する遠心力自体を、低減することができる。しかも本実施形態のかご型ロータ5では、各スロット510の開口510aから導体バー52がロータ外周面51aに露出した状態となる。故に、外周側のモータステータ4から作用する磁束を、ロータコア51では各スロット510内の導体バー52よりも内周側に通過させて、漏れ磁束となるのを抑制することができる。したがって、本実施形態によれば、遠心力の低減により耐久性を高めるのと両立させて、漏れ磁束の抑制によりモータ効率を高めることが可能となる。
さらに本実施形態によると、モータステータ4における回転方向の複数箇所にそれぞれ設けられてステータコイル41の巻装されるステータティース400の数よりも、導体バー52の数が多いことで、誘導電流を増大させて回転トルクも増大させることができる。故に、そうした回転トルクの増大は、モータ効率を高める上で特に有効となる。
またさらに本実施形態によると、各スロット510外の一対のエンドリング53は、それぞれ各スロット510内の導体バー52と電気接続された状態で、ロータコア51と一体に回転する。ここで各エンドリング53は、各導体バー52と同一の金属により、それら各導体バー52と一体にダイカストされている。故に各エンドリング53は、各導体バー52に対して正確に位置決めされ得る。これによれば、各導体バー52に対する各エンドリング53の位置ずれに起因してかご型ロータ5の回転がアンバランスとなるのを、抑制することができる。故に、そうしたアンバランス下では生じ易い振動が低減されて、かご型ロータ5に許容される最大回転速度(即ち、単位時間当たりの最大回転数)が可及的に増大し得ることから、モータ効率を高めることが可能となる。
加えて本実施形態によると、各導体バー52及び各エンドリング53は、Al元素を含む金属により、一体にダイカストされて軽量となるため、それら要素に作用する遠心力自体を低減させることができる。故に、そうした遠心力の低減は、耐久性を高める上で特に有効となる。
さらに加えて本実施形態によると、Al−Mg−Si−Fe系合金である金属により、一体にダイカストされている各導体バー52及び各エンドリング53では、Si含有率が6〜12%となることで、引張強度と電気伝導度とが可及的に増大し得る。故に、そうした引張強度の増大によれば、耐久性を高める上で特に有効な耐遠心力性を与え、また電気伝導度の増大によれば、モータ効率を高める上で特に有効な低損失性を与えることが可能となる。ここで特に、ロータ外周面51aへの露出によりロータコア51においては最大の遠心力を最外周部に受けることとなる各導体バー52の耐遠心力性であっても、引張強度の増大により確実に与えられ得るのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
変形例1では、導体バー52の数を、ステータティース400の数に対して等しく又は少なく設定してもよい。変形例2では、転がり軸受3として、複列ラジアルベアリングを採用してもよい。
変形例3では、各導体バー52及び各エンドリング53を形成する金属として、Si含有率が6〜12%のAl−Mg−Si−Fe系合金以外の金属を、採用してもよい。具体的に変形例3では、ダイカスト可能な金属であれば、上述した純Al又は一般ダイカスト用Al合金の他、純Cu又はCu合金等を採用してもよい。
変形例4では、少なくとも一方のエンドリング53を、各導体バー52とは別体に形成し、それら各導体バー52に後接合してもよい。ここで変形例4の場合には、各導体バー52を、対応スロット510内にダイカストによって収容させてもよいし、対応スロット510内に嵌合によって収容させてもよい。また、変形例4の場合には、各導体バー52を、少なくとも一方のエンドリング53と同一の金属により形成してもよいし、少なくとも一方のエンドリング53とは異なる金属により形成してもよい。
変形例5では、スロット510の孔形状として、上述した実施形態の孔形状以外を採用してもよい。具体的に変形例5では、サブスロット部512のない孔形状を採用する場合として、ロータ外周面51aに開口した形態へとメインスロット部511を変形させることで、当該メインスロット部511のみの孔形状を採用してもよい。あるいは変形例5では、メインスロット部511のない孔形状を採用する場合として、ロータ外周面51aに開口したサブスロット部512のみの孔形状を採用してもよい。さらに、これらいずれの場合も、また上述した実施形態の場合も変形例5では、スロット部511,512の少なくとも一方の孔形状として、略長方形孔状や略円筒孔状等を採用してもよい。
1 かご型誘導モータ、3 転がり軸受、4 モータステータ、5 かご型ロータ、30 転動体、31 内輪、32 外輪、40 ステータコア、41 ステータコイル、50 ロータシャフト、51 ロータコア、51a ロータ外周面、52 導体バー、53 エンドリング、400 ステータティース、510 スロット、510a 開口、511 メインスロット部、512 サブスロット部、L 径方向軸線、φoo,φro 外径

Claims (6)

  1. かご型誘導モータ(1)において、外周側のモータステータ(4)により発生する磁束を受けて回転可能に、転がり軸受(3)により軸支されるかご型ロータ(5)であって、
    前記転がり軸受の外径(φoo)よりも小さな外径(φro)のロータ外周面(51a)を有し、前記ロータ外周面における回転方向の複数箇所にそれぞれスロット(510)が開口しているロータコア(51)と、
    各前記スロット内に収容されており、それぞれ各前記スロットの開口(510a)から前記ロータ外周面に露出した状態で前記ロータコアと一体に回転する複数の導体バー(52)とを、備えるかご型ロータ。
  2. 前記導体バーの数は、前記モータステータにおける前記回転方向の複数箇所にそれぞれ設けられてステータコイル(41)の巻装されるステータティース(400)の数よりも多い請求項1に記載のかご型ロータ。
  3. 各前記スロット外に配置されており、それぞれ各前記導体バーと電気接続された状態で前記ロータコアと一体に回転する一対のエンドリング(53)を、さらに備え、
    各前記エンドリングは、各前記導体バーと同一の金属により前記導体バーと一体にダイカストされている請求項1又は2に記載のかご型ロータ。
  4. 各前記導体バー及び各前記エンドリングは、Al元素を含む金属により、一体にダイカストされている請求項3に記載のかご型ロータ。
  5. 各前記導体バー及び各前記エンドリングは、Si含有率が6〜12%のAl−Mg−Si−Fe系合金により、一体にダイカストされている請求項4に記載のかご型ロータ。
  6. 磁束を発生するモータステータ(4)と、
    外周側の前記モータステータにより発生する磁束を受けて回転するかご型ロータ(5)と、
    前記かご型ロータを回転可能に軸支する転がり軸受(3)とを、含んで構成されるかご型誘導モータ(1)であって、
    前記かご型ロータは、
    前記転がり軸受の外径(φoo)よりも小さな外径(φro)のロータ外周面(51a)を有し、前記ロータ外周面における回転方向の複数箇所にそれぞれスロット(510)が開口しているロータコア(51)と、
    各前記スロット内に収容されており、それぞれ各前記スロットの開口(510a)から前記ロータ外周面に露出した状態で前記ロータコアと一体に回転する複数の導体バー(52)とを、備えるかご型誘導モータ。
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